JP7257926B2 - CONVEYOR TENSION ADJUSTING DEVICE IN HARVESTING MACHINE AND HARVESTING MACHINE USING THE SAME - Google Patents
CONVEYOR TENSION ADJUSTING DEVICE IN HARVESTING MACHINE AND HARVESTING MACHINE USING THE SAME Download PDFInfo
- Publication number
- JP7257926B2 JP7257926B2 JP2019167972A JP2019167972A JP7257926B2 JP 7257926 B2 JP7257926 B2 JP 7257926B2 JP 2019167972 A JP2019167972 A JP 2019167972A JP 2019167972 A JP2019167972 A JP 2019167972A JP 7257926 B2 JP7257926 B2 JP 7257926B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- conveyor
- positioning groove
- respect
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
- Drives For Endless Conveyors (AREA)
Description
本発明は、農作物の収穫機において用いられるコンベアのテンション調節装置およびそれを用いた収穫機に関するものである。
BACKGROUND OF THE
トラクタなどで牽引される農作物の収穫機は、圃場から掘り取った根菜などの農作物を、機体に搭載したコンベアで収容タンクまで搬送して収納し収穫する。上記コンベアとしては、掘り取った農作物から土砂や礫を落下させるため、網目の粗いロッドチェーンコンベアが用いられる。上記のようなロッドチェーンコンベアは、土砂や礫と接触するだけでなく、他のパーツと振動しながら接触するため、摩耗や損耗が激しい。部材が劣化してしまって消耗するまで、使用に耐えるうちは、弛んだテンションを調整して、使用を継続することが行われる。 Harvesters for crops that are towed by a tractor or the like transport crops such as root vegetables that have been dug up from a field to a storage tank using a conveyor mounted on the machine, where they are stored and harvested. As the conveyor, a rod chain conveyor with a coarse mesh is used in order to drop earth, sand, and gravel from dug agricultural products. The rod chain conveyor as described above not only comes into contact with earth, sand, and gravel, but also comes into contact with other parts while vibrating, resulting in severe wear and tear. Until the member deteriorates and wears out, the slack tension is adjusted and the use is continued as long as the use is endured.
このようなテンション調節装置に関する先行技術文献として、本出願人は下記の特許文献1を把握している。
The present applicant is aware of the following
上記特許文献1は、「根菜類ハーベスタにおけるロッドチエンコンベアのテンション装置」に関するものであり、下記の記載がある。
〔0009〕
〔実施例〕次に、この考案の実施例を図とともに説明すれば、無端のロットチエン形式のコンベア1を、設定した方向に廻動させる両端の還送ローラ2(いずれかの一方を駆動輪とする。)を軸支するコンベア枠3に、コンベア1の復路中間の外面に接触転動する2個の固定位置ローラ4、4を設定した距離を介して回転自在に軸支し、この2個の固定位置ローラ4、4のいずれか一方の軸11、あるいは前記コンベア枠3の一部より突出した軸受15に軸支した軸11に、ホーク5の一方端で、平行し、かつ、相対向する二条端6の端部を回転自在に枢着し、他方の単端部7には回転自在となるようにテンションローラ8を枢着し、このテンションローラ8を前記2個の固定位置ローラ4、4間のロッドチエンのコンベア1復路の内面に当接し、また、前記の二条端6において、軸支位置中心を起点として設定した距離Lを隔てた点を中心とするホーク5の長手方向と一致させた長孔を平行対面する二条端6のそれぞれの相対面位置に穿孔し、この2つの長孔9にボルト・ナットからなる固着ピン10を遊動自在に貫入挿通しておく。
〔0010〕
一方、前記ホーク5を枢着する軸11が挿入貫通できる軸孔16を端部に穿設した係止駒12において、前記ホーク5における長孔9穿孔位置を設定した軸11からの距離Lと同長さのL’を、前記の軸孔16を中心とした半径として描いた円弧の外周13より半径方向に、前記の固着ピン10が嵌入係合できる幅の係止溝14の複数を僅かな間隙を介して凹設するとともに、その上辺の一部には固定部材17を突出形成させておくものである。
〔0011〕
このようにした係止駒12を前記したホーク5における平行形成した二条端6の中層となるように介在させ、かつ、係止駒12の軸孔16にも軸11を挿通してホーク5と一体にするとともに、該係止駒12のみを一体成形した固定部材17をコンベア枠3に強固に固着して係止駒12だけを不動体に構成する。
〔0012〕
このようにしたホーク5と係止駒12との関係において、係止駒12のいずれか一個の係止溝14と、ホークのテンシヨンローラ8がコンベア1を緊張させるために、コンベア1を下方に押圧し、設定した適正の緊張度が得られたならば、ホーク5に設けた長孔9内の固着ピン10を、ホーク5を枢着した軸方向に移動させ、係止駒12における開口した係止溝14に摺動挿入して係合し、しかる後に、固着ピン10のボルト・ナットを締め付けて、上記した係合状態を維持することができるようにしてなるものである。
The
[0009]
[Embodiment] Next, an embodiment of this invention will be described with reference to the drawings. An endless lot
[0010]
On the other hand, in the locking piece 12 having a shaft hole 16 through which the
[0011]
The locking piece 12 thus formed is interposed in the middle layer of the two
[0012]
In the relationship between the
しかしながら、上記特許文献1の装置は、以下の問題を有している。
すなわち、上記従来の装置は、二条端6を二股構造とし、その二股のあいだに係止駒12を存在させた3層構造を採用している。このため、二股構造の二条端6と係止駒12の隙間に泥が詰まりやすく、テンション調節作業の前にそれを除去する作業が必要になる。加えて3層構造とするだけの部材を必要とし、部材コストや組み立てコストがかかっている。
また、上記二条端6の一端側を軸11によってコンベア枠3側に軸支する一方、上記二条端6の他端側に穿孔した長孔9に、上記係止駒12の係止溝14に係合させる固着ピン10を挿通する。つまり、軸11と固着ピン10の二軸構造を採用している。このため、その分だけ部品点数が多く、部品コスト、組み立てコスト、メンテナンスコストがかかる。加えて、上記二条端6の二股部分の双方に長孔9を穿孔して固着ピン10を挿通する構造は、いずれかの長孔9に泥が詰まると固着ピン10が動かなくなる。
However, the device of
In other words, the above-described conventional device employs a three-layer structure in which the two
One end side of the two-threaded
本発明の目的は、上記課題を解決する収穫機におけるコンベアのテンション調節装置およびそれを用いた収穫機を提供することにある。
つまり、シンプルな構造でテンション調節作業が容易になる、収穫機におけるコンベアのテンション調節装置およびそれを用いた収穫機を提供する。
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a conveyor tension adjusting device for a harvesting machine and a harvesting machine using the same that solves the above problems.
