JP7262039B2 - 署名認証装置および合致性判断装置 - Google Patents

署名認証装置および合致性判断装置 Download PDF

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Description

この発明は、署名などの筆記データの合致性を判断する装置に関するものである。
署名などの筆記データの合致性を判断することが行われている。たとえば、入力された署名が、予め登録された本人の署名と合致するかどうかの認証を行う装置が用いられている。
特許文献1には、署名の書き順、字画ごとの筆記方向・所要時間・軌跡長、各文字の全体の所要時間と各字画の所要時間の比率(第1の筆紋)、文字列全体の所要時間と個々の文字の所要時間との比率(第2の筆紋)、各文字の全体の軌跡長と各字画の軌跡長(第3の筆紋)などに基づいて認証を行う装置が開示されている。
特許文献1の装置によれば、照合項目が多く、他人の模倣による署名を本人の署名であると誤認識する可能性を低くできる。
特開2012-48281
しかしながら、特許文献1の装置においては、他人の署名を本人であると誤認識する可能性は低くなるものの、本人の署名であっても、少し書き方が変化しただけで正しい署名であると判断できない可能性がある。照合項目が多いためである。
特に、文字と文字の間の空白期間や文字中の空白期間の時間長は、一定していないことも多く、これを厳密に照合項目とすると、本人であるにも拘わらず認証ができないという問題を生じる。かといって、上記空白期間を無視して認証を行うと、他人の署名を本人の署名であると誤認識する可能性が大きくなる。
また、同一人であっても署名の傾きは一定していないことも多く、これも厳密に照合項目とすると、本人であるにも拘わらず認証ができないという問題を生じる。署名の傾きを強制的に一定にするため、画面上若しくは物理的に枠を定めて、この枠にあわせて署名を入力させるようにした装置もある。しかし、このような装置では、真っ直ぐに署名を行わない人(右上がりなど)にとっては、通常と異なる署名を行わざるをえず、本人認証に支障を来すこともあった。
上記のような問題は、署名の認証だけでなく、2つの筆記データの類似度を判定する場合にも生じるものである。
この発明は、上記のいずれかの問題点を解決して、精度よく署名認証を行うことができる装置や精度良く筆記データの合致度を判定することができる装置を提供することを目的とする。
以下、この発明の独立して適用可能な特徴を列挙する。
(1)(2)この発明に係る署名認証装置は、予め登録されている時系列の登録署名データと署名入力部の署名面に対して入力された時系列の入力署名データとの合致性を判断する署名認証装置であって、所定規則にしたがって、登録署名データを空白期間に基づいて複数の区分登録署名データに分割する登録署名データ分割手段と、前記所定規則と同一の規則にしたがって、入力署名データを空白期間に基づいて複数の区分入力署名データに分割する入力署名データ分割手段と、対応するそれぞれの区分登録署名データと区分入力署名データが合致しているかどうかを判断し、各区分における合致性に基づいて署名全体としての全体合致性を判断する合致性判断手段と、前記登録署名データ分割手段および前記入力署名データ分割手段は分割数を変化させて区分登録署名データおよび区分入力署名データを生成し、前記合致性判断手段は、各分割数の場合における全体合致性に基づいて、入力署名データの認証を行うことを特徴とする。
したがって、分割数を変化させて合致性を判断することで、より正確な認証を行うことができる。
(3)(4)この発明に係る署名認証装置は、時系列の登録署名データと署名入力部の署名面に対して入力された時系列の入力署名データとの合致性を判断する署名認証装置であって、所定規則にしたがって、登録署名データを空白期間に基づいて複数の区分登録署名データに分割した区分登録署名データを記録する記録部と、前記所定規則と同一の規則にしたがって、入力署名データを空白期間に基づいて複数の区分入力署名データに分割する入力署名データ分割手段と、対応するそれぞれの区分登録署名データと区分入力署名データが合致しているかどうかを判断し、各区分における合致性に基づいて署名全体としての全体合致性を判断する合致性判断手段と、前記記録部は、分割数を変化させて得た区分登録署名データを記録しており、前記入力署名データ分割手段は分割数を変化させて区分入力署名データを生成し、前記合致性判断手段は、各分割数の場合における全体合致性に基づいて、入力署名データの認証を行うことを特徴とする。
したがって、分割数を変化させて合致性を判断することで、より正確な認証を行うことができる。
(5)この発明に係る署名認証装置は、所定規則が、空白期間の時間的に長い順に区分を行うことであることを特徴としている。
したがって、大きな空白期間から順に分割を行うことができる。
(6)この発明に係る署名認証装置は、合致性判断手段が、全ての区分において区分登録署名データと区分入力署名データが合致している場合にのみ、署名全体としての全体合致性があると判断することを特徴としている。
したがって、より正確に同一人の署名であるかどうかを判断することができる。
(7)この発明に係る署名認証装置は、各分割数のいずれか一つにおいて全体合致性がある場合、入力署名データが正しいものであると認証することを特徴とする。
したがって、より正確に同一人の署名であるかどうかを判断することができる。
(8)この発明に係る署名認証装置は、合致性判断手段が、前記分割数を増加させて、順次、全体合致性を判断し、いずれかの分割数において全体合致性があると判断すると、さらなる分割数による認証処理を行わないことを特徴としている。
したがって、正確かつ迅速に認証を行うことができる。
(9)この発明に係る署名認証装置は、前記合致性判断手段が、入力署名データについて、前記筆記データの筆記位置に基づいて生成されたX軸とX軸に垂直なY軸とによる座標系における、始点から終点に至るY値の時間的変動を算出するY値算出手段と、前記筆記データの筆記位置に基づいて生成されたX軸とX軸に垂直なY軸であって時間経過と共にX軸上を前記始点から終点方向に移動するY軸とによる座標系における、始点から終点に至るX値の時間的変動を算出するX値算出手段と、算出された前記入力署名データのY値の時間的変動と予め登録されている登録署名データのY値の時間的変動の合致性を判断するY値合致性判断手段と、算出された前記入力署名データのX値の時間的変動と予め登録されている登録署名データのX値の時間的変動の合致性を判断するX値合致性判断手段と、Y値合致性とX値合致性に基づいて、入力署名データと登録署名データの合致性を判断する統合判断手段とを備えることを特徴としている。
したがって、同一人による署名の傾きなどが変化した場合であっても、正確に認証を行うことができる。
(10)この発明に係る署名認証装置は、座標系が、前記始点から終点を結ぶX軸と、当該X軸に垂直なY軸とによって構成されることを特徴としている。
