JP7290603B2 - washing machine - Google Patents
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Description
本発明は、洗濯物を洗濯する洗濯機に関する。 The present invention relates to a washing machine for washing laundry.
布傷みや布絡みなどを抑えつつ洗浄力を確保した洗濯機として、特許文献1に記載されている。
特許文献1は、、標準コースとは異なる第2の洗濯コースを選択された場合、前記標準コースよりも高い設定水位まで給水した状態で攪拌翼を回転させて洗いを実行させることで水位が低いときの攪拌動作がなくなるため、洗濯物と攪拌翼が擦れるリスクが軽減され、衣類の傷みや絡み、型くずれを抑えた洗浄を可能としている。
In
[特許文献1]特開2017-192409号公報(段落0115、図14等) [Patent Document 1] JP 2017-192409 A (paragraph 0115, FIG. 14, etc.)
従来の洗濯機では、洗濯槽を固定して攪拌翼を回転させて洗浄を実施する場合、洗濯物(デリケート素材の衣類、型くずれし易い衣類、おしゃれ着衣類など)と攪拌翼や洗濯槽との間に擦れが生じ、布傷み、布絡み、さらには縮み、型くずれ等が極めて大きくなってしまうことがある。 In conventional washing machines, when the washing tub is fixed and the stirring blades are rotated for washing, the laundry (clothes made of delicate materials, clothes that easily lose their shape, fashionable clothes, etc.), the stirring blades, and the washing tub Rubbing occurs between them, and damage to the fabric, entanglement of the fabric, shrinkage, loss of shape, etc. may become extremely large.
特許文献1の制御では、結果的に、撹拌翼を動かす為、洗濯物と撹拌翼が擦れるリスクは少なからず排除困難である。
In the control of
特許文献1の制御よりも更に洗濯物と撹拌翼が擦れるリスクを抑えるために、攪拌翼を回転させず洗濯槽のみを低速回転させて洗浄を実施し、衣類および洗濯液は洗濯物の回転に合わせて回転させる洗濯手段があるが、これのみでは、衣類が水の抵抗を受けにくく、洗浄効率が悪くなるという課題がある。例えば、ウール素材の衣類などは、水面に洗濯物が浮いてしまうため、衣類に洗濯液が十分に浸透しない可能性があり、洗濯槽内に入れて使用する洗濯キャップなどで衣類を物理的に抑えつけて洗濯することが望ましいとされ、洗浄効率を上げる為に、洗濯キャップなど部品点数を増加させてしまうことが生じる。
In order to further reduce the risk of rubbing between the laundry and the agitating blade than in the control of
本発明の目的は、洗濯物の衣類の傷み、絡み、縮みを抑制しつつ、浮力が高く洗濯液に含水しにくい衣類に対して、部品点数を増やすことなく、使い勝手の良い洗濯機を提供することである。 An object of the present invention is to provide a washing machine which is easy to use, without increasing the number of parts, for clothes which have high buoyancy and hardly absorb water in washing liquid while suppressing damage, entanglement and shrinkage of the clothes in the laundry. That is.
上記課題を解決した本発明は、洗濯槽と、洗濯槽の底に設けられる攪拌翼と、洗濯槽と攪拌翼を回転駆動させる駆動装置と、洗濯槽に給水する給水手段と、を有し、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を行う洗濯機であって、前記洗濯槽の底部の水を、前記洗濯槽内に散水することで循環させる循環流路を備え、洗い工程に、給水手段から洗濯槽内への給水量を段階的に増加させて、段階的に水位を上げると共に、水位の上昇に伴って、洗濯槽の回転数を段階的に下げて、衣類を洗うコースを有し、前記攪拌翼は、裏面側に、第1内周側リブ、第2内周側リブ、および最外周の外周側リブをそれぞれ周状に有し、前記第1内周側リブ、前記第2内周側リブ、および前記外周側リブは、前記攪拌翼の半径の半分の位置よりも外周側に位置し、前記第1内周側リブ、前記第2内周側リブの各先端は、前記外周側リブの先端よりも上方に位置し、かつ、前記第1内周側リブの先端は、前記第2内周側リブの先端よりも下方に位置し、前記外周側リブの先端は、前記循環流路の入口の高さ寸法の半分の位置よりも上方かつ前記入口の高さ寸法の位置より下方に位置している。 The present invention that solves the above problems has a washing tub, an agitating blade provided at the bottom of the washing tub, a driving device that rotates the washing tub and the agitating blade, and a water supply means that supplies water to the washing tub, A washing machine for performing a washing process, a rinsing process, and a dehydration process, comprising a circulation channel for circulating water at the bottom of the washing tub by sprinkling water into the washing tub, and performing washing from a water supply means during the washing process. washing clothes by stepwise increasing the amount of water supplied to the tub to raise the water level step by step, and lowering the number of revolutions of the washing tub step by step as the water level rises; The stirring blade has a first inner peripheral rib, a second inner peripheral rib, and an outermost outer peripheral rib on the back surface side, respectively. The side rib and the outer peripheral rib are located on the outer peripheral side of the half radius position of the stirring blade, and the tips of the first inner peripheral rib and the second inner peripheral rib are located on the outer peripheral side. The tip of the first inner rib is located above the tip of the rib, the tip of the first inner rib is located below the tip of the second inner rib, and the tip of the outer rib is located above the tip of the circulating flow. It is positioned above half the height of the entrance of the channel and below the height of the entrance .
本発明によれば、洗濯物の衣類の傷み、絡み、縮みを抑制しつつ、浮力が高く洗濯液に含水しにくい衣類に対して、部品点数を増やすことなく、使い勝手の良い洗濯機を提供できる。 According to the present invention, it is possible to provide a washing machine that is easy to use, without increasing the number of parts, without increasing the number of parts, while suppressing damage, entanglement, and shrinkage of clothes in the laundry, and for clothes that have high buoyancy and are difficult to absorb water in the washing liquid. .
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、洗濯、すすぎ、脱水を行うことができる洗濯機(いわゆる、全自動洗濯機)を例に挙げて説明するが、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥を行うことができる洗濯機(いわゆる、縦型の洗濯乾燥機)に適用することもできる。 EMBODIMENT OF THE INVENTION Hereinafter, the form (henceforth "embodiment") for implementing this invention is demonstrated in detail, referring drawings suitably. In the following description, a washing machine capable of washing, rinsing, and dehydration (so-called fully automatic washing machine) will be described as an example. , vertical type washing and drying machines).
図1は、本実施形態の洗濯機の内部構成を示す概略図である。 FIG. 1 is a schematic diagram showing the internal configuration of the washing machine of this embodiment.
