JP7267678B2 - 把持装置および把持装置の使用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、小さな食品惣菜等の対象物を把持するための把持装置および把持装置の使用方法に関する。
従来から、小さな食品惣菜等の対象物を把持するための把持装置が知られている。このような把持装置としては、複数の爪(指)によって対象物を挟んで把持するフィンガー型グリッパや、吸着パッドによって対象物を吸着して把持する吸盤型ハンドが挙げられる(例えば、特許文献1)。
特開2016-215285号公報
フィンガー型グリッパでは、爪(指)の動きを精密に制御することが困難であるため、対象物を適切につかむことが非常に困難である。また、吸盤型ハンドでは、把持する際に吸引配管に対象物が詰まってしまい衛生上好ましくなく、また次工程で新たに対象物を把持する際に適切に把持することができない虞がある。
本発明は、上記課題を解決するために発明されたものであり、衛生的で対象物を適切に把持することのできる把持装置および把持装置の使用方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る把持装置は、対象物を把持する。把持装置は、対象物が載置される載置面から離間する向きに凹む凹部、および前記凹部に連続し前記載置面から離間するように延在する側壁を備え、薄肉状の本体部と、少なくとも前記凹部の内方に設けられ、前記対象物に接触可能な突起部と、前記載置面から離間する向きに引くことによって、前記凹部の大きさを調整可能な調整部と、を有する。また、前記調整部は、前記凹部の頂部に固定して設けられる。また、前記調整部を前記載置面から離間する向きに引くとともに、前記本体部の前記側壁を前記載置面側に移動させることによって、前記対象物を把持する。
また、上記目的を達成する本発明に係る把持装置の使用方法は、対象物が載置される載置面から離間する向きに凹む凹部、および前記凹部に連続し前記載置面から離間するように延在する側壁を備え、薄肉状の本体部と、前記載置面から離間する向きに引くことによって、前記凹部の大きさを調整可能な調整部と、を有し、前記調整部は、前記凹部の頂部に固定して設けられる把持装置の使用方法である。また、把持装置の使用方法において、前記本体部を前記載置面に移動させて、前記本体部を前記対象物に接触させ、前記調整部を前記載置面から離間する向きに移動させるとともに前記本体部の前記側壁を前記載置面に向けて移動させることによって、前記対象物を把持する。
上述のように構成した把持装置によれば、調整部において凹部の大きさを調整することによって、突起部において適切に対象物を把持することができる。また、本体部によって機械的に把持するため衛生的である。したがって、衛生的で対象物を適切に把持することのできる把持装置を提供することができる。
また上述のように構成した把持装置の使用方法によれば、調整部を載置面から離間する向きに移動させるとともに本体部を載置面に向けて移動させることによって、凹部において適切に対象物を把持することができる。また、本体部によって機械的に把持するため衛生的である。したがって、衛生的で対象物を適切に把持することができる。
第1実施形態に係る把持装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る把持装置を示す拡大断面図である。 第1実施形態に係る把持装置を示す下面図である。 第1実施形態に係る把持装置の使用方法を説明するための図であって、凹部を対象物の上方に位置させたときの様子を示す図である。 第1実施形態に係る把持装置の使用方法を説明するための図であって、本体部の突起部を対象物に接触させたときの様子を示す図である。 第1実施形態に係る把持装置の使用方法を説明するための図であって、把持装置が対象物を把持した状態を示す図である。 図6に示す状態の下面図である。 第2実施形態に係る把持装置を示す概略図である。 第2実施形態に係る把持装置の使用方法を説明するための図であって、図9(A)は、凹部を対象物の上方に位置させたときの様子を示す図であって、図9(B)は、本体部を対象物に接触させたときの様子を示す図であって、図9(C)は、調整部を上方に移動させるとともに本体部の側壁を下方に向けて移動させて対象物を把持したときの様子を示す図であって、図9(D)は、把持装置が対象物を把持している様子を示す図であって、図9(E)は、把持装置が対象物を移動した後の様子を示す図であって、図9(F)は、把持装置が対象物を配置する様子を示す図である。 