JP7285869B2 - 患者インターフェースシステム - Google Patents
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Description
SDBを治療するために、患者の気道の入口に陽圧で供給空気を送ることが、Sullivanに対する特許文献1において、初めて開示された。加圧流の送給は、マスクなどの患者インターフェースによって促進される。マスクシステムは、「鼻マスク」、「全顔マスク」、「鼻および口マスク」として、ならびに、「鼻枕」、「鼻パフ」、「鼻プロング」、および「鼻カニューレ」設計を含む様々なノズル設計として分類することができる。鼻枕型マスクシステムの一例が、特許文献2(Gunaratnamら)に開示されている。該明細書の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
(i)クッション要素と、
(ii)クッション要素を定位置に位置決めし保持するためのヘッドギアシステムと、
(iii)フレームまたはシェルとして知られている剛性構造体と
(iv)空気送給チューブと
を備える。
クッション要素またはクッションは、概して、シリコーン、ゲル、または発泡体などの材料から作製された軟質の形状適合性構造体を含む。使用時には、このクッションは、顔の適切な部分に対接して保持されて、シールを形成する。このクッション要素は、気道を固定開口するのに十分な空気圧を維持するために、気道への入口と共に十分なシールを形成するものである。いくつかの場合において、空気の十分な供給が、効果的な治療に適した圧力および流量にてなされる得る場合には、完全なシールを形成することは必要ではない場合がある。
マスクシステムは、典型的には多様なフレームおよびヘッドギアシステムをさらに備えており、それはクッションを定位置に保持するのに適切な大きさおよび方向の力ベクトルを生成するように意図されている。
多数のマスクシステムが、シェルまたはフレームと呼ばれる、剛性のまたは半剛性の構造体を備える。クッション要素およびフレームは共に、チャンバを画成することができる。典型的には、クッション、ヘッドギア、および空気送給チューブは、フレームに装着される。フレームは、クッション、ヘッドギア、およびチューブに対する固定ポイントとしての役割を果たす。マスクの設計における過去の努力は、顔に対して固定位置にフレームを固定するための機構、さらにシールを形成するためにフレームにクッションを装着するための機構に対して向けられてきた。
多数のマスクシステムは、患者が呼吸を行うために、マスクに空気流を送給するための、ある形態のチューブ、ホース、または導管を要する。使用時に、チューブ牽引力が、シールの有効性を途絶させるおそれがある。これは、チューブの重量および/または患者の移動により引き起こされる可能性がある。チューブ牽引力は、回り継手、玉継手、およびチューブ固定構成体によって、ある程度緩和させることが可能であるが、多数の患者は、この問題を軽減しようと試みようとヘッドギアのストラップを過度に締め付ける必要性を感じる。これは、不快性につながる。
効果的な呼吸マスクシステムの設計は、多数の要素についての熟慮を要する。明らかであるが、些細な変化が、効果の快適さを向上させる、または低下させることがある。
(3.1 序説)
図3aは、本技術の一態様の概略的に示し、この技術によれば、ヘッドギアの張力は、鼻の付根の付近に配向され、チューブ牽引力の潜在的引離し効果が、シールから遮断され、切り離される。さらに図4を参照されたい。対照として図1を参照すると、ヘッドギア構造体は、シール表面から離間されたポイントでフレームを安定化させるように試みられ、これによれば、チューブは、剛性フレームを介してヘッドギアに直接的に結合される。図3aを参照すると、サンプルの実施形態による患者インターフェースシステムは、患者1の気道に密閉的に係合するように構成された患者インターフェース構造体32を備え得る。患者インターフェース構造体32は、患者の気道に密閉的に係合するように、例えば鼻枕または鼻プロングなどのシールを備えてよい。本明細書において使用される際に、「鼻枕」という語は、患者の鼻道中に少なくとも部分的に挿入され、患者の鼻孔の外側面に対接してシールを形成するように構成された、ノズル様構造体を指す。
(3.2.1. ノズルアセンブリシールを備える患者インターフェース構造体)
図4を参照すると、サンプルの実施形態による患者インターフェース構造体32は、患者の気道と密閉的に係合するように構成されたシール2を備える。このシール2は、基部部分6に連結された一対の鼻枕4を備え得るノズルアセンブリ3を備えてよい。枕4はそれぞれ、円錐部分8を備え、円錐部分8の少なくとも一部は、患者1の鼻孔との間にシールを形成するように適合化される。上述のように、各枕4の一部分は、患者の鼻道内へ挿入されるが、鼻道の内部においてシールを形成しないように構成される。枕4の円錐部分8は、患者の鼻孔に係合しシールを形成するように構成された、シール表面または区域8aを備える。シール表面またはシール区域8aは、例えば特許文献2の図21などにおいて、開示されているようなものであってよい。該明細書は、参照により本明細書に組み込まれる。さらに、各鼻枕4は、可撓性基部6に鼻枕4を連結させる、茎状部またはネック部分10を備える。茎状部またはネック部分10は、約3mmから約6mmの間の長さを有してよい。
図5aおよび図6は、本技術の一態様を示し、これによれば、シール位置決め/安定化構造体の連結部のポイントは、例えば鼻枕または鼻プロングの基部付近などの、シールの基部付近に移動される。図5aを参照すると、サンプルの実施形態による患者インターフェースシステムが、シール2aおよびノズルアセンブリ3aを備える患者インターフェース構造体32aを備える。ノズルアセンブリ3aは、一対の鼻プロング4aを備える。各鼻プロング4aは、患者インターフェース構造体32aの可撓性基部6aに鼻プロング4aを連結する茎状部またはネック部分10aを備える。フラップ4bが、鼻プロング4aと茎状部10aとの間に設けられる。鼻プロング4aは、ノズルアセンブリ2aがシール位置決め/安定化構造体によって患者の顔と係合状態に保たれる場合に、患者の鼻道と共にシールを形成する。
図6を参照すると、別のサンプルの実施形態においては、シール位置決め/安定化構造体コネクタ12aは、鼻プロング4aのフラップ4bの直下のポイントに設けられる。シール位置決め/安定化構造体コネクタ12aは、鼻プロング4aのネック部分、または基部部分10aに連結される。この実施形態によれば、シール位置決め/安定化構造体コネクタ12aにより形成される連結平面は、図5aに図示される実施形態よりも、患者の鼻孔への入口の平面にさらに近くに位置する。さらに、図6の患者インターフェース構造体は、フレーム上にコネクタを含まないように修正された、図2に図示されるようなマスクフレームと共に使用することができる。さらに、図6の患者インターフェース構造体は、可撓性材料から形成されるように修正された図2に図示されるようなマスクフレームと共に使用することができることを理解されたい。
