JP7263084B2 - 試料分析システム、試料分析方法及び端末装置 - Google Patents

試料分析システム、試料分析方法及び端末装置 Download PDF

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Description

本発明は、試料分析システム、試料分析方法及び端末装置に関する。
近年、複数の水処理設備の状態を監視し、適切に運転管理するため、通信回線を通して、水処理設備の稼働状態をサーバにおいて集中管理する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、上記の方法では監視対象の水質分析項目毎にセンサを設ける必要があると共に、水処理設備毎にも制御処理部を設ける必要があるため、監視対象の水質分析項目が多ければセンサの数が増大し、監視場所の数が多ければ制御処理部の数も増大してしまうという問題がある。
そこで、特許文献2では、携帯型水質分析計及び通信機器を用い、被処理水をサンプリングし、携帯型水質分析計を用いて水質分析結果を取得し、通信機器を用いて水質分析結果をサーバに送信し、サーバに送信された水質分析結果を解析し、解析結果をサーバに登録することで、センサ及び制御処理部の数の増大を抑えている。
また、特許文献3には、水処理設備の管理に、持ち運びが可能で通信部を備える分析計を用いていることが開示されている。特許文献3の方法では、複数の水質を現場で速やかに分析でき、水処理設備の適切な管理方法が提供される。
また、特許文献4及び5には、携帯機器を利用した試験紙分析システムが開示されている。特許文献4及び5の方法では、ユーザーは、場所に制限されずに、携帯機器を利用して試験紙分析システムと通信することができ、また、試験紙読み取り分析の結果および検査報告を得ることができる。
特開2001-265426号公報 特許第5803986号公報 特許第6202135号公報 特開2012-202989号公報 特開2009-133634号公報
ところで、呈色した試験片を撮像装置により撮像し、撮像した画像データを解析することで、分析対象物質の濃度を算出する方法においては、試験片の呈色による色変化が、分析対象物質の濃度範囲、試験片に塗布されている呈色物質等によって異なるため、分析対象物質の濃度を画像データから解析する際には、最適な解析条件を選択する必要がある。また、撮像した画像データを解析するために、端末からサーバに画像データを送信すると、通信負荷が掛かる。
そこで、本発明では、最適な解析条件により試験片の画像データから試料中の分析対象物質の濃度を算出することができ、且つ通信負荷を低減することができる試料分析システム、試料分析方法及び端末装置を提供することを目的とする。
本発明は、互いに通信可能な端末装置とサーバ装置を含む試料分析システムであって、前記端末装置は、試料中の分析対象物質の濃度に応じて呈色する呈色領域と、前記呈色領域の呈色項目に関する呈色項目情報及び前記分析対象物質の濃度解析に関する解析情報を含む分析情報領域とを同一面上に有する試験片を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された前記試験片の前記分析情報領域の画像データから呈色項目情報及び解析情報を取得する取得部と、前記撮像部により撮像された前記試験片の前記呈色領域の画像データ、及び前記取得部により取得された前記解析情報に基づいて、前記分析対象物質の濃度を算出する濃度解析部と、前記濃度解析部により算出された分析対象物質の濃度と前記取得部により取得された呈色項目情報とを対応付けて前記サーバ装置に送信する端末側通信部と、を有し、前記サーバ装置は、前記端末側通信部により対応付けられて送信された分析対象物質の濃度及び呈色項目情報を受信するサーバ側通信部と、前記サーバ側通信部により受信された分析対象物質の濃度と呈色項目情報とを対応付けて記憶する記憶部と、を有する。
また、試料分析システムにおいて、前記分析情報領域は、前記撮像部による前記試験片の撮像条件に関する撮像条件情報を含み、前記撮像部は前記撮像条件情報に基づいて撮像することが好ましい。
また、試料分析システムにおいて、前記分析情報領域は、前記試料に関する試料関連情報を含み、前記記憶部は、前記算出された分析対象物質の濃度を前記試料関連情報と対応付けて記憶することが好ましい。
また、試料分析システムにおいて、前記サーバ装置は、前記算出された分析対象物質の濃度を用いて、前記分析対象物質の濃度の時系列データを作成するデータ解析部を有し、前記記憶部は、前記時系列データを記憶することが好ましい。
