JP7264339B1 - 棺、及び火葬方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】底板と側板との接合強度を向上させることが可能な棺、及び、火葬方法を提供する。【解決手段】棺100は、平面視における棺100の短手方向に延びる貫通孔11を有する底板10と、底板10に対して短手方向の一方側に配置された側板20aと、底板10に対して短手方向の他方側に配置された側板20bと、棒部材1とを備える。側板20aは、貫通孔11に連通した貫通孔21aを有する。側板20bは、貫通孔11に連通した貫通孔21bを有する。棒部材1は、貫通孔21a、11、及び21bに亘って配置されている。【選択図】図6

Description

本発明は、棺、及び火葬方法に関する。
従来、ご遺体が納められる棺が知られている。例えば、特許文献1に記載の棺では、底板に設けられた溝に、側板が配置されている。また、底板から鉛直方向に配置された木ダボにより、底板と妻板とが接合されている。また、妻板から水平方向に配置された木ダボにより、妻板と側板とが接合されている。
特開2020-44305号公報
上記特許文献1に記載の棺では、側板は、底板に対して直接固定されていない。また、側板が固定されている妻板は、鉛直方向に配置された木ダボにより底板に対して接合されているのみであり、側板と底板との接合の強度が十分であるとはいえない。このため、棺にご遺体が納められた状態で、側板を保持して棺全体を持ち上げると、底板が側板に対して外れる可能性があるという問題点がある。
本発明の一態様は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、底板と側板との接合強度を向上させることが可能な棺、及び、火葬方法を実現することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の発明者は、実際に本発明の棺を何度も試作を繰返して上記課題を解決した。すなわち、本発明の発明者は、鋭意研究の末、本発明の一の態様に係る棺として、平面視における棺の短手方向に延びる底板貫通孔を有する底板と、前記底板に対して前記短手方向の一方側に配置された第1側板であって、前記底板貫通孔に連通した第1側板貫通孔を有する第1側板と、前記底板に対して前記短手方向の他方側に配置された第2側板であって、前記底板貫通孔に連通した第2側板貫通孔を有する第2側板と、前記第1側板貫通孔と前記底板貫通孔と前記第2側板貫通孔とに亘って配置された棒部材と、を備える棺を想到した。
上記の構成によれば、底板と側板との接合強度を向上させることができる。
図1は、第1実施形態の棺100の構成を示す斜視図である。 図2は、底板10と側板20a及び20bとの配置関係を示す平面図である。 図3は、棒部材1の着脱の様子を説明するための平面図ある。 図4Aは、図2における1000-1000線に沿った断面図である。 図4Bは、棒部材1の横断面図である。 図5は、図2における1100-1100線に沿った断面図である。 図6は、棺100に遺体が配置された状態であって棒部材1が取り外される前の状態の棺100を示す模式図である。 図7は、棺100に遺体が配置された状態であって棒部材1が取り外された後の状態の棺100を示す模式図である。 図8は、第1実施形態による棺100を使用した火葬方法におけるフローを示す図である。 図9は、第2実施形態による棺200の構成を示す斜視図である。 図10は、第2実施形態による棺200を使用した火葬方法におけるフローを示す図である。 図11は、第3実施形態による棺300の構成を示す図である。 図12は、第3実施形態による棺300から第1棒部材301及び第2棒部材302が取り外される様子を示す図である。 図13は、第3実施形態による棺300を使用した火葬方法におけるフローを示す図である。 図14Aは、第1~第3実施形態の第1変形例による棒部材401の横断面図である。 図14Bは、第1~第3実施形態の第2変形例による棒部材401aの横断面図である。 図14Cは、第1~第3実施形態の第3変形例による棒部材401bの横断面図である。 図14Dは、第1~第3実施形態の第4変形例による棒部材401cの横断面図である。 図14Eは、第1~第3実施形態の第5変形例による棒部材401dの横断面図である。 図14Fは、第1~第3実施形態の第6変形例による棒部材401eの横断面図である。 図15Aは、第1~第3実施形態の第7変形例による棺500の構成を示す断面図である。 図15Bは、第1~第3実施形態の第8変形例による棺600の構成を示す断面図である。 図15Cは、第1~第3実施形態の第9変形例による棺700の構成を示す断面図である。 図15Dは、第1~第3実施形態の第10変形例による棺800の構成を示す断面図である。 図15Eは、第1~第3実施形態の第11変形例による棺900の構成を示す断面図である。
従来の棺では、側板と妻板との接合部、底板と、側板又は妻板との接合部は、金釘やタッカー針などの金具類及び金釘等により固定されていた。このため、1本当たりの棺に使用される金属類及び金釘等は、金釘が45本~60本、タッカー針が45本~50本、ピンタッカーが8本~12本、飾り金具が6個~10個で、全体の平均重量は、150g~170g程度にもなる。また、年間葬儀施行数を130万件とすると、火葬による年間の金属類及び金釘等の廃棄量は、195t~221tにもなる。