したがって、同一人による署名の傾きなどが変化した場合であっても、正確に認証を行うことができる。
(11)この発明に係る署名認証装置は、座標系が、前記筆記データを内包する矩形の垂直な二辺をX軸およびY軸とし、または前記矩形の斜めに対向する二点を結ぶ直線をX軸としてこれに垂直な直線をY軸とし、または前記矩形の一方の短辺上のいずれかの点と他方の短辺上のいずれかの点とを結ぶ直線をX軸としてこれに垂直な直線をY軸として構成されることを特徴としている。
したがって、同一人による署名の傾きなどが変化した場合であっても、正確に認証を行うことができる。
(12)この発明に係る署名認証装置は、Y値算出手段は、Y値および始点から終点までの時間を正規化してY値の時間的変動を算出し、X値算出手段は、X値および始点から終点までの時間を正規化してX値の時間的変動を算出することを特徴としている。
したがって、より正確に、登録署名データと人力署名データの比較を行うことができる。
(13)この発明に係る署名認証装置は、サーバ装置として構築されていることを特徴とする。
したがって、サーバ装置にアクセス可能な端末装置から署名の認証を利用することができる。
(14)(15)この発明に係る合致性判断装置は、時系列の第1筆記データと時系列の第2筆記データとの合致性を判断する合致性判断装置であって、第1筆記データおよび第2筆記データのそれぞれについて、前記筆記データの筆記位置に基づいて生成されたX軸とX軸に垂直なY軸とによる座標系における、始点から終点に至るY値の時間的変動を算出するY値算出手段と、第1筆記データおよび第2筆記データのそれぞれについて、前記筆記データの筆記位置に基づいて生成されたX軸とX軸に垂直なY軸であって時間経過と共にX軸上を前記始点から終点方向に移動するY軸とによる座標系における、始点から終点に至るX値の時間的変動を算出するX値算出手段と、第1筆記データのY値の時間的変動と第2筆記データのY値の時間的変動の合致性を判断するY値合致性判断手段と、第1筆記データのX値の時間的変動と第2筆記データのX値の時間的変動の合致性を判断するX値合致性判断手段と、Y値合致性とX値合致性に基づいて、第1筆記データと第2筆記データの合致性を判断する統合判断手段とを備えている。
したがって、筆記データの傾きなどが変化した場合であっても、正確に合致性を判断することができる。
(16)この発明に係る合致性判断装置は、座標系が、前記始点から終点を結ぶX軸と、当該X軸に垂直なY軸とによって構成されることを特徴としている。
したがって、筆記データの傾きなどが変化した場合であっても、正確に合致性を判断することができる。
(17)この発明に係る合致性判断装置は、座標系が、前記筆記データを内包する矩形の垂直な二辺をX軸およびY軸とし、または前記矩形の斜めに対向する二点を結ぶ直線をX軸としてこれに垂直な直線をY軸とし、または前記矩形の一方の短辺上のいずれかの点と他方の短辺上のいずれかの点とを結ぶ直線をX軸としてこれに垂直な直線をY軸として構成されることを特徴としている。
したがって、筆記データの傾きなどが変化した場合であっても、正確に合致性を判断することができる。
(18)この発明に係る合致性判断装置は、Y値算出手段が、Y値および始点から終点までの時間を正規化してY値の時間的変動を算出し、X値算出手段は、X値および始点から終点までの時間を正規化してX値の時間的変動を算出することを特徴としている。
したがって、より正確に、筆記データの比較を行うことができる。
(19)この発明に係る合致性判断装置は、第1筆記データのX値Y値の時間的変動が、予め算出されて記録されていることを特徴とする。
したがって、より迅速に合致性を判断することができる。
(20)この発明に係る合致性判断装置は、第1筆記データおよび第2筆記データは、署名データであることを特徴とする。
したがって、署名データの認証を行うことができる。
(21)この発明に係る合致性判断装置は、サーバ装置として構築されていることを特徴とする。
したがって、サーバ装置にアクセス可能な端末装置から合致性判断結果を利用することができる。
この発明において「Y値算出手段」は、実施形態においては、ステップS13、S16、S103、S105、S111、S113などがこれに対応する。
「X値算出手段」は、実施形態においては、ステップS14、S17、S103、S105、S111、S113などがこれに対応する。
「Y値合致性判断手段」は、実施形態においては、ステップS18、S19、S106、S107、S113、S114などがこれに対応する。
「X値合致性判断手段」は、実施形態においては、ステップS20、S21、S106、S107、S113、S114などがこれに対応する。
「統合判断手段」は、実施形態においては、ステップS22、S23がこれに対応する。
「登録署名データ分割手段」は、実施形態においては、ステップS110がこれに対応する。
「入力署名データ分割手段」は、実施形態においては、ステップS110がこれに対応する。
「合致性判断手段」は、実施形態においては、ステップS108、S116、S118がこれに対応する。
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
この発明の一実施形態による合致性判断装置の機能ブロック図である。 合致性判断装置のハードウエア構成である。 合致性判断プログラムの登録処理のフローチャートである。 署名入力画面の例である。 合致性判断プログラムの合致性判断処理のフローチャートである。 合致性判断プログラムの合致性判断処理のフローチャートである。 署名データの例である。 Y値波形とX値波形の例である。 署名における空白期間を説明するための図である。 他の例による座標の設定を示す図である。 合致性判断装置をサーバ装置として構築した場合の例を示す図である。 この発明の一実施形態による署名認証装置の機能ブロック図である。 署名認証プログラムの登録処理のフローチャートである。 ユーザIDおよび署名入力画面の例である。 署名認証プログラムの署名認証処理のフローチャートである。 署名認証プログラムの署名認証処理のフローチャートである。 登録署名データのY値波形と入力署名データのY値波形の例である。 登録署名データのY値波形と、入力署名データのY値波形の合致性判断を説明するための図である。 署名データの分割を説明するための図である。 署名データの分割を説明するための図である。 署名データの分割を説明するための図である。 他の例による署名認証処理のフローチャートである。7 他の例による署名認証処理のフローチャートである。7 署名認証装置をサーバ装置として構築した場合の例を示す図である。
1.第1の実施形態
1.1機能構成
図1にこの発明の一実施形態による合致性判断装置の機能構成図を示す。この合致性判断装置は、第1の筆記データ14と第2の筆記データ16との合致性を判断するものである。第1の筆記データ14、第2の筆記データ16は、たとえば、タッチペンによってタッチディスプレイに手書きで入力されたものである。
