JP7298299B2 - 表示入力装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチスクリーンを備える表示入力装置および画像形成装置に関する。
画像形成装置は、表示入力装置を備える。表示入力装置は、ユーザーから操作を受け付ける。表示入力装置には、タッチスクリーンが設けられたものがある。タッチスクリーンは、タッチパネルを含む。ユーザーはタッチスクリーンに対して操作を行うとき、タッチパネルに対して接触体(たとえば、ユーザーの指)を接触させる。
画像形成装置に設置される表示入力装置のタッチスクリーンとして、静電容量型のタッチパネルを含むタッチスクリーンが用いられる場合がある。たとえば、静電容量型のタッチパネルの一例が特許文献1に開示されている。
特開2018-139436号公報
従来の表示入力装置は、タッチパネルのキャリブレーションを行う。タッチパネルのキャリブレーションでは、たとえば、ベースラインの補正が行われる。タッチパネルのキャリブレーションは、表示入力装置の起動時に行われる。また、表示入力装置の起動中、定期的に、タッチパネルのキャリブレーションが行われる。
ここで、タッチパネルのキャリブレーションは、表示入力装置の周囲にユーザーが存在しないときに開始されるのが好ましい。なぜなら、キャリブレーションの実行中にユーザーがタッチパネルに触れると、キャリブレーションを精度良く行うことができないためである。
しかし、タッチパネルのキャリブレーションの開始時点で装置周囲にユーザーが存在しなかったとしても、以降にユーザーが表示入力装置に近づき、キャリブレーションの実行中にユーザーがタッチパネルに触れる場合がある。キャリブレーションの実行中にユーザーがタッチパネルに触れると、ベースラインが誤った値に設定される。
ベースラインが誤っている場合には、タッチパネルに対してタッチ操作を行っても、タッチ操作が検知されないという不都合が生じる。また、タッチパネルに対してタッチ操作を行っていないにもかかわらず、タッチ操作が検知されるという不都合が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、タッチパネルのキャリブレーションが必要か否かを判断し、必要と判断した場合にタッチパネルのキャリブレーションを自動的に行う表示入力装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の局面による表示入力装置は、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを含むタッチスクリーンと、タッチパネルに対する接触体の接触位置、タッチパネルに対する接触体の接触サイズおよびタッチパネルに対する接触体の接触圧力を検知し、接触位置、接触サイズおよび接触圧力に基づき、タッチパネルのキャリブレーションが必要か否かを判断し、キャリブレーションが必要と判断した場合にキャリブレーションを行う制御部と、を備える。
本発明の第2の局面による画像形成装置は、上記表示入力装置を備える。
本発明では、タッチパネルのキャリブレーションが必要か否かを判断し、必要と判断した場合にタッチパネルのキャリブレーションを自動的に行う表示入力装置および画像形成装置を提供することができる。
第1実施形態による操作パネルを備えた画像形成装置の構成を示す図 第1実施形態による操作パネルの構成を示す図 第1実施形態のキャリブレーション判断処理の流れを示すフローチャート 第2実施形態のキャリブレーション判断処理の流れを示すフローチャート
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態の画像形成装置100は、画像読取部1および印刷部2を備える。画像読取部1は、原稿を読み取って原稿の画像データを生成する。印刷部2は、画像データ(たとえば、画像読取部1による原稿の読み取りによって得られた原稿の画像データ)に基づく画像を用紙に印刷する。
また、画像形成装置100は、図2に示すような操作パネル3を備える。操作パネル3は、「表示入力装置」に相当する。
操作パネル3は、タッチスクリーン30を備える。タッチスクリーン30は、タッチ操作を受け付ける操作面30Sを有する。ユーザーはタッチスクリーン30に対して操作を行うとき、操作面30Sに接触体を接触させる。たとえば、ユーザーの指が接触体になり得る。
タッチスクリーン30は、表示パネル301およびタッチパネル302を備える。表示パネル301は、液晶表示パネルであってもよいし有機EL表示パネルであってもよい。タッチパネル302は、静電容量方式のタッチパネルである。タッチパネル302は、表示パネル301の表面上に配置される。タッチパネル302の表面(表示パネル301側とは反対側の面)が操作面30Sとなる。ユーザーが操作面30Sに接触体を接触させると、タッチパネル302のうち接触体が接触した位置の静電容量が変化する。
なお、操作パネル3は、画像形成装置100の本体に設けられた回動軸に対して回動可能に支持される。操作パネル3を回動させることにより、操作面30Sの水平方向に対する傾きを変えることができる。
図1に戻り、画像形成装置100は、主制御部110を備える。主制御部110は、画像形成装置100の全体制御を行う。また、主制御部110は、画像読取部1の読取動作を制御するとともに、印刷部2の印刷動作を制御する。
操作パネル3は、パネル制御部31およびパネル記憶部32を備える。パネル制御部31は、「制御部」に相当する。パネル記憶部32は、「記憶部」に相当する。パネル制御部31は、CPUを含む。パネル記憶部32は、ROMおよびRAMを含む。パネル制御部31は、パネル記憶部32からの情報の読み出しおよびパネル記憶部32への情報の書き込みを行う。
パネル制御部31は、主制御部110から指示を受け、表示パネル301の表示動作を制御する。表示パネル301に表示する画面の表示データはパネル記憶部32に記憶される。また、パネル制御部31は、タッチスクリーン30の出力信号に基づき、タッチパネル302に対するタッチ操作の有無(タッチパネル302に接触体が接触しているか否か)を検知する。パネル制御部31は、タッチパネル302に対してどのようなタッチ操作が行われたかを主制御部110に通知する。
タッチスクリーン30は、ICチップ300を備える。ICチップ300は、タッチパネル302に対する接触体の接触位置(X軸方向の座標値およびY軸方向の座標値)を一定周期で検知する。言い換えると、ICチップ300は、タッチパネル302に対するタッチ操作の操作位置を一定周期で検知する。ICチップ300は、検知した接触位置(操作位置)を示す接触位置信号をパネル制御部31に出力する。静電容量とベースラインとの差(以下、静電容量レベルと称する)が予め定められた閾値以上となった位置を示す信号が接触位置信号としてICチップ300からパネル制御部31に出力される。パネル制御部31は、接触位置信号に基づき、タッチパネル302に対する接触体の接触の有無を検知する。また、パネル制御部31は、接触位置信号に基づき、タッチパネル302に対する接触体の接触位置を検知する。
