JP7282713B2 - 量子暗号装置、量子暗号通信料金計算システム及び量子暗号通信料金計算方法 - Google Patents

量子暗号装置、量子暗号通信料金計算システム及び量子暗号通信料金計算方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は量子暗号装置、量子暗号通信料金計算システム及び量子暗号通信料金計算方法に関する。
情報通信技術の進展により多様なデータがやり取りされるようになり、送信される情報の秘匿性及び安全性等の確保が大きな課題となっている。量子暗号通信技術は、コンピュータの計算能力が向上しても、解読できない暗号技術として、実用化が期待されている。量子暗号通信を利用したセキュリティシステムのビジネスモデルとして、量子暗号通信により送信されるアプリケーション鍵(以下「アプリ鍵」という。)の使用量に応じて、サービス料金を決めるビジネスモデルがある。一般に、量子暗号通信を利用したセキュリティシステムでは、アプリ鍵のビット当たりの単価を一定としてサービス料金が計算される。
R. Takahashi, Y. Tanizawa and A. Dixon, "A high-speed key management method for quantum key distribution network" 2019 Eleventh International Conference on Ubiquitous and Future Networks (ICUFN), Zagreb, Croatia, 2019, pp.437-442
従来の技術では、量子暗号通信システムにより生成された暗号鍵を用いた暗号通信によって送信されるアプリ鍵の単価を、アプリ鍵の使用状況に応じて、より適切な値に変動させることが難しかった。
実施形態の量子暗号装置は、集計部と計算部と表示部とを備える。集計部は、量子暗号鍵を用いて送受信されるアプリ鍵の情報を集計し、アプリ鍵情報集計結果を出力する。計算部は、前記アプリ鍵情報集計結果に基づいて、前記アプリ鍵の単価を計算する。表示部は、前記アプリ鍵の単価を含む表示情報を表示する。
第1実施形態の量子暗号通信システムの基本構成の例1を示す図。 第1実施形態の量子暗号通信システムの基本構成の例2を示す図。 第1実施形態の量子暗号通信料金計算システムの装置構成の例を示す図。 第1実施形態の経路選択装置及びアプリ鍵管理装置の動作を説明するための図。 第1実施形態のQKDリンクの情報の例を示す図。 第1実施形態のアプリ鍵共有経路情報の例を示す図。 第1実施形態のQKDネットワーク構成の例を示す図。 第1実施形態の経路選択装置の機能構成の例を示す図。 第1実施形態のアプリ鍵情報DBの例を示す図。 第1実施形態の計算装置の機能構成の例を示す図。 第2実施形態の量子暗号通信料金計算システムの装置構成の例を示す図。 第2実施形態の表示情報の例を示す図。 第2実施形態の経路選択装置及びアプリ鍵管理装置の動作を説明するための図。 第3実施形態の量子暗号通信システムの基本構成の例を示す図。 第4実施形態の量子暗号通信装置の機能構成の例を示す図。 第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置の主要部のハードウェア構成の例を示す図。
以下に添付図面を参照して、量子暗号装置、量子暗号通信料金計算システム及び量子暗号通信料金計算方法の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
はじめに、量子暗号通信システムの基本構成の例について説明する。
[基本構成の例1]
図1は第1実施形態の量子暗号通信システムの基本構成の例1を示す図である。まず、量子暗号装置10a(始端ノード)は、QKD(Quantum Key Distribution)リンクを介して、量子暗号鍵の元となる光子を量子暗号装置10b(終端ノード)に送信する。量子暗号装置10aは、送信された光子に基づいて量子暗号鍵(始端ノード)を生成し、量子暗号装置10bは、受信された光子に基づいて量子暗号鍵(終端ノード)を生成する。量子暗号鍵(始端ノード)と量子暗号鍵(終端ノード)とは、共有されたビットデータであり、同一である。そして、量子暗号装置10aは、量子暗号鍵(始端ノード)をアプリ鍵管理装置20a(始端ノード)に送信し、量子暗号装置10bは、量子暗号鍵(終端ノード)をアプリ鍵管理装置20b(終端ノード)に送信する。
次に、アプリ鍵管理装置20a及び20bは、アプリ鍵を共有する。アプリ鍵とは、アプリ30a(始端ノード)が、アプリデータを暗号化伝送する時に用いる暗号鍵である。
アプリ鍵の共有方法について説明する。共有方法は、基本的には、例えば非特許文献1に記載されている通りである。まず、アプリ鍵管理装置20aでアプリ鍵を乱数生成器等で生成する。そして、アプリ鍵管理装置20aは、アプリ鍵に対して、量子暗号鍵を利用したOTP(One Time Pad)暗号化を行い、OTP暗号化されたアプリ鍵を作成する。アプリ鍵管理装置20aは、OTP暗号化されたアプリ鍵をアプリ鍵管理装置20bに送信する。OTP暗号化されたアプリ鍵は、QKDリンクに対応する伝送路(有線又は無線)を介して送受信される。アプリ鍵管理装置20bは、OTP暗号化されたアプリ鍵に対して量子暗号鍵を利用したOTP復号を行い、アプリ鍵を復元する。このようにして、アプリ鍵管理装置20a及び20bで、アプリ鍵が共有される。
