JP7294014B2 - カメラモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、レンズが保持された鏡筒を有するカメラモジュールに関するものである。
従来より、レンズが保持された鏡筒を有するカメラモジュールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、このカメラモジュールは、鏡筒が実装基板に配置されて用いられる。この場合、鏡筒は、熱膨張によってレンズの位置関係が変化しないように、熱膨張係数の小さい材料で構成されている。
特開2000-208406号公報
ところで、上記のようなカメラモジュールは、例えば、車両に搭載されて車載用カメラとして用いられる。この際、カメラモジュールは、実装基板の面方向が車両の上下方向と略平行となり、鏡筒の軸方向が、上下方向を法線方向とする面方向と平行となるように配置されて用いられる。例えば、カメラモジュールは、鏡筒の軸方向が車両の前後方向と一致するように、車両に搭載されて用いられる。
この場合、鏡筒を熱膨張係数の低い材料のみで構成すると密度が高くなり易く、重くなり易い。このため、鏡筒の接合部分に印加される応力が大きくなり易く、鏡筒が接合されている部分から剥離する等の不具合が発生する可能性がある。
本発明は上記点に鑑み、鏡筒が接合されている部分から剥離することを抑制できるカメラモジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1では、対象物を撮像するための撮像光がイメージャセンサ(20)に導かれるカメラモジュールであって、一面(10a)を有する実装基板(10)と、実装基板の一面上に配置されたイメージャセンサと、イメージャセンサに撮像光を導くレンズ(40)と、一端部および他端部が開口した筒状部材であり、内部にレンズを保持する鏡筒(30)と、を備え、鏡筒は、一端部を構成すると共にレンズを保持する第1部材(310)と、第1部材を挟んでレンズと反対側に位置する第2部材(320)とが一体化された構成とされ、一端部が接合されており、第1部材は、第2部材より熱膨張係数が小さくされ、第2部材は、第1部材より密度が小さくされており、実装基板と離れて配置されている。
これによれば、第1部材は、第2部材より熱膨張係数が小さい材料で構成されている。このため、レンズを保持する部分が熱膨張することを抑制でき、各レンズとイメージャセンサとの位置関係や、各レンズの光軸がずれることを抑制でき、検出精度が低下することを抑制できる。また、第2部材は、第1部材より密度が小さい材料で構成されている。このため、鏡筒を第1部材のみで構成した場合と比較して、鏡筒の軽量化を図ることができる。したがって、カメラモジュールを車両に搭載した際、鏡筒が接合される部分に印加される応力を低減でき、鏡筒が接合される部分から剥離する等の不具合が発生することを抑制できる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態におけるカメラモジュールの断面図である。 第2実施形態におけるカメラモジュールの断面図である。 第3実施形態におけるカメラモジュールの断面図である。 第4実施形態におけるカメラモジュールの断面図である。 第5実施形態におけるカメラモジュールの断面図である。 他の実施形態におけるカメラモジュールの断面図である。 他の実施形態におけるカメラモジュールの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態のカメラモジュールは、例えば、車両の前方監視用のカメラとして、車両の前方に位置する対象物を撮像するための撮像光を取り込む装置として利用されると好適である。
図1に示されるように、本実施形態のカメラモジュールは、実装基板10、イメージャセンサ20、鏡筒30、複数のレンズ40等を備えている。
実装基板10は、例えば、一面10aを有するプリント基板等で構成されており、信号処理回路や増幅回路等が形成されている。なお、実装基板10は、熱膨張係数が数十ppmとされている。
イメージャセンサ20は、半導体基板で構成される素子基板21を有しており、素子基板21にCCD(Charge Coupled Deviceの略)素子やCMOS(Complementary MOSの略)素子等の撮像素子が形成されて構成されている。そして、イメージャセンサ20は、本実施形態では、実装基板10の一面10a上に図示しない接着剤等を介して配置され、図示しないワイヤ等を介して実装基板10と電気的に接続されている。なお、素子基板21は、例えば、熱膨張係数が3ppm程度であるシリコン基板等で構成される。