載置面に複数の対象物が隣り合うように配置されているときの把持装置が対象物を把持する様子を説明するための図であって、図10(A)は、凹部を対象物の上方に位置させたときの様子を示す図であって、図10(B)は、調整部を上方に移動させるとともに本体部の側壁を下方に向けて移動させて対象物を把持したときの様子を示す図であって、図10(C)は、把持装置が対象物を把持している様子を示す図である。 載置面に複数の対象物が重なり合って配置されているときの把持装置が対象物を把持する様子を説明するための図であって、図11(A)は、凹部を対象物の上方に位置させたときの様子を示す図であって、図11(B)は、調整部を上方に移動させるとともに本体部の側壁を下方に向けて移動させて対象物を把持したときの様子を示す図であって、図11(C)は、把持装置が対象物を把持している様子を示す図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を、図1~図7を参照しつつ説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、第1実施形態に係る把持装置1を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係る把持装置1を示す拡大断面図である。図3は、第1実施形態に係る把持装置1を示す下面図である。図4~図7は、第1実施形態に係る把持装置1の使用方法を説明するための図である。
把持装置1は、食品惣菜等の対象物F(図4参照)を把持する。対象物Fとしては、例えば、イチゴ、トマト、卵焼き、イモ、シューマイ、からあげ等さまざまなものを挙げることができる。
把持装置1は、図1、図2に示すように、内方に空気層Aを形成する本体部10と、本体部10に形成される凹部11の大きさを調整可能な調整部20と、凹部11の内方および側壁12の外方に設けられる突起部18と、を有する。また、把持装置1は、上方が開口するように構成されている。
本明細書において、凹部11の大きさとは、把持装置1を載置面Pに配置したときの凹部11および載置面Pによって形成される領域R(図1参照)の大きさとして定義する。
本体部10は、図2に示すように、略一定の厚みを備える薄肉状に形成されている。本体部10の厚みは、特に限定されないが、例えば0.5~2mmであることが好ましい。例えば、本体部10の厚みが厚すぎると、後述するように凹部11の大きさを大きくする際に、凹部11が変形しにくくなる虞がある。一方、本体部10の厚みが薄すぎると、後述するように凹部11において対象物Fを把持する際に、凹部11が形状を維持することができず、対象物Fを把持することができない虞がある。
本体部10は、図1、図2に示すように、上方に凹む凹部11と、凹部11に連続する側壁12と、を有する。
凹部11は、対象物Fが載置される載置面P(図4参照)から離間する向き(図1の上向き)に凹むように形成されている。凹部11の内表面には、図2に示すように、対象物Fを把持する突起部18が形成されている。
凹部11は、図3に示すように、載置面P側から視たときに、楕円形状を備えている。このように凹部11が楕円形状を備えることによって、楕円形状の短軸方向に沿って対象物Fを挟んで把持する(図7参照)ことができる。したがって、短軸方向の幅狭部を用いて対象物Fを把持することで、円周の長さが同じである略真円形状を備える凹部と比較して、様々なサイズの対象物Fを把持することができ、把持装置1としての汎用性が向上する。
例えば、凹部11の大きさが対象物Fよりも小さすぎると、後述するように突起部18を対象物Fに接触させる際に、対象物Fが凹部11を拡大する力が大きくなる。この結果、当該力は反力として対象物Fに作用して、対象物Fを変形または傷つけてしまう虞がある。一方、凹部11の大きさが、対象物Fよりも大きすぎると、後述するように突起部18によって対象物Fを把持する際に、対象物Fが突起部18に接触しなくなるため、対象物Fを把持することができなくなる。以上から、上記の不具合が発生しないように、対象物Fに対する凹部11の大きさを設定することが好ましい。
側壁12は、凹部11に連続して形成される。また、側壁12は、境界部15を始点にして、載置面Pから離間する向き(図1の上向き)に向けて延在する。側壁12は、載置面Pから離れるにつれて、すなわち上方に向けて、径が大きくなるようにテーパ形状に構成されている。