Y値算出手段2は、第1の筆記データ14の筆記位置に基づいてX軸、Y軸を設定し、Y値の時間的変動を算出する。Y値算出手段2は、第2の筆記データ16についても、同様にしてY値の時間的変動を算出する。
X値算出手段4は、第2筆記データ16の筆記位置に基づいて設定したX軸、Y軸に基づき、X値の時間的変動を算出する。なお、この際、X値算出手段4は、Y軸を時間経過とともに筆記の開始点から終了点の方向に向かって移動させながら、X値を算出する。X値算出手段4は、第2の筆記データ16についても、同様にしてX値の時間的変動を算出する。
Y値合致性判断手段8は、第1の筆記データ14のY値波形(Y値の時間的変動)と第2の筆記データ16のY値波形との合致性を判断する。X値合致性判断手段12は、第1の筆記データ14のX値波形(X値の時間的変動)と第2の筆記データ16のX値波形との合致性を判断する。統合判断手段10は、X値波形の合致性とY値波形の合致性とに基づいて、第1の筆記データ14と第2の筆記データ16の合致性を算出する。
1.2ハードウエア構成
図2に、合致性判断装置のハードウエア構成を示す。CPU20には、メモリ22、タッチスクリーン24、ハードディスク26、DVD-ROMドライブ28、通信回路30が接続されている。通信回路30は、インターネットと接続するための回路である。タッチスクリーン24は、ユーザからのペンや指による入力を受け付けるとともに、表示を行うものである。
ハードディスク26には、オペレーティングシステム32、合致性判断プログラム34が記録されている。合致性判断プログラム34は、オペレーティングシステム32と協働してその機能を発揮する。これらプログラムは、DVD-ROM36に記録されていたものを、DVD-ROMドライブ28を介して、ハードディスク26にインストールしたものである。
以下では、予め登録した署名と、入力された署名の合致性に基づいて、同一人が署名を行ったかどうかを認証する場合を例として説明する。しかし、署名以外の筆記データについて同様の判断を行うことができる。また、予め記録された筆記データと、入力された筆記データの合致性だけでなく、双方が記録された筆記データの合致性や、双方が入力された筆記データの合致性も判断することができる。
1.3登録処理
図3に、合致性判断プログラム34の登録処理のフローチャートを示す。本人認証を行うために、予め、本人の署名をハードディスク26に記録しておく処理である。
まず、CPU20は、タッチスクリーン24に、ユーザIDを入力するように促す(ステップS1)。これを受けて、ユーザがタッチスクリーン24を操作しユーザIDを入力すると、CPU20はこれを取得する。
次に、CPU20は、タッチスクリーン24に、署名を入力するように促す(ステップS2)。図4に署名入力画面の例を示す。入力領域40が、署名入力のための領域である。
ユーザは、タッチペンまたは指によってこの入力領域40に署名を入力する。CPU20は、入力された署名データを、上記のユーザIDと対応付けて、登録署名データとしてハーディスク26に記録する(ステップS3)。
上記のような登録処理は、署名によって本人を確認することが必要なアプリケーションプログラムの一部として(あるいは連携して)実行される。
なお、ユーザIDは、ユーザが入力するのではなく、コンピュータの側が発行するようにしてもよい。
1.4合致性判断処理
図5、図6に、合致性判断プログラム34の合致性判断処理のフローチャートを示す。
まず、CPU20は、タッチスクリーン24に、ユーザIDを入力するように促す(ステップS11)。これを受けて、ユーザがタッチスクリーン24を操作しユーザIDを入力すると、CPU20はこれを取得する。
まず、CPU20は、タッチスクリーン24に、署名を入力するように促す(ステップS12)。図4に署名入力画面の例を示す。入力領域40が、署名入力のための領域である。図7Aに、入力された署名データ(入力署名データ)の例を示す。
図7Bに示すように、CPU20は、この入力署名データの開始点S(書き始め)と終了点E(書き終わり)を結ぶX軸を設定し、これに垂直で開始点Sを通るY軸を設定する。この時の各時刻におけるY値を算出し、図8Aに示すような入力Y値波形を得る(ステップS13)。この実施形態では、比較を容易にするために、開始点Sから終了点Eまでの時間を1として正規化して入力Y値波形を得るようにしている。これにより、署名を書いた時間が変化したとしても、正しく比較を行うことができる。また、得られたY値の最大値(絶対値)を1として正規化するようにしている。
次に、CPU20は、図7Bの座標系において、X値を算出する(ステップS14)。ただし、開始点Sの時刻から終了点Eの時刻まで、Y軸を矢印Fの方向に移動させながらX値を算出する。すなわち、開始点Sの時刻ではY軸は開始点Sの位置にあり、終了点Eの時刻ではY軸は終了点Eの位置にあることになる。このようにして得た入力X値波形の例を、図8Bに示す。この入力X値波形においても、開始点Sから終了点Eまでの時間、振幅を正規化している。
なお、図9に示すように、署名の入力時において、破線で示すように、ペンや指先がタッチスクリーン24に接していない箇所が存在する。この実施形態では、これを空白期間と呼んでいる。この空白期間のため、図8A、図8Bに示すX値波形、Y値波形は、連続せず途中で途切れることになる。なお、連続してペン先や指先がタッチスクリーン24に触れている期間を、ストロークと呼ぶ。
次に、CPU20は、ステップS11にて入力されたユーザIDに対応づけてハードディスク26に記録されている登録署名データを取得する(ステップS15)。CPU20は、この登録署名データについても、上記と同様にしてY値波形、X値波形を算出し、登録Y値波形、登録X値波形とする(ステップS16、S17)。
なお、登録署名データの登録Y値波形、登録X値波形は、登録時に予め算出しておいて記録しておいてもよい。このようにすれば、その都度算出を行わなくとも、記録された登録Y値波形、登録X値波形を読み出して使用することができる。
続いて、CPU20は、入力Y値波形と登録Y値波形の比較を行って、その類似度を算出する(ステップS18)。入力Y値波形と登録Y値波形の類似度の判定は、様々な手法を用いることができる。たとえば、DPマッチングによって類似度を算出したり、相関関数を算出したりすることができる。また、第2の実施形態にて示す手法に基づいて類似度を算出してもよい。
類似度が所定値以上であれば、両者は合致しており、同一人の署名であると判断する。入力Y値波形と登録Y値波形が合致していないと判断すると、CPU20は、認証NG(同一人による署名でない)と判断して終了する。
入力Y値波形と登録Y値波形が合致していると判断すると、CPU20は、入力X値波形と登録X値波形の比較を行って、その類似度を算出する(ステップS20)。
入力X値波形と登録X値波形が合致していないと判断すると、CPU20は、認証NG(同一人による署名でない)と判断して終了する。