また、試料分析システムにおいて、前記記憶部は、前記算出された分析対象物質の濃度を前記試験片の撮像日時又は前記試料に関するコメントを示すテキストデータと対応付けて記憶することが好ましい。
また、試料分析システムにおいて、前記サーバ装置は、前記算出された分析対象物質の濃度と過去の濃度とを比較した運転支援データを作成する支援データ作成部を有し、前記記憶部は、前記運転支援データを記憶することが好ましい。
また、試料分析システムにおいて、前記サーバ側通信部は、前記端末装置からの要求に応じて、前記算出された分析対象物質の濃度を前記端末側通信部に送信し、前記端末装置は、当該端末装置に設けられた表示部に、前記サーバ側通信部から送信された前記分析対象物質の濃度を表示することが好ましい。
また、試料分析システムにおいて、前記サーバ側通信部は、前記端末装置からの要求に応じて、前記時系列データを前記端末側通信部に送信し、前記端末装置は、当該端末装置に設けられた表示部に、前記サーバ側通信部から送信された前記時系列データを表示することが好ましい。
また、試料分析システムにおいて、前記サーバ側通信部は、前記端末装置からの要求に応じて、前記運転支援データを前記端末側通信部に送信し、前記端末装置は、当該端末装置に設けられた表示部に、前記サーバ側通信部から送信された前記運転支援データを表示することが好ましい。
また、本発明の試料分析方法は、端末装置が、試料中の分析対象物質の濃度に応じて呈色する呈色領域と、前記呈色領域の呈色項目に関する呈色項目情報及び前記分析対象物質の濃度解析に関する解析情報を含む分析情報領域とを同一面上に有する試験片を撮像する撮像ステップと、前記端末装置が、前記撮像ステップにより撮像された前記試験片の前記分析情報領域の画像データから呈色項目情報及び解析情報を取得する取得ステップと、前記端末装置が、前記撮像ステップにより撮像された前記試験片の前記呈色領域の画像データ、及び前記取得ステップにより取得された前記解析情報に基づいて、前記分析対象物質の濃度を算出する濃度解析ステップと、前記端末装置が、前記濃度解析ステップにより算出された分析対象物質の濃度と前記取得ステップにより取得された呈色項目情報とを対応付けてサーバ装置に送信する端末側送信ステップと、サーバ装置が、前記端末側送信ステップにより対応付けられて送信された分析対象物質の濃度及び呈色項目情報を前記端末装置から受信するサーバ側受信ステップと、前記サーバ側受信ステップにより受信された分析対象物質の濃度と呈色項目情報とを対応付けて記憶する記憶ステップと、を有する。
また、本発明の端末装置は、試料中の分析対象物質の濃度に応じて呈色する呈色領域と、前記呈色領域の呈色項目に関する呈色項目情報及び前記分析対象物質の濃度解析に関する解析情報を含む分析情報領域とを同一面上に有する試験片を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された前記試験片の前記分析情報領域の画像データから呈色項目情報及び解析情報を取得する取得部と、前記撮像部により撮像された前記試験片の前記呈色領域の画像データ、及び前記取得部により取得された前記解析情報に基づいて、前記分析対象物質の濃度を算出する濃度解析部と、前記濃度解析部により算出された分析対象物質の濃度と前記取得部により取得された呈色項目情報とを対応づけてサーバ装置に送信する通信部と、を有する。
本発明によれば、最適な解析方法により試験片の画像データから試料中の分析対象物質の濃度を算出することができ、且つ通信負荷を低減することができる試料分析システム、試料分析方法及び端末装置を提供することができる。
本実施形態に係る試料分析システムで使用される試験片の一例を示す模式図である。 本実施形態に係る試料分析システムの構成の一例を示す模式図である。 端末装置の制御部の機能ブロック図である。 本実施形態に係る試料分析システムの動作の一例を示すフロー図である。 サーバ装置の記憶部に記憶されるデータベースの一例を示す図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る試料分析システムで使用される試験片の一例を示す模式図である。試験片1は、試料中の分析対象物質の濃度に応じて呈色する呈色領域(第1呈色領域10、第2呈色領域12、第3呈色領域14)と、呈色項目情報、解析情報等を含む分析情報領域(第1分析情報領域16、第2分析情報領域18)と、を同一面上に有する。また、試験片1は、カラーチャート領域20を有することが望ましい。