また、本出願の発明者は、全国150カ所以上の市役所と火葬場の訪問を重ねたところ、火葬場に於ける二酸化炭素、ダイオキシン群類の排出に関係する、納棺時の副葬品、ドライアイス、棺に使用される金属類及び金釘の火葬後の処理問題、火葬炉の損傷等の問題が共通していることが判明した。
さらに、火葬炉の内部を直視し、火葬中に金釘等が肉体や遺骨に刺さる悲惨な状況や火葬後に残る無数の金属類を目にして強く心を痛めた。火葬後に残った金属類は処理業者によって仕分け整理される。火葬場は金属類による配管の損傷にも大きな問題を抱えていた。
上述のように、多量の金具類及び金釘等の存在により、棺の火葬燃焼時に、金具類及び金釘等が飛散し、遺体や遺骨を傷つけることが遺体の尊厳上、問題となっている。また、火葬後に現場スタッフによる金具類及び金釘等を回収する手間が発生したり、最終的に残った灰などに金属類や金釘等が混ざり吸引パイプで吸い上げるときにパイプを傷つけメンテナンス等で時間と費用を要し、使用できない炉が生じたりするという問題もあった。
また、一般に、棺の製造において金具類及び金釘を用いた場合、棺の燃焼において、有害物質(例:ダイオキシン又は二酸化炭素)が発生する。この有害物質の発生は、火葬場を管轄する役所又は火葬場の現場担当者にとって解決すべき重要な課題となっている。
以上により、火葬時には、金属製の部材をできるだけ使用しないことが好ましい。本出願の発明者は、土葬から火葬に代わり長い年月が経っているのにも関わらず、なぜ上記のような悲惨な事実が知られていないのかという多くの疑問を覚え、この実態を知ったからには何とかしなくてはいけないと考えた。そして、本出願の発明者は、環境改善をはじめ火葬業務の合理化とご遺体の尊厳や御霊の尊厳を守るため、火葬時に金属製の部材が設けられていない棺、及び火葬方法の開発をはじめた。
本発明の実施形態は、底板と側板との接合強度を向上させることに加えて、火葬時に金属製の部材が設けられていない棺、及び、火葬方法を提供するものである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、図示した構成における各部材の寸法及び部材間の寸法比率は、実際の寸法及び寸法比率を表すものではない。
[第1実施形態]
(棺の構成)
図1は、棺100の構成を示す斜視図である。第1実施形態の棺100は、金属製の材料を含む複数の棒部材1を有する。ここで、第1実施形態の棺100は、火葬前に全ての棒部材1が棺100から取り外し可能に構成されている。
また、第1実施形態の棺100は、複数の棒部材1以外の全ての構成要素が可燃性素材で形成されている。可燃性素材は、特に限定されないが、例えば、木材、及びプラスチック材である。可燃性素材としては、上記の他、可燃性の非金属材料や、可燃性のガラス材料(例えば、グラスファイバーなど)なども含まれる。また、留め具の材料としては、上記の素材の他、貝殻のように石灰質からなる可燃性素材を使用することができる。また、留め具は、木ダボであってもよく、プラスチック釘、プラスチックタッカー、木釘、竹釘、ポリマー樹脂製ステープル・ピンネルであってもよい。
図1に示すように、棺100は、直方体に構成されており、底板10と、棺100の長辺側の側面を構成する一対の側板20a及び20bと、棺100の短辺側の側面を構成する一対の妻板30a及び30bと、蓋板40とを備える。蓋板40は、蓋板40の拝顔窓に配置された扉41を含む。この扉41は、両開き(観音開き)するように構成されていてもよいし、スライド移動して拝顔窓が開閉されるように構成されていてもよい。また、底板10、側板20a及び20b、妻板30a及び30b、及び蓋板40のそれぞれの素材としては、例えば、桐材、檜材、樅材等の可燃性素材が挙げられる。なお、図示を省略するが、側板20a及び20bと、妻板30a及び30bと、蓋板40との各々の外面においては、外観を向上させるための装飾が施されていてもよい。
図2は、底板10と側板20a及び20bとの配置関係を示す平面図である。図3は、棒部材1の着脱の様子を説明するための平面図ある。図4Aは、図2における1000-1000線に沿った断面図である。図4Bは、棒部材1の横断面図である。図5は、図2における1100-1100線に沿った断面図である。ここで、本開示では、図2におけるZ1方向が上方を意味するものとし、Z2方向が下方を意味するものとして記載している。また、X1方向が棺100の短手方向のうちの一方向を意味するものとし、X2方向が棺100の短手方向のうちの他方向を意味するものとして記載している。また、Y1方向が棺100の長手方向の一方向を意味するものとし、Y2方向が棺100の長手方向の他方向を意味するものとして記載している。
図2に示すように、側板20aは、底板10から見てX1方向の位置に配置され、側板20bは、底板10から見てX2方向の位置に配置されている。すなわち、図4Aに示すように、底板10は、側板20aの棺100の内側の面22aと、側板20bの棺100の内側の面22bとの間に配置されている。また、妻板30a及び30bは、それぞれ、側板20a及び20bの間に配置されている。妻板30aは、妻板30bから見て、Y1方向に配置されている。また、図5に示すように、妻板30aは、底板10の上面14に接触している。妻板30aは、底板10から見てZ1方向に配置されている。なお、図1に示すように、妻板30bは、底板10から見てZ1方向に配置されている。
