JP7265436B2 - 調理の方法、システム、プログラムおよび機器 - Google Patents

調理の方法、システム、プログラムおよび機器 Download PDF

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Description

本発明はたとえば、クラムシェルグリドルなど、パティなどの被調理物を加熱調理に用いられる調理技術に関する。
クラムシェルグリドルは、焼板とプラテンとの間にパティなどの被調理物を挟んで加熱する調理機器であり、焼板側にたとえば、燃焼熱源、プラテン側にたとえば、電熱源を備える。
斯かるクラムシェルグリドルに関し、プラテンの昇降、回転移動および焼板とプラテンの間隔設定を単一のモーターの回転により自動的にかつ一工程で行うことが知られている(特許文献1)。
このクラムシェルグリドルに関し、プレートカバーとしてグリルプレートを2分割して覆い、プレートカバー41を、短冊形状のカバー部材31aを複数連結して、グリルプレート3を覆うことが知られている(特許文献2の段落番号0021および図8)。
特開平10-309236号公報 特開2014-124409号公報
ところで、クラムシェルグリドルではパティなどの被調理物が、食用油が敷かれたグリドル部に投入され、グリドル部とプラテン部の間に挟まれて焼き上げられる。この調理において、被調理物の一部が食材くずなどの残留物をグリドル部に生じさせる。たとえば、数回の加熱で炭化した残留物が被調理物に付着すると、被調理物の調理品質を低下させることになるし、食味を損なうことにもなりかねない。
調理担当者は、被調理物の投入前や取出し後のグリドル部上の残留物を常に監視する必要があり、必要に応じて残留物を除去する。この残留物がグリドル部に付着している場合、この残留物の除去に手間取るという課題がある。残留物の除去が被調理物の調理効率を低下させ、この残留物の除去を怠れば、被調理物の調理品質を損なうばかりか、グリドル部上の残留物の堆積が被調理物の加熱条件に影響するという課題がある。
発明者は、斯かる状況からグリドル上に被調理物の加熱で生じる食材くずなどの残留物が調理品質を低下させ、残留物の除去が調理効率の低下や調理者に対する過大な負荷となっているとの知見を得た。
そこで、本発明の目的は上記課題および知見に鑑み、被調理物を加熱する加熱面の清浄化、被調理物への食材くずなどの残留物の付着回避、調理の効率化および調理品質の向上を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の調理方法の一側面によれば、被調理物をグリドル部で加熱する工程と、プラテン部を退避させ、前記被調理物の取出し後、前記グリドル部の加熱面を撮影する工程と、前記加熱面から取得した画像情報から、前記グリドル部の残留物の有無を判定する工程と、前記残留物を吸引して前記グリドル部から前記残留物を除去する工程とを含む
の調理方法において、さらに、前記残留物を除去するための残留物除去部を移動させる移動機構を制御し、前記残留物除去部を退避位置から残留物の吸引位置、該吸引位置から次の吸引位置または退避位置に移動させる工程を含んでよい。
この調理方法において、さらに、前記グリドル部、前記加熱面または前記残留物の画像情報の何れかを含む提示情報を生成する工程と、前記提示情報を提示する工程とを含んでよい。
上記目的を達成するため、本発明の調理システムの一側面によれば、被調理物を加熱するグリドル部と、前記グリドル部の加熱面を撮影するカメラと、前記グリドル部への前記被調理物の投入および、前記グリドル部から前記被調理物の取出しを検出する被調理物検出部と、前記グリドル部上の残留物を吸引して前記グリドル部から前記残留物を除去する残留物除去部と、前記被調理物の加熱が終了すると、プラテン部を待避させ、前記グリドル部から前記被調理物の取出しを検出してから前記カメラに前記加熱面を撮影させ、前記カメラより取得した画像情報から前記残留物の有無を判定し、前記残留物除去部を動作させて前記残留物を除去させる制御部とを含む
の調理システムにおいて、さらに、前記残留物除去部を移動させる移動機構を備え、前記制御部は、前記移動機構を制御し、前記残留物除去部を退避位置から残留物の吸引位置、該吸引位置から次の吸引位置または退避位置に移動させてよい。
この調理システムにおいて、さらに、情報提示部を備え、前記制御部は、前記グリドル部、前記加熱面または前記残留物の画像情報の何れかを含む提示情報を生成し、該提示情報を前記情報提示部に提示させてよい。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータに実現させるためのプログラムであって、被調理物をグリドル部で加熱するための制御情報を生成する機能と、プラテン部を退避させ、前記被調理物の取出し後、前記グリドル部の加熱面を撮影するための制御情報を生成する機能と、前記加熱面から取得した画像情報から前記グリドル部の残留物の検出情報を取得する機能と、前記残留物を吸引して前記グリドル部から前記残留物を除去するための制御情報を生成する機能とを前記コンピュータに実現させる
のプログラムにおいて、さらに、前記残留物を除去するための残留物除去部を移動させる移動機構を制御し、前記残留物除去部を退避位置から残留物の吸引位置、該吸引位置から次の吸引位置または退避位置に移動させるための制御情報を生成する機能を前記コンピュータに実現させてよい。
このプログラムにおいて、さらに、前記グリドル部、前記加熱面または前記残留物の画
像情報の何れかを含む提示情報を生成する機能と、前記提示情報を提示するための制御情
