JP7270526B2 - コード表示装置、コード読み取り装置および決済システム - Google Patents

コード表示装置、コード読み取り装置および決済システム Download PDF

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Description

本発明は、コード表示装置、コード読み取り装置に関し、特に、二次元コードを用いた決済システムに好適に利用できるものである。
端末機の画面上に二次元コードが表示され、コード読み取り装置が表示された二次元コードを読み取り、二次元コードに含まれるデータを取得する技術が普及している。この技術は決済システムに利用され、二次元コード決済として広く普及している。
二次元コード決済方式には、利用客が個人端末機に二次元コードを表示し、売り場端末機がその二次元コードを読み取り、決済を行う方式がある。しかしながら、二次元コードが第三者によって複製されると、第三者が複製した二次元コードを用いて決済に使用する可能性がある。
特許文献1には、二次元コードを利用した決済システムにおいて、上述のような盗用被害を防止する技術が記載されている。特許文献1では、メインサーバは、コードデータを個人キーを用いて暗号化した後に二次元コードを生成して個人端末機に転送する。生成された二次元コードのコードデータはメインサーバ内にも記憶される。個人端末機に表示された二次元コードは、売り場端末機のスキャナーでスキャンされメインサーバに転送される。メインサーバは、転送された二次元コードを復号化し、復元された二次元コードのコードデータとメインサーバに記憶されたコードデータとを比較し、個人端末機とメインサーバの同期可否を確認して、認証する。そして、売り場端末機は認証結果を確認し、個人端末機による決済を実行する。
特開2004-280775号公報
しかしながら、特許文献1における決済システムでは、暗号アルゴリズムによる暗号化およびサーバとの同期可否確認などの複数のステップが必要になり処理が複雑になる。
その他の課題および新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態に係る決済システムは、二次元コードから複数の視差画像を生成し、複数の視差画像を同一面に重ねた表示画像を生成する表示画像生成部と、表示画像を表示する画面部と、画面部上に設けられた視差バリアと、を備えるコード表示装置と、視差バリアを介して表示画像を撮影し複数の視差画像をそれぞれ取得する複数のカメラ部と、カメラ部で取得した撮影画像を合成して二次元コードを復元する画像処理部と、復元した二次元コードをデコードするデコーダと、デコードして得られるデータを送信するデータ通信部とを備えるコード読み取り装置と、コード読み取り装置からのデータを用いて決済処理を実行する決済サーバと、を備える。
前記一実施の形態によれば、暗号化および同期可否処理のような複雑な処理の必要なく、簡易な手段で安全に二次元コードのデータ送受を行い、盗用被害を防止することができる。
図1は、本実施の形態に係る決済システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る表示画像生成を説明するための図である。 図3は、コード読み取り装置が撮影する画像を説明するための図である。 図4は、コード読み取り装置が撮影する画像を説明するための図である。 図5は、実施の形態2に係る表示画像生成を説明するための図である。 図6は、実施の形態3に係るコード読み取り装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、一実施の形態に係る決済システムについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、明細書および図面において、同一の構成要件または対応する構成要件には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面では、説明の便宜上、構成を省略または簡略化している場合もある。また、各実施の形態の少なくとも一部は、互いに任意に組み合わされてもよい。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る決済システム1の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示されるように、決済システム1は、コード表示装置10、コード読み取り装置20および決済サーバ30で構成される。コード読み取り装置20は、コード表示装置10に表示された二次元コードを撮影し、二次元コードをデコードする。デコードして得られるデータが決済サーバ30に転送され、決済サーバ30は、転送されたデータをもとに決済処理を実行する。
