JP7299521B2 - 通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラムに関する。
スペクトラム拡散方式を利用した無線通信システムにおいて、無線通信システムに含まれる通信装置と他の通信装置との間で通信を行うためには、通信装置と他の通信装置に同じSF(Spreading Factor)値を設定する必要がある。
また、スペクトラム拡散方式のSF値を、例えば、ノイズレベル、基地局との距離、又は蓄電素子の出力電圧等に基づいて決定する技術が知られている(例えば、特許文献1~3参照)。
特開2000-261366号公報 特開2018-101831号公報 特開2019-29771号公報
例えば、ゲートウェイ等の通信装置が、センサ等の複数の他の通信装置とスペクトラム拡散方式の無線通信で通信する通信システムにおいて、他の通信装置に、他の通信装置の設置状況に応じて異なるSF値を設定したいという要求がある。
しかし、従来の技術では、スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置と通信可能な通信装置が、SF値が異なる複数の他の通信装置と通信を行うことには困難を伴っていた。
本開示は、スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置と通信可能な通信装置において、SF値が異なる複数の他の通信装置と通信を行うことを容易にする。
本開示の第1の態様に係る通信装置は、スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置と通信可能な通信装置であって、複数のSF値を時分割で切り替えながら他の通信装置と通信する。
本開示の第1の態様によれば、スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置と通信可能な通信装置において、SF値が異なる複数の他の通信装置と通信を行うことが容易になる。
本開示の第2の態様は、第1の態様に記載の通信装置であって、前記複数のSF値は、前記通信装置に設定可能なSF値の範囲内の任意の値である。
本開示の第3の態様は、第1又は2の態様に記載の通信装置であって、前記SF値は、前記他の通信装置を設置する設置者が、前記他の通信装置に設定する設定値である。
本開示の第3の態様によれば、ゲートウェイ等の通信装置が、センサ等の複数の他の通信装置とスペクトラム拡散方式の無線通信で通信する通信システムにおいて、他の通信装置に、他の通信装置の設置状況に応じて異なるSF値を設定することができる。
本開示の第4の態様は、第1から3のいずれかの態様に記載の通信装置であって、前記通信装置は、前記SF値ごとに定められた切替タイミングで、前記SF値を切り替えて通信する。
本開示の第5の態様は、第1から4のいずれかの態様に記載の通信装置であって、前記通信装置は、所定の時間間隔で前記SF値を変更して、前記他の通信装置との通信の可否を判定し、前記通信の可否の判定結果に基づいて前記複数のSF値を決定する。
本開示の第6の態様は、第5の態様に記載の通信装置であって、前記通信装置は、電波状況、前記通信の混雑状況、又は前記他の通信装置との間の距離に基づいて前記複数のSF値を変更する。
本開示の第7の態様は、第1から6のいずれかの態様に記載の通信装置であって、前記通信装置は、外部から前記複数のSF値を設定可能である。
本開示の第8の態様は、第1から7のいずれかの態様に記載の通信装置であって、前記通信装置は、所定の時間間隔で前記SF値を変更し、前記他の通信装置と前記通信を行った時刻に基づいて、前記複数のSF値を切り替えるタイミングを決定する。
本開示の第9の態様は、第8の態様に記載の通信装置であって、前記通信装置は、電波状況、又は前記通信の混雑状況に応じて、前記複数のSF値を切り替えるタイミングを変更する。
本開示の第10の態様は、第1から9のいずれかの態様に記載の通信装置であって、前記通信装置は、外部から前記複数のSF値を切り替えるタイミングを設定可能である。
本開示の第11の態様は、第1~10のいずれかの態様に記載の通信装置と、他の通信装置とを含む通信システムであって、前記他の通信装置は、前記他の通信装置に設定された前記SF値で前記通信装置と通信する。
本開示の第12の態様は、第11の態様に記載の通信システムであって、前記他の通信装置は、第1のSF値が設定されている第1の通信装置と、前記第1のSF値とは異なる第2のSF値が設定されている第2の通信装置とを含む。
本開示の第13の態様は、第11又は12の態様委記載の通信システムであって、前記他の通信装置は、設定された送信スケジュールに従って、前記通信装置にデータを送信する。
本開示の第14の態様は、第11~13のいずれかの態様に記載の通信システムであって、前記他の通信装置は、前記通信装置にデータを送信した後に、前記通信装置から応答がない場合、通信異常と判定して前記データを保持し、前記通信異常が解消したときに、前記保持したデータを前記通信装置に再送する。
本開示の第15の態様に係る通信方法は、スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置と通信可能な通信装置が、複数のSF値を時分割で切り替えながら他の通信装置と通信する。
本開示の第16の態様に係るプログラムは、スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置と通信可能な通信装置に、複数のSF値を時分割で切り替えながら他の通信装置と通信させる。
一実施形態に係る通信システムのシステム構成の例を示す図である。 一実施形態に係る処理の概要について説明するための図(1)である。 一実施形態に係る処理の概要について説明するための図(2)である。 一実施形態に係る通信装置のハードウェア構成の例を示す図である。 一実施形態に係る通信システムの機能構成の例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信情報の取得処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る受信情報の取得処理の別の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るSF値の決定処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信装置(親機)の通信処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信装置(子機)の通信処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る受信情報の取得処理の例を示すフローチャート(1)である。 第2の実施形態に係る受信情報の取得処理の例を示すフローチャート(2)である。 第2の実施形態に係る通信装置(子機)の通信処理の例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る通信装置(親機)の通信処理の例を示すフローチャート(1)である。 第3の実施形態に係る通信装置(親機)の通信処理の例を示すフローチャート(2)である。 第3の実施形態に係る通信装置(子機)の通信処理の例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る受信情報の取得処理の例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係るSF値の変更処理の例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る通信装置(子機)の通信処理の例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る通信システムのSF値の変化の例を示す図である。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