図2に示すように、複数の棒部材1は、側板20aから、底板10を貫通して、側板20bに亘って配置されている。これにより、底板10と側板20a及び20bとは、複数の棒部材1により固定されている。図1及び図2では、5本の棒部材1を図示しているが、棒部材1の本数はこれに限られない。棒部材1の本数は、5本未満でもよいし、6本以上でもよい。
図3に示すように、底板10は、平面視における棺100の短手方向(矩形状の底板10の短手方向)に延びる貫通孔11を有する。すなわち、図4Aに示すように、貫通孔11は、底板10の側板20a側の面12aから、底板10の側板20b側の面12bに亘って形成されている。また、側板20aは、貫通孔11に連通した貫通孔21aを有する。また、側板20bは、貫通孔11に連通した貫通孔21bを有する。そして、棒部材1は、貫通孔21a、11、及び21bを貫通するように配置されている。また、棒部材1は、貫通孔21a、11、及び21bに対して隙間嵌めされている。なお、後に、底板10、側板20a及び20bを破壊することなく棒部材1が取り外しできる程度に、棒部材1は、貫通孔21a、11、及び21bに対して圧入されていてもよい。
棒部材1は、金属製の材料を含む。例えば、棒部材1は、金属製の部材のみからなる。金属の材料として、鉄、銅、銀、金、及び錫、及びこれらを主成分とする合金(ステンレス鋼など)等を用いることができる。棒部材1は、円柱状を有する。すなわち、図4Bに示すように、棒部材1の横断面は、円形状を有する。例えば、棒部材1の端面1cを含む部分1aは、直径D2を有し、棒部材1のうちの部分1a以外の部分1bは、直径D1を有する。直径D2は、直径D1よりも大きい。これにより、棒部材1の部分1aと、側板20aの貫通孔21aの内面との摩擦力を大きくすることができるので、棒部材1が意図せずに抜けるのを防止することができる。なお、直径D1が直径D2よりも小さいことにより、棺100を組み立てる際に、棒部材1の先端部分(部分1b)を貫通孔21a、11、及び21bに対して容易に挿入することができる。なお、上記の例に限られず、直径D2は、直径D1以下であってもよい。
上記の構成によれば、側板20a及び20bと底板10との接合強度を棒部材1によって向上させることができる。また、底板10が保持されずに、側板20a及び20bが保持された状態で持ち上げられた場合でも、棒部材1により底板10を支持することができる。この結果、底板10が側板20a及び20bから外れてしまうのを防止することができる。
また、図4Aに示すように、棒部材1の先端側の端面1dは、側板20bの外側の面23bと面一に形成されている。「面一」とは、2つの部材の各々の面が、段差なく接続されていることを意味する。また、棒部材1の根本側の端面1cは、側板20aの外側の面23aと面一に形成されている。この構成によれば、棒部材1が面23a及び23bから突出しないので、遺族や葬儀のスタッフなどが、棒部材1に接触する(引っ掛かる)のを防止することができる。
図5に示すように、側板20a及び20bと、妻板30aとは、複数の木ダボ2により接合されている。例えば、複数の木ダボ2の一部は、側板20aを貫通するとともに、側板20aからX2方向に延びている。この木ダボ2の先端側の部分が妻板30a内に挿入されている。また、複数の木ダボ2の他部は、側板20bを貫通するとともに、側板20bからX1方向に延びている。この木ダボ2の先端側の部分が妻板30a内に挿入されている。妻板30a内に挿入されている。なお、図5では、木ダボ2の本数を、4本図示しているが、この例に限られない。例えば、木ダボ2の本は、4本未満であってもよいし、5本以上であってもよい。なお、側板20a及び20bと妻板30bとの接合方法は、側板20a及び20bと妻板30aと同様であるため、説明を省略する。
図6は、棺100に遺体が配置された状態であって棒部材1が取り外される前の状態の棺100を示す模式図である。また、図7は、棺100に遺体が配置された状態であって棒部材1が取り外された後の状態の棺100を示す模式図である。ここで、図6及び図7に示すように、棒部材1は、底板10上に遺体が配置された状態で、貫通孔11、21a及び21bから取り外し可能に構成されている。例えば、図7に示すように、棒部材1は、棺100からX1方向に引き抜かれる。例えば、棒部材1の先端側の端面1d(図4A参照)に対して、工具又は治具によりX1方向に打撃又は押圧することにより、棒部材1の部分1aを、側板20aの面23aよりも外側に飛び出させる。そして、棒部材1の部分1aが遺族又は葬儀業者のスタッフにより把持されて、X1方向に引き抜かれる。
