JP7288637B1 - メール件名評価システム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1記載の技術は、同一のメールについて、複数の表示情報を生成し、生成した複数の表示情報の各々を学習済みのモデルの入力データとして、複数の表示情報の各々について反応指標(例えば、開封率)を予測する。そして、複数の表示情報の中から、予測した反応指標のうち、例えば、メールの開封率が最も高い表示情報を送信対象のメールの表示情報として選択するものである。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、特定の文字種等が含まれる特定のメール件名について比較的高い精度で反応指標を推定することができるメール件名評価システムを提供することを目的としている。
また、反応指標は、ユーザがメールを開封する確率を示す開封率、メールを開封しない確率を示す未開封率、ユーザがメール内に含まれるリンク情報等のコンテンツを選択する確率を示す選択率、メール内に含まれるリンク情報等のコンテンツを選択しない確率を示す未選択率、ユーザがリンク先のサイトにてそのサイトが成果としている目的行動を起こす確率であるコンバージョン率、ユーザがリンク先のサイトにてそのサイトが成果としている目的行動を起こさない確率である未コンバージョン率などを含む。
〔発明2〕 一方、上記目的を達成するために、発明2のメール件名評価システムは、メールの件名を評価するメール件名評価システムであって、メール件名評価サービス提供サーバ及びデータ制御サーバを備え、当該データ制御サーバはメール件名評価サーバと通信可能に接続されており、前記メール件名評価サービス提供サーバは、メールの件名の候補であって複数の候補のそれぞれについて当該件名に関する件名情報を取得する件名情報取得手段と、メールの送信先となるユーザの属性に関する属性情報を取得する属性情報取得手段と、前記件名情報取得手段で取得した件名情報及び前記属性情報取得手段で取得した属性情報を含む件名候補ファイルを前記データ制御サーバに送信する件名候補ファイル送信手段と、を備える。加えて、前記データ制御サーバは、前記メール件名評価サービス提供サーバからの前記件名候補ファイルを受信すると、当該件名候補ファイルのデータ量が所定量を超えていた場合に、当該件名候補ファイルを所定量以下の複数の件名候補ファイルに分割するファイル分割手段と、前記ファイル分割手段で分割された複数の件名候補ファイル又は受信した前記所定量以下の件名候補ファイルを前記メール件名評価サーバに送信する件名候補ファイル送信手段と、前記メール件名評価サーバからの前記件名候補ファイルに含まれる件名候補の反応指標の推定結果を含む評価結果ファイルを受信すると、当該評価結果ファイルを前記メール件名評価サービス提供サーバに送信する第1評価結果送信手段と、を備える。一方、前記メール件名評価サーバは、前記データ制御サーバからの1又は複数の前記件名候補ファイルを受信後に、メールの件名のうち当該メールの反応指標に影響を与える文字種の割合又は記号の有無に関する特徴情報を含む件名特徴情報、当該メールを送信したユーザの属性に関する属性情報及び当該メールの反応指標に関する反応指標情報に基づいて学習を行った学習済みモデルを用いて、受信した1又は複数の件名候補ファイルのファイルごとに、当該ファイルに含まれる件名情報及び属性情報から、前記メールの送信先となるユーザについて当該件名情報に係る各候補の反応指標を推定する推定手段と、前記推定手段の推定結果を含む評価結果ファイルを前記データ制御サーバに送信する第2評価結果送信手段と、を備える。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1乃至図9は、本実施の形態を示す図である。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
インターネット199には、図1に示すように、メール件名評価サービスを提供するメール件名評価サービス提供サーバ100(以下、「件名評価サービス提供サーバ100」と称す)、メールの件名を評価するメール件名評価用AIモデル(以下、「件名評価AIモデル」と略記する)に係るデータの送受信を制御するデータ制御サーバ110と、件名評価AIモデルの生成及び生成した件名評価AIモデルによりメールの件名を評価する処理を実行するメール件名評価サーバ120とが接続されている。さらに、メール件名評価サービスを利用する利用者の管理下にある利用者端末200が接続されている。
次に、件名評価サービス提供サーバ100のハードウェア構成を説明する。
図2は、件名評価サービス提供サーバ100のハードウェア構成の一例を示す図である。
