JP7272898B2 - 一体の外側着陸装置ビーム支持取付具 - Google Patents

Description

本明細書で説明する例は、一体の外側着陸装置ビーム支持取付具と、一体の外側着陸装置ビーム支持取付具を提供する方法とに関する。

航空機は、着陸および離陸のために展開され、飛行中は航空機に収納され得る着陸装置を含む。アクチュエータは、航空機の主着陸装置のトラニオンに接続され、着陸装置の展開および収納に使用される。アクチュエータは、ブリッジ取付具と呼ばれる場合がある第1の取付具を介して翼後桁に接続される。ミニカント取付具と呼ばれる場合がある第2の取付具は、着陸装置ビームと翼後桁とを接続する。2つの別個の取付具（ミニカント取付具およびブリッジ取付具）の組み付けプロセスは、2つの取付具が一緒に組み付けられるように翼外板の外形が機械加工されなければならないため、複雑になり得る。2つの取付具の公差のばらつきが組み合わさって、後翼桁および翼外板の外形との組み立ての難易度が高くなり得る。

アクチュエータと翼後桁とを接続するための現在の設計は、水平方向のヒューズピンを使用する。ヒューズピンは、衝撃事象による高荷重の印加時にアクチュエータをせん断して翼後桁から解放するように設計される。しかしながら、アクチュエータを翼後桁から解放するために必要な荷重を低減することは有益であり得る。上述のように、着陸装置は通常、取付具によって航空機の翼後桁に接続される。航空機は、翼後桁内に配置される燃料タンクを含む場合がある。着陸装置に衝撃荷重がかかると、アクチュエータおよび／または主着陸装置トラニオンが、後翼桁内に配置された燃料タンクを貫通する可能性があり、これは望ましくない。着陸装置システムに加えられる衝撃荷重の印加時に燃料タンクを無傷のまま保つことが望ましい。現在のフラップ展開システムの他の欠点もあり得る。

本開示は、アクチュエータが第1の位置を通り過ぎて枢動するか、または第2の位置を通り過ぎて枢動するときに着陸装置アクチュエータを取付具から解放するように構成される離脱支持体に関する。アクチュエータは、衝撃事象により第1の位置または第2の位置のいずれかを通り過ぎて枢動する場合がある。着陸装置アクチュエータの選択的解放は、航空機の翼ボックス内の燃料タンクに穴を開ける確率を低下させ得る。

本開示の一例は、第1の端部および第2の端部を有するアクチュエータと取付具とを備える離脱支持体である。離脱支持体は、アクチュエータと取付具との間に配置されるレースを備える。離脱支持体は、レース内に配置されるボールジョイントを含み、アクチュエータの第2の端部は、ボールジョイントを介して取付具に接続される。ボールジョイントは、アクチュエータが垂直平面内において第1の位置と第2の位置との間でボールジョイントを中心に枢動することを可能にするように構成される。離脱支持体は、第1のナックルを含む。第1のナックルは、アクチュエータが第1の位置を越えて第1の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放させる。

離脱支持体は、アクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放させる第2のナックルを含んでもよい。アクチュエータの部分は、アクチュエータが第1の位置を越えて第1の方向に移動するとき、またはアクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放するために破損するように構成されてもよい。破損するように構成されるアクチュエータの部分は、アクチュエータの隣接部分の外径と比較して小さい外径を有してもよい。

離脱支持体は、アクチュエータの第2の端部とボールジョイントとを接続するロッドを含んでもよい。ロッドの部分は、アクチュエータが第1の位置を越えて第1の方向に移動するとき、またはアクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放するために破損するように構成されてもよい。破損するように構成されるロッドの部分は、ロッドの隣接部分の外径と比較して小さい外径を有してもよい。ロッドは、ボールジョイントの単体の構成要素であってもよい。第1のナックルは、ロッドに配置されてもよく、第2のナックルは、ロッドに配置されてもよい。第1のナックルは、取付具に配置されてもよく、第2のナックルは、取付具に配置されてもよい。第1のナックルは、アクチュエータに配置されてもよく、第2のナックルは、アクチュエータに配置されてもよい。

離脱支持体は、ボールジョイントを介してアクチュエータの第2の端部と取付具とを結合する締め具およびナットを含んでもよく、締め具は、ボールジョイントの開口部を貫通して配置される。締め具は、ボールジョイントの中心軸線に沿って垂直方向に配置されてもよい。取付具は、開口部を備えてもよく、ボールジョイントは、開口部内に配置される。アクチュエータの第2の端部は、U字形かぎを備えてもよく、取付具の開口部、レース、およびボールジョイントは、U字形かぎ内に配置される。U字形かぎは、第1の開口部および第2の開口部を含んでもよい。締め具は、ボールジョイントを介してアクチュエータの第2の端部と取付具とを結合するためにU字形かぎの第1の開口部、レース、ボールジョイントの開口部、およびU字形かぎの第2の開口部を貫通してもよい。アクチュエータの第1の端部は、航空機の主着陸装置トラニオンに接続されてもよい。アクチュエータは、航空機の着陸装置を収納および展開するように構成されてもよい。

本開示の一例は、離脱支持システムである。離脱支持システムは、第1の垂直壁、第1の垂直壁から延在する第2の垂直壁、および第1の垂直壁と第2の垂直壁との間に接続される横材を有する取付具を備える。第2の垂直壁は、第1の垂直壁に垂直である。取付具は、横材の第1の開口部を含む。離脱支持システムは、第1の端部および第2の端部を有するアクチュエータを含み、アクチュエータは、航空機の着陸装置を収納および展開するように構成される。離脱支持システムは、横材の第1の開口部内に配置されるレースを備える。離脱支持システムは、レース内に配置されるボールジョイントを含む。レースは、アクチュエータの第2の端部と横材との間に配置される。ボールジョイントは、アクチュエータが垂直平面内において第1の位置と第2の位置との間でボールジョイントを中心に枢動することを可能にするように構成される。離脱支持システムは、アクチュエータが第1の位置を越えて第1の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放させる第1のナックルを含む。

