JP7266548B2 - 訓練性ストレス情報を用いて体調を推定する装置、プログラム及び方法 - Google Patents
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Description
1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間において当該推定対象によって実施された身体の訓練に係るストレスの情報である訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定する体調情報決定手段を有し、
体調情報決定手段は、訓練に係る体調推定モデルから出力される、決定した体調情報についての尤度又は誤差に係る情報に基づき、当該尤度が所定閾値未満であることから、または当該誤差が所定閾値を超えていることから、当該身体の訓練に係るストレス以外のストレスの情報である非訓練性ストレス情報も必要であると判定した場合、1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、
訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報に係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ及び訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築され、
訓練及び非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報とに係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ、並びに訓練性ストレス情報及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築される
ことを特徴する体調推定装置が提供される。
身体に係る測定値を用いて決められる体調を推定する体調推定装置であって、
1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間において当該推定対象によって実施された身体の訓練に係るストレスの情報である訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定する体調情報決定手段を有し、
体調情報決定手段は、1つの時点又は期間に係る当該体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、当該1つの時点又は期間における、当該身体の訓練に係るストレス以外のストレスの情報である非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、次いで、訓練に係る体調推定モデルから出力される、この訓練に係る体調推定モデルを用いて決定された体調情報についての尤度又は誤差に係る情報と、訓練及び非訓練に係る体調推定モデルから出力される、この訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて決定された体調情報についての尤度又は誤差に係る情報との比較に基づき、これら体調推定モデルのいずれか一方の採用を決定し、次いで、1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを採用する際には当該ある時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、採用の決定された当該体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、
訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報に係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ及び訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築され、
訓練及び非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報とに係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ、並びに訓練性ストレス情報及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築される
ことを特徴とする体調推定装置が提供される。
1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間において当該推定対象によって実施された身体の訓練に係るストレスの情報である訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定する体調情報決定手段を有し、
体調情報決定手段は、1つの時点又は期間に係る当該体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、当該1つの時点又は期間における、当該身体の訓練に係るストレス以外のストレスの情報である非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、また、1つの時点又は期間に係る当該体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、次いで、訓練に係る体調推定モデルから出力される、この訓練に係る体調推定モデルを用いて決定された体調情報についての尤度又は誤差に係る情報と、訓練及び非訓練に係る体調推定モデルから出力される、この訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて決定された体調情報についての尤度又は誤差に係る情報と、非訓練に係る体調推定モデルから出力される、この非訓練に係る体調推定モデルを用いて決定された体調情報についての尤度又は誤差に係る情報との比較に基づき、これら体調推定モデルのいずれか1つの採用を決定し、次いで、ある時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、少なくとも訓練に係る体調推定モデル又は訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを採用する際には当該ある時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、少なくとも訓練及び非訓練に係る体調推定モデル又は非訓練に係る体調推定モデルを採用する際には当該ある時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、採用の決定された当該体調推定モデルを用いて、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、
訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報に係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ及び訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築され、
訓練及び非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報とに係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ、並びに訓練性ストレス情報及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築され、
非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報に係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築される
ことを特徴とする体調推定装置が提供される。
決定された当該体調情報と、当該訓練性ストレス情報が用いられている場合には当該体調情報に係る時点又は期間からみて過去となる所定の時点又は期間における当該訓練性ストレス情報と、当該非訓練性ストレス情報が用いられている場合には当該所定の時点又は期間からみて過去となる所定の時点又は期間における当該非訓練性ストレス情報とに基づいて、訓練性ストレス及び/又は非訓練性ストレスの減少、維持又は増加に係るアドバイス情報を出力するアドバイス情報生成手段
を更に有することも好ましい。
1つの時点又は期間に対して決められた対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間において当該対象によって実施された身体の訓練に係るストレスの情報である訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの「訓練に係る体調推定モデル」を用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該対象の体調情報を決定する体調情報決定手段 1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間において当該推定対象によって実施された身体の訓練に係るストレスの情報である訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定する体調情報決定手段としてコンピュータを機能させ、
体調情報決定手段は、訓練に係る体調推定モデルから出力される、決定した体調情報についての尤度又は誤差に係る情報に基づき、当該尤度が所定閾値未満であることから、または当該誤差が所定閾値を超えていることから、当該身体の訓練に係るストレス以外のストレスの情報である非訓練性ストレス情報も必要であると判定した場合、1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、
訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報に係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ及び訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築され、
訓練及び非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報とに係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ、並びに訓練性ストレス情報及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築される
ことを特徴とする体調推定プログラムが提供される。
ある時点又は期間に対して決められた対象の体調情報と、当該ある時点又は期間において当該対象によって実施された身体の訓練に係るストレスの情報である訓練性ストレス情報と、対応する正解データとしての体調情報であって、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該対象の体調情報とを用いて学習処理を行い、訓練に係る体調推定モデルを生成するステップと、
1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該推定対象の当該訓練性ストレス情報とに基づき、生成された訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定するステップと、
訓練に係る体調推定モデルから出力される、決定した体調情報についての尤度又は誤差に係る情報に基づき、当該尤度が所定閾値未満であることから、または当該誤差が所定閾値を超えていることから、当該身体の訓練に係るストレス以外のストレスの情報である非訓練性ストレス情報も必要であると判定した場合、1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定するステップと
を有し、
