JP7285776B2 - Mriの傾斜磁場コイルアセンブリの支持構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴撮像(MRI)システムの傾斜磁場コイルアセンブリの一次コイルとシールドコイルとの間に配置する支持構造体、MRIシステムでの使用のための支持構造体を含む傾斜磁場コイルアセンブリ、支持構造体を有する傾斜磁場コイルアセンブリを含む磁気共鳴撮像(MRI)システム、及び、傾斜磁場コイルアセンブリを製造する方法に関する。
磁気共鳴撮像(MRI)は、関心被験者の解剖学的構造及び生理学的過程を撮像するために放射線学において使用される医用撮像技術である。MRIは、磁石を使用して、強力で均一な静磁場(即ち「主磁場」)を生成し、また、x、y及びz傾斜磁場コイル、即ち、一次コイルを含む傾斜磁場コイルアセンブリを使用して、各コイルに電流が印加されると、より小さい振幅で、空間的に変化する磁場を生成する。傾斜磁場コイルアセンブリは更に、渦電流を防ぐためのアクティブシールドを含む。アクティブシールドは、x、y及びz傾斜磁場コイルを越えて配置される3つの対応するアクティブシールドコイルを含む。アクティブシールドコイルは、撮像用のそれらの関連するx、y、及びz傾斜磁場コイルと平行なトポロジーを有するが、半径がより大きい。均一な主磁場を達成するためのパッシブシム要素が、傾斜磁場コイルとシールドコイルとの間に配置されている。
既知の傾斜磁場コイルアセンブリは、通常、3つの主要工程で製造される。第1の主要工程において、x、y及びz傾斜磁場コイルを含む内側円筒形モールドが製造される。第2の主要工程において、内側円筒形モールドよりも大きい半径を有し、アクティブシールドコイルを含む外側円筒形モールドが成形される。第3の主要工程において、外側円筒形モールドを内側円筒形モールドに押し付ける。パッシブシムバー用のトレイを提供するためのパッシブシムバーツールが、内側円筒形モールドと外側円筒形モールドとの間の環帯内に配置される。最後に、内側円筒形モールドと外側円筒形モールドとの間の環帯が鋳造される。しかし、内側円筒形モールドと外側円筒形モールドとの間の環帯は狭いため、それぞれのパッシブシムバー用のトレイを生成するためのパッシブシムバーツールの配置及び位置合わせは困難である。したがって、傾斜磁場コイルアセンブリを製造することが複雑であり、したがって、時間と費用が効果的ではない。
米国特許出願公開第2003/0218460A1号から、傾斜磁場コイルとシールドコイルとの間に、パッシブシム要素用の少なくとも1つのシム収容可能空間を有する傾斜磁場コイルシステムが知られている。
特開昭57‐38715B2号には、傾斜磁場コイルの振動を抑制しつつ、傾斜磁場コイルの厚さを薄くした磁気共鳴撮像装置が説明されている。この磁気共鳴撮像装置は、主コイルを一体成形する円筒形内側モールド部と、内側モールド部の半径方向上側に設けられ、シールドコイルを一体成形する円筒形上側モールド部とを有するモールド部を含む傾斜磁場コイルを含む。上側モールド部の軸方向における両端は、内側モールド部の外側に向かって軸方向に突出している。上側モールド部の軸方向における両端の内周面には、円周方向において、補強リブが互いから間隔を空けて取り付けられている。
米国特許出願公開第2016/0202333A1号には、円筒形の一次コイルセットと、一次コイルセットの外周上に円筒状に被覆された二次コイルセットと、傾斜磁場コイルの半径方向に二次コイルセットを支持するように、一次コイルセットの外周面に置かれた1つ以上の支持構造体とを有する磁気共鳴撮像システム用の傾斜磁場コイルが開示されている。
しかしながら、製造時間及びコストを削減するために、傾斜磁場コイルアセンブリの製造工程を最適化することが常に必要とされている。
傾斜磁場コイルアセンブリの製造工程を単純化し、MRIシステムのコストを削減するために、傾斜磁場コイルアセンブリの製造時間及びコストを削減することが望ましい。
したがって、本発明は、傾斜磁場コイルアセンブリ内でのパッシブシムバーの位置決め及び/又は位置合わせを簡単にするために、傾斜磁場コイルアセンブリの一次コイルとシールドコイルとの間に配置する支持構造体を提供することを目的とする。本発明は更に、傾斜磁場コイルアセンブリの製造時間及びコストを削減することだけでなく、製造時間及びコストが削減された傾斜磁場コイルアセンブリを製造する方法を提供することを更なる目的とする。
本発明の目的は、独立請求項の主題によって達成される。本発明の好適な実施形態は、従属請求項に記載されている。
一態様では、上記目的は、傾斜磁場コイルアセンブリの一次コイルとシールドコイルとの間に配置する支持構造体によって達成される。支持構造体は、
第1の端面を含む支持要素と、
第1の端面に開口を有する少なくとも第1の凹部と、