コード表示装置10は、二次元コード生成部11、表示画像生成部12、表示制御部13、画面部14および視差バリア15を備える。二次元コード生成部11は、決済処理に利用するデータをもとに二次元コードを生成する。二次元コードとは、例えば、QRコード(登録商標)である。表示画像生成部12は、二次元コード生成部11で生成された二次元コードをもとに表示画像を生成する。表示画像の生成方法については後述する。表示制御部13は、画面部14に表示画像を表示させるための制御を行う。画面部14は、表示制御部13の制御に基づいて画像を表示する。視差バリア15は、溝状の開口部を備えた遮蔽板であり、画面部14上に設けられている。なお、視差バリア15は、画面部14が液晶ディスプレイである場合には、液晶で微細な隙間をつくり、その隙間から表示画像を表示させるようにしてもよい。
コード読み取り装置20は、第1および第2のカメラ部であるカメラ部21、22、画像処理部23、デコーダ24およびデータ通信部25を備える。カメラ部21、22は離れて配置されている。カメラ部21、22はそれぞれ、視差バリア15を介して画面部14に表示された画像を撮影し、第1および第2の撮影画像を得る。画像処理部23は、撮影された第1および第2の撮影画像を合成する。デコーダ24は、合成された画像をデコードし、画像に含まれるデータを取得する。取得されたデータは、データ通信部25を介して決済サーバ30に転送される。
図2は、表示画像の生成方法を説明するための図である。図2では二次元コードとしてQRコードを示している。二次元コード40は、二次元コード生成部11によって生成される二次元コードである。以降、二次元コード生成部11によって生成される二次元コードをオリジナル二次元コード40と称する。表示画像生成部12は、オリジナル二次元コード40から第1の視差画像41と第2の視差画像42を生成する。複数の視差画像41、42は、異なる視点から撮像されて得られる画像である。ここでは、互いに離れて配置されているカメラ部21、22がある画像を撮影すると、カメラ部21、22の配置によって所定の方向にずれのある画像が撮影される。すなわち、ある画像に対して視差を有している画像が得られる。第1の視差画像41はカメラ部21によって撮影される画像に対応し、第2の視差画像42はカメラ部22によって撮影される画像に対応する。表示画像生成部12は、このようなずれのある画像を生成する。
第1の視差画像41および第2の視差画像42は、カメラ部21が視点Aに配置され、カメラ部22が視点Aに配置されている場合を想定して生成される。ここでは、視点Aは、画面部14の表面を含む平面上の位置P、および、視点Aと画面部14の間の距離Dで規定される。視点Aは、画面部14の表面を含む平面上の位置P、および、視点Aと画面部14の間の距離Dで規定される。また、視点Aおよび視点A間の距離は距離Bで規定される。表示画像生成部12は、これら位置情報および距離情報に基づいて第1の視差画像41および第2の視差画像42を生成する。例えば、表示画像生成部12は、オリジナル二次元コード40を基に第1の二次元コードを含む第1の視差画像41を生成する。また、表示画像生成部12は、オリジナル二次元コード40を基に第2の二次元コードを含む第2の視差画像42を生成する。第1の二次元コードと第2の二次元コードとは異なることが好ましい。例えば、第1の二次元コードはオリジナル二次元コード40に含まれるデータの第1の領域をマスクした二次元コードであり、第2の二次元コードはオリジナル二次元コード40に含まれるデータの第1の領域とは異なる第2の領域をマスクした二次元コードであってもよい。
さらに、表示画像生成部12は、視差バリア方式に基づいて、これら第1および第2の視差画像41、42を同一面に重ねた表示画像43を生成する。例えば、表示画像生成部12は、第1および第2の視差画像41、42を所定の幅で細長く切断し、細長く切断された視差画像41,42を同一面に交互に配置したものを表示画像43とする。
図3に示すように、コード読み取り装置20のカメラ部21、22は視差バリア15を介して表示画像43を撮影する。カメラ部21、22はそれぞれの位置の違いによって表示画像43の見え方が異なり、それぞれ第1の撮影画像51、第2の撮影画像52を得る。すなわち、視差バリア15を用いることによって、表示画像43が二つの撮影画像に分離される。
