JP7272456B2 - トラヒック転送システム、トラヒック転送方法、データ収集装置、トラヒック転送装置およびプログラム - Google Patents

トラヒック転送システム、トラヒック転送方法、データ収集装置、トラヒック転送装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、IoT(Internet of Things)デバイスからのトラヒックを適切なサービスに転送する、トラヒック転送システム、トラヒック転送方法、データ収集装置、トラヒック転送装置およびプログラムに関する。
今日、IoTが急速に拡大を続けており、多種多様かつ膨大な数のデバイスがネットワークに接続されつつある。2020年には500億台のデバイスがインターネットに接続されるという予測があり、今後、家庭や工場、街頭など様々な環境にますます多くのデバイスが設置されることが予想される。IoTデバイスにより取得された情報を用いて、例えば、運輸、漁業・農業、医療、防災、製造、観光、エンターテイメント等の様々な分野の事業者がサービスの提供を行うようになってきている。
特に、機械学習を用いた画像認識技術の進歩により画像分析を用いたサービスが多様化しており、カメラ等の映像データを扱うIoTデバイスが爆発的に増え、上りトラヒック量の急激な増加をもたらしている。今後はさらに、映像データの高品質化やリアルタイムな画像処理への要求等により、全体のデータ量に占める高ビットレートトラヒックの割合が非常に高まることが予想される。
図1は、将来予測されるIoTデバイスを用いたサービスの状況を説明する図である。
サービス提供事業者は、例えば、運輸S、漁業・農業S、医療S、防災S、製造S、観光S、エンターテイメントS等の様々な分野で画像分析を用いたサービスSを提供するようになる。その際に、例えば、加速度センサa、照度センサb、音センサc,c、湿度センサd、温度センサe、雨量センサf等の低ビットレートトラヒックのデータを収集するIoTデバイス(以下、「IoTデバイス(L)」と称することがある。)に加えて、防犯カメラA,A,A,A、車載カメラB,B,B等により映像データを高ビットレートトラヒックのデータとして収集するIoTデバイス(以下、「IoTデバイス(H)」と称することがある。)の数が急増し、IoT管理基盤Mを介する上りのトラヒックデータ量が増大することとなる。
一方、カメラ映像等の高ビットレートトラヒックデータを必要とするサービスを実現する技術として、DSA(データストリームアシスト)技術が検討されている(特許文献1,2参照)。このDSA技術によれば、カメラ映像等の高ビットレートトラヒックデータを配信元ノードから1つの転送装置(サーバ)が受信し、異なる要求を持つサービスそれぞれに適した内容を抽出して、そのサービスに対応するトラヒックで転送することができる。
国際公開第2018/142866号 国際公開第2018/142874号
しかしながら、上記したDSA技術は、静的にトラヒック転送先を決定しておくものである。つまり、カメラ等のIoTデバイスとトラヒック転送先は予め対応付けられており、サービスを提供するために必要となる事象が発生しているか否かに関わりなく高ビットレートトラヒックデータがサービス提供事業者側に送信されてしまう。例えば、全国エリアにおいてそのサービスに対応するIoTデバイスが配置されている状況において、追跡対象の物体が移動している場合に、追跡対象が存在していないエリアに位置するIoTデバイスからも多くの高ビットレートトラヒックデータが転送されることとなる。そのため、このDSA技術を用いた場合には、転送効率が低下するケースがある。また、その際に、転送装置(サーバ)はサービスに利用しないデータを処理することとなり、アプリケーション処理効率も低下してしまう。
今後のIoTデバイスの急激な増加を考慮すると、サービス品質を維持した上で、さらなるトラヒック転送効率、アプリケーション処理効率の向上が求められる。
このような点に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、各サービスで必要とされる高ビットレートトラヒックデータの転送に関し、トラヒック転送効率およびアプリケーション処理効率を向上させることを課題とする。
本発明に係るトラヒック転送システムは、IoTデバイスから取得したトラヒックデータを、各サービスを提供するためのトラヒック分析装置それぞれに転送するトラヒック転送システムであって、前記トラヒック転送システムは、前記IoTデバイスと通信接続される1つ以上のデータ収集装置と、前記トラヒック分析装置それぞれに通信接続されるトラヒック転送装置とを備えており、前記データ収集装置は、自身が担当するエリアの前記IoTデバイスから、所定の条件に合致する高ビットレートトラヒックデータと、前記高ビットレートトラヒックデータの前記所定の条件に合致しない低ビットレートトラヒックデータとを収集するデータ収集部と、収集した前記低ビットレートトラヒックデータのうち、前記サービスに対応する事象を示すサービス対応事象が発生しているか否かの判定に用いる前記IoTデバイスの種別が設定された判定種別情報に基づき、前記サービスに関する所定の種別の低ビットレートトラヒックデータを抽出し、前記トラヒック転送装置に転送するとともに、前記トラヒック転送装置から、前記サービス対応事象の発生を推定するエリアとして割り出された割出エリアに位置する前記IoTデバイスについての高ビットレートトラヒックデータの転送指示を受け付け、当該割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータを前記トラヒック転送装置に転送するデータ転送部と、を備え、前記トラヒック転送装置は、前記低ビットレートトラヒックデータが入力されると、前記サービス毎に予め設定されたサービス対応事象が発生しているか否かを機械学習によるアルゴリズムにより判定する学習器を有しており、受信した前記低ビットレートトラヒックデータを前記学習器に入力し、前記サービス対応事象が発生しているか否かを判定する一次分析部と、前記サービス対応事象が発生していると判定された場合に、前記割出エリアを決定するエリア割出部と、前記割出エリア内に位置するIoTデバイスを特定し、特定したIoTデバイスを担当するデータ収集装置に、前記高ビットレートトラヒックデータの転送指示を送信するデバイス特定部と、前記データ収集装置から、前記割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータを受信し、各サービスの前記トラヒック分析装置に転送するトラヒック転送部と、前記トラヒック分析装置から、当該転送した高ビットレートトラヒックデータについて、前記サービス対応事象が発生しているか否かの解析結果を取得し、当該解析結果と、前記学習器で判定した低ビットレートトラヒックデータとを、学習データとして前記学習器に再学習させる学習部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、各サービスで必要とされる高ビットレートトラヒックデータの転送に関し、トラヒック転送効率およびアプリケーション処理効率を向上させることができる。
将来予測されるIoTデバイスを用いたサービスの状況を説明する図である。 本実施形態に係るトラヒック転送システムの処理概要を説明するための図である。 本実施形態に係るトラヒック転送システムの効果を説明するための図である。 本実施形態に係るトラヒック転送システムの全体構成を示す図である。 本実施形態に係るトラヒック転送システムの処理の流れを示すシーケンス図である。 本実施形態に係るトラヒック転送装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」と称する。)について説明する。まず、本実施形態に係るトラヒック転送システム100の概要を説明する。