図8aおよび図8bを参照すると、別のサンプルの実施形態による患者インターフェース構造体32が、鼻枕4を有するノズルアセンブリ3を備えるシール2を備えてよい。患者インターフェース構造体32は、シール位置決め/安定化構造体により印加された張力を患者インターフェース構造体32の一方の側から他方の側にリンクするように構成された、オプションのリンク部分またはリンク要素47を備えてよく、それにより、シール位置決め/安定化構造体により印加された力は可撓性基部6の頂部部分6tで遮断され、それにより、チューブ牽引力は患者インターフェース構造体32の可撓性基部6の下方部分6lで遮断される。このように力を遮断させることによって、シール2の鼻枕4のシール区域8aは、使用時に患者の鼻孔に対接して安定化される。この技術のいくつかの形態においては、物理的なリンク要素は存在しなくてもよい。リンク要素により規定される力線は、好ましくは、鼻枕または鼻プロングなどの鼻下タイプのマスクにおいて使用される場合に、鼻の付根の付近に位置する。
図8aに図示される患者インターフェース構造体のサンプルの実施形態に図示されているように、リンク要素47は、コネクタ50からコネクタ50まで、可撓性基部6の頂部部分6t全体にわたって延在してよく、全幅を含んでよい。例えば図17aにおけるW1を参照されたい。図8cに図示される患者インターフェース構造体32の別のサンプルの実施形態によれば、リンク要素47は、例えば鼻枕4の間の頂部部分6の区分のみなど、可撓性基部6の頂部部分6tの一区分、または複数区分にわたって延在してよい。リンク要素47は、例えば幅の半分など、頂部部分6tの幅の一部を対象範囲としてよい。張力リンク要素47は、上述のような力を遮断させるのに十分なものである限りにおいて、頂部部分6tの一区分、または複数区分を対象範囲としてよい。
図8dを参照すると、リンク要素は、一連のリッジ47aとして形成され得る。リッジ47aの数は、上述のように力を十分に遮断するように決定されてよい。図8dを参照すると、リッジ47aは、鼻枕4の間のみに頂部部分6tに設けられ得る。リッジ47aは、頂部部分6tよりも厚くてよい。リッジ47aは、概して円形、または矩形、または任意の他の形状であってよい。リッジ47aは、頂部部分6tから上方および/または下方に延在してよい。さらに、リッジ47aは、例えば比較的高硬度のシリコーンまたは金属など、頂部部分6tを形成するために使用される材料よりも硬い材料から形成されてもよい。リッジ47aは、患者インターフェース構造体32と共に一体部材として形成されてよく、または、患者インターフェース構造体32に後付けされてよい。例えば、リッジ47aなどのリンク要素は、患者インターフェース構造体32に接着式に装着されてよい。さらに、リッジ47aは、互いに独立したものであってよく、または、リッジ47aは、共に接合されてよい。挿入物を備えるリンク要素の場合には、これらの挿入物は、個別に設けられるか、または共に連結され得る。さらに、リッジ47aは、それぞれ異なる形状、サイズ、厚さ、材料、および/または硬さから形成されてもよい。
図8eを参照すると、リッジ47aは、可撓性基部6の長さ全体にわたって頂部部分6tに設けられてよく、すなわち、コネクタ50からコネクタ50まで設けられてよい。
図8fを参照すると、リンク要素47は、患者インターフェース構造体32の可撓性基部6の頂部部分6t中に形成され得る。例えば、患者インターフェース構造体32が、リンク要素47の周囲に成型されてよく、それにより、リンク要素47は、患者インターフェース構造体32の可撓性基部部分6の頂部部分6t内に組み込まれる。リンク要素47は、例えば、金属材料またはプラスチック材料などから形成されてよい。さらに、リンク要素は、例えばワイヤまたはメッシュなどの形態をとってもよい。
図8gおよび図8hを参照すると、別のサンプルの実施形態によれば、リンク要素47は、可撓性基部6の頂部部分6tに沿って設けられてよい。リンク要素47は、患者インターフェース構造体32に連結されるシール位置決め/安定化構造体のストラップを受容するためのコネクタ50の第1および第2のスロット52、54に対応するスロットまたは開口47oを備えてよい。図8hに図示されるように、リンク要素47は、患者インターフェース構造体32の可撓性基部6の頂部部分6tに合致する輪郭を有してよく、枕4の茎状部またはネック部分10を受容するように構成された開口47pを備えてよい。さらに、リンク要素47は、スリット47sを備えてもよく、このスリット47sにより、開口47pの周囲のリンク要素47の部分を互いに対して変位させることが可能となり、それにより、枕4を覆っておよび可撓性基部6の頂部部分6tに対してリンク要素47を挿入させることが可能となる。
図8iおよび図8jを参照すると、リンク要素47が、枕4のネック部分10の周囲に延在し得る。図8jに図示されるように、リンク要素47は、数字の8の字の構成を有してよく、枕4のネック部分10を受容するように構成された開口47pを備えてよい。リンク要素47は、例えば金属またはプラスチックなどから形成されてよい。例えば、リンク要素47は、ワイヤから形成されてよい。
図8kを参照すると、別のサンプルの実施形態によれば、リンク要素47は、鼻枕4の茎状部またはネック部分10の間にブリッジ部分を備え得る。リンク要素47は、例えば成型によって、患者インターフェース構造体32と共に形成されてよい。さらに、リンク要素47は、患者インターフェース構造体32を形成するために使用される材料とは異なる材料から形成されてもよい。例えば、リンク要素47は、患者インターフェース構造体材料よりも高硬度の材料から形成されてよい。リンク要素47は、患者インターフェース構造体32の可撓性基部6の頂部部分6tよりも剛性になるように形成されてよい。
図27aおよび図27bを参照すると、各鼻枕4は、患者の鼻孔に対して可呼吸ガスを送給するための枕開口部5を備えてよい。各枕4は、患者の鼻孔に挿入され、シール表面11にて密閉される。図27bに図示されるように、枕開口部5は、長軸13に沿って枕開口部5を移動させることによって、茎状部またはネック部分10のネック開口部9から楕円形状鼻枕4の長軸13に沿って偏移される。したがって、患者の上唇に接触状態にあるシール表面11の部分11aが、縮小され、これは、患者の快適性を増大させる場合がある。枕開口部5は、長軸13に沿ってネック開口部9から移動されて示されるが、枕開口部5は、長軸13および/または短軸15に沿って移動されてよいことを理解されたい。
図17aから図17fを参照すると、患者インターフェース構造体320は、各側にコネクタ322を備え、延在部323によって患者インターフェース構造体320の可撓性基部329に連結される。コネクタ322は、延在部323によって、図6に関連して上述されたものと同様の態様において、一対のノズル328の各ネック部分332に連結されてよいことを理解されたい。コネクタ322は、(図17bおよび図17dに図示されるように)可撓性基部329の上方表面に対して直線状であってよい。代替としては、コネクタ322は、シール位置決め/安定化構造体に連結される場合に、患者インターフェース構造体320の位置を変更するように、傾斜されて、または角度を付けられてよい。
図28aおよび図28bを参照すると、枕328は、外方円錐部分330および内方円錐部分334を備え得る。患者の上唇と接触状態にある外方円錐部分330のシール区域360の部分360aが、枕328の茎状部またはネック部分332から、患者の鼻孔と密閉係合状態にあるシール区域360の部分360bと等距離362だけ変位される。シール区域360および枕開口部354は、枕328の茎状部332とは同心ではない。