を含み、第1の凹部は、支持要素の長手方向に延在して、パッシブシムバーを受け入れるトレイを形成する。
本発明の一態様は、支持構造体が支持要素を含み、支持要素が第1の端面を含むことである。第1の端面に開口を有する第1の凹部は、支持要素の長手方向に延在し、凹部は、パッシブシムバーを受け入れるトレイを形成する。好適には、第1の凹部及び/又は開口は、支持要素の長手方向に垂直である断面において長方形の形状を有する。したがって、支持構造体は、支持構造体の長手方向に延在する凹部を含み、パッシブシムバーを第1の端面の開口を通して第1の凹部に容易に挿入することができる。したがって、パッシブシムバーの位置合わせは、支持要素内の一続きの第1の凹部によって規定される。一続きの第1の凹部が画定される支持要素は、一次コイル上に容易に配置及び位置合わせさせることができる。このようにして、傾斜磁場コイルアセンブリの一次コイル上での支持要素の単純化された位置合わせを可能にし、また、傾斜磁場コイルアセンブリ内にパッシブシムバーを安定的かつ正確に配置することを可能にする支持構造体が提供される。支持構造体の単純化された位置合わせ及びパッシブシムバー用のトレイの位置合わせによって、傾斜磁場コイルアセンブリの製造時間及びコストを削減することができる。
本発明の好適な実施形態では、支持要素は、それぞれ支持要素の長手方向と平行な方向に配置された内面及び外面を含み、外面は内面に対して離間して配置される。第1の凹部は内面上に配置されるか、又は、第1の凹部は内面と外面との間に配置される。したがって、トレイを形成する第1の凹部は、支持要素の内面にある溝状構造として設置されるか、又は、内面と外面との間の枠状に縁取りされた凹部として設置される。内面に第1の凹部を配置することは、支持要素の製造工程を単純化することができる。更に、支持要素の長手方向に対して垂直な方向における支持要素の構造上の高さを低減することができる。しかし、内面と外面との間の枠状に縁取りされた凹部としての第1の凹部の配置は、パッシブシムバーの案内を最適化することができる。
本発明の好適な実施形態では、外面は複数の第1の溝を含む。したがって、冷却チャネル及び/又はシールドコイルのzワイヤを、支持要素の第1の溝内に容易に配置し案内することができる。
本発明の好適な実施形態では、各第1の溝の長手方向は、支持要素の長手方向に対して80°から90°の間の角度で配置されている。好適には、第1の溝は、支持要素の長手方向に対して垂直な方向である、支持要素の長手方向に対して90°で配置されている。好適には、第1の溝は、少なくとも部分的に互いに隣り合わせで配置される。したがって、冷却チャネル及び/又はシールドコイルzワイヤを、支持要素の第1の溝内に容易に配置し案内することができる。
本発明の好適な実施形態では、支持要素は更に、支持要素の外面上に少なくとも部分的に配置可能である距離設定要素を含み、距離設定要素は、支持要素の外面と同じ方向を向く外表面を含み、外表面は複数の第2の溝を含む。したがって、冷却チャネル及び/又はシールドコイルのzワイヤを第2の溝に挿入して案内することができる。したがって、冷却チャネル及び/又はシールドコイルのzワイヤを案内するための溝の数を増やすことができる。好適には、支持構造体は、その外面上に、冷却チャネル及び/又はシールドコイルのzワイヤのいずれかを案内するための第1の溝を含む。距離設定要素は、支持要素の外面上に配置され、第1の溝内に案内される冷却チャネル又はzワイヤの他方が、距離設定要素の第2の溝内に案内される。
本発明の好適な実施形態では、支持要素の外面は、支持要素の長手方向に第2の凹部を含み、距離設定要素は、第2の凹部内に配置可能である。したがって、距離設定要素が支持要素の第2の凹部内に案内されるので、距離設定要素の位置を固定することができる。
本発明の好適な実施形態では、第2の溝の長手方向は、支持要素の長手方向に対して80°から90°の間の角度で配置されている。好適には、第2の溝は、支持要素の長手方向軸に対して垂直な方向である、支持要素の長手方向に対して90°で配置されている。したがって、冷却チャネル及び/又はシールドコイルのzワイヤを、第2の溝内に容易に案内することができる。
本発明の好適な実施形態では、支持要素の長手方向に垂直である方向における第1の溝の構造的深さは、支持要素の長手方向に垂直である方向における第2の凹部の構造的深さよりも大きい。したがって、冷却チャネル又はシールドコイルのzワイヤを、第1の溝に挿入して案内することができ、距離設定要素は、支持要素の外面の第2の凹部内に配置され、第1の溝内に案内される冷却チャネル又はzワイヤの他方を、距離設定要素の第2の溝内に挿入し案内することができる。
好適には、第1の溝及び第2の溝は、互いに等距離に配置される。より好適には、第1の溝及び第2の溝は、互いにオフセットがあるように配置される。
