JP7259288B2 - ジョブスケジューリング装置、管理システム、及びスケジューリング方法 - Google Patents

ジョブスケジューリング装置、管理システム、及びスケジューリング方法 Download PDF

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本発明はジョブスケジューリング装置、管理システム、及びスケジューリング方法に関する。
計算機システムの計算ノードがローカルストレージとしてSSDを有することで、高速に読み書きが可能となりジョブ実行速度の向上につながる。そのため、ローカルストレージとしてSSDを有する計算ノードが近年急速に普及している。このような計算機システムにおいては、特定のSSDに負荷が集中することを避ける、もしくは、複数のSSDが一斉に故障することを避けることが求められている。
特許文献1には、複数のSSDを用いてRAID(Redundant Arrays of Independent Disk)を構成するストレージシステムの構成が開示されている。特許文献1に開示されているストレージシステムにおいては、SSD間においてデータを移動させることによって、それぞれのSSDへの書き込み頻度を調整する。例えば、ストレージシステムは、SSDに保存されたデータに対する書き込み回数の情報を用いて、SSD間において移動させるデータを決定する。ストレージシステムは、SSD間においてデータを移動させることによって、それぞれのSSDに対する書き込み回数を平準化、もしくは、それぞれのSSDに対する書き込み回数に差をつけるように制御する。
特開2010-15516号公報
特許文献1に開示されているストレージシステムは、複数のSSDを論理的に1つの記憶装置として用いるために、SSD間においてデータを移動させることができる。しかし、計算機システムにおいては、計算ノードに搭載されるSSDに書き込まれるデータはその計算ノードで実行されるジョブに関する入出力データであることが多い。そのため、あるジョブによってSSDに書き込まれたデータをそのジョブを実行していない他の計算ノードに搭載されたSSD移動すると、入出力の度に計算ノード間の通信が発生してしまい、ジョブの実行速度が低下してしまうという問題がある。
本開示の目的は、SSDに書き込まれたデータを移動させることなく、SSDに対する負荷を考慮しながらジョブ割当てを行うことで複数のSSDに対する負荷を制御することができるジョブスケジューリング装置、管理システム、及びスケジューリング方法を提供することにある。
本開示の第1の態様にかかるジョブスケジューリング装置は、各計算ノードに搭載されているSSDの交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量、及び、前記SSDへ書き込まれたデータの実績データ量、から算出される目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得するデータ管理部と、ジョブの実行が要求された場合、複数のSSDの中から、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定する決定部と、を備える。
本開示の第2の態様にかかる管理システムは、各計算ノードに搭載されているSSDの交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量と、前記SSDへ書き込まれたデータの実績データ量と、前記目標書き込みデータ量及び前記実績データ量から算出される目標書き込みデータ量に対する不足データ量と、を管理するデータ管理装置と、ジョブの実行が要求された場合、複数のSSDの中から、前記データ管理装置から取得したそれぞれのSSDの前記不足データ量、に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定するジョブスケジューリング装置と、を備える。
本開示の第3の態様にかかるスケジューリング方法は、各計算ノードに搭載されているSSDの交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量、及び、前記SSDへ書き込まれたデータの実績データ量から算出される目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得し、ジョブの実行が要求された場合、複数のSSDの中から、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定する。
本開示により、SSDに書き込まれたデータを移動させることなく、複数のSSDに対する負荷を制御することができるジョブスケジューリング装置、管理システム、及びスケジューリング方法を提供することができる。
実施の形態1にかかるジョブスケジューリング装置の構成図である。 実施の形態2にかかる計算機システムの構成図である。 実施の形態2にかかるSSD寿命管理装置の構成図である。 実施の形態2にかかる管理テーブル記憶装置の構成図である。 実施の形態2にかかるSSD寿命管理テーブルが管理するデータを示す図である。 実施の形態2にかかるジョブ履歴テーブルが管理するデータを示す図である。 実施の形態2にかかるSSD寿命管理テーブルの更新処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかる目標書き込み回数設定部の構成図である。 実施の形態2にかかるジョブの割当先を決定する処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかるデータ管理部が管理するデータを示す図である。 実施の形態2にかかるジョブ履歴テーブルの更新処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかるジョブ実行書き込み数管理部の構成図である。 それぞれの実施の形態にかかるジョブスケジューリング装置、SSD寿命管理装置、管理テーブル記憶装置の構成図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて実施の形態1にかかるジョブスケジューリング装置10の構成例について説明する。ジョブスケジューリング装置10は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。ジョブスケジューリング装置10は、サーバ装置等であってもよい。