<システム構成>
図1は、一実施形態に係る通信システムのシステム構成の例を示す図である。通信システム1は、通信装置(親機)100とスペクトラム拡散方式の無線通信で通信する複数の通信装置110a、110b、110c、・・・と、通信装置(親機)100とを含む。なお、以下の説明において、複数の通信装置110a、110b、110c、・・・のうち、任意の通信装置を示す場合、「通信装置110」を用いる。また、図1に示す通信装置110の数は一例であり、2つ以上の他の数であっても良い。
ここでは、具体的な一例として、通信装置100は、LoRa(登録商標)(Long Range)Privateのゲートウェイであり、他の通信装置110は、LoRa Privateのデバイス(センサ)であるものとして以下の説明を行う。
LoRaは、低消費電力で広域無線通信を実現できるLPWA(Low Power Wide Area)の無線通信の1つであり、無線変調にスペクトラム拡散方式を用いる。LoRaでは、スペクトラム拡散方式の拡散率(SF:Spreading Factor)の設定値(以下、SF値と呼ぶ)の大小により、通信距離と通信速度のトレードオフの関係を設定できる。例えば、SF値をより大きく設定すると、通信速度が遅くなるが、通信距離が長くなる。一方、SF値をより小さく設定すると、通信速度が速くなるが、通信距離が短くなる。LoRaのうち、パブリックなネットワークをLoRa WAN(Wide Area Network)と呼び、プライベートなネットワークをLoRa Privateと呼ぶ。
なお、LoRa、及びLoRa Privateは、本実施形態に係るスペクトラム通信方式の通信システム1の一例である。通信システム1は、LoRa以外のスペクトラム通信方式を適用したシステムであっても良い。
スペクトラム通信方式の通信システム1では、例えば、通信装置100と通信装置110aとの間で通信する場合、通信装置(親機)100と通信装置(子機)110aとに同じSF値を設定することにより、通信が可能となる。
従って、従来の通信システムでは、例えば、複数の通信装置110a、110b、110c、・・・に、異なるSF値を設定する場合、通信装置100に、SF値の設定パターンの数だけ、無線モジュールを搭載している。しかし、この方法では、例えば、SF値の異なる通信装置110の数が増えた場合、通信装置100に無線モジュールを追加することになり、搭載スペースの拡大が必要になる。また、初めから、設定可能な全てのSF値に対応する無線モジュールを通信装置100に搭載しておくことも考えられるが、コストが増加してしまうという問題がある。
このように、従来の技術では、スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置110と通信可能な通信装置100が、SF値が異なる複数の他の通信装置110a、110b、110c、・・・と通信を行うことには困難を伴っていた。
そこで、本実施形態に係る通信装置100は、複数のSF値を時分割で切り替えながら、SF値が異なる複数の他の通信装置110a、110b、110c、・・・と通信する。これにより、通信装置100は、無線モジュールの搭載スペースの拡大、又はコストの増加等を伴わずに、SF値が異なる複数の他の通信装置110a、110b、110c、・・・と通信することができる。
<処理の概要>
図2、3は、一実施形態に係る処理の概要について説明するための図である。図2において、通信装置110a、110b、110cは、例えば、各通信装置を設置する設置者(又は各通信装置を管理する管理者)等によって、それぞれ、SF値が「5」、「8」、「12」に設定されているものとする。また、通信装置110a、110b、110cは、それぞれ、所定の送信タイミングで、データ(例えば、センサデータ等)を送信しているものとする。なお、通信装置100aは、第1の通信装置の一例であり、SF値「5」は、第1のSF値の一例である。また、通信装置100bは、第2の通信装置の一例であり、SF値「8」は、第2のSF値の一例である。
(受信情報の取得処理)
通信装置100は、SF値を所定の時間間隔で切り替えながら、他の通信装置110が送信するデータ(例えば、センサデータ等)を受信する。例えば、図2の状態Aのように、通信装置100のSF値が「5」である期間、通信装置100は、通信装置110aが送信するデータを受信し、受信時刻、SF値、RSSI(Receive Signal Strength Indicator)、及び送信間隔等の情報を、受信情報210aに記憶する。
また、例えば、図2の状態Bのように、通信装置100のSF値が「8」である期間、通信装置100は、通信装置110bが送信するデータを受信し、受信時刻、SF値、RSSI、及び送信間隔等の情報を、受信情報210bに記憶する。同様に、例えば、図2の状態Cのように、通信装置100のSF値が「12」である期間、通信装置100は、通信装置110cが送信するデータを受信し、受信時刻、SF値、RSSI、及び送信間隔等の情報を、受信情報210cに記憶する。
(SF値の決定処理)
また、通信装置100は、取得した受信情報210a~210cに基づいて、通信装置100が時分割で切り替える複数のSF値、及びSF値の切替タイミング等を決定する。
例えば、通信装置100は、図3に示すように、取得した受信情報(例えば、受信情報210a~210c)を、機械学習で学習済のSF値決定モデル301に入力することにより、複数のSF値、及びSF値の切替タイミングを決定する。この場合、例えば、情報処理装置等を用いて、複数の受信情報を説明変数とし、最適なSF値を目的変数(教師データ)とした複数の学習データを用いて、SF値決定モデル301を予め学習しておく。
通信装置100は、決定した複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302に従って、複数のSF値を時分割で切り替えながら、通信装置110a~110cと通信する。ここで、時分割とは、1つの無線モジュールを用いて、複数のSF値を時間的に切り替えながら通信することを示しており、例えば、タイムスライス、又はタイムシェアリング等と呼ばれる。
図3の例では、通信装置100は、時間t0からt1までの期間T5において、SF値を「5」に設定し、時間t1からt2までの期間T8において、SF値を「8」に設定し、時間t2からt3迄の期間T12において、SF値を「12」に設定して通信している。
なお、設定する複数のSF値「5」、「8」、「12」の組合せは、主に、受信情報210a~210cに含まれる「SF値」等によって決定される。また、期間「T5」、「T8」、「T12」は、主に、受信情報210a~210cに含まれる「受信時刻」、及び「送信間隔」等によって決定される。従って、通信装置100は、複数の通信装置110の数が少なく、送信タイミングが重複していないとき等は、SF値決定モデル301によらずに、受信情報210a~210cに基づいて、複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302を決定しても良い。
なお、通信装置110a、110b、110cは、設定されたSF値によって、送信時刻、又は送信間隔等が異なるように制御しても良い。
このように、本実施形態によれば、通信装置100は、複数のSF値を時分割で切り替えながら、SF値が異なる複数の他の通信装置110a、110b、110c、・・・と通信することができる。従って、本実施形態によれば、通信装置100は、無線モジュールの搭載スペースの拡大、又はコストの増加等を伴わずに、SF値が異なる複数の他の通信装置110a、110b、110c、・・・と通信することができる。
以上、本実施形態によれば、スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置と通信可能な通信装置100において、SF値が異なる複数の他の通信装置110と通信を行うことが容易になる。