本発明の好適な実施形態では、支持要素は更に、内面と外面とを接続する第1の側面と、内面と外面とを接続する第2の側面とを含み、第1の側面は第2の側面に対して離間して配置される。
本発明の好適な実施形態では、支持要素は、支持要素の長手方向に垂直である平面内にリングセグメント形状を含む。したがって、内面は、支持要素の長手方向に垂直である平面内の第1の円弧として形成され、外面は、第2の円弧として形成されている。第2の円弧の半径は、第1の円弧の半径よりも大きい。第1の側面及び第2の側面は半径方向に向けられている。したがって、複数の支持体を円筒状に容易に配置することができる。
本発明の好適な実施形態では、支持要素の長手方向に延在する第3の溝が、外面と第1の側面との角領域、及び/又は、外側と第2の側面との角領域に形成される。したがって、支持要素は、対応する長手方向に配置される冷却チャネル用の案内構造を支持要素の長手方向に含む。
本発明の好適な実施形態では、支持構造体は、支持要素の長手方向に延在する少なくともチャネルを含む。好適には、チャネルは、第1の端面に第1のチャネル開口及び/又は第2の端面に第2のチャネル開口を含み、第2の端面は、支持要素の長手方向において第1の端面に対して離間して配置される。したがって、冷却チャネルを、チャネルを通して案内することができる。より好適には、冷却ユニットを第1のチャネル開口及び/又は第2のチャネル開口に接続することができ、冷却媒体を、チャネルを通して案内することができる。したがって、冷却ユニットの安定した接続、冷却チャネルの安定した配置を可能にする支持構造体が提供される。
本発明の好適な実施形態では、支持構造体は、複数の支持要素を含む。好適には、複数の支持要素は、傾斜磁場コイルアセンブリの一次コイルの周りに周方向に配置される。したがって、パッシブシムバーを挿入するための複数の第1の凹部を含み、支持要素を一次コイル上に安定的かつ容易に配置及び位置合わせすることができ、傾斜磁場コイルアセンブリの製造工程を最適化する支持構造体が提供される。
本発明の好適な実施形態では、複数の支持要素は、円筒形に形成され、第1の支持要素の第1の側面が、第2の支持要素の第2の側面に接続されている。
本発明の好適な実施形態では、第1の側面は第1の連結構造部を含み、第2の側面は第2の連結構造部を含み、第1の連結構造部は第2の連結構造部に対応する。したがって、支持要素を互いに接続することができる。したがって、複数の支持要素を含む支持構造体の構造強度を高めることができる。更に、動作中の傾斜磁場コイルアセンブリの振動を低減することができる。第1の連結構造部及び対応する第2の連結構造部は、特定のデザインに限定されない。好適には、第1の連結構造部及び第2の連結構造部は、さねはぎ接続部であり、凸部が少なくとも部分的に支持要素の第1の側面に形成され、溝部が少なくとも部分的に支持要素の第2の側面に形成される。より好適には、第1の連結構造部は、支持要素の第1の側面に形成された突起であり、第2の連結構造部は、支持要素の第2の側面に形成された連結凹部であり、第1の支持要素の突起は、第2の支持要素の連結凹部内に連結する。
支持構造体は、好適にはガラス玉が充填されたエポキシ材料を含むことができる。エポキシの縦弾性係数は2から5GPaである。ガラス玉が充填されたエポキシは、5から12GPa程度の縦弾性係数を有する。本発明の好適な実施形態によれば、支持構造体は、コンクリート、ガラス及び/又はセラミック、好適にはアルミナ(Al)を含む。したがって、傾斜磁場コイルアセンブリの動作中の傾斜磁場コイルの振動振幅及び音響ノイズレベルを最小限に抑えるために高い縦弾性係数を有する支持構造体を提供することができる。高強度コンクリートは、30GPa程度の縦弾性係数を有する。コンクリートの特性は、所望の強度及び必要な減衰に合わせて調整することができる。ガラスは、65から70GPa程度の縦弾性係数を有する。更に、ガラスを鋳造することができる。したがって、支持構造体は、鋳造されるか及び/又は押出成形によって製造することができる。好適にはアルミナ(Al)であるセラミックは、390GPa程度の縦弾性係数を有する。Alを含む支持構造体を押出成形によって製造することができる。
本発明の好適な実施形態では、粘弾性材料が、第1の支持要素の第1の側面と第2の支持要素の第2の側面との間に配置される。したがって、傾斜磁場コイルアセンブリの動作中の周波数の関数としての高共振ピークを低減することができる。
本発明は更に、磁気共鳴撮像(MRI)システムにおける使用のための傾斜磁場コイルアセンブリに関する。傾斜磁場コイルアセンブリは、
一次コイルと、
シールドコイルと、
一次コイルとシールドコイルとの間に配置される支持構造体と、
を含み、支持構造体は、第1の端面と、第1の端面に開口を有する少なくとも第1の凹部とを含む支持要素を少なくとも含み、第1の凹部は、支持要素の長手方向に延在して、パッシブシムバーを受け入れるトレイを形成する。
