JP7259154B2 - 早期データ伝送及び無線アクセスネットワーク通知エリア更新 - Google Patents

早期データ伝送及び無線アクセスネットワーク通知エリア更新 Download PDF

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Description

本発明の種々の例は、概して、セルラネットワークにおける通信に関する。本発明の種々の例は、具体的には、ランダムアクセスプロシージャ及び端末モビリティの早期データ伝送に関する。
セルラネットワークに接続可能なモバイル通信採用端末(ユーザ端末、User Equipment:UEとも称される)が、一般に普及している。例えば、UEの電力消費及び/又は無線周波数帯に課される信号負荷を鑑みて、効率的な方式でモバイル通信を実装することへの一定のニーズがある。
効率的な方式でモバイル通信を実装するための一アプローチは、その受信機及び送信機を長時間にわたって少なくとも部分的に電源を切断させたモードでUEを動作させることを含む。この場合、UEと基地局(セルラネットワークの無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)のアクセスノードを実装する)との間の接続は、一時的に切断されるか、中断されるか、又は停止される場合がある。このようにUEとRANとの間の接続が一時的に切断されるか、中断されるか、又は停止される全てのモードは、以下、一般的なスリープモードの例を意味する。スリープモードの例としては、5G(新無線、New Radio:NR)システムに関して第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project:3GPP)によって規定されている「RRC_Inactive」モードがある。例えば、3GPP技術レポート (Technical Report:TR) 38.804 V14.0.0 (2017-03),図5.5.2-1を参照されたい。RRC_Inactiveモードは、ネットワークにおける信号負荷を最小限に抑えるので、頻繁に通信を行うUEにとって特に好適である。
スリープモードで動作するUEのモビリティを追跡するために、ページングに頼る場合がある。例えば、ページングメッセージは、複数のセル内のUEに伝送されることがある。複数のセルは、ページングエリア内で画定される場合がある。既知のページングエリアの様々な実装形態が存在する。例えば、ページングエリアはRANによって管理でき、その場合、ページングエリアは通常、RAN通知エリア(Ran Notification Area:RNA)と呼ばれる。代替又は追加として、ページングエリアは、コアネットワーク内で画定される場合もあり、その場合、ページングエリアは通常、追跡エリア(Tracking Area:TA)と呼ばれる。通常、RNA、又はTAのどちらを使用するかの選択は、採用されている特定のスリープモードに依存する。
スリープモードでUEを動作させることに依存する種々の参考実装形態は、モビリティ管理に関して、なんらかの制約や、障害を被る可能性があることが認識されている。例えば、UEへの、又はUEからのデータの伝送と同時に、例えば、ページングエリアの更新を行うことによってモビリティ管理を実施することは、ときには難しい場合があることが認識されている。
UEが、スリープモードで動作するシナリオにおいて、低遅延及び/又は電力効率のよいデータ伝送と、モビリティ管理とが共存することを促進する先進の技法が必要とされている。具体的には、先に確認した制約及び欠点のうち少なくとも一部を克服又は緩和する先進の技法が必要とされている。
この必要性は、独立請求項の特徴によって満たされる。従属請求項の特徴は、実施形態を定義する。
セルラネットワークの無線アクセスネットワークのアクセスノードの動作方法は、UEのランダムアクセスプロシージャの早期データ伝送に参加することを含む。方法は、上記の早期データ伝送に参加することに応じて、無線アクセスネットワークの通知エリアの更新情報要素をUEが必要とするか否かを判断することをさらに含む。方法は、更新情報要素をUEが必要とする場合、更新情報要素を選択的に伝送することをさらに含む。
コンピュータプログラム、コンピュータプログラム製品、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることがあるプログラムコードを含む。プログラムコードを実行することで、少なくとも1つのプロセッサに、セルラネットワークの無線アクセスネットワークのアクセスノードの動作方法を実施させる。方法は、UEのランダムアクセスプロシージャの早期データ伝送に参加することを含む。方法は、上記の早期データ伝送に参加することに応じて、無線アクセスネットワークの通知エリアの更新情報要素をUEが必要とするか否かを判断することをさらに含む。方法は、更新情報要素をUEが必要とする場合、更新情報要素を選択的に伝送することをさらに含む。
セルラネットワークの無線アクセスネットワークのアクセスノードは、UEのランダムアクセスプロシージャの早期データ伝送に参加するように構成される。アクセスノードはまた、上記の早期データ伝送に参加することに応じて、無線アクセスネットワークの通知エリアの更新情報要素をUEが必要とするか否かを判断するように構成される。無線アクセスノードは、更新情報要素をUEが必要とする場合、更新情報要素を選択的に伝送するようにさらに構成される。
セルラネットワークの無線アクセスネットワークに接続可能なUEの動作方法は、通信すべきランダムアクセスプロシージャの早期データ伝送の早期データの必要性に応じて、無線アクセスネットワークの通知エリアの更新情報要素が必要とされるか否かを判断することを含む。方法は、通知エリアの更新情報要素が必要とされるか否かに応じて、少なくとも1つのインジケータを、ランダムアクセスプロシージャの少なくとも1つの上りリンクメッセージに含むことをさらに含む。少なくとも1つのインジケータは、通信すべき早期データ伝送の早期データを示し、かつ必要とされる更新情報要素をさらに示す。方法は、少なくとも1つの上りリンクメッセージを伝送することと、早期データ伝送に参加することと、をさらに含む。
コンピュータプログラム、コンピュータプログラム製品、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることがあるプログラムコードを含む。プログラムコードを実行することで、少なくとも1つのプロセッサに、セルラネットワークの無線アクセスネットワークに接続可能なUEの動作方法を実施させる。方法は、通信すべきランダムアクセスプロシージャの早期データ伝送の早期データの必要性に応じて、無線アクセスネットワークの通知エリアの更新情報要素が必要とされるか否かを判断することを含む。方法は、通知エリアの更新情報要素が必要とされるか否かに応じて、少なくとも1つのインジケータを、ランダムアクセスプロシージャの少なくとも1つの上りリンクメッセージに含むことをさらに含み、該少なくとも1つのインジケータは、通信すべき早期データ伝送の早期データを示し、かつ必要とされる更新情報要素をさらに示す。方法は、少なくとも1つの上りリンクメッセージを伝送することと、早期データ伝送に参加することと、をさらに含む。
セルラネットワークの無線アクセスネットワークに接続可能なUEは、通信すべきランダムアクセスプロシージャの早期データ伝送の早期データの必要性に応じて、無線アクセスネットワークの通知エリアの更新情報要素が必要とされるか否かを判断するように構成される。UEは、通知エリアの更新情報要素が必要とされるか否かに応じて、少なくとも1つのインジケータを、ランダムアクセスプロシージャの少なくとも1つの上りリンクメッセージに含むようにさらに構成され、該少なくとも1つのインジケータは、通信すべき早期データ伝送の早期データを示し、かつ必要とされる更新情報要素をさらに示す。UEは、少なくとも1つの上りリンクメッセージを伝送し、かつ早期データ伝送に参加するようにさらに構成される。