横材は、第1の垂直壁および第2の垂直壁に対して水平であってもよい。離脱支持システムは、アクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放させる第2のナックルを含んでもよい。第1のナックルは、横材の上面から延在してもよく、第2のナックルは、横材の下面から延在してもよい。アクチュエータは、アクチュエータが第1の位置を越えて第1の方向に移動するとき、またはアクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放するために破損するように構成される離脱部分を備えてもよい。

横材が、アクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放させてもよい。アクチュエータの第2の端部は、U字形かぎを備えてもよく、横材の第1の開口部、レース、およびボールジョイントは、U字形かぎ内に配置される。離脱支持システムは、アクチュエータの第2の端部と取付具とを選択的に接続するための締め具およびナットを備えてもよい。締め具は、U字形かぎ、レース、およびボールジョイントを貫通してもよく、締め具は、第1の垂直壁および第2の垂直壁と平行に配置されてもよい。離脱支持システムは、取付具の第1の垂直壁の第2の開口部および第3の開口部と、第2の開口部および第3の開口部を用いて取付具に接続される着陸装置ビームとを含んでもよい。離脱支持システムは、取付具と航空機の翼とを接続するように構成され得る、取付具の第2の垂直壁の第4の開口部および第5の開口部を含んでもよい。

本開示の一例は、航空機の離脱支持体を提供する方法である。本方法は、第1の端部および第2の端部を有するアクチュエータを用意するステップと、取付具を用意するステップとを含む。本方法は、レースを用意するステップと、レース内にボールジョイントを配置するステップとを含む。本方法は、第1のナックルを用意するステップと、アクチュエータの第2の端部とボールジョイントとを接続するステップとを含み、ボールジョイントは、アクチュエータがボールジョイントを中心に枢動することを可能にするように構成されている。第1のナックルは、アクチュエータが第1の方向に第1の位置を通り過ぎて移動するときにアクチュエータを取付具から解放するように構成される。

取付具の部分は、アクチュエータが第2の方向に第2の位置を通り過ぎて移動するときにアクチュエータを取付具から解放するように構成されてもよい。本方法は、アクチュエータが第2の方向に第2の位置を通り過ぎて移動するときにアクチュエータを取付具から解放するように構成される第2のナックルを用意するステップを含んでもよい。アクチュエータは、アクチュエータの部分を破損させることによって取付具から解放されてもよい。アクチュエータの第2の端部は、ロッドを介してボールジョイントに接続されてもよい。アクチュエータは、ロッドの部分を破損させることによって取付具から解放されてもよい。本方法は、アクチュエータの第2の端部、レース、およびボールジョイントを貫通して締め具を配置することによってアクチュエータの第2の端部とボールジョイントとを選択的に接続するステップを含んでもよい。

離脱支持システムの例の概略図である。 離脱支持体のための取付具の例の概略図である。 離脱支持体のための取付具の例の概略図である。 離脱支持体のための取付具の例の概略図である。 離脱支持システムで使用するためのアクチュエータの例の概略図である。 離脱支持システムの例の概略図である。 航空機の後桁に接続された離脱支持システムの例の概略図である。 離脱支持体のための取付具の例の概略図である。 離脱支持システムで使用するためのロッドの例の概略図である。 離脱支持システムで使用するためのロッドの例の概略図である。 離脱支持システムで使用するためのアクチュエータの例の概略図である。 航空機に離脱支持体を提供する方法の例のフローチャートである。

本開示は、様々な修正形態および代替形態を許容可能であるが、特定の実施形態が、例として図面に示されており、本明細書で詳細に説明される。しかしながら、本開示は開示されている特定の形態に限定されることを意図していないことを理解されたい。それどころか、その意図は、添付の特許請求の範囲によって規定されるような、本開示の範囲内に含まれるあらゆる修正例、均等例、および代替例を包含することである。

図1は、離脱支持システム100の一例の概略図を示す。離脱支持システム100は、取付具110に接続されるアクチュエータ150を含む。図2は、取付具110の一例の概略正面斜視図を示し、図3は、取付具110の一例の概略背面斜視図を示す。取付具110は、第1の壁120および第2の壁130を含む。第1の壁120は、本明細書では第1の垂直壁と呼ばれる垂直方向の壁であってもよく、第2の壁130は、本明細書では第2の垂直壁と呼ばれる垂直方向の壁であってもよい。第2の壁130は、第1の壁120に接続され、第1の壁120から垂直に延在する。横材140は、第1の壁120および第2の壁130の両方に接続される。横材140は、第1の垂直壁120および第2の垂直壁130に対して水平に配置されてもよい。横材140は、第1の壁120および第2の壁130の両方に対して実質的に垂直に配置されてもよい。取付具110は、頂部プレート111および底部プレート112を含む。第1の壁120、第2の壁130、横材140、頂部プレート111、および底部プレート112は、単体の取付具110を形成するように一緒に形成されてもよい。

横材140は、図2に最もよく示されている第1の表面または上面141および第2の表面または下面142を含む。横材140は、図2に最もよく示されている第1の開口部143を含む。第1のナックルまたは頂部ナックル144は、横材140の上面141から延在する。本明細書に述べられているように、第1のナックル144は、アクチュエータ150を取付具110から選択的に解放するように構成される。第2のナックルまたは底部ナックル145は、横材140の下面142から延在する。本明細書に述べられているように、第2のナックル145は、アクチュエータ150を取付具110から選択的に解放するように構成される。

取付具110の第1の壁120は、図2に最もよく示されている第2の開口部121および第3の開口部122を含む。第2の開口部121および第3の開口部122は、取付具110が着陸装置ビーム410（図7に示す）に接続されることを可能にするように構成される。本開示の恩恵を受ける当業者によって理解されるように、締め具（図示せず）が、取付具110と着陸装置ビーム410とを選択的に接続するために第2の開口部121および第3の開口部122に挿入される。第1の壁120の裏面は、開口部124、125を有する第1のフランジ123と、開口部127、128を有する第2のフランジ126とを含んでもよい。フランジ123、126および開口部124、125、127、128は、航空機の翼フラップ支持部として構成される。

