JP7258249B2 - 送信装置、送信方法、制御回路および記憶媒体 - Google Patents

送信装置、送信方法、制御回路および記憶媒体 Download PDF

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Description

本開示は、信号を多重して送信する送信装置、送信方法、制御回路および記憶媒体に関する。
従来、送信装置で拡散系列による拡散処理後の信号を多重して送信し、受信装置において受信信号を逆拡散することによって元の信号を得る通信システムがある。この技術は、例えば、測位信号などを送信する衛星に搭載された送信装置で利用されている。
衛星通信システムにおいては衛星の小型化、低消費電力化が重要課題であるが、この課題を解決するためには複数の信号を多重化し、その多重信号を共通の増幅器で増幅しアンテナから送信することが効果的である。増幅器効率は入力信号の信号レベルの増加に伴い高くなり、増幅器が飽和を迎えたあたりで最大となる。しかし、飽和点近くの動作点では増幅器の飽和により信号波形のクリッピングが発生して線形性が大きく劣化する。このため、複数の信号が多重化された多重信号を増幅器で増幅するためには、多重信号の送信信号のピーク対平均電力比とも称されるPAPR(Peak to Average Power Ratio)を小さく抑える必要がある。
また、衛星搭載システムのデジタル化が進み、今まではアナログ回路で構成されていた信号生成部がデジタル回路で構成されることが考えられる。この場合、運用中に信号仕様の変更などのシナリオが考えられ、信号の多重化を行う多重化回路もこれらのシナリオに対応できる汎用性の高いものが求められる。例えば、衛星の打ち上げ後に、多重対象の信号の送信電力比や変調方式そのものが変更された場合、多重化回路の動作パラメータを多重対象の信号の変更後の送信電力比や変調方式に合わせて再設定する必要がある。
非特許文献1には、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式に関して、サブキャリア信号の多重化を行う多重化回路の動作パラメータを機械学習を用いて評価、決定する方法が記載されている。非特許文献1によれば、多重化回路はニューラルネットワーク(NN:Neural Network)で構成され、評価関数であるPAPRとBER(Bit Error Ratio)の和を最小にするようにNNの学習を行うことで、様々な伝送路において低PAPR特性かつ良好なBER特性であるOFDM信号を得るこができるとされている。非特許文献1に記載の技術はOFDM変調に適用されたものであるが、複数の信号を多重する方式にも適用可能なものである。
M. Kim, W. Lee, D. H. Cho, "A Novel PAPR Reduction Scheme for OFDM System Based on Deep Learning", IEEE COMMUNICATIONS LETTERS, VOL. 22, NO. 3, pp. 510-513, Mar. 2018
上記従来の技術によれば、多重した信号のPAPRを抑えることができるため、増幅器の最大効率を得られる飽和点付近で増幅することが可能である。また、多重化回路がNNで構成されているため、多重する条件、例えば、信号電力比や変調方式を変えて再度NNを学習することで信号仕様の変更などのシナリオにも対応することが可能である。しかしながら、多重化回路がNNで構成される以上、NNが密なネットワークである程、また、NNが多数の層で構成される程、積算などの演算量が多くなることが問題となる。この問題の対策として、Pruning(枝刈り、以下、プルーニングと記載する)と呼ばれる、一度学習したネットワークの内、重要度の低いネットワークの接続を切断することで演算量を減らす方法がある。しかし、どれが重要度の低いネットワークの接続なのか、すなわち、どのネットワークの接続を切断することでプルーニングによる性能の劣化を抑えることができるのかを特定することが難しい。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、信号の多重化に用いるニューラルネットワークの演算量をプルーニングにより削減する場合の性能劣化を抑制することが可能な送信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる送信装置は、複数のデータが多重化された多重化データに基づいて多重信号を生成する多重信号生成部と、多重信号の振幅と多重信号に含まれる複数のデータの間の位相差とで定義される制約条件に基づきパラメータが調整済のニューラルネットワークで複数のデータを多重化して多重信号を生成する多重化処理部と、を備える。ニューラルネットワークは、パラメータの更新内容と、更新後のパラメータを用いて生成した多重化データに基づき生成された多重信号とに基づいてプルーニングが実施されている。
