JP7286074B2 - 塵芥濾過フィルタ - Google Patents

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本発明は、排気ガスに含まれる窒素酸化物を還元する液状の還元剤を貯留するタンクの排出口に設けられる熱交換器と排出管とを有する装置に取り付けられる塵芥濾過フィルタに関する。
ディーゼルエンジンの排気ガスには、粒子状物質(PM)と窒素酸化物(NOx)が含まれる。軽油の燃焼温度を上げると排気ガスに含まれるPMの量が減り、NOxの量が増える。軽油を高温で燃焼することにより、PMの濃度を減少させて、増加したNOxについては、排気ガスに尿素などのNOxを還元する液状の還元剤を噴射して、NOxを還元する技術が普及している。
液状の還元剤は、タンクに一時的に貯留しておき、ポンプで加圧して、排気ガスに対して吹き付けられる。液状の還元剤に、塵芥が含まれていると、液状の還元剤を供給するポンプ、配管、噴射ノズルなどの系統が損耗する原因となる。このため、液状の還元剤に含まれる塵芥を濾過するために、例えば、特許文献1のような、塵芥濾過フィルタが利用される。
特許文献1には、液状の還元剤を貯留するタンクの排出口に配される熱交換器と、液状の還元剤をタンクの外へと排出する排出管とを備える装置の全体を覆うように、バッグフィルタを取り付けた構造が記載されている。
特許文献1に示した熱交換器と排出管とを備える装置は、直線状である。このような装置としては、特許文献2に示したように、曲部を有するL字状の装置も知られている。
特開2017-503958号公報 特表2002-527660号公報
排出管と熱交換器とを有する装置が、直線状である場合には、塵芥濾過フィルタを取り付けやすい。しかしながら、特許文献2に示したように、排出管と熱交換器とを有する装置が、曲部を有しており、折れ曲がった形状である場合は、塵芥濾過フィルタを取り付けることは、容易ではない。
本発明は、排出管と熱交換器とを有する装置が曲部を有する形状であっても、当該装置に対して取り付けやすい塵芥濾過フィルタを提供することを目的とする。
排気ガスに含まれる窒素酸化物を還元する液状の還元剤を貯留するタンクの排出口に設けられる熱交換器と前記液体の排出管とを含む装置を覆うように取り付けられる塵芥濾過フィルタであって、塵芥濾過フィルタは、基端部に開口部を備えており、先端部が塞がれた袋状であり、塵芥濾過フィルタは、前記基端部から第1の方向に沿って延びる第1袋部と、第1の方向に対して交差し先端部へ延びる第2袋部と備えており、第1袋部と第2袋部とが連結されて形成された曲部を有する形状であり、第1袋部には、塵芥濾過フィルタの形状を一時的に変形させる変形部が配されており、変形部で塵芥濾過フィルタの形状を変形させて、前記装置における液状の還元剤の液面以下の部分を覆うように塵芥濾過フィルタを装着させる塵芥濾過フィルタにより、上記の課題を解決する。この塵芥濾過フィルタでは、変形部で塵芥濾過フィルタの形状を一時的に変形させて、排出管と熱交換器とを含む装置に取り付けることができるので、前記装置が曲部を含む取り付けにくい形状でも、比較的に容易に塵芥濾過フィルタを取り付けることができる。
上記の塵芥濾過フィルタにおいて、変形部は、例えば、装着する対象物である前記装置の寸法に比して内径が大きく構成された第1袋部と、第1袋部の内径を小さく変形させた状態で固定するための留め具とを含むものとすることができる。
上記の塵芥濾過フィルタにおいて、変形部は、例えば,第1袋部が延在する方向に沿って第1袋部に配される開口部と、当該開口部を開閉する留め具とを含むものとすることができる。
また、上記の塵芥濾過フィルタにおいて、変形部は、例えば、変形部は、山折部と谷折部とが交互に連続する筒状とすることができる。
