JP7269807B2 - Rooftop facility foundation structure and its construction method - Google Patents
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本発明は、屋上設備を設置するための設備基礎を屋上スラブに構築してなる屋上設備基礎構造、及びその屋上設備基礎構造の施工方法に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a roof facility basic structure in which a facility foundation for installing a rooftop facility is built on a roof slab, and a construction method for the rooftop facility basic structure.
屋上設備を設置するための設備基礎を屋上スラブに構築してなる屋上設備基礎構造として、特許文献１に記載のものが知られている。かかる特許文献１に記載の屋上設備基礎構造では、設備基礎（１２）が、屋上スラブから立設されたプレキャストコンクリート製の筒状部材内にコンクリートを打設してなる柱状部を有して構成されている。
BACKGROUND ART Patent Literature 1 discloses a roof facility basic structure in which a facility foundation for installing a rooftop facility is constructed on a roof slab. In the rooftop facility basic structure described in
特許文献１に記載の屋上設備基礎構造では、柱状部を屋上スラブのコンクリートに対して強固に固定するためには、当該屋上スラブに立設される筒状部材の内部に配筋を施すための比較的手間がかかる配筋作業が必要となる。また、この筒状部材が比較的重いプレキャストコンクリート製のものであるので、当該筒状部材の屋上へ揚重作業も煩雑化する。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、屋上設備を設置するための設備基礎を屋上スラブに構築してなる屋上設備基礎構造において、簡単な作業で屋上スラブに対して強固に設備基礎を固定可能な技術を提供する点にある。
In the roof facility basic structure described in
In view of this situation, the main object of the present invention is to provide a roof facility foundation structure in which the facility foundation for installing the rooftop facility is built on the roof slab, and the facility foundation is firmly fixed to the roof slab by simple work. The point is to provide possible technology.
本発明の第１特徴構成は、屋上設備を設置するための設備基礎を屋上スラブに構築してなる屋上設備基礎構造であって、
前記設備基礎が、前記屋上スラブを支持する梁又はその梁に架設された型枠部材に立設された筒状部材内にコンクリートを打設してなる柱状部を有して構成されており、
前記筒状部材が、鋼管部を有し、当該鋼管部の下方外周部に、前記屋上スラブのコンクリートに定着される定着部が固設されている点にある。
A first characteristic configuration of the present invention is a rooftop facility basic structure in which a facility foundation for installing rooftop facilities is constructed on a roof slab,
The facility foundation is configured to have a columnar portion formed by pouring concrete into a beam supporting the roof slab or a cylindrical member erected on a formwork member erected on the beam,
The cylindrical member has a steel pipe portion, and a fixing portion fixed to the concrete of the roof slab is fixed to the lower outer peripheral portion of the steel pipe portion.
本構成によれば、設備基礎の柱状部を構成する筒状部材が、比較的軽量な鋼管部であるので、当該鋼管部の屋上への揚重作業を簡素化することができる。更に、上記梁又は上記型枠に立設される筒状部材として鋼管からなる鋼管部を採用することで、当該鋼管部の下方外周部に簡単に上記定着部を固設することができ、この定着部により、鋼管部で構成される柱状部を屋上スラブのコンクリートに対して強固に固定することができる。
従って、本発明により、屋上設備を設置するための設備基礎を屋上スラブに構築してなる屋上設備基礎構造において、簡単な作業で屋上スラブに対して強固に設備基礎を固定可能な技術を提供することができる。
According to this configuration, since the tubular member that forms the columnar portion of the facility foundation is a relatively light steel pipe portion, it is possible to simplify the work of lifting the steel pipe portion to the roof. Furthermore, by adopting a steel pipe portion made of a steel pipe as the cylindrical member erected on the beam or the formwork, the fixing portion can be easily fixed to the lower outer peripheral portion of the steel pipe portion. The fixing portion can firmly fix the columnar portion composed of the steel pipe portion to the concrete of the roof slab.
Therefore, according to the present invention, in a rooftop facility foundation structure in which the facility foundation for installing the rooftop facility is built on the roof slab, a technology is provided that can firmly fix the facility foundation to the roof slab with a simple work. be able to.
本発明の第２特徴構成は、前記鋼管部の下方部に、前記屋上スラブのコンクリート部分に開放される開放部が設けられている点にある。 A second characteristic configuration of the present invention is that the lower portion of the steel pipe portion is provided with an opening opening to the concrete portion of the roof slab.
本構成によれば、上記梁又は上記型枠部材に立設された鋼管部内にコンクリートを打設するにあたって、上記開放部を通じて鋼管部内から屋上スラブのコンクリート部分へのコンクリートの流出が可能となる。鋼管部内と屋上スラブの型枠上へのコンクリートの打設を同時に行うことができる。 According to this configuration, when pouring concrete into the steel pipe portion erected on the beam or the formwork member, the concrete can flow out from the inside of the steel pipe portion to the concrete portion of the roof slab through the opening portion. Concrete can be cast simultaneously in the steel pipe section and on the formwork of the roof slab.