In other words, the present invention provides a tension adjusting device for a conveyor in a harvesting machine, which has a simple structure and facilitates tension adjusting work, and a harvesting machine using the same.
請求項1記載の収穫機におけるコンベアのテンション調節装置は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
コンベアフレームに固定されたフレームプレートと、
上記コンベアフレームに無端式に掛け渡されたコンベアに対し、そのテンションを調節しうるように転動接触するテンションローラと、
上記コンベアに対する上記テンションローラの転動接触強度を調節しうるよう、上記テンションローラを揺動させるための揺動プレートと、
上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの揺動位置を、複数個所において固定しうるよう調整する位置調節機構とを備え、
上記フレームプレートと上記揺動プレートは、互いのプレート面を対面させた状態で、上記フレームプレートに対して上記揺動プレートが揺動可能となるよう軸支ボルトによって軸支され、
上記揺動プレートは、上記軸支ボルトによる揺動中心から所定距離離れた位置に、上記テンションローラが取り付けられており、
上記軸支ボルトを緩めたときに、上記フレームプレートのプレート面に対して上記揺動プレートのプレート面が傾斜するのを防止する傾斜防止手段をさらに備え、
上記位置調節機構は、
上記フレームプレートに形成された第1位置決め溝と、上記揺動プレートに形成された第2位置決め溝と、上記第1位置決め溝と第2位置決め溝の双方に嵌合して上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの揺動位置を固定するための位置決めキーとを含んで構成され、
上記第1位置決め溝と第2位置決め溝のうち少なくともいずれかは、上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの揺動位置を、複数個所において固定しうるよう、複数設けられている。
In order to achieve the above object, the tension adjusting device for the conveyor in the harvester according to
a frame plate fixed to the conveyor frame;
a tension roller in rolling contact with the conveyor endlessly stretched over the conveyor frame so as to adjust the tension thereof;
a swing plate for swinging the tension roller so as to adjust the rolling contact strength of the tension roller with respect to the conveyor;
a position adjusting mechanism for adjusting the swinging position of the swinging plate with respect to the frame plate so that it can be fixed at a plurality of points;
The frame plate and the rocking plate are pivotally supported by a shaft bolt so that the rocking plate can rock with respect to the frame plate, with the plate surfaces facing each other,
The swing plate has the tension roller attached at a position a predetermined distance away from the swing center of the pivot bolt,
further comprising tilt prevention means for preventing the plate surface of the rocking plate from tilting with respect to the plate surface of the frame plate when the pivot bolt is loosened;
The position adjustment mechanism is
A first positioning groove formed in the frame plate, a second positioning groove formed in the rocking plate, and both of the first positioning groove and the second positioning groove to engage the rocking plate with respect to the frame plate. and a positioning key for fixing the swinging position of the moving plate ,
At least one of the first positioning groove and the second positioning groove is provided in plurality so that the swinging position of the swinging plate with respect to the frame plate can be fixed at a plurality of points.
請求項2記載の収穫機におけるコンベアのテンション調節装置は、請求項1記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記位置決めキーは、上記軸支ボルトに対して上記位置決めキーが進退しうるよう、長穴を介して上記軸支ボルトに軸支される軸支プレートに取り付けられている。
In addition to the configuration of
The positioning key is attached to a shaft support plate that is supported by the shaft support bolt via an elongated hole so that the positioning key can move back and forth with respect to the shaft support bolt.