図3は、カメラ部21、22の撮影画像を説明する図である。カメラ部21およびカメラ部22は、視差バリア15を介して画面部14に表示された表示画像43を撮影する。カメラ部21は視点A’(不図示)から表示画像43を撮影する。視点A’は、カメラ部21が画面部14の平面上の位置P’(不図示)であって、カメラ部21と画面部14の間の距離が距離dの位置にあるものとする。カメラ部22は視点A’(不図示)から表示画像43を撮影する。視点A’は、カメラ部22が画面部14の平面上の位置P’(不図示)であって、カメラ部22と画面部14の間の距離が距離dの位置にあるものとする。なお、カメラ部21、22の間の距離は距離Bに等しいものとする。
距離dが、第1の視差画像41および第2の視差画像42を生成するときに用いた視点Aと画面部14の間の距離Dと同じであって、位置P’が位置Pと同じである場合、視点A’は視点Aに等しい。すなわち、カメラ部21が視点Aから撮影することに等しくなる。同様に、位置P’が位置Pと同じである場合、カメラ部22の視点A’は視点Aに等しくなる。したがって、第1の撮影画像51および第2の撮影画像52は、図2に示す第1の視差画像41および第2の視差画像42に相当する画像となる。画像処理部23は、第1の視差画像41および第2の視差画像42に相当する第1の撮影画像51および第2の撮影画像52を合成することによって、オリジナル二次元コード40と同等の画像を得る。例えば、画像処理部23は、第1の撮影画像51と第2の撮影画像52に対して論理演算を行う。例えば、画像処理部23は、第1の撮影画像51のそれぞれの画素と第2の撮影画像52のそれぞれの画素の位置を考慮して、論理和演算を行う。この結果、カメラ部21、22が撮影する第1の撮影画像51および第2の撮影画像52からオリジナル二次元コード40が復元される。以下、第1の撮影画像51および第2の撮影画像52を合成した合成画像50を復元コード50と称する。
デコーダ24は、復元コード50をデコードする。復元コード50はオリジナル二次元コード40に等しいため、デコーダ24が復元コード50をデコードするということは、オリジナル二次元コード40をデコードすることと同じである。
データ通信部25は、デコーダ24によってデコードして得られたデータ(デコード結果)をコード読み取り装置20の外部に出力し、決済サーバ30に送信する。すなわち、オリジナル二次元コードに含まれるデータを決済サーバ30に送信する。なお、データ通信部25は、デコードされたデータを暗号化してから決済サーバ30に送信してもよい。
図4は、コード読み取り装置20のカメラ部21、22が画面部14から距離da(>D)だけ離れた位置に配置される場合について説明する図である。すなわち、視点Aおよび視点Aとは異なる視点から表示画像43を撮影することを意味する。図4のように画面部14から距離daだけ離れた位置に配置されたカメラ部21、22は、視差バリア15を介して表示画像43を撮影し、それぞれ第3および第4の撮影画像51a、52aを得る。このとき、カメラ部21、22が撮影可能な表示画像43の範囲は、カメラ部21、22が視点Aおよび視点Aに配置されている場合と異なる。これら第3および第4の撮影画像51a、52aはそれぞれ、図3に示される撮影画像51、52とは異なる。したがって、第3および第4の撮影画像51a、52aはそれぞれ、第1および第2の視差画像41、42とは異なり、これら撮影画像51a、52aを画像処理装置23で合成したとしてもオリジナル二次元コード40は復元されない。
例えば、第三者がコード表示装置10の表示画像を覗き見して撮影したとしても、第三者が適切な位置(視点Aおよび視点A)から撮影しない限り、第1および第2の視差画像41、42を得ることはできない。また、第1および第2の視差画像41、42のいずれか一方が取得できたとしても、第1および第2の視差画像41、42に含まれる第1および第2の二次元コードはオリジナル二次元コード40とは異なるため、オリジナル二次元コード40のデータを復元することはできない。したがって、オリジナル二次元コードに含まれるデータの盗用が困難となる。すなわち、コード表示装置10がコード読み取り装置20の設計に基づいて表示画像43を生成することで、二次元コードの盗用被害を防止しつつ、コード表示装置10およびコード読み取り装置20間で安全にデータ送受を行うことができる。つまり、二次元コードを利用した決済システム1における盗用被害を防止することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2は表示画像生成部12における表示画像の生成方法が実施の形態1とは異なる。実施の形態2における決済システムの構成は、図1に示される実施の形態1における決済システム1と同様であるため、その説明を省略する。
図5は、実施の形態2における表示画像の生成方法を説明する図である。実施の形態2においても、実施の形態1と同様、表示画像生成部12は、カメラ部21、22が視点Aおよび視点Aに配置されている場合を想定して、第1および第2の視差画像としての視差画像61、62を生成する。