<概要>
図2は、本実施形態に係るトラヒック転送システム100の処理概要を説明するための図である。
本実施形態に係るトラヒック転送システム100は、各エリア(エリアA,B,…)のIoTデバイスと通信接続されるデータ収集装置10と、サービス提供事業者それぞれが備える各サービスSのトラヒックを分析するトラヒック分析装置30に通信接続されるトラヒック転送装置20とを備える。
データ収集装置10は、所定のエリア内に位置するIoTデバイスから、高ビットレートトラヒックのデータ(以下、「高ビットレートトラヒックデータ」と称する。図2において符号Hで示す。)と、高ビットレートトラヒック以外のトラヒックである低ビットレートトラヒックのデータ(以下、「低ビットレートトラヒックデータ」と称する。図2において符号Lで示す。)とを収集する(ステップS1)。そして、データ収集装置10は、まず、低ビットレートトラヒックデータのみをトラヒック転送装置20へ送信する(ステップS2)。
なお、本実施形態では、例えば、防犯カメラや車載カメラからの映像データのトラヒックデータを高ビットレートトラヒックデータとし、映像データ以外の種類のトラヒックデータを低ビットレートトラヒックデータとして説明する。しかしながら、これに限定させることなく、トラヒックデータに関する所定の条件を予め設定し、所定の条件に合致すれば高ビットレートトラヒックデータと判定して処理し、所定の条件に合致しなければ低ビットレートトラヒックデータと判定して処理するようにしてもよい。例えば、ビットレートに所定の閾値を予め設定し、所定の閾値を超えれば高ビットレートトラヒックデータと判定し、所定の閾値以下であれば低ビットレートトラヒックデータと判定して処理するようにしてもよい。
トラヒック転送装置20は、低ビットレートトラヒックデータを入力すると、サービス毎に予め設定された特定の事象が発生しているか否かを判定してその判定結果を出力する学習器200を備えている。
トラヒック転送装置20は、データ収集装置10から取得した低ビットレートトラヒックデータを学習器200に入力することにより、特定のサービスに対応する事象(以下、「サービス対応事象」と称する。)が発生しているか否かを判定する(ステップS3:サービス対応事象の検出)。そして、トラヒック転送装置20は、サービス対応事象が発生していると判定した場合に、そのサービス対応事象が発生しているエリアを割り出し、データ収集装置10から、割り出したエリアに位置するIoTデバイス(H)からの高ビットレートトラヒックデータを取得し(ステップS4)、対応するサービス提供事業者が備えるトラヒック分析装置30に送信する(ステップS5)。
そして、トラヒック分析装置30において、高ビットレートトラヒックデータの画像認識処理により、サービス対応事象が発生しているか否かが分析される。トラヒック転送装置20は、トラヒック分析装置30から、サービス対応事象が実際に発生していたのか否かの解析結果の情報を受信する(ステップS6)。
続いて、トラヒック転送装置20は、受信した解析結果に基づき学習器200を再学習させる(ステップS7)。具体的には、トラヒック転送装置20は、例えば、サービス対応事象が発生しているとしてトラヒック分析装置30に送信した高ビットレートトラヒックデータの解析結果が正解(実際にサービス対応事象が発生したと解析)であれば、正解である旨と、ステップS3において判定した低ビットレートトラヒックデータとを学習データとして、学習器200に再学習させる。また、トラヒック転送装置20は、サービス対応事象が発生しているとしてトラヒック分析装置30に送信した高ビットレートトラヒックデータの解析結果が不正解(実際にはサービス対応事象が発生していないと解析)であれば、不正解である旨と、ステップS3において判定した低ビットレートトラヒックデータとを学習データとして、学習器200に再学習させる。
このように解析結果に基づき学習器200に再学習させることにより、学習器200による低ビットレートトラヒックデータを用いたサービス対応事象の発生有無の検出精度を向上させることができる。
このようにすることにより、トラヒック転送システム100は、各サービス提供事業者のトラヒック分析装置30に対して、常時高ビットレートトラヒックデータを送信しておく必要はなく、低ビットレートトラヒックデータを用いてサービス対応事象を検出した場合にのみ、高ビットレートトラヒックデータを転送することができる。
また、外界の状況の変化(例えば、追跡対象の物体が移動すること)に対応して、トラヒック分析装置30に転送する高ビットレートトラヒックデータを柔軟に変更することができる。
例えば、図3に示すように、各時刻(t1~tn)それぞれにおいて、サービス対応事象が検出されたエリアの該当デバイス(IoTデバイス(H))のみから高ビットレートトラヒックデータを転送すればよく、常時すべてのIoTデバイス(H)からの高ビットレートトラヒックデータを転送する必要はない。
よって、トラヒック転送システム100によれば、各サービスで必要とされる高ビットレートトラヒックデータの転送に関し、トラヒック転送効率およびアプリケーション処理効率を向上させることができる。
<本実施形態>
次に、トラヒック転送システム100等について詳細に説明する。
図4は、本実施形態に係るトラヒック転送システム100の全体構成を示す図である。
トラヒック転送システム100は、各エリアのIoTデバイス(図示省略)と通信接続される1つ以上のデータ収集装置10と、サービス提供事業者それぞれが備える各サービスS(S,S,…,S)に関する複数のトラヒック分析装置30に通信接続されるトラヒック転送装置20とを含んで構成される。
≪データ収集装置≫
データ収集装置10は、担当エリアのIoTデバイス(センサデバイス)からデータ(センシングデータ)を一元的に収集する。なお、以下の説明においては、1つのエリアを1つのデータ収集装置10が担当するものとして説明するが、これに限定されず、複数のエリアを1つのデータ収集装置10が担当してもよい。
そして、データ収集装置10は、まず、収集した低ビットレートトラヒックデータをトラヒック転送装置20に送信する。そして、データ収集装置10は、トラヒック転送装置20から、高ビットレートトラヒックデータの転送指示を受け付けた場合に、対応する高ビットレートトラヒックデータをトラヒック転送装置20に送信する。
このデータ収集装置10は、制御部、入出力部、記憶部(いずれも図示省略)を備えるコンピュータにより実現される。より詳細には、データ収集装置10は、図4の機能ブロック図で示すように、データ収集部11、データ転送部12、デバイス管理部13、判定種別情報14、デバイス情報DB(DataBase)15を含んで構成される。
データ収集部11は、各IoTデバイスから、例えば、加速度、照度、音、湿度、温度、雨量、風速、(川の)水位等の低ビットレートトラヒックデータと、映像データ等の高ビットレートトラヒックデータとを収集する。なお、データ収集部11が収集するトラヒックデータには、送信してきた各IoTデバイスの識別情報が付与されており、取得したデータを送信してきたIoTデバイスを特定することができる。
データ転送部12は、データ収集部11が収集したデータのうち、設定したサービスに関連する種類の低ビットレートトラヒックデータを抽出して、所定の時間間隔でトラヒック転送装置20に転送する。