入力X値波形と登録X値波形が合致していると判断すると、CPU20は、認証OK(同一人による署名である)と判断して合致性の判断を終了する。
上記のようにして登録署名データと入力署名データが合致するかどうかを判断することができる。この合致性判断プログラム34は、署名によって本人を確認することが必要なアプリケーションプログラムの一部として(あるいは連携して)実行される。
以上のように、この実施形態では、署名データの位置に基づいて(この実施形態では、開始点Sと終了点Eに基づいて)設定したX軸、Y軸によって波形を算出するようにしている。したがって、署名データの傾きが変わったとしても、正確に、登録署名データと入力署名データを比較することができる。
1.5その他
(1)上記実施形態では、開始点Sと終了点Eを結ぶ線をX軸とし、これに垂直なY軸を設定している。しかし、図10に示すように、署名を内包する矩形を設定し、対向する短辺上の二点を結んでX軸としてもよい。たとえば、点Aと点Dを結ぶ直線をX軸とする。あるいは、点Bと点Cを結ぶ直線をX軸とする。また、点Aと点Cを結ぶ直線、点Bと点Dを結ぶ直線をX軸とすることができる。Y軸は、X軸に垂直に設定する。
なお、Y値が正負に表れることが好ましいので、点Aと点D、点Bと点CのようにX軸が署名と交わるように設定することが好ましい。
上記のいずれの場合においても、X値算出の際には、Y軸は、開始点Sの時刻から終了点Eの時刻までの間で、矢印Fの方向(開始点Sから終了点Eに向かう方向)に移動させる。
また、対向する短辺上の任意の2点を結んでX軸を設定してもよい。たとえば、対向する短辺の中央(点Aと点Bの中央と、点Cと点Dの中央)を結んでX軸を設定してもよい。
(2)上記実施形態では、ユーザIDに対応付けて署名データを記録するようにしている。しかし、一人のユーザのみを認証すればよい場合であれば、ユーザIDは不要であり、入力署名データが登録署名データと合致しているかどうかを判断すればよい。
さらに、ユーザIDに対して署名だけでなくパスワードを記録しておき、ユーザID、署名、パスワードによって認証を行うようにしてもよい。
また、複数人のユーザを認証する場合であっても、署名データだけを認証に用いることができる。たとえば、各人の署名データを登録しておき、入力署名データに合致する登録署名データが見いだすことで、個人を特定するようにできる。所定の合致度に達する登録署名データが見当たらない場合には、認証を不可とする。
(3)上記実施形態では、合致性判断装置として1台のコンピュータによるシステムを説明した。しかし、図11に示すように、合致性判断装置をサーバ装置として構築してもよい。第1筆記データ(署名データ)、第2筆記データ(署名データ)の入力を端末装置1にて受け付け、インターネットなどを介して、これをサーバ装置5の筆記データ取得手段3が取得する。Y値算出手段2、X値算出手段4はこれを受け取って、Y値、X値を算出する。Y値合致性判断手段8、X値合致性判断手段12を経て、統合判断手段10による判断結果は、端末装置1に送信される。
このようにサーバ装置として構築すれば、署名データをサーバ装置に一度登録すれば、異なる端末装置においても入力署名データの認証を行うことができる。
(4)上記実施形態では、署名が同一人のものであるかどうかを判断するようにしている。しかし、これに代えて、あるいはこれに加えて、両署名データ(筆記データ)の合致度を出力するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、署名データの合致性を判断する場合を例として説明したが、署名以外の筆記データの合致性を判断する場合全般に適用することができる。
(6)上記実施形態および変形例は、その本質に反しない限り、他の実施形態や変形例と組み合わせて実施可能である。
2.第2の実施形態
2.1機能構成
図12に、この発明の一実施形態による署名認証装置の機能構成図を示す。
署名入力部50は、たとえばタッチスクリーンであり、手書きによる署名を受け付けて入力署名データを出力する。入力署名データ分割手段56は、この入力署名データを受けて、その空白期間に基づいて入力署名データを複数の区分に分割する。ここで、空白期間とは、署名入力部50において署名の開始から終了までの間に、ペンもしくは指が署名面から離れた期間をいうものである。
署名データ中には、通常、複数の空白期間があるので、入力署名データ分割手段56は、最も大きい(時間的に長い)空白期間によって、入力署名データを第1区分、第2区分の2つに分割する。
記録部52には、予め、登録署名データが記録されている。登録署名データ分割手段54は、記録部52に記録されている登録署名データを取得し、最も大きい空白期間によって、登録署名データを第1区分、第2区分の2つに分割する。
合致性判断手段58は、入力署名データの第1区分と、登録署名データの第1区分の波形が合致するかどうかを判断する。同様に、入力署名データの第2区分と、登録署名データの第2区分の波形が合致するかどうかを判断する。
合致性判断手段58は、全ての区分(第1区分と第2区分)において、入力署名データの波形と登録署名データの波形が合致すれば、入力署名データは正しい署名であると認証する。
いずれかの区分(第1区分または第2区分)において、入力署名データの波形と登録署名データの波形が合致しなければ、入力署名データ分割手段56、登録署名データ分割手段54は、2つ目に大きい空白期間にてさらなる分割を行う。これにより、入力署名データ、登録署名データともに、第1区分~第3区分までに分割されることになる。
合致性判断手段58は、全ての区分(第1区分~第3区分)において、入力署名データの波形と登録署名データの波形が合致すれば、入力署名データは正しい署名であると認証する。
いずれかの区分(第1区分~第3区分のいずれか)において、入力署名データの波形と登録署名データの波形が合致しなければ、入力署名データ分割手段56、登録署名データ分割手段54は、3つ目に大きい空白期間にてさらなる分割を行う。
以上の処理を繰り返し、所定数まで分割を行っても(あるいは全ての空白期間についての分割を行っても)、全区分での合致が得られなければ、入力署名データは、正しくない署名であると判断する。
2.2ハードウエア構成
署名認証装置のハードウエア構成は、第1の実施形態と同様、図2に示すとおりである。ただし、ハードディスク26には、合致性判断プログラム34に代えて、あるいは加えて、署名認証プログラムが記録されている。
2.3登録処理
図13に、署名認証プログラムの登録処理のフローチャートを示す。本人認証を行うために、予め、本人の署名をハードディスク26に記録しておく処理である。
まず、CPU20は、タッチスクリーン24に、ユーザIDを入力するように促す(ステップS51)。図14にユーザID入力画面の例を示す。これを受けて、ユーザがタッチスクリーン24を操作しユーザIDを入力すると、CPU20はこれを取得する。