ICチップ300は、タッチパネル302に対する接触体の接触サイズ(タッチパネル302のうち接触体が接触している領域の大きさ)も一定周期で検知する。ユーザーがタッチパネル302に対して指を接触させた場合にはユーザーの指サイズが検知される。ICチップ300は、検知した接触サイズを示す接触サイズ信号をパネル制御部31に出力する。たとえば、接触位置を中心とする領域のX軸方向のサイズ(長さ)およびY軸方向のサイズ(長さ)が接触サイズとして検知される。ICチップ300に所定のプログラムを実行させることにより、タッチパネル302に対する接触体の接触サイズをICチップ300に検知させることができる。パネル制御部31は、接触サイズ信号に基づき、タッチパネル302に対する接触体の接触サイズを検知する。
また、タッチスクリーン30は、圧力センサー303を備える。圧力センサー303の種類は特に限定されない。たとえば、圧力センサー303は静電容量型である。ICチップ300は、圧力センサー303の出力値に基づき、タッチパネル302に対する接触体の接触圧力(押圧力)を一定周期で検知する。ICチップ300は、検知した接触圧力を示す接触圧力信号をパネル制御部31に出力する。パネル制御部31は、接触圧力信号に基づき、タッチパネル302に対する接触体の接触圧力を検知する。
ここで、パネル制御部31には、人感センサー6が接続される。人感センサー6は、画像形成装置100の周囲(人感センサー6の検知範囲)における人の存在を検知するためのセンサーである。人感センサー6は、たとえば、操作パネル3に設置される。画像形成装置100の本体に人感センサー6が設置されてもよい。
人感センサー6は、人感センサー6の検知範囲に人が入っていないとき、人が存在しないことを示す値を出力する。一方で、人感センサー6は、人感センサー6の検知範囲に人が入ると、人が存在することを示す値を出力する。人感センサー6の種類は特に限定されない。たとえば、超音波センサーを人感センサー6として用いてもよい。赤外線センサーを人感センサー6として用いてもよい。
パネル制御部31は、人感センサー6の出力値を監視する。パネル制御部31は、人感センサー6から人が存在することを示す値が出力されると、画像形成装置100の周囲に人が存在することを検知する。一方で、パネル制御部31は、人感センサー6から人が存在しないことを示す値が出力されると、画像形成装置100の周囲に人が存在しないことを検知する。
また、パネル制御部31には、傾きセンサー7が接続される。傾きセンサー7は、操作面30Sの水平方向に対する傾き角度を検知するためのセンサーである。傾きセンサー7は、光センサーを含み、画像形成装置100の本体に設置される。
傾きセンサー7は、操作パネル3が回動することで出力値を変化させる。すなわち、傾きセンサー7は、操作面30Sの水平方向に対する傾き角度に応じた値を出力する。たとえば、操作パネル3の回動と共に移動するアクチュエータを操作パネル3に設置し、当該アクチュエータを傾きセンサー7の検知対象としてもよい。
また、パネル制御部31には、カメラ8が接続される。カメラ8による撮影で得られた撮影データはパネル制御部31に出力される。カメラ8は、操作パネル3を操作しているユーザーの顔を撮影することが可能な位置に設置される。たとえば、カメラ8は、操作パネル3に設置される。これにより、操作パネル3を操作しているユーザーの顔をカメラ8で撮影することができる。なお、第1実施形態では、カメラ8を省略してもよい。
ここで、パネル制御部31は、タッチパネル302のキャリブレーションを行う。タッチパネル302のキャリブレーションでは、ベースラインの補正が行われる。ベースラインは、タッチパネル302に接触体が接触していない状態(タッチパネル302に対してタッチ操作が行われていない状態)での静電容量値を示すものである。ベースラインはパネル記憶部32に記憶される。パネル制御部31は、タッチパネル302のキャリブレーションを行うとき、タッチパネル302に接触体が接触していない状態での静電容量値を検知する。そして、パネル制御部31は、検知した静電容量値に基づき、パネル記憶部32に記憶された既存のベースラインを補正する。
パネル制御部31は、画像形成装置100の主電源が投入されると起動する。パネル制御部31は、起動すると、タッチパネル302のキャリブレーションを行う。また、パネル制御部31は、定期的に、タッチパネル302のキャリブレーションを行う。なお、キャリブレーション実行指示を操作パネル3がユーザーから受け付けてもよい。パネル制御部31は、キャリブレーション実行指示を操作パネル3が受け付けると、タッチパネル302のキャリブレーションを行う。
ここで、ベースラインが誤っている場合がある。ベースラインが誤っていると、タッチパネル302に対してタッチ操作を行っても、タッチ操作が検知されないという不都合が生じる。また、タッチパネル302に対してタッチ操作を行っていないにもかかわらず、タッチ操作が検知されるという不都合が生じる。このような不都合は、たとえば、タッチパネル302に接触体が接触している状態でキャリブレーションが行われることによって生じる。ベースラインが誤っている場合には、タッチパネル302のキャリブレーションが必要である。
そこで、パネル制御部31は、キャリブレーション判断処理(タッチパネル302のキャリブレーションが必要か否かを判断する処理)を行う。キャリブレーションが必要とパネル制御部31が判断した場合、タッチパネル302のキャリブレーションが自動的に行われる。なお、キャリブレーションが必要とパネル制御部31が判断した場合、タッチパネル302のキャリブレーションが必要である旨をユーザーに対して報知してもよい。キャリブレーションが必要である旨の報知は操作パネル3が行う。操作パネル3は、キャリブレーションが必要である旨のメッセージを表示する。
以下に、図3に示すフローチャートを参照し、第1実施形態のキャリブレーション判断処理の流れについて説明する。たとえば、パネル制御部31は、キャリブレーション判断処理を所定期間ごとに開始する。
ステップS1において、パネル制御部31は、タッチスクリーン30から接触位置信号が出力されているか否かを判断する。タッチスクリーン30から接触位置信号が出力されているとパネル制御部31が判断した場合には、ステップS2に移行する。
なお、ベースラインが誤っていない場合、ユーザーがタッチパネル302に対して接触体を接触させていなければタッチスクリーン30からは接触位置信号が出力されず、ユーザーがタッチパネル302に対して接触体を接触させるとタッチスクリーン30から接触位置信号が出力される。しかし、ベースラインが誤っている場合、ユーザーがタッチパネル302に対して接触体を接触させていなくても、タッチスクリーン30から接触位置信号が出力される場合がある。また、ユーザーがタッチパネル302に対して接触体を接触させていても、タッチスクリーン30から接触位置信号が出力されない場合がある。