本発明の第３特徴構成は、前記設備基礎が、前記柱状部の上端部に固定されたプレキャストコンクリート製の頭部を有して構成されている点にある。 According to a third characteristic configuration of the present invention, the facility foundation is configured to have a precast concrete head fixed to the upper end of the columnar section.
本構成によれば、設備基礎の柱状部は鋼管部を用いて構築した場合であっても、その柱状部の上端部にプレキャストコンクリート製の頭部を固定すれば、その頭部の上面を、安定且つ高精度に屋上設備を設置するための設置面として利用することができる。 According to this configuration, even if the columnar portion of the facility foundation is constructed using the steel pipe portion, if the head made of precast concrete is fixed to the upper end portion of the columnar portion, the upper surface of the head can be It can be used as an installation surface for installing rooftop equipment stably and with high accuracy.
本発明の第４特徴構成は、上記第１乃至第３特徴構成の何れかを有する屋上設備基礎構造の施工方法であって、
前記屋上スラブの型枠上へのコンクリート打設の前に、当該屋上スラブを支持する梁又はその梁に架設された型枠部材に前記柱状部を構成する鋼管部を設置し、
前記屋上スラブの型枠上へのコンクリート打設と同時に、前記設置した鋼管部内にコンクリートを打設する点にある。
A fourth characteristic configuration of the present invention is a construction method for a rooftop facility foundation structure having any one of the first to third characteristic configurations,
Before pouring concrete onto the formwork of the roof slab, installing the steel pipe part constituting the columnar part on the beam supporting the roof slab or the formwork member erected on the beam,
Concrete is poured into the installed steel pipe portion at the same time as pouring concrete onto the formwork of the roof slab.
本構成によれば、上述したように屋上スラブに対して強固に設備基礎を固定可能な屋上設備基礎構造を施工するにあたり、屋上スラブの型枠上へのコンクリートを打設と同時に、屋上スラブを支持する梁又はその梁に架設された型枠部材に立設された鋼管部内にコンクリートを打設して、コンクリートの打設作業を効率良く実施することができる。 According to this configuration, when constructing the roof facility foundation structure that can firmly fix the facility foundation to the roof slab as described above, concrete is placed on the formwork of the roof slab, and at the same time, the roof slab is installed. Concrete can be poured into the supporting beams or the steel pipes erected on the formwork members erected on the beams, and the concrete pouring work can be carried out efficiently.
本発明に係る屋上設備基礎構造及びその施工方法の実施形態について図面に基づいて説明する。
本実施形態の屋上設備基礎構造及びその施工方法は、図１に示すように、屋上設備７０を設置するための設備基礎１００を屋上スラブ３に構築してなる構造及びその施工方法として構成されている。
An embodiment of a roof facility basic structure and a construction method thereof according to the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the roof facility basic structure and its construction method according to the present embodiment are configured as a structure and a construction method in which a
屋上スラブ３は、梁鉄骨１及びその梁鉄骨１に架設されたデッキプレート２（型枠部材の一例）で構成された底型枠上にコンクリートを打設して構築されたコンクリート部分３ａにより構成されている。このコンクリート部分３ａの上面には、アスファルトシートを積層してなるアスファルト防水層４、緩衝材を敷設してなる緩衝層５、及びコンクリートを敷設してなる押さえコンクリート層６の各層が下側から順に施工されている。
The
屋上スラブ３に構築される設備基礎１００は、屋上スラブ３の梁鉄骨１の交差部などに立設された筒状部材２０内にコンクリートを打設してなる柱状部１０を有して構成されている。尚、設備基礎１００の筒状部材２０の設置箇所は、梁鉄骨１の交差部以外の部位やデッキプレート２であっても良いが、強度等を考慮して梁鉄骨１の交差部とされている。
