JP7262922B2 - タンパク質をイメージングする方法 - Google Patents
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Description
・第1の実施形態
以下、第1の実施形態に従うタンパク質をイメージングする方法について、図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態の方法の一例を示す概略フローチャートである。
実施形態のイメージング方法の更なる実施形態を図4に示す。図4は、第2の実施形態の方法の一例を示す概略フローチャートである。
更なる実施形態において、標的タンパク質及びイメージング剤は、それぞれ複数種類であってもよい。そのような例について、図6を参照して説明する。図6は、第3の実施形態の方法の一例を示す概略フローチャートである。
更なる実施形態において、非標的タンパク質及びマスキング剤は、それぞれ複数種類であってもよい。そのような例について、図7を参照して説明する。図7は、第4の実施形態の方法の一例を示す概略フローチャートである。
ある実施形態において、標的タンパク質は変異型EGFRのT790M変異型(以下、「変異型EGFR/T790M」と称する)であり、非標的タンパク質は変異型EGFRであり、イメージング剤はオシメルチニブ(Osimertinib)であり、マスキング剤はアファチニブ(Afatinib)である。そのような例について、図8を参照して説明する。図8は、第5の実施形態の方法の一例を示す概略フローチャートである。この例における方法は、試料中の変異型EGFR/T790Mをイメージングする方法であり、図8に示す工程(S41)~(S44)を含む。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
試料中の標的タンパク質をイメージングする方法であって、
(S1)前記標的タンパク質と結合親和性を有するイメージング剤を決定すること、
(S2)前記イメージング剤と結合親和性を有する非標的タンパク質を決定すること、
(S3)前記イメージング剤を標識物質で標識した標識イメージング剤を用意すること、
(S4)前記標的タンパク質及び前記非標的タンパク質と結合親和性を有し、前記標的タンパク質との結合親和性が、前記イメージング剤のそれよりも低く、前記非標的タンパク質との結合親和性が、前記イメージング剤のそれよりも高いマスキング剤を用意すること、
(S5)前記試料に、前記マスキング剤及び前記標識イメージング剤を投与すること、及び
(S6)前記標識物質からの信号を検出し、前記検出の結果に基づいて画像を作成すること
を含むタンパク質をイメージングする方法。
[2]
前記工程(S5)において、前記マスキング剤を投与した後に、前記標識イメージング剤を投与する[1]に記載の方法。
[3]
前記標的タンパク質がバイオマーカーである[1]又は[2]に記載の方法。
[4]
前記バイオマーカーが、診断マーカー、予後マーカー、薬力学マーカー、モニタリング用マーカー又は治療マーカーである[3]に記載の方法。
[5]
前記標識物質が、陽電子を放出する放射性同位元素である[1]~[4]の何れか1つに記載の方法。
[6]
試料中の第1~第nの標的タンパク質をイメージングする方法であって、ここで、nは2以上の整数であり、
(S21)前記第1~第nの標的タンパク質とそれぞれ結合親和性を有する第1~第nのイメージング剤をそれぞれ決定すること、
(S22)前記第1~第nのイメージング剤とそれぞれ結合親和性を有する非標的タンパク質を決定すること、
(S23)前記第1~第nのイメージング剤を第1~第nの標識物質で標識した第1~第nの標識イメージング剤を用意すること、
(S24)前記第1~第nの標的タンパク質及び前記非標的タンパク質と結合親和性を有し、前記第1~第nの標的タンパク質との結合親和性がそれぞれ、前記第1~第nのイメージング剤のそれよりも低く、前記非標的タンパク質との結合親和性が、前記第1~第nのイメージング剤のそれよりも高いマスキング剤を用意すること、
(S25)前記試料に、前記マスキング剤及び前記第1~第nの標識イメージング剤を投与すること、及び
(S26)前記第1~第nの標識物質からの信号を検出し、前記検出の結果に基づいて画像を作成すること
を含むタンパク質をイメージングする方法。
[7]
試料中の標的タンパク質をイメージングする方法であって、
(S31)前記標的タンパク質とそれぞれ結合親和性を有するイメージング剤を決定すること、
(S32)前記イメージング剤とそれぞれ結合親和性を有する第1~第nの非標的タンパク質を決定すること、
(S33)前記イメージング剤を標識物質で標識した標識イメージング剤を用意すること、
(S34)前記標的タンパク質及び前記第1~第nの非標的タンパク質と結合親和性を有し、前記標的タンパク質との結合親和性が、前記イメージング剤のそれよりもそれぞれ低く、前記第1~第nの非標的タンパク質との結合親和性がそれぞれ、前記イメージング剤のそれよりもそれぞれ高い第1~第nのマスキング剤を用意すること、
(S35)前記試料に、前記第1~第nのマスキング剤及び前記標識イメージング剤を投与すること、及び
(S36)前記標識物質からの信号を検出し、前記検出の結果に基づいて画像を作成すること
を含むタンパク質をイメージングする方法。
[8]
試料中の変異型EGFRのT790M変異型(以下、「変異型EGFR/T790M」と称する)をイメージングする方法であって、
(S41)オシメルチニブを標識物質で標識した標識オシメルチニブを用意すること、
(S42)アファチニブを用意すること、
(S43)前記試料に、前記アファチニブ及び前記標識オシメルチニブを投与すること、及び
(S44)前記標識物質からの信号を検出し、前記検出の結果に基づいて画像を作成すること
を含むタンパク質をイメージングする方法。
5…標識物質 6…標的タンパク質 7…非標的タンパク質
11…試料 12…アファチニブ 13…変異型EGFR
14…変異型EGFR/T790M 15…オシメルチニブ
16…11C 17…標識オシメルチニブ
Claims (8)