ステップS2に移行すると、パネル制御部31は、接触位置信号に基づき、接触位置のバラツキを検知する。また、パネル制御部31は、接触サイズ信号に基づき、接触サイズのバラツキを検知する。また、パネル制御部31は、接触圧力信号に基づき、接触圧力のバラツキを検知する。そして、パネル制御部31は、検知している接触位置のバラツキが所定時間連続して予め定められた第1バラツキ範囲に収まっているという第1条件、検知している接触サイズのバラツキが所定時間連続して予め定められた第2バラツキ範囲に収まっているという第2条件、および、検知している接触圧力のバラツキが所定時間連続して予め定められた第3バラツキ範囲に収まっているという第3条件のうち、少なくとも1つが満たされたか否かを判断する。
所定時間はパネル記憶部32に予め記憶される。たとえば、所定時間は30秒である。所定時間の設定(変更)はユーザーが任意に行うことができる。操作パネル3は、図示しない設定画面を表示し、所定時間の設定操作をユーザーから受け付ける。また、第1バラツキ範囲、第2バラツキ範囲および第3バラツキ範囲もパネル記憶部32に予め記憶される。
パネル制御部31は、第1条件が満たされたか否かを判断するとき、キャリブレーション判断処理の開始時(直近)に検知した接触位置(X軸方向の座標値およびY軸方向の座標値)を基準位置に設定し、所定時間が経過するまで接触位置の検知を続ける。また、パネル制御部31は、接触位置を検知するごとに、X軸方向の座標値およびY軸方向の座標値のそれぞれについて、検知した接触位置と基準位置との差分を接触位置のバラツキとして求める。そして、たとえば、第1バラツキ範囲が±3ドットである場合、パネル制御部31は、求めた差分(接触位置のバラツキ)が全て±3ドットの範囲に収まっていれば、第1条件が満たされたと判断する。
また、パネル制御部31は、第2条件が満たされたか否かを判断するとき、キャリブレーション判断処理の開始時(直近)に検知した接触サイズ(X軸方向のサイズおよびY軸方向のサイズ)を基準サイズに設定し、所定時間が経過するまで接触サイズの検知を続ける。また、パネル制御部31は、接触サイズを検知するごとに、X軸方向のサイズよびY軸方向のサイズのそれぞれについて、検知した接触サイズと基準サイズとの差分を接触サイズのバラツキとして求める。そして、たとえば、第2バラツキ範囲が±1mmである場合、パネル制御部31は、求めた差分(接触サイズのバラツキ)が全て±1mmの範囲に収まっていれば、第2条件が満たされたと判断する。
また、パネル制御部31は、第3条件が満たされたか否かを判断するとき、キャリブレーション判断処理の開始時(直近)に検知した接触圧力を基準圧力に設定し、所定時間が経過するまで接触圧力の検知を続ける。また、パネル制御部31は、接触圧力を検知するごとに、検知した接触圧力と基準圧力との差分の基準圧力に対する比率を接触圧力のバラツキとして求める。そして、たとえば、第3バラツキ範囲が±10%である場合、パネル制御部31は、求めた比率(接触圧力のバラツキ)が全て±10%の範囲に収まっていれば、第3条件が満たされたと判断する。
ここで、通常では、ユーザーがタッチ操作を意図して接触体をタッチパネル302に接触させた場合、接触体をタッチパネル302に接触させた後、所定時間が経過する前に、接触体をタッチパネル302から離す。仮に、タッチパネル302に接触体を接触させ続ける長押し操作をユーザーが行った場合であっても、長押し操作の開始から終了までの時間が所定時間に達することは略無い。このため、第1条件、第2条件および第3条件のうち少なくとも1つが満たされた場合には、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っていないにもかかわらず、タッチパネル302に対して接触体が接触していることを示す信号(すなわち、接触位置信号)がタッチスクリーン30から出力されている可能性が高い(ベースラインが誤っている可能性が高い)。
なお、ユーザーによっては、タッチパネル302に接触体を接触させてから所定時間が経過するまでタッチパネル302に接触体を接触させ続ける場合があるが、一般的に、所定時間が経過するまでブレ無く接触体をタッチパネル302に接触させ続けるのは困難である。すなわち、所定時間が経過するまでの間に接触体にブレが生じる。
接触体にブレが生じた場合、パネル制御部31が検知している接触位置のバラツキが第1バラツキ範囲から外れる。これにより、第1条件が満たされなかった場合(接触位置のバラツキが第1バラツキ範囲から外れた場合)には、ユーザーがタッチ操作を意図して接触体をタッチパネル302に接触させている可能性が高い。一方で、第1条件が満たされた場合(接触位置のバラツキが第1バラツキ範囲に収まっていた場合)には、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っていないにもかかわらず、タッチパネル302に対して接触体が接触していることを示す信号がタッチスクリーン30から出力されている可能性が高い。
また、接触体にブレが生じた場合、パネル制御部31が検知している接触サイズが変化する。すなわち、パネル制御部31が検知している接触サイズが大きくなったり小さくなったりする。その結果、パネル制御部31が検知している接触サイズのバラツキが第2バラツキ範囲から外れる。これにより、第2条件が満たされなかった場合(接触サイズのバラツキが第2サイズ範囲から外れた場合)には、ユーザーがタッチ操作を意図して接触体をタッチパネル302に接触させている可能性が高い。一方で、第2条件が満たされた場合(接触サイズのバラツキが第2バラツキ範囲に収まっていた場合)には、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っていないにもかかわらず、タッチパネル302に対して接触体が接触していることを示す信号がタッチパネル302から出力されている可能性が高い。
また、接触体にブレが生じた場合、パネル制御部31が検知している接触圧力が変化する。すなわち、パネル制御部31が検知している接触圧力が大きくなったり小さくなったりする。その結果、パネル制御部31が検知している接触圧力のバラツキが第3バラツキ範囲から外れる。これにより、第3条件が満たされなかった場合(接触圧力のバラツキが第3バラツキ範囲から外れた場合)には、ユーザーがタッチ操作を意図して接触体をタッチパネル302に接触させている可能性が高い。一方で、第3条件が満たされた場合(接触圧力のバラツキが第3バラツキ範囲に収まっていた場合)には、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っていないにもかかわらず、タッチパネル302に対して接触体が接触していることを示す信号が出力されている可能性が高い。