セルラネットワークの無線アクセスネットワークに接続可能なUEの動作方法は、通信すべきランダムアクセスプロシージャの早期データ伝送の早期データの必要性に応じて、無線アクセスネットワークの通知エリアの更新情報要素が必要とされるか否かを判断することを含む。方法はまた、通知エリアの更新情報要素が必要とされるか否かに応じて、ランダムアクセスプロシージャの上りリンクメッセージを伝送することを含み、該上りリンクメッセージは、ランダムアクセスプロシージャ(600)の理由を含み、該理由の少なくとも1つの値は、通信すべき早期データ伝送の早期データ及び必要とされる更新情報要素を示す複数の所定の候補値から選択される。
セルラネットワークの無線アクセスネットワークに接続可能なUEの動作方法は、通信すべきランダムアクセスプロシージャの早期データ伝送の早期データの必要性に応じて、無線アクセスネットワークの通知エリアの更新情報要素が必要とされるか否かを判断することを含む。方法はまた、通知エリアの更新情報要素が必要とされるか否かに応じて、ランダムアクセスプロシージャの上りリンクメッセージを伝送することを含み、該上りリンクメッセージは、ランダムアクセスプロシージャの理由を含み、該理由の少なくとも1つの値は、必要とされる更新情報要素を示す複数の所定の候補値から選択される。無線アクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルは、早期データ伝送に関連する所定の区画内から選択される場合がある。
上記の特徴、及び以下でさらに説明する特徴は、発明の範囲から逸脱することなく、示される対応する組み合わせだけでなく、他の組み合わせでも、又は単独でも使用されてよいことを理解すべきである。
図1は、種々の例による、セルラネットワークを示す概略図である。 図2は、種々の例による、セルラネットワークに接続可能なUEが動作する場合がある種々のモードを示す概略図である。 図3は、種々の例による、セルラネットワークのセル、RNA、及びTAを示す概略図である。 図4は、種々の例による、ランダムアクセスプロシージャに関連する通信のシグナリング図である。 図5は、種々の例による、ランダムアクセスプロシージャの早期データ伝送に関連する通信のシグナリング図である。 図6は、種々の例による、ランダムアクセスプロシージャの早期データ伝送に関連する通信のシグナリング図である。 図7は、種々の例による、通信すべき早期データ伝送の早期データを示し、かつ必要とされるRNAの更新情報要素をさらに示す少なくとも1つのインジケータを含む、少なくとも1つのメッセージの通信のシグナリング図である。 図8は、種々の例による、UEのコンテキスト情報を示す概略図である。 図9は、種々の例による、UEを示す概略図である。 図10は、種々の例による、基地局を示す概略図である。 図11は、種々の例による、方法のフロー図である。 図12は、種々の例による、方法のフロー図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に述べる。実施形態の以下の説明は、限定的な意味で解釈されるべきではないことを理解されたい。本発明の範囲は、以下の記載する実施形態又は図面によって限定されることを意図するものではなく、それらは、単に例示的なものである。
図面は、概略表現と見なされるべきであり、また図面内に示された要素は必ずしも縮尺通りに示されているわけではない。むしろ、各種要素は、それらの機能及び一般的な目的が当業者に明らかになるように表現されている。図中に示す又は本明細書で記載する、機能ブロック、装置、構成要素、又は他の物理的もしくは機能的ユニット間の任意の接続又は連結は、間接的な接続又は連結によって実装されてもよい。構成要素間の連結は、ワイヤレス接続を介して確立されてもよい。機能的ブロックは、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせで実装されてよい。
本明細書に記載されている技法により、UEとネットワークの基地局(Base Station:BS)との間のデータの伝送及び/又は受信(通信)を容易にすることが可能である。例えば、下りリンク(DownLink:DL)データ及び/又は上りリンク(UpLink:UL)データが、通信される場合がある。例えば、UE及び/又はネットワークで実行されるサービスに関連するペイロードデータが、通信される場合がある。例えば、ペイロードデータは、UEと、UEへのアクセスを提供するネットワークがその中で接続されているパケットデータネットワーク(Packet Data Network:PDN)との間で、通信される場合がある。ペイロードデータは通常、伝送プロトコルスタックの上位層、例えば、層3以上、例えば層7で定義される。ペイロードデータは、ユーザデータ又はアプリケーションデータと呼ばれることもある。
例えば、ネットワークは、セルラネットワークである場合がある。例示的ネットワークアーキテクチャとしては、3GPP LTE(4G)、又は新無線(5G)アーキテクチャが挙げられる。セルラネットワークは、複数のセルを含み、各セルは、セルラネットワークの無線アクセスネットワーク(RAN)の一部として1つ又は複数のBSに関連付けられる。セルラネットワークはまた、コアネットワーク(Core Network:CN)を含む。
本明細書に記載されている技法は、IOTデバイスと共に採用することができる。具体的には、本明細書に記載されている技法は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)マシンタイプ通信(Machine Type Communication:MTC)デバイスと共に採用することができる。本明細書に記載されている技法は、3GPP狭帯域IOT(NarrowBand IOT:NB-IOT)デバイスと共に採用することができる。
以下、ネットワークに接続するUEのランダムアクセス(Random Access:RA)プロシージャに関連する技法について記載する。UEとRANとは、RAN接続を使用して通信する。RAN接続は、RAプロシージャを使用して、UEとRANとの間でセットアップされる。それゆえ、RAプロシージャは、UEがスリープモード、例えば、3GPP 5GのRRC_Inactiveのときに、トリガされる場合がある。
RAプロシージャを実施するためのトリガには、伝送のためにスケジュールされるか、又は待ち行列に入れられたULデータ(モバイル発信データ、MOデータに関するシナリオと呼ばれることもある)、及び/又は例えば、伝送のためにスケジュールされたDLデータに起因するDLページングメッセージの受信を含んでもよい。
通常、RAプロシージャは、例えば、4つのメッセージ、UL方向のRAメッセージ1(RAmsg1)、DL方向のRAメッセージ2(RAmsg2)、UL方向のRAメッセージ3(RAmsg3)、及びDL方向のRAメッセージ4(RAmsg4)の複数のメッセージを含む。3GPPロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)フレームワークにおけるこのようなRAプロシージャの詳細は、3GPP技術仕様書(Technical Specifications:TS)36.211、36.231、36.321及び36.331に記載されている。
例えば、3GPP LTE及びNRプロトコルは、UEとBSとの間で交換される4つのメッセージを含むRAプロシージャ(4ステップRAプロシージャ)を採用している。しかし、本明細書に記載されている技法は、4ステップRAプロシージャに限定されない。他の初期アクセスプロシージャもまた適用可能であり、それには、限定はされないが、より多い、又はより少ない数のシグナリングステップを伴うUE始動アクセスプロシージャが含まれる。