報を生成する機能とを前記コンピュータに実現させてよい。
上記目的を達成するため、本発明の機器の一側面によれば、被調理物を加熱するグリドル部と、前記グリドル部の加熱面を撮影するカメラと、前記グリドル部への前記被調理物の投入および、前記グリドル部から前記被調理物の取出しを検出する被調理物検出部と、前記グリドル部上の残留物を吸引して前記グリドル部から前記残留物を除去する残留物除去部と、前記被調理物の加熱が終了すると、プラテン部を待避させ、前記グリドル部から前記被調理物の取出しを検出してから前記カメラに前記加熱面を撮影させ、前記カメラより取得した画像情報から前記残留物の有無を判定し、前記残留物除去部を動作させて前記残留物を除去させる制御部とを含む
の機器において、さらに、前記残留物除去部を移動させる移動機構を備え、前記制御部は、前記移動機構を制御し、前記残留物除去部を退避位置から残留物の吸引位置、該吸引位置から次の吸引位置または退避位置に移動させてよい。
この機器において、さらに、情報提示部を備え、前記制御部は、前記グリドル部、前記加熱面または前記残留物の画像情報の何れかを含む提示情報を生成し、該提示情報を前記情報提示部に提示させてよい。
本発明によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) パティなどの被調理物の加熱後、グリドル部の加熱面から食材くずなどの残留物を吸引して除去でき、グリドル部の加熱面を容易に清浄化できる。
(2) 食材くずなどの残留物が被調理物に付着することを回避でき、被調理物の調理品質の残留物による低下を防止できる。
(3) 食材くずなどの残留物をグリドル部の加熱面から容易に除去できるので、グリドル部の加熱面の清掃作業の負担を軽減できる。
(4) 残留物の除去のために手間取ることがなく、被調理物の調理の効率化を図ることができる。
第1の実施の形態に係る調理工程の手順を示すフローチャートである。 調理機器の一例を示す図である。 調理機器の各グリドル部の熱源部を示す図である。 調理機器の各プラテン部の熱源部を示す図である。 プラテン開閉機構部の一例を示す図である。 プラテン部の昇降位置を示す図である。 プラテン部の開閉および被調理物の投入を示す図である。 被調理物の加熱を示す図である。 調理機器の一部および残留物除去部を示す図である。 残留物除去部の機構を示す図である。 被調理物の取出しおよび残留物の検出を示す図である。 残留物の吸引前および吸引を示す図である。 調理工程の変形例に係る処理手順を示すフローチャートである。 調理情報ファイルを示す図である。 第2の実施の形態に係る調理システムの一例を示す図である。 制御部のハードウェアの一例を示す図である。 調理情報の提示を示す図である。 調理の処理シーケンスを示す図である。 第3の実施の形態に係る調理機器の一部を切欠いて示す図である。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る調理工程の一例を示している。この図1に示す工程は一例であり、斯かる工程に本発明が限定されるものではない。
この調理工程は、本発明の調理方法またはプログラムにより実現される工程であり、図1において、Sは工程、Sに付した番号は工程順の一例である。
この調理工程には、被調理物Fの投入(S101)、被調理物Fの加熱(S102)、被調理物Fの加熱終了の判断(S103)、プラテン部12の退避操作(S104)、被調理物Fの取出し(S105)、グリドル部10の加熱面50の撮影(S106)、取得画像による残留物Gの検出(S107)、残留物Gの除去判断(S108)、残留物除去部8の移動(S109)、残留物Gの除去(S110)、残留物Gの除去終了の判断(S111)、残留物除去部8の退避(S112)が含まれる。
被調理物Fの投入(S101): 調理すべき被調理物Fはグリドル部10に投入される。この被調理物Fの投入時、グリドル部10からプラテン部12が退避中である。
被調理物Fの加熱(S102): グリドル部10上の被調理物Fにプラテン部12が載せられ、グリドル部10とプラテン部12に挟まれて加熱される。
被調理物Fの加熱終了の判断(S103): 被調理物Fは予め設定された一定の加熱時間で加熱される。加熱開始からたとえば、加熱時間を計測し、被調理物Fが加熱終了かを判断する。
プラテン部12の退避(S104): 被調理物Fの加熱が終了したとき、グリドル部10からプラテン部12を退避させる。つまり、プラテン部12の退避により、グリドル部10上に被調理物Fが露出状態となる。
被調理物Fの取出し(S105): 加熱を終了した被調理物Fは、グリドル部10から取り出し、調理品として提供される。
グリドル部10の加熱面50の撮影(S106): 被調理物Fの取出しの後、グリドル部10の加熱面50をカメラ78L、78Rで撮影する。つまり、カメラ78L、78Rによりグリドル部10の加熱面50上の画像を取得する。
取得画像による残留物Gの検出(S107): 取得画像からグリドル部10の加熱面50上にある残留物Gを検出する。
残留物Gの除去判断(S108): この取得画像に残留物Gが含まれているかの判断には、たとえば、残留物Gが存在していない比較画像と取得画像とを対比することにより、残留物Gの有無を判断できる。
残留物除去部8の移動(S109): 残留物Gが存在しているとき、グリドル部10上に残留物除去部8を移動する。
残留物Gの除去(S110): 吸引部58が残留物Gの位置に到達したとき、吸引部58の吸引動作を開始し、残留物Gを吸引させ、グリドル部10の加熱面50から残留物Gを除去する。
