JP7266777B1 - 発電蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素な構造でかつ安定して蓄電できる発電蓄電装置を提供する。【解決手段】 発電装置で発電される発電電力を漏れなく貯留し、平滑化した電力を出力する変動電力貯留装置と、変動電力貯留装置から出力される電力を蓄電電力に変換する電力変換装置と、電力変換装置から出力された蓄電電力を蓄電し、蓄電した電力を外部に出力できる蓄電装置と、を備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、発電電力を蓄電できる装置に関する。
各種の動力源によって発電する装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2009-13856号公報 特開2005-332791号公報 特開平11-288742号公報
従来の発電装置は、機械的エネルギー及び位置エネルギーを利用したり、フライホイールを利用したりするものがあった。これらは、安定した電力を得るために機構的に工夫されたものであった。しかしながら、複雑な構造とならざるを得なかった。
また、発電モータから出力された電流を整流して出力するものもあった。しかしながら、十分に整流できず、安定した電力を得ることが困難であった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものである。その目的は、簡素な構造でかつ安定して蓄電できる発電蓄電装置を提供することにある。
本発明による発電蓄電装置の特徴は、
発電装置で発電される発電電力を漏れなく貯留し、平滑化した電力を出力する変動電力
貯留装置と、
前記変動電力貯留装置から出力される電力を蓄電電力に変換する電力変換装置と、
前記電力変換装置から出力された蓄電電力を蓄電し、蓄電した電力を外部に出力できる
蓄電装置と、
前記電力変換装置と前記蓄電装置との間の通電状態又は非通電状態を制御する第1の開閉装置と、
発電電力を検出し、発電電力が第1の所定電力未満のときには、前記第1の開閉装置を非通電状態にし、発電電力が前記第1の所定電力以上のときには、前記第1の開閉装置を通電状態にする制御部と、を備え、
前記第1の開閉装置が非通電状態であるときには、発電電力が前記制御部に供給され、 前記第1の開閉装置が通電状態であるときには、前記蓄電装置に蓄電された電力が前記制御部に供給されることである。
簡素な構造でかつ安定して蓄電できる。
本実施の形態による発電蓄電装置の概略を示す斜視図である。 発電蓄電装置の機能を示す機能ブロック図である。 制御部200がスイッチング素子SW1を制御する処理を示すフローチャートである。 制御部200がスイッチング素子SW2及びSW3を制御する処理を示すフローチャートである。 発電蓄電装置10-2(ピストン・クランク機構)の例を示す斜視図である。 発電蓄電装置10-2(ピストン・クランク機構)の例を示す斜視図である。 発電蓄電装置10-4(歯車とラックギアによる回転機構)の例を示す斜視図である。 発電蓄電装置10-1の応用例(自転車の漕ぎによる回転機構)を示す斜視図である。 発電蓄電装置10-1の応用例(両手回しによる回転機構)を示す斜視図である。 発電蓄電装置10-1の応用例(足踏みによる回転機構)を示す斜視図である。
<<<<本実施の形態の概要>>>>
以下では、本実施の形態の概要について、第1の態様~第5の態様として説明する。
<<第1の態様>>
第1の態様の一つの目的は、簡素な構造でかつ安定して蓄電できる発電蓄電装置を提供することである。また、第1の態様の別の目的は、発電装置によって発電された電力が変動するような場合であっても、的確に蓄電できる発電蓄電装置を提供することである。
第1の態様によれば、
発電装置(例えば、後述する発電装置210など)で発電される発電電力を漏れなく貯留し、平滑化した電力を出力する変動電力貯留装置(例えば、後述する電気二重層キャパシタ部220など)と、
前記変動電力貯留装置から出力される電力を蓄電電力に変換する電力変換装置(例えば、後述する電力変換装置230など)と、
前記電力変換装置から出力された蓄電電力を蓄電し、蓄電した電力を外部に出力できる蓄電装置(例えば、後述するリチウムイオン二次電池部240など)と、を備える発電蓄電装置が提供される。
発電蓄電装置は、変動電力貯留装置と、電力変換装置と、蓄電装置と、を備える。
変動電力貯留装置は、発電装置で発電される発電電力を漏れなく貯留する。発電装置は、発電された発電電力を出力する。変動電力貯留装置は、貯留された後に、平滑化した電力を出力する。
発電電力は、動作環境などにより急峻に変動する場合がある。例えば、経時劣化などにより発電装置の動作が不安定となって、発電電圧が変動することも想定される。さらに、人力(例えば、手によるものや足によるものなど)や風力や水力などを動力源とした場合には、急峻に変動することも想定される。リチウムイオン二次電池などの蓄電池は、様々な要因で変動する電力には追随できず、発電した電力を無駄にせざるを得なかった。変動電力貯留装置は、急峻に変化する発電電力であっても漏れなく貯留することができ、発電電力を有効に利用することができる。
