JP7297497B2 - 無線測定システム、及び、電波可視化方法 - Google Patents

無線測定システム、及び、電波可視化方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線測定システム、及び、電波可視化方法に関する。
Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(Long Term Evolution(LTE))が仕様化された。また、LTEからの更なる広帯域化および高速化を目的として、LTEの後継システムも検討されている。LTEの後継システムには、例えば、LTE-Advanced(LTE-A)、Future Radio Access(FRA)、5th generation mobile communication system(5G)、5G plus(5G+)、New Radio Access Technology(New-RAT)、New Radio(NR)などと呼ばれるシステムがある。
基地局のエリアの最適化には、多様な利用環境における電波伝搬特性の把握が求められる。
本開示は、電波の到来状況を視覚的に把握できる技術の提供を目的の1つとする。
本開示の一態様に係る無線測定システムは、カメラ装置と、複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置と、前記複数のアンテナ素子の少なくとも一部において受信された同期信号のチャネル推定結果に基づいて、前記同期信号の到来角度毎の電波伝搬特性を示す情報を生成する信号処理装置と、前記各到来角度に応じた角度範囲を前記カメラ装置によって撮影した画像データと前記情報とを合成して表示装置へ出力する画像処理装置と、を備える。
本開示によれば、電波の到来状況を視覚的に把握できる。
一実施の形態に係る無線測定システムの構成例を示す図である。 一実施の形態に係るカメラ付きアンテナ装置の構成例を示す図である。 一実施の形態に係るアンテナ装置、信号処理装置及び画像処理装置の構成例を示す図である。 一実施の形態に係るSynchronization Signal Block(SSB)の構成例を示す図である。 一実施の形態に係る基地局によるビーム送信の例を示す図である。 一実施の形態に係るSSB送信タイミングの例を示す図である。 一実施の形態に係るSSB同期部の処理例を示すフローチャートである。 一実施の形態に係るSSB同期の例を示すタイミングチャートである。 一実施の形態に係るノイズレベルオフセットを説明するための図である。 一実施の形態に係るピークインターバルを説明するための図である。 一実施の形態に係るピーク検出部の処理例を示すフローチャートである。 一実施の形態に係るSSBタイミングトラッキングを説明するための図である。 一実施の形態に係るアンテナ装置及び信号処理装置における処理タイミングの例を示すタイミングチャートである。 一実施の形態に係る信号レベル合成画像の例を示す図である。 本開示に係る各装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本開示の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(一実施の形態)
<検討>
世界各国において、第5世代移動通信システム(5G)の検討が精力的に行われており、従来よりも広い帯域幅を確保して高速及び大容量(eMBB:enhanced Mobile BroadBand)伝送を実現するために、6GHz以上の高周波数帯の利用を想定している。また、5Gでは、高速及び大容量を達成する技術に加えて、高信頼及び低遅延通信(URLLC:Ultra-Reliable and Low Latency Communications)を実現する技術、及び、IoT(Internet of Things)端末を多数収容(mMTC:massive Machine Type Communications)するための技術検討が行われる。3GPP(3rd Generation Partnership Project)では,5Gの要求条件を実現可能とする新たな無線通信方式であるNR(New Radio)の規格が策定され、世界各国の携帯電話事業者において導入が検討される。
このように、5Gは、これまで利用していた周波数帯よりも高い周波数帯を用いて、より幅広い環境での利用が想定される。そのため、5Gのエリアの最適化には、多様な利用環境における電波伝搬特性の把握が求められる。しかし,高周波数帯の電波は、波長が非常に短いため、携帯電話などの端末の周辺に存在する人体及び/又は構造物などに、大きく影響を受ける。すなわち、基地局からの電波の到来状況は、端末の周辺の環境に影響を受ける。
本実施の形態に係る無線測定システムは、NR仕様に準拠した基地局からの電波をリアルタイムに可視化する。例えば、無線測定システムは、AR(Augmented Reality)技術によって、時々刻々と変化する電波の到来状況を可視化する。無線測定システムは、リアルタイム電波ビジュアライザと呼ばれてもよい。また、本実施の形態に係る基地局は、NR仕様に準拠する基地局に限られない。
このように、無線測定システムは、電波の到来状況の変化を可視化することにより、基地局の設置及び設定を容易にし。エリアの最適化などに活用できる。
<システム構成>