訓練及び非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報とに係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ、並びに訓練性ストレス情報及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて生成される
ことを特徴とする体調推定方法が提供される。
図1は、本発明による体調推定装置の一実施形態における機能構成を示す機能ブロック図である。
(a)外部に設置されており、フィットネスモニタ等で収集されたデータより生成される「訓練性ストレス情報(トレーニング性ストレス情報)」を格納している訓練性ストレス情報データベース(DB)2から、例えば通信によって、推定対象(例えばある選手)に係る「訓練性ストレス情報」を取得し、
(b)同じく外部に設置されており、アクティビティトラッカー等で収集されたデータより生成される「非訓練性ストレス情報(非トレーニング性ストレス情報)」を格納している非訓練性ストレス情報DB3から、例えば通信によって、推定対象(当該選手)に係る「非訓練性ストレス情報」を取得し、
(c)同じく外部に設置されており、心拍測定装置等で収集された起床時の心拍測定値データより生成される「心拍測定情報」を格納している心拍測定情報DB4から、例えば通信によって、推定対象(当該選手)に係る「心拍測定情報」を取得し、
これらの取得した情報を用いて、これらの情報に係る時点又は期間からみて将来となる時点又は期間(例えば翌日の起床時)における推定対象(当該選手)の「体調」を推定することが可能な装置となっている。
(a)トレーニングを実施した時間、(b)実施したトレーニングの強度(例えばトレーニング中の心拍数若しくはその上昇分)、(c)トレーニングを実施した時間帯や、(d)実施したトレーニングの様式(例えばランニング、自転車、ボート、又は筋力トレーニング等)
に係る情報がそれに該当する。
(a)活動量、(b)歩数、(c)エネルギー摂取量、(d)エネルギー比率、(e)睡眠時間、(f)起床時間や、(g)睡眠効率
に係る情報を「非訓練性ストレス情報」として挙げることができ、また、アンケートアプリや日記アプリ等から収集可能な情報として、
(h)主観的ストレス度、(i)勤務時間、(j)仕事上の人間関係、(k)家族若しくは同居人との人間関係や、(l)ストレス低減活動の実施状況(例えばヨガ、家族や友人等との雑談時間、外食の有無や、余暇活動の内容・程度)
に係る情報を「非訓練性ストレス情報」としてもよい。
(A)1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の「体調情報」と、当該1つの時点又は期間において推定対象(例えばある選手)によって実施された訓練(トレーニング)に係る「訓練性ストレス情報」とに基づき、学習済みの「訓練に係る体調推定モデル」を用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における推定対象(当該選手)の「体調情報を決定」する体調情報決定部115
を有することを特徴としている。
(B1)決定した「体調情報」について得られた尤度又は誤差に係る情報に基づき、推定対象(当該選手)の「非訓練性ストレス情報」も推定処理に必要であると判定した場合、
(B2)ある時点又は期間に対して決められた推定対象の「体調情報」と、当該ある時点又は期間に係る推定対象(当該選手)の「訓練性ストレス情報」と、当該ある時点又は期間に係る推定対象(当該選手)の「非訓練性ストレス情報」とに基づき、学習済みの「訓練及び非訓練に係る体調推定モデル」を用いて、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における推定対象(当該選手)の「体調情報」を決定する
ことも好ましい。
同じく図1の機能ブロック図によれば、体調推定装置1は、通信インタフェース部101と、訓練性ストレス情報保存部102と、非訓練性ストレス情報保存部103と、心拍測定情報保存部104と、キーボード(KB)105と、ディスプレイ(DP)106と、プロセッサ・メモリとを有する。
(1) TSF=トレーニングの時間(分)×「強度」
によって算出してもよい。ここで、「強度」の値は例えば、心拍数測定値が最大心拍数の50~59%である場合には1、心拍数測定値が最大心拍数の60~69%の場合は2、心拍数測定値が最大心拍数の70~79%の場合は3、心拍数測定値が最大心拍数の80~89%の場合は4、心拍数測定値が最大心拍数の90~100%の場合は5、とすることができる。
(b)フィットネスモニタに内蔵されたGPS(Global Positioning System)によって得られる対象の変位情報から算出される、トレーニングに係る速度値
に基づいて算出することも可能である。
(ア)生活習慣関連の情報である、例えば(a)活動量、(b)歩数、(c)エネルギー摂取量、(d)エネルギー比率、(e)睡眠時間、(f)起床時間、及び(g)睡眠効率に係る情報、さらには、
(イ)アンケートアプリや日記アプリ等から収集可能な情報である、例えば(h)主観的ストレス度、(i)勤務時間、(j)仕事上の人間関係、(k)家族若しくは同居人との人間関係、及び(l)ストレス低減活動の実施状況(例えばヨガ、家族や友人等との雑談時間、外食の有無、余暇活動の内容・程度)、に係る情報
のうちの少なくとも1つ、好ましくは全てを採用してもよい。
(a)ある日における起床時のLn_RMSSD値、
(b)当該ある日における起床時のLn_RMSSD値、及び当該ある日からみて直近の過去となる数日間における起床時でのLn_RMSSD値における平均値、及び
(c)当該ある日における起床時のLn_RMSSD値、及び当該ある日からみて直近の過去となる数日間における起床時でのLn_RMSSD値における変動係数の逆数(=(平均値)/(標準偏差))
のうちの少なくとも1つを、体調値(体調情報)とすることができる。ちなみにこの場合、体調値が小さくなるほど体調はより悪い、と判断されることになる。