- 試料中の標的タンパク質をイメージングする方法であって、
(S1)前記標的タンパク質と結合親和性を有するイメージング剤を決定すること、
(S2)前記イメージング剤と結合親和性を有する非標的タンパク質を決定すること、
(S3)前記イメージング剤を標識物質で標識した標識イメージング剤を用意すること、
(S4)前記標的タンパク質及び前記非標的タンパク質と結合親和性を有し、前記標的タンパク質との結合親和性が、前記イメージング剤のそれよりも低く、前記非標的タンパク質との結合親和性が、前記イメージング剤のそれよりも高いマスキング剤を用意すること、
(S5)前記マスキング剤及び前記標識イメージング剤を投与された前記試料、及び前記標識物質からの信号を検出し、前記検出の結果に基づいて画像を作成すること
を含むタンパク質をイメージングする方法。 - 前記工程(S5)において、前記試料は、前記マスキング剤が投与された後に、前記標識イメージング剤が投与されている請求項1に記載の方法。
- 前記標的タンパク質がバイオマーカーである請求項1又は2に記載の方法。
- 前記バイオマーカーが、診断マーカー、予後マーカー、薬力学マーカー、モニタリング用マーカー又は治療マーカーである請求項3に記載の方法。
- 前記標識物質が、陽電子を放出する放射性同位元素である請求項1~4の何れか1項に記載の方法。
- 試料中の第1~第nの標的タンパク質をイメージングする方法であって、ここで、nは2以上の整数であり、
(S21)前記第1~第nの標的タンパク質のそれぞれとそれぞれ結合親和性を有する第1~第nのイメージング剤を決定すること、
(S22)前記第1~第nのイメージング剤とそれぞれにまたはそれらの全てと結合親和性を有する非標的タンパク質を決定すること、
(S23)前記第1~第nのイメージング剤のそれぞれを第1~第nの標識物質のそれぞれで標識した第1~第nの標識イメージング剤を用意すること、
(S24)前記第1~第nの標的タンパク質及び前記非標的タンパク質と結合親和性を有し、前記第1~第nの標的タンパク質との結合親和性がそれぞれ、前記第1~第nのイメージング剤のそれよりも低く、前記非標的タンパク質との結合親和性が、前記第1~第nのイメージング剤のそれよりも高いマスキング剤を用意すること、
(S25)前記マスキング剤及び前記第1~第nの標識イメージング剤を投与された前記試料、及び前記第1~第nの標識物質からの信号を検出し、前記検出の結果に基づいて画像を作成すること
を含むタンパク質をイメージングする方法。 - 試料中の標的タンパク質をイメージングする方法であって、
(S31)前記標的タンパク質と結合親和性を有するイメージング剤を決定すること、
(S32)前記イメージング剤と結合親和性を有する第1~第nの非標的タンパク質を決定すること、ここで、nは2以上の整数である、
(S33)前記イメージング剤を標識物質で標識した標識イメージング剤を用意すること、
(S34)前記標的タンパク質及び前記第1~第nの非標的タンパク質と結合親和性を有し、前記標的タンパク質との結合親和性が、前記イメージング剤のそれよりもそれぞれ低く、前記第1~第nの非標的タンパク質との結合親和性がそれぞれ、前記イメージング剤のそれよりもそれぞれ高い第1~第nのマスキング剤を用意すること、
(S35)前記第1~第nのマスキング剤及び前記標識イメージング剤を投与された前記試料、及び前記標識物質からの信号を検出し、前記検出の結果に基づいて画像を作成すること
を含むタンパク質をイメージングする方法。 - 試料中の変異型EGFRのT790M変異型(以下、「変異型EGFR/T790M」
と称する)をイメージングする方法であって、
(S41)オシメルチニブを標識物質で標識した標識オシメルチニブを用意すること、
(S42)アファチニブを用意すること、
(S43)前記アファチニブ及び前記標識オシメルチニブを投与された前記試料、及び前記標識物質からの信号を検出し、前記検出の結果に基づいて画像を作成すること
を含む変異型EGFR/T790Mをイメージングする方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005017133A (ja) | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Kagoshima Univ | 免疫組織化学的染色方法による抗原の検出方法 |
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WO2015146896A1 (ja) | 2014-03-24 | 2015-10-01 | コニカミノルタ株式会社 | 多重免疫染色法に基づく生体物質の定量方法 |
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WO2017148925A1 (en) | 2016-02-29 | 2017-09-08 | Oncodesign Sa | Radiolabeled macrocyclic egfr inhibitor |
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WO2017148925A1 (en) | 2016-02-29 | 2017-09-08 | Oncodesign Sa | Radiolabeled macrocyclic egfr inhibitor |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
HIRANO Toshiyuki et al.,In vitro modeling to determine mutation specificity of EGFR tyrosine kinase inhibitors against clinically relevant EGFR mutants in non-small lung cancer,Oncotarget,2015年10月15日,Vol.6, No.36,pp.38789-38803 |
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