一次コイルは、好適には、x、y及びz傾斜磁場コイルを含む。シールドコイルは、x、y、及びzシールドコイルを含む。支持構造体は、傾斜磁場コイルとシールドコイルとの間に配置される。通常、支持構造体は、複数の支持要素を含み、各支持要素は第1の端面を含む。第1の端面に開口を有する第1の凹部が、支持要素の長手方向に延在し、凹部は、パッシブシムバーを受け入れるトレイを形成する。好適には、第1の凹部及び/又は開口は、支持要素の長手方向に垂直である断面において長方形の形状を有する。したがって、支持構造体は、支持構造体の長手方向に延在する凹部を含み、パッシブシムバーを第1の端面の開口を通して第1の凹部に容易に挿入することができる。したがって、パッシブシムバーの位置合わせは、支持要素内の一続きの第1の凹部によって規定される。第1の凹部が画定される支持要素は、一次コイル上に容易に配置することができる。支持構造体を一次コイル上に配置した後、シールドコイルを支持構造体上に配置することができる。したがって、パッシブシムバー用のトレイを提供する、一次コイル上の支持構造体の単純化された位置合わせによって、傾斜磁場コイルアセンブリの製造時間及びコストを削減することができる。
上述の支持構造体のすべての利点及び好適な実施形態は、傾斜磁場コイルアセンブリにも当てはまる。
本発明は更に、磁気共鳴撮像(MRI)システム用の傾斜磁場コイルアセンブリを製造する方法に関する。方法は、
内側ケーシングとして、外殻表面を有する円筒形マンドレルを設けるステップと、
第1の層内で、円筒形マンドレルの外殻面上に一次コイルを配置するステップと、
一次コイル上に支持構造体を配置するステップと、
第2層内で、支持構造上にシールドコイルを配置するステップと、
シールドコイル上に外側ケーシングを配置するするステップと、
内側ケーシングと外側ケーシングとの間の環帯を鋳造するステップと、
を含み、
支持構造体は、第1の端面と、第1の端面に開口を有する少なくとも第1の凹部とを有する支持要素を少なくとも含み、第1の凹部は、支持要素の長手方向に延在し、パッシブシムバーを受け入れるトレイを形成する。
一次コイルは、好適には、x、y及びz傾斜磁場コイルを含む。一次コイルは、内側ケーシングである円筒形マンドレルの外表面の殻表面に、第1の層内で塗布される。複数の支持要素を通常含む支持構造体が、一次コイル上に配置される。各支持要素は、第1の端面と、第1の端面に開口を有する少なくとも第1の凹部とを含み、第1の凹部は、支持要素の長手方向に延在して、パッシブシムバーを受け入れるトレイを形成する。支持要素の長手方向は、円筒形内側ケーシングの長手方向に対応し、これはまた、MRIシステムの傾斜磁場コイルアセンブリのz方向でもある。したがって、パッシブシムバーの位置合わせは、支持要素内の一続きの第1の凹部によって規定される。一続きの第1の凹部が画定される支持要素は、一次コイル上に容易に配置することができる。一次コイル上に支持構造体を配置した後、シールドコイルを、第2の層内で、支持構造上に配置する。内側ケーシングよりも大きい半径を有する外側ケーシングが第2の層を囲む。好適には、パッシブシムバーツールが第1の凹部に挿入される。パッシブシムバーツールは、スペースホルダ、パッシブシムバーのダミーである。内側ケーシングと外側ケーシングとの間の環帯は、好適には樹脂で鋳造される。ダミーが第1凹部に挿入されるので、第1凹部への鋳造材料の進入を防ぐことができる。したがって、1回の鋳造ステップで傾斜磁場コイルアセンブリを製造することで、製造時間及びコストが節約される方法が提供される。
上述の支持構造体及び傾斜磁場コイルアセンブリのすべての利点及び好適な実施形態はまた、傾斜磁場コイルアセンブリを製造する方法にも当てはまる。
本発明のこれら及び他の態様は、以下に説明される実施形態から明らかとなり、また、当該実施形態を参照して説明される。
図1は、本発明の好適な実施形態による支持要素の長手方向に第1の凹部を有する当該支持要素を含む支持構造体の一部を示す。 図2は、本発明の好適な実施形態による支持要素の長手方向に第1の凹部を有する当該支持要素を含む支持構造体の一部を示し、ここで、第1の凹部は、当該支持要素の内面と外面との間に配置されている。 図3は、本発明の好適な実施形態による支持要素の長手方向にチャネルを有する当該支持要素を含む支持構造体の一部を示す。 図4は、本発明の好適な実施形態による第3の溝を有する支持要素を含む支持構造体の一部を示す。 図5は、本発明の好適な実施形態による支持要素の長手方向に垂直な平面における支持構造体の断面図を示す。 図6は、本発明の好適な実施形態による支持要素及び距離設定要素を含む支持構造体の一部を示す。 図7は、本発明の好適な実施形態による、連結構造部を含む、支持要素の長手方向に垂直な平面における支持構造体の断面図を示す。 図8は、本発明の好適な実施形態による支持構造体を含む傾斜磁場コイルアセンブリを示す。 図9は、本発明の好適な実施形態による支持構造体を含む傾斜磁場コイルアセンブリの一部を示す。 図10は、本発明の好適な実施形態による更なる支持構造体を含む傾斜磁場コイルアセンブリを示す。 図11は、本発明の好適な実施形態による傾斜磁場コイルアセンブリの製造方法を示す。 図12は、本発明の好適な実施形態による製造方法のフローチャートを示す。