(a)1つの時点又は期間について生成された訓練性ストレス特徴量と、当該1つの時点又は期間について生成された正解データとしての体調値(体調情報)との組を教師データとして、「訓練に係る体調推定モデル」を構築し、
(b)1つの時点又は期間について生成された訓練性ストレス特徴量と、当該1つの時点又は期間について生成された非訓練性ストレス特徴量と、当該1つの時点又は期間について生成された正解データとしての体調値(体調情報)との組を教師データとして、「訓練及び非訓練に係る体調推定モデル」を構築し、
(c)1つの時点又は期間について生成された非訓練性ストレス特徴量と、当該1つの時点又は期間について生成された正解データとしての体調値(体調情報)との組を教師データとして、「非訓練に係る体調推定モデル」を構築する。
体調情報決定部115は、
(a)ある時点又は期間(例えば推定当日)に対して決められた推定対象(当該選手)の体調値と、
(b)当該ある時点又は期間(推定当日)において推定対象(当該選手)について生成された訓練性ストレス特徴量と
に基づき、構築された「訓練に係る体調推定モデル」を用いて、当該1つの時点又は期間(推定当日)からみて将来となる時点又は期間(例えば翌日の起床時)における推定対象(当該選手)の体調値を決定する。
体調情報決定部115のモデル選択部115aは、
(a)1つの時点又は期間(例えば推定当日)について上記<第1形態>と同様にして決定された体調値について得られた(「訓練に係る体調推定モデル」の出力である)「尤度又は誤差に係る情報」に基づいて、体調推定には非訓練性ストレス特徴量も「必要である」か否かを判定し、
(b)「必要である」との判定を行った場合、使用する体調推定モデルとして「訓練及び非訓練に係る体調推定モデル」を決定する。一方、「必要ではない」(「必要である」ではない)との判定を行った場合、体調情報決定部115は、上記(a)の体調値を推定される体調値に決定してもよく、または改めて、ある時点又は期間(推定当日)について上記<第1形態>と同様にして体調値を決定してもよい。
(c)ある時点又は期間(推定当日)に対して決められた推定対象(当該選手)の体調値と、
(d)当該ある時点又は期間(推定当日)において推定対象(当該選手)について生成された訓練性ストレス特徴量と、
(e)当該ある時点又は期間(推定当日)において推定対象(当該選手)について生成された非訓練性ストレス特徴量と
に基づき、構築された「訓練及び非訓練に係る体調推定モデル」を用いて、当該1つの時点又は期間(推定当日)からみて将来となる時点又は期間(翌日の起床時)における推定対象(当該選手)の体調値を決定するのである。
体調情報決定部115のモデル選択部115aは、図2に示したように、
(a)1つの時点又は期間(例えば推定当日)での情報・特徴量に基づき「訓練に係る体調推定モデル」を用いて得られた体調値についての「尤度又は誤差に係る情報」(例えば尤度L1又は予測誤差E1)と、
(b)当該1つの時点又は期間(推定当日)での情報・特徴量に基づき「訓練及び非訓練に係る体調推定モデル」を用いて得られた体調値についての「尤度又は誤差に係る情報」(例えば尤度L2又は予測誤差E2)と
の比較に基づき、これら体調推定モデルのいずれか一方の採用を決定する。
(c)ある時点又は期間(推定当日)に対して決められた推定対象(当該選手)の体調値と、
(d)当該ある時点又は期間(推定当日)において推定対象(当該選手)について生成された訓練性ストレス特徴量と、
(e)「訓練及び非訓練に係る体調推定モデル」が採用される場合、当該ある時点又は期間(推定当日)において推定対象(当該選手)について生成された非訓練性ストレス特徴量と
に基づき、採用の決定された方の体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間(推定当日)からみて将来となる時点又は期間(翌日の起床時)における推定対象(当該選手)の体調値を決定することも好ましい。
体調情報決定部115のモデル選択部115aは、図2に示したように、
(a)1つの時点又は期間(例えば推定当日)での情報・特徴量に基づき「訓練に係る体調推定モデル」を用いて得られた体調値についての「尤度又は誤差に係る情報」(例えば尤度L1又は予測誤差E1)と、
(b)当該1つの時点又は期間(推定当日)での情報・特徴量に基づき「訓練及び非訓練に係る体調推定モデル」を用いて得られた体調値についての「尤度又は誤差に係る情報」(例えば尤度L2又は予測誤差E2)と、
(c)当該1つの時点又は期間(推定当日)での情報・特徴量に基づき「非訓練に係る体調推定モデル」を用いて得られた体調値についての「尤度又は誤差に係る情報」(例えば尤度L3又は予測誤差E3)と
の比較に基づき、これら体調推定モデルのいずれか1つの採用を決定する。
(c)ある時点又は期間(推定当日)に対して決められた推定対象(当該選手)の体調値と、
(d)「訓練に係る体調推定モデル」又は「訓練及び非訓練に係る体調推定モデル」が採用される場合、当該ある時点又は期間(推定当日)において推定対象(当該選手)について生成された訓練性ストレス特徴量と、
(e)「訓練及び非訓練に係る体調推定モデル」又は「非訓練に係る体調推定モデル」が採用される場合、当該ある時点又は期間(推定当日)において推定対象(当該選手)について生成された非訓練性ストレス特徴量と
に基づき、採用の決定された体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間(推定当日)からみて将来となる時点又は期間(翌日の起床時)における推定対象(当該選手)の体調値を決定することも好ましい。
(3) p(Hτ_1+1)=Σi,dπt i,d・N(Hd,St i,d|μt i,d,σt i,d)
+Σj,dπu j,d・N(Hd,Su j,d|μu j,d,σu j,d)
をもって表される。ここで、Σi,dは、i(i∈I)及びd(τ_0≦d≦τ_1)についての総和(summation)であり、Σj,dは、j(j∈J)及びd(τ_0≦d≦τ_1)についての総和(summation)であり、さらに、N()は、括弧内の内容をもつ正規分布の確率密度関数である。また、{π}は、各正規分布の混合比であってΣi,dπt i,d+Σj,dπu j,d=1との制約条件を満たすパラメータであり、さらに、{μ}及び{σ}はそれぞれ、各正規分布の平均及び標準偏差を表すパラメータとなっている。