上記の構成によれば、棒部材1が金属製の材料を含むので、棒部材1の機械的強度を向上させることができる。そして、棒部材1が、底板10上に遺体が配置された状態で取り外し可能に構成されるので、火葬前(棺100を燃焼させる前)に棒部材1を取り外すことができる。この結果、火葬時には、金属製の材料を含む棒部材1が棺100から取り外された状態にすることができるので、金属製の材料が遺体や遺骨を傷つけることを防止することができる。また、棒部材1を再利用することができるので、廃棄量を削減することができる。第1実施形態によれば、底板10と側板20a及び20bとの接合強度を向上させることに加えて、火葬時に金属製の部材が残されていない棺100を提供することができる。
ここで、図4Aに示すように、底板10の底面13と側板20aの底面24aと側板20bの底面24bとは、面一に形成されている。すなわち、底面13と底面24aとが段差なく接続されている。また、底面13と底面24bとが段差なく接続されている。これにより、図7に示すように、棺100を台車110の上面112などに載置した状態において、底面13と底面24a及び24bとが共に、台車110の上面112に接触している。棒部材1に遺体の荷重が加わらないので、棒部材1を棺100から容易に取り外すことができる。また、底面13と底面24a及び24bとが、面一に形成されているので、棒部材1の取り外しの前後(図6及び図7参照)において、底面13と底面24a及び24bとの高さ位置が変化しない。これにより、棺100に納められた遺体に衝撃が加わるのを防止することができる。
(火葬方法)
次に、第1実施形態による棺100を使用した火葬方法について説明する。図8は、第1実施形態による棺100を使用した火葬方法におけるフローを示す図である。
図8に示すように、ステップS1において、台車110(図6参照)の上面112に棺100が配置される。台車110は、火葬場に設けられ、棺100を火葬炉内に搬入するための台車である。例えば、台車110は、車輪111を含み、棺100が上面112に載置された状態で移動可能である。なお、ステップS1においては、棒部材1は、貫通孔11、21a及び21b内に配置された状態である。
ステップS2において、棒部材1が、貫通孔11、21a及び21bから取り外される。例えば、図7に示すように、棒部材1が棺100からX1方向に引き抜かれる。
ステップS3において、遺体が納められた棺100が燃焼される。すなわち、棺100が載置された台車110を火葬炉内に移動させ、火葬炉内で、棺100及び遺体を燃焼させる。この火葬方法によれば、棒部材1が金属製の材料を含むので、棒部材1の機械的強度を向上させることができる。そして、火葬前(棺100を燃焼させる前のステップS2)に棒部材1が取り外されるので、火葬時には、金属製の材料を含む棒部材1が棺100から取り外された状態となる。この結果、金属製の材料が遺体や遺骨を傷つけることを防止することができる。また、棒部材1を再利用することができるので、廃棄量を削減することができる。そして、第1実施形態によれば、底板10と側板20a及び20bとの接合強度を向上させることに加えて、火葬時に金属製の部材が残されない火葬方法を提供することができる。
[第2実施形態]
次に、図9及び図10を参照して、第2実施形態による棺200の構成と、第2実施形態による棺200を使用した火葬方法について説明する。図9は、第2実施形態による棺200の構成を示す斜視図である。図10は、第2実施形態による棺200を使用した火葬方法におけるフローを示す図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、棺200には、複数の棒部材201が設けられている。図9では、棒部材201を5本、図示しているが、棒部材201の本数は5本未満でもよいし、6本以上であってもよい。第2実施形態では、複数の棒部材201は、可燃性の部材のみから構成されている。例えば、複数の棒部材201は、木材である。可燃性の部材として、木材以外に、プラスチック材、可燃性の非金属材料、可燃性のガラス材料(例えば、グラスファイバーなど)などを用いることが可能である。また、棺200のうち、棒部材201以外の部分も、可燃性の部材のみから構成されている。これにより、第2実施形態によれば、棒部材201によって、底板10と側板20a及び20bとの接合強度を向上させることに加えて、金属製の部材が設けられていない棺200を提供することができる。
図10に示すように、第2実施形態による棺200を使用した火葬方法では、第1実施形態とは異なり、棒部材201を取り外す工程は設けられていない。棒部材201が、可燃性の部材からなり、取り外す必要がないからである。従って、ステップS11において、棺200が台車110に配置され、ステップS12において、遺体が納められた棺200が燃焼される。なお、その他の構成及び効果は、第1実施形態の構成及び効果と同様である。
[第3実施形態]
次に、図11~図13を参照して、第3実施形態による棺300の構成と、第3実施形態による棺300を使用した火葬方法について説明する。図11は、第3実施形態による棺300の構成を示す図である。図12は、第3実施形態による棺300から第1棒部材301及び第2棒部材302が取り外される様子を示す図である。図13は、第3実施形態による棺300を使用した火葬方法におけるフローを示す図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図11に示すように、棺300には、第1棒部材301及び第2棒部材302が設けられている。第1棒部材301は、側板20aの貫通孔21aから底板10の貫通孔11に亘って配置されている。第2棒部材302は、側板20bの貫通孔21bから底板10の貫通孔11に亘って配置されている。第3実施形態では、貫通孔11に、側板20a及び20bの各々から棒部材が挿入されている。