鉛直方向からの傾斜角度として定義される側壁12のテーパ角度θは、特に限定されないが、例えば、20~30度であることが好ましい。テーパ角度θをこのような角度にすることによって、後述するように凹部11の大きさを大きくする際に、適切な把持力を得ることができる。
また、側壁12の内方には、空気層Aが形成されている。例えば、側壁12の内方に液体(例えば水)が充填されている場合、本体部10が意図せず破損した場合に、液体が対象物Fに飛散する可能性があり、衛生面において好ましくない。これに対して、第1実施形態に係る把持装置1によれば、側壁12の内方には空気層Aが形成されているため、本体部10が意図せず破損した場合であっても、液体が対象物Fに飛散する可能性がないため、衛生面において好ましい。
側壁12は、図1の上方から視たときに、略真円形状を備えている。
本体部10を構成する材料は、特に限定されないが、例えば、シリコンゴム、テフロン(登録商標)ゴム等を用いることができる。このような材料は、耐熱性、耐寒性、耐オゾン性、電気特性(絶縁性)に優れており、また生理的に不活性であることから、本体部10を構成する材料として好ましい。また、本体部10として柔軟性に富むこのような材料を用いることによって、図6に示すように、凹部11は対象物Fの外径に沿って凹んで、対象物Fを包み込むように適切に把持することができる。
突起部18は、図1~図3に示すように、凹部11の内方および側壁12の外方において、鉛直方向に沿って複数設けられている。突起部18は、図3に示すように、楕円形状に形成されている凹部11の長軸方向(図3の上下方向)に沿って延在して形成されている。
このように突起部18が凹部11の内方に設けられていることによって、突起部18の対象物Fに対する当接力(接触力)が向上し、結果的に把持装置1の把持力が向上する。
本実施形態において突起部18は、本体部10と一体的に構成されている。突起部18が本体部10と一体的に構成されていることによって、突起部18が離脱する虞がなく、さらに製造が容易である。なお、突起部は、本体部と別体として構成されていてもよい。
調整部20は、凹部11の大きさを調整可能に構成されている。調整部20は、凹部11の載置面P側に対する反対側(図1の上側)において、凹部11に固定されている。調整部20の凹部11に対する固定方法は、特に限定されないが、例えば接着剤による接着である。この構成によれば、調整部20が上方に移動することによって、凹部11の大きさが大きくなり、調整部20が下方に移動することによって、凹部11の大きさが小さくなる。
調整部20を構成する材料は、特に限定されないが、シリコン等を用いることができる。
次に、図4~図7を参照して、第1実施形態に係る把持装置1の使用方法について説明する。第1実施形態では、把持装置1を手動で使用する場合を例に挙げて説明する。
まず、使用者は、図4に示すように、載置面Pに対象物Fが載置された状態で、把持装置1の凹部11を対象物Fの上方に位置させる。
次に、使用者は、図5に示すように、本体部10を載置面Pに向けて移動させて、本体部10の突起部18を対象物Fに接触させる。
次に、使用者は、図6に示すように、調整部20を上方に移動させるとともに、本体部10の側壁12を下降させることによって、凹部11の大きさを大きくして、凹部11の突起部18により対象物Fを巻き込むように把持する。
次に、使用者は、調整部20の本体部10に対する相対的な高さを維持したまま、把持装置1を上方に移動させる。このとき、図6、図7に示すように、突起部18において、上方に向けて摩擦力F1が発生するとともに、対象物Fに対して押圧力F2が発生することによって、突起部18は対象物Fを把持することができる。
次に、使用者は、把持装置1を所望の場所に移動させた後、調整部20の本体部10に対する相対的な高さを維持したまま、把持装置1を下降させる。そして、使用者は、調整部20を本体部10に対して下降させ、凹部11の大きさを小さくして、対象物Fを所望の位置に配置する。
以上説明したように、第1実施形態に係る把持装置1は、対象物Fを把持する。把持装置1は、対象物Fが載置される載置面Pから離間する向きに凹む凹部11、および凹部11に連続し載置面Pから離間するように延在する側壁12を備え、薄肉状の本体部10と、凹部11の内方に設けられ、対象物Fに接触可能な突起部18と、凹部11の大きさを調整可能な調整部20と、を有する。このように構成された把持装置1によれば、調整部20において凹部11の大きさを調整することによって、突起部18において適切に対象物Fを把持することができる。また、本体部10によって機械的に把持するため衛生的である。したがって、衛生的で対象物Fを適切に把持することのできる把持装置1を提供することができる。