電力変換装置は、変動電力貯留装置から出力される電力を蓄電電力に変換する。
蓄電装置は、電力変換装置から出力された蓄電電力を蓄電する。蓄電装置は、蓄電した電荷を外部の負荷に電力として出力することができる。
発電電力を蓄電装置に直接に供給するのではなく、発電電力を漏れなく貯留できる変動電力貯留装置に一旦貯留し、さらに、電力変換装置を介して、蓄電装置に蓄電するので、急激に変動するような発電電力であっても、的確に蓄電することができる。
発電蓄電装置は、ポータブルバッテリ電源として機能させることができる。
発電蓄電装置は、変動電力貯留装置と電力変換装置と蓄電装置とを備え、簡素な構造を有し、電力変換装置によって安定して蓄電することができる。
<<第2の態様>>
第2の態様の一つの目的は、発電された発電電力に応じて、制御部に供給する電力を適宜に切り替えて、制御部によって的確に制御される発電蓄電装置を提供することである。言い換えれば、発電を開始した直後から安定して蓄電の制御をすることができる発電蓄電装置を提供することである。
第2の態様は、第1の態様において、
前記電力変換装置と前記蓄電装置との間の通電状態又は非通電状態を制御する第1の開閉装置(例えば、後述するスイッチング素子SW2など)と、
発電電力を検出し、発電電力が第1の所定電力未満のときには、前記第1の開閉装置を非通電状態にし、発電電力が前記第1の所定電力以上のときには、前記第1の開閉装置を通電状態にする制御部(例えば、後述する検出判断制御部250など)と、をさらに備え、
前記第1の開閉装置が非通電状態であるときには、発電電力が前記制御部に供給され(例えば、後述する経路(A)など)、
前記第1の開閉装置が通電状態であるときには、前記蓄電装置に蓄電された電力が前記制御部に供給される(例えば、後述する経路(B)など)。
発電蓄電装置は、第1の開閉装置と制御部とをさらに備える。
第1の開閉装置は、電力変換装置と前記蓄電装置との間の通電状態又は非通電状態を制御する。
制御部は、発電電力を検出する。制御部は、検出した発電電力が第1の所定電力未満のときには、第1の開閉装置を非通電状態にする。第1の開閉装置が非通電状態であるときには、発電電力が制御部に供給される。
一方、制御部は、検出した発電電力が第1の所定電力以上のときには、第1の開閉装置を通電状態にする。第1の開閉装置が通電状態であるときには、蓄電装置に蓄電された電力が前記制御部に供給される。
すなわち、発電電力が第1の所定電力未満のときには、発電電力が制御部に直接に供給される。これにより、発電開始の直後では、蓄電装置の蓄電よりも制御部の起動を優先し、制御部の制御を開始する。一方、発電電力が、ある程度に大きくなったときには、蓄電を開始し、蓄電装置に蓄電された電力を制御部に供給して、安定した制御をする。
<<第3の態様>>
第3の態様の一つの目的は、発電装置で発電された発電電力を効率よく蓄電電力に用いることができる発電蓄電装置を提供することである。
第3の態様は、第2の態様において、
前記発電装置と前記変動電力貯留装置との間の通電状態又は非通電状態を制御する第2の開閉装置(例えば、後述するスイッチング素子SW1など)と、
前記発電装置と前記変動電力貯留装置との間に前記第2の開閉装置と並列に接続され、前記変動電力貯留装置から前記発電装置への電力の流れを遮断する第1の整流素子(例えば、後述するダイオードD1など)とを、さらに備え、
前記制御部は、発電電力が第2の所定電力未満のときには、前記第2の開閉装置を非通電状態にして前記第1の整流素子を介して前記発電装置から前記変動電力貯留装置に発電電力を供給し(例えば、後述する経路(A)など)、発電電力が第2の所定電力以上のときには、前記第2の開閉装置を通電状態にして、前記第1の整流素子を介さずに前記発電装置から前記変動電力貯留装置に発電電力を供給する。
発電蓄電装置は、第2の開閉装置と第1の整流素子とをさらに備える。
第2の開閉装置は、発電装置と変動電力貯留装置との間の通電状態又は非通電状態を制御する。
第1の整流素子は、発電装置と変動電力貯留装置との間に設けられる。第1の整流素子は、第2の開閉装置と並列に接続される。すなわち、第1の整流素子及び第2の開閉装置は、並列に接続されるとともに、発電装置と変動電力貯留装置との間に設けられる。
発電電力が第2の所定電力未満のときには、制御部は、第2の開閉装置を非通電状態にする。これにより、発電装置からの発電電力は、第1の整流素子を介して変動電力貯留装置に供給される。第1の整流素子を介すことによって、電力の逆流などを防止することができる。
一方、発電電力が第2の所定電力以上のときには、制御部は、第2の開閉装置を通電状態にする。これにより、発電装置からの発電電力は、第1の整流素子を介さずに、直接に、変動電力貯留装置に供給される。第1の整流素子を介さないようにすることで、発電装置からの発電電力を損失させることなく、変動電力貯留装置に供給することができる。
<<第4の態様>>
第4の態様の一つの目的は、蓄電装置に蓄電された電力を安定して維持し、蓄電された電力を効率よく活用できる発電蓄電装置を提供することである。
第4の態様は、第3の態様において、
前記発電装置と前記制御部との間に、前記発電装置への電力の流れを遮断する第2の整流素子(例えば、後述するダイオードD2など)を、さらに備える。