(a)推定された体調値(例えばLn_RMSSD値)と、
(b)訓練性ストレス情報が用いられている場合には、上記(a)の体調値に係る時点又は期間からみて過去となる所定の時点又は期間(例えば上記(a)の体調値が翌日の起床時に係る値であれば当日)における訓練性ストレス情報と、
(c)非訓練性ストレス情報が用いられている場合には、上記(a)の体調値に係る時点又は期間からみて過去となる所定の時点又は期間(例えば上記(a)の体調値が翌日の起床時に係る値であれば当日)における非訓練性ストレス情報と
に基づいて、訓練性ストレス及び/又は非訓練性ストレスの減少、維持又は増加に係るアドバイス情報を出力する。
<訓練性ストレスを低減させるアドバイス>
アドバイス情報生成部116は、訓練性ストレスが体調に悪影響を与えていると判定した場合に、訓練性ストレスを低減させるアドバイスを出力してもよい。例えば、
(a)推定された翌日の体調値であるLn_RMSSD値がベースラインを下回っていて「体調が悪い」と判定され、さらに、
(b)当日及び直近の過去数日間における特定の訓練性ストレスが所定以上に高い場合(例えば特定の訓練性ストレス特徴量が所定閾値を超えている場合)、当該特定の訓練性ストレスが減少するようなアドバイスを出力することができる。
一方、アドバイス情報生成部116は、非訓練性ストレスが体調に悪影響を与えていると判定した場合に、非訓練性ストレスを低減させるアドバイスを出力してもよい。例えば、
(a)推定された翌日の体調値であるLn_RMSSD値がベースラインを下回っていて「体調が悪い」と判定され、さらに、
(b)当日及び直近の過去数日間における特定の非訓練性ストレスが所定以上に高い場合(例えば特定の非訓練性ストレス特徴量が所定閾値を超えている場合)、当該特定の非訓練性ストレスが減少するようなアドバイスを出力することができる。
図3は、本発明による体調推定方法における一実施形態の概要を示すフローチャートである。
(S101)心拍測定情報保存部104から、推定対象(例えばある選手)についての、体調推定当日の起床時における心拍測定情報を取得する。
(S102)取得した心拍測定情報に基づき、推定対象(当該選手)の体調値を算出する。
(S103)算出した体調値(例えばLn_RMSSD値)を含む体調情報を報知する。例えば、「体調値は***であり、体調は良好です。」といったような内容の情報をディスプレイ106に表示する。
(S201)訓練性ストレス情報保存部102から、推定対象(当該選手)についての、体調推定当日における訓練性ストレス情報を取得し、また、非訓練性ストレス情報保存部103から、推定対象(当該選手)についての、体調推定当日における非訓練性ストレス情報を取得する。
(S202)取得した訓練性ストレス情報から、推定対象(当該選手)の訓練性ストレス特徴量を算出し、また、取得した非訓練性ストレス情報から、推定対象(当該選手)の非訓練性ストレス特徴量を算出する。
(S204)決定・推定した翌日の体調値から、予め算出された推定対象(当該選手)のベースラインに基づき、推定対象(当該選手)における翌日の体調は悪いか否かを判定する。ここで、「悪くない」(「悪い」ではない)との判定を行った場合、本実施形態ではアドバイスの必要はないとして、体調推定当日における体調推定処理を終了する。
101 通信インタフェース部
102 訓練性ストレス情報保存部
103 非訓練性ストレス情報保存部
104 心拍測定情報保存部
105 キーボード(KB)
106 ディスプレイ(DP)
111 訓練性ストレス特徴量生成部
112 非訓練性ストレス特徴量生成部
113 体調情報生成部
114 体調推定モデル構築部
115 体調情報決定部
115a モデル選択部
116 アドバイス情報生成部
121 通信制御部
122 入出力制御部
2 訓練性ストレス情報データベース(DB)
3 非訓練性ストレス情報DB
4 心拍測定情報DB
Claims (10)
- 身体に係る測定値を用いて決められる体調を推定する体調推定装置であって、
1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間において当該推定対象によって実施された身体の訓練に係るストレスの情報である訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定する体調情報決定手段を有し、
前記体調情報決定手段は、前記訓練に係る体調推定モデルから出力される、決定した体調情報についての尤度又は誤差に係る情報に基づき、当該尤度が所定閾値未満であることから、または当該誤差が所定閾値を超えていることから、当該身体の訓練に係るストレス以外のストレスの情報である非訓練性ストレス情報も必要であると判定した場合、1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、
前記訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報に係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ及び訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築され、
前記訓練及び非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報とに係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ、並びに訓練性ストレス情報及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築される
ことを特徴とする体調推定装置。 - 身体に係る測定値を用いて決められる体調を推定する体調推定装置であって、
1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間において当該推定対象によって実施された身体の訓練に係るストレスの情報である訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定する体調情報決定手段を有し、