呈色領域を構成する第1呈色領域10、第2呈色領域12、第3呈色領域14はそれぞれ、試料中の分析対象物質と呈色反応する試薬が固定されている。例えば、水質検査等において、採取した水中の水素イオン濃度(所謂pH)、Mアルカリ度、全硬度を分析する場合、第1呈色領域10には、水中の水素イオン濃度(所謂pH)に応じて、色が変化する試薬が固定され、第2呈色領域12には、水のMアルカリ度に応じて、色が変化する試薬が固定され、第3呈色領域14には、水の全硬度に応じて、色が変化する試薬が固定される。呈色領域における分析対象物質は、上記に制限されるものではなく、アルミニウム、ホウ素、銅、クロム、バナジウム、鉄、マンガン、ニッケル、銀、スズ、亜鉛、鉛、ヒ素、カドミウム、水銀、コバルト、モリブデン、シリカ、シアン、水酸化物、亜硝酸、硝酸、亜硫酸、硫化物、硫酸、全窒素、有機体窒素、硝酸性窒素、亜硝酸性窒素、全りん、リン酸、アンモニウム、リチウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物、臭化物、よう化物、結合残留塩素、活性酸素、過酸化水素、アスコルビン酸、キレート剤、界面活性剤、グルコース、ポリマー、ホルムアルデヒド等が挙げられる。また、カルシウム塩および/またはマグネシウム塩の含有量を示す指標となる硬度や、炭酸水素塩、炭酸塩、水酸化物などのアルカリ成分の含有量を示す指標となる酸消費量(上記Mアルカリ度やPアルカリ度)や、水に溶けている強酸、炭酸、有機酸及び水酸化物として沈殿する金属元素などの含有量を示す指標となるアルカリ消費量や、酸素、過酸化水素、水素、亜硫酸などの酸化剤または還元剤の含有量を示す指標となる酸化還元電位も測定対象である。
試料と呈色領域との接触は、例えば、試験片1を試料へ浸漬させる、或いは試料を試験片1の呈色領域に滴下する等の方法が挙げられる。
カラーチャート領域20は、呈色領域で生じた呈色と比較するための色見本から構成される。カラーチャート領域20は、例えば、第1呈色領域10で生じた呈色と比較するための色見本(例えば、上段の1番目~5番目のセル)、第2呈色領域12で生じた呈色と比較するための色見本(例えば、中段の1番目~5番目のセル)、第3呈色領域14で生じた呈色と比較するための色見本(例えば、下段の1番目~5番目のセル)から構成される。カラーチャート領域20の色見本は、例えば、絵の具、インク、顔料、塗料等を使用したオフセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷、スクリーン印刷、熱転写印刷、レーザー印刷、インクジェット印刷等によって形成される。
分析情報領域を構成する第1分析情報領域16には、試験片1の呈色領域の呈色項目に関する呈色項目情報、分析対象物質の濃度解析に関する解析情報が含まれる。また、試験片の撮像条件に関する撮像条件情報も含まれることが好ましい。第1分析情報領域16における呈色項目情報、解析情報、撮像条件情報の表示形態は、図1ではQRコード(登録商標)であるが、これに限定されず、例えば、文字等でもよいし、バーコード等でもよい。なお、これらの情報は、試験片1を使用する前に予め表示されるものである。
呈色領域の呈色項目に関する呈色項目情報とは、呈色領域がどのような分析対象物質の濃度を分析するものであるかを示す情報である。例えば、「呈色領域の左から1番目(第1呈色領域10)の呈色項目はpH」、「呈色領域の左から2番目(第2呈色領域12)の呈色項目はMアルカリ度」、「呈色領域の左から3番目(第3呈色領域14)の呈色項目は全硬度」であるという情報である。
分析対象物質の濃度解析に関する解析情報とは、後述する試料分析システムによる分析対象物質の濃度算出に使用される情報である。解析情報は、例えば、複数撮像した試験片の画像データのうち何枚目の画像データを用いるのか、どの呈色領域の画像データから色情報を抽出するのか、抽出した色情報の補正を行うのか行わないのか、どの検量線を使用するのか、算出した値を補正するのかしないのか等の情報である。以下に、具体的な解析情報を例示するがこれに限定されない。
<解析情報例1>
解析情報は、例えば、「試験片の1枚目の画像データを使用、第2呈色領域の画像データの色情報を抽出、抽出した色情報の補正を行う、検量線Aを使用してMアルカリ度を算出」という第1情報群と、「試験片の2枚目の画像データを使用、第1呈色領域の画像データの色情報を抽出、抽出した色情報の補正を行わない、検量線Bを使用してpHを算出」という第2情報群を有する。
<解析情報例2>
解析情報は、例えば、「試験片の2枚目の画像データを使用、第1呈色領域の画像データの色情報を抽出、抽出した色情報の補正を行う、検量線Bを使用して値を算出、算出した値に既定の補正係数を掛け、pH値を算出」という第1情報群と、「試験片の2枚目の画像データを使用、第2呈色領域の画像データの色情報を抽出、抽出した色情報の補正を行う、検量線Aを使用して値を算出、算出した値に既定の補正係数を掛け、Mアルカリ度を算出」という第2情報群を有する。