図1は、無線測定システムの構成例を示す。無線測定システムは、電波伝搬特性の測定及び評価を行うシステムであり、チャネルサウンディングと呼ばれてもよい。
図1に示すように、無線測定システム1は、カメラ付きアンテナ装置10、信号処理装置20、画像処理装置30、及び、表示装置40を有する。
カメラ付きアンテナ装置10は、カメラ及び複数のアンテナ素子を備える。カメラ付きアンテナ装置10は、複数のアンテナ素子を用いて、基地局から送信される無線信号を受信する。カメラ付きアンテナ装置10は、受信した無線信号に基づき、遅延プロファイルを生成する。カメラ付きアンテナ装置10は、生成した遅延プロファイルを、無線LANなどの無線通信又は通信ケーブルを通じて、信号処理装置20へ送信する。
また、カメラ付きアンテナ装置10は、カメラにて撮影した動画像(以下「撮影画像」という)のデータを、無線LANなどの無線通信や通信ケーブルを通じて、画像処理装置30へ送信する。なお、カメラ付きアンテナ装置10の詳細については後述する。
また、本実施の形態では、カメラとアンテナ装置とが一体の構成であるが、カメラとアンテナ装置とは別体であってもよい。その場合、アンテナ装置が遅延プロファイルを信号処理装置20へ送信し、カメラが撮影画像を画像処理装置30へ送信してよい。
信号処理装置20は、カメラ付きアンテナ装置10から受信した遅延プロファイルに対して演算によるビームフォーミングを行い、角度プロファイルを生成する。角度プロファイルは、方位角(azimuth)及び仰角(elevation)にて特定される到来角度毎の電波伝搬特性を示す情報を含んでよい。
また、信号処理装置20は、角度プロファイルに基づいて、受信信号のレベルがピークの角度を特定する。ピークの角度は、「ピークポイント」と呼ばれてもよい。
信号処理装置20は、角度プロファイル及びピークポイントに関する情報を、画像処理装置30へ送信する。なお、信号処理装置20の詳細については後述する。
画像処理装置30は、信号処理装置20から受信した角度プロファイル及びピークポイントに基づいて、カメラ付きアンテナ装置10の位置における、信号レベル及びピークポイントを示す画像(以下「信号レベル画像」という)を生成する。そして、画像処理装置30は、カメラ付きアンテナ装置10から受信した撮影画像に、信号レベル画像を合成した信号レベル合成画像を生成し、表示装置40へ送信する。なお、画像処理装置30の詳細については後述する。
表示装置40は、画像処理装置30から受信した信号レベル合成画像を表示する。これにより、ユーザは、カメラ付きアンテナ装置10の位置における到来波の状況を、表示装置40を通じてリアルタイムに視認できる。表示装置40の例は、HMD(Head Mounted Display)、液晶ディスプレイ、及び、タブレット端末等である。
<カメラ付きアンテナ装置の詳細>
次に、図2を参照して、カメラ付きアンテナ装置10の構成について説明する。
図2に示すように、カメラ付きアンテナ装置10は、カメラ11、アレーアンテナ12、及び、アンテナ装置13を備える。
アレーアンテナ12は、例えば、垂直方向に8個のアンテナ素子を有するパネルを、円筒内の円周に沿って32枚配置した構成である。この場合、アレーアンテナ12は、計256個のアンテナ素子を有する。つまり、アレーアンテナ12は、超多素子アンテナの一例である。ただし、アンテナ素子及びパネルの数は、これらの数に限られない。例えば、1つのパネル内のアンテナ素子は1個であってもよい。また、配置されるパネルの枚数は2以上であれば幾つであってもよい。また、カメラ付きアンテナ装置10は、アレーアンテナ12とは異なる形状のアレーアンテナを備えてもよい。例えば、カメラ付きアンテナ装置10は、平面に複数のアンテナ素子を有するアレーアンテナ、又は、球面に複数のアンテナ素子を有するアレーアンテナを備えてもよい。
アレーアンテナ12は、基地局から送信される無線信号を受信する。例えば、アレーアンテナ12は、高周波数帯(例えば28GHz帯)の無線送信信号を受信してよい。
カメラ11は、アレーアンテナ12の円筒軸を中心に360度の方向の動画像を撮影する。すなわち、図2に示すように、複数のパネルによって構成される円周(又は多角形)の中心点と、カメラ11の撮影の起点とが揃う位置に、カメラ11が設けられてよい。この構成により、撮影画像に対して、角度プロファイルから生成した信号レベル画像を重畳する際に、撮影画像に含まれる物体と信号レベル画像との間の位置ズレを抑制できる。
なお、カメラ11とアレーアンテナ12との位置関係は、図2の例に限られない。例えば、カメラ11は、アレーアンテナ12から離れた位置に設けられてもよい。この場合、撮影画像と信号レベル画像との間の位置ズレは、画像処理によって補正されてよい。
また、カメラ11は、アレーアンテナ12が測定可能な電波の到来角度に応じた角度範囲を撮影してよい。例えば、アレーアンテナ12が測定可能な電波の到来角度の角度範囲が180度の場合、カメラ11は180度の角度範囲を撮影してもよい。
次に、図3を参照して、アンテナ装置13の構成について説明する。アンテナ装置13は、SSB同期部101及びチャネル推定部102を有する。
アンテナ装置13の各ブロックを説明する前に、図4、図5及び図6を参照して、基地局から送信されるSSBの概要について説明する。