上記の塵芥濾過フィルタにおいて、第2袋部の長さは、50mm以上にすることができる。これにより、前記装置の曲部より先の部分が長い場合でも、比較的に容易に塵芥濾過フィルタを前記装置に取り付けることができる。
本発明によれば、排出管と熱交換器とを有する装置が曲部を有する形状であっても、当該装置に対して取り付けやすい塵芥濾過フィルタを提供することができる。
窒素酸化物を含有する液状の還元剤を排気ガスに対して噴霧するシステムの一例の模式図である。 図1に示した熱交換器と排出管とを有する装置を示す斜視図である。 塵芥濾過フィルタの第1実施形態を示す斜視図である。 図3の塵芥濾過フィルタの第1袋部の内径が小さくなるように留めた状態を示す斜視図である。 塵芥濾過フィルタの第2実施形態を示す正面図である。 図5の塵芥濾過フィルタの左側面図である。 図5の塵芥濾過フィルタの右側面図である。隠れた面ファスナを波線で示した。 図5の塵芥濾過フィルタの平面図である。 図8の一点鎖線部の拡大図である。 塵芥濾過フィルタの第3実施形態を示す正面図である。 図10の塵芥濾過フィルタの左側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について、説明する。以下では、まず、図1及び図2により、窒素酸化物を含有する液状の還元剤を排気ガスに対して噴霧するシステムの一例について説明する。その後、図3及び図4に示す変形部を有する塵芥濾過フィルタの第1実施形態について説明し、図5ないし図9に示す変形部を有する塵芥濾過フィルタの第2実施形態について説明し、図10ないし図11に示す変形部を有する塵芥濾過フィルタの第3実施形態について説明する。
〔還元剤を排気ガスに対して噴霧するシステムの構成例〕
図1に、窒素酸化物を含有する液状の還元剤を排気ガスに対して噴霧するシステムの一例を示す。このシステムでは、窒素酸化物を含有する液状の還元剤として尿素を含有する液体(以下、「尿素水」と称する)を使用する。
図1のシステムは、尿素水を貯留するタンク71と、タンクの排出口72に設けられ、タンクに貯留された尿素水をタンク外に供給する排出管73と、排出管73の一端部に配され、尿素水を排気ガスに対して噴霧するノズル74と、タンク71の排出口72に設けられ、タンク内に配置される熱交換器75とを有する。
前記熱交換器75と排出管73は、一つの装置として構成されている。図1のシステムでは、図2に示したように、排出管73と熱交換器75とは、蓋体76に対して固定されている。排出管73と熱交換器75とは、蓋体76によって、一つのユニットとして構成される。図2の例では、排出管73は、蓋体76を貫通しており、その他端部は、タンク71内に配置されており、尿素水を吸引する。排出管73の一端部は、上述の通り、ノズル74に接続されている。排出管73の他端部から吸い上げられた尿素水は、ノズル74に供給されて、排気ガスに対して噴霧される。
蓋体76は、タンク71の排出口72を密閉するものであり、排出口72に対してはめ込まれる栓部と線部から外側へ突出する鍔部とを有する形状である。後述するように、栓部には、塵芥濾過フィルタの上端部が固定できるようになっている。蓋体の構成は、この例に限定されず、タンク内に塵芥が侵入することを防止し、尿素水の揮発を防止することができるものであればよい。
図2の例では、熱交換器75は、熱交換媒体を内部に循環させる中空管から構成される。熱交換媒体としては、例えば、車両のラジエーター77における熱交換により加熱されたクーラントなどの液体が挙げられる。熱交換器75を構成する管は、上記の蓋体76を貫通し、第1の方向に延びており、その先端部は第1の方向と交差する第2の方向へ延びた形状とされている。図1及び図2の例では、第1の方向は、タンク71の上下方向であり、第2の方向は、タンク71の左右方向に一致する。このため、熱交換器75と排出管73とを含む装置は、全体としてL字型の形状とされている。熱交換器75を構成する中空管は、循環路を形成しており、ラジエーター77などの熱源で加熱された熱交換媒体を内部に循環させる。これによって、タンク内において凍結した尿素水を溶かしたり、凍結を防止するように構成されている。