請求項3記載の収穫機は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
上記請求項1または2記載のコンベアのテンション調節装置を備えたことを特徴とする収穫機。
In order to achieve the above object, the harvester described in
A harvesting machine comprising the conveyor tension adjusting device according to
請求項1記載の装置は、フレームプレートとテンションローラと揺動プレートと位置調節機構とを備えている。上記フレームプレートは、コンベアフレームに固定されている。上記テンションローラは、上記コンベアフレームに無端式に掛け渡されたコンベアに対し、そのテンションを調節しうるように転動接触する。上記揺動プレートは、上記コンベアに対する上記テンションローラの転動接触強度を調節しうるよう、上記テンションローラを揺動させる。上記位置調節機構は、上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの揺動位置を、複数個所において固定しうるよう調整する。
The device according to
上記フレームプレートと上記揺動プレートは、互いのプレート面を対面させた状態で、上記フレームプレートに対して上記揺動プレートが揺動可能となるよう軸支ボルトによって軸支されている。つまり、本発明の調節機構は、上記フレームプレートと上記揺動プレートとの2層構造を採用したものであり、3層構造を呈する上記従来技術に比べて部材が少なく、部材コストや組み立てコストが節減される。また、上記フレームプレートと上記揺動プレートのプレート面が互いに対面しているため、上記従来の三層構造に比べて泥の詰まる隙間が少なく、メンテナンスの手間が軽減する。
さらに、上記揺動プレートは、上記軸支ボルトによる揺動中心から所定距離離れた位置に、上記テンションローラが取り付けられるとともに、傾斜防止手段を備えている。上記揺動プレートは、上述したように、上記フレームプレートに対してプレート面を対面させた状態で軸支されている。この状態で、上記軸支ボルトを緩めると、上記フレームプレートのプレート面に対して上記揺動プレートのプレート面が傾斜しようとする。このような揺動プレートの傾斜が生じると、フレームプレートのプレート面と揺動プレートのプレート面が強く干渉し、上記揺動プレートを揺動させるときにスムーズに揺動しなくなる。本発明では、上記傾斜防止手段により、上記フレームプレートのプレート面に対する上記揺動プレートのプレート面の傾斜が防止される。したがって、軸支ボルトを緩めて上記揺動プレートを揺動させるときに、フレームプレートのプレート面と揺動プレートのプレート面の平行性が保たれるため、上記揺動プレートがスムーズに揺動する。
また、上記位置調節機構が、第1位置決め溝と第2位置決め溝と、双方に嵌合する位置決めキーとを含んで構成される。上記第1位置決め溝は上記フレームプレートに形成され、上記第2位置決め溝は上記揺動プレートに形成される。上記位置決めキーは、上記第1位置決め溝と第2位置決め溝の双方に嵌合し、上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの揺動位置を固定する。このような構造により、上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの揺動位置を固定する。これにより、上記コンベアに対する上記テンションローラの転動接触強度を調節し、コンベアのテンションを調節する。また、このような構造において、上述したように、上記傾斜防止手段により、上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの傾斜を防止する。これにより、軸支ボルトを緩めたときにフレームプレートと揺動プレートの平行性が保たれ、上記第1位置決め溝と第2位置決め溝に嵌合した位置決めキーが、各溝の内面と強く干渉するのが防止される。したがって、軸支ボルトを緩めるだけで、上記第1位置決め溝と第2位置決め溝に嵌合した位置決めキーをスムーズに抜くことができる。
The frame plate and the swing plate are pivotally supported by pivot bolts so that the swing plate can swing with respect to the frame plate with their plate surfaces facing each other. That is, the adjusting mechanism of the present invention employs a two-layer structure of the frame plate and the rocking plate, and has fewer members than the three-layer structure of the prior art, resulting in lower member and assembly costs. Saved. In addition, since the plate surfaces of the frame plate and the rocking plate are opposed to each other, there are fewer gaps that become clogged with mud compared to the conventional three-layer structure, and maintenance work is reduced.
Further, the rocking plate has the tension roller mounted at a predetermined distance from the rocking center of the pivot bolt, and is provided with tilt prevention means. As described above, the rocking plate is pivotally supported with the plate surface facing the frame plate. In this state, when the pivot bolt is loosened, the plate surface of the rocking plate tends to tilt with respect to the plate surface of the frame plate. When the rocking plate is tilted in this manner, the plate surface of the frame plate and the plate surface of the rocking plate strongly interfere with each other, and the rocking plate does not rock smoothly. In the present invention, the inclination preventing means prevents the plate surface of the rocking plate from inclining with respect to the plate surface of the frame plate. Therefore, when the pivot plate is oscillated by loosening the pivot bolt, the parallelism between the plate surface of the frame plate and the oscillating plate is maintained, so that the oscillating plate smoothly oscillates. .
Further, the position adjusting mechanism includes a first positioning groove, a second positioning groove, and a positioning key fitted to both. The first positioning groove is formed in the frame plate, and the second positioning groove is formed in the swing plate. The positioning key fits into both the first positioning groove and the second positioning groove to fix the swing position of the swing plate with respect to the frame plate. With such a structure, the swinging position of the swinging plate relative to the frame plate is fixed. Thereby, the rolling contact strength of the tension roller with respect to the conveyor is adjusted, and the tension of the conveyor is adjusted. Further, in such a structure, as described above, the inclination prevention means prevents inclination of the rocking plate with respect to the frame plate. As a result, the parallelism of the frame plate and the swing plate is maintained when the pivot bolt is loosened, and the positioning keys fitted in the first positioning groove and the second positioning groove strongly interfere with the inner surfaces of the respective grooves. is prevented. Therefore, the positioning key fitted in the first positioning groove and the second positioning groove can be smoothly pulled out simply by loosening the pivot bolt.
さらに、請求項1記載の装置では、上記第1位置決め溝と第2位置決め溝のうち少なくともいずれかは、上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの揺動位置を、複数個所において固定しうるよう、複数設けられている。このような構造により、上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの揺動位置を複数個所で固定する。これにより、上記コンベアに対する上記テンションローラの転動接触強度を複数段階に調節し、コンベアのテンションを調節する。また、このような構造において、上述したように、上記傾斜防止手段により、上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの傾斜を防止する。これにより、軸支ボルトを緩めたときにフレームプレートと揺動プレートの平行性が保たれ、上記第1位置決め溝と第2位置決め溝に嵌合した位置決めキーが、各溝の内面と強く干渉するのが防止される。したがって、軸支ボルトを緩めるだけで、上記第1位置決め溝と第2位置決め溝に嵌合した位置決めキーをスムーズに抜くことができる。
Further, in the device according to
請求項2記載の装置は、上記位置決めキーが軸支プレートに取り付けられている。上記軸支プレートは、上記軸支ボルトに対して上記位置決めキーが進退しうるよう、長穴を介して上記軸支ボルトに軸支される。このような構造を採用することにより、一本の軸支ボルトを緩めさえすれば、上記位置決めキーを軸支ボルトに対して進退させて上記各溝に嵌合した位置決めキーを抜くことができる。そのまま、上記揺動プレートを揺動させて上記テンションローラの転動接触強度を調節し、ふたたび上記位置決めキーを軸支ボルトに対して進退させて上記各溝に位置決めキーを嵌合させる。その後、一本の軸支ボルトを締めればテンション調節作業は完了する。このように、すべての調節作業を一本の軸支ボルトによる一軸構造で実現することができる。
In the device according to
請求項3記載の収穫機は、上記請求項1または2記載のコンベアのテンション調節装置を備えている。これにより、上述した各種の作用効果を奏する。
A harvesting machine according to
図1~図5は、本発明を説明するための図である。 1 to 5 are diagrams for explaining the present invention.
