JP7295558B2 - 褥瘡処置トレーニング用組織モデル - Google Patents

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本発明は褥瘡ケアを練習するための生体組織モデルに関する。特に、褥瘡処置に必要な手技を学ぶための生体に近い質感、感触を備えている褥瘡処置トレーニング用組織モデルに関する。
褥瘡とは、患者が長期間寝たきり等、同じ体勢で過ごした場合に、身体とそれを支持する面との接触局所で血行不全となり、周辺組織が壊死を起こす状態をいう。寝たきりの高齢者や、脊髄損傷、終末期の患者など、様々な病状において自力で体位を変換するのが困難な患者において、褥瘡を発症しやすい。
褥瘡は定期的に体位変換を行うといった予防が最も重要であるが、褥瘡ができた場合には、創傷がどこまで到達しているかなど、褥瘡の重症度(ステージ)に応じて、適切な治療を行うことが必要である。褥瘡は的確な診断を行い、適切な処置を行うことが重要である。
平成27年10月より、褥瘡処置を含む特定行為に係る看護師の研修制度が施行され、医師が患者を特定した上で、特定行為を実施するように指示した場合には、看護師は病状の確認を行った後、手順書に定められた「診療の補助の内容」を実施することができる。褥瘡処置の場合には、看護師は、手順書により身体所見等を確認し、血流のない遊離した壊死組織を滅菌ハサミ、滅菌鑷子等で取り除き、創洗浄、注射針を用いた排膿、止血等の処置を行う。しかしながら、これら一連の処置はステージごとに処置が異なることもあり、医師の指導のもと習得する機会はさほど多くはないことから、褥瘡処置を行うことのできるトレーニングモデルが必要とされてきた。
褥瘡の診断等の習熟のために、褥瘡モデルが公開されている(特許文献1、2)。特許文献1には、褥瘡診断訓練用の生体組織モデルが公開されている。また、特許文献2には、褥瘡モデル動物が開示されている。さらに、褥瘡の進行のステージを理解するために仙骨部にできた褥瘡を再現したステージ毎のモデルも販売されている。また、褥瘡モデルではないものの、従来はブタなどの動物を用いて行われていた生体組織の切開、縫合、剥離などの手技訓練を行うための病変部を模擬した生体モデルも開示されている(特許文献3)。
特開2016-224396号公報 特開2004-267095号公報 特開2017-146415号公報
特許文献1の褥瘡モデルは、超音波検査装置を用いて褥瘡診断の訓練を行うことを前提に作製されている。このモデルでは、超音波装置による褥瘡診断を行うことができるものの褥瘡の処置を訓練できるものではない。特許文献2の褥瘡モデルは、動物モデルであり、褥瘡発症要因の究明や治癒過程の評価、発症抑制のために有効な薬剤の探索のためのものであり、褥瘡の処置を訓練するためのものではない。また、特許文献3などに、開示されているポリビニルアルコールを材料とする生体モデルは、切開、縫合などの手技について習熟するためのモデルであるが、病変部としてがん、血栓、プラークなどを対象としており、褥瘡を対象としたものではない。褥瘡病変は、がんや血栓病変とは異なり、切開して除去するだけではなく、洗浄が必要であるなど、褥瘡に独特の処置方法があるだけではなく、黒色痂皮があるため触感も大きく異なっており、褥瘡処置に習熟するためには褥瘡に特化したモデルが必要である。
また、現在販売されている褥瘡モデルもあるが、褥瘡の進行をステージ毎に学び、褥瘡の洗浄、閉鎖包帯法などの訓練は行うことができるものの、壊死組織の切除など実臨床により近い褥瘡処置を訓練するためのものではない。そのため、褥瘡の処置を習得するより生体組織に似たモデルが必要とされている。特に、従来の褥瘡モデルでは行うことができない壊死組織の切除トレーニングを行うことのできるモデルが求められていた。
本発明は、褥瘡のステージを学習し、さらに褥瘡の処置を行うための組織モデルを提供することを課題とする。
(1)骨、筋層、黄色痂皮、黒色痂皮を含む皮膚層の4層を有し、各層ごとに触感、色が異なることを特徴とする褥瘡処置トレーニング用組織モデル。
(2)前記筋層、黄色痂皮、黒色痂皮を含む皮膚層の3層は、濃度の異なるPVA溶液を用いて製造されていることを特徴とする(1)に記載の褥瘡処置トレーニング用組織モデル。
(3)前記PVA溶液の濃度は、黄色痂皮、筋層、黒色痂皮を含む皮膚層の順に濃度が高いPVA溶液を用いて製造されていることを特徴とする(1)、又は(2)記載の褥瘡処置トレーニング用組織モデル。