前記体調情報決定手段は、1つの時点又は期間に係る当該体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、当該1つの時点又は期間における、当該身体の訓練に係るストレス以外のストレスの情報である非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、次いで、前記訓練に係る体調推定モデルから出力される、該訓練に係る体調推定モデルを用いて決定された体調情報についての尤度又は誤差に係る情報と、前記訓練及び非訓練に係る体調推定モデルから出力される、該訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて決定された体調情報についての尤度又は誤差に係る情報との比較に基づき、これら体調推定モデルのいずれか一方の採用を決定し、次いで、1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、前記訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを採用する際には当該ある時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、採用の決定された当該体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、
前記訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報に係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ及び訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築され、
前記訓練及び非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報とに係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ、並びに訓練性ストレス情報及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築される
ことを特徴とする体調推定装置。 - 身体に係る測定値を用いて決められる体調を推定する体調推定装置であって、
1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間において当該推定対象によって実施された身体の訓練に係るストレスの情報である訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定する体調情報決定手段を有し、
前記体調情報決定手段は、1つの時点又は期間に係る当該体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、当該1つの時点又は期間における、当該身体の訓練に係るストレス以外のストレスの情報である非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、また、1つの時点又は期間に係る当該体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、次いで、前記訓練に係る体調推定モデルから出力される、該訓練に係る体調推定モデルを用いて決定された体調情報についての尤度又は誤差に係る情報と、前記訓練及び非訓練に係る体調推定モデルから出力される、該訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて決定された体調情報についての尤度又は誤差に係る情報と、前記非訓練に係る体調推定モデルから出力される、該非訓練に係る体調推定モデルを用いて決定された体調情報についての尤度又は誤差に係る情報との比較に基づき、これら体調推定モデルのいずれか1つの採用を決定し、次いで、ある時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、少なくとも前記訓練に係る体調推定モデル又は前記訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを採用する際には当該ある時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、少なくとも前記訓練及び非訓練に係る体調推定モデル又は前記非訓練に係る体調推定モデルを採用する際には当該ある時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、採用の決定された当該体調推定モデルを用いて、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、
前記訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報に係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ及び訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築され、
前記訓練及び非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報とに係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ、並びに訓練性ストレス情報及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築され、
前記非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報に係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築される
