JP7257740B2 - 安定化システム - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
関連出願の相互参照
本出願は、2016年8月17に出願された米国特許出願第15/238,772号の一部継続出願であり、その出願が、全ての目的のために、その全体において参照として本明細書に組み込まれる。
[技術分野]
本開示は、外科用装置に関し、より具体的には、例えば外傷応用のための安定化システムに関する。
[背景技術]
骨折は、1つ以上のプレートを使用して、骨幹部または骨幹端部などの骨の内的固定によって修復されることが多い。プレートは、例えば、骨に係合するねじ、及びプレートに対して圧縮力を提供するヘッドにより、破砕した骨に対して保持される。したがって、プレート及び骨は、治癒中に破砕した骨を補強するために、主としてプレートの骨接触面と骨表面との間に荷重を伝達する方法で互いに押し付けられる。この平板固定の方法は、荷重の伝達を分散させることを可能にする、プレートと骨表面との間の大きな接触領域が存在し得るために、概して骨に比較的低い応力集中を生じさせる。骨を動的に圧縮することができる係止ねじ、非係止ねじ、または両方の組み合わせを使用することが望ましい場合がある。当然のことながら、プレートの設計、ねじの種類、ならびに係止及び/または非係止能力は、骨折の場所及び種類に基づいて変化し得る。したがって、骨の動的圧縮のための適切な係止及び/または非係止能力を提供しつつ、適切な解剖学的領域に対して安定化を提供する平板固定システムに対する必要性が存在する。
[発明の概要]
これら及び他の必要性を満たすために、骨安定化の装置、システム、及び方法が提供される。本安定化システムは、1つ以上のプレートと、1つ以上の締結具とを含み得る。締結具は、外科医が特定の解剖学的症例に対して好みに基づいて選択し得る係止及び/または非係止骨ねじを含んでもよい。係止締結具は、プレート及び骨に接合することによって、プレートを骨に係止し得る。非係止締結具は、骨を動的に圧縮させることができ、断片間圧縮を生じさせ得る。
一実施形態によれば、安定化システムは、骨プレートと、締結具とを含む。骨プレートは、上面と、骨と接触するように構成された下面とを有し、骨プレートは、上面から下面まで延在する開口部を有する。開口部は、テクスチャ加工部分と非テクスチャ加工部分とを含み、テクスチャ加工部分は、非ねじ付き面であるテクスチャを含む。締結具は、開口部によって受容されるように構成され、また骨に挿入されるように構成される。開口部は、係止締結具または圧縮締結具のいずれかを受容するように構成される。係止締結具は、テクスチャ加工部分に係合して骨プレートに係止するように構成されたねじ付きヘッド部分を含むことができ、圧縮締結具は、骨を動的に圧縮するように構成された実質的に平滑なヘッド部分を有し得る。開口部は、第1のボア軸を有する第1のボアと、第1のボア軸とは異なる第2のボア軸を有する第2のボアとによって形成された、組み合わせ圧縮及び係止貫通孔を含み得る。いくつかの例では、第1及び第2のボアのうちの1つは、例えば、非係止の圧縮締結具の平行移動を可能にするために、細長い開口部を有し得る。
別の実施形態によれば、安定化システムは、骨プレートと、係止締結具と、圧縮締結具とを含む。骨プレートは、骨に接触するように構成された上面及び下面を有し、骨プレートは上面から下面まで延在する開口部を有し、開口部は、テクスチャ加工部分と非テクスチャ加工部分を含み、テクスチャ加工部分は、非ねじ付き面であるテクスチャを含む。係止締結具は、開口部の1つによって受容されるように構成され、また骨に挿入されるように構成され、係止締結具は骨プレートに係止するように構成されたねじ付きヘッド部分を有する。圧縮締結具は、開口部のうちの1つによって受け止められ、また骨に挿入されるように構成され、圧縮締結具は、骨を動的に圧縮するように構成された実質的に平滑なヘッド部分を有する。各開口部は、係止締結具または圧縮締結具のいずれかを受容するように構成される。