アプリ30a及び30bは、任意のタイミングでアプリ鍵管理装置20a及び20bからアプリ鍵を取得する。具体的には、アプリ30aはアプリ鍵管理装置20aからアプリ鍵を取り出した後、アプリ30bはアプリ鍵管理装置20bから、アプリ30aで取得されたアプリ鍵と同一のアプリ鍵を取得する。
アプリ30a及び30bで、アプリ鍵が共有された後、アプリ30aが、アプリデータを伝送する際、アプリデータに対し、アプリ鍵を利用した暗号化を行い、アプリデータを伝送する。アプリ30a及び30bが動作する装置は、例えばスマートデバイス及びパーソナルコンピュータ等の任意の装置である。以上が基本構成の説明である。
なお、図1では、始端ノードと終端ノードとが直接つながっていたが、始端ノードと終端ノードとの間に中継ノードが入った場合でも基本動作は同じである。始端ノードと終端ノードとの間に中継ノードが1個入った場合の構成を図2に示す。
[基本構成の例2]
図2は第1実施形態の量子暗号通信システムの基本構成の例2を示す図である。量子暗号装置10c(中継ノード)が一つ入った場合、QKDリンク(光ファイバ)の数は2個になる。そして、QKDリンク-1においては、量子暗号装置10a(始端ノード)と量子暗号装置10c(中継ノード)とで量子暗号鍵(QKDリンク-1)を共有し、QKDリンク-2においては、量子暗号装置10c(中継ノード)と量子暗号装置10b(終端ノード)とで量子暗号鍵(QKDリンク-2)を共有する。
アプリ30a(始端ノード)とアプリ30b(終端ノード)とでアプリ鍵を共有する際、まず、アプリ鍵管理装置20aが、量子暗号鍵(QKDリンク-1)を利用して、アプリ鍵をアプリ鍵管理装置20cに暗号化伝送する。次に、アプリ鍵管理装置20cが、量子暗号鍵(QKDリンク-2)を利用して、アプリ鍵をアプリ鍵管理装置20bに暗号化伝送する。アプリ30a及び30bは、任意のタイミングでアプリ鍵管理装置20a及び20bからアプリ鍵を取得する。これで、アプリ鍵を始端ノードと終端ノードとの間でのアプリ鍵の共有が完了する。アプリ鍵を共有した後の、アプリ30a及び30bの動作は図1の場合と同様である。
次に、量子暗号通信のサービス料金の計算機能を含めたシステム構成について説明する。
[量子暗号通信料金計算システムの装置構成の例]
図3は第1実施形態の量子暗号通信料金計算システム100の装置構成の例を示す図である。第1実施形態の量子暗号通信料金計算システム100は、量子暗号装置10a~10b、アプリ鍵管理装置20a~20b、アプリ30a~30b、経路選択装置40、集計装置50及び計算装置60を備える。経路選択装置40、集計装置50及び計算装置60のそれぞれは、例えばネットワーク上のサーバ装置によって実現される。
量子暗号装置10a~10b、アプリ鍵管理装置20a~20b、及び、アプリ30a~30bの説明は図1と同じなので省略する。
アプリ鍵管理装置20bは、アプリ30bにアプリ鍵を送信するたびに、当該アプリ鍵の情報を集計装置50に送信する。一方、経路選択装置40は、QKDリンクの情報を量子暗号装置10bから受け取り、アプリ鍵共有経路の選択(最適化)を行い、アプリ鍵に対応したアプリ鍵共有経路を決定する。ここで、アプリ鍵共有経路とは、アプリ鍵を共有する際に利用するQKDリンクの経路である。そして、経路選択装置40は、アプリ鍵共有経路情報を集計装置50に送信する。
そして、集計装置50は、アプリ鍵の情報及びアプリ鍵共有経路情報を集計し、アプリ鍵情報集計結果を計算装置60に出力する。最後に、計算装置60は、アプリ鍵情報集計結果に基づいて、サービス料金を決定する。
なお、図2のように、中継ノードが存在する場合は、中継ノードからもQKDリンクの情報を収集する必要がある。例えば、図2の例では、経路選択装置40は、量子暗号装置10c(中継ノード)からQKDリンク-1の情報を受信し、量子暗号装置10b(終端ノード)からQKDリンク-2の情報を受信する。
以下、量子暗号装置10a~10c、アプリ鍵管理装置20a~20c、及び、アプリ30a~30cを区別しない場合、単に量子暗号装置10、アプリ鍵管理装置20及びアプリ30という。
次に、経路選択装置40及びアプリ鍵管理装置20bの動作について説明する。
図4は第1実施形態の経路選択装置40及びアプリ鍵管理装置20bの動作を説明するための図である。経路選択装置40は、各量子暗号装置10から各QKDリンクの情報を得る。そして、経路選択装置40は、各QKDリンクの情報から、アプリ鍵共有経路を作成する。経路選択装置40は、アプリ鍵共有経路情報を、各アプリ鍵管理装置20a~20c(始端ノード、中継ノード及び終端ノード)に送信する。各アプリ鍵管理装置20a~20cにアプリ鍵共有経路情報が送信される理由は、各アプリ鍵管理装置20がアプリ鍵を伝送する経路を制御するためである。
また、アプリ鍵管理装置20bは、アプリ鍵管理装置20a(始端ノード)又はアプリ鍵管理装置20c(中継ノード)から、アプリ鍵を受信する。アプリ鍵管理装置20bは、アプリ鍵とアプリ鍵共有経路情報とをアプリ鍵情報DB21bに記憶する。そして、アプリ鍵管理装置20bは、アプリ30b(終端ノード)からアプリ鍵の要求を受信するたびに、アプリ鍵情報DB21bからアプリ鍵を取り出し、当該アプリ鍵をアプリ30bに送信する。同時に、アプリ鍵管理装置20bは、アプリ30bに送られたアプリ鍵の情報を集計装置50に送信する。そして、集計装置50は、アプリ鍵の情報、及び、アプリ鍵共有経路情報を集計し、アプリ鍵情報集計結果を計算装置60に出力する。最後に、計算装置60は、アプリ鍵情報集計結果に基づいて、サービス料金を決定する。