図29aおよび図29bを参照すると、患者の上唇に係合するシール区域360の部分360aは、茎状部332から部分360bが偏移される距離366とは等しくない距離364だけ変位される。枕開口部354およびシール区域360は、茎状部332と同心である。
図30aおよび図30bを参照すると、部分360aは、茎状部332から、シール区域部分360bとは異なる量だけ変位される。シール区域360および枕開口部354は、茎状部332と同心である。支持リブ368は、鼻孔にて密閉することができるように枕シール区域を直立位置に維持するために、シール区域360の部分360bの下方に設けられる。
図31aおよび図31bに図示されるように、内方円錐部分334および外方円錐部分330は、枕328の茎状部332に対して角度370にて傾斜される。この角度は、枕を患者の顔の方向に傾斜させ、例えば-30°から45°であってよく、別の例としては15°である。患者の上唇に係合するように構成された部分360aは、シール区域部分360bよりも大きな半径を有し、それにより患者の快適性をさらに高めることが可能となる。枕開口部354およびシール区域360は、茎状部332に対して偏心している。
図32a~図32fを参照すると、内方円錐表面1100の開口部、外方壁部1000および鼻枕1150の茎状部1200が、中心線CLに対して同心である。部分1500に対する反対側の部分1600の半径は、患者の上唇に隣接する部分1500の半径よりも小さい。部分1500の比較的大きな半径は、鼻枕と上唇との間の接触を回避するのを補助する、厚みを増された領域1550を有し、構造体を上唇から離れる方向に押しやる。上唇との接触を回避させることにより、ある患者にとっては快適性が向上する可能性がある。この利点は、枕が、自動的に上唇から離れるように移動して、患者の鼻唇角に対して調節を行うことができるため、別個の手動式枕回転機構を提供する必要性が低下し得るという点である。これは、シール位置決め/安定化構造体の患者インターフェース構造体コネクタ84の可撓性によって部分的に補助され得る。
図33aおよび図33bを参照すると、鼻枕328は、楕円形内方円錐部分334および楕円形外方円錐部分330をそれぞれ備えてよい。図33aおよび図33bに図示されるように、内方円錐部分334および外方円錐部分330の開口部354、355はそれぞれ、楕円形の長軸に沿って偏移されてよい。患者の上唇に係合するように構成されたシール区域360の部分360aの半径は、患者の鼻孔を密閉するように構成された部分360bよりも大きい。
図34を参照すると、枕328は、患者の上唇の快適性を向上させるための、切欠部または切詰部分350を備えてよい。図35に図示されるように、一変形形態によれば、枕開口部354、シール区域360、および茎状部332は、同心である。枕328の上唇接触側は、衝突および不快性を回避するための切詰部分350を備える。
図38aおよび図38bに図示されるように、茎状部332は、患者の上唇に係合するように構成されたシール区域360の部分360bと一致する位置に設けられてよい。
図39a~図39hを参照すると、枕328の外方円錐部分330は、茎状部332に対してある角度にて設けられてよく、および/または、茎状部は、角度を付けられてよく、および/または様々な断面を有してよい。
図40に図示されるように、鼻枕328は、接合されてよい。患者の上唇に接触するように構成されたシール区域の部分360aは、小さな半径を有してよく、鼻孔に係合するように構成された部分360bは、シール区域の外方端部にて大きな半径を有してよく、それにより、枕の適合範囲が大きくなる。枕328は、図において示されるように、概してバラの蕾形状構成を有してよい。
図41を参照すると、枕のシール区域は、大きな半径を片側または両側に有することができる。枕は、鼻拡張器としての役割を果たすことができる。図面に示されるように、枕328は、概してオリーブ形状の構成を有してよい。
図45a~図45eを参照すると、別のサンプルの実施形態による患者インターフェースシステムが、可撓性基部6を備える患者インターフェース構造体32を備える。シール2が、可撓性基部6の上に設けられる。シール2は、発泡体から形成されてよい。回り継手エルボ17が、回り継手エルボ17に連結されたホースまたはチューブまたは導管(図示せず)から可撓性基部6およびシール2によって画成された鼻呼吸空洞部内に可呼吸ガス流を送給するために、可撓性基部6に連結される。
(3.3.1 シール位置決め/安定化構造体-第1の実施形態)
図7a~図7cを再び参照すると、シール位置決め/安定化構造体36は、例えば平坦シリコーンシートから形成され得る。典型的には、呼吸マスク用のヘッドギアは、BREATHOPRENE(登録商標)などの発泡体および繊維ラミネートから形成される。このようなヘッドギアは、型抜きされ、したがって角ばった端部を有する。これは、患者の顔上においてかさばって見えるおそれがあり、その端部により不快なものとなるおそれがある。本明細書において開示されるサンプルの実施形態においては、シリコーンから作製されたシール位置決め/安定化構造体は、丸み端部を有するように成型することができる。このような丸み端部により、快適性が向上する。一形態においては、丸み端部は、約0.5mmを上回る半径を有してよい。図7bに図示されるように、シール位置決め/安定化構造体36のストラップ38、40、42は、ストラップ38、40、42の患者接触(すなわち皮膚接触)側418に、丸み端部420が形成され得る。ストラップ38、40、42を形成する工具の型割線416が、患者接触側418から離れた方に位置することにより、刺激を引き起こし得る鋳張りを患者の顔付近から避けることが可能となる。図7cに図示されるように、ストラップ38、40、42は、型割線416から巻き戻される反対側の部分424を設けることにより、患者接触側418に比較的大きな半径部422を有することができる。
図10を参照すると、別のサンプルの実施形態においては、シール位置決め/安定化構造体36は、患者の耳の上方の位置にて患者の頭部を丸く囲むように構成されたストラップ41を備え得る。側部シール位置決め/安定化構造体38(図10においては1つのみが視認可能である)が、患者1の顔の各側部に沿って延在し、患者インターフェース構造体32の各側部に連結される。患者インターフェース構造体は、結合解除構成部34を介して回り継手エルボまたは回り継手17に連結されてよいが、患者インターフェース構造体は、剛性の、もしくは半剛性の、フレームまたはシェルに連結されてよいことを理解されたい。回り継手エルボは、加圧された可呼吸ガス流を供給するために、空気送給チューブ16に連結される。
図11を参照すると、別のサンプルの実施形態においては、頂部ストラップ40は、後部ストラップ42に対してある角度にて延在するように構成され得る。この構成により、張力を上昇させることなく、シール位置決め/安定化構造体36により加えられるシール力を上昇させる力ベクトルが生成される。頂部ストラップ40により加えられる力の成分は、上方に向けられ、これにより、患者インターフェース構造体32に加えられるシール力が上昇される。換言すれば、頂部ストラップ40のシール力成分は、側部ストラップ38のシール力成分に加算されて、張力の上昇を伴うことなくシールの向上が実現される。