図4は、SSBの構成例を示す。図4に示すように、SSB(Synchronization Signal Block)は、PSS(Primary Synchronization Signal)及びSSS(Secondary synchronization signal)から構成される同期信号(SS)を含む。また、SSBは、PBCH(Physical Broadcast Channel)、及び、PBCH用のDMRS(DeModulation Reference Signals)を含む。無線測定システム1は、SSBを用いて、基地局の発見、信号同期、チャネル推定を行い、当該チャネル推定結果に基づいて、電波を可視化する。NRは、SSBのサブキャリア間隔及びSSB送信帯域幅は、次のように規定する。
Figure 0007297497000001
無線測定システム1は、NRが規定する何れのSSBのサブキャリア間隔にも対応してよい。また、無線測定システム1は、NRの規定とは異なるSSBのサブキャリア間隔にも対応してよい。
図5は、基地局2が複数のSSBをそれぞれ異なるビームにて送信する例を示す。図6は、SSB送信数が64個、SSB送信タイミングの周期が20ms、サブキャリア間隔が120kHzである場合における、SSB送信の例を示す。
無線測定システム1は、全て又は複数のビームの平均を出力してよい。SSB送信タイミングの周期は、5ms、10ms、20ms、40ms、80ms、160msのうちの何れかであってよい。或いは、SSB送信タイミングの周期は、これらとは異なる周期であってもよい。
また、図6に示すように、NRでは、複数のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルにより、スロット、サブフレーム、及び、フレームが構成される。スロットは、サブキャリア間隔に関わらず、14個のOFDMシンボルで構成される。フレームは、サブフレーム10個で構成され、10msの長さである。この場合、SSB送信タイミングは、5ms長の1/2フレーム内に位置する。
<<SSB同期部>>
次に、図7に示すフローチャート及び図8に示すタイミングチャートを参照して、SSB同期部101における処理について説明する。SSB同期部101は、アレーアンテナ12の各アンテナ素子にて受信した信号に基づいて、SSBタイミングサーチを行い、SSBに対する同期を行う。SSBタイミングサーチは、初期同期と呼ばれてもよい。例えば、SSB同期部101は、次の処理を行う。なお、以下にて説明するSSB同期部101の処理は、信号処理装置20からの指示に応じて行われてもよい。
SSB同期部101は、アレーアンテナ12の1枚のパネルにおける8個のアンテナ素子のうち、所定の1つのアンテナ素子(例えば上から5番目のアンテナ素子)の受信信号に基づいて、SSB同期を試みる(S101)。この処理は、図8における「1試行単位」に対応する。なお、当該S101のSSB同期処理は、オフセットを代えて2回試行されてもよい。また、SSB同期処理の試行回数は、SSB送信タイミングの周期に基づき、2回以上であってもよい。
SSB同期部101は、S101においてSSB同期に失敗した場合(S102:NO)、S101において用いたアンテナ素子及び/又はゲインとは異なるアンテナ素子及び/又はゲインに切り替えて(S103)、再度S101を行う。なお、図8に示すように、SSB同期部101は、アンテナ切替制御中の受信信号については、SSB同期の試行に用いなくてよい。
SSB同期部101は、S101においてSSB同期に成功した場合(S102:YES)、次のS104へ進む。なお、SSB同期部101は、SSBのデコードを行い、PBCHのCRC(Cyclic redundancy check)エラーが検出されない場合に、SSB同期を成功と判定してよい。
SSB同期部101は、S101にてSSB同期に成功したSSB同期タイミングを用いて、各パネルのアンテナ素子にてSSB同期を試みる(S104)。
SSB同期部101は、S104にてSSB同期に成功したアンテナ素子が無い場合(S105:NO)、再度S101を行う。SSB同期部101は、S104にてSSB同期に成功したアンテナ素子が有る場合(S105:YES)、次のS106へ進む。
SSB同期部101は、SSB同期に成功したアンテナ素子のうち、SS同士の相関値が最大であるアンテナ素子及びSSBインデックスを特定する(S106)。なお、SSB同期部101は、SSB同期に成功したアンテナ素子が1つの場合、当該アンテナ素子を特定してよい。特定したアンテナ素子及びSSBインデックスは、SSBタイミングトラッキングの基準に用いられる。
<<チャネル推定部>>
チャネル推定部102は、アレーアンテナ12における4個のアンテナ素子を1セットとするアンテナセット#0、#1、…を、順次切り替えて、SSBを受信し、チャネル推定値を算出する。ただし、1セットに含めるアンテナ素子の数は4個に限られない。
チャネル推定値は、次の式(1)に示すように、サブキャリア数×アンテナ素子数の行列Rcv(sc,ant)によって表現されてよい。式(1)において、a(sc,ant)は、サブキャリア番号「sc」及びアンテナ素子番号「ant」に対応するチャネル推定値を示す。
Figure 0007297497000002
チャネル推定部102は、チャネル推定値Rcvを、信号処理装置20へ送信する。
<信号処理装置の構成>