なお、上記の説明では、通信装置100がゲートウェイ等の親機であり、他の通信装置110a、110b、110c、・・・がセンサ等の子機であるものとして説明を行ったが、これに限られない。例えば、通信装置100は、複数のゲートウェイ等にセンサデータを送信するセンサ等の子機であり、他の通信装置110a、110b、110c、・・・は、通信装置100からセンサデータを受信するゲートウェイ等の親機であっても良い。この場合、センサ等の子機である通信装置100は、1つ無線モジュールを用いて、SF値が異なるゲートウェイ等の親機である他の通信装置110a、110b、110c、・・・にデータを送信することができるようになる。
<ハードウェア構成>
本実施形態に係る通信装置(親機)100、及び通信装置(子機)110は、例えば、図3に示すようなハードウェア構成を有している。
図4は、一実施形態に係る通信装置のハードウェア構成の例を示す図である。通信装置100、及び通信装置110は、例えば、プロセッサ401、メモリ402、ストレージデバイス403、無線モジュール404、出力装置405、入力装置406、及びバス407等を有する。
プロセッサ401は、例えば、ストレージデバイス403、又はメモリ402等の記憶媒体に記憶した所定のプログラムを実行することにより、様々な機能を実現するCPU(Central Processing Unit)等の演算装置である。メモリ402は、例えば、プロセッサ401のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリであるRAM(Random Access Memory)、及びプロセッサ401の起動用のプログラム等を記憶する不揮発性のメモリであるROM(Read Only Memory)等を含む。ストレージデバイス403は、OS(Operating System)、アプリケーション等のプログラム、及び各種のデータ、情報等を記憶する大容量の記憶装置であり、例えば、SSD(Solid State Drive)、又はHDD(Hard Disk Drive)等によって実現される。
無線モジュール404は、例えば、LoRa等のスペクトラム拡散方式の無線通信で、他の通信装置と通信するための無線回路、ベースバンド回路、及び通信制御回路等を含む。出力装置405は、例えば、ディスレイ、スピーカ、LED(Light Emitting Diode)等の外部への出力を行う出力デバイスである。入力装置406は、例えば、タッチパネル、キーボード、又はポインティングデバイス等の外部からの入力を受け付ける入力デバイスである。バス407は、上記の各構成要素に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号、及び各種の制御信号等を伝送する。
<機能構成>
図5は、一実施形態に係る通信システムの機能構成の例を示す図である。
(通信装置100の機能構成)
通信装置(親機)100は、例えば、制御部500、通信部501、及び記憶部502等を有する。
制御部500は、例えば、図4のプロセッサ401等によって実現され、ストレージデバイス403又はメモリ402等の記憶媒体に記憶したプログラムを実行することにより、取得部503、決定部504、切替部505、及び変更部506等を実現している。
取得部503は、通信装置100のSF値を所定の時間間隔で切り替えながら、他の通信装置110a、110b、110cが送信するデータを受信し、受信時刻、SF値、RSSI、及び送信間隔等の受信情報を取得する受信情報の取得処理を実行する。例えば、取得部503は、図2で説明した、受信情報210a、210b、210c等を取得する。
決定部504は、取得部503が取得した受信情報に基づいて、通信装置100が時分割で切り替える複数のSF値、及びSF値の切替タイミング等を決定するSF値の決定処理を実行する。例えば、決定部504は、図3で説明したように、取得部503が取得した受信情報を、学習済のSF値決定モデル301に入力することにより、複数のSF値、及びSF値の切替タイミング302を決定する。
切替部505は、決定部504が決定した複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302に従って、通信部501のSF値を切り替える切替処理を実行する。例えば、切替部505は、図3に示すような、複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302に従って、通信部501に対して、時間t0にSF値「5」を設定し、時間t1にSF値「8」を設定し、時間t2にSF値「12」を設定する。なお、図3の例に限られず、切替部505は、通信装置100に設定可能なSF値の範囲内の任意の値を設定し、切り替えるものであって良い。
変更部506は、例えば、無線通信の混雑状況、又は他の通信装置110a、110b、110c、・・・等との間の距離等に基づいて、他の通信装置100のSF値を変更する変更処理を実行する。なお、変更部506は、オプションであり必須ではない。
なお、図5に示す制御部500の機能構成は一例である。制御部500は、上記の各処理以外にも、例えば、無線チャネルの設定、データの送受信、又は通信装置110の制御等の一般的な通信制御処理も実行する。
通信部501は、例えば、図4の無線モジュール404等によって実現され、制御部500からの制御に従って、例えば、LoRa等のスペクトラム拡散方式の無線通信で、他の通信装置110a、110b、110c、・・・と通信する通信処理を実行する。例えば、通信部501は、制御部500によって設定されたSF値で、通信装置110a、110b、110c、・・・が送信するデータを受信する。
記憶部502は、例えば、図4のストレージデバイス403、又はメモリ402等によって実現され、図3で説明した、SF値決定モデル301等を記憶する。例えば、通信装置100を製造する製造者、又は通信装置100を管理する管理者等は、情報処理装置等を用いて学習済のSF値決定モデル301を、記憶部502に予め記憶しておく。
(通信装置110の機能構成)
通信装置(子機)110は、例えば、制御部510、通信部501、及び記憶部502等を有する。
制御部510は、例えば、図4のプロセッサ401等によって実現され、ストレージデバイス403又はメモリ402等の記憶媒体に記憶したプログラムを実行することにより、設定部514、及び受付部513等を実現している。なお、図5において、通信装置110b、110cは、通信装置110aと同様の機能構成を有しているものとする。
受付部513は、外部からのSF値の設定、又は送信スケジュールの設定等を受け付ける受付処理を実行する。例えば、受付部513は、図4の入力装置406を用いて、設置者等による設定を受け付けても良いし、無線モジュール404を用いて、通信装置(親機)100等から受信する制御情報等により、設定を受け付けても良い。
設定部514は、受付部513が受け付けたSF値、及び送信スケジュール等を通信部511に設定する設定処理を実行する。なお、図5に示す制御部510の機能構成は一例である。制御部510は、上記の受付処理、及び設定処理以外にも、例えば、無線チャネルの設定、データの送受信等の一般的な通信制御処理も実行する。
通信部511は、例えば、図4の無線モジュール404等によって実現され、制御部510からの制御に従って、例えば、LoRa等のスペクトラム拡散方式の無線通信で、通信装置100等と通信する通信処理を実行する。例えば、通信部501は、制御部510によって設定されたSF値、及び送信スケジュールに従って、通信装置100にデータ(例えば、センサデータ等)を送信する。
好ましくは、通信部511(又は制御部510)は、通信装置100にデータを送信した後に、通信装置100から応答がない場合、通信異常と判定してデータを保持し、通信異常が解消したときに、保持したデータを通信装置100に再送する。
記憶部512は、例えば、図4のストレージデバイス403、又はメモリ402等によって実現され、受付部513が受け付けた設定値、及び通信部511が保持するデータ等の様々な情報又はデータを記憶する。