これらのことから、第1条件、第2条件および第3条件のうち少なくとも1つが満たされた場合には、タッチパネル302のキャリブレーションを行うのが好ましい。しかし、タッチパネル302に接触体を接触させているユーザーによっては、接触体のブレが無い場合がある。すなわち、第1条件、第2条件および第3条件のうち少なくとも1つが満たされたとしても、ユーザーがタッチ操作を意図してタッチパネル302に接触体を接触させている可能性がある(ベースラインが誤っているとは限らない)。
そこで、ステップS2において、第1条件、第2条件および第3条件のうち少なくとも1つが満たされたとパネル制御部31が判断した場合には、ステップS3に移行する。なお、第1条件、第2条件および第3条件のうち2つが満たされたとパネル制御部31が判断した場合にステップS3に移行するよう構成してもよい。また、第1条件、第2条件および第3条件の全てが満たされたとパネル制御部31が判断した場合にステップS3に移行するよう構成してもよい。
ステップS3に移行すると、パネル制御部31は、所定条件が満たされているか否かを判断する。所定条件については後述する。
ステップS3において、所定条件が満たされていると判断した場合、パネル制御部31は、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っていないにもかかわらず、タッチパネル302に対して接触体が接触していることを示す信号がタッチパネル302から出力されている可能性が高いと判断する。この場合、ステップS4において、パネル制御部31は、キャリブレーションが必要と判断する。そして、ステップS5において、パネル制御部31は、タッチパネル302のキャリブレーション(ベースラインの補正)を自動的に行う。
ステップS3において、所定条件が満たされていないと判断した場合、パネル制御部31は、ユーザーがタッチ操作を意図して接触体をタッチパネル302に接触させている可能性が高いと判断する。この場合、ステップS6において、パネル制御部31は、キャリブレーションが不要と判断する。
ここで、所定条件について説明する。
パネル制御部31は、キャリブレーション判断処理を行うとき、人感センサー6の出力値に基づき、画像形成装置100の周囲(人感センサー6の検知範囲)に人が存在するか否かを判断する。人感センサー6の設置位置は、タッチパネル302に対してタッチ操作を行っているユーザーが人感センサー6の検知範囲に入るように設定される。このため、人が存在しないことをパネル制御部31が検知している場合には、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っていない可能性が高い。一方で、人が存在することをパネル制御部31が検知している場合には、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っている可能性が高い。
そこで、人感センサー6の出力値に基づき人が存在しないことを検知した場合、パネル制御部31は、所定条件が満たされていると判断する。一方で、人感センサー6の出力値に基づき人が存在することを検知した場合、パネル制御部31は、所定条件が満たされていないと判断する。
また、パネル制御部31は、キャリブレーション判断処理を行うとき、タッチスクリーン30に現在表示されている画面に配された操作受付画像の表示領域を認識する。たとえば、ソフトウェアボタンの画像が操作受付画像に相当する。以下の説明では、操作受付画像が配された画面を受付画面と称する。
受付画面に対してタッチ操作を行うとき、ユーザーは接触体を操作受付画像の表示領域に接触させる。通常、ユーザーは接触体を操作受付画像の表示領域外には接触させない。
そこで、操作受付画像の表示領域外の位置を接触位置として検知した場合、パネル制御部31は、所定条件が満たされていると判断する。一方で、操作受付画像の表示領域内の位置を接触位置として検知した場合、パネル制御部31は、所定条件が満たされていないと判断する。
たとえば、人感センサー6の出力値に基づき人が存在しないことをパネル制御部31が検知しており、かつ、操作受付画像の表示領域外の位置を接触位置としてパネル制御部31が検知している場合に、所定条件が満たされていると判断される。すなわち、操作受付画像の表示領域内の位置を接触位置としてパネル制御部31が検知している場合には、所定条件が満たされていないと判断される。また、人感センサー6の出力値に基づき人が存在することをパネル制御部31が検知している場合にも、所定条件が満たされていないと判断される。
なお、操作受付画像の表示領域外の位置を接触位置としてパネル制御部31が検知している場合、人が存在することをパネル制御部31が検知していても、所定条件が満たされているとパネル制御部31が判断するよう構成してもよい。また、人が存在しないことをパネル制御部31が検知している場合、操作受付画像の表示領域内の位置が接触位置であることをパネル制御部31が検知していても、所定条件が満たされているとパネル制御部31が判断するよう構成してもよい。
ステップS2において、第1条件、第2条件および第3条件の全てが満たされなかったとパネル制御部31が判断した場合には、ステップS6に移行する。言い換えると、ユーザーがタッチ操作を意図して接触体をタッチパネル302に接触させている可能性が高い場合には、ステップS6に移行する。
なお、ステップS3の処理が省略されてもよい。この場合、ステップS2において、第1条件、第2条件および第3条件のうち少なくとも1つが満たされたとパネル制御部31が判断すると、ステップS4に移行する。
ステップS1において、タッチスクリーン30から接触位置信号が出力されていないとパネル制御部31が判断した場合には、ステップS7に移行する。ステップS7に移行すると、パネル制御部31は、人感センサー6の出力値に基づき、画像形成装置100の周囲(人感センサー6の検知範囲)に人が存在するか否かを判断する。人が存在するとパネル制御部31が判断した場合には、ステップS8に移行する。
ステップS8に移行すると、パネル制御部31は、人が存在することを検知している状態で、タッチパネル302に接触体が接触していること(タッチスクリーン30から接触位置信号が出力されていること)を検知しないまま経過した時間である未検知時間を認識する。そして、パネル制御部31は、未検知時間が予め定められた上限時間に到達したか否かを判断する。たとえば、上限時間は、第1条件、第2条件および第3条件の充足判断で用いる所定時間(30秒)と同じである。上限時間が所定時間と異なっていてもよい。未検知時間が上限時間に到達したとパネル制御部31が判断した場合には、ステップS4に移行する。
ここで、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っている場合、人が存在することをパネル制御部31が検知する。したがって、人が存在することをパネル制御部31が検知しているにもかかわらず、長時間にわたってタッチスクリーン30から接触位置信号が出力されていなければ、ベースラインが誤っている可能性が高い。そこで、未検知時間が上限時間に達した場合には、ステップS8からステップS4に移行する。