更に別の実施形態によれば、安定化システムは、骨プレートと、締結具とを含む。骨プレートは、上面と、骨と接触するように構成された下面とを有し、骨プレートは、上面から下面まで延在する開口部を有し、開口部は、少なくとも部分的な第1の雌ねじを有する第1のボアと、少なくとも部分的な第2の雌ねじを有する第2のボアと、少なくとも部分的な第3の雌ねじを有する第3のボアとを含む、少なくとも3つの異なる部分的に重なり合うボアによって形成される。締結具は、開口部によって受容されるように構成され、また骨に挿入されるように構成され、開口部は、係止締結具または圧縮締結具のいずれかを受容するように構成され、係止締結具は、骨プレートに係止するように構成されたねじ付きヘッド部分を有し、圧縮締結具は、骨を動的に圧縮するように構成された実質的に平滑なヘッド部分を有する。
更に別の実施形態によれば、第1及び第2の骨片を一緒に動的に圧縮する方法は、第1の骨片に対して、骨プレートを配置することであって、骨プレートが、上面と下面とを有し、下面が、第1の骨片と接触して配置される、配置することと、非係止締結具を、骨プレートの細長いスロットを通して第1の骨片中に挿入することであって、細長いスロットが、上面から下面まで延在する、挿入することと、非係止締結具を締め付け、それによって非係止締結具を細長いスロットの外端から細長いスロットの中心まで移動させ、その結果、第1の骨片が第2の骨片に向かって移動し、骨の動的な圧縮を提供することを含む。
別の実施形態によれば、骨プレートを骨に固定する方法は、骨プレートを骨に対して配置することであって、骨プレートが、上面と下面とを有し、下面が、骨と接触して位置付けられ、プレートが上面から下面まで延在する開口部を有し、開口部が上面内及び開口部の周囲の周りに挿入部を有する、配置することと、縫合ボタンを開口部の挿入部内に配置することと、テザーを縫合ボタンに通して開口部を通って骨に渡し、それによってプレートを骨にしっかりと固定することとを含み、骨プレートの上面の挿入部が、プレートに対するボタンの移動を最小化する。
また、骨プレート、締結具、及びそれらを設置するための構成要素を含む安定化システム及びキットを設置するための追加の安定化システム、方法も提供される。
[図面の簡単な説明]
本発明及びそれに付随する利点及び特徴のより完全な理解は、添付の図面を併せて考慮するとき、以下の詳細な説明を参照することによってより容易に理解されるであろう。
[図1]一実施形態による骨幹部の骨プレートの上面斜視図を描写する。
[図2]図1のプレートの底面斜視図を描写する。
[図3]一実施形態による組み合わせ孔の大写し図である。
[図4]組み合わせ孔の一部に係合された締結具のヘッドを示す。
[図5]2つの組み合わせ孔に係合された2つの締結具の上面斜視図である。
[図6]組み合わせ孔のテクスチャ加工部分に係合する前の締結具ヘッドの大写し斜視図である。
[図7]別の実施形態による、組み合わせ孔の代替変更例の大写し図である。
[図8]図7の組み合わせ孔を通って挿入された締結具の斜視図である。
[図9]図7の組み合わせ孔を通って挿入された2つの締結具の斜視図である。
[図10A~10C]組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。
[図11A~11C]組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。
[図12A~12C]締結具を受容するための孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。
[図13A~13C]組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。
[図14A~14C]別個の係止及び非係止孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。
[図15A~15C]別個の係止及び非係止孔を含むプレートの一実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。
[図16A~16C]別個の係止及び非係止孔を含むプレートの別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。
[図17A~17D]3つの重なり合う係止及び非係止孔を含むプレートの別の実施形態による、係止締結具を備えた斜視図、上面図、断面図、及び斜視図をそれぞれ示す。
[図18A~18B]係止及び非係止機能性を備えた別の実施形態による、プレートの斜視図を示す。
[図19A~19E]更に別の実施形態による、プレートにおける代替的な係止ねじ及び開口部を示す。
[図20A及び20B]遮断用ねじを備えたプレートの代替変更例の斜視図及び断面図を描写する。