<解析情報例3>
解析情報は、例えば、「試験片の2枚目の画像データを使用、第3呈色領域の画像データの色情報を抽出、抽出した色情報の補正を行う、検量線Cを使用して第1の値を算出」という第1情報群と、「試験片の3枚目の画像データを使用、第3呈色領域の画像データの色情報を抽出、抽出した色情報の補正を行う、検量線Cを使用して第2の値を算出」という第2情報群と、「第2の値から第1の値を差し引いて全硬度を算出」という第3情報群を有する。
<解析情報例4>
解析情報は、例えば、「試験片の2枚目の画像データを使用、第3呈色領域の画像データの色情報を抽出、抽出した色情報の補正を行う、検量線Cを使用して値を算出、算出した値が既定の範囲外の場合、全硬度の値として不採用」という第1情報群と、「試験片の2枚目の画像データを使用、第3呈色領域の画像データの色情報を抽出、抽出した色情報の補正を行う、検量線Dを使用して値を算出、算出した値が規定の範囲内の場合、全硬度として採用」という第2情報群を有する。
解析情報には、カラーチャート項目情報、カラーチャート色情報等を含んでいることが好ましい。カラーチャート項目情報は、例えば、「カラーチャート領域20の上段位置にある1番目~5番目のセルが第1呈色領域10の色見本」、「カラーチャート領域20の中段位置にある1番目~5番目のセルが第2呈色領域12の色見本」、「カラーチャート領域20の下段位置にある1番目~5番目のセルが第3呈色領域14の色見本」であるという情報である。また、カラーチャート色情報は、例えば、「カラーチャート領域20の上段位置の1番目のセルの標準光源下における色情報、2番目のセルの標準光源下における色情報、・・・」という情報であり、RGB系、CMYK系、HSV系、HLS系、Lab系のデータで示される。
撮像条件情報は、後述する試料分析システムの撮像部による試験片の撮像条件であり、例えば、撮像部による撮像範囲を示す撮像枠の大きさ、形状及び位置、フラッシュの有無、ピント、F値、撮像回数、撮像間隔等の情報である。
分析情報領域を構成する第2分析情報領域18には、試料に関する試料関連情報が含まれる。図1では、試料関連情報として、試料を採取した場所を示す場所情報、試料の電気伝導率を示す特性情報が表示されるがこれに限定されない。試料の特性情報としては、試料の電気伝導率の他に、例えば、呈色法以外の手段で測定される水温、溶存酸素濃度、蛍光物質濃度、色度、濁度、臭気強度、懸濁物質、蒸発残留物、強熱減量、有機物、細菌数等が挙げられる。
また、試料関連情報は、前述の場所情報及び特性情報の他に、例えば、天候等の測定時の周囲環境情報、測定対象である試料を排出する設備の稼働情報、測定者情報、試料の種類、試験片の識別番号、運営事業者の識別番号、OCRに関する情報、試料採取年日時分秒、撮影年日時分秒等でもよい。
測定対象である試料を排出する設備の稼働情報は、例えば、設備に備わっている水温計、圧力計、水量計、電圧計、タンクレベル値、ポンプ設定値等である。試料の種類は、例えば、冷却水、排水、純粋等である。試験片の識別番号は、試験片毎に割り振られた個体番号である。運営事業者とは、測定対象である試料を排出する装置を管理する事業者であり、当該事業者に割り当てられた番号が識別番号である。OCRに関する情報は、例えば、「1つめのOCRセルは試料関連場所」、「2つめのOCRセルは電気伝導率」等である。
試料関連情報は、例えば、試験片1を使用する際に、試験片1を使用するユーザーによって記載されるものもあれば、試験片1を使用する前に予め試験片1に表示されているものもある。試料関連情報の表示形態は、文字、数字、記号でもよいし、バーコード、QRコード等でもよい。
本実施形態では、分析情報領域に、呈色項目情報、解析情報、撮像条件情報、試料関連情報が含まれる場合について説明しているが、少なくとも、呈色項目情報と解析情報が含まれていればよい。
図2は、本実施形態に係る試料分析システムの構成の一例を示す模式図である。図2に示す試料分析システム5は、互いに通信可能な端末装置7及びサーバ装置9を有する。これらの各装置は、有線または無線の通信ネットワーク46を介して互いに接続されている。通信ネットワーク46は、例えば、インターネットが含まれる。
端末装置7は、スマートフォン、ラップトップ型のパーソナルコンピュータ(PC)、タブレット端末のような様々な汎用型又は多機能型の携帯型コンピュータ、デスクトップ型或いはタワー型のPC等の汎用型のコンピュータ等の端末装置が適用される。