上記の排出管73には、フィルタ78が配されている。このフィルタ78によって尿素水に含まれる塵芥が漉しとられるようにされている。また、上記の排出管73には、ポンプ79が配されている。このポンプ79により、排出管73の他端部から尿素水を吸い上げて、排出管の一端部に配されるノズル74に尿素水を供給するように構成されている。また、上記の排出管73がタンク内に突出する部部分には、フロート731が上下動可能な状態で設けられており、タンク内の液位を検知できるようになっている。タンク71内に尿素水を供給するには、注ぎ口80に設けられたキャップ81を取り外して、尿素水を注ぎ口から注ぎ込む。
上記のノズル74は、エンジン82から延びる排気管83内に配置される。排気管83の中を流れる排気ガスに対して尿素水を噴霧することによって、NOxを還元してから大気中に排出される。
図1に示したシステムでは、熱交換器75を構成する中空管によって、熱交換器と排出管とを含む装置84が第1の方向と第2の方向に延びる形状とされている。例えば、排出管が第1の方向と第2の方向に延びる形状であり、熱交換器を構成する中空管が第1の方向に延びる形状とされていることによって、装置全体が曲部を有する形状とされていてもよい。また、排出管及び熱交換器を構成する中空管の両方が、第1の方向と第2の方向に延びる形状とされていることによって、装置全体が曲部を有する形状とされていてもよい。このように、装置は、全体形状が第1の方向及び第2の方向に延びる形状であればよい。上記の装置において、第1の方向に延びる部分を第1部分841とし、第2の方向に延びる部分を第2部分842とする。
図1では、排出管73は、一端部から他端部に至るまで連続する管として示した。排出管は、この構成に限定されず、継ぎ手などにより複数の中空管を接合させた構成としてもよい。
〔第1実施形態〕
図3及び図4に第1実施形態に係る塵芥濾過フィルタ1aを示す。本実施形態の塵芥濾過フィルタ1aは、上述のタンク71の排出口72に設けられる熱交換器75と尿素水の排出管73とを含む装置84を覆うように取り付けられるものである。装置を覆うように取りつけるとは、装置における尿素水の液面以下の部分とを覆うように塵芥濾過フィルタを装着することをいう。液面以下の部分を覆うように塵芥濾過フィルタを取り付けるには、尿素水を貯留するタンクの設計上、尿素水の液位が最高となる位置と当該位置より下の部分を覆うように、塵芥濾過フィルタを装置に対して取り付けるようにすればよい。本実施形態の塵芥濾過フィルタ1aでは、例えば、上記の蓋体76の栓部を構成する周壁に対して、塵芥濾過フィルタの基端部を外側から被せて、ジュビリークリップや結束バンドなどの固定具で締結して固定することができる。
本実施形態の塵芥濾過フィルタ1aは、図3及び図4に示したように、基端部に開口部11aを備えており、先端部が塞がれた袋状に形成されている。そして、基端部から第1の方向に沿って伸びる第1袋部12aと、第1袋部12aに交差し先端部に延びる第2袋部13aとを備えており、第1袋部12aと第2袋部13aとが連結されて形成された曲部14aと有する形状である。
第1袋部は、開口部を有しており、前記装置84の第1部分841を覆う形状とすればよい。本実施形態の塵芥濾過フィルタ1aでは、第1袋部12aは、基端部に開口部11aを備える筒状とされており、筒の先端が第2袋部13aの基端部と連通する。第2袋部13aは、前記装置84の第2部分842を覆う形状とすればよい。本実施形態の塵芥濾過フィルタ1aでは、第2袋部13aは、基端部が曲部14aを介して第1袋部12と連通しており、先端部が塞がれた状態となっている。本実施形態の塵芥濾過フィルタ1では、図1及び図2に示したように、その全体形状は略L字状とされている。