残留物Gの除去終了の判断(S111): 吸引すべき残留物Gの位置に吸引部58を移動させて吸引動作を行えば、除去終了と判断する。
残留物除去部8の退避(S112): 除去終了の判断の後、残留物除去部8を退避位置に移動させ、S101に戻る。
<調理機器2>
図2は、調理機器2の一例を示している。この調理機器2は機器の一例である。この調理機器2は、複数の被調理物Fを加熱するためのグリドル4およびプラテン6、食材くず、油かすなどの残留物Gを除去するための残留物除去部8を備えている。
グリドル4およびプラテン6は加熱部の一例である。グリドル4は被調理物Fを加熱する鉄板などの加熱板である。このグリドル4には一例として、左右2列、各列4面の合計8面のグリドル部10としてグリドル部10-L1、10-L2、10-L3、10-L4、10-R1、10-R2、10-R3、10-R4に分割されている。以後、特定の位置を指定しない場合には、単にグリドル部10と称する。各グリドル部10は図中単一の被調理物Fを破線で示しているが、二以上の被調理物Fを加熱してもよく、グリドル部10は二以上の被調理物Fの加熱に必要な面積を有してよい。
プラテン6はグリドル4の上面に開閉可能である。このプラテン6には各グリドル部10に対応し、プラテン部12-L1、12-L2、12-L3、12-L4、12-R1、12-R2、12-R3、12-R4が開閉可能に設置されている。以後、特定の位置を指定しない場合には、単にプラテン部12と称する。各プラテン部12はたとえば、一つ以上の被調理物Fを加熱するに必要な面積を有する。
この例では、図中、上側に加熱前の被調理物Fを待機させる加熱前待機部14-1、下側に加熱後の被調理物Fを待機させる加熱後待機部14-2が設けられている。
<残留物除去部8>
この残留物除去部8は各プラテン部12の上方に移動機構として搬送レール16L、16R、搬送フレーム部18、除去部本体20を備える。
搬送レール16Lは、グリドル部10-L1、10-L2、10-L3、10-L4側に配置され、搬送レール16Rは、グリドル部10-R1、10-R2、10-R3、10-R4側に配置されている。
搬送フレーム部18は搬送レール16L、16Rに移動可能に支持されている。除去部本体20は搬送フレーム部18に移動可能に支持されている。つまり、搬送フレーム部18が搬送レール16L、16R上を移動することにより、除去部本体20は搬送フレーム部18とともに搬送レール16L、16Rと平行方向に移動可能である。また、除去部本体20は搬送フレーム部18上で搬送レール16L、16Rと直交方向に移動可能である。したがって、除去部本体20は所望の各グリドル部10の位置に移動させることができる。
図2では、残留物除去部8が被調理物Fを待機させる加熱前待機部14-1に待機しているが、加熱後待機部14-2に待機させてもよい。加熱前待機部14-1および加熱後待機部14-2は、待機中の残留物除去部8を退避させる退避エリアである。
<各グリドル部10の熱源部22>
図3は、各グリドル部10の熱源部22を示している。各グリドル部10には、各グリドル部10を個別に加熱する熱源部22が設けられている。各熱源部22は燃焼熱源、電熱源の何れでもよい。各熱源部22は加熱駆動部24により個別に制御される。
<プラテン部12の熱源部26>
図4はプラテン部12の熱源部26を示している。各プラテン部12には各グリドル部10上の被調理物Fのたとえば、上面側を個別に加熱する熱源部26が設けられている。各熱源部26はたとえば、電熱源が用いられる。各熱源部26は加熱駆動部28により個別に制御される。
各プラテン部12は個別にプラテン開閉機構部30(図5)により開閉可能である。
<プラテン開閉機構部30>
図5は、プラテン開閉機構部30を示している。プラテン開閉機構部30は、各プラテン部12に備えられる。このプラテン開閉機構部30は、昇降・加圧機構部32および回動機構部34を備える。昇降・加圧機構部32は、制御装置100(図15)の制御により、プラテン部12を個別に昇降させるとともに、プラテン部12を下降させて被調理物Fを加圧する。回動機構部34は、各プラテン部12を個別に回動させる。つまり、プラテン部12の開閉は、昇降・加圧機構部32によるプラテン部12の昇降と、回動機構部34によるプラテン部12の回動の併用により行われる。
昇降・加圧機構部32は、プラテン部12の回動機構部34を支持するプランジャ36を備え、このプランジャ36をシリンダ部38で支持している。プラテン部12は、プランジャ36の進退により昇降させることができる。この昇降・加圧機構部32には昇降駆動部40が備えられ、プラテン部12の昇降位置は昇降センサー42により検出される。昇降センサー42の検出情報は制御装置100(図15)に提供され、プラテン部12の昇降制御に用いられる。
回動機構部34は、プラテン部12を回転可能に支持し、回動駆動部44により駆動する。この回動駆動部44で回動するプラテン部12の角度θ(図7のB)は角度センサー46により検出される。角度センサー46の検出情報は制御装置100(図15)に提供され、プラテン部12の回動制御に用いられる。
被調理物検出部48は、グリドル部10とプラテン部12を特定する識別情報とともに制御装置100(図15)に取り込まれ、グリドル部10とプラテン部12の状態情報に用いられる。
<プラテン部12の昇降機構>
図6のAはプラテン部12の上昇位置を示し、図6のBはプラテン部12の下降および被調理物Fの加圧位置を示している。