次に、CPU20は、タッチスクリーン24に、署名を入力するように促す(ステップS52)。図14に署名入力画面の例を示す。入力領域40が、署名入力のための領域である。この実施形態では、ユーザID入力画面と署名入力画面を一つにしているが、別々の画面としてもよい。
ユーザは、タッチペンまたは指によってこの入力領域40に署名を入力する。CPU20は、入力された署名データを、上記のユーザIDと対応付けて、登録署名データとしてハーディスク26に記録する(ステップS53)。
上記のような登録処理は、署名によって本人を確認することが必要なアプリケーションプログラムの一部として(あるいは連携して)実行される。
なお、ユーザIDは、ユーザが入力するのではなく、コンピュータの側が発行するようにしてもよい。
2.4署名認証処理
図15、図16に、署名認証プログラムの署名認証処理のフローチャートを示す。
まず、CPU20は、タッチスクリーン24に、ユーザIDを入力するように促す(ステップS101)。図14にユーザID入力画面の例を示す。これを受けて、ユーザがタッチスクリーン24を操作しユーザIDを入力すると、CPU20はこれを取得する。
次に、CPU20は、タッチスクリーン24に、署名を入力するように促す(ステップS102)。図14に署名入力画面の例を示す。入力領域40が、署名入力のための領域である。入力された署名データ(入力署名データ)は、たとえば、図9と同様となる。
次に、CPU20は、入力署名データについて、図7Bに示すような座標系を設定し、Y値の時間的変動、X値の時間的変動を算出する(ステップS103)。Y値の時間的変動、X値の時間的変動は、第1の実施形態にて説明したように、振幅および時間について正規化がなされる。
たとえば、図8A、図8Bに示すようなY値波形、X値波形を得ることができる。なお、これら波形は、本来、所定のサンプリング間隔で得られた離散値であるが、CPU20は、空白期間を除き、点間の補完を行って連続した曲線波形として算出するようにしている。
次に、CPU20は、ステップS101にて入力されたユーザIDに基づいて、対応する登録署名データをハードディスク26から読み出す(ステップS104)。CPU20は、この登録署名データについて、上記と同じように、図7Bに示すような座標系を設定し、Y値の時間的変動(波形)、X値の時間的変動(波形)を算出する(ステップS105)。なお、これら波形は、本来、所定のサンプリング間隔で得られた離散値であるが、CPU20は、空白期間を除き、点間の補完を行って連続した曲線波形として算出するようにしている。
CPU20は、入力署名データのY値波形・X値波形と登録署名データのY値波形・X値波形の比較を行って合致度を算出する(ステップS106)。この実施形態では、以下のようにして合致度を算出するようにしている。
図17Aに登録署名データのY値波形、図17Bに入力署名データのY値波形を示す。CPU20は、このY値波形につき、所定時間間隔ごとにY値を算出する。図18Aに、登録署名データのY値波形の一部分の拡大図を示す。点によって示されているのが、所定間隔ごとに算出されたY値である。空白期間内には点を設けないようにしている。
図18Bに、入力署名データのY値波形の一部分の拡大図を示す。CPU20は、このY値波形につき、上記と同じ所定時間間隔ごとにY値を算出する。点によって示されているのが、所定間隔ごとに算出されたY値である。
次に、CPU20は、登録署名データのY値の各点につき、上下のマージンを設定する。図18Aにおいて、上マージンU、下マージンLとして示している。この実施形態では、上下のマージン幅は、図17Aに示す登録署名データのY値の最大値(絶対値の最大値)の所定割合(たとえば上下それぞれ5%)としている。
CPU20は、入力署名データのY値波形の各点が、この上下マージンULの中に入っているかどうかを判断する。図18Cの場合であれば、点P1~P16は上下マージンUL内に入っており、点P17~P20、P26は外れており、点P21~P25は上下マージンUL内に入っている。
この実施形態においては、Y値波形を構成する各ストローク(連続する波形)ごとに連続して合致する(マージン内に入っている)点の数を算出し、これに基づいて全体の合致度を算出するようにしている。
たとえば、図18Cの例であれば、最初のストロークについては、点P1~P16が連続して合致している。したがって、合致数を16とする。次のストロークについては、点P21~P25が連続して合致している。したがって、合致数を5とする。
なお、図18Dに示すように、一つのストロークに対して、点P2~P7と点P28~P37の2カ所において合致する箇所がある場合、連続する合致数の多い方を採用する。すなわち、点P2~P7が6点、点P28~P37が10点であるから、合致数を10点とする。
上記のように、この実施形態では、一つのストロークにおいて、複数箇所で合致が見られる場合、その連続数の大きい方の点数を合致数とするようにしている。これは、高速に上限に振動させるような署名が入力された場合(このような場合は、飛び飛びにではあるが、合致点が多く見られる可能性がある)に、これを不正なものとして排除するためである。
なお、上記のようなおそれがない場合には、当該ストロークにおける合致点数の合計(上記であれば6点+10点=16点)を合致数としてもよい。
以上のようにして、各ストロークの合致数を算出し、下式によって合致度を算出する。
Y値合致度
=各ストロークの合致数の合計/入力署名データのY値波形の全点数
この合致度が高いほど、入力署名データと登録署名データの合致性が高いということができる。
CPU20は、同様にしてX値合致度を算出する。次に、算出したY値合致度とX値合致度の低い方を(大きい方や平均値としてもよい)、合致度とする。
CPU20は、合致度が所定値以上(たとえば、0.95以上)であるかどうかを判断する(ステップS107)。所定値以上であれば、入力署名データは正しい署名であるとして認証する(ステップS108)。
所定値以下の場合、直ちに「正しい署名でない」との判断はせず、空白期間による分割を行って、合致性があるかどうかを判断するようにしている。
まず、ステップS110において、CPU20は、登録署名データの最も大きい空白期間で、登録署名データを2つに分割する。たとえば、図19Aに示すような登録署名データであれば、空白期間Kが最も大きい(時間的に長い)ので、ここで分割をすることになる。その結果、図19Bに示す第1区分登録署名データと、図19Cに示す第2区分登録署名データを得ることができる。
上記と同様にして、入力署名データについても、最も大きい空白期間で、第1区分入力署名データと第2区分入力署名データに分割する。
次に、CPU20は、第1・第2区分登録署名データについて、始点Sと終点Eを通るX軸と、これに垂直なY軸を設定する。今までの説明と同様、Y軸は時間経過とともに終点Eの方向に向かって移動する。CPU20は、第1・第2区分登録署名データのそれぞれについて、Y値、X値の時間的変化を算出する(ステップS111)。