(4)前記筋層内に模擬血液が封入された模擬血管が配置されていることを特徴とする(1)~(3)いずれか1項記載の褥瘡処置トレーニング用組織モデル。
本発明の組織モデルは、ハサミやピンセットなどを使用して壊死組織を切除する訓練ができることから、従来の褥瘡モデルとは全く異なるトレーニングを行うことができる。また、切除時間や壊死組織の取り残し、出血の有無といった項目によって、トレーニーの技術を具体的項目によって評価することができる。
図1(A)は、褥瘡処置トレーニング用組織モデルの斜視図、図1(B)は切断線A-A’における断面図を示す。 褥瘡処置トレーニング用組織モデルを台座にセットした状態を示す図。 褥瘡処置トレーニング用組織モデルを用いたトレーニング方法の一例を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の褥瘡処置トレーニング用組織モデルについて説明する。なお、以下では特定のステージの組織モデルを例に説明するが、深達度が浅い軽症のステージIから、各ステージのモデルを作製することができることは言うまでもない。
褥瘡の重症度は一般的に褥瘡が組織のどこまで到達しているか、すなわち深達度によって分類されている。褥瘡分類には多くの分類法があるが、国際的には、米国褥瘡諮問委員会(National Pressure Ulcer Advisory Panel:NPAUP)の深達度分類、ヨーロッパ褥瘡諮問委員会(European Pressure Ulcer Advisory Panel:EPAUP)のグレードが多く用いられている。日本では、「褥瘡の予防・治療ガイドライン」において、深達度をI~IV度の4段階に分類する方法が考案され、その後、7段階に分類する改訂版DESIGN-Rが2008年に開発されたことから、臨床現場ではこれを用いて診断・治療が行われることが多い。
DESIGNツールによる褥瘡判定スケールとは、褥瘡の状態をDepth(深さ)、Exudate(滲出液)、Size(大きさ)、Inflammation/Infection(炎症/感染)、Granulation tissue(肉芽組織)、Necrotic tissue(壊死組織)、及びPocket(ポケット)の7項目について評価(Rating)を行い、褥瘡の重症度、及び評価を行うためのツールである。DESIGNツールによって、重症度、経過の観察が行われている。
実施態様に示す褥瘡処置トレーニング用組織モデルは、この判定スケールのうち、深さ、滲出液、大きさ、炎症/感染、肉芽組織、壊死組織、ポケットについて、確認することができることから、褥瘡の病期を学習するモデルとしても使用することができる。
褥瘡の治療は、外用薬の塗布、ドレッシング材による被覆などの保存的治療の他、褥瘡の傷に電気や水などの物理的な刺激を与える物理療法、外科的治療がある。いずれの治療を選択するにしても、褥瘡のステージ、滲出液や感染の有無などの病態に応じて、適切な治療方法を選択することになるため、褥瘡判定は重要である。
さらに、本発明の褥瘡処置トレーニング用組織モデルは、生体組織に近い感触や状態を模し、褥瘡除去、壊死組織の切除のトレーニングに使用することができる。上述のように褥瘡の治療は、医師だけではなく、特定行為に係る看護師が直接的な処置を行うことがある。したがって、ハサミやピンセットなどを使用して壊死組織を切除する手技を組織モデルによって習得することは、治療経験のない看護師にとって非常に重要なトレーニングとなる。
一般的にヒト組織は外側から皮膚、筋層、骨の層状構造となっており、本発明の組織モデルもこれを踏まえて作製されている。図1(A)に本実施例の褥瘡処置トレーニング用組織モデルの斜視図を示すが、褥瘡処置トレーニング用組織モデル1は、外側から黒色痂皮2を含む皮膚層3、黄色痂皮4、筋層5、骨6の4層構造となっている。また、図1(B)に示すように、血管7を筋層内に形成している。血管7は、模擬血液を筋層内の管状の空洞に封入して作製しているので、切除過程で血管を傷つけた場合には、傷つけた箇所から模擬血液が滲み出る。したがって、切除が適切に行われているかをチェックすることができるとともに、誤って血管を傷つけた場合の止血処置についても練習することができる。血管は筋層内や褥瘡部と健常組織の境界領域に何本か形成することができる。