なお、データ収集装置10の記憶部(図示省略)には、各サービスに対応する事象(サービス対応事象)が発生しているか否かを判定するために必要となる低ビットレートトラヒックデータの種別が、サービス毎に判定種別情報14として記憶されている。
データ転送部12は、収集したすべての低ビットレートトラヒックデータのうち、判定種別情報14で示される種別に合致するデータを、そのサービスについてのサービス対応事象が発生しているか否かを判定するための情報として、トラヒック転送装置20に転送する。
例えば、データ転送部12は、交通事故を検知するサービスにおいて、ガードレールに設置された加速度センサによる振動の情報と、音センサによる音(衝突音)の情報を、低ビットレートトラヒックデータとして、トラヒック転送装置20に転送する。データ転送部12は、火災検知のサービスにおいて、温度センサによる温度の情報と、湿度センサによる湿度の情報を、低ビットレートトラヒックデータとして、トラヒック転送装置20に転送する。データ転送部12は、災害(例えば台風)による被害状況把握のサービスにおいて、雨量センサによる雨量の情報と、風速センサによる風速の情報を、低ビットレートトラヒックデータとして、トラヒック転送装置20に転送する。また、データ転送部12は、防犯(犯罪発生検知および犯人追跡)のサービスにおいて、音センサによる音声情報を、低ビットレートトラヒックデータとして、トラヒック転送装置20に転送する。
また、データ転送部12は、トラヒック転送装置20から、高ビットレートトラヒックデータの転送指示を受け付けた場合に、割出エリア(詳細は後記)内に位置するIoTデバイス(H)からの高ビットレートトラヒックデータを、トラヒック転送装置20に転送する。
なお、このトラヒック転送システム100では、エリア内に存在する高ビットレートトラヒックデータを送信するIoTデバイス(H)をすべて稼働状態にしておく場合だけでなく、一部のIoTデバイス(H)のみを稼働させておいてもよい。この場合、トラヒック転送システム100において、所定のロジック(稼働デバイス決定ロジック)に基づきエリア内で予め稼働させるIoTデバイス(H)を特定しておき、トラヒック転送装置20が、特定のエリア(割出エリア)内でサービス対応事象が発生していると判定した場合に、そのエリア内で待機状態のIoTデバイス(H)を稼働させて、そのエリアからの詳細なデータを取得する。
ここで、所定のロジック(稼働デバイス決定ロジック)は、ランダムにIoTデバイス(H)を選定してもよいし、サービスの内容とIoTデバイス設置場所の特性とを考慮し、例えば、建物の入り口や、駅の改札等のそのサービスに応じたサービス対応事象について、より検知しやすいと想定される地点に位置するIoTデバイス(H)を優先して稼働状態にしておいてもよい。
このように、一部のIoTデバイス(H)を待機状態にしておくことで、すべてのIoTデバイス(H)を稼働状態にしておく場合に比べ、全体として上りトラヒック量を削減することが可能となる。なお、以下においては、一部のIoTデバイス(H)を待機状態にしておくものとして説明を行う。
デバイス管理部13は、自身のデータ収集装置10が担当するIoTデバイスについて、その識別情報に対応付けて、種別(例えば、加速度、温度、湿度、音声、映像等)、当該デバイスの位置情報、稼働状態(「稼働中」または「待機中」)を、デバイス情報としてデバイス情報DB15に記憶し管理する。
また、デバイス管理部13は、デバイス情報DB15を参照して、トラヒック転送装置20が各サービスについてのサービス対応事象が発生している可能性があると割り出したエリア(割出エリア)に位置する、待機状態のIoTデバイス(H)を起動させる。ここで、デバイス管理部13が起動させるIoTデバイスは、映像データを高ビットレートトラヒックデータとして送信するデバイスである。
また、デバイス管理部13は、トラヒック転送装置20から、サービス対応事象の発生が予測される予測エリア(詳細は後記)のIoTデバイス(H)からの高ビットレートトラヒックの転送指示を示す予測エリア設定情報を受信した場合に、その予測エリアに位置するIoTデバイス(H)のうち、待機状態のデバイスを起動させる。
なお、デバイス管理部13が予測エリアのIoTデバイス(H)を起動させた場合には、データ転送部12がその予測エリアに位置するIoTデバイス(H)からの高ビットレートトラヒックデータをトラヒック転送装置20に転送する。
≪トラヒック転送装置≫
トラヒック転送装置20は、データ収集装置10から取得した低ビットレートトラヒックデータを学習器200に入力することにより、予め設定したサービスに関するサービス対応事象が発生しているか否かを判定する。そして、トラヒック転送装置20は、サービス対応事象が発生していると判定した場合に、そのサービス対応事象が発生しているエリアを割り出し、割り出したエリア(割出エリア)に位置するIoTデバイス(H)からデータ収集装置10を介して高ビットレートトラヒックデータを取得し、対応するサービス提供事業者が備えるトラヒック分析装置30に転送する。
また、トラヒック転送装置20は、トラヒック分析装置30から、サービス対応事象が実際に発生していたのか否かの解析結果の情報を受信し、その解析結果に基づき学習器200を再学習する。
このトラヒック転送装置20は、制御部、入出力部、記憶部(いずれも図示省略)を備えるコンピュータ(図6参照)により実現される。より詳細には、トラヒック転送装置20は、図4の機能ブロック図で示すように、事前検出部21、転送部22、エリア情報DB23を含んで構成される。
事前検出部21は、学習器200と、一次分析部211と、学習部212とを備える。
学習器200は、低ビットレートトラヒックデータが入力されると、サービス毎に予め設定されたサービス対応事象が発生しているか否かを判定してその結果を出力する。
一次分析部211は、データ収集装置10から取得した各サービスに応じた低ビットレートトラヒックデータを学習器200に入力することにより、サービス対応事象が発生しているか否かを判定する。そして、一次分析部211は、サービス対応事象が発生していると判定した場合には、そのサービス対応事象の発生情報を転送部22に出力する。
学習部212は、トラヒック分析装置30から、割出エリア内においてサービス対応事象が実際に発生しているか否かの解析結果の情報を受信する。そして、学習部212は、受信した解析結果に基づき学習器200を再学習させる。具体的には、学習部212は、例えば、サービス対応事象が発生しているとしてトラヒック分析装置30に送信した高ビットレートトラヒックデータの解析結果が正解(実際にサービス対応事象が発生したと解析)であれば、正解である旨と、対応する低ビットレートトラヒックデータとを学習データとして、学習器200に再学習させる。また、学習部212は、サービス対応事象が発生しているとしてトラヒック分析装置30に送信した高ビットレートトラヒックデータの解析結果が不正解(実際にはサービス対応事象が発生していないと解析)であれば、不正解である旨と、対応する判定した低ビットレートトラヒックデータとを学習データとして、学習器200に再学習させる。
なお、この学習器200は、時系列データを利用した機械学習の手法(アルゴリズム)により実現することができる。具体的には、例えば、RNN(リカレントニューラルネットワーク)、SVM(サポートベクターマシン)、決定木、k-meansクラスタリング等を用いることができる。