上記と同様にして、CPU20は、第1・第2区分入力署名データについても、Y値、X値の時間的変化を算出する(ステップS111)。
続いて、CPU20は、第1区分登録署名データと第1区分入力署名データの合致度を算出する(ステップS113)。その算出方法は、ステップS106にて行ったものと同様である。なお、上下マージン設定の基準となる最大値は、第1区分登録署名データ中の最大値を用いる。
合致度が所定値以上あれば、CPU20は、次の区分である第2区分登録署名データと第2区分入力署名データの合致度を算出する(ステップS112、S113)。
ここで、合致度が所定値以上であれば、全ての区分について合致したことになるので、入力署名データが正しい署名であると認証する(ステップS116)。
第1・第2区分のいずれかにおいて合致度が所定値未満であれば、ステップS110に戻って、さらなる分割を行って合致度を算出する(ステップS114、S117)。
ステップS110においては、図19B、図19Cに区分された登録署名データにおいて、最も大きい空白期間に基づいて、さらなる分割が行われる。ここでは、空白期間K2が最も大きいものであったとする。この場合、図20A、図20B、図20Cに示すように、3つの区分に分割されることになる。
次に、第1~第3区分登録署名データのそれぞれについて、Y値、X値の時間的変化を算出する(ステップS111)。
上記と同様にして、CPU20は、第1~第3区分入力署名データについても、Y値、X値の時間的変化を算出する(ステップS111)。
CPU20は、各区分について登録署名データのY値・X値波形と入力署名データのY値・X値波形の比較を行い(ステップS113)、合致度を算出する。全ての区分において合致度が所定値を上回れば、正しい署名であるとして認証を行う(ステップS115、S116)。
いずれかの区分において、合致度が所定値を下回っていれば、ステップS110以下を繰り返して実行し、さらなる分割を行って合致度の判定を行う。
空白期間がなくなるまで(あるいは予め定めた回数の分割を行っても)、上記処理を繰り返しても合致しなければ、入力署名データは正しい署名でないと判断して終了する(ステップS117、S118)。
上記のように、この実施形態では、空白期間で分割を行って合致性を判断するようにしている。したがって、同一人でありながら、署名の際に、空白期間に変化があるような場合であっても、正確に同一人による署名であると判断することができる。
なお、登録された署名と、入力された署名において、空白期間の大きさが異なる場合、そもそも、異なる空白期間にて分割を行ってしまう可能性がある。たとえば、図21Aの登録署名データのY値波形と図21Bの入力署名データのY値波形とを比較する場合について説明する。署名登録時には、空白期間K1が最も長い署名をしていたが、入力時には空白期間K2が最も長かったとする。
この場合、図21C、図21Dに示すように、対応しない場所にて分割が行われるため、両者は合致しないことになる。しかし、さらに分割を進めると、図21E、図21Fのように、合致する箇所にて分割を行うことができるようになる。したがって、正しい比較を行うことができる。
このように、この実施形態によれば、署名登録時と入力時において、空白期間が異なっていても、正しく同一人の署名であると判断することができる。
2.5その他
(1)上記実施形態では、登録署名データの分割やX値波形・Y値波形の算出を、入力署名データが入力された際に行っている。しかし、登録署名データの分割やX値波形・Y値波形の算出(いずれか一方のみでもよい)を、予め行っておいて記録しておき、これを読み出して用いるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、空白期間が時間的に大きい箇所から順に分割を行うようにしている。しかし、空間的に大きい空白箇所から順に分割を行うようにしてもよい。また、X値波形、Y値波形の始点Sと終点Eの間の中心点に近い空白期間から順に分割を行うようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、X値波形、Y値波形の合致度を算出する際に、図18Aに示すように、等時間間隔の点を設定するようにしている。しかし、波形の形状によって点の間隔を変化させるようにしてもよい。たとえば、単純な直線的期間は間隔を広く、複雑な曲線(周波数の高い曲線)は間隔を狭くするようにしてもよい。
この場合、登録署名データ、入力署名データのそれぞれについて、独立して点の間隔を変化させるように点を設定して比較を行うことが好ましい(点の数は両者で同一とする)。
4)上記実施形態では、X値波形、Y値波形の最大値の所定割合を、全体にわたって、合致性判断の際のマージンとしている。しかし、振幅の小さい区間はマージンを小さくし、振幅の大きい区間はマージンを大きくするように変化させてもよい。
(5)上記実施形態では、Y値、X値によって署名の合致性を判断するようにしている。しかし、空白期間で分割し、他の手法にて署名の合致性を判断するようにしてもよい。たとえば、DPマッチングによって合致性(類似度)を算出したり、相関関数を算出したりするようにしてもよい。DPマッチングを用いる場合の処理フローチャートを、図22、図23に示す。この場合においても、分割して合致度を算出することで、より正確に本人の署名であるかどうかを判断することができる。
(6)上記実施形態では、ユーザIDに対応付けて署名データを記録するようにしている。しかし、一人のユーザのみを認証すればよい場合であれば、ユーザIDは不要であり、入力署名データが登録署名データと合致しているかどうかを判断すればよい。
さらに、ユーザIDに対して署名だけでなくパスワードを記録しておき、ユーザID、署名、パスワードによって認証を行うようにしてもよい。
また、複数人のユーザを認証する場合であっても、署名データだけを認証に用いることができる。たとえば、各人の署名データを登録しておき、入力署名データに合致する登録署名データが見いだすことで、個人を特定するようにできる。所定の合致度に達する登録署名データが見当たらない場合には、認証を不可とする。
(7)上記実施形態では、署名認証装置として1台のコンピュータによるシステムを説明した。しかし、図24に示すように、署名認証装置をサーバ装置として構築してもよい。入力署名データの入力を端末装置1にて受け付け、インターネットなどを介して、これをサーバ装置5の署名取得手段3が取得する。判断結果は、端末装置1に送信される。
このようにサーバ装置として構築すれば、署名データをサーバ装置に一度登録すれば、異なる端末装置においても入力署名データの認証を行うことができる。
(8)上記実施形態では、署名データの合致性を判断する場合を例として説明したが、署名以外の筆記データの合致性を判断する場合全般に適用することができる。
(9)上記実施形態では、分割数を徐々に増加させて合致度を算出するようにしている。しかし、分割数をランダムに変化させて合致度を算出するようにしてもよい。この場合、いずれか一つの分割数にて合致が見られれば、本人であると認証することができる。