ステップS8において、未検知時間が上限時間に到達していないとパネル制御部31が判断した場合には、ステップS9に移行する。ステップS9に移行すると、パネル制御部31は、タッチスクリーン30から接触位置信号が出力されたか否かを判断する。タッチスクリーン30から接触位置信号が出力されたとパネル制御部31が判断した場合には、ステップS6に移行し、タッチスクリーン30から接触位置信号が出力されていないとパネル制御部31が判断した場合には、ステップS8に移行する。
ステップS7において、人が存在しないとパネル制御部31が判断した場合には、ステップS6に移行する。通常では、人が存在しないとき、タッチスクリーン30から操作位置信号が出力されることはない。すなわち、人が存在しない状態で、タッチスクリーン30から操作位置信号が出力されないということは、ペースラインが誤っていないということである。
なお、ステップS3において、パネル制御部31が検知している接触位置のバラツキが第1許容範囲から外れているという条件、パネル制御部31が検知している接触サイズが第2許容範囲から外れているという条件、および、パネル制御部31が検知している接触圧力が第3許容範囲から外れているという条件のうち、少なくとも1つが満たされている場合に、所定条件が満たされているとパネル制御部31が判断するよう構成してもよい。
この構成では、パネル制御部31は、キャリブレーション判断処理を行うとき、第1許容範囲、第2許容範囲および第3許容範囲を設定する。
たとえば、第1許容範囲の基準範囲(以下、第1基準範囲と称する)が予め定められ、パネル記憶部32に記憶される。ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っているときの接触位置のバラツキが実験的または経験的に求められ、当該接触位置のバラツキに基づき第1基準範囲が定められる。
また、第2許容範囲の基準範囲(以下、第2基準範囲と称する)が予め定められ、パネル記憶部32に記憶される。ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っているときの接触サイズが実験的または経験的に求められ、当該接触サイズに基づき第2基準範囲が定められる。
また、第3許容範囲の基準範囲(以下、第3基準範囲と称する)が予め定められ、パネル記憶部32に記憶される。ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っているときの接触圧力が実験的または経験的に求められ、当該接触圧力に基づき第3基準範囲が定められる。
パネル制御部31は、第3許容範囲を設定するため、キャリブレーション判断処理を開始するとき、傾きセンサー7の出力値に基づき、操作面30Sの水平方向に対する傾き角度を検知する。そして、パネル制御部31は、操作面30Sの水平方向に対する傾きに基づき、第3許容範囲を設定する。
ここで、操作面30Sの傾きが水平に近いほど、ユーザーがタッチパネル302に対して接触体を接触させるときの押圧力が大きくなる。そこで、パネル制御部31は、操作面30Sの傾きが水平に近いほど、第3許容範囲の中央値を高くする。言い換えると、パネル制御部31は、操作面30Sの傾きが水平に近いほど、第3許容範囲の中央値を第3基準範囲の中央値よりも高くする。
たとえば、パネル制御部31は、操作面30Sの傾き角度と予め定められた閾値角度とを比較する。閾値角度はパネル記憶部32に記憶される。閾値角度は、たとえば、30°~60°(たとえば、45°)である。そして、操作面30Sの傾き角度が閾値角度よりも小さい場合(操作面30Sの傾きが水平に近い場合)、パネル制御部31は、第3許容範囲の中央値を第3基準範囲の中央値よりも所定値だけ大きくする。一方で、操作面30Sの傾き角度が閾値角度以上である場合、パネル制御部31は、第3基準範囲を第3許容範囲として設定する。
なお、第1許容範囲および第2許容範囲についても、操作面30Sの水平方向に対する傾きに基づき設定されてもよい。
たとえば、操作面30Sの傾きが略水平であったとする。操作面30Sの傾きが略水平であるということは、操作面30Sが上方に向いているということである。この場合、ユーザーからすると、タッチパネル302に対するタッチ操作が行い易い。すなわち、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っているとき、接触体のブレが生じ難くなる。このため、接触位置のバラツキが小さくなる。そこで、パネル制御部31は、操作面30Sの傾きが水平に近いほど、第1許容範囲を第1基準範囲よりも小さくする。
ただし、ユーザーによっては、操作面30Sが前方に向いていた方が操作し易い場合がある。このため、操作面30Sの傾きにかかわらず、第1基準範囲が第1許容範囲として設定されてもよい。
また、操作面30Sの傾きが大きい場合と小さい場合とでは、タッチ操作を行うユーザーが同じであっても、接触サイズが異なるという現象が生じる。このため、第2許容範囲についても、操作面30Sの傾きに基づき設定されてもよい。なお、操作面30Sの傾きにかかわらず、第2基準範囲が第2許容範囲として設定されてもよい。
接触位置のバラツキが第1許容範囲から外れている場合、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っていないにもかかわらず、タッチパネル302に対して接触体が接触していることを示す信号(すなわち、接触位置信号)がタッチスクリーン30から出力されている可能性がある(ベースラインが誤っている可能性がある)。そこで、この場合、パネル制御部31は、所定条件が満たされていると判断する。
また、接触サイズが第2許容範囲から外れている場合にも、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っていないにもかかわらず、タッチパネル302に対して接触体が接触していることを示す信号がタッチスクリーン30から出力されている可能性がある。そこで、この場合、パネル制御部31は、所定条件が満たされていると判断する。パネル制御部31により検知された接触サイズが一般的なユーザーの指サイズに対して大き過ぎる場合や小さ過ぎる場合に所定条件が満たされていると判断される。
また、接触圧力が第3許容範囲から外れている場合にも、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っていないにもかかわらず、タッチパネル302に対して接触体が接触していることを示す信号がタッチスクリーン30から出力されている可能性がある。そこで、この場合、パネル制御部31は、所定条件が満たされていると判断する。パネル制御部31により検知された接触圧力が一般的なユーザーのタッチパネル302に対する押圧力に対して大き過ぎる場合や小さ過ぎる場合に所定条件が満たされていると判断される。
