JP7258334B2 - リモートコントロール用受信機、送信機及びリモートコントロール用送受信システム - Google Patents

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Description

本発明は、光を利用して機器の遠隔操作をおこなうためのリモートコントロール用受信機、送信機及びそれらを用いたリモートコントロール用送受信システムに関する。
従来、レーザ光を発する送信器と、レーザ光を受光し電気信号に変換する受光部と、照明器具の電源の切後に接続及び調光する制御部と、により照明器具リモコンスイッチを構成することにより、レーザ光の特徴である光の指向性を利用し、目的の照明器具のみを遠隔で制御(電源の切断、接続及び調光等)することができるようにした照明器具リモコンスイッチがある(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3025613号公報
ところが、上記従来のレーザ光による照明器具リモコンスイッチでは、レーザ光が他の光源と共存している環境を想定していないため、使用しているレーザ光のみで作動しない場合がある。つまり、レーザ光以外の光源からの光が外乱となって、照明用リモコンスイッチが誤作動してしまうという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、操作対象機器の制御用のレーザ光以外の光が混入する環境下でも正常に作動するリモートコントロール用受信機、送信機及びリモートコントロール用送受信システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明等は、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
[適用例1]
適用例1に記載のリモートコントロール用受信機(1)は、
操作対象機器(5)の制御用のレーザ光及び前記操作対象機器(5)の制御用のレーザ光以外の光が混合した外光から前記操作対象機器(5)の制御用のレーザ光のみを透過する第1フィルタ(10)と、
前記第1フィルタ(10)の出力が所定の閾値以上で、出力が第1閾値以上の場合に第1の値の電気信号を出力し、出力が前記第1閾値未満である場合には、前記第1の値の電気信号を出力しない第1出力部(20)と、
前記操作対象機器(5)の制御用のレーザ光及び前記操作対象機器(5)の制御用のレーザ光以外の光が混合した外光から前記操作対象機器(5)の制御用のレーザ光以外の光を透過する第2フィルタ(30)と、
前記第2フィルタ(30)の出力を電気信号に変換して、出力が第2閾値以上の場合に第2の値の電気信号を出力し、出力が前記第2閾値未満である場合には、前記第2の値の電気信号を出力しない第2出力部(40)と、
前記第1出力部(20)の出力信号が前記第1閾値より大きいと判定され、かつ、前記第2出力部(40)の出力が第2閾値以下であると判定された場合にのみ、前記操作対象機器(5)の制御用のレーザ光が受光されたとして前記操作対象機器(5)に制御信号を出力する制御部(50)と、
を備えたことを要旨とする。
このようなリモートコントロール用受信機(1)では、入光される外光のうち操作対象機器(5)の制御用のレーザ光が第1フィルタ(10)で透過され、操作対象機器(5)の制御用のレーザ光以外の光が第2フィルタ(30)で透過される。
そして、第1フィルタ(10)の出力が所定の閾値以上である場合に第1出力部(20)から第1の値の電気信号が出力され、第2フィルタ(30)の出力が第2出力部(40)により電気信号に変換して出力される。
また、制御部(50)において、第1出力部(20)の出力信号が第1閾値より大きいと判定され、かつ、第2出力部(40)の出力が第2閾値以下であると判定された場合にのみ、前記操作対象機器(5)の制御用のレーザ光が受光されたとして操作対象機器(5)に制御信号を出力する。
したがって、リモートコントロール用受信機(1)に、操作対象機器(5)の制御用のレーザ光以外の光(周囲光)が外乱として入力されても、外乱に影響されることなく正常に作動する。換言すれば、操作対象機器(5)の制御用のレーザ光以外の光が混入する環境下でも正常に作動するリモートコントロール用受信機となる。
[適用例2]
適用例2に記載のリモートコントロール用受信機(1)は、
適用例1に記載のリモートコントロール用受信機(1)において、
前記第1フィルタ(10)は、前記操作対象機器(5)の制御用のレーザ光の周波数帯域のみを透過する光学式のバンドバスフィルタであり、
前記第2フィルタ(30)は、透過させる光の周波数成分を変更することなく、測光量のみを調整可能な光学式のニュートラル・デンシティ・フィルタ又は透過した光の測光量を調整可能なバンドエリミネート・フィルタである
ことを要旨とする。