第2の整流素子を介すことによって、電力の逆流などを防止することができる。
<<第5の態様>>
第5の態様の一つの目的は、発電装置以外の電源の電力も蓄電電力に用いることができる発電蓄電装置を提供することである。
第5の態様は、第1の態様において、
前記発電装置と並列に接続され、外部からの電力が入力可能な入力部(例えば、後述する入力部300など)と、
外部からの電力を変換する最適化装置(例えば、後述する最適化回路310など)と、をさらに備え、
前記制御部は、外部からの電力に応じた制御信号を前記最適化装置に供給する。
発電蓄電装置は、入力部と最適化装置とをさらに備える。
入力部は、発電装置と並列に接続される。入力部は、外部からの電力が入力可能である。
最適化装置は、外部からの電力を変換する。
外部からの電力も、変動電力貯留装置を介して蓄電装置に適切に蓄電することができる。
<<<<本実施の形態の詳細>>>>
以下に、実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態による発電蓄電装置10の概略を示す斜視図である。図2は、発電蓄電装置10の電気的な機能を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、発電蓄電装置10は、筐体100-1とハンドル110-1とを有する。ハンドル110-1は、筐体100-1に対して回転可能に設けられている。ハンドル110-1は、操作者によって回転されることができる。操作者は、筐体100-1を把持し、ハンドル110-1を回転させることができる。発電蓄電装置10は、ハンドル110-1の回転により、発電するとともに、蓄電することができる。
図2は、発電蓄電装置10の電気的な機能を示す機能ブロック図である。発電蓄電装置10は、制御部200を有する。
<<<制御部200の構成>>>
制御部200は、主に、
発電装置210と、
電気二重層キャパシタ部220と、
電力変換装置230と、
リチウムイオン二次電池部240と、
検出判断制御部250と、
を有する。制御部200は、さらに、
ダイオードD1と、
ダイオードD2と、
スイッチング素子SW1と、
スイッチング素子SW2と、
スイッチング素子SW3と、
手動スイッチSW4と、
を有する。
<<発電装置210>>
発電装置210は、ハンドル110-1に連結されている。発電装置210は、ハンドル110-1と連動する。
本実施の形態では、発電装置210は、直流モータからなる。なお、発電装置210は、直流モータに限られず、電力を発電できるものであればよい。発電装置210は、コイルと磁石とを有する。発電装置210は、ハンドル110-1の回転動作に伴ってコイルが回転する。発電装置210は、コイルの動作に応じて発電電力が生成される。発電装置210は、ハンドル110-1の動作に応じた電力(電圧)が生成される。発電装置210は、ハンドル110-1の動作に応じて、変化する発電電圧が生成される。
本実施の形態では、ハンドル110-1は、人力を動力源として動作する。人力は、手や腕の動きを動力源としても、足の動きを動力源としても、人体のいずれかの動きを動力源にできればよい。
発電装置210は、遊星ギア機構を有してもよい。遊星ギア機構を搭載することによって、少ない段数で大きな減速比を得ることができ、大きなトルクを伝達することができる。また、入力軸と出力軸を同軸上に配置できる。さらに、複数の遊星歯車に負荷を分散できるので、磨耗や歯車の欠損を少なくできる。
<<電気二重層キャパシタ部220>>
電気二重層キャパシタ部220は、スイッチング素子SW1又はダイオードD1を介して発電装置210と電気的に接続される。電気二重層キャパシタ部220は、発電装置210で発電された発電電力を一時的に蓄電(貯留)する。
電気二重層キャパシタ部220は、少なくとも1つの電気二重層キャパシタ222(セル)を有する。複数の電気二重層キャパシタ222を用いる場合には、複数の電気二重層キャパシタ222は、直列に接続される。直列に接続する電気二重層キャパシタ222の数は、発電装置210から出力される可能性のある最大電圧の値に応じて適宜に定めればよい。複数の電気二重層キャパシタ222の各々に印加される電圧は、おおよそ等しい。
例えば、1F(ファラッド)/2.7V(ボルト)の電気二重層キャパシタ222を、5個、直列に接続して電気二重層キャパシタ部220とすることができる。
前述したように、発電装置210は、手動などの人力によって動作される。このため、発電電圧の時間変化が大きく、発電電圧は、鋸状の波形など急激に変動する。効率よく蓄電するためには、時間変化の大きい発電電力を漏れなく捉える必要がある。しかしながら、一般に、リチウムイオン二次電池部240は、急激に変化する電力を蓄電することができない。
これに対して、電気二重層キャパシタ部220は、時間変化の大きい発電電力を漏らすことなく捉えることができる。このため、電気二重層キャパシタ部220を設けない構成とした場合には、時間変化の大きい発電電力が生じても電流を流すことができず、ハンドルの動作に応じた発電電力をリチウムイオン二次電池部240に蓄電することが困難となる。電気二重層キャパシタ部220を設けることで、急激に変化する電力を電気二重層キャパシタ部220に一時的に漏れなく蓄電して、電気二重層キャパシタ部220から平滑化した電圧を出力することができる。