取付具110の第2の壁130は、第4の開口部131および第5の開口部132を含む。第4の開口部131および第5の開口部132は、取付具110が航空機の翼に接続されることを可能にするように構成される。具体的には、本開示の恩恵を受ける当業者によって理解されるように、締め具（図示せず）が、取付具110と後翼桁420（図7に示す）とを選択的に接続するために第4の開口部131および第5の開口部132に挿入されてもよい。取付具110は、着陸装置ビーム410（図7に示す）と後翼桁420（図7に示す）とを接続し、アクチュエータ150と後翼桁420とを接続する一体の支持取付具である。本開示の恩恵を受ける当業者によって理解されるように、2つの別個の取付具を利用する従来の着陸装置の組み付けと比較して、翼外板の外形内への単一の取付具110の組み付けは単純化される。

図4は、レース160内に配置されたボールジョイント170を有する取付具110の概略斜視図である。本明細書に述べられているように、レース160は、レース160内でのボールジョイント170の動きを可能にするように構成される。ボールジョイント170は、横材140の第1の開口部143内に配置される。アクチュエータ150は、ボールジョイント170を介して取付具110に接続される。図1および図5に示すように、アクチュエータ150は、第1の端部151および第2の端部152を含む。アクチュエータ150の第2の端部152は、U字形かぎまたはフォークに形成される。U字形かぎは、図5に示すように、接続部材157を介して接続される上部材153および下部材155を含む。上部材153は開口部154を含み、下部材155は開口部156を含む。ボールジョイント170は、図4に示すように開口部171を含む。

締め具180および対応するナット181が、ボールジョイント170を介してアクチュエータ150の第2の端部152と取付具110とを選択的に接続するために使用されてもよい。締め具180は、U字形かぎの上部材153の開口部154と、レース160および横材140の開口部143に配置されたボールジョイント170の開口部171と、U字形かぎの下部材155の開口部156とを貫通して配置される。開口部143、154、156、171は、図1に示すように締め具180がアクチュエータ150の端部に対して垂直に位置合わせされるように構成される。本開示の恩恵を受ける当業者によって理解されるように、ナット181は、アクチュエータ150の第2の端部152を取付具110に固定するために締め具180の端部に固定されてもよい。

締め具180は、従来の設計の水平に配置されるせん断ピンとは対照的に、アクチュエータ150の第2の端部152に対して垂直に配置される。本明細書に述べられているように、締め具180は、ボールジョイント170およびレース160を貫通して配置され、アクチュエータ150がボールジョイント170を中心に枢動することを可能にする。締め具180は、後翼桁420（図7に示す）からアクチュエータ150を選択的に解放するようには設計されていない。正しくは、第1のナックル144などのナックルが、アクチュエータ150または本明細書に述べられているようなシステムの別の構成要素に荷重を加えて、アクチュエータ150を破損させて後翼桁420から解放する。この構成は、アクチュエータ150を解放するために水平方向のヒューズピンの従来の使用よりも低い荷重が加えられることを可能にする。より低い荷重で解放する能力により、様々な構成要素のコストおよび／または重量が低減され得る。

本明細書に述べられているように、ボールジョイント170およびレース160は、アクチュエータ150が、本第1の位置と第2の位置との間で図1に示すように垂直平面内でボールジョイント170を中心に枢動することを可能にする。例として、第1の位置と第2の位置とは約15度離れていてもよい。本明細書に述べられているように、アクチュエータ150は、航空機の着陸装置を展開するときに第1の位置に向かう第1の方向D1（図6に示す）に向かってボールジョイント170を中心に枢動し、航空機の着陸装置を収納するときに第2の位置に向かう第2の方向D2（図6に示す）に向かってボールジョイント170を中心に枢動する。アクチュエータ150が枢動する垂直平面は、矢印190によって示されている、アクチュエータ150の中心線と、矢印192によって示されている、横材140の開口部143の中心線とによって形成される。アクチュエータ150は、横材140の開口部143の中心線に位置する、アクチュエータ150の中心線に対して直角の、矢印191によって示されている軸線を中心に枢動する。アクチュエータ150の枢動運動は、矢印193によって示されている。

図5は、アクチュエータ150の例の一部の概略図を示す。アクチュエータ150の第2の端部152は、U字形かぎまたはフォークに形成される。U字形かぎは、接続部材157を介して接続される上部材153および下部材155を含む。上部材153は開口部154を含み、下部材155は開口部156を含む。本明細書に述べられているように、開口部154、156は、アクチュエータ150の第2の端部152が、取付具110に接続されたボールジョイント170を介して取付具110に選択的に接続されることを可能にする。締め具180は、U字形かぎの上部材153の開口部154と、レース160および横材140の開口部143に配置されたボールジョイント170の開口部171と、U字形かぎの下部材155の開口部156とを貫通して配置されてもよい。開口部143、154、156、171は、締め具180がアクチュエータ150の端部に対して垂直に位置合わせされるように構成される。本明細書に述べられているように、アクチュエータ150の部分158は、アクチュエータ150を取付具110から選択的に解放するために破損するように構成されてもよい。例えば、アクチュエータ150の部分158はネックダウンされ（necked down）てもよい。言い換えれば、選択的に破損するように構成されたアクチュエータ150の部分158は、図5に示すようにアクチュエータ150の隣接部分よりも小さい外径を有してもよい。

図6は、離脱支持システム300の例の概略図である。離脱支持システム300は、航空機の主着陸装置トラニオン400に接続される離脱支持システム100を含む。離脱支持システム100は、第1の壁120および第2の壁130を有する取付具110に接続されるアクチュエータ150を含む。本明細書に述べられているように、取付具110は、着陸装置ビーム410（図7に示す）および後翼桁420（図7に示す）に接続されるように構成される。本明細書に述べられているように、アクチュエータ150の第1の端部151は、航空機の主着陸装置トラニオン400に接続され、アクチュエータ150の第2の端部152は、ボールジョイント170（図4に最もよく示されている）を介して取付具110に接続される。

