JP7273828B2 - 視覚的に透明な、赤外線再帰反射性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、視覚的に再帰反射しているようには見えないが、表面からの赤外線を再帰反射する再帰反射性物品に関する。
自動運転車両は、その車両の周囲の世界の視認性を最大化するために、電磁スペクトルの異なる部分で動作する複数のセンサシステムを必要とする。自動運転車両は、レーダー、可視光カメラ、赤外線(IR)センサシステム、及びその他を利用する可能性があり、それぞれ、長所、短所、及び冗長性の可能性を有する。
1つの有用なシステムは、光検出及び測距(Light Detection and Ranging、LiDAR)である。LiDARは、周囲のポイントマップを生成するIRレーザー式システムである。しかしながら、IRカメラ及びLiDARなど、電磁スペクトルのIR部分で動作するシステムは、特定の視覚的外観(例えば、色又はテクスチャ)の物体を背景から区別することが困難であることが多い。例えば、黒色又は暗色は、IRマシンビジョンセンサへ強い戻りをもたらさない。したがって、IRカメラ及びLiDARシステムでは、黒色又は暗色の車を区別することが難しい場合がある。
上記の観点から、赤外線で動作するマシンによってより容易に区別される材料が必要であることが認識された。
簡潔に述べると、一態様において、本発明は、再帰反射性物品を提供し、この再帰反射性物品は、(a)主表面の反対側に構造化表面を含む再帰反射性層と、(b)構造化表面の少なくとも一部分と接触して、入射光を実質的に再帰反射しない光学的不活性領域を形成する感圧性接着剤と、(c)入射光を再帰反射する光学的活性領域を形成する少なくとも1つの低屈折率層と、を備え、光学的活性領域が、構造化表面の約25%以下である。
本発明の再帰反射性物品は、視覚的に再帰反射しているように見えない表面からの赤外線の再帰反射を可能にする。したがって、再帰反射性物品は、赤外線で動作するマシンでは見ることができるが、人間の目では見えない。物品が、視覚的に圧倒的ではないが、IRマシンビジョンセンサに適切なレベルの信号を提供するように、再帰反射度を制御することができる。
本発明の再帰反射性物品は、車両又は他の物体の表面に追加され、その表面の視覚的外観を明らかに変化させることなく、それらの車両又は他の物体をより検出可能にすることができる。例えば、再帰反射性物品は、下地塗料色を明らかにするためにほとんど可視的に透明であってもよく、又は下地塗料色と一致するように着色されてもよい。
本開示の再帰反射性物品の1つの例示的な実施形態の概略側面図である。 本開示の再帰反射性物品の1つの例示的な実施形態の概略側面図である。 図1の再帰反射性物品を形成する際の1つの例示的な中間工程の概略図である。 本開示の再帰反射性物品の1つの例示的な実施形態の概略図である。 本開示の再帰反射性物品の1つの例示的な実施形態の概略図である。 本開示の再帰反射性物品の1つの例示的な実施形態の概略側面図である。 本開示の再帰反射性物品の1つの例示的な実施形態の概略側面図である。 実施例で調製されたサンプル物品の写真である。 実施例のサンプル物品のLiDAR出力(%強度)を示す。
再帰反射性材料は、材料に入射した光を発光源に戻す方向に転換できる能力によって特徴付けられる。「プリズム状」シートと呼ばれることもあるキューブコーナー再帰反射性シートは、典型的には、実質的に平坦な第1の表面と、複数の幾何学的構造体を含む第2の構造化表面と、を有する薄い透明層を含み、これらの複数の幾何学的構造体うちの一部又は全部は、キューブコーナー要素として構成された3つの反射面を含む。
典型的に、キューブコーナー要素は単一の頂点で交差する3つの互いに垂直な光学面を含む。概して、光源からコーナーキューブ要素に入射する光は、3つの垂直なキューブコーナー光学面のそれぞれから内部全反射し、光源に戻される。
本開示の再帰反射性物品は、例えばキューブコーナー要素を含む構造化表面によって入射光が再帰反射される1つ以上の光学的活性領域と、入射光が構造化表面によって実質的に再帰反射されない1つ以上の光学的不活性領域とを含む。光学的活性領域は、構造化表面の一部分に隣接する低屈折率層又は材料を含む。光学的不活性領域は、構造化表面の一部分に隣接する感圧性接着剤を含む。感圧性接着剤は、それに直接隣接する構造化表面の部分の再帰反射性を実質的に破壊する。低屈折率層は、構造化表面と感圧性接着剤との間に「バリア」を形成することによって、隣接する構造化表面の再帰反射性の維持を助ける。
本発明の再帰反射性物品は、IRセンサで見るのに十分なIR放射の再帰反射を有するように最適化することができるが、それらの物品は人間の目には視覚的に再帰反射しているようには見えない。したがって、いくつかの実施形態では、光学的活性領域は、構造化表面の約25%以下、20%以下、15%以下、10%以下、又は5%以下である。
図1A及び図1Bは、観察者102に面する再帰反射性物品100の例示的な一実施形態を示す。再帰反射性物品100は、主表面116の反対側に構造化表面114を集合的に形成する複数のキューブコーナー要素112を含む再帰反射性層110を含む。再帰反射性層110はまた、オーバーレイ層118も含む。感圧性接着剤層130は、再帰反射性層110に隣接する。感圧性接着剤層130は、感圧性接着剤132、1つ以上のバリア層134、及びライナー136を含む。バリア層134は十分な構造的一体性を有しており、感圧性接着剤132が構造化表面114とバリア層134との間の低屈折率層138内に流れ込むのを防ぐ。バリア層134は、キューブコーナー要素112の先端部に直接接触してよく、又はキューブコーナー要素112の先端部から離隔されても、又はその先端部に僅かに押し込んでもよい。