図1に示すように、洗濯機1は、略箱形の鋼板製の外枠(筺体)5内に、洗濯槽2と、洗濯槽2の底に設けられる攪拌翼3と、洗濯水を循環させる循環水路Rと、を備えて構成されている。
As shown in FIG. 1, the
洗濯槽2は、有底円筒形状を呈し、胴板21、この胴板21の底部に設けられる底板22、胴板21の上部に設けられるバランスリング23などを備えて構成されている。
The
攪拌翼3(脈動翼盤、パルセータともいう)は、略円盤状に形成され、洗濯槽2の底部に設けられている。また、攪拌翼3は、駆動装置6によって回転可能に支持されている。これにより、洗い時やすすぎ時に、攪拌翼3を回転させることで洗濯水を洗濯物12ごと攪拌することができる。
The stirring blade 3 (also referred to as a pulsating blade disk or a pulsator) is formed in a substantially disk shape and provided at the bottom of the
循環水路Rは、洗濯槽2の壁面に設けられ、攪拌翼3の回転によって洗濯水(水)を、洗濯槽2の底部から洗濯槽2の上部に押し上げて、洗濯槽2の内部に戻して循環するように構成されている。また、循環水路Rは、洗濯槽2の壁面の複数箇所に設けられている。
The circulation water channel R is provided on the wall surface of the
また、洗濯機1は、外枠5の枠体内に、洗濯槽2を同軸上に内包する外槽7を備えている。この外槽7は、合成樹脂製で有底円筒状に形成され、外枠5の上端から吊り下げ支持するコイルバネや弾性ゴムからなる防振装置8などによって垂下防振支持されている。また、外槽7の底部外側には、排水弁13および排水ホース11が設けられ、外槽7の底部に設けられた排水口7aと排水弁13を介して排水ホース11と接続されている。
The
また、洗濯機1は、制御手段であるコントロールユニット19、給水手段である電磁給水弁16、水位を検知する感圧式の水位センサ15などを備えている。洗濯工程等を行う際、コントロールユニット19の指令により、電磁給水弁16を開き、外槽7内に洗濯水が給水される。所定の水位となったことが水位センサ15により検知されると、コントロールユニット19の指令により電磁給水弁16を閉め、給水を停止する。また、脱水工程等を行う際、コントロールユニット19の指令により排水弁13が開かれ、外槽7内の洗濯水は、排水ホース11の他端から洗濯機1の機外へ排出される。
The
外枠5の上部には、合成樹脂製の上面カバー9が設けられ、外枠5の下部には、合成樹脂製のベース部材10が設けられている。また、上面カバー9の中央部には、洗濯物12等を出し入れする洗濯物投入口9aを有し、この洗濯物投入口9aを開閉するための蓋体9bが設けられている。また、上面カバー9の後部には、水道栓と接続される給水ホース接続口17が設けられている。給水ホース接続口17は、電磁給水弁16と接続されている。
A synthetic resin top cover 9 is provided on the upper portion of the
また、外槽7の内周と洗濯槽2外周との間には隙間があり、この隙間に洗濯物等が入らなくするとともに、外槽7全体の剛性を保つために、外槽7の上端にはバランスリング23の上面を覆うような槽カバー18が設けられている。
In addition, there is a gap between the inner circumference of the
駆動装置6は、外槽7の底部外側に鋼板製の取付けベース14を介して取り付けられている。また、駆動装置6は、駆動用モータおよび減速機構を介して攪拌翼3を駆動するように構成されている。この駆動装置6は、洗濯槽2を静止若しくは回転を固定させた状態で攪拌翼3を正逆両方向に回転させる攪拌モード、洗濯槽2と攪拌翼3を一体的に同一方向に回転させる脱水モードを選択的に駆動できるように構成されている。
The
また、駆動装置6は、洗濯槽2を静止させない状態(洗濯槽2の回転を固定しないが、駆動装置6で洗濯槽2を直接回転できない状態)で攪拌翼3を正逆両方向に回転させる中立モードも選択的に駆動できるように構成されている。
In addition, the
図2は、本実施形態に係る洗濯槽の内部構成を示す縦断面図である。なお、図2では、脱水孔21a(図1参照)の図示を省略している。
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing the internal configuration of the washing tub according to this embodiment. 2, illustration of the
図2に示すように、胴板21は、ステンレス鋼板を円筒状に形成したものであり、周壁に洗濯物12に含まれている洗濯水を遠心力にて洗濯物12と分離し排出するための複数の脱水孔21a(図1参照、一部のみ図示)が形成されている。
As shown in FIG. 2, the
また、胴板21には、循環水路Rを構成する循環流路部材24が取り付けられている。この循環流路部材24は、合成樹脂などの略板状の部材で形成されるとともに、所定の幅で上下方向に延びて構成されている。
A
また、胴板21には、循環流路部材24とは別の位置に、循環水路Rを構成する循環流路部材25が取り付けられている。この循環流路部材25には、着脱式の糸くず捕集部材26が取り付けられている。この糸くず捕集部材26は、複数の開口26aが形成され、開口26aが配置されている領域にリントフィルタ(不図示)が設けられている。
A
底板22は、合成樹脂製で胴板21の下部を塞ぐ皿形状の部材であり、洗濯槽2の底面を構成する底部22aと、この底部22aの外周縁から上方に延びて側面を構成する側部22bと、を有し、胴板21の下端部に固定されている。また、底部22aには、外槽7の底と通じる貫通孔22cが複数形成されている。
The
バランスリング23は、合成樹脂などでリング状に形成され、胴板21の上端部(上縁部)に固定されている。また、バランスリング23は、胴板21の内壁面よりも径方向の内側に突出するように配置され、バランスリング23の内径が、胴板21の内径よりも小さくなるように構成されている。また、バランスリング23は、内部に比重の大きな流体(塩水など)を封入して構成され、洗濯槽2の回転時に洗濯物の偏りなどによって偏心が生じたときに、流体の移動によって偏心を打ち消し、回転のバランスを維持する機能を有している。
The
攪拌翼3は、底板22の内部(洗濯槽2の内底部)を覆う直径を有する略円盤形状であり、中央部が回転軸方向の上方に盛り上がるとともに、周方向に沿って上下に波打つように構成されている。また、攪拌翼3は、周縁部の一部が上向きに迫り上がるように湾曲して形成されている。また、攪拌翼3には、表面側と裏面側とを貫通する孔3aが複数個所に形成され、円形のディンプル部3bや径方向に延びる突条部3cが複数箇所に形成されている。
The agitating
図3は、攪拌翼を取り外した洗濯槽の内部を示す断面図である。なお、図3は、糸くず捕集部材26を正面から見た断面図である。
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the inside of the washing tub from which the stirring blade is removed. 3 is a cross-sectional view of the
図3に示すように、循環流路部材24は、上端24aがバランスリング23の近傍まで延び、下端24bが底板22の凹部に入り込む位置まで延びている。また、循環流路部材24の上端24aには、径方向内側に樹脂で一体に曲げ形成されたつば部24a1が形成されている。このつば部24a1の先端は、バランスリング23よりも径方向内側に突出しない位置に設定されている。また、循環流路部材24の下端24bには、樹脂で一体に曲げ形成されるとともに底板22と嵌合するつば部24b1が径方向内側に突出して形成されている。
As shown in FIG. 3 , the
また、循環流路部材24の裏面には、樹脂で一体に形成された導水路24cが形成され、循環流路部材24と胴板21の内壁面21bとの間で循環水路Rを形成している。すなわち、循環流路部材24の裏面には、左右方向(周方向)に離間して配置される一対のリブ(図示省略)が胴板21に向けて突出して形成されるとともに、循環流路部材24を胴板21に固定するための固定部(図示省略)が設けられている。このリブにパッキン(不図示)を装着して循環流路部材24の内壁面に密着させるとともに、循環流路部材24を胴板21に固定部を介して固定することで、入口27から流入した洗濯水が途中で液漏れすることなく、循環流路部材24の上端まで流通できるようになっている。
Further, a
また、糸くず捕集部材26が設けられた循環流路部材25の裏面には、樹脂で一体に形成された導水路(不図示)が形成され、循環流路部材25と胴板21の内壁面(不図示)との間で循環水路(不図示)を形成している。なお、本実施形態の循環流路部材25は、洗濯水を上端まで循環水路Rが形成されているものではなく、糸くず捕集部材26の開口26aから洗濯水を洗濯槽2内に散水することで循環させるものである。なお、このような構成の循環流路部材25に限定されるものではなく、循環流路部材25の糸くず捕集部材26の上方に、洗濯水を吐出させるスリット状の吐出口が設けられたものであってもよい。
Further, on the back surface of the
上記した循環流路部材24の鉛直方向の下方に位置する洗濯槽2の底には、洗濯水を循環水路Rに導入するための入口(導入口)27が設けられている。入口27が設けられている底板22は、底部22aから側部22bにかけてR形状を有するように湾曲して形成されている。これにより、洗濯水の流れの向きを鉛直方向に延びる循環水路Rに円滑に変えることができる。また、入口27の高さ寸法Hは、つば部24b1の下面から鉛直方向の下方に下ろした直線が底板22と接するまでの長さである。また、入口27の高さ位置Hm(図5参照)とは、つば部24b1の下面の高さ、換言すると入口27の上端の高さである。
An inlet (inlet) 27 for introducing washing water into the circulation channel R is provided at the bottom of the
また、循環水路Rの上端には、鉛直方向の上方に向けて開口して形成された吐出口31が形成されている。この吐出口31は、バランスリング23の下面23aと対向するように配置されている。これにより、吐出口31から吐出された洗濯水がバランスリング23の下面23aに衝突することで、つば部24a1と下面23aとの間に形成された隙間32から洗濯水が洗濯槽2内に向けて吐出(散水)されるようになっている。
A
また、前記した循環流路部材25の鉛直方向の下方に位置する洗濯槽2の底には、洗濯
水を循環水路に導入するための入口(導入口)28(図3参照)が形成されている。入口28から導入された洗濯水は、循環流路部材25と胴板21との間に形成された導水路(不図示)を通って、糸くず捕集部材26内に導入されて糸くずが捕集された後、開口26aから洗濯槽2内に散水されるようになっている。
An inlet (introduction port) 28 (see FIG. 3) for introducing washing water into the circulation channel is formed at the bottom of the
図4は、攪拌翼の裏側を示す斜視図である。 FIG. 4 is a perspective view showing the back side of the stirring blade.