次に、各QKDリンクの情報の例について説明する。
[QKDリンクの情報の例]
図5は第1実施形態のQKDリンクの情報の例を示す図である。QKDリンクの情報は、リンクID、QKDリンクの距離、量子暗号鍵の生成速度、量子暗号鍵の保存量、及び、QKDリンクのQbER(quantum bit error rate)を含む。図5の例は、QKDリンクの数が6個のQKDネットワークを構成した場合の各QKDリンクの情報を示す。
リンクIDは、リンクを識別する情報である。QKDリンクの距離は、ノード間を繋ぐ光ファイバの距離である。量子暗号鍵の生成速度は、量子暗号鍵を生成する速度であり、例えば量子暗号装置10からアプリ鍵管理装置20に送られる量子暗号鍵の1秒当たりのビット量で表される。量子暗号鍵の保存量は、アプリ鍵管理装置20で貯められている量子暗号鍵を示すビットデータの量である。そして、QKDリンクのQbERは、量子暗号鍵を生成した際に、量子暗号鍵に含まれるビット誤りの割合である。
なお、第1実施形態では、QKDリンクの情報の例として図5の場合を例示したが、QKDリンクの情報の例は図5に限られない。例えば、1対1のネットワーク構成(後述の図14参照)で、QKDリンクの数が1つの場合、アプリ鍵の保存量は、量子暗号鍵の保存量でも良い。
次に、アプリ鍵共有経路情報について説明する。
図6は第1実施形態のアプリ鍵共有経路情報の例を示す図である。図7は第1実施形態のQKDネットワーク構成の例を示す図である。アプリ鍵共有経路情報は、ある終端ノードに供給されるアプリ鍵に対応した、アプリ鍵共有経路の一覧である。図6は、ある終端ノード(図6及び図7の例では、便宜上、終端ノード4という。)に対して、アプリ鍵を共有する可能性のあるノード数が3個ある場合の構成である。
アプリ鍵共有経路情報は、アプリ鍵共有先ノード、アプリ鍵共有経路、距離、中継ノード数、アプリ鍵の生成速度、及び、アプリ鍵の保存量を含む。
アプリ鍵共有先ノードには、終端ノードとアプリ鍵を共有する可能性のある全てのノード(図6の場合、始端ノード1、始端ノード2及び始端ノード3)が含まれる。
アプリ鍵共有経路は、アプリ鍵のOTP暗号化に使用される量子暗号鍵を送受信するQKDリンクの経路を示す。図6のアプリ鍵共有経路情報に含まれるアプリ鍵共有経路は、図7のQKDネットワーク構成に対応する。例えば、始端ノード1と終端ノード4との間のアプリ鍵共有経路情報は、始端ノード1から、QKDリンク(A)、中継ノード、QKDリンク(B)、を通り、終端ノード4に到達する。始端ノード2と終端ノード4との間のアプリ鍵共有経路情報に関しては、始端ノード2から、QKDリンク(C)を通り、終端ノード4に到達する。始端ノード3と終端ノード4との間のアプリ鍵共有経路情報に関しては、始端ノード3から、QKDリンク(D)、中継ノード、QKDリンク(E)、中継ノード、QKDリンク(F)を通り、終端ノード4に到達する。
次に、図6の距離、中継ノード数、アプリ鍵の生成速度、及び、アプリ鍵の保存量の説明に移る。説明の便宜上、QKDリンク(A)からQKDリンク(F)のパラメータは、図5のQKDリンクの情報に従うものとする。
まず、距離について説明する。距離は、各QKDリンクの光ファイバの距離を足し合わせた距離(総合距離)を示す。例えば、始端ノード1と終端ノード4との間の場合は、QKDリンク(A)の光ファイバの距離が20kmで、QKDリンク(B)の光ファイバの距離が10km、となっているため、距離は20km+10km=30kmとなる。
次に、中継ノード数について説明する。中継ノード数は、始端ノードと終端ノードとの間にある中継ノードの数である。例えば、始端ノード1と終端ノード4との間の中継ノード数は1であり、始端ノード2と終端ノード4との間の中継ノード数は0であり、始端ノード3と終端ノード4との間の中継ノード数は2である。
次に、アプリ鍵生成速度について説明する。アプリ鍵生成速度は、始端ノードから終端ノードとの間で共有される、アプリ鍵の生成速度である。アプリ鍵を共有する際、量子暗号鍵を用いたOTP暗号化伝送を行うため、各QKDリンクにおけるアプリ鍵の生成速度は、各QKDリンクの量子暗号通信の生成速度と同等である。
例えば、始端ノード1と終端ノード4との間には、QKDリンク(A)とQKDリンク(B)があり、図5に従うと、それぞれの量子暗号鍵の生成速度は、2Mbps及び5Mbpsである。始端ノード1と終端ノード4との間のアプリ鍵生成速度は、その中の最小値となるので、2Mbpsとなる。なぜなら、QKDリンク(A)のアプリ鍵生成がボトルネックになっているためである。同様の考え方で、始端ノード2と終端ノード4との間のアプリ鍵生成速度は500Kbpsとなり、始端ノード3と終端ノード4との間のアプリ鍵生成速度は1Mbpsとなる。すなわち、量子暗号鍵の生成に用いられる光子が送受信されるQKDリンクを中継する中継ノードが複数あり、QKDリンクが中継ノードによって、複数の部分QKDリンクに分割されている場合、アプリ鍵の生成速度は、複数の部分QKDリンクの間で生成される量子暗号鍵(部分量子暗号鍵)の生成速度のうち、より低い部分量子暗号鍵の生成速度となる。
アプリ鍵の保存量とは、アプリ鍵管理装置20に蓄えられているアプリ鍵の量である。アプリ鍵が送受信される伝送路を中継する中継ノードが複数あり、伝送路が中継ノードによって、複数の部分伝送路に分割されている場合、アプリ鍵の保存量は、複数の部分伝送路の間で用いられるアプリ鍵の保存量のうち、より小さいアプリ鍵の保存量である。