本実施形態の塵芥濾過フィルタ1aは、第1袋部12aに塵芥濾過フィルタ1aの形状を一時的に変形させる変形部121aを備える。変形部121aは、塵芥濾過フィルタ1aを装着する対象物である前記装置84の寸法に比して内径が大きく構成された第1袋部12aと、図4に示したように、第1袋部12aの内径を小さく変形させた状態で固定するための留め具として、雄側の面ファスナ122aと雌側の面ファスナ123aとを有する。面ファスナ122a及び123aは、第1袋部12aが延在する方向に沿って配される。図3の例では、面ファスナ122a及び123aを線状に配置したが、点状や破線上になるように配置してもよい。留め具としては、面ファスナの他に、釦、又は線ファスナなどの適宜の構成を採用することができる。
本実施形態の塵芥濾過フィルタ1aでは、尿素水の液位が最高となる位置を覆うように袋状の塵芥濾過フィルタ1aで、装置84が覆われている。このため、タンク71に塵芥が混入したとしても、その塵芥は必ず塵芥濾過フィルタ1aを通過した後に、排出管73の他端部から吸引されて、ノズル74へと供給される。例えば、尿素水の液面の下の部分に塵芥濾過フィルタの上端部が位置する場合は、塵芥濾過フィルタの上端部を、結束バンドなどで強く締結したとしても、完全に密閉することは困難である。このような場合は、塵芥濾過フィルタの上端部から塵芥濾過フィルタの内側に塵芥が流入し、排出管73の端部から尿素水と共に塵芥が吸引されてしまう。本実施形態の塵芥濾過フィルタ1aでは、そのような事態が効果的に防止される。
図2に示したように、熱交換器と排出管とを含む装置の形状が、第1の方向に延びており、第2の方向に延びる曲部を有する形状である場合は、塵芥濾過フィルタを取り付けることは容易ではない。特に前記装置84の第2部分842の長さが50mm以上となる場合は、塵芥濾過フィルタ1aの第2袋部13の長さも50mm以上となり、塵芥濾過フィルタ1を前記装置1に対して取り付ける作業がより煩雑になる。例えば、図1に示したように、曲部843を有する装置84に対して、袋状の塵芥濾過フィルタを取り付けようとすると、装置84の第2の部分842から第1の部分841を経て、塵芥濾過フィルタ1を被せようとした際に、装置84の曲部843の周辺に引っかかるなどして円滑に取り付けることができないことがあった。前記装置の第2部分842の長さは、おおむね5000mm以下又は3000mm以下である。
本実施形態の塵芥濾過フィルタ1aでは、第1袋部12aの内径は、前記装置84の外径に比して、大きく構成されている。このため、装置84の第2部分842及び第1部分841を経て、蓋体76に対して、塵芥濾過フィルタ1を固定する際に、塵芥濾過フィルタ1が装置84に対して引っ掛かりにくいようになっている。蓋体76に対して塵芥濾過フィルタ1aを固定する際には、第1袋部12aを折りたたむようにして、面ファスナ122a及び123aを係合させることで、開口部11a及び第1袋部12aの内径を小さく変形させることができる。これによって、塵芥濾過フィルタ1aを蓋体76などの対象物に対して、適切に固定することができる。
塵芥濾過フィルタ1aを蓋体76に対して固定した状態では、第1袋部12aは装置84の第1部分841を覆い隠し、第2袋部13は装置84の第2部分842を覆い隠し、曲部14は装置84の曲部843と概ね位置が一致する。尿素水の液面は、塵芥濾過フィルタ1aの上端よりも下の位置となる。このため、塵芥濾過フィルタ1の内部に、塵芥が混入しにくいようになっている。
[第2実施形態]
図5ないし図9に第2実施形態に係る塵芥濾過フィルタ1bを示す。本実施形態の塵芥濾過フィルタ1bも、上記の塵芥濾過フィルタ1aと同様に、上述のタンク71の排出口72に設けられる熱交換器75と尿素水の排出管73とを含む装置84を覆うように取り付けられるものである。