図12aおよび図12bを参照すると、別のサンプルの実施形態による患者インターフェースシステムが、患者1の顔の各側に設けられる側方側部アーム68によって、患者インターフェース構造体32に連結される、シール位置決め/安定化構造体36を備える。各側方側部アーム68は、患者インターフェース構造体に連結される第1の側部アームコネクタ68aと、図12aに図示される配向に関して第1の側部アームコネクタ68aの下方に位置する第2の側部アームコネクタ68bとを備えてよく、これらは、インターフェース構造体32に連結される。側方側部アーム68は、後部ストラップ42を受容する、側方側部アーム68中に設けられたスロット68cを介して、シール位置決め/安定化構造体36の後部ストラップ42に連結させることができる。図12aおよび図12bに図示されるように、シール位置決め/安定化構造体36の側部ストラップ38は、側方側部アーム68に沿って延在し得る。しかし、側部ストラップ38は、省くことができ、側方側部アーム68は、頂部ストラップ40と後部ストラップ42との接合部から延在し得ることを理解されたい。各側方側部アーム68は、おおよその側頭部領域のポイントから患者の鼻の付根付近まで、患者の顔の上に位置するように構成されてよい。
図13aおよび図13bを参照すると、側方側部アーム68は、スロット68cを介して側部ストラップ38に連結され得る。側部ストラップ38は、ストラップコネクタ70により、ストラップ41に連結されてよい。側部ストラップ38は、一方の端部にてストラップコネクタ70に連結され、他方の端部にて、スロット68cを介して側方側部アーム68に連結される。ストラップコネクタ70は、患者が側方側部アーム68の位置を調節することが可能となるように、ストラップ41に沿って移動させることができる。このように、患者は、患者インターフェース構造体32と患者の鼻孔との間に良好なシールがもたらされるように、側方側部アーム68の位置を調節することができ、患者インターフェースシステムは、多様なサイズの患者にフィットするように調節可能となり得る。
図14aおよび図14bを参照すると、別のサンプルの実施形態によれば、シール位置決め/安定化構造体36は、頂部ストラップ40、後部ストラップ42、側部ストラップ38、および側方側部アーム68を含む、単一部材から形成され得る。バックル71が、患者に対するシール位置決め/安定化構造体36の取付けを調節するために、頂部ストラップ40上に設けられてよい。このバックルは、追加として、または代替として、後部ストラップ42に設けられてもよいことを理解されたい。単一部材のシール位置決め/安定化構造体36は、マジックテープ(登録商標)などのコネクタによって、患者インターフェース構造体32に連結されてよい。代替としては、単一部材のシール位置決め/安定化構造体36は、例えば患者インターフェース構造体32とエルボ17との間の患者インターフェース構造体32の基部にて、または、患者インターフェース構造体32の可撓性基部とシール(例えばノズル構成部)との間の患者インターフェース構造体32にて、患者インターフェース構造体32の周りに巻き付くことが可能な、完全な円形の構成要素であってよい。別のサンプルの実施形態においては、患者インターフェース構造体32およびシール位置決め/安定化構造体36を含む患者インターフェースシステム全体が、単一の構成要素として形成されてよい。さらに、エルボ17が、患者インターフェース構造体32およびシール位置決め/安定化構造体36と共に形成されてもよい。
図15aおよび図15bを参照すると、別のサンプルの実施形態によれば、シール位置決め/安定化構造体36の側部ストラップ38、頂部ストラップ40、および後部ストラップ42は、コネクタ72によって連結される。側部ストラップ38は、患者インターフェース構造体32の上に設けられたシール位置決め/安定化構造体コネクタ12によって、患者インターフェース構造体32に連結させることができる。患者インターフェース構造体32は、回り継手エルボ17によって、空気送給チューブ16に直接的に連結されてよい。コネクタ72により、ストラップ38、40、42のそれぞれの位置の調節が可能となり、それにより患者は、患者インターフェース構造体32と患者の気道との間にシールをもたらすことが可能となり、シール位置決め/安定化構造体36を様々な患者に対して寸法設定し、フィットさせることが可能となる。
図24m~図24qは、シール位置決め/安定化構造体の第8の実施形態を備える患者インターフェースアセンブリを図示する。シール位置決め/安定化構造体は、メインストラップループ74および後部ストラップ85を備える。図24qを参照すると、メインストラップループ74は、頂部係合頂部部分メインループ74に対して、約90°から約140°の、好ましくは約95°から約110°の、最も好ましくは約100°の角度Aにて後部ストラップ85に連結するように構成された、ストラップコネクタ82を備える。角度Aが、好ましい値により近いほど、ヘッドギアの適合範囲が漸増的に向上し、患者インターフェースは、比較的小さな頭部から比較的大きな頭部までの範囲に快適にフィットすることが可能となる。
シリコーンは、BREATHOPRENE(登録商標)など標準的なヘッドギア材料よりも可撓性であり、標準的なヘッドギアストラップコネクタにおいて要望される通りには作用しない場合がある。例えば、シリコーンは、コネクタ(または複数のコネクタ)中において摺動する傾向を有し、緩む場合がある。以下においてさらに詳細に説明されるように、シール位置決め/安定化構造体ストラップコネクタのサンプルの実施形態は、とりわけシリコーン製シール位置決め/安定化構造体ストラップと共に使用するのに適するが、このサンプルの実施形態は、シリコーン製シール位置決め/安定化構造体ストラップに限定されない。
図19aおよび図19bを参照すると、例えば頂部ストラップ40などの、シール位置決め/安定化構造体のストラップが、ラダーロックコネクタ86によって固定され得る。ラダーロックコネクタ86は、第1の側部部材88および第2の側部部材90を備えてよい。第1のクロス部材92および第2のクロス部材94が、第1の側部部材88と第2の側部部材90との間に延在する。第3のクロス部材96は、第1のクロス部材92から離間されて、第1のストラップスロット100を画成する。第4のクロス部材98は、第2のクロス部材94から離間されて、第2のストラップスロット102を画成する。中央穴104が、第1のクロス部材92と第2のクロス部材94との間に画成されて、図19bに図示されるように、頂部ストラップ40の端部40aを、この中央穴104に貫通させ、各クロス部材92、94の上、および各クロス部材96、98の下方に挿通させることが可能となる。図19aに図示されるように、第3および第4のクロス部材96、98は、クロス部材96、98とストラップ40の端部40aとの間の接触量を高めるために、第1および第2のクロス部材92、94よりも幅広である。このように、第3および第4のクロス部材96、98の幅を広くすることにより、ラダーロックコネクタ86とストラップ40との間の摩擦接触が高まり、それにより、シール位置決め/安定化構造体のより固定的な取付けが可能となる。
図20aおよび図20bを参照すると、別のサンプルの実施形態によるストラップコネクタが、第1のストラップコネクタ110が端部に形成された、第1のストラップ108を備える。第2のストラップ114には、第2のストラップコネクタ116が、端部に形成される。第2のストラップ114は、第1のストラップ108の端部中に形成された、選択された穴112中に挿入可能であるスタッド118を備えてよい。スタッド118は、第1のストラップ108を定位置にロックするために、概してマッシュルーム形状であってよい。したがって、このシール位置決め/安定化構造体は、患者に対して最も快適な取付けを実現しつつ、患者インターフェース構造体と患者の気道との間のシールを有効に保つ、適切な穴12を選択することによって、調節され得る。