(10)上記実施形態では、全ての区分について合致度が所定値以上である場合に、同一人の署名であると認証している。しかし、合致度が所定値以上の区分が全区分の所定割合以上(たとえば95%以上)であれば、同一人の署名であると認証するようにしてもよい。
(11)上記実施形態および変形例は、その本質に反しない限り、他の実施形態や変形例と組み合わせて実施可能である。

Claims (16)

  1. 予め登録されている時系列の登録署名データと署名入力部の署名面に対して入力された時系列の入力署名データとの合致性を判断する署名認証装置であって、
    所定規則にしたがって、登録署名データを空白期間に基づいて複数の区分登録署名データに分割する登録署名データ分割手段と、
    前記所定規則と同一の規則にしたがって、入力署名データを空白期間に基づいて複数の区分入力署名データに分割する入力署名データ分割手段と、
    対応するそれぞれの区分登録署名データと区分入力署名データが合致しているかどうかを判断し、各区分における合致性に基づいて署名全体としての全体合致性を判断する合致性判断手段と、
    前記登録署名データ分割手段および前記入力署名データ分割手段は分割数を変化させて区分登録署名データおよび区分入力署名データを生成し、前記合致性判断手段は、各分割数の場合における全体合致性に基づいて、入力署名データの認証を行うことを特徴とする署名認証装置において、
    前記所定規則は、空白期間の時間的に長い順に区分を行うことであることを特徴とする署名認証装置。
  2. 予め登録されている時系列の登録署名データと署名入力部の署名面に対して入力された時系列の入力署名データとの合致性を判断する署名認証装置をコンピュータによって実現するための署名認証プログラムであって、コンピュータを、
    所定規則にしたがって、登録署名データを空白期間に基づいて複数の区分登録署名データに分割する登録署名データ分割手段と、
    前記所定規則と同一の規則にしたがって、入力署名データを空白期間に基づいて複数の区分入力署名データに分割する入力署名データ分割手段と、
    対応するそれぞれの区分登録署名データと区分入力署名データが合致しているかどうかを判断し、各区分における合致性に基づいて署名全体としての全体合致性を判断する合致性判断手段として機能させ、
    前記登録署名データ分割手段および前記入力署名データ分割手段は分割数を変化させて区分登録署名データおよび区分入力署名データを生成し、前記合致性判断手段は、各分割数の場合における全体合致性に基づいて、入力署名データの認証を行うことを特徴とする署名認証プログラムにおいて、
    前記所定規則は、空白期間の時間的に長い順に区分を行うことであることを特徴とする署名認証プログラム。
  3. 時系列の登録署名データと署名入力部の署名面に対して入力された時系列の入力署名データとの合致性を判断する署名認証装置であって、
    所定規則にしたがって、登録署名データを空白期間に基づいて複数の区分登録署名データに分割した区分登録署名データを記録する記録部と、
    前記所定規則と同一の規則にしたがって、入力署名データを空白期間に基づいて複数の区分入力署名データに分割する入力署名データ分割手段と、
    対応するそれぞれの区分登録署名データと区分入力署名データが合致しているかどうかを判断し、各区分における合致性に基づいて署名全体としての全体合致性を判断する合致性判断手段と、
    前記記録部は、分割数を変化させて得た区分登録署名データを記録しており、
    前記入力署名データ分割手段は分割数を変化させて区分入力署名データを生成し、前記合致性判断手段は、各分割数の場合における全体合致性に基づいて、入力署名データの認証を行うことを特徴とする署名認証装置において、
    前記所定規則は、空白期間の時間的に長い順に区分を行うことであることを特徴とする署名認証装置。
  4. 時系列の登録署名データと署名入力部の署名面に対して入力された時系列の入力署名データとの合致性を判断する署名認証装置をコンピュータによって実現するための署名認証プログラムであって、コンピュータを、
    所定規則にしたがって、登録署名データを空白期間に基づいて複数の区分登録署名データに分割した区分登録署名データを記録する記録部にアクセス手段と、
    前記所定規則と同一の規則にしたがって、入力署名データを空白期間に基づいて複数の区分入力署名データに分割する入力署名データ分割手段と、
    対応するそれぞれの区分登録署名データと区分入力署名データが合致しているかどうかを判断し、各区分における合致性に基づいて署名全体としての全体合致性を判断する合致性判断手段と、
    前記記録部は、分割数を変化させて得た区分登録署名データを記録しており、
    前記入力署名データ分割手段は分割数を変化させて区分入力署名データを生成し、前記合致性判断手段は、各分割数の場合における全体合致性に基づいて、入力署名データの認証を行うことを特徴とする署名認証プログラムにおいて、
    前記所定規則は、空白期間の時間的に長い順に区分を行うことであることを特徴とする署名認証プログラム。
  5. 予め登録されている時系列の登録署名データと署名入力部の署名面に対して入力された時系列の入力署名データとの合致性を判断する署名認証装置であって、
    所定規則にしたがって、登録署名データを空白期間に基づいて複数の区分登録署名データに分割する登録署名データ分割手段と、
    前記所定規則と同一の規則にしたがって、入力署名データを空白期間に基づいて複数の区分入力署名データに分割する入力署名データ分割手段と、
    対応するそれぞれの区分登録署名データと区分入力署名データが合致しているかどうかを判断し、各区分における合致性に基づいて署名全体としての全体合致性を判断する合致性判断手段と、
    前記登録署名データ分割手段および前記入力署名データ分割手段は分割数を変化させて区分登録署名データおよび区分入力署名データを生成し、前記合致性判断手段は、各分割数の場合における全体合致性に基づいて、入力署名データの認証を行うことを特徴とする署名認証装置において、
    前記合致性判断手段は、前記分割数を増加させて、順次、全体合致性を判断し、いずれかの分割数において全体合致性があると判断すると、さらなる分割数による認証処理を行わないことを特徴とする署名認証装置。
  6. 予め登録されている時系列の登録署名データと署名入力部の署名面に対して入力された時系列の入力署名データとの合致性を判断する署名認証装置をコンピュータによって実現するための署名認証プログラムであって、コンピュータを、
    所定規則にしたがって、登録署名データを空白期間に基づいて複数の区分登録署名データに分割する登録署名データ分割手段と、