表示画像生成部12は、3つの角に配置される位置検出用パターン400、アライメントパターン401および第1のデータコード領域403を有する二次元コードを含む視差画像61を生成する。視差画像61のデータコード領域403は、オリジナル二次元コード40のデータが復元できない程度のデータ量であることが望ましい。
QRコードのデータコード領域には、データに加えて誤り訂正符号データが含まれている。したがって、QRコードは、データコード領域の一部分が損傷した場合でも、コード読み取り装置20においてデータの復元が可能である。例えば、データコード領域の面積の損傷が30%以下であれば、誤り訂正符号データを用いてデータが復元できる可能性がある。言い換えれば、データコード領域に含まれるデータ量が70%以上残っていれば、QRコードに含まれるデータが復元できる可能性がある。
したがって、第1のデータコード領域403が、オリジナル二次元コード40のデータコード領域402の面積の30%よりも大きい面積にわたってデータが欠落しているデータコード領域であれば、視差画像61からオリジナル二次元コード40のデータは復元されない可能性が高い。すなわち、第1のデータコード領域403は、そのデータ量が、オリジナル二次元コード40のデータコード領域402に含まれるデータ量の70%未満となるように生成されればよい。例えば、データコード領域403は、オリジナル二次元コード40のデータコード領域402の面積の例えば35%の面積にあたるデータが欠落するデータコード領域であればよい。
すなわち、表示画像生成部12は、オリジナル二次元コード40のデータコード領域402のデータセルを必要な個数だけマスクした二次元コードから、視差画像61を生成すればよい。例えば、オリジナル二次元コード40のデータコード領域402内のデータセルの総数の35%にあたる個数のデータセルをマスクした二次元コードから、視差画像61を生成すればよい。
また、表示画像生成部12は、第2のデータコード領域404を有する視差画像62を生成する。データコード領域404は、オリジナル二次元コード40のデータコード領域402と視差画像61のデータコード領域403のデータの差分であってもよいし、オリジナル二次元コード40のデータコード領域402そのものであってもよい。但し、視差画像62は、位置検出用パターン400とアライメントパターン401を含まない。また、データコード領域404の周辺には、ダミーデータを構成するダミーデータセルがランダムに配置される。したがって、視差画像62は、オリジナル二次元コード40から位置検出用パターン400およびアライメントパターン401からオリジナル二次元コード40のデータコード領域402を特定できない。
上述のとおり、視差画像61はデータ欠落部分が多いため、視差画像61だけでは、オリジナル二次元コード40を復元することはできない。また、視差画像62は位置検出用パターン400およびアライメントパターン401を有しておらず、さらにダミーデータ領域を備えているため、視差画像62のみからオリジナル二次元コード40のデータコード領域402を特定し解読することは困難である。
表示画像生成部12は、オリジナル二次元コード40をもとに上述のような視差画像61、62を生成する。そして、表示画像生成部12は、実施の形態1と同様に、視差画像61、62をもとに視差バリア方式における表示画像を生成する。
コード読み取り装置20のカメラ部21、22は、視差バリア15を介して画面部14に表示された表示画像43を撮影し、二つの撮影画像を得る。そして、撮影された二つの撮影画像は、画像処理部23で合成される。実施の形態1と同様に、二つの撮影画像(51、52)の論理演算を行って合成画像50としてもよい。
カメラ部21、22が適切な位置(視点Aおよび視点A)から視差バリアを介して表示画像43を撮影すると、カメラ部21、22によって撮影された二つの撮影画像(51、52)はそれぞれ視差画像61、62に相当する。したがって、このような二つの撮影画像(51、52)を合成することによって、オリジナル二次元コード40を復元することができる。
復元された二次元コードのデータコード領域には、オリジナル二次元コード40のデータコード領域402のデータの少なくとも70%以上を含むことが必要である。二次元コード40のデータコード領域402のデータ量の70%以上が確保されていれば、誤り訂正符号を用いることによって二次元コードから正しくデータを復元できる可能性が高いからである。したがって、表示画像生成部12では、復元された二次元コードのデータコード領域のデータ量がオリジナル二次元コード40のデータコード領域402のデータの70%以上となるような視差画像61、62が生成されることが望ましい。