◆収穫機100
図1は、本発明を適用することができる収穫機100の一例を示す図である。ここでは、本発明を適用しうる収穫機を、根菜の一種であるビートを収穫するためのビートハーベスタとした例を説明する。
◆
FIG. 1 is a diagram showing an example of a
この収穫機100は、走行機体101の前方に、トラクタに連結されるヒッチ106が突出しており、図示しないトラクタに牽引されて走行する。
The
上記走行機体101は、収穫物を荷下ろしするために側方へ回動して反転する収穫物タンク105が搭載されている。
The traveling
上記走行機体101の下部には、畝に植え付けられた農作物を取入れる取入口102が設けられている。上記取入口102を作物列に合わせて走行させることで、農作物を掘り起こしながら取り入れて収穫する。収穫した農作物は、走行機体101下方のコンベア5および走行機体101後方の回転コンベア104を経由して収穫物タンク105に積み込まれる。
At the lower part of the traveling
上記収穫機100は、上述した取入口102の後方に、掘り取った農作物を後方に搬送する上記コンベア5を備えており、上記コンベア5に後述するテンション調節装置1が設けられる。
The
◆テンション調節装置1
〔概要〕
図2は、本発明が適用されたテンション調節装置1の一実施形態を、上述した収穫機100に取り付けた状態を示す側面図である。
◆
〔overview〕
FIG. 2 is a side view showing a state in which an embodiment of the
この例では、上述した走行機体101の車体フレーム2に、取付けアーム3を介してコンベアフレーム4が取り付けられている。上記コンベアフレーム4に対し、無端式にコンベア5が掛け渡されている。本実施形態のテンション調節装置1は、上記コンベア5のテンションを調節するものである。
In this example, a
この例では、上記コンベア5としてロッドチェーンコンベアを使用している。上記ロッドチェーンコンベアは網目が粗いので、掘り取った農作物を搬送する途中に、土砂や礫を落下させることができる。
A rod chain conveyor is used as the
上記コンベア5は、上記コンベアフレーム4の前端に設けられた前端プーリー5Aと、上記コンベアフレーム4の後端に設けられた図示しない後端プーリーとに、無端状に掛け渡されている。上記無端状に掛け渡されたコンベア5は、上側が搬送方向(図の矢印C)に送られ、下側が先端に向かって(図の矢印R)戻される。
The
上記コンベアフレーム4には、コンベアフレーム4の上側を搬送方向(図の矢印C)に送られるコンベア5を支持する支持プーリ6が設けられている。また、上記コンベアフレーム4には、コンベアフレーム4の下側で先端に向かって(図の矢印C)に戻されるコンベア5を受ける受けプーリ7が設けられている。この図では、2つの支持プーリ6と2つの受けプーリ7を示している。
The
上記テンション調節装置1は、上述した2つの受けプーリ7のあいだに配置されている。つまり、コンベアフレーム4の下側で先端に向かって(図の矢印C)に戻されるコンベア5を上側からテンションローラ10で押えることにより、コンベア5のテンションを調節するものである。
The
〔詳細構造〕
図3は、本実施形態のテンション調節装置1を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は分解斜視図である。
このテンション調節装置1は、フレームプレート20と、テンションローラ10と、揺動プレート30と、位置調節機構40と、傾斜防止手段50とを備えている。上記フレームプレート20と上記揺動プレート30は、軸支ボルト60によって軸支される。この状態で、上記フレームプレート20と上記揺動プレート30は、互いのプレート面を対面させた状態で、上記フレームプレート20に対して上記揺動プレート30が揺動可能となっている。
[Detailed structure]
3A and 3B are views showing the
The
〔フレームプレート20〕
上記フレームプレート20は、上述したコンベアフレーム4に固定されている。この例では、図における上部端面が、上記コンベアフレーム4の下部に対して溶接等の手法によって固定される。
[Frame plate 20]
The
この例では、上記フレームプレート20は、上記上部端面を含むプレート上半部が方形状となる外周形状を呈し、プレート下半部が扇形となる外周形状を呈している。
In this example, the
上記フレームプレート20は、中央より少し下寄りの部分に、上記軸支ボルト60を挿通するための第1軸穴21が形成されている。上記第1軸穴21は、上述したプレート下半部の扇形の中心に配置される。また、上記上部端面寄りの部分に、傾斜防止手段50を取り付けるための取付穴22が形成されている。
A
上記フレームプレート20は、方形状を呈するプレート上半部と、扇形を呈するプレート下半部の境界部に、上記位置調節機構40の一部を構成する第1位置決め溝41が形成されている。上記第1位置決め溝41は、上記フレームプレート20の外周から、上記第1軸穴21に向かって深くなるU字状の溝である。
The
〔テンションローラ10〕
上記テンションローラ10は、上記コンベアフレーム4に無端式に掛け渡されたコンベア5に対し、そのテンションを調節しうるように転動接触する。
[Tension roller 10]
The
この例では、上記テンションローラ10は円盤状であり、その中心がシャフト11の一端部に対して回転自在に取り付けられている。上記シャフト11の他端部は、上記揺動プレート30の揺動側(後述するアーム部32である)に固定されている。上記シャフト11は、上記フレームプレート20を上記コンベアフレーム4に固定した状態で、コンベア5との干渉を避けるため、途中に屈曲部11Aが設けられている。
In this example, the
〔揺動プレート30〕
上記揺動プレート30は、上記コンベア5に対する上記テンションローラ10の転動接触強度を調節しうるよう、上記テンションローラ10を揺動させる。
[Swing plate 30]
The rocking
上記揺動プレート30は、上記フレームプレート20のプレート下半部の扇形に合致する扇形に形成されている。上記扇形の中心には、上記軸支ボルト60を挿通するための第2軸穴31が形成されている。
The rocking
上記揺動プレート30は、上記第1軸穴21から外方向へ離れるように延びるアーム部32が形成されている。上記アーム部32には、上述したように、一端部にテンションローラ10が取り付けられた上記シャフト11の他端部が固定されている。このような構成により、上記揺動プレート30は、上記軸支ボルト60による揺動中心から所定距離離れた位置に、上記テンションローラ10が取り付けられる。
The rocking
上記揺動プレート30は、上記アーム部32と反対側に、上記位置調節機構40の一部を構成する第2位置決め溝42が形成されている。上記第2位置決め溝42は、上記揺動プレート30の外周から、上記第2軸穴31に向かって深くなるU字状の溝である。この例では、上記第2位置決め溝42は、2つ隣接して設けられている。
A
〔位置調節機構40〕
上記位置調節機構40は、上記フレームプレート20に対する上記揺動プレート30の揺動位置を、複数個所において固定しうるよう調整する。
[Position adjustment mechanism 40]
The
具体的には、上記位置調節機構40は、第1位置決め溝41、第2位置決め溝42、位置決めキー43を含んで構成される。
Specifically, the
上記第1位置決め溝41は、上述したように、上記フレームプレート20に形成されている。上記第2位置決め溝42は、上述したように、上記揺動プレート30に形成されている。上記位置決めキー43は、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42の双方に嵌合して上記フレームプレート20に対する上記揺動プレート30の揺動位置を固定する。この例では、上記位置決めキー43は、円柱状である。
The
上記第1位置決め溝41と上記第2位置決め溝42のうち少なくともいずれかは、上記フレームプレート20に対する上記揺動プレート30の揺動位置を、複数個所において固定しうるよう、複数設けられている。