なお、アプリ鍵共有経路情報は、QKDリンクの状況に応じて、変化する。アプリ鍵共有経路情報の変更タイミングは、一定間隔でも良いし、変更タイミングを状況に応じて可変にしても良い。例えば、通信が不安定な場合には、変更タイミングをより短くしてもよい。
次に、第1実施形態の経路選択装置40について説明する。
図8は第1実施形態の経路選択装置40の機能構成の例を示す図である。図8の例では、終端ノード4に対してアプリ鍵を共有する始端ノードとして、始端ノード1、始端ノード2、始端ノード3があるとする。図8の例では、経路選択装置40は、評価値計算部41a~41c、及び、決定部42a~42cを備える。まず、各QKDリンクの情報が、それぞれ、評価値計算部41a(始端ノード1用)、評価値計算部41b(始端ノード2用)、及び、評価値計算部41c(始端ノード3用)に入力される。
評価値計算部41aは、始端ノード1から終端ノード4に到達するまでの経路の組み合わせについて、それぞれの評価値を計算し、当該評価値を決定部42aに入力する。同様に、評価値計算部41bは、始端ノード2から終端ノード4に到達するまでの経路の組み合わせについて、それぞれの評価値を計算し、当該評価値を決定部42bに入力する。同様に、評価値計算部41cは、始端ノード3から終端ノード4に到達するまでの経路の組み合わせについて、それぞれの評価値を計算し、当該評価値を決定部42cに入力する。
そして、決定部42a~42cは、アプリ鍵共有経路の評価値を基に、最適なアプリ鍵共有経路を決定し、各始端ノード1~3に対応したアプリ鍵共有経路情報を出力する。最後に、経路選択装置40は、各始端ノード1~3に対応したアプリ鍵共有経路情報を集約し、集約されたアプリ鍵共有経路情報を出力する。
次に、アプリ鍵共有経路の評価値について説明する。アプリ鍵共有経路情報に対する評価項目として、距離、中継ノード数、アプリ鍵の生成速度、及び、アプリ鍵の保存量が挙げられる。それぞれの説明に関しては、前述のとおりである。
第1実施形態では、評価値が大きければ大きいほど、アプリ鍵共有経路として優先されるものとする。距離に関しては、量子暗号通信は1つの光子を送受信して量子暗号鍵を生成しているため、距離が長いほど、量子暗号鍵の生成速度は小さく、逆に距離が短いほど量子暗号鍵の生成速度は大きい。従って、距離が短いほど、当該距離に対する評価値が大きく計算される。
中継ノード数に関しては、中継ノードを中継すればするほど、中継ノードにおける量子暗号鍵の消費が多くなり、量子暗号通信ネットワークの観点からすると、好ましくない。従って、中継ノード数が小さいほど、中継ノードに対する評価値は大きく計算される。
アプリ鍵の生成速度に関しては、アプリ鍵の生成速度が高いほど、アプリ鍵の生成速度に対する評価値は大きく計算される。
アプリ鍵の保存量に関しては、アプリ鍵の保存量が高いほど、アプリ鍵の保存量に対する評価値は大きく計算される。
次に、アプリ鍵共有経路情報の決定方法について説明する。上述の説明では、距離に対する評価値、中継ノード数に対する評価値、アプリ鍵の生成速度に対する評価値、アプリ鍵の保存量に対する評価値、の4つの評価値を挙げた。アプリ鍵共有経路の決定の際、決定部42a~42cは、これらの評価値が最大になる経路をアプリ鍵共有経路とする。決定部42a~42cは、例えば、一つの評価値に注目し、当該評価値が最大となる経路をアプリ鍵共有経路としても良い。また例えば、決定部42a~42cは、複数の評価値に注目し、評価項目として均等に重みをつけた評価値が最大となる経路をアプリ鍵共有経路としても良い。また例えば、決定部42a~42cは、複数の評価値に注目し、評価項目毎に異なる重みをつけた評価値が最大となる経路をアプリ鍵共有経路としても良い。
次に、アプリ鍵管理装置20b(終端ノード)のアプリ鍵情報DBについて説明する。
図9は第1実施形態のアプリ鍵情報DB21bの例を示す図である。アプリ鍵情報DB21bは、例えば、リレーショナル・データベースであり、表(テーブル)に各種データが格納される。引き続き、終端ノード4(図7参照)の場合を例にして説明する。
第1実施形態のアプリ鍵情報DB21bは、アプリ鍵ID、始端ノード、データサイズ、距離、中継ノード数、アプリ鍵の生成速度、及び、アプリ鍵の保存量を含む。
アプリ鍵IDは、アプリ鍵を識別する情報である。始端ノードは、アプリ鍵をどの始端ノードと共有したかを示す。例えば、アプリ鍵IDが1のアプリ鍵は、始端ノード1と終端ノード4との間で共有されたアプリ鍵である。データサイズは、アプリ鍵のデータサイズである。
そして、距離、中継ノード数、アプリ鍵の生成速度、及び、アプリ鍵の保存量は、それぞれ、図6のアプリ鍵共有経路情報に含まれる距離、中継ノード数、アプリ鍵の生成速度、及び、アプリ鍵の保存量と同様である。アプリ鍵情報DB21bにアプリ鍵情報が格納される際、図6のアプリ鍵共有経路情報の距離、中継ノード数、アプリ鍵の生成速度、及び、アプリ鍵の保存量が、そのままアプリ鍵情報DB21bに書き込まれる。
そして、出力部22bは、アプリ30b(終端ノード)から、アプリ鍵ID及び始端ノードの指定を含むアプリ鍵の要求が来た時、その指定に従い、アプリ鍵ID及び当該始端ノードに対応したアプリ鍵情報をアプリ鍵情報DB21bから取り出す。そして、出力部22bは、アプリ鍵をアプリ30b(終端ノード)に送信し、取り出したアプリ鍵に対応したアプリ鍵情報を集計装置50に送信する。
集計装置50では、アプリ30b(終端ノード)で使用されたアプリ鍵に対応したアプリ鍵情報が集計されており、図9のアプリ鍵情報DBと同一のDB構成で、使用されたアプリ鍵情報が集計されている。