図4に示すように、攪拌翼3の裏面(下面)には、回転軸中心Oから径方向Dに延びる複数の裏羽根33(径方向リブ)が形成されている。換言すると、裏羽根33が回転軸中心Oから放射状に形成されている。この裏羽根33は、板形状であり、攪拌翼3の裏面から鉛直方向の下方(図4では上方)に向けて突出して形成されている。また、裏羽根33は、周方向Wに略等角度で配置されるように構成されている。
As shown in FIG. 4 , a plurality of rear blades 33 (radial ribs) extending in the radial direction D from the center O of the rotation shaft are formed on the rear surface (lower surface) of the
本実施形態では、攪拌翼3の上方(図2参照)に盛り上がった2つの領域の裏面に、裏羽根群33A,33Aが形成されている。これにより、裏羽根33間に取り込む水量を多く確保することができる。それぞれの裏羽根群33Aは、5枚の裏羽根33で構成され、約90度の角度範囲で配置されている。裏羽根群33Aは、循環させる洗濯水を取り込む機能だけではなく、洗濯槽2に洗濯物12が投入されて攪拌翼3が撓み変形するのを抑制する補強部材としての機能も有している。
In the present embodiment,
裏羽根群33Aと裏羽根群33Aとの間の領域には、裏羽根群33B,33Bが形成されている。この裏羽根群33Bは、攪拌翼3の下方(図2参照)に凹んだ2つの領域の裏面に形成されている。また、裏羽根群33Bは、3枚の裏羽根で構成され、約90度の角度範囲内に配置されている。この裏羽根群33Bは、主に攪拌翼3が撓み変形するのを抑制する補強部材として機能している。
また、攪拌翼3の裏面の中心側(半径の約2分の1の領域)には、回転中心軸Oに同心円状または略同心円状に形成される円環リブ34,34,34が形成されている。これにより、攪拌翼3および裏羽根群33A,33A,33B,33Bを補強することができる。
また、攪拌翼3の裏面(下面)には、周方向Wに延びる外周側リブ35および内周側リブ36,37が径方向Dに間隔を置いて形成されている。また、外周側リブ35および内周側リブ36,37は、それぞれ攪拌翼3の曲率と略同じ曲率で湾曲して形成されている。
Further, on the rear surface (lower surface) of the
外周側リブ35は、外周側に位置する周方向リブであり、裏羽根群33Aの周方向Wの一端の裏羽根33から他端の裏羽根33にかけて延びて、すべての裏羽根33と樹脂によって一体に形成されている。また、外周側リブ35は、裏羽根群33Aの各裏羽根33の先端側に位置している。なお、裏羽根33の先端側とは、裏羽根33の外周側の端部、または裏羽根33の外周側の端部の近傍を意味している。
The outer
内周側リブ36,37は、外周側リブ35よりも内周側に位置する周方向リブであり、内周側リブ36が内周側リブ37よりも外周側に位置するように構成されている。また、内周側リブ36,37は、外周側リブ35よりも上下方向の長さが短く形成されている。また、内周側リブ36は、内周側リブ37よりも上下方向の長さが長く形成されている。
The inner
内周側リブ36,37は、裏羽根群33Aの5枚の裏羽根33のうちの中央の3枚の裏羽根33と一体に形成されている。
The inner
図5は、循環水路の入口と径方向リブとの位置関係を示す断面図である。なお、図5は、裏羽根群33Aの5枚の裏羽根33のうちの中央の裏羽根33が正面となるように切断したときの断面図を示している。
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the positional relationship between the inlet of the circulating water channel and radial ribs. In addition, FIG. 5 shows a cross-sectional view when the central
図5に示すように、攪拌翼3の表面は、中央部が若干盛り上がり形状であるとともに、円環リブ34の位置から外周側(径方向外側)に向けて上昇する傾斜面3dを有している。図5に示す位置では、攪拌翼3の外周縁部は、底板22の上端22dよりも上方に位置している。また、攪拌翼3の外周縁部には、入口27に向けて延びる垂下部3eが形成されている。この垂下部3eの先端(下端)は、入口27(つば部24b1)の上方に位置するとともに、循環流路部材24の表面との間に隙間Sが形成されるように構成されている。この隙間Sの寸法は、運転時に攪拌翼3が循環流路部材24に接触しない最小の距離に設定されている。
As shown in FIG. 5, the surface of the
外周側リブ35および内周側リブ36,37は、それぞれ下方に位置する底板22の底部22aに向けて延び、互いに平行に形成されている。また、外周側リブ35および内周側リブ36,37は、攪拌翼3の半径の半分(二分の一)よりも外周側に位置している。
The outer
外周側リブ35の先端(下端)35aは、循環水路Rの入口27の高さ位置Hm(つば部24b1の下面)よりも底部22aの側(底側)に位置している。換言すると、外周側リブ35の先端(下端)35aは、入口27の上端部(高さ位置Hm)よりも下方に位置し、径方向から見たときに入口27と外周側リブ35とが一部で重なるように構成されている。また、外周側リブ35の先端(下端)35aは、入口27の高さ寸法Hの半分の高さ位置よりも上方に位置している。これにより、洗濯水が隙間Sから逃げる量を抑制でき、しかも入口27に導入される洗濯水の流量が減少するのを抑制できる。
The tip (lower end) 35a of the outer
内周側リブ36,37の先端(下端)36a,37aは、外周側リブ35の先端(下端)35aよりも底部22aから離れる側に位置している。換言すると、内周側リブ36,37の先端(下端)36a,37aは、外周側リブ35の先端(下端)35aよりも上方に位置している。また、内周側リブ36の先端(下端)36aは、内周側リブ37の先端(下端)37aよりも底部22a側に位置している。
Tip ends (lower ends) 36a and 37a of the inner
また、攪拌翼3の回転軸中心Oには、駆動装置6(図1参照)の回転軸6aと接続されるボス3fが設けられている。このボス3fは、攪拌翼3の裏面に、下方に向けて突出して形成されている。ボス3fの先端(下端)を基準位置Hsとした場合、外周側リブ35の先端35aの高さ寸法をH1とし、内周側リブ36の先端36aの高さ寸法をH2とし、内周側リブ37の先端37aの高さ寸法をH3とすると、H1<H2<H3の関係になっている。
A
また、外周側リブ35の攪拌翼3の裏面からの鉛直方向の長さは、裏面から基準位置Hsまでの長さの半分(二分の一)よりも長く設定されている。また、内周側リブ36,37の攪拌翼3の裏面からの鉛直方向の長さは、裏面から基準位置Hsまでの長さの半分(二分の一)以下に設定されている。
In addition, the length of the outer
このような循環流路部材24を設けた洗濯機1では、底板22の内周側(洗濯槽2の内底部)と、攪拌翼3の裏面に設けられた裏羽根33とで形成されたポンプ室P(図1参照)に、循環水路Rが連通するようにして構成されている。
In the
このように構成された洗濯機1では、例えば、洗濯物12を洗濯槽2に投入し、電源スイッチをオンし、スタートスイッチ(図示せず)をオンすると、コントロールユニット19の指令により、電磁給水弁16が制御されて所定水位まで給水され、洗濯(洗い)工程に移行する。洗濯工程では、駆動装置6のモータが洗濯水流に応じて右回転・休止・左回転・休止とコントロールユニット19によって制御されて回転する。このように制御された駆動装置6のモータの回転は攪拌翼3に伝えられ、攪拌翼3および裏羽根33が回転し、洗濯槽2内の洗濯物12と洗濯水が撹拌され、洗濯物12が洗浄される。なお、駆動装置6のモータの回転速度は、例えば、毎分90~150回転に設定される。
In the
一方、攪拌翼3の裏側の洗濯水は、攪拌翼3の回転による裏羽根33の回転によって遠心力で外側に押し出され、循環水路R内を押し上げられ、吐出口31から上方に向けて間欠的に吐出される。吐出口31から吐出された洗濯水は、バランスリング23の下面23aに衝突することで、洗濯水の向きが洗濯槽2の内側に変えられ、洗濯槽2内に間欠的に注がれる。なお、攪拌翼3の裏羽根33によって洗濯水が循環水路Rに押し出されると、その後、底板22の底部22aに設けた外槽7に通じる貫通孔22c(図2参照)から新しい洗濯水が供給される。
On the other hand, the washing water on the back side of the
図6は、比較例としての攪拌翼の裏側を示す斜視図である。なお、比較例の攪拌翼100と本実施形態の攪拌翼3とは、周方向リブの形状が異なり、その他の攪拌翼3の表面の形状、裏羽根33および円環リブ34の形状は同じである。また、攪拌翼100において、攪拌翼3と同一の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
FIG. 6 is a perspective view showing the back side of a stirring blade as a comparative example. The
図6に示すように、攪拌翼100は、周方向リブ101,102を備えている。周方向リブ101は、本実施形態の内周側リブ36と同じ位置に形成され、周方向リブ102は、本実施形態の内周側リブ37と同じ位置に形成されている。また、周方向リブ101,102は、本実施形態の内周側リブ36,37よりも上下方向の長さが長く形成されている。また、周方向リブ101,102の先端101a,102aは、本実施形態の内周側リブ36,37の先端36a,37aよりも底部22aに近い側に位置するように構成されている。
As shown in FIG. 6, the
図7は、周方向リブによる水の流れを示し、(a)は本実施形態、(b)は比較例である。なお、白抜き矢印の大小は、循環水路Rを流れる洗濯水の流量の大小を示している。 FIG. 7 shows the flow of water by circumferential ribs, (a) of this embodiment and (b) of a comparative example. In addition, the size of the white arrow indicates the size of the flow rate of the washing water flowing through the circulating water path R.