データ管理部11及び決定部12等のジョブスケジューリング装置10を構成する構成要素は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。または、ジョブスケジューリング装置10を構成する構成要素は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
データ管理部11は、SSDの交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量、及び、SSDへ書き込まれたデータの実績データ量、から算出される目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得する。SSDは、例えば、耐用年数が定められており、耐用年数に基づいてSSDの交換予定時期が定められるとする。
交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量とは、交換予定時期が現時点から2年後と定められている場合に、現時点から1年後までにSSDに対して書き込むデータ量の目標値であってもよい。所定期間とは、交換予定時期より前の任意の期間であってもよい。データ量の値は、例えば、バイト、メガバイト、ギガバイト、テラバイト等の単位を用いて示されてもよい。
SSDへ書き込まれたデータの実績データ量は、現時点までにSSDへ書き込まれたデータ量の値であってもよい。目標書き込みデータ量に対する不足データ量は、例えば、目標書き込みデータ量から実績データ量を減算した値であってもよい。もしくは、目標書き込みデータ量に対する不足データ量は、目標書き込みデータ量に対する、目標書き込みデータ量から実績データ量を減算した値の割合を用いて示されてもよい。
データ管理部11は、例えば、それぞれのSSDから目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得してもよい。もしくは、データ管理部11は、目標書き込みデータ量及び実績データ量等を管理している管理装置から、目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得してもよい。もしくは、データ管理部11は、ジョブスケジューリング装置10が目標書き込みデータ量及び実績データ量を管理する場合、ジョブスケジューリング装置10内の制御部(不図示)等から目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得してもよい。
決定部12は、ジョブの実行が要求された場合、複数の計算ノードの中から、それぞれの計算ノードが搭載するSSDの不足データ量に基づいて、ジョブを実行する計算ノードを決定する。ジョブは、例えば、SSDを搭載する計算ノードが実行する処理である。ジョブは、例えば、計算ノードが有する機能もしくは処理等を実行することであってもよい。例えば、計算ノードを操作もしくは管理するユーザが、ジョブの実行を要求する場合、計算ノードに対して特定の情報を入力する。つまり、計算ノードを操作もしくは管理するユーザが、ジョブの実行を要求する場合、キーボード等の入力装置の操作、もしくは、画面上のタッチ操作を行い、ジョブの実行を要求してもよい。決定部12は、それぞれの計算ノードからジョブの実行が要求されたことを示すメッセージを取得してもよい。もしくは、決定部12は、ユーザが、ネットワークを介して計算ノードへジョブの実行を指示する場合、ユーザが操作した通信装置から、計算ノードに対してジョブが実行されたことを示すメッセージを取得してもよい。
計算ノードは、ジョブを実行することによってSSDに対してデータの書き込みを行う。ここで、決定部12は、複数の計算ノードの中から、ジョブを実行する計算ノードを決定する。例えば、決定部12は、不足データ量が最も多いSSDを搭載する計算ノードをジョブ実行先として決定してもよい。もしくは、決定部12は、不足データ量が予め定められた閾値よりも多いSSDの中から任意のSSDを搭載している計算ノードを、ジョブ実行先として決定してもよい。もしくは、決定部12は、不足データ量が最も少ないSSDを搭載している計算ノードをジョブ実行先として決定してもよい。もしくは、決定部12は、不足データ量が予め定められた閾値よりも少ないSSDの中から任意のSSDを搭載している計算ノードを、ジョブ実行先として決定してもよい。
以上説明したように、ジョブスケジューリング装置10は、SSDの交換時期を考慮した目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得することができる。さらに、ジョブスケジューリング装置10は、SSDに関する不足データ量に基づいて、SSDを搭載している計算ノードのジョブ実行先を決定することができる。その結果、ジョブスケジューリング装置10は、複数のSSDの書き込みデータ量を実質的に均一にすることも可能であり、SSDの交換時期をずらすように、ジョブ実行先を決定することも可能となる。つまり、ジョブスケジューリング装置10は、SSD間のデータの移動を行うことなく、SSDに対する負荷を制御することができる。
(実施の形態2)