RAmsg1は、RAプリアンブルを含む。本発明で使用する場合、RAプリアンブルは、パターン又はシグネチャである場合がある。RAプリアンブルの値により、異なるUE間の識別を容易にすることができる。RAプリアンブルは、候補プリアンブルのプール、例えば、64又は128個の候補プリアンブルから選択されてよい。異なる候補プリアンブルに、直交符号を使用してもよい。例えば、Zaddoff-Chu系列が、RAプリアンブルを生成するために使用されてよい。Zaddoff-Chu系列により、ベース系列又はルート系列を形成することができる。さらに、異なるサイクリックシフトが、特定のRAプリアンブルを取得するために適用されてもよい。異なるUEが、異なるサイクリックシフトを使用してもよい。符号分割多重もあり得る。RAプリアンブル区画化は、(例えば、所定の長さのZaddoff-Chu系列のセットによって画定された)利用可能なプリアンブルの全体的なプールの特定の区画が、なんらかの目的のために確保されているシナリオを指す場合がある。その場合、RAプリアンブルの適切な選択は、BSへのインジケータとして機能する場合がある。
RAプロシージャに関連して、Rel-15 eMTC及びNB-IoT向けの早期データ伝送(Early-Data-Transmission:EDT)について、これまでに議論されてきた。EDTを伴って、UEは、ULペイロードデータをRAmsg3に含めることによって、スモールデータ伝送のシグナリングの量を減らすことができる。EDT向けのULペイロードは、制御メッセージ、例えば、無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)メッセージに含まれる場合がある。制御メッセージは、RAN接続の制御部分、例えば、いわゆるシグナリング無線ベアラ(Signalling Radio Bearer:SRB)を使用して通信される場合がある。代替又は追加として、ネットワークは、RAmsg4でDLペイロードデータ(同じく、SRBを使用して、RRCメッセージの一部)を伝送する場合がある。EDTは、スモールデータUL伝送を伴うモノのインターネット(Internet-of-Things:IoT)デバイスにとって特に有用である。EDTの詳細は、3GPP TS 36.331 V15.3.0 (2018-09)、節5.3.3に記載されている。
RAmsg3がUEからネットワーク又はBSに伝送される時点では、UEとRANとの間のペイロードデータセットアップのためのRAN接続はなく、言い換えると、RAN接続は事前に確立されていない。それゆえ、EDTは、RAN接続が(完全に)構成される前であってもペイロードデータを伝送する方法である。
UEがスリープモードの間に、UEモビリティが発生する状況が発生する場合がある。UEの到達可能性を容易にするために、ページングエリアが利用されることがある。例えば、RNA又はTAが利用される場合がある。UEは、ページングエリアのそれぞれのセルの全てにわたってページングされる場合がある。
ページングエリアの更新が、時々必要とされる場合がある。例えば、時々、UEがある程度までページングエリアを離れるか、又はほぼ離れることがある。その場合、UEの移動と共にページングエリアも移動することが望ましいことがある。
以下、低遅延ページングエリア更新とEDTとの共存を容易にする種々の技法について記載する。種々の例は、EDT、スリープモード、及びDRXサイクルの組み合わせに関する。具体的には、RAプロシージャでEDTと共にページングエリアの更新を容易にすることができる技法について記載する。
簡潔さのために、これらの技法について、RNAとしてのページングエリアの実装形態を基準にして以下に記載する。同様に、簡潔さのために、スリープモードはRRC_Inactiveモードを使用して記載する。類似の例もまた、ページングエリア及びスリープモードの他の種類及びタイプに用いられる場合がある。
RRC_InactiveとEDTとを組み合わせるときに、具体的には、UEが起動してEDTを使用して早期データを送信するシナリオでは、スリープ期間中のUEモビリティの発生に対して対処する必要がある場合がある。この知見について、以下の例を用いて説明する。
(1)頻繁なトラフィックパターンのUEを、RRC_Inactiveを使用するように構成する。(2)UEがRRC_Inactiveのときは、RANが、UEの到達可能性の責任を負う。このために、RANは、UEをRNAと共に定義及び構成する。UEは、UEがRNAの外に移動する場合に、RNAに関する更新情報要素が必要であることを示すインジケータを送信する必要がある。次いで、UEは、新しいRNA構成、すなわち、更新情報要素を受信する。このプロシージャは、RNA更新(RNA Update:RNA-U)と呼ばれている。3GPP TS 38.300 V15.2.0 (2018-06)、節9.2.2.5を参照されたい。(3)一部のUE、例えば、スリープモードのIoTデバイスは、モビリティ及びセルを常には監視しない。このようなUEは、典型的には、(例えば、モバイル発信データ向けの、上位層、例えばアプリケーション層によるトリガに基づくスケジューリングプランに従って)ULデータを伝送する必要がある直前に起動して、RNAの外の新しいセルにいることを検出する。これにより、モビリティに起因するRNA-Uがトリガされる。(4)UEは、ULデータがEDTの一部として取り扱われ得ると判断する場合がある。それゆえ、ULデータは、RAN接続を再開するためのRAプロシージャの間に、EDTの早期データとして伝送される場合がある。
下記にて、種々の技法は、(i)RRC_inactive中にRAプロシージャをトリガすることによってRAN接続を再開することと、(ii)RAプロシージャ中のEDTと、(iii)RNA-Uとの組み合わせに対処する。
例えば、参考実装形態においては、UEは、EDTのために確保されている対応するプリアンブル区画(EDT区画)から専用のプリアンブルを使用し、かつ早期ULデータ、すなわち、モバイル発信データ(Mobile Originating data:MO-data)を示すか、又は早期DLデータ、すなわち、モバイル端末データもしくは制御データ(MT-access)を示す理由値を有するRAmsg3を用いてEDTを含むRAプロシージャを実施する。その場合、この参考実装形態では、各UEのモビリティパターンに基づいてRNAを個別に構成できるので、BSは、UEが新しいRNAにいることを認識することがない。これは、新しいBSが、RNA-Uの更新情報要素を伝送する必要があることに気づかないことを意味する。この問題を軽減するために、参考実装形態によれば、UEはまず、RAN接続を再開して、RNA-Uを実施し、その後、再確立したRAN接続を使用して通常のULパケットでULデータを送信する必要がある。この参考実装形態は、本質的に、まず、RNA-Uを実施して、次に、ULデータを伝送することに相応する。このような参考実装形態では、ULデータの伝送の遅延が増加する。また、制御シグナリングのオーバーヘッドも、この参考実装形態では増大することになる。これら全ては、UEの電力消費を増大させることになる。したがって、このような参考実装形態は、非常に効率の悪いものである。
この参考実装形態のかかる欠点を軽減するために、本明細書に記載する種々の例は、RNA-UとEDTとを少なくとも部分的に並行して実行することを容易にする。UE-RANのシグナリング負荷及びUE電力消費も、これにより低減することができる。
種々の例は、RNA-Uの更新情報要素をUEが必要とするか否かを、BSが判断することを容易にする技法に基づく。次に、RNA-Uが必要とされる場合、BS又は別のノードは、RNAの新しい構成を決定し、続いて、UEに更新情報要素を伝送する。
かかる技法を実装するのに有用な様々な選択肢がある。
第1の例では、通信すべき早期データ、例えば、MO-dataに関するRAプロシージャと、RNA-Uとの組み合わせ理由を示す、新しい組み合わされたRRC_Resume理由値が作成される。言い換えると、RNA-Uと、EDTのMO-dataとの組み合わせ理由を示す複数の候補値の少なくとも1つの値が存在する。