本実施形態の塵芥濾過フィルタ1bは、図5ないし図7に示したように、基端部に開口部11bを備えており、先端部が塞がれた袋状に形成されている。そして、基端部から第1の方向に沿って伸びる第1袋部12bと、第1袋部12bに交差し先端部に延びる第2袋部13bとを備えており、第1袋部12bと第2袋部13bとが連結されて形成された曲部14bと有する形状である。
本実施形態の塵芥濾過フィルタ1bでは、第1袋部12bは、基端部に開口部11bを備える筒状とされており、筒の先端が第2袋部13bの基端部と連通する。第2袋部13bは、基端部が曲部14bを介して第1袋部12bと連通しており、先端部が塞がれた状態となっている。本実施形態の塵芥濾過フィルタ1bでは、図1及び図2に示したように、その全体形状は略L字状とされている。
本実施形態の塵芥濾過フィルタ1bは、第1袋部12bに塵芥濾過フィルタ1bの形状を一時的に変形させる変形部121bを備える。変形部121bは、第1袋部12bが延在する方向に沿って第1袋部12bに配される開口部122bと、切れ込みによって形成される開口部122bを開閉する留め具とを含む。図8及び図9に示したように、開口部は、第1袋部12bの一端部と他端部とを重ね合わせた構造となっている。本実施形態では、留め具は、雄側の面ファスナ123bと雌側の面ファスナ124bとから構成される。面ファスナ123b及び124bは、第1袋部12bが延在する方向に沿って配される。図8及び9の例では、面ファスナ123b及び124bを線状に配置したが、点状や破線上になるように配置してもよい。留め具としては、面ファスナの他に、釦、又は線ファスナなどの適宜の構成を採用することができる。
本実施形態の塵芥濾過フィルタ1bでは、留め具を構成する面ファスナ123b及び124bの係合関係を解除することによって、開口部122bを開くことで第1袋部12bを開くことができる。第1袋部12bを開いた状態で装置84の第2部分843に対して第2袋部13bを被せて、その後、装置84の第1部分841に第1袋部12bを被せて、面ファスナ123b及び124bを係合させる。そして、第1袋部12bの開口部11bを蓋体76に対して固定する。このようにして、塵芥濾過フィルタ1bを装置84に対して固定することで、塵芥濾過フィルタ1bが装置84に対して引っ掛かりにくくして、円滑に固定することができる。
[第3実施形態]
図10及び図11に第3実施形態に係る塵芥濾過フィルタ1cを示す。本実施形態の塵芥濾過フィルタ1cも、上記の塵芥濾過フィルタ1aと同様に、上述のタンク71の排出口72に設けられる熱交換器75と尿素水の排出管73とを含む装置84を覆うように取り付けられるものである。
本実施形態の塵芥濾過フィルタ1cは、図10ないし図11に示したように、基端部に開口部11cを備えており、先端部が塞がれた袋状に形成されている。そして、基端部から第1の方向に沿って伸びる第1袋部12cと、第1袋部12cに交差し先端部に延びる第2袋部13cとを備えており、第1袋部12cと第2袋部13cとが連結されて形成された曲部14cと有する形状である。
本実施形態の塵芥濾過フィルタ1cでは、第1袋部12cは、基端部に開口部11cを備える筒状とされており、筒の先端が第2袋部13cの基端部と連通する。第2袋部13cは、基端部が曲部14cを介して第1袋部12cと連通しており、先端部が塞がれた状態となっている。本実施形態の塵芥濾過フィルタ1cでは、図1及び図2に示したように、その全体形状は略L字状とされている。
本実施形態の塵芥濾過フィルタ1cは、第1袋部12cに塵芥濾過フィルタ1cの形状を一時的に変形させる変形部121cを備える。変形部121cは、図10に示したように、山折部122cと谷折部1233cとが複数回にわたって交互に連続する筒状であり、換言すると、蛇腹状である。