<使用環境温度との関係>
リチウムイオン二次電池部240の使用環境温度は、一般に、-20~+60℃である。したがって、-20℃以下では、リチウムイオン二次電池部240の使用環境温度の範囲外となる。このため、冬山や冬の北海道などの寒冷地では、リチウムイオン二次電池部240は、十分に機能できない可能性がある。
このような状況に対応するために、ヒーターなどの熱源により、リチウムイオン二次電池部240を温める方法が想定される。しかしながら、構成にヒーターを加える必要があり、構成が煩雑にならざるを得なかった。
また、極低温に対応した特殊なリチウムイオン電解液を採用する方法も想定される。しかしながら、特殊なリチウムイオン電解液の使用は、大幅にコストが嵩まざるを得なかったり、開発の難易度が高くならざる得なかったりする。
これに対して、電気二重層キャパシタ部220の使用環境温度は、-40~+80℃である。すなわち、電気二重層キャパシタ部220は、極寒冷地でも十分に機能できる蓄電デバイスである。
発電装置210の発電電力は、まず、電気二重層キャパシタ部220に蓄電される。この時点での温度が、-20℃以下であっても、電気二重層キャパシタ部220は問題なく機能する。なお、この時点では、リチウムイオン二次電池部240は、範囲外の温度であることから十分に機能しない。
次いで、電気二重層キャパシタ部220を経る電力は、リチウムイオン二次電池部240の内部抵抗により熱を生じさせる。この熱によって、リチウムイオン二次電池部240の内部の温度を上昇させる。すなわち、電気二重層キャパシタ部220を介して電力を供給することで、リチウムイオン二次電池部240での発熱現象を活用して、-20℃以下では使用できなかったリチウムイオン二次電池部240を蓄電デバイスとして使えるようにできる。
<<電力変換装置230>>
電力変換装置230は、電気二重層キャパシタ部220と直列に接続されている。電力変換装置230は、電気二重層キャパシタ部220とリチウムイオン二次電池部240との間に設けられている。電気二重層キャパシタ部220から出力された電力が、電力変換装置230に供給される。電力変換装置230は、リチウムイオン二次電池部240を蓄電するための電力を出力する。電力変換装置230は、リチウムイオン二次電池部240に安定した直流電圧を供給する。電力変換装置230は、例えば、DC/DCコンバータで構成される。
電力変換装置230は、電気二重層キャパシタ部220に蓄えられた電荷による電圧が所定の動作電圧以上になると動作し、電気二重層キャパシタ部220に蓄えられた電荷を供給して、リチウムイオン二次電池部240を蓄電する。電力変換装置230は、電気二重層キャパシタ部220から出力された電力をリチウムイオン二次電池部240に蓄電するための電力に変換する。
<<リチウムイオン二次電池部240>>
リチウムイオン二次電池部240は、電力変換装置230を介して電気二重層キャパシタ部220と直列に接続される。リチウムイオン二次電池部240は、電力変換装置230から出力された蓄電電力によって蓄電される。リチウムイオン二次電池部240は、少なくとも1つのリチウムイオン二次電池242(セル)を有する。複数のリチウムイオン二次電池242を用いる場合には、複数のリチウムイオン二次電池242は、直列に接続される。電力変換装置230から出力される最大の電圧値に応じてリチウムイオン二次電池242の数を定めればよい。
<バッテリマネージメントシステム244>
リチウムイオン二次電池部240は、バッテリマネージメントシステム244に接続されている。バッテリマネージメントシステム244は、リチウムイオン二次電池部240の状態を管理する。バッテリマネージメントシステム244は、リチウムイオン二次電池部240の蓄電や放電を管理する。バッテリマネージメントシステム244は、リチウムイオン二次電池部240が、過蓄電されたり、過熱したり、過剰放電したりなどをしないように管理する。バッテリマネージメントシステム244は、複数のリチウムイオン二次電池242を用いる場合に、各々のリチウムイオン二次電池242に均等に電圧が印加されるように管理する。
<<検出判断制御部250>>
検出判断制御部250は、制御部200内の各所の電圧を監視し、後述する各種のスイッチング素子SW1~SW3の動作を制御する。検出判断制御部250は、発電装置210から出力された発電電圧の値を検出する(図2の電圧検出1)。検出判断制御部250は、電気二重層キャパシタ部220から出力された平滑化電圧の値を検出する(図2の電圧検出2)。検出判断制御部250は、リチウムイオン二次電池部240から出力された蓄電電圧の値を検出する(図2の電圧検出3)。
検出判断制御部250は、CPU(中央処理装置)、メモリ(ランダムアクセスメモリ、リードオンリーメモリ)、I/O(入力/出力)などを有する(図示せず)。検出判断制御部250は、リードオンリーメモリに書き込まれたプログラムを実行することで、前述した電圧の値の検出(電圧検出1~3)をして、検出結果に応じて、後述するスイッチング素子などの制御をする。なお、検出判断制御部250の具体的な処理や制御については、後述する。