本実施形態では、上記揺動プレート30側の第2位置決め溝42を複数(この例では2つ)設けている。つまり、上記フレームプレート20に対する上記揺動プレート30の揺動位置を2段階で固定する。これにより、上記コンベア5に対する上記テンションローラ10の転動接触強度を2段階に調節するようになっている。
At least one of the
In this embodiment, a plurality of (two in this example)
以下の説明では、2つの第2位置決め溝42を、A位置とB位置の2か所とした。それぞれA位置の第2位置決め溝に42(A)の符号を付し、B位置の第2位置決め溝に42(B)の符号を付すことにする。
A位置の第2位置決め溝42(A)に位置決めキー43を嵌合させた状態は、コンベア5に加わるテンションが相対的に弱く、B位置の第2位置決め溝42(B)に位置決めキー43を嵌合させた状態は、コンベア5に加わるテンションが相対的に強い。
In the following description, the two
When the
上記位置調節機構40では、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(A)を合致させるように上記フレームプレート20に対する上記揺動プレート30の揺動位置を決め、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(A)の双方に上記位置決めキー43を嵌合させ、上記揺動プレート30の揺動位置を固定する。
一方、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(A)の双方から上記位置決めキー43を抜いた状態で、上記フレームプレート20に対して上記揺動プレート30を揺動させて揺動位置を変更する。
その状態で、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(B)の位置を合致させ、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(B)の双方に上記位置決めキー43を嵌合させて、上記揺動プレート30の揺動位置を固定する。
In the
On the other hand, with the positioning key 43 removed from both the
In this state, the positions of the
上記位置決めキー43は、上記軸支ボルト60に対して上記位置決めキー43が進退しうるよう、長穴45を介して上記軸支ボルト60に軸支される軸支プレート44に取り付けられている。
The positioning
上記軸支プレート44は、上記円柱状の位置決めキー43の中央部に、その一端が固定されている。上記軸支プレート44の他端側には、上記軸支ボルト60が挿通される長穴45が形成されている。上記長穴45は、上記軸支ボルト60に対して上記位置決めキー43が進退しうる方向に延びている。上記位置決めキー43の進退により、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42に対する上記位置決めキー43の嵌合動作と抜き動作を行うことができる。
One end of the
〔傾斜防止手段50〕
上記傾斜防止手段50は、上記軸支ボルト60を緩めたときに、上記フレームプレート20のプレート面に対して上記揺動プレート30のプレート面が傾斜するのを防止する。
[Tilt prevention means 50]
The tilt prevention means 50 prevents the plate surface of the rocking
上記傾斜防止手段50は、この例では、締付ボルト51、スリーブ52、傾斜防止鍔53を含んで構成される。上記傾斜防止手段50は、上記スリーブ52とおよび傾斜防止鍔53に挿通させた締付ボルト51を、上記フレームプレート20の取付穴22にねじ込むことにより構成される。上記スリーブ52の長さ寸法は、上記揺動プレート30の厚みと同等か若干短くなるように設定される。
The tilt prevention means 50 includes a tightening
上記フレームプレート20に対して揺動プレート30を重ねて軸支ボルト60で軸支した状態で、上記フレームプレート20に対して上述した傾斜防止手段50を取り付けることで、上記フレームプレート20と上記傾斜防止鍔53によって上記揺動プレート30が挟まれる。これにより、上記軸支ボルト60を緩めたときに、上記フレームプレート20のプレート面に対して上記揺動プレート30のプレート面が傾斜するのが防止される。また、上記コンベア5に対する上記テンションローラ10の転動接触強度を強くする方向に上記揺動プレート30を揺動させるときにも、上記フレームプレート20のプレート面に対して上記揺動プレート30のプレート面が傾斜するのが防止される。つまり、上記傾斜防止手段50により、上記フレームプレート20と上記揺動プレート30のプレート面同士の平行性を保つことができる。
By attaching the above-described tilt prevention means 50 to the
図4(A)は、上記傾斜防止手段50を取り付けずに、上記軸支ボルト60を緩めた状態を示す。この状態では、上記フレームプレート20のプレート面に対して揺動プレート30のプレート面が傾斜し、対面する互いのプレート面の上部(図示の矢印D)に隙間ができる。同時に、対面する互いのプレート面の下側(図示の矢印F)では、対面する両プレート面の摩擦が大きくなる。このような作用により、上記フレームプレート20に対して揺動プレート30が揺動しにくくなり、作業が極めて行いにくい。
FIG. 4A shows a state in which the
図4(B)は、上記傾斜防止手段50を取り付けて、上記軸支ボルト60を緩めた状態を示す。この状態では、軸支ボルト60の座金61と、軸支プレート44の間に隙間ができても、上記傾斜防止手段50により、上記フレームプレート20のプレート面に対して揺動プレート30のプレート面が傾斜するのが防止される。これにより、対面する互いのプレート面の平行性が保たれる。このような作用により、上記フレームプレート20に対して揺動プレート30を容易に揺動させることができる。
FIG. 4B shows a state in which the tilt prevention means 50 is attached and the
〔動作例1〕
図5は、上記実施形態の使用状態の第1例を説明する図である。
[Operation Example 1]
FIG. 5 is a diagram illustrating a first example of the usage state of the above embodiment.
図5(A)は、上記フレームプレート20に対する上記揺動プレート30の揺動位置は、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(A)が合致した位置である。上記上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(A)の双方に、位置決めキー43が嵌合している。
In FIG. 5A, the swinging position of the swinging
図5(B)は、軸支ボルト60を緩めて、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(A)から位置決めキー43を抜いた状態である。このとき、軸支プレート44を軸支ボルト60に対して進退させる。
FIG. 5(B) shows a state in which the
図5(C)は、上記フレームプレート20に対して上記揺動プレート30を揺動させて、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(B)を合致させた状態である。このとき、上記コンベア5に対する上記テンションローラ10の転動接触強度が強くなる方向に上記揺動プレート30が揺動する。
FIG. 5(C) shows a state in which the rocking