バリア層134は、存在する場合、感圧性接着剤130とキューブコーナー要素112との間に物理的「バリア」を形成する。バリア層は、最初に再帰反射性物品の製造中に、又は感圧性接着剤の粘弾性性質によって時間と共に、のいずれかで、感圧性接着剤によるキューブ先端部又は表面の湿潤を防止することができる。感圧性接着剤130とキューブコーナー要素112との間に閉じ込められた層は、低屈折率層138である。これにより、低屈折率層は取り囲まれる。保護層がそこに適用される場合には、低屈折率層は封入される。低屈折率層の封入は、低屈折率層の一体性を維持し、及び/又は保護する。バリア層の存在は、低屈折率層138及び/又はバリア層134に隣接する構造化表面114の部分が入射光150を再帰反射することを可能にする。バリア層134はまた、感圧性接着剤130がキューブシート材を浸潤するのを防ぐことができる。バリア層134と接触していない感圧性接着剤130は、キューブコーナー要素に接着し、これによって再帰反射性領域を効果的に封止し、光学的活性領域又はセルを形成する。感圧性接着剤130はまた、再帰反射性構造体全体を一体的に保持し、これによって別個の封止フィルム及び封止プロセスの必要性を排除する。いくつかの実施形態では、感圧性接着剤は、構造化表面又はキューブコーナー要素に密接するか、又はこれと直接隣接する。
図1Bに示されるように、低屈折率層138に隣接するキューブコーナー要素112に入射する光線150は、観察者102に再帰反射する。このため、再帰反射性物品100の低屈折率層138を含む領域は、光学的活性領域と呼ばれる。これに対して、再帰反射性物品100の低屈折率層138を含まない領域は、入射光を実質的に再帰反射しないので、光学的不活性領域と呼ばれる。
低屈折率層138は、約1.30未満、約1.25未満、約1.2未満、約1.15未満、約1.10未満、又は約1.05未満の屈折率を有する材料を含む。例示的な低屈折率材料には、空気及び低屈折率材料(例えば、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第9,140,833号に記載された低屈折率材料)が挙げられる。
一般に、感圧性接着剤がキューブコーナー要素112に接触するか、又は低屈折率層138に流れ込むか若しくは入り込むことを防止する任意の材料を、バリア層134に使用することができる。バリア層134に使用するための例示的な材料としては、樹脂、ポリマー材料、染料、インク、ビニル、無機材料、UV硬化性ポリマー、顔料、粒子、及びビーズが挙げられる。バリア層のサイズ及び間隔は可変である。いくつかの実施形態では、バリア層は、再帰反射性シート材上にパターンを形成することができる。いくつかの実施形態では、シート材上のパターンの視認性を低下させたいかもしれない。したがって、パターンが不連続であること、又は個別のバリアから構成されることが好ましい場合がある。
少なくともいくつかの実施形態では、感圧性接着剤層は第1の領域及び第2の領域を含む。第2の領域は構造化表面と直接接触するか、又はこれと密接する。第1の領域及び第2の領域は、感圧性接着剤層と再帰反射性層の構造化表面との間に低屈折率層を形成し、分離するために十分に異なる特性を有する。いくつかの実施形態では、第2の領域は感圧性接着剤を含み、第1の領域は、第2の領域とは組成が異なる。いくつかの実施形態では、第1の領域及び第2の領域は異なるポリマー形態を有する。いくつかの実施形態では、第1の領域及び第2の領域は異なる流動特性を有する。いくつかの実施形態では、第1の領域及び第2の領域は異なる粘弾性特性を有する。いくつかの実施形態では、第1の領域及び第2の領域は異なる接着特性を有する。いくつかの実施形態では、再帰反射性物品は、パターンを形成する複数の第2の領域を含む。いくつかの実施形態では、パターンは、不規則なパターン、規則的なパターン、グリッド、単語、グラフィック、画像、及びラインのうちの1つである。いくつかの実施形態では、パターンは機械読み取り可能であり得る。
本開示の再帰反射性物品に使用するための例示的な感圧性接着剤としては、架橋され粘着性が付与されたアクリル系感圧性接着剤が挙げられる。添加剤を有する又は有しない、天然又は合成ゴムと樹脂、シリコーン又は他のポリマー系との配合物など、他の感圧性接着剤を使用することができる。PSTC(pressure sensitive tape council)による感圧性接着剤の定義は、室温で恒久的に粘着性があり、軽い圧力(指圧)で様々な表面に接着し、相変化(液体から固体へ)を有さない接着剤である。
アクリル酸及びメタ(アクリル)酸エステル:アクリル酸エステルは、約65~約99重量部、好ましくは約78~約98重量部、及びより好ましくは約90~約98重量部の範囲で存在する。有用なアクリル酸エステルは、非三級アルキルアルコールの第1の1官能性アクリレート又はメタクリレートエステル(このアルキル基は4~約12の炭素原子を含む)、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのモノマーを含む。このようなアクリレート又はメタクリレートエステルは、一般に、ホモポリマーとして、約-25℃未満のガラス転移温度を有する。他のコモノマーに対して、より大きな量のこのモノマーは、PSAが低温で、より粘着性が高いことを可能にする。
好ましいアクリレート又はメタクリレートエステルモノマーとしては、n-ブチルアクリレート(BA)、n-ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、2-メチルブチルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、n-オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレート(IOA)、イソオクチルメタクリレート、イソノニルアクリレート、イソデシルアクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。

特に好ましいアクリレートとしては、イソオクチルアクリレート、n-ブチルアクリレート、2-メチルブチルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。
極性モノマー:低濃度(典型的に約1~約10重量部)の極性モノマー、例えばカルボン酸を使用して、感圧性接着剤の凝集力を高めることができる。より高濃度では、これらの極性モノマーは粘着を減少させ、ガラス転移温度を上昇させ、低温での性能を減少させる傾向がある。