件名評価サービス提供サーバ100は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演算及びシステム全体を制御するCPU(Central Processing Unit)30と、所定領域に予めCPU30の制御プログラム等を格納しているROM(Read Only Memory)32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM(Random Access Memory)34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F(InterFace)38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互に且つデータ授受可能に接続されている。なお、I/F38には、ネットワークアダプタの機能も含まれている。
また、データ制御サーバ110及びメール件名評価サーバ120についても、件名評価サービス提供サーバ100と同様のハードウェア構成を有している。
なお、件名評価サービス提供サーバ100、データ制御サーバ110及びメール件名評価サーバ120の一部又は全部は、クラウドコンピューティングサービスを提供するサーバ上の仮想サーバとして構成してもよい。
〔利用者端末200のハードウェア構成〕
利用者端末200は、上記件名評価サービス提供サーバ100のような据え置き型を想定した端末、または、スマートフォン、タブレットなどの携帯型の端末から構成されている。後者の場合、そのハードウェア構成は、CPUと、アプリケーションソフトなどのプログラムやプログラムを実行するためのデータ等を格納しているROMと、ROM等から読み出したデータやCPUの演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAMと、付属の各種装置に対してデータの入出力を媒介するI/Fとで構成されている。これらは、データを転送するための信号線で相互に且つデータ授受可能に接続されている。
〔各種テーブルについて〕
次に、記憶装置42、記憶装置50及び記憶装置60に記憶されている各種テーブルについて説明する。
図3は、利用者管理テーブル400、モデル作成用情報テーブル410、件名情報テーブル420、AI対応情報管理テーブル430及び件名評価AIモデル管理テーブル440のデータ構造を示す図である。
利用者管理テーブル400には、図3(a)に示すように、利用者IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、利用者ID、件名作成用ファイルID、評価用件名ファイルID、住所、代表者氏名、電話番号、代表メールアドレス、ログイン情報、作成日、更新日、その他の情報が登録されている。
ここで、利用者IDは、メール件名評価サービスを利用する利用者を識別するためのIDであり、件名作成用ファイルIDは、メールの件名(以下、単に「件名」と称す)候補を作成するためのメール本文データ等を含むCSVファイル等のデータファイルを識別するためのIDである。また、評価用件名ファイルIDは、利用者IDに対応する利用者から依頼を受けた件名候補の評価用データのCSVファイル等のデータファイルを識別するためのIDである。
モデル作成用情報テーブル410には、図3(b)に示すように、利用者IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、管理者ID、件名評価AIモデルID、モデル作成用件名ファイルID、モデル作成用件名ファイル、作成日、更新日、その他の情報が登録されている。
ここで、管理者IDは、メール件名評価サービスを提供するシステムの管理者を識別するためのIDであり、件名評価AIモデルIDは、メールの件名を評価する件名評価AIモデルを識別するためのIDである。また、モデル作成用件名ファイルIDは、件名評価AIモデル作成用データのCSVファイル等のデータファイルを識別すためのIDであり、モデル作成用件名ファイルは、件名評価AIモデル作成用データのデータファイルであり、過去の実績データ等から作成されるデータファイルである。例えば、過去に配信した各メールの件名の文字数、漢字、ひらがな、カタカナの割合、記号の有無、使われている単語などを特徴量としてデータ化したデータ、各件名により配信したときの配信先のユーザのメールに対する反応の程度を示す反応指標のデータ、配信先の属性情報等のデータを含むファイルである。
また、記憶装置42は、図3(c)に示す件名情報テーブル420を記憶している。
件名情報テーブル420には、図3(c)に示すように、利用者IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、利用者ID、件名作成用ファイルID、評価用件名ファイルID、評価結果ID、件名作成用ファイル、評価用件名ファイル、評価結果ファイル、作成日、更新日、その他の情報が登録されている。
AI対応情報管理テーブル430には、図3(d)に示すように、管理者IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、管理者ID、件名評価AIモデルID、ファイル転送プロトコル情報、作成日、更新日、その他の情報が登録されている。
