JP7271202B2 - 情報生成装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、マーカを対象物体に貼付するときに用いて好適な情報生成装置、表示装置、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラの普及により、本来の用途である写真撮影以外の用途で利用される例が増えてきた。例えば2次元で色を取得することができることから、カメラを2次元測色器として利用することが提案されている。カメラと立体物である対象物体間の距離、カメラで撮影する方向、及び対象物体の表面の方向によって、カメラで取得される色が異なる。そこで、対象物体までの距離や対象物体の形状を考慮した色を取得、評価する。このとき、対象物体までの距離や対象物体の形状は、対象物体の表面にマーカを貼付して、撮影画像中のマーカの位置変化や大きさの変化から求めることができる。
特許文献1には、一列に配列される複数の点からなり略平行に配置される一対の第一の点群と、第一の点群の列に対し略垂直方向な方向に一列に配置され複数の点からなり略平行に配置される一対の第二の点群と、を備えたマーカーが開示されている。
特許文献2には、作業現場に設置されるラインマーカは、作業者が携行するカメラの位置の計測誤差が最小となるように、遺伝的アルゴリズムにより最適化配置処理を行うことで決定された位置に配置するマーカの配置方法が開示されている。
特開2014-229274号公報 特開2011-252917号公報 特開2009-260474号公報
しかしながら、特許文献1では、マーカー内の点群の密度が対象物体の曲面の形状を求めるのに十分な密度であるか不明であり、精度が保証されないという課題があった。
また、特許文献2では、カメラの位置の計測誤差が最小となるようにラインマーカの配置を決定するものであり、対象物体の任意の部位の形状を高精度に求めるための配置を決定するものではない。
本発明は上記のような課題に鑑みてなされたものであり、対象物体の形状を高精度に求められるようにすることを目的とする。
本発明の情報生成装置は、所定の形状の指標が複数配置されたマーカを貼付する対象物体の3次元形状データを取得する形状データ取得手段と、前記取得された3次元形状データに基づいて、前記対象物体の表面のうち、単一の方向にのみ曲率を持つとみなすことのできる曲面を探すことにより、前記マーカの貼付位置を示す貼付情報を生成する情報生成手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、対象物体の形状を高精度に求めることが可能となる。
第1の実施形態に係る色評価システムの構成例を示す図である。 マーカの例を示す図である。 第1の実施形態に係る色評価システムの処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る情報生成装置の機能構成を示すブロック図である。 対象物体のリファレンス形状データの例を示す図である。 第1の実施形態における情報生成のための操作画面を示す図である。 第1の実施形態に係る情報生成装置の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る情報生成装置の情報生成部の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る情報生成装置の情報生成部の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る情報生成装置の情報生成部で生成した画像の例を示す図である。 第1の実施形態に係る色評価装置の機能構成を示すブロック図である。 光源データの取得について説明するための図である。 基準板の反射特性の取得について説明するための図である。 第1の実施形態に係る色評価装置の処理を示すフローチャートである。 対象物体の表面にマーカを貼付した状態を示す図である。 マーカが保持するメタデータを説明するための図である。 第1の実施形態に係る色評価装置の形状データ算出部の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る色評価装置の色評価部の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る色評価装置の色評価部の処理を示すフローチャートである。 法線方向を算出する処理の詳細を示すフローチャートである。 光源方向を算出する処理の概要を説明するための図である。 発色値を算出する処理の概要を説明するための図である。 第2の実施形態に係る情報生成装置の機能構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る情報生成装置の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報生成装置の情報生成部の機能構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る情報生成装置の情報生成部の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報生成装置の情報生成部で生成した画像の例を示す図である。 第3の実施形態に係る色評価システムの構成例を示す図である。 第3の実施形態における情報生成のための操作画面を示す図である。 第3の実施形態に係る色評価システムの処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
<色評価システムの構成>
図1に、第1の実施形態に係る色評価システムの構成例を示す。色評価システムは、情報生成装置101と、表示装置102と、色評価の対象とする対象物体103と、マーカ104と、光源105と、撮像装置106と、色評価装置107とを備える。
情報生成装置101は、色評価に先立ち、マーカ104を対象物体103に貼付するときの補助となる貼付情報を生成する。本実施形態では、貼付情報は、マーカ104の貼付位置を示す情報であり、後述するように、マーカ104の種類及びその貼付位置の組み合わせを示す情報である。情報生成装置101は、有線又は無線で表示装置102と接続し、貼付情報を表示装置102に表示するように制御する。情報生成装置101の構成及び処理の詳細については後述する。
表示装置102は、画像及び文字を表示可能なディスプレイであり、情報生成装置101で生成した貼付情報を表示する。なお、情報生成装置101及び表示装置102はそれぞれ独立した機器でもよいし、タブレット型PCのように一つの機器内に一体となった構成でもよい。表示装置102としては、手持ちで持ち運ぶことができ、場所を問わず情報生成装置101で生成した情報を確認できるタブレット型PCを用いることが望ましい。
対象物体103は、平面や曲面を含む立体物であり、色評価の対象である。本実施形態では、対象物体103が異なる方向、異なる曲率半径を持つ曲面を含んで構成されるものとする。図1の例では、曲率半径の大きな外周面を有する円柱が下段、曲率半径の小さな外周面を有する円柱が中段、複数の方向に曲率を持つ曲面からなる球が上段にあり、中段の円柱と下段の円柱とは向きが異なる。なお、対象物体はこれに限られるものではなく、どのような曲面や平面を含んで構成されてもよい。ただし、対象物体は、すくなくとも一部に平面性の高いマーカを貼り付け可能な程度の面を有している。