第1棒部材301及び第2棒部材302は、金属製の材料を含む。そして、図12に示すように、第1棒部材301は、貫通孔11及び21aからX1方向に取り外し可能である。第2棒部材302は、貫通孔11及び21bからX2方向に取り外し可能である。第3実施形態によれば、第1実施形態の棒部材1に比べて、第1棒部材301及び第2棒部材302の1本あたりの長さを短くすることができる。これにより、第1棒部材301又は第2棒部材302を取り外す際の棺300の外側に必要なスペースを小さくすることができる。そして、第3実施形態の構成によっても、底板10と側板20a及び20bとの接合強度を向上させることに加えて、火葬時に金属製の部材が残されない棺300を提供することができる。
図13に示すように、第3実施形態による棺300を使用した火葬方法では、ステップS21において、遺体が納められた棺300が台車110に配置された後、ステップS22において、第1棒部材301が棺300から取り外される。ステップS23において、第2棒部材302が棺300から取り外される。その後、ステップS24において、遺体が納められた棺200が燃焼される。これにより、第3実施形態によっても、底板10と側板20a及び20bとの接合強度を向上させることに加えて、火葬時に金属製の部材が残されない火葬方法を提供することができる。なお、その他の構成及び効果は、第1実施形態の構成及び効果と同様である。
[変形例]
以上、上述した実施の形態は本開示を実施するための例示に過ぎない。よって、本開示は、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
(1)上記第1~第3実施形態では、棒部材を円柱状(横断面が円形状)に形成する例を示したが、本開示はこれに限らない。例えば、図14Aに示す第1変形例による棒部材401のように、棒部材401を中空状(パイプ状)に構成してもよい。また、図14Bに示す第2変形例のように、棒部材401aの横断面が楕円形状を有するように棒部材401aを構成してもよい。また、図14Cに示す第3変形例のように、棒部材401bの横断面が長円形状を有するように棒部材401bを構成してもよい。また、図14Dに示す第4変形例のように、棒部材401cの横断面が三角形状を有するように棒部材401cを構成してもよい。また、図14Eに示す第5変形例のように、棒部材401dの横断面が矩形状を有するように棒部材401dを構成してもよい。また、図14Fに示す第6変形例のように、棒部材401eの横断面が多角形状(図14Fでは六角形の例を示している)を有するように棒部材401eを構成してもよい。
(2)上記第1~第3実施形態では、側板と棒部材の端面とを面一に形成する例を示したが、本開示はこれに限らない。例えば、棒部材が、側板よりも外側に突出していてもよいし、棒部材の端面が側板の外側の面よりも内側に配置されていてもよい。棒部材が、側板よりも外側に突出している場合は、棒部材が取り外す際に当該突出している部分が把持されてもよい。
(3)上記第3実施形態では、第1棒部材及び第2棒部材が、金属製の材料を含むように構成する例を示したが、本開示はこれに限らない。すなわち、第1棒部材及び第2棒部材を、可燃性の部材のみから構成してもよい。
(4)上記第2実施形態では、可燃性の部材からなる棒部材を棺から取り外すことなく燃焼させる例を示したが、本開示はこれに限らない。すなわち、第2実施形態においても、可燃性の部材からなる棒部材を、棺から取り外してもよい。これによれば、棒部材を再利用することができる。
(5)上記第1~第3実施形態では、例えば、図4Aに示すように、底板及び側板をそれぞれ1つの部材(板部材)から構成するように図示したが、本開示はこれに限らない。すなわち、底板及び側板をそれぞれ複数の板部材から構成してもよい。また、底板及び側板に、桟木が配置されていてもよい。
(6)上記第1及び第3実施形態では、金属性の材料を含む棒部材を、棺から取り外し可能に構成する例を示したが、本開示はこれに限らない。すなわち、金属性の材料を含む棒部材を、棺から取り外し可能に構成されずに、金属性の材料を含む棒部材を棺に取り付けた状態で、棺の燃焼が行われてもよい。
(7)上記第1~第3実施形態では、棒部材を貫通孔に対して隙間嵌めするか、又は圧入する例を示したが、貫通孔に対する棒部材の配置方法について、本開示はこれに限られない。例えば、図15A~図15Eに示す第7~第11変形例による棺では、棒部材は、貫通孔の少なくとも一部に対してねじ止め(螺合)されている。図15Aに示す第7変形例による棺500では、棒部材501は、貫通孔511、521a、及び521bに対してねじ止め(螺合)されている。底板510の貫通孔511と、第1側板520aの貫通孔521aと、第2側板520bの貫通孔521bとの各々の内側面には、雌ネジ部分が形成されている。そして、棒部材501の外側面には、上記雌ネジ部分に合わさる雄ネジ部分501bが形成されている。そして、例えば、窪み501aに工具を配置して、棒部材501を、貫通孔511、521a、及び521bに対して回転させることにより、棒部材501を貫通孔511、521a、及び521bに対して着脱することができる。これにより、棒部材501が、貫通孔511、521a、及び521bから脱落するのを防止することができるとともに、棒部材501を回転させれば、容易に貫通孔511、521a、及び521bから取り外すことができる。なお、窪み501aが棒部材501に設けられていなくてもよい。