ことを特徴とする体調推定装置。 - 当該体調情報は、心拍の測定に係る測定値を用いて決められる量を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の体調推定装置。
- 当該非訓練性ストレス情報は、複数の非訓練性ストレス情報候補の中から、少なくとも、目的変数である当該身体に係る測定値との間の相関が所定以上となる説明変数に該当する候補を選択して決定されたものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の体調推定装置。
- 用いられる若しくは採用される体調推定モデルは、当該身体に係る測定値の互いに類似する複数の対象に係る学習データによって学習されたもの、又は、当該複数の対象に係る学習データによって学習された後に、推定対象に係る学習データによって調整されたものであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の体調推定装置。
- 用いられる若しくは採用される体調推定モデルは、混合正規分布による推定モデル、ベイジアンモデル又はニューラルネットワーク推定モデルであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の体調推定装置。
- 決定された当該体調情報と、当該訓練性ストレス情報が用いられる場合には当該体調情報に係る時点又は期間からみて過去となる所定の時点又は期間における当該訓練性ストレス情報と、当該非訓練性ストレス情報が用いられる場合には当該所定の時点又は期間からみて過去となる所定の時点又は期間における当該非訓練性ストレス情報とに基づいて、訓練性ストレス及び/又は非訓練性ストレスの減少、維持又は増加に係るアドバイス情報を出力するアドバイス情報生成手段を更に有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の体調推定装置。
- 身体に係る測定値を用いて決められる体調を推定するコンピュータを機能させる体調推定プログラムであって、
1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間において当該推定対象によって実施された身体の訓練に係るストレスの情報である訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定する体調情報決定手段としてコンピュータを機能させ、
前記体調情報決定手段は、前記訓練に係る体調推定モデルから出力される、決定した体調情報についての尤度又は誤差に係る情報に基づき、当該尤度が所定閾値未満であることから、または当該誤差が所定閾値を超えていることから、当該身体の訓練に係るストレス以外のストレスの情報である非訓練性ストレス情報も必要であると判定した場合、1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定し、
前記訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報に係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ及び訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築され、
前記訓練及び非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報とに係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ、並びに訓練性ストレス情報及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて構築される
ことを特徴とする体調推定プログラム。 - 身体に係る測定値を用いて決められる体調を推定するコンピュータによって実施される体調推定方法であって、
ある時点又は期間に対して決められた対象の体調情報と、当該ある時点又は期間において当該対象によって実施された身体の訓練に係るストレスの情報である訓練性ストレス情報と、対応する正解データとしての体調情報であって、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該対象の体調情報とを用いて学習処理を行い、訓練に係る体調推定モデルを生成するステップと、
1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該推定対象の当該訓練性ストレス情報とに基づき、生成された前記訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定するステップと、
前記訓練に係る体調推定モデルから出力される、決定した体調情報についての尤度又は誤差に係る情報に基づき、当該尤度が所定閾値未満であることから、または当該誤差が所定閾値を超えていることから、当該身体の訓練に係るストレス以外のストレスの情報である非訓練性ストレス情報も必要であると判定した場合、1つの時点又は期間に対して決められた推定対象の体調情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該訓練性ストレス情報と、当該1つの時点又は期間に係る当該非訓練性ストレス情報とに基づき、学習済みの訓練及び非訓練に係る体調推定モデルを用いて、当該1つの時点又は期間からみて将来となる時点又は期間における当該推定対象の体調情報を決定するステップと
を有し、
前記訓練及び非訓練に係る体調推定モデルは、ある時点又は期間に係る体調情報と、当該ある時点又は期間に係る訓練性ストレス情報と、当該ある時点又は期間に係る非訓練性ストレス情報とに係る特徴量とを説明変数とし、当該ある時点又は期間からみて将来となる時点又は期間に係る体調情報を目的変数としたモデルであって、当該説明変数に係る体調情報のデータ、並びに訓練性ストレス情報及び非訓練性ストレス情報に係る特徴量のデータと、対応する当該目的変数に係る体調情報のデータとを用いて生成される
ことを特徴とする体調推定方法。
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