まず、図7(b)の比較例について説明すると、周方向リブ101,102は、裏羽根33の先端よりも内周側に位置している。また、周方向リブ101の先端101aは、入口27の高さ寸法Hの半分(二分の一)よりも下方に位置している。また、周方向リブ102の先端102aは、周方向リブ101の先端101aよりも底部22a側に位置している。
First, the comparative example shown in FIG. 7B will be described. In addition, the
図7(b)の比較例では、洗濯水が隣り合う裏羽根33間に保持され、この状態で攪拌翼100が回転すると、洗濯水には外向きの遠心力が作用する。このとき、最も外側の円環リブ34と周方向リブ102との間に位置する空間Q10の下部の洗濯水は、白抜き矢印Y10で示すように、周方向リブ102の先端102aと底部22(底面22a1)との間を通って外周側に向けて押し出される。また、空間Q10の上部に位置する洗濯水は、周方向リブ102によって外周側への洗濯水の流れが制限される。
In the comparative example of FIG. 7B, the wash water is held between the
また、周方向リブ101と周方向リブ102との間に位置する空間Q11の下部の洗濯水は、白抜き矢印Y11で示すように、周方向リブ101の先端101aと底部22a(底面22a1)との間を通って外周側に押し出される。また、空間Q11の上部に位置する洗濯水は、周方向リブ101によって外周側への洗濯水の流れが制限される。
In addition, the washing water in the lower portion of the space Q11 positioned between the
また、周方向リブ101と垂下部3eとの間に位置する空間Q12に位置する洗濯水は、白抜き矢印Y12で示すように、洗濯水の一部が空間Q10,Q11からの洗濯水とともに入口27に向けて押し出される。また、洗濯水の残りは、攪拌翼100と循環流路部材24との間の隙間Sから洗濯槽2内に押し出される。
In addition, part of the washing water positioned in the space Q12 positioned between the
このような形状の攪拌翼100では、先端101a,102aが底板22の底面22a1に近い位置に形成された周方向リブ101,102によって外周側に押し出される洗濯水の流量が減少する。また、径方向外側(洗濯水が遠心力で押し出される側)に向けて隙間Sと入口27の双方に対向する空間Q12が形成されていることで、白抜き矢印Y13で示すように隙間Sから逃げる洗濯水の流量が増加し、白抜き矢印Y14で示すように入口27に流れる洗濯水の流量が減少する。
In the agitating
これに対して、図7(a)に示す本実施形態では、最も外側の円環リブ34と内周側リブ(周方向リブ)37との間に位置する空間Q1の下部の洗濯水は、白抜き矢印Y1で示すように、先端37aと底部22aとの間を通って外周側に向けて押し出される。また、空間Q1の上部の洗濯水は、白抜き矢印Y2で示すように、内周側リブ37によって斜め下向きの水流となって外周側に押し出される。
On the other hand, in the present embodiment shown in FIG. 7A, the washing water in the lower part of the space Q1 positioned between the outermost
また、内周側リブ(周方向リブ)36と内周側リブ(周方向リブ)37との間に位置する空間Q2の下部の洗濯水は、白抜き矢印Y3で示すように、先端36aと底部22aとの間を通って外周側に押し出される。また、空間Q2の上部の洗濯水は、白抜き矢印Y4で示すように、内周側リブ36によって斜め下向きの水流となって外周側に押し出される。
In addition, the washing water in the lower part of the space Q2 located between the inner peripheral rib (circumferential rib) 36 and the inner peripheral rib (circumferential rib) 37 is, as indicated by the outline arrow Y3, the
また、内周側リブ(周方向リブ)36と外周側リブ(周方向リブ)35との間に位置する空間Q3の下部の洗濯水は、白抜き矢印Y5で示すように、外周側に向けて押し出される。また、空間Q3の上部の洗濯水は、白抜き矢印Y6で示すように、斜め下向きの水流となって外周側に押し出される。そして、外周側リブ35の先端35aと底面22a1との間を通過した洗濯水は、白抜き矢印Y7で示すように、ほぼ全量が入口27に押し出される。
In addition, the washing water in the lower part of the space Q3 located between the inner peripheral rib (circumferential rib) 36 and the outer peripheral rib (circumferential rib) 35 is directed to the outer peripheral side as indicated by the outline arrow Y5. pushed out. In addition, the washing water in the upper part of the space Q3 is pushed out to the outer peripheral side as an obliquely downward water flow as indicated by the outline arrow Y6. Almost all of the washing water that has passed between the
このように構成された本実施形態の洗濯機1では、内周側リブ36,37の先端36a,37aが外周側リブ35の先端35aよりも底面22a1から離れる位置に形成されているので、空間Q1,Q2の洗濯水を外周側に押し出すことができるとともに、下向きの水流を発生させることができ、空間Q1,Q2の洗濯水のほぼ全量を外周側の空間Q3に押し出すことができる。これにより、本実施形態では、攪拌翼3の剛性を低下させることなく、攪拌翼3の回転速度を上げ過ぎることなく、循環水量を従来よりも増加させることが可能になる。
In the
また、本実施形態では、外周側リブ35の先端35aが、入口27の高さ位置Hm(図5参照)よりも下方(底面22a1側に近い位置)に位置している。これにより、洗濯水を底部22a側に誘導することができ、外周側リブ35から外周側に越えた洗濯水を入口27に導入し易くなり、循環水路Rに導入される洗濯水の流量を増加させることができる。また、外周側リブ35の先端35aが、入口27の高さ位置Hm(図5参照)よりも下方に位置しているので、外周側リブ35から外周側に越えた洗濯水を入口27に直ちに導入でき、白抜き矢印Y8で示すように、隙間Sから逃げる洗濯水の流量を、図7(b)の場合よりも減少させることができる。
Further, in the present embodiment, the
ところで、本実施形態において、外周側リブ35を設けずに、内周側リブ(周方向リブ)36,37のみを設けた場合には、循環水路Rを流れる洗濯水の流量を図7(b)の場合よりも増加できるが、洗濯水が隙間Sから逃げる量も増加する。そこで、本実施形態では、周方向リブとして、内周側リブ36,37を設けるだけではなく、外周側リブ35を追加して設けることにより、循環水路Rを流れる洗濯水の流量を図7(b)の場合よりも増加させるようにしたものである。
By the way, in this embodiment, when only the inner peripheral ribs (circumferential ribs) 36 and 37 are provided without providing the outer
また、本実施形態では、外周側リブ35が裏羽根33の外周端側(外周端)に位置している。これにより、洗濯水が隙間Sから逃げる量を減少させることができるとともに、裏羽根33の撓み変形を抑制することができるので、攪拌翼3の剛性を高めることができる。
Further, in the present embodiment, the outer