更に、図１及び図２に示すように、筒状部材２０は、角形鋼管製の鋼管部２１で構成されており、その鋼管部２１の下方外周部には、屋上スラブ３のコンクリート部分３ａに定着される定着部３０が固設されている。更に、定着部３０は、鋼管部２１の下端外周部の各辺の略中央部から外方に向かう放射状に延出する４つの突出部３１で構成されている。かかる突出部３１は山形鋼で構成されており、その先端部が外方に向けられた状態でその基端部が鋼管部２１の下端縁部に溶接固定されている。
そして、このような突出部３１が屋上スラブ３のコンクリート部分３ａに埋設されることによって、当該突出部３１が固設された鋼管部２１が屋上スラブ３のコンクリート部分３ａに対して強固に固定されることになる。
更に、この突出部３１は、屋上スラブ３のコンクリート部分３ａに埋設される鉄筋３８よりも下方に位置する。このことにより、屋上スラブ３に対する鋼管部２１の固定が一層強固になる。
A
Furthermore, as shown in FIGS. 1 and 2, the
By embedding such a projecting
Furthermore, the projecting
鋼管部２１の下端部の複数個所には、屋上スラブ３のコンクリート部分３ａに開放される山形の切欠き部２４（開放部の一例）が形成されている。そして、この切欠き部２４の山形の縁部に山形鋼からなる突出部３１の気端部が溶接固定されている。このように鋼管部２１の下端部に切欠き部２４が形成されていることにより、屋上スラブ３の梁鉄骨１に立設された鋼管部２１内にコンクリートを打設するにあたって、切欠き部２４を通じて鋼管部２１内から屋上スラブ３のコンクリート部分３ａへのコンクリートの流出が可能となる。よって、鋼管部２１内と屋上スラブ３の型枠上へのコンクリートの打設を同時に行うことができる。
尚、切欠き部２４の形状、配置数、及び配置箇所等については適宜変更可能である。
At a plurality of locations on the lower end of the
The shape, the number of arrangement, the position of arrangement, etc. of the
鋼管部２１の下端外周部には、梁鉄骨１に固定されたスタッドボルト３５に接合される複数のブラケット３２が固設されている。また、ブラケット３２をかかるスタッドボルト３５に接合した状態において、鋼管部２１の下端と梁鉄骨１の上面との間には隙間３７が形成されている。このような隙間３７を設けることにより鋼管部２１の立ち姿勢が調整可能となり、また、上記切欠き部２４と同様に、屋上スラブ３の梁鉄骨１に立設された鋼管部２１内にコンクリートを打設するにあたって、上記隙間３７を通じて鋼管部２１内から屋上スラブ３のコンクリート部分３ａへのコンクリートの流出が可能となる。
A plurality of
鋼管部２１の下方側の側面には、屋上スラブ３のコンクリート部分３ａに埋設される鉄筋３８が挿通される鉄筋挿通穴２５が形成されている。この鉄筋挿通穴２５に鉄筋３８が挿通されることにより、屋上スラブ３に対する鋼管部２１の固定が一層強固になる。
A reinforcing
鋼管部２１の上端面には鋼板製の上プレート２２が溶接固定されており、その上プレート２２の中央部には、鋼管部２１の内部に通じる開口部２２ａが形成されている。即ち、この開口部２２ａを通じて、鋼管部２１の内部にコンクリートが打設可能となる。
A steel plate
設備基礎１００には、鋼管部２１からなる筒状部材２０内にコンクリートを打設してなる柱状部１０の上端部に固定された頭部４０が設けられており、この頭部４０の上面に屋上設備７０が設置される。
頭部４０は、プレキャストコンクリートで構成されており、下面には凹部４０ｂが形成されており、その凹部４０ｂの外周縁部には下方に垂下する外側垂下部４０ａが形成されている。この頭部４０の凹部４０ｂには、鋼管部２１の上プレート２２が、間に防水シートを適宜介在させた状態ではめ込まれ、その状態で鋼管部２１の上端部に頭部４０が設置される。そして、頭部４０の内部に埋設されたＹインサート４２に締結されるボルト４３によって鋼管部２１の上プレート２２に対して頭部４０が固定される。
そして、頭部４０の上面が、安定且つ高精度に屋上設備７０を設置するための設置面として利用される。
The
The
The upper surface of the
これまで説明した設備基礎１００を屋上スラブ３に構築してなる屋上設備基礎構造の施工方法について以下に説明を加える。
屋上設備基礎構造の施工方法では、屋上スラブ３の型枠上へのコンクリート部分３ａへのコンクリート打設に先立って、当該屋上スラブ３の梁鉄骨１上に柱状部１０を構成する鋼管部２１を設置する。そして、鋼管部２１の設置後において、鉄筋３８等の配筋作業を行った上で、梁鉄骨１及びその梁鉄骨１に架設されたデッキプレート２で構成された底型枠上へのコンクリート打設と同時に、上プレート２２の開口部２２ａを通じて設置した鋼管部２１内にコンクリートが打設される。
すると、鋼管部２１内に打設されたコンクリートの一部が、鋼管部２１の下端部に形成された切欠き部２４や鋼管部２１の下端部と梁鉄骨１の上面との間に形成された隙間３７を通じて屋上スラブ３のコンクリート部分３ａへ流出する状態で、鋼管部２１内と屋上スラブ３の型枠上へのコンクリートの打設が同時に行われることになる。よって、コンクリートの打設作業を効率良く実施することができる。
The construction method of the roof facility foundation structure constructed by building the
In the construction method of the roof facility basic structure, prior to pouring concrete into the
Then, a part of the concrete placed in the
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
[Another embodiment]
Another embodiment of the present invention will be described. It should be noted that the configuration of each embodiment described below is not limited to being applied alone, and can be applied in combination with the configurations of other embodiments.