<制御部用電源装置252>
制御部用電源装置252は、検出判断制御部250に安定した駆動電力を供給する。制御部用電源装置252は、例えば、レギュレータによって構成される。制御部用電源装置252は、具体的には、三端子レギュレータなどのリニアレギュレータによって構成される。なお、制御部用電源装置252は、スイッチングレギュレータによって構成されてもよい。
制御部用電源装置252によって、発電装置210から出力された駆動電力が安定して検出判断制御部250に供給される。リチウムイオン二次電池部240の蓄電が不十分なときには、発電装置210から出力された駆動電力を、制御部用電源装置252を介して検出判断制御部250に供給することで、検出判断制御部250を動作させることができる(後述する(A)の経路)。
また、リチウムイオン二次電池部240の蓄電が十分なときには、リチウムイオン二次電池部240から出力された駆動電力が、制御部用電源装置252を介して検出判断制御部250に供給される(後述する(B)の経路)。
さらに、外部電源からの駆動電力を、制御部用電源装置252を介して検出判断制御部250に供給することもできる(後述する(C)の経路)。外部電源を利用することで、リチウムイオン二次電池部240の蓄電を消費することなく、検出判断制御部250を動作させることができる。
<<ダイオードD1>>
ダイオードD1は、リチウムイオン二次電池部240や外部電源からの電力が発電装置210に逆流することを防止する。ダイオードD1は、例えば、ボディダイオードからなる。ダイオードD1は、電流を一定方向のみに流す整流作用を有する素子であればよい。
<<ダイオードD2>>
ダイオードD2は、リチウムイオン二次電池部240からの電力が発電装置210に供給(逆流)されることを防止する。ダイオードD2は、電流を一定方向のみに流す整流作用を有する素子であればよい。
<<スイッチング素子SW1>>
スイッチング素子SW1は、検出判断制御部250からの制御信号に応じて開閉動作する。スイッチング素子SW1は、開となることで、非通電状態となり、閉となることで、通電状態となる。
発電装置210から発電電力が出力されているときには、スイッチング素子SW1を通電状態にすることで、ダイオードD1をバイパスさせる。ダイオードD1をバイパスさせることによって、ダイオードD1の電圧降下による発電電力のロスを防止できる。
一方、発電装置210から発電電力が出力されていないときには、スイッチング素子SW1を非通電状態にする。ダイオードD1によって、リチウムイオン二次電池部240や外部電源からの電力が発電装置210に逆流することを防止する。
スイッチング素子SW1は、例えば、FET(Field-effect transistor)で構成される。
<<スイッチング素子SW2>>
スイッチング素子SW2は、検出判断制御部250からの制御信号に応じて開閉動作する。スイッチング素子SW2は、開となることで、非通電状態となり、閉となることで、通電状態となる。検出判断制御部250の動作を継続させる場合には、検出判断制御部250は、スイッチング素子SW2の通電状態を維持する。
スイッチング素子SW2は、例えば、FET(Field-effect transistor)で構成される。
<<スイッチング素子SW3>>
スイッチング素子SW3は、検出判断制御部250からの制御信号に応じて開閉動作する。スイッチング素子SW3は、開となることで、非通電状態となり、閉となることで、通電状態となる。リチウムイオン二次電池部240から蓄電電力が出力されているときには、スイッチング素子SW3を通電状態にする。リチウムイオン二次電池部240から蓄電電力が出力されていないときには、スイッチング素子SW3を非通電状態にする。
スイッチング素子SW3は、例えば、FET(Field-effect transistor)で構成される。
<スイッチング素子SW2及びSW3の動作>
発電装置210から発電電力が出力されていないときや、被充電装置を充電していないときには、検出判断制御部250は、スイッチング素子SW2及びSW3を非通電状態にして、リチウムイオン二次電池部240を電気的に独立させて絶縁状態にする。保管しているときなどの非動作時に、リチウムイオン二次電池部240が放電するのを防止できる。
<手動スイッチSW4>
操作者が、手動スイッチSW4を操作することで制御部用電源装置252にリチウムイオン二次電池の電力を供給し、検出判断制御部250を起動させる。検出判断制御部250の起動によりスイッチング素子SW3が動作し、リチウムイオン二次電池部240と被充電装置とが通電状態となる。これにより、被充電装置を充電することができる。
また、手動スイッチSW4の操作に基づいて検出判断制御部250が起動すると、スイッチング素子SW2が動作して、電力変換装置230とリチウムイオン二次電池部240と通電状態となる。このとき、操作者が、ハンドル110-1を操作した場合には、発電装置210からの発電電圧が、電気二重層キャパシタ部220及び電力変換装置230を介して、リチウムイオン二次電池部240に蓄電される。
なお、操作者が、手動スイッチSW4を操作すると通電状態となり、操作者が、手動スイッチSW4から手を離すと非通電状態となる。