また、本実施形態では、内周側リブ36,37の先端36a,37aが、外周側に向かうにつれて底部22aに近づく側に位置している。これにより、洗濯水が外周側に向かうにつれて、洗濯水を下方に向けて誘導し易くなるので、より多くの洗濯水を入口27に導入し易くなる。
In this embodiment, the
図8は、シャワー拡散のイメージ図を示し、(a)は本実施形態、(b)は比較例である。なお、(a)および(b)のいずれも、バランスリング23の図示を省略している。
FIG. 8 shows an image diagram of shower diffusion, (a) of this embodiment and (b) of a comparative example. In both (a) and (b), illustration of the
図8(b)に示す比較例としての洗濯槽120は、循環流路部材110の上端が循環流路部材24のように上方に開放する吐出口31が形成されたものではなく、洗濯槽120の内側に向けて上板110aを備えたものである。この洗濯槽120では、図7(b)の構成において、洗濯水が吐出されると、図8(b)の斜線で示す領域U10で示すように、洗濯水の拡散角度が制限された状態で吐出される。
A
これに対して、図8(a)に示す本実施形態の洗濯槽2は、外周側リブ35と内周側リブ36,37とによって循環水路Rを流れる洗濯槽2の循環流量を増加させたことで、図8(a)の斜線で示す領域U1で示すように、循環流路部材24の吐出口31から吐出された洗濯水の拡散角度を図8(b)よりも拡大させることができる。これにより、洗い工程やすすぎ工程において、洗濯水を洗濯物の全体に散布することができる。
On the other hand, in the
また、本実施形態では、循環水路Rが上方に向けて開口する吐出口31を備え、この吐出口31が洗濯槽2に設けられたバランスリング23の下面23aと対向して配置されている。これにより、図8(b)の循環流路部材110の上板110aを不要にできるので、洗濯水をバランスリング23の下面23aに直接当てることができ、洗濯水の拡散角度を拡大できる。
Further, in this embodiment, the circulating water path R is provided with an
また、本実施形態では、循環水量が増加できることで、糸くず捕集部材26で捕集される異物(糸くず)の捕集率も向上できる。
In addition, in the present embodiment, since the amount of circulating water can be increased, the collection rate of foreign matter (lint) collected by the
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を変更しない範囲において種々変更することができる。前記した実施形態では、4つの循環流路部材24,25を設けた場合を例に挙げて説明したが、1つ、2つ、3つ、5つ以上の循環流路部材を備えたものであってもよい。
It should be noted that the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without changing the scope of the present invention. In the above-described embodiment, the case where the four
また、本実施形態では、3枚の周方向リブ(外周側リブ35、内周側リブ36,37)を設けた場合を例に挙げて説明したが、3枚に限定されるものではなく、例えば、2枚の周方向リブ(外周側リブ35、内周側リブ)であってもよく、4枚以上の周方向リブ(外周側リブ35、3つの内周側リブ)であってもよく、攪拌翼3の剛性を損なわない範囲において適宜変更できる。
Further, in the present embodiment, the case where three circumferential ribs (the outer
また、本実施形態では、内周側リブ36の先端36aが内周側リブ37の先端37aよりも下方に位置する場合を例に挙げて説明したが、先端36a,37aが互いに同じ長さの内周側リブ36,37であってもよい。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、攪拌翼3の形状が周方向にそって波打つ形状のものを例に挙げて説明したが、このような形状のものに限定されるものではなく、周方向に沿って一定の形状を有する攪拌翼にも適用できる。この場合にも、前記した外周側リブ35および内周側リブ36,37を設けることにより、前記した本実施形態と同様の効果を得ることができる。
In addition, in the present embodiment, the shape of the
次に本発明の別の実施例を説明する。図9は、操作パネルの概略図を示し、(a)は本実施形態、(b)は従来洗濯機の洗濯コースの表示例である。なお、(b)は操作パネル200の表示部以外の図示を省略している。操作パネル200は、大きく操作パネル200の上部にある表示部201と、下部にある操作部202に分けられている。
Another embodiment of the present invention will now be described. FIG. 9 shows a schematic diagram of an operation panel, in which (a) is the present embodiment, and (b) is a display example of a washing course of a conventional washing machine. It should be noted that (b) omits illustration of the
操作部202には、電源を入切するための電源ボタン203と、運転を開始もしくは一時停止させるためのスタートスイッチ204と、洗濯運転コースを設定するための洗濯コースボタン205と、洗濯運転の詳細設定を行うための設定ボタン206とを備える。表示部201には、洗濯運転の対象となるコースを表示させるためのコース表示欄207(従来洗濯機は208)とを備えている。
The
洗濯運転時には、電源ボタン203を押下後に、洗濯コースボタン205を押下するごとに、コース表示欄207の点灯位置が切り替わり、運転する洗濯コース(標準コース、おしゃれ着コース、ドライコースなど)を点灯させ、スタートスイッチ204を押下することで選択された洗濯コースの運転を開始する。
During the washing operation, each time the
図10~図12は、各洗濯コースの行程動作の詳細を示すフローチャートである。 10 to 12 are flow charts showing the details of the process operation of each washing course.
図10は標準コースに係る洗浄方式の行程動作を示す。図11はドライコースに係る洗浄方式の行程動作を示す。図12は、本実施例の特徴であるおしゃれ着コースに係る洗浄方式の行程動作を示す。 FIG. 10 shows the stroke operation of the cleaning method according to the standard course. FIG. 11 shows the stroke operation of the cleaning method relating to the dry course. FIG. 12 shows the process operation of the washing method relating to the fashionable course, which is the feature of this embodiment.
コントロールユニット19は、電源ボタン203が押されて電源が投入されると起動し、選択されたコースに応じて、図10~図12に示す洗濯の基本的な制御処理プログラムを実行する。
The
まず、図10の標準コースの係る洗浄方式の行程動作を説明する。 First, the stroke operation of the cleaning method according to the standard course of FIG. 10 will be described.