パネル制御部31が検知している接触位置のバラツキが第1許容範囲から外れているという条件、パネル制御部31が検知している接触サイズが第2許容範囲から外れているという条件、および、パネル制御部31が検知している接触圧力が第3許容範囲から外れているという条件のうち、2つが満たされている場合に所定条件が満たされていると判断されてもよい。当該3つの条件の全てが満たされている場合に所定条件が満たされていると判断されてもよい。
なお、ステップS2の処理を省略してもよい。すなわち、パネル制御部31が検知している接触位置のバラツキが第1許容範囲から外れているという条件、パネル制御部31が検知している接触サイズが第2許容範囲から外れているという条件、および、パネル制御部31が検知している接触圧力が第3許容範囲から外れているという条件のうち、少なくとも1つが満たされた場合に、タッチパネル302のキャリブレーションが必要と判断されてもよい。
また、タッチスクリーン30に表示されている画面に基づき、第1許容範囲、第2許容範囲および第3許容範囲が設定されてもよい。
この場合、パネル制御部31は、キャリブレーション判断処理を開始するとき、タッチスクリーン30に表示されている画面内の操作受付画像(ソフトウェアボタンなど)のサイズを認識する。そして、パネル制御部31は、操作受付画像のサイズに基づき、第1許容範囲、第2許容範囲および第3許容範囲を設定する。
たとえば、操作受付画像のサイズが小さい場合には大きい場合よりも、操作受付画像に対するタッチ操作が行い難い。このため、操作受付画像に対してタッチ操作を行うとき、ユーザーは慎重に(接触位置が操作受付画像の表示領域から外れないように)、操作受付画像の表示領域に接触体を接触させる。また、操作受付画像のサイズが大きければ、ユーザーは指の腹を操作受付画像の表示領域に接触させる場合が多い。一方で、操作受付画像のサイズが小さければ、ユーザーは指の先端を操作受付画像の表示領域に接触させる。
その結果、操作受付画像のサイズが小さい場合には大きい場合よりも、接触位置のバラツキが小さくなる。また、接触サイズが小さくなる。また、接触圧力が小さくなる。
そこで、第1許容範囲、第2許容範囲および第3許容範囲をタッチスクリーン30に表示されている画面に基づき設定する場合、パネル制御部31は、表示中の画面内の操作受付画像のサイズが小さいほど、第1許容範囲を小さくする。また、パネル制御部31は、表示中の画面内の操作受付画像のサイズが小さいほど、第2許容範囲の中央値を小さくする。また、パネル制御部31は、表示中の画面内の操作受付画像のサイズが小さいほど、第3許容範囲の中央値を小さくする。
第1実施形態では、上記のように、接触位置に加え、接触サイズおよび接触圧力の検知をパネル制御部31が行うよう構成される。これにより、タッチパネル302のキャリブレーションが必要か否か(ベースラインが誤っているか否か)を判断するキャリブレーション判断処理をパネル制御部31に行わせることができる。その結果、タッチパネル302のキャリブレーションが必要な場合にタッチパネル302のキャリブレーションを自動的に実行することができる。
また、この構成では、接触位置、接触サイズおよび接触圧力の検知が行われるので、ユーザーがタッチパネル302に触れているか否かを精度良く判断することができる。これにより、ユーザーがタッチパネル302に触れているときにタッチパネル302のキャリブレーションが行われるのを抑制することができる。
また、この構成では、タッチパネル302のキャリブレーションが必要と判断された場合、タッチパネル302のキャリブレーションが自動的に行われる。これにより、ユーザーからすると、ベースラインが誤っているか否かの確認作業を行わなくてもよいので、利便性が良い。また、ベースラインが誤っている状態のまま放置されるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、パネル制御部31は、キャリブレーション判断処理を行うとき、接触位置のバラツキ、接触サイズのバラツキおよび接触圧力のバラツキを検知する。これにより、ユーザーがタッチパネル302に接触体を接触させていることによって静電容量レベルが閾値以上になったのか、ユーザーがタッチパネル302に接触体を接触させていないにもかかわらず静電容量レベルが閾値以上になったのか、を正確に判断することができる。
また、第1実施形態では、パネル制御部31は、人感センサー6の出力値に基づき人が存在しないことを検知している状態で、第1条件、第2条件および第3条件のうち、少なくとも1つが満たされた場合に、タッチパネル302のキャリブレーションが必要と判断する。これにより、タッチパネル302のキャリブレーションが必要か否かの判断結果の精度が向上する。
また、第1実施形態では、パネル制御部31は、人感センサー6の出力値に基づき人が存在することを検知している状態で、タッチパネル302に接触体が接触していることを検知しないまま経過した時間が予め定められた上限時間に到達した場合に、タッチパネル302のキャリブレーションが必要と判断する。これにより、ユーザーがタッチパネル302に対して行ったタッチ操作が検知されなかった場合に、タッチパネル302のキャリブレーションが必要と判断される。
また、第1実施形態では、パネル制御部31は、タッチパネル302のうち操作受付画像(ソフトウェアボタン)の表示領域以外の領域に対する接触体の接触を検知している状態で、第1条件、第2条件および第3条件のうち、少なくとも1つが満たされた場合に、タッチパネル302のキャリブレーションが必要と判断する。これにより、ユーザーがソフトウェアボタンに対してタッチ操作を行っている場合には、タッチパネル302のキャリブレーションが不要と判断される。
また、第1実施形態では、パネル制御部31は、検知している接触位置のバラツキが第1許容範囲から外れているという条件、検知している接触サイズが第2許容範囲から外れているという条件、および、検知している接触圧力が第3許容範囲から外れているという条件のうち、少なくとも1つが満たされた場合に、所定条件が満たされている(タッチパネル302のキャリブレーションが必要)と判断する。すなわち、パネル制御部31は、タッチスクリーン30から異常値(ユーザーが通常のタッチ操作を行った場合の出力値からかけ離れた値)が出力されている場合に、所定条件が満たされていると判断される。
また、パネル制御部31は、タッチスクリーン30の操作面30Sの傾きおよびタッチスクリーン30に表示されている画面の少なくとも一方に基づき、第1許容範囲、第2許容範囲および第3許容範囲を設定する。これにより、第1許容範囲、第2許容範囲および第3許容範囲をそれぞれ適切な範囲に設定することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、ユーザーごとの操作情報(操作履歴)に基づき、キャリブレーション判断処理を行う。以下に具体的に説明する。
なお、第2実施形態の基本的な構成は第1実施形態と同じである。このため、以下の説明では、第1実施形態と共通する構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