次に、図3を参照して、信号処理装置20の構成について説明する。信号処理装置20は、遅延プロファイル生成部200、バッファ部201、BF(Beam Forming)部202、信号レベル検出部203、ピーク検出部204、及び、同期タイミングトラッキング部205を有する。
<<遅延プロファイル生成部>>
遅延プロファイル生成部200は、チャネル推定部102によって得られたチャネル推定値Rcv(sc,ant)をIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)し、遅延プロファイルを得る。
遅延プロファイルは、次の式(2)に示すように、伝搬遅延時間の数とアンテナ素子数との行列T(t,ant)によって表現されてよい。式(2)において、A(t,ant)は、伝搬遅延時間「t」及びアンテナ素子番号「ant」に対応する遅延プロファイルを示す。
Figure 0007297497000003
遅延プロファイル生成部200は、生成した遅延プロファイルT(t,ant)を、バッファ部201に格納する。
<<バッファ部>>
バッファ部201には、遅延プロファイル生成部200によって生成された遅延プロファイルT(t,ant)が格納される。
<<BF部>>
BF部202は、バッファ部201に格納された遅延プロファイルT(t,ant)を用いて、角度プロファイルを生成する。例えば、BF部202は、次の式(3)により、角度プロファイルBFe,a(bf(0)…bf(t))を算出する。
Figure 0007297497000004
式(3)において、「e」は仰角(elevation)を示す変数であり、「a」は方位角(azimuth)を示す変数である。つまり、角度プロファイルBFe,a(bf(0)…bf(t))は、仰角と方位角の組み合わせ毎に得られる。
式(3)における、仰角及び方位角毎の組み合わせ毎に定まる補正データ(又は較正データ)CALe,a(c(0)…c(ant))は、周波数特性を同一と仮定して、次の式(4)によって算出されてよい。
Figure 0007297497000005
式(4)において、「conj」は複素共役を示す。Nscはサブキャリア数を示す。また、式(4)におけるRcve,a(sc,ant)は、仰角及び方位角の組み合わせ毎に、電波暗室のような静的な環境において測定されたチャネル推定値であってよい。
すなわち、角度プロファイルBFe,a(bf(0)…bf(t))は、仰角及び方位角の組み合わせ毎の、静的な環境における電波伝搬特性に対する、実際の環境における電波伝搬特性の差異を表す値であってよい。
<<信号レベル検出部>>
信号レベル検出部203は、仰角及び方位角の組み合わせ毎に、角度プロファイルBFe,a(bf(0))~BFe,a(bf(t))のうち最大電力値を、信号レベルPe,aとして検出する。
<<ピーク検出部>>
ピーク検出部204は、信号レベル検出部203によって検出された仰角及び方位角の組み合わせ毎の信号レベルPe,aから、パラメータの例であるノイズレベルオフセット及びピークインターバルに基づいて、信号レベルのピークポイントを検出する。
図9に示すように、ノイズレベルオフセットは、ピークポイントの候補として残す信号レベルの範囲を定めるパラメータである。ノイズレベルオフセットの単位は、dBであってよい。
図10に示すように、ピークインターバルは、ピークポイント同士が隣接する最小距離を定めるパラメータである。ピークインターバルの単位は、degであってよい。すなわち、或るピークポイントを中心にピークインターバルを半径とする範囲内には、別のピークポイントは存在しない。
ノイズレベルオフセット及び/又はピークインターバルは、無線測定システム1を使用するユーザが変更できてもよい。
次に、図11に示すフローチャートを参照して、ピーク検出部204の処理例を説明する
ピーク検出部204は、ノイズレベル除去処理を行う(S201)。例えば、ピーク検出部204は、図9に示すように、方位角及び仰角の全て又は複数の組み合わせから、最大信号レベル501を検索する。次に、ピーク検出部204は、その最大信号レベル501からノイズレベルオフセットを減算することにより、アンダーレベル502を得る。次に、ピーク検出部204は、アンダーレベル502未満の信号レベルのポイントを、ピーク候補から外す。すなわち、ピーク検出部204は、最大信号レベル501とアンダーレベル502との間の信号レベルのポイントを、ピーク候補として残す。
ピーク検出部204は、方位角方向のピーク候補を絞り込む(S202)。例えば、ピーク検出部204は、S201において残ったピーク候補に対し、仰角毎に、次の(A1)~(A2)を繰り返す。(A1)残ったピーク候補のうち、方位角方向において、最も低い信号レベルのポイントを選択する。(A2)選択したポイントに隣接するピークインターバル内に、その選択したポイント以上の信号レベルのポイントが存在する場合、その選択したポイントをピーク候補から外す。
ピーク検出部204は、仰角方向のピーク候補を絞り込む(S203)。例えば、ピーク検出部204は、S202において残ったピーク候補に対し、方位角毎に、次の(B1)~(B2)を繰り返す。(B1)残ったピーク候補のうち、仰角方向において、最も低い信号レベルのポイントを選択する。(B2)選択したポイントに隣接するピークインターバル内に、その選択したポイント以上の信号レベルのポイントが存在する場合、その選択したポイントをピーク候補から外す。