また、ねじ止めの構成は、図15Aの第7変形例に限れず、図15Bに示す第8変形例による棺600のように、棒部材601は、底板610の貫通孔611の途中(又は端部)までねじ止め(螺合)されていてもよい。すなわち、棒部材601は、第1側板620aの貫通孔621a及び底板610の貫通孔611にねじ止めされているが、第2側板620bの貫通孔621bには、ねじ止めされていない。
また、図15Cに示す第9変形例による棺700のように、棒部材701は、第1側板720aの貫通孔721aの途中(又は端部)までねじ止め(螺合)されていてもよい。すなわち、棒部材701は、第1側板720aの貫通孔721aのみにねじ止めされており、底板710の貫通孔711及び第2側板720bの貫通孔721bには、ねじ止めされていない。
また、図15Dに示す第10変形例による棺800のように、棒部材801は、第2側板820bの貫通孔821bのみに、ねじ止め(螺合)されていてもよい。すなわち、棒部材801は、第1側板820aの貫通孔821a及び底板810の貫通孔811には、ねじ止めされていない。
また、図15Eに示す第11変形例による棺900のように、棒部材901は、底板910の貫通孔911と第2側板920bの貫通孔921bのみに、ねじ止め(螺合)されていてもよい。すなわち、棒部材901は、第1側板820aの貫通孔821aには、ねじ止めされていない。また、図示しないが、棒部材が、底板の貫通孔のみにねじ止めされ、第1側板の貫通孔及び第2側板の貫通孔にねじ止めされていなくてもよい。また、図示しないが、棒部材が、第1側板の貫通孔及び第2側板の貫通孔にねじ止めされ、底板の貫通孔にねじ止めされていなくてもよい。
なお、本開示の棺及び火葬方法は、以下のように説明することもできる。
本開示の第1の構成に係る棺は、平面視における棺の短手方向に延びる底板貫通孔を有する底板と、底板に対して短手方向の一方側に配置された第1側板であって、底板貫通孔に連通した第1側板貫通孔を有する第1側板と、底板に対して短手方向の他方側に配置された第2側板であって、底板貫通孔に連通した第2側板貫通孔を有する第2側板と、第1側板貫通孔と底板貫通孔と第2側板貫通孔とに亘って配置された棒部材と、を備える(第1の構成)。
上記第1の構成によれば、第1側板から底板を貫通するように第2側板に亘って、棒部材が配置される。この結果、第1側板及び第2側板と底板との接合強度を棒部材によって向上させることができる。また、底板が保持されずに、第1側板及び第2側板が保持された状態で持ち上げられた場合でも、棒部材により底板を支持することができる。この結果、底板が第1側板及び第2側板から外れてしまうのを防止することができる。
第1の構成において、棒部材は、金属性の材料を含んでもよい。棒部材は、底板上に遺体が配置された状態で、第1側板貫通孔、底板貫通孔、及び第2側板貫通孔から取り外し可能に構成されてもよい(第2の構成)。
上記第2の構成によれば、棒部材が金属製の材料を含むので、棒部材の機械的強度を向上させることができる。そして、棒部材を、底板上に遺体が配置された状態で取り外し可能に構成することにより、火葬前(棺を燃焼させる前)に棒部材を取り外すことができる。この結果、火葬時には、金属製の材料を含む棒部材が棺から取り外された状態にすることができるので、金属製の材料が遺体や遺骨を傷つけることを防止することができる。また、棒部材を再利用することができるので、廃棄量を削減することができる。
第2の構成において、底板の底面と第1側板の底面と第2側板の底面とは、面一に形成されてもよい(第3の構成)。
上記第3の構成によれば、棺を台車の上面などに載置した状態において、底板の底面と第1側板の底面と第2側板の底面とが共に、台車の上面に接触する。これにより、棒部材に荷重が加わらないので、棒部材を棺から容易に取り外すことができる。また、底板の底面と第1側板の底面と第2側板の底面とが、面一に形成されていれば、棒部材の取り外しの前後において、底板の底面と第1側板の底面と第2側板の底面との高さ位置が変化しない。これにより、棺に納められた遺体に衝撃が加わるのを防止することができる。
第1の構成において、棒部材は、可燃性の部材から構成されてもよい(第4の構成)。
上記第4の構成によれば、棒部材を棺とともに燃焼させることができる。
第1~第4の構成のいずれか1つにおいて、棒部材の先端側の端面又は棒部材の根本側の端面は、第1側板の外側の面又は第2側板の外側の面と面一に形成されてもよい(第5の構成)。
上記第5の構成によれば、棒部材が第1側板の外側の面又は第2側板の外側の面から突出しないので、遺族や葬儀のスタッフなどが、棒部材に接触する(引っ掛かる)のを防止することができる。
第1~第5の構成のいずれか1つにおいて、棒部材の横断面は、真円、楕円、長円、三角形、四角形、又は多角形の形状を有してもよい(第6の構成)。