また、凹部11は、載置面Pから視たときに、楕円形状である。このように構成された把持装置1によれば、楕円形状の短軸方向に沿って対象物Fを挟んで把持する(図7参照)ことができる。したがって、短軸方向の幅狭部を用いて対象物Fを把持することで、円周の長さが同じである略真円形状を備える凹部と比較して、様々なサイズの対象物Fを把持することができ、把持装置1としての汎用性が向上する。
また、突起部18は、凹部11の長軸方向に沿って延在している。このように構成された把持装置1によれば、短軸方向の幅狭部に突起部18が形成されることになるため、好適に対象物Fを把持することができる。
<第2実施形態>
次に、図8、図9を参照して、第2実施形態に係る把持装置2の構成および使用方法について説明する。図8は、第2実施形態に係る把持装置2を示す概略図である。図9は、第2実施形態に係る把持装置2の使用方法を説明するための図である。図8、図9では理解の容易のため、本体部10を断面図にて示し、それ以外の構成は正面図にて示す。
第2実施形態に係る把持装置2は、上述した実施形態に係る把持装置1と比較して、本体部10および調整部20を自動的に操作する点が異なる。以下、第2実施形態に係る把持装置2の構成について説明する。
把持装置2は、図8に示すように、本体部10と、突起部18と、調整部20と、本体部10および調整部20を水平方向および上下方向に移動させる移動部30と、調整部20を上下方向に移動させる昇降シリンダ40と、を有する。
本体部10はその上方において、フランジ50に固定されている。
移動部30は、水平方向に移動可能な第1移動部31と、上下方向に移動可能な第2移動部32と、を有する。移動部30は、第1接続部51を介して、昇降シリンダ40と接続されている。
昇降シリンダ40は、固定部41と、固定部41に対して相対的にスライド可能なスライド部42と、を有する。固定部41は、第2接続部52を介して、フランジ50と接続されている。スライド部42の下端は、調整部20と固定されている。
このように構成された把持装置2によれば、第1移動部31がロボット本体機構(不図示)によって水平方向に移動することによって、本体部10および調整部20は水平方向に移動する。また、第2移動部32が第1移動部31に対して相対的に上下方向に移動することによって、本体部10および調整部20は上下方向に移動する。さらに、昇降シリンダ40において、スライド部42が固定部41に対して相対的に上方に移動することによって、調整部20が上方に移動し、凹部11の大きさを大きくする。
次に、図9(A)~図9(F)を参照して、第2実施形態に係る把持装置2の使用方法について説明する。
まず、3Dカメラ(不図示)によって、載置面Pに載置されている対象物Fの位置を確認する。
次に、図9(A)に示すように、移動部30の第1移動部31によって、本体部10および調整部20を対象物Fの上方に位置させる。
次に、図9(B)に示すように、移動部30の第2移動部32によって、本体部10および調整部20を対象物Fに向けて下降させて、凹部11を対象物Fに接触させる。
次に、図9(C)に示すように、昇降シリンダ40のスライド部42を固定部41に対して上方にスライドさせて、調整部20を上方に移動させるとともに、移動部30の第2移動部32によって本体部10の側壁12を下降させることによって、凹部11で対象物Fを把持する。
次に、図9(D)に示すように、移動部30および昇降シリンダ40によって、調整部20の本体部10に対する相対的な高さを維持したまま、把持装置1を上方に移動させる。このとき、上述したように摩擦力F1および押圧力F2(図6参照)によって、突起部18は対象物Fを把持する。
次に、図9(E)に示すように、移動部30の第1移動部31によって、把持装置2を所望の場所に移動させた後、調整部20の本体部10に対する相対的な高さを維持したまま、把持装置2を下降させる。
次に、図9(F)に示すように、昇降シリンダ40によって、調整部20を本体部10に対して下降させ、凹部11の大きさを小さくして、対象物Fを所望の位置に配置する。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々改変することができる。