第2の例では、EDTの早期ULデータが通信されるべきか否か、かつRNA-Uが必要とされるか否か、あるいは、RNA-Uのみが必要とされて、通信すべきEDTの早期ULデータがないか否かを示すインジケータを提供するために、RRC_Resume理由値がRAプリアンブルと共に使用される場合がある。例えば、BSは、EDTの早期データがRAmsg3に含まれることになるEDT区画から選択されたプリアンブルに基づいて通知される場合があり、次いで、BSは、RAmsg3の理由値を考慮することによって、RNA-Uの更新情報要素を必要とするUEに関して通知される場合がある。ここで、更新情報要素を必要とするUEを示す所定の値が使用されてよい。RAプリアンブルのみがEDT区画から選択される場合、この所定の値は、伝送すべきEDTの早期データと、RNA-Uとの組み合わせ理由として解釈されてもよい。
第3の例では、UEは、EDTの早期データ、例えば、MO-dataを示す理由値と共にRAmsg3を伝送する場合がある。次に、受信側のBSがUEコンテキスト情報をローカルで見つけることができない場合、該BSは、UE CONTEXT RETRIEVALプロシージャを実施する場合がある。例えば、3GPP TS 38.300 V15.2.0 (2018-06)、節9.2.2.4.1、項目2及び3を参照されたい。この場合、コンテキスト情報は、UE識別情報、例えば、I-RNTIを示すインジケータ、及びUEのアンカBSを示すインジケータに基づいて決定することができる。その結果、取得したUEコンテキスト情報に基づいて、BSは、RNA-Uの更新情報要素をUEが必要とするか否かを判断することができる。この場合、RRC_ConnectionReleaseメッセージ(RAmsg4)は、更新情報要素を含むことがある。この例は、RAmsg3の既存の理由値を再利用する場合がある。
上記のことから理解されるように、記載した第1及び第2の例では、UEは、例えば、RAmsg3理由値及び/又はRAmsg1RAプリアンブル区画によって実装される少なくとも1つのインジケータをBSに伝送するように構成され、該少なくとも1つのインジケータは、RNA-Uの更新情報要素をUEが必要とするか否かを示すものである。これは、第3の例では必要とされない場合があり、この際、UEは、RAmsg3に理由値としてMO-dataを設定することができ、BSは、RNA-Uの更新情報要素が必要とされるか否かを(UEからの追加の情報なしに)判断することができる。このために、BSは、UEコンテキスト情報を調査する場合がある。
上述の種々の例は、ある特定の利点に関連している。例えば、第3の例は、RAmsg3に含まれる対応する情報要素のサイズが制約されることが原因で、RAプロシージャの理由の値の利用可能な数に制限があるシナリオで有用である場合がある。その場合、RNA-Uの更新情報要素の受信の必要性をシグナリングする必要がない可能性があり、これによって、利用可能な値を他のシナリオに使用することが可能になる。一方、上述の第1及び第2の例では、CNシグナリングをBSが実施する必要性を効果的に軽減することができる。これは遅延を低減することを支援し得るものであり、RNA-Uの更新情報要素がRAmsg4に含まれるシナリオでは、RAmsg4の伝送のなんらかの遅延を回避するために特に有用となる可能性がある。この関連で、上述の第2の例は、RAmsg3の理由の利用可能な値の使用に関して、遅延と、効率との両方を減らすために有用である場合がある。ここで、値は、RAプリアンブルと共に状況依存的な意味を有する場合がある。
概して、記載する種々の例では、UEに対するRNA構成は、RAmsg4で提供され、言い換えると、RNA-Uの更新情報要素は、RAmsg4に含まれる場合がある。
図1は、セルラネットワーク100を概略的に示している。図1の例は、3GPP 5Gアーキテクチャによるネットワーク100を示している。このアーキテクチャの詳細については、3GPP TS 23.501, version 1.3.0 (2017-09)に記載されている。図1及び以下に記載の他の部分は、セルラネットワークの3GPP 5Gフレームワークにおける技法を示しているが、類似の技法も、他の通信プロトコルに容易に適用することができる。各例には、例えば、MTC又はNB-IOTフレームワークにおける3GPP LTE 4G、及び非セルラワイヤレスシステム、例えば、IEEE WiFi技術が含まれる。
図1のシナリオでは、UE90は、セルラネットワーク100に接続可能である。例えば、UE90は、セルラフォン、スマートフォン、及びIOTデバイス、MTCデバイスなどのうち1つであってもよい。
UE90は、典型的には、1つ又は複数のBS102、103によって形成されたRAN101を介して、ネットワーク100に接続可能である。ワイヤレスリンク114が、RAN101(具体的には、RAN101のBS102、103の1つ又は複数)と、UE90との間に存在する。
RAN101は、コアネットワーク(CN)109に接続されている。CN109は、ユーザプレーン(User Plane:UP)191,及び制御プレーン(Control Plane:CP)192を含む。アプリケーションデータは、通常、UP191を介してルーティングされる。このために、UP機能(UP Function:UPF)121が設けられる。UPF121は、ルータ機能を実装する場合がある。アプリケーションデータは、CNトンネル181に沿って、1つ又は複数のUPF121を通過する場合がある。図1のシナリオでは、UPF121は、データネットワーク180に向かうゲートウェイ、例えば、インターネット又はローカルエリアネットワークとして動作する。アプリケーションデータは、UE90と、データネットワーク180の1つ又は複数のサーバとの間で通信される場合がある。
ネットワーク100はまた、アクセスモビリティ管理機能(Access and mobility Management Function:AMF)131、セッション管理機能(Session Management Function:SMF)132、ポリシー制御機能(Policy Control Function:PCF)133、アプリケーション機能(Application Function:AF)134、ネットワークスライス選択機能(Network Slice Selection Function:NSSF)134、認証サーバ機能(AUthentication Server Function:AUSF)136、及び統合データ管理(Unified Data Management:UDM)137を含む。図1はまた、これらのノード間のプロトコル参照点N1からN22も示している。
AMF131は、登録管理、非アクセス層終端、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、アクセス認証、及びアクセス認可の機能のうち1つ又は複数を提供する。例えば、AMF131によってトリガされるN2/N3経路切り換えは、RANの別のBS102、103でUPトンネルの181を終端させるように、SMF132によってUP121が構成されるシナリオに関する(これは、UEモビリティのケースに必要とされる場合がある)。例えば、対応するUE90がRRCアイドルモードで作動している場合、AMF131は、UE90のCN始動ページングを制御する。UE90が、RRC非アクティブで動作するシナリオでは、ページングは、RAN101によって取り扱われる。
RAN接続182は、UE90とRAN101との間で確立される場合がある。例えば、RAN接続182は、SRB及び/又はデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer:DRB)を含む場合がある。RAN接続の確立の間にSRBがワイヤレスリンク114の共通制御チャネルにマップされる場合があり、RAN接続の確立の際に、ワイヤレスリンク114の専用制御チャネルがセットアップされる場合がある。例えば、RRC制御シグナリングが、SRBに実装されてよい。DRBは、アプリケーション層データなどのペイロードデータに使用されてよい。このRAN接続182は、例えば、セキュリティパラメータを定義するUEコンテキスト情報によって特徴づけられる。RAN接続182は、UE90が接続モードで動作する、すなわちスリープモードではない場合に確立される。