本実施形態において用いられるマーカ104を、図2に示す。マーカ104は、所定の形状の指標202が複数配置され、パターンを構成している。また、マーカ104において斜線部の領域204は切り抜かれており、対象物体103の表面の色を観察できる。マーカ104は、領域204が対象物体103の表面のうち色評価を行う領域(以下、評価領域と称する)に合うように貼付される。指標202は、評価領域の形状を求めるのに用いられる。マーカ104は、例えばパターンが異なる、すなわち指標202の配置が異なる複数種が予め用意されている。
光源105は、例えば人工太陽等の照明であり、撮影時に対象物体103を照らすのに用いられる。光源105の種類は、人工太陽灯以外にもLEDや蛍光灯等、他の照明機器を用いてもよいし、太陽等の自然光でもよい。また、図1では光源105として1灯のみを図示したが、1灯に限られるものではなく、2灯以上の複数灯からなるものでもよい。
撮像装置106は、色情報の2次元分布を取得することができるデジタルカメラであり、対象物体103を撮影し、例えば各画素R,G,Bの3成分を保持するデジタル画像データとして撮影画像を生成する。撮像装置106は、例えばUSB等の有線又は無線で色評価装置107と接続する。
色評価装置107は、撮像装置106で生成した撮影画像データを読み込み、色評価処理を行う。図1においては、色評価装置107及び情報生成装置101を別の装置として図示したが、同一の装置として構成してもよい。色評価装置107の構成及び処理の詳細については後述する。
<マーカ104の説明>
図2を参照して、マーカ104の詳細について説明する。
マーカ104は、対象物体103の表面に合わせて自由に曲げることのできるフレキシブルな矩形状の薄い基材上に、次に述べるようなレイアウトを印刷したものである。基材は、マグネットや吸着シート等、貼ったり、剥がしたりを繰り返すことのできる素材が望ましい。また、印刷に用いるインクやトナー等の記録材として、拡散性を有するマットな記録材とすることにより、光源や周囲の映り込みを低減することができ、パターンにおける各指標202を高精度に抽出することが可能になる。
マーカ104は、フレーム領域201と呼ぶ黒色の部分を有する。
フレーム領域201上に、指標202が配置される。指標202は、白色の円形であり、撮影画像から評価領域の形状を求めるのに用いられる。複数の指標202は、フレーム領域201上に横方向(X方向)と縦方向(Y方向)に格子状に所定の間隔で配置されている。これら複数の指標202の撮影画像における位置関係の歪から評価領域の形状が算出される。図2には、横方向に等間隔で6個、縦方向に等間隔で3個並ぶ計18個の指標202が配置される例を示す。指標202の形状は、円形が望ましい。これは、被写界深度の影響等によって撮影画像における指標202のエッジにボケが発生しても、指標202が円形であれば、円の中心座標を2値化の閾値等のパラメータに依らずに安定して算出することができるからである。
フレーム領域201上に、IDコード領域203が配置される。IDコード領域203は、識別情報をコード化した領域である。識別情報は、マーカ104の種類を識別するための情報であり、指標202の配置が異なるマーカ104には異なる情報が割り当てられている。IDコード領域203のパターンは、領域を8×8画素の計64個のブロックに分割し、各ブロックを白と黒との2値で表現することによって、64ビットの識別情報が表現可能なものを使用する。
以上のように記録材により指標202やIDコードを記録した後、横方向に並ぶ指標202群と、それと並行して配置された別の横方向に並ぶ指標群202群との間の領域204(斜線で示す領域)を切り抜くことでマーカ104が形成される。評価者は、このようなマーカ104を皺ができないように対象物体103の評価領域に貼付する。これにより、評価領域周囲の指標202から評価領域の形状を算出することができ、さらに領域204については対象物体103の表面を直接撮影することができる。
このとき、評価領域の形状を高精度に算出するために、指標202の配置は対象物体103の表面の形状に応じて決定されるのが好ましい。具体的には、対象物体103の曲面となる表面にマーカ104を貼付した場合に、マーカ104上の横方向の指標202が同一平面上にあるとみなすことができる間隔で配置することが望ましい。以下では、マーカ104上の横方向の指標202が同一平面上にあるとみなすことができることを、平面性が高いと呼ぶ。詳細には、対象物体103の曲面となる表面にマーカ104を貼付した場合の横方向の指標202間の直線距離と、平面上での横方向のパターン間隔Δxとの差が所定の閾値Thよりも小さいときに、マーカを貼付したときの平面性が高いといえる。そのため、対象物体103の表面の曲率半径がRの場合、式(1)を満たすようなパターン間隔Δxを有するマーカ104を貼付することで、評価領域の形状を高精度に算出することができる。
Figure 0007271202000001
式(1)では、対象物体103の表面の曲率半径Rが小さいほど、パターン間隔Δxが小さいマーカ104を貼付する必要があることを示す。式(1)を満たさない場合、マーカを貼付したときの平面性が低く、評価領域の形状の算出精度が低下してしまう。
本実施形態では、予め任意のパターン間隔で複数種のマーカ104が作成されており、貼付情報を生成し、ユーザに提示する。本実施形態において、貼付情報は、マーカ104の種類に応じた貼付位置を示す情報であり、より詳細には、平面性が高いといえるマーカ104の種類及びその貼付位置の組み合わせを示す情報である。
<色評価システムの処理>
次に、図3を参照して、色評価システムの処理について説明する。
ステップS301で、情報生成装置101は、詳細は後述するが、マーカを対象物体に貼付したときの平面性を評価することにより、貼付情報を生成する。
ステップS302で、表示装置102は、情報生成装置101で生成した貼付情報を表示する。
ステップS303で、ユーザは、表示装置102に表示された貼付情報に基づいて、対象物体103の表面にマーカ104を貼付する。
ステップS304で、撮像装置106は、ユーザの指示に基づくタイミングで、対象物体103のマーカ104が貼付された評価領域を撮影する。このとき、対象物体103には照明装置105から光が照射されている。
ステップS305で、色評価装置107は、詳細は後述するが、撮像装置106で生成した撮影画像データを読み込み、色評価処理を行う。
以上の処理によって、情報生成装置101で生成する貼付情報に基づいて対象物体103にマーカ104を貼付し、その領域について色評価を行うことができる。
以下、色評価システムの情報生成装置101の詳細について説明する。
<情報生成装置101>
図4に、情報生成装置101の機能構成を示す。情報生成装置101は、マーカ情報保持部401と、マーカ情報取得部402と、リファレンス形状データ保持部403と、リファレンス形状データ取得部404と、情報生成部405とを備える。
マーカ情報取得部402は、マーカ情報保持部401に予め記録される、各マーカ104の指標202の配置に関する情報であるパターン間隔Δxと、各マーカ104のIDコード領域203の識別情報とを取得する。マーカ情報保持部401へのマーカ情報の記録については後述する。