学習器200は、初期段階ではポリシーベースで学習をさせておいてもよい。例えば、防犯(犯罪発生検知および犯人追跡)のサービスにおいて、「助けて」「泥棒」等の音声情報と犯罪発生(サービス対応事象の発生)の情報との組を学習データ(教師データ)として、学習器200に学習させる。また、火災検知のサービスにおいて、火災発生時の典型的な温度と湿度の情報と、火災発生(サービス対応事象の発生)の情報との組を学習データ(教師データ)として、学習器200に学習させる。さらに、必要に応じて学習期間を設け、トラヒック分析装置30からの分析結果を用いて学習器200に学習させ、所望の精度が達成できるまで、学習を繰り返すようにしてもよい。
また、データ収集装置10に予め記憶させた判定種別情報14で示される低ビットレートトラヒックデータの種別に加えて、他の低ビットレートトラヒックデータの種別を含めて学習器200に学習させ、そのサービスに関するサービス対応事象の発生の判定精度が向上する場合には、その加えた種別を含むように、判定種別情報14を更新するようにしてもよい。
転送部22は、事前検出部21からサービス対応事象の発生情報を取得すると、そのサービス対応事象を検出したIoTデバイス(L)の位置情報に基づき、サービス対応事象が発生している可能性の高いエリアを割り出す。そして、転送部22は、その割り出したエリア(割出エリア)に位置するIoTデバイス(H)を特定し、その特定したIoTデバイス(H)を収容するデータ収集装置10に対し、高ビットレートトラヒックデータの転送指示を送信する。これにより、転送部22は、データ収集装置10から高ビットレートトラヒックデータを取得し、対応するサービス提供事業者が備えるトラヒック分析装置30に送信する。
なお、エリア情報DB23には、各データ収集装置10の識別情報に対応付けて、そのデータ収集装置10が担当するエリアの情報と、そのエリア内のIoTデバイスの位置情報が記憶される。
この転送部22は、図4に示すように、エリア割出部221と、デバイス特定部222と、トラヒック転送部223とを備える。
エリア割出部221は、事前検出部21の一次分析部211において、サービス対応事象が検出されたIoTデバイス(L)の位置情報を、エリア情報DB23を参照して取得し、その取得した位置情報を用いた所定のロジック(割出エリア決定ロジック)に基づき、サービス対応事象が発生している可能性が高いエリア(割出エリア)を割り出す。そして、エリア割出部221は、割り出したエリア(割出エリア)の情報をデバイス特定部222に出力する。
この割出エリアを決定する所定のロジック(割出エリア決定ロジック)は、例えば、複数のIoTデバイス(L)の低ビットレートトラヒックデータに基づきサービス対応事象が発生していると判定された場合には、その複数のIoTデバイス(L)の位置情報の重心位置を算出し、算出した重心位置から、例えば半径1km以内というように、割出エリアを決定するように設定しておくものである。
また、エリア割出部221は、低ビットレートトラヒックデータに基づき、サービス対応事象の発生位置を推定し、その推定位置から、例えば半径1km以内というように、割出エリアを決定するような割出エリア決定ロジックを用いてもよい。この推定位置は、例えば、IoTデバイス(L)が音センサであれば、その音センサが検出した音の大きさや方向の情報を用いてサービス対応事象が発生した位置を推定する等の、低ビットレートトラヒックデータを用いた分析アルゴリズムに基づき算出される。
この割出エリアの決定手法(割出エリア決定ロジック)は、予めエリア割出部221に設定しておく。なお、割出エリアの重心位置や推定位置からの設定範囲(距離)は、サービス毎に異なる設定としてもよい。
さらに、エリア割出部221は、割出エリアのさらに外側の領域(所定領域)を予測エリアとして設定してもよい。この予測エリアは、将来、サービス対応事象の発生が予測されるエリアであり、事前(事前検出部21の検出前)に高ビットレートトラヒックデータを取得するために設定する。
この予測エリアは、サービス毎に異なる設定にしてもよく、例えば、あるサービスについては、割出エリアの外側2kmのようにして設定し、他のサービスについては、割出エリアの外側500mのように設定してもよい。また、特定の種類のセンサデバイスの配置間隔を1ホップとして、nホップ(n:正の整数)分を予測エリアに設定してもよい。
また、エリア割出部221は、あるサービスについての割出エリアを時系列に記憶しておき、その進行方向に位置する所定のエリアを予測エリアとして設定してもよい。
なお、エリア割出部221は、予測エリアを設定するとその予測エリアの情報を、デバイス特定部222に出力する。
デバイス特定部222は、エリア割出部221が割り出したエリア(割出エリア)内に位置するIoTデバイス(H)を、エリア情報DB23を参照して特定し、特定したIoTデバイス(H)を担当するデータ収集装置10に対して、高ビットレートトラヒックデータの転送指示を送信する。
このとき、デバイス特定部222は、割出エリア内に位置する待機状態のIoTデバイス(H)に対しても、当該デバイスを起動して高ビットレートトラヒックデータを転送させる指示(転送指示)を、データ収集装置10に送信してもよい。このようにすることにより、よりサービス品質の高い、詳細な画像データの分析が各トラヒック分析装置30において可能となる。
また、デバイス特定部222は、予測エリアの情報をエリア割出部221から取得した場合には、その予測エリア内に位置するIoTデバイス(H)を、エリア情報DB23を参照して特定し、特定したIoTデバイス(H)を担当するデータ収集装置10に対して、当該IoTデバイス(H)の高ビットレートトラヒックデータの送信を指示する予測エリア設定情報を、その予測エリアを担当するデータ収集装置10に送信する。
さらに、デバイス特定部222は、エリア割出部221が時系列で割出エリアを決定している際に、割出エリア内でのサービス対応事象の発生がなくなった場合、例えば、追跡対象の物体が移動し割出エリアから外れた場合には、そのIoTデバイス(H)に対する高ビットレートトラヒックの転送指示を取りやめる。これにより、トラヒック転送装置20は、不必要な高ビットレートトラヒックデータの転送を中止させることができ、トラヒック転送効率およびアプリケーション処理効率をより向上させることができる。
トラヒック転送部223は、エリア割出部221が割り出したエリア(割出エリア)内に位置するIoTデバイス(H)からデータ収集装置10を介して取得した高ビットレートトラヒックデータを、対応するサービス提供事業者が備えるトラヒック分析装置30に送信する。
また、トラヒック転送部223は、予測エリアに位置するIoTデバイス(H)からデータ収集装置10を介して取得した高ビットレートトラヒックデータを、対応するサービス提供事業者が備えるトラヒック分析装置30に送信する。
なお、トラヒック転送部223は、特許文献1,2に記載のDSA技術を用いて、高ビットレートトラヒックデータをトラヒック分析装置30に転送するようにしてもよい。
≪トラヒック分析装置≫
トラヒック分析装置30は、サービス提供事業者それぞれが備える各サービスSについての高ビットレートトラヒックデータを解析し、サービスを提供する装置である。
このトラヒック分析装置30は、高ビットレート解析部31を備え、トラヒック転送装置20から、割出エリア内のIoTデバイス(H)が生成した高ビットレートトラヒックデータを取得すると、そのデータ(画像データ)を解析しサービス対応事象が発生しているか否を判定する。そして、高ビットレート解析部31は、その判定結果をトラヒック転送装置20(事前検出部21)に出力する。
また、トラヒック分析装置30の高ビットレート解析部31は、トラヒック転送装置20から、予測エリア内のIoTデバイス(H)が生成した高ビットレートトラヒックデータを取得し、そのデータ(画像データ)を解析してサービス対応事象が発生しているか否を判定する処理を実行する。
<処理の流れ>