アクチュエータ150は、主着陸装置トラニオン400の端部に接続される着陸装置405（図7に示す）を収納および展開するように構成される。図6は、アクチュエータ150が、アクチュエータ150の中心線159Aによって示されているように第1の位置または展開位置にあることを示す。アクチュエータ150が着陸装置405を収納するとき、アクチュエータ150は、破線で示され、アクチュエータの中心線159Bによって示されている第2の位置に達するまで、ボールジョイント170を中心に第2の方向D2に枢動する。アクチュエータ150が着陸装置405を収納位置から展開するとき、アクチュエータ150は、アクチュエータ150の中心線159Aによって示されている第1の位置に達するまで、ボールジョイント170を中心に第1の方向D1に枢動する。アクチュエータ150の第2の端部152、取付具110、ならびにレース160およびボールジョイント170はそれぞれ、着陸装置405の通常動作のために第1の位置と第2の位置との間でのアクチュエータ150の枢動運動を可能にするように構成される。

図7は、航空機の翼後桁420に接続された離脱支持システム300の例の概略図である。取付具110（図1～図4に最もよく示されている）は、航空機の翼後桁420に接続される。本明細書に述べられているように、取付具の第2の壁130の第4の開口部131および第5の開口部132に挿入される締め具が、取付具110と航空機の翼後桁420とを接続する。着陸装置405を収納および展開するように構成されたアクチュエータ150は、主着陸装置トラニオン400の一端に接続され、着陸装置405は、主着陸装置トラニオン400の他端に接続される。本明細書に述べられているように、アクチュエータ150の第2の端部152は、レース160およびボールジョイント170を介して取付具110に接続される。着陸装置ビーム410の端部も、離脱支持システム300の取付具110の一部に接続される。本明細書に述べられているように、取付具110の第1の壁120の第2の開口部121および第3の開口部122を通る締め具が、取付具と着陸装置ビーム410とを接続する。

アクチュエータ150および取付具110は、アクチュエータ150がアクチュエータ150の中心線159Aによって示されている第1の位置を越えて第1の方向D1に枢動するときにアクチュエータ150を取付具110から選択的に解放するように構成される。同様に、アクチュエータ150および取付具110は、アクチュエータ150がアクチュエータ150の中心線159Bによって示されている第2の位置を越えて第2の方向D2に枢動するときにアクチュエータ150を取付具110から解放するように構成される。アクチュエータ150は、第1の位置および第2の位置の外側へのアクチュエータ150の移動による翼燃料ボックスの貫通を潜在的に防止するために取付具110から解放されてもよい。例えば、衝撃事象により、主着陸装置トラニオン400に接続されたアクチュエータ150が、第2の位置すなわち収納位置を通り過ぎて第2の方向D2に枢動する可能性がある。

アクチュエータ150が第2の位置または収納位置を通り過ぎて第2の方向D2に移動すると、アクチュエータ150の一部が、取付具110の横材140の下面142から延在する第2のナックル145と係合する。第2のナックル145に対するアクチュエータ150の一部の係合により、アクチュエータ150に力が加えられ、これにより、アクチュエータ150は取付具110から解放される。本開示の恩恵を受ける当業者によって理解されるように、様々な機構が、アクチュエータ150を選択的に解放するために使用されてもよい。例えば、アクチュエータ150は、選択的に破損するように構成された部分158を含んでもよく、第2のナックル145によるアクチュエータ150への荷重により、部分158が破損してアクチュエータ150が取付具110から解放されてもよい。

アクチュエータ150が第1の位置または展開位置を通り過ぎて第1の方向D1に移動すると、アクチュエータ150の一部が、取付具110の横材140の上面141から延在する第1のナックル144と係合する。第1のナックル144に対するアクチュエータ150の一部の係合により、アクチュエータ150に力が加えられ、これにより、アクチュエータ150は取付具110から解放される。本開示の恩恵を受ける当業者によって理解されるように、様々な機構が、アクチュエータ150を選択的に解放するために使用されてもよい。例えば、アクチュエータ150は、選択的に破損するように構成された部分158を含んでもよく、第1のナックル144によるアクチュエータ150への荷重により、部分158が破損してアクチュエータ150が取付具110から解放されてもよい。

図8は、離脱支持システムのための取付具210の例の概略図である。取付具210は、第1の壁220および第2の壁230を含む。第1の壁220は第1の垂直壁であってもよく、第2の壁230は第2の垂直壁であってもよい。第2の壁230は、第1の壁220に接続され、第1の壁220から垂直に延在する。横材240は、第1の壁220および第2の壁230の両方に接続される。取付具210は、頂部プレート211および底部プレート212を含む。第1の壁220、第2の壁230、横材240、頂部プレート211、および底部プレート212は、単体の取付具210を形成するように一緒に形成されてもよい。

横材240は、第1の表面または上面241および第2の表面または下面242を含む。本明細書に述べられているように、横材240は、レース160およびボールジョイント170に合わせて構成される第1の開口部243を含む。本明細書に述べられているように、取付具210の横材240は、アクチュエータ150が第1位置を通り過ぎて第1の方向D1に枢動するか、または第2の位置を通り過ぎて第2の方向D2に枢動するときにアクチュエータ150を解放するように構成される。第1のナックル245は、横材240の下面242から延在する。本明細書に述べられているように、第1のナックル245は、アクチュエータ150を取付具210から選択的に解放するように構成される。第1のナックル245は、アクチュエータが第2の位置を通り過ぎて第1の方向D1に枢動するときにアクチュエータ150を取付具210から解放するように構成される。横材240の一部は、アクチュエータ150を取付具210から選択的に解放するように構成される。横材240は、横材240の上面241の縁部244が、第2の方向D2に第2の位置を通り過ぎたアクチュエータ150を解放するように構成されるよう傾けらるか、または斜めに配置されてもよい。