ステップS301において、コントロールユニット19は、洗濯機1の状態確認および初期設定を行う。
In step S301, the
ステップS302において、コントロールユニット19は、洗濯コースボタン205からの入力指示にしたがって洗濯コースを設定する。入力指示がない状態では、標準の洗濯コースまたは前回実施の洗濯コースを自動的に設定する。
In step S<b>302 , the
ステップS303において、コントロールユニット19は、スタートスイッチ204からのスタートスイッチ信号の入力を監視する。コントロールユニット19は、スタートスイッチ信号の入力が無いと判定した場合には、ステップS303の処理を繰り返し、スタートスイッチ信号の入力が有りと判定した場合には、ステップS304に進む。
In step S<b>303 , the
ステップS304において、コントロールユニット19は、洗剤量検出処理を実行する。この洗剤量検出処理は、洗い水を給水する前の洗濯物が乾布状態において、洗濯槽2を静止させた状態で攪拌翼3を一方向に回転させたときに、該攪拌翼3に作用する回転負荷量に基づいて洗濯物の布量を検出することにより行う。コントロールユニット19は、検出した布量に基づいて洗剤の適量(洗剤量)を求める。洗剤量は、予め設定した布量と洗剤量の対照テーブルを参照することによって求める。
In step S304, the
また、洗濯水量は、布量が所定の布量の範囲(適量)内のときには、例えば攪拌翼3を越えない水位を維持して外槽7の底部に溜まるように洗濯水量(水位h1)を設定する。
Also, when the amount of laundry is within a predetermined range (appropriate amount) of the amount of laundry, the amount of washing water (water level h1) is adjusted so that the water level does not exceed the
また、コントロールユニット19は、検出結果(布量)に基づいて洗濯時間を求めて設
定する。布量検出が行われない場合には、標準の洗濯時間を設定する。
Further, the
ステップS305において、コントロールユニット19は、求めた洗剤量を操作パネル200の表示部201に表示する。
In step S<b>305 , the
ステップS306において、コントロールユニット19は、洗剤給水電磁弁(不図示)を開き、洗剤・仕上げ剤容器(不図示)の洗剤投入室に対して洗剤給水を実行する。なお、使用者は、洗剤給水前に、表示された量の粉末洗剤を洗剤・仕上げ剤容器(不図示)の洗剤投入室に投入した後、蓋体9bを閉じるように操作する。洗剤給水が流れている洗剤投入室に投入された粉末洗剤は、洗剤給水の水と共に洗剤・仕上げ剤容器を通り外槽7の底部に落下する。
In step S306, the
ステップS307において、コントロールユニット19は、洗剤溶かし水位まで給水後、洗剤給水を停止する。この実施形態では、洗剤給水量を洗濯量(布量)に関わらず、例えば、約10リットルに設定した。この水量は、この後の洗剤溶かし(ステップS309)で洗濯槽2を回転させたときに、洗濯槽2の底で給水した水と洗剤を攪拌するのに十分な水量で、かつ、水面が攪拌翼3の下面の高さより低くなる(洗濯物が洗剤溶かし前に濡れない)ように設定される。この設定が終了すると洗剤の給水を停止する(ステップS308)。
In step S307, the
ステップS309において、コントロールユニット19は、洗濯槽2と攪拌翼3を一体的に一方向に緩速回転(例えば、約毎分70回転)させることによって、該洗濯槽2の底面で外槽7の底部に投入された洗剤溶かし水と粉末洗剤を攪拌して高洗剤濃度の洗い水を生成する洗剤溶かしを実行する。洗剤溶かしの時間は、例えば1分間に設定される。低温(低水温)、溶けにくい粉末洗剤の条件でも約90%の溶解率となる。生成した洗い水の洗剤濃度は、標準濃度の約7倍である。ここで、標準濃度は、例えば粉末洗剤量20グラム/洗い水量30リットルの割合である。
In step S309, the
ステップS310において、前行程を実行する。コントロールユニット19は、前記と同様な方法で布量検出を実行して、設定水位になるまで水道水(清水)の給水と高濃度撹拌を繰り返す。高濃度撹拌は、生成された高洗剤濃度の洗剤を撹拌して洗濯物に行き届かせるように、洗濯槽2を固定した状態(攪拌モード)で攪拌翼3を回転させる。
In step S310, a pre-process is performed. The
そして、ステップS311において、洗いの設定水位で、洗濯槽2を固定した状態(攪拌モード)で攪拌翼3を回転させて本洗いを実行する。また、コントロールユニット19は、攪拌翼3を正逆回転させる約1分間の均一化攪拌を実行する。
Then, in step S311, main washing is performed by rotating the
その後、すすぎ行程を経て(ステップS312、ステップS313)、最終脱水行程(Sステップ314)に移行する。 Thereafter, through the rinsing process (steps S312 and S313), the final dehydration process (step S314) is performed.
このように、本洗いでの水流パターンについて、標準コースにおいては洗濯槽2を固定した状態で、攪拌翼3を左右反転回転させることで、洗濯槽2内に強い水流を発生させるとともに、循環水路Rへの洗濯水の流入量を増加させて、高い洗浄力を実現している。
As described above, regarding the water flow pattern in the main washing, in the standard course, the
次に図11を用いて、ドライコースの場合を説明するが、図10の標準コースの場合と異なる部分のみを説明する。 Next, the case of the dry course will be explained with reference to FIG. 11, and only the differences from the case of the standard course of FIG. 10 will be explained.
標準コースの動作に対して、ドライコースにおいては、図10のステップS304の「洗剤量検出」を廃止している。また、ステップS310の前行程での「布量検出」や「高濃度攪拌」等の水量の低いときの攪拌動作を廃止している(ステップS409)。 In contrast to the operation of the standard course, the "detergent amount detection" in step S304 of FIG. 10 is abolished in the dry course. Further, the agitation operation when the amount of water is low, such as "detection of cloth amount" and "high-concentration agitation" in the previous process of step S310, is abolished (step S409).
また、ドライコースにおいては、ステップS410の本洗い行程において、洗濯槽2と攪拌翼3を一体的に同一方向に低速回転(例えば、約毎分50回転)させるモード(槽回転モード)で洗いを実行する。これにより、衣類および洗濯液は洗濯物の回転に合わせて回転するため、洗濯物と攪拌翼3とが擦れることを防ぎ、衣類の布傷みや布絡み、縮み、型くずれを抑えた洗浄を可能としている。
In the dry course, in the main washing step of step S410, washing is performed in a mode (tank rotation mode) in which the
しかし、ドライコースでは、標準コースのように攪拌翼3を左右反転回転させることで、洗濯槽2内に渦巻き状の強い水流を変化をつけて生み出す攪拌モードでないため、衣類が水の抵抗を受けにくく、洗浄効率が悪くなる場合がある。例えば、ウール素材の衣類などは、水面に洗濯物が浮いてしまうため、衣類に洗濯液が十分に浸透しない可能性がある。そのため、ドライコースで洗濯運転を実施する場合は。洗濯槽内に入れて使用する洗濯キャップなどで衣類を物理的に抑えつけて洗濯することが望ましいとされている。その場合、洗濯キャップなど部品点数が増加してしまう。
However, in the dry course, unlike the standard course, the
次に図12を用いて、本実施例の特徴であるおしゃれ着コースの場合を説明するが、図11の標準コースの場合と異なる部分のみを説明する。また、従来技術となるドライコースと比較しながら説明する。 Next, referring to FIG. 12, the case of the fashionable course, which is the feature of this embodiment, will be explained. Moreover, it demonstrates, comparing with the dry course used as a prior art.
標準コースの動作に対して、おしゃれ着コースにおいては、ドライコースと同様に図10のステップS304の「洗剤量検出」を廃止している。また、ステップS310の前行程での「布量検出」や「高濃度攪拌」等の水量の低いときの攪拌動作を廃止している(ステップS509)。 In contrast to the operation of the standard course, the "detergent amount detection" in step S304 of FIG. 10 is abolished in the fashionable course as in the dry course. Further, the agitation operation when the amount of water is low, such as "detection of cloth amount" and "high-concentration agitation" in the previous process of step S310, is abolished (step S509).