このような、リモートコントロール用受信機(1)では、操作対象機器(5)の制御用のレーザ光やそれ以外の光を透過させるために、光学式のバンドパスフィルタ、光学式のニュートラル・デンシティ・フィルタあるいはバンドエリミネート・フィルタを用いているため、簡易な構成のリモートコントロール用受信機(1)とすることができる。
[適用例3]
適用例3に記載のリモートコントロール用送信機(2)は、
適用例1又は適用例2に記載のリモートコントロール用受信機(1)に対して、前記操作対象機器(5)の制御用のレーザ光を出力することを要旨とする。
このようなリモートコントロール用送信機(2)は、操作対象機器(5)の制御用のレーザ光以外に他の光を同時に出力してもよいため、構成を簡易にすることができたり、操作対象機器(5)の制御用のレーザ光以外の光、例えば、照明となる可視光を操作対象機器(5)の制御用のレーザ光と同時に出力することができたりするなど、リモートコントロール用送信機(2)としての用途を広げることもできる。
[適用例4]
適用例4に記載の発明は、
適用例1又は適用例2に記載のリモートコントロール用受信機(1)と適用例3に記載のリモートコントロール用送信機(2)とを用いて操作対象機器(5)を作動させるリモートコントロール用送受信システム(3)であって、
前記リモートコントロール用送信機(2)は、
前記レーザ光出力部(70)から前記操作対象機器(5)の制御用のレーザ光として所定の発光パターンのレーザ光を出力し、
前記リモートコントロール用受信機(1)は、
前記リモートコントロール用送信機(2)から出力された前記所定の発光パターンのレーザ光を受信し、前記制御部(50)において、前記第2出力部(40)の出力に拘わらず、前記第1出力部(20)からの出力信号が前記所定のパターンであると判定した場合にのみ、前記操作対象機器(5)の制御用のレーザ光が受光されたとして前記操作対象機器(5)に制御信号を出力することを要旨とする。
このようなリモートコントロール用送受信システム(3)では、リモートコントロール用送信機(2)から出力されるレーザ光の所定の発光パターンがリモートコントロール用受信機(1)で受光され、制御部(50)において、受光したレーザ光の発光パターンが当該所定の発光パターンである場合にのみ、操作対象機器(5)に制御信号が出力される。
この場合、操作対象機器(5)の制御用レーザ光以外の光は、第2フィルタ(30)で低減されているため、操作対象機器(5)の制御用レーザ光を制御するためのレーザ光の発光パターンを正確に受信でき、操作対象機器(5)の制御用レーザ光以外の光によって操作対象機器(5)を正確に制御することができる。
第1実施形態におけるリモートコントロール用送受信システムの概略の構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態におけるリモートコントロール用受信機の概略の構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態における制御部での判定結果と制御信号の出力の関係を示す図である。 第1実施形態におけるリモートコントロール送信機の概略の構成を示す機能ブロック図である。 第2実施形態におけるリモートコントロール送信機から出力される、操作対象機器5の制御用のレーザ光のパターンの例である。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
(リモートコントロール用送受信システムの構成)
図1に基づき、リモートコントロール用送受信システム3の構成について説明する。図1は、本発明が適用されたリモートコントロール用送受信システム3(以下、単にリモコンシステム3とも呼ぶ)の概略の構成を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、リモコンシステム3は、リモートコントロール用受信機1(以下、単にリモコン受信機1とも呼ぶ)及びリモートコントロール用送信機2(以下、単にリモコン送信機2とも呼ぶ)を備えている。
リモコン送信機2は、操作対象機器5の制御用のレーザ光として所定の大きさや所定の発光パターンのレーザ光(図1中に「A」の矢印で示す)を出力する装置である。
リモコン受信機1は、リモコン送信機2から出力されたレーザ光を受信し、受信したレーザ光が所定の大きさや所定のパターンの場合に、操作対象機器5の制御用のレーザ光が受光されたとして操作対象機器5に制御信号を出力する装置である。
(リモートコントロール用受信機の構成)
次に、図2に基づきリモートコントロール用受信機1の構成について説明する。図2は、本発明が適用されたリモートコントロール用受信機1(以下、単にリモコン受信機1とも呼ぶ)の概略の構成を示す機能ブロック図である。
リモコン受信機1は、受光窓7、第1フィルタ10、第1出力部20、第2フィルタ30、第2出力部40及び制御部50を備えている。