ピーク検出部204は、残ったピーク候補をさらに絞り込む(S204)。例えば、ピーク検出部204は、S203において残ったピーク候補に対し、次の(C1)~(C2)を繰り返す。(C1)残ったピーク候補のうち、最も低い信号レベルのポイントを選択する。(C2)選択したポイントに隣接するピークインターバル内に、その選択したポイント以上の信号レベルのポイントが存在する場合、その選択したポイントをピーク候補から外す。
ピーク検出部204は、S204によって残ったピーク候補を、ピークポイントに特定する(S205)。
<<同期タイミングトラッキング部>>
次に、図12を参照して、同期タイミングトラッキング部205について説明する。
同期タイミングトラッキング部205は、予め指定されたビームフォーミング測定回数毎に、初期同期にて検出したSSBに対するタイミングトラッキングを行う。ここで、SSB同期部101は、受信ウィンドウサイズを、現在のSSB送信タイミングに対する±16サンプルとしてよい。このとき、1回の移動量を、最大1サンプルとしてもよい。そして、同期タイミングトラッキング部205は、移動量を反映した後のタイミングにて、SSBに含まれるシステム情報の例であるMIB(Master Information Block)のデコードを試みる。同期タイミングトラッキング部205は、予め指定された回数連続してMIBのデコードに失敗した場合、SSBタイミングサーチからやり直してよい。ただし、当該SSBタイミングサーチのやり直しを行わない設定も可能である。
例えば、図12に示すように、同期タイミングトラッキング部205は、ビームフォーミングを3回測定する毎に、SSBタイミングトラッキングを行う。そして、同期タイミングトラッキング部205は、図12の失敗ケースに示すように、2回連続してMIBのデコードに失敗した(例えばCRCエラーが検出された)場合、SSBタイミングサーチからやり直してよい。
なお、同期タイミングトラッキング部205は、図7のS106にて特定したアンテナ素子及びSSBインデックスを用いて、上記のSSBタイミングトラッキングを行ってよい。
SSBタイミングトラッキングにより、無線測定システム1の連続稼働によるSSB同期の精度の低下を防ぎ、安定的なチャネルサウンディングを実現できる。
<処理タイミング>
次に、図13に例示するタイミングチャートを参照して、チャネル推定部102、遅延プロファイル生成部200、BF部202、信号レベル検出部203、及び、ピーク検出部204の処理タイミングの関係について説明する。
チャネル推定部102は、SSBタイミングサーチにより判明したSSB送信タイミングに基づいて、アンテナセットの切替タイミングを決定してよい。例えば、図13に例示するように、SSB送信タイミングが20msの場合、20ms毎にアンテナセットを切り替えてよい。なお、アンテナセットの切替に10msかかる場合、チャネル推定部102は、SSB送信タイミングよりも10ms以上前に、アンテナセットの切替を開始してよい。
チャネル推定部102及び遅延プロファイル生成部200は、アンテナセットにて測定したSSBを用いる処理を、次のアンテナセットに切り替える前に完了してよい。
図13の場合、4個のアンテナ素子を含むアンテナセットを64回切り替えることにより、256個のアンテナ素子についての遅延プロファイルが揃う。当該遅延プロファイルが揃うまでにかかる時間は、例えば、20ms×64回=1.28sである。
BF部202は、バッファ部201に格納された遅延プロファイルを使用できるので、アンテナセットの切替を跨いで処理を継続してもよい。信号レベル検出部203及びピーク検出部204についても同様である。
<画像処理装置の構成>
次に、図3を参照して、画像処理装置30の構成について説明する。画像処理装置30は、画像生成部301を有する。
<<画像生成部>>
画像生成部301は、信号処理装置20から受信した角度プロファイルに基づいて、信号レベルを示す画像(以下「信号レベル画像」という)を生成する。例えば、画像生成部は、仰角及び方位角の組み合わせ(つまり電波の到来角度)毎に、全て又は複数のアンテナ素子のビームフォーミング測定結果を加算して、各到来角度の信号レベルを算出する。ただし、角度プロファイルに基づいて生成される画像は、信号レベル画像に限られず、電波伝搬特性に関する情報を示すどのような画像であってもよい。
画像生成部301は、図14に例示するように、信号レベルの高さを等高線601によって示す信号レベル画像を生成してよい。或いは、画像生成部301は、信号レベルの高さを色によって示す信号レベル画像を生成してよい。例えば、信号レベル画像は、信号レベルの高から低への変化を、色相による赤色から青色への変化によって表してよい。例えば、信号レベル画像は、信号レベルの高から底への変化を、明度又は彩度の変化によって表してもよい。
図14に例示するように、画像生成部301は、ピーク検出部204によって特定されたピークポイントを示すドット(以下「ピークドット」という)602を、信号レベル画像に表示してもよい。さらに、画像生成部301は、ピークドット602の付近に、当該ピークポイントの信号の送信元の基地局の識別情報に相当するセルID603を表示してもよい。図14は、ピークドット602の付近にセルID603「20」が表示された信号レベル画像の例である。
図14に例示するように、画像生成部301は、測定中の無線周波数帯を示す情報604を、信号レベル画像に表示してもよい。