<外部電源及び入力部300>
DC12V、ACアダプタ、シガーソケット、ソーラーパネルや、商用電源などの外部電源から電力を供給できる。外部電源は、入力部300に電気的に接続される。入力部300は、例えば、コネクタや端子などからなる。図2に示す経路(C)に沿って、外部電源からの電力が制御部200に供給される。
<最適化回路310>
最適化回路310は、いわゆるバックコンバータからなる。最適化回路310は、検出判断制御部250から出力される電圧選択信号に応じて、出力電圧を12V、8V、5Vのいずれかにする。DC12V、ACアダプタ、シガーソケット、ソーラーパネルなどの外部電源の種類に応じて、最適化回路310の出力電圧を切り替えることができる。電気二重層キャパシタ部220の電圧が低いときには、変換比を高くして電流を多くする。
<<<操作者によるハンドル110-1の操作>>>
以下では、操作者によるハンドル110-1の操作と、発電装置210からの発電電力(電圧)について簡単に説明する。なお、
<ハンドル110-1が操作された開始直後>
ハンドル110-1の操作の開始直後では、ハンドル110-1の動きは未だ遅く、発電装置210から十分に発電されない。すなわち、ハンドル110-1の操作直後では、発電装置210から出力される電圧の値(以下、電圧値1と称する)は、電気二重層キャパシタ部220から出力される電圧の値(以下、電圧値2と称する)よりも小さくなりやすい。
<ハンドル110-1が定常的に操作されているとき>
ハンドル110-1が定常的に操作されているときには、ハンドル110-1は、ある程度、速く動かされており、発電装置210から十分に発電される。すなわち、ハンドル110-1が定常的に操作されているときには、発電装置210からの電圧値1は、電気二重層キャパシタ部220からの電圧値2よりも大きくなりやすい。
<ハンドル110-1の操作を終える直前>
ハンドル110-1の操作を終える直前にもハンドル110-1の動きは遅くなるため、発電装置210からは十分に発電されなくなる。すなわち、発電装置210から電圧値1は、電気二重層キャパシタ部220からの電圧値2よりも小さくなりやすい。
<<<制御部200の処理>>>
以下では、制御部200の処理について説明する。図3は、制御部200がスイッチング素子SW1を制御する処理を示すフローチャートである。図4は、制御部200がスイッチング素子SW2及びSW3を制御する処理を示すフローチャートである。
<スイッチング素子SW1の制御>
図3に示すように、まず、制御部200のCPUは、発電装置210から出力された電圧の値(以下、電圧値1と称する)を検出する(ステップS11)。電圧値1は、発電装置210から出力された電圧の値であり、値が時間とともに変動している可能性がある。このため、所定の時間に複数回に亘って検出した電圧値を平均した値にしてもよい。例えば、100ミリ秒ごとに10回に亘って検出して平均した値を電圧値1としてもよい。電圧値が大きく変動する場合でも、後述するステップS15の処理で的確に判断することができる。
次に、制御部200のCPUは、電気二重層キャパシタ部220から出力された電圧の値(以下、電圧値2と称する)を検出する(ステップS13)。電気二重層キャパシタ部220から出力された電圧の値は、発電装置210から出力された電圧の値と比較すると、ある程度、安定化している。しかし、所定の時間に複数回に亘って検出した電圧値を平均した値にしてもよい。例えば、100ミリ秒ごとに10回に亘って検出して平均した値を電圧値2としてもよい。電圧値が大きく変動する場合でも、後述するステップS15の処理で的確に判断することができる。
次に、制御部200のCPUは、電圧値1が、電圧値2に所定値を加えた値よりも大きいか否かを判断する(ステップS15)。電圧値2を基準にして電圧値1を判断することで、電圧値2をバックグラウンドとして電圧値1の大きさを判断でき、発電状態を的確に判断することができる。また、所定値は、0以上の値であればよい。所定値は、発電装置210及び電気二重層キャパシタ部220や、ダイオードD1やダイオードD2などの特性や、予測される電圧の変動状態などに応じて定めればよい。
制御部200のCPUは、電圧値1が、電圧値2に所定値を加えた値よりも大きいと判断したときは(YES)、スイッチング素子SW1を通電状態にし(ステップS17)、本サブルーチンを終了する。スイッチング素子SW1を通電状態にすることで、ダイオードD1をバイパスさせて、ダイオードD1の電圧降下による発電電力のロスを防止できる。
一方、制御部200のCPUは、電圧値1が、電圧値2に所定値を加えた値以下である判断したときは(NO)、スイッチング素子SW1を非通電状態にし(ステップS19)、本サブルーチンを終了する。スイッチング素子SW1を非通電状態にして、ダイオードD1を介することで、リチウムイオン二次電池部240や外部電源からの電力が発電装置210に逆流することを防止する。
<スイッチング素子SW2及びSW3の制御>