（１）上記実施形態では、柱状部１０の上端部に設けられた上プレート２２にプレキャストコンクリート製の頭部４０を固定し、その上面に屋上設備７０を設置するように構成したが、このような頭部４０は適宜改変又は省略することができる。例えば、図３に示すように、柱状部１０の上端部に設けられた上プレート２２に対して、頭部としての鋼板プレート４５をボルト４６により固定し、当該鋼板プレート４５の上面に屋上設備７０を設置するように構成することもできる。また、このような構成の場合、上プレート２２の外周縁部に下方に垂下する外側垂下部４７をビス４８等により取り付けることもできる。
(1) In the above embodiment, the precast
（２）上記実施形態では、柱状部１０を構成する鋼管部２１の下方部に、屋上スラブ３のコンクリート部分３ａに開放される切欠き部２４等の開放部を設けたが、当該開放部は適宜省略しても構わない。
(2) In the above embodiment, an opening such as the
（３）上記実施形態では、鋼管部２１内へのコンクリートの打設を、屋上スラブ３のコンクリート部分３ａへのコンクリート打設と同時に行ったが、夫々を別のタイミングで行っても構わない。
(3) In the above-described embodiment, concrete is cast into the
（４）上記実施形態では、図２に示すように突出部３１を山形鋼で構成したが、突出部３１の形状、配置数、及び配置箇所等については適宜変更可能である。例えば、突出部３１を、図４に示すように平鋼で構成したり、図５に示すように角形鋼管で構成したり、図６に示すように丸形鋼管で構成することができる。また、図５及び図６において、鋼管ではなく、中実の角形棒鋼や丸形棒鋼で構成することもできる。
また、図４に示すように、突出部３１を平鋼で構成する場合には、当該突出部３１の例えば両端にスタッドボルト３５（図１参照）用のボルト孔を設けて、当該突出部３１をブラケットとして利用しても構わない。
(4) In the above-described embodiment, as shown in FIG. 2, the
Further, as shown in FIG. 4, when the projecting
（５）上記実施形態では、鋼管部２１を角形鋼管で構成したが、当該鋼管部２１の形状については適宜変更可能であり、例えば丸形鋼管で構成しても構わない。
(5) In the above-described embodiment, the
１ 梁鉄骨（梁）
２ デッキプレート（型枠部材）
３ 屋上スラブ
３ａ コンクリート部分
１０ 柱状部
２０ 筒状部材
２１ 鋼管部
２４ 切欠き部（開放部）
３０ 定着部
３１ 突出部（定着部）
３７ 隙間（開放部）
４０ 頭部
７０ 屋上設備
１００ 設備基礎
1 beam steel frame (beam)
2 deck plate (formwork member)
3
30 fixing
37 gap (open part)
40
Claims (4)
前記設備基礎が、前記屋上スラブを支持する梁又はその梁に架設された型枠部材に立設された筒状部材内にコンクリートを打設してなる柱状部を有して構成されており、
前記筒状部材が、鋼管部を有し、当該鋼管部の下方外周部に、前記屋上スラブのコンクリートに定着される定着部が固設されている屋上設備基礎構造。 A roof facility basic structure in which the facility foundation for installing the rooftop facility is constructed on the roof slab,
The facility foundation is configured to have a columnar portion formed by pouring concrete into a beam supporting the roof slab or a cylindrical member erected on a formwork member erected on the beam,
The roof facility basic structure, wherein the cylindrical member has a steel pipe portion, and a fixing portion that is fixed to the concrete of the roof slab is fixed to the lower outer peripheral portion of the steel pipe portion.
前記屋上スラブの型枠上へのコンクリート打設の前に、当該屋上スラブを支持する梁又はその梁に架設された型枠部材に前記柱状部を構成する鋼管部を設置し、
前記屋上スラブの型枠上へのコンクリート打設と同時に、前記設置した鋼管部内にコンクリートを打設する屋上設備基礎構造の施工方法。 A construction method for a rooftop facility basic structure according to any one of claims 1 to 3,
Before pouring concrete onto the formwork of the roof slab, installing the steel pipe part constituting the columnar part on the beam supporting the roof slab or the formwork member erected on the beam,
A method for constructing a roof facility foundation structure, in which concrete is poured into the installed steel pipe portion at the same time as pouring concrete onto the formwork of the roof slab.
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