続いて、図2を用いて実施の形態2にかかる計算機システムの構成例について説明する。図2の計算機システムは、SSD寿命管理装置100、管理テーブル記憶装置200、ジョブスケジューリング装置10、及び複数の計算ノード410を有している。SSD寿命管理装置100、管理テーブル記憶装置200、ジョブスケジューリング装置10、及び複数の計算ノード410は、LAN(Local Area Network)を構成している。言い換えると、SSD寿命管理装置100、管理テーブル記憶装置200、ジョブスケジューリング装置300、及び複数の計算ノード410は、LANもしくはIPネットワークを介して通信を行う。
SSD寿命管理装置100、管理テーブル記憶装置200、ジョブスケジューリング装置300、及び複数の計算ノード410(以下、SSD寿命管理装置100等、と称する)は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。また、SSD寿命管理装置100等の構成要素は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。または、SSD寿命管理装置100等の構成要素は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
それぞれの計算ノード410は、SSD411を有している。言い換えると、それぞれの計算ノード410は、SSD411を搭載している。図2においては、一つの計算ノード410が一つのSSD411を有している構成を示しているが、一つの計算ノード410が複数のSSD411を有してもよい。また、図2においては、ラック400内に、複数の計算ノード410が収容されている構成を示している。
計算ノード410は、ユーザから指示されたジョブを実行することによって、SSD411へデータを書き込む。ユーザは、例えば、LANに接続されている通信装置等を操作することによって計算ノード410へジョブの実行を要求する。
続いて、図3を用いてSSD寿命管理装置100の構成例について説明する。SSD寿命管理装置100は、目標書き込み回数設定部110及びジョブ実行書き込み数管理部120を有している。それぞれの計算ノード410が有するSSD411の交換予定時期は予め定められているとする。例えば、SSD寿命管理装置100を操作するユーザもしくは管理者が、それぞれのSSD411の交換予定時期を予め定めているとする。
目標書き込み回数設定部110は、それぞれの計算ノード410もしくは計算ノード410が有するSSD411の識別情報、それぞれのSSD411の交換予定時期、及び、それぞれのSSD411の書き込み上限数を、SSD寿命管理テーブルに記録する。SSD寿命管理テーブルは、管理テーブル記憶装置200に保存されている。管理テーブル記憶装置200の構成については後に詳述する。さらに、目標書き込み回数設定部110は、それぞれのSSDに書き込まれたデータの実績数をSSD寿命管理テーブルに記録する。さらに、目標書き込み回数設定部110は、それぞれのSSD411における所定期間内の目標書き込み数を、SSD寿命管理テーブルに記録する。例えば、目標書き込み回数設定部110は、交換予定時期、書き込み上限数、及び書き込まれたデータの実績数を用いて、所定期間内の目標書き込み数を決定する。さらに、目標書き込み回数設定部110は、所定期間内の目標書き込み数及び書き込まれたデータの実績数を用いて、目標書き込み数に対するデータの不足分を算出する。目標書き込み回数設定部110は、データの不足分を、SSD寿命管理テーブルに記録する。
書き込み上限数、実績数、目標書き込み数等は、それぞれ、書き込み上限データ量、実績データ量、目標書き込みデータ量等と言い換えられてもよい。
SSD寿命管理装置100を操作もしくは管理するユーザが、SSD411の識別情報、SSD411の交換予定時期、及び、SSD411の書き込み上限数をSSD寿命管理装置100へ入力してもよい。目標書き込み回数設定部110は、入力された情報をSSD寿命管理テーブルへ記録してもよい。
ジョブ実行書き込み数管理部120は、SSDを管理する自己診断ツールを用いて、ジョブ実行前及びジョブ実行後におけるSSDへのデータの書き込み数を取得してもよい。さらに、目標書き込み回数設定部110は、取得した情報から、ジョブを実行したことに伴うSSDへの書き込まれたデータの実績数を算出してもよい。
続いて、図4を用いて管理テーブル記憶装置200の構成例について説明する。管理テーブル記憶装置200は、ジョブ履歴テーブル210及びSSD寿命管理テーブル211を有している。言い換えると、管理テーブル記憶装置200は、ジョブ履歴テーブル210及びSSD寿命管理テーブル211を、管理テーブル記憶装置200内のメモリ等に格納している。
ここで、図5を用いて、SSD寿命管理テーブル211が管理するデータについて説明する。SSD寿命管理テーブル211は、計算ノード410の識別情報、SSD411の交換予定時期、SSD411の書き込み上限数、目標書き込み数、書き込まれたデータの実績数、及び、目標書き込み数に対するデータの不足分を関連付けて管理している。または、SSD寿命管理テーブル211は、計算ノード410の識別情報の代わりに、SSD411の識別情報を管理してもよい。識別情報は、IDと称されてもよい。また、識別情報もしくはIDは、ホスト名もしくはIPアドレス等であってもよい。
例えば、SSD寿命管理テーブル211は、IDがnode1である計算ノード410が有するSSD411の交換予定時期が、2018年4月であり、さらに、SSD411の書き込み上限数が、450テラバイト(TB)であることを示している。書き込み上限数は、450TBWと示されてもよい。また、SSD寿命管理テーブル211は、node1である計算ノード410における今期の目標書き込み数が250TBであることを示している。今期とは、例えば、現在から1年間、つまり、2017年4月から2018年3月までであってもよい。さらに、SSD寿命管理テーブル211は、node1である計算ノード410が、SSD411に書き込んだデータの実績数が220TBであることを示している。これより、SSD寿命管理テーブル211は、node1である計算ノード410が、SSD411に書き込むことができるデータ量を示す、目標に対する不足分が、30TBであることを示している。SSD寿命管理テーブル211における、node1以外の計算ノード410に関する説明を省略する。