UE90の現在のモードを常時監視するために、AMF131は、UE90をECM接続又はECMアイドルに設定する。ECM接続の間、非アクセス層(Non-Access Stratum:NAS)接続は、UE90とAMF131との間で継続される。NAS接続は、モビリティ制御接続の一例を実装する。NAS接続は、UE90のページングに応じてセットアップされる場合がある。AMF131は、UEがRRC_Inactiveであるときでも、N2トンネルが依然として維持され、かつUEがECM接続中であるため、NAS接続が依然として確立されていると想定する。
SMF132は、セッション確立、修正及び解放を含み、RAN101とUPF121との間のCNトンネル181のトンネルセットアップを含むセッション管理、UPFの選択及び制御、トラフィック指向の構成、ローミング機能、セッション管理に関するNASメッセージの少なくとも一部の終端の機能のうち1つ又は複数を提供する。それに応じて、AMF131とSMF132との両方は、移動するUEをサポートするために必要とされるCP管理を実装する。
図2は、UE90が種々の例に従って動作する場合がある種々のモード301から303を示す。例えば、3GPP 5GのシナリオにおけるRRC_Inactiveに相当する非アクティブモード302、及び例えば、RRC_Idleに相当するアイドルモード303は、スリープモードである。
スリープモード302、303では、RAN接続182が確立されないので、RAN101とUE90との間のペイロードデータの伝送を実行する可能性はない。それとは異なり、RAN接続182は、接続モード301で確立される。
UEが非アクティブモード302で動作する間、UE90のコンテキスト情報は維持されるが、UEがアイドルモード303で動作する間は維持されない。さらに、UE90が非アクティブモード302で動作する間、コアネットワークトンネル181は維持されるが、UEがアイドルモード303で動作する間は維持されない。例えば、UE90が非アクティブモード302、例えば、RRC_Inactiveで動作する間にRAプロシージャがトリガされる場合、EDTの早期データは、事前に確立されたコアネットワークトンネル181を介してルーティングされる場合がある。
DLデータの伝送の必要性に応じて、UE90は、ページングされる場合がある。UEがアイドルモード303、例えば、TA203(図3を参照)にいる場合、ページングは、AMF131によって制御される場合がある。それとは異なり、UEが非アクティブモード302、例えば、RNA202内にいる間、ページングは、RAN101によって制御される場合がある。図3に示すように、各RNA202は、複数のセル201を含み、かつ各TA203は、複数のRNA202を含む場合がある。さらに、2つの異なるTA203に属するセル201を伴うRNA202を構成することができる、すなわち、RNA202は、2つのTA203の境界をまたいで広がる。
図4は、種々の例によるRAプロシージャ600に関する態様を概略的に示す。図4は、UE90とBS102との間の通信のシグナリング図である。
モビリティが起こった後に、UE90は、例えば、BS102のブロードキャストされた情報又は参照信号に基づいて、その近傍のBS102を検出する場合がある。RAプロシージャ600の開始に先立って、UE90は、ネットワークの1つ又は複数のBSによってブロードキャストされた情報ブロックを周期的にリッスンする場合がある。例えば、ブロードキャストされた情報ブロックには、ブロードキャストするBSのセル識別情報などの情報を含んでもよい。次に、UE90による接続セットアップ試行は、RAプロシージャ600を使用して開始されてよく、このRAプロシージャには、非コンテンションベースプロシージャ又はコンテンションベースプロシージャが含まれる場合がある。典型的なケースでは、コンテンションベースプロシージャは、図4に示すような4ステップハンドシェイクプロトコルで開始する場合がある。
6501で、ブロードキャストされた情報に基づいて、UE90は、対応するRAmsg1で、RAプリアンブル6499を含むRAmsg1 6001をBS102に伝送する。RAプリアンブルは、UE90の一時的な識別情報として機能する場合がある。
概して、RAプリアンブル6499は、候補RAプリアンブルのプールから選択される場合がある。プールは、ある特定の区画からRAプリアンブル6499を選択することによって、それぞれの区画に関連する対応するインジケータをUE90がBS102に提供することができるように、区画化されている場合がある。かかる技法は、一般に、RA区画化と称される。例えば、EDTのために確保された区画(EDT区画)がある場合がある。図4のシナリオでは、UE90は、RAプリアンブル6499をEDT区画から選択する場合があり、それによって、例えば、早期ULデータのため及び/又は早期DLデータのために、RAプロシージャがEDTを使用することをシグナリングする。
RAプリアンブル6499の伝送に応じて、UE90は、6502で、例えば、UE90の新しい一時的な識別情報、タイミング調整情報、及びULリソースに対するスケジューリンググラントを含むRAmsg2 6002を受信する。スケジューリンググラントは、UE90のRA無線ネットワーク一時的識別情報(RA-RNTI)を対象とするものである場合がある。
これらのULリソースを使用する際に、6503で、UE90は、RAmsg3 6003、又は無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)ConnectionRequestを送信する場合がある。RAmsg3 6003は、接続確立理由6403、すなわち、RAプロシージャ600の理由を含む場合がある。UE90がRRC_Inactiveモード(非アクティブモード302、図3を参照)であるケースでは、UE90は、ResumeIDと呼ばれることもある記憶されたI-RNTIを含むRAmsg3として、RRCConnectionResumeRequestを使用する。
RAmsg3 6003に応じて、6504で、UE90は、RRC接続要求応答とも呼ばれるRAmsg4 6004を受信する場合がある。
UE90のネットワーク100への接続試行が成功する場合、一部の例では、RAN接続182は、確立可能である。次に、RAN接続182及びCNトンネル181に沿ったペイロードULデータ及び/又はペイロードDLデータのワイヤレス通信が開始されてよい。
RAプロシージャ600に関して様々なトリガ基準が考えられる。例としては、UE90によるネットワークページングメッセージの受信、又はウェイクアップ信号の受信が挙げられる。別の例としては、ネットワーク100への伝送のためにスケジュールされるか、又は待ち行列に入れられたULペイロードデータ(MO-data)が挙げられる。
図4のシナリオでは、RAプロシージャ600は、早期ULデータ6401及び早期DLデータ6402、例えば、ペイロードデータのEDTを含む。図4に示すように、6503で、早期ULデータ6401はRAmsg3 6003にピギーバックされて、早期DLデータ6402はRAmsg4 6004にピギーバックされる。概して、EDTは、早期ULデータ6401及び早期DLデータ6402の少なくとも1つを通信することを含む場合がある。EDTに関する詳細について、図5と共に説明する。
図5は、EDT601に関する態様を示している。図5は、UE90とBS102との間の通信のシグナリング図である。図4のRAプロシージャ600及び図5のEDT601は、組み合わせることができる。
最初に、6541で、EDT601が行われることを示すインジケータ6041が通信される。例えば、インジケータ6041は、図4の6501に関して上記にて説明した、RAプリアンブル区画化によって実装することができる。任意選択で、RAプロシージャ600では、RAmsg3 6003は理由6403を含んでもよく、また、UE90によって選択される理由6403の値は、通信すべき早期データ6401、6402、例えば、早期ULデータを示してもよい。
任意選択で、6542で、UL早期データ6401に適合するULリソースに対するスケジューリンググラントが、例えば、RAmsg2 6002の一部として受信されてよい(図4を参照)。