鏡筒30は、一端部側および他端部側が開口した略円筒状とされており、内径が大きい大径筒部31と、大径筒部31より内径が小さくされた小径筒部32とを有している。そして、大径筒部31および小径筒部32は、それぞれの中心軸が同一軸上に位置するように、軸方向に連結して配置されている。なお、鏡筒30の外径は、軸方向に沿って等しくされている。また、軸方向とは、中心軸に沿った方向であり、図1中では紙面上下方向となる。
鏡筒30には、小径筒部32の内壁面に複数のスペーサ33が備えられている。各スペーサ33は、鏡筒30とは別部品として構成されており、それぞれ環状とされ、軸方向に沿って互いに所定距離だけ離れるように鏡筒30に備えられている。
複数のレンズ40は、熱膨張係数が5~7ppmであるガラス等を用いて構成されている。そして、各レンズ40は、鏡筒30に備えられたスペーサ33の間にそれぞれ保持されている。なお、各レンズ40は、それぞれの光軸と、鏡筒30の中心軸とが一致するように配置されている。また、特に図示しないが、鏡筒30には、レンズ40の位置を詳細に調整するバレルや、赤外線フィルタ等も備えられている。
そして、鏡筒30は、各レンズ40を介して撮像光がイメージャセンサ20に形成された撮像素子に取り込まれるように、接合部材50を介して一端部側が実装基板10に接合されている。詳しくは、鏡筒30は、撮像光の焦点がイメージャセンサ20に形成された撮像素子と一致するように、接合部材50を介して一端部側が実装基板10に接合されている。
なお、本実施形態での一端部側とは、大径筒部31における小径筒部32と反対側の端部のことである。つまり、図1中では、一端部側が紙面下側となり、他端部側が紙面上側となる。また、接合部材50は、例えば、熱硬化性接着剤、レーザ硬化接着剤、または紫外線硬化接着剤等であるエポキシ系接着剤やアクリル系接着剤等が用いられ、熱膨張係数が50~100ppm程度とされている。
以上が本実施形態におけるカメラモジュールの基本的な構成である。次に、本実施形態の鏡筒30について具体的に説明する。
鏡筒30は、内壁面側を構成する第1部材310と、外壁面側を構成する第2部材320とが一体化された構成とされている。具体的には、第1部材310は、大径筒部31を構成する繋ぎ部311、小径筒部32を構成すると共にスペーサ33が備えられてレンズ40を保持する保持部312を有している。また、第1部材310は、繋ぎ部311における保持部312と反対側の端部に配置された円環状の第1フランジ部313、保持部312における繋ぎ部311と反対側の端部に配置された円環状の第2フランジ部314を有している。そして、鏡筒30は、第1部材310における第1フランジ部313が接合部材50を介して実装基板10に配置されている。
第2部材320は、繋ぎ部311、保持部312、第1フランジ部313、第2フランジ部314で囲まれる空間を埋め込むように配置されている。なお、第2部材320は、鏡筒30の外径が軸方向に沿って等しくなるように配置されている。
そして、第1部材310は、第2部材320より熱膨張係数が小さい材料で構成されている。また、第2部材320は、第1部材310より密度が小さい材料で構成されている。さらに、第1部材310は、第2部材320より剛性が高い材料で構成されている。例えば、第1部材310は、鉄とニッケルとの合金であるインバー材で構成され、熱膨張係数が0~7ppm程度とされている。第2部材320は、上記関係を満たす金属や樹脂等で構成されている。
なお、第1部材310および第2部材320は、鏡筒30の全体のヤング率が70Gpa以上となるように、材料が選択されることが好ましい。これにより、レンズ40を鏡筒30に組み付ける際や鏡筒30の搬送時等において、鏡筒30が変形することが抑制される。つまり、イメージャセンサ20とレンズ40との位置関係が変化してしまうことを抑制できる。
また、本実施形態では、第1部材310は、第1部材310のうちの第2部材320側の面を第1面310aとし、第1面310aと反対側の面を第2面310bとし、第1面310aと第2面310bとの間を厚さとすると、繋ぎ部311、保持部312、第1フランジ部313、第2フランジ部314は、厚さが一定とされている。
このような第1部材310および第2部材320を有する鏡筒30は、例えば、金属粉末射出成形や3Dプリンタ等を用いた2色成形によって形成される。