ここで、AI対応情報管理テーブル430は、管理者IDに対応する管理者の管理下にある件名評価AIモデルと、評価前の評価用件名ファイルとを紐づけるためのテーブルである。具体的には、件名評価AIモデルIDと、評価用件名ファイルの転送に用いられるファイル転送プロトコルとを紐づけるテーブルである。
また、記憶装置60は、図3(e)に示す件名評価AIモデル管理テーブル440を記憶している。
〔動作〕
(件名評価AIモデル作成時のシーケンス)
まず、件名評価AIモデル作成時のシーケンスについて説明する。
図4は、件名評価サービス提供サーバ100、データ制御サーバ110及びメール件名評価サーバ120の件名評価AIモデル作成時の動作を示すシーケンスフローである。
ここで、過去の実績データは、過去に配信したメールの実績データであり、メールの件名、メール本文、配信日時、配信先の属性情報(年齢、性別、職業(会社役員、会社員、自営業等)、年収、関連Webページの閲覧回数、口座残高等)、開封率の情報を含むデータである。具体的に、件名評価サービス提供サーバ100は、実績データに基づいて、件名の文字数、件名に含まれる漢字の割合、ひらがなの割合、カタカナの割合、「!」「?」等の記号の有無、使われている単語などを特徴量としてデータ化する。
そして、これら特徴量のデータ、件名、メール本文、配信日時、配信先の属性情報、開封率の情報等を含む件名評価AIモデル作成用データを生成する。
データ制御サーバ110は、件名評価サービス提供サーバ100からの件名評価AIモデル作成用データを受信すると(S104)、受信した件名評価AIモデル作成用データをメール件名評価サーバ120に送信する(S106)。
メール件名評価サーバ120は、データ制御サーバ110からの件名評価AIモデル作成用データを受信すると(S108)、受信した件名評価AIモデル作成用データに基づいて件名評価AIモデルを作成する(S110)。
メール件名評価サーバ120は、件名評価AIモデルの作成が完了すると、作成完了通知をデータ制御サーバ110に送信する(S112)。
件名評価サービス提供サーバ100は、データ制御サーバ110からの作成完了通知を受信する(S120)。これにより、件名評価AIモデルの作成が完了する。
ここで、上記各サーバ間でのデータの送受信は、例えば暗号化通信技術を用いて行っている。本実施の形態では、SFTPを用いてデータの送受信を行っている。
次に、件名評価AIモデルによる件名候補の評価時のシーケンスについて説明する。
図5は、利用者端末200、件名評価サービス提供サーバ100、データ制御サーバ110及びメール件名評価サーバ120の件名候補評価時の動作を示すシーケンスフローである。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、件名評価サービス提供サーバ100は、そのプログラムに従って以下の処理を実行する。また、利用者端末200は、件名評価サービス提供サーバ100との通信により件名候補の評価依頼を行うプログラムがインストールされている。利用者端末200は、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って以下の処理を実行する。また、データ制御サーバ110は、件名評価サービス提供サーバ100及びメール件名評価サーバ120との通信により件名候補の評価処理に用いるデータの転送制御等を行うプログラムがインストールされている。データ制御サーバ110は、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って以下の処理を実行する。また、メール件名評価サーバ120は、データ制御サーバ110からの評価用件名ファイルに基づいて件名評価AIモデルを用いた評価処理を行うプログラムがインストールされている。メール件名評価サーバ120は、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って以下の処理を実行する。
ログイン後において、利用者端末200は、件名候補の評価要求を含む件名作成用ファイルを、件名評価サービス提供サーバに送信する(S200)。
ここで、利用者は、例えば、インターネット通信販売サービス、株式取引サービス、FX取引サービスなどのサービスを提供するサービス提供者などが該当する。このような利用者は、会員登録されたユーザに対して例えば安売りセールの開催、株価の状況、為替相場の状況などを伝えるメールの配信を頻繁に行う。
ここで、件名作成用ファイルは、例えば、1のメール本文に対する複数の件名候補、配信予定のメール本文、配信先(配信先ユーザ)の属性情報、配信予定日時等のデータを含むファイル、または、このファイルから複数の件名候補のデータを除外したファイルなどが該当する。