二次元コードが復元された後は、実施の形態1と同様に、復元した二次元コードがデコードされ、デコードされた結果得られたデータはデータ通信部25を介して決済サーバ30に送信される。
本実施の形態2によれば、第三者がコード表示装置10の表示画像を覗き見して撮影したとしても、実施の形態1と同様、第三者が適切な位置(視点Aおよび視点A2)から撮影しない限り、視差画像61、62を得ることはできない。したがって、オリジナル二次元コード40を復元するのは困難となる。また、第三者がコード表示装置10の表示画像を覗き見して撮影し、視差画像61、62のいずれか一方に相当する撮影画像を得ることができたとしても、上述のとおり、一方の撮影画像からオリジナル二次元コード40のデータを得ることは困難である。よって、二次元コードを利用した決済システム1における盗用被害を防ぐことができ、ユーザは安全にデータの送受を行うことができる。
(実施の形態3)
図6は実施の形態3に係るコード読み取り装置200の構成を示すブロック図である。
実施の形態1におけるコード読み取り装置20との差異は、センサ260およびカメラ制御部270をさらに備え、第1および第2のカメラ部としてのカメラ部210、220がカメラ制御部270によって制御される点である。それ以外の構成は図1で示されるコード読み取り装置20の構成と同様であるため、同一符号を付しその説明を省略する。
視差バリア方式を用いて表示画像を撮影し、撮影した画像から正しく二次元コードを復元するためには、カメラ部210、220がそれぞれ、第1および第2の視差画像を撮影することが必要である。そのためには、コード表示装置10の画面部14とコード読み取り装置200のカメラ部210、220との距離が適切でなければならない。実施の形態3では、センサ260を用いてコード表示装置10の画面部14とコード読み取り装置200のカメラ部210、220との間の距離を測定し、その測定結果に基づいてコード表示装置10の画面部14とコード読み取り装置200のカメラ部210、220との間の距離を制御する。
センサ260は、コード表示装置10の画面部14とカメラ部210、220との間の距離を測定する。センサ260で測定された測定結果はカメラ制御部270に送られる。カメラ制御部270は、測定結果に基づき、カメラ部210、220に制御信号を送信する。カメラ部210、220はそれぞれ不図示の位置制御部を備えており、カメラ制御部270からの制御信号に基づいて、カメラ部210、220の位置を制御する。具体的には、カメラ制御部270は、カメラ部210,220と画面部14との距離(d)が、第1の視差画像および第2の視差画像を生成するときに用いたカメラ部210,220と画面部14との間の距離(D)と等しくなるように制御する。これによって、コード表示装置10の画面部14とコード読み取り装置200のカメラ部210、220との間の距離を、適切な距離に自動設定することができる。なお、カメラ制御部270からの制御信号に基づいて、カメラ部210、220の焦点距離を制御してもよい。
コード表示装置10の画面部14とカメラ部210、220との間の距離が適切に設定されることによって、カメラ部210、220はオリジナル二次元コード40の復元に必要な二つの撮影画像(51、52)を撮影することができる。結果、二次元コードが正しく復元され、正しいデータを決済サーバ30に送信することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、上記実施の形態では、決済システムについて説明したが、これに限定されない。上記実施の形態に係る情報送受方法は、二次元コードを利用して安全に情報を送受するシステムに有用である。
また、上記実施の形態では、画像処理部で二つの視差画像の論理和演算を行っているが、これに限定されない。論理和以外の演算でも同様の効果を得ることができる。例えば、表示画像生成部が排他的論理和で復元するように二つの視差画像を生成し、画像処理部が二つの視差画像の排他的論理和演算を行い、オリジナル二次元コードを復元してもよい。
また、上記実施の形態では、オリジナル二次元コードから二つの視差画像を生成し、撮影した二つの視差画像から二次元コードを復元する方法を示したが、これに限定されない。オリジナル二次元コードから三つ以上の視差画像を生成し、マイクロレンズ等を用いて表示画像から三つ以上の視差画像をそれぞれ撮影して二次元コードを復元してもよい。これによって各視差画像の情報量を少なくすることができるため、より高い安全性を確保することができる。
1 決済システム
10 コード表示装置
11 二次元コード生成部
12 表示画像生成部
13 表示制御部
14 画面部
15 視差バリア
20、200 コード読み取り装置
21、22、210、220 カメラ部
23 画像処理部
24 デコーダ