また、SSD411の書き込み上限数は、SSDを構成するセルのうち、不良セルの数を除いた残存セルにおいて書き込むことができるデータ量としてもよい。つまり、SSD411の書き込み上限数は、現在の上限数から、不良セルの記録量を減算した値であってもよい。例えば、SSD寿命管理装置100は、SSDを保守するために用いられる管理装置(不図示)等から、不良セルの数等の不良セルに関する情報を取得してもよい。
また、SSD寿命管理テーブル211においては、全てのSSDの書き込み上限数が同じである場合に、SSD交換時期が遅いSSDほど、今期の目標書き込み数が少ないことを示している。
続いて、図6を用いて、ジョブ履歴テーブル210が管理するデータについて説明する。ジョブ履歴テーブル210は、ジョブ履歴ID、ユーザID、実行ジョブ名、書き込み数、及び実行時間を関連付けて管理している。ジョブ履歴IDは、例えば、ジョブ履歴テーブル210において管理している情報の項目番号を示している。ユーザIDは、例えば、実行ジョブ名に示されるジョブの実行を要求したユーザのIDを示している。
例えば、ジョブ履歴テーブル210におけるジョブ履歴ID1に関連付けられている情報は、過去にuser1が実行したTEST1とするジョブの書き込み数が250ギガバイト(GB)であり、実行時間が5時間であったことを示している。他のジョブ履歴IDに関連付けられている情報については、詳細な説明を省略する。
続いて、図7を用いてSSD寿命管理テーブル211の更新処理の流れについて説明する。図7に示されるSSD寿命管理テーブル211の更新処理は、図8の構成を有する目標書き込み回数設定部110において実行される。目標書き込み回数設定部110は、SSD情報取得部111及び目標書き込み回数計算部112を有している。
はじめに、SSD情報取得部111は、図2に示される複数の計算ノード410について、それぞれの計算ノード410のIDと、それぞれの計算ノード410に搭載されるSSD411の交換予定時期及び書き込み上限数と、を取得する(S11)。SSD情報取得部111は、例えば、SSD寿命管理装置100を操作するユーザによって入力されたそれぞれの計算ノード410のIDと、それぞれの計算ノード410に搭載されるSSD411の交換予定時期及び書き込み上限数と、を取得してもよい。もしくは、SSD情報取得部111は、SSD寿命管理装置100とは異なるサーバ装置から、それぞれの計算ノード410のIDと、それぞれの計算ノード410に搭載されるSSD411の交換予定時期及び書き込み上限数と、を取得してもよい。
次に、SSD情報取得部111は、ステップS11において取得した情報をSSD寿命管理テーブル211へ書き込む(S12)。情報をSSD寿命管理テーブル211へ書き込む、とは、情報をSSD寿命管理テーブル211へ記録する、と言い換えられてもよい。SSD情報取得部111は、LANを介して管理テーブル記憶装置200へ情報を書き込む。
次に、目標書き込み回数計算部112は、SSD寿命管理テーブル211において管理されている、それぞれのSSD411の交換予定時期、書き込み上限数、及び書き込み実績数を参照し、今期の目標書き込み数を決定する(S13)。例えば、目標書き込み回数計算部112は、SSD情報取得部111を介して、それぞれのSSD411の交換予定時期、書き込み上限数、及び書き込み実績数を受け取る。目標書き込み回数計算部112は、SSD寿命管理テーブル211に書き込み実績数が管理されていない場合、書き込み実績数を0として、目標書き込み数を計算する。例えば、目標書き込み回数計算部112は、書き込み上限数と書き込み実績数との差を、現在から交換予定時期までの年数を用いて割った値を、現在から1年間の目標書き込み数として算出してもよい。もしくは、目標書き込み回数計算部112は、目標書き込み数をカウントする期間に応じて、書き込み上限数と書き込み実績数との差を割る値を変更してもよい。例えば、目標書き込み回数計算部112は、目標書き込み数をカウントする期間が1か月である場合、現在から交換予定時期までの月数を用いて書き込み上限数と書き込み実績数との差を割ってもよい。
次に、目標書き込み回数計算部112は、算出した目標書き込み数を、SSD寿命管理テーブル211へ書き込む(S14)。目標書き込み数をカウントする期間が満了した後は、ステップS13以降の処理が繰り返される。つまり、目標書き込み数は、目標書き込み数をカウントする期間が満了した後、もしくは、SSDが交換された後に更新されてもよい。
続いて、図9を用いてジョブの割当先を決定する処理の流れについて説明する。はじめに、データ管理部11は、ユーザから入力されたジョブ実行要求を指示するメッセージを取得する(S21)。データ管理部11は、ユーザから複数の計算ノード410のうちのいずれかの計算ノード410へ入力されたジョブ実行要求に基づいて当該計算ノード410から送信された指示メッセージを受信してもよい。もしくは、データ管理部11は、ジョブスケジューリング装置10にユーザから直接入力されたジョブ実行要求を指示する指示メッセージを取得してもよい。もしくは、データ管理部11は、LANに接続している他の通信装置に入力された指示メッセージを、LANを介して取得してもよい。指示メッセージには、ユーザID及び実行ジョブ名が含まれている。