次に、第1実施形態の計算装置60について説明する。
図10は第1実施形態の計算装置60の機能構成の例を示す図である。第1実施形態の計算装置60は、単価計算部61a~61d、アプリ鍵料金計算部62及びサービス料金計算部63を備える。
第1実施形態では、アプリ鍵の単価を計算するうえで、考慮するパラメータが4つある場合について説明する。単価計算部61a~61dは、あるパラメータのみに着目した時のアプリ鍵の単価を計算する。そして、パラメータAは距離、パラメータBは中継ノード数、パラメータCはアプリ鍵の生成速度、パラメータDはアプリ鍵の保存量とする。また、計算装置60に入力されるアプリ鍵情報集計結果は、図9のアプリ鍵情報DBの1行目と同一であるとする。
最初に、アプリ鍵情報収集結果に含まれる各パラメータに対応した値が、各単価計算部61a~61dに入力される。例えばパラメータA(距離)に関する計算を行う場合、距離(km)の値(例えば30km)が単価計算部61a(パラメータA用)に入力される。そして、単価計算部61aは、30kmの値を基に、アプリ鍵単価(パラメータA)を計算し、当該アプリ鍵単価(パラメータA)をアプリ鍵料金計算部62に入力する。アプリ鍵単価(パラメータA)とは、パラメータAのみを考慮した時のアプリ鍵単価である。このアプリ鍵単価の計算を、パラメータB、パラメータC及びパラメータDについても、単価計算部61b~61dが同様に行う。
次に、アプリ鍵料金計算部62は、各パラメータに対するアプリ鍵単価から、全パラメータを考慮した時のアプリ鍵料金(アプリ鍵単価)を計算する。例えば、アプリ鍵料金計算部62は、各パラメータに対して、均等に重みをつけて、アプリ鍵単価を計算しても良いし、パラメータ毎に重みを異なるようにして、アプリ鍵単価を計算しても良い。アプリ鍵料金計算部62により、4つのパラメータを考慮した、データ1Mビットのアプリ鍵料金が計算され、当該アプリ鍵料金がサービス料金計算部63に入力される。
サービス料金計算部63は、アプリ鍵料金計算部62で計算された、アプリ鍵料金を累積する。そして、サービス料金計算部63は、利用者にサービス料金を請求する時に、累積した料金をサービス料金として、利用者に請求する。以上が、サービス料金請求までの流れである。
次に、アプリ鍵単価の計算の仕方について説明する。
パラメータが距離の場合、単価計算部61aは、距離が長い方が光ファイバのコストが多くかかっているため、距離が長いほどアプリ鍵の単価を高くする。
パラメータが中継ノード数の場合、単価計算部61bは、中継ノードの数が多いほど、アプリ鍵の単価を高くする。中継ノード数が多いほど、量子暗号装置10c(中継ノード)の数が多くなるので、装置コストが高くなるのに加え、中継ノードにおける量子暗号鍵の消費量が多くなるためである。
パラメータがアプリ鍵の生成速度の場合、単価計算部61cは、アプリ鍵の生成速度が小さいほど、アプリ鍵の単価が高くする。アプリ鍵の生成速度が小さいほど、アプリ鍵の共有速度は小さく、希少であるためである。
パラメータがアプリ鍵の保存量である場合、単価計算部61dは、アプリ鍵の保存量が小さいほど、アプリ鍵の単価が高くする。アプリ鍵の保存量が小さいほど、アプリ鍵は希少であるためである。
アプリ鍵料金を計算するときに考慮するパラメータとして、距離、中継ノード数、アプリ鍵の生成速度、及び、アプリ鍵の保存量の4つを挙げていたが、その他に考えられるのは、アプリ(終端ノード)が消費するアプリ鍵の消費速度である。この場合、例えば、アプリ鍵の消費速度が大きいほど、アプリ鍵の単価は高くしてもよい。また逆に、アプリ鍵の消費速度が大きいほど、アプリ鍵の使用量が多いので、より多くのアプリ鍵を使用するユーザーほど、アプリ鍵の単価を下げてもよい。アプリ鍵の消費速度の集計に関しては、出力部22bがアプリ鍵の消費速度を取得し、当該消費速度を集計装置50に送り、集計装置50が、当該消費速度を含むアプリ鍵情報集計結果を計算装置60に送信する。
アプリ鍵料金に関しては、例えばパラメータEとして、アプリ鍵の消費速度に対するアプリ鍵料金計算部61eを用意し、アプリ鍵の消費速度に対するアプリ鍵単価(パラメータE用)を計算し、当該アプリ鍵単価(パラメータE用)をアプリ鍵料金計算部62に入力する、という動作になる。
以上、説明したように、第1実施形態の量子暗号通信料金計算システム100では、集計装置50が、量子暗号鍵を用いて送受信されるアプリ鍵の情報を集計し、アプリ鍵情報集計結果を出力する。そして、計算装置60が、アプリ鍵情報集計結果に基づいて、アプリ鍵の単価を計算する。
これにより第1実施形態の量子暗号通信料金計算システム100によれば、量子暗号通信システムにより生成された暗号鍵を用いた暗号通信によって送信されるアプリ鍵の単価を、アプリ鍵の使用状況に応じて、より適切な値に変動させることができる。これにより、例えば、量子暗号通信システムを利用して生成されたアプリ鍵が枯渇している状況では、アプリ鍵が貴重となるため、単価が一定のままの場合よりも、サービス料金の収益を上げやすいという効果も得ることができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態の説明では、第1実施形態と同様の説明については省略し、第1実施形態と異なる箇所について説明する。
第1実施形態では、アプリ鍵管理装置20bから出力されたアプリ鍵情報からサービス料金が計算されていたが、アプリ30b(終端ノード)からアプリ鍵情報を出力し、サービス料金を計算する構成を取っても良い。また、計算装置60が、表示装置70にアプリ鍵の単価を示す表示情報を表示してもよい。