図5(D)は、上記揺動により位置を合致させた第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(B)の双方に対して上記位置決めキー43を嵌合させた状態である。この状態でコンベア5のテンションが強くなるように調整され、軸支ボルト60を締める。
FIG. 5(D) shows a state in which the
〔動作例2〕
図6は、上記実施形態の使用状態の第2例を説明する図である。
[Operation example 2]
FIG. 6 is a diagram illustrating a second example of usage of the above embodiment.
図6(A)は、上述した図5(B)と同様であり、軸支ボルト60を緩めて、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(A)から位置決めキー43を抜いた状態である。このとき、軸支プレート44を軸支ボルト60に対して進退させる。
FIG. 6(A) is the same as FIG. 5(B) described above, in which the
図6(B)は、上記位置決めキー43を第2位置決め溝42(A)から第2位置決め溝42(B)に移動させた状態である。このとき、軸支プレート44を軸支ボルト60を中心にして回動させる。この状態では、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(A)が合致した状態であり、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(B)は合致していない。
FIG. 6B shows a state in which the
図6(C)(D)は、図6(B)の状態から、上記フレームプレート20に対して上記揺動プレート30を揺動させる状態を示す。このとき、上記コンベア5に対する上記テンションローラ10の転動接触強度が強くなる方向に上記揺動プレート30が揺動する。
6(C) and 6(D) show a state in which the
図6(D)の状態からさらに揺動プレート30を揺動させると、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(B)を合致し、図5(D)と同様に、上記揺動により位置を合致させた第1位置決め溝41と第2位置決め溝42(B)の双方に対して上記位置決めキー43を嵌合する。この状態でコンベア5のテンションが強くなるように調整され、軸支ボルト60を締める。
When the rocking
〔実施形態の効果〕
本実施形態のテンション調節装置1および収穫機100は、つぎの作用効果を奏する。
[Effect of Embodiment]
The
本実施形態は、フレームプレート20とテンションローラ10と揺動プレート30と位置調節機構40とを備えている。上記フレームプレート20は、コンベアフレーム4に固定されている。上記テンションローラ10は、上記コンベアフレーム4に無端式に掛け渡されたコンベア5に対し、そのテンションを調節しうるように転動接触する。上記揺動プレート30は、上記コンベア5に対する上記テンションローラ10の転動接触強度を調節しうるよう、上記テンションローラ10を揺動させる。上記位置調節機構40は、上記フレームプレート20に対する上記揺動プレート30の揺動位置を、複数個所において固定しうるよう調整する。
This embodiment includes a
上記フレームプレート20と上記揺動プレート30は、互いのプレート面を対面させた状態で、上記フレームプレート20に対して上記揺動プレート30が揺動可能となるよう軸支ボルト60によって軸支されている。つまり、本実施形態のテンション調節機構1は、上記フレームプレート20と上記揺動プレート30との2層構造を採用したものであり、3層構造を呈する上記従来技術に比べて部材が少なく、部材コストや組み立てコストが節減される。また、上記フレームプレート20と上記揺動プレート30のプレート面が互いに対面しているため、上記従来の三層構造に比べて泥の詰まる隙間が少なく、メンテナンスの手間が軽減する。
さらに、上記揺動プレート30は、上記軸支ボルト60による揺動中心から所定距離離れた位置に、上記テンションローラ10が取り付けられるとともに、傾斜防止手段50を備えている。上記揺動プレート30は、上述したように、上記フレームプレート20に対してプレート面を対面させた状態で軸支されている。この状態で、上記軸支ボルト60を緩めると、上記フレームプレート20のプレート面に対して上記揺動プレート30のプレート面が傾斜しようとする。このような揺動プレート30の傾斜が生じると、フレームプレート20のプレート面と揺動プレート30のプレート面が強く干渉し、上記揺動プレート30を揺動させるときにスムーズに揺動しなくなる。本実施形態では、上記傾斜防止手段50により、上記フレームプレート20のプレート面に対する上記揺動プレート30のプレート面の傾斜が防止される。したがって、軸支ボルト60を緩めて上記揺動プレート30を揺動させるときに、フレームプレート20のプレート面と揺動プレート30のプレート面の平行性が保たれるため、上記揺動プレート30がスムーズに揺動する。
The
Further, the rocking
本実施形態では、上記位置調節機構40が、第1位置決め溝41と第2位置決め溝42と、双方に嵌合する位置決めキー43とを含んで構成される。上記第1位置決め溝41は上記フレームプレート20に形成され、上記第2位置決め溝42は上記揺動プレート30に形成される。上記位置決めキー43は、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42の双方に嵌合し、上記フレームプレート20に対する上記揺動プレート30の揺動位置を固定する。上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42のうち少なくともいずれかは、上記フレームプレート20に対する上記揺動プレート30の揺動位置を、複数個所において固定しうるよう、複数設けられている。このような構造により、上記フレームプレート20に対する上記揺動プレート30の揺動位置を複数個所で固定する。これにより、上記コンベア5に対する上記テンションローラ10の転動接触強度を複数段階に調節し、コンベア5のテンションを調節する。
また、このような構造において、上述したように、上記傾斜防止手段50により、上記フレームプレート20に対する上記揺動プレート30の傾斜を防止する。これにより、軸支ボルト60を緩めたときにフレームプレート20と揺動プレート30の平行性が保たれ、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42に嵌合した位置決めキー43が、各溝の内面と強く干渉するのが防止される。したがって、軸支ボルト60を緩めるだけで、上記第1位置決め溝41と第2位置決め溝42に嵌合した位置決めキー43をスムーズに抜くことができる。
In this embodiment, the
Further, in such a structure, as described above, the tilt prevention means 50 prevents tilting of the rocking
本実施形態は、上記位置決めキー43が軸支プレート44に取り付けられている。上記軸支プレート44は、上記軸支ボルト60に対して上記位置決めキー43が進退しうるよう、長穴45を介して上記軸支ボルト60に軸支される。このような構造を採用することにより、一本の軸支ボルト60を緩めさえすれば、上記位置決めキー43を軸支ボルト60に対して進退させて上記各溝に嵌合した位置決めキー43を抜くことができる。そのまま、上記揺動プレート30を揺動させて上記テンションローラ10の転動接触強度を調節し、ふたたび上記位置決めキー43を軸支ボルト60に対して進退させて上記各溝に位置決めキー43を嵌合させる。その後、一本の軸支ボルト60を締めればテンション調節作業は完了する。このように、すべての調節作業を一本の軸支ボルト60による一軸構造で実現することができる。
In this embodiment, the positioning
〔変形例〕
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
[Modification]