有用な共重合可能酸性モノマーとしては、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、及びエチレン性不飽和ホスホン酸から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。このようなコモノマーの例として、アクリル酸(AA)、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、β-カルボキシエチルアクリレート、スルホエチルメタクリレート等、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。
他の有用な共重合可能なモノマーとしては、(メタ)アクリルアミド、N,N-ジアルキル置換(メタ)アクリルアミド、N-ビニルラクタム、及びN,Nジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートが挙げられるが、これらに限定されない。例証となる例としては、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,Nジメチルアミノエチルメタアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタアクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、N-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクタム等、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
非極性エチレン性不飽和モノマー:非極性エチレン性不飽和モノマーは、そのホモポリマーがFedors法(Polymer Handbook(Bandrup及びImmergut)を参照)によって測定されたとき、10.50以下の溶解度パラメータ及び15℃を超えるTgを有するモノマーである。このモノマーの非極性の性質は、接着剤の低いエネルギーによる表面接着を改善する傾向がある。これらの非極性エチレン性不飽和モノマーは、アルキル(メタ)アクリレート、Nアルキル(メタ)アクリルアミド、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。例証となる例としては、3,3,5-トリメチルシクロヘキシルアクリレート、3,3,5-トリメチルシクロヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、イソボニルアクリレート、イソボニルメタクリレート、N-オクチルアクリルアミド、N-オクチルメタクリルアミド、又はこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。任意に0~25重量部の非極性エチレン性不飽和モノマーが添加されてもよい。
粘着付与剤:好ましい粘着付与剤としては、テルペンフェノール樹脂、ロジン、ロジンエステル、水素添加ロジンのエステル、合成炭化水素樹脂、及びこれらの組み合わせが挙げられる。これらは、低いエネルギー表面上で良好な結合特性をもたらす。水素添加ロジンエステル及び水素添加C9芳香族樹脂は、高いレベルの「粘着」、屋外での耐久性、酸化耐性、及びアクリルPSAの架橋後における限定された干渉のために、最も好ましい粘着付与剤である。
粘着付与剤は、非第三級アルキルアルコール、極性モノマー、及び非極性エチレン性不飽和モノマーの1官能性アクリレート又はメタクリレートエステル100部当たり約1~約65部の濃度で添加されて、任意の「粘着」を達成することができる。好ましくは、粘着付与剤は、約65~約100℃の軟化点を有する。しかしながら、粘着付与剤の添加はアクリルPSAの剪断力、又は凝集力を減少させ、Tgを上昇させる場合があり、これは低温における性能には望ましくない。
架橋剤:アクリル感圧性接着剤の剪断力、又は凝集力を増加させるために、架橋添加物は通常、PSAに組み込まれている。2つの主なタイプの架橋添加剤が一般に使用される。第1の架橋添加剤は、多官能性アジリジンなどの熱架橋添加剤である。一例は本明細書では「ビスアミド」と呼ばれる1,1’-(1,3-フェニレンジカルボニル)-ビス-(2-メチルアジリジン)(CAS番号7652-64-4)である。このような化学的架橋剤は、重合後に溶剤系PSAに添加して、コーティングされた接着剤のオーブン乾燥中に、熱によって活性化することができる。
他の実施形態では、フリーラジカルによって架橋反応を起こす化学架橋剤を使用することができる。例えば、過酸化物のような試薬は、フリーラジカル供給源として機能する。十分に加熱した場合、これらの前駆体は、ポリマーの架橋反応を生じさせるフリーラジカルを発生する。一般的なフリーラジカル生成試薬は、過酸化ベンゾイルである。フリーラジカル発生剤は少量のみ必要とされるが、一般に、架橋反応を完了するために、ビスアミド試薬に要求される温度よりも高い温度を必要とする。
第2のタイプの化学架橋剤は、高強度の紫外(UV)光によって活性化される感光性架橋剤である。ホットメルトアクリルPSAに使用される2つの一般的な架橋剤は、ベンゾフェノン、及び4-アクリルオキシベンゾフェノンであり、これはPSAポリマーに共重合され得る。溶液ポリマーに後から添加し、紫外線によって活性化することができる別の光架橋剤はトリアジンであり、例えば2,4-ビス(トリクロロメチル)-6-(4-メトキシフェニル)-s-トリアジンである。これらの架橋剤は、中圧水銀ランプ又はUVブラックライトのような人工光源から発生する紫外線によって活性化される。
限定されないがメタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン(SILANE(商標)A-174、Union Carbide Chemicals and Plastics Co,から入手可能)、ビニルジメチルエトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリフェノキシシランなどを含むモノエチレン性不飽和モノ-、ジ-及びトリアルコキシシラン化合物のような加水分解可能なフリーラジカル共重合性架橋剤も有用な架橋剤である。