パネル記憶部32は、接触位置情報、接触サイズ情報および接触圧力情報を含む操作情報をユーザーごとに記憶する、接触位置情報は、対応するユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っているとき(タッチパネル302に接触体を接触させているとき)にパネル制御部31が検知した接触位置のバラツキを示す情報である。接触サイズ情報は、対応するユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っているときにパネル制御部31が検知した接触サイズを示す情報である。接触圧力情報は、対応するユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っているときにパネル制御部31が検知した接触圧力を示す情報である。
タッチパネル302に対してタッチ操作を行っているユーザーの特定はパネル制御部31が行う。ここで、ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っているときには、タッチ操作を行っているユーザーがカメラ8で撮影される。そこで、パネル制御部31は、カメラ8で撮影されたユーザーをタッチパネル302に対してタッチ操作を行っているユーザーと認識する。
カメラ8で撮影されたユーザー(タッチパネル302に対してタッチ操作を行っているユーザー)を特定するとき、パネル制御部31は、顔データベースを参照する。顔データベースは、パネル記憶部32に記憶される。顔データベースには、各ユーザーの顔情報が格納される。顔情報は、対応するユーザーの顔の特徴点を示す情報である。パネル制御部31は、カメラ8による撮影で得られた撮影データに存在する顔画像データから特徴点を抽出する。そして、パネル制御部31は、当該抽出した特徴点との類似度が所定類似度を超える顔情報に対応するユーザーをタッチパネル302に対してタッチ操作を行っているユーザーと認識する。
以下に、図4に示すフローチャートを参照し、第2実施形態のキャリブレーション判断処理の流れについて説明する。パネル制御部31は、カメラ8でユーザーが撮影されていることを検知したとき、キャリブレーション判断処理を開始する。以下の説明では、カメラで撮影されているユーザーを対象ユーザーと称する。
ステップS11において、パネル制御部31は、対象ユーザーの操作情報を抽出する。そして、パネル制御部31は、対象ユーザーの操作情報で示される接触位置のバラツキ、対象ユーザーの操作情報で示される接触サイズ、および、対象ユーザーの操作情報で示される接触圧力を認識する。
ステップS12において、パネル制御部31は、カメラ8で対象ユーザーが撮影されているときのタッチスクリーン30の出力信号(接触位置信号、接触サイズ信号および接触圧力信号)に基づき、接触位置のバラツキ、接触サイズおよび接触圧力を検知する。そして、ステップS13において、パネル制御部31は、対象ユーザーの操作情報(接触位置のバラツキ、接触サイズおよび接触圧力)と、検知している接触位置のバラツキ、検知している接触サイズ、および、検知している接触圧力とに基づき、タッチパネル302のキャリブレーションが必要か否かを判断する。
たとえば、対象ユーザーの操作情報で示される接触位置のバラツキが±1ドットの範囲であったとする。そして、パネル制御部31が検知している接触位置のバラツキが一定時間連続して±1ドットの範囲よりも大きい範囲(たとえば、±5ドットの範囲)から外れていたとする。この例では、ベースラインが誤っていることに起因して、実際のバラツキが±1ドットであったにもかかわらず、パネル制御部31が検知している接触位置のバラツキが大きくなった可能性がある。したがって、パネル制御部31は、キャリブレーションが必要と判断する。
また、対象ユーザーの操作情報で示される接触位置のバラツキが±5ドットの範囲であったとする。そして、パネル制御部31が検知している接触位置のバラツキが一定時間連続して±5ドットの範囲よりも小さい範囲(たとえば、±1ドットの範囲)に収まっていたとする。この例では、ベースラインが誤っていることに起因して、実際のバラツキが±5ドットであったにもかかわらず、パネル制御部31が検知している接触位置のバラツキが小さくなった可能性がある。したがって、パネル制御部31は、キャリブレーションが必要と判断する。
また、対象ユーザーの操作情報で示される接触サイズのX軸方向およびY軸方向の一方のサイズが10mmであったとする。そして、パネル制御部31が検知している接触サイズの前記一方のサイズが一定時間連続して対象ユーザーの操作情報で示される前記一方のサイズに所定のマージンを加えた値よりも大きい値(たとえば、20mm)であったとする。この例では、ベースラインが誤っていることに起因して、実際の接触サイズが10mmに所定のマージンを加えた値よりも小さかったにもかかわらず、パネル制御部31が検知している接触サイズが大きくなった可能性がある。したがって、パネル制御部31は、キャリブレーションが必要と判断する。
また、対象ユーザーの操作情報で示される接触サイズのX軸方向およびY軸方向の一方のサイズが10mmであったとする。そして、パネル制御部31が検知している接触サイズの前記一方のサイズが一定時間連続して対象ユーザーの操作情報で示される前記一方のサイズから所定のマージンを減じた値よりも小さい値(たとえば、3mm)であったとする。この例では、ベースラインが誤っていることに起因して、実際の接触サイズが10mmに所定のマージンを減じた値よりも大きかったにもかかわらず、パネル制御部31が検知している接触サイズが小さくなった可能性がある。したがって、パネル制御部31は、キャリブレーションが必要と判断する。
また、一例として、パネル制御部31が検知している接触圧力が一定時間連続して対象ユーザーの操作情報で示される接触圧力よりも大きい値(たとえば、対象ユーザーの操作情報で示される接触圧力の2倍)であったとする。別の例として、パネル制御部31が検知している接触圧力が一定時間連続して対象ユーザーの操作情報で示される接触圧力よりも小さい値(たとえば、対象ユーザーの操作情報で示される接触圧力の0.5倍)であったとする。
ここで、たとえば、ユーザーはタッチパネル302の感度が悪いと感じている場合、タッチパネル302に対する接触体の押圧を普段よりも強めたり弱めたりする動作を行う。この場合には、パネル制御部31により検知される接触圧力が普段よりも大きくなったり小さくなったりする。このことから、パネル制御部31が検知している接触圧力が一定時間連続して対象ユーザーの操作情報で示される接触圧力よりも大きい場合や小さい場合には、ベースラインが誤っている可能性があると言える。そこで、この場合、パネル制御部31は、キャリブレーションが必要と判断する。
ステップS13において、タッチパネル302のキャリブレーションが必要とパネル制御部31が判断した場合には、ステップS14に移行し、タッチパネル302のキャリブレーションが不要とパネル制御部31が判断した場合には、本フローは終了する。