山折部122cは、谷折部123cに比して、その内径が大きく構成されている。谷折部123cは、山折部122cに比して、その内径が小さく構成されている。山折部122cと谷折部122cとは、第1袋部12cの内側に向かって傾斜する第1斜辺と、第1袋部12cの外側に向かって傾斜する第2斜辺とを有する。
変形部121cは、図10において矢印で示したように、変形部121cを圧縮する方向に外力を加えると、変形部121cが圧縮するように変形し、第1袋部12cの長さを小さくすることができる。変形部121cを圧縮した状態で第1袋部12cの上端部を装置84の第2部分843に被せて、その後、変形部121cを圧縮する前の元の形状に復帰させるように延ばして、第1袋部12cを装置84の第1部分841に被せる。そして、第1袋部12cの上端部を蓋体に対して固定する。このようにして、塵芥濾過フィルタ1cを装置84に対して固定することで、塵芥濾過フィルタ1cが装置84に対して引っ掛かりにくくして、円滑に固定することが可能になる。
第1実施形態から第3実施形態の塵芥濾過フィルタは、その全体が濾材で構成されている。塵芥濾過フィルタを対象物に対して取り付けるための部分やその他の部分は、濾材以外の生地などで構成してもよい。濾材としては、例えば、不織布又は織布で構成されるものが挙げられる
変形部としては、例えば、上述のように、第1の方向へ第1袋部を圧縮変形又は復帰させる形状とすることができるし、第1袋部の内径が小さくなるように変形又は復帰させる形状とすることができるし、第1の袋部を開いたり閉じたりする形状にすることができる。
1a 塵芥濾過フィルタ
12a 第1袋部
11a 開口部
13a 第2袋部
14a 曲部
121a 変形部
1b 塵芥濾過フィルタ
12b 第1袋部
11b 開口部
13b 第2袋部
14b 曲部
121b 変形部
1c 塵芥濾過フィルタ
12c 第1袋部
11c 開口部
13c 第2袋部
14c 曲部
12c 変形部

122c 山折部
123c 谷折部

71 タンク
72 排出口
75 熱交換器
73 排出管
84 装置



Claims (2)

  1. 排気ガスに含まれる窒素酸化物を還元する液状の還元剤を貯留するタンクの排出口に設けられる熱交換器と前記還元剤の排出管とを含む装置を覆うように取り付けられる塵芥濾過フィルタであって、
    塵芥濾過フィルタは、基端部に開口部を備えており、先端部が塞がれた袋状であり、
    塵芥濾過フィルタは、前記基端部から第1の方向に沿って延びる第1袋部と、第1の方向に対して交差し先端部へ延びる第2袋部と備えており、第1袋部と第2袋部とが連結されて形成された曲部を有する形状であり、
    第1袋部には、塵芥濾過フィルタの形状を一時的に変形させる変形部が配されており、変形部で塵芥濾過フィルタの形状を変形させて、前記装置における液状の還元剤の液面以下の部分を覆うように塵芥濾過フィルタを装着させる塵芥濾過フィルタであり、
    前記変形部は、第1袋部を第1袋部の延在方向に沿って折りたたんで留め具で固定又は解除することにより第1袋部の基端部に配される前記開口部の内径を縮小又は拡大するように変形させる形状、
    第1袋部の延在方向に沿って設けられる留め具の係合関係を解除することにより第1袋部の基端部に設けられる開口部と連通し第1袋部の延在方向に沿って配される開口部を開くように第1袋部を変形させる形状、又は
    第1袋部に配され、谷折部と山折部とが第1袋部が延在する方向に交互に連続し、第1袋部の長さを小さくするように変形させ元の形状に復帰させる形状である塵芥濾過フィルタ。
  2. 第2袋部の長さは、50mm以上である請求項に記載の塵芥濾過フィルタ。
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