架橋剤は典型的に、100重量部のアクリル酸又はメタ(アクリル)酸エステル、極性モノマー、及び非極性のエチレン性不飽和モノマーを基準として、0~約1重量部存在する。
熱架橋剤、湿気架橋剤、又は光架橋剤に加えて、架橋は、γ放射線又は電子ビーム放射線などの高エネルギー電磁放射線を使用して達成されてもよい。この場合、架橋剤は必要とされない場合がある。
他の添加剤:アクリル感圧性接着剤は優れた酸化安定性を有するため、酸化防止剤及びUV光吸収剤などの添加剤は一般に必要ない。少量の熱安定剤がホットメルトアクリルPSAに使用されて、加工中の熱安定性を増加させることができる。
可塑剤:任意選択的に、接着剤の剥離性及び低温性能を最適化するために、低濃度(例えば約10重量部未満)の可塑剤を粘着付与剤と組み合せてTgを調整してもよい。本発明の接着剤に添加してもよい可塑剤は、広範な市販の材料から選択することができる。それぞれの場合において、添加された可塑剤は、配合物に使用される、粘着付与されたアクリルPSAと相溶性がなければならない。代表的な可塑剤としては、ポリオキシエチレンアリールエーテル、ジアルキルアジパート、2-エチルヘキシルジフェニルホスフェート、t-ブチルフェニルジフェニルホスフェート、ジ(2-エチルヘキシル)アジパート、トルエンスルホンアミド、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ポリエチレングリコールジベンゾエート、ポリオキシプロピレンアリールエーテル、ジブトキシエトキシエチルフォルマール、及びジブトキシエトキシエチルアジパートが挙げられる。
様々な熱硬化性又は熱可塑性ポリマーで構成される様々なポリマーフィルム基材は、オーバーレイ層及び本体層として使用するのに適している。本体層は、単層フィルム又は多層フィルムであり得る。可撓性再帰反射性物品の本体層フィルムとして使用され得るポリマーの例示的な例としては、(1)ポリ(クロロトリフルオロエチレン)、ポリ(テトラフルオロエチレン-コヘキサフルオロプロピレン)、ポリ(テトラフルオロエチレン-コ-ペルフルオロ(アルキル)ビニルエーテル)、ポリ(フッ化ビニリデン-コ-ヘキサフルオロプロピレン)などのフッ素化ポリマー類;(2)E.I.duPont Nemours(デラウェア州ウィルミントン)から入手可能なSURLYN-8920 Brand及びSURLYN-9910 Brandなどの、ナトリウムイオン又は亜鉛イオンを有するアイオノマー性エチレンコポリマーポリ(エチレン-コ-メタクリル酸);(3)低密度ポリエチレン;直鎖状低密度ポリエチレン;及び超低密度ポリエチレンなどの低密度ポリエチレン類;可塑化ポリ(塩化ビニル)などの可塑化ハロゲン化ビニルポリマー類;
(4)ポリ(エチレン-コ-アクリル酸)「EAA」、ポリ(エチレン-コ-メタクリル酸)「EMA」、ポリ(エチレン-コ-マレイン酸)、及びポリ(エチレン-コ-フマル酸)などの酸官能性ポリマーを含むポリエチレンコポリマー類;アルキル基がメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等、又はCH3(CH2)n-であってnは0~12である、ポリ(エチレン-コ-アルキルアクリレート)などのアクリル官能性ポリマー類、及びポリ(エチレン-コ-ビニルアセテート)「EVA」;並びに(5)(例えば)脂肪族ポリウレタン類が挙げられる。
本体層は、好ましくはオレフィンポリマー材料であり、典型的には、2~8の炭素原子を有するアルキレンを少なくとも50重量%含み、最も一般的にはエチレン及びプロピレンが用いられる。その他の本体層には、例えば、ポリ(エチレンナフタレート)、ポリカーボネート、ポリ(メタ)アクリレート(例えば、ポリメチルメタクリレート又は「PMMA」)、ポリオレフィン類(例えば、ポリプロピレン又は「PP」)、ポリエステル類(例えば、ポリエチレンテレフタレート又は「PET」)、ポリアミド類、ポリイミド類、フェノール樹脂類、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン、スチレン-アクリロニトリルコポリマー類、環状オレフィンコポリマー類、エポキシ樹脂類等が挙げられる。
本開示の再帰反射性物品で使用するための、例示的なライナーとしては、紙、及びポリマーフィルムなど、プラスチックを含むシリコーンコーティングされた材料が挙げられる。ライナーのベース材料は、単層又は多層であってよい。具体例としては、ポリエステル(例えばポリエチレンテレフタレート)、ポリエチレン、ポリプロピレン(キャストポリプロピレン及び2軸延伸ポリプロピレンを含む)、及び紙(クレーコート紙、ポリエチレンコート紙を含む)、又はポリエチレンコートされたポリ(エチレンテレフタレート)フィルムが挙げられる。
いくつかの実施形態では、例えば再帰反射性物品100においてなど、キューブコーナー要素112は、四面体又はピラミッドの形態である。任意の2つのファセットの間の二面角は、用途において望ましい特性により様々であり得る。(図1A及び1Bに示される実施形態を含む)いくつかの実施形態では、任意の2つのファセットの間の二面角は90度である。かかる実施形態では、ファセットは互いに実質的に垂直であり(部屋のコーナーのように)、光学要素はキューブコーナーと呼ばれる場合がある。あるいは、本明細書においてその全体が参照により組み込まれる、米国特許第4,775,219号で記載されるように、隣接するファセットの間の二面角は90°から外れてもよい。あるいは、再帰反射性物品内の光学要素は、切頭キューブコーナーであってもよい。光学要素は完全なキューブ、切頭キューブ、又は例えば、本明細書においてその全体が参照により組み込まれる米国特許第7,422,334号に記載されるように、好ましい形状(PG)のキューブであってもよい。各再帰反射光学要素は、ファセットと等しい角度をなす対称軸線を含む。いくつかの実施形態では、対称軸線は、底面又は前面に垂直である。いくつかの実施形態では、対称軸線は、底面又は前面に垂直ではなく、頂点又は光学要素は、例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第4,588,258号に記載されるように、傾いている。図1A及び図1Bの再帰反射性層110は、オーバーレイ層118を含み、ランド層又はランド部分を含まないものとして示されている。ランド層は、キューブコーナー要素と同一の広がりを持つ材料の連続層として定義され、同一材料から構成され得る。この構造体は可撓性の実施形態で望ましい場合がある。当業者であれば、再帰反射性層110がランド層又はランド部分を含み得ることを理解するであろう。