次に、トラヒック転送システム100が実行する処理の流れについて説明する。
図5は、本実施形態に係るトラヒック転送システム100の処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、データ収集装置10のデータ収集部11は、各エリアに位置するIoTデバイスから、データを収集する(ステップS10)。具体的には、データ収集部11は、自身が担当するエリアのIoTデバイスから、低ビットレートトラヒックデータおよび高ビットレートトラヒックデータを収集する。
なお、映像データである高ビットレートトラヒックデータを送信するIoTデバイス(H)については、そのエリアに存在するすべてのデバイスからデータを収集するのではなく、一部のIoTデバイスを待機状態にしておき、映像データを収集するIoTデバイス(H)を特定しておいてもよい。
次に、データ収集装置10のデータ転送部12は、データ収集部11が収集したトラヒックデータのうち、予め設定したサービス毎にそのサービスに関連する種別の低ビットレートトラヒックデータを抽出して、所定の時間間隔でトラヒック転送装置20に転送する(ステップS11)。
トラヒック転送装置20の事前検出部21(一次分析部211)は、データ収集装置10から低ビットレートトラヒックデータを取得すると、その低ビットレートトラヒックデータを学習器200に入力することにより、サービス対応事象が発生しているか否かを判定する(ステップS12)。
ここで、事前検出部21は、サービス対応事象が発生していないと判定した場合には(ステップS12→No)、処理を終了する。
一方、事前検出部21は、サービス対応事象が発生していると判定した場合には(ステップS12→Yes)、そのサービス対応事象の発生情報を転送部22に出力する(ステップS13)。
続いて、転送部22(エリア割出部221)は、事前検出部21においてサービス対応事象が検出されたIoTデバイス(L)の位置情報に基づき、そのサービス対応事象が発生しているエリアを割り出す(ステップS14:割出エリアを決定)。例えば、エリア割出部221は、サービス対応事象が検出された複数のIoTデバイス(L)の重心位置から半径1km以内を割出エリアとする。
また、ここでエリア割出部221は、将来、サービス対応事象の発生が予測されるエリア(予測エリア)を設定してもよい。
そして、転送部22(デバイス特定部222)は、エリア割出部221が割り出したエリア(割出エリア)内に位置するIoTデバイス(H)を、エリア情報DB23を参照して特定し、特定したIoTデバイス(H)を担当するデータ収集装置10に対して、高ビットレートトラヒックデータの転送指示を送信する(ステップS15)。
また、デバイス特定部222は、エリア割出部221が予測エリアを設定した場合には、その予測エリア内に位置するIoTデバイス(H)を、エリア情報DB23を参照して特定し、特定したIoTデバイス(H)を担当するデータ収集装置10に対しても、高ビットレートトラヒックの転送指示を送信する。
高ビットレートトラヒックデータの転送指示を受信したデータ収集装置10は、割出エリア内に位置するIoTデバイス(H)の高ビットレートトラヒックデータを、トラヒック転送装置20に転送する(ステップS16)。
具体的には、データ収集装置10のデバイス管理部13が、デバイス情報DB15を参照して、割出エリア内で待機状態のIoTデバイス(H)があるか否かを確認し、待機状態のIoTデバイス(H)があれば起動指示を送信する。そして、データ収集部11が、割出エリア内のIoTデバイス(H)から高ビットレートトラヒックデータを収集し、その収集した高ビットレートトラヒックデータを、データ転送部12が、トラヒック転送装置20に転送する。
なお、データ収集装置10は、予測エリア内に位置するIoTデバイス(H)についても、割出エリア内と同様に、待機状態のデバイスがあれば起動した上で、高ビットレートトラヒックデータをトラヒック転送装置20に転送する。
次に、トラヒック転送装置20の転送部22(トラヒック転送部223)は、受信した高ビットレートトラヒックデータを、対応するサービス提供事業者が備えるトラヒック分析装置30に送信する(ステップS17)。
これにより、各サービス提供事業者のトラヒック分析装置30によるトラヒック分析が行われ、実際にサービス対応事象が発生しているのか否かが解析される。そして、サービス対応事象が発生していた場合には、サービス提供事業者によるサービス提供が行われる。
続いて、トラヒック転送装置20の事前検出部21(学習部212)は、トラヒック分析装置30から、割出エリア内においてサービス対応事象が実際に発生していたか否かの解析結果の情報(解析結果情報)を取得する(ステップS18)。
そして、学習部212は、解析結果と、それに対応する低ビットレートトラヒックデータとを学習データとして、学習器200に再学習させて(ステップS19)、処理を終了する。
このようにすることで、本実施形態に係るトラヒック転送システム100は、低ビットレートトラヒックデータに基づき、サービス対応事象の発生を高精度に検出できるため、常時すべての高ビットレートトラヒックデータを、各サービス提供事業者のトラヒック分析装置30に転送する必要はない。よって、各サービスで必要とされる高ビットレートトラヒックデータの転送に関し、トラヒック転送効率およびアプリケーション処理効率を向上させることができる。
<ハードウェア構成>
本実施形態に係るトラヒック転送装置20は、例えば図6に示すような構成のコンピュータ900によって実現される。
図6は、本実施形態に係るトラヒック転送装置20の機能を実現するコンピュータ900の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ900は、CPU(Central Processing Unit)901、ROM(Read Only Memory)902、RAM(Random Access Memory)903、HDD(Hard Disk Drive)904、入出力I/F(Interface)905、通信I/F906およびメディアI/F907を有する。
CPU901は、ROM902またはHDD904に記憶されたプログラムに基づき作動し、制御部(図4に示す、事前検出部21、転送部22)による制御を行う。ROM902は、コンピュータ900の起動時にCPU901により実行されるブートプログラムや、コンピュータ900のハードウェアに係るプログラム等を記憶する。
CPU901は、入出力I/F905を介して、マウスやキーボード等の入力装置910、および、ディスプレイやプリンタ等の出力装置911を制御する。CPU901は、入出力I/F905を介して、入力装置910からデータを取得するともに、生成したデータを出力装置911へ出力する。なお、プロセッサとしてCPU901とともに、GPU(Graphics Processing Unit)等を用いても良い。
HDD904は、CPU901により実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信I/F906は、通信網(例えば、NW(Network)5)を介して他の装置(例えば、データ収集装置10やトラヒック分析装置30)からデータを受信してCPU901へ出力し、また、CPU901が生成したデータを、通信網を介して他の装置へ送信する。