図24a~図24pを参照すると、シール位置決め/安定化構造体の左メインストラップ74lは、シール位置決め/安定化構造体の後部ストラップの一端部を受けるように構成されたストラップコネクタ82を備える。さらに、左メインストラップ74lは、患者インターフェース構造体の左コネクタを受けるように構成された、例えば概して三角形の切欠部など、患者インターフェース構造体コネクタ84lを備える。さらに、左メインストラップ74lは、複数のロック突出部75および最終ロック突出部77を備える。ロック突出部75は、概して円形、長円形、または楕円形の構成を有してよい。最終ロック突出部77は、ロック突出部75よりも大きく、例えば図24bにおいて図示されるように、ロック突出部75の上方に延在して、シール位置決め/安定化構造体が完全に外されるのを防ぐ。
例えばVELCRO(登録商標)などのマジックテープ(登録商標)材料が、メインストラップ74r、74lに対して設けられてよく、すなわち、フック材料が、一方の側方側部部材上に設けられ、ループ材料が、他方の上に設けられてよい。マジックテープ(登録商標)材料は、例えば接着剤によって、またはメインストラップ中にこの材料をオーバーモールドすることによって、メインストラップに装着されてよい。代替としては、および/または追加としては、側方側部部材中に、磁石、弾性体、またはプッシュクリップなどの他の調節機構をオーバーモールド成型することができる。本技術による患者インターフェースの好ましい形態は、3つのポイントの長さ方向調節を含み、1つは、メインループの長さ方向調節のための患者の頭部の頂部上におけるものと、1つは、後部ストラップの長さ方向調節のための概して耳の上方の患者の頭部の各側部上におけるもの(小計2つ)である。いくつかの先行技術の患者インターフェースは、ヘッドギアにとって適切な位置を見出すために、10個の別個のポイントの調節を要する場合があり、取付けプロセスがより複雑なものとなる。好ましくは、バックルは、それを下にして横たわるには不快なものとなり得るため、後部ストラップは、かかるバックルを患者の頭部の後部に備えない。
(3.4.1患者インターフェース構造体の可撓性基部の方向に延在するコネクタ)
使用時に、患者インターフェース構造体320は、コネクタ322を各メインストラップ74r、74lの患者インターフェース構造体コネクタ(例えば切欠部)中に挿入することにより、シール位置決め/安定化構造体のメインストラップループ74に連結され得る。例えば図17cにおいて図示されるように、コネクタ322は、患者インターフェース構造体延在部323よりも幅が広い。さらに、コネクタ322は、メインストラップループ74中の切欠部84よりも幅が広い。コネクタ322は、図18a~図18cに図示されるように、患者インターフェース構造体320をメインストラップループ74に連結するために、切欠部84内に挿入される。図16aおよび図17aに図示されるように、切欠部84およびコネクタ322は相補表面84c、322cをそれぞれ備え、コネクタ322がメインストラップ74r、74lに連結される場合に、これら相補表面84c、322cは係合される。さらに、コネクタ322は、傾斜側壁部322s(図17c)を備え、コネクタ322がメインストラップ74r、74lに連結される場合に、この傾斜側壁部322sは切欠部84の傾斜壁部84s(図16a)に係合し、それにより、コネクタ322およびメインストラップ74r、74lは、図18bに図示されるように連結時に水平表面を呈するようになる。図18aに図示されるように、切欠部84は、内方向突出部84pを備えてよく、この内方向突出部84pは、患者インターフェース構造体320がメインストラップループ74(すなわち右メインストラップ74rおよび左メインストラップ74l)に連結する際にコネクタ322の端部に係合することとなり、それにより、シール位置決め/安定化構造体のメインストラップループ74に対して患者インターフェース構造体320をより固定的に装着することが可能となる。
図18d~図18fに図示される別のサンプルの実施形態によれば、コネクタ322は、図18dに図示されるように、延在部323から、概してノズル328の方向に、および可撓性基部329から離れる方向に延在してよい。コネクタ84は、コネクタ322を覆って配置され、それにより、コネクタ322がコネクタ84に係合される場合には、図18eおよび図18fに図示されるように、延在部323は視認可能となる。このアセンブリは、図18a~図18cに関連して上述されたものと同一の態様で固定されてよく、マスクシステムの使用時にさらに固定的な連結が実現され得る。
図18hを参照すると、患者インターフェース構造体320をシール位置決め/安定化構造体の左メインストラップ74lおよび右メインストラップ74r中に確実に正確に位置合わせさせるために、コネクタ322l、322rは左側および右側を示唆する印340を備えてよい。さらに、患者インターフェース構造体320をシール位置決め/安定化構造体中に正確に位置合わせするために、コネクタ322l、322rは左インジケータタブ342および右インジケータタブ344を備えてもよい。図18hに図示されるように、患者インターフェース構造体320をシール位置決め/安定化構造体中に位置合わせするのを容易にするように、インジケータタブ342、344は異なる形状を有してよい。位置合わせインジケータタブ342、344は、患者インターフェース構造体320のコネクタ322l、322r上に図示されるが、位置合わせインジケータタブは、シール位置決め/安定化構造体のメインストラップ74l、74rの上に設けられてもよく、または、位置合わせインジケータタブは、患者インターフェース構造体のコネクタと、シール位置決め/安定化構造体のメインストラップとの両方の上に設けられてもよいことを理解されたい。
(3.5.1 ヒンジまたはユニバーサルジョイント)
図7a~図7dを再び参照すると、空気送給チューブ16は、切離し構成部44によって、患者インターフェース構造体32に連結され得る。切離し構成部44は、例えばヒンジ機構などを備えてよい。切離し構成部44は、2つ以上の回転軸を形成する、チューブ16と患者インターフェース構造体32との間の連結部を含んでよい。図7dを参照すると、患者インターフェース構造体の可撓性基部6は、シール位置決め/安定化構造体の力からチューブの牽引力をさらに遮断させるように、ヒンジまたはユニバーサルジョイント440によって下方部分6lおよび頂部部分6tに分岐されてよい。
図5bを参照すると、可撓性エルボ409は、可撓性格子406によって連結される複数の剛性フープまたはリング405を備えた可撓性「骨格部」411を備えてよい。例えばシリコーンなどから形成されるオーバーモールド部408が、骨格部402を覆って設けられて、可撓性エルボが形成される。リング405は、エルボ400が折り畳まれないことを確保しつつ、エルボ409の可撓性を確実に維持し、閉塞を確実に防ぐ、最低限の支持構造体を実現する。