[量子暗号通信料金計算システムの装置構成の例]
図11は第2実施形態の量子暗号通信料金計算システム100-2の装置構成の例を示す図である。第2実施形態の量子暗号通信料金計算システム100-2は、量子暗号装置10a~10b、アプリ鍵管理装置20a~20b、アプリ30a~30b、経路選択装置40、集計装置50、計算装置60及び表示装置70を備える。第2実施形態では、第1実施形態の構成に更に表示装置70が追加されている。
第2実施形態では、アプリ30b(終端ノード)が、アプリ鍵管理装置20b(終端ノード)からアプリ鍵を取得すると同時にアプリ鍵情報も取得し、その後、利用したアプリ鍵に対するアプリ鍵情報を集計装置50に送信し、サービス料金を計算する流れになる。
また、表示装置70は、アプリ鍵の単価を示す表示情報を表示する。
[表示情報の例]
図12は第2実施形態の表示情報の例を示す図である。図12の例は、経路毎にアプリ鍵の単価を表示する場合を示す。また、QKDリンク毎に、QKDリンクの距離、量子暗号鍵の生成速度、量子暗号鍵の保存量、及び、QKDリンクのQbERが表示される。例えば、QKDリンク(A)では、QKDリンクの距離が20Km、量子暗号鍵の生成速度が2Mbps、量子暗号鍵の保存量が10Gbyte、及び、QKDリンクのQbERが3.5%である。
なお、上述の第1及び第2実施形態では、終端ノード側で集計装置50及び計算装置60を設置していたが、集計装置50及び計算装置60を始端ノード側に設置してもよい。始端ノード側の場合、アプリ30a(始端ノード)が、アプリ鍵管理装置20a(始端ノード)からアプリ鍵を取得するたびに、第1及び第2実施形態と同様の処理を行う。具体的には、アプリ30a(始端ノード)がアプリ鍵の要求をアプリ鍵管理装置20a(始端ノード)に送信し、アプリ鍵を取得するたびに、アプリ鍵管理装置20a(始端ノード)がアプリ鍵情報を集計装置50に送信し、サービス料金を計算する(第1実施形態の変形例)。また、アプリ30a(始端ノード)が、アプリ鍵管理装置20a(始端ノード)からアプリ鍵を取得すると同時に、アプリ鍵情報も取得する。そして、アプリ30a(始端ノード)が消費したアプリ鍵に対応するアプリ鍵情報を集計装置50に送信する(第2実施形態の変形例)。
同様に、経路選択装置40を始端ノード側に設置してもよい。始端ノード側の場合、量子暗号装置10a(始端ノード)からQKDリンクの情報を受け取ることになる。
(第3実施形態)
次に第3実施形態について説明する。第3実施形態の説明では、第1実施形態と同様の説明については省略し、第1実施形態と異なる箇所について説明する。第3実施形態では、量子暗号鍵をアプリ鍵として使う場合について説明する。
[基本構成の例]
図14は第3実施形態の量子暗号通信システムの基本構成の例を示す図である。図14のように、量子暗号通信のネットワーク構成において、始端ノードが1つで、かつ、終端ノードが1つの構成、すなわち、中継ノードが存在しない通信の場合、量子暗号鍵(始端ノード)をアプリ鍵(始端ノード)とし、量子暗号鍵(終端ノード)をアプリ鍵(終端ノード)として、使うことが可能である。
第3実施形態の場合、第1実施形態の基本構成の例1(図1参照)の説明時に述べた、アプリ鍵管理装置20a(始端ノード)にて実施する処理(アプリ鍵を生成する処理、量子暗号鍵を利用したOTP暗号化、及び、OTP暗号化されたアプリ鍵の伝送)、及び、アプリ鍵管理装置20b(終端ノード)にて実施する処理(OTP復号、及び、アプリ鍵の復元処理)を行う必要性がなくなり、アプリ鍵管理装置20a及び20bの負担が減る。経路選択装置40、集計装置50及び計算装置60を含めた量子暗号通信料金計算システムの構成に関しては、第1実施形態の構成(図3参照)、または、第2実施形態の構成(図11参照)に準じる。
(第4実施形態)
次に第4実施形態について説明する。第4実施形態の説明では、第1実施形態と同様の説明については省略し、第1実施形態と異なる箇所について説明する。第4実施形態では、量子暗号通信装置が、上述の経路選択装置40、集計装置50、計算装置60及び表示装置70の機能を備える場合について説明する。
[機能構成の例]
図15は第4実施形態の量子暗号通信装置10-2の機能構成の例を示す図である。第4実施形態の量子暗号通信装置10-2は、経路選択部11、集計部12、計算部13、表示部14、通信制御部15及び量子暗号鍵生成部16を備える。
経路選択部11は、アプリ鍵が送受信される伝送路(量子暗号鍵が送受信されるQKDリンク)の経路が複数ある場合、当該経路を評価する評価値がより大きい経路を選択する。例えば、経路選択部11は、伝送路の経路の距離が小さいほど評価値を大きくする。また例えば、経路選択部11は、伝送路の経路に含まれる中継ノードの数が少ないほど評価値を大きくする。また例えば、経路選択部11は、アプリ鍵の生成速度が大きい経路ほど評価値を大きくする。また例えば、経路選択部11は、アプリ鍵の保存量が多い経路ほど評価値を大きくする。
集計部12は、量子暗号鍵を用いて送受信されるアプリ鍵の情報を集計し、アプリ鍵情報集計結果を出力する。例えば、集計部12は、アプリ鍵管理装置20bがアプリ鍵をアプリ30bに送信するときに、アプリ鍵管理装置20bからアプリ鍵の情報を受信する。また例えば、集計部12は、アプリ30bがアプリ鍵を消費したときに、アプリ30bからアプリ鍵の情報を受信する。