端末装置7は、撮像部22、発光部24、制御部26、操作部28、表示部30、記憶部32、端末側通信部34、を有する。
撮像部22は、例えば、CCD或いはCMOS等のイメージセンサを用いた撮像装置であり、試験片1を撮像し、撮像した試験片1の画像データを取得する。発光部24は、撮像部22に隣接して配置され、必要に応じて、撮像部22による撮像時に発光する。
操作部28は、ユーザーからの操作を受け付けるためのインターフェースであり、例えば、スマートフォン等の携帯端末等の場合には、タッチパネルやキーボタン等である。表示部30は、撮像部22により撮像した試験片1の画像や制御部26から出力された情報等を表示するためのインターフェースであり、例えば、ディスプレイ等である。スマートフォン等の携帯端末等の場合には、表示部30は、タッチパネルディスプレイとして操作部28と一体化されている。
記憶部32は、例えば、半導体メモリー等の記憶装置であり、撮像部22が取得した画像データ、制御部26が読みだす所定の処理プログラム、制御部26から出力される情報等を記憶する。また、記憶部32は、例えば、試料中の分析対象物質の濃度に応じた試験片1の呈色領域の色情報(色値)を表す参照情報等を記憶していることが望ましい。当該参照情報は、例えば、試験片1の呈色領域の色情報(色値)と当該試料中の分析対象物質の濃度との間の関係を示す検量線等である。
制御部26は、例えば、CPU等から構成され、記憶部32に記憶された所定の処理プログラムを読みだし、当該処理プログラムを実行して、端末装置7の動作を制御する。
図3は、端末装置の制御部の機能ブロック図である。図3に示すように、制御部26は、機能ブロックとして、例えば、画像領域選択部35、濃度解析部36、関連情報取得部38を有する。
画像領域選択部35は、撮像部22により撮像された試験片1の画像データから、呈色領域、分析情報領域、カラーチャート領域それぞれの画像領域を選択する。例えば、画像領域選択部35は、試験片1上の呈色領域、分析情報領域、カラーチャート領域の位置関係の相対値から、又はユーザーからの操作に応じて、それぞれの画像領域を検出する。
関連情報取得部38は、分析情報領域(第1分析情報領域16、第2分析情報領域18)の画像データから、呈色項目情報、解析情報、撮像条件情報、試料関連情報等を取得する。例えば、関連情報取得部38は、分析情報領域の画像データに対して、公知の光学的読み取り処理を行って、表示領域の画像データ内の文字、数字、記号等も含む情報を読み取り、或いは表示領域の画像データ内のバーコード等の一次元コード、QRコード等の二次元コードに記録されている情報を読み取る。
濃度解析部36は、呈色領域(第1呈色領域10、第2呈色領域12、第3呈色領域14)の画像データ及び関連情報取得部38により取得された解析情報に基づいて、分析対象物質の濃度を算出する。濃度算出の具体例については後述する。
端末側通信部34は、制御部26により算出された分析対象物質の濃度、関連情報取得部38により取得された呈色項目情報及び試料関連情報等を対応付けてサーバ装置9に送信する。また、端末側通信部34は、サーバ装置9から送信された情報を受信する。
サーバ装置9は、サーバ側通信部40と、記憶部42と、制御部44とを有する。サーバ側通信部40は、端末側通信部34により対応付けられて送信された分析対象物質の濃度、呈色項目情報、試料関連情報等を受信する。また、サーバ側通信部40は、端末装置7からの要求に応じて、記憶部42に記憶されている情報等を端末側通信部34に送信する。
記憶部42は、端末装置7から受信した分析対象物質の濃度と呈色項目情報とを対応付けて記憶する。また、試料関連情報やその他の情報(後述する撮像日時やテキストデータ)を受信した場合には、分析対象物質の濃度、呈色項目情報、試料関連情報及びその他の情報を対応付けて記憶する。また、記憶部42は、制御部44が読みだす所定の処理プログラムや制御部44から出力される情報等も記憶する。
制御部44は、例えば、CPU等から構成され、記憶部42に記憶された所定のプログラムを読み出し、当該処理プログラムを実行して、サーバ装置9の動作を制御する。
制御部44は、機能ブロックとして、分析対象物質の濃度を用いて、分析対象物質の濃度の時系列データを作成するデータ解析部を備えることが好ましい。具体的には、記憶部42に記憶された分析対象物質の濃度を時系列順にプロットして、時間経過に対する分析対象物質の濃度変化を表すトレンドグラフを作成する。
制御部44は、機能ブロックとして、分析対象物質の濃度を用いて、端末装置7のユーザーを支援する支援データを作成する支援データ作成部を備えることが好ましい。具体的には、記憶部42に記憶された分析対象物質の濃度を過去の濃度と比較して、運転管理に関する支援データを作成する。