別の形態においては、切離し構成部44は、チューブ16に連結されるエルボと、患者インターフェース構造体32または患者インターフェース構造体32の可撓性基部6との間に隔壁部を備えてよい。この隔壁部は、平坦な断面を有する薄いセクションであってよい。代替としては、隔壁部の断面は、波形、ジグザグ形状、または任意の他の所望の形状であってよい。
図8lおよび図8mを参照すると、シール位置決め/安定化構造体は、マスクシステムを患者の顔の上に安定化させるために使用される。しかし、この安定化は、空気送給チューブ牽引力によって相殺される可能性がある。典型的には、マスクシステムのフレームは、マスクが依然として密閉可能となるように、ヘッドギアおよび空気送給デバイスからの力を配向する。このサンプルの実施形態においては、シール位置決め/安定化構造体は、フレームにではなく、患者インターフェース構造体に連結される。したがって、患者インターフェース構造体は、これらの力、すなわちシール位置決め/安定化構造体および空気送給チューブの牽引力を配向する必要がある。図8lに図示されるように、例えば図4に図示される実施形態などの一実施形態による患者インターフェース構造体においては、空気送給チューブの牽引力は、患者インターフェース構造体に対して頂部部分6tにて作用し、これにより、鼻枕が、患者の鼻孔から離れるように引かれる場合がある。図8lに図示される患者インターフェース構造体は、シールを維持しつつ、シール位置決め/安定化構造体および空気送給チューブの力を配向することができない場合がある。
図9aおよび図9bを参照すると、別のサンプルの実施形態による呼吸マスクシステムが、患者インターフェース構造体32を備える。図9aは、鼻枕4同士の間の患者インターフェース構造体32の可撓性基部6の断面図を示す。患者インターフェース構造体は、例えば鼻クッションまたは全顔クッションなどであってよいことを理解されたい。さらに、患者インターフェース構造体は、特許文献8において開示されるものと同様の態様においてコンパクト口鼻インターフェースとして形成されてもよいことを理解されたい。該出願の全内容が、参照により本明細書に組み込まれる。例えば、コンパクト口鼻インターフェースは、患者インターフェース構造体またはノズルの上に設けられたシール位置決め/安定化構造体ストラップ用のコネクタを備えるように、修正されてよい。患者インターフェース構造体32は、空気送給チューブに連結され得るエルボ60に連結されてよい。エルボ60は、患者の呼気の排出を可能にするためのベント62を備えてよい。
図17hおよび図17iにおいて図示される変形形態においては、患者インターフェース構造体のフランジ326は、変化する厚さT3を有してよい。例えば、フランジ326は、テーパ状フランジ331として形成されてよく、それにより、回り継手リング64内に挿入することがさらに容易になる。このテーパは、例えば約15°など、約5°~50°の範囲の角度αであってよい。テーパ状フランジ331は、シールを向上させるために研磨されてよい。代替としては、テーパ状フランジ331の表面は、回り継手リング64の摺動をさらに容易にするために、テクスチャ化されてよい。
図17lを参照すると、患者インターフェース構造体320の穴324は、ねじ山部分324tを備えてよく、シールリング64は、患者インターフェース構造体320に対してシールリング64をねじ式に固定することを可能にする、対応するねじ山部分64tを備えてよい。
図17mに図示されるように、別の変形形態によれば、患者インターフェース構造体320の穴324は、複数の保持部分324hと、対応する個数の解放部分または開口324rとを有してよい。シールリング64は、対応する個数の突出部64pを備え、これらの突出部64pは、解放部分324r内に受けられ、回転されて保持部分324hと係合状態となり、シールリング64と患者インターフェース構造体320との間のバヨネットタイプの連結部が形成される。
図17nおよび図17oを参照すると、回り継手シールリング64は、第2のフランジ64bよりも大きな直径を有する第1のフランジ64aを含む、非対称構成を有し得る。ギャップまたはスペース64gが、第1のフランジ64aと第2のフランジ64bとの間に設けられて、患者インターフェース構造体のフランジを受ける。第2のフランジ64bは、シールリング64を患者インターフェース構造体の穴中に挿入するのを容易にする傾斜面64sを備える。第2のフランジ64bは、エルボ60の端部60eに接触してラジアルシールを形成するように構成される。
図26aおよび図26bを参照すると、鼻枕4の茎状部またはネック部分10は、患者インターフェース構造体の基部部分6の頂部部分6tに連結され、薄い、または厚さを減じられた部分7を備え得る。薄い部分7により、枕4は、容易にばね状に跳ね返るまたはトランポリン状に跳ね返ることが可能となり、したがって、患者の翼状角度にさらに容易に適合するように調節され得るようになる。
図42a~図42cを参照すると、患者インターフェース構造体の可撓性基部6は、使用時に張力下にある場合に、患者の鼻の下側の周囲を覆うように形状合致するように構成される。可撓性基部6は、エルボ17により患者インターフェース構造体に連結され得るチューブ16に対するチューブ牽引力から、例えば鼻枕328などのシールを切り離すのを補助することが可能である。図42aにおいては、チューブ牽引力は、患者インターフェース構造体に対して実質的に全く働いていない。鼻枕328は共に、患者の鼻孔と密閉係合状態にある。図42bを参照すると、力が、患者の顔の右側のチューブ16に対してかかり得る。可撓性基部6は、患者の顔の右側を圧迫すると共に、患者の顔の左側の鼻枕328が患者の鼻孔に対して密閉係合状態を維持するのを可能にする。図42bに図示されるように、左鼻クッション328の茎状部またはネック部分332は、右鼻クッション328の茎状部332よりも圧縮される度合いが低い。さらに、茎状部332の圧縮性、および例えば茎状部332の周囲の薄い領域またはトランポリン部が、例えばチューブまたは患者インターフェース構造体に対してかけられるチューブ牽引力などの力を、シールからの切り離すのを補助することができることを理解されたい。図42cに図示されるように、チューブ牽引力が、患者の顔の左側にかけられた場合には、可撓性基部6の左側が圧縮され、左鼻枕328の茎状部もまた圧縮される。右鼻クッション328は、患者の右鼻孔に対する密閉係合状態を維持する。右鼻クッション328の茎状部332は、右鼻クッション328を密閉係合状態に維持するのを補助するように関節的に屈曲することができる。
図42a~図43cに関連して上述したように、例えば可撓性メインストラップ74r、74lなどのストラップは、例えばチューブ牽引力などの患者インターフェース構造体に対してかかる力(または複数の力)を切り離すのを補助するために延伸することができる。さらに、このストラップは、患者インターフェース構造体に対してかかる力(または複数の力)を切り離すのを補助するために屈曲または撓曲することができる。例えば、メインストラップ(または複数のメインストラップ)74r、74lは、力の切離しを補助するように、ストラップ(または複数のストラップ)によって画定される平面内にて、および/またはこの平面から出て、屈曲または撓曲することができる。別の例としては、コネクタ84により画定されるストラップ(または複数のストラップ)74r、74lの分岐領域は、加えられる力(または複数の力)に対して屈曲、撓曲、および/または延伸することができる。
2 シール
2a シール
3 ノズルアセンブリ
