JP7289271B2 - 粘性土特性推定方法、粘性土を用いた施工方法、粘性土特性推定装置、およびプログラム - Google Patents
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Description
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係る推定装置1の機能構成を示すブロック図である。推定装置1は、学習済モデル121を生成するとともに、生成した学習済モデル121を用いて粘性土の特性を推定する装置である。推定装置1は、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンである。推定装置1は、本発明に係る粘性土特性推定装置の一例である。学習済モデル121は、粘性土を撮影した撮影データ、土源情報および密度情報を含む学習用データと、粘性土の特性の分析結果との相関関係を機械学習させた学習済モデルである。
図3は、本実施形態に係る学習済モデル121の一例を模式的に示した図である。図示の通り、学習済モデル121には、撮影データ、土源情報および密度情報を含む入力データが入力される。
≪学習済モデルの生成に係る処理≫
本説明で使用する撮影データはデジタルカメラ等の撮影装置(図示略)からの撮影データとする。まず、撮影装置により、分析の対象である粘性土が撮影される。撮影装置により撮影が行われるタイミングは、例えば所定の条件が満たされたタイミングで行われる。所定の条件が満たされたタイミングは、例えば、撮影装置のユーザにより撮影を指示する操作が行われたタイミング、または、所定の単位時間が経過した場合、である。
図5の(b)は、推定装置1における粘性土の特性の推定に係る処理の流れを示すフローチャートである。なお、一部のステップは並行して、または、順序を替えて実行されてもよい。
上述の各実施形態において、専門家等のユーザに学習済モデルの推定結果を修正させ、学習済モデルを再学習させてもよい。この場合、推定装置1におけるユーザ操作により推定結果の修正が行われる。推定装置1は、ユーザによる推定結果の修正を指示する操作を受け付ける。推定装置1は、ユーザ操作に従って推定結果を修正することで、粘性土の特性の分析結果を作成する。推定装置1は、修正した粘性土の特性の分析結果と対象の学習用データを紐付けて記憶部12の教師データセット122に追加する。分析結果取得部102は、取得した分析結果データとこの分析結果データに対応する学習用データとを用いて、学習済モデルを再学習させる。
上述の各実施形態で用いられる学習済モデル121は、上述した実施形態で示したものに限られない。学習済モデル121は例えば、MTRNN(Multi Timescale RNN)、LSTM(Long Short Term Memory)等のRNN(Recurrent Neural Network)、ARIMA(AutoRegressive, Integrated and Moving Average)モデル等であってもよい。
本発明の他の実施形態について以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本発明の他の実施形態について以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
Cu=a*(w/wL)^b …(2)
本発明の他の実施形態について以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
Pc=Cu/(ΔCu/Δp) …(3)
ΔCu/Δp=0.11+0.0037Ip …(4)
推定装置1または情報処理装置200の制御ブロック(学習用データ取得部101、分析結果取得部102、生成部103、入力部104、推定部105、画像処理部106、および出力部107のうち少なくとも1つ)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
上述の実施形態において、推定装置1または情報処理装置200により特性が推定された粘性土は例えば、建設工事の施工に用いられる。建設工事は例えば、埋め立て、および盛土工事や建物基礎部や建物と周辺地盤との空隙の埋め戻し工事である。粘性土を用いた施工方法は、例えば、盛土築造の工程を含む。
3 端末装置
10 制御部
12 記憶部
101 学習用データ取得部
102 分析結果取得部
103 生成部
104 入力部
105 推定部
106 画像処理部
121 学習済モデル
122 教師データセット
200 情報処理装置
Claims (10)
- 粘性土を撮影した画像を表す撮影データ、前記粘性土の採取地を示す土源情報、および、前記粘性土の湿潤密度を示す密度情報を含む学習用データを取得するステップと、
前記粘性土の圧密および強度の少なくとも何れか一方に関する特性の分析結果を示す分析結果データを取得するステップと、
前記学習用データと該学習用データに対応する前記分析結果データとを用いて、前記学習用データと前記分析結果データとの相関関係を機械学習させた学習済モデルを生成するステップと、
を情報処理装置が実行する粘性土特性推定方法。 - 前記分析結果データは、前記粘性土の圧縮指数、膨潤指数、圧密係数、液性限界、塑性指数、せん断強さ、および、圧密降伏応力の少なくとも何れかを示すデータを含むことを特徴とする、請求項1に記載の粘性土特性推定方法。
- 前記粘性土を撮影した画像を表す撮影データ、前記粘性土の採取地を示す土源情報、および、前記粘性土の湿潤密度を示す密度情報を含む入力データを取得するステップと、
前記入力データを前記学習済モデルに入力することによって、前記特性を推定するステップと、
を更に備える請求項1または2の何れか1項に記載の粘性土特性推定方法。 - 前記学習用データは、前記粘性土の触感に関する情報を含むことを特徴とする、請求項1~3の何れか1項に記載の粘性土特性推定方法。
- 前記分析結果データは、前記粘性土の液性限界を示すデータを含み、
前記粘性土の湿潤密度を用いて算出される含水比と、前記学習済モデルを用いて推定される前記粘性土の液性限界との比を用いて、非排水せん断強さを算出するステップ、
を更に備える請求項1~4の何れか1項に記載の粘性土特性推定方法。 - 前記非排水せん断強さを用いて、前記粘性土の圧密降伏応力を算出するステップ、を更に備える、
請求項5に記載の粘性土特性推定方法。 - 粘性土を撮影した画像を表す撮影データ、前記粘性土の採取地を示す土源情報、および、前記粘性土の湿潤密度を示す密度情報を含む入力データを取得するステップと、
前記粘性土を撮影した画像を表す撮影データ、前記粘性土の採取地を示す土源情報、および、前記粘性土の湿潤密度を示す密度情報を含む学習用データと、前記粘性土の圧密および強度の少なくとも何れか一方に関する特性を分析した分析結果を示す分析結果データとの相関関係を機械学習させた学習済モデルに、前記入力データを入力することによって前記粘性土の前記特性を推定するステップと、
を情報処理装置が実行する粘性土特性推定方法。 - 粘性土を用いた施工方法であって、
請求項1~7の何れか1項に記載の粘性土特性推定方法により推定された粘性土の前記特性を用いて、建設工事の施工における安全性の評価、および地盤の沈下量の予測の少なくとも何れか一方を行うステップを含む、
粘性土を用いた施工方法。 - 粘性土を撮影した画像を表す撮影データ、前記粘性土の採取地を示す土源情報、および、前記粘性土の湿潤密度を示す密度情報を入力データとし、前記入力データを入力する入力部と、
前記粘性土を撮影した画像を表す撮影データ、前記粘性土の採取地を示す土源情報、および、前記粘性土の湿潤密度を示す密度情報を含む学習用データと、前記粘性土の圧密および強度の少なくとも何れか一方に関する特性を分析した分析結果を示す分析結果データとの相関関係を機械学習させた学習済モデルに、前記入力データを入力することによって得られる、前記粘性土の前記特性を示す出力データを出力する出力部と、を備えることを特徴とする、粘性土特性推定装置。 - 請求項9に記載の粘性土特性推定装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記入力部および前記出力部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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熊谷隆宏、白可、佐々木優、田代司、琴浦毅、鶴見文孝,人工知能技術による土質推定に基づく埋立管理システムの開発,土木学会論文集B3(海洋開発),日本,公益社団法人土木学会,2020年09月28日,No. 76, No. 2,pp. I_720 - I_725 |
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