図4に示すように、まず、制御部200のCPUは、制御部200への給電が開始された否かを判断する(ステップS21)。具体的には、制御部200への給電の開始は、発電装置210からの発電電力が制御部200に供給され始めたときや(動作開始直後)、操作者によってスイッチング素子SW4が操作されてリチウムイオン二次電池部240から制御部200への給電が開始されたときや、外部電源が接続されて制御部200に給電が開始されるときがある。
制御部200のCPUは、制御部200への給電が開始されたと判断したときには(YES)、スイッチング素子SW2及びSW3を通電状態にし(ステップS23)、本サブルーチンを終了する。スイッチング素子SW2及びSW3が通電状態となることで、発電装置210からの発電電圧が、電気二重層キャパシタ部220及び電力変換装置230を介して、リチウムイオン二次電池部240に供給される。また、リチウムイオン二次電池部240と被充電装置とが通電状態となることで、被充電装置を充電することができる。
制御部200のCPUは、制御部200に給電されていないと判断したときには(NO)、被充電装置への充電を終えて所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS25)。被充電装置は、充電中であるか否かを示す信号を出力しており、制御部200のCPUは、この信号を受信することで、被充電装置が充電中であるか否かを判断することができる。ステップS25の処理は、被充電装置から出力された信号によって、被充電装置の充電が停止し(終了し)、その後、所定時間が経過したか否かを判断する処理である。
制御部200のCPUは、ステップS25の判断処理で、被充電装置への充電を終えて所定時間が経過したと判断したときには(YES)、スイッチング素子SW2及びSW3を非通電状態にし(ステップS27)、本サブルーチンを終了する。スイッチング素子SW2及びSW3を非通電状態にすることで、リチウムイオン二次電池部240を電気的に独立させて絶縁状態にして、リチウムイオン二次電池部240の放電を防止できる。
制御部200のCPUは、被充電装置への充電を終えて所定時間が経過していないと判断したときには(NO)、処理をステップS23に移す。
<<<制御部200の動作>>>
以下では、制御部200の動作について説明する。
<<蓄電動作時>>
<検出判断制御部250の動作前>
検出判断制御部250が動作する前の状態では、図3のステップS19の処理及び図4のステップS27の処理によって、図2に示す(A)の経路が形成される。(A)の経路を経て、電力が、発電装置210から検出判断制御部250に直接に供給される。
操作者によるハンドル110-1の操作開始の直後では、十分に発電されておらず、検出判断制御部250は、まだ動作していない。この状態では、スイッチング素子SW1は非通電状態となっている。このため、ダイオードD1は、バイパスされておらず、発電装置210からの発電電力は、ダイオードD1を流れる。
発電装置210からの発電電力は、ダイオードD1を流れた後、ダイオードD2を経て制御部用電源装置252に供給される。発電装置210からの発電電力は、制御部用電源装置252によって安定化されて、検出判断制御部250に供給される。検出判断制御部250に供給される発電電圧が動作電圧以上であれば、検出判断制御部250は動作を開始する。
<検出判断制御部250の動作後>
検出判断制御部250は動作を開始した後は、図3のステップS17の処理及び図4のステップS23の処理によって、図2に示す(B)の経路が形成される。(B)の経路を経て、電力が、リチウムイオン二次電池部240から検出判断制御部250に供給される。
検出判断制御部250が、動作を開始すると、スイッチング素子SW2及びSW3を通電状態にする。発電装置210からの発電電力は、電気二重層キャパシタ部220及び電力変換装置230を経て、リチウムイオン二次電池部240に供給され蓄電される。リチウムイオン二次電池部240に蓄電された電力が、検出判断制御部250に供給される(経路(B))。これにより、さらに安定した電圧が検出判断制御部250に供給される。
このように、ハンドル110-1が操作された後に、発電装置210からの発電電力の経路を(A)から(B)に切り替えることで、検出判断制御部250を的確に起動させ、検出判断制御部250による制御を安定して継続することができる。
<放電動作時(対象物への蓄電動作)>
携帯電話などの被充電装置(図示せず)が接続され、手動スイッチSW4が操作されると、スイッチング素子SW3が通電状態となり、リチウムイオン二次電池部240の蓄電電力が被充電装置に供給され、被充電装置が充電される。
<<<<他の実施の形態>>>>
以下では、主に、人力を動力源として動作する発電蓄電装置について説明するが、動力源は、人力には限られない。動物、植物、水力、火力、原子力、風力、化学反応などを動力源として、発電装置210を作動させてもよい。
図5は、発電蓄電装置10-2(ピストン・クランク機構)の例を示す斜視図である。発電蓄電装置10-2は、筐体100-2及びハンドル110-2を備える。ハンドル110-2を上下方向に往復移動させることで、発電及び蓄電をすることができる。ハンドル110-2は、図1に示すハンドル110-1に相当する。