図2に概略的に示されるように、本開示の再帰反射性物品の少なくともいくつかを製造する1つの方法は、バリア層材料134を感圧性接着剤材料132上に配置することと、次いで、得られた感圧性接着剤層130を再帰反射性層110に積層することと、を含む。感圧性接着剤層130は、以下の例示的な方法を含むが、これらに限定されない様々な方法で形成され得る。1つの例示的な実施形態では、バリア層を形成する材料は感圧性接着剤上に印刷される。印刷方法は、非接触方法、例えばインクジェットプリンタを使用する印刷であってもよい。印刷方法は、接触印刷方法、例えばフレキソ印刷であってもよい。別の例示的な実施形態では、バリア層を形成する材料は、例えばインクジェット又はスクリーン印刷法を使用して平坦な剥離面上に印刷され、続いて次に、平坦な剥離面から感圧性接着剤上に転写される。別の例示的な実施形態では、バリア層を形成する材料は微細構造化された接着表面(例えば3M Company(St.Paul、MN)製のComplyライナー)上にフラッドコーティングされる。バリア層材料は、続いて、微細構造化ライナーから感圧性接着剤へと、例えば積層によって転写される。次いで、再帰反射性物品が、任意選択的に、基材(例えば、自動車)に接着結合されてもよい。
図3及び図4は、本開示のいくつかの代替的な例示的再帰反射性物品を示す。具体的には、図3及び図4は、構造化封止層を含む再帰反射性物品を示す。いくつかの実施形態では、封止層は、例えば熱可塑性ポリマー、架橋可能な材料、及び放射線硬化性材料のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、封止層は、例えば、熱活性接着剤、及び/又は感圧性接着剤などの接着剤を含む。これらの構造体は、再帰反射性層の背面に積層されたエンボス加工された封止層、複製された封止層、又は同様に形成された封止層を有することを特徴とする。封止層は、感圧性接着剤、熱活性接着剤、又は複製、熱エンボス加工、押出成形複製などを用いて形成され得る他の材料とすることができる。
図3は、観察者302に面する再帰反射性物品300の1つの例示的な実施形態の概略図である。再帰反射性物品300は、主表面316の反対側に構造化表面314を集合的に形成する複数のキューブコーナー要素312を含む再帰反射性層310を含む。再帰反射性層310はまた、オーバーレイ層318も含む。再帰反射性層310は、ランド層又はランド部分を有さない可撓性基材として示されているが、上述のように、再帰反射性層310は、ランド層及び/又は任意の種類の光学要素を含むことができる。構造化接着層330は再帰反射性層310に隣接している。構造化接着層330は、閉じたパターン(例えば六角形のアレイなど)の接着剤の隆起領域(周囲の領域に対して隆起している領域)を含む。構造化接着層は、構造化接着剤ライナー340及びホットメルト接着剤層350を含む。構造化接着層330は、再帰反射性層310に結合されると、構造化表面314の再帰反射性を保持する低屈折率層338を画定する。より具体的には、低屈折率層338の存在は、低屈折率層338に隣接している構造化表面314の部分が入射光150を再帰反射することを可能にする。したがって、低屈折率層338に隣接しているキューブコーナー要素312を含む再帰反射性物品300の部分は、それらが入射光を再帰反射するという点で光学的に活性である。これに対して、キューブコーナー要素312に隣接している構造化接着層330の部分を有する再帰反射性物品300の部分は、入射光を実質的に再帰反射しない光学的不活性領域である。構造化表面314と接触していない構造化接着層330の部分は、キューブコーナー要素312に接着し、それによって再帰反射性領域を効果的に封止して、光学的活性領域又はセルを形成する。構造化接着層330はまた、再帰反射性構造体全体を一体的に保持し、これによって別個の封止層及び封止プロセスの必要性を排除する。図3に示される実施形態では、再帰反射性物品300は、基材360に接着結合されている。
構造化接着層はいくつかの異なる方法で形成され得る。構造化接着層は、例えば同時に形成された複数の層を含んでもよく、又は繰り返されるコーティングの工程を通じて作られてもよい。1つの例示的な方法は、任意にキャリアウェブ上の接着剤の平坦なフィルムから始まる。接着剤は平坦なロールと、所要のレリーフ模様を備えるロールとの間に挟まれる。温度及び圧力を加えることによりレリーフ模様は接着剤に転写される。第2の例示的な方法は、鋳造可能な又は押出可能な接着材料を必要とする。接着剤のフィルムは、必要とされるレリーフ模様と共に、材料をロール上に押し出すことによって作製される。接着材料がロールから取り除かれたとき、それはロールに関連するレリーフ模様を保持する。構造化接着層は次いで、再帰反射性層に積層される。
代替的な実施形態では、構造化接着層は、例えば、接着剤ではないが、接着剤でコーティングされた材料を構造体の先端部に含むことができる。
このような再帰反射性物品400を作製する例示的な方法は、例えばポリエチレンなどの平坦な非接着性フィルムから始まる。このポリエチレンフィルムは平坦なロールと、所要のレリーフ模様を備えるロールとの間に挟まれる。温度及び圧力を加えることにより、レリーフ模様はポリエチレンフィルムに転写される。次いで、接着剤が、例えばキスコーティング又は別の好適な方法を使用して、複製されたフィルムの先端部に転写される。次いで、接着剤で被覆された構造化ライナーは再帰反射体に積層される。