本開示にかかる送信装置は、信号の多重化に用いるニューラルネットワークの演算量をプルーニングにより削減する場合の性能劣化を抑制することができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる送信装置の機能構成例を示す図 実施の形態1にかかる送信装置を実現するハードウェアの第1の構成例を示す図 実施の形態1にかかる送信装置を実現するハードウェアの第2の構成例を示す図 実施の形態1にかかる送信装置の学習ステップ時に動作する処理部を示す図 実施の形態1にかかる送信装置が学習ステップを実行する際の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる送信装置に入力される複数の信号の一例を示す図 実施の形態1にかかる送信装置が多重する信号の取り得るパターンを示す図 実施の形態1にかかる送信装置の多重化処理部に適用されるニューラルネットワークの構成例を示す図 実施の形態1にかかる評価関数計算部による評価関数の計算方法を説明するための第1の図 実施の形態1にかかる評価関数計算部による評価関数の計算方法を説明するための第2の図 実施の形態1にかかる送信装置のプルーニングステップ時に動作する処理部を示す図 実施の形態1にかかる送信装置がプルーニングステップを実行する際の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる送信装置の運用ステップ時に動作する処理部を示す図 実施の形態1にかかる送信装置が運用ステップを実行する際の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態2にかかる送信装置および学習装置の機能構成例を示す図 実施の形態2にかかる送信装置および学習装置が学習ステップを実行する際の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態2にかかる送信装置および学習装置がプルーニングステップを実行する際の動作の一例を示すフローチャート
以下に、本開示の実施の形態にかかる送信装置、送信方法、制御回路および記憶媒体を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる送信装置100の機能構成例を示す図である。送信装置100は、2つ以上の外部から取得したデータを拡散して得られた拡散データを入力とし、設定された制約条件を満たす多重信号を得る。ここで、入力信号となる2つ以上の拡散データは、それぞれ、例えば、メッセージデータまたは固定の繰返しパターンのデータを拡散処理して生成される。なお、本実施の形態において送信装置100が送信する信号は「0」もしくは「1」とするが、これら以外の数値を送信してもよい。送信装置100は、例えば、衛星通信システムを構成する衛星に搭載される。
図1に示すように、送信装置100は、入力信号処理部1と、多重化処理部2と、多重信号生成部3と、評価関数計算部4と、学習実行部5と、パラメータ監視部6と、プルーニング部7を備える。
入力信号処理部1は、外部から入力される2つ以上の拡散データそれぞれのシンボルレートの最小公倍数となるように各拡散データのシンボルレートを調整し、多重化処理部2に出力する。
多重化処理部2は、ニューラルネットワーク(以下、NNと記載する)で構成される。多重化処理部2は、入力信号処理部1でシンボルレートが調整された後の2つ以上の拡散データをNNの入力とし、NNのパラメータに従い出力される結果を多重信号生成部3に出力する。すなわち、多重化処理部2は、シンボルレート調整後の複数の拡散データを、NNを利用して多重化し、複数の拡散データの多重結果である多重化データを生成する。
多重信号生成部3は、多重化処理部2から入力される多重結果をIQ(In-phase Quadrature)平面上にマッピングするマッピング処理を行い、多重信号を生成する。多重信号生成部3が生成した多重信号は送信装置100から図示を省略した受信装置に向けて送信される。また、多重信号は、評価関数計算部4およびパラメータ監視部6に入力される。
評価関数計算部4は、多重信号生成部3から入力される多重信号に対し、定められた評価関数、例えば多重信号のPAPRとBER特性など、を計算し、評価関数の計算結果を学習実行部5に出力する。
学習実行部5は、評価関数計算部4から得られる評価関数の計算結果を基に多重化処理部2のNNのパラメータ(以下ではNNパラメータと記載する場合がある)を更新する。
パラメータ監視部6は、学習実行部5によるNNパラメータの更新内容と、多重信号生成部3で生成された多重信号とを監視し、学習実行部5が多重化処理部2のNNパラメータを更新した場合に、多重信号生成部3が生成する多重信号がどのように変化するか、すなわち、NNパラメータの更新が多重信号に与える影響を特定する。具体的には、パラメータ監視部6は、監視結果に基づいて、NNパラメータが多重信号の周波数、位相および振幅のいずれに関するものかを特定する。
プルーニング部7は、多重化処理部2のNNに対してプルーニング処理を行う。具体的には、プルーニング部7は、パラメータ監視部6が特定した、NNパラメータと多重信号の周波数、位相および振幅との関係から、多重化処理部2のNNのプルーニング処理時にNNのどのネットワークを優先的に残すか判断し、不要と判断したネットワークの接続を切断するプルーニング処理を実施する。