次に、6543で、早期データ6401、6402が、UE90と、BS102との間で通信される。やはり、この場合も、早期データは、ULペイロードデータ6401及び/又はDLペイロードデータ6402を含むことが考えられる。
時々、例えば、伝送のために待ち行列に入れられた全てのデータが、EDT601を使用して正常に通信された場合は、RAN接続182の完全なセットアップは必須ではない。その場合、RAmsg4 6004により、UE90をRRC_inactiveモード302に戻すようにトリガすることができる。
EDT601及びRA600は、さらに、RNA-Uと組み合わされてもよい。対応する概念について、図6と共に説明する。
図6は、RAプロシージャ600及びEDT601に関する態様を示している。図6は、UE90と、BS102、103と、コアネットワーク109の1つ又は複数のノード、例えば、AMF131及び/又はUPF121との間の通信のシグナリング図である。図6は、概して、図4及び図5のシナリオに対応し、かつ、追加として、RRC_Inactiveモード302で動作中のUE90のモビリティに関する態様を示している。
最初に、6511で、接続モード301のUE90の動作から非アクティブモード302のUE90の動作への遷移が実施される。これには、BS103からUE90へのRRC_ConnectionReleaseメッセージの通信を含む場合がある(6511で、RAN接続182が、BS103と、UE90との間で確立されている。したがって、BS103は、サービングBSである)。また、UE90のRNA202が決定され、かつRNA202の構成に基づいてUE90に通知される対応する更新情報要素が、その後の過程でRAN接続が再開される際に使用されることになるResumeID(I-RNTI)と共にBS103からUE90に伝送される場合がある。
しばらくすると、6512で、UE90によって、EDT601のトリガが検出される。6511から6512の間に、UE90のモビリティが発生したのである。したがって、UE90は、先のサービングBS103のカバレッジエリアの外に移動した。それに応じて、6513で、UE90は、例えば、ブロードキャストされた情報に基づいてセル再選択を実施する。このセル再選択に基づいて、次に、UE90は、BS102に到達することを試みる。
次に、EDT601を含むRAプロシージャ600が実施される。ここで、6514は6501に対応し、6515は6502に対応し、6516は6503に対応する(図4を参照)。BS102は、例えば、EDTインジケータ6041を受信することによって、EDT601に加わり、スケジューリング情報6042を提供する、及び/又は早期データ6401、6402を通信する(図5を参照)。
任意選択で、6517及び6518で、コンテキストフェッチプロシージャが実施される。ここで、BS102は、UEの利用可能なコンテキスト情報6411がないと判断して、元のサービングBS103、すなわち、概してアンカBSに、コンテキスト情報6411を要求する。次に、BS103は、コンテキスト情報6411と共に応答する。このことは、例えば、I-RNTIから導出された、UE90の識別情報、及びBS102の識別情報に基づく。
次に、BS102は、コンテキスト情報6411に基づいて、コアネットワーク109、例えば、UPF121及び/又はAMF131とコンタクトをとって、N2/N3経路切り換えを要求する。対応するプロシージャ6013は、6519で実行される。次に、コアネットワークトンネル181は、BS102で終端する。RAmsg3 6003にピギーバックされて、6516で受信されたULデータ6401は、次いで、6520で、コアネットワークトンネル181に沿ってルーティングされる場合がある。コアネットワークトンネル181は、6511から6520の間に停止又は中断されず、したがって、ULデータ6401は、事前に確立されたコアネットワークトンネル181を介して伝送され得ることに留意されたい。そのために、UE90は、接続モード301で動作するものとして、コアネットワークでリスト化される(コアネットワークは、RAN101によって取り扱われるRRC_Inactiveモード302を認識しない)。
最後に、6522で、RAmsg4 6004が伝送される。RAN接続182を継続する必要がないので(待ち行列に入れられたULデータ6401は、EDT601を使用して伝送されたので)、RAmsg4 6004は、BS102からUE90に伝送される接続解放メッセージ(例えば、RRC_ConnectionReleaseメッセージ)である。
図6のシナリオでは、RAmsg4は、RNA-Uに関連する更新情報要素6410を含む。このために、6521で、BS102は、更新情報要素6401をUE90が必要とするか否かを判断する。6521は、EDT601に加わることに応じるものである。すなわち、EDT601にBS102が加わる場合はいつでも実行される。BS102が、更新情報要素6401をUE90が必要とすると判断する場合にのみ、更新情報要素6401は、RAmsg4 6004に含まれる。
概して、6521で、更新情報要素6401をUE90が必要とするか否かを判断するのに有用な様々な選択肢がある。これらの選択肢の一部は、図7、図8及び図9と共に以下にて説明する。
図7は、更新情報要素6410をUE90が必要とするか否かを判断することに関する態様を概略的に示している。図7は、更新情報要素6410が必要とされるか否かをBS102が判断することに関する第1の例を示している。
UE90は、RNA-Uの更新情報要素6410を必要とすると既に判断している(図6のブロック6513参照)。UE90は、EDT601の必要性があることも既に判断している。
したがって、図7の例では、7501で、UE90は、1つ又は複数のインジケータ7001を伝送する。例えば、1つ又は複数のインジケータ7001は、RAプロシージャ600の1つ又は複数のULメッセージ、例えば、RAmsg1 6001及び/又はRAmsg3 6003に含まれる場合がある。
1つ又は複数のインジケータ7001は、通信すべきEDT601の早期データ6401、6402、及び必要とされる更新情報要素6410を示す。それによって、UE90は、必要とされる更新情報要素6410をBS102に認識させることができる。
図7によるかかるインジケーションの実装の第1の可能性は、RAmsg3 6003の理由6403を使用することである。具体的には、理由6403の値は、通信すべきEDT601の早期データ6401、6402と、必要とされる更新情報要素6410との両方を示すように複数の所定の候補値から選択することができる。言い換えると、RAプロシージャ600の組み合わせ理由値は、EDT601及びRNA-Uが、RAプロシージャ600で実施されることをBS102にシグナリングするために使用される場合がある。特定の例を提示するために、複数の候補値を表1に示す。
Figure 0007259154000001
ここで、理由値「8」は、MO-dataとRNA-Uとの組み合わせ理由を示す。理由値「9」は、RNA-Uのみを、すなわち、MO-dataなしでシグナリングするために使用される。
図7によるかかるインジケーションの実装の第2の可能性は、RAプリアンブル6499のRAプリアンブル区画と共に、RAmsg3 6003の理由6403を使用することである。ここで、理由6403の値は、必要とされるRNA-Uの更新情報要素6410を示すように、複数の所定の候補値から選択することができる。それに加えて、RAプリアンブル6499が、所定のEDTプリアンブル区画内にあるように選択される場合、再度、EDT601の早期データとRNA-Uとの組み合わせインジケーションが提供される。実装形態の例を表2に示す。
Figure 0007259154000002
このように、理由値「8」が使用される場合、BS102は、RAmsg1のRAプリアンブルと、理由値との両方に基づいて、EDTが必要とされるか否かを判断することができる(具体的には、MO-dataの場合)。表1のシナリオと比べると、理由値「9」の準備の必要がなく、それゆえに、対応する情報フィールドのサイズが小さくなる。
図8は、更新情報要素6410をUE90が必要とするか否かを判断することに関する態様を概略的に示している。図8は、更新情報要素6410が必要とされるか否かをBS102が判断することに関する第2の例を示している。
図8の例では、UE90は、具体的にはRNA-Uを示す1つ又は複数のインジケータ(図7を参照)を伝送する必要がない。それどころか、BS102は、UEコンテキスト情報6012に基づいて、更新情報要素6410をUE90が必要とするか否かを判断することができる。
例えば、このことは、UEコンテキスト情報6012の調査を含む場合がある。RAmsg3 6003が通信すべき早期データ6401、6402を示す値を有する理由6403を含む場合、この調査は、選択的に実行されてよい。
例に示すUEコンテキスト情報6012は、UEとの通信に対するセキュリティパラメータ、CNトンネル181の識別情報、UE90の能力、及びUEがRRC_Inactiveモード302の場合のRAN接続182の再アクティブ化の情報など、種々の情報を含む。さらに、UEコンテキスト6012は、UE90のRNA202の先に確立された構成に関する情報も含む。これには、RNA202の一部である全てのセル201のリストも含まれてよい(図3参照)。例えば、各セル201のそれぞれのセル識別情報は、コンテキスト情報6012によって含まれるか、又は参照される場合がある。BS102は、その識別情報が、コンテキスト情報6012に含まれるか否か、又はそれによって参照されるか否かをチェックすることができ、識別情報がない場合、更新情報要素6410が必要になる。
図9は、UE90を概略的に示す。UE90は、メモリ8003からロードされるプログラムコードを実行するように構成された1つ又は複数のプロセッサ8001を備えている。UE90はまた、ワイヤレスリンク114を介してBS102、103と通信するためのインターフェース8002も備えている。プログラムコード実行時、1つ又は複数のプロセッサ8001は、EDTに参加することと、RNA-Uの更新情報要素が必要とされるか否かを判断することと、UEモビリティが発生したか否かを判断することと、RAプロシージャに参加することと、EDTの早期データを伝送及び/又は受信することと、接続モード又はスリープモードで動作することと、ページングメッセージを受信することと、などに関して本明細書に記載する技法を実施することができる。
図10は、BS102、103を概略的に示す。BS102、103は、メモリ8013からロードされるプログラムコードを実行するように構成された1つ又は複数のプロセッサ8011を備えている。BS102、103はまた、ワイヤレスリンク114を介してUE90と通信するためのインターフェース8012も備えている。プログラムコード実行時、1つ又は複数のプロセッサ8011は、EDTに参加することと、RNA-Uの更新情報要素が必要とされるか否かを判断することと、RAプロシージャに参加することと、EDTの早期データを伝送及び/又は受信することと、接続モード又はスリープモードでUEが動作するか否かを追跡することと、ページングメッセージを伝送することと、などに関して本明細書に記載する技法を実施することができる。
図11は、種々の例による方法のフロー図である。図11の方法は、BSによって実行される。例えば、図11の方法は、BS102によって実行されてよい。具体的には、図11の方法は、メモリ8013からロードされる関連プログラムコード実行時に、BS102の1つ又は複数のプロセッサ8011によって実行されることが考えられる。
最初に、ブロック3001で、BSはRAプロシージャのEDTに参加する。例えば、この参加は、UEから対応するインジケータを受信すること、及び/又はUEにスケジューリンググラントを伝送することを含む場合がある。また、ULデータを受信するか、UEにDLデータを伝送することも含む場合がある。
ブロック3001のEDTへの参加に応じて、ブロック3002で、BSはRNA-Uの更新情報要素をUEが必要とするか否かを判断する。言い換えると、先に構成されたRNAを越えてUEモビリティが発生したか否かが判断される場合がある。
概して、ブロック3002を実装するために可能な種々の選択肢がある。例えば、RAプロシージャの一部としてUEから受信される1つ又は複数のメッセージは、更新情報要素をUEが必要とすることを示す1つ又は複数のインジケータを含む場合がある。あるいは、BSが、UEのコンテキスト情報に基づいて、更新情報要素をUEが必要とするか否かを判断することも考えられる。必要に応じて、BSは、コンテキスト情報をフェッチしてもよい。このような技法については、それぞれ、図7及び図8と共に説明してきた。
次に、ブロック3003で、更新情報要素をUEが必要とすると判断した場合、BSは、RNA-Uの更新情報要素を伝送する。例えば、これは、RNAの再構成を含む場合がある。例えば、更新情報要素は、RAプロシージャのRAmsg4に含まれる場合がある。このことは、非アクティブモードでの動作へのUEの遷移によって、RAmsg4が、RAN接続を停止する場合に、特に有用となる可能性がある。
図12は、種々の例による方法のフロー図である。図12の方法は、UEによって実行される。例えば、図12の方法は、UE90によって実行されてよい。具体的には、図12の方法は、メモリ8003からロードされる関連プログラムコード実行時に、UE90の1つ又は複数のプロセッサ8001によって実行されることが考えられる。
最初に、ブロック3011で、UEは、RNA-Uの更新情報要素が必要であるか否かを判断する。これには、モビリティの追跡も含む場合がある。例えば、UEは、近傍のBSのブロードキャストされたセル識別情報をリッスンしてもよい。次いで、UEは、受信したセル識別情報をRNAの先の構成と比べる場合がある。
ブロック3011は、EDTの必要性に従ってトリガされる。例えば、EDTの必要性は、UEの伝送バッファにスケジュールされたULペイロードデータに対応する場合がある。代替又は追加として、EDTの必要性は、UEへの伝送のためにスケジュールされたDLペイロードデータがあるという理由で、ネットワークからのページングメッセージを受信したことに対応する場合がある。例えば、伝送のためにスケジュールされたペイロードデータがEDTとして適合されるのに充分小さいか否かのチェックが含まれる場合がある。例えば、事前にスケジュールされたデータが再発生する場合、このチェックは、省略されてよい。
次に、ブロック3012で、実際に更新情報要素をUEが必要とする場合、UEは、1つ又は複数のインジケータ及びRAプロシージャの一部として伝送すべき1つ又は複数のメッセージを含む。1つ又は複数のインジケータは、EDTの早期データ、及び、RNA-Uの更新情報要素をUEが必要とすることを示す。
次いで、ブロック3013で、UEは、1つ又は複数のインジケータを含む1つ又は複数のULメッセージを伝送する。対応する例は、図7に関して上述した。
ブロック3014で、UEはEDTに参加する。ブロック3014は、概して、ブロック3001に対応する。
要約すると、MO-dataとRNA-Uとの組み合わせインジケーションは、1つ又は複数のインジケータを使用することによって可能であることを記載した。例えば、信号インジケータを使用して、MO-dataとRNA-Uとの組み合わせ理由値が、RAmsg3に含まれてよい。別の例では、EDTのために確保された区画からのRAプリアンブル(第1のインジケータ)を使用するケースでは、RAmsg3の理由値(第2インジケータ)として、RNA-Uを使用することが可能であると指定できる。さらに別の例では、例えば、MO-data、又はモバイル終端(Mobile Terminating:MT)アクセスなどの、EDT理由値を使用することができる。次いで、BSは、UEコンテキストを取得して、UEコンテキストに基づいて、更新情報要素を伝送することによって新しいRNA構成を提供する必要性があるか否かを判断することができる。次いで、RNA構成がネットワークノード間で構成され、UEは、場合によりEDT ULデータに応じて伝送されるDLデータと共に、更新されたRNAをRAmsg4で通知される。
種々の技法は、TAを使用する参考実装形態では、UEへのNAS接続を使用してCNによってUEモビリティが管理されるといった知見に基づいている。その一方で、EDTは、アクセス層(Access Stratum:AS)によるものであり、すなわち、UEとRANとの間で定義される。具体的には、参考実装形態では、EDTは、UEがアイドルモード、すなわち、NAS接続が解放されている状態であると想定して定義されている。それにより、UEがEDTの早期ULデータを伝送するときに、RAN-CNシグナリングが必要とされる。したがって、UEが非アクティブモードの場合、CNは、NAS接続を継続する場合があり、すなわち、CNの観点からは、UEは接続されている。その結果として、RNA-Uと、EDTとの両方は、RANの観点からは、たとえUE NASがEDTのための要求をトリガしても、ASイベントである。
本発明をある種の好ましい実施形態に関して示し、記載したが、明細書を読み理解した上で、等価物及び変更が当業者により行われよう。本発明は、かかる等価物及び変更を全て含み、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例示のために、種々の例について、RAmsg3の理由の値が、組み合わせ方式でMO-dataとRNA-Uとを示すために使用されるシナリオに関して記載してきた。このような組み合わせ理由値は、RNA-U及びその他の理由(例えば、MO-signaling、MT-accessなど)でも実装することができる。
さらなる例示のために、種々の例について、3GPPセルラネットワークが、技法を実装するために使用されるシナリオに関して記載してきたが、類似の技法を、複数のアクセスノードを有し、かつUEモビリティを対象とする非3GPPネットワークに実装することも可能である。

Claims (10)

  1. セルラネットワーク(100)の無線アクセスネットワーク(101)のアクセスノード(102)の動作方法であって、
    端末(90)のランダムアクセスプロシージャ(600)の上りリンクメッセージ(6003)を受信することと、前記上りリンクメッセージ(6003)は、前記ランダムアクセスプロシージャ(600)の理由(6403)を含み、前記理由(6403)の少なくとも1つの値は、必要とされる前記無線アクセスネットワーク(101)の通知エリア(202)の更新情報要素(6410)を示す複数の所定の候補値から選択され、
    前記ランダムアクセスプロシージャ(600)の早期データ伝送(601)に参加することと、前記アクセスノード(102)が
    早期データ伝送インジケータ(6041)を受信することと、
    早期データ伝送スケジュール情報(6042)を提供することと、
    早期データ(6401、6402)を通信することと
    のいずれか1つによって前記早期データ伝送(601)に参加し、
    前記アクセスノード(102)が前記早期データ伝送に参加するたびに、前記理由(6403)に基づいて、前記無線アクセスネットワーク(101)の前記通知エリア(202)の前記更新情報要素(6410)を前記端末(90)が必要とするか否かを判断することと、
    前記更新情報要素を前記端末(90)が必要とする場合、前記更新情報要素を選択的に伝送することと、を含む、方法。
  2. 前記ランダムアクセスプロシージャ(600)のランダムアクセスプリアンブル(6499)が、前記早期データ伝送(601)に関連する所定のプリアンブル区画内にある場合、前記理由(6403)の前記少なくとも1つの値は、通信すべき前記早期データ伝送(601)の前記早期データを選択的にさらに示し、
    前記方法は、
    前記ランダムアクセスプリアンブル(6499)及び前記理由(6403)に基づいて、前記早期データ伝送(601)が必要とされるか否かを判断することをさらに含む、請求項に記載の方法。
  3. 前記端末(90)のコンテキスト情報(6012)を決定することをさらに含み、
    前記更新情報要素を前記端末(90)が必要とするか否かを決定することは、前記コンテキスト情報(6012)に基づく、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ランダムアクセスプロシージャ(600)の前記上りリンクメッセージ(6003)が、前記複数の所定の候補値から選択され、かつ通信すべき前記早期データ伝送(601)の前記早期データを示す前記値を有する前記ランダムアクセスプロシージャ(600)の前記理由(6403)を含む場合、前記コンテキスト情報(6012)の決定は、選択的に実行される、請求項に記載の方法。
  5. 前記アクセスノードの識別情報が、前記コンテキスト情報(6012)によって参照されるか否か、又はそれに含まれているか否かをチェックすることをさらに含み、
    前記更新情報要素を前記端末(90)が必要とするか否かを判断することは、前記アクセスノードの前記識別情報が、前記コンテキスト情報(6012)によって参照されるか否か、又はそれに含まれているか否かに基づく、請求項又はに記載の方法。
  6. 前記端末(90)は、前記無線アクセスネットワーク(101)においてスリープモード(302、303)で動作するものとして、及び前記セルラネットワーク(100)のコアネットワーク(90)において、中断又は接続モード(301)で動作するものとしてリスト化される、請求項1~のいずれか1つに記載の方法。
  7. 前記端末(90)に関連する事前に確立されたコアネットワークトンネル(181)を介して前記早期データ伝送(601)の前記早期データをルーティングさせること、をさらに含む、請求項1~のいずれか1つに記載の方法。
  8. 前記端末(90)に接続解放メッセージ(6014)を伝送することをさらに含み、
    前記更新情報要素は、前記接続解放メッセージに含まれる、請求項1~のいずれか1つに記載の方法。
  9. セルラネットワーク(100)の無線アクセスネットワーク(101)に接続可能な端末(90)の動作方法であって、
    通信すべきランダムアクセスプロシージャ(600)の早期データ伝送(601)の早期データの必要性が検出された場合に、前記無線アクセスネットワーク(101)の通知エリア(202)の更新情報要素が必要とされるか否かを判断することと、
    前記通知エリア(202)の前記更新情報要素が必要とされるか否かに応じて、少なくとも1つのインジケータ(7001)を、前記ランダムアクセスプロシージャ(600)の少なくとも1つの上りリンクメッセージ(6001、6003)に含むこと、前記少なくとも1つのインジケータ(7001)は、通信すべき前記早期データ伝送の前記早期データを示し、かつ必要とされる前記更新情報要素をさらに示前記少なくとも1つのインジケータ(7001)は、前記ランダムアクセスプロシージャ(600)の理由(6403)を含み、前記理由(6403)の少なくとも1つの値は、必要とされる前記更新情報要素を示す複数の所定の候補値から選択され、
    前記少なくとも1つの上りリンクメッセージ(6001、6003)を伝送することと、
    前記早期データ伝送(601)に参加することと、を含み、前記端末(90)が、
    通信すべき前記早期データ伝送の前記早期データを示す前記インジケータ(7001)を伝送することと、
    早期データ伝送スケジュール情報(6042)を取得することと、
    前記早期データ(6401、6402)を通信することと
    のいずれか1つによって前記早期データ伝送(601)に参加する、方法。
  10. 記少なくとも1つのインジケータ(7001)は、前記早期データ伝送(601)に関連する所定のプリアンブル区画内にある前記ランダムアクセスプロシージャ(600)のランダムアクセスプリアンブルをさらに含む、請求項に記載の方法。
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