[図21A及び21B]プレートの開口部内にねじ山を形成するように構成された自己形成ねじを有する別の実施形態による締結具を描写する。
[図22A及び22B]図21A~21Bの締結具の自己形成ねじを受容するように構成されたウインドスイープカット(windswept cut)を有する一実施形態によるプレートの開口部を描写する。
[図23A及び23B]図21A~21Bの締結具の自己形成ねじ付きを受容するように構成されたローレット加工されたカットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描写する。
[図24A及び24B]図21A~21Bの締結具の自己形成ねじを受容するように構成された多角形カットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描写する。
[図25A]別の実施形態によるプレートの代替的な開口部を描写する。
[図25B]更に別の実施形態によるプレートの別の代替的な開口部を描写する。
[図26A~26D]係止または非係止締結具がプレートに対してある角度でまたは垂直に位置付けられ得る一実施形態によるプレートアセンブリを描写する。
[図27A~27E]一実施形態によるプレート内に動的圧縮スロットを有する非係止締結具を描写する。
[図28A~28E]別の実施形態による代替的な締結具の種類及び積層孔構成を示す。
[図29A~29F]直線状プレート及び動的圧縮スロットならびに/または積層孔を含む代替的な孔の構成の実施形態示す。
[図30A~30D]3分の1管状プレートのための代替的な種類の圧縮孔、積層孔、及び係止孔を描写する。
[図31A~31C]代替的な孔パターンを有する3分の1管状プレートの実施形態を示す。
[図32A~32D]一実施形態による3分の1管状プレートと共に使用される縫合ボタンを示す。
[図33A~33G]代替的な孔パターンを有する再構成プレートの代替的な実施形態を描写する。
[図34A~34E]代替的な孔の配置を有するT-プレートの実施形態を示す。
[図35A~35D]代替的な孔の構成を有するクローバーの葉形のプレートに関する。
[発明を実施するための形態]
本開示の実施形態は、概して、骨安定化のための装置、システム、及び方法を対象とする。具体的には、実施形態は、骨の動的圧縮のための係止及び/または非係止締結具を有する骨の平板固定を対象とする。孔の設計は、締結具の固定角度のならびに/または多軸の係止及び/もしくは非係止を可能にし得る。いくつかの実施形態は、骨締結具が後退するのを防ぐために、遮断用締結具を含む。いくつかの実施形態は、プレート材料を変位させるように構成された自己形成ねじ付き係止締結具を更に含み、これによって締結具をプレートに係止する。
プレートは、大腿骨、遠位脛骨、近位脛骨、近位上腕骨、遠位上腕骨、鎖骨、腓骨、尺骨、橈骨、足の骨、手の骨、または他の適切な骨もしくは骨部のうちの1つ以上に接触するように適合され得る。骨プレートは、湾曲しているか、輪郭形成されているか、直線状であるか、または平坦であってもよい。プレートは、骨幹端部または骨幹部などの特定の骨表面にぴったりと一致するように輪郭形成され、シャフト部分から広がり、L字型、T字型、Y字型などをシャフト部分と形成するか、または治療すべき骨の解剖学的構造に適合する任意の他の適切な形状を形成するヘッド部分を有し得る。プレートは、小さなまたは大きな骨片、単一または複数の骨片を固定するか、ないしは別の方法で1つ以上の骨折を固定するように適合されてもよい。特に、システムは、骨幹部または骨幹端部の骨の骨折部及び断片物の固定のために設計された一連の外傷プレート及びねじを含み得る。骨折の様々な種類及び位置を治療するために、異なる骨プレートが使用されてもよい。
骨プレートは、チタン、ステンレス鋼、コバルトクロム、炭素複合材、プラスチックまたはポリマー(ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、再吸収可能なポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)など)、このような材料の組み合わせまたは合金、もしくは骨に固定されかつ骨を保持するのに十分な強度を有し、同時に体内に埋め込まれるのに十分な生体適合性も有する任意の他の適切な材料から構成され得る。同様に締結具は、チタン、コバルトクロム、コバルト-クロム-モリブデン、ステンレス鋼、炭化タングステン、このような材料の組み合わせもしくは合金、または他の適切な生体適合性材料から構成されてもよい。上記の材料リストには、それらから骨プレート及び締結具が作製される多くの典型的な材料が含まれているが、任意の適切な材料から構成される骨プレート及び締結具が企図されることを理解すべきである。