Although particularly preferred embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not intended to be limited to the illustrated embodiments, and can be implemented in various ways, and the present invention includes various modifications. It is the intention to
たとえば、上記実施形態では、第2位置決め溝42をA位置とB位置の2か所としたが、3か所以上にすることもできる。また、第2位置決め溝42を1か所とし、第1位置決め溝41を複数個所設けることもできる。第1位置決め溝41と第2位置決め溝42をそれぞれ複数とすることもできる。
For example, in the above-described embodiment, the
1:テンション調節装置
2:車体フレーム
3:取付けアーム
4:コンベアフレーム
5:コンベア
5A:前端プーリー
6:支持プーリ
7:受けプーリ
10:テンションローラ
11:シャフト
11A:屈曲部
20:フレームプレート
21:第1軸穴
22:取付穴
30:揺動プレート
31:第2軸穴
32:アーム部
40:位置調節機構
41:第1位置決め溝
42:第2位置決め溝
42(A):第2位置決め溝(A位置)
42(B):第2位置決め溝(B位置)
43:位置決めキー
44:軸支プレート
45:長穴
50:傾斜防止手段
51:締付ボルト
52:スリーブ
53:傾斜防止鍔
60:軸支ボルト
61:座金
100:収穫機
101:走行機体
102:取入口
104:回転コンベア
105:収穫物タンク
106:ヒッチ
1: Tension adjusting device 2: Body frame 3: Mounting arm 4: Conveyor frame 5:
42 (B): Second positioning groove (B position)
43: Positioning key 44: Shaft plate 45: Long hole 50: Tilt prevention means 51: Tightening bolt 52: Sleeve 53: Tilt prevention collar 60: Shaft bolt 61: Washer 100: Harvester 101: Travel machine 102: Remover Entrance 104: carousel 105: harvest tank 106: hitch
Claims (3)
上記コンベアフレームに無端式に掛け渡されたコンベアに対し、そのテンションを調節しうるように転動接触するテンションローラと、
上記コンベアに対する上記テンションローラの転動接触強度を調節しうるよう、上記テンションローラを揺動させるための揺動プレートと、
上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの揺動位置を、複数個所において固定しうるよう調整する位置調節機構とを備え、
上記フレームプレートと上記揺動プレートは、互いのプレート面を対面させた状態で、上記フレームプレートに対して上記揺動プレートが揺動可能となるよう軸支ボルトによって軸支され、
上記揺動プレートは、上記軸支ボルトによる揺動中心から所定距離離れた位置に、上記テンションローラが取り付けられており、
上記軸支ボルトを緩めたときに、上記フレームプレートのプレート面に対して上記揺動プレートのプレート面が傾斜するのを防止する傾斜防止手段をさらに備え、
上記位置調節機構は、
上記フレームプレートに形成された第1位置決め溝と、上記揺動プレートに形成された第2位置決め溝と、上記第1位置決め溝と第2位置決め溝の双方に嵌合して上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの揺動位置を固定するための位置決めキーとを含んで構成され、
上記第1位置決め溝と第2位置決め溝のうち少なくともいずれかは、上記フレームプレートに対する上記揺動プレートの揺動位置を、複数個所において固定しうるよう、複数設けられている
ことを特徴とする収穫機におけるコンベアのテンション調節装置。 a frame plate fixed to the conveyor frame;
a tension roller in rolling contact with the conveyor endlessly stretched over the conveyor frame so as to adjust the tension thereof;
a swing plate for swinging the tension roller so as to adjust the rolling contact strength of the tension roller with respect to the conveyor;
a position adjusting mechanism for adjusting the swinging position of the swinging plate with respect to the frame plate so that it can be fixed at a plurality of points;
The frame plate and the rocking plate are pivotally supported by a shaft bolt so that the rocking plate can rock with respect to the frame plate, with the plate surfaces facing each other,
The swing plate has the tension roller attached at a position a predetermined distance away from the swing center of the pivot bolt,
further comprising tilt prevention means for preventing the plate surface of the rocking plate from tilting with respect to the plate surface of the frame plate when the pivot bolt is loosened;
The position adjustment mechanism is
A first positioning groove formed in the frame plate, a second positioning groove formed in the rocking plate, and both of the first positioning groove and the second positioning groove to engage the rocking plate with respect to the frame plate. and a positioning key for fixing the swinging position of the moving plate ,
Harvesting characterized in that at least one of the first positioning groove and the second positioning groove is provided in plurality so that the swinging position of the swinging plate with respect to the frame plate can be fixed at a plurality of locations. Conveyor tension adjustment device in the machine.
請求項1記載の収穫機におけるコンベアのテンション調節装置。 2. The harvester according to claim 1 , wherein the positioning key is attached to a pivot plate pivotally supported by the pivot bolt through an elongated hole so that the positioning key can move forward and backward with respect to the pivot bolt. conveyor tensioning device in