図14に例示するように、画像生成部301は、カメラ付きアンテナ装置10から受信した撮影画像に対して信号レベル画像を合成(例えば重畳)し、信号レベル合成画像を生成してよい。そして、画像生成部301は、信号レベル合成画像のデータを、表示装置40へ送信してよい。
これにより、ユーザは、表示装置40に表示された、図14に例示するような信号レベル合成画像から、カメラ付きアンテナ装置10の周囲の環境と、その環境に影響を受けた信号レベルとの関係を分析できる。
例えば、図14では、セルID603が同じ「20」であるピークドッド602が2つ表示されている。そして、一方のセルID603が「20」のピークドッド602は、撮影画像における基地局605の近くに位置し、他方のセルIDが「20」のピークドッド602は、撮影画像における基地局605から離れて位置する。これにより、ユーザは、基地局605の近くのピークドッド602は直接波であり、基地局605から離れたピークドッド602は反射波であると想定できる。
また、図14では図示しないが、2以上の基地局が存在する場合、信号レベル画像には、各々の基地局からの到来波による信号レベルが表示される。この場合、各々の基地局に対応するセルID(つまり互いに異なるセルID)がピークドッドの付近に表示される。これにより、ユーザは、ピークポイントの信号が何れの基地局から到来した信号であるかを容易に認識できる。
なお、画像生成部301は、ユーザからの操作に応じて、ピークドット602及び/又はセルID603の表示及び非表示を切り替えてよい。
表示装置40がHMDの場合、画像生成部301は、信号レベル合成画像から、HMDを装着したユーザの顔の向きに応じた角度範囲の画像を抽出して、HMDへ出力してよい。なお、画像生成部301はHMDが備える赤外線の情報をHMDから取得することによって、ユーザの顔の向きを特定してよい。これにより、ユーザは、カメラ付きアンテナ装置10の位置における各方向からの電波の到来状況を、顔の向きを変えることによって容易に視認できる。
また、画像生成部301は、信号レベル合成画像を、HMDとは別の表示装置40にも出力してもよい。すなわち、画像生成部301は、信号レベル合成画像を、複数の表示装置40に出力してもよい。
また、画像生成部301は、カメラ付きアンテナ装置10から随時送信される撮影画像と、信号処理装置から随時送信される角度プロファイル等から生成した信号レベル画像とを、リアルタイムに合成してよい。例えば、画像生成部301は、撮影画像の撮影時刻と、角度プロファイルの生成に用いられた受信信号の測定時刻とを同期させて、撮影画像と信号レベル画像を合成する。これにより、ユーザは、電波の到来状況をリアルタイムに視認できる。
また、画像生成部301は、SSB検出タイミングに応じたタイミングにおいて、撮影画像と信号レベル画像とを合成して表示してもよい。
<変形例>
信号処理装置20は、中間データとして、各アンテナ素子の受信レベル、各アンテナ素子の遅延プロファイル、及び、角度プロファイルの情報を表示してもよい。
図3において、カメラ付きアンテナ装置10が有するSSB同期部101、及び、チャネル推定部102は、信号処理装置20が有してもよい。すなわち、アンテナ装置13と信号処理装置20とは一体であってもよい。
<本開示のまとめ>
本実施の形態では、無線測定システム1は、カメラ装置と、複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置と、複数のアンテナ素子の少なくとも一部において受信された同期信号のチャネル推定結果に基づいて、同期信号の到来角度毎の電波伝搬特性を示す情報を生成する信号処理装置と、各到来角度に応じた角度範囲をカメラ装置によって撮影した画像データと電波伝搬特性を示す情報とを合成して表示装置へ出力する画像処理装置と、を備える。
当該構成によれば、表示装置には、カメラ装置によって撮影した画像データと電波伝搬特性を示す情報とが合成して表示されるので、ユーザは、電波の到来状況を視覚的に把握できる。すなわち、本実施の形態に係る無線測定システム1は、基地局におけるアンテナ指向方向等の基地局パラメータチューニングによりエリア最適化に貢献する。
<ハードウェア構成等>
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局2、カメラ付きアンテナ装置10、信号処理装置20、画像処理装置30、及び、表示装置40などは、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図15は、本開示の一実施の形態に係る基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局2、カメラ付きアンテナ装置10、信号処理装置20、画像処理装置30、及び、表示装置40は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局2、カメラ付きアンテナ装置10、信号処理装置20、画像処理装置30、及び、表示装置40のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局2、カメラ付きアンテナ装置10、信号処理装置20、画像処理装置、及び、表示装置40における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