本開示の実施形態ならびにその様々な特徴及び有利な詳細は、添付の図面において記述及び/または例証され、また以下の説明において詳述される、非限定的な実施形態及び実施例を参照してより完全に説明される。一実施形態の特徴は、本明細書で明示的に述べられていなくても、当業者が認識すると思われる他の実施形態で使用されてもよい。周知の構成要素及び加工技術の説明は、本開示の実施形態を不必要に不明瞭にしないように省略し得る。本明細書で使用される実施例は、単に本開示が実施され得る方法の理解を容易にし、当業者が本開示の実施形態を実施することを更に可能にすることを意図しているに過ぎない。したがって、本明細書の実施例及び実施形態は、添付の特許請求の範囲及び準拠法によってのみ定義される本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。更に、同様の参照番号は、図面のいくつかの図の全体を通して類似の特徴及び構造を表すことが留意される。
ここで図面を参照すると、図1~9は、1つ以上の開口部20を含むプレート10の一実施形態を描写する。プレート10を通して延在する開口部20は、骨を動的に圧縮することができ、及び/またはプレート10を骨に係止することができる係止締結具30、非係止締結具40、または係止及び非係止締結具30、40の組み合わせを受容するように構成される。骨幹を平板固定するとき、外科医は、骨を動的に圧縮することができ、また骨とプレート10とを接合することができる係止及び非係止締結具30、40の両方の組み合わせを使用し得る。動的圧縮は、締結具30、40を締め付けながら断片間圧縮を作成するために望ましい場合もある。
図1及び2に示すように、プレート10は、長手方向中心軸Aに沿って第1の端部12から第2の端部14まで延在する本体を有する。プレート10は、上面16と、隣接する骨と接触するように構成された反対側の底面18とを含む。上面及び底面16、18は、プレート10の第1の端部12から第2の端部14まで延在する対向する側面によって接合されている。プレート10は、略長手方向の本体を有するように示されているが、平板固定されるべき骨折の位置及び種類に応じて、プレート10の任意の適切な形状及び輪郭形成が提供されてもよいことを理解されたい。
プレート10は、1つ以上の骨締結具30、40を受容するように構成された1つ以上の貫通開口部20を含む。開口部20は、上面16から底面18までプレート10の本体を通って延在する。開口部20のそれぞれは、少なくとも2つの重なり合う孔を有する組み合わせ開口部の形態であり得る。図1に示すように、組み合わせ開口部20は、第2の孔24と重なり合う第1の孔22を含む。孔22のうちの1つは、係止孔22となるように構成することができ、これによって係止締結具30を受容してプレート10に固定させることができ、また孔24の他のものは、動的圧縮孔24となるように構成することができ、これによって非係止締結具40を孔24内で自由に移動させて動的圧縮を加えることができる。係止孔22は、係止締結具30に係合するように設計された1つ以上の係止特徴部を有することができ、動的圧縮孔24は、例えば、プレート10の長手方向中心軸Aに沿って細長くすることができる。ねじ孔22、24は、平行軸に拘束されない。この孔の形状は、固定角度もしくは可変角度係止ねじ30及び/または動的圧縮を得ることができる多軸非係止ねじ40のいずれかを利用するために、骨プレート10で使用され得る。
プレート10は、任意の好適な構成で任意の適切な個数の開口部20を備えてもよい。図示するように、プレート10は、プレート10の長手方向中心軸Aに沿って位置付けられた6つの組み合わせ開口部20を含む、略細長いプレート10である。組み合わせ開口部20はまた、係止孔22及び動的圧縮孔24が骨折の種類及び位置に基づいて最適化されるように、任意の適切な向きに配向され得る。図示するように、プレート10の第2の端部14から開始して、動的圧縮孔24が第2の端部14に向かって位置付けられるように組み合わせ開口部20のうちの3つが整列され、プレート10の中心線を通過する3つの組み合わせ開口部20は、動的圧縮孔24が直ちにプレートの第1の端部12に向かって位置付けられるように、反転されて整列される。