上記のどの製造方法が使用されるかにかかわらず、構造化接着層は、次いで、2つの平坦なロールから構成されるニップで2つのフィルムをともにニッピングすることによって再帰反射性層に結合される。温度及び圧力を加えることにより、フィルム同士が接着結合し、キューブコーナー要素の再帰反射を保持する空気のポケットを作製する。
任意選択的に、第1の領域又は接着剤の非隆起部分は、構造化接着層封止脚部の入り込みを低減するように作用するとともに、加工中又は使用中にキューブコーナー要素の先端上のウェルの底部による接地の有害な影響を最小限に抑えるように作用する材料でパターン化することができる。
図4は、バリア層480が構造化接着層の底部に限定されている再帰反射性物品400を示すが、バリア層480は、封止脚部の再帰反射性層310への接着を実質的に低下させない限り、ウェル内のどこにあってもよい。
図3~図4の構造化接着層は、例えば、熱可塑性樹脂ポリマー、熱活性接着剤、例えばその全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第7,611,251号に記載のように、酸/アクリレート又は無水物/アクリレートで修飾されたEVAなど、例えばBynel 3101を含み得る。図3~図4の構造化接着層は、例えばアクリルPSA、又はコーナーキューブ要素に接着するであろう接着特性を備える任意の他のエンボス加工可能な材料を含み得る。封止フィルム層と(例えばキューブコーナー)微細構造化層との間の界面は、通常、接着を促進する表面処理を含む。様々な接着促進表面処理が周知であり、例えば、機械的粗面化、化学的処理、(空気又は窒素のような不活性ガス)コロナ処理(例えば、米国特許出願公開第2006/0003178(A1)号)、プラズマ処理、火炎処理、及び化学線照射が挙げられる。
本発明の再帰反射性物品は、実質的に透明な感圧性接着剤を使用することによって実質的に透明にすることができる。他の実施形態では、再帰反射性物品が、400nm~700nmにおいて約30%超の可視吸収率、及び830nm~900nmにおいて約30%超の近赤外透過率を有する波長選択性吸収層を含み得る。この層は、物品から再帰反射される赤外線の透過を可能にするが、物品から再帰反射される可視光を全て吸収することになる。波長選択性吸収層は、再帰反射性層の主表面に隣接して配置することができる。波長選択性吸収層は、再帰反射性物品が適用される基材の色に一致させることができる。
いくつかの実施例では、波長選択性吸収層は、可視透過率よりも高い赤外透過率を有する任意の好適な染料又は顔料、例えば近赤外波長を透過させつつ可視波長を実質的に吸収する近赤外黒色インクを含み得る。例えば、波長選択性吸収層は、Spectre(商標)インク、例えばSpectre(商標)100、110、120、130、140、150又は160(Epolin、Newark,NJ);ミマキのインク、例えばミマキES3、SS21、BS3、SS2又はHS(ミマキグローバル、日本国長野県東御市);又はセイコーのインク、例えばセイコー1000、1300、SG700、SG740又はVIC(株式会社セイコーアドバンス、日本国)などの染料又はインクを含み得る。いくつかの実施例では、波長選択性吸収層は、シアン、マゼンタ、黄色、若しくは黒色の染料成分のうちの1つ以上を含んでもよく、又は、例えば、所定の色と関連付けられた所定の波長帯域、ピーク、若しくはスペクトルを散乱若しくは反射することによって、任意の所望の色を有する染料を含んでもよい。いくつかの実施例では、波長選択性吸収層は、可視透過率よりも高い赤外透過率を有し得るスペクトル選択性多層吸収フィルムを含み得る。波長選択性吸収層は、可視波長を遮断しつつ、少なくとも一部、又は実質的に全ての近赤外波長を透過することができる。いくつかの実施例では、波長選択性吸収層は、染料又は顔料の一方又は両方を含むコーティングを含み得る。いくつかの実施例では、波長選択性吸収層は、染料を含まなくてもよく、近赤外透過性可視遮断顔料を含み得る。例えば、波長選択性吸収層は、Lumogen(登録商標)Black FK 4280又はLumogen Black FK 4281(BASF、Southfield、MI)を含み得る。
いくつかの実施例では、波長選択性吸収層は、拡散又は散乱を呈するためのビーズ又は粒子を含み得る。例えば、波長選択性吸収層は、媒体と、媒体内に分散されたビーズ又は粒子とを含み得る。媒体は、ガラス、ポリマー、又は任意の他の好適な光学媒体、あるいはそれらの組み合わせを含み得る。ビーズ又は粒子は、シリカ、ガラス、ポリマーの、有機の、無機の、金属酸化物、ポリスチレン、又は他の好適な散乱材料、あるいはそれらの組み合わせを含み得る。波長選択性吸収層は、拡散性又は散乱性の空隙又は細孔を含み得、空隙又は細孔は空気などの気体を含んでもよい。
例えば、波長選択性層は、例えば、830nm超の波長で、5%超の、又は10%超の、又は20%超の、50%超の、又は70%超の、近赤外透過率を有し得る。いくつかの実施例では、波長選択性層は、5%未満、又は1%未満、又は約0を透過し得る。いくつかの実施例では、波長選択性層は、830nm超の波長に対して10%超の近赤外透過率を有し得る。実施例では、波長選択性層は、850nm超の波長に対して20%超の近赤外透過率を有し得る。いくつかの実施例では、波長選択性層は、870nm超の波長に対して50%超の近赤外透過率を有し得る。いくつかの実施例では、波長選択性層は、900nm超の波長に対して50%超の近赤外透過率を有し得る。いくつかの実施例では、波長選択性層は、900nm超の波長に対して75%より大きい平均近赤外透過率を有し得る。