褥瘡の表面は、皮膚及び皮下組織の壊死により、壊死した皮膚と滲出液が乾燥して固くなった黒色痂皮が存在することが多い。本発明の組織モデルは形態、質感を実際の褥瘡部位に酷似するように、外面には黒色痂皮を配置し、外観も酷似するように製造されている。黒色痂皮の周囲には炎症が生じ、発赤が見られることが多いことから、発赤等、実際の褥瘡に似た色調としている。
本発明の組織モデルは褥瘡や壊死組織の切除のトレーニングを行うことが目的であることから、各層の色、弾力、硬さ、及び質感が、実際の組織に酷似するように作製されている。その結果、実際の患者において壊死組織等を切除する際の触感と、非常に近い感覚でトレーニングを行うことができる。
褥瘡組織モデルは、人体の形状を模した台座8に埋め込むように設置して使用することができる。図2は仙骨に褥瘡ができた場合を想定し、腰部形状の台座に組織モデルを埋め込んだものを示しているが、褥瘡ができやすい部位であれば、モデルを設置するのはどの部分でも構わない。褥瘡は、長時間同じ姿勢でいることにより生じることから、圧迫された場合に骨が突き出した部位にできやすい。寝る姿勢によって、褥瘡ができる部位は異なるが、仰向けに寝ている場合には、後頭部、肩甲部、仙骨部、かかとに、横向きに寝ている場合には、耳、肩、ひじ、腸骨、ひざ、くるぶしにできることが多い。これら褥瘡ができやすい部位の台座を用意し、褥瘡組織モデルを設置することによって、より実臨床に近い形でトレーニングを行うことができる。
褥瘡処置トレーニング用組織モデルを人体形状の台座に設置することによって、壊死組織の切除などの処置時には、術者の身体の位置など、実際の臨床現場と同じようにトレーニングを行うことができるだけではなく、処置後にドレッシング材をあて、包帯を巻くなどの処置に関しても、実際と類似した状況を再現することができる。また、陰圧閉鎖療法(VACシステム)のトレーニングにも用いることができる。
[実施例1] 褥瘡処置トレーニング用組織モデルの製造方法
実施態様に示す褥瘡モデルの製造方法について説明する。ここでは、骨以外の組織を濃度の異なるPVAを用いて、質感、硬さ等が生体に近い状態を再現しているので、液状のPVAを凍結し成型できるように型を用いている。まず、模擬骨を型にセットする。実施例では模擬骨は無発砲ウレタンを用いているが、色、質感が骨に類似している素材であればどのようなものを用いてもよい。具体的には硬質樹脂等が挙げられる。
次に、筋層を作製する。筋層は液状のPVAを凍結、融解することによって作製している。筋層は軟組織としては比較的硬いことから、筋層を製造するためのPVAは、8%以上17%以下の濃度のPVA水溶液を用いることができる。好ましくは、10%以上15%以下、より好ましくは12%以上14%以下の濃度とする。筋層は実際には赤身を帯びた色調であることから、青、赤、白、黄色などの色素を混合して色調を整えている。模擬骨とPVAが完全に接着するように、模擬骨表面に接着剤を塗布する。接着剤が乾く前に、筋層用のPVAを型に流し込む。
筋層の間に、模擬血液を封入した血管を作製する場合には、筋層用のPVA溶液を2/3から3/4程度型に入れて凍結させる。凍結後、凍結したPVAの上に血管と同程度の直径の円筒を配置し、筋層用PVA溶液を円筒の周囲に滴下し、再度凍結させ固定する。円筒が固定されたら、残りの筋層用PVA溶液を型に流し、凍結する。
筋層が完全に凍結したら、冷凍庫から取り出し、室温で解凍する。解凍後、円筒を抜き出し、模擬血液を注入する。模擬血液は、ここではオイルに赤い油性色素を混入したものを使用しているが、血液に類似した粘度、質感を再現することができれば、何を用いてもよい。模擬血管の両端は筋層用PVAで予め栓を作製しておき、両端に嵌めて模擬血液が漏れないようにし、再度凍結する。
凍結完了後、黄色痂皮用PVAを流し、冷凍する。黄色痂皮用PVA溶液は、4%以上12%以下の濃度のPVA水溶液を用いることができる。好ましくは、5%以上9%以下の濃度、より好ましくは、6%以上8%以下の濃度とする。黄色痂皮用PVA溶液には、白、黄色、茶などの色素を添加して、黄色痂皮の色を再現する。
これらの組織層とは別に、黒色痂皮を製造しておく。黒色痂皮は、組織層を作製した型より一回り小さい型か、同径の型を用い作製後、周囲を一回り小さくカットすればよい。黒色痂皮用PVA溶液は、12%以上18%以下の濃度のPVA水溶液を用いることができる。好ましくは13%以上17%以下、より好ましくは14%以上16%以下の濃度とする。黒色痂皮用PVA溶液には、黒、赤などの色素を混合して黒色痂皮の色調を再現する。また、硬さ、質感等を再現するために繊維状の素材を混合する。繊維状の素材としては、和紙、洋紙などの紙、脱脂綿、グラスウール、布繊維などを用いることができる。黒色痂皮用PVA溶液は、2~5mm程度の厚さになるように型に流し、冷凍する。繊維状の素材とPVAを混合することにより、黒色痂皮の質感、触感を再現することができる。繊維状素材は、PVA溶液に対し、2%以上6%(重量%)以下、より好ましくは3%以上5%以下の割合で混合することができる。黒色痂皮は冷凍、融解後、型から外して乾燥させる。