3a ノズルアセンブリ
4 鼻枕
4a 鼻プロング
4b フラップ
5 枕開口部
6 基部部分、可撓性基部、
6a 可撓性基部
6t 頂部部分
6l 下方部分
7 薄い部分、厚さを減じられた部分、
8 円錐部分
8a シール表面、シール区域、
9 ネック開口部
10 茎状部、ネック部分、
10a 茎状部、ネック部分、
11 シール表面
11a 部分
12 コネクタ
12a シール位置決め/安定化構造体コネクタ
13 長軸
13a 連結ポイント
14 張力
15 短軸
16 空気送給ホース、空気送給チューブ、
17 回り継手エルボ、回り継手
18 剛性フレーム、剛性シェル、
19 穴
20 剛性ヘッドギア
22 ガセット、可撓性構成要素、
23 鼻プロング
24 クッション、鼻枕、
26 ヘッドギアコネクタ
28 通気穴
30 結合要素
32 患者インターフェース構造体
32a 患者インターフェース構造体
34 切離し構成部、結合解除構成部、
36 シール位置決め/安定化構造体
38 側部部分、側部ストラップ、
38a 端部
40 頂部ストラップ
40a ストラップ端部
41 ストラップ
42 後部ストラップ
45 斜角面
46 穴
47 リンク要素
47a リッジ
47o スロット、開口、
47p 開口
47s スリット
48 フランジ
50 コネクタ
52 第1のスロット
54 第2のスロット
56 横材
60 エルボ
62 ベント
64 回り継手シールリング
64a 第1のフランジ
64b 第2のフランジ
64g ギャップ、スペース、
64p 突出部
64s 傾斜面
64t ねじ山部
66 剛性化要素、補強要素、
68 側方側部アーム
68a 第1の側部アームコネクタ
68b 第2の側部アームコネクタ
68c スロット
70 ストラップコネクタ
71 バックル、コネクタ、
72 コネクタ
74 メインストラップループ
74d 凹部
74l 左メインストラップ
74r 右メインストラップ
74t テーパ状端部
75 ロック突出部
76 第1の可撓性領域
77 最終ロック突出部
78 剛性化領域
79 ロックコネクタ、ラダーロックコネクタ、
80 第2の可撓性領域
81 ロック突出部
82 ストラップコネクタ
83 スロット
84 コネクタ
84c 相補表面、段状部分、
84l 左コネクタ、患者インターフェース構造体コネクタ、
84p 内方突出部
84r 右コネクタ、患者インターフェース構造体コネクタ、
84s 傾斜壁部
85 後部ストラップ
85e 端部
86 ラダーロックコネクタ
88 第1の側部部材
89 テクスチャ表面
91 テクスチャ表面
92 第1のクロス部材
94 第2のクロス部材
96 第3のクロス部材
96a リーダ
98 第4のクロス部材
98a リーダ
100 第1のストラップスロット
102 第2のストラップスロット
104 中央穴
108 第1のストラップ
110 第1のストラップコネクタ
112 穴
114 第2のストラップ
116 第2のストラップコネクタ
118 スタッド
120 第1のストラップ
122 ガイド
124 スタッド
126 第2のストラップ
128 ラダーロックコネクタ
130 孔、穴、
300 第1のストラップ
301 第2のストラップ
302 ばね
303 リッジ、畝状部、
305 カンチレバー式フィンガ
307 クロスバー
320 患者インターフェース構造体
321 狭められた領域
322 コネクタ
322c 相補表面
322l 左コネクタ
322r 右コネクタ
322s 傾斜側壁部、段状部分、
323 延在部
324 穴
324h 保持部分
324r 解放部分、開口、
324t ねじ山部
325 弾性フィンガ
326 フランジ
327 斜角面
328 鼻枕、ノズル、鼻クッション、
329 可撓性基部
330 外方円錐部分
330a シール表面、シール区域、
331 テーパ状フランジ
332 ネック部分、茎状部、
333 シール
334 内方円錐部分、楕円形内方同心部分
335 トランポリン部
336 鼻呼吸空洞部
337 切欠部
340 印
342 左インジケータタブ
344 右インジケータタブ
350 切欠部、切詰部分、
354 枕開口部
355 開口部
356 茎状部開口部
360 シール区域
360a 部分
360b 部分
362 距離
364 距離
366 距離
369 支持リブ
370 角度
404 ベクトル
405 剛性フープ、剛性リング、
406 可撓性格子
408 オーバーモールド部
409 可撓性エルボ
410 剛性カラー
411 可撓性骨格部
412 剛性フレーム
414 隔壁部
416 型割線
418 患者接触側
420 丸み端部
422 半径部
424 部分
440 ヒンジ、ユニバーサルジョイント、
1000 外方壁部
1100 内方円錐表面
1150 鼻枕
1200 茎状部
1500 部分
1550 厚みを増された部分
1600 部分
1300 トランポリン部
1400 リンク要素
Claims (27)
- 睡眠時呼吸障害の治療のために患者の気道の入口に陽圧で供給空気を送給するための患者インターフェースシステムであって、
自身に設けられたシールを備えたプレナムを少なくとも部分的に形成した、一体部材の可撓性シリコーン構造体を備えた患者インターフェース構造体であって、前記シールは、使用時に患者の鼻の下側と係合し、且つシールを形成する、患者インターフェース構造体と、
該患者インターフェース構造体を、前記患者の気道とシール係合した状態に位置決めおよび安定化させるシール位置決め/安定化構造体と、
を備え、
前記シール位置決め/安定化構造体は、
可撓性のシリコーン材料から成る一対の非発泡体主部であって、該主部は複合材料ではなく、且つシリコーン材料のみから形成されており、各主部は長手方向丸み端部を備え、使用時に、前記患者の目と耳との間の患者の顔の対応した側と係合するように構成され、各主部は、その底部に設けられた患者インターフェース構造体コネクタを備え、各主部の前記底部は、前記患者インターフェース構造体の近傍に配置されており、各患者インターフェース構造体コネクタは、前記患者インターフェース構造体の対応した側に取り外し可能に接続された、一対の主部と、
調節可能な後部ストラップであって、個々の端部において前記シール位置決め/安定化構造体の主部に接続されており、使用時に、前記患者の耳の上の位置において前記患者の頭の後部の周りに伸展するように構成された後部ストラップと、
を備えている、患者インターフェースシステム。 - 各主部はストラップコネクタを備え、前記後部ストラップの個々の端部は、取外し可能に且つ調節可能に前記ストラップコネクタに接続されている、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 各ストラップコネクタは、前記後部ストラップの対応した端部を受け入れるためのスロットを含んでいる、請求項2に記載の患者インターフェースシステム。
- 各主部は頂部を備え、該頂部は、前記底部の反対側であり、且つ使用時に、前記患者の頭の頂部に位置決めされるように配置されている、請求項3に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記後部ストラップは、対応した主部の前記底部と前記頂部との間の位置において、対応したストラップコネクタに接続されており、