件名評価サービス提供サーバ100は、例えば、件名作成用ファイルに、件名候補が含まれていない場合に、配信予定のメール本文から件名候補を自動で生成する機能を有している。
具体的に、件名評価サービス提供サーバ100は、例えば、図6に示すように、メール本文から、「本日の平均株価は反発」、「大引けにかけても方向感に乏しい展開」、「資産を有効活用する製造業に注目」などのキーとなる文章部分をメールの件名候補として抽出する。
そして、件名候補、メール本文、配信日時、配信先の属性情報等のデータを含む評価用件名ファイルを生成する。
件名評価サービス提供サーバ100は、生成した評価用件名ファイルをデータ制御サーバ110に送信する(S206)。
ここで、メール件名評価サーバ120では、件名評価AIモデルでの評価処理の処理負荷を軽減するために所定データ量以下の評価用件名ファイルごとに評価処理を実行するようになっている。
一方、データ制御サーバ110は、評価用件名ファイルの転送が完了すると、評価開始指示をメール件名評価サーバ120に送信する(S214)。
メール件名評価サーバ120は、データ制御サーバ110からの評価開始指示を受信すると、受信した評価用件名ファイルに基づいて、対応する件名評価AIモデルを用いて件名候補の評価処理を実行する(S216)。ここで、一度に処理できるデータ量が制限されているため、各評価用件名ファイルについて順番に評価処理を行う。
件名候補の評価は、例えば、図7に示すように、件名評価AIモデルに対して、評価用件名ファイルに含まれる、件名候補、配信日時、メール本文、配信先の属性情報を順次入力することで行われる。これにより、学習済みの件名評価AIモデルは、入力された件名候補及び属性情報に対して開封率に関するスコアを出力する。このスコアは、件名候補及び属性情報の組み合わせに対して、配信したメールが開封される可能性をスコア化したものであり、数値が大きいほど可能性が高いことを示している。
データ制御サーバ110は、メール件名評価サーバ120に対して評価処理が完了したか否かを定期的に確認し、評価処理が完了したことを確認すると(S220)、評価結果ダウンロード(DL)要求をメール件名評価サーバ120に送信する(S222)。
ここで、複数の評価結果ファイルを送信する場合は、これらが共通の評価用件名ファイルの評価結果であることが識別できる識別情報を各ファイルに付加する。
件名評価サービス提供サーバ100は、データ制御サーバ110からの評価結果ファイルを受信すると(S234)、受信した評価結果ファイルを利用者端末200に送信する(S236)。
これにより、評価結果ファイルを受領した利用者側は、各件名候補の開封率のスコアを確認して、例えば、最もスコアが高い件名候補を、配信するメールの件名として選択することができる。あるいは、利用者端末200等の情報処理端末にて、評価結果ファイルを読み込んで、各配信先のユーザに対応する最もスコアが高い件名候補を選択し、選択した件名候補を件名としたメールを自動で配信するプログラムを実行するようにしてもよい。
(評価用件名ファイル転送処理)
図8は、評価用件名ファイル転送処理を示すフローチャートである。
評価用件名ファイル転送処理は、データ制御サーバ110にて実行される処理である。
ステップS210において、評価用件名ファイル転送処理が開始されると、図8に示すように、まずステップS300に移行する。
ステップS302に移行した場合は、受信した評価用件名ファイルを所定データ量以下の複数のファイルに分割する処理を実行して、ステップS304に移行する。
ここで、分割処理は、例えば、受信ファイルのデータ量を所定データ量で割った商の数の所定データ量のファイルと、割り切れなかった場合はその余りのデータ量のファイルとに分割してもよいし、均等なデータ量又は略均等なデータ量の複数のファイルに分割してもよい。
ステップS304では、ステップS302で分割した複数のファイルを順次メール件名評価サーバ120に送信して、ステップS306に移行する。
ステップS306では、ファイルの送信が完了したか否かを判定し、完了したと判定した場合(YES)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS304に移行する。
(評価結果ファイル結合処理)
図9は、評価結果ファイル結合処理を示すフローチャートである。
評価結果ファイル結合処理は、データ制御サーバ110で実行される処理である。
ステップS230において、評価結果ファイル結合処理が開始されると、図9に示すように、まずステップS400に移行する。
ステップS402に移行した場合は、受信した複数の評価結果ファイルを1つのファイルに結合して、ステップS404に移行する。
例えば、評価結果ファイルがCSVファイルである場合は、複数のファイルを縦結合して1つの評価結果ファイルを生成する。
一方、ステップS400で受信した評価結果ファイルが複数ではなく、ステップS406に移行した場合は、受信した評価結果ファイルをそのまま件名評価サービス提供サーバ100に送信して、一連の処理を終了し元の処理に復帰する。