メディアI/F907は、記録媒体912に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM903を介してCPU901へ出力する。CPU901は、目的の処理に係るプログラムを、メディアI/F907を介して記録媒体912からRAM903上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体912は、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto Optical disk)等の光磁気記録媒体、磁気記録媒体、導体メモリテープ媒体又は半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ900が実施形態に係るトラヒック転送装置20として機能する場合、コンピュータ900のCPU901は、RAM903上にロードされたプログラムを実行することによりトラヒック転送装置20の機能を実現する。また、HDD904には、RAM903内のデータが記憶される。CPU901は、目的の処理に係るプログラムを記録媒体912から読み取って実行する。この他、CPU901は、他の装置から通信網(NW5)を介して目的の処理に係るプログラムを読み込んでもよい。
<効果>
以下、本発明に係るトラヒック転送システム等の効果について説明する。
本発明に係るトラヒック転送システムは、IoTデバイスから取得したトラヒックデータを、各サービスを提供するためのトラヒック分析装置30それぞれに転送するトラヒック転送システム100であって、トラヒック転送システム100は、IoTデバイスと通信接続される1つ以上のデータ収集装置10と、トラヒック分析装置30それぞれに通信接続されるトラヒック転送装置20とを備えており、データ収集装置10は、自身が担当するエリアのIoTデバイスから、所定の条件に合致する高ビットレートトラヒックデータと、高ビットレートトラヒックデータの所定の条件に合致しない低ビットレートトラヒックデータとを収集するデータ収集部11と、収集した低ビットレートトラヒックデータのうち、サービスに対応する事象を示すサービス対応事象が発生しているか否かの判定に用いるIoTデバイスの種別が設定された判定種別情報14に基づき、サービスに関する所定の種別の低ビットレートトラヒックデータを抽出し、トラヒック転送装置20に転送するとともに、トラヒック転送装置20から、サービス対応事象の発生を推定するエリアとして割り出された割出エリアに位置するIoTデバイスについての高ビットレートトラヒックデータの転送指示を受け付け、当該割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータをトラヒック転送装置20に転送するデータ転送部12と、を備え、トラヒック転送装置20は、低ビットレートトラヒックデータが入力されると、サービス毎に予め設定されたサービス対応事象が発生しているか否かを機械学習によるアルゴリズムにより判定する学習器200を有しており、受信した低ビットレートトラヒックデータを学習器200に入力し、サービス対応事象が発生しているか否かを判定する一次分析部211と、サービス対応事象が発生していると判定された場合に、入力された低ビットレートトラヒックデータを生成したIoTデバイスの位置情報を用いた所定の割出エリア決定ロジックに基づき、割出エリアを決定するエリア割出部221と、割出エリア内に位置するIoTデバイスを特定し、特定したIoTデバイスを担当するデータ収集装置10に、高ビットレートトラヒックデータの転送指示を送信するデバイス特定部222と、データ収集装置10から、割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータを受信し、各サービスのトラヒック分析装置30に転送するトラヒック転送部223と、トラヒック分析装置30から、当該転送した高ビットレートトラヒックデータについて、サービス対応事象が発生しているか否かの解析結果を取得し、当該解析結果と、学習器200で判定した低ビットレートトラヒックデータとを、学習データとして学習器200に再学習させる学習部212と、を備えることを特徴とする。
このようにすることにより、トラヒック転送システム100は、各サービス提供事業者のトラヒック分析装置30に対して、常時高ビットレートトラヒックデータを送信しておく必要はなく、低ビットレートトラヒックデータを用いてサービス対応事象を検出した場合にのみ、高ビットレートトラヒックデータを転送することができる。
また、外界の状況の変化(例えば、追跡対象の物体が移動すること)に対応して、トラヒック分析装置30に転送する高ビットレートトラヒックデータを柔軟に変更することができる。
よって、トラヒック転送システム100によれば、各サービスで必要とされる高ビットレートトラヒックデータの転送に関し、トラヒック転送効率およびアプリケーション処理効率を向上させることができる。
また、トラヒック転送システム100において、トラヒック転送装置20のデバイス特定部222は、割出エリア内でのサービス対応事象が発生していない場合には、高ビットレートトラヒックデータの転送指示を取りやめることを特徴する。
これにより、トラヒック転送装置20は、割出エリア内でのサービス対応事象の発生がなくなった場合に、不必要な高ビットレートトラヒックデータの転送を中止させることができる。よって、トラヒック転送システム100によれば、トラヒック転送効率およびアプリケーション処理効率をさらに向上させることができる。
また、トラヒック転送システム100では、高ビットレートトラヒックデータを生成するIoTデバイスについて、一部のデバイスのみを稼働させ、他のデバイスを待機状態としておき、データ収集装置10は、トラヒック転送装置20から、割出エリアに位置するIoTデバイスについての高ビットレートトラヒックデータの転送指示を受信した場合に、割出エリアに位置する待機状態のIoTデバイスを起動させるデバイス管理部13を、さらに備え、データ転送部12は、当該起動させたIoTデバイスが生成した高ビットレートトラヒックデータを含む割出エリア内の高ビットレートトラヒックデータを、トラヒック転送装置20に転送することを特徴とする。
このように、高ビットレートトラヒックデータを生成するIoTデバイスについて、全部を稼働させておくのではなく、待機状態のデバイスを設けることにより、システム側に送信する上りのトラヒックデータを低減することができる。なお、サービス対応事象が発生した場合には、割出エリア内のIoTデバイスを起動させるため、サービス品質を維持することも可能となる。
また、トラヒック転送システム100において、トラヒック転送装置20のエリア割出部221は、割出エリアの外側に、サービス対応事象の発生を予測するエリアを示す予測エリアを設定し、デバイス特定部222は、設定した予測エリアに位置するIoTデバイスを特定し、特定したIoTデバイスを担当するデータ収集装置10に、高ビットレートトラヒックデータの転送指示を送信し、データ収集装置10のデータ転送部12は、割出エリアおよび予測エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータをトラヒック転送装置20に転送することを特徴とする。
このように、割出エリアの外側に予測エリアを設定し、予め高ビットレートトラヒックデータを転送することにより、サービス対象事象の発生をより早く確実に認識することが可能となる。よって、高ビットレートトラヒックデータを用いたサービスにおいて、サービス品質を向上させることができる。