なお、本実施の形態では、外部で生成された複数の拡散データが送信装置100に入力されるものとして説明を行うが、複数のデータそれぞれを拡散して複数の拡散データを生成する処理を送信装置100の内部で行う構成としてもよい。また、入力信号処理部1がシンボルレートを調整する処理を送信装置100外部で行う構成、すなわち、入力信号処理部1を省略し、シンボルレート調整後の複数の拡散データが送信装置100に入力される構成としてもよい。
次に、送信装置100を実現するハードウェアについて説明する。送信装置100は、図2または図3に示す構成のハードウェアで実現することが可能である。
図2は、実施の形態1にかかる送信装置100を実現するハードウェアの第1の構成例を示す図である。また、図3は、実施の形態1にかかる送信装置100を実現するハードウェアの第2の構成例を示す図である。図2は、送信装置100の要部、具体的には、入力信号処理部1、多重化処理部2、多重信号生成部3、評価関数計算部4、学習実行部5、パラメータ監視部6およびプルーニング部7を専用のハードウェアである処理回路102で実現する場合のハードウェア構成を示す。処理回路102は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせた回路である。なお、図2に示す例では、入力信号処理部1、多重化処理部2、多重信号生成部3、評価関数計算部4、学習実行部5、パラメータ監視部6およびプルーニング部7を単一の処理回路102で実現するものとしたがこれに限定されない。ハードウェアが複数の処理回路102を備え、入力信号処理部1、多重化処理部2、多重信号生成部3、評価関数計算部4、学習実行部5、パラメータ監視部6およびプルーニング部7をそれぞれ異なる処理回路で実現してもよい。
入力部101は、送信装置100に対する入力信号、すなわち、複数の拡散データを外部から受信する回路である。また、出力部103は、送信装置100で生成した多重信号を外部に出力する回路である。
なお、入力信号処理部1が行うシンボルレートの調整処理を入力部101が行うようにしてもよい。すなわち、入力部101が入力信号処理部1を実現してもよい。
図3は、図2に示す処理回路102をメモリ104およびプロセッサ105で実現する場合のハードウェア構成、すなわち、送信装置100の要部をメモリ104およびプロセッサ105で実現する場合のハードウェア構成を示す。メモリ104は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の、不揮発性または揮発性のメモリである。プロセッサ105は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)である。
送信装置100の要部をメモリ104およびプロセッサ105で実現する場合、入力信号処理部1、多重化処理部2、多重信号生成部3、評価関数計算部4、学習実行部5、パラメータ監視部6およびプルーニング部7として動作するための処理が記述されたプログラムをプロセッサ105が実行することにより、これらの各部が実現される。入力信号処理部1、多重化処理部2、多重信号生成部3、評価関数計算部4、学習実行部5、パラメータ監視部6およびプルーニング部7として動作するための処理が記述されたプログラムはメモリ104に予め格納されている。プロセッサ105は、メモリ104に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、入力信号処理部1、多重化処理部2、多重信号生成部3、評価関数計算部4、学習実行部5、パラメータ監視部6およびプルーニング部7として動作する。
なお、入力信号処理部1、多重化処理部2、多重信号生成部3、評価関数計算部4、学習実行部5、パラメータ監視部6およびプルーニング部7の一部をメモリ104およびプロセッサ105で実現し、残りを図2に示す処理回路102と同様の専用のハードウェアで実現してもよい。
また、上記のプログラムは、メモリ104に予め格納されているものとしたがこれに限定されない。上記のプログラムは、CD(Compact Disc)-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)-ROMなどの記憶媒体に書き込まれた状態でユーザに供給され、ユーザがメモリ104にインストールする形態であってもよい。
次に、送信装置100の動作について説明する。送信装置100の動作は、学習ステップ、プルーニングステップおよび運用ステップの3つのステップに分けられる。これら3つの各ステップの動作を以下で説明する。
<学習ステップ>
まず、学習ステップについて説明する。図4は、実施の形態1にかかる送信装置100の学習ステップ時に動作する処理部を示す図である。破線で囲まれた各部で構成される学習動作ブロック110が学習ステップ時に動作する。