リファレンス形状データ取得部404は、リファレンス形状データ保持部403に予め記録される、対象物体103のリファレンス用の3次元形状データであるリファレンス形状データを読み込み、取得する。図5に、対象物体103のリファレンス形状データの例を示す。図5に示すように、リファレンス形状データは、3次元空間上の例えば3点や4点の頂点を結んで構成される面からなるポリゴンと呼ばれるデータの集合である。ポリゴン中のn番目(n≦N、Nは頂点数)の頂点は、3次元空間上の位置を表す3次元座標Vn=(Xn,Yn,Zn)を保持する。なお、3次元形状データの形式は上記の例に限定されるものではなく、他のどのような形式を用いてもよい。本実施形態では、リファレンス形状データとして、対象物体103の設計時に作成された3D CADデータを用いる。リファレンス形状データとして利用可能な形状データは3D CADデータに限られるものではなく、既存の3Dスキャナ等で3次元形状を測定した結果を用いることも可能である。また、3次元形状データは、各ポリゴンの3次元座標に加えてポリゴンの色を表すカラーデータを保持する。カラーデータは、例えばR,G,Bの3色に対して8ビットの輝度値によって表される。なお、カラーデータは、各ポリゴンに対し1データに限られるものではなく、複数のカラーデータを保持することができる。ポリゴンが複数のカラーデータを保持する場合、R,G,Bの3色と透明度を表わすα値で各カラーデータが表現される。
情報生成部405は、マーカ情報取得部402で取得したパターン間隔Δxと、リファレンス形状データ取得部404で取得した対象物体103のリファレンス形状データとに基づいて、マーカを貼付したときの平面性を評価することにより、貼付情報を生成する。情報生成部405の構成及び処理の詳細については後述する。
マーカ情報及びリファレンス形状データの取得、並びに情報生成処理は、例えば図6に示す操作画面のようなユーザインタフェース(UI)を用いて実行することができる。
図6に示すように、貼付情報生成ウィンドウ601には、マーカ情報入力タブ602と、マーカ追加ボタン603とが配置されている。マーカ情報入力タブ602を切り替えることで、複数のマーカ104に対してマーカ情報を入力することができる。また、マーカ追加ボタン603を押すことで、新たなマーカ情報入力タブ602を生成し、登録するマーカ104の数を増やすことができる。
マーカ情報入力タブ602内には、ID入力欄604と、パターン間隔入力欄605と、削除ボタン606とがある。ID入力欄604には、マーカ104のIDコード領域203に記録されている識別情報に対応した値を入力する。パターン間隔入力欄605には、マーカ104のパターン間隔Δxの実寸法を入力する。また、不要になったマーカ104については削除ボタン606を押すことで、そのマーカ104に対応するマーカ情報入力タブ602を削除することができる。以上のUIによって、マーカ情報をマーカ情報保持部401に記録することができる。
また、貼付情報生成ウィンドウ601には、リファレンス形状データ入力欄607が配置されている。リファレンス形状データは、リファレンス形状データの記録されているアドレスを指定し、参照ボタンを押すことで取得される。
以上のようにしたUIを用いて各マーカ104のマーカ情報、及び対象物体103のリファレンス形状データを取得した後に、情報生成ボタン608を押すことで、貼付情報が生成される。
なお、UIを用いたマーカ情報及びリファレンス形状データの取得の例を示したが、これに限られるものではない。例えばマーカ104内の全体又は一部領域、例えばIDコード領域203の実寸法を得ておき、焦点距離が既知のカメラで平板上に貼ったマーカ104を撮影した画像から、マーカ104のIDコード領域203及びパターン間隔Δxの実寸法を取得するような形態としてもよい。
次に、図7を参照して、情報生成装置101の処理について説明する。
ステップS701で、マーカ情報取得部402は、マーカ情報保持部401に予め記録される、各マーカ104のパターン間隔Δxと、各マーカ104のIDコード領域203の識別情報とを取得する。
ステップS702で、リファレンス形状データ取得部404は、リファレンス形状データ保持部403に予め記録される、対象物体103のリファレンス用の3次元形状データであるリファレンス形状データを読み込み、取得する。このとき、リファレンス形状データの各ポリゴンのカラーデータは、任意の色で初期化しておく。本実施形態では、グレーを表すR=G=B=128で初期化することを例として説明する。なお、対象物体103の表面の色やテクスチャに応じて各ポリゴンのカラーデータを初期化してもよい。
ステップS703で、情報生成部405は、ステップS701において取得したパターン間隔Δxと、ステップS702において取得した対象物体103のリファレンス形状データとに基づいて、マーカを貼付したときの平面性を評価することにより、貼付情報を生成する。
ここで、情報生成装置101の情報生成部405の構成及び処理の詳細について説明する。
図8に、情報生成装置101の情報生成部405の機能構成を示す。情報生成部405は、曲率半径算出部801と、曲率半径取得部802と、平面性評価部803と、画像生成部804とを備える。
曲率半径算出部801は、各マーカ104のパターン間隔Δxに基づいて、マーカ104毎に、マーカに対応する曲率半径を算出する。
曲率半径取得部802は、対象物体103のリファレンス形状データを複数の小領域に分割し、小領域毎に曲率半径を取得する。
平面性評価部803は、曲率半径算出部801で算出したマーカに対応する曲率半径と、曲率半径取得部802で取得した対象物体103の小領域の曲率半径とを比較することにより、マーカを貼付したときの平面性を評価する。
画像生成部804は、平面性評価部803で平面性を評価することにより生成される貼付情報を画像化して、表示装置102に表示するように制御する。
次に、図9を参照して、情報生成装置101の情報生成部405の処理について説明する。
ステップS901で、曲率半径取得部802は、対象物体103のリファレンス形状データを複数の小領域に分割する。小領域への分割は、ポリゴンを単位に行うことができ、各ポリゴンを小領域とすることができる。また、連続する複数のポリゴンをまとめて小領域としてもよい。
ステップS902で、曲率半径取得部802は、一つの小領域を対象小領域として選択し、対象小領域を曲面とみなして、リファレンス形状データに基づいて、対象小領域の曲率半径が最大となる方向における曲率半径(最大曲率半径と呼ぶ)Rmaxを取得する。曲率半径の取得方法としては、既存の手法を用いればよいが、例えば小領域を構成するポリゴンの頂点群を抽出し、抽出した点群を近似するように当てはめた円の半径として取得することができる。小領域毎に曲率半径を取得する際には、小領域外の近傍の複数のポリゴンを考慮した曲面から取得してもよい。
ステップS903で、平面性評価部803は、最大曲率半径Rmaxに基づいて、対象小領域が単一の方向にのみ曲率を持つとみなすことのできる曲面であるか否かを判定する。これは、マーカ104を複数の方向に曲率を持つ曲面に貼付すると、マーカ104に皺が生じてしまうため、評価領域の形状を高精度に算出できなくなるためである。そこで、対象物体103の表面にマーカ104を皺なく貼付するために、単一の方向にのみ曲率を持つとみなすことのできる曲面であるか否かを判定する。具体的には、最大曲率半径Rmaxの絶対値を所定の閾値Thと比較し、最大曲率半径Rmaxが十分に大きいとみなすことができるか否かを判定する。式(2)のように、最大曲率半径Rmaxの絶対値が閾値Th以上である場合、最大曲率半径Rmaxが十分に大きいとみなすことができるとして、ステップS904~S907の処理を行う。
|Rmax|≧Th ・・・(2)