プラテン部12は、図6のAに示すように、昇降・加圧機構部32により上昇させてグリドル部10の被調理物Fから離すことができ、図6のBに示すように、昇降・加圧機構部32によりグリドル部10上の被調理物Fの上面に下降させることができる。プラテン部12の下降位置では、プラテン部12より被調理物Fに任意の押圧力を付与できる。このプラテン部12の昇降位置は昇降センサー42(図5)で検出できる。
<被調理物Fの投入>
図7のAはプラテン部12の全開位置を示し、図7のBはプラテン部12の回動を示している。
被調理物Fの投入に先立ち、図7のAに示すように、プラテン部12を全開位置まで回動させる。この回動位置は角度センサー46により検出することができる。プラテン部12の全開位置で、被調理物Fは矢印で示すように、グリドル部10の加熱面50に投入される。この被調理物Fの投入は被調理物検出部48(図5)により検出される。
被調理物Fの投入後、図7のBに示すように、プラテン部12が全開位置からグリドル部10の加熱面50に向かって回動させる。この回動角度θは角度センサー46により検出することができる。
<被調理物Fの加熱>
図8は、被調理物Fの加熱処理を示している。グリドル部10に投入された被調理物Fはグリドル部10とプラテン部12の間に挟まれ、各熱源部22、26の双方により加熱される。つまり、被調理物Fの上下面が同時に加熱され、いわゆる被調理物Fの両面焼きが行われる。
<残留物除去部8>
図9は、残留物除去部8の全容を示している。この残留物除去部8の除去部本体20は、搬送フレーム部18に移動可能に支持されている。
搬送フレーム部18は搬送レール16L側に搬送機構部52Lを備え、搬送レール16R側に搬送機構部52Rを備え、除去部本体20を移動可能に支持する。
除去部本体20は搬送機構部54、昇降機構部56および吸引部58を備える。除去部本体20は、搬送機構部54により搬送フレーム部18上を移動可能である。昇降機構部56は吸引部58を昇降させる。吸引部58は制御装置100(図15)により制御され、吸引ノズル60により残留物Gを吸引する。
<搬送機構部52L、52Rおよび除去部本体20>
図10は、搬送機構部52L、52Rおよび除去部本体20を示している。各搬送機構部52L、52Rは搬送駆動部62および位置センサー64を備える。各搬送駆動部62は搬送機構部52L、52Rを搬送させるための駆動力を生じる。各位置センサー64は除去部本体20の位置を検出する。
搬送機構部54は搬送駆動部66および位置センサー68を備える。搬送駆動部66は搬送機構部54を搬送させるための駆動力を生じる。位置センサー68は搬送位置を検出する。
昇降機構部56は昇降駆動部70および昇降センサー72を備える。昇降駆動部70は除去部本体20を昇降させるための駆動力を発生させる。昇降センサー72は吸引ノズル60の昇降位置を検出する。
吸引部58は吸引駆動部74および吸引センサー76を備える。吸引駆動部74は吸引ノズル60に吸引力を付与する。吸引センサー76は吸引ノズル60の吸引力を検出する。この検出情報が制御装置100(図15)に提供される。
吸引部58にはカメラ78L、78Rが併設されている。カメラ78Lは主としてグリドル部10-L1、10-L2、10-L3、10-L4側を撮影し、カメラ78Rは主としてグリドル部10-R1、10-R2、10-R3、10-R4側を検出する。
<被調理物Fの取出しおよび残留物Gの検出>
図11は被調理物Fの取出し後の残留物Gの検出を示している。
グリドル部10から被調理物Fの取出し後、プラテン部12が全開状態で、残留物除去部8のカメラ78Lまたはカメラ78Rでグリドル部10の加熱面50を撮影する。この撮影により、加熱面50の取得画像から残留物Gの有無を判断する。
<残留物Gの除去>
図12のAは、残留物Gの吸引前の動作を示し、図12のBは残留物Gの吸引動作を示している。
残留物Gが存在すれば、図12のAに示すように、除去すべき残留物Gが存在するグリドル部10の加熱面50に残留物除去部8の吸引ノズル60を下降させる。
図12のBに示すように、吸引駆動部74を動作させ、グリドル部10の加熱面50に下降させた吸引ノズル60により残留物Gを吸引させることができ、加熱面50から残留物Gを除去することができる。
<調理工程の変形例>
図13は、調理工程の変形例に係る処理手順を示している。
この調理工程では、被調理物Fの投入を検出し(S201)、この投入後、プラテン部12を回動して被調理物Fに当てる。グリドル部10とプラテン部12に被調理物Fを挟み込み、加熱を開始し(S202)、加熱時間の経過を監視し、所定時間が経過したかを判断する(S203)。被調理物Fに設定された加熱時間が経過したとき、加熱を終了し、プラテン部12を回動し、全開位置に設定する。グリドル部10から被調理物Fを取出し、この取出しを被調理物検出部48で検出する(S204)。これまでに取得した情報を提示情報として生成させ、この情報提示を行う(S205)。
被調理物Fを取り出したグリドル部10に残留物除去部8を移動させ(S206)、カメラ78L、78Rにより加熱面50を撮影する。この撮影により取得した画像から残留物Gを検出し(S207)、除去すべき残留物Gかを判断する。
除去すべき残留物Gであれば、画像を取得したグリドル部10の加熱面50に吸引部58および吸引ノズル60を下降させ、吸引動作を開始する(S208)。これにより、残留物Gは吸引ノズル60に吸引され、グリドル部10の加熱面50から残留物Gが除去される(S209)。
この残留物Gの除去の後、吸引動作を停止し、残留物除去部8を待機位置に退避させ、または次のグリドル部10の位置へ移動する(S210)。
これまでに取得した情報から提示情報を生成し、この提示情報の情報提示を行う(S211)。