取付具210の第1の壁220は、第2の開口部221および第3の開口部222を含む。第2の開口部221および第3の開口部222は、取付具210が着陸装置ビーム410（図7に示す）に接続されることを可能にするように構成される。本開示の恩恵を受ける当業者によって理解されるように、締め具（図示せず）が、取付具210と着陸装置ビーム410とを選択的に接続するために第2の開口部221および第3の開口部222に挿入される。

取付具210の第2の壁230は、取付具210が航空機の翼に接続されることを可能にするように構成される第4の開口部231および第5の開口部232を含む。具体的には、本開示の恩恵を受ける当業者によって理解されるように、締め具（図示せず）が、取付具210と後翼桁420（図7に示す）とを選択的に接続するために第4の開口部231および第5の開口部232に挿入されてもよい。

レース160（図4に最もよく示されている）内に配置されるボールジョイント170（図4に最もよく示されている）は、横材240の開口部243内に配置されてもよい。本明細書に述べられているように、レース160は、レース160内でのボールジョイント170の動きを可能にするように構成される。ボールジョイント170は、横材240の第1の開口部243内に配置される。アクチュエータ150は、ボールジョイント170を介して取付具110に接続されてもよい。横材240の開口部243は、横材240が傾斜していても締め具180（図1に最もよく示されている）を垂直方向に配置するように構成されてもよい。本明細書に述べられているように、締め具180および対応するナット181が、ボールジョイント170を介してアクチュエータ150の第2の端部152と取付具210とを選択的に接続するために使用されてもよい。

本開示の恩恵を受ける当業者によって理解されるように、離脱支持システム300の様々な構成要素が、アクチュエータ150が第1の位置を通り過ぎて移動した場合または第2の位置を通り過ぎて移動した場合にアクチュエータ150を取付具110から選択的に解放するように構成されてもよい。例えば、図9に示されているようなロッド280が、アクチュエータ150の第2の端部152とボールジョイント170とを接続するように構成されてもよい。ロッドは、アクチュエータの第2の端部152に接続されるように構成される第1の端部281と、ボールジョイント170に接続されるように構成される第2の端部282とを有してもよい。ロッド280の第2の端部282は、上部材283、下部材285、および接続部材287を有するU字形かぎに形成されてもよい。ロッド280とボールジョイント170とを選択的に接続するために締め具の挿入を可能にするように、上部材283は、開口部284を含んでもよく、下部材285は、開口部286を含んでもよい。

ロッド280の部分288は、アクチュエータ150およびロッド280が第1の位置を通り過ぎてまたは第2の位置を通り過ぎて移動することによる荷重の印加時に選択的に破損するように構成されてもよい。例えば、ロッド280の部分288は、ロッド280の隣接部分の外径よりも小さい外径を有してもよい。アクチュエータ150およびロッド280が、第1の位置を通り過ぎて第1の方向D1に枢動すると、横材140の上面141の第1のナックル144が、ロッド280に荷重を加え、これにより、ロッド280の部分288が破損してアクチュエータ150は取付具110から解放され得る。同様に、アクチュエータ150およびロッド280が、第2の位置を通り過ぎて第2の方向D2に枢動すると、横材140の下面142の第2のナックル145が、ロッド280に荷重を加え、これにより、ロッド280の部分288が破損してアクチュエータ150は取付具110から解放され得る。取付具110、またはボールジョイント170などの取付具110の構成要素が、アクチュエータ150を取付具から解放するために選択的に破損するように構成されてもよい。例えば、ロッド280は、ボールジョイント170と一体の構成要素であってもよく、アクチュエータが第1の位置を通り過ぎて移動したか、またはアクチュエータが第2の位置を通り過ぎて移動した場合にアクチュエータ150を取付具110から解放するために選択的に破損するように構成されてもよい。

本開示の恩恵を受ける当業者によって理解されるように、離脱支持システム300の様々な構成要素が、アクチュエータ150が第1の位置を通り過ぎて移動した場合または第2の位置を通り過ぎて移動した場合にアクチュエータ150を取付具110から選択的に解放するために荷重を加えるように構成されてもよい。例えば、図10に示されているようなロッド280が、アクチュエータ150の第2の端部152とボールジョイント170とを接続するように構成されてもよい。ロッドは、アクチュエータの第2の端部152に接続されるように構成される第1の端部281と、ボールジョイント170に接続されるように構成される第2の端部282とを有してもよい。

ロッド280の第2の端部282は、上部材283、下部材285、および接続部材287を有するU字形かぎに形成されてもよい。ロッド280とボールジョイント170とを選択的に接続するために締め具の挿入を可能にするように、上部材283は、開口部284を含んでもよく、下部材285は、開口部286を含んでもよい。ロッド280は、上部材283からU字形かぎ内に延在する第1のナックル291と、下部材285からU字形かぎ内に延在すする第2のナックル292とを含んでもよい。第1のナックル291または第2のナックル292は、アクチュエータ150およびロッド280が第1の位置を通り過ぎて第1の方向D1に枢動した場合またはアクチュエータ150およびロッド280が第2の位置を通り過ぎて第2の方向D2に枢動した場合にロッド280、アクチュエータ150、および／または取付具110に荷重を加え、これにより、アクチュエータ150、取付具110、またはロッド280の一部が、アクチュエータ150を取付具110から選択的に解放するために破損してもよい。

図11は、離脱支持システムで使用するためのアクチュエータ250の例の一部の概略図である。アクチュエータ250は、アクチュエータ250が第1の位置を通り過ぎて第1の方向D1に枢動した場合またはアクチュエータ250が第2の位置を通り過ぎて第2の方向D2に枢動した場合に荷重を加え、これにより、支持システムの一部が破損してアクチュエータ250を取付具110から選択的に解放する、ように構成される。アクチュエータ250の第2の端部252は、U字形かぎまたはフォークに形成される。U字形かぎは、接続部材257を介して接続される上部材253および下部材255を含む。第1のナックル259Aは、上部材253からU字形かぎ内に延在し、第2のナックル259Bは、下部材255からU字形かぎ内に延在する。本明細書に述べられているように、第1のナックル259Aおよび第2のナックル259Bは、アクチュエータ250が第1の位置または第2の位置を通り過ぎて移動することにより取付具110、アクチュエータ250、および／または接続ロッド280に荷重を加えるように構成される。

本明細書に述べられているように、上部材253は開口部254を含み、下部材255は開口部256を含み、これにより、アクチュエータ250の第2の端部252が、ボールジョイント170を介して取付具110に選択的に接続されることが可能になる。締め具180は、U字形かぎの上部材253の開口部254と、レース160および横材140の開口部143に配置されたボールジョイント170の開口部171と、U字形かぎの下部材255の開口部256とを貫通して配置されてもよい。開口部143、254、256、171は、締め具180がアクチュエータ250の端部に対して垂直に位置合わせされるように構成される。本明細書に述べられているように、アクチュエータ250、接続ロッド280、または取付具110の一部は、ナックル259A、259Bのいずれかからの荷重の印加時にアクチュエータ250を取付具110から選択的に解放するために破損するように構成されてもよい。例えば、アクチュエータ250の部分258はネックダウンされてもよい。

図12は、航空機に離脱支持体を提供する方法500の例のフローチャートである。方法500は、510において、第1の端部および第2の端部を有するアクチュエータを用意することを含む。例えば、本明細書に述べられているように、航空機の着陸装置を収納および展開するように構成されたアクチュエータ150が用意される。方法500は、520において取付具を用意することを含む。例えば、本明細書に述べられているように、取付具110または210が、アクチュエータ150、着陸装置ビーム410、および翼後桁420を接続するように構成される。

530において、方法500は、レースを用意することを含み、540においてレース内にボールジョイントを配置することを含む。例えば、本明細書に述べられているように、ボールジョイント170が、レース160内に配置されてもよい。方法500は、550において第1のナックルを用意することを含み、560においてボールジョイントでアクチュエータの第2の端部を接続することを含み、その場合、ボールジョイントは、アクチュエータがボールジョイントを中心に枢動することを可能にするように構成されており、第1のナックルは、アクチュエータが第1の方向に第1の位置を通り過ぎて移動するときにアクチュエータを取付具から解放するように構成されている。例えば、本明細書に述べられているように、第1のナックルは、取付具110の横材140の上面141から延在する第1のナックル144であってもよい。本明細書に述べられているように、第1のナックル144は、アクチュエータ150を取付具110から解放するために、アクチュエータが第1の方向に第1の位置を通り過ぎて移動するときに荷重を加えてもよい。本明細書に述べられているように、第1のナックルは、取付具110、210の一部、アクチュエータ150、250の一部、またはアクチュエータ150、250と取付具110、210とを接続するように構成されるロッド280の一部に配置されてもよい。

方法500は、555において第2のナックルを用意することを含んでもよく、その場合、第2のナックルは、アクチュエータが第2の方向に第2の位置を通り過ぎて移動するときにアクチュエータを取付具から解放するように構成される。例えば、本明細書に述べられているように、第2のナックルは、取付具110の横材140の下面142から延在する第2のナックル145であってもよい。本明細書に述べられているように、第2のナックル145は、アクチュエータ150を取付具110から解放するために、アクチュエータが第2の方向に第2の位置を通り過ぎて移動するときに荷重を加えてもよい。本明細書に述べられているように、第2のナックルは、取付具110、210の一部、アクチュエータ150、250の一部、またはアクチュエータ150、250と取付具110、210とを接続するように構成されるロッド280の一部に配置されてもよい。

方法500は、570において、ロッドを介してアクチュエータの第2の端部とボールジョイントとを接続することを含んでもよい。例えば、本明細書に述べられているように、ロッド280は、アクチュエータ150、250と、レース160内に配置されたボールジョイント170とを接続するように構成されてもよい。方法500は、580において、アクチュエータの第2の端部、レース、およびボールジョイントを貫通して締め具を配置することによってアクチュエータの第2の端部とボールジョイントとを選択的に接続することを含んでもよい。例えば、本明細書に述べられているように、締め具180は、ボールジョイント170を介してアクチュエータ150、250と取付具110、210とを接続するためにアクチュエータ150、250の第2の端部152、252、レース160、およびボールジョイント170の開口部を貫通して配置されてもよい。

さらに、本開示は、以下の条項による実施形態を含む。
条項1．第1の端部および第2の端部を有するアクチュエータと、
取付具と、
アクチュエータと取付具との間に配置されたレースと、
レース内に配置されたボールジョイントであって、アクチュエータの第2の端部が、ボールジョイントを介して取付具に接続されており、ボールジョイントが、アクチュエータが垂直平面内において第1の位置と第2の位置との間でボールジョイントを中心に枢動することを可能にする、ボールジョイントと、
第1のナックルであって、第1のナックルが、アクチュエータが第1の位置を越えて第1の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放させる、第1のナックルと
を備える離脱支持体。

条項2．第2のナックルであって、第2のナックルが、アクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放させる、第2のナックルを備える、条項1に記載の離脱支持体。

条項3．アクチュエータの部分が、アクチュエータが第1の位置を越えて第1の方向に移動するとき、またはアクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放するために破損するように構成されている、条項2に記載の離脱支持体。

条項4．破損するように構成されたアクチュエータの部分が、アクチュエータの隣接部分の外径と比較して小さい外径を有する、条項3に記載の離脱支持体。

条項5．アクチュエータの第2の端部とボールジョイントとを接続するロッドであって、ロッドの部分が、アクチュエータが第1の位置を越えて第1の方向に移動するとき、またはアクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放するために破損するように構成されている、ロッドを備える、条項2に記載の離脱支持体。

条項6．破損するように構成されたロッドの部分が、ロッドの隣接部分の外径と比較して小さい外径を有する、条項5に記載の離脱支持体。

条項7．ロッドが、ボールジョイントの単体の構成要素である、条項6に記載の離脱支持体。

条項8．第1のナックルが、ロッドに配置されており、第2のナックルが、ロッドに配置されている、条項5に記載の離脱支持体。

条項9．第1のナックルが、取付具に配置されており、第2のナックルが、取付具に配置されている、条項2に記載の離脱支持体。

条項10．第1のナックルが、アクチュエータに配置されており、第2のナックルが、アクチュエータに配置されている、条項2に記載の離脱支持体。

条項11．ボールジョイントを介してアクチュエータの第2の端部と取付具とを結合する締め具およびナットを備え、締め具が、ボールジョイントの開口部を貫通して配置されている、条項1に記載の離脱支持体。

条項12．締め具が、ボールジョイントの中心軸線に沿って垂直方向に配置されている、条項11に記載の離脱支持体。

条項13．取付具が、開口部を備え、ボールジョイントが、開口部内に配置されており、アクチュエータの第2の端部が、U字形かぎを備え、取付具の開口部、レース、およびボールジョイントが、U字形かぎ内に配置されている、条項12に記載の離脱支持体。

条項14．U字形かぎが、第1の開口部および第2の開口部を備え、締め具が、ボールジョイントを介してアクチュエータの第2の端部と取付具とを結合するためにU字形かぎの第1の開口部、レース、ボールジョイントの開口部、およびU字形かぎの第2の開口部を貫通している、条項13に記載の離脱支持体。

条項15．アクチュエータの第1の端部が、航空機の主着陸装置トラニオンに接続されている、条項1に記載の離脱支持体。

条項16．アクチュエータが、航空機の着陸装置を収納および展開するように構成されている、条項15に記載の離脱支持体。

条項17．第1の垂直壁、第1の垂直壁から延在し、かつ第1の垂直壁に垂直である第2の垂直壁、および第1の垂直壁と第2の垂直壁との間に接続された横材ならびに横材の第1の開口部を有する取付具と、
第1の端部および第2の端部を有するアクチュエータであって、アクチュエータが、航空機の着陸装置を収納および展開するように構成された、アクチュエータと、
横材の第1の開口部内に配置されたレースと、
レース内に配置されたボールジョイントであって、レースが、アクチュエータの第2の端部と横材との間に配置されており、ボールジョイントが、アクチュエータが垂直平面内において第1の位置と第2の位置の間でボールジョイントを中心に枢動することを可能にする、ボールジョイントと、
第1のナックルであって、第1のナックルが、アクチュエータが第1の位置を越えて第1の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放させる、第1のナックルと
を備える離脱支持システム。

条項18．横材が、第1の垂直壁および第2の垂直壁に対して水平である、条項17に記載の離脱支持システム。

条項19．第2のナックルであって、第2のナックルが、アクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放させる、第2のナックルを備える、条項18に記載の離脱支持システム。

条項20．第1のナックルが、横材の上面から延在し、第2のナックルが、横材の下面から延在する、条項19に記載の離脱支持システム。

条項21．アクチュエータが、アクチュエータが第1の位置を越えて第1の方向に移動するとき、またはアクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときにアクチュエータを取付具から解放するために破損するように構成された離脱部分を備える、条項19に記載の離脱支持システム。

条項22．アクチュエータが第2の位置を越えて第2の方向に移動するときに横材がアクチュエータを取付具から解放させる、条項17に記載の離脱支持システム。

条項23．アクチュエータの第2の端部が、U字形かぎを備え、横材の第1の開口部、レース、およびボールジョイントが、U字形かぎ内に配置されている、条項17に記載の離脱支持システム。

条項24．アクチュエータの第2の端部と取付具とを選択的に接続するための締め具およびナットを備え、締め具が、U字形かぎ、レース、およびボールジョイントを貫通しており、締め具が、第1の垂直壁および第2の垂直壁と平行に配置されている、条項23に記載の離脱支持システム。

条項25．取付具の第1の垂直壁の第2の開口部および第3の開口部と、
第2の開口部および第3の開口部を用いて取付具に接続された着陸装置ビームと
を備える、条項17に記載の離脱支持システム。

条項26．取付具の第2の垂直壁の第4の開口部および第5の開口部を備え、第4の開口部および第5の開口部が、取付具と航空機の翼とを接続するように構成されている、条項25に記載の離脱支持システム。

条項27．航空機に離脱支持体を提供する方法であって、
第1の端部および第2の端部を有するアクチュエータを用意するステップと、
取付具を用意するステップと、
レースを用意するステップと、
レース内にボールジョイントを配置するステップと、
第1のナックルを用意するステップと、
アクチュエータの第2の端部とボールジョイントとを接続するステップであって、ボールジョイントが、アクチュエータがボールジョイントを中心に枢動することを可能にするように構成されている、ステップと
を含み、
第1のナックルが、アクチュエータが第1の方向に第1の位置を通り過ぎて移動するときにアクチュエータを取付具から解放するように構成される、
方法。

条項28．取付具の部分が、アクチュエータが第2の方向に第2の位置を通り過ぎて移動するときにアクチュエータを取付具から解放するように構成される、条項27に記載の方法。

条項29．第2のナックルを用意するステップであって、第2のナックルが、アクチュエータが第2の方向に第2の位置を通り過ぎて移動するときにアクチュエータを取付具から解放するように構成される、ステップを含む、条項27に記載の方法。

条項30．アクチュエータが、アクチュエータの部分を破損させることによって取付具から解放される、条項27に記載の方法。

条項31．ロッドを介してアクチュエータの第2の端部とボールジョイントとを接続するステップを含む、条項27に記載の方法。

条項32．アクチュエータが、ロッドの部分を破損させることによって取付具から解放される、条項31に記載の方法。

条項33．アクチュエータの第2の端部、レース、およびボールジョイントを貫通して締め具を配置することによってアクチュエータの第2の端部とボールジョイントとを選択的に接続するステップを含む、条項27に記載の方法。

本開示を特定の実施形態に関して説明してきたが、本明細書に記載されている特徴および利点のすべてを提供しない実施形態を含む、当業者に明らかな他の実施形態も、本開示の範囲内にある。 したがって、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその均等物を参照することによってのみ規定される。

100 離脱支持システム
110 取付具
111 頂部プレート
112 底部プレート
120 第1の壁
121 第2の開口部
122 第3の開口部
123 第1のフランジ
124 開口部
125 開口部
126 第2のフランジ
127 開口部
128 開口部
130 第2の壁
131 第4の開口部
132 第5の開口部
140 横材
141 上面
142 下面
143 第1の開口部
144 第1のナックル、頂部ナックル
145 第2のナックル、底部ナックル
150 アクチュエータ
151 第1の端部
152 第2の端部
153 上部材
154 開口部
155 下部材
156 開口部
157 接続部材
158 アクチュエータの部分
159A 中心線
159B 中心線
160 レース
170 ボールジョイント
171 開口部
180 締め具
181 ナット
190 矢印
191 矢印
192 矢印
193 矢印
210 取付具
211 頂部プレート
212 底部プレート
220 第1の壁
221 第2の開口部
222 第3の開口部
230 第2の壁
231 第4の開口部
232 第5の開口部
240 横材
241 上面
242 下面
243 第1の開口部
244 縁部
245 第1のナックル
250 アクチュエータ
252 第2の端部
253 上部材
254 開口部
255 下部材
256 開口部
257 接続部材
258 アクチュエータの部分
259A 第1のナックル
259B 第2のナックル
280 ロッド
281 第1の端部
282 第2の端部
283 上部材
284 開口部
285 下部材
286 開口部
287 接続部材
288 ロッドの部分
291 第1のナックル
292 第2のナックル
300 離脱支持システム
400 主着陸装置トラニオン
405 着陸装置
410 着陸装置ビーム
420 後翼桁
D1 第1の方向
D2 第2の方向

Claims (16)

1. 第1の端部および第2の端部を有するアクチュエータと
   取付具と、
   前記アクチュエータと前記取付具との間に配置されたレースと、
   前記レース内に配置されたボールジョイントであって、前記アクチュエータの前記第2の端部が、前記ボールジョイントを介して前記取付具に接続されており、前記ボールジョイントが、前記アクチュエータが垂直平面内において第1の位置と第2の位置との間で前記ボールジョイントを中心に枢動することを可能にする、ボールジョイントと、
   第1のナックルであって、前記第1のナックルが、前記アクチュエータが前記第1の位置を越えて第1の方向に移動するときに前記アクチュエータを前記取付具から解放させる、第1のナックルと
   を備える離脱支持体。
2. 第2のナックルであって、前記第2のナックルが、前記アクチュエータが前記第2の位置を越えて第2の方向に移動するときに前記アクチュエータを前記取付具から解放させる、第2のナックルを備える、請求項1に記載の離脱支持体。
3. 前記アクチュエータの部分が、前記アクチュエータが前記第1の位置を越えて前記第1の方向に移動するとき、または前記アクチュエータが前記第2の位置を越えて前記第2の方向に移動するときに前記アクチュエータを前記取付具から解放するために破損するように構成されている、請求項2に記載の離脱支持体。
4. 破損するように構成された前記アクチュエータの前記部分が、前記アクチュエータの隣接部分の外径と比較して小さい外径を有する、請求項3に記載の離脱支持体。
5. 前記アクチュエータの前記第2の端部と前記ボールジョイントとを接続するロッドであって、前記ロッドの部分が、前記アクチュエータが前記第1の位置を越えて前記第1の方向に移動するとき、または前記アクチュエータが前記第2の位置を越えて前記第2の方向に移動するときに前記アクチュエータを前記取付具から解放するために破損するように構成されている、ロッドを備える、請求項2に記載の離脱支持体。
6. 破損するように構成された前記ロッドの前記部分が、前記ロッドの隣接部分の外径と比較して小さい外径を有する、請求項5に記載の離脱支持体。
7. 前記ロッドが、前記ボールジョイントの単体の構成要素である、請求項6に記載の離脱支持体。
8. 前記第1のナックルが、前記ロッドに配置されており、前記第2のナックルが、前記ロッドに配置されている、請求項5に記載の離脱支持体。
9. 前記第1のナックルが、前記取付具に配置されており、前記第2のナックルが、前記取付具に配置されている、請求項2に記載の離脱支持体。
10. 前記第1のナックルが、前記アクチュエータに配置されており、前記第2のナックルが、前記アクチュエータに配置されている、請求項2に記載の離脱支持体。
11. 前記ボールジョイントを介して前記アクチュエータの前記第2の端部と前記取付具とを結合する締め具およびナットを備え、前記締め具が、前記ボールジョイントの開口部を貫通して配置されている、請求項1から10のいずれか一項に記載の離脱支持体。
12. 前記締め具が、前記ボールジョイントの中心軸線に沿って垂直方向に配置されている、請求項11に記載の離脱支持体。
13. 前記取付具が、開口部を備え、前記ボールジョイントが、前記開口部内に配置されており、前記アクチュエータの前記第2の端部が、U字形かぎを備え、前記取付具の前記開口部、前記レース、および前記ボールジョイントが、前記U字形かぎ内に配置されている、請求項12に記載の離脱支持体。
14. 前記U字形かぎが、第1の開口部および第2の開口部を備え、前記締め具が、前記ボールジョイントを介して前記アクチュエータの前記第2の端部と前記取付具とを結合するために前記U字形かぎの前記第1の開口部、前記レース、前記ボールジョイントの前記開口部、および前記U字形かぎの前記第2の開口部を貫通している、請求項13に記載の離脱支持体。
15. 前記アクチュエータの前記第1の端部が、航空機の主着陸装置トラニオンに接続されている、請求項1から14のいずれか一項に記載の離脱支持体。
16. 前記アクチュエータが、前記航空機の着陸装置を収納および展開するように構成されている、請求項15に記載の離脱支持体。

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