以上が本実施形態におけるカメラモジュールの構成である。そして、このようなカメラモジュールは、例えば、車両の前方に位置する対象物を撮像できるように、鏡筒30の軸方向が車両の前後方向と一致する状態で車両に搭載されて用いられる。この場合、鏡筒30は、熱膨張係数の小さい第1部材310と、第1部材310より密度の小さい第2部材320を用いて構成されているため、鏡筒30が第1部材310のみで構成されている場合と比較して、鏡筒30の軽量化を図ることができる。したがって、接合部材50に印加される応力を低減できる。
以上説明したように、本実施形態では、鏡筒30は、第1部材310と第2部材320とを有する形状とされている。そして、第1部材310は、第2部材320より熱膨張係数が小さい材料で構成されている。このため、レンズ40を保持する部分が熱膨張することを抑制でき、各レンズ40とイメージャセンサ20との位置関係や、各レンズ40の光軸がずれることを抑制でき、検出精度が低下することを抑制できる。
また、第2部材320は、第1部材310より密度が小さい材料で構成されている。このため、鏡筒30を第1部材310のみで構成した場合と比較して、鏡筒30の軽量化を図ることができる。したがって、カメラモジュールを車両に搭載した際、鏡筒30と実装基板10との接合部分に印加される応力を低減でき、鏡筒30が実装基板10から剥離される等の不具合が発生することを抑制できる。
さらに、上記のようなカメラモジュールでは、光軸精度や各レンズ40の位置合わせ精度の向上を図るため、鏡筒30は剛性が高い方が好ましい。この場合、鏡筒30の全体を金属等で構成すると、鏡筒30が重くなる。これに対し、本実施形態では、第2部材320は、第1部材310より密度が小さい材料で構成されている。このため、例えば、第1部材310をインバー材等で構成すると共に厚さを0.1mm以下とし、第2部材320を樹脂で構成することにより、剛性を確保しつつ、鏡筒30を樹脂のみで構成した場合と同程度の重さとできる。つまり、本実施形態のカメラモジュールでは、剛性を確保しつつ、鏡筒30と実装基板10との接合部分に印加される応力を十分に低減できる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対し、イメージャセンサ20をパッケージに収容すると共に、鏡筒30をパッケージに接合したものである。その他に関しては、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態のカメラモジュールは、図2に示されるように、イメージャセンサ20を収容するパッケージ200を有している。パッケージ200は、一面に凹部211が形成されたケース210と、ケース210の凹部211を閉塞するカバー220とを有している。なお、パッケージ200は、平面の大きさが鏡筒30の内径より大きくされている。
ケース210は、本実施形態では、アルミナ等のセラミック層が複数積層されて構成されおり、凹部211が形成されることによって構成される側部212および底部213を有している。そして、イメージャセンサ20は、底部213の内壁面上に接着剤等で構成される接合部材230を介して配置されている。
また、ケース210は、側部212の内壁面に内部端子214が形成されていると共に、底部213の外壁面に、側部212を貫通するスルーホール電極215を介して内部端子214と電気的に接続される外部端子216が形成されている。そして、内部端子214は、イメージャセンサ20の図示しないパッドとワイヤ240を介して電気的に接続されている。これにより、イメージャセンサ20が外部端子216と電気的に接続された状態となる。
カバー220は、ケース210の凹部211を閉塞するように、接着剤等の接合部材250を介して配置されている。本実施形態では、カバー220は、実装基板10よりも剛性が高い材料で構成されている。さらに、カバー220は、第1部材310と実装基板10との間の熱膨張係数の差よりも第1部材310との熱膨張係数の差が小さくなる材料で構成されている。本実施形態では、カバー220は、このような特性を満たすガラスで構成されており、例えば、熱膨張係数が10ppm程度とされている。
そして、パッケージ200は、ケース210の底部213に形成された外部端子216がはんだ等の接合部材270を介して実装基板10に配置されている。
鏡筒30は、第1フランジ部313が接合部材50を介してカバー220に配置されている。この場合、カバー220は、実装基板10よりも剛性が高くされているため、接合部材50を薄くできる。
すなわち、実装基板10がプリント基板で構成されている場合、実装基板10は、剛性が低いため、一面10a側の平坦性が低い。つまり、実装基板10は、一面10a側に微小なうねり等の凹凸が形成された状態となっている。このため、鏡筒30を実装基板10に実装する場合には、凹凸を接合部材50で吸収して鏡筒30が傾かないようにするため、接合部材50を厚くすることが好ましい。