図4は、本実施形態に係る試料分析システムの動作の一例を示すフロー図である。図4に示す各ステップの処理は、記憶部に記憶されている所定の処理プログラムに基づいて、制御部により、試料分析システムを構成する各部と協働して実行される。
画像領域選択部35は、撮像部22によって撮像された、試料に浸漬させる前又は後の試験片1の画像データから、分析情報領域(第1分析情報領域16、第2分析情報領域18)の画像データを選択する(ステップS10)。関連情報取得部38は、分析情報領域の画像データから、呈色項目情報、解析情報、撮像条件情報、試料関連情報を取得する(ステップS12)。撮像部22は、撮像条件情報に基づいて、試料に浸漬させた後の試験片1を撮像する(ステップS14)。濃度解析部36は、撮像された試験片1の画像データから選択された呈色領域の画像データ及び解析情報に基づいて、分析対象物質の濃度を算出する(ステップS16)。以下に、ステップS16の具体例を説明する。以下では、前述の解析情報例1、すなわち、「試験片の1枚目の画像データを使用、第2呈色領域の画像データの色情報を抽出、抽出した色情報の補正を行う、検量線Aを使用してMアルカリ度を算出」という第1情報群と、「試験片の2枚目の画像データを使用、第1呈色領域の画像データの色情報を抽出、抽出した色情報の補正を行わない、検量線Bを使用してpHを算出」という第2情報群を有する解析情報にしたがって、分析対象物質の濃度を算出する例である。
まず、画像領域選択部35は、撮像された試験片1の複数の画像データのうち、1枚目の画像データから、第2呈色領域12の画像データ及びカラーチャート領域20の画像データを選択する。次に、濃度解析部36は、第2呈色領域12の画像データの色情報を抽出する。なお、撮像部22により撮像された画像データの色情報(色値)は、RGB系のデータでもよいし、RGB系のデータをCMYK系、HSV系、HLS系、Lab系等の他の色空間に変換したデータでもよい。次に、濃度解析部36は、第2呈色領域12の画像データの色情報を、解析情報に含まれる、カラーチャート項目情報、カラーチャート色情報に基づいて補正する。例えば、カラーチャート領域20の中段位置の1番目~5番目のセルの標準光源下における色情報に基づいて設定される補正値を算出し、算出した補正値の分だけ、第2呈色領域12の画像データの色情報を補正する。そして、濃度解析部36は、記憶部32に記憶されている検量線A(色情報とMアルカリ度との関係を示す検量線)を参照して、補正した第2呈色領域12の画像データの色情報から試料のMアルカリ度の値を算出する。また、画像領域選択部35は、撮像された試験片1の複数の画像データのうち、2枚目の画像データから、第1呈色領域10の画像データ及びカラーチャート領域20の画像データを選択する。次に、濃度解析部36は、第1呈色領域10の画像データの色情報を抽出する。そして、濃度解析部36は、記憶部32に記憶されている検量線B(色情報とpHとの関係を示す検量線)を参照して、第1呈色領域の画像データの色情報から試料のpHの値を算出する。なお、検量線は予め記憶部32に記憶されたものを用いているが、これに限定されず、撮像部22により撮像されたカラーチャート領域20の画像データから抽出した色情報から作成した検量線を用いてもよい。また、検量線は、カラーチャート項目情報、カラーチャート色情報に基づいて補正してもよい。このように、呈色領域の画像データ及び解析情報に基づいて、分析対象物質の濃度が算出される。
次に、端末側通信部34は、算出された分析対象物質の濃度、呈色項目情報及び試料関連情報を対応付けてサーバ装置9に送信する(ステップS18)。サーバ装置9は、対応付けられた分析対象物質の濃度、呈色項目情報及び試料関連情報をサーバ側通信部40で受信し、記憶部42は、分析対象物質の濃度を呈色項目情報及び試料関連情報と対応づけて記憶する(ステップS20)。また、例えば、試験片1を撮像部22により撮像した際に、その撮像日時が端末装置7の記憶部32に記憶される場合や端末装置7のユーザーが作成した試料に関するコメントを示すテキストデータがある場合には、算出された分析対象物質の濃度及び試料関連情報と共に、撮像日時や試料に関するコメントを示すテキストデータをサーバ装置9に送信し、記憶部42は、分析対象物質の濃度を呈色項目情報や試料関連情報に加え撮像日時やテキストデータと対応づけて記憶する。