なお、図5に示した通信システム1の機能構成は一例である。例えば、通信装置100の制御部500は、受付部513、又は設定部514等をさらに有していても良い。また、通信装置110の制御部510は、取得部503、決定部504、又は切替部505等をさらに有していても良い。
<処理の流れ>
続いて、本実施形態に係る通信方法の処理の流れについて説明する。
[第1の実施形態]
(受信情報の取得処理1)
図6は、第1の実施形態に係る受信情報の取得処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、図2で説明した、通信装置100が実行する受信情報の取得処理の一例を示している。なお、ここでは、他の通信装置110a、110b、110cに設定可能なSF値が、「5」、「8」、「12」のいずれかである場合の処理の例について説明する。
ステップS601において、通信装置100の取得部503は、通信部501にSF値「5」を設定して所定の時間だけデータを受信し、受信情報を取得する。例えば、取得部503は、図2で説明したように、受信したデータに関する受信時刻、SF値、RSSI(受信レベル)、及び送信間隔等を含む受信情報210aを取得する。
ステップS602において、取得部503は、通信部501にSF値「8」を設定して所定の時間だけデータを受信し、受信情報を取得する。例えば、取得部503は、図2で説明したように、受信したデータに関する受信時刻、SF値、RSSI、及び送信間隔等を含む受信情報210bを取得する。
ステップS603において、取得部503は、通信部501にSF値「12」を設定して所定の時間だけデータを受信し、受信情報を取得する。例えば、取得部503は、図2で説明したように、受信したデータに関する受信時刻、SF値、RSSI、及び送信間隔等を含む受信情報210cを取得する。
ステップS604において、取得部503は、必要な受信情報の量に達したか否かを判断する。例えば、取得部503は、取得した受信情報に、上述した、受信時刻、SF値、RSSI(受信レベル)、及び送信間隔等の必要なデータが含まれているか否かを判断する。必要な受信情報の量に達していない場合、取得部503は、処理をステップS601に戻す。一方、必要な受信情報の量に達している場合、取得部503は、処理をステップS605に移行させる。
ステップS605に移行すると、取得部503は、取得した受信情報(受信情報210a~210c)を、決定部504に通知する。図6の処理により、取得部503は、SF値の決定処理に用いる受信情報を取得することができる。
(受信情報の取得処理2)
図7は、第1の実施形態に係る受信情報の取得処理の別の一例を示すフローチャートである。ここでは、他の通信装置110a、110b、110cに設定されているSF値が、1~N(Nは2以上の整数)の間の任意の値に設定可能である場合の処理の例について説明する。
ステップS701において、通信装置100の取得部503は、変数iを1に初期化して、ステップS702以降の処理を実行する。
ステップS702に移行すると、取得部503は、通信部501にSF値「i」を設定して、所定の時間データを受信する。好ましくは、所定の時間は、例えば、他の通信装置110が送信するデータを、複数回受信できるように、十分に長い時間を設定しておく。
ステップS703において、取得部503は、通信部501がデータを受信したか否かを判断する。データを受信した場合、取得部503は、処理をステップS704に移行させる。一方、データを受信していない場合、取得部503は、処理をステップS705に移行させる。
ステップS704に移行すると、取得部503は、SF値が「i」の場合の受信情報を取得する。
ステップS705に移行すると、取得部503は、iの値が、SF値の最大値Nに達したか否かを判断する。iの値がSF値の最大値Nに達していない場合、取得部503は、処理をステップS706に移行させる。一方、iの値がSF値の最大値Nに達した場合、取得部503は、処理をステップS707に移行させる。
ステップS706に移行すると、取得部503は、iに「1」を加算して、処理をステップS702に戻す。一方、ステップS707に移行すると、取得部503は、取得した受信情報を決定部504に通知する。
図7の処理により、取得部503は、所定の時間間隔でSF値を変更して、他の通信装置110との通信の可否を判定し、通信の可否の判定結果に基づいて、複数のSF値を決定するための受信情報を取得することができる。
(SF値の決定処理)
図8は、第1の実施形態に係るSF値の決定処理の例を示すフローチャートである。この処理は、通信装置100の決定部504が実行するSF値の決定処理の一例を示している。なお、図8に示す処理の開始時点において、通信装置100は、図6、又は図7で説明した、受信情報の取得処理を実行済であるものとする。
ステップS801において、通信装置100の決定部504は、取得部503が取得した受信情報(例えば、受信情報210a~210c)を、記憶部502に記憶した学習済のSF値決定モデル301に入力する。
ステップS802において、決定部504は、学習済のSF値決定モデル301が出力する、複数のSF値の組合せ、及び切替タイミングを通信装置100に適用する。例えば、決定部504は、図3で説明した複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302に示すように、SF値が「5」の時間T5、SF値が「8」の時間T8、及びSF値が「12」の時間「T12」等を決定し、記憶部502等に記憶する。
図8の処理により、決定部504は、取得した受信情報に基づいて、例えば、図3に示すような、複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302を決定することができる。
(通信装置100の通信処理)
図9は、第1の実施形態に係る通信装置(親機)の通信処理の例を示す図である。この処理は、決定部504が決定した、複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302に基づいて、通信装置100が、他の通信装置110a、110b、110c等からデータを受信する処理の一例を示している。
ステップS901において、通信装置100の切替部505は、決定部504が決定した、複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302に基づいて、通信部501にSF値「n」を設定する。例えば、図3に示すような、複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302である場合、切替部505は、通信部501に、SF値「5」を設定する。
ステップS902において、通信部501は、時間Tnの間、SF値nのデータを受信する。例えば、図3に示すような、複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302において、nの値が「5」である場合、通信部501は、時間T5の間、SF値「5」のデータを受信する。また、nの値が「8」である場合、通信部501は、時間T8の間、SF値「8」のデータを受信する。同様に、nの値が「12」である場合、通信部501は、時間T12の間、SF値「12」のデータを受信する。
ステップS903、S904において、通信部501(又は制御部500)は、受信データの内容を確認し、新たな受信フォーマットであるか否かを判断する。新たな受信フォーマットである場合、通信部501は、処理をステップS905に移行させる。一方、新たな受信フォーマットでない場合、通信部501は、処理をステップS907に移行させる。
ステップS905に移行すると、通信部501は、新たなデータの受信を開始する。また、ステップS906において、通信部501(又は制御部500)は、受信フォーマットを保持する。