上記のように、「洗剤量検出」「布量検出」「高濃度攪拌」などの水位が低いときの攪拌動作をドライコース同様に廃止することで、洗濯物と攪拌翼3とが擦れることを防ぎ、衣類の布傷みや布絡み、縮み、型くずれを抑えた洗浄を可能としている。
As described above, by abolishing the stirring operation when the water level is low, such as "detergent amount detection", "cloth amount detection", and "high concentration stirring", as in the dry course, rubbing between the laundry and the
また、おしゃれ着コースにおいては、ドライコースと同様に本洗い工程(ステップS510、S511、S512)において、洗濯槽2と攪拌翼3を一体艇に同一方向に回転させる槽回転モードで洗いを実行する。また、上記本洗い工程は、3段階の水位とその水位上昇と伴い、洗濯槽2の回転数を段階的に下げて洗いを実行する。
In addition, in the fashionable course, as in the dry course, in the main washing process (steps S510, S511, S512), washing is performed in a tank rotation mode in which the
ステップS510の本洗い1工程おいて、ステップS509の前工程で給水された第1水位(例えば、約45L)で、洗濯槽2を第1回転数(例えば、約毎分90回転)で回転させる槽回転モードで洗いを実行する。この水位と回転数は、洗濯槽2を回転させることで発生する渦巻き状の水流(以下、渦水流)により、水面がすり鉢状になり、洗濯槽2の壁面側の水位がせり上がる現象が起きるが、この状態でも予め定めた水位上限を超えない範囲内で可能な限り高い回転数で設定している。また、この渦水流が強いほど、すなわち洗濯槽2の回転数が高いほど、洗濯槽2内の衣類を下方に引き込む力が増加し、衣類への含水を促進させる効果が大きくなる。また、この第1水位は標準コースおよびドライコースより高い水位である。
In the
そして、ステップS511の本洗い2工程において、第2水位になるまで給水し(例えば約55L)、洗濯槽2を第2回転数(例えば、約毎分60回転)で回転させる槽回転モードで洗いを実行する。第2水位まで水道水(清水)を給水することで、本洗い1工程(ステップS510)で含水しきれなかった洗濯槽内の衣類上にも、水道水が直接降りかけられるため、衣類への含水をさらに促進させる効果もある。また、この第2水位は標準コースより高い水位であり、渦水流により水面がすり鉢状になることで、洗濯槽2内の中央の水位が低くなっても、衣類全体が十分に洗濯槽内に沈みこむことが可能な高さとなるよう設定している。
Then, in the
さらに、ステップS512の本洗い3行程において、第3水位になるまで給水し(例えば65L)、洗濯槽2を第3回転数(例えば、約毎分50回転)で回転させる槽回転モードで洗いを実行する。この回転数は、洗濯槽2内に渦水流を作りだすことができる最低限の回転数で設定している。これ以下の回転数に下げると、渦水流が作り出せなくなり、衣類が含水しきれないリスクも発生する他、衣類が洗濯水の抵抗を受けにくく、洗浄効率が悪化する。また、標準コースの水位よりもさらに高い水位(デリケートコースと同等)となっている。
Furthermore, in the third step of main washing in step S512, water is supplied to the third water level (eg, 65 L), and the washing is performed in the tub rotation mode in which the
このように、本洗い1工程(ステップS510)で、洗濯槽2の回転数を可能な限り高い回転数とすることで、強い渦水流と水位変化により、洗濯槽2内の衣類を下方に引き込み、水中に沈みこみやすくなるきっかけを作り出して含水を促進させた後、本洗い2工程および本洗い3工程(ステップS511、S512)にかけて、洗濯槽2内へ給水して水位を段階的に上げると共に、洗濯槽2の回転数による渦水流を維持しながら段階的に回転数を下げる動作とすることで、従来のドライコースの課題であった、ウール素材の衣類などの浮力が高く洗濯液に含水しにくい衣類に対して、洗濯キャップを使用して衣類を強制的に抑えつける必要もなく洗濯を行うことができる使い勝手の良い洗濯機を提供することができる。また、ドライコースと同様に、衣類および洗濯液が洗濯物の回転に合わせて回転する槽回転モードによる洗い方であるため、洗濯物と攪拌翼3とが擦れることを防げ、衣類の布傷みや布絡み、縮み、型くずれを抑えた洗浄を可能としている。
In this way, in the main washing step 1 (step S510), by setting the number of rotations of the
つまり、本発明のおしゃれ着コースは、本洗い工程(洗い工程)に、給水手段から洗濯槽2内への給水量を段階的に増加させて、段階的に水位を上げると共に、水位の上昇に伴って、洗濯槽2の回転数を段階的に下げて、衣類を洗うコースであり、このように、水位を段階的に上げると共に、洗濯槽2の回転数を段階的に下げることで、洗濯物の衣類の傷み、絡み、縮みを抑制しつつ、浮力が高く洗濯液に含水しにくい衣類に対して、洗濯キャップなどの部品を増やすことなく、使い勝手の良い洗濯機を提供できる。
That is, in the fashionable course of the present invention, in the main washing process (washing process), the amount of water supplied from the water supply means to the
図13は、洗濯槽2の回転数とそれに伴う水位上昇との関係を示す図であり、初期水位(洗濯槽2が回転していない停止状態の水位)に対して、洗濯槽2が回転した際に上昇する水位の変化を洗濯槽2の回転数毎に示している。なお、ここでは本実施例の特徴であるおしゃれ着コースの水位と洗濯槽の回転数を用いて説明する。
FIG. 13 is a diagram showing the relationship between the number of revolutions of the
記号(A)は、本洗い1工程(ステップS510)での第1水位における洗濯槽2の回転時の水位を示しており、水位に応じた回転数を、予め定めた水位上限を超えない範囲で可能な限り高い回転数(水位に応じた回転数)すなわち第1回転数で回転させる。
The symbol (A) indicates the water level when the
記号(B)は、本洗い2工程(ステップS511)での第2水位における洗濯槽2の回転時の水位を示しており、上記同様の思想で、第2回転数で回転させる。記号(C)は、本洗い3行程(ステップS512)での第3水位における洗濯槽2の回転時の水位を示しており、第3回転数で回転させる。
The symbol (B) indicates the water level when the
また、記号(A)の本洗い1工程(ステップS510)での第1水位における洗濯槽2の回転数を予め定めた水位上限を超えない範囲で可能な限り高い回転数、すなわち第1回転数で回転させることで、第2回転数、第3回転数よりも強い渦水流を生み出せるため、洗濯槽2内の衣類を下方に引き込む力を最大限に発揮できるため、衣類への含水を促進させることが可能となる。
In addition, the number of rotations of the
図14は、洗い工程において、経過時間に対する洗濯槽内の水位の変化と洗濯槽の回転数の変化をドライコース、おしゃれ着コースで比較した図であり、(a)は水位の変化、(b)は回転数の変化を示している。なお、このとき、洗濯物の負荷量は各コースで同一であるとする。また、図14(b)では攪拌翼3を回転させる攪拌モードである標準コースは、洗濯槽2を回転させる槽回転モードのおしゃれ着コース、ドライコースとは洗い方が違うため比較対象外とする。
FIG. 14 is a diagram comparing the change in the water level in the washing tub and the change in the rotation speed of the washing tub with respect to the elapsed time in the washing process between the dry course and the fashionable course. ) indicates the change in rotation speed. At this time, it is assumed that the load of laundry is the same for each course. In addition, in FIG. 14(b), the standard course, which is a stirring mode in which the
図14(a)および(b)で示す通り、おしゃれ着コースの本洗いは、設定水位を3段階の水位としており、その水位上昇に伴い、洗濯槽2の回転数を段階的に下げて洗いを実行している。具体的には、本発明のおしゃれ着コースは、洗濯工程時に、予め定めた第1水位まで給水後、予め定めた第1回転数にて洗濯槽2を回転する第1段階(記号(A)(D))と、第1水位より高い第2水位まで給水しながら、第1回転数より低い第2回転数で洗濯槽2を回転する第2段階(記号(B)(E))と、第2水位より高い第3水位まで給水しながら、第2回転数より低い第3回転数で洗濯槽2を回転する第3段階(記号(C)(F))と、を実行している。
As shown in FIGS. 14(a) and 14(b), in the main washing of the fashionable clothes course, the set water level is set to three levels, and as the water level rises, the number of rotations of the
なお、詳細に図示していないが、記号(D)と(E)間の第1回転数から第2回転数に切り替わる際、第1水位から第2水位まで給水動作を実施するが、所定時間、第1回転数で回転後、所定時間、回転を停止した後、洗濯槽2の回転数を所定の低速回転(例えば約毎分35回転)で回転させると共に第2水位になるまで、洗濯槽2内の衣類全体に均一に水道水を振りかけながら給水し、第2水位まで給水完了後、洗濯槽2を第2回転数で回転させる。その後、第1回転数から第2回転数の時と同様に、所定時間、洗濯槽2の回転を停止した後、低速回転させると共に、第3水位まで給水開始して第3回転数に切り替える。
Although not shown in detail, when switching from the first rotation speed to the second rotation speed between the symbols (D) and (E), the water supply operation is performed from the first water level to the second water level. , After rotating at the first rotation speed, after stopping the rotation for a predetermined time, the rotation speed of the
この理由として、高速回転の第1回転(例えば、約毎分90回転)のまま給水を実施すると、洗濯槽2内の衣類に水が降りかかる際、洗濯槽2の回転による遠心力で水を弾き飛ばし、洗濯物投入口9aを開閉するための蓋体9b(図1)に水が付着してしまうおそれがあるためである。また、第1段階から第3段階への洗濯槽2の回転は、一方向に所定時間、所定の回転数で回転させた後、次の段階に切り替える際に、所定時間停止し、所定時間停止後、他方向に所定時間、所定の回転数で回転させている。つまり第1段階から第2段階、第2段階から第3段階に切り替わる際、一度、所定時間停止してから、次の段階の回転へ切り替えている。このように、各段階を切り替える際に、洗濯槽2の回転を所定時間停止させることで、駆動装置であるモータへの負荷を抑止し、モータの温度上昇を抑止することができる。