図6は、発電蓄電装置10-2(ピストン・クランク機構)の例を示す斜視図である。発電蓄電装置10-3は、筐体100-3及びハンドル110-2を備える。紐に連結されたハンドル110-2を引っ張ることで、発電蓄電装置10-2の内部の回転機構(図示せず)が回転し、発電及び蓄電をすることができる。なお、紐は、バネなどの弾性体(図示せず)に連結されており、ハンドル110-2から手を離すことで、筐体100-3に収納される。このように構成することで、ハンドル110-2を往復移動させることができる。ハンドル110-2は、図1に示すハンドル110-1に相当する。
図7は、発電蓄電装置10-4(歯車とラックギアによる回転機構)の例を示す斜視図である。発電蓄電装置10-4は、筐体100-4及び歯車ラックギア機構110-4を備え、歯車ラックギア機構110-4を押し込むことにより歯車(図示せず)が回転し、発電及び蓄電をすることができる。なお、歯車ラックギア機構110-4は、バネなどの弾性体(図示せず)に連結されており、歯車ラックギア機構110-4から手を離すことで、筐体100-4から突出する。このように構成することで、歯車ラックギア機構110-4を往復移動させることができる。歯車ラックギア機構110-4は、図1に示すハンドル110-1に相当する。
図8は、発電蓄電装置10-1の応用例(自転車の漕ぎによる回転機構)を示す斜視図である。図8に示す自転車50のペダルを漕ぐことにより、自転車50内部のチェーンが回転運動し(図示せず)、発電蓄電装置10-1の発電及び蓄電をすることができる。
図9は、発電蓄電装置10-1の応用例(両手回しによる回転機構)を示す斜視図である。図9に示す両手発電機60の両手回し機構61を回すことにより、両手発電機60内部のチェーンが回転運動し(図示せず)、発電蓄電装置10-1の発電及び蓄電をすることができる。両手回し機構61が、図1に示すハンドル110-1に相当する。
図10は、発電蓄電装置10-1の応用例(足踏みによる回転機構)を示す斜視図である。図10に示す足踏み機70の足踏み部71を踏むことにより足踏み機70の内部のチェーンが回転運動し(図示せず)、発電蓄電装置10-1の発電及び蓄電をすることができる。足踏み部71が、図1に示すハンドル110-1に相当する。
<<<<実施の形態の範囲>>>>
上述したように、本実施の形態を記載した。しかし、この開示の一部をなす記載及び図面は、限定するものと理解すべきでない。ここで記載していない様々な実施の形態等が含まれる。
10-1、10-2、10-3、10-4 発電蓄電装置
200 制御部
210 発電装置
220 電気二重層キャパシタ部
230 蓄電装置
240 リチウムイオン二次電池装置
250 検出判断制御部
SW1 スイッチング素子
SW2 スイッチング素子
SW3 スイッチング素子

Claims (4)

  1. 発電装置で発電される発電電力を漏れなく貯留し、平滑化した電力を出力する変動電力貯留装置と、
    前記変動電力貯留装置から出力される電力を蓄電電力に変換する電力変換装置と、
    前記電力変換装置から出力された蓄電電力を蓄電し、蓄電した電力を外部に出力できる蓄電装置と、
    前記電力変換装置と前記蓄電装置との間の通電状態又は非通電状態を制御する第1の開閉装置と、
    発電電力を検出し、発電電力が第1の所定電力未満のときには、前記第1の開閉装置を非通電状態にし、発電電力が前記第1の所定電力以上のときには、前記第1の開閉装置を通電状態にする制御部と、を備え、
    前記第1の開閉装置が非通電状態であるときには、発電電力が前記制御部に供給され、 前記第1の開閉装置が通電状態であるときには、前記蓄電装置に蓄電された電力が前記制御部に供給される発電蓄電装置。
  2. 発電装置で発電される発電電力を漏れなく貯留し、平滑化した電力を出力する変動電力貯留装置と、
    前記変動電力貯留装置から出力される電力を蓄電電力に変換する電力変換装置と、
    前記電力変換装置から出力された蓄電電力を蓄電し、蓄電した電力を外部に出力できる蓄電装置と、
    前記発電装置と前記変動電力貯留装置との間の通電状態又は非通電状態を制御する第2の開閉装置と、
    前記発電装置と前記変動電力貯留装置との間に前記第2の開閉装置と並列に接続され、前記変動電力貯留装置から前記発電装置への電力の流れを遮断する第1の整流素子と、
    電電力が第2の所定電力未満のときには、前記第2の開閉装置を非通電状態にして前記第1の整流素子を介して前記発電装置から前記変動電力貯留装置に発電電力を供給し、発電電力が前記第2の所定電力以上のときには、前記第2の開閉装置を通電状態にして、前記第1の整流素子を介さずに前記発電装置から前記変動電力貯留装置に発電電力を供給する制御部と、を備える発電蓄電装置。
  3. 前記発電装置と前記制御部との間に、前記発電装置への電力の流れを遮断する第2の整流素子を、さらに備える、請求項に記載の発電蓄電装置。
  4. 前記発電装置と並列に接続され、外部からの電力が入力可能な入力部と、
    外部からの電力を変換する最適化装置と、をさらに備え、
    前記制御部は、外部からの電力に応じた制御信号を前記最適化装置に供給する、請求項1または2に記載の発電蓄電装置。
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