次に、データ管理部11は、ジョブ履歴テーブル210において、指示メッセージに含まれるユーザID及び実行ジョブ名が一致するジョブ履歴IDを検索する(S22)。次に、データ管理部11は、指示メッセージに含まれるユーザID及び実行ジョブ名が一致するジョブ履歴IDがあるか否かを判定する(S23)。データ管理部11は、指示メッセージに含まれるユーザID及び実行ジョブ名が一致するジョブ履歴IDがあると判定した場合、一致するジョブ履歴IDに関連付けられている書き込み数と実行時間とを読み出し、決定部12へ出力する(S24)。
また、データ管理部11は、読み出した情報を、図10に示す形式にて管理する。図10には、要求があった順番に割り当てられるジョブIDと、ジョブを要求したユーザのユーザIDと、実行ジョブ名とが関連付けられている。また、図9においては、ジョブ履歴テーブル210から読み出した書き込み数が予想書き込み数としてジョブID等と関連付けて管理され、さらに、読み出した実行時間も関連付けて管理される。さらに、それぞれのジョブIDに関するジョブが割り当てられた計算ノードのIDと、そのジョブが実行中であるか否かを示す実行状況とも管理される。実行状況は、例えば、計算ノードのIDが割り当てられている場合、実行中として管理され、計算ノードのIDが割り当てられていない場合、実行待ちとして管理される。
次に、決定部12は、SSD寿命管理テーブル211から、それぞれのSSD411の目標書き込み数に対する不足分を取得し、ジョブの割当先を決定する(S25)。ジョブの割当先は、ジョブの実行先と言い換えられてもよい。
ここで、ジョブの割当先の決定処理について、詳細に説明する。例えば、決定部12は、以下の条件に従ってジョブの割当先を決定する。
(条件1)SSD寿命管理テーブル211に記録された全てのジョブの書き込み数の平均値より、要求されたジョブの予想書き込み数が大きい場合、要求されたジョブを高負荷ジョブとする。
(条件2)高負荷ジョブは、目標書き込み数に対する不足分が大きい順に選択された複数の計算ノードのうちのいずれかの計算ノードに割り当てられる。選択される複数の計算ノードは、全待機ジョブ(全実行待ちジョブ)の総実行予定時間に占める高負荷ジョブの割合に応じて定まる。
(条件3)目標書き込み数に対する不足分が全SSDにおける不足分の平均値より小さいSSDは、高負荷ジョブの割当先の対象外とする。
(条件4)他のジョブを実行中の計算ノードを割当先の対象外とする。
ここでは、図10のジョブID3のジョブの割当先の決定処理について説明する。ジョブID3のジョブは、ジョブ履歴テーブル210に管理されている情報から、書き込み数は250GBであり、実行時間は26.0時間と予想される。条件1に従うと、ジョブ履歴テーブル210における全てのジョブの書き込み数の平均値は、124.8GBであり、ジョブID3の予想書き込み数250GBは、平均値よりも大きい。そのため、ジョブID3は、高負荷ジョブに相当する。
次に、条件2に従うと、全待機ジョブの総実行予定時間は、27.5時間であり、高負荷ジョブの割合は、26/27.5=0.95となる。これより、目標書き込み数に対する不足分の上位95%、つまり、全ての計算ノードが高負荷ジョブの割当先の対象となる。
次に、条件3に従うと、全てのSSDにおける目標書き込み数に対する不足分の平均値は23.5TBであり、不足分が23.5TBよりも小さいnode3及びnode6は、割当先の対象外となる。また、条件4に従うと、現在割り当てのないnode4及びnode5が割当先の対象となる。
node4又はnode5がジョブを実行したと仮定した場合、目標書き込み数に対する不足分の分散が最小となる計算ノードを選択する場合、不足分の大きいnode4が割当先として決定される。
または、一つのジョブが、複数の計算ノードに割り当てられてもよい。たとえば、ジョブID3が、3つの計算ノードに割り当てられることを必要とするジョブである場合について説明する。例えば、ジョブID3が割り当てられる3つの計算ノードを決定する場合、条件3に従うと、node1、node2、node4、及びnode5が割当先の対象となる。この中で、条件4を満たすnode4及びnode5が、割当先として決定される。ここで、node1及びnode2のうち、目標書き込み数に対する不足分の分散が最小となる計算ノードを選択する場合、不足分の大きいnode1がさらに割当先として決定される。目標書き込み数に対する不足分の分散が最小となる計算ノードを選択することは、目標書き込み数に対する不足分が最大となる計算ノードを選択すると言い換えられてもよい。
割当先として要求される計算ノードの数に対して、条件4を満たす計算ノードが少ない場合、条件3を満たす計算ノードの中から、目標書き込み数に対する不足分の分散が最小となる計算ノードを選択してもよい。さらに、割当先として要求される計算ノードの数に対して、条件3を満たす計算ノードが少ない場合、条件2を満たす計算ノードの中から、目標書き込み数に対する不足分の分散が最小となる計算ノードを選択してもよい。
このようにして、一つのジョブに対して割り当てられる複数の計算ノードが決定されてもよい。
図9に戻り、ステップS25においてジョブの割当先の計算ノードとしてnode4が決定されると、データ管理部11は、割当先の計算ノードのID、ジョブID3に関連付けられた情報を、SSD寿命管理装置100へ送信する(S27)。次に、データ管理部11は、SSD寿命管理装置100からジョブの実行を許可することを示す許可メッセージを受信すると、node4に対して、ジョブの実行を指示するメッセージを送信する(S28)。
ステップS23において、データ管理部11は、指示メッセージに含まれるユーザID及び実行ジョブ名が一致するジョブ履歴IDがないと判定した場合、目標書き込み数に対する不足分が最大の計算ノードを、ジョブの割当先の計算ノードとして決定する(S26)。もしくは、ステップS26においては、データ管理部11は、条件1を満たす計算ノードの中から、目標書き込み数に対する不足分が最大の計算ノードを、ジョブの割当先の計算ノードとして決定してもよい。
続いて、図11を用いて、ジョブ履歴テーブル210の更新処理の流れについて説明する。図11に示されるジョブ履歴テーブル210の更新処理は、図12の構成を有するジョブ実行書き込み数管理部120において実行される。ジョブ実行書き込み数管理部120は、ジョブスケジューリング装置制御部121、書き込み数取得部122、ジョブ実行書き込み数計算部123、及びジョブ情報統合部124を有している。
はじめに、ジョブスケジューリング装置制御部121は、ジョブスケジューリング装置10から、ジョブの割当先として決定された計算ノードのID、ジョブID3に関連付けられた情報を受信する(S31)。以下においては、ジョブの割当先として決定された計算ノードのIDをnode4として説明する。ジョブスケジューリング装置制御部121は、書き込み数取得部122へ、ジョブの割当先として決定された計算ノードのID、ジョブID3に関連付けられた情報を出力する。さらに、ジョブスケジューリング装置制御部121は、ジョブ情報統合部124へ、ジョブID3に関連付けられた情報を出力する。
次に、書き込み数取得部122は、node4に搭載されるSSD411の自己診断ツール等からSSD411における現在の書き込み数を取得する(S32)。自己診断ツールは、例えば、node4に搭載されていてもよい。書き込み数取得部122は、ジョブ実行書き込み数計算部123へジョブID3に関連付けられた情報と、SSD411における書き込み数に関する情報とを出力する。さらに、書き込み数取得部122は、ジョブスケジューリング装置制御部121へ、書き込み数の取得を完了したことを示すメッセージを出力する。
次に、ジョブスケジューリング装置制御部121は、node4が書き込みを行うSSD411の書き込み数の取得を完了したことを示すメッセージを受け取ると、ジョブスケジューリング装置10へジョブの実行を許可するメッセージを送信する(S33)。
次に、ジョブスケジューリング装置制御部121は、ジョブスケジューリング装置10からジョブの実行が終了したことを示すメッセージを受信する(S34)。ジョブスケジューリング装置制御部121は、ジョブの実行が終了したことを示すメッセージを書き込み数取得部122へ出力する。次に、書き込み数取得部122は、ステップS32と同様に、node4が書き込みを行うSSD411の書き込み数を取得する(S35)。書き込み数取得部122は、ジョブ実行書き込み数計算部123へジョブID3に関連付けられた情報と、SSD411における書き込み数に関する情報とを出力する。
次に、ジョブ実行書き込み数計算部123は、ステップS35において取得した書き込み数とステップS32において取得した書き込み数との差を算出し、node4がジョブを実行したことによるSSD411へのデータの書き込み数を決定する(S36)。ジョブ実行書き込み数計算部123は、node4がジョブを実行したことによるSSD411へのデータの書き込み数に関する情報をジョブ情報統合部124へ出力する。
次に、ジョブ情報統合部124は、ジョブ履歴テーブル210において、ジョブID3に関連付けられたユーザID及び実行ジョブ名と一致するジョブ履歴IDにおける書き込み数を更新する(S37)。ジョブ情報統合部124は、ジョブ履歴テーブル210における書き込み数を、ジョブ実行書き込み数計算部123から受け取った書き込み数に更新する。
以上説明したように、それぞれのSSD411に関する目標書き込み数には、異なる時期を示すSSD交換予定時期に基づいて決定されることによって、それぞれ異なる値が設定される。これによって、ジョブスケジューリング装置10は、複数のSSDが一斉に壊れないように、ジョブスケジューリングを行うことができる。その結果、SSDの保守交換時期を分散させることができる。つまり、特定の時期に、複数の計算ノードを停止させ、SSDの交換を行うことを避けることができるため、計算機システムを安定的に稼働させることが可能となる。
図13は、ジョブスケジューリング装置10、管理テーブル記憶装置200、及びジョブスケジューリング装置300(以下、ジョブスケジューリング装置10等と称する)の構成例を示すブロック図である。図13を参照すると、ジョブスケジューリング装置10等は、ネットワーク・インターフェース1201、プロセッサ1202、及びメモリ1203を含む。ネットワーク・インターフェース1201は、通信システムを構成する他のネットワークノード装置と通信するために使用される。ネットワーク・インターフェース1201は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。もしくは、ネットワーク・インターフェース1201は、無線通信を行うために使用されてもよい。例えば、ネットワーク・インターフェース1201は、無線LAN通信、もしくは3GPP(3rd Generation Partnership Project)において規定されたモバイル通信を行うために使用されてもよい。
プロセッサ1202は、メモリ1203からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてフローチャートを用いて説明されたジョブスケジューリング装置10等の処理を行う。プロセッサ1202は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ1202は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ1203は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1203は、プロセッサ1202から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1202は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1203にアクセスしてもよい。
図13の例では、メモリ1203は、ソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ1202は、これらのソフトウェアモジュール群をメモリ1203から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明されたジョブスケジューリング装置10等の処理を行うことができる。
図13を用いて説明したように、ジョブスケジューリング装置10等が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリを含む。磁気記録媒体は、例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブであってもよい。半導体メモリは、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)であってもよい。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
各計算ノードに搭載されているSSDの交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量、及び、前記SSDへ書き込まれたデータの実績データ量、から算出される目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得するデータ管理部と、
ジョブの実行が要求された場合、複数のSSDの中から、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定する決定部と、を備えるジョブスケジューリング装置。
(付記2)
前記決定部は、
それぞれのSSDの不足データ量の差が小さくなるように、前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、請求項1に記載のジョブスケジューリング装置。
(付記3)
前記決定部は、
前記不足データ量が大きい順に選択された所定の数のSSDのうち、データの書き込みが実行されているSSD以外のSSDを搭載している計算ノードの中から前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、請求項1又は2に記載のジョブスケジューリング装置。
(付記4)
前記決定部は、
前記ジョブが実行された場合に書き込まれるデータ量を予測し、予測された前記データ量が所定の値を上回る場合に、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のジョブスケジューリング装置。
(付記5)
前記データ管理部は、
所定期間内に実行された全てのジョブに関連付けられた、ユーザ識別情報、ジョブ識別情報、及びそれぞれのジョブにおいて過去に書き込まれたデータ量をさらに取得し、
前記決定部は、
ジョブの実行を要求したユーザのユーザ識別情報及び当該ジョブのジョブ識別情報が一致するジョブにおいて過去に書き込まれたデータ量を、前記ジョブが実行された場合に書き込まれるデータ量と予測する、請求項4に記載のジョブスケジューリング装置。
(付記6)
前記決定部は、
予測された前記データ量が、所定期間内に実行された全てのジョブが書き込んだデータ量の平均値を上回る場合に、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、請求項4又は5に記載のジョブスケジューリング装置。
(付記7)
各計算ノードに搭載されているSSDの交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量と、前記SSDへ書き込まれたデータの実績データ量と、前記目標書き込みデータ量及び前記実績データ量から算出される目標書き込みデータ量に対する不足データ量と、を管理するデータ管理装置と、
ジョブの実行が要求された場合、複数のSSDの中から、前記データ管理装置から取得したそれぞれのSSDの前記不足データ量、に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定するジョブスケジューリング装置と、を備える管理システム。
(付記8)
前記ジョブスケジューリング装置は、
それぞれのSSDの不足データ量の差が小さくなるように、前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、請求項7に記載の管理システム。
(付記9)
前記データ管理装置は、
所定期間内に実行された全てのジョブに関連付けられた、ユーザ識別情報、ジョブ識別情報、及びそれぞれのジョブにおいて過去に書き込まれたデータ量をさらに管理する、請求項7又は8に記載の管理システム。
(付記10)
各計算ノードに搭載されているSSDの交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量、及び、前記SSDへ書き込まれたデータの実績データ量から算出される目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得し、
ジョブの実行が要求された場合、複数のSSDの中から、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、スケジューリング方法。
(付記11)
各計算ノードに搭載されているSSDの交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量、及び、前記SSDへ書き込まれたデータの実績データ量から算出される目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得し、
ジョブの実行が要求された場合、複数のSSDの中から、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定することをコンピュータに実行させるプログラム。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10 ジョブスケジューリング装置
11 データ管理部
12 決定部
100 SSD寿命管理装置
110 目標書き込み回数設定部
111 SSD情報取得部
112 目標書き込み回数計算部
120 ジョブ実行書き込み数管理部
121 ジョブスケジューリング装置制御部
122 書き込み数取得部
123 ジョブ実行書き込み数計算部
124 ジョブ情報統合部
200 管理テーブル記憶装置
210 ジョブ履歴テーブル
211 SSD寿命管理テーブル
300 ジョブスケジューリング装置
400 ラック
410 計算ノード
411 SSD

Claims (9)

  1. 各計算ノードに搭載されているSSDの交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量、及び、前記SSDへ書き込まれたデータの実績データ量、から算出される目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得するデータ管理部と、
    ジョブの実行が要求された場合、複数のSSDの中から、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定する決定部と、を備え
    前記決定部は、
    前記ジョブが実行された場合に書き込まれるデータ量を予測し、予測された前記データ量が所定の値を上回る場合に、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、ジョブスケジューリング装置。
  2. 前記決定部は、
    それぞれのSSDの不足データ量の差が小さくなるように、前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、請求項1に記載のジョブスケジューリング装置。
  3. 前記決定部は、
    前記不足データ量が大きい順に選択された所定の数のSSDのうち、データの書き込みが実行されているSSD以外のSSDを搭載している計算ノードの中から前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、請求項1又は2に記載のジョブスケジューリング装置。
  4. 前記データ管理部は、
    所定期間内に実行された全てのジョブに関連付けられた、ユーザ識別情報、ジョブ識別情報、及びそれぞれのジョブにおいて過去に書き込まれたデータ量をさらに取得し、
    前記決定部は、
    ジョブの実行を要求したユーザのユーザ識別情報及び当該ジョブのジョブ識別情報が一致するジョブにおいて過去に書き込まれたデータ量を、前記ジョブが実行された場合に書き込まれるデータ量と予測する、請求項1から3のいずれか1項に記載のジョブスケジューリング装置。
  5. 前記決定部は、
    予測された前記データ量が、所定期間内に実行された全てのジョブが書き込んだデータ量の平均値を上回る場合に、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、請求項1から4のいずれか1項に記載のジョブスケジューリング装置。
  6. 各計算ノードに搭載されているSSDの交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量と、前記SSDへ書き込まれたデータの実績データ量と、前記目標書き込みデータ量及び前記実績データ量から算出される目標書き込みデータ量に対する不足データ量と、を管理するデータ管理装置と、
    ジョブの実行が要求された場合、複数のSSDの中から、前記データ管理装置から取得したそれぞれのSSDの前記不足データ量、に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定するジョブスケジューリング装置と、を備え
    前記ジョブスケジューリング装置は、
    前記ジョブが実行された場合に書き込まれるデータ量を予測し、予測された前記データ量が所定の値を上回る場合に、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、管理システム。
  7. 前記ジョブスケジューリング装置は、
    それぞれのSSDの不足データ量の差が小さくなるように、前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、請求項に記載の管理システム。
  8. 前記データ管理装置は、
    所定期間内に実行された全てのジョブに関連付けられた、ユーザ識別情報、ジョブ識別情報、及びそれぞれのジョブにおいて過去に書き込まれたデータ量をさらに管理する、請求項又はに記載の管理システム。
  9. 各計算ノードに搭載されているSSDの交換予定時期に基づいて定められる所定期間内の目標書き込みデータ量、及び、前記SSDへ書き込まれたデータの実績データ量から算出される目標書き込みデータ量に対する不足データ量に関する情報を取得し、
    ジョブの実行が要求された場合、複数のSSDの中から、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定
    前記計算ノードを決定する際に、
    前記ジョブが実行された場合に書き込まれるデータ量を予測し、予測された前記データ量が所定の値を上回る場合に、それぞれのSSDの前記不足データ量に基づいて前記ジョブを実行する計算ノードを決定する、スケジューリング方法。
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