図1は、第1の実施形態による傾斜磁場コイルアセンブリの一次コイルとシールドコイルとの間に配置する支持構造体10の一部を示す。支持構造体10は、支持要素12を含む。支持要素12は、第1の端面14及び第2の端面16を含む(図3に示す)。第1の端面14は、支持要素12の長手方向18において、第2の端面16に対して離間して配置されている。支持要素12は、それぞれ支持要素12の長手方向18と平行な方向に配置されている内面20及び外面22を含む。外面22は、内面20に対して離間して配置されている。第1の端面14に開口26を含む第1の凹部24が、支持要素12の長手方向18に延在する。第1の凹部24は、支持要素12の内面20に配置されて、パッシブシムバーを受け入れるスロットを形成する。したがって、支持構造体10は、支持要素12の長手方向18に延在する第1の凹部24を含み、パッシブシムバーを、第1の端面14の開口26を通して第1の凹部24に容易に挿入することができる。したがって、パッシブシムバーの位置合わせは、支持要素12内の一続きの第1の凹部24によって画定される。一続きの第1の凹部24が画定される支持要素12は、傾斜磁場コイルアセンブリの一次コイルに容易に配置することができる。したがって、傾斜磁場コイルアセンブリの一次コイルに対するパッシブシムバーの単純化された位置合わせを可能にする支持構造体10が提供される。支持構造体10により、傾斜磁場コイルアセンブリの製造時間及びコストを削減することができる。支持構造体10、支持要素12は、容易に及び/又は好適には押出成形によって製造することができる。
外面22は、複数の第1の溝28を含む。第1の溝28は、支持要素12の長手方向18に垂直な方向である、支持要素12の長手方向18に対して90°で配置されている。第1の溝28は、少なくとも部分的に、互いに隣り合わせで配置される。したがって、冷却チャネル(図示せず)及び/又はシールドコイルのzワイヤ(図示せず)を、支持要素12の第1の溝28内に容易に配置して案内することができる。
支持要素12は更に、支持要素12の外面22に少なくとも部分的に配置される距離設定要素30を含む。距離設定要素30は、支持要素12の外面22と同じ方向に向いている外表面32を含む。外表面32は、複数の第2の溝34を含む。したがって、冷却チャネル及び/又はシールドコイルのzワイヤを第2の溝34に挿入して案内することができる。冷却チャネル又はシールドコイルのzワイヤが、第1の溝内を案内され、一方が当該第1の溝内を案内される冷却チャネル又はzワイヤの他方が、距離設定要素の第2の溝内を案内されることが好適である。
図示されるように、支持要素12の外面は、支持要素12の長手方向18における第2の凹部36を含み、距離設定要素30は、第2の凹部36内に配置される。これにより、距離設定要素30が支持要素12の第2の凹部36内を案内されるので、距離設定要素30の位置を固定することができる。
図2は、図1から知られる支持構造体10を示す。図2に示す支持構造体10は、第1の凹部24が内面20と外面22との間に配置されている点で図1に示すものと異なる。したがって、第1の凹部24は、支持要素12の長手方向18に垂直である平面内で枠状に縁取りされる。したがって、内面20と外面22との間の枠状に縁取りされた第1の凹部24は、開口26を通って第1の凹部24に挿入されるはずであるパッシブシムバーの案内を最適化することができる。
更に、支持要素12は、内面20と外面22とを接続する第1の側面38と、内面20と外面22とを接続する第2の側面40とを含み、第1の側面38は、第2の側面40に対して離間して配置される。
図3は、支持要素12が、第1の凹部24と平行である支持要素12の長手方向18にそれぞれ延在する第1のチャネル42及び第2のチャネル44を含む支持構造体10を示す。各チャネル42、44は、第1の端面14に第1のチャネル開口46、及び/又は、第2の端面16に第2のチャネル開口(図示せず)を含む。したがって、冷却チャネルを、第1のチャネル42及び/又は第2のチャネル44を通って案内することができる。より好適には、冷却ユニットを第1のチャネル開口46及び/又は第2のチャネル開口に接続して、冷却媒体を第1のチャネル42及び/又は第2のチャネル44を通して案内することができる。このようにして、冷却ユニットの安定した接続、冷却チャネルの安定した配置を可能にする支持構造体10が提供される。