計算部13は、アプリ鍵情報集計結果に基づいて、アプリ鍵の単価を計算する。例えば、アプリ鍵の情報に、量子暗号鍵の生成に用いられる光子が送受信されるQKDリンクの距離を含まれる場合、計算部13は、QKDリンクの距離が大きいほど、アプリ鍵の単価を高くする。また例えば、アプリ鍵の情報に、量子暗号鍵の生成に用いられる光子が送受信されるQKDリンクを中継する中継ノードの数が含まれる場合、計算部13は、中継ノードの数が大きいほど、アプリ鍵の単価を高くする。
また例えば、アプリ鍵の情報に、アプリ鍵の生成速度が含まれる場合、計算部13は、アプリ鍵の生成速度が遅いほど、アプリ鍵の単価を高くする。また例えば、アプリ鍵の情報に、アプリ鍵の保存量が含まれる場合、計算部13は、アプリ鍵の保存量が少ないほど、アプリ鍵の単価を高くする。また例えば、アプリ鍵の情報に、アプリ鍵の消費速度が含まれる場合、計算部13は、アプリ鍵の消費速度が速いほど、アプリ鍵の単価を高くする。
表示部14は、アプリ鍵の単価を含む表示情報(図12参照)を表示する。
通信制御部15は、量子暗号通信装置10-2の通信を制御する。量子暗号鍵生成部16は、QKDリンクを介して送受信された光子に基づいて、量子暗号鍵を生成する。
最後に、第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)のハードウェア構成の例について説明する。
[ハードウェア構成の例]
図16は第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)の主要部のハードウェア構成の例を示す図である。第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)は、制御装置301、主記憶装置302、補助記憶装置303、表示装置304、入力装置305、量子通信IF(Interface)306及び古典通信IF307を備える。
制御装置301、主記憶装置302、補助記憶装置303、表示装置304、入力装置305、量子通信IF306及び古典通信IF307は、バス310を介して接続されている。
制御装置301は、補助記憶装置303から主記憶装置302に読み出されたプログラムを実行する。主記憶装置302は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリである。補助記憶装置303は、HDD(Hard Disk Drive)及びメモリカード等である。
表示装置304は、量子暗号通信装置10(10-2)の状態等を表示する。入力装置305はユーザーからの入力を受け付ける。
量子通信IF306は、QKDリンクに接続するためのインターフェースである。古典通信IF307は、伝送路に接続するためのインターフェースである。
第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、メモリカード、CD-R、及び、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されてコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供される。
また第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。
また第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)が実行するプログラムを、ダウンロードさせずにインターネット等のネットワーク経由で提供するように構成してもよい。
また第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)で実行されるプログラムは、第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)の機能構成のうち、プログラムにより実現可能な機能を含むモジュール構成となっている。
プログラムにより実現される機能は、制御装置301が補助記憶装置303等の記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、主記憶装置302にロードされる。すなわちプログラムにより実現される機能は、主記憶装置302上に生成される。
なお第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)の機能の一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよい。ICは、例えば専用の処理を実行するプロセッサである。
また複数のプロセッサを用いて各機能を実現する場合、各プロセッサは、各機能のうち1つを実現してもよいし、各機能のうち2つ以上を実現してもよい。
また第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)の動作形態は任意でよい。第1乃至第4実施形態の量子暗号通信装置10(10-2)を、例えばネットワーク上のクラウドシステムを構成する装置として動作させてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 量子暗号装置
11 経路選択部
12 集計部
13 計算部
14 表示部
15 通信制御部
16 量子暗号鍵生成部
20 アプリ鍵管理装置
21b アプリ鍵情報DB
22b 出力部
30 アプリ
40 経路選択装置
41a~c 評価値計算部
42a~c 決定部
50 集計装置
60 計算装置