図5は、サーバ装置の記憶部に記憶されるデータベースの一例を示す図である。図5に示すデータベースは、呈色項目1,2,3、試料関連項目1,2、撮像日時項目を有する。ここで、呈色項目情報が、「呈色領域の左から1番目(第1呈色領域10)の呈色項目はpH」、「呈色領域の左から2番目(第2呈色領域12)の呈色項目はMアルカリ度」、「呈色領域の左から3番目(第3呈色領域14)の呈色項目は全硬度」である場合、呈色項目1はpHとなり、その項目の欄に、算出されたpHの値が入力され、また、呈色項目2はMアルカリ度となり、その項目の欄に、算出されたMアルカリ度の値が入力され、呈色項目3は全硬度となり、その項目の欄に、算出された全硬度の値が入力される。また、試料関連情報が、例えば、試料採取場所、試料の電気伝導率である場合には、試料関連項目1は試料採取場所となり、その項目の欄に、試料採取場所が入力され、試料関連項目2の欄は試料の電気伝導率となり、その項目の欄に、試料の電気伝導率の値が入力される。さらに、撮像日時項目には、試験片を撮像した日時が入力される。
制御部44のデータ解析部は、記憶部42に記憶されている分析対象物質の濃度を用いて、時系列データを作成し、制御部44の支援データ作成部は、記憶部42に記憶されている分析対象物質の濃度を用いて、端末装置7のユーザーを支援する支援データを作成する(ステップS22)。
サーバ側通信部40は、端末装置7からの要求に応じて、分析対象物質の濃度、時系列データ、支援データを端末装置7に送信する(ステップS24)。端末装置7からの要求とは、ユーザーが、操作部28から入力する分析対象物質の濃度、時系列データ、支援データの取得指示である。端末装置7は、端末側通信部34を介して、分析対象物質の濃度、時系列データ、支援データを表示部30に表示する(ステップS26)。
以上のように、本実施形態に係る試料分析システム5によれば、最適な解析条件により試験片1の画像データから試料中の分析対象物質の濃度を算出することができる。これにより、例えば、分析対象物質の濃度分析の精度を向上させることが可能となる。また、撮像した画像データを端末装置7からサーバ装置9に送らないため、通信負荷を低減することができる
実施形態で説明した端末装置7及びサーバ装置9の制御部の各機能をコンピュータに実現させるための所定のプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体などのコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録された形で提供してもよい。
1 試験片、5 試料分析システム、7 端末装置、9 サーバ装置、10 第1呈色領域、12 第2呈色領域、14 第3呈色領域、16 第1分析情報領域、18 第2分析情報領域、20 カラーチャート領域、22 撮像部、24 発光部、26,44 制御部、28 操作部、30 表示部、32,42 記憶部、34 端末側通信部、35画像領域選択部、36 濃度解析部、38 関連情報取得部、40 サーバ側通信部、46 通信ネットワーク。

Claims (11)

  1. 互いに通信可能な端末装置とサーバ装置を含む試料分析システムであって、
    前記端末装置は、
    試料中の分析対象物質の濃度に応じて呈色する呈色領域と、前記呈色領域の呈色項目に関する呈色項目情報及び前記分析対象物質の濃度解析に関する解析情報を含む分析情報領域とを同一面上に有する試験片を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された前記試験片の前記分析情報領域の画像データから呈色項目情報及び解析情報を取得する取得部と、
    前記撮像部により撮像された前記試験片の前記呈色領域の画像データ、及び前記取得部により取得された前記解析情報に基づいて、前記分析対象物質の濃度を算出する濃度解析部と、
    前記濃度解析部により算出された分析対象物質の濃度と前記取得部により取得された呈色項目情報とを対応付けて前記サーバ装置に送信する端末側通信部と、を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記端末側通信部により対応付けられて送信された分析対象物質の濃度及び呈色項目情報を受信するサーバ側通信部と、
    前記サーバ側通信部により受信された分析対象物質の濃度と呈色項目情報とを対応付けて記憶する記憶部と、を有することを特徴とする試料分析システム。
  2. 前記分析情報領域は、前記撮像部による前記試験片の撮像条件に関する撮像条件情報を含み、
    前記撮像部は前記撮像条件情報に基づいて撮像することを特徴とする請求項1に記載の試料分析システム。
  3. 前記分析情報領域は、前記試料に関する試料関連情報を含み、