一方、ステップS907に移行すると、通信部501は、保持した受信フォーマットでデータを受信する。
ステップS908において、切替部505は、決定部504が決定した、複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302に基づいて、通信部501にSF値「n」を更新する。例えば、図3に示すような、複数のSF値の組合せ、及び切替タイミング302であり、現在のSF値が「5」である場合、切替部505は、SF値を「8」に更新する。同様に、現在のSF値が「8」である場合、切替部505はSF値を「12」に更新し、現在のSF値が「12」である場合、切替部505はSF値を「5」に更新する。
図9の処理により、通信装置100は、複数のSF値を時分割で切り替えながら、例えば、他の通信装置110a、110b、110cと通信することができる。
(通信装置110の通信処理)
図10は、第1の実施形態に係る通信装置(子機)の通信処理の例を示す図である。この処理は、通信装置(子機)110が、通信装置(親機)100にデータを送信する処理の一例を示している。なお、通信装置110には、例えば、SF値、及び送信タイミング等の設定値が予め設定されているものとする。
ステップS1001、S1002において、通信装置110の制御部510は、送信タイミングまで待機し、送信タイミングになると、通信部511を用いてデータを送信する。
ステップS1003において、制御部510は、所定の時間内に、データを受信したことを示すACK(Acknowledgement)を通信装置100から受信したか否かを判断する。ACKを受信していない場合、制御部510は、処理をステップS1004に移行させる。一方、ACKを受信した場合、制御部510は、処理をステップS1005に移行させる。
ステップS1004に移行すると、制御部510は、送信データを保持し、処理をステップS1001に戻す。
一方、ステップS1005に移行すると、制御部510は、前回までの未送信データがあるか否かを判断する。未送信データがある場合、制御部510は、処理をステップS1006に移行させる。一方、未送信データがない場合、制御部510は、処理をステップS1001に戻す。
ステップS1006に移行すると、制御部510は、通信部511を用いて、保持している未送信データを送信する。
図10の処理により、通信装置110は、データの送信に失敗した場合、次回以降の送信タイミングで、未送信データを送信することができる。
以上、第1の実施形態によれば、通信装置100は、複数のSF値を時分割で切り替えながら、SF値が異なる複数の他の通信装置110a、110b、110c、・・・と通信する。これにより、通信装置100は、無線モジュールの搭載スペースの拡大、又はコストの増加等を伴わずに、SF値が異なる複数の他の通信装置110a、110b、110c、・・・と通信することができる。
[第2の実施形態]
通信装置100は、無線通信の通信品質、又は他の通信装置110a、110b、110c等との間の距離等に基づいて、他の通信装置110と通信する複数のSF値を変更する機能を有していても良い。
(受信情報の取得処理)
図11、12は、第2の実施形態に係る受信情報の取得処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図2で説明した、通信装置100が実行する受信情報の取得処理の別の一例を示している。なお、図11に示す処理のうち、S601~S605の処理は、図6で説明した、第1の実施形態に係る受信情報の取得処理と同様なので、ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
ステップS604において、必要な受信情報の量に達していないと判断された場合、ステップS1101において、通信装置100の変更部506は、通信部501により受信ができているか否かを判断する。例えば、変更部506は、SF値「5」、「8」、「12」のうち、SF値「5」において、必要な受信情報の量に達していない場合、SF値「5」でデータを受信できているか否かを判断する。
受信ができていない場合、変更部506は、処理をステップS1102に移行させる。一方、受信ができている場合、変更部506は、処理を図12のステップS1201に移行させる。
ステップS1102に移行すると、通信装置100の変更部506は、該当する他の通信装置110(データを受信できていない通信装置110)に、SF値の変更命令を送信することにより、当該通信装置110のSF値をN+1に変更する。ここで、Nは、データを受信できていないSF値である。また,変更部506は、自装置(通信装置100)のSF値をN+1に設定する。
ステップS1103に移行すると、通信装置100の取得部503は、該当する他の通信装置110のログをリセットし、所定の時間、受信情報を取得する。
一方、ステップS1101から、図12のステップS1201に移行すると、通信装置100の変更部506は、必要な受信情報の量に達していないSF値で、所定の期間の到達率、RSSI、又は再送回数等を取得する。
ここで、到達率は、他の通信装置110が送信したデータのうち、通信装置100が受信したデータの割合を示す。従って、到達率が低い場合(閾値以下の場合)、通信品質が悪い(電波状況が悪い、又は通信混雑している)と判断することができる。再送回数は、他の通信装置110が、同じデータを再送した回数を示す。従って、再送回数が多い場合(閾値以上の場合)、通信品質が悪いと判断することができる。RSSIは、受信信号の受信レベル(強度)を示し、値が大きいほど受信レベルが高いことを示す。従って、RSSIの値が低い場合(閾値以下の場合)、他の通信装置110との間の距離が離れていると判断することができる。
ステップS1202において、変更部506は、例えば、到達率が閾値未満、RSSIが閾値未満、及び再送回数が閾値以上であるか否かを判断する。上記の条件を満たす場合、変更部506は、通信品質が悪く、かつ他の通信装置110との間の距離が離れていると判断し、処理をステップS1203に移行させる。一方、上記の要件を満たさない場合、変更部506は、処理をステップS1206に移行させる。
ステップS1203に移行すると、変更部506は、該当する他の通信装置(必要な受信情報の量に達していない通信装置110)に、SF値をN+1に設定するように要求する(変更命令を送信する)。ここで、Nは、現在のSF値である。
ステップS1204において、変更部506は、該当する他の通信装置から、所定の時間内にACKを受信したか否かを判断する。ACKを受信していない場合、変更部506は、処理をステップS1203に戻す。一方、ACKを受信した場合、変更部506は、処理をステップS1205に移行させる。
ステップS1205に移行すると、変更部506は、自装置(通信装置100)のSF値をN+1に設定し、処理を図11のステップS1103に移行させる。ステップS1202~S1205の処理により、変更部506は、通信品質が悪く、他の通信装置110との間の距離が離れている場合、通信装置100、及び他の通信装置110のSF値を、より大きな値に変更することができる。
一方、ステップS1202からステップS1206に移行すると、変更部506は、例えば、到達率が閾値以上、RSSIが閾値以上、及び再送回数が閾値未満であるか否かを判断する。上記の条件を満たす場合、変更部506は、通信品質が良く、かつ他の通信装置110との間の距離が近いと判断し、処理をステップS1207に移行させる。一方、上記の要件を満たさない場合、変更部506は、処理を図11のステップS601に戻す。
ステップS1207に移行すると、変更部506は、該当する他の通信装置(必要な受信情報の量に達していない通信装置110)に、SF値をN-1に設定するように要求する(変更命令を送信する)。ここで、Nは、現在のSF値である。
ステップS1208において、変更部506は、該当する他の通信装置から、所定の時間内にACKを受信したか否かを判断する。ACKを受信していない場合、変更部506は、処理をステップS1207に戻す。一方、ACKを受信した場合、変更部506は、処理をステップS1209に移行させる。