受光窓7は、リモコン受信機1の図示しない筐体の一部に設けた孔部に、操作対象機器5の制御用のレーザ光(図2中に「A」の矢印で示す)及び操作対象機器5の制御用のレーザ光以外の光(図2中に「B」の矢印で示す)が混合した外光を透過する材料でカバーを設けた窓部である。
操作対象機器5としては、工場内などに設置されている照明やモータなどを駆動源として用いる機器などであり、照明やモータのON/OFFの制御を行う機器である。
また、本実施形態では、操作対象機器5の制御用のレーザ光として、可視光の波長領域のレーザ光(以下、可視光レーザとも呼ぶ)を用いている。
第1フィルタ10は、受光窓7を介して受光した外光から操作対象機器5の制御用のレーザ光のみを透過する光学式フィルタであり、操作対象機器5の制御用のレーザ光の周波数帯域のみを透過するバンドパスフィルタ(以下、BPFとも略称する)である。また、第1フィルタ10(BPF)は、透過するレーザ光の測光量(照度)を調整できるようになっている。
具体的には、赤色レーザの波長(650[nm]近傍)のみを透過するBPFの一例として、Edmund Optics社のTS ハードコート OD 4 25NM バンドパスフィルタ 650NM 12.5MMなどを用いている。また、測光量を調整する場合には、このようなレンズを複数枚重ねて使用すればよい。
第1出力部20は、第1フィルタ10の出力が所定の閾値以上である場合に第1の値の電気信号(第1閾値以上の値の電気信号)を出力する部分であり、第1光電変換器21、第1増幅器22を備えている。
第1光電変換器21は、第1フィルタ10の光出力を電気出力に変換する光電変換器(以下、O/E変換器とも略称する)である。
第1増幅器22は、第1光電変換器21の出力を増幅するとともに、増幅した信号の大きさが、所定の閾値(第1閾値)以上の場合に、制御部50に対して第1の値の電気信号(この出力をON信号と呼ぶ)を出力し、増幅した信号の大きさが、第1閾値未満である場合には、第1の値の電気信号を出力しない(この状態の信号をOFF信号と呼ぶ)ようにする部分である。具体的には、浜松ホトニクス社製のSi PINフォトダイオードS6967などを用いている。
第2フィルタ30は、受光窓7を介して受光した外光から操作対象機器5の制御用のレーザ光以外の光を透過する光学式フィルタである。具体的には、透過させる光の周波数成分を変更することなく、測光量のみを調整可能な光学式のニュートラル・デンシティ・フィルタ(以下、NDFとも略称する)又は透過した光の測光量を調整可能なバンドエリミネート・フィルタ(以下、BEFとも略称する)である。
具体的には、赤色レーザの波長(650[nm]近傍)以外の波長の光を透過するNDFあるいはBEFの一例として、Edmund Optics社のBEFなどを用いている。また、測光量を調整する場合には、このようなレンズを複数枚重ねて使用すればよい。
第2出力部40は、第2フィルタ30の出力を電気信号に変換して出力する部分であり、第2光電変換器41、第2増幅器42を備えている。
第2光電変換器41は、第2フィルタ30の光出力を電気出力に変換する光電変換器であり、第2増幅器42は、第2光電変換器41の出力を増幅するとともに、増幅した信号の大きさが、所定の閾値(第2閾値)以上の場合に、制御部50に対して第の値の電気信号(この出力をON信号と呼ぶ)を出力し、増幅した信号の大きさが、第閾値未満である場合には、第の値の電気信号を出力しない(この状態の信号をOFF信号と呼ぶ)ようにする部分である。具体的には、浜松ホトニクス社製のSi PINフォトダイオードS6967などを用いている。
制御部50は、受光窓7を介して操作対象機器5の制御用のレーザ光を正常に受光したか否かの判定をし、レーザ光を正常に受信したと判定した場合に操作対象機器5へ制御信号を出力する部分である。
つまり、第1出力部20からの出力信号が第1閾値より大きいと判定され、かつ、第2出力部40からの出力信号が第2閾値以下であると判定された場合にのみ、操作対象機器5の制御用のレーザ光が受光されたとして操作対象機器5に制御信号を出力する。
ここで、第1出力部20の出力信号及び第2出力部40の出力信号と制御部50からの出力される制御信号の関係を図3に示す。
図3に示すように、No.1では、操作対象機器5の制御用のレーザ光もそれ以外の光検出されないため、リモコン操作はなかったと判定する。この場合、操作対象機器5へ制御信号を出力しない。
No.2では、操作対象機器5の制御用のレーザ光が検出されないのにそれ以外の光のみが検出されたので、操作対象機器5の制御用のレーザ光を含まない外乱光のみが検出されたと判定し、リモコン操作はなかったと判定する。この場合、操作対象機器5へ制御信号を出力しない。
No.3では、操作対象機器5の制御用のレーザ光以外の光が検出されず、操作対象機器5の制御用のレーザ光のみが検出されたので、リモコン操作はあったと判定する。この場合、操作対象機器5へ制御信号を出力する。