前記後部ストラップは、二か所においてフックアンドループファスナにより長さ調節可能である、請求項4に記載の患者インターフェースシステム。 - 各ストラップコネクタは対応した主部の湾曲に沿って配置されており、各主部の中間部は、使用時に、前記患者の目と耳との間に位置決めされるように配置されている、請求項2に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記主部のシリコーンは、前記患者に面して配置される第1の側において、および前記患者から離れるように面して配置される第2の側において、つや消し仕上げされている、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記主部のシリコーンは、40から80の範囲のショアA硬度を有する、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 各主部は5mmから25mmの幅を有する、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記主部はループを形成し、該ループは、使用時に、前記患者の鼻の下側の隣から前記患者の頭の頂部の領域または頭の頂部の隣へと進展するように構成されている、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記患者インターフェース構造体は、対向した側に配置された左コネクタおよび右コネクタを備え、該左コネクタおよび右コネクタは、個々に前記主部の患者インターフェース構造体コネクタに接続し、前記シール位置決め/安定化構造体を前記患者インターフェース構造体に接続している、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記左コネクタおよび右コネクタは、前記患者インターフェース構造体と一体に形成されている、請求項11に記載の患者インターフェースシステム。
- 少なくとも一方の側の前記患者インターフェース構造体は印を備え、該印は、前記シール位置決め/安定化構造体の対応した主部の印に一致して、前記主部が正確に前記患者インターフェース構造体の少なくとも一方の側に接続することを示す、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記主部は伸び、曲がり、および/または屈曲するように構成されて、前記患者インターフェース構造体に加えられた力の切り離しを補助している、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記患者インターフェース構造体の可撓性部分を含んだ切離し構成部であって、該切離し構成部に空気送給チューブが連結された、切離し構成部をさらに備え、該切離し構成部は、空気送給チューブにより前記患者インターフェースシステムに加えられた力を切り離すように構成されており、これにより前記力は前記シールから切り離される、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記切離し構成部は、前記患者インターフェース構造体を前記空気送給チューブに連結した可撓性の接続部を形成している、請求項15に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記切離し構成部は、回り継手リングおよび該回り継手リングに回転自在に連結された回り継手エルボをさらに含み、前記エルボに連結された場合、前記空気送給チューブは前記回り継手リングに対して移動可能となり、チューブけん引力を切り離す、請求項15に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記患者インターフェース構造体は、前記回り継手エルボに接続されている、請求項17に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記一体部材のシリコーン構造体は、可撓性基部および前記シールを含み、該シールは前記可撓性基部により支持されている、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記可撓性基部は、少なくとも部分的に前記プレナムを形成している、請求項19に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記可撓性基部は、使用時に張力下にある場合に、鼻の下面の周囲に巻き付いて、多様な顔の形状に対応する、請求項20に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記患者インターフェース構造体は、使用時に前記患者の上唇領域の周囲を覆うように構成されている、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 前記シールは、使用時に、前記患者の両方の鼻孔に供給空気を送給するように構成された1つのみの孔を含んでいる、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 一対の前記主部は、単一部材として可撓性のシリコーンから成型されている、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。
- 各主部はストラップコネクタを含み、前記後部ストラップの個々の端部は、取外し可能に且つ調節可能に前記ストラップコネクタに接続されており、
各ストラップコネクタは、前記後部ストラップの対応した端部を受け入れるためのスロットを含み、
各主部は、前記底部の反対側であり、且つ使用時に、前記患者の頭の頂部に位置決めされるように配置された頂部を備え、
前記後部ストラップは、対応した主部の前記底部と前記頂部との間の位置において、対応したストラップコネクタに接続されており、
各ストラップコネクタは対応した主部の湾曲に沿って配置されており、各主部の中間部は、使用時に、前記患者の目と耳との間に位置決めされるように配置されており、
前記主部のシリコーンは、前記患者に面して配置される第1の側において、および前記患者から離れるように面して配置される第2の側において、つや消し仕上げされており、
各主部は5mmから25mmの幅を有する、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。 - 前記シールは、使用時に、前記患者の両方の鼻孔に供給空気を送給するように構成された1つのみの孔を含み、
前記主部はループを形成し、該ループは、使用時に、前記患者の鼻の下側の隣から前記患者の頭の頂部の領域または頭の頂部の隣へと進展するように構成されており、
前記患者インターフェース構造体は、対向した側に配置された左コネクタおよび右コネクタを備え、該左コネクタおよび右コネクタは、個々に前記主部の患者インターフェース構造体コネクタに接続し、前記シール位置決め/安定化構造体を前記患者インターフェース構造体に接続しており、
少なくとも一方の側の前記患者インターフェース構造体は印を備え、該印は、前記シール位置決め/安定化構造体の対応した主部の印に一致して、前記主部が正確に前記患者インターフェース構造体の少なくとも一方の側に接続することを示す、請求項1に記載の患者インターフェースシステム。 - 一対の前記主部は、単一部材としてシリコーンから成型されている、請求項26に記載の患者インターフェースシステム。
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