ステップS1209に移行すると、変更部506は、自装置(通信装置100)のSF値をN-1に設定し、処理を図11のステップS1103に移行させる。ステップS1206~S1209の処理により、変更部506は、通信品質が良く、他の通信装置110との間の距離が近い場合、通信装置100、及び他の通信装置110のSF値を、より小さい値に変更することができる。なお、ステップS1206~S1209の処理はオプションであり、必須ではない。
図11、12の処理により、通信装置100は、例えば、電波状況、通信の混雑状況、又は他の通信装置110との間の距離等に基づいて、他の通信装置110に対して、SF値の変更を要求することができる。
(通信装置110の通信処理)
図13は、第2の実施形態に係る通信装置(子機)の通信処理の例を示す図である。この処理は、通信装置(子機)110が、通信装置(親機)100にデータを送信する処理の別の一例を示している。なお、通信装置110には、例えば、SF値、及び送信タイミング等の設定値が予め設定されているものとする。
ステップS1301、S1302において、通信装置110の制御部510は、送信タイミングまで待機し、送信タイミングになると、通信部511を用いてデータを送信する。
ステップS1303において、通信装置110の設定部514は、通信装置100から、SF値の変更命令を受信したか否かを判断する。SF値の変更命令を受信していない場合、設定部514は、処理をステップS1301に戻す。一方、SF値の変更命令を受信している場合、設定部514は、処理をステップS1304に移行させる。
ステップS1304に移行すると、設定部514は、受信したSF値の変更要求に従って、要求されたSF値を通信部511に設定する。また、ステップS1305において、設定部514は、SF値を変更したことを示すACKを通信装置100に送信する。
図11~13の処理により、通信装置100は、無線通信の通信品質、又は他の通信装置110a、110b、110c等との間の距離等に基づいて、他の通信装置110と通信する複数のSF値を変更することができる。
[第3の実施形態]
通信装置100は、通信中に、無線通信の通信品質、又は他の通信装置110a、110b、110c等との間の距離等に基づいて、他の通信装置110と通信する複数のSF値を変更する機能を有していても良い。
(通信装置100の通信処理)
図14、15は、第3の実施形態に係る通信装置(親機)の通信処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図2で説明した、通信装置100が実行する通信処理の別の一例を示している。なお、ここでは、第1の、2の実施形態と同様の処理内容に対する詳細な説明は省略する。
ステップS1401において、通信装置100の変更部506は、通信部501がデータを受信したか否かを判断する。データを受信していない場合、変更部506は、処理をステップS1402に移行させる。一方、データを受信した場合、変更部506は、処理をステップS1405に移行させる。
ステップS1402に移行すると、通信不可カウンタに1を加算する。また、ステップS1403において、変更部506は、通信不可カウンタの値が閾値以上であるか否かを判断する。通信不可カウンタの値が閾値以上である場合、変更部506は、処理をステップS1404に移行させる。一方、通信不可カウンタの値が閾値以上でない場合、変更部506は、処理をステップS1401に戻す。
ステップS1404に移行すると、変更部506は、SF値に1を加算して、処理をステップS1401に戻す。
一方、ステップS1401からステップS1405に移行すると、変更部506は、通信不可カウンタをリセットする。また、ステップS1406において、通信装置100は、例えば、図9のステップS904~S907に示すような、データ受信処理を実行し、処理を図15のステップS1501に移行させる。
ステップS1501に移行すると、通信装置100の変更部506は、所定の期間の到達率、RSSI、又は再送回数等を取得する。
ステップS1502において、変更部506は、例えば、到達率が閾値未満、RSSIが閾値未満、及び再送回数が閾値以上であるか否かを判断する。上記の条件を満たす場合、変更部506は、処理をステップS1503に移行させる。一方、上記の要件を満たさない場合、変更部506は、処理をステップS1506に移行させる。
ステップS1503に移行すると、変更部506は、該当する他の通信装置に、SF値をN+1に設定するように要求する(変更命令を送信する)。ここで、Nは、現在のSF値である。
ステップS1504において、変更部506は、該当する他の通信装置から、所定の時間内にACKを受信したか否かを判断する。ACKを受信していない場合、変更部506は、処理をステップS1503に戻す。一方、ACKを受信した場合、変更部506は、処理をステップS1505に移行させる。
ステップS1505に移行すると、変更部506は、自装置(通信装置100)のSF値をN+1に設定する。また、通信装置110a、110b、110cが、設定されたSF値によって、送信タイミングが異なる場合、変更後のSF値に合わせて受信タイミングを変更する。ステップS1505の処理を終了後、変更部506は、処理を図14のステップS1401に戻す。
一方、ステップS1502からステップS1506に移行すると、変更部506は、例えば、到達率が閾値以上、RSSIが閾値以上、及び再送回数が閾値未満であるか否かを判断する。上記の条件を満たす場合、変更部506は、処理をステップS1507に移行させる。一方、上記の要件を満たさない場合、変更部506は、処理を図14のステップS1401に戻す。
ステップS1507に移行すると、変更部506は、該当する他の通信装置に、SF値をN-1に設定するように要求する(変更命令を送信する)。ここで、Nは、現在のSF値である。
ステップS1508において、変更部506は、該当する他の通信装置から、所定の時間内にACKを受信したか否かを判断する。ACKを受信していない場合、変更部506は、処理をステップS1507に戻す。一方、ACKを受信した場合、変更部506は、処理をステップS1509に移行させる。
ステップS1509に移行すると、変更部506は、自装置(通信装置100)のSF値をN-1に設定する。また、通信装置110a、110b、110cが、設定されたSF値によって、送信タイミングが異なる場合、変更後のSF値に合わせて受信タイミングを変更する。ステップS1509の処理を終了後、変更部506は、処理を図14のステップS1401に戻す。
図15の処理により、通信装置100は、例えば、電波状況、通信の混雑状況、又は他の通信装置110との間の距離等に基づいて、SF値、及びSF値を切り替えるタイミング等を変更することができる。
(通信装置110の通信処理)
図16は、第3の実施形態に係る通信装置(子機)の通信処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図14、15で説明した通信装置(親機)100の通信処理に対応する、通信装置(子機)110の通信処理の例を示している。なお、ここでは、第1、2の実施形態と同様の処理内容に対する詳細な説明は省略する。
ステップS1601、S1602において、通信装置110の制御部510は、送信タイミングまで待機し、送信タイミングになると、通信部511を用いてデータを送信する。
ステップS1603において、制御部510は、所定の時間内に、データを受信したことを示すACKを通信装置100から受信したか否かを判断する。ACKを受信していない場合、制御部510は、処理をステップS1604に移行させる。一方、ACKを受信した場合、制御部510は、処理をステップS1609に移行させる。
ステップS1004に移行すると、制御部510は、送信データを保持する。また、ステップS1606において、制御部510は、送信不可カウンタに1を加算する。