、上述のSSB同期部101、チャネル推定部102、遅延プロファイル生成部200、BF部202、信号レベル検出部203、ピーク検出部204、同期タイミングトラッキング部205、及び、画像生成部301などは、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、上述のSSB同期部101、チャネル推定部102、遅延プロファイル生成部200、BF部202、信号レベル検出部203、ピーク検出部204、同期タイミングトラッキング部205、及び、画像生成部301は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述のアンテナ108、208などは、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、基地局2、カメラ付きアンテナ装置10、信号処理装置20、画像処理装置30、及び、表示装置40は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
<情報の通知、シグナリング>
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
<適用システム>
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
<処理手順等>
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
<基地局の動作>
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
<入出力の方向>
情報等(※「情報、信号」の項目参照)は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
<入出力された情報等の扱い>
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
<判定方法>
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
<態様のバリエーション等>
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって)行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
<ソフトウェア>
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
<情報、信号>
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
<「システム」、「ネットワーク」>
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
<パラメータ、チャネルの名称>
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
<基地局>
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
<移動局>
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
<基地局/移動局>
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局が有する機能をユーザ端末が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
<用語の意味、解釈>
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
<参照信号>
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
<「に基づいて」の意味>
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
<「第1の」、「第2の」>
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
<「手段」>
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
<オープン形式>
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
<TTI等の時間単位、RBなどの周波数単位、無線フレーム構成>
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。
サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
<最大送信電力>
本開示に記載の「最大送信電力」は、送信電力の最大値を意味してもよいし、公称最大送信電力(the nominal UE maximum transmit power)を意味してもよいし、定格最大送信電力(the rated UE maximum transmit power)を意味してもよい。
<冠詞>
本開示において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
<「異なる」>