いくつかの実施形態では、波長選択性吸収層は、図5に示すように、再帰反射性層の主表面を実質的に全て覆い得る。再帰反射性物品500は、オーバーレイ層118上に配置された波長選択性吸収層590を含む。他の実施形態では、波長選択性吸収層は、再帰反射性層の主表面の部分領域を占有する場合がある。例えば、波長選択性吸収層は、再帰反射性物品の光学的不活性領域を覆う必要はない場合がある。したがって、波長選択性吸収層は、光学的活性領域に隣接してのみ使用され得、層に関連するコストを低減し得る。換言すれば、図6に示すように、波長選択性吸収層690は、再帰反射性物品600の光学的活性領域(すなわち、低屈折率層138を有する領域)と実質的に位置合わせされた不連続層とし得る。波長選択性吸収層は、再帰反射性層上の基準又は他のマーキングを使用して、光学的活性領域と位置合わせすることができる。波長選択性吸収層はまた、バリア層がマスクとして使用されるプロセスを使用して、光学的活性領域と位置合わせすることもできる。例えば、UV硬化性波長選択層を再帰反射性層上にコーティングすることができる。UV光源は、バリア層が波長選択性層の部分を硬化からマスクするように、再帰反射性物品の反対側に位置決めすることができる。その後、未硬化部分を容易に除去することができる。
本発明の再帰反射性物品は、LiDARシステムを利用する用途に特に有用である。LiDARシステムは、暗色又は黒色の物体を区別することが困難であることが多い。従来の再帰反射性物品は、車両の表面に適用され、車両をより検出可能にすることができるが、車両の外観を変化させることがある。更に、旧来の再帰反射性物品は、夜間に車両を視覚的に過度に圧倒的にすることがあり、IRセンサを過飽和させることがある。本発明の再帰反射性物品は、IRマシンビジョンユニットへの適切なレベルの信号戻りを示すが、視覚的再帰反射は最小限であるか、又は実質的にない。
本発明の再帰反射性物品は、湾曲表面又は不均一表面に適用され得るように、可撓性材料又は適合性材料で作製することができる。これらは、自動車のバンパー、車のピラー、窓、及び車両内装などの基材に適用することができるステッカー又はテープなどの接着物品であってもよい。本発明の再帰反射性物品は、着色されたフェイシア(fascia)、塗装されたフェイシア、窓などの自動車部品内に、又はその上に含まれることができる。窓の場合、本発明の再帰反射性物品は、窓の内表面若しくは外表面上に適用することができ、又は積層ガラスの場合、ガラスの板の間に配置することができる。
本発明の再帰反射性物品はまた、安全目的で衣服又は他の物体上で使用することもできる。
本発明の目的及び利点は、以下の実施例によって更に例示されるが、これらの実施例に記載された特定の材料及びその量、並びに他の条件及び詳細は、本発明を不当に制限するものと解釈されるべきではない。
再帰反射性層の調製
オーバーレイフィルムを、約5.8%のジイソブチルケトン、18%のキシロール、3.4%のミネラルスピリット、11%のBASF可塑剤、7.45%のElvacite、3.0%のUvinul、2.1%のAC-293、0.10%のCPL-46、5.1%のParaplex G-62、及び44%のGeon 178を含む溶液をPETキャリア上にキャスティングすることによって作製した。PETキャリア上にコーティングされた溶液を、約120、200、及び275Fに温度が設定されたマルチゾーンオーブンに通過させることによって乾燥させ、次いで最終ゾーンにおいてビニルを約380Fの温度で溶融させた。
キューブコーナー構造体は、81.3ミクロン(0.0032インチ)のピッチ又は主溝間隔を有する3組の交差溝を有した。交差溝は、61、61、58度の夾角を有するキューブコーナー底面三角形を形成し、キューブコーナー要素の高さは37.6ミクロン(0.00148インチ)となった。主溝間隔は、ベース三角形の2つの61度の底角を形成する溝の間の溝間隔として定義される。
25重量%のビスフェノールAエポキシジアクリレート(商品名「Ebecryl 3720」でCytek(Woodland Park、N.J.)から市販されている)、12重量%のジメチルアミノエチルアクリレート(「DMAEA」)、38重量%のTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)、及び25重量%の1,6-HDDA(ヘキサンジオールジアクリレート)を組み合わせることによって生成した樹脂組成物を用いて、キューブコーナー微細構造体を調製した。配合物は、0.5pphのTPO(2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド)光開始剤を有した。
樹脂組成物を、室温で25fpm(7.6m/分)で、74℃(165°F)に加熱した金属ツール上にキャスティングした。樹脂組成物は、ツールのエンボスパターンのキャビティを充填し、ツールのランド領域上の樹脂の量を最小限に抑えるように設定された間隙を有するゴムニップローラーによって、ツール内のキューブコーナー微細構造体のキャビティを充填した。再帰反射性層は、ビニルフィルム/PETキャリアを樹脂のキューブコーナー微細構造体と接触させることによって作製した。キューブコーナー微細構造体樹脂を、ツール上のPETキャリア/ビニルフィルムを通して、600W/インチに設定した12個のFusion D UVランプ(Fusion Systems(Rockville,Md.)から入手可能)を用いて、硬化させた。UVランプの前方にダイクロイックフィルターを使用し、赤外線による構造体の加熱を最小に抑えた。硬化プロセスが完了し、ツールから再帰反射性層を取り外した後、キューブコーナー微細構造体を、Fusion D UVランプで照射して、UV照射後硬化を行った。再帰反射性層を、149℃(3°F)に設定したオーブンに通過させて、フィルム内の応力を緩和させた。
サンプル
図7は、以下のように調製されたサンプル物品を示す写真である。サンプル1は、標準的な白色塗料ボードから調製した。サンプル2は、感圧性接着剤が構造化表面全体に接触して光学的に不活性なサンプルを形成している(すなわち、入射光を再帰反射する光学的活性領域を形成する低屈折率層が存在していない)、上記で調製した再帰反射性層から作製された対照試料である。サンプル3は、100%再帰反射性の対照試料である。上記で調製した再帰反射性層の表面全体が、UV硬化インクからなる低屈折率層で被覆されている。サンプル4は、再帰反射体の4%の面積が被覆されている本発明の実験サンプルである。このサンプルでは、上記で調製した再帰反射性層の4%が、UV硬化インクからなる低屈折率層で被覆されている。白色接着剤を用いてサンプル2、3、及び4を調製した。