ステップS904で、曲率半径取得部802は、リファレンス形状データに基づいて、対象小領域の曲率半径が最小となる方向における曲率半径(最小曲率半径と呼ぶ)Rminを取得する。
ステップS905で、曲率半径算出部801は、一つのマーカ104を対象マーカとして選択し、そのパターン間隔Δxに基づいて、式(3)から対象マーカに対応する曲率半径RMを算出する。
Figure 0007271202000002
ステップS906で、平面性評価部803は、対象マーカに対応する曲率半径RMと、対象小領域の最小曲率半径Rminとを比較することにより、マーカを貼付したときの平面性を評価する。式(4)のように、マーカに対応する曲率半径RMが最小曲率半径Rmin未満である場合、その小領域にマーカ104が貼付されれば平面性が高く、評価領域の形状を高精度に算出できると判定する。
RM<Rmin ・・・(4)
ステップS906においてマーカに対応する曲率半径RMが最小曲率半径Rmin未満であると判定した場合、すなわち平面性が高いと判定した場合、対象マーカについてステップS907の処理を行う。一方、ステップS906においてマーカに対応する曲率半径RMが最小曲率半径Rmin以上であると判定した場合、すなわち平面性が高くないと判定した場合、対象マーカについてステップS907の処理を行わない。
ステップS907で、平面性評価部803は、対象小領域に対して対象マーカの識別情報に対応する情報を記録する。本実施形態では、対象小領域に含まれる全ポリゴンのカラーデータに対し、対象マーカの識別情報に1対1で対応する色情報を記録する。ポリゴンに既に他のマーカ104の識別情報に対応する色が記録されている場合は、各マーカ104に対応する複数の色情報を透明度α値とともにカラーデータとして記録する。なお、マーカ104に対応する色情報は、R,G,Bが各8ビットで表され、他のマーカ104に対応する色とは異なる色であれば任意の色でよい。ただし、後述の画像生成処理によって生成する画像の視認性を鑑みて、異なるマーカ104に対応する色の色相ができるだけ離れていることが望ましい。
以上のステップS902~S907の処理を全ての小領域及び全てのマーカに対して行う。
ステップS908で、画像生成部804は、対象物体103のリファレンス形状について、コンピュータグラフィックス(CG)手法によってレンダリングを行い、貼付情報を画像化する。このとき、ステップS907において記録したマーカ104の識別情報に対応する色情報によってポリゴンのカラーデータを用いてレンダリングを行う。これにより、対象物体103の表面が各マーカ104に対応した色情報で色付けされた画像を生成することができる。このとき、CGのレンダリング時の仮想カメラや照明条件等のパラメータは任意の値を使用することができる。
図10に、情報生成部405の画像生成部804で生成した画像の例を示す。画像1001には、CG手法によってレンダリングされた対象物体103が表示される。
対象物体103のうち、上段の球1002は複数の方向に曲率を持つ曲面からなり、いずれのマーカ104も貼付することが適していない小領域で構成されている。そのため、これらの小領域は、ステップS702においてリファレンス形状データを取得時に初期化されたR=G=B=128のグレーで表示される。
また、対象物体103のうち中段の円柱1003の外周面及び下段の円柱1004の外周面は、単一の方向にのみ曲率を持つ曲面であり、それぞれの最大曲率半径Rmaxに応じて、平面性が高いと評価されたマーカ104に対応した色情報で表示される。中段の円柱1003と下段の円柱1004とでは曲率半径が違うことから、平面性が高いと評価されるマーカ104は異なり、各マーカ104に対応した異なる色で表示される。図10においては、図示の都合上、異なる色で表示されていることを表すため、中段の円柱1003の外周面は斜線で、下段の円柱1004の外周面は横線で表示する。なお、図10では不図示だが、単一の方向にのみ曲率を持つ曲面であっても、平面性が高いと評価されるマーカ104が見つからなかった場合、上段の球1002と同様に初期カラーデータの色で表示される。
以上により、情報生成装置101による貼付情報の生成処理が完了する。情報生成装置101で生成した貼付情報を表す画像は、表示装置102に表示される。ユーザは、表示装置102に表示された画像を見て、対象物体103のうち、マーカ104を貼付したときに評価領域を高精度に算出できる位置を確認しながら、マーカ104を貼付することができる。
なお、貼付情報として、マーカ104の種類に対応した色で小領域を表示する例を説明した。しかしながら、例えば画像1001における対象物体103の領域に、平面性が高いと評価されたマーカ104の画像を重畳表示するようにしてもよい。
また、マーカ104が複数種ある場合にも、マーカ104毎に色分けを行うことで一枚の画像で貼付情報を表示する例を説明したが、マーカ104の種類を特定するための方法は色分けに限られるものではない。貼付情報は、一枚の画像で表現することに限られるものではなく、マーカ104毎に、それを貼付することができる位置を表現する画像を生成するようにしてもよい。
以下、色評価システムの色評価装置107の詳細について説明する。
<色評価装置107>
図11に、色評価装置107の機能構成を示す。色評価装置107は、対象物体103のマーカ104が貼付された評価領域を撮影した撮影画像を処理することで、対象物体103表面の色評価を行う。色評価装置107は、撮影画像取得部1101と、形状データ算出部1102と、光源データ取得部1103と、反射特性保持部1104と、色評価部1105とを備える。
撮影画像取得部1101は、撮像装置106で生成した撮影画像データを読み込み、取得する。
形状データ算出部1102は、撮影画像に写っているマーカ104から検出した指標202に基づいて、形状データとして評価領域の3次元形状データを算出する。形状データ算出部1102の処理の詳細については後述する。
光源データ取得部1103は、対象物体103を照らす光源について、位置や方向等の光源データを取得する。例えば図12に示すように、対象物体103の近くに鏡面状の半球1201を設置し、評価領域と同時に半球を撮像装置106で撮影した画像に基づいて光源データを取得する。
反射特性保持部1104は、対象物体103と同じ素材の反射特性を保持する。対象物体103と同じ素材の反射特性は、例えば対象物体103と同じ素材の平板を基準板とし、照明の入射方向と撮影方向を、様々な組み合わせで撮影することで取得することが可能である。図13を参照して、基準板の反射特性の取得について説明する。図13(a)において、基準板1301は、対象物体103と同一の素材からなる平面材である。基準板1301に対して、光源105及び撮像装置106を移動させることで、照明の入射方向と撮影方向を変えて撮影する。具体的には、図13(b)、(c)に示すように、基準板1301に対して仰角(ピッチ)0度から90度まで10度毎の位置、かつ、方位角(ヨー)0度から350度まで10度毎に、光源105及び撮像装置106を各々配置し、撮影することで反射特性を取得する。反射特性は、例えばRGB値で取得できる。なお、10度毎としたが、10度に固定されるものではなく、1度毎や、正反射方向(光源が撮像部で撮像される方向)付近で1度毎、遠くになるに従って角度を粗くする等してもよい。
色評価部1105は、形状データ、光源データ、撮影画像データ、対象物体と同じ素材の反射特性に基づいて、評価領域の色を算出し、評価する。色評価部1105の構成及び処理の詳細については後述する。