61a~d 単価計算部
62 アプリ鍵料金計算部
63 サービス料金計算部
70 表示装置
301 制御装置
302 主記憶装置
303 補助記憶装置
304 表示装置
305 入力装置
306 量子通信IF
307 古典通信IF
310 バス

Claims (17)

  1. 量子暗号鍵を用いて送受信されるアプリ鍵の情報を集計し、アプリ鍵情報集計結果を出力する集計部と、
    前記アプリ鍵情報集計結果に基づいて、前記アプリ鍵の単価を計算する計算部と、
    前記アプリ鍵の単価を含む表示情報を表示する表示部と、
    を備える量子暗号装置。
  2. 前記集計部は、アプリが前記アプリ鍵を消費したときに、前記アプリから前記アプリ鍵の情報を受信する、
    請求項1に記載の量子暗号装置。
  3. 前記量子暗号装置は、前記アプリ鍵を前記量子暗号装置から受信し、前記アプリ鍵をアプリに送信するアプリ鍵管理装置と接続され、
    前記集計部は、前記アプリ鍵管理装置が前記アプリ鍵を前記アプリに送信するときに、前記アプリ鍵管理装置から前記アプリ鍵の情報を受信する、
    請求項1に記載の量子暗号装置。
  4. 前記アプリ鍵の情報は、前記量子暗号鍵の生成に用いられる光子が送受信されるQKD(Quantum Key Distribution)リンクの距離を含み、
    前記計算部は、前記QKDリンクの距離が大きいほど、前記アプリ鍵の単価を高くする、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の量子暗号装置。
  5. 前記アプリ鍵の情報は、前記量子暗号鍵の生成に用いられる光子が送受信されるQKD(Quantum Key Distribution)リンクを中継する中継ノードの数を含み、
    前記計算部は、前記中継ノードの数が大きいほど、前記アプリ鍵の単価を高くする、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の量子暗号装置。
  6. 前記アプリ鍵の情報は、前記アプリ鍵の生成速度を含み、
    前記計算部は、前記アプリ鍵の生成速度が遅いほど、前記アプリ鍵の単価を高くする、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の量子暗号装置。
  7. 前記量子暗号鍵の生成に用いられる光子が送受信されるQKD(Quantum Key Distribution)リンクを中継する中継ノードが複数あり、前記QKDリンクが前記中継ノードによって、複数の部分QKDリンクに分割されている場合、
    前記アプリ鍵の生成速度は、前記複数の部分QKDリンクの間で生成される部分量子暗号鍵の生成速度のうち、より低い前記部分量子暗号鍵の生成速度である、
    請求項6に記載の量子暗号装置。
  8. 前記アプリ鍵の情報は、前記アプリ鍵の保存量を含み、
    前記計算部は、前記アプリ鍵の保存量が少ないほど、前記アプリ鍵の単価を高くする、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の量子暗号装置。
  9. 前記アプリ鍵が送受信される伝送路を中継する中継ノードが複数あり、前記伝送路が前記中継ノードによって、複数の部分伝送路に分割されている場合、
    前記アプリ鍵の保存量は、前記複数の部分伝送路の間で用いられる前記アプリ鍵の保存量のうち、より小さい前記アプリ鍵の保存量である、
    請求項8に記載の量子暗号装置。
  10. 前記伝送路の経路が複数ある場合、前記経路を評価する評価値がより大きい経路を選択する経路選択部
    を更に備える請求項9に記載の量子暗号装置。
  11. 前記経路選択部は、前記伝送路の経路の距離が小さいほど前記評価値を大きくする、
    請求項10に記載の量子暗号装置。
  12. 前記経路選択部は、前記伝送路の経路に含まれる中継ノードの数が少ないほど前記評価値を大きくする、
    請求項10又は11に記載の量子暗号装置。
  13. 前記経路選択部は、前記アプリ鍵の生成速度が大きい前記経路ほど前記評価値を大きくする、
    請求項10乃至12のいずれか1項に記載の量子暗号装置。
  14. 前記経路選択部は、前記アプリ鍵の保存量が多い前記経路ほど前記評価値を大きくする、
    請求項10乃至13のいずれか1項に記載の量子暗号装置。
  15. 前記アプリ鍵の情報は、前記アプリ鍵の消費速度を含み、
    前記計算部は、前記アプリ鍵の消費速度が速いほど、前記アプリ鍵の単価を高くする、
    請求項1乃至14のいずれか1項に記載の量子暗号装置。
  16. 量子暗号鍵を用いて送受信されるアプリ鍵の情報を集計し、アプリ鍵情報集計結果を出力する集計装置と、
    前記アプリ鍵情報集計結果に基づいて、前記アプリ鍵の単価を計算する計算装置と、
    前記アプリ鍵の単価を含む表示情報を表示する表示装置と、
    を備える量子暗号通信料金計算システム。
  17. 量子暗号装置が、量子暗号鍵を用いて送受信されるアプリ鍵の情報を集計し、アプリ鍵情報集計結果を出力するステップと、
    前記量子暗号装置が、前記アプリ鍵情報集計結果に基づいて、前記アプリ鍵の単価を計算するステップと、
    前記量子暗号装置が、前記アプリ鍵の単価を含む表示情報を表示するステップと、
    を含む量子暗号通信料金計算方法。
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