次に、黄色痂皮まで作製した組織モデルに黒色痂皮を設置する。PVA溶液は、12%以上18%以下の濃度のPVA水溶液を用いることができる。好ましくは13%以上17%以下、より好ましくは14%以上16%以下の濃度のPVA溶液を用いる。黒色痂皮の周囲は、青、赤、黄色、白の色素を添加した黄色味を帯びた溶液と、赤い色素を添加した赤味を帯びた溶液の2種類の溶液を準備し、黒色痂皮部分を接着する。黒色痂皮を黄色痂皮の上に配置し、黄色のPVA溶液を外側に流した後、赤いPVA溶液を黒色痂皮と黄色のPVA溶液の間に流すことにより、2色のPVA溶液が自然に混合し、発赤を生じた褥瘡部分と同じような外観となる。冷凍、融解させ、さらに表面のみ乾燥させる。筋層、黄色痂皮、黒色痂皮を含む皮膚層に異なる濃度のPVAを用いることによって、壊死組織を切除するトレーニングを行った際に、ヒト組織を用いたときと同様の触感を得ることができる。
[実施例2] 褥瘡処置トレーニング用組織モデルを用いたトレーニング方法
実施例1で製造した褥瘡モデルを用いたトレーニング方法について説明する(図3)。褥瘡モデルは、経験の浅い看護師、医師等が、熟練した看護師、医師等から手技を学ぶためのものであるから、熟練した手技を有するトレーナーの指導のもと、トレーニーが訓練を受ける。
褥瘡モデルを設置することのできる台座には、モデルと同じ大きさの穴があいている(図2参照)。台座にはめ込むことによって、患者を処置する際と同様の位置でトレーニングを行うことができる。
トレーニーは、褥瘡患部の様子を観察、測定し、褥瘡の状態をDESIGN-R判定ツール、NPAUP、あるいはEPAUPなどの判定基準によってステージを判定する。特定行為に係る看護師は、医師が特定した患者の病状の確認を行う必要があることから、褥瘡のステージについて判断することは重要である。トレーナーはトレーニーの判断が正しいか確認を行う。
褥瘡の判定を行った後、トレーニーは褥瘡の処置を行う。具体的には、黒色痂皮や壊死組織の切除、患部の洗浄、消毒、外用薬、ドレッシング材で被覆、包帯を巻くなどの処置を行う。トレーナーは、トレーニーの手技に対してアドバイスを行う。また、切除すべき壊死組織の取り残し、切除時間、出血の有無等の項目により、トレーニーの手技を評価することができる。
褥瘡モデルを用いることによって、トレーニーは具体的に自身の手技で気をつけるべき点を習熟することができるようになる。患者の褥瘡処置を行う前に褥瘡モデルによって一連の手技をトレーニングできることは、看護師にとっても、患者にとっても大きなメリットとなる。今後、高齢者の増加とともに、寝たきりとなる患者の増加、褥瘡患者の増加が予想されることから、確実な手技を習得した看護師の増加のためにも褥瘡モデルを用いて習熟することは非常に重要となる。
1…褥瘡処置トレーニング用組織モデル、2…黒色痂皮、3…皮膚層、4…黄色痂皮、5…筋層、6…骨、7…血管、8…台座

Claims (4)

  1. 人体の形状を模した台座にはめ込み可能な組織モデルであって、
    骨、筋層、黄色痂皮、黒色痂皮を含む皮膚層の4層を有し、
    前記筋層、黄色痂皮、黒色痂皮を含む皮膚層の3層はそれぞれ濃度の異なるPVA溶液を用いて製造されており、
    各層ごとに触感、色が異なることを特徴とする褥瘡処置トレーニング用組織モデル。
  2. 前記黒色痂皮は切除トレーニング可能に配置されていることを特徴とする請求項1記載の褥瘡処置トレーニング用組織モデル。
  3. 前記PVA溶液の濃度は、
    黄色痂皮、筋層、黒色痂皮を含む皮膚層の順に濃度が高いPVA溶液を用いて製造されていることを特徴とする請求項1、又は2記載の褥瘡処置トレーニング用組織モデル。
  4. 前記筋層内に切除が適切に行われていることを確認するために模擬血液が封入された模擬血管が配置されていることを特徴とする請求項1~3いずれか1項記載の褥瘡処置トレーニング用組織モデル。
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