次に、図14を参照して、色評価装置107の処理について説明する。
ステップS1401で、撮影画像取得部1101は、撮像装置106で生成した撮影画像データを読み込み、取得する。撮影画像データを取得する際は、USBケーブルやSDカード等を介して取得する。
ステップS1402で、形状データ算出部1102は、ステップS1401において取得した撮影画像に写っているマーカ104から検出した指標202に基づいて、形状データを算出する。
ステップS1403で、光源データ取得部1103は、対象物体103を照らす光源について、位置や方向等の光源データを取得する。
ステップS1404で、色評価部1105は、形状データ、光源データ、撮影画像データ、反射特性保持部1104で保持している反射特性に基づいて、評価領域の色を算出し、評価する。
ステップS1405で、色評価部1105は、色評価の結果を不図示のディスプレイ等に表示する。
ここで、色評価装置107の形状データ算出部1102の処理の詳細について説明する。
図15に、対象物体103の表面にマーカ104を貼付した状態を示す。マーカ104には、白色の円形で表される指標202と、マーカ104の識別情報をコード化したIDコード領域203とが含まれる。
図16は、マーカ104が保持するメタデータの中の配置を示す情報を説明するための図である。図16(a)は、メタデータに記録される内容を説明するための図である。領域1601は、指標202の中心点の紙面上での3次元(X,Y,Z)座標値を記録する領域であり、Nx×Ny行記録される。この座標値は、例えば左上等、任意の指標202の中心点を原点とし、その点との相対的な位置を記録する。また、領域1602は、各指標202の中心点の2次元(u,v)座標値を記録する領域であり、左上を原点とする画素単位の2次元座標値がNx×Ny行記録される。また、領域1603は、ポリゴン情報を記録する領域である。本実施形態では、図16(b)に示すように、ポリゴン情報として4つの指標202の中心点を頂点としてもつ矩形の情報を記録する。この情報は、頂点の情報として、領域1601の行番号/領域1602の行番号を記録し、それを矩形の4頂点分、例えば反時計回り矩形外周を回る順で各行に記録する。なお、ポリゴン情報としては矩形に限らず、例えば矩形を対角線で半分にした3角形ポリゴンでもよい。
次に、図17を参照して、色評価装置107の形状データ算出部1102の処理について説明する。
ステップS1701で、形状データ算出部1102は、撮影画像データを読み込む。
ステップS1702で、形状データ算出部1102は、撮影画像からIDコード領域203を抽出し、マーカ104の識別番号を読み取る。具体的には、撮影画像の画素値を2値化する。この2値化処理は、所定の閾値以上の画素値を有する画素を白、所定の閾値未満の画素値を有する画素を黒とする処理である。2値化処理後の撮像画像において公知のキャニー法を用いてエッジ位置を抽出し、8つの近傍画素にエッジ位置がある画素を同一の輪郭とみなしてグループ化する輪郭抽出を行う。抽出した複数の輪郭グループの中から四角形の輪郭を選択し、IDコード領域203が実際の形状と同じになるように輪郭を変形する。変形された輪郭の内部のパターンを、8×8画素のブロックに分割し、各ブロックの濃淡に基づいて識別番号を読み取る。
ステップS1703で、形状データ算出部1102は、識別番号に対応するマーカ104のメタデータを読み込む。
ステップS1704で、形状データ算出部1102は、撮影画像に基づいて、各指標202の中心座標を算出する。ここでは、ステップS1702と同様に輪郭抽出までの処理を行い、輪郭グループの中から円又は楕円となる輪郭の候補を挙げる。輪郭の候補として挙げられた円又は楕円の輪郭により囲まれる面積を算出し、算出した各輪郭の面積と予め設定された指標202の面積との差に応じて候補の順位付けを行う。順位1~18の指標202の複数の輪郭を抽出し、各輪郭の中心座標値を算出する。そして、各輪郭の中心座標値の相対的な位置関係が、領域1602に記載されている座標値の相対的な位置関係と一致するように各輪郭の中心座標値をソートする。これにより、領域1603で定義される矩形と、その頂点となる指標202の中心座標との対応を容易にとることができ、各矩形の撮像画像における歪が特定でき、形状を取得できる。
ここで、色評価装置107の色評価部1105の構成及び処理の詳細について説明する。
図18に、色評価装置107の色評価部1105の機能構成を示す。色評価部1105は、測色値算出部1801と、法線方向算出部1802と、光源方向算出部1803と、発色値算出部1804と、評価値算出部1805とを備える。
次に、図19を参照して、色評価装置107の色評価部1105の処理について説明する。
ステップS1901で、測色値算出部1801は、撮影画像(例えばRGB値)を各画素の測色値(例えばXYZ値)に変換する。この変換には、例えば特許文献3の17段落目から47段落目に記載されている手法で作成した色処理条件を用いる。
ステップS1902で、法線方向算出部1802は、形状データから各画素の法線方向(例えば3次元ベクトル)を算出する。
図20に、ステップS1902の法線方向を算出する処理の詳細を示す。
ステップS2001で、法線方向算出部1802は、メタデータから矩形の頂点の3次元座標値を読み込む。具体的には、メタデータから、領域1603に示したポリゴン情報から一行を読み取り、各頂点に対応する座標値を領域1601から読み取る。
ステップS2002で、法線方向算出部1802は、ステップS1704において算出した指標202の中心座標から、ステップS2001において座標値を読み取った各頂点に対応する座標値を読み取る。指標202の中心座標の順は、既にステップS1704において領域1602に登録されている座標値の順と一致するようにソートされている。そのため、本ステップにおいては、ステップS2001と同様に領域1603に記載されている頂点の番号に対応する中心座標を抽出すればよい。
ステップS2003で、法線方向算出部1802は、式(5)のように、係数r11~r33からなる回転行列と、係数t1~t3からなる並進ベクトルを推定する。この処理ステップにより、矩形の平面に対する撮像装置106の位置、姿勢を知ることができる。
Figure 0007271202000003
なお、fx、fyは撮像装置106の焦点距離、cx、czは撮像装置106の主点をそれぞれ意味しており、既知の値として保持されている。また、式(5)の(u,v)はステップS2002において読み取った撮像画像データの指標202の中心座標、(X,Y,Z)はステップS2001において読み取ったメタデータの対応する3次元座標値である。ステップS2003は、ポリゴンの4つの頂点における(u,v)と(X,Y,Z)の対応から、回転行列と並進ベクトルを推定する。この推定は、PnP(Perspective-n-Point)問題として公知であり、3点以上の(u,v)と(X,Y,Z)の対応から回転行列と並進ベクトルが推定可能である。
ステップS2004で、法線方向算出部1802は、撮像装置106を原点とする各頂点の3次元座標(x,y,z)と、各頂点を含む平面の法線ベクトルを算出する。この処理は、式(6)により、まず各頂点の3次元座標(x,y,z)を算出する。
Figure 0007271202000004