これに対し、本実施形態では、カバー220の剛性が高くされているため、カバー220における鏡筒30と接続される接合面の平坦性が実装基板10より高くなる。このため、鏡筒30とカバー220との間に配置される接合部材50を薄くできる。したがって、接合部材50の熱膨張の影響を低減できる。
以上説明したように、本実施形態では、イメージャセンサ20がパッケージ200に収容されており、鏡筒30は、パッケージ200のカバー220に接合部材50を介して接合されている。そして、カバー220は、実装基板10より剛性が高くされている。このため、鏡筒30を実装基板10に接合部材50を介して配置する場合と比較して、鏡筒30とカバー220との間に配置される接合部材50を薄くできる。したがって、接合部材50の熱膨張の影響を低減でき、さらに検出精度の向上を図ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態に対し、鏡筒30をイメージャセンサ20に接合したものである。その他に関しては、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態のカメラモジュールは、図3に示されるように、イメージャセンサ20の平面の大きさが鏡筒30の内径より大きくされている。例えば、イメージャセンサ20は、素子基板21のうちの撮像素子が形成される部分を囲む外周部分が大きくされることにより、平面の大きさが大きくされている。なお、イメージャセンサ20を構成する素子基板21は、シリコン基板等で構成されており、実装基板10を構成するプリント基板よりも剛性が高くされている。また、イメージャセンサ20を構成する素子基板21は、シリコン基板等で構成されており、第1部材310と実装基板10との間の熱膨張係数の差よりも第1部材310との熱膨張係数の差が小さくなる材料で構成されている。
また、イメージャセンサ20は、素子基板21のうちの実装基板10側に、撮像素子と電気的に接続される端子部22が形成されている。なお、特に図示しないが、端子部22は、素子基板21に形成される配線パターンや貫通電極等を通じて撮像素子と電気的に接続されている。そして、イメージャセンサ20は、端子部22がはんだ等の接合部材280を介して実装基板10に実装されている。
鏡筒30は、第1フランジ部313が接合部材50を介してイメージャセンサ20に配置されている。この場合、素子基板21は、実装基板10よりも剛性が高くされているため、上記第2実施形態と同様に、接合部材50を薄くできる。
以上説明したように、本実施形態では、鏡筒30がイメージャセンサ20に接合部材50を介して接合されている。また、イメージャセンサ20を構成する素子基板21は、実装基板10よりも剛性が高くされている。このため、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、鏡筒30をイメージャセンサ20に接合しており、パッケージ200を備える必要がない。このため、上記第2実施形態と比較すれば、部品点数の削減を図ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第1実施形態に対し、第1部材310の保持部312を厚くしたものである。その他に関しては、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態のカメラモジュールは、図4に示されるように、第1部材310は、各レンズ40を保持する保持部312が繋ぎ部311、第1フランジ部313、第2フランジ部314よりも厚さが厚くされている。つまり、保持部312は、繋ぎ部311、第1フランジ部313、第2フランジ部314よりも剛性が高くされている。
これによれば、保持部312が繋ぎ部311等と同じ厚さとされている場合と比較して、各レンズ40を鏡筒30に組み付ける際等に保持部312が変形することを抑制できる。したがって、各レンズ40とイメージャセンサ20との位置関係や、各レンズ40の光軸がずれることをさらに抑制できる。
(第5実施形態)
第5実施形態について説明する。第5実施形態は、第1実施形態に対し、第1フランジ部313および第1フランジ部313と対向する部分に粗化構造を形成したものである。その他に関しては、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態のカメラモジュールは、図5に示されるように、第1フランジ部313の接合部材50と接合される部分、および実装基板10のうちの接合部材50と接合される部分に、粗化構造300が形成されている。この粗化構造300は、例えば、ブラスト処理やレーザ処理等が施され、微細な凹凸が形成されることで構成されている。