ステップS1607において、制御部510は、通信不可カウンタの値が閾値以上であるか否かを判断する。通信不可カウンタの値が閾値以上である場合、制御部510は、処理をステップS1608に移行させる。一方、通信不可カウンタの値が閾値以上でない場合、変更部506は、処理をステップS1601に戻す。
ステップS1608に移行すると、制御部510は、自装置(通信装置110)のSF値に1を加算する。
一方、ステップS1603からステップS1609に移行すると、制御部510は、送信不可カウンタをリセットする。
ステップS1610において、制御部510は、前回までの未送信データがあるか否かを判断する。未送信データがある場合、制御部510は、処理をステップS1611に移行させる。一方、未送信データがない場合、制御部510は、処理をステップS1601に戻す。
ステップS1611に移行すると、制御部510は、通信部511を用いて、保持している未送信データを送信し、処理をステップS1601に戻す。
また、通信装置110は、通信装置100から制御情報を受信した場合、ステップS1621、S1622の処理を実行する。ステップS1621において、通信装置110の通信部511が制御情報を受信すると、制御部510は、ステップS1622の処理を実行する。
ステップS1622において、制御部510は、受信した制御情報が、SF値の変更命令であるか否かを判断する。SF値の変更命令である場合、制御部510は、処理をステップS1608に移行させる。一方、SF値の変更命令でない場合、制御部510は、例えば、処理をステップS1601に戻す。或いは、制御部510は、受信した制御情報に対応する処理を実行しても良い。
図14の処理により、通信システム1は、例えば、電波状況、通信の混雑状況、又は他の通信装置110との間の距離等に基づいて、SF値、及びSF値を切り替えるタイミング等を変更することができる。
[第4の実施形態]
(受信情報の取得処理)
図17は、第4の実施形態に係る受信情報の取得処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図2で説明した、通信装置100が実行する受信情報の取得処理の別の一例を示している。なお、ここでは、第1~3の実施形態と同様の処理内容に対する詳細な説明は省略する。
ステップS1701において、通信装置100の取得部503は、通信部501にSF値「12」を設定する。
ステップS1702において、通信部501は、設定されたSF値で所定の時間データを受信する。
ステップS1703において、取得部503は、通信部501がデータを受信できたか否かを判断する。データを受信できた場合、取得部503は、処理をステップS1704に移行させる。一方、データを受信できない場合、取得部503は、処理をステップS1706に移行させる。
ステップS1704に移行すると、取得部503は、受信したデータが、所定のデータ量に達したか否かを判断する。所定のデータ量に達していない場合、取得部503は、処理をステップS1702に戻す。一方、所定のデータ量に達した場合、取得部503は、処理をステップS1705に移行させる。
ステップS1705に移行すると、取得部503は、図18に示すような、SF値の変更処理を実行する。
図18は、第4の実施形態に係るSF値の変更処理の例を示すフローチャートである。ステップS1801において、通信装置100の変更部506は、所定の期間の到達率、RSSI、又は再送回数等を取得する。
ステップS1802において、変更部506は、例えば、到達率が閾値以上、RSSIが閾値以上、及び再送回数が閾値未満であるか否かを判断する。上記の条件を満たさない場合、変更部506は、処理をステップS1803に移行させる。一方、上記の条件を満たす場合、変更部506は、処理をステップS1806に移行させる。
ステップS1803に移行すると、変更部506は、該当する他の通信装置に、SF値をN+1に設定するように要求する(変更命令を送信する)。ここで、Nは、現在のSF値である。
ステップS1804において、変更部506は、該当する他の通信装置から、所定の時間内にACKを受信したか否かを判断する。ACKを受信していない場合、変更部506は、処理をステップS1803に戻す。一方、ACKを受信した場合、変更部506は、処理をステップS1805に移行させる。
ステップS1805に移行すると、変更部506は、自装置(通信装置100)のSF値をN+1に設定する。ただし、現在のSF値が12である場合、変更部506は、SF値を12のまま維持する。
一方、ステップS1802からステップS1806に移行すると、変更部506は該当する他の通信装置に、SF値をN-1に設定するように要求する(変更命令を送信する)。ここで、Nは、現在のSF値である。
ステップS1807において、変更部506は、該当する他の通信装置から、所定の時間内にACKを受信したか否かを判断する。ACKを受信していない場合、変更部506は、処理をステップS1806に戻す。一方、ACKを受信した場合、変更部506は、処理をステップS1808に移行させる。
ステップS1808に移行すると、変更部506は、自装置(通信装置100)のSF値をN-1に設定して、処理を図17のステップS1702に戻す。
ここで、図17に戻り、受信情報の取得処理のフローチャートの説明を続ける。図17のステップS1703からステップS1706に移行すると、取得部503は、送信不可カウンタに1を加算する。
ステップS1707において、取得部503は、通信不可カウンタの値が閾値以上であるか否かを判断する。通信不可カウンタの値が閾値以上でない場合、取得部503は、処理をステップS1702に戻す。一方、通信不可カウンタの値が閾値以上である場合、取得部503は、処理をステップS1705に移行させる。
ステップS1708に移行すると、取得部503は、自装置(通信装置100)のSF値に1を加算する。ただし、現在のSF値が「12」である場合、現在のSF値「12」を維持する。
ステップS1709に移行すると、取得部503は、SF値を所定の時間ごとに切り替えて受信情報を取得する。
ステップS1710において、取得部503は、必要な受信情報の量に達したか否かを判断する。必要な受信情報の量に達していない場合、取得部503は、処理をステップS1709に戻す。一方、必要な受信情報の量に達している場合、取得部503は、処理をステップS1711に移行させる。
ステップS1711に移行すると、取得部503は、取得した受信情報を決定部504に通知する。
(通信装置110の通信処理)
図19は、第4の実施形態に係る通信装置(子機)の通信処理の例を示すフローチャートである。なお、図19に示す処理のうち、ステップS1601~1606、S1609~S1611、S1621の処理は、図16で説明した第3の実施形態に係る通信装置(子機)の通信処理と同様なので、ここでは、第3の実施形態との相違点を中心に説明する。
ステップS1901において、通信装置110の制御部510は、通信不可カウンタの値が閾値以上であるか否かを判断する。通信不可カウンタの値が閾値以上である場合、制御部510は、処理をステップS1902に移行させる。一方、通信不可カウンタの値が閾値以上でない場合、変更部506は、処理をステップS1601に戻す。
ステップS1902に移行すると、制御部510は、自装置(通信装置110)のSF値に1を加算する。ただし、自装置のSF値が「12」である場合、制御部510は、SF値「12」を維持する。
また、ステップS1621において、制御情報を受信した場合、ステップS1911において、制御部510は、受信した制御情報が、SF値の変更命令であるか否かを判断する。受信した制御情報がSF値の変更命令である場合、制御部510は、処理をステップS1912に移行させる。一方、受信した制御情報がSF値の変更命令でない場合、制御部510は、処理をステップS1601に戻す。