好適には、支持要素12はアルミナ(Al)を含む。したがって、支持要素12は高い比熱伝導率を含む。支持構造体10上及び/又は第1の溝28内に配置される傾斜磁場コイルアセンブリのシールドコイルからの熱は、支持要素12を通って、支持要素12内の第1の冷却チャネル42及び/又は第2の冷却チャネル42に伝達され、冷却される。したがって、第1の溝28及び/又は図2に示す距離設定要素30の第2の溝34内の更なる冷却チャネルを回避することができる。したがって、支持構造体10の構造上の高さを低くすることができる。
図4は、外面22と第1の側面38との角領域及び外面22と第2の側面40との角領域に、支持要素12の長手方向18に延在する第3の溝48が形成されている図2から知られる支持構造体10を示す。したがって、支持要素12は、支持要素12の長手方向18に冷却チャネル用の案内溝48を含む。
図5は、支持要素12の長手方向18に垂直である平面における図4に示す支持構造体10の断面図を示す。図示されるように、冷却チャネル50が、支持要素12の第3の溝48内に配置されている。
図6は、外面22に第1の溝28を有する支持要素12と、外表面32に第2の溝34がある距離設定要素30とを含む図4から知られる支持構造体10を示す。距離設定要素30は、支持部材12の第2の凹部36内に配置されている。冷却チャネル50が支持要素12の第1の溝28内に挿入及び案内され、シールドコイルのzワイヤ52が第2の溝34内に挿入及び案内されている。
図7は、支持要素12の長手方向18に垂直な方向の断面図で支持構造体10を示す。支持要素12は、支持要素12の長手方向18に垂直な平面内でリングセグメント形状を含む。したがって、内面20は、支持要素12の長手方向18に垂直な平面内に第1の円弧として形成され、外面22は第2の円弧に形成され、第2の円弧の半径が第1の円弧の半径よりも大きい。第1の側面38及び第2の側面40は半径方向に向けられている。したがって、支持要素12を、円筒形マンドレルの周りの一次コイルに容易に取り付けることができる。
第1の側面38は第1の連結構造部54を含み、第2の側面40は第2の連結構造部56を含み、第1の連結構造部54は第2の連結構造部56に対応する。したがって、第1の支持要素12を第2の支持要素12に接続することができる。したがって、複数の支持要素12を含む支持構造体10の構造強度を高めることができ、また、動作中の傾斜磁場コイルアセンブリの振動を減少させることができる。第1の連結構造部54及び対応する第2の連結構造部56は、特定のデザインに限定されない。好適には、第1の連結構造部54は、支持要素12の第1の側面38に形成される突起58であり、第2の連結構造部56は、支持要素12の第2の側面40に形成される連結凹部60である。
図8は、一次コイル68、シールドコイル72及び一次コイル68とシールドコイル72との間に配置される支持構造体10を含む磁気共鳴撮像(MRI)システムで使用する円筒形に作られた傾斜磁場コイルアセンブリ62の断面図を示す。支持構造体10は、図4及び図6から知られる複数の支持要素12を含む。支持要素12は、円筒状に配置された一次コイル68の周りに周方向に配置され、各支持要素12の第1の凹部24、したがって、各支持要素12の長手方向は、円筒形に作られた傾斜磁場コイルアセンブリ62の長手方向に向けられる。
図9は、図8から知られる円筒状に配置された支持要素12の詳細図を示す。支持要素は、それらの長手方向の側面に従って並んで配置され、各支持要素は、パッシブシムバーを受け入れるための第1の凹部24を含む。各支持要素12は、支持要素12の長手方向に冷却チャネル(図示せず)を案内するための第3の溝48を含む。更に、各支持要素12は、外面22の第1の溝28と、外表面32に第2の溝34がある距離設定要素30とを含む。冷却チャネル50が支持要素12の第1の溝28内に挿入及び案内され、シールドコイルのzワイヤ52が第2の溝34内に挿入及び案内される。
図10は、複数の支持要素12を有する支持構造体10を含む円筒形に作られた傾斜磁場コイルアセンブリ62の断面図を示す。この傾斜磁場コイルアセンブリ62は、支持要素12に第3の溝がないという点で図8に示すものとは異なる。したがって、支持要素は、円筒状に配置された一次コイル68の周りに周方向に並べて配置され、第1の支持要素12の第1の側面38が、第2の支持要素12の第2の側面40に接触している。