25 データ通信部
30 決済サーバ
40 二次元コード
41、42、61、62 視差画像
43 表示画像
51、52、51a、52a 撮影画像
260 センサ
270 カメラ制御部
400 位置検出用パターン
401 アライメントパターン
402、403、404 データコード領域

Claims (13)

  1. 決済処理で利用するデータをもとに生成された二次元コードから第1および第2の視差画像を生成し、前記第1および第2の視差画像を同一面に重ねた表示画像を生成する表示画像生成部と、前記表示画像を表示する画面部と、前記画面部の上に設けられる視差バリアと、を備えるコード表示装置と、
    前記視差バリアを介して前記表示画像を撮影し、前記第1および第2の視差画像に相当する第1および第2の撮影画像をそれぞれ取得する第1および第2のカメラ部と、前記第1および第2の撮影画像を合成し前記二次元コードを復元する画像処理部と、復元した二次元コードをデコードするデコーダと、デコードして得られるデータを送信するデータ通信部とを備えるコード読み取り装置と、
    前記データ通信部からの前記データを用いて前記決済処理を実行する決済サーバと、
    を有する決済システム。
  2. 前記表示画像生成部は、
    前記二次元コードのデータの第1の領域をマスクした第1の二次元コードを有する前記第1の視差画像と、
    前記第1の二次元コードとは異なる第2の二次元コードを有する前記第2の視差画像と、を生成する、
    請求項1記載の決済システム。
  3. 前記二次元コードはQRコードである、
    請求項1記載の決済システム。
  4. 前記第1の視差画像は、位置検出用パターンとアライメントパターンおよび第1のデータコード領域とを含み、
    前記第2の視差画像は、前記位置検出用パターンと前記アライメントパターンは含まず、第2のデータコード領域と、前記第2のデータコード領域の周辺に配置されたダミーデータセルとを含む、
    請求項3記載の決済システム。
  5. 前記表示画像生成部は、
    前記第1のデータコード領域に含まれるデータ量が、前記QRコードのデータコード領域に含まれるデータ量の70%未満となるように、前記第1のデータコード領域を生成する、
    請求項4記載の決済システム。
  6. 前記第2のデータコード領域は、前記二次元コードのデータコード領域と前記第1のデータコード領域のデータの差分である、
    請求項4記載の決済システム。
  7. 前記第2のデータコード領域は、前記二次元コードのデータコード領域と同等のデータを含む、
    請求項4記載の決済システム。
  8. 前記画像処理部は、前記第1および第2の撮影画像の論理演算を行うことで前記二次元コードを復元する、
    請求項1記載の決済システム。
  9. 二次元コードを生成する二次元コード生成部と、
    前記二次元コードから複数の視差画像を生成し、視差バリア方式に基づいて複数の視差画像を同一面に表示するための表示画像を生成する表示画像生成部と、
    前記表示画像を表示する画面部と、
    前記画面部の上に設けられる視差バリアと、
    を備えるコード表示装置。
  10. 前記二次元コードはQRコードであって、
    前記表示画像生成部は、
    位置検出用パターンとアライメントパターンと第1のデータコード領域を含む第1の視差画像と、
    前記位置検出用パターンと前記アライメントパターンを含まず、第2のデータコード領域と前記第2のデータコード領域の周辺に配置されたダミーデータセルとを含む第2の視差画像と、を生成する、
    請求項9記載のコード表示装置。
  11. コードをもとに生成された表示画像を、視差バリアを介して撮影する複数のカメラ部と、
    前記複数のカメラ部によって撮影された複数の撮影画像を合成して前記コードを復元する画像処理部と、
    前記復元されたコードをデコードするデコーダと、
    前記復元されたコードのデコード結果を外部に出力するデータ通信部と、
    を備える、
    コード読み取り装置。
  12. 前記画像処理部は、前記複数の撮影画像に対して論理演算を行うことによって前記コードを復元する、
    請求項11記載のコード読み取り装置。
  13. 前記コード読み取り装置は
    前記表示画像が表示された画面部と前記カメラ部との間の距離を測定するセンサと、
    前記センサの測定結果に応じて、前記画面部と前記カメラ部の間の距離が所定の距離となるように前記カメラ部の位置を制御するカメラ制御部と、をさらに有する、
    請求項11記載のコード読み取り装置。
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