ステップS14に移行すると、パネル制御部31は、タッチパネル302のキャリブレーションを自動的に行う。たとえば、パネル制御部31は、カメラ8による撮影で得られた撮影データに基づき、対象ユーザーが画像形成装置100から離れたこと(撮影データに対象ユーザーが映っていないこと)を検知したとき、タッチパネル302のキャリブレーションを行う。あるいは、パネル制御部31は、人感センサー6の出力値に基づき、画像形成装置100の周囲に人が存在しないことを検知したとき、タッチパネル302のキャリブレーションを行う。
第2実施形態では、上記のように構成することにより、第1実施形態と同様、タッチパネル302のキャリブレーションが必要な場合にタッチパネル302のキャリブレーションを自動的に実行することができる。
また、第2実施形態では、カメラ8でユーザーが撮影されているとき(ユーザーがタッチパネル302に対してタッチ操作を行っている可能性が高いとき)、パネル制御部31は、接触位置のバラツキ、接触サイズおよび接触圧力を検知する。そして、パネル制御部31は、カメラ8で撮影されている対象ユーザーの操作情報と、検知している接触位置のバラツキ、検知している接触サイズ、および、検知している接触圧力とに基づき、タッチパネル302のキャリブレーションが必要か否かを判断する。この構成では、対象ユーザーが過去に行っていたタッチ操作に関する情報(操作情報)とタッチスクリーン30から現在出力されている信号(接触位置信号、接触サイズ信号および接触圧力信号)とを比較することができるので、タッチパネル302のキャリブレーションが必要か否かを正確に判断することができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
3 操作パネル(表示入力装置)
6 人感センサー
8 カメラ
30 タッチスクリーン
31 パネル制御部31(制御部)
32 パネル記憶部32(記憶部)
100 画像形成装置
302 タッチパネル

Claims (9)

  1. タッチ操作を受け付けるタッチパネルを含むタッチスクリーンと、
    前記タッチパネルに対する接触体の接触位置、前記タッチパネルに対する前記接触体の接触サイズおよび前記タッチパネルに対する前記接触体の接触圧力を検知し、前記接触位置、前記接触サイズおよび前記接触圧力に基づき、前記タッチパネルのキャリブレーションが必要か否かを判断し、前記キャリブレーションが必要と判断した場合に前記キャリブレーションを行う制御部と、を備え
    前記タッチスクリーンは、前記タッチ操作を受け付ける操作受付画像を表示し、
    前記制御部は、前記タッチパネルのうち前記操作受付画像の表示領域以外の領域に対する前記接触体の接触を検知している状態で、検知している前記接触位置のバラツキが所定時間連続して予め定められた第1バラツキ範囲に収まっているという第1条件、検知している前記接触サイズのバラツキが前記所定時間連続して予め定められた第2バラツキ範囲に収まっているという第2条件、および、検知している前記接触圧力のバラツキが前記所定時間連続して予め定められた第3バラツキ範囲に収まっているという第3条件のうち、1または複数が満たされた場合に、前記キャリブレーションが必要と判断することを特徴とする表示入力装置。
  2. 人感センサーを備え、
    前記制御部は、前記人感センサーの出力値に基づき人が存在しないことを検知している状態で、前記第1条件、前記第2条件および前記第3条件のうち、1または複数が満たされた場合に、前記キャリブレーションが必要と判断することを特徴とする請求項に記載の表示入力装置。
  3. 前記制御部は、前記人感センサーの出力値に基づき人が存在することを検知している状態で、前記タッチパネルに前記接触体が接触していることを検知しないまま経過した時間が予め定められた上限時間に到達した場合にも、前記キャリブレーションが必要と判断することを特徴とする請求項に記載の表示入力装置。
  4. 前記制御部は、前記タッチスクリーンから異常値が出力されている場合に、所定条件が満たされていると判断し、
    前記制御部は、前記第1条件、前記第2条件および前記第3条件の少なくとも1つが満たされたとしても、前記所定条件が満たされていなければ、前記キャリブレーションが不要と判断し、
    前記制御部は、検知している前記接触位置のバラツキが第1許容範囲から外れているという条件、検知している前記接触サイズが第2許容範囲から外れているという条件、および、検知している前記接触圧力が第3許容範囲から外れているという条件のうち、1または複数が満たされた場合に、前記所定条件が満たされていると判断することを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の表示入力装置。
  5. 前記制御部は、前記タッチパネルの前記タッチ操作を受け付ける操作面の水平方向に対する傾き角度を検知し、
    前記制御部は、前記キャリブレーションが必要か否かを判断するとき、前記操作面の前記水平方向に対する傾きに基づき、前記第1許容範囲、前記第2許容範囲および前記第3許容範囲を設定することを特徴とする請求項に記載の表示入力装置。
  6. 前記制御部は、前記操作面の傾きが水平に近いほど、前記第3許容範囲の中央値を高くすることを特徴とする請求項に記載の表示入力装置。
  7. 前記制御部は、前記タッチスクリーンに表示されている画面に基づき、前記第1許容範囲、前記第2許容範囲および前記第3許容範囲を設定することを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の表示入力装置。
  8. ユーザーごとに、ユーザーが前記タッチパネルに対して前記タッチ操作を行っているときに前記制御部が検知した前記接触位置のバラツキを示す情報、ユーザーが前記タッチパネルに対して前記タッチ操作を行っているときに前記制御部が検知した前記接触サイズを示す情報、および、ユーザーが前記タッチパネルに対して前記タッチ操作を行っているときに前記制御部が検知した前記接触圧力を示す情報を含む操作情報を記憶する記憶部と、
    前記タッチパネルに対して前記タッチ操作を行っているユーザーを撮影するカメラと、を備え、
    前記制御部は、前記カメラでユーザーが撮影されているとき、前記接触位置のバラツキ、前記接触サイズおよび前記接触圧力を検知し、前記カメラで撮影されているユーザーの前記操作情報と、検知している前記接触位置のバラツキ、検知している前記接触サイズ、および、検知している前記接触圧力とに基づき、前記キャリブレーションが必要か否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の表示入力装置。
  9. 請求項1~のいずれか1項に記載の表示入力装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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