これによれば、アンカー効果により、接合部材50と、鏡筒30および実装基板10との接合性を向上できる。したがって、鏡筒30が実装基板10から剥離する等の不具合が発生することをさらに抑制できる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記第2実施形態では、図6に示されるように、鏡筒30をカバー220に直接接合等によって接合するようにしてもよい。同様に、上記第3実施形態では、図7に示されるように、鏡筒30をイメージャセンサ20に直接接合等によって接合するようにしてもよい。つまり、鏡筒30との間に接合部材50を配置しないようにしてもよい。これによれば、接合部材50を配置しないため、接合部材50の熱膨張の影響が無くなり、さらに検出精度が低下することを抑制できる。
また、上記第5実施形態では、鏡筒30および実装基板10の一方のみに粗化構造300が形成されるようにしてもよい。
そして、上記各実施形態を組み合わせることもできる。例えば、第2実施形態を第4、第5実施形態に組み合わせ、パッケージ200を備えると共に鏡筒30がパッケージ200に接合されるようにしてもよい。また、第3実施形態を第4、第5実施形態に組み合わせ、イメージャセンサ20に鏡筒30が接合されるようにしてもよい。さらに、第4実施形態を第5実施形態に組み合わせ、保持部312が繋ぎ部311等より厚くなるようにしてもよい。そして、上記実施形態を組み合わせたもの同士をさらに組み合わせることもできる。
10 実装基板
10a 一面
30 鏡筒
40 レンズ
310 第1部材
320 第2部材

Claims (7)

  1. 対象物を撮像するための撮像光をイメージャセンサ(20)に導くカメラモジュールであって、
    一面(10a)を有する実装基板(10)と、
    前記実装基板の一面上に配置された前記イメージャセンサと、
    前記イメージャセンサに前記撮像光を導くレンズ(40)と、
    一端部および他端部が開口した筒状部材であり、内部に前記レンズを保持する鏡筒(30)と、を備え
    前記鏡筒は、前記一端部を構成すると共に前記レンズを保持する第1部材(310)と、前記第1部材を挟んで前記レンズと反対側に位置する第2部材(320)とが一体化された構成とされ、前記一端部が接合されており、
    前記第1部材は、前記第2部材より熱膨張係数が小さくされ、
    前記第2部材は、前記第1部材より密度が小さくされており、前記実装基板と離れて配置されているカメラモジュール。
  2. 前記鏡筒は、前記一端部が前記実装基板の一面に接合されている請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 凹部(211)が形成されたケース(210)と、前記凹部を閉塞すると共に、前記実装基板よりも剛性が高い材料で構成されたカバー(220)とを有するパッケージ(200)を備え、
    前記イメージャセンサは、前記パッケージに収容されており、
    前記パッケージは、前記ケースが前記実装基板の一面に接合されており、
    前記鏡筒は、前記一端部が前記パッケージのカバーに接合されている請求項1に記載のカメラモジュール。
  4. 前記カバーは、前記鏡筒の第1部材と前記カバーとの熱膨張係数の差が、前記鏡筒の第1部材と前記実装基板との熱膨張係数の差より小さくなる材料で構成されている請求項3に記載のカメラモジュール。
  5. 前記イメージャセンサは、前記実装基板よりも剛性が高い材料とされた素子基板(21)を用いて構成されており、
    前記鏡筒は、前記一端部が前記イメージャセンサと接合されている請求項1に記載のカメラモジュール。
  6. 前記鏡筒は、前記第1部材が前記第2部材より剛性が高い材料で構成され、
    前記第1部材は、前記レンズを保持する保持部(312)が前記保持部と異なる部分よりも厚くされている請求項1ないし5のいずれか1つに記載のカメラモジュール。
  7. 前記鏡筒は、前記一端部が前記一端部と対向する部分と接合部材(50)を介して接合されており、
    前記鏡筒の一端部および前記一端部と対向する部分の少なくとも一方は、粗化構造(300)が形成されている請求項1ないし6のいずれか1つに記載のカメラモジュール。
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