なお、Rは回転行列、tは並進ベクトルであり、ステップS2003において算出したものである。また、(X,Y,Z)は、ステップS2001において読み取ったメタデータにおける各頂点の3次元座標値である。また、この処理では、ある頂点の(x,y,z)座標値を原点として、他の2つの頂点の(x,y,z)座標値へのベクトルを算出し、それらの外積ベクトルが示す方向の単位ベクトルを法線ベクトルとして算出する。なお、各頂点の(X,Y,Z)座標値のZ値が同じ場合、回転行列の3列目のr13、r23、r33を成分とする単位ベクトルを法線ベクトルとすることもできる。
ステップS2001~S2004の処理を全矩形に対して行い、撮像装置106を原点とする各矩形の頂点の3次元(x,y,z)座標値を取得する。これらの座標は、対象物体103が曲面であっても、各矩形が平面とみなせる間隔で配置されている場合であれば、対象物体103自身の3次元座標値であるとみなすことができる。
ステップS2005で、法線方向算出部1802は、パターン領域103中心の3次元(x,y,z)座標値を決定する。ステップS2001~S2004において算出した各矩形の頂点は、重複している。そこで、重複した頂点の(x,y,z)座標値を再計算する。具体的には、まず各矩形において、隣接する矩形と重複する頂点を含み、矩形の法線ベクトルを法線とする平面を算出する。そして、重複しない頂点の座標値と原点を通る直線を算出し、直線と平面との交点を新たな重複しない頂点の座標値とする処理を行う。このように座標値を再計算することで、各矩形の法線ベクトルを維持することが可能となる。なお、単純に重複する頂点の(x,y,z)座標値の平均値を対応するパターン領域103中心の3次元座標値としてもよい。
ステップS2006で、法線方向算出部1802は、矩形毎に算出した法線ベクトルから各指標202の法線ベクトルを算出する。この処理は、例えば各指標202の中心を頂点とする全矩形の法線ベクトルの平均値を算出することによって行われる。
以上で、ステップS1902における法線方向の算出処理が完了する。図19のフローチャートに戻り、引き続き色評価部1105の処理を説明する。
ステップS1903で、光源方向算出部1803は、光源データから各画素の光源方向(例えば3次元ベクトル)を算出する。
図21を参照して、鏡面状の半球1201に映る画像から各画素の光源方向を算出する処理の概要を説明する。図21(a)は、光源105の下で鏡面状の半球1201を撮影した画像の例を示す図であり、2101は鏡面状の半球1201に映る光源105を示す。また、図21(b)は、光源方向の算出方法の概要を説明するための図である。図21(b)において、2102は鏡面状の半球1201に映る画像、2103は画像を射影し、実際にどの角度に光源があるかを示す。半球1201に映る光源105は、基本的に正射影されるので、図21(b)に示すように、等角度の同心円が書ける。そこから、光源105の角度が求めることができる。
ステップS1904で、発色値算出部1804は、各画素の法線方向、各画素の光源方向、基準板の表面反射特性から各画素の発色値(例えばXYZ値)を算出する。
図22を参照して、各画素の発色値(例えばXYZ値)を算出する処理の概要を説明する。図22(a)に示すように、対象物体103の当該画素の法線ベクトルを(xn,yn,zn)、光源105の方向ベクトルを(xl,yl,zl)、撮像装置106の方向ベクトルを(xc,yc,zc)とする。そして、図22(b)に示すように、法線ベクトルが真上(0,0,√(xn2+yn2+zn2))(√は括弧内のすべてに係るものとする)となる回転行列を算出し、光源の方向ベクトル、撮像装置の方向ベクトルを同行列で回転し、それぞれ(xl´,yl´,zl´)、(xc´,yc´,zc´)を求める。そして、反射特性保持部1104で保持している反射特性のうち、撮像装置106と光源105の位置関係が最も近い反射特性(RGB値)を使用する。近い点を4点抽出して補間してもよい。そして、求めた反射特性(RGB値)から、ステップS1901と同じ方法で発色値(XYZ値)を求める。
ステップS1905で、評価値算出部1805は、各画素の測色値と各画素の発色値から評価値を算出する。算出の方法は、測色値のXYZ値を(Xc,Yc,Zc)とし、発色値のXYZ値を(Xb,Yb,Zb)、基準白色のXYZ値を(Xw,Yw,Zw)とする。式(7)~式(9)に(X,Y,Z)=(Xc,Yc,Zc)、(X,Y,Z)=(Xb,Yb,Zb)をそれぞれ代入し、(XRate,YRate,ZRate)を計算する。
Figure 0007271202000005
さらに、測色値のXYZRate値(XcRate,YcRate,ZcRate)から測色値のLab値(Lc,ac,bc)を、発色値のXYZRate(XbRate,YbRate,ZbRate)から発色値のLab値(Lb,ab,bb)をそれぞれ求める。
Figure 0007271202000006
そして、求めた測色値のLab値(Lc,ac,bc)と発色値のLab値(Lb,ab,bb)から、式(12)に示すΔE、ΔL、Δa、Δb、ΔCのいずれかを色評価値として算出する。
Figure 0007271202000007
以上により、色評価装置107による色評価処理が完了し、対象物体103に貼付されたマーカ104に基づいて、対象物体103の色評価値を算出することができる。
以上述べたように、マーカ104のマーカ情報と対象物体103のリファレンス形状データとに基づいて、平面性が高いといえるマーカ104の種類及びその貼付位置の組み合わせを示す情報である貼付情報が生成され、それが画像化して表示される。これにより、本システムのユーザは、表示装置102に表示された画像によって、対象物体103のうち、マーカ104を貼付したときに評価領域の形状を高精度に算出できる位置を確認しながら、マーカ104を貼付することができる。
なお、本実施形態では、指標の配置が異なる複数種のマーカ104があることを想定し、貼付情報として、平面性が高いといえるマーカ104の種類及びその貼付位置の組み合わせを示す情報を生成したが、これに限られるものではない。例えば一のマーカ104だけがあるときに、貼付情報として、当該マーカ104の貼付位置を示す情報を生成してもよい。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、貼付情報として、平面性が高いといえるマーカ104の種類及びその貼付位置の組み合わせを示す情報を生成する。
しかしながら、仮に平面性が高い場合でも、対象物体103の表面の曲率を持つ方向と、横方向の指標202とが平行でないと、横方向の指標202が同一平面上にあるとみなすことができなくなる。このようにマーカ104の貼付方向によっても、評価領域の形状を高精度に算出できなくなる。
第2の実施形態では、貼付情報に、マーカ104の貼付方向を示す情報を含めるようにした形態を説明する。以下では、第1の実施形態と共通する構成や処理については同一の符号を付してその説明を省略し、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
第2の実施形態に係る色評価システムは、第1の実施形態と同様、図1に示すように、情報生成装置101と、表示装置102と、対象物体103と、マーカ104と、光源105と、撮像装置106と、色評価装置107とを備える。なお、情報生成装置101以外の構成要素については第1の実施形態と同様であり、以下では説明を省略する。
以下、色評価システムの情報生成装置101の詳細について説明する。
<情報生成装置101>
図23に、情報生成装置101の機能構成を示す。情報生成装置101は、リファレンス形状データ保持部403と、リファレンス形状データ取得部404と、情報生成部2301とを備える。