<調理情報ファイル80>
図14は調理情報ファイル80の一例を示している。この調理情報ファイル80には調理機器2の動作状況および残留物除去の状態情報テーブルが格納される。この調理情報テーブルには情報項目部82、グリドル部情報部84が含まれる。
情報項目部82には加熱状況部86、被調理物部88、加熱時間部90、加熱開始時刻部92、加熱終了時刻部94、残留物情報部96が設定されている。グリドル部情報部84には第1の実施の形態に係るグリドル部10-L1、10-L2、10-L3、10-L4、10-R1、10-R2、10-R3、10-R4を表す識別情報が格納される。加熱状況部86には各グリドル部10の加熱状況情報が格納される。被調理物部88には調理される被調理物Fの識別情報が格納される。加熱時間部90には被調理物Fの加熱時間情報が格納される。加熱開始時刻部92には各グリドル部10に投入された被調理物Fごとの加熱開始時刻情報が格納される。加熱終了時刻部94には各グリドル部10の被調理物Fごとの加熱終了時刻情報が格納される。そして、残留物情報部96には各グリドル部10の加熱面50ごとの残留物G、残留物除去を含む情報が格納される。
<提示情報の生成>
提示情報にはグリドル部10、加熱面50、残留物Gなどの画像情報の何れかでよい。この提示情報を生成し、情報提示を行う。
<第1の実施の形態の効果>
この第1の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) パティなどの被調理物Fの加熱後、グリドル部の加熱面に食材くず、油かすなどの残留物Gが存在すれば、これを吸引して除去でき、グリドル部10の加熱面を容易に清浄化することができる。
(2) 食材くずなどの残留物Gの被調理物Fへの付着を回避でき、被調理物Fの調理品質の低下を防止できる。
(3) 食材くずなどの残留物Gを容易に除去できるので、グリドル部10の加熱面の清掃作業の負担が軽減される。
(4) 残留物Gの除去のために手間取ることがなく、被調理物Fの加熱調理の効率化を図ることができる。
(5) グリドル部10の加熱面に残留する過剰油などの除去も可能である。
〔第2の実施の形態〕
図15は、第2の実施の形態に係る調理システムの一例を示している。図15に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この調理システム98は、既述の調理工程をコンピュータによる情報処理で実現することができる。
この調理システム98には調理機器2、制御装置100、操作入力装置102、情報提示装置104が備えられる。制御装置100は制御部の一例であり、操作入力装置102は情報入力部の一例であり、また、情報提示装置104は情報提示部の一例である。この実施の形態では、被調理物Fの加熱時間を計測するためのタイマー106が調理機器2に備えられ、その計測時間が制御装置100に提供される。
制御装置100は駆動制御、撮影制御、情報提示制御などに必要な制御情報を生成し、加熱駆動部24、28、昇降駆動部40、70、回動駆動部44、搬送駆動部62、66、吸引駆動部74、カメラ78L、78R、情報提示装置104などに提供する。制御装置100は、昇降センサー42、72、角度センサー46、位置センサー64、68、吸引センサー76など、各種センサーから検出情報を取得する。制御装置100は、被調理物Fの加熱時間などの計時情報をタイマー106から取得し、カメラ78L、78Rから画像情報を取得する。制御装置100は、操作入力装置102からの入力情報を取得する。また、制御装置100は提示情報を生成し、情報提示装置104により情報提示を行う。
操作入力装置102は被調理物Fの加熱時間情報などの情報入力に用いられる。この操作入力装置102には情報入力に用いられるキーボード、バーコード読取り部、マウス、入出力部(I/O)112(図16)に接続された情報端末の他、タッチパネルが含まれる。タッチパネルは情報提示装置104の情報提示画面116(図17)に設置すればよい。
情報提示装置104はたとえば、LCD(Liquid Crystal Display)で構成し、制御装置100の制御により、調理情報ファイル80(図14)の他、被調理物Fの加熱調理の状況情報、残留物Gの有無およびその除去を表す情報などを提示する。
<制御装置100のハードウェア>
図16は、制御装置100のハードウェアを示している。図16において、図15と同一部分には同一符号を付してある。
制御装置100には、プロセッサ108、記憶部110、入出力部(I/O)112、通信部114が設置されている。プロセッサ108は、記憶部110にあるOS(Operating System)を実行し、既述の調理方法、プログラム、残留物の監視およびその除去などの機能を実現するための情報処理を実行する。この情報処理には調理情報ファイル80(図14)の情報の格納、格納情報の最新情報への更新などの処理が含まれる。
I/O112は、プロセッサ108の制御により、情報の入力、情報取出しなどに用いられる。
記憶部110はROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)などの記憶素子を備え、OS、調理プログラムなど、各種のプログラムを格納するとともに、各調理情報ファイル80が格納されている。通信部114はプロセッサ108の制御により、管理センターや携帯情報端末などと無線または有線による接続により情報の授受を行う。
<制御装置100の情報処理>
制御装置100の情報処理には、
a)被調理物Fの投入、取出しの検出および制御