ステップS1912に移行すると、制御部510は、SF値の変更命令に従って、自装置(通信装置110)のSF値を変更する。ただし、自装置のSF値が「12」であるときに、SF値に1を加算する変更命令を受け付けた場合、制御部510は、SF値の加算を行わない。
以上、第4の実施形態によれば、通信システム1は、例えば、電波状況、通信の混雑状況、又は他の通信装置110との間の距離等に基づいて、SF値、及びSF値を切り替えるタイミング等を変更することができる。
以上、本開示の各実施形態によれば、スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置110と通信可能な通信装置100において、SF値が異なる複数の他の通信装置110と通信を行うことが容易になる。
また、第2~4の実施形態によれば、通信システム1は、例えば、電波状況、通信の混雑度、又は他の通信装置110との間の距離等の通信環境が変化に応じて、通信装置100、及び通信装置110のSF値を変更することができる。
(SF値の変化の例)
図20は、一実施形態に係る通信システムのSF値の変化の例を示す図である。図20において、通信装置100は、時間t0~t1の期間、SF値「5」でデータを受信し、時間t1~t2の期間、SF値「8」でデータを受信し、時間t2~t3の期間、SF値「11」でデータ受信しているものとする。
また、例えば、時間t1~t2の期間において、通信装置100がデータの受信に失敗し、通信不可カウンタが閾値を超過したものとする。この場合、通信装置100は、時間t4~t5の期間において、SF値を「8」から「9」に変更する。
一方、SF値「8」で、所定の時間間隔でデータを送信していた通信装置110bも、いずれかのタイミングで、送信不可カウンタが閾値を超過すると、SF値を「8」から「9」に変更する。これにより、図20の例では、時間t4~t5の期間において、通信装置100、及び通信装置110のSF値が、いずれも「9」となり、通信装置100は、通信装置110bが送信するデータを受信することができるようになる。
また、別の一例として、時間t5~t6の期間において、通信装置100は、SF値「11」のデータの到達率が低いため、SF値「11」で、SF値「12」への変更命令を送信するものとする。
この場合、SF値「11」で、所定の時間間隔でデータを送信していた通信装置110cは、通信装置100から、SF値「12」への変更命令を受信すると、例えば、次の送信タイミングから、SF値を「12」に変更してデータを送信する。これにより、例えば、時間t6~t7の期間において、通信装置100は、SF値「12」で、通信装置110cが送信するデータを受信できるようになる。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 通信システム
100 通信装置
110 通信装置(他の通信装置)
110a 通信装置(第1の通信装置の一例)
110b 通信装置(第2の通信装置の一例)
500 制御部
501 通信部
502 記憶部
503 取得部
504 決定部
505 切替部
506 変更部
510 制御部
511 通信部
513 受付部
514 設定部

Claims (18)

  1. スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置と通信可能な通信装置であって、
    設定された一のSF値で前記他の通信装置が送信するデータを受信可能な通信部と、
    複数のSF値の組合せ、及び前記複数のSF値の切り替えタイミングに従って、前記一のSF値を切り替える制御部と、
    を有する、通信装置。
  2. 前記制御部は、
    前記一のSF値を所定の時間間隔で切り替えながら、他の通信装置が送信するデータを受信し、受信時刻、及びSF値を含む受信情報を取得し、
    前記取得した受信情報に基づいて、前記複数のSF値の組合せ、及び前記複数のSF値の切り替えタイミングを決定する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、複数の受信情報を用いて予め機械学習した決定モデルに、前記取得した受信情報を入力して、前記複数のSF値の組合せ、及び前記複数のSF値の切り替えタイミングを決定する、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記複数のSF値は、前記通信装置に設定可能なSF値の範囲内の任意の値である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記他の通信装置のSF値は、前記他の通信装置を設置する設置者が、前記他の通信装置に設定する設定値である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、前記複数のSF値ごとに定められた切り替えタイミングで、前記一のSF値を切り替えて通信する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記通信装置は、
    所定の時間間隔で前記一のSF値を変更して、前記他の通信装置との通信の可否を判定し、
    前記通信の可否の判定結果に基づいて前記複数のSF値を決定する、
    請求項に記載の通信装置。
  8. 前記通信装置は、電波状況、前記通信の混雑状況、又は前記他の通信装置との間の距離に基づいて前記複数のSF値を変更する、請求項に記載の通信装置。
  9. 前記通信装置は、外部から前記複数のSF値を設定可能である、請求項に記載の通信装置。
  10. 前記通信装置は、所定の時間間隔で前記一のSF値を変更し、前記他の通信装置と前記通信を行った時刻に基づいて、前記複数のSF値を切り替えるタイミングを決定する、請求項に記載の通信装置。
  11. 前記通信装置は、電波状況、又は前記通信の混雑状況に応じて、前記複数のSF値を切り替えるタイミングを変更する、請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記通信装置は、外部から前記複数のSF値を切り替えるタイミングを設定可能である、請求項に記載の通信装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の通信装置と、他の通信装置とを含む通信システムであって、
    前記他の通信装置は、前記他の通信装置に設定された前記SF値で前記通信装置と通信する、通信システム。
  14. 前記他の通信装置は、第1のSF値が設定されている第1の通信装置と、前記第1のSF値とは異なる第2のSF値が設定されている第2の通信装置とを含む、請求項13に記載の通信システム。
  15. 前記他の通信装置は、設定された送信スケジュールに従って、前記通信装置にデータを送信する、請求項13又は14に記載の通信システム。
  16. 前記他の通信装置は、
    前記通信装置にデータを送信した後に、前記通信装置から応答がない場合、通信異常と判定して前記データを保持し、
    前記通信異常が解消したときに、前記保持したデータを前記通信装置に再送する、
    請求項13乃至15のいずれか一項に記載の通信システム。
  17. スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置と通信可能な通信装置であって、設定された一のSF値で前記他の通信装置が送信するデータを受信可能な通信部を有する通信装置が、
    複数のSF値の組合せ、及び前記複数のSF値の切り替えタイミングに従って、前記一のSF値を切り替える、
    通信方法。
  18. スペクトラム拡散方式のSF値が同一の他の通信装置と通信可能な通信装置であって、設定された一のSF値で前記他の通信装置が送信するデータを受信可能な通信部を有する通信装置に、
    複数のSF値の組合せ、及び前記複数のSF値の切り替えタイミングに従って、前記一のSF値を切り替える処理を実行させる、
    プログラム。
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