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示の一態様は、無線通信システムに有用である。
1 無線測定システム
2 基地局
10 カメラ付きアンテナ装置
11 カメラ
12 アンテナアレイ
13 アンテナ装置
20 信号処理装置
30 画像処理装置
40 表示装置
101 SSB同期部
102 チャネル推定部
200 遅延プロファイル生成部
201 バッファ部
202 BF部
203 信号レベル検出部
204 ピーク検出部
205 同期タイミングトラッキング部
301 画像生成部

Claims (7)

  1. カメラ装置と、
    複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置と、
    前記複数のアンテナ素子の少なくとも一部において受信された同期信号を受信し、チャネル推定値を算出し、チャネル推定値に基づいて遅延プロファイルを得て、遅延プロファイルを用いて角度プロファイルを生成し、角度プロファイルに基づいて到来角度毎の電波伝搬特性を示す情報を生成する信号処理装置と、
    前記各到来角度に応じた角度範囲を前記カメラ装置によって撮影した画像データと前記情報とを合成して表示装置へ出力する画像処理装置と、
    を備え、
    前記信号処理装置は、
    前記複数のアンテナ素子のうち前記同期信号の受信を試行するアンテナ素子を周期的に切り替えるとともに、チャネル推定を所定回数だけ繰り返した場合に、前記同期信号に関する情報を含むシステム情報の検出を試行し、前記システム情報の検出に失敗した場合、前記アンテナ素子を切り替える制御を行う、
    無線測定システム。
  2. 前記信号処理装置は、
    前記チャネル推定結果に基づいて、前記到来角度毎の遅延プロファイルを生成し、前記各遅延プロファイルに基づいて、前記電波伝搬特性を示す情報である角度プロファイルを生成する、
    請求項1に記載の無線測定システム。
  3. カメラ装置と、
    複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置と、
    前記複数のアンテナ素子の少なくとも一部において受信された同期信号を受信し、チャネル推定値を算出し、チャネル推定値に基づいて遅延プロファイルを得て、遅延プロファイルを用いて角度プロファイルを生成し、角度プロファイルに基づいて到来角度毎の電波伝搬特性を示す情報を生成する信号処理装置と、
    前記各到来角度に応じた角度範囲を前記カメラ装置によって撮影した画像データと前記情報とを合成して表示装置へ出力する画像処理装置と、
    を備え、
    前記複数のアンテナ素子のうち前記同期信号の受信を試行するアンテナ素子を周期的に切り替えるとともに、チャネル推定を所定回数だけ繰り返した場合に、前記同期信号に関する情報を含むシステム情報の検出を試行し、前記システム情報の検出に失敗した場合、前記アンテナ素子を切り替える制御を行い、
    前記複数のアンテナ素子は、円周に沿って配置され、
    前記カメラ装置は、前記円周の中心点と前記カメラ装置の撮影の起点とが揃う位置に配置される、
    無線測定システム。
  4. 複数のアンテナ素子の少なくとも一部において受信された同期信号を受信し、チャネル推定値を算出し、
    チャネル推定を所定回数だけ繰り返した場合に、前記同期信号に関する情報を含むシステム情報の検出を試行し、前記システム情報の検出に失敗した場合、前記アンテナ素子を切り替え、
    チャネル推定値に基づいて遅延プロファイルを得て、遅延プロファイルを用いて角度プロファイルを生成し、角度プロファイルに基づいて到来角度毎の電波伝搬特性を示す情報を生成し、
    前記各到来角度に応じた角度範囲を撮影するカメラ装置による撮影画像と、前記情報と、を重ねて表示装置に表示する、
    電波可視化方法。
  5. 前記情報は、前記同期信号の受信レベルに関する情報であり、
    前記表示装置に表示する処理は、前記受信レベルに応じた色分け表示と前記受信レベルのピーク表示とを含む、
    請求項4に記載の電波可視化方法。
  6. カメラ装置と、
    複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置と、
    前記複数のアンテナ素子の少なくとも一部において受信された同期信号を受信し、チャネル推定値を算出し、チャネル推定値に基づいて遅延プロファイルを得て、遅延プロファイルを用いて角度プロファイルを生成し、角度プロファイルに基づいて到来角度毎の電波伝搬特性を示す情報を生成する信号処理装置と、
    前記各到来角度に応じた角度範囲を前記カメラ装置によって撮影した画像データと前記情報とを合成して表示装置へ出力する画像処理装置と、
    を備え、
    前記表示装置に表示する処理は、前記同期信号の受信レベルのピーク表示に対する前記同期信号の送信元を示す情報を表示する処理を含む、
    無線測定システム。
  7. 前記各到来角度に応じた角度範囲を撮影するカメラ装置による撮影画像と、前記情報と、を重ねて表示装置に表示する処理を、前記同期信号の検出タイミングに応じたタイミングにおいて行う、
    請求項4に記載の電波可視化方法。
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