上記第6の構成によれば、棒部材の横断面が真円、楕円、長円、三角形、四角形、又は多角形の形状を有する棒部材を構成することができる。
第1~第6の構成のいずれか1つにおいて、第1側板貫通孔と底板貫通孔と第2側板貫通孔との少なくとも一つは、雌ネジ部分を有してもよい。棒部材は、雌ネジ部分に合わさる雄ネジ部分を有してもよい(第7の構成)。
上記第7の構成によれば、棒部材を、第1側板と底板と第2側板との少なくとも一つに、螺合(ネジ止め)することができる。これにより、棒部材が、第1側板貫通孔と底板貫通孔と第2側板貫通孔とから脱落するのを防止することができるとともに、棒部材を回転させれば、容易に第1側板貫通孔と底板貫通孔と第2側板貫通孔とから取り外すことができる。
本開示の第8の構成に係る棺は、平面視における棺の短手方向に延びる底板貫通孔を有する底板と、底板に対して短手方向の一方側に配置された第1側板であって、底板貫通孔に連通した第1側板貫通孔を有する第1側板と、底板に対して短手方向の他方側に配置された第2側板であって、底板貫通孔に連通した第2側板貫通孔を有する第2側板と、第1側板貫通孔と底板貫通孔とに亘って配置された第1棒部材と、第2側板貫通孔と底板貫通孔とに亘って配置された第2棒部材と、を備える(第8の構成)。
上記第8の構成によれば、第1側板から底板を貫通するように第2側板に亘って、第1棒部材及び第2棒部材が配置される。この結果、第1側板及び第2側板と底板との接合強度を第1棒部材及び第2棒部材によって向上させることができる。また、底板が保持されずに、第1側板及び第2側板が保持された状態で持ち上げられた場合でも、第1棒部材及び第2棒部材により底板を支持することができる。この結果、底板が外れてしまうのを防止することができる。
本開示の第9の構成に係る火葬方法は、平面視における棺の短手方向に延びる底板貫通孔を有する底板と、底板に対して短手方向の一方側に配置された第1側板であって、底板貫通孔に連通した第1側板貫通孔を有する第1側板と、底板に対して短手方向の他方側に配置された第2側板であって、底板貫通孔に連通した第2側板貫通孔を有する第2側板と、第1側板貫通孔と底板貫通孔と第2側板貫通孔とに亘って配置された棒部材であって、金属製の材料を含む棒部材と、を備える、棺に、遺体が納められた状態で火葬する火葬方法であって、棺内に遺体が納められた状態で、第1側板貫通孔、底板貫通孔、及び第2側板貫通孔から、棒部材を取り外す工程と、棒部材を取り外す工程の後、棺を燃焼させる工程と、を備える(第9の構成)。
上記第9の構成によれば、棒部材が金属製の材料を含むので、棒部材の機械的強度を向上させることができる。そして、火葬前(棺を燃焼させる前)に棒部材を取り外すので、火葬時には、金属製の材料を含む棒部材が棺から取り外された状態となる。この結果、金属製の材料が遺体や遺骨を傷つけることを防止することができる。また、棒部材を再利用することができるので、廃棄量を削減することができる。
本開示の第10の構成に係る火葬方法は、平面視における棺の短手方向に延びる底板貫通孔を有する底板と、底板に対して短手方向の一方側に配置された第1側板であって、底板貫通孔に連通した第1側板貫通孔を有する第1側板と、底板に対して短手方向の他方側に配置された第2側板であって、底板貫通孔に連通した第2側板貫通孔を有する第2側板と、第1側板貫通孔と底板貫通孔とに亘って配置された第1棒部材であって、金属製の材料を含む第1棒部材と、第2側板貫通孔と底板貫通孔とに亘って配置された第2棒部材であって、金属製の材料を含む第2棒部材と、を備えた棺内に、遺体が納められた状態で火葬する火葬方法であって、棺内に遺体が納められた状態で、第1側板貫通孔及び底板貫通孔から、第1棒部材を取り外す工程と、棺内に遺体が納められた状態で、第2側板貫通孔及び底板貫通孔から、第2棒部材を取り外す工程と、第1棒部材を取り外す工程の後でかつ第2棒部材を取り外す工程の後に、棺を燃焼させる工程と、を備える(第10の構成)。
上記第10の構成によれば、第1棒部材及び第2棒部材が金属製の材料を含むので、第1棒部材及び第2棒部材の機械的強度を向上させることができる。そして、火葬前(棺を燃焼させる前)に第1棒部材及び第2棒部材を取り外すので、火葬時には、金属製の材料を含む第1棒部材及び第2棒部材が棺から取り外された状態となる。この結果、金属製の材料が遺体や遺骨を傷つけることを防止することができる。また、第1棒部材及び第2棒部材を再利用することができるので、廃棄量を削減することができる。
1,201,401,401a~401e,501,601,701,801,901…棒部材、1c,1d…端面(棒部材1の端面)、10,510,610,710,810,910…底板、11,511,611,711,811,911…貫通孔(底板10,511の貫通孔)、13…底面(底板10の底面)、20a,420a,520a,620a,720a,820a,920a…側板(第1側板)、20b,420b,520b,620b,720b,820b,920b…側板(第2側板)、21a,421a,521a,621a,721a,821a,921a…貫通孔(第1側板の貫通孔)、21b,421b,521b,621b,721b,821b,921b…貫通孔(第2側板の貫通孔)、23a…面(側板20aの外側の面)、23b…面(側板20bの外側の面)、24a…底面(側板20aの底面)、24b…底面(側板20aの底面)、100,200,300,500,600,700,800,900…棺、301…第1棒部材、302…第2棒部材