図11は、傾斜磁場コイルアセンブリ62を製造する製造ステップを示す。外殻表面66を有する円筒形マンドレル64が内側ケーシング67として設けられる。一次コイル68が、第1の層70内で、内側ケーシング67の外殻表面66上に配置される。複数の支持要素12を含む支持構造体10が、一次コイル68上に配置される。各支持要素12は、パッシブシムバーを受け入れるためのトレイを形成する少なくとも第1の凹部を支持要素12の長手方向において含む。支持要素12の長手方向は、円筒形マンドレル64の長手方向に対応し、これは、傾斜磁場コイルアセンブリ62のz方向でもある。したがって、パッシブシムバーの位置合わせは、支持要素12内の一続きの第1の凹部によって画定される。一続きの第1の凹部が画定される支持要素12は、円筒状に配置された一次コイル68上に周方向に配置される。支持構造体10を一次コイル68上に配置した後、シールドコイル72が、第2の層74内で、支持構造体10上に配置される。円筒形に形成された外側ケーシング76が、第2の層74を囲む。パッシブシムバーツールが第1の凹部に挿入される。パッシブシムバーツールは、スペースホルダ、パッシブシムバーのダミーである。内側ケーシング67と外側ケーシング76との間の環帯は、好適には樹脂で鋳造される。ダミーが第1の凹部に挿入されているので、第1の凹部への鋳造材料の進入を防ぐことができる。したがって、1回の鋳造ステップで傾斜磁場コイルアセンブリを製造することで、製造時間及びコストが節約される方法が提供される。
図12は、傾斜磁場コイルアセンブリを製造する方法のフローチャートを示す。
第1のステップ100では、内側ケーシングとして外殻表面を有する円筒形マンドレルが設けられる。円筒形マンドレルは、傾斜磁場コイルアセンブリの内径を規定する。
第2のステップ110では、一次コイルが、第1の層内で円筒形マンドレルの外殻表面上に配置される。
第3のステップ120によれば、パッシブシムバーを受け入れるための少なくとも第1の凹部をそれぞれ有する複数の支持要素を含む支持構造体10が、一次コイル上に周方向に配置される。パッシブシムバーを受け入れるための一続きの第1の凹部が画定される支持要素は、一次コイル上で安定してかつ正確に調整することができる。したがって、支持要素、パッシブシムバー用の第1の凹部を調整するための製造時間及びコストを削減することができる。
更なるステップ130において、シールドコイルが支持構造体上に配置される。シールドコイルを支持構造体上に配置することによって、好適にはシールドコイルのzワイヤによって、支持構造体をパッシブコイルに容易に固定することができる。
更なるステップ140では、円筒形に形成された外側ケーシングがシールドコイルを囲む。したがって、内側ケーシングと外側ケーシングとの間に環帯が設けられ、一次コイル、支持構造体及びシールドコイルが当該環帯内に配置される。
更なるステップ150では、内側ケーシングと外側ケーシングとの間の環帯が、好適には樹脂で鋳造される。したがって、傾斜磁場コイルを1回の鋳造ステップで製造することができる方法が提供される。環帯の鋳造中に、鋳造材料が第1の凹部に入るのを防ぐために、パッシブシムバーツールの形のダミーが、鋳造ステップについて、第1の凹部内に挿入される。
参照符号のリスト
10 支持構造体
12 支持要素
14 第1の端面
16 第2の端面
18 支持要素の長手方向
20 内面
22 外面
24 第1の凹部
26 第1の端面の開口
28 第1の溝
30 距離設定要素
32 外表面
34 第2の溝
36 第2の凹部
38 第1の側面
40 第2の側面
42 第1のチャネル
44 第2のチャネル
46 チャネルの開口
48 第3の溝
50 冷却チャネル
52 シールドコイルのZワイヤ
54 第1の連結構造部
56 第2の連結構造部
58 突起
60 連結凹部
62 傾斜磁場コイルアセンブリ
64 マンドレル
66 外殻表面
67 内側ケーシング
68 一次コイル
70 第1の層
72 シールドコイル
74 第2の層
76 外側ケーシング
100 内側ケーシングとしてマンドレルを設ける
110 内側ケーシング上に一次コイルを配置する
120 一次コイル上に支持構造体を配置する
130 支持構造上にシールドコイルを配置する
140 シールドコイルを外側ケーシングで囲む
150 内側ケーシングと外側ケーシングとの間の環帯を鋳造する

Claims (13)

  1. 磁気共鳴撮像システムにおける使用のための傾斜磁場コイルアセンブリであって、
    一次コイルと、
    シールドコイルと、
    前記一次コイルと前記シールドコイルとの間に配置される支持構造体と、
    を含み、
    前記支持構造体は、前記一次コイルに面する内面と、前記シールドコイルに面する外面と、第1の端面と、前記第1の端面に開口を有し、内面に配置される少なくとも第1の凹部とを含む支持要素を少なくとも含み、前記第1の凹部は、前記支持要素の長手方向に延在して、パッシブシムバー、又は、スペースホルダー若しくはパッシブシムバーのダミーであるパッシブシムバーツールを案内するためのトレイを形成し、前記トレイの中にパッシブシムバー又はパッシブシムバーツールを受け入れる、傾斜磁場コイルアセンブリ。