情報生成部2301は、リファレンス形状データ取得部404で取得した対象物体103のリファレンス形状データに基づいて、対象物体103の表面の曲率を持つ方向を評価することにより、貼付情報を生成する。情報生成部2301の構成及び処理の詳細については後述する。
次に、図24を参照して、情報生成装置101の処理について説明する。
ステップS2401で、第1の実施形態のステップS702と同様、リファレンス形状データ取得部404は、リファレンス形状データ保持部403に予め記録される、対象物体103のリファレンス用の3次元形状データを読み込み、取得する。
ステップS2402で、情報生成部2301は、ステップS2401において取得した対象物体103のリファレンス形状データに基づいて、対象物体103の表面の曲率を持つ方向を評価することにより、貼付情報を生成する。
ここで、情報生成装置101の情報生成部2301の構成及び処理の詳細について説明する。
図25に、情報生成装置101の情報生成部2301の機能構成を示す。情報生成部2301は、曲率半径取得部2501と、方向評価部2502と、画像生成部2503とを備える。
曲率半径取得部2501は、対象物体103のリファレンス形状データを複数の小領域に分割し、小領域毎に曲率半径を取得する。
方向評価部2502は、曲率半径取得部2501で取得した対象物体103の小領域の曲率半径に基づいて、対象物体103の表面の曲率を持つ方向を評価する。
画像生成部2503は、方向評価部2502で対象物体103の表面の曲率を持つ方向を評価することにより生成される貼付情報を画像化して、表示装置102に表示するように制御する。
次に、図26を参照して、情報生成装置101の情報生成部2301の処理について説明する。
ステップS2601~S2603は、第1の実施形態のステップS901~S903と同様の処理である。
ステップS2604で、曲率半径取得部2501は、リファレンス形状データに基づいて、対象小領域の曲率半径が最小となる方向における曲率半径(最小曲率半径と呼ぶ)Rminを取得する。
ステップS2605で、方向評価部2502は、対象小領域に対して最小曲率半径Rminとなる方向Dminを記録する。方向Dminは、単一の方向にのみ曲率を持つ曲面の曲率を持つ方向を表す。横方向の指標202の配列方向が方向Dminに一致するようにマーカ104を貼付すれば、対象物体103の表面の曲率を持つ方向と、横方向の指標202とを平行にすることができる。
以上のステップS2602~S2605の処理を全ての小領域に対して行う。
ステップS2606で、画像生成部2503は、対象物体103のリファレンス形状について、CG手法によってレンダリングを行い、貼付情報を画像化する。このとき、ステップS2605において方向Dminが記録された小領域については、その方向を示す情報を表示する。例えば方向Dminを表す矢印を重畳表示する。
図27に、情報生成部2301の画像生成部2503で生成した画像の例を示す。画像2701には、CG手法によってレンダリングされた対象物体103が表示される。
対象物体103のうち、上段の球1002は複数の方向に曲率を持つ曲面からなり、いずれのマーカ104も貼付することが適していない小領域で構成されている。そのため、これらの小領域は、ステップS2401においてリファレンス形状データを取得時に初期化されたR=G=B=128のグレーで表示される。
また、対象物体103のうち中段の円柱1003の外周面及び下段の円柱1004の外周面は、単一の方向にのみ曲率を持つ曲面であり、それぞれの最小曲率半径Rminとなる方向Dminが矢印で表示される。中段の円柱1003の外周面では、画像2701中での水平方向が方向Dminとなり、矢印は水平方向に重畳表示される。また、下段の円柱1004の外周面では、画像2701中での垂直方向が方向Dminとなり、矢印は垂直方向に重畳表示される。
以上により、情報生成装置101による貼付情報の生成処理が完了する。情報生成装置101で生成した貼付情報を表す画像は、表示装置102に表示される。ユーザは、表示装置102に表示された画像を見て、対象物体103のうち、マーカ104を貼付したときに評価領域を高精度に算出できる位置及び方向を確認しながら、マーカ104を貼付することができる。
なお、対象物体103の表面が平面である場合は、マーカ104をどのような方向に貼付してもよい。そこで、小領域が平面である場合、すなわち最小曲率半径Rmin及び最大曲率半径Rmaxの両方が0とみなすことができる場合、マーカ104をどのような方向に貼付してもよいこと表す情報を提示すればよい。
また、貼付情報として、CG手法によってレンダリングされた対象物体103に矢印を重畳表示する例を説明したが、これに限られるものではない。例えば回転させた仮想的なマーカ104の画像を重畳表示するようにしてもよい。
また、第2の実施形態を独立の実施形態として説明したが、第1の実施形態と組み合わせてもよい。この場合、平面性が高いといえるマーカ104の種類及びその貼付位置の組み合わせを示す情報と、マーカ104の貼付方向を示す情報とを同時に生成し、ユーザに提示することが可能である。
以上述べたように、対象物体103のリファレンス形状データに基づいて、マーカ104の貼付位置及び貼付方向を示す情報である貼付情報が生成され、それが画像化して表示される。これにより、本システムのユーザは、表示装置102に表示された画像によって、対象物体103のうち、マーカ104を貼付したときに評価領域の形状を高精度に算出できる位置及び方向を確認しながら、マーカ104を貼付することができる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では、予め用意されたマーカ104について貼付情報を生成する例を説明した。
第3の実施形態では、マーカ104の作成時に貼付情報を生成する例を説明する。以下では、第1の実施形態と共通する構成や処理については同一の符号を付してその説明を省略し、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図28に、第3の実施形態に係る色評価システムの構成例を示す。色評価システムは、情報生成装置101と、表示装置102と、対象物体103と、マーカ104と、光源105と、撮像装置106と、色評価装置107とに加えて、マーカ印刷装置2801を備える。なお、情報生成装置101、マーカ104、マーカ印刷装置2801以外の構成要素については第1の実施形態と同様であり、以下では説明を省略する。
情報生成装置101は、ユーザの指示に基づいて、マーカ104を印刷するためのマーカ画像データを生成し、マーカ印刷装置2801に送信する。また、マーカ画像データにおけるパターン間隔Δxと、対象物体103のリファレンス形状データとに基づいて、マーカを貼付したときの平面性を評価することにより、貼付情報を生成する。情報生成装置101は、有線又は無線で表示装置102及びマーカ印刷装置2801と接続する。
マーカ画像データの生成、及び情報生成処理は、例えば図29に示す操作画面のようなUIを用いて実行することができる。
図29に示すように、貼付情報生成ウィンドウ2901は、マーカ情報入力タブ2902と、マーカ追加ボタン2903とが配置されている。マーカ情報入力タブ2902を切り替えることで、複数のマーカ画像データを生成することができる。また、マーカ追加ボタン2903を押すことで新たなマーカ情報入力タブ2902を生成し、登録するマーカ画像データの数を増やすことができる。