〔実施の形態の効果〕
次に、本実施の形態の効果を説明する。
さらに、本実施の形態では、データ制御サーバ110において、所定データ量を超える評価用件名ファイルを受信した場合に、この評価用件名ファイルを所定データ量以下の複数のファイルに分割するファイル分割処理を実行し、所定データ量以下の複数の評価用件名ファイルに分けてファイルをメール件名評価サーバ120に送信するようにした。また、メール件名評価サーバ120において、処理負荷等を考慮して評価処理を所定データ量を上限として実行する構成とした。
さらに、本実施の形態では、データ制御サーバ110において、複数の評価結果ファイルを受信した場合に、受信した複数の評価結果ファイルを1つのファイルに結合する処理を実行し、結合後の1つの評価結果ファイルを件名評価サービス提供サーバ100に送信するようにした。
〔対応関係〕
本実施の形態において、評価用件名ファイルは、発明1乃至3の件名候補ファイルに対応し、ステップS212は、発明1の件名情報取得手段及び属性情報取得手段に対応し、ステップS216は、発明1乃至3の推定手段に対応し、件名評価AIモデルは、発明1乃至3の学習済みモデルに対応している。
また、本実施の形態において、ステップS210は、発明2のファイル分割手段に対応し、S226は、発明2及び3の第2評価結果送信手段に対応し、ステップS230は、発明3のファイル結合手段に対応し、ステップS232は、発明2又は3の第1評価結果送信手段に対応している。
なお、上記実施の形態において、評価用件名ファイルの生成及び転送、評価結果ファイルの受信、評価用件名ファイルの分割及び転送、評価結果ファイルの結合及び転送、件名評価AIモデルを用いた件名候補の評価及び評価結果の転送などの各種処理を、夜中などの処理負荷の少ない時間帯に自動で実行する構成としてもよい。この場合に、件名評価サービス提供サーバ100において、スケジューラー等によって、評価用件名ファイルの生成、予測用件名ファイルの送信、評価結果ファイルの受信等の実行スケジュールの設定を行う。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、件名評価サービス提供サーバ100において、所定データ量を超える評価用件名ファイルをデータ制御サーバ110に送信した場合に、データ制御サーバ110において、受信した評価用件名ファイルを所定データ量以下の複数のファイルに分割し、分割した複数のファイルをメール件名評価サーバ120に送信するようにした。また、メール件名評価サーバ120では、複数の件名評価ファイルを受信した場合に、ファイルごとに件名候補を評価し、件名評価ファイルごとに生成される複数の評価結果ファイルをデータ制御サーバ110に送信するようにした。さらに、データ制御サーバ110では、複数の評価結果ファイルを受信した場合に、これら複数の評価結果ファイルを1つのファイルに結合し、結合した1つの評価結果ファイルを件名評価サービス提供サーバ100に送信するようにした。この構成に限らず、例えば、メール件名評価サーバ120にて、複数の評価結果ファイルを1つのファイルに結合して、この1つの評価結果ファイルをデータ制御サーバ110に送信する構成としてもよい。この構成とした場合、データ制御サーバ110にて結合処理を行わなくてよくなる。また、例えば、データ制御サーバ110において、件名評価サービス提供サーバ100からの評価用件名ファイルが所定データ量を超えていた場合でも分割処理を行わずにそのままメール件名評価サーバ120に送信し、メール件名評価サーバ120において、件名評価AIモデルの処理容量に合わせた所定データ量以下の複数のファイルに分割して評価処理を行い、ファイルごとの評価結果ファイルである複数の評価結果ファイルをデータ制御サーバ110に送信する。さらに、データ制御サーバ110において、受信した複数の評価結果ファイルを1つのファイルに結合し、結合した1つの評価結果ファイルを件名評価サービス提供サーバ100に送信する構成としてもよい。この構成とした場合、データ制御サーバ110にて分割処理を行わなくてよくなる。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、インターネット199からなるネットワークシステムに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、インターネット199と同一方式により通信を行ういわゆるイントラネットに適用してもよい。もちろん、インターネット199と同一方式により通信を行うネットワークに限らず、任意の通信方式のネットワークに適用することができる。
Claims (3)
- メールの件名の候補であって複数の候補のそれぞれについて当該件名に関する件名情報を取得する件名情報取得手段と、
メールの送信先となるユーザの属性に関する属性情報を取得する属性情報取得手段と、