    前記所定規則と同一の規則にしたがって、入力署名データを空白期間に基づいて複数の区分入力署名データに分割する入力署名データ分割手段と、
    対応するそれぞれの区分登録署名データと区分入力署名データが合致しているかどうかを判断し、各区分における合致性に基づいて署名全体としての全体合致性を判断する合致性判断手段として機能させ、
    前記登録署名データ分割手段および前記入力署名データ分割手段は分割数を変化させて区分登録署名データおよび区分入力署名データを生成し、前記合致性判断手段は、各分割数の場合における全体合致性に基づいて、入力署名データの認証を行うことを特徴とする署名認証プログラムにおいて、
    前記合致性判断手段は、前記分割数を増加させて、順次、全体合致性を判断し、いずれかの分割数において全体合致性があると判断すると、さらなる分割数による認証処理を行わないことを特徴とする署名認証プログラム。
  7. 時系列の登録署名データと署名入力部の署名面に対して入力された時系列の入力署名データとの合致性を判断する署名認証装置であって、
    所定規則にしたがって、登録署名データを空白期間に基づいて複数の区分登録署名データに分割した区分登録署名データを記録する記録部と、
    前記所定規則と同一の規則にしたがって、入力署名データを空白期間に基づいて複数の区分入力署名データに分割する入力署名データ分割手段と、
    対応するそれぞれの区分登録署名データと区分入力署名データが合致しているかどうかを判断し、各区分における合致性に基づいて署名全体としての全体合致性を判断する合致性判断手段と、
    前記記録部は、分割数を変化させて得た区分登録署名データを記録しており、
    前記入力署名データ分割手段は分割数を変化させて区分入力署名データを生成し、前記合致性判断手段は、各分割数の場合における全体合致性に基づいて、入力署名データの認証を行うことを特徴とする署名認証装置において、
    前記合致性判断手段は、前記分割数を増加させて、順次、全体合致性を判断し、いずれかの分割数において全体合致性があると判断すると、さらなる分割数による認証処理を行わないことを特徴とする署名認証装置。
  8. 時系列の登録署名データと署名入力部の署名面に対して入力された時系列の入力署名データとの合致性を判断する署名認証装置をコンピュータによって実現するための署名認証プログラムであって、コンピュータを、
    所定規則にしたがって、登録署名データを空白期間に基づいて複数の区分登録署名データに分割した区分登録署名データを記録する記録部にアクセス手段と、
    前記所定規則と同一の規則にしたがって、入力署名データを空白期間に基づいて複数の区分入力署名データに分割する入力署名データ分割手段と、
    対応するそれぞれの区分登録署名データと区分入力署名データが合致しているかどうかを判断し、各区分における合致性に基づいて署名全体としての全体合致性を判断する合致性判断手段と、
    前記記録部は、分割数を変化させて得た区分登録署名データを記録しており、
    前記入力署名データ分割手段は分割数を変化させて区分入力署名データを生成し、前記合致性判断手段は、各分割数の場合における全体合致性に基づいて、入力署名データの認証を行うことを特徴とする署名認証プログラムにおいて、
    前記合致性判断手段は、前記分割数を増加させて、順次、全体合致性を判断し、いずれかの分割数において全体合致性があると判断すると、さらなる分割数による認証処理を行わないことを特徴とする署名認証プログラム。
  9. 請求項5~8のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記所定規則は、空白期間の時間的に長い順に区分を行うことであることを特徴とする装置またはプログラム。
  10. 請求項1~9のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記合致性判断手段は、全ての区分において区分登録署名データと区分入力署名データが合致している場合にのみ、署名全体としての全体合致性があると判断することを特徴とする装置またはプログラム。
  11. 請求項1~10のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記各分割数のいずれか一つにおいて全体合致性がある場合、入力署名データが正しいものであると認証することを特徴とする装置またはプログラム。
  12. 請求項1~11のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記合致性判断手段は、
    入力署名データについて、前記入力署名データの筆記位置に基づいて生成されたX軸とX軸に垂直なY軸とによる座標系における、始点から終点に至るY値の時間的変動を算出するY値算出手段と、
    前記入力署名データの筆記位置に基づいて生成されたX軸とX軸に垂直なY軸であって時間経過と共にX軸上を前記始点から終点方向に移動するY軸とによる座標系における、始点から終点に至るX値の時間的変動を算出するX値算出手段と、
    算出された前記入力署名データのY値の時間的変動と予め登録されている登録署名データのY値の時間的変動の合致性を判断するY値合致性判断手段と、
    算出された前記入力署名データのX値の時間的変動と予め登録されている登録署名データのX値の時間的変動の合致性を判断するX値合致性判断手段と、
    Y値合致性とX値合致性に基づいて、入力署名データと登録署名データの合致性を判断する統合判断手段と、
    を備えることを特徴とする装置またはプログラム。
  13. 請求項12の装置またはプログラムにおいて、
    前記座標系は、前記始点から終点を結ぶX軸と、当該X軸に垂直なY軸とによって構成されることを特徴とする装置またはプログラム。
  14. 請求項12の装置または請求項13のプログラムにおいて、
    前記座標系は、前記入力署名データを内包する矩形の垂直な二辺をX軸およびY軸とし、または前記矩形の斜めに対向する二点を結ぶ直線をX軸としてこれに垂直な直線をY軸とし、または前記矩形の一方の短辺上のいずれかの点と他方の短辺上のいずれかの点とを結ぶ直線をX軸としてこれに垂直な直線をY軸として構成されることを特徴とする装置またはプログラム。
  15. 請求項12~14のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記Y値算出手段は、Y値および始点から終点までの時間を正規化してY値の時間的変動を算出し、
    前記X値算出手段は、X値および始点から終点までの時間を正規化してX値の時間的変動を算出することを特徴とする装置またはプログラム。
  16. 請求項1~15の装置またはプログラムにおいて、
    前記署名認証装置は、サーバ装置として構築されていることを特徴とする装置またはプログラム。

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