また、おしゃれ着コースの洗いの設定水位は、標準コース及びドライコースの洗いの設定水位よりも高い水位としており、洗剤溶かし水位以降は一気に記号(A)の第1水位まで給水している。これにより、強い渦水流を生み出せる記号(D)の第1回転数で洗濯槽2を回転させることで、水中に衣類を下方に引き込む力が働いても衣類が洗濯槽内2の水中に沈み込めるのに必要な水位高さを十分確保できるため、洗濯キャップを使用して衣類を強制的に抑えつける必要もなく、衣類への含水を効率良く促進させながら洗いあげることが可能となる。
The reason for this is that if the water is supplied while the first rotation of the high-speed rotation (for example, about 90 rotations per minute) is applied, when the water falls on the clothes in the
The set water level for washing in the fashionable course is set to be higher than the set water level for washing in the standard course and the dry course. By rotating the
図15は、本実施例の洗濯槽2の動きと衣類の動きとの関係を示す図である。図15(a)に示すように、例えば、ウール素材などの衣類は、洗濯中においても洗濯槽2の回転が停止している場合は、衣類が水面に浮かんでしまうため、洗い中、十分に含水せず、洗浄力が確保しにくい。また、図15(b)乃至(e)に示すように洗濯槽2を回転させることにより、洗濯槽2内の洗濯水は渦巻き状の水流を起こし、水面はすり鉢状になる。この水流により、洗濯槽2内の衣類を下方に引き込み、衣類に含水させることが可能となる。
FIG. 15 is a diagram showing the relationship between the movement of the
しかし、図15(b)に示すように、ドライコースの場合、設定水位まで給水後、洗濯槽2を本洗い工程終了まで低速回転(例えば、約毎分50回転)させる動作であるため、洗濯槽2内の衣類を下方に引き込む力が弱く、衣類が十分に含水しきれず洗い工程を終えるリスクが発生する。
However, as shown in FIG. 15B, in the case of the dry course, after supplying water to the set water level, the
そのため、図15(c)乃至(e)に示すように、予め定めた水位上限を超えない範囲内で可能な限り高い回転数で洗濯槽2を回転させる本実施例のおしゃれ着コースでは、設定水位を3段階の水位としており、その水位上昇に伴い、洗濯槽2の回転数を段階的に下げて洗いを実行することにより、洗濯キャップを使用して衣類を強制的に抑えつける必要もなく、衣類への含水を効率良く促進させながら洗いあげることが可能となる。
Therefore, as shown in FIGS. 15(c) to 15(e), in the fashionable clothes course of the present embodiment, in which the
また、上述のおしゃれ着コースでは、標準コースに比べて高い設定水位で洗う例を説明したが、設定水位を標準コースと同じにして、本洗い3工程を実施せず、衣類への含水促進を維持するため、本洗い2工程の洗い時間を長くしてもよい。これにより、衣類の布傷みや布絡み、縮み、型くずれを抑えつつ、ウール素材の衣類などの浮力が高く洗濯液に含水しにくい衣類に対して、洗濯キャップを使用して衣類を強制的に抑えつける必要もなく洗濯を行うことができる使い勝手の良い洗濯機を提供することができる。
In addition, in the above-mentioned fashion course, an example of washing at a higher set water level than in the standard course was explained, but the set water level was set to the same as in the standard course, and the three main washing steps were not performed, thereby promoting the moisture content of the clothes. In order to maintain this, the washing time of the
1 洗濯機
2 洗濯槽
3 攪拌翼
21 胴板
22 底板
22a 底部
22a1 底面
22b 側部
23 バランスリング
23 バランスリングの下面
24 循環流路部材
25 循環流路部材
24b1 つば部
27 入口
31 吐出口
33 裏羽根
35 外周側リブ
35a 外周側リブの先端
36 内周側リブ
37 内周側リブ
1
Claims (4)
前記洗濯槽の底部の水を、前記洗濯槽内に散水することで循環させる循環流路を備え、
前記洗い工程に、前記給水手段から前記洗濯槽内への給水量を段階的に増加させて、段階的に水位を上げると共に、前記水位の上昇に伴って、前記洗濯槽の回転数を段階的に下げて、衣類を洗うコースを有し、
前記攪拌翼は、裏面側に、第1内周側リブ、第2内周側リブ、および最外周の外周側リブをそれぞれ周状に有し、
前記第1内周側リブ、前記第2内周側リブ、および前記外周側リブは、前記攪拌翼の半径の半分の位置よりも外周側に位置し、
前記第1内周側リブ、前記第2内周側リブの各先端は、前記外周側リブの先端よりも上方に位置し、かつ、前記第1内周側リブの先端は、前記第2内周側リブの先端よりも下方に位置し、
前記外周側リブの先端は、前記循環流路の入口の高さ寸法の半分の位置よりも上方かつ前記入口の高さ寸法の位置より下方に位置している
ことを特徴とする洗濯機。 A washing process, a rinsing process, comprising: a washing tub; an agitating blade provided at the bottom of the washing tub; a driving device for rotationally driving the washing tub and the agitating blade; , a washing machine that performs a dehydration process,
A circulation channel for circulating the water at the bottom of the washing tub by sprinkling it in the washing tub,
In the washing step, the amount of water supplied from the water supply means to the washing tub is increased stepwise to raise the water level stepwise, and the number of revolutions of the washing tub is stepwise increased as the water level rises. has a course to wash clothes by lowering to
The stirring blade has a first inner peripheral rib, a second inner peripheral rib, and an outermost outer peripheral rib on the back surface side, respectively, and
The first inner rib, the second inner rib, and the outer rib are located on the outer peripheral side of the half radius of the stirring blade,
Each tip of the first inner rib and the second inner rib is located above the tip of the outer rib, and the tip of the first inner rib is located above the second inner rib. Located below the tip of the circumferential rib,
The tip of the outer peripheral rib is located above a position half the height of the inlet of the circulation channel and below the height of the inlet.
A washing machine characterized by:
前記洗濯槽の回転数は、予め定めた水位上限値を超えないように、水位に応じた回転数とする、洗濯機。 The washing machine according to claim 1,
The washing machine, wherein the number of rotations of the washing tub is set to the number of rotations corresponding to the water level so as not to exceed a predetermined water level upper limit value.
前記コースは、
予め定めた第1水位まで給水後、予め定めた第1回転数にて前記洗濯槽を回転する第1段階と、
前記第1水位より高い第2水位まで給水しながら、前記第1回転数より低い第2回転数で前記洗濯槽を回転する第2段階と、
前記第2水位より高い第3水位まで給水しながら、前記第2回転数より低い第3回転数で前記洗濯槽を回転する第3段階と、
を有する、洗濯機。 The washing machine according to claim 1,
The course includes:
a first step of rotating the washing tub at a predetermined first rotation speed after supplying water to a predetermined first water level;
a second step of rotating the washing tub at a second rotation speed lower than the first rotation speed while supplying water to a second water level higher than the first water level;
a third step of rotating the washing tub at a third rotation speed lower than the second rotation speed while supplying water to a third water level higher than the second water level;
with a washing machine.
前記第1段階から前記第3段階までの前記洗濯槽の回転は、一方向に所定時間、所定の回転数で回転させた後、前記所定時間停止し、前記所定時間停止後、他方向に所定時間、所定の回転数で回転させた、洗濯機。 The washing machine according to claim 3,
The rotation of the washing tub from the first step to the third step is performed in one direction for a predetermined time at a predetermined number of rotations, then stopped for the predetermined time, and after stopping for the predetermined time, rotated in the other direction for a predetermined time. A washing machine that is rotated at a predetermined number of revolutions for a period of time.
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