b)被調理物Fの加熱制御、加熱時間制御
c)プラテン部12の退避制御
d)グリドル部10の加熱面50の撮影制御および画像取得
e)取得画像による残留物Gの判定、除去判断および除去制御情報の生成
f)残留物Gの除去位置への残留物除去部8の移動制御および退避制御
g)グリドル部10、加熱面50または残留物Gの画像情報からの提示情報の生成
h)情報提示装置104の提示制御
など、多岐にわたる処理や制御が含まれる。
<情報提示>
図17は、情報提示装置104の情報提示画面116の表示例を示している。この情報提示画面116には提示情報118が提示される。提示情報118には既述の調理情報ファイル80(図14)が提示される。
<情報処理>
図18は、調理システム98による残留物除去を含む調理工程の処理シーケンスを示している。この処理シーケンスは、本発明の調理プログラムまたは調理方法の一例である。このシーケンスでは説明を簡略化するため、残留物除去部8、グリドル部10、被調理物検出部48、制御装置100、情報提示装置104を示しているが、情報処理対象はこれに限定されない。この処理シーケンスにおいて、Sは手順または工程を示し、Sに付した番号は手順または工程の順序の一例である。
この情報処理では、制御装置100などの初期設定の後、たとえば、オーダー情報の取得を契機に、空いているグリドル部10に被調理物Fを投入する(S301)。
被調理物検出部48は被調理物Fの投入を検出し(S302)、この検出情報を制御装置100が取得する(S303)。この投入情報を取得した制御装置100は調理情報ファイル80の該当するグリドル部10に投入情報を反映させ、提示情報を生成する(S304)。制御装置100は情報提示装置104に情報提示を要求し、情報提示装置104は投入情報を反映した調理情報ファイル80を含む提示情報を提示する(S305)。
制御装置100は、該当するプラテン部12のプラテン開閉機構部30に対してプラテン部12を閉じる指示をし、プラテン開閉機構部30がプラテン部12を閉じ、加熱開始を指示する(S306)。これにより、グリドル部10およびプラテン部12による被調理物Fに対する加熱を開始する(S307)。
制御装置100は、被調理物Fに対して予め設定した加熱時間を監視する。つまり、制御装置100は、加熱開始時刻から加熱終了時刻までの一定の加熱時間を監視し、加熱時間の終了を判断する(S308)。加熱終了時刻が到来すれば(S308のYES)、プラテン開閉機構部30に加熱終了を指示し(S309)、プラテン開閉機構部30は被調理物Fの取出し準備を行い(S310)、調理情報ファイル80の格納情報を更新した提示情報を生成する(S311)。この提示情報は情報提示装置104に提供され、更新された調理情報ファイル80が提示情報として提示される(S312)。
制御装置100の加熱終了指示により、被調理物Fの取出し準備としてプラテン開閉機構部30はプラテン部12の熱源部26の加熱を終了させ、プラテン部12を開く。
グリドル部10から被調理物Fの取出しを行う(S313)。この被調理物Fの取出しが被調理物検出部48に検出される(S314)。これにより、制御装置100は被調理物検出部48から被調理物Fの取出し情報を取得し(S315)、残留物除去部8に移動を指示する(S316)。この指示を受け、残留物除去部8は該当するグリドル部10の位置に移動する(S317)。
残留物除去部8に併設されたカメラ78L、78Rを駆動し、被調理物Fの取出し後のグリドル部10の加熱面50を撮影する(S318)。制御装置100は残留物情報として、カメラ78L、78Rの撮影画像を取得し(S319)、この画像情報から残留物Gの有無を検出する(S320)。
残留物Gが存在すれば(S320のYES)、制御装置100は調理情報ファイル80を更新する提示情報を生成し(S321)、この提示情報が情報提示装置104により提示される(S322)。
制御装置100は該当するグリドル部10に到達した残留物除去部8に吸引指示を行う(S323)。残留物除去部8は残留物Gの吸引を行い(S324)、これにより残留物Gの除去が行われる。
この残留物Gの除去の後、制御装置100は残留物除去部8に退避指示を行う(S325)。この指示を受けた残留物除去部8は退避し(S326)、または次のグリドル部10に移動する。
制御装置100は一連の制御情報の取得を行い、提示情報を生成し(S327)、更新した調理情報ファイル80を提示情報として情報提示装置104に提供する。情報提示装置104は、更新された調理情報ファイル80を現在情報として提示する(S328)。
<プログラムにより実現する機能>
このプログラムには次の機能が含まれる。
(1) 被調理物Fを各グリドル部10およびプラテン部12で加熱するための制御情報を生成する機能
(2) 被調理物Fの取出し後、グリドル部10の残留物Gの検出情報を取得する機能
(3) 残留物Gを吸引してグリドル部10から残留物Gを除去するための制御情報の生成機能
(4) プラテン部12を退避させた後、グリドル部10の加熱面50を撮影するための制御情報の生成機能
(5) 加熱面50から取得した画像情報から残留物Gの有無を判定する機能
(6) 残留物除去部8の移動制御情報の生成機能
(7) 残留物除去部8を退避位置から残留物の吸引位置、吸引位置から次の吸引位置または退避位置に移動させるための制御情報の生成機能
(8) 情報提示装置104に提示するための提示情報の生成、加熱時間の経過に応じて、被調理物Fを投入するためのグリドル部情報、被調理物Fを取り出すためのグリドル部情報、プラテン部情報の何れかまたは双方を含む提示情報の生成
(9) 制御装置100が、グリドル部10およびプラテン部12による被調理物Fの加熱時間の経過を監視し、加熱時間が終了するグリドル部10およびプラテン部12を検索し、その検索結果とともに被調理物Fの投入指示を含む提示情報を生成する機能
(10) 制御装置100は、熱源部22、26に対し、被調理物Fを加熱するための加熱制御情報を生成する機能。
(11) 制御装置100がプラテン開閉機構部30に対し、プラテン部12の開閉制御情報の生成機能
(12) 制御装置100による調理情報ファイル80の情報更新機能
(13) 制御装置100が、グリドル部10およびプラテン部12の加熱中、休止中などの状態情報から被調理物Fの受入れ順位情報の生成および提示情報の生成機能
(14) 被調理物Fの加熱時間が加熱終了時間に到達したとき、被調理物Fからプラテン部12を分離させるための制御機能
<第2の実施の形態の効果>
この第2の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 第1の実施の形態に係る調理方法およびプログラムを実現することができる。
(2) 第1の実施の形態で述べた効果を得ることができる。
(3) 情報提示装置104の提示情報から加熱時間、残留物Gの有無およびその除去などの状態情報を視認できる。
〔第3の実施の形態〕
図19は、第3の実施の形態に係る調理機器2を示している。図19において、図2~図17と同一部分には同一符号を付してある。
この調理機器2は本発明の機器の一例である。この調理機器2にはたとえば、機器筐体120は既述の制御装置100、操作入力装置102および情報提示装置104が設置される。調理機器2、操作入力装置102および情報提示装置104は制御装置100で制御される。
この調理機器2は、制御装置100の構成および機能を備えたものであり、その詳細は第1および第2の実施の形態で説明しており、その説明を割愛する。
<第3の実施の形態の効果>
この第3の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) この実施の形態によれば、調理機器2において、被調理物Fの調理方法をコンピュータによる情報処理により実現することができる。
(2) この調理機器2によれば、調理システムおよびプログラムにより、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
(3) クラムシェルグリドルに対して、次のような効果が得られる。
ア)調理機器2では被調理物Fを機器内に入れても、焼き上がりまでの間、任意のプラテン部12を自由に開閉できる。
イ)被調理物Fを個別に調理できるので、繁忙状態に関係なく、所望数の被調理物Fの調理に対応でき、調理途中の被調理物Fがあっても随時オーダーを受けて追加調理が可能である。
ウ)被調理物Fを順次に、需要に応じて加熱することができ、調理効率を高めることができる。
エ)機器構造は簡略化されており、製造コストを低減でき、グリドル部10の選択駆動により、ランニングコストを抑制できる。
(4) 多面化された調理面での複数の被調理物Fの一括調理または少数調理ができるとともに、被調理物Fの加熱時間の調整や焼き色確認など調理者の負担軽減とともに、安全性を高めることができる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、左右4組のグリドル部10およびプラテン部12を設置しているが、3組以下または5組以上のグリドル部10およびプラテン部12を備えてよい。
(2) 上記実施の形態では、制御装置100を調理システム98の制御部として構成しているが、調理システム98と連係可能な情報端末を制御装置100に用いてもよい。
(3) 上記実施の形態では、グリル面を複数のグリドル部に分割しているが、本発明は、クラムシェルグリドルなど、調理面が多面化されていない調理システムにも利用でき、上記実施の形態に限定されない。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、グリドル部からの被調理物Fの取出しに連動して加熱面の残留物Gを検出でき、吸引によりグリドル部から残留物Gを除去でき、グリドル部の加熱面を清浄化でき、残留物Gの除去の負担軽減と被調理物Fの加熱効率を高めることができるなど、有用である。
F 被調理物
G 残留物
2 調理機器
4 グリドル
6 プラテン
8 残留物除去部
10、10-L1、10-L2、10-L3、10-L4、10-R1、10-R2、10-R3、10-R4 グリドル部
12、12-L1、12-L2、12-L3、12-L4、12-R1、12-R2、12-R3、12-R4 プラテン部
14-1 加熱前待機部
14-2 加熱後待機部
16L、16R 搬送レール
18 搬送フレーム部
20 除去部本体
22 熱源部
24 加熱駆動部
26 熱源部
28 加熱駆動部
30 プラテン開閉機構部
32 昇降・加圧機構部
34 回動機構部
36 プランジャ
38 シリンダ部
40 昇降駆動部
42 昇降センサー
44 回動駆動部
46 角度センサー
48 被調理物検出部
50 加熱面
52L、52R 搬送機構部
54 搬送機構部
56 昇降機構部
58 吸引部
60 吸引ノズル
62 搬送駆動部
64 位置センサー
66 搬送駆動部
68 位置センサー
70 昇降駆動部
72 昇降センサー
74 吸引駆動部
76 吸引センサー
78L、78R カメラ
80 調理情報ファイル
82 情報項目部
84 グリドル部情報部
86 加熱状況部
88 被調理物部
90 加熱時間部
92 加熱開始時刻部
94 加熱終了時刻部
96 残留物情報部
98 調理システム
100 制御装置
102 操作入力装置
104 情報提示装置
106 タイマー
108 プロセッサ
110 記憶部
112 入出力部(I/O)
114 通信部
116 情報提示画面
118 提示情報
120 機器筐体

Claims (12)

  1. 被調理物をグリドル部で加熱する工程と、
    プラテン部を退避させ、前記被調理物の取出し後、前記グリドル部の加熱面を撮影する工程と、
    前記加熱面から取得した画像情報から、前記グリドル部の残留物の有無を判定する工程と、
    前記残留物を吸引して前記グリドル部から前記残留物を除去する工程と、
    を含むことを特徴とする調理方法。
  2. さらに、前記残留物を除去するための残留物除去部を移動させる移動機構を制御し、前記残留物除去部を退避位置から残留物の吸引位置、該吸引位置から次の吸引位置または退避位置に移動させる工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の調理方法。
  3. さらに、前記グリドル部、前記加熱面または前記残留物の画像情報の何れかを含む提示情報を生成する工程と、
    前記提示情報を提示する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の調理方法。
  4. 被調理物を加熱するグリドル部と、
    前記グリドル部の加熱面を撮影するカメラと、
    前記グリドル部への前記被調理物の投入および、前記グリドル部から前記被調理物の取出しを検出する被調理物検出部と、
    前記グリドル部上の残留物を吸引して前記グリドル部から前記残留物を除去する残留物除去部と、
    前記被調理物の加熱が終了すると、プラテン部を待避させ、前記グリドル部から前記被調理物の取出しを検出してから前記カメラに前記加熱面を撮影させ、前記カメラより取得した画像情報から前記残留物の有無を判定し、前記残留物除去部を動作させて前記残留物を除去させる制御部と、
    を含むことを特徴とする調理システム。
  5. さらに、前記残留物除去部を移動させる移動機構を備え、前記制御部は、前記移動機構を制御し、前記残留物除去部を退避位置から残留物の吸引位置、該吸引位置から次の吸引位置または退避位置に移動させることを特徴とする請求項に記載の調理システム。
  6. さらに、情報提示部を備え、前記制御部は、前記グリドル部、前記加熱面または前記残留物の画像情報の何れかを含む提示情報を生成し、該提示情報を前記情報提示部に提示させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の調理システム。
  7. コンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    被調理物をグリドル部で加熱するための制御情報を生成する機能と、
    プラテン部を退避させ、前記被調理物の取出し後、前記グリドル部の加熱面を撮影するための制御情報を生成する機能と、
    前記加熱面から取得した画像情報から前記グリドル部の残留物の検出情報を取得する機能と、
    前記残留物を吸引して前記グリドル部から前記残留物を除去するための制御情報を生成する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるためのプログラム。
  8. さらに、前記残留物を除去するための残留物除去部を移動させる移動機構を制御し、前記残留物除去部を退避位置から残留物の吸引位置、該吸引位置から次の吸引位置または退避位置に移動させるための制御情報を生成する機能を前記コンピュータに実現させるための請求項に記載のプログラム。
  9. さらに、前記グリドル部、前記加熱面または前記残留物の画像情報の何れかを含む提示情報を生成する機能と、
    前記提示情報を提示するための制御情報を生成する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるための請求項7または請求項8に記載のプログラム。
  10. 被調理物を加熱するグリドル部と、
    前記グリドル部の加熱面を撮影するカメラと、
    前記グリドル部への前記被調理物の投入および、前記グリドル部から前記被調理物の取出しを検出する被調理物検出部と、
    前記グリドル部上の残留物を吸引して前記グリドル部から前記残留物を除去する残留物除去部と、
    前記被調理物の加熱が終了すると、プラテン部を待避させ、前記グリドル部から前記被調理物の取出しを検出してから前記カメラに前記加熱面を撮影させ、前記カメラより取得した画像情報から前記残留物の有無を判定し、前記残留物除去部を動作させて前記残留物を除去させる制御部と、
    を含むことを特徴とする機器。
  11. さらに、前記残留物除去部を移動させる移動機構を備え、前記制御部は、前記移動機構を制御し、前記残留物除去部を退避位置から残留物の吸引位置、該吸引位置から次の吸引位置または退避位置に移動させることを特徴とする請求項10に記載の機器。
  12. さらに、情報提示部を備え、前記制御部は、前記グリドル部、前記加熱面または前記残留物の画像情報の何れかを含む提示情報を生成し、該提示情報を前記情報提示部に提示させることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の機器。
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