Claims (9)

  1. 平面視における棺の短手方向に延びる底板貫通孔を有する底板と、
    前記底板に対して前記短手方向の一方側に配置された第1側板であって、前記底板貫通孔に連通した第1側板貫通孔を有する第1側板と、
    前記底板に対して前記短手方向の他方側に配置された第2側板であって、前記底板貫通孔に連通した第2側板貫通孔を有する第2側板と、
    前記第1側板貫通孔と前記底板貫通孔と前記第2側板貫通孔とに亘って配置された棒部材と、を備え
    前記棒部材の先端側の端面又は前記棒部材の根本側の端面は、前記第1側板の外側の面又は前記第2側板の外側の面と面一に形成されている、棺。
  2. 前記棒部材は、金属性の材料を含み、
    前記棒部材は、前記底板上に遺体が配置された状態で、前記第1側板貫通孔、前記底板貫通孔、及び前記第2側板貫通孔から取り外し可能に構成されている、請求項1に記載の棺。
  3. 前記底板の底面と前記第1側板の底面と前記第2側板の底面とは、面一に形成されている、請求項2に記載の棺。
  4. 前記棒部材は、可燃性の部材から構成されている、請求項1に記載の棺。
  5. 前記棒部材の横断面は、真円、楕円、長円、三角形、四角形、又は多角形の形状を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の棺。
  6. 平面視における棺の短手方向に延びる底板貫通孔を有する底板と、
    前記底板に対して前記短手方向の一方側に配置された第1側板であって、前記底板貫通孔に連通した第1側板貫通孔を有する第1側板と、
    前記底板に対して前記短手方向の他方側に配置された第2側板であって、前記底板貫通孔に連通した第2側板貫通孔を有する第2側板と、
    前記第1側板貫通孔と前記底板貫通孔と前記第2側板貫通孔とに亘って配置された棒部材と、を備え、
    前記第1側板貫通孔と前記底板貫通孔と前記第2側板貫通孔との少なくとも一つは、雌ネジ部分を有し、
    前記棒部材は、前記雌ネジ部分に合わさる雄ネジ部分を有する、棺
  7. 平面視における棺の短手方向に延びる底板貫通孔を有する底板と、
    前記底板に対して前記短手方向の一方側に配置された第1側板であって、前記底板貫通孔に連通した第1側板貫通孔を有する第1側板と、
    前記底板に対して前記短手方向の他方側に配置された第2側板であって、前記底板貫通孔に連通した第2側板貫通孔を有する第2側板と、
    前記第1側板貫通孔と前記底板貫通孔とに亘って配置された第1棒部材と、
    前記第2側板貫通孔と前記底板貫通孔とに亘って配置された第2棒部材と、を備える、棺。
  8. 平面視における棺の短手方向に延びる底板貫通孔を有する底板と、
    前記底板に対して前記短手方向の一方側に配置された第1側板であって、前記底板貫通孔に連通した第1側板貫通孔を有する第1側板と、
    前記底板に対して前記短手方向の他方側に配置された第2側板であって、前記底板貫通孔に連通した第2側板貫通孔を有する第2側板と、
    前記第1側板貫通孔と前記底板貫通孔と前記第2側板貫通孔とに亘って配置された棒部材であって、金属製の材料を含む棒部材と、を備え、前記棒部材の先端側の端面又は前記棒部材の根本側の端面は、前記第1側板の外側の面又は前記第2側板の外側の面と面一に形成されている、棺に、遺体が納められた状態で火葬する火葬方法であって、
    前記棺内に遺体が納められた状態で、前記第1側板貫通孔、前記底板貫通孔、及び前記第2側板貫通孔から、前記棒部材を取り外す工程と、
    前記棒部材を取り外す工程の後、前記棺を燃焼させる工程と、を備える、火葬方法。
  9. 平面視における棺の短手方向に延びる底板貫通孔を有する底板と、
    前記底板に対して前記短手方向の一方側に配置された第1側板であって、前記底板貫通孔に連通した第1側板貫通孔を有する第1側板と、
    前記底板に対して前記短手方向の他方側に配置された第2側板であって、前記底板貫通孔に連通した第2側板貫通孔を有する第2側板と、
    前記第1側板貫通孔と前記底板貫通孔とに亘って配置された第1棒部材であって、金属製の材料を含む第1棒部材と、
    前記第2側板貫通孔と前記底板貫通孔とに亘って配置された第2棒部材であって、金属製の材料を含む第2棒部材と、を備えた棺内に、遺体が納められた状態で火葬する火葬方法であって、
    前記棺内に遺体が納められた状態で、前記第1側板貫通孔及び前記底板貫通孔から、前記第1棒部材を取り外す工程と、
    前記棺内に遺体が納められた状態で、前記第2側板貫通孔及び前記底板貫通孔から、前記第2棒部材を取り外す工程と、
    前記第1棒部材を取り外す工程の後でかつ前記第2棒部材を取り外す工程の後に、前記棺を燃焼させる工程と、を備える、火葬方法。
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