  2. 前記外面は、複数の第1の溝を含むことを特徴とする、請求項1に記載の傾斜磁場コイルアセンブリ。
  3. 各第1の溝の長手方向は、前記支持要素の前記長手方向に対して80°から90°の間の角度で配置されることを特徴とする、請求項2に記載の傾斜磁場コイルアセンブリ。
  4. 磁気共鳴撮像システムにおける使用のための傾斜磁場コイルアセンブリであって、
    一次コイルと、
    シールドコイルと、
    前記一次コイルと前記シールドコイルとの間に配置される支持構造体と、
    を含み、
    前記支持構造体は、第1の端面と前記第1の端面に開口を有する少なくとも第1の凹部とを含む支持要素を少なくとも含み、前記第1の凹部は、前記支持要素の長手方向に延在して、パッシブシムバーを受け入れるトレイを形成し、
    前記支持要素は、前記支持要素の前記長手方向と平行な方向にそれぞれ配置される内面及び外面を含み、前記外面は、前記内面に対して離間して配置されることを特徴とし、
    前記第1の凹部は、前記内面上に配置されるか、又は、前記第1の凹部は、前記内面と前記外面との間に配置されることを特徴とし、
    前記支持要素の前記外面上に少なくとも部分的に配置可能である距離設定要素を更に含み、前記距離設定要素は、前記支持要素の前記外面と同じ方向に向いている外表面を含み、前記外表面は、複数の第2の溝を含む、傾斜磁場コイルアセンブリ。
  5. 前記支持要素の前記外面は、前記支持要素の長手方向に第2の凹部を含み、前記距離設定要素は、前記第2の凹部内に配置可能であることを特徴とする、請求項4に記載の傾斜磁場コイルアセンブリ。
  6. 前記第2の溝の長手方向は、前記支持要素の前記長手方向に対して80°から90°の間の角度で配置されることを特徴とする、請求項4又は5に記載の傾斜磁場コイルアセンブリ。
  7. 磁気共鳴撮像システムにおける使用のための傾斜磁場コイルアセンブリであって、
    一次コイルと、
    シールドコイルと、
    前記一次コイルと前記シールドコイルとの間に配置される支持構造体と、
    を含み、
    前記支持構造体は、第1の端面と前記第1の端面に開口を有する少なくとも第1の凹部とを含む支持要素を少なくとも含み、前記第1の凹部は、前記支持要素の長手方向に延在して、パッシブシムバーを受け入れるトレイを形成し、
    前記支持要素は更に、前記支持要素の内面と外面とを接続する第1の側面と、前記内面と前記外面とを接続する第2の側面とを含むことを特徴とし、前記第1の側面は、前記第2の側面に対して離間して配置される、傾斜磁場コイルアセンブリ。
  8. 前記支持要素の長手方向に延在する第3の溝が、前記外面と前記第1の側面との角領域、及び/又は、前記外面と前記第2の側面との角領域に形成されることを特徴とする、請求項7に記載の傾斜磁場コイルアセンブリ。
  9. 前記支持要素は、少なくとも、前記支持要素の長手方向に延在するチャネルを含むことを特徴とする、請求項1から7の何れか一項に記載の傾斜磁場コイルアセンブリ。
  10. 前記第1の側面は、第1の連結構造部を含み、前記第2の側面は、第2の連結構造部を含むことを特徴とし、前記第1の連結構造部及び前記第2の連結構造部は、互いに前記支持要素を連結する、請求項7、請求項8、及び請求項7を引用する請求項9の何れか一項に記載の傾斜磁場コイルアセンブリ。
  11. 前記支持構造体は、コンクリート、ガラス及び/又はセラミックを含むことを特徴とする、請求項1から10の何れか一項に記載の傾斜磁場コイルアセンブリ。
  12. 請求項1から11の何れか一項に記載の傾斜磁場コイルアセンブリを含む、磁気共鳴撮像システム。
  13. 内側ケーシングとして、外殻表面を有する円筒形マンドレルを設けるステップと、
    第1の層内で、前記円筒形マンドレルの前記外殻表面上に一次コイルを配置するステップと、
    前記一次コイル上に支持構造体を配置するステップと、
    第2の層内で、前記支持構造体上にシールドコイルを配置するステップと、
    前記シールドコイル上に外側ケーシングを配置するステップと、
    前記内側ケーシングと前記外側ケーシングとの間の環帯を鋳造するステップと、
    を含み、
    前記支持構造体は、第1の端面及び第2の端面、並びに、前記第1の端面に開口を含む少なくとも第1の凹部を有する支持要素を少なくとも含み、前記第2の端面は、前記支持要素の長手方向において、前記第1の端面に対して離間して配置され、前記第1の凹部は、前記支持要素の長手方向に延在して、パッシブシムバーを受け入れるトレイを形成する、磁気共鳴撮像システム用の傾斜磁場コイルアセンブリを製造する方法。
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