学習ステップでは、学習実行部5が、入力信号処理部1が出力する複数の拡散データと、評価関数計算部4が出力する評価関数の計算結果とに基づいて、多重化処理部2のNNのパラメータを更新していく。また、パラメータ監視部6が、NNのパラメータの更新結果および多重信号生成部3が生成する多重信号の監視結果から、NNのパラメータが多重信号出力の周波数、位相および振幅のいずれに関するものかを特定する。これにより、多重化処理部2に入力される複数の拡散データ、および、評価関数計算部4による評価関数の計算結果から、適切なNNのパラメータを学習できるという効果が得られる。
学習ステップの動作の詳細について、図5を参照しながら説明する。図5は、実施の形態1にかかる送信装置100が学習ステップを実行する際の動作の一例を示すフローチャートである。
学習ステップにおいて、まず、送信装置100は、2つ以上の拡散データを取得する(ステップS1)。ここでは、一例として図6に示すようなシンボルレートの信号A~信号Dの4信号が外部から送信装置100に入力されたものとして説明を続ける。すなわち、入力信号処理部1が信号A~信号Dを取得する。図6は、実施の形態1にかかる送信装置100に入力される複数の信号の一例を示す図である。図6に示すように、信号A~信号Dは、シンボルレートがそれぞれ異なり、中心周波数は信号Aおよび信号Dがf1、信号Bおよび信号Cがf2とする。また、信号A~信号Dの各信号の制約条件(送信電力比および位相)はそれぞれ異なる。制約条件を送信電力比および位相で表す場合の例を示したが制約条件の要素はこれらに限定されない。
次に、入力信号処理部1が、取得した拡散データのシンボルレートを調整する(ステップS2)。図6に示した4信号を多重する場合、それぞれのシンボルレートの最小公倍数は12.276MHzのため、入力信号処理部1は、信号Aは12倍、信号Bは6倍、信号Cは2倍のオーバーサンプル処理を行い、全ての拡散データのシンボルレートを一致させる。シンボルレートを一致させた結果、多重させる信号がM個の値を取り、多重させる信号の数をNとすると、取りうる値はM^N個(MN個)となる。今回の例では、2値を取る4信号を多重するため、M=2,N=4であり、4信号の取りうる値は、図7に示すような2^4=16パターンのいずれかの組合せとなる。図7は、実施の形態1にかかる送信装置100が多重する信号の取り得るパターンを示す図である。なお、シンボルレートを調整せず、異なるシンボルレートを維持したまま信号を多重させる場合はこの動作は省略することができる。
次に、入力信号処理部1でシンボルレートが調整された4信号を、多重化処理部2に入力し、NNの出力を得る(ステップS3)。NNの出力は、多重化処理部2の出力、すなわち、入力信号処理部1でシンボルレートが調整された4信号の多重結果となる。
ここで、NNの説明を行う。図8は、実施の形態1にかかる送信装置100の多重化処理部2に適用されるニューラルネットワークの構成例を示す図である。NNは図8に示すように、入力層、任意の数の中間層である隠れ層、出力層から構成される。NNの入力層は、複数個の入力ノード(ニューロン)を有する(ここでは4つ)。隠れ層は、複数(ここでは3層)である。出力層は、信号多重結果を表す出力ノードを有する(ここでは実数値、虚数値の2つ)。なお、層数およびノード数(ニューロン数)は、一例である。NNは、入力層と隠れ層のノード間が全て結合(全結合層)し、隠れ層と出力層のノード間が全て結合している。入力層、隠れ層および出力層には、任意の数のノードが存在する。このノードは、入力を受け取り、値を出力する関数である。入力層には、入力ノードとは別に独立した値を入れるバイアスノードがある。構成は、複数のノードを持つ層を重ねることで構築される。各層のノードは、受け取った入力に対して重みをかけ、受け取った入力を活性化関数で変換して次層に出力する。活性化関数の例は、シグモイド(sigmoid)関数などの非線形関数、ReLU(Rectified Linear Unit function:正規化線形関数)などである。
学習ステップの説明に戻り、次に、多重信号生成部3が、多重化処理部2のNNの出力2シンボルを実数値および虚数値とし、これらの値を複素平面とも呼ばれるIQ平面にマッピングして多重信号を生成する(ステップS4)。この時、多重化処理部2のNNが出力する多重化された拡散データの信号点をそのままマッピングすることも可能であるし、定包絡線上に信号点をマッピングすることも可能である。
次に、評価関数計算部4が、多重信号生成部3で生成された多重信号に基づいて評価関数を計算する(ステップS5)。具体的には、評価関数計算部4は、多重信号に課せられる制約条件に基づいて評価関数を計算する。多重信号に課せられる制約条件は、例えば、多重信号の振幅および多重信号に含まれる複数の信号の間の位相差で定義される。評価関数計算部4は、例えば、多重信号生成部3が生成した多重信号が示す信号点と多重信号のレプリカが示す信号点との距離を評価関数として計算する。また、評価関数計算部4は、多重信号生成部3が生成した多重信号に含まれる複数の信号の間の位相差が、多重化される前の複数の信号の間の位相差を保持しているか、すなわち、多重化後の複数の信号の位相差が多重化前の複数の信号の間の位相差を保持しているか、を評価関数として計算する。