メールの件名のうち当該メールに対する前記ユーザの反応の程度を示す反応指標に影響を与える文字種の割合又は記号の有無に関する特徴情報を含む件名特徴情報、当該メールを送信したユーザの属性に関する属性情報及び当該メールの反応指標に関する反応指標情報に基づいて学習を行った学習済みモデルを用いて、前記件名情報取得手段で取得した件名情報及び前記属性情報取得手段で取得した属性情報から、前記メールの送信先となるユーザについて当該件名情報に係る各候補の反応指標を推定する推定手段と、を備えることを特徴とするメール件名評価システム。 - メールの件名を評価するメール件名評価システムであって、
メール件名評価サービス提供サーバ及びデータ制御サーバを備え、当該データ制御サーバはメール件名評価サーバと通信可能に接続されており、
前記メール件名評価サービス提供サーバは、
メールの件名の候補であって複数の候補のそれぞれについて当該件名に関する件名情報を取得する件名情報取得手段と、
メールの送信先となるユーザの属性に関する属性情報を取得する属性情報取得手段と、
前記件名情報取得手段で取得した件名情報及び前記属性情報取得手段で取得した属性情報を含む件名候補ファイルを前記データ制御サーバに送信する件名候補ファイル送信手段と、を備え、
前記データ制御サーバは、
前記メール件名評価サービス提供サーバからの前記件名候補ファイルを受信すると、当該件名候補ファイルのデータ量が所定量を超えていた場合に、当該件名候補ファイルを所定量以下の複数の件名候補ファイルに分割するファイル分割手段と、
前記ファイル分割手段で分割された複数の件名候補ファイル又は受信した前記所定量以下の件名候補ファイルを前記メール件名評価サーバに送信する件名候補ファイル送信手段と、
前記メール件名評価サーバからの前記件名候補ファイルに含まれる件名候補の反応指標の推定結果を含む評価結果ファイルを受信すると、当該評価結果ファイルを前記メール件名評価サービス提供サーバに送信する第1評価結果送信手段と、を備え、
前記メール件名評価サーバは、
前記データ制御サーバからの1又は複数の前記件名候補ファイルを受信後に、メールの件名のうち当該メールの反応指標に影響を与える文字種の割合又は記号の有無に関する特徴情報を含む件名特徴情報、当該メールを送信したユーザの属性に関する属性情報及び当該メールの反応指標に関する反応指標情報に基づいて学習を行った学習済みモデルを用いて、受信した1又は複数の件名候補ファイルのファイルごとに、当該ファイルに含まれる件名情報及び属性情報から、前記メールの送信先となるユーザについて当該件名情報に係る各候補の反応指標を推定する推定手段と、
前記推定手段の推定結果を含む評価結果ファイルを前記データ制御サーバに送信する第2評価結果送信手段と、を備えることを特徴とするメール件名評価システム。 - メールの件名を評価するメール件名評価システムであって、
メール件名評価サービス提供サーバ及びデータ制御サーバを備え、当該データ制御サーバはメール件名評価サーバと通信可能に接続されており、
前記メール件名評価サービス提供サーバは、
メールの件名の候補であって複数の候補のそれぞれについて当該件名に関する件名情報を取得する件名情報取得手段と、
メールの送信先となるユーザの属性に関する属性情報を取得する属性情報取得手段と、
前記件名情報取得手段で取得した件名情報及び前記属性情報取得手段で取得した属性情報を含む件名候補ファイルを前記データ制御サーバに送信する件名候補ファイル送信手段と、を備え、
前記データ制御サーバは、
前記メール件名評価サービス提供サーバからの前記件名候補ファイルを受信すると、当該件名候補ファイルを前記メール件名評価サーバに送信する件名候補ファイル送信手段と、
前記メール件名評価サーバからの前記件名候補ファイルに含まれる件名候補の反応指標の推定結果を含む推定結果ファイルを受信すると、当該推定結果ファイルが複数の場合に当該複数の推定結果ファイルを1つのファイルに結合するファイル結合手段と、
前記ファイル結合手段で結合した推定結果ファイル又は受信した推定結果ファイルを前記メール件名評価サービス提供サーバに送信する第1推定結果送信手段と、を備え、
前記メール件名評価サーバは、
前記データ制御サーバからの前記件名候補ファイルを受信後に、メールの件名のうち当該メールの反応指標に影響を与える文字種の割合又は記号の有無に関する特徴情報を含む件名特徴情報、当該メールを送信したユーザの属性に関する属性情報及び当該メールの反応指標に関する反応指標情報に基づいて学習を行った学習済みモデルを用いて、受信した件名候補ファイルに含まれる件名情報及び属性情報から、前記メールの送信先となるユーザについて当該件名情報に係る各候補の反応指標を推定する推定手段と、
前記推定手段の推定結果を含む評価結果ファイルを前記データ制御サーバに送信する第2評価結果送信手段と、を備えることを特徴とするメール件名評価システム。
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