マーカ情報入力タブ2902内には、ID入力欄2904と、縦方向パターン数入力欄2905と、縦方向パターン間隔入力欄2906、横方向パターン数入力欄2907、横方向パターン間隔入力欄2908とがある。ID、縦方向パターン数、縦方向パターン間隔、横方向パターン数、横方向パターン間隔を入力すると、マーカ画像データが生成され、マーカ画像表示欄2909にマーカ画像が表示される。図29では、縦方向パターン数として2、横方向パターンとして6が指定されたマーカ画像が表示されている例を示す。削除ボタン2910を押すことでマーカの登録を削除することができる。また、印刷ボタン2911を押すことで、マーカ画像データがマーカ印刷装置2801に送信される。これを受けて、マーカ印刷装置2801は、情報生成装置101から送信されたマーカ画像データを印刷し、マーカ104を作成する。以上のUIによって、マーカ画像データを生成、印刷することができる。
また、貼付情報生成ウィンドウ2901には、リファレンス形状データ入力欄2912が配置されている。リファレンス形状データは、リファレンス形状データの記録されているアドレスを指定し、参照ボタンを押すことで取得される。
以上のようにしたUIを用いてマーカ画像データを生成し、対象物体103のリファレンス形状データを取得した後に、情報生成ボタン2913を押すことで、貼付情報が生成される。
<色評価システムの処理>
次に、図30を参照して、色評価システムの処理について説明する。
ステップS3001で、情報生成装置101は、ユーザの指示に基づいてマーカ画像データを生成する。図29に示したUIにおいて、ユーザから指定された縦方向パターン数、縦方向パターン間隔、横方向パターン数、横方向パターン間隔に応じたマーカ画像データを生成する。そして、情報生成装置101は、マーカ画像データをマーカ印刷装置2801に送信する。
ステップS3002で、マーカ印刷装置2801は、情報生成装置101から送信されたマーカ画像データを印刷し、マーカ104を作成する。
以降のステップS301~S305は、第1の実施形態の情報生成装置101の処理と同様であり、その説明を省略する。
以上述べたように、マーカ104の生成時に、平面性が高いといえるマーカ104の種類及びその貼付位置の組み合わせを示す情報である貼付情報が生成される。第1の実施形態のように、予め用意されたマーカ104のマーカ情報を入力する場合、IDとパターン間隔の対応を誤ってしまうことや入力ミス等によって、実際のマーカ104のマーカ情報と異なる内容を入力してしまうおそれがある。本実施形態のように、マーカ104の生成と同時に貼付情報が生成されるようにする場合、マーカ情報の入力時に、実際のマーカ104のマーカ情報と異なる内容を入力してしまうことを防ぐことが可能となる。本システムのユーザは、表示装置102に表示された画像によって、対象物体103のうち、マーカ104を貼付したときに評価領域の形状を高精度に算出できる位置を確認しながら、マーカ104を貼付することができる。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101:情報生成装置、102:表示装置、103:対象物体、104:マーカ、202:指標、402:マーカ情報取得部、404:リファレンス形状データ取得部、405、2301:情報生成部

Claims (13)

  1. 所定の形状の指標が複数配置されたマーカを貼付する対象物体の3次元形状データを取得する形状データ取得手段と、
    前記取得された3次元形状データに基づいて、前記対象物体の表面のうち、単一の方向にのみ曲率を持つとみなすことのできる曲面を探すことにより、前記マーカの貼付位置を示す貼付情報を生成する情報生成手段とを有することを特徴とする情報生成装置。
  2. 前記情報生成手段は、前記貼付情報に、前記マーカの貼付方向を示す情報を含めることを特徴とする請求項1に記載の情報生成装置。
  3. 前記指標の配置に関する情報を含むマーカ情報を取得するマーカ情報取得手段をさらに有し、
    前記情報生成手段は、前記取得されたマーカ情報と、前記取得された3次元形状データとに基づいて、前記貼付情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報生成装置。
  4. 前記情報生成手段は、前記貼付情報として、前記マーカの種類に応じた貼付位置を示す情報を生成することを特徴とする請求項に記載の情報生成装置。
  5. 前記情報生成手段は、前記取得されたマーカ情報と、前記取得された3次元形状データから取得される曲率半径とに基づいて、前記マーカを貼付した場合の平面性を評価することにより、前記貼付情報を生成することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報生成装置。
  6. 前記マーカ情報には、前記マーカを印刷するためのデータを生成する場合に入力される情報が用いられることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の情報生成装置。
  7. 前記情報生成手段は、前記貼付情報を画像化して、表示装置に表示するように制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報生成装置。
  8. マーカを用いて物体を評価する評価システムの補助をする表示装置であって、
    画像を表示可能なディスプレイと、
    前記物体貼り付けるマーカの種類に対応する色により前記物体を色分けした画像である貼付情報を前記ディスプレイに表示させる制御手段とを有することを特徴とする表示装置。
  9. 前記貼付情報は、前記物体マーカの貼付する位置を補助するための情報であることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  10. 前記貼付情報は、前記物体と、前記マーカに対応する領域を表示する画像であることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  11. 所定の形状の指標が複数配置されたマーカを貼付する対象物体の3次元形状データを取得するステップと、
    前記取得された3次元形状データに基づいて、前記対象物体の表面のうち、単一の方向にのみ曲率を持つとみなすことのできる曲面を探すことにより、前記マーカの貼付位置を示す貼付情報を生成するステップとを有することを特徴とする情報生成装置の制御方法。
  12. マーカを用いて物体を評価する評価システムの補助をする表示装置の制御方法であって、
    前記物体貼り付けるマーカの種類に対応する色により前記物体を色分けした画像である貼付情報を、画像を表示可能なディスプレイに表示させる制御ステップを有することを特徴とする表示装置の制御方法。
  13. 所定の形状の指標が複数配置されたマーカを貼付する対象物体の3次元形状データを取得する形状データ取得手段と、
    前記取得された3次元形状データに基づいて、前記対象物体の表面のうち、単一の方向にのみ曲率を持つとみなすことのできる曲面を探すことにより、前記マーカの貼付位置を示す貼付情報を生成する情報生成手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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