    前記記憶部は、前記算出された分析対象物質の濃度を前記試料関連情報と対応付けて記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の試料分析システム。
  4. 前記サーバ装置は、
    前記算出された分析対象物質の濃度を用いて、前記分析対象物質の濃度の時系列データを作成するデータ解析部を有し、
    前記記憶部は、前記時系列データを記憶することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の試料分析システム。
  5. 前記記憶部は、前記算出された分析対象物質の濃度を前記試験片の撮像日時又は前記試料に関するコメントを示すテキストデータと対応付けて記憶することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の試料分析システム。
  6. 前記サーバ装置は、
    前記算出された分析対象物質の濃度と過去の濃度とを比較した運転支援データを作成する支援データ作成部を有し、
    前記記憶部は、前記運転支援データを記憶することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の試料分析システム。
  7. 前記サーバ側通信部は、前記端末装置からの要求に応じて、前記算出された分析対象物質の濃度を前記端末側通信部に送信し、
    前記端末装置は、当該端末装置に設けられた表示部に、前記サーバ側通信部から送信された前記分析対象物質の濃度を表示することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の試料分析システム。
  8. 前記サーバ側通信部は、前記端末装置からの要求に応じて、前記時系列データを前記端末側通信部に送信し、
    前記端末装置は、当該端末装置に設けられた表示部に、前記サーバ側通信部から送信された前記時系列データを表示することを特徴とする請求項4に記載の試料分析システム。
  9. 前記サーバ側通信部は、前記端末装置からの要求に応じて、前記運転支援データを前記端末側通信部に送信し、
    前記端末装置は、当該端末装置に設けられた表示部に、前記サーバ側通信部から送信された前記運転支援データを表示することを特徴とする請求項6に記載の試料分析システム。
  10. 端末装置が、試料中の分析対象物質の濃度に応じて呈色する呈色領域と、前記呈色領域の呈色項目に関する呈色項目情報及び前記分析対象物質の濃度解析に関する解析情報を含む分析情報領域とを同一面上に有する試験片を撮像する撮像ステップと、
    前記端末装置が、前記撮像ステップにより撮像された前記試験片の前記分析情報領域の画像データから呈色項目情報及び解析情報を取得する取得ステップと、
    前記端末装置が、前記撮像ステップにより撮像された前記試験片の前記呈色領域の画像データ、及び前記取得ステップにより取得された前記解析情報に基づいて、前記分析対象物質の濃度を算出する濃度解析ステップと、
    前記端末装置が、前記濃度解析ステップにより算出された分析対象物質の濃度と前記取得ステップにより取得された呈色項目情報とを対応付けてサーバ装置に送信する端末側送信ステップと、
    サーバ装置が、前記端末側送信ステップにより対応付けられて送信された分析対象物質の濃度及び呈色項目情報を前記端末装置から受信するサーバ側受信ステップと、
    前記サーバ側受信ステップにより受信された分析対象物質の濃度と呈色項目情報とを対応付けて記憶する記憶ステップと、を有することを特徴とする試料分析方法。
  11. 試料中の分析対象物質の濃度に応じて呈色する呈色領域と、前記呈色領域の呈色項目に関する呈色項目情報及び前記分析対象物質の濃度解析に関する解析情報を含む分析情報領域とを同一面上に有する試験片を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された前記試験片の前記分析情報領域の画像データから呈色項目情報及び解析情報を取得する取得部と、
    前記撮像部により撮像された前記試験片の前記呈色領域の画像データ、及び前記取得部により取得された前記解析情報に基づいて、前記分析対象物質の濃度を算出する濃度解析部と、
    前記濃度解析部により算出された分析対象物質の濃度と前記取得部により取得された呈色項目情報とを対応づけてサーバ装置に送信する通信部と、
    を有することを特徴とする端末装置。
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