例えば、上述した実施形態では、調整部は、本体部と別体として構成されていた。しかしながら、調整部は本体部と一体的に構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、載置面に1つの対象物が載置されている際の把持装置の使用方法について説明した。しかしながら、把持装置は、図10に示すように、載置面に複数の対象物が隣り合うように配置されている場合にも、適切に適用することができる。このとき、図10(B)に示すように、把持装置1を下降させることによって、側壁12が、把持すべき対象物Fに隣り合う対象物Fを外方に押しのけて(図10(B)矢印参照)、把持すべき対象物Fを適切に把持することができる。さらに、把持装置は、図11に示すように、載置面Pに複数の対象物Fが重なり合って配置されている場合にも適切に適用することができる。このとき、3Dカメラは、本体部10から複数の対象物Fまでの距離をそれぞれ測定する。そして、3Dカメラによって測定した距離情報に基づいて、把持装置1は、本体部10に最も近い対象物Fから順に把持する。
また、上述した実施形態では、凹部11は、載置面Pから視たときに、楕円形状であった。しかしながら、凹部はこれに限定されず、例えば、略真円形状や矩形状等であってもよい。なお、凹部が載置面Pから視たときに略真円形状である場合、凹部の大きさに対して対象物Fの大きさが略一致すると、周方向の全周に亘って対象物Fを把持するため、把持力が向上する。さらに、凹部が載置面Pから視たときに略真円形状である場合、図11に示すように複数の対象物Fが隣接して配置されている際、楕円形状の長軸よりも真円形状の径が小さくなるため、好適に対象物Fを把持することができる。
また、上述した実施形態では、側壁12は、上方から視たときに、略真円形状を備えていた。しかしながら、側壁はこれに限定されず、例えば、楕円形状や矩形状等であってもよい。
また、上述した実施形態では、突起部18は、凹部11の長軸方向に沿って延在していたが、突起部は、凹部11の周方向に沿って全周延在して設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、調整部は凹部に固定されていた。しかしながら、凹部の大きさを調整可能である限りにおいて、調整部の構成は特に限定されない。
また、上述した実施形態では、把持装置は、上方が開口するように構成されていた。しかしながら、把持装置は上方が閉じるように構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、把持装置が把持する対象物として、食品惣菜等を例に挙げた。しかしながら、把持装置が把持する対象物は、食品惣菜等に限定されず、機械部品等であってもよい。
1、2 把持装置、
10 本体部、
11 凹部、
12 側壁、
18 突起部、
20 調整部、
A 空気層、
F 対象物、
P 載置面。

Claims (5)

  1. 対象物を把持する把持装置であって、
    前記対象物が載置される載置面から離間する向きに凹む凹部、および前記凹部に連続し前記載置面から離間するように延在する側壁を備え、薄肉状の本体部と、
    少なくとも前記凹部の内方に設けられ、前記対象物に接触可能な突起部と、
    前記載置面から離間する向きに引くことによって、前記凹部の大きさを調整可能な調整部と、を有し、
    前記調整部は、前記凹部の頂部に固定して設けられ
    前記調整部を前記載置面から離間する向きに引くとともに、前記本体部の前記側壁を前記載置面側に移動させることによって、前記対象物を把持する把持装置。
  2. 前記凹部は、前記載置面から視たときに、円形状である請求項1に記載の把持装置。
  3. 前記突起部は、前記凹部の周方向に沿って設けられる請求項1または2に記載の把持装置。
  4. 対象物が載置される載置面から離間する向きに凹む凹部、および前記凹部に連続し前記載置面から離間するように延在する側壁を備え、薄肉状の本体部と、
    前記載置面から離間する向きに引くことによって、前記凹部の大きさを調整可能な調整部と、を有し、前記調整部は、前記凹部の頂部に固定して設けられる把持装置の使用方法であって、
    前記本体部を前記載置面に向けて移動させて、前記本体部を前記対象物に接触させ、
    前記調整部を前記載置面から離間する向きに移動させるとともに前記本体部の前記側壁を前記載置面に向けて移動させることによって、前記対象物を把持する、把持装置の使用方法。
  5. 前記凹部の内方に設けられる突起部を前記対象物に接触させることによって前記対象物を把持する、請求項4に記載の把持装置の使用方法。
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