評価関数の計算例を図9および図10を用いて説明する。図9は、実施の形態1にかかる評価関数計算部4による評価関数の計算方法を説明するための第1の図、図10は、実施の形態1にかかる評価関数計算部4による評価関数の計算方法を説明するための第2の図である。
図9は、多重化処理部2のNNから出力された2つの結果を実数成分、虚数成分とし、その信号点をマッピングした結果を示している。この例では、評価関数計算部4は、多重信号の信号点kの座標位置(図中の四角形)から目標とする包絡線(図中の実線)までの距離Δdkを計算し、これを評価関数の計算結果とする。評価関数計算部4は、全ての信号点に関してΔdkを計算し、和を取ったものを評価関数の1つとする。本実施の形態では図6および図7に示す4信号が多重化されるとしているので、評価関数計算部4は、16の信号点のそれぞれに関してΔdkを計算し、和を取ったものを評価関数の1つとする。
図10は、多重信号と、多重される対象の信号の中の信号mのレプリカ信号を、定められた数のシンボル毎にずらして得られる各信号との相関を計算した結果を示している(破線)。なお、図中の実線は理想値を示し、レプリカ信号同士の相関を計算した結果である。評価関数計算部4は、全ての多重させる信号、本実施の形態の場合は上述した信号A~信号Dの4信号に対して、図10に示すような2つの相関値のピーク(シンボル遅れが0の値)の差分ΔCorr.mを計算し、それらの和を取ったものを評価関数の1つとする。
評価関数計算部4は、図9および図10を用いて説明した上記の2つの評価関数の和を取り、これを最終的な評価関数とする。評価関数計算部4が計算する最終的な評価関数をErrとし、これを数式で表すと以下の式(1)となる。なお、汎化能力を高めるために、第2項に正の値を取る正則化項μを乗算する。評価関数Errは0以上の正の値を取り、この値が小さいほどNNにより多重化された信号の性能が良いことになり、NNによる多重化処理の性能が良いといえる。
Figure 0007258249000001
次に、学習実行部5が、多重化処理部2のNNを更新する(ステップS6)。具体的には、学習実行部5は、NNのパラメータである各層の重みを更新する学習動作を行う。この学習動作において、学習実行部5は、式(1)で表される評価関数を計算し、それを基にNNの各層の重みを調整する。学習動作は、誤差すなわち評価関数を最小化する最適化問題を解くことであり、最適化問題の解法は誤差逆伝播法(Back Propagation)を使うのが一般的である。誤差逆伝播法では、誤差をNNの出力層から伝播させていき、各層の重みを調整する。誤差逆伝播法は、具体的には、各層の重みの更新量を出力層側から得た値を使用して計算し、入力層の方向へ各層の重みの更新量を決定する値を計算しながら伝播させていく方法である。
次に、パラメータ監視部6が、NNのどのパラメータを変化させることで、多重信号の周波数、位相および振幅のいずれに影響を与えるかを特定する(ステップS7)。例えば、パラメータ監視部6は、学習過程1回で値が最も大きく変化したものから順に、一定数のNNのパラメータを記録する。パラメータ監視部6はパラメータを全て記録してもよい。パラメータ監視部6は、その後、学習前および学習後の各多重信号の周波数スペクトルから中心周波数の変化量を計算する。この変化量の計算は一般的なものなので、ここでは省略する。中心周波数の変化量が定められたしきい値を超えた場合、NNのパラメータのうち、変化量が大きい上位N%を周波数に影響を与えるパラメータとして記録する。中心周波数の変化量が大きいパラメータは、周波数に与える影響が大きいパラメータであり、重要度が高いパラメータとなる。パラメータ監視部6は、同様の処理を、多重信号の位相、振幅についても行い、NNのどのパラメータが周波数、位相および振幅のいずれに関するものかを特定する。
図4に示す学習動作ブロック110の各部は、上述した動作を繰り返し実行する。学習動作ブロック110の各部は、予め定められた条件を満たすまで、例えば、学習の実行回数が所定回数に達する、評価関数計算部4による評価関数の計算結果が所定のしきい値を下回る、などの条件を満たすまで、上述した動作を繰り返し、学習を行う(ステップS8)。
<プルーニングステップ>
つづいて、プルーニングステップについて説明する。図11は、実施の形態1にかかる送信装置100のプルーニングステップ時に動作する処理部を示す図である。破線で囲まれた各部で構成されるプルーニング動作ブロック120がプルーニングステップ時に動作する。
プルーニングステップでは、プルーニング部7が、パラメータ監視部6で特定された、多重化処理部2のNNパラメータと多重信号の周波数、位相および振幅との関係性から、予め定められたプルーニング率に従い、プルーニング対象のNNパラメータを決定する。その後、プルーニング部7が、プルーニング対象に決定したNNパラメータを0にするプルーニング処理を行う。これにより、多重信号の周波数、位相および振幅のそれぞれに対する影響が大きい、重要度が高いNNパラメータを優先的に残すことができる。すなわち、プルーニングによる性能劣化を最小限に抑えつつNNの演算量を削減することができる。
プルーニングステップの詳細について、図12を参照しながら説明する。図12は、実施の形態1にかかる送信装置100がプルーニングステップを実行する際の動作の一例を示すフローチャートである。