本発明に係るデータ収集装置は、IoTデバイスからトラヒックデータを収集するデータ収集装置10であって、IoTデバイスから、所定の条件に合致する高ビットレートトラヒックデータと、高ビットレートトラヒックデータの所定の条件に合致しない低ビットレートトラヒックデータとを収集するデータ収集部11と、収集した低ビットレートトラヒックデータのうち、トラヒックデータを用いたサービスに対応する事象を示すサービス対応事象が発生しているか否かの判定に用いるIoTデバイスの種別が設定された判定種別情報に基づき、サービスに関する所定の種別の低ビットレートトラヒックデータを抽出して出力するとともに、サービス対応事象の発生を推定するエリアとして割り出された割出エリアに位置するIoTデバイスについての高ビットレートトラヒックデータの転送指示を受け付け、当該割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータを出力するデータ転送部12と、を備えることを特徴とする。
これにより、データ収集装置10は、サービス対象事象が発生しているか否かの判定に用いる所定の種別の低ビットレートトラヒックデータを抽出して出力することができる。また、データ収集装置10は、転送指示のあった高ビットレートトラヒックデータだけを出力すればよい。よって、データ収集装置10によれば、すべての高ビットレートトラヒックを出力する場合に比べ、出力するトラヒックデータ量を低減することができる。
本発明に係るトラヒック転送装置は、IoTデバイスから取得したトラヒックデータを、各サービスを提供するためのトラヒック分析装置30それぞれに転送するトラヒック転送装置20であって、高ビットレートトラヒックデータであると判定する所定の条件に合致しないトラヒックデータである低ビットレートトラヒックデータが入力されると、サービス毎に予め設定されたサービス対応事象が発生しているか否かを機械学習によるアルゴリズムにより判定する学習器200を有しており、低ビットレートトラヒックデータを取得して学習器200に入力し、サービス対応事象が発生しているか否かを判定する一次分析部211と、サービス対応事象が発生していると判定された場合に、サービス対応事象の発生を推定するエリアである割出エリアを決定するエリア割出部221と、割出エリア内に位置するIoTデバイスを特定し、特定したIoTデバイスが生成した高ビットレートトラヒックデータの転送指示を出力するデバイス特定部222と、割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータを受信し、各サービスのトラヒック分析装置30に転送するトラヒック転送部223と、トラヒック分析装置30から、当該転送した高ビットレートトラヒックデータについて、サービス対応事象が発生しているか否かの解析結果を取得し、当該解析結果と、学習器200で判定した低ビットレートトラヒックデータとを、学習データとして学習器200に再学習させる学習部212と、を備えることを特徴する。
このようにすることにより、トラヒック転送装置20は、各サービス提供事業者のトラヒック分析装置30に対して、常時高ビットレートトラヒックデータを送信しておく必要はなく、低ビットレートトラヒックデータを用いてサービス対応事象を検出した場合にのみ、高ビットレートトラヒックデータを転送することができる。
よって、トラヒック転送装置20によれば、各サービスで必要とされる高ビットレートトラヒックデータの転送に関し、トラヒック転送効率およびアプリケーション処理効率を向上させることができる。
なお、本発明は、以上説明した実施例に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
例えば、本トラヒック転送システム100においては、データ収集装置10とトラヒック転送装置20とを別筐体の装置として説明したが、1つの筐体とし、すべてのエリアからのトラヒックデータを収集して処理するようにしてもよい。
また、トラヒック転送装置20内の事前検出部21と転送部22とを別筐体の装置としてもよい。
10 データ収集装置
11 データ収集部
12 データ転送部
13 デバイス管理部
14 判定種別情報
15 デバイス情報DB
20 トラヒック転送装置
21 事前検出部
22 転送部
23 エリア情報DB
30 トラヒック分析装置
31 高ビットレート解析部
100 トラヒック転送システム
200 学習器
211 一次分析部
212 学習部
221 エリア割出部
222 デバイス特定部
223 トラヒック転送部

Claims (10)

  1. IoT(Internet of Things)デバイスから取得したトラヒックデータを、各サービスを提供するためのトラヒック分析装置それぞれに転送するトラヒック転送システムであって、
    前記トラヒック転送システムは、前記IoTデバイスと通信接続される1つ以上のデータ収集装置と、前記トラヒック分析装置それぞれに通信接続されるトラヒック転送装置とを備えており、
    前記データ収集装置は、
    自身が担当するエリアの前記IoTデバイスから、所定の条件に合致する高ビットレートトラヒックデータと、前記高ビットレートトラヒックデータの前記所定の条件に合致しない低ビットレートトラヒックデータとを収集するデータ収集部と、
    収集した前記低ビットレートトラヒックデータのうち、前記サービスに対応する事象を示すサービス対応事象が発生しているか否かの判定に用いる前記IoTデバイスの種別が設定された判定種別情報に基づき、前記サービスに関する所定の種別の低ビットレートトラヒックデータを抽出し、前記トラヒック転送装置に転送するとともに、
    前記トラヒック転送装置から、前記サービス対応事象の発生を推定するエリアとして割り出された割出エリアに位置する前記IoTデバイスについての高ビットレートトラヒックデータの転送指示を受け付け、当該割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータを前記トラヒック転送装置に転送するデータ転送部と、を備え、
    前記トラヒック転送装置は、
    前記低ビットレートトラヒックデータが入力されると、前記サービス毎に予め設定されたサービス対応事象が発生しているか否かを機械学習によるアルゴリズムにより判定する学習器を有しており、
    受信した前記低ビットレートトラヒックデータを前記学習器に入力し、前記サービス対応事象が発生しているか否かを判定する一次分析部と、
    前記サービス対応事象が発生していると判定された場合に、前記割出エリアを決定するエリア割出部と、
    前記割出エリア内に位置するIoTデバイスを特定し、特定したIoTデバイスを担当するデータ収集装置に、前記高ビットレートトラヒックデータの転送指示を送信するデバイス特定部と、
    前記データ収集装置から、前記割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータを受信し、各サービスの前記トラヒック分析装置に転送するトラヒック転送部と、
    前記トラヒック分析装置から、当該転送した高ビットレートトラヒックデータについて、前記サービス対応事象が発生しているか否かの解析結果を取得し、当該解析結果と、前記学習器で判定した低ビットレートトラヒックデータとを、学習データとして前記学習器に再学習させる学習部と、を備えること
    を特徴とするトラヒック転送システム。
  2. 前記一次分析部が、所定の時間ごとに前記サービス対応事象が発生しているか否かの判定を行うことにより、前記データ転送部が、時間帯に応じて、前記サービス対応事象が発生していると判定されたIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータと、当該高ビットレートトラヒックデータの転送先となる前記トラヒック分析装置との対応付けを動的に変更すること
    を特徴とする請求項1に記載のトラヒック転送システム。