図8は、図7に示すシーンを見ているLiDARユニットからのポイントフィールド出力を示す。LiDAR出力は、塗料ボード(サンプル1)と非再帰性反射サンプル(サンプル2)とが同じ視認性を有していたことを示す。100%再帰反射体(サンプル3)の戻り信号は、標準的な塗料サンプルの約2倍であったが、可視光においては他のサンプルとは非常に異なっているように見えた。実験の4%再帰反射体(サンプル4)の戻り信号もまた、標準的な塗料サンプル(サンプル1)の約2倍であったが、可視では白色に見えた。これらの結果は、広範な角度にわたって同じであった。
本明細書中に引用している刊行物の完全な開示は、それぞれが個々に組み込まれたかのように、その全体が参照により組み込まれる。本発明に対する様々な改変及び変更が、本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく、当業者には明らかとなるであろう。本発明は、本明細書に記載の例示的な実施形態及び実施例によって不当に限定されることを意図するものではなく、このような実施例及び実施形態は例としてのみ提示されており、本発明の範囲は、本明細書で以下のとおり記載の特許請求の範囲によってのみ限定されることを意図しているものと理解されたい。以下、例示的実施形態を示す。
[1]
(a)主表面の反対側に構造化表面を含む再帰反射性層と、
(b)前記構造化表面の少なくとも一部分と接触して、入射光を実質的に再帰反射しない光学的不活性領域を形成する感圧性接着剤と、
(c)入射光を再帰反射する光学的活性領域を形成する少なくとも1つの低屈折率層と、を備え、
前記光学的活性領域が、前記構造化表面の約25%以下である再帰反射性物品。
[2]
前記光学的活性領域が、複数の第1の領域を画定し、前記光学的不活性領域が、1つ以上の第2の領域を画定する、[1]に記載の再帰反射性物品。
[3]
前記複数の第1の領域が、前記低屈折率層内への前記感圧性接着剤の流れを実質的に防止するのに十分な構造的一体性を有するバリア層を備える、[2]に記載の再帰反射性物品。
[4]
前記複数の第1の領域が、個別の第1の領域のパターンを形成する、[2]又は[3]に記載の再帰反射性物品。
[5]
前記物品から再帰反射された可視光が、人間の目には知覚されない、[1]~[4]のいずれか一項に記載の再帰反射性物品。
[6]
前記感圧性接着剤が実質的に透明である、[1]~[5]のいずれか一項に記載の再帰反射性物品。
[7]
前記再帰反射性層の前記主表面に隣接する波長選択性吸収層を更に備え、前記波長選択性吸収層が、400nm~700nmにおいて約30%超の可視吸収率、及び830nm~900nmにおいて約30%超の近赤外透過率を有する、[1]~[6]のいずれか一項に記載の再帰反射性物品。
[8]
前記波長選択性吸収層が、前記第1の領域にのみ隣接する、[7]に記載の再帰反射性物品。
[9]
前記波長選択性吸収層が、黒色染料及び黒色顔料の一方又は両方を含む、[7又は8]に記載の再帰反射性物品。
[10]
前記構造化表面が、キューブコーナー要素を含む、[1]~[9]のいずれか一項に記載の再帰反射性物品。
[11]
前記物品が、可撓性又は適合性である、[1]~[10]のいずれか一項に記載の再帰反射性物品。
[12]
前記光学的活性領域が、前記構造化表面の約20%以下である、[1]~[11]のいずれか一項に記載の再帰反射性物品。
[13]
前記光学的活性領域が、前記構造化表面の約10%以下である、[12]に記載の再帰反射性物品。
[14]
LiDAR源と、IRセンサと、[1]~[13]のいずれか一項に記載の前記再帰反射性物品と、を備える、LiDARシステム。
[15]
着色されたフェイシア、塗装されたフェイシア又は窓、及び[1]~[13]のいずれか一項に記載された発明を備える、自動車部品。

Claims (10)

  1. (a)主表面の反対側に構造化表面を含む再帰反射性層と、
    (b)前記構造化表面の少なくとも一部分と接触して、入射光を実質的に再帰反射しない光学的不活性領域を形成する感圧性接着剤と、
    (c)入射光を再帰反射する光学的活性領域を形成する少なくとも1つの低屈折率層と、
    (d)黒色染料及び黒色顔料の一方又は両方を含む波長選択性吸収層と、を備え、
    前記光学的活性領域が、前記構造化表面の25%以下である再帰反射性物品。
  2. 前記光学的活性領域が、複数の第1の領域を画定し、前記光学的不活性領域が、1つ以上の第2の領域を画定する、請求項1に記載の再帰反射性物品。
  3. 前記複数の第1の領域が、前記低屈折率層内への前記感圧性接着剤の流れを実質的に防止するのに十分な構造的一体性を有するバリア層を備える、請求項2に記載の再帰反射性物品。
  4. 前記複数の第1の領域が、個別の第1の領域のパターンを形成する、請求項2又は3に記載の再帰反射性物品。
  5. 前記物品から再帰反射された可視光が、人間の目には知覚されない、請求項1~4のいずれか一項に記載の再帰反射性物品。
  6. 前記感圧性接着剤が実質的に透明である、請求項1~5のいずれか一項に記載の再帰反射性物品。
  7. 前記波長選択性吸収層が、前記再帰反射性層の前記主表面に隣接し、かつ、前記波長選択性吸収層が、400nm~700nmにおいて30%超の可視吸収率、及び830nm~900nmにおいて30%超の近赤外透過率を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の再帰反射性物品。
  8. 前記構造化表面が、キューブコーナー要素を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の再帰反射性物品。
  9. LiDAR源と、IRセンサと、請求項1~8のいずれか一項に記載の前記再帰反射性物品と、を備える、LiDARシステム。
  10. 着色されたフェイシア、塗装されたフェイシア又は窓、及び請求項1~8のいずれか一項に記載された再帰反射性物品を備える、自動車部品。
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