プルーニングステップにおいて、プルーニング部7は、まず、上述した学習ステップのステップS7においてパラメータ監視部6が特定した結果、具体的には、多重信号の周波数、位相および振幅のそれぞれに対する影響が大きい、重要度の高いパラメータの特定結果に基づいて、プルーニング対象のパラメータを決定する(ステップS9)。例えば、プルーニング率が50%の場合、多重信号の周波数、位相および振幅のそれぞれに関して、重要度が最も高いものから上位50%のパラメータを残すように、重要度が下位50%のパラメータをプルーニングの対象に決定する。
プルーニング部7は、次に、ステップS9での決定結果に従いプルーニングを行う(ステップS10)。すなわち、プルーニング部7は、ステップS9でプルーニングの対象に決定したパラメータを0に設定する。
<運用ステップ>
つづいて、運用ステップについて説明する。図13は、実施の形態1にかかる送信装置100の運用ステップ時に動作する処理部を示す図である。破線で囲まれた各部で構成される運用動作ブロック130が運用ステップ時に動作する。
運用ステップでは、多重化処理部2が、入力信号処理部1から入力される拡散データを対象として、上述した学習ステップおよびプルーニングステップで最適化されたNNを利用した多重化を行う。また、多重信号生成部3が、多重化処理部2から入力される多重結果をIQ平面にマッピングし、多重信号として送信装置100の外部に出力する。これにより、送信装置100が出力する多重信号は、低PAPR特性および受信機での逆拡散時の良好な相関特性の両方が実現された信号となる。
運用ステップの詳細について、図14を参照しながら説明する。図14は、実施の形態1にかかる送信装置100が運用ステップを実行する際の動作の一例を示すフローチャートである。
運用ステップにおいては、まず、入力信号処理部1が、2つ以上の拡散データを取得し(ステップS1a)、取得した拡散データのシンボルレートを調整する(ステップS2a)。次に、多重化処理部2が、入力信号処理部1でシンボルレートが調整された拡散データのそれぞれをNNに入力してNNの出力を得る(ステップS3a)。次に、多重信号生成部3が、多重化処理部2のNNの出力をIQ平面にマッピングして多重信号を生成する(ステップS4a)。これらのステップS1a~S4aは、上述した学習ステップのステップS1~S4と同様の処理であるため、詳細については説明を省略する。
以上のように、本実施の形態の送信装置100は、生成する多重信号の制約条件と、設定した評価関数とに基づいて、信号の多重処理に用いるNNの学習を行い、さらに、NNのパラメータが周波数、位相および振幅のいずれに関するものかを特定するとともに、各パラメータの重要度を特定し、重要度の高いパラメータを残すプルーニング処理を行う。これにより、プルーニングによりNNの演算量を削減する場合の性能劣化を抑制することができる。すなわち、プルーニングによるNNの性能劣化を最小限に抑えて多重信号を生成できる。
実施の形態2.
実施の形態1にかかる送信装置100は、装置内で多重化処理部2のニューラルネットワークの学習を行い、学習した後に、学習済みのニューラルネットワークを用いて多重信号を生成して送信する。しかし、送信装置100を組み込む機器の計算機資源が逼迫した状況にあり、オンボード上で学習が行えない可能性がある。そこで、本実施の形態では、別の機器の計算機資源を活用し、学習は別の機器で行い、別の機器で学習済みのパラメータを用いてニューラルネットワークのパラメータを更新する構成について説明する。
図15は、実施の形態2にかかる送信装置100aおよび学習装置200の機能構成例を示す図である。
本実施の形態にかかる送信装置100aは、入力信号処理部1と、多重化処理部2と、多重信号生成部3と、多重条件送信部8と、学習結果設定部10とを備える。送信装置100aの入力信号処理部1、多重化処理部2および多重信号生成部3は、実施の形態1にかかる送信装置100の入力信号処理部1、多重化処理部2および多重信号生成部3と同様の処理を行う構成要素であるため、処理の詳細については説明を省略する。
学習装置200は、入力信号処理部21と、多重化処理部22と、多重信号生成部23と、評価関数計算部24と、学習実行部25と、パラメータ監視部26と、プルーニング部27と、学習結果送信部28とを備える。学習装置200の入力信号処理部21、多重化処理部22、多重信号生成部23、評価関数計算部24、学習実行部25、パラメータ監視部26およびプルーニング部27は、実施の形態1にかかる送信装置100の入力信号処理部1、多重化処理部2、多重信号生成部3、評価関数計算部4、学習実行部5、パラメータ監視部6およびプルーニング部7と同様の処理を行う構成要素であるため、処理の詳細については説明を省略する。
以下、実施の形態1と異なる点を説明する。
送信装置100aの多重条件送信部8は、入力信号処理部1から、多重する各信号の制約条件を読み出し、学習装置200の入力信号処理部21に送信する。なお、多重条件送信部8が制約条件を送信する手段は一般的な構成であり、従来同等のため詳細説明を省略する。
学習装置200の学習結果送信部28は、多重化処理部22から、学習済みのNNのパラメータを読み出し、送信装置100aの学習結果設定部10に送信する。この時に送信するNNのパラメータはプルーニング処理が実施済みのNNのパラメータである。なお、学習結果送信部28がNNのパラメータを送信する手段は一般的な構成であり、従来同等のため詳細説明を省略する。
送信装置100aの学習結果設定部10は、学習装置200の学習結果送信部28から学習済みのNNのパラメータを受信し、受信したパラメータを多重化処理部2のNNに書き込む。
次に、送信装置100aの動作について説明する。本実施の形態では、送信装置100aの計算機資源が枯渇しており、オンボードで学習が行えない場合も、別の機器である学習装置200の計算機資源を活用し、信号の多重化処理に適したNNのパラメータを学習し、さらに、プルーニング処理を実施することで、多重化処理部2が使用するNNの最適化を行う。
送信装置100aの動作の詳細について、実施の形態1と同様に、学習ステップ、プルーニングステップおよび運用ステップに分けて説明する。ただし、実施の形態1と共通の動作については説明を省略する。
<学習ステップ>
図16は、実施の形態2にかかる送信装置100aおよび学習装置200が学習ステップを実行する際の動作の一例を示すフローチャートである。なお、実施の形態1と同様の動作については説明を省略する。図16内の破線で囲んだ部分は送信装置100aで実施する動作であり、その他は学習装置200で実施する動作である。
図16に示すフローチャートのステップS1およびS2は、実施の形態1の動作を示す図5のフローチャートのステップS1およびS2と同じ処理である。また、図16に示すフローチャートのステップS3a~S8aは、図5に示すフローチャートのステップS3~S8と同様の処理であるが、学習装置200において実行される点が異なる。これらのステップS1~S2、S3a~S8aについては説明を省略する。
ステップS2において入力信号処理部1が拡散データのシンボルレートを調整すると、次に、多重条件送信部8が、入力信号処理部1から多重する信号の制約条件を取得して学習装置200の入力信号処理部21に送信する(ステップS11)。多重条件送信部8が送信する制約条件の一例は、図6に示す、多重化処理部2が多重する対象の各信号の送信電力比および位相である。制約条件は、例えば、多重条件送信部8のメモリに書き込まれ、データ圧縮が行われた後に、送信装置100aから学習装置200へ、両装置に設置されたアンテナから無線通信で送信される。
学習装置200は、ステップS11で受信した制約条件を用いてステップS3a~S8aを実行することでNNの学習、すなわち、NNパラメータの更新を行う。
<プルーニングステップ>
図17は、実施の形態2にかかる送信装置100aおよび学習装置200がプルーニングステップを実行する際の動作の一例を示すフローチャートである。なお、実施の形態1と同様の動作については説明を省略する。図17内の破線で囲んだ部分は送信装置100aで実施する動作であり、その他は学習装置200で実施する動作である。
図17に示すフローチャートのステップS9a~S10aは、図12に示すフローチャートのステップS9~S10と同様の処理であるが、学習装置200において実行される点が異なる。これらのステップS9a~S10aについては説明を省略する。
学習装置200においてステップS9aおよびS10aを実行した後、学習結果送信部28が、送信装置100aにNNのパラメータを送信する(ステップS12)。学習結果送信部28がNNパラメータを送信する手順は、送信装置100aの多重条件送信部8が信号の制約条件を送信する手順と同様であるため、説明を省略する。
送信装置100aの学習結果設定部10は、学習装置200の学習結果送信部28が送信したNNパラメータを受信すると、受信したNNパラメータに従い、多重化処理部2を構成するNNのパラメータを更新する。この処理によって、学習装置200の多重化処理部22のNNパラメータと送信装置100aの多重化処理部2のNNパラメータとが完全に一致し、両者が同じ多重信号を生成できるようになる。
<運用ステップ>
学習済みのNNを利用して送信装置100aが多重信号を生成する運用ステップの動作は実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
以上のように、実施の形態2にかかる送信装置100aは、多重化処理の対象の信号の制約条件を外部の学習装置200へ送信し、学習装置200は、受信した制約条件に基づいて学習を行い、信号を多重化するNNのパラメータを更新する。また、学習装置200は、プルーニングを行い、得られた学習結果、具体的には、NNのパラメータを、送信装置100aへ送信する。送信装置100aは、学習装置200での学習結果に基づいて、多重化処理部2のNNのパラメータを更新する。これにより、送信装置100aの計算機資源が枯渇しておりオンボードで学習が行えない場合でも、多重化処理部2のNNのパラメータを更新することができ、実施の形態1にかかる送信装置100と同様の効果を得ることができる。
なお、図15に示す構成では送信装置100aから学習装置200に制約条件を送信することとしたが、学習装置200が予め制約条件を保持していてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,21 入力信号処理部、2,22 多重化処理部、3,23 多重信号生成部、4,24 評価関数計算部、5,25 学習実行部、6,26 パラメータ監視部、7,27 プルーニング部、8 多重条件送信部、10 学習結果設定部、28 学習結果送信部、100,100a 送信装置、110 学習動作ブロック、120 プルーニング動作ブロック、130 運用動作ブロック、200 学習装置。

Claims (8)

  1. 複数のデータが多重化された多重化データに基づいて多重信号を生成する多重信号生成部と、
    前記多重信号の振幅と前記多重信号に含まれる複数のデータの間の位相差とで定義される制約条件に基づきパラメータが調整済のニューラルネットワークで前記複数のデータを多重化して前記多重信号を生成する多重化処理部と、
    を備え、
    前記ニューラルネットワークは、パラメータの更新内容と、更新後のパラメータを用いて生成した多重化データに基づき生成された多重信号とに基づいてプルーニングが実施されている、
    ことを特徴とする送信装置。
  2. 前記多重化処理部は、それぞれがM値(Mは2以上)をとるN個(Nは2以上)のデータを前記ニューラルネットワークで多重化してMN個の信号点で表される前記多重化データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記ニューラルネットワークのパラメータの更新内容と、更新後のパラメータを用いて生成した多重化データに基づき生成された多重信号とを監視し、前記ニューラルネットワークの各パラメータが前記多重信号の周波数、位相および振幅のいずれに関するものかを特定するパラメータ監視部と、
    前記パラメータ監視部による特定結果に基づいて前記ニューラルネットワークのプルーニングを行うプルーニング部と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の送信装置。
  4. 前記制約条件と、前記多重信号とに基づいて、前記ニューラルネットワークの評価関数を計算する評価関数計算部と、
    前記評価関数に基づいて前記ニューラルネットワークのパラメータを更新する学習実行部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の送信装置。
  5. 学習装置でパラメータの調整およびプルーニングが実施された状態のニューラルネットワークのパラメータを前記学習装置から取得し、取得したパラメータに従い、前記多重化処理部が備えるニューラルネットワークのパラメータを更新する学習結果設定部、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の送信装置。
  6. 複数のデータが多重化された多重化データに基づいて多重信号を生成する第1ステップと、
    前記多重信号の振幅と前記多重信号に含まれる複数のデータの間の位相差とで定義される制約条件に基づきパラメータが調整済のニューラルネットワークで前記複数のデータを多重化して前記多重信号を生成する第2ステップと、
    を含み、
    前記ニューラルネットワークは、パラメータの更新内容と、更新後のパラメータを用いて生成した多重化データに基づき生成された多重信号とに基づいてプルーニングが実施されている、
    ことを特徴とする送信方法。
  7. 複数のデータが多重化された多重化データに基づいて生成した多重信号を送信する送信装置を制御する制御回路であって、
    前記多重信号の振幅と前記多重信号に含まれる複数のデータの間の位相差とで定義される制約条件に基づきパラメータが調整済のニューラルネットワークで前記複数のデータを多重化して前記多重信号を生成する処理、
    を前記送信装置に実行させ、
    前記ニューラルネットワークは、パラメータの更新内容と、更新後のパラメータを用いて生成した多重化データに基づき生成された多重信号とに基づいてプルーニングが実施されている、
    ことを特徴とする制御回路。
  8. 複数のデータが多重化された多重化データに基づいて生成した多重信号を送信する送信装置を制御するプログラムを記憶する記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    前記多重信号の振幅と前記多重信号に含まれる複数のデータの間の位相差とで定義される制約条件に基づきパラメータが調整済のニューラルネットワークで前記複数のデータを多重化して前記多重信号を生成する処理、
    を前記送信装置に実行させ、
    前記ニューラルネットワークは、パラメータの更新内容と、更新後のパラメータを用いて生成した多重化データに基づき生成された多重信号とに基づいてプルーニングが実施されている、
    ことを特徴とする記憶媒体。
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