No.4では、操作対象機器5の制御用のレーザ光もそれ以外の光も検出されるため、操作対象機器5の制御用のレーザ光以外の光、例えば、太陽光や白色LEDのような広い波長範囲の光)が検出されたと判定し、リモコン操作はなかったと判定する。この場合、操作対象機器5へ制御信号を出力しない。
(リモートコントロール用送信機の構成)
次に、図4に基づいて、リモートコントロール用送信機2(以下、リモコン送信機2ともいう)の構成について説明する。図4は、リモコン送信機2の概略の構成を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、リモコン送信機2は、押しボタンスイッチ60及びレーザ光出力部70を備えている。
押しボタンスイッチ60は、モーメンタリ型のスイッチであり、使用者がボタンを押下している間、所定の出力値のレーザ光を出力する。
レーザ光出力部70は、出力制御部71及び送光窓72を備えている。
出力制御部71は、押しボタンスイッチ60が押下されたことを検知し、レーザ光を出力する部分であり、本実施形態では、押しボタンスイッチ60が押下されている間レーザ光(図4中に「A」で示す矢印)を出力する。なお、レーザ光の発光素子として、株式会社岡野エレクトロニクスの赤色LDモジュール(TODET-LRC-03650)などを用いている。
送光窓72は、リモコン送信機2の図示しない筐体の一部に設けた孔部に、操作対象機器5の制御用のレーザ光を透過する材料でカバーを設けた窓部である。
このような構成のリモコン送信機2は、簡易な構成の送信機とすることができる。
(リモートコントロール用送受信機の特徴)
以上に説明したリモートコントロール用受信機1では、入光される外光のうち操作対象機器5の制御用のレーザ光が第1フィルタ10で透過され、そのレーザ光以外の光が第2フィルタ30で透過される。
そして、第1フィルタ10の出力(つまり操作対象機器5の制御用のレーザ光の出力)が所定の閾値より大きく、かつ、第2フィルタ30の出力(つまり操作対象機器5の制御用のレーザ光以外の光の出力)所定の閾値以下であると判定された場合にのみ、操作対象機器5の制御用のレーザ光が受光されたとして制御信号が出力される。
したがって、リモートコントロール用受信機1に、操作対象機器5の制御用のレーザ光以外の光(周囲光)が外乱として入力されても、外乱に影響されることなく正常に作動する。換言すれば、操作対象機器5の制御用のレーザ光以外の光が混入する環境下でも正常に作動するリモートコントロール用受信機となる。
また、操作対象機器の制御用のレーザ光やそれ以外の光を選択的に透過させるための第1フィルタ10(BPF)及び第2フィルタ30(NDF又はBEF)に光学式のフィルタを用いているため、簡易な構成のリモートコントロール用受信機1とすることができる。
さらに、第1フィルタ10(BPF)は、透過するレーザ光の測光量(照度)を調整でき、第2フィルタ30は、透過させる光の周波数成分を変更することなく測光量のみを調整可能であり(NDFの場合)、また、透過した光の測光量を調整可能(BEFの場合)となっている。したがって、リモコン送信器2から出力するレーザ光や外端となる周囲光の特性に合わせて各フィルタの調整を行えば、種々の特性の入射光に対応したリモコン受信機1とすることができる。
[第2実施形態]
次に、図5に基づき、リモコン送信機2から出力する、操作対象機器5の制御用のレーザ光が所定のパターンのときに、リモコン受信機1から操作対象機器5の制御信号が出力されるようにしたリモコンシステム3について説明する。図5は、リモコン送信機2から出力される、操作対象機器5の制御用のレーザ光のパターンの例である。
なお、第2実施形態におけるリモコンシステム3の構成は第1実施形態におけるリモコンシステム3と類似であるため、同じ構成品には同じ符号を付して、その説明を省略する。
第2実施形態におけるリモコン送信機2は、押しボタンスイッチ60が押下されると、予め定められている信号、例えば、図5に例示するように、tの時間に周期Tで大きさが第1閾値よりも大きいパルス状のレーザ光をシリアルパターンで出力する。
リモコン受信機1では、レーザ光を受信し、制御部50において、第1増幅器22から出力された信号が、所定の時間(例えば、図5に示すtの時間)に予め定められているパターンの信号(リモコン送信機2から送信されるシリアルパターンの信号)と同じであるか否かを判定し、同じパターンであると判定した場合は、操作対象機器5の制御用のレーザ光が受光されたとして制御信号を出力し、同じパターンでないと判定した場合には、制御信号を出力しない。
この場合、操作対象機器5の制御用のレーザ光以外の信号(外乱光)は、第フィルタ10で減衰しているため、外乱光があったとしても、第1増幅器22からの出力信号が予め定められているパターンの信号であるか否かを判定すれば、正確に操作対象機器5の制御信号を出力することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