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019167972A JP7257926B2 (en) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | CONVEYOR TENSION ADJUSTING DEVICE IN HARVESTING MACHINE AND HARVESTING MACHINE USING THE SAME |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019167972A JP7257926B2 (en) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | CONVEYOR TENSION ADJUSTING DEVICE IN HARVESTING MACHINE AND HARVESTING MACHINE USING THE SAME |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021045048A JP2021045048A (en) | 2021-03-25 |
JP7257926B2 true JP7257926B2 (en) | 2023-04-14 |
Family
ID=74876143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019167972A Active JP7257926B2 (en) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | CONVEYOR TENSION ADJUSTING DEVICE IN HARVESTING MACHINE AND HARVESTING MACHINE USING THE SAME |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7257926B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102309475B1 (en) * | 2021-06-16 | 2021-10-07 | 윤태욱 | Tension adjustment apparatus of harvester |
KR102308000B1 (en) * | 2021-06-16 | 2021-10-05 | 윤태욱 | Tension adjustment apparatus of conveyor for harvester |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170273243A1 (en) | 2016-03-23 | 2017-09-28 | Cnh Industrial America Llc | Integrated Reversing System with Belt Engagement |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50145973U (en) * | 1974-05-20 | 1975-12-03 | ||
JPH0745449Y2 (en) * | 1991-12-27 | 1995-10-18 | 安久津 義人 | Tension device for rod chain conveyor in root crop harvester |
-
2019
- 2019-09-17 JP JP2019167972A patent/JP7257926B2/en active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170273243A1 (en) | 2016-03-23 | 2017-09-28 | Cnh Industrial America Llc | Integrated Reversing System with Belt Engagement |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021045048A (en) | 2021-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7257926B2 (en) | CONVEYOR TENSION ADJUSTING DEVICE IN HARVESTING MACHINE AND HARVESTING MACHINE USING THE SAME | |
US6170244B1 (en) | Cam path for orientating fingers of a harvesting reel | |
JP2015035984A (en) | Ordinary type combine | |
JP2017225465A (en) | Harvester | |
WO2017216807A1 (en) | A self propelled track mounted paddy harvester | |
US4156465A (en) | Harvesting machine with self-cleaning conveyor chains | |
JP6224554B2 (en) | Harvesting machine | |
JP7138471B2 (en) | combine | |
JP7381392B2 (en) | harvester | |
JP2014140326A (en) | Reaping part of combine-harvester | |
JPH0745449Y2 (en) | Tension device for rod chain conveyor in root crop harvester | |
KR102557562B1 (en) | Feeder for combine | |
JPH10119834A (en) | Running crawler guide | |
JP4910334B2 (en) | Combine harvester | |
JP2001327214A (en) | Raking reel for general purpose combined harvester | |
JP2006254706A (en) | Reaping apparatus of combine harvester | |
JP2021119755A (en) | combine | |
WO2019208469A1 (en) | Combine | |
JP2006149245A (en) | Combine harvester | |
JP6615006B2 (en) | Combine | |
JP4820076B2 (en) | Harvesting device | |
JPH10337119A (en) | Multi-purpose combine harvester | |
JPH1194034A (en) | Endless rotating device | |
JPH10337117A (en) | Multi-purpose combine harvester | |
JP2528413Y2 (en) | Grain stalk transporter for all culms |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220513 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221018 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230301 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7257926 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |