JP7288067B2 - 複数の送受信ポイントにわたってpdsch送信スケジューリングされたマルチpdcch用のharq ack - Google Patents

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Description

本開示は無線通信に関し、詳細には、監視するべきダウンリンク制御チャネル候補の割り当てと、ダウンリンク制御チャネル候補に関連したフィードバックの実装形態とに関する。
新無線(New Radio:NR)フレーム構造およびリソースグリッド
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)新無線(NR)(「5G」としても知られている)は、ダウンリンク(すなわちgNBまたは基地局などのネットワークノードからユーザ機器すなわちUEなどの無線デバイス)とアップリンク(すなわち無線デバイスからネットワークノード)との両方でCP-OFDM(サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重(OFDM))を使用する。アップリンクでは、離散フーリエ変換(DFT)拡散の直交周波数分割多重(OFDM)もサポートされる。時間ドメインでは、NRのダウンリンクおよびアップリンクは、それぞれ1msのサイズのサブフレームに等しく編成される。サブフレームは、等しい持続時間の複数のスロットへとさらに分割される。スロット長さはサブキャリア間隔に依拠する。Δf=15kHzのサブキャリア間隔については、1つのサブフレーム当たり1つのスロットしかなく、各スロットは14のOFDMシンボルから成る。
NRにおけるデータスケジューリングは、一般的にはスロットごとに実施される。14のシンボルスロットを有する例が図1に示されており、最初の2つのシンボルが物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、残りの部分は、PDSCH(物理ダウンリンク共有チャネル)またはPUSCH(物理アップリンク共有チャネル)のいずれかの物理共用データチャネルを含む。
NRでは種々のサブキャリア間隔値がサポートされる。サポートされるサブキャリア間隔値(異なるニューメロロジーとも称される)はΔf=(15×2μ)kHzで与えられ、ここでμ∈{0,1,2,3,4}である。Δf=15kHzは基本的なサブキャリア間隔である。種々のサブキャリア間隔におけるスロット持続時間は
Figure 0007288067000001
で与えられる。
周波数ドメインにおいて、システムの帯域幅は、それぞれが12の連続したサブキャリアに対応するリソースブロック(RB)へと分割される。RBは、システムの帯域幅の一端から、0から始まる番号を付けられる。図2には基本的なNRの物理的時間-周波数リソースグリッドが示されており、14のシンボルスロットの内、示されているのは1つのリソースブロック(RB)だけである。1つのOFDMシンボル間隔中の1つのOFDMサブキャリアが1つのリソースエレメント(RE)を形成する。
ダウンリンク送信は動的にスケジューリングされ、すなわち、ネットワークノードは、それぞれのスロットにおいて、無線デバイスデータの送信先や現在のダウンリンクスロットにおいてデータを送信するRBに関するダウンリンク制御情報(DCI)を、PDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル)を通じて送信する。無線デバイスデータはPDSCHで搬送される。
NRでは、PDSCHをスケジューリングするために、DCIフォーマット1-0、DCIフォーマット1-1の2つのDCIフォーマットが規定されている。DCIフォーマット1-0はDCI 1-1よりも小さいサイズを有し、無線デバイスがネットワークに完全には接続されていないとき使用され得、DCIフォーマット1-1は、複数のMIMOレイヤを用いるMIMO(多入力多出力)送信をスケジューリングするために使用され得る。
QCLおよびTCI状態
同一のネットワークノードアンテナの別々のアンテナポートからいくつかの信号が送信され得る。これらの信号は、たとえばドップラーシフト/拡散、平均遅延拡散、または平均遅延に関して同一の大規模な特性を有することができる。これらのアンテナポートは擬似コロケーション(QCL)されていると称され得る。
次いで、ネットワークノードは、2つのアンテナポートがQCLであることを無線デバイスにシグナリングすることができる。無線デバイスは、いくつかのパラメータ(たとえばドップラー拡散)に関して2つのアンテナポートがQCLであることを知っている場合には、アンテナポートのうちの一方に基づいてそのパラメータを推定し、他方のアンテナポートを受信するときこの推定を使用することができる。一般的には、第1のアンテナポートはCSI-RS(ソースRSとして知られている)などの測定参照信号によって表され、第2のアンテナポートは復調用参照信号(DMRS)(ターゲットRSとして知られている)である。
たとえば、アンテナポートAとBとが平均遅延に関してQCLであるなら、無線デバイスは、アンテナポートAから受信された信号(ソース参照信号(RS)として知られている)から平均遅延を推定し、アンテナポートBから受信された信号(ターゲットRS)は同一の平均遅延を有すると想定することができる。これによって、無線デバイスは、DMRSを利用してチャネルを測定しようとするとき、前もってチャネルの特性を知ることができるので、たとえば適切なチャネル推定フィルタを選択するのに役立ち、復調のために有益である。
QCLに関して可能な仮定についての情報は、ネットワークノードから無線デバイスにシグナリングされる。NRでは、送信されるソースRSと送信されるターゲットRSとの間に、以下の4つのタイプのQCL関係が規定されている。
- タイプA:{ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散}
- タイプB:{ドップラーシフト、ドップラー拡散}
- タイプC:{平均遅延、ドップラーシフト}
- タイプD:{空間Rxパラメータ}
QCLタイプDは、アナログビーム形成を用いてビーム管理を容易にするために導入されたものであり、spatial QCLとして知られている。現在、空間QCLの厳密な規定はないが、2つの送信されるアンテナポートが空間的にQCLである場合、無線デバイスは、それらを受信するために同一のRxビームを使用することができる状況を指し得る。ビーム管理に関して、QCLタイプDを軸に議論されても、無線デバイスに対してRSに関するタイプAのQCL関係を伝達することも必要になり得、その結果、無線デバイスは、関連する大規模なパラメータをすべて推定し得ることに留意されたい。
一般的には、これは、無線デバイスを、時間/周波数オフセット推定の追跡用のCSI-RS(TRS)を用いて設定することによって達成される。無線デバイスは、任意のQCL参照を使用し得るためには、TRSを十分に優れたSINRで受信する必要があることになる。多くの場合、これは、TRSが、ある特定の無線デバイスに対して適切なビームで送信されなければならないことを意味する。
ビームおよび送信ポイント(TRPすなわち送受信ポイント)選択におけるダイナミクスを導入するために、無線デバイスは、NのTCI状態を有するRRCシグナリングによって設定され得、Nは、無線デバイスの能力に応じて、周波数範囲2(FR2)では128まで、周波数範囲1(FR1)では8つまでである。
各TCI状態がQCL情報すなわち1つまたは2つのソースDL RSを含み、各ソースRSがQCLタイプに関連付けられている。たとえば、TCI状態は、それぞれがQCLタイプに関連した参照信号の対を含み、たとえば2つの異なるCSI-RS{CSI-RS1、CSI-RS2}が、TCI状態において{qcl-Type1、qcl-Type2}={タイプA、タイプD}として設定される。これは、無線デバイスが、CSI-RS1からドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散を導出することができ、CSI-RS2から空間Rxパラメータ(すなわち使用するべきRXビーム)を導出することができることを意味する。
TCI状態のリストにおけるNの状態の各々が、ネットワークから送信されたNの可能なビームのリストまたはネットワークノードによって無線デバイスと通信するために使用されるNの可能なTRPのリストと解釈され得る。
利用可能なTCI状態の第1のリストはPDSCH用に設定され、PDCCH用の第2のリストは、TCI状態IDとして知られている、PDSCH用に設定されたTCI状態のサブセットに対するポインタを含む。ネットワークノードは、次いで、PDCCH用に1つのTCI状態を活性化し(すなわちPDCCHにTCIを供給し)、PDSCH用に8つまでのアクティブTCI状態を活性化する。無線デバイスがサポートするアクティブTCI状態の数は無線デバイスの能力に基づくものであるが、最大でも8つまでである。
それぞれの設定されたTCI状態は、ソース参照信号(CSI-RSまたはSSB)とターゲット参照信号(たとえばPDSCH/PDCCHのDMRSポート)との間の擬似コロケーション関連のパラメータを含む。TCI状態は、CSI-RSを受信するためのQCL情報を伝達するためにも使用される。
CORESETおよび検索空間
UEは、対応する検索空間セットに応じてPDCCH監視を用いて設定されたそれぞれの活性化されたサービングセル上のアクティブDL帯域幅部分(BWP)上の1つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)におけるPDCCH候補のセットを監視するが、監視することは、監視されるDCIフォーマットによって各PDCCH候補を復号化することを意味する。PDCCH候補は、下記の表1に指示されるような1つまたは複数の制御チャネルエレメント(CCE)を含む。CCEは6つのリソースエレメントグループ(REG)から成り、REGは1つのOFDMシンボル中の1つのRBと等しい。
Figure 0007288067000002
無線デバイスが監視するべきPDCCH候補のセットは、PDCCH検索空間セットに関して規定される。検索空間セットは、共通の検索空間(CSS)セットまたは無線デバイス固有の検索空間(USS)セットであり得る。無線デバイスは、PDCCH候補を監視するための10セットまでの検索空間を伴って設定され得る。制御リソースセット(CORESET)に対して検索空間セットが規定される。CORESETは、周波数ドメインにおける
Figure 0007288067000003
のリソースブロックおよび時間ドメインにおける
Figure 0007288067000004
の連続したOFDMシンボルから成る。無線デバイスは5つまでのCORESETを用いて設定され得る。それぞれのCORESETについて、無線デバイスは、RRC(無線リソース制御)シグナリングによって、CORESET情報エレメント(IE)を用いて設定され得、これは以下を含み得る。
- CORESETインデックスp(0≦p<15)
- DM-RSスクランブリングのシーケンス初期化値
- 無線デバイスが同一のDM-RS(復調用参照信号)プリコーダの使用を想定することができる、周波数ドメインにおける複数のREG用のプリコーダ細分性
- 複数の連続したシンボル
- リソースブロックのセット
- CCEからREGへのマッピングパラメータ
- CORESET pにおいて64までのTCI状態のリストが設定され得る。これらのTCI状態は、TCI状態の1つのRSセットにおけるソースDL RSとPDCCH DMRSポート(すなわちCORESET pにわたって規定された検索空間のうちの1つにおいて受信されるPDCCH用のDMRSポート)との間のQCL関係を与えるように使用される。ソースDL RSはCSI-RSまたはSSBのいずれかであり得る
- CORESET pにおけるPDCCHによって送信されるDCIフォーマット1_1に関する送信設定指示(TCI)フィールドの存否の指示
無線デバイスは、それぞれの検索空間セットについて以下を用いて設定され得る。
- 検索空間セットインデックスs(0≦s<40)
- 検索空間セットsとCORESET pとの間の関係
- ksのスロットのPDCCH監視周期性、およびoのスロットのPDCCH監視オフセット
- PDCCH監視のためのスロットの内部のCORESETの第1のシンボルを指示するスロットの内部のPDCCH監視パターン
- 検索空間セットsが存在するスロットの数を指示するT<kのスロットの持続時間
- CCEアグリゲーションレベルL当たりのPDCCH候補の数
Figure 0007288067000005
- 検索空間セットsがCSSセットまたはUSSセットのいずれかであるという指示
および/または
- 監視するべきDCIフォーマット
無線デバイスは、検索空間セットsについて、
Figure 0007288067000006
であれば、フレーム番号nのフレームにおけるスロット番号
Figure 0007288067000007
のスロットにPDCCH監視オケージョンが存在すると判定する。無線デバイスは、スロット
Figure 0007288067000008
から始めてTの連続したスロットの検索空間セットsについてPDCCHを監視し、次のk-Tの連続したスロットの検索空間セットsについてはPDCCHを監視しない。
無線デバイスは、最初にPDCCHを検知して復号化し、復号化が成功すると、次いで、PDCCHにおける復号化制御情報を基に、対応するPDSCHを復号化する。PDSCHがうまく復号化されたとき、HARQ(ハイブリッドARQ)ACKがPUCCH(物理アップリンク制御チャネル)を通じてネットワークノードに送られる。そうでなければ、HARQ NACKがPUCCHを通じてネットワークノードに送られ、その結果、データが無線デバイスに再送信され得る。詳細には、1つまたは複数の例では、ダウンリンク送信を受信するための基本手順は、無線デバイスが、最初に、スロットn+K0(K0は0以上である)のスロットにおいてスケジューリングされるPDSCHにおけるDLデータを指し示すスロットnにおけるPDDCHを監視して復号化することを含み得る。無線デバイスは、次いで、対応するPDSCHにおけるデータを復号化する。無線デバイスは、復号化の結果に基づいて、タイムスロットn+K1において、ネットワークノードに、正確な復号化の肯定応答(ACK)または失敗したかもしくは不正確な復号化の否定応答(NACK)を送る。K0とK1はどちらもダウンリンクDCIで指示され得る。
アップリンクデータ送信も、PDCCHを使用して動的にスケジューリングされる。ダウンリンクに似て、無線デバイスは、最初にPDCCHにおけるアップリンクグラントを復号化し、次いで、アップリンクグラントにおける変調次数、符号化レート、アップリンクリソース割り当てなどの復号化された制御情報を基に、PUSCHを通じてデータを送信する。
空間多重化
マルチアンテナ技術は、無線通信システムのデータレートおよび信頼性を大幅に向上させることができる。送信機と受信機の両方が、多入力多出力(MIMO)通信チャネルをもたらす複数のアンテナを装備していれば、性能が改善され得る。そのようなシステムおよび/または関連技術は、一般にMIMOと称される。
NRにおける構成要素は、MIMOアンテナ配備およびMIMO関連技術のサポートである。空間多重化は、良好なチャネル状態において高データレートを達成するために使用されるMIMO技法のうちの1つである。一例として、空間多重化動作の図解が図3に与えられている。
情報を搬送するシンボルベクトルs=[s,s,...,sがN×rのプリコーダ行列Wを掛けられ、これはNの部分空間(Nのアンテナポートに対応する)の次元のベクトル空間において送信エネルギーを分散するようにサーブする。プリコーダ行列は、一般的には可能なプリコーダ行列のコードブックから選択され、一般的には、所与の数のシンボルストリームに関するコードブックにおける固有のプリコーダ行列を指定するプリコーダ行列インジケータ(PMI)によって指示される。sにおけるrのシンボルはそれぞれがMIMOレイヤに対応し、rは送信ランクと称される。このようにして、同一の時間および周波数のリソースエレメント(RE)によって複数のシンボルが同時に送信され得るので、空間多重化が達成される。シンボルの数rは、一般的には現在のチャネル特性に適するように適合される。
無線デバイスで、ある特定のRE nにおいてNの受信アンテナを用いて受信される信号は、次式で与えられ、
=HWs+e
ここで、yはN×1の受信信号ベクトルであり、HはREにおけるN×Nのチャネル行列であり、eは無線デバイスによってREにおいて受信されたN×1のノイズおよび干渉のベクトルである。プリコーダWは、周波数にわたって一定の広帯域プリコーダ、または周波数選択性、すなわち周波数にわたって異なるプリコーダであり得る。
プリコーダ行列は、多くの場合、N×NのMIMOチャネル行列Hの特性を整合させるように選択され、いわゆるチャネル依存のプリコーディングをもたらす。これは一般に閉ループプリコーディングとも称され、無線デバイスに送信エネルギーの多くを伝達するという意味で、基本的に、強い送信エネルギーを部分空間に集中させようとするものである。加えて、プリコーダ行列は、チャネルを直交させるようにも選択され、無線デバイスにおける適切な線形等化の後にレイヤ間干渉が低減されることを意味する。
プリコーダの列の数には送信ランクが反映され、したがって空間的に多重化されたレイヤの数も反映される。送信ランクは、無線デバイスにおいて観測された信号対干渉雑音比(SINR)にも依拠する。一般的には、高いランクで送信するためには高いSINRが必要とされる。効果的な性能のためには、干渉ばかりでなくチャネル特性も調和させる送信ランクを選択することが重要であり得る。プリコーディング行列、送信ランク、およびチャネル品質は、チャネル状態情報(CSI)の一部であり、一般的には無線デバイスによって測定されてネットワークノード(たとえばgNB)にフィードバックされる。
NR MIMOデータ送信
複数のMIMOレイヤを通じてのNRデータ送信の一例が図4に示されている。MIMOレイヤの総数またはランクに依拠して、1つのコードワード(CW)または2つのコードワードのいずれかが使用される。NRリリース-15では、レイヤの総数が4以下であれば1つのコードワードが使用され、レイヤの数が4を超えると2つのコードワードが使用される。それぞれのコードワードがトランスポートブロック(TB)の符号化データビットを含む。ビットレベルスクランブリングの後に、スクランブルされたビットは、コードワードqの複素数値の変調シンボル
Figure 0007288067000009
にマッピングされる。次いで、複素数値の変調シンボルは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様(TS)38.211 v15.4.0の表7.3.1.3-1に従って、レイヤ
Figure 0007288067000010
にマッピングされる。
復調のために、DMRSポートとも称される復調用参照信号(DMRS)が、それぞれのデータレイヤに沿って送信される。ベクトルのブロック
Figure 0007288067000011
が次式によってDMRSアンテナポートにマッピングされ、
Figure 0007288067000012
ここで
Figure 0007288067000013
である。DMRSアンテナポートのセット{p,...,pv-1}およびレイヤマッピングのためのポートは、3GPP TS 38.212 v15.4.0の表7.3.1.2.2-1/2/3/4に従ってDCIで動的に指示される。
PUCCHを通じてのNR HARQ ACK/NACKフィードバック
無線デバイスは、サービングネットワークノードからスロットnにおいてダウンリンクでPDSCHを受信するとき、PDSCHがうまく復号化されれば、ネットワークノードに、HARQ ACKを、スロットn+kにおいてPUCCH(物理アップリンク制御チャネル)リソースを通じてアップリンクでフィードバックし、そうでなければ、スロットn+kにおいてネットワークノードにHARQ NACKを送って、PDSCHがうまく復号化されないと指示する。PDSCHによって2つのTBが搬送される場合、それぞれのTBについてHARQ ACK/NACKが報告されるので、1つのTBがうまく復号化されない場合には、ネットワークノードによって再送信する必要があるのはそのTBのみである。
DCIフォーマット1-0については、kは3ビットのPDSCH-to-HARQ-timing-indicatorフィールドによって指示される。DCIフォーマット1-1については、kは、存在する場合には3ビットのPDSCH-to-HARQ-timing-indicatorフィールドによって指示され、または上位レイヤによって無線リソース制御(RRC)シグナリングを通じて指示される。
符号ブロックグループ(CBG)送信が設定される場合には、TBにおけるそれぞれのCBG向けにHARQ ACK/NACKが代わりに報告される。
複数のキャリアを用いるキャリアアグリゲーション(CA)および/またはTDD動作の場合には、単一のPUCCHにおいて、複数のアグリゲートされたHARQ ACKビット/NACKビットを送る必要がある。
NRでは、UEに対して4つまでのPUCCHリソースセットが設定され得る。pucch-ResourceSetId=0のPUCCHリソースセットは32までのPUCCHリソースを有することができ、pucch-ResourceSetId=1~3のPUCCHリソースセットについては、それぞれのセットは8つまでのPUCCHリソースを有することができる。無線デバイスは、スロットにおいて送られるアグリゲートされたUCI(アップリンク制御情報)ビットの数に基づいて、スロットにおけるPUCCHリソースセットを判定する。UCIビットは、HARQ ACK/NACKビット、スケジューリング要求(SR)ビット、およびチャネル状態情報(CSI)ビットから成る。
無線デバイスは、OUCIのUCI情報ビットを送信する場合には、PUCCHリソースセットを、
- HARQ-ACK情報の送信とSRの送信とが同時に生じる場合には、OUCI≦2であれば、pucch-ResourceSetId=0であるPUCCHリソースの第1のセットであって、1つのSR送信機会において1つまたは2つのHARQ-ACK情報ビットと1つの正または負のSRとを含むものであると判定し、または
- 上位レイヤによって供給された場合には、2<OUCI≦Nであれば、pucch-ResourceSetId=1であるPUCCHリソースの第2のセットであると判定し、または
- 上位レイヤによって供給された場合には、N<OUCI≦Nであれば、pucch-ResourceSetId=2であるPUCCHリソースの第3のセットであると判定し、または
- 上位レイヤによって供給された場合には、N<OUCI≦1706であれば、pucch-ResourceSetId=3であるPUCCHリソースの第4のセットであると判定し、N<N<Nは上位レイヤによって供給されたものである。
HARQ-ACK情報を伴うPUCCH送信については、無線デバイスはPUCCHリソースセットを判定した後にPUCCHリソースを判定する。PUCCHリソース判定は、DCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1における3ビットのPUCCHリソースインジケータ(PRI)フィールドに基づくものとなる。
CAおよび/またはTDDの場合に2つ以上のDCIフォーマット1_0または1_1が受信されると、PUCCHリソースは、無線デバイスが検知する複数の受信されたDCIフォーマット1_0のまたはDCIフォーマット1_1のうち最後のDCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1におけるPUCCH resource indicator(PRI)フィールドを基に判定される。複数の受信されたDCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1は、PUCCH送信用の同一のスロットを指示するPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicatorフィールドの値を有する。PUCCHリソース判定のために、検知されたDCIフォーマットが、最初に、同一のPDCCH監視オケージョンに関するサービングセルインデックスにわたって昇順にインデックス付けされ、次いで、PDCCH監視オケージョンインデックスにわたって昇順にインデックス付けされる。
3ビットのPRIフィールドが、最大で8つのPUCCHリソースを有するPUCCHリソースのセットにおいてPUCCHリソースにマッピングする。pucch-ResourceSetId=0であるPUCCHリソースの第1のセットについて、このセットにおけるPUCCHリソースの数(RPUCCH)が8よりも多いときには、無線デバイスは、受信したDCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1のうちで、PDCCH受信における最後のDCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1を検知するのに応答して、HARQ-ACK情報を搬送するために、インデックスrPUCCH(0≦rPUCCH≦RPUCCH-1)を有するPUCCHリソースを判定し、PDSCH-to-HARQ_feedbackタイミングインジケータフィールドの値が、PUCCH送信用の同一のスロットを次式で指示し、
Figure 0007288067000014
ここで、NCCE,pは、3GPP TS 38.213 v15.4.0の下位条項10.1に記述されているようなDCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1に関するPDCCH受信のCORESET pにおけるCCEの数であり、nCCE,pは、PDCCH受信に関する第1のCCEのインデックスであり、ΔPRIは、DCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1におけるPUCCHリソースインジケータフィールドの値である。
空間的関係の規定
QCLは、無線デバイスの観点から、2つの異なるDL RS間の関係を指すが、NRでは、UL(アップリンク)RS(PUCCH/PUSCH DMRS)と、DL RS(CSI-RSまたはSSB)またはUL RS(SRS)のいずれかであり得る別のRSとの間の関係を指すために、「空間的関係」という用語も採用される。これは無線デバイスの観点からも規定される。
UL RSがDL RSに空間的に関連付けられていると、これは、無線デバイスが、以前にDL RSを受信したのと反対の(逆の)方向にUL RSを送信してよいことを意味する。より正確には、無線デバイスは、空間的に関連付けられたDL RSを受信するために以前に使用したRx空間フィルタリング設定と「同じ」Tx空間フィルタリング設定を、UL RSの送信のために適用するべきである。ここで、「空間フィルタリング設定」という用語法は、データ/制御の送信/受信用の送信機または受信機のいずれかに適用されるアンテナウェイトを指し得る。
他方では、第1のUL RSが第2のUL RSに対して空間的に関連付けられている場合には、無線デバイスは、第1のUL RSの送信用には、第2のUL RSを送信するために以前に使用したTx空間フィルタリング設定と同一のTx空間フィルタリング設定を適用するべきである。
PUCCH用の空間的関係の使用例が図5に示されている。最初に、TRP Aにおけるネットワークノードは、PUCCH DMRSがDL RSに対して空間的に関連付けられていると無線デバイス(WD)に指示する。次いで、無線デバイスは、図5の(a)に示されるRX空間フィルタリング設定(すなわちRxビーム)を使用してDL RSを受信する。図5の(b)に示されるように、無線デバイスは、図5の(a)で使用したものと同じTX空間フィルタリング設定(すなわちTxビーム)を使用してPUCCHを送信する。
PUCCHに関する空間的関係の指示
NRに関して、3GPP TS 38.213および3GPP TS 38.331は、無線デバイスが、PUCCHに関する8つまでの空間的関係のリストを用いてRRC設定され得ると指定する。このリストは、RRCパラメータ、PUCCH_SpatialRelationInfoによって与えられる。たとえば、リストは、一般的には複数のSSBおよび/またはCSI-RSリソースのIDを含むことになる。あるいは、リストは複数のSRSリソースのIDをも含み得る。
無線デバイス(ネットワークノード)によって実施されたDL(UL)ビーム管理測定に基づいて、ネットワークノードは、PUCCH_SpatialRelationInfoの中の設定されたRS IDのリストからRS IDのうちの1つを選択する。選択された空間的関係は、次いで、所与のPUCCHリソースに関して無線デバイスにシグナリングされるMAC-CEメッセージによって活性化される。無線デバイスは、次いで、そのPUCCHリソース上での送信のためのTx空間フィルタリング設定を調整するために、シグナリングされた空間的関係を使用する。
PUCCHの空間的関係の活性化/非活性化のためのMAC CEの一例が図6に示されている。MAC-CEメッセージは、(1)PUCCHリソースのID、および(2)PUCCH_SpatialRelationInfoにおける8つの設定された空間的関係のうち選択されるもののインジケータ(S、S、S、...、Sの8ビットによって示される)を含む。MAC CEはまた、MAC CEが適合するサービングセルIDと、3GPP TS 38.212に指定されているようなDCI帯域幅部分インジケータフィールドのコードポイントとしてMAC CEが適合するUL BWPを指示するBWP ID(帯域幅部分ID)とを含む。
それぞれのPUCCH_SpatialRelationInfoは、PUCCHに関する空間的関係を証明することに加えて、PUCCH電力制御のためにパスロスが推定され得る参照RS(すなわちpucch-PathlossReferenceRS-Id)のIDをも与える。pucch-PathlossReferenceRSは、CSI-RSまたはSSBのいずれかであり得る。
PUCCH-SpatialRelationInfo ::= SEQUENCE {
pucch-SpatialRelationInfoId PUCCH-SpatialRelationInfoId,
servingCellId ServCellIndex \\OPTIONAL, -- Need S
referenceSignal CHOICE {
ssb-Index SSB-Index,
csi-RS-Index NZP-CSI-RS-ResourceId,
srs SEQUENCE {
resource SRS-ResourceId,
uplinkBWP BWP-Id
}
},
pucch-PathlossReferenceRS-Id PUCCH-PathlossReferenceRS-Id,
p0-PUCCH-Id P0-PUCCH-Id,
closedLoopIndex ENUMERATED { i0, i1 }
}
HUAWEI TECH CO. LTDのWO 2018/228487 A1は、確実な通信のための複数の送受信ポイント共同のための方法およびデバイスを説明している。VIVO: 「UCI Enhancements for URLLC」、3GPP Draft; R1-1900127は、UCIに対する可能な拡張を説明している。
本開示の一態様によれば、1つまたは複数のネットワークノードと通信するように設定された無線デバイス(WD)によって実施される方法が提供される。この方法は、1つまたは複数のネットワークノードから、
第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、
それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを受信することと、
1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCH、および1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHを監視することと、
第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHを受信することと、
第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを1つまたは複数のネットワークノードに送信することと
を含む。
この態様のいくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスとは異なる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のCORESETの第1のグループが少なくとも1つの第1の送信設定インジケータ(TCI)状態に関連付けられ、1つまたは複数のCORESETの第2のグループが少なくとも1つの第2のTCI状態に関連付けられ、少なくとも1つの第1のTCI状態は少なくとも1つの第2のTCI状態とは異なるものである。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを送信することが、第1のPUCCHリソースにおける第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPUCCHリソースにおける第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを送信することをさらに含む。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第1のPDCCHに含まれる第1のPUCCHリソースインジケータ(PRI)によって指示され、第2のPUCCHリソースは第2のPDCCHに含まれる第2のPRIによって指示される。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPRIは第2のPRIとは異なる。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第2のPUCCHリソースとは異なる。この態様のいくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスと等しい。
この態様のいくつかの実施形態では、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを送信することが、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを、PUCCH設定によって設定されたPUCCHリソースの同一のPUCCHリソース上で送信することをさらに含む。この態様のいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1のCORESETの各々に第1のグループインデックスが含まれており、1つまたは複数の第2のCORESETの各々に第2のグループインデックスが含まれている。
本開示の別の態様によれば、1つまたは複数のネットワークノードと通信するように設定された無線デバイス(WD)が提供される。無線デバイスは処理回路を備え、処理回路は、無線デバイスに、
1つまたは複数のネットワークノードから、
第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、
それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを受信することと、
1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCH、および1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHを監視することと、
第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHを受信することと、
第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを1つまたは複数のネットワークノードに送信することと
を行わせるように設定されている。
この態様のいくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスとは異なる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のCORESETの第1のグループが少なくとも1つの第1の送信設定インジケータ(TCI)状態に関連付けられ、1つまたは複数のCORESETの第2のグループが少なくとも1つの第2のTCI状態に関連付けられ、少なくとも1つの第1のTCI状態は少なくとも1つの第2のTCI状態とは異なるものである。この態様のいくつかの実施形態では、処理回路は、無線デバイスに、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nを第1のPUCCHリソース上で送信させ、第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nを第2のPUCCHリソース上で送信させるように設定されることによって、無線デバイスに第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを送信させるようにさらに設定されている。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第1のPDCCHに含まれる第1のPUCCHリソースインジケータ(PRI)によって指示され、第2のPUCCHリソースは第2のPDCCHに含まれる第2のPRIによって指示される。
この態様のいくつかの実施形態では、第1のPRIは第2のPRIとは異なる。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第2のPUCCHリソースとは異なる。この態様のいくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスと等しい。この態様のいくつかの実施形態では、処理回路は、無線デバイスに、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを、PUCCH設定によって設定されたPUCCHリソースのうちの同一のPUCCHリソース上で送信させるように設定されることによって、無線デバイスに第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを送信させるようにさらに設定されている。この態様のいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1のCORESETの各々に第1のグループインデックスが含まれており、1つまたは複数の第2のCORESETの各々に第2のグループインデックスが含まれている。
本開示のさらに別の態様によれば、無線デバイス(WD)と通信するように設定されたネットワークノードによって実施される方法が提供される。この方法は、
第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、
それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを送信することと、
1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCH、および1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHを送信することと、
第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHを送信することと、
第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信することと
を含む。
この態様のいくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスとは異なる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のCORESETの第1のグループが少なくとも1つの第1の送信設定インジケータ(TCI)状態に関連付けられ、1つまたは複数のCORESETの第2のグループが少なくとも1つの第2のTCI状態に関連付けられ、少なくとも1つの第1のTCI状態は少なくとも1つの第2のTCI状態とは異なるものである。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信することが、第1のPUCCHリソースにおける第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPUCCHリソースにおける第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信することをさらに含む。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第1のPDCCHに含まれる第1のPUCCHリソースインジケータ(PRI)によって指示され、第2のPUCCHリソースは第2のPDCCHに含まれる第2のPRIによって指示される。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPRIは第2のPRIとは異なる。
この態様のいくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第2のPUCCHリソースとは異なる。この態様のいくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスと等しい。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信することが、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを、PUCCH設定によって設定されたPUCCHリソースの同一のPUCCHリソース上で受信することをさらに含む。この態様のいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1のCORESETの各々に第1のグループインデックスが含まれており、1つまたは複数の第2のCORESETの各々に第2のグループインデックスが含まれている。
本開示の別の態様によれば、無線デバイス(WD)と通信するように設定されたネットワークノードが提供される。ネットワークノードは処理回路を含む。処理回路は、ネットワークノードに、
第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、
それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを送信することと、
1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCH、および1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHを送信することと、
第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHを送信することと、
第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信することと
を行わせるように設定されている。
この態様のいくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスとは異なる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のCORESETの第1のグループが少なくとも1つの第1の送信設定インジケータ(TCI)状態に関連付けられ、1つまたは複数のCORESETの第2のグループが少なくとも1つの第2のTCI状態に関連付けられ、少なくとも1つの第1のTCI状態は少なくとも1つの第2のTCI状態とは異なるものである。この態様のいくつかの実施形態では、処理回路は、ネットワークノードに、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nを第1のPUCCHリソース上で受信させ、第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nを第2のPUCCHリソース上で受信させるように設定されることによって、ネットワークノードに第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信させるようにさらに設定されている。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第1のPDCCHに含まれる第1のPUCCHリソースインジケータ(PRI)によって指示され、第2のPUCCHリソースは第2のPDCCHに含まれる第2のPRIによって指示される。
この態様のいくつかの実施形態では、第1のPRIは第2のPRIとは異なる。この態様のいくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第2のPUCCHリソースとは異なる。この態様のいくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスと等しい。この態様のいくつかの実施形態では、処理回路は、ネットワークノードに、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを、PUCCH設定によって設定されたPUCCHリソースのうちの同一のPUCCHリソース上で受信させるように設定されることによって、ネットワークノードに第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信させるようにさらに設定されている。この態様のいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1のCORESETの各々に第1のグループインデックスが含まれており、1つまたは複数の第2のCORESETの各々に第2のグループインデックスが含まれている。
本実施形態のより十分な理解ならびに付随する利点および特徴が、以下の発明を実施するための形態を参照して、添付の図面とともに検討すれば、より容易に理解されよう。
15kHzのサブキャリア間隔を伴うNR時間ドメイン構造の図である。 NR物理リソースグリッドの図である。 NRおよびLTEにおけるプリコーディングされた空間多重化モードの送信構造の図である。 複数のアンテナにわたるNR MIMOデータ送信の図である。 PUCCHに関する空間的関係を使用する一例の図である。 PUCCH空間的関係の活性化/非活性化MAC CEの図である。 単一のスケジューラを用いるNC-JTの一例の図である。 独立したスケジューラを用いるNC-JTの一例の図である。 本開示の原理に従って中間ネットワークによってホストコンピュータに接続された通信システムを示す例示的なネットワークアーキテクチャの概略図である。 本開示のいくつかの実施形態により、少なくとも部分的に無線接続を通じて、ネットワークノードを介して無線デバイスと通信するホストコンピュータのブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態によって、無線デバイスにおいてクライアントアプリケーションを実行するために、ホストコンピュータ、ネットワークノードおよび無線デバイスを含む通信システムに実装された例示的な方法を示す流れ図である。 本開示のいくつかの実施形態によって、無線デバイスにおいてユーザデータを受信するために、ホストコンピュータ、ネットワークノードおよび無線デバイスを含む通信システムに実装された例示的な方法を示す流れ図である。 本開示のいくつかの実施形態によって、ホストコンピュータにおいて無線デバイスからユーザデータを受信するために、ホストコンピュータ、ネットワークノードおよび無線デバイスを含む通信システムに実装された例示的な方法を示す流れ図である。 本開示のいくつかの実施形態によって、ホストコンピュータにおいてユーザデータを受信するために、ホストコンピュータ、ネットワークノードおよび無線デバイスを含む通信システムに実装された例示的な方法を示す流れ図である。 本開示のいくつかの実施形態による、ネットワークノードにおける例示的な処理の流れ図である。 本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイスにおける例示的な処理の流れ図である。 複数のTRP送信のために2つのCORESETを有する単一のCORESETグループを設定する一例の図である。2つのTB向けのHARQ A/Nが、単一のPUCCHにおいて連帯的に符号化されて送信される。 複数のTRP送信のためにそれぞれが1つのCORESETを有する2つのCORESETグループを設定する一例の図である。異なるCORESETグループにおいて検知されたPDCCHに関連したHARQ A/Nは、異なるPUCCHリソースにおいて報告される。 それぞれのCORESETグループにおいてPRI値を制限することによって2つのCORESETグループの間でPUCCHリソースを区画する一例の図である。 異なるTRPによるTBの再送信を示す図である。 例5の一実施形態を示す図である。
複数の送信ポイントまたはパネル(TRP)にわたるノンコヒーレント共通送信(NC-JT)
NC-JTは、種々のMIMOレイヤが種々のTRPを通じて送信される、複数のTRPにわたるMIMOデータ送信を指す。図7に示される一例では、データが2つのTRP(たとえばTRP 1およびTRP 2)を通じて無線デバイスに送られ、各TRPが、1つのコードワードにマッピングされた1つのTBを搬送する。無線デバイスに4つの受信アンテナがあってTRPの各々には送信アンテナが2つしかないときには、無線デバイスは4つまでのMIMOレイヤサポートすることができるが、各TRPが送信することができるのは最大でも2つのMIMOレイヤまでである。この場合、2つのTRPを通じて無線デバイスにデータを送信することによって2つのTRPから4つまでのアグリゲートされたレイヤが使用され得るように、無線デバイスに対するピークデータレートが増加され得る。これは、各TRPにおいてトラフィック負荷が軽く、したがってリソース利用が少ないときには有利である。この例では、2つのTRPにわたってデータをスケジューリングするために単一のスケジューラが使用されている。遅延がないとき、一般に2つのTRPの間は理想的なバックホール(BH)と称される。実際には、遅延は、送信において使用されるサイクリックプレフィックスよりもはるかに小さく、そのため受信機における遅延の影響は無視できる。
別のシナリオでは、図8に示されるように、たとえば各TRP(TRP 1およびTRP 2)において独立したスケジューラが使用される。この場合、非理想バックホール、すなわちサイクリックプレフィックス長に匹敵するか、場合によってはさらに長い、数ミリ秒までの大きい遅延および/または遅延変動があるバックホールのせいで、2つのスケジューラの間で可能なのは半静的調整から半動的調整のみである。
Radio Access Network (RAN)1# adhoc meeting NR_AH_1901において、eMBB(モバイルブロードバンドのさらなる高度化)に関して、複数のPDCCHベースのマルチTRP/パネルダウンリンク送信のために、複数の受信されたPDSCHに対して別個のACK/NACKペイロード/フィードバックがサポートされ得ることが検討された。別個のACK/NACKペイロード/フィードバックを搬送するPUCCHの詳細が、さらに研究されることになっている。受信されたPDSCHに対する共通のACK/NACKのペイロード/フィードバックをさらにサポートするべきかどうかも、さらに研究されることになっている。
各TRPについて「PDCCH-config」と「PUCCH-Config」の別個の対を設定することが検討されている。PDCCH-ConfigとPUSCH-Configが別個であることにより、無線デバイスは、検知されたPDCCHがどのTRPから送信されたものであるかを認識して、HARQ ACK/NACKを送信するための対応するPUCCHリソースを見いだすことが可能になる。NR 3GPP Rel-15では、それぞれのキャリアまたはサービングセルについて、無線デバイスは、無線デバイスキャリアまたはセル上でPDCCHを受信するためのすべてのパラメータを含むPDCCH-Config IEを用いて設定される。
TRP情報を、
- 動的TRP差別化のための、DCIにおける明示的ビット
- 動的TRP差別化のために、たとえば
○ HARQ処理IDフィールド
○ TCIフィールド
○ アンテナポートフィールドといった既存のDCIフィールドを再解釈すること
- DMRSシーケンス初期化フィールドまたはPRIフィールドなどの他のフィールド
- TRP 1またはTRP 2からの対応するDCIを監視するための、設定されたCORESET/検索空間に基づく動的TRP差別化
- TRP 1およびTRP 2からDCIを受信するために、種々のCRCマスク(たとえば種々のRNTI)を使用することのうちの1つまたは複数によって動的に指示することが検討されている。
各PUCCHリソースセットの中に、種々のTRPを送信するために使用され得るPUCCHリソースに対応する種々のPUCCHリソースグループを導入することも検討されている。それぞれのPUCCHリソースセットの中に2つのPUCCHリソースグループの表記を導入すると、DCIにおけるPRIフィールドの全領域を、各TRP用に個別に使用することが可能になる。
すべての設定されたCORESETを、それぞれが1つのTRPに関連する、DL制御設定用の2つのグループへと分割する別の検討があり得る。加えて、TRP上でそれぞれ関連付けられた2つのPUCCH-Configおよび2つのPDSCH-Configが提案された。NR 3GPP Rel-15では、PUCCH-Config IEは、無線デバイスがPUCCHを送信するためのすべての情報を含む。同様に、PDSCH-Config IEは、無線デバイスがPDSCHを受信するためのすべての情報を含む。
TRP PDCCHまたはCORESET設定ごとの既存の提案に関連する問題の1つに、非理想バックホールの場合の個別のPUCCHリソースを用いる個別のA/Nペイロードと、理想的なバックホールの場合の単一のPUCCHを用いる共通のHARQ A/Nフィードバックとの両方を、どのようにサポートするのかというものがある。TRP PDCCHおよびPUCCHごとの設定では、別個のPUCCHリソースでの個別のA/Nペイロードのみがサポートされ得る。
TRP PUCCHごとのリソース割り当てを用いる既存の提案に関連する別の問題は、PUCCHオーバヘッドが大きくなる可能性があることである。TRPの間の半静的調整が遅いために、1つのTRPに割り当てられた使用されないPUCCHリソースを、別のTRPによるPDSCH送信のために使用することができない。したがって、使用されないリソースが無駄になる。
本開示のいくつかの実施形態は、ダウンリンク制御チャネル候補に関連したフィードバックの監視および実装のために、ダウンリンク制御チャネル候補を割り当てるための方法、システムおよび装置を有利に提供するものである。
本開示の1つまたは複数の実施形態は、
- マルチTRP送信のために、2つ以上のCORESETグループが設定されるときには、CORESETグループごとに、個別のPUCCHリソースにおいて個別のHARQ A/Nフィードバックが報告されるように、TRPに対してCORESETグループを暗示的に結びつけること。単一のCORESETグループが設定されるときには、共通のHARQ A/Nフィードバックが実施されることになる。各CORESETが2つ以上のTRPに接続され得る
- CORESETグループごとにPRI(PUCCHリソースインジケータ)値の制限がある、無線デバイスにトランスペアレントな、TRPの間のPUCCHリソースシェアリング、および
- 理想的なバックホールを用いる共通のHARQ A/Nの場合のTB識別のうちの1つまたは複数を含む。
本明細書で説明された1つまたは複数の実施形態は、個別のPUCCHリソースにおいて個別のHARQ A/Nペイロードが送信される、非理想バックホールを用いるマルチTRP送信と、単一のPUCCHリソースにおいて共通のHARQ A/Nがフィードバックされる、理想的なバックホールを用いるマルチTRP送信との両方のマルチTRPをサポートするものである。
無線デバイスにトランスペアレントな、TRPの間のPUCCHリソースシェアリングを用いると、PUCCHオーバヘッドが低減され得る。これは、NC-JTが有利なのは、システム負荷が非常に軽く、PUCCHリソース利用が少ないと予期されるときのみであるので、正しいとされる。
例示的な実施形態を詳細に説明する前に、実施形態は、主として、ダウンリンク制御チャネル候補の割り当てに関連した、ダウンリンク制御チャネル候補に関連したフィードバックの監視および実装のための装置構成要素と処理ステップとの組合せに存することが留意される。それゆえに、本明細書の説明の利益を有する当業者には見てすぐに分かるはずの詳細で本開示が不明瞭になることのないように、必要に応じて図面の中で従来のシンボルによって表される構成要素は、実施形態の理解に関係のある特定の詳細のみを示す。説明の全体にわたって、類似の番号は類似の要素を指す。
本明細書で使用される「第1の」、「第2の」、「上部の」および「下部の」等の関係語は、そのようなエンティティまたは要素の間に、いかなる物理的関係性もしくは論理的関係性または順序も、必要とすることまたは示唆することなく、1つのエンティティまたは要素を別のエンティティまたは要素から識別するためにのみ使用され得るものである。本明細書で使用される専門用語は、特別な実施形態のみを説明するためのものであり、本明細書で説明される概念の実施形態を限定するようには意図されていない。本明細書で使用される「1つの(a)」、「1つの(an)」および「この(the)」といった単数形は、文脈がそうでないことを明白に示さない限り複数形も同様に含むことが意図されている。「備える」、「備えている」、「含む」および/または「含んでいる」という用語は、本明細書で使用されたとき、明示された機能、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の機能、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはこれらのグループの存在もしくは追加を排除するものではないことがさらに理解されよう。
本明細書で説明される実施形態では、「~と通信する」等の連結する用語は、たとえば物理的接触、誘導、電磁放射、無線シグナリング、赤外線シグナリングまたは光学的シグナリングによって達成され得る電気通信またはデータ通信を指示するために使用され得るものである。当業者なら、複数の構成要素が相互運用され得ること、また修正形態や変形形態が電気通信やデータ通信を達成し得ることを十分に理解するはずである。
本明細書で説明されるいくつかの実施形態では、「結合された」、「接続された」等の用語は、本明細書では必ずしも直接的ではない接続を指示するように使用され得、また有線接続および/または無線接続を含み得る。
本明細書で使用される「ネットワークノード」という用語は、無線ネットワークに含まれるあらゆる種類のネットワークノードであり得、基地局(BS)、無線基地局、ベーストランシーバ局(BTS)、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、gノードB(gNB)、エボルブドノードB(eNBまたはeNodeB)、ノードB、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)の無線ノード、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)、中継ノード、無線アクセスバックホール統合伝送(IAB)ノード、中継を制御するドナーノード、無線アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、リモートラジオユニット(RRU)リモート無線ヘッド(RRH)、コアネットワークノード(たとえば移動管理エンティティ(MME)、自己組織化ネットワーク(SON)ノード、調整ノード、測位ノード、MDTノードなど)、外部ノード(たとえばサードパーティノード、現在のネットワークの外のノード)、分散アンテナシステム(DAS)におけるノード、スペクトルアクセスシステム(SAS)ノード、エレメント管理システム(EMS)などをさらに含み得る。ネットワークノードはテスト機器も備え得る。本明細書で使用される「無線ノード」という用語は、無線デバイス(WD)または無線ネットワークノードなどの無線デバイス(WD)を表すためにも使用され得る。1つまたは複数のネットワークノードには1つまたは複数のTRPが備えられ得る。
いくつかの実施形態では、無線デバイス(WD)またはユーザ機器(UE)という非限定的な用語が互換的に使用される。本明細書のWDは、無線デバイス(WD)など、無線信号を介してネットワークノードまたは別のWDと通信することが可能な任意のタイプの無線デバイスであり得る。WDはまた、無線通信デバイス、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)WD、マシン型WDまたはマシンツーマシン通信(M2M)が可能なWD、低コストおよび/または低複雑度WD、WDを装備したセンサ、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組込み装備(LEE:laptop embedded equipped)、ラップトップ搭載機器(LME:laptop mounted equipment)、USBドングル、顧客構内機器(CPE)、モノのインターネット(IoT)デバイス、または狭帯域IoT(NB-IOT)デバイスなどであり得る。
いくつかの実施形態では「無線ネットワークノード」という総称も使用される。これは、基地局、無線基地局、ベーストランシーバ局、基地局コントローラ、ネットワークコントローラ、RNC、エボルブドノードB(eNB)、ノードB、gNB、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、中継ノード、IABノード、アクセスポイント、無線アクセスポイント、リモートラジオユニット(RRU)のリモート無線ヘッド(RRH)のうちの任意のものを備え得るあらゆる種類の無線ネットワークノードであり得る。
本明細書で使用されるリソースという用語は、時間の長さおよび/または周波数の観点から表現された任意のタイプの物理リソースまたは無線リソースに対応し得るものである。信号は、無線ノードによって時間リソースを通じて送信または受信される。時間リソースの例には、シンボル、タイムスロット、サブフレーム、無線フレーム、送信時間間隔(TTI)、インターリービング時間などがある。
指示は、一般に、それが表す情報および/または指示する情報を明示的かつ/または暗示的に指示し得る。暗示的指示は、たとえば送信のために使用される位置および/またはリソースに基づき得る。明示的指示は、たとえば1つまたは複数のパラメータを用いるパラメータ化、および/または1つまたは複数のインデックス、および/または情報を表す1つまたは複数のビットパターンに基づき得る。本明細書で説明される制御シグナリングは、利用されるリソースシーケンスを基に制御シグナリングタイプを暗示的に指示するものであることが特に考えられ得る。
ダウンリンクにおける送信は、ネットワークまたはネットワークノードから端末への送信に関係し得る。アップリンクにおける送信は、端末からネットワークまたはネットワークノードへの送信に関係し得る。サイドリンクにおける送信は、1つの端末から別の端末への(直接的な)送信に関係し得る。アップリンク、ダウンリンクおよびサイドリンク(たとえばサイドリンクの送信および受信)は通信方向と考えられてよい。いくつかの変形形態では、アップリンクおよびダウンリンクは、たとえば無線バックホールおよび/または中継通信および/またはたとえば基地局もしくは類似のネットワークノードの間の(無線)ネットワーク通信、特にそのようなものにおいて終結する通信のための、ネットワークノードの間の無線通信を記述するためにも使用され得る。バックホールおよび/または中継通信および/またはネットワーク通信は、サイドリンク通信またはアップリンク通信またはそれに類似の形態として実装されると考えられてよい。
情報(たとえば設定情報、制御チャネル情報、スケジューリング情報、データ、HARQフィードバックなど)を受信することは、1つまたは複数の情報メッセージを受信することを含み得る。シグナリングを受信することは、1つまたは複数のメッセージ、特にシグナリングによって搬送されるメッセージを、たとえば情報を求めて検索および/またはリッスンされ得るリソースの想定されたセットに基づいて、復調することおよび/または復号化することおよび/またはたとえばブラインド検知することといった検知することを含むと考えられてよい。通信の送信側と受信側の両方が、設定を認識していて、設定に少なくとも部分的に基づき、情報を送信および/または受信するためのリソースのセットを判定し得ると想定されてよい。
端末または無線デバイスまたはノードを設定することは、無線デバイスまたはノードに、たとえば少なくとも1つの設定および/またはレジスタエントリおよび/または動作モードといったその設定を変更させることおよび/またはそのように命令することを包含し得る。端末または無線デバイスまたはノードは、たとえば端末または無線デバイスのメモリの中の情報またはデータによって、それ自体を設定するように適合され得る。別のデバイスまたはノードまたはネットワークによって、ノードまたは端末または無線デバイスを設定することは、他のデバイスまたはノードまたはネットワークによって、無線デバイスまたはノードに、たとえば割り当てデータ(設定データでもよく、かつ/または設定データを含み得る)および/またはスケジューリングデータおよび/またはスケジューリンググラントといった情報および/またはデータおよび/または命令を送信することを指し得、かつ/または含み得る。端末を設定することは、端末に、使用するべき変調および/またはエンコーディングを指示する割り当てデータ/設定データを送ることを含み得る。端末は、スケジューリングデータを用いておよび/もしくはスケジューリングデータのために設定されてよく、かつ/または、スケジューリングされた、および/もしくは割り当てられたアップリンクリソースを、たとえば送信するために使用するように、かつ/またはスケジューリングされた、および/もしくは割り当てられたダウンリンクリソースを、たとえば受信するために使用するように設定され、1つまたは複数のPDCCH候補を監視するようにスケジューリングされてもよい。アップリンクリソースおよび/またはダウンリンクリソースは、スケジューリングされてよく、かつ/または割り当てデータもしくは設定データが含まれていてもよい。
シグナリングは1つまたは複数の信号および/またはシンボルを含み得る。参照シグナリングは1つまたは複数の参照信号および/またはシンボルを含み得る。データシグナリングは、データ、詳細にはユーザデータおよび/またはペイロードデータならびに/あるいは無線レイヤおよび/または物理レイヤの上の通信レイヤからのデータを含む、信号および/またはシンボルに関係し得る。復調用参照シグナリングは1つまたは複数の復調信号および/またはシンボルを含むと考えられてよい。復調用参照シグナリングは、特にNR、3GPPおよび/またはLTEの技術によるDMRSを含み得る。復調用参照シグナリングは、一般に、端末のような受信デバイスが、関連したデータシグナリングまたはデータを復号化および/または復調するための参照を供給するシグナリングを表すと考えられてよい。復調用参照シグナリングは、データまたはデータシグナリングに、詳細には特定のデータまたはデータシグナリングに関連付けられてよい。データシグナリングおよび復調用参照シグナリングは、組み合わされ、かつ/または多重化されると考えられてよく、たとえばサブフレームまたはスロットまたはシンボルを対象として含む同じ時間間隔および/またはリソースブロックのような同じ時間-周波数リソース構造の中に、たとえば配置される。リソースエレメントは、たとえば共通の変調の中で表された1つのシンボルまたは複数のビットによって対象として含まれる時間および周波数の範囲を表す、最小の時間-周波数リソースを表し得る。リソースエレメントは、たとえばシンボル時間長さおよびサブキャリアを、詳細にはNR、3GPPおよび/またはLTEの規格におけるものを、対象として含み得る。データ送信は、たとえばデータの特定のブロックおよび/またはトランスポートブロックといった特定のデータの送信を表してよく、かつ/またはこれに関係してもよい。一般に、復調用参照シグナリングは、復調用参照シグナリングを識別し得、かつ/または規定し得る、一連の信号および/またはシンボルを表し得、かつ/または含み得る。
本開示では、たとえば、3GPP LTEおよび/または新無線(NR)など、1つの特定の無線システムからの専門用語が使用され得るが、これは、本開示の範囲を上述のシステムのみに限定するものと見なされるべきでないことに留意されたい。限定はしないが、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、および汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)を含む、他の無線システムも、本開示の中に対象として含まれる理念を活用することから恩恵を受け得る。
無線デバイスまたはネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される機能が、複数の無線デバイスおよび/またはネットワークノード上で分散され得ることにさらに留意されたい。言い換えれば、本明細書で説明されるネットワークノードおよび無線デバイスの機能は、単一の物理デバイスによる実施に限定されず、実際は、いくつかの物理デバイス間で分散され得ると考えられる。
別段に規定されていない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの用語の意味に従う意味を有するものとして解釈されるべきであり、そのように本明細書で明確に規定されていない限り、理想的なまたは過度に形式的な意味に解釈されないことがさらに理解されよう。
実施形態は、ダウンリンク制御チャネル候補に関連したフィードバックの監視および実装のための、ダウンリンク制御チャネル候補の割り当てを提供するものである。
類似の要素が類似の参照数字によって参照されている図面を再び参照して、図9には、LTEおよび/またはNR(5G)などの規格をサポートする、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク12およびコアネットワーク14を備える3GPPタイプのセルラーネットワークなどの、一実施形態による通信システム10の概略図が示されている。アクセスネットワーク12には、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなどの複数のネットワークノード16a、16b、16c(総体としてネットワークノード16と称される)が含まれており、それぞれが、対応するカバレッジエリア18a、18b、18c(総体としてカバレッジエリア18と称される)を規定している。各ネットワークノード16a、16b、16cは、有線または無線の接続20を通じてコアネットワーク14に接続可能である。カバレッジエリア18aに配置された第1の無線デバイス(WD)22aは、対応するネットワークノード16aに無線で接続するかまたはネットワークノード16aによってページングされるように設定されている。カバレッジエリア18bにおける第2のWD22bは、対応するネットワークノード16bに対して無線で接続可能である。この例では複数のWD22a、22b(総体として無線デバイス22と称される)が示されているが、開示された実施形態は、カバレッジエリアに単独のWDが存在する状況や、単独のWDが、対応するネットワークノード16に接続されている状況にも同様に適用可能である。便宜上2つのWD22および3つのネットワークノード16しか示されていないが、通信システムは、はるかに多くのWD22およびネットワークノード16を含み得ることに留意されたい。
また、WD22は、2つ以上のネットワークノード16および2つ以上のタイプのネットワークノード16と、同時通信し得ること、および/または個別に通信するように設定され得ることが企図されている。たとえば、WD22は、LTEをサポートするネットワークノード16と、NRをサポートする同一または異なるネットワークノード16とに対するデュアルコネクティビティを有し得る。一例として、WD22は、LTE/E-UTRAN用のeNBおよびNR/NG-RAN用のgNBと通信することができる。
通信システム10自体がホストコンピュータ24に接続されてよく、ホストコンピュータ24は、ハードウェアおよび/またはスタンドアロンのサーバ、クラウドで実施されるサーバ、分散型サーバのソフトウェア、もしくはサーバファームにおける処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ24はサービスプロバイダの所有権または制御下にあってよく、あるいはサービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダのために運用されてよい。通信システム10とホストコンピュータ24との間の接続26、28は、コアネットワーク14からホストコンピュータ24まで直接及んでよく、または任意選択の中間ネットワーク30を介して及んでもよい。中間ネットワーク30は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、ホスティングされたネットワークのうちの1つでよく、または2つ以上の組合せでもよい。中間ネットワーク30は、存在する場合には、バックボーンネットワークまたはインターネットでよい。いくつかの実施形態では、中間ネットワーク30は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
全体としての図9の通信システムは、接続されたWD22a、22bのうちの1つとホストコンピュータ24との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティはオーバーザトップ(OTT)接続として説明され得る。ホストコンピュータ24および接続されたWD22a、22bは、アクセスネットワーク12、コアネットワーク14、任意の中間ネットワーク30および可能なさらなるインフラストラクチュア(図示せず)を仲介物として使用して、OTT接続を通じてデータおよび/またはシグナリングを通信するように設定されている。OTT接続は、OTT接続を通す、関与している通信デバイスのうちの少なくともいくつかが、アップリンクおよびダウンリンクの通信のルーティングを意識しないという意味でトランスペアレントであり得る。たとえば、ネットワークノード16は、接続されたWD22aに転送される(たとえばハンドオーバされる)、ホストコンピュータ24由来のデータを伴う入来ダウンリンク通信の過去のルーティングに関して通知されなくてよく、通知される必要もない。同様に、ネットワークノード16は、WD22aを起源とする、ホストコンピュータ24に向けた発信アップリンク通信の将来のルーティングを意識する必要はない。
ネットワークノード16は、割り当てユニット32を含むように設定されてよく、割り当てユニット32は、ネットワークノード16に、
第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、
それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを送信することと、
1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCH、および1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHを送信することと、
第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHを送信することと、
第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信することと
を行わせるように設定されている。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード16は、たとえばダウンリンク制御チャネル候補の割り当てを指示するように設定された割り当てユニット32を含むように設定されている。
無線デバイス22は判定ユニット34を含むように設定されてよく、判定ユニット34は、無線デバイス22に、
1つまたは複数のネットワークノード16から、
第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、
それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを受信することと、
1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCH、および1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHを監視することと、
第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHを受信することと、第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを1つまたは複数のネットワークノードに送信することと
を行わせるように設定されている。
いくつかの実施形態では、無線デバイス22は判定ユニット34を含むように設定され、判定ユニット34は、たとえばダウンリンク制御チャネル候補を監視するための割り当てを実装し、監視に少なくとも部分的に基づいてフィードバックすなわちHARQフィードバックをもたらすように設定される。
次に、前節で論じられたWD22、ネットワークノード16、およびホストコンピュータ24の、一実施形態による例示の実装形態を、図10を参照しながら説明する。通信システム10において、ホストコンピュータ24が備えるハードウェア(HW)38に含まれる通信インターフェース40は、通信システム10の異なる通信デバイスのインターフェースに対する有線または無線の接続をセットアップして維持するように設定されている。ホストコンピュータ24がさらに備える処理回路42は、記憶能力および/または処理能力を有し得る。処理回路42はプロセッサ44およびメモリ46を含み得る。詳細には、処理回路42は、中央処理装置などのプロセッサおよびメモリに加えて、またはその代わりに、たとえば、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)といった、処理および/または制御のための集積回路を備え得る。プロセッサ44は、メモリ46にアクセスする(たとえば書込みおよび/または読取りを行う)ように設定されてよく、メモリ46は、たとえばキャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読取り専用メモリ)および/または光学的メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラム可能読取り専用メモリ)といったあらゆる種類の揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリを備え得る。
処理回路42は、本明細書で説明された方法および/または処理のうちの任意のものを制御するように設定されてよく、かつ/または、そのような方法および/または処理をたとえばホストコンピュータ24に実施させるように設定されてもよい。プロセッサ44は、本明細書で説明されたホストコンピュータ24の機能を実施するための1つまたは複数のプロセッサ44に相当する。ホストコンピュータ24は、データ、プログラムのソフトウェアコードおよび/または本明細書で説明された他の情報を記憶するように設定されたメモリ46を含む。いくつかの実施形態では、プロセッサ44および/または処理回路42は、ソフトウェア48および/またはホストアプリケーション50が含み得る命令を実行することにより、ホストコンピュータ24に関して本明細書で説明された処理を実施する。命令はホストコンピュータ24に関連したソフトウェアでよい。
ソフトウェア48は処理回路42によって実行可能であり得る。ソフトウェア48はホストアプリケーション50を含む。ホストアプリケーション50は、WD22およびホストコンピュータ24において終結するOTT接続52によって接続されているWD22などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストアプリケーション50は、リモートユーザにサービスを提供するとき、OTT接続52を使用して送信されるユーザデータを供給し得る。「ユーザデータ」は、説明された機能性を実装するものとして本明細書で説明されたデータおよび情報でよい。一実施形態では、ホストコンピュータ24は、サービスプロバイダに制御および機能性を提供するように設定されてよく、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダのために動作され得る。ホストコンピュータ24は、処理回路42を備えることにより、ネットワークノード16および/または無線デバイス22を観察すること、監視すること、制御すること、および/またはこれらとの間の送受信が可能になり得る。ホストコンピュータ24の処理回路42は、サービスプロバイダが、監視と、監視に関連したフィードバックとのために、ダウンリンク制御チャネル候補の割り当てに関連した情報を、送信すること、受信すること、処理すること、判定すること、転送することなどを可能にするように設定された情報ユニット54を含み得る。
通信システム10は、通信システム10に設けられたネットワークノード16をさらに含み、ハードウェア58を含むことによってホストコンピュータ24およびWD22と通信することができる。ハードウェア58は、通信システム10の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線の接続をセットアップして維持するための通信インターフェース60、ならびに、少なくともネットワークノード16によってサーブされたカバレッジエリア18にあるWD22との無線接続64をセットアップして維持するための無線インターフェース62を含み得る。無線インターフェース62は、たとえば、1つまたは複数のRF送信機、1つまたは複数のRF受信機、ならびに/あるいは1つまたは複数のRFトランシーバとして形成され得、またはこれらを含み得る。通信インターフェース60は、ホストコンピュータ24に対する接続66を助長するように設定されてよい。接続66は直接的でよく、あるいは、通信システム10のコアネットワーク14を通ってよく、かつ/または通信システム10の外部の1つまたは複数の中間ネットワーク30を通ってもよい。
示された実施形態では、ネットワークノード16のハードウェア58は処理回路68をさらに含む。処理回路68はプロセッサ70およびメモリ72を含み得る。詳細には、処理回路68は、中央処理装置などのプロセッサおよびメモリに加えて、またはその代わりに、たとえば、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)といった、処理および/または制御のための集積回路を備え得る。プロセッサ70は、メモリ72にアクセスする(たとえば書込みおよび/または読取りを行う)ように設定されてよく、メモリ72は、たとえばキャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読取り専用メモリ)および/または光学的メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラム可能読取り専用メモリ)といったあらゆる種類の揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリを備え得る。
したがって、ネットワークノード16には、さらに、ソフトウェア74が、たとえば内部でメモリ72に記憶されるか、または外部接続によって、ネットワークノード16がアクセス可能な外部記憶装置(たとえばデータベース、記憶装置の配列、ネットワーク記憶デバイスなど)に記憶される。ソフトウェア74は処理回路68によって実行可能であり得る。処理回路68は、本明細書で説明された方法および/または処理のうちの任意のものを制御するように設定されてよく、かつ/または、そのような方法および/または処理をたとえばネットワークノード16に実施させるように設定されてもよい。プロセッサ70は、本明細書で説明されたネットワークノード16の機能を実施するための1つまたは複数のプロセッサ70に相当する。メモリ72は、データ、プログラムのソフトウェアコードおよび/または本明細書で説明された他の情報を記憶するように設定されている。いくつかの実施形態では、プロセッサ70および/または処理回路68は、ソフトウェア74が含み得る命令を実行することにより、ネットワークノード16に関して本明細書で説明された処理を実施する。たとえば、ネットワークノード16の処理回路68は、本明細書で説明されたような1つまたは複数のネットワークノード16の機能(たとえば図15ならびに他の図を参照しながら説明されたネットワークノードの処理)を実施するように設定された割り当てユニット32を含み得る。
いくつかの実施形態では、処理回路68の割り当てユニット32は、無線インターフェース62とともに、ネットワークノード16に、本開示の1つまたは複数の実施形態によって、設定および/またはチャネルを送信させ、かつ/またはHARQを受信させるように設定される。
通信システム10は、既に言及されたWD22をさらに含む。WD22のハードウェア80が含み得る無線インターフェース82は、WD22が今のところ位置するカバレッジエリア18にサーブしているネットワークノード16との無線接続64をセットアップして維持するように設定されている。無線インターフェース82は、たとえば、1つまたは複数のRF送信機、1つまたは複数のRF受信機、ならびに/あるいは1つまたは複数のRFトランシーバとして形成され得、またはこれらを含み得る。
WD22のハードウェア80は処理回路84をさらに含む。処理回路84はプロセッサ86およびメモリ88を含み得る。詳細には、処理回路84は、中央処理装置などのプロセッサおよびメモリに加えて、またはその代わりに、たとえば、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)といった、処理および/または制御のための集積回路を備え得る。プロセッサ86は、メモリ46にアクセスする(たとえば書込みおよび/または読取りを行う)ように設定されてよく、メモリ88は、たとえばキャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読取り専用メモリ)および/または光学的メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラム可能読取り専用メモリ)といったあらゆる種類の揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリを備え得る。
したがって、WD22はソフトウェア90をさらに含み得、これは、たとえばWD22のメモリ88、またはWD22がアクセス可能な外部記憶装置(たとえばデータベース、記憶装置の配列、ネットワーク記憶デバイスなど)に記憶されている。ソフトウェア90は処理回路84によって実行可能であり得る。ソフトウェア90はクライアントアプリケーション92を含み得る。クライアントアプリケーション92は、ホストコンピュータ24のサポートを伴って、WD22を介して、人間のユーザまたは人間以外のユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ24において実行中のホストアプリケーション50は、WD22およびホストコンピュータ24において終結するOTT接続52を通じて、実行中のクライアントアプリケーション92と通信し得る。ユーザにサービスを提供するとき、クライアントアプリケーション92は、ホストアプリケーション50から要求データを受け取り、要求データに応答してユーザデータを供給してよい。OTT接続52は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション92は、供給するユーザデータを生成するためにユーザと対話してよい。
処理回路84は、本明細書で説明された方法および/または処理のうちの任意のものを制御するように設定されてよく、かつ/または、そのような方法および/または処理をたとえばWD22に実施させるように設定されてもよい。プロセッサ86は、本明細書で説明されたWD22の機能を実施するための1つまたは複数のプロセッサ86に相当する。WD22は、データ、プログラムのソフトウェアコードおよび/または本明細書で説明された他の情報を記憶するように設定されたメモリ88を含む。いくつかの実施形態では、プロセッサ86および/または処理回路84は、ソフトウェア90および/またはクライアントアプリケーション92が含み得る命令を実行することにより、WD22に関して本明細書で説明された処理を実施する。たとえば、無線デバイス22の処理回路84は、本明細書で説明されたような1つまたは複数の無線デバイス22の機能(たとえば図16ならびに他の図を参照しながら説明された無線デバイスの処理)を実施するように設定された判定ユニット34を含み得る。
いくつかの実施形態では、処理回路84の判定ユニット34は、無線インターフェース82とともに、無線デバイス22に、本開示の1つまたは複数の実施形態によって、設定および/またはチャネルを受信させ、かつ/またはHARQを送信させるように設定される。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード16、WD22、およびホストコンピュータ24の内部作用は図10に示された通りでよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは図9のものでよい。
図10において、OTT接続52は、ホストコンピュータ24と無線デバイス22との間のネットワークノード16を介した通信を図示するように抽象的に描かれており、いかなる仲介のデバイスにも、これらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングにも、明示的な参照はない。ネットワークインフラストラクチャは、WD22、もしくはホストコンピュータ24を運営するサービスプロバイダ、または両方から隠すように設定し得るルーティングを判定してよい。OTT接続52が有効であるとき、ネットワークインフラストラクチャは、(たとえばネットワークの負荷分散の配慮または再設定に基づいて)ルーティングの動的変更をさらに判定してよい。
WD22とネットワークノード16との間の無線接続64は、本開示の全体にわたって説明された実施形態の教示に従うものである。様々な実施のうちの1つまたは複数が、無線接続64が最終セグメントを形成し得るOTT接続52を使用して、WD22に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態のうちのいくつかの教示は、データレート、レイテンシ、および/または電力消費を改善することにより、ユーザ待ち時間の短縮、ファイルサイズに対する制限の緩和、応答性の改善、バッテリ寿命の延長などの利益を提供するものである。
いくつかの実施形態では、データレート、レイテンシならびに1つまたは複数の実施形態を改善する他の要因を監視するための測定手順が提供され得る。測定結果の変化に応答してホストコンピュータ24とWD22との間のOTT接続52を再設定するための任意選択のネットワーク機能がさらに存在し得る。OTT接続52を再設定するための測定手順および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ24のソフトウェア48、もしくはWD22のソフトウェア90、または両方で実施されてよい。実施形態では、センサ(図示せず)が、OTT接続52を通す通信デバイスの中に、または同デバイスに関連して配備されてよく、センサは、上記の例の監視された量の値または他の物理量の値を供給することよって測定手順に関与してよく、ソフトウェア48、90は、これらの値から、監視される量を計算するかまたは推定してよい。OTT接続52の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、望ましいルーティングなどを含み得、再設定は、ネットワークノード16に影響を及ぼす必要はなく、ネットワークノード16にとって未知のものまたは感知できないものでよい。そのような手順および機能のいくつかは、当技術において既知の、実施され得るものである。ある特定の実施形態では、測定は専用のWDシグナリングを包含し得、ホストコンピュータ24の測定のスループット、伝搬時間、レイテンシなどを助長する。いくつかの実施形態では、測定は、ソフトウェア48、90が、伝搬時間、エラーなどを監視しながら、OTT接続52を使用して、メッセージ、詳細には空すなわち「ダミー」のメッセージを送信するように実装され得る。
したがって、いくつかの実施形態では、ホストコンピュータ24は、ユーザデータを供給するように設定された処理回路42と、ユーザデータをWD22に送信するためにセルラーネットワークに転送するように設定された通信インターフェース40とを含む。いくつかの実施形態では、セルラーネットワークは、無線インターフェース62を有するネットワークノード16をも含む。いくつかの実施形態では、ネットワークノード16および/またはネットワークノード16の処理回路68は、WD22への送信の準備/開始/維持/サポート/終了および/またはWD22からの送信を受信するための準備/中止/維持/サポート/終了のために、本明細書で説明された機能および/または方法を実施するように設定されている。
いくつかの実施形態では、ホストコンピュータ24は、処理回路42と、WD22からネットワークノード16への送信に由来するユーザデータを受信するように設定された通信インターフェース40とを含む。いくつかの実施形態では、WD22は、ネットワークノード16への送信の準備/開始/維持/サポート/終了、および/またはネットワークノード16からの送信を受信するための準備/中止/維持/サポート/終了のために、本明細書で説明された機能および/または方法を実施するように設定されており、かつ/またはそのように設定された無線インターフェース82および/または処理回路84を備える。
図9および図10では、割り当てユニット32などの様々な「ユニット」が示され、判定ユニット34はそれぞれのプロセッサの内部にあるものとして示されているが、これらのユニットは、一部が処理回路の中の対応するメモリに記憶されるように実装され得ることが企図されている。言い換えれば、これらのユニットはハードウェアに実装されてよく、またはハードウェアとソフトウェアの組合せで処理回路の中に実装されてもよい。
図11は、一実施形態による、たとえば図9および図10の通信システムなどの通信システムに実装された例示的な方法を示す流れ図である。通信システムは、図10を参照しながら説明されたものであり得るホストコンピュータ24、ネットワークノード16、およびWD22を含み得る。この方法の第1のステップにおいて、ホストコンピュータ24はユーザデータを供給する(ブロックS100)。第1のステップの任意選択のサブステップにおいて、ホストコンピュータ24は、たとえばホストアプリケーション50などのホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを供給する(ブロックS102)。第2のステップにおいて、ホストコンピュータ24は、WD22にユーザデータを搬送する送信を始動する(ブロックS104)。任意選択の第3のステップにおいて、ネットワークノード16は、本開示の全体にわたって説明された実施形態の教示に従って、ホストコンピュータ24が開始した送信で搬送されたユーザデータをWD22に送信する(ブロックS106)。任意選択の第4のステップにおいて、WD22は、たとえばホストコンピュータ24によって実行されるホストアプリケーション50に関連したクライアントアプリケーション92などのクライアントアプリケーションを実行する(ブロックS108)。
図12は、一実施形態による、たとえば図9の通信システムなどの通信システムに実装された例示的な方法を示す流れ図である。通信システムは、図9および図10を参照しながら説明されたものであり得るホストコンピュータ24、ネットワークノード16、およびWD22を含み得る。この方法の第1のステップにおいて、ホストコンピュータ24はユーザデータを供給する(ブロックS110)。任意選択のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータ24は、たとえばホストアプリケーション50などのホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを供給する。第2のステップにおいて、ホストコンピュータ24は、WD22にユーザデータを搬送する送信を始動する(ブロックS112)。送信は、本開示の全体にわたって説明された実施形態の教示に従って、ネットワークノード16を通されてよい。任意選択の第3のステップにおいて、WD22は、送信で搬送されたユーザデータを受信する(ブロックS114)。
図13は、一実施形態による、たとえば図9の通信システムなどの通信システムに実装された例示的な方法を示す流れ図である。通信システムは、図9および図10を参照しながら説明されたものであり得るホストコンピュータ24、ネットワークノード16、およびWD22を含み得る。この方法の任意選択の第1のステップにおいて、WD22は、ホストコンピュータ24によって供給された入力データを受信する(ブロックS116)。第1のステップの任意選択のサブステップにおいて、WD22はクライアントアプリケーション92を実行する(ブロックS118)ことにより、ホストコンピュータ24によって供給された入力データを受信するのに反応してユーザデータを供給する。加えて、またはその代わりに、任意選択の第2のステップにおいて、WD22はユーザデータを供給する(ブロックS120)。第2のステップの任意選択のサブステップにおいて、WDは、たとえばクライアントアプリケーション92などのクライアントアプリケーションを実行する(ブロックS122)ことによってユーザデータを供給する。ユーザデータを供給するとき、実行されるクライアントアプリケーション92は、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮に入れてよい。ユーザデータが供給される特定のやり方に関係なく、WD22は、任意選択の第3のサブステップにおいて、ホストコンピュータ24へのユーザデータの送信を開始してよい(ブロックS124)。この方法の第4のステップにおいて、ホストコンピュータ24は、本開示の全体にわたって説明された実施形態の教示に従って、WD22から送信されたユーザデータを受信する(ブロックS126)。
図14は、一実施形態による、たとえば図9の通信システムなどの通信システムに実装された例示的な方法を示す流れ図である。通信システムは、図9および図10を参照しながら説明されたものであり得るホストコンピュータ24、ネットワークノード16、およびWD22を含み得る。この方法の任意選択の第1のステップにおいて、本開示の全体にわたって説明された実施形態の教示により、ネットワークノード16はWD22からユーザデータを受信する(ブロックS128)。任意選択の第2のステップにおいて、ネットワークノード16は、受信されたユーザデータのホストコンピュータ24への送信を開始する(ブロックS130)。第3のステップにおいて、ホストコンピュータ24は、ネットワークノード16によって開始された送信で搬送されたユーザデータを受信する(ブロックS132)。
図15は、本開示の1つまたは複数の実施形態による、ネットワークノード16における例示的な処理の流れ図である。ネットワークノード16によって実施される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、ネットワークノード16の、処理回路68の割り当てユニット32、プロセッサ70、通信インターフェース60、無線インターフェース62などの1つまたは複数の要素によって実施され得る。1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを、処理回路68、プロセッサ70、無線インターフェース62および通信インターフェース60のうちの1つまたは複数などによって送信する(ブロックS134)ように設定されている。ネットワークノード16は、1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCHならびに1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHを、処理回路68、プロセッサ70、無線インターフェース62および通信インターフェース60のうちの1つまたは複数などによって送信する(ブロックS136)ように設定されている。ネットワークノード16は、第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)ならびに第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHを、処理回路68、プロセッサ70、無線インターフェース62および通信インターフェース60のうちの1つまたは複数などによって送信する(ブロックS138)ように設定されている。ネットワークノード16は、第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを、処理回路68、プロセッサ70、無線インターフェース62および通信インターフェース60のうちの1つまたは複数などによって受信する(ブロックS140)に設定されている。
いくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスとは異なる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のCORESETの第1のグループが少なくとも1つの第1の送信設定インジケータ(TCI)状態に関連付けられ、1つまたは複数のCORESETの第2のグループが少なくとも1つの第2のTCI状態に関連付けられ、少なくとも1つの第1のTCI状態は少なくとも1つの第2のTCI状態とは異なるものである。いくつかの実施形態では、処理回路68は、ネットワークノード16に、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nを第1のPUCCHリソース上で受信させ、第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nを第2のPUCCHリソース上で受信させるように設定されることによって、ネットワークノード16に、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信させるようにさらに設定されている。いくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第1のPDCCHに含まれる第1のPUCCHリソースインジケータ(PRI)によって指示され、第2のPUCCHリソースは第2のPDCCHに含まれる第2のPRIによって指示される。いくつかの実施形態では、第1のPRIは第2のPRIとは異なる。いくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第2のPUCCHリソースとは異なる。いくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスと等しい。
いくつかの実施形態では、処理回路68は、ネットワークノード16に、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを、PUCCH設定によって設定されたPUCCHリソースのうちの同一のPUCCHリソース上で受信させるように設定されることによって、ネットワークノード16に、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信させるようにさらに設定されている。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1のCORESETの各々に第1のグループインデックスが含まれており、1つまたは複数の第2のCORESETの各々に第2のグループインデックスが含まれている。
1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、無線デバイスが監視するためのダウンリンクリソースの少なくとも1つのグループに関連したダウンリンク制御チャネル候補を、処理回路68、プロセッサ70、無線インターフェース62および通信インターフェース60のうちの1つまたは複数などによって割り当てるように設定されており、ダウンリンク制御チャネル候補は複数の送受信ポイント(TRP)に関連付けられている。1つまたは複数の実施形態では、ダウンリンク制御チャネル候補は、本明細書で説明された1つまたは複数のCORESETに対応する。1つまたは複数の実施形態では、ダウンリンクリソースの少なくとも1つのグループは、本明細書で説明された少なくとも1つのCORESETグループに対応する。1つまたは複数の実施形態では、本明細書で説明されたように、ダウンリンク制御チャネル候補すなわちPDCCH候補の割り当てが無線デバイスに指示される。1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、割り当てられたダウンリンクリソースにおけるPDCCHならびに別のTRPからの関連したPDCCHを、処理回路68、プロセッサ70、無線インターフェース62および通信インターフェース60のうちの1つまたは複数などによって送信するように設定されている。1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、無線デバイス22から、アップリンク制御チャネルにおける少なくとも1つのリソースにおいて、ダウンリンク制御チャネル候補の割り当てに少なくとも部分的に基づいて、処理回路68、プロセッサ70、無線インターフェース62および通信インターフェース60のうちの1つまたは複数などによって、PDSCHの状態の復号化に関するフィードバックシグナリングを受信するように設定されている。1つまたは複数の実施形態では、フィードバックシグナリングは、本明細書で説明されたHARQシグナリングおよび/またはHARQメッセージングに対応する。1つまたは複数の実施形態では、本明細書で説明されたように、フィードバックシグナリングはPUCCHリソース上で送信される。1つまたは複数の実施形態では、ブロックのうちの1つまたは複数は、ネットワークノード16によって、ブロックのうちの1つまたは複数が省略されるかまたはスキップされ得るように実施され得る。
1つまたは複数の実施形態によれば、無線デバイスが監視するべきダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースの複数のグループに対応する場合には、ダウンリンクリソースの各グループに関連したフィードバックシグナリングはアップリンク制御チャネルにおける個別のリソース上で受信される。1つまたは複数の実施形態によれば、ダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースのグループに対応する場合には、フィードバックシグナリングは、アップリンク制御チャネルの同じリソース上で受信されるダウンリンクリソースのグループにおける各ダウンリンク制御チャネル候補に関連した共通のフィードバックシグナリングである。
図16は、本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイス22における例示的な処理の流れ図である。無線デバイス22によって実施される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、無線デバイス22の、処理回路84の判定ユニット34、プロセッサ86、無線インターフェース82などの1つまたは複数の要素によって実施され得る。1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22は、1つまたは複数のネットワークノードから、第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを、処理回路84、プロセッサ86、および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数などによって受信する(ブロックS142)ように設定されている。1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22は、1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCHと、1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHとを、処理回路84、プロセッサ86および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数などによって監視する(ブロックS144)ように設定されている。1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22は、第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHとを、処理回路84、プロセッサ86および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数などによって受信する(ブロックS146)ように設定されている。1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22は、1つまたは複数のネットワークノードに、第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを、処理回路84、プロセッサ86および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数などによって送信する(ブロックS148)ように設定されている。
いくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスとは異なる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のCORESETの第1のグループが少なくとも1つの第1の送信設定インジケータ(TCI)状態に関連付けられ、1つまたは複数のCORESETの第2のグループが少なくとも1つの第2のTCI状態に関連付けられ、少なくとも1つの第1のTCI状態は少なくとも1つの第2のTCI状態とは異なるものである。いくつかの実施形態では、処理回路84は、無線デバイス22に、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nを第1のPUCCHリソース上で送信させ、第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nを第2のPUCCHリソース上で送信させるように設定されることによって、無線デバイス22に第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを送信させるようにさらに設定されている。いくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第1のPDCCHに含まれる第1のPUCCHリソースインジケータ(PRI)によって指示され、第2のPUCCHリソースは第2のPDCCHに含まれる第2のPRIによって指示される。いくつかの実施形態では、第1のPRIは第2のPRIとは異なる。
いくつかの実施形態では、第1のPUCCHリソースは第2のPUCCHリソースとは異なる。いくつかの実施形態では、第1のグループインデックスは第2のグループインデックスと等しい。いくつかの実施形態では、処理回路84は、無線デバイス22に、第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを、PUCCH設定によって設定されたPUCCHリソースのうちの同一のPUCCHリソース上で送信させるように設定されることによって、無線デバイス22に第1のPDSCHに関連した第1のHARQ A/Nと第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを送信させるようにさらに設定されている。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1のCORESETの各々に第1のグループインデックスが含まれており、1つまたは複数の第2のCORESETの各々に第2のグループインデックスが含まれている。
1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22は、ダウンリンクリソースの少なくとも1つのグループに関連する割り当てられたダウンリンク制御チャネル候補におけるPDCCHを、処理回路84、プロセッサ86および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数などによって、監視するように設定されており、ダウンリンク制御チャネル候補は複数の送受信ポイント(TRP)に関連付けられている。1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22は、割り当てられたダウンリンクリソースにおけるPDCCHおよび関連したPDCCHを、処理回路84、プロセッサ86および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数などによって受信するように設定されている。1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22は、PDCCHが受信されるダウンリンク制御チャネル候補の割り当てに少なくとも部分的に基づいて、アップリンク制御チャネルにおける少なくとも1つのリソースにおけるPDSCHの状態の復号化に関するフィードバックシグナリングを、処理回路84、プロセッサ86および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数などによって送信するように設定されている。1つまたは複数の実施形態では、ブロックのうちの1つまたは複数は、無線デバイス22によって、ブロックのうちの1つまたは複数が省略されるかまたはスキップされ得るように実施され得る。
1つまたは複数の実施形態では、ダウンリンク制御チャネル候補は、本明細書で説明された1つまたは複数のCORESETに対応する。1つまたは複数の実施形態では、ダウンリンクリソースの少なくとも1つのグループは、本明細書で説明された少なくとも1つのCORESETグループに対応する。1つまたは複数の実施形態では、フィードバックシグナリングは、本明細書で説明されたHARQシグナリングおよび/またはHARQメッセージングに対応する。1つまたは複数の実施形態では、本明細書で説明されたように、ダウンリンク制御チャネル候補すなわちPDCCH候補の割り当てが無線デバイスに指示される。
1つまたは複数の実施形態によれば、無線デバイスが監視するべきダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースの複数のグループに対応する場合には、ダウンリンクリソースの各グループに関連したフィードバックシグナリングはアップリンク制御チャネルにおける個別のリソース上で受信される。1つまたは複数の実施形態によれば、ダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースのグループに対応する場合には、フィードバックシグナリングは、アップリンク制御チャネルの同じリソース上で受信されるダウンリンクリソースのグループにおける各ダウンリンク制御チャネル候補に関連した共通のフィードバックシグナリングである。
ダウンリンク制御チャネル候補に関連したフィードバックの監視および実装のための、ダウンリンク制御チャネル候補の割り当てのための機構を全体的に説明してきたが、これらの構成、実施形態、機能、および処理の詳細は、下記のように提供され、ネットワークノード16、無線デバイス22および/またはホストコンピュータ24によって実装され得る。
例1:CORESETグループを明示的に設定する
複数のPDCCHを用いるマルチTRP PDSCH送信のために、無線デバイス22に対してCORESETグループが設定され得る。CORESETグループは、たとえばPDCCH候補といった1つまたは複数のCORESETを含むことができる。これは、各CORESET設定IEにCORESETグループ識別子/識別情報(ID)を含めることによって行われ得る。CORESETグループの最大数も(たとえばRRCシグナリングによって)設定され得る。たとえば、maxNrofControlResourceSetGroups=2、とする。
ControlResourceSet情報エレメントの例は、下記で1つまたは複数のフィールドが太字で指示されている。
Figure 0007288067000015
PUCCH送信用の同一のスロットを指示するPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicatorの値を有する、同一のCORESETグループに属する1つまたは複数のCORESETにおいて検知されたPDCCHに対する、たとえばフィードバックシグナリングといったHARQ A/Nは、同一のPUCCHリソースにおいて報告され得る。
PUCCH送信用の同一のスロットを指示するPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicatorの値を有して、異なるCORESETグループに属するCORESETにおいて検知されたPDCCHについては、異なるCORESETグループにおいて検知されたPDCCHに対するHARQ A/N用に、個別のPUCCHリソースが使用され得る。
理想的なバックホールを用いるマルチTRP送信のために、複数のCORESETを用いる単一のCORESETグループは、この例示のCORESETグループ構成で、1つのTRPに関連した各CORESETを用いて設定されてよい。この場合、スロットにおける異なるTRPから送信されたPDCCHに対するHARQ A/Nは、アグリゲートされて同一のPUCCHリソースで報告され得る。図17に示される一例では、2つのTRP(たとえばTRP1、TRP2)向けに、それぞれがTCI状態によって1つのTRPに関連付けられた2つのCORESETを有する単一のCORESETグループが設定されている。PDCCHが同一のCORESETグループにおいて検知されるため、同一のスロットにスケジューリングされた2つのTB用のHARQ A/Nは、多重化されるかまたは連帯的に符号化されて単一のPUCCHリソースで報告される(たとえば図17に示されるように、TB1用のA/NとTB2用のA/Nとが、多重化されるかまたは連帯的に符号化されて、単一のPUCCHリソースで報告される)。
非理想バックホールを用いるマルチTRP送信のために、複数のCORESETグループが、各CORESETグループを1つのTRPに関連付けて設定され得る。この場合、スロットにおける異なるTRPから送信されたPDCCHに対するHARQ A/Nは、別々のPUCCHリソースで個別に報告され得る。図18に示される一例では、2つのTRP(たとえばTRP1、TRP2)向けに、2つのCORESETグループ(CORESETグループ#1およびグループ#2)がそれぞれ1つのCORESET(グループ#1のCORESET 1およびグループ#2のCORESET 2)を有して設定され、TCI状態によって1つのTRPに関連付けられる。異なるCORESETグループにおいて検知されたPDCCH向けのHARQ A/Nは異なるPUCCHリソースにマッピングされ、すなわちPDCCH #iに関連したA/NはPUCCH #nに、PDCCH #jに関連したA/NはPUCCH #mにマッピングされる。
このタイプの動作を可能にするために、DCIにおけるPRIフィールドが、このDCIを受信したCORESETのCORESETグループに依拠して解釈されるように、一実施形態では、HARQ A/N用のPUCCHリソースセットの設定は、特定のCORESETグループ向けのものになる。これは、PUCCHリソースセットのリストが1つまたは複数のネットワークノード16によって設定され、リストにおける各エントリが1つのCORESETグループに対応することを示唆し得る。
しかしながら、複数のCORESETグループが利用されるなら、2つ以上のPUCCH送信が必ずしも同時に必要とされるわけではないので、PUCCHリソースの独立したセットを常に設定することは、PUCCHオーバヘッドの点では浪費的であろう。代替実施形態では、(たとえば1つまたは複数のネットワークノード16によって)すべてのCORESETグループに対して同一のPUCCHリソースセットが設定され、DCIのPRIフィールド(たとえばネットワークノード16によって送信される)はこれらのリソースセットを指す。しかしながら、PUCCH送信のために、(WD22によって送信される)異なるCORESETグループに対応する2つ以上のHARQ A/Nが同一のPRIおよび同一のスロットとともに指示されたときには、1つのCORESETグループのHARQ A/Nだけが、指示されたPUCCHリソースにおいて(無線デバイス22によって)送信され、他のCORESETグループには他のPUCCHリソースが割り当てられるように、ルールが適用されてよい。この実施形態の一変形形態では、別のPUCCHリソースセットからのPUCCHリソースが、一定のルールに従って選択される。あるいは、(たとえばWD22および/またはネットワークノード16によって)他のCORESETグループ向けに、規格の中の一定のルールに従って、別のPRIに対応するPUCCHリソースが選択される。
例2:CORESETグループの暗示的判定
例1のようにRRCシグナリングによって明示的にCORESETグループを規定することに対する代替形態では、CORESETグループが暗示的に割り当てられ得る。
一例では、同一のTCI_state識別子を伴う設定されたCORESETは同一のCORESETグループに属し、異なるTCI_state識別子を伴うCORESETは異なるCORESETグループに属するものと識別される。
別の例では、TCI状態におけるソース参照信号(RS)は2つのグループに分割され得る。同一のRSグループにおけるソースRSを有するTCI_stateを伴うCORESETは、同一のCORESETグループに属する。
「CORESETグループ」という用語は、規格で指定されているわけではないが、ここでは機能性を規定するために使用されることに留意されたい。ここで本開示の一部として説明されたような類似の機能性は、3GPP規格ではCORESETグループという語法を導入せずに規定され得る。
実施形態3:無線デバイス22にトランスペアレントな、2つのTRPの間のPUCCHリソースシェアリング
異なるCORESETグループ向けに個別のPUCCHリソースを明示的に設定する代わりに、非理想バックホールおよび複数のPDCCHを用いるマルチTRP送信の場合には、CORESETグループの間のPUCCHリソースの区画が無線デバイス22にトランスペアレントになり得る。これは、異なるCORESETグループにPUCCHリソースインジケータ(PRI)フィールドの異なる値を割り当てることによって行われ得る。たとえば、無線デバイス22に対して(たとえばネットワークノード16によって)2つのCORESETグループ{CORESETグループ#1、CORESETグループ#2}が設定され、CORESETグループ#1がTRP#1に関連付けられ、CORESETグループ#2がTRP#2に関連付けられるときには、CORESETグループ#1には{0、1、2、3、4、5}のPRI値がマッピングされ得、CORESETグループ#2には{6、7}のPRI値がマッピングされ得る。このマッピングは2つのTRPの間で半静的に連動され得、そのため、PDSCHがCORESETグループ#1のTRP#1からスケジューリングされるとき、{0、1、2、3、4、5}のPRI値のみが割り当てられ得る。同様に、PDSCHがCORESETグループ#1のTRP#1からスケジューリングされる場合には、{6、7}のPRI値のみが割り当てられ得る。しかし、無線デバイス22の観点からは、NR Rel-15のように同一のPUCCH設定が使用される。例3は図19に示されている。
例4:共通のHARQ A/Nの場合のTB識別
理想的なバックホールおよび複数のPDCCHを用いるマルチTRP PDSCH送信の場合には、HARQが処理するダウンリンクの数はNR 3GPP Rel-15におけるものと同じであって、16までのHARQが処理され得、HARQ処理は2つのTRPによって共有され得る。同一のHARQ処理IDを有する2つのPDCCHによって(たとえばネットワークノード16によって)スケジューリングされた2つのPDSCHが同一のキャリア周波数のスロットにおいて受信され、しかも同一のCORESETグループに属する2つの個別のCORESETにおいて2つのPDCCHが受信されたときには、2つのTBに対するA/Nは、アグリゲートされて(たとえばWD22によって)単一のPUCCHにおいて報告される。2つのTBの各々を正しいHARQバッファに関連付けるために、TB1とTB2とを識別する必要がある。
一実施形態では、TB1とTB2とはCORESET IDによって識別され得る。たとえば、TB1がCORESET #1に関連付けられ、TB2がCORESET #2に関連付けられる。これは、TB1が(たとえばWD22によって)うまく受信されない場合には、(たとえばネットワークノード16によって)CORESET #1から再送信がスケジューリングされなければならないことをも意味する。
別の実施形態では、DCIフォーマット1-1においてTB1とTB2とが直接識別され得、すなわち、DCIにおいてTB2が無効にされたときにはTB1が送信される。同様に、DCIにおいてTB1が無効にされるとTB2が送信される。これにより、異なるCORESETにおいてTBをスケジューリングすることによって異なるTRPからTBを再送信することが可能になり得、これはいくつかのシナリオにおいて有利であり得る。図20に示される一例では、(たとえばネットワークノード16による)TB1の第1の送信はTRP1を介して行われ、再送信はTRP2から(たとえばネットワークノード16によって)スケジューリングされる。
図17~図21に示されたスケジューラおよびTRPの構成は、説明のために1つのネットワークノード16に属するものとして示されているが、他の実施形態は、そのようなスケジューラおよびTRPの構成を2つ以上のネットワークノード16に実装し得ること(たとえばネットワークノードが各TRPを備えてよく、ネットワークノードが各スケジューラを備えてよく、ネットワークノードが2つ以上のTRPおよび/または2つ以上のスケジューラを含み得る、など)を理解されたい。
例5:空間的関連性情報を使用する暗示的PUCCHリソースグループ
この実施形態では、所与のTRPから送信されるPDSCHのために使用されるPUCCHリソースは、PUCCHリソースの空間的関連性情報を使用して暗示的に判定され得る。図21には、この実施形態用の一例が、2つのTRPを用いるマルチPDCCHシナリオに関して下記のように示されている(この例では2つのTRPが示されているが、この実施形態は3つ以上のTRPに関して一般化され得ることを理解されたい)。
- 無線デバイス22は、ネットワークノード16によって、それぞれが異なるTRPに関連した2つのCORESETを用いて設定される。図21に示されるように、CORESET 1はTRP Aに関連付けられ、CORESET 2はTRP Bに関連付けられている。
- DL RS AおよびBは、それぞれTRP AおよびBから送信される。これらのダウンリンクRSは、CSI-RSまたはSSBのいずれかであり得る。
- ネットワークノード16は、CORESET 1を使用して送信されるPDCCH DMRS用のQCLソースRSとしてDL RS Aを有するCORESET 1のTCI状態を、MAC CEを使用して活性化する。同様に、ネットワークノード16は、CORESET 2を使用して送信されるPDCCH DMRS用のQCLソースRSとしてDL RS Bを有するCORESET 2のTCI状態を、別のMAC CEを使用して活性化する。
- PUCCHリソースセットにおけるPUCCHリソースの第1の部分用のMAC CEによって、ソースRSとしてDL RS Aを有する空間的関係が活性化される。PUCCHリソースセットにおけるPUCCHリソースの第2の部分用のMAC CEによって、ソースRSとしてDL RS Bを有する第2の空間的関係が活性化される。
1つまたは複数の実施形態では、
- 「PUCCHリソースの活性化された空間的関係におけるソースRSが、CORESETの活性化されたTCI状態におけるQCLソースRSと同一であること」
という条件が満たされると、PUCCHリソースにおいて、CORESETにおいて検知されたPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH向けのACK/NACK(A/N)が報告される。
そのゆえに、活性化された空間的関係において、CORESETの活性化されたTCI状態のQCLソースRSと同じソースRSを有する無線デバイス22に対して(たとえばネットワークノード16によって)設定されたすべてのPUCCHリソースは、そのCORESETに関連した暗示的PUCCHリソースグループに対応する。また、CORESETにおいて検知されたPDCCHによってスケジューリングされたPDSCHに対するACK/NACKは、そのCORESETに関連したPUCCHリソースグループに属するPUCCHリソースにおいて報告される。
図21の例では、空間的関係のソースRSとしてDL RS Aを有する8つのPUCCHリソースが、CORESET 1に関連した暗示的PUCCHリソースグループを形成する。同様に、空間的関係のソースRSとしてDL RS Bを有する、PUCCHリソースにおける8つのPUCCHリソースが、CORESET 2に関連した暗示的PUCCHリソースグループを形成する。
1つまたは複数の実施形態では、PUCCH送信用の同一のスロットを指示する、PDSCH-to-HARQ_feedbackタイミングインジケータの値を有するCORESETにおいて検知されたPDCCH向けのHARQ A/Nが、そのCORESETに関連した暗示的PUCCHグループのPUCCHリソースのうちの1つで報告される。
例5の利点の1つには、PUCCHリソースをよりうまく利用し得ることがある。たとえば、第1のCORESETに関連した未使用のPUCCHリソースがある場合には、これらのPUCCHリソースの空間的関係のソースRSが第2のCORESETのアクティブQCLソースRSと同じになるように、これらのPUCCHリソースの空間的関係を変更することにより、これらのPUCCHリソースが第2のCORESETに関連付けられ得る。そのゆえに、この実施形態は、専用のPUCCHリソースが(たとえばネットワークノード16によって)1つのTRPとともに使用されるようにRRC設定される方式と比較して、PUCCHリソースのより優れた利用を提供することができる。
1つまたは複数の実施形態の代替バージョンでは、
- 「PUCCHリソースの活性化された空間的関係におけるpucch-PathlossReferenceRSが、CORESETの活性化されたTCI状態におけるQCLソースRSと同一であること」
という条件が満たされると、PUCCHリソースにおいて、CORESETにおいて検知されたPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH向けのACK/NACKが報告される。
よって、pucch-PathlossReferenceRSはCORESETに関連した暗示的PUCCHリソースグループを規定するために、空間的関係のソースRSの代わりに使用され得る。
この実施形態では、暗示的PUCCHリソースグループは、PUCCHリソースセットにおけるPUCCHリソースのサブセットである。
ACK/NACKを報告するための、暗示的PUCCHリソースグループの内部からのPUCCHリソースは、3ビットのPRIフィールドによって指示されることに留意されたい。暗示的PUCCHリソースグループの中のPUCCHリソースの数R’PUCCHが8つよりも多ければ、PUCCHリソースは背景技術の節における類似の式を使用して判定され、この場合RPUCCHがR’PUCCHで置換される。
「暗示的PUCCHリソースグループ」という用語は、規格で指定されているわけではないが、ここでは機能性を規定するために使用されることに留意されたい。ここで本開示の一部として説明されたような類似の機能性は、3GPP規格では「暗示的PUCCHリソースグループ」という語法を導入せずに規定され得る。
いくつかの事例
事例1. 「CORESETグループ」を1つまたは複数のTRPに暗示的に結びつけ、CORESETに設定されたTCI状態またはTCI状態向けに設定されたソース参照信号によって、各CORESETをCORESETグループIDに明示的に関連付けるか、またはCORESETをCORESETグループに暗示的に関連付ける。各CORESETグループにおいて検知されて同一のスロットで送られるPDCCHに関連したHARQ A/Nは、連帯的に符号化されて個別のPUCCHリソースで送られる。
事例2. 「CORESETグループ」間の下記のようなPUCCHリソース区画
a. 同一のPRI値が使用されて同一のPUCCHリソースセットが判定されたために衝突が生じたとき、複数のCORESETグループによってPUCCHリソースが共有され、1つのCORESETグループに関連したA/Nを別々のPUCCHリソースに送るためのルールが使用される。
b. 異なるCORESETグループには異なるPRI値範囲が割り当てられるように、PRI値範囲に基づいて、異なるCORESETグループ用のPUCCHリソースが区画される。そのような区画は無線デバイス22にトランスペアレントである。
c. 異なるCORESETグループ用のPUCCHリソースは、CORESETのTCI状態およびPUCCHリソースに関連した空間的関係に基づいて暗示的に区画され、CORESETのQCL参照ソースRSと同一の空間的関係のソースRSを有するPUCCHリソースは、CORESETから送信されたPDCCHに関連付けられる。
事例3. 単一のPUCCHリソースで送られるHARQ A/Kの共通のエンコーディングの場合には、TB識別は、PDCCHが受信されたCORESETに基づいて、またはDCIで明示的に指示されて、実施され得る。
加えて、いくつかの実施形態は、以下の実施形態のうちの1つまたは複数を含み得る。
実施形態A1. 無線デバイス(WD)と通信するように設定されたネットワークノードであって、ネットワークノードおよび/またはネットワークノードが備える無線インターフェースならびに/あるいはネットワークノードが備える処理回路が、
複数の送受信ポイント(TRP)に関連付けられているダウンリンク制御チャネル候補を無線デバイスが監視するためのダウンリンクリソースの少なくとも1つのグループに関連したダウンリンク制御チャネル候補を割り当てることと、
割り当てられたダウンリンクリソースにおける物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、異なるTRPからの関連する物理ダウンリンク制御チャネル(PDSCH)とを送信することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の割り当てに少なくとも部分的に基づいて、アップリンク制御チャネルにおける少なくとも1つのリソースにおける無線デバイスからPDSCHの復号化状態に関するフィードバックシグナリングを受信することと
のうちの1つまたは複数を実施するように設定されている、ネットワークノード。
実施形態A2. 無線デバイスが監視するべきダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースの複数のグループに対応する場合には、ダウンリンクリソースの各グループに関連したフィードバックシグナリングがアップリンク制御チャネルにおける個別のリソース上で受信される、実施形態A1に記載のネットワークノード。
実施形態A3. ダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースのグループに対応する場合には、フィードバックシグナリングが、アップリンク制御チャネルの同じリソース上で受信されるダウンリンクリソースのグループにおける各ダウンリンク制御チャネル候補に関連した共通のフィードバックシグナリングである、実施形態A1に記載のネットワークノード。
実施形態B1. ネットワークノードにおいて実施される方法であって、
複数の送受信ポイント(TRP)に関連付けられているダウンリンク制御チャネル候補を無線デバイスが監視するためのダウンリンクリソースの少なくとも1つのグループに関連したダウンリンク制御チャネル候補を割り当てることと、
割り当てられたダウンリンクリソースにおけるPDCCHと、異なるTRPからの関連するPDSCHとを送信することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の割り当てに少なくとも部分的に基づいて、アップリンク制御チャネルにおける少なくとも1つのリソースにおいてフィードバックシグナリングを受信することと
のうちの1つまたは複数を含む方法。
実施形態B2. 無線デバイスが監視するべきダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースの複数のグループに対応する場合には、ダウンリンクリソースの各グループに関連したフィードバックシグナリングがアップリンク制御チャネルにおける個別のリソース上で受信される、実施形態B1に記載の方法。
実施形態B3. ダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースのグループに対応する場合には、フィードバックシグナリングが、アップリンク制御チャネルの同じリソース上で受信されたダウンリンクリソースのグループにおける各ダウンリンク制御チャネル候補に関連した共通のフィードバックシグナリングである、実施形態B1に記載の方法。
実施形態C1. ネットワークノードと通信するように設定された無線デバイス(WD)であって、WDおよび/またはWDが備える無線インターフェースならびに/あるいはWDが備える処理回路が、
ダウンリンクリソースの少なくとも1つのグループに関連する割り当てられたダウンリンク制御チャネル候補における物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視することであって、ダウンリンク制御チャネル候補が複数の送受信ポイント(TRP)に関連付けられている、PDCCHを監視することと、
割り当てられたダウンリンクリソースにおけるPDCCHと、関連した物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)とを受信することと、
PDCCHが受信されるダウンリンク制御チャネル候補の割り当てに少なくとも部分的に基づいて、アップリンク制御チャネルにおける少なくとも1つのリソースにおけるからPDSCHの復号化状態に関するフィードバックシグナリングを送信することと
のうちの1つまたは複数を実施するように設定されている、WD。
実施形態C2. 無線デバイスが監視するべきダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースの複数のグループに対応する場合には、ダウンリンクリソースの各グループに関連したフィードバックシグナリングがアップリンク制御チャネルにおける個別のリソース上で受信される、実施形態C1に記載のWD。
実施形態C3. ダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースのグループに対応する場合には、フィードバックシグナリングが、アップリンク制御チャネルの同じリソース上で受信されるダウンリンクリソースのグループにおける各ダウンリンク制御チャネル候補に関連した共通のフィードバックシグナリングである、実施形態C1に記載のWD。
実施形態D1. 無線デバイス(WD)に実装された方法であって、
ダウンリンクリソースの少なくとも1つのグループに関連する割り当てられたダウンリンク制御チャネル候補における物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視することであって、ダウンリンク制御チャネル候補が複数の送受信ポイント(TRP)に関連付けられている、監視することと、
割り当てられたダウンリンクリソースにおけるPDCCHと、関連した物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)とを受信することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の割り当てに少なくとも部分的に基づいて、アップリンク制御チャネルにおける少なくとも1つのリソースにおけるPDSCHの復号化状態に関するフィードバックシグナリングを送信することと
のうちの1つまたは複数を含む方法。
実施形態D2. 無線デバイスが監視するべきダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースの複数のグループに対応する場合には、ダウンリンクリソースの各グループに関連したフィードバックシグナリングがアップリンク制御チャネルにおける個別のリソース上で受信される、実施形態D1に記載の方法。
実施形態D3. ダウンリンク制御チャネル候補がダウンリンクリソースのグループに対応する場合には、フィードバックシグナリングが、アップリンク制御チャネルの同じリソース上で受信されるダウンリンクリソースのグループにおける各ダウンリンク制御チャネル候補に関連した共通のフィードバックシグナリングである、実施形態D1に記載の方法。
本明細書で説明された概念は、方法、データ処理システム、実行可能なコンピュータプログラムを記憶するコンピュータプログラム製品および/またはコンピュータ記憶媒体として具現され得ることが、当業者には諒解されよう。それゆえに、本明細書で説明された概念は、全面的にハードウェアの実施形態、全面的にソフトウェアの実施形態、またはソフトウェアの態様とハードウェアの態様とを組み合わせた実施形態の形をとり得、すべてが本明細書では一般に「回路」または「モジュール」として参照される。本明細書で説明されたあらゆる処理、ステップ、アクションおよび/または機能性は、ソフトウェアおよび/またはファームウェアおよび/またはハードウェアで実装され得る対応するモジュールによって実施されてよく、かつ/またはこれらに関連付けられてよい。さらに、本開示は、コンピュータによって実行可能なコンピュータプログラムコードが媒体の中に具現されている、有形のコンピュータ使用可能な記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとり得る。ハードディスク、CD-ROM、電子記憶デバイス、光記憶デバイス、または磁気記憶デバイスを含めて、あらゆる適切な有形のコンピュータ可読媒体が利用され得る。
本明細書では、いくつかの実施形態が、方法、システムおよびコンピュータプログラム製品の流れ図および/またはブロック図を参照しながら説明されている。流れ図および/またはブロック図の各ブロック、ならびに流れ図および/またはブロック図におけるブロックの組合せが、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることが理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを製作するために、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行する命令が、流れ図および/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装するための手段をもたらすように、(専用コンピュータをもたらすために)汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに供給され得る。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ可読記憶装置に記憶されたこれらの命令が、流れ図および/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装する命令手段を含む製品をもたらすように、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に、特定のやり方で機能するように指令することができるコンピュータ可読記憶装置または記憶媒体にも記憶され得る。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置にもロードされ得、コンピュータ実施処理を生成するために、コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実行する命令が、流れ図および/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装するためのステップをもたらすように、コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実施される一連の動作ステップをもたらす。
ブロックにおいて示された機能/行為は、動作の図解で示された順番から外れて生じてもよいことを理解されたい。たとえば、連続して示された2つのブロックが、包含される機能性/行為に依拠して、実際には実質的に同時に実行されてよく、または逆順で実行されることもあり得る。図のうちのいくつかは、通信経路上に、通信の主要な方向を示すための矢印を含むが、表現された矢印の反対方向にも通信が生じ得ることを理解されたい。
本明細書で説明された概念の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)またはC++などのオブジェクト指向プログラミング言語で書かれてよい。しかしながら、本開示の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、「C」プログラム言語などの従来の手続き型プログラミング言語で書かれてもよい。プログラムコードは、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとして、全面的にユーザコンピュータ上で、または部分的にユーザコンピュータ上で実行されてよく、あるいは部分的にユーザコンピュータ上かつ部分的に遠隔コンピュータ上で、または全面的に遠隔コンピュータ上で、実行されてもよい。後者のシナリオでは、遠隔コンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)によってユーザコンピュータに接続されてよく、または(たとえばインターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを通じて)外部コンピュータに接続されてもよい。
本明細書では、上記の説明および図面に関連して多くの異なる実施形態が開示されてきた。これらの実施形態のすべての組合せおよびサブコンビネーションを文字通り記述したり図解したりすることは、過度にくどく、不明瞭にしてしまう恐れがあることが理解されよう。それゆえに、すべての実施形態が任意のやり方および/または組合せで組み合わされ得、本明細書は、図面を含めて、本明細書で説明された実施形態、ならびにこれらの実施形態を作製したり使用したりするやり方および処理の、すべての組合せおよびサブコンビネーションの完全な書面の説明を構成するように解釈されるものとし、あらゆるそのような組合せまたはサブコンビネーションに対する特許権の主張をサポートするものとする。
本明細書で説明された実施形態は、上記で詳細に示されて説明されたことに限定されるわけではないことが当業者には諒解されよう。加えて、上記で別様に述べられていない限り、すべての添付図面が原寸に比例しないことに留意されたい。上記の教示に照らして、以下の特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の修正形態および変形形態が可能である。

Claims (28)

  1. 1つまたは複数のネットワークノード(16)と通信するように設定された無線デバイス(22)(WD)によって実施される方法であって、
    前記1つまたは複数のネットワークノード(16)から、
    第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、
    それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを受信すること(S142)と、
    前記1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCH、および前記1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHを監視すること(S144)と、
    前記第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および前記第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHを受信すること(S146)と、
    前記第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と前記第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを前記1つまたは複数のネットワークノード(16)に送信すること(S148)と
    を含み、
    前記第1のグループインデックスが前記第2のグループインデックスと等しい場合、前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを送信することが、前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを、前記PUCCH設定によって設定された前記PUCCHリソースのうちの同一のPUCCHリソース上で送信することをさらに含む、
    方法。
  2. 前記1つまたは複数のCORESETの第1のグループが少なくとも1つの第1の送信設定インジケータ(TCI)状態に関連付けられ、前記1つまたは複数のCORESETの第2のグループが少なくとも1つの第2のTCI状態に関連付けられ、前記少なくとも1つの第1のTCI状態が前記少なくとも1つの第2のTCI状態とは異なる、請求項に記載の方法。
  3. 前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nを送信することが、
    前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nを第1のPUCCHリソース上で送信し、前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを第2のPUCCHリソース上で送信することをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1のPUCCHリソースが前記第1のPDCCHに含まれる第1のPUCCHリソースインジケータ(PRI)によって指示され、前記第2のPUCCHリソースが前記第2のPDCCHに含まれる第2のPRIによって指示される、請求項に記載の方法。
  5. 前記第1のPRIが前記第2のPRIとは異なる、請求項に記載の方法。
  6. 前記第1のPUCCHリソースが前記第2のPUCCHリソースとは異なる、請求項からのいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記1つまたは複数の第1のCORESETの各々に前記第1のグループインデックスが含まれており、前記1つまたは複数の第2のCORESETの各々に前記第2のグループインデックスが含まれている、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  8. 1つまたは複数のネットワークノード(16)と通信するように設定された無線デバイス(22)(WD)であって、処理回路(84)を備える無線デバイス(22)において、前記処理回路(84)が、前記無線デバイス(22)に、
    前記1つまたは複数のネットワークノード(16)から、
    第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、
    それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを受信することと、
    前記1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCH、および前記1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHを監視することと、
    前記第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および前記第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHを受信することと、
    前記第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と前記第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを前記1つまたは複数のネットワークノード(16)に送信することと
    を行わせるように設定されていて、
    前記第1のグループインデックスが前記第2のグループインデックスと等しい場合、前記処理回路(84)が、前記無線デバイス(22)に、前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを、前記PUCCH設定によって設定された前記PUCCHリソースのうちの同一のPUCCHリソース上で送信させるように設定されていることによって、前記無線デバイス(22)に前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを送信させるようにさらに設定されている、
    無線デバイス(22)。
  9. 前記1つまたは複数のCORESETの第1のグループが少なくとも1つの第1の送信設定インジケータ(TCI)状態に関連付けられ、前記1つまたは複数のCORESETの第2のグループが少なくとも1つの第2のTCI状態に関連付けられ、前記少なくとも1つの第1のTCI状態が前記少なくとも1つの第2のTCI状態とは異なる、請求項に記載の無線デバイス(22)。
  10. 前記処理回路(84)が、前記無線デバイス(22)に、前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nを第1のPUCCHリソース上で送信させ、前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを第2のPUCCHリソース上で送信させるように設定されることによって、
    前記無線デバイス(22)に前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを送信させるようにさらに設定されている、請求項8または9に記載の無線デバイス(22)。
  11. 前記第1のPUCCHリソースが前記第1のPDCCHに含まれる第1のPUCCHリソースインジケータ(PRI)によって指示され、前記第2のPUCCHリソースが前記第2のPDCCHに含まれる第2のPRIによって指示される、請求項10に記載の無線デバイス(22)。
  12. 前記第1のPRIが前記第2のPRIとは異なる、請求項11に記載の無線デバイス(22)。
  13. 前記第1のPUCCHリソースが前記第2のPUCCHリソースとは異なる、請求項10から12のいずれか一項に記載の無線デバイス(22)。
  14. 前記1つまたは複数の第1のCORESETの各々に前記第1のグループインデックスが含まれており、前記1つまたは複数の第2のCORESETの各々に前記第2のグループインデックスが含まれている、請求項から13のいずれか一項に記載の無線デバイス(22)。
  15. 無線デバイス(22)(WD)と通信するように設定されたネットワークノード(16)によって実施される方法であって、
    第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、
    それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを送信することと、
    前記1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCH、および前記1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHを送信することと、
    前記第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および前記第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHを送信することと、
    前記第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と前記第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信することと
    を含み、
    前記第1のグループインデックスが前記第2のグループインデックスと等しい場合、前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを受信することが、前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを、前記PUCCH設定によって設定された前記PUCCHリソースのうちの同一のPUCCHリソース上で受信することをさらに含む、
    方法。
  16. 前記1つまたは複数のCORESETの第1のグループが少なくとも1つの第1の送信設定インジケータ(TCI)状態に関連付けられ、前記1つまたは複数のCORESETの第2のグループが少なくとも1つの第2のTCI状態に関連付けられ、前記少なくとも1つの第1のTCI状態が前記少なくとも1つの第2のTCI状態とは異なる、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを受信することが、
    前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nを第1のPUCCHリソース上で受信し、前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを第2のPUCCHリソース上で受信することをさらに含む、請求項15または16に記載の方法。
  18. 前記第1のPUCCHリソースが前記第1のPDCCHに含まれる第1のPUCCHリソースインジケータ(PRI)によって指示され、前記第2のPUCCHリソースが前記第2のPDCCHに含まれる第2のPRIによって指示される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1のPRIが前記第2のPRIとは異なる、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第1のPUCCHリソースが前記第2のPUCCHリソースとは異なる、請求項17から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記1つまたは複数の第1のCORESETの各々に前記第1のグループインデックスが含まれており、前記1つまたは複数の第2のCORESETの各々に前記第2のグループインデックスが含まれている、請求項15から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 無線デバイス(22)(WD)と通信するように設定されたネットワークノード(16)であって、処理回路(68)を備えるネットワークノード(16)において、前記処理回路(68)が、前記ネットワークノード(16)に、
    第1のグループインデックスを有する1つまたは複数の第1の制御リソースセット(CORESET)の第1のグループ、および第2のグループインデックスを有する1つまたは複数の第2の制御リソースセット(CORESET)の第2のグループの、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)設定と、
    それぞれが複数のPUCCHリソースを含む複数のPUCCHリソースセットの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)設定とを送信することと、
    前記1つまたは複数の第1のCORESETの第1のグループにおける第1のPDCCH、および前記1つまたは複数の第2のCORESETの第2のグループにおける第2のPDCCHを送信することと、
    前記第1のPDCCHによってスケジューリングされた第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および前記第2のPDCCHによってスケジューリングされた第2のPDSCHを送信することと、
    前記第1のPDSCHに関連した第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(A/N)と前記第2のPDSCHに関連した第2のHARQ A/Nとを受信することと
    を行わせるように設定されていて、
    前記第1のグループインデックスが前記第2のグループインデックスと等しい場合、前記処理回路(68)が、前記ネットワークノード(16)に、前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを、前記PUCCH設定によって設定された前記PUCCHリソースのうちの同一のPUCCHリソース上で受信させるように設定されることによって、前記ネットワークノード(16)に前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを受信させるようにさらに設定されている、
    ネットワークノード(16)。
  23. 前記1つまたは複数のCORESETの第1のグループが少なくとも1つの第1の送信設定インジケータ(TCI)状態に関連付けられ、前記1つまたは複数のCORESETの第2のグループが少なくとも1つの第2のTCI状態に関連付けられ、前記少なくとも1つの第1のTCI状態が前記少なくとも1つの第2のTCI状態とは異なる、請求項22に記載のネットワークノード(16)。
  24. 前記処理回路(68)が、前記ネットワークノード(16)に、前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nを第1のPUCCHリソース上で受信させ、前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを第2のPUCCHリソース上で受信させるように設定されることによって、
    前記ネットワークノード(16)に前記第1のPDSCHに関連した前記第1のHARQ A/Nおよび前記第2のPDSCHに関連した前記第2のHARQ A/Nを受信させるようにさらに設定されている、請求項22または23に記載のネットワークノード(16)。
  25. 前記第1のPUCCHリソースが前記第1のPDCCHに含まれる第1のPUCCHリソースインジケータ(PRI)によって指示され、前記第2のPUCCHリソースが前記第2のPDCCHに含まれる第2のPRIによって指示される、請求項24に記載のネットワークノード(16)。
  26. 前記第1のPRIが前記第2のPRIとは異なる、請求項25に記載のネットワークノード(16)。
  27. 前記第1のPUCCHリソースが前記第2のPUCCHリソースとは異なる、請求項24から26のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
  28. 前記1つまたは複数の第1のCORESETの各々に前記第1のグループインデックスが含まれており、前記1つまたは複数の第2のCORESETの各々に前記第2のグループインデックスが含まれている、請求項22から27のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
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