(1)上記第2実施形態では、リモコン送信機2から予め定められたシリアルパターンのレーザ光を出力し、リモコン受信機1では、受信したレーザ光が予め定められたシリアルパターンである場合に操作対象機器5の制御信号を出力していたが、所定時間tに受信したパルス信号の数が同じであれば操作対象機器5の制御信号を出力するように、処理を簡素化してもよい。
(2)さらに、リモコン送信機2から予め定められたシリアルパターンを出力する代わりに、所定時間tに出力するレーザ光のエネルギ量を予め定めておき、リモコン受信機1で受信したレーザ光のエネルギ量が予め定められたエネルギ量である場合に、操作対象機器5の制御信号を出力するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、リモコン送信機2から操作対象機器5の制御用のレーザ光のみを発生させていたが、そのレーザ光の周波数帯域以外の光、例えば、可視光領域の波長の光を発光させ、その光により、壁や操作対象機器5の筐体に文字や装飾などを形成するようにしてもよい。
1… リモートコントロール用受信機(リモコン受信機) 2… リモートコントロール用送信機(リモコン送信機) 3… リモートコントロール用送受信システム(リモコンシステム) 5… 操作対象機器 7… 受光窓 10… 第1フィルタ 20… 第1出力部 21… 第1光電変換器 22… 第1増幅器 30… 第2フィルタ 40… 第2出力部 41… 第2光電変換器 42… 第2増幅器 50… 制御部 60… 押しボタンスイッチ 70… レーザ光出力部 71… 出力制御部 72… 送光窓 。

Claims (4)

  1. 操作対象機器の制御用のレーザ光及び前記操作対象機器の制御用のレーザ光以外の光が混合した外光から前記操作対象機器の制御用のレーザ光のみを透過する第1フィルタと、
    前記第1フィルタの出力が所定の閾値以上で、出力が第1閾値以上の場合に第1の値の電気信号を出力し、出力が前記第1閾値未満である場合には、前記第1の値の電気信号を出力しない第1出力部と、
    前記操作対象機器の制御用のレーザ光及び前記操作対象機器の制御用のレーザ光以外の光が混合した外光から前記操作対象機器の制御用のレーザ光以外の光を透過する第2フィルタと、
    前記第2フィルタの出力を電気信号に変換して、出力が第2閾値以上の場合に第2の値の電気信号を出力し、出力が前記第2閾値未満である場合には、前記第2の値の電気信号を出力しない第2出力部と、
    前記第1出力部の出力信号が前記第1閾値より大きいと判定され、かつ、前記第2出力部の出力が第2閾値以下であると判定された場合にのみ、前記操作対象機器の制御用のレーザ光が受光されたとして前記操作対象機器に制御信号を出力する制御部と、
    を備えたことを特徴とするリモートコントロール用受信機。
  2. 請求項1に記載のリモートコントロール用受信機において、
    前記第1フィルタは、前記操作対象機器の制御用のレーザ光の周波数帯域のみを透過する光学式のバンドバスフィルタであり、
    前記第2フィルタは、透過させる光の周波数成分を変更することなく、測光量のみを調整可能な光学式のニュートラル・デンシティ・フィルタ又は透過した光の測光量を調整可能なバンドエリミネート・フィルタである
    ことを特徴とするリモートコントロール用受信機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のリモートコントロール用受信機に対して、前記操作対象機器の制御用のレーザ光を出力するレーザ光出力部を備えたことを特徴とするリモートコントロール用送信機。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のリモートコントロール用受信機と請求項3に記載のリモートコントロール用送信機とを用いて操作対象機器を作動させるリモートコントロール用送受信システムであって、
    前記リモートコントロール用送信機は、
    前記レーザ光出力部から前記操作対象機器の制御用のレーザ光として所定の発光パターンのレーザ光を出力し、
    前記リモートコントロール用受信機は、
    前記リモートコントロール用送信機から出力された前記所定の発光パターンのレーザ光を受信し、
    前記制御部において、前記第2出力部の出力に拘わらず、前記第1出力部からの出力信号が前記所定のパターンであると判定した場合にのみ、前記操作対象機器の制御用のレーザ光が受光されたとして前記操作対象機器に制御信号を出力することを特徴とするリモートコントロール用送受信システム。
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