  3. 前記デバイス特定部は、前記割出エリア内での前記サービス対応事象が発生していない場合には、前記高ビットレートトラヒックデータの転送指示を取りやめること
    を特徴とする請求項2に記載のトラヒック転送システム。
  4. 前記高ビットレートトラヒックデータを生成するIoTデバイスについて、一部のデバイスのみを稼働させ、他のデバイスを待機状態としておき、
    前記データ収集装置は、
    前記トラヒック転送装置から、前記割出エリアに位置する前記IoTデバイスについての前記高ビットレートトラヒックデータの転送指示を受信した場合に、前記割出エリアに位置する待機状態のIoTデバイスを起動させるデバイス管理部を、さらに備え、
    前記データ転送部は、当該起動させたIoTデバイスが生成した高ビットレートトラヒックデータを含む前記割出エリア内の前記高ビットレートトラヒックデータを、前記トラヒック転送装置に転送すること
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載のトラヒック転送システム。
  5. 前記トラヒック転送装置の前記エリア割出部は、前記割出エリアの外側に、前記サービス対応事象の発生を予測するエリアを示す予測エリアを設定し、
    前記デバイス特定部は、設定した前記予測エリアに位置するIoTデバイスを特定し、特定したIoTデバイスを担当するデータ収集装置に、前記高ビットレートトラヒックデータの転送指示を送信し、
    前記データ収集装置のデータ転送部は、前記割出エリアおよび前記予測エリアに位置するIoTデバイスがらの高ビットレートトラヒックデータを前記トラヒック転送装置に転送すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載のトラヒック転送システム。
  6. IoTデバイスから取得したトラヒックデータを、各サービスを提供するためのトラヒック分析装置それぞれに転送するトラヒック転送システムのトラヒック転送方法であって、
    前記トラヒック転送システムは、前記IoTデバイスと通信接続される1つ以上のデータ収集装置と、前記トラヒック分析装置それぞれに通信接続されるトラヒック転送装置とを備えており、
    前記データ収集装置は、
    自身が担当するエリアの前記IoTデバイスから、所定の条件に合致する高ビットレートトラヒックデータと、前記高ビットレートトラヒックデータの前記所定の条件に合致しない低ビットレートトラヒックデータとを収集するステップと、
    収集した前記低ビットレートトラヒックデータのうち、前記サービスに対応する事象を示すサービス対応事象が発生しているか否かの判定に用いる前記IoTデバイスの種別が設定された判定種別情報に基づき、前記サービスに関する所定の種別の低ビットレートトラヒックデータを抽出し、前記トラヒック転送装置に転送するとともに、
    前記トラヒック転送装置から、前記サービス対応事象の発生を推定するエリアとして割り出された割出エリアに位置する前記IoTデバイスについての高ビットレートトラヒックデータの転送指示を受け付け、当該割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータを前記トラヒック転送装置に転送するステップと、を実行し、
    前記トラヒック転送装置は、
    前記低ビットレートトラヒックデータが入力されると、前記サービス毎に予め設定されたサービス対応事象が発生しているか否かを機械学習によるアルゴリズムにより判定する学習器を有しており、
    受信した前記低ビットレートトラヒックデータを前記学習器に入力し、前記サービス対応事象が発生しているか否かを判定するステップと、
    前記サービス対応事象が発生していると判定された場合に、前記割出エリアを決定するステップと、
    前記割出エリア内に位置するIoTデバイスを特定し、特定したIoTデバイスを担当するデータ収集装置に、前記高ビットレートトラヒックデータの転送指示を送信するステップと、
    前記データ収集装置から、前記割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータを受信し、各サービスの前記トラヒック分析装置に転送するステップと、
    前記トラヒック分析装置から、当該転送した高ビットレートトラヒックデータについて、前記サービス対応事象が発生しているか否かの解析結果を取得し、当該解析結果と、前記学習器で判定した低ビットレートトラヒックデータとを、学習データとして前記学習器に再学習させるステップと、を実行すること
    を特徴とするトラヒック転送方法。
  7. IoTデバイスからトラヒックデータを収集するデータ収集装置であって、
    前記IoTデバイスから、所定の条件に合致する高ビットレートトラヒックデータと、前記高ビットレートトラヒックデータの前記所定の条件に合致しない低ビットレートトラヒックデータとを収集するデータ収集部と、
    収集した前記低ビットレートトラヒックデータのうち、前記トラヒックデータを用いたサービスに対応する事象を示すサービス対応事象が発生しているか否かの判定に用いる前記IoTデバイスの種別が設定された判定種別情報に基づき、前記サービスに関する所定の種別の低ビットレートトラヒックデータを抽出して出力するとともに、
    前記サービス対応事象の発生を推定するエリアとして割り出された割出エリアに位置する前記IoTデバイスについての高ビットレートトラヒックデータの転送指示を受け付け、当該割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータを出力するデータ転送部と、を備えること
    を特徴とするデータ収集装置。
  8. コンピュータを請求項7に記載のデータ収集装置として機能させるためのプログラム。
  9. IoTデバイスから取得したトラヒックデータを、各サービスを提供するためのトラヒック分析装置それぞれに転送するトラヒック転送装置であって、
    高ビットレートトラヒックデータであると判定する所定の条件に合致しないトラヒックデータである低ビットレートトラヒックデータが入力されると、前記サービス毎に予め設定されたサービス対応事象が発生しているか否かを機械学習によるアルゴリズムにより判定する学習器を有しており、
    前記低ビットレートトラヒックデータを取得して前記学習器に入力し、前記サービス対応事象が発生しているか否かを判定する一次分析部と、
    前記サービス対応事象が発生していると判定された場合に、前記サービス対応事象の発生を推定するエリアである割出エリアを決定するエリア割出部と、
    前記割出エリア内に位置するIoTデバイスを特定し、特定したIoTデバイスが生成した高ビットレートトラヒックデータの転送指示を出力するデバイス特定部と、
    前記割出エリアに位置するIoTデバイスからの高ビットレートトラヒックデータを受信し、各サービスの前記トラヒック分析装置に転送するトラヒック転送部と、
    前記トラヒック分析装置から、当該転送した高ビットレートトラヒックデータについて、前記サービス対応事象が発生しているか否かの解析結果を取得し、当該解析結果と、前記学習器で判定した低ビットレートトラヒックデータとを、学習データとして前記学習器に再学習させる学習部と、
    を備えることを特徴するトラヒック転送装置。
  10. コンピュータを請求項9に記載のトラヒック転送装置として機能させるためのプログラム。
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