これらの開口部20は、好み、解剖学的構造、及び骨折の位置に基づいて、外科医がより柔軟に締結具を配置することを可能にする。外科医は、非係止または係止ねじ30、40(またはその2つのいくつかの組み合わせ)を骨幹部に使用すべきかどうかに関して異なる意見を有し得る。更に、骨折の位置及び形状の複雑さは、締結具30、40のための可能な限り多くの場所を有することを必要とさせる。この設計は、外科医に、係止及び/または非係止ねじ30、40の配置においてより高い精度を達成する多様な方法を提示する。
図4~6で最もよく分かるように、係止及び非係止締結具30、40が示されている。係止締結具及び非係止締結具30、40は、当該分野において既知の従来の締結具を含んでもよい。締結具及び非係止締結具30、40は、骨ねじまたは同種のものを備えてもよい。締結具30、40はまた、釘、スパイク、ステープル、ペグ、バーブ、フック、または同種のものなどの、骨に固定または係合されるように構成された、他の締結具またはアンカーを含んでもよい。締結具30、40は、固定角度及び/または可変角度骨ねじを含んでもよい。
係止締結具30は、骨に係合するように構成されたヘッド部分32及びシャフト部分34を含み得る。シャフト部分34は、締結具30が骨に螺入され得るようにねじ付き加工されてもよい。係止締結具30のヘッド部分32は、組み合わせ開口部20の係止孔22に係合するようにサイズ調整かつ構成されたその外面の周りにテクスチャ加工領域36を含む。テクスチャ加工領域36は、ねじ山、リッジ、バンプ、ディンプル、鋸歯状部、または他の種類のテクスチャ加工領域を含んでもよい。図示するように、テクスチャ加工領域36は、好ましくは、ヘッド部分32の上部からシャフト部分34に近接するヘッド部分32の底部まで実質的に延在するねじ付き部分を含む。したがって、テクスチャ加工領域36が係止孔22に係合するとき、係止締結具30はこれによってプレート10に係止される。
非係止締結具40は、ヘッド部分42と、骨に係合するように構成されたシャフト部分44を含む。シャフト部分44は、締結具40が骨に螺入され得るようにねじ付き加工されてもよい。非係止締結具40のヘッド部分42は、細長い圧縮孔24に沿って摺動することができるように、その外面の周りで実質的に平滑である。したがって、非係止締結具30は、プレート10に連結され得るが、骨の動的圧縮を可能にするためにそれに係止されない。締結具30、40のヘッド部分32、42は、ドライバなどを受容するように構成された凹部を含み得ることが認識されるであろう。
図2及び図4で最もよく分かるように、組み合わせ開口部20の係止孔部分22は、テクスチャ加工部分26を含む。テクスチャ加工部分26は、ねじ山、リッジ、バンプ、ディンプル、鋸歯状部、ローレット、または他の種類のテクスチャ加工領域を含んでもよい。テクスチャ加工部分26は、係止締結具30のテクスチャ加工領域36と同じ種類(例えば、嵌合面)のものであっても、異なるものであってもよい。図示するように、テクスチャ加工部分26は、孔22の内側部分に沿って鋸歯状化またはローレット加工されている。ローレット加工面は、材料に刻まれまたは入れ込まれた直線、傾斜線または交差線を含み得る。図1~6に示す実施形態では、テクスチャ加工部分26は、孔22の内面の実質的に全体に沿って延在する。図7~9に示す実施形態を参照すると、組み合わせ孔20は、係止孔22のテクスチャ加工部分26が、ここでは材料の薄い中心に集められたテクスチャ加工リボンを含むことを除いては、図1~6に示すものと実質的に同様である。例えば、テクスチャ加工部分26は、孔22の表面積の約半分以下を占める。この場合には、係止締結具30のヘッド部分32のテクスチャ加工領域36の一部のみが、孔22のテクスチャ加工部分26に係合かつ係止する。
孔22の上部は、例えば締結具30の開口部20との位置合わせを容易にするために、テクスチャ加工することなく、テーパ状28にされてもよい。図6~8に示すように、このテーパ状部分28は、図1~5の実施形態に対して面積が拡大されている。孔22は、固定角度または可変角度締結具30を受容するように構成され得る。孔22は、これがプレート10の上面16近傍でより広く、プレート10の底面18に向かって狭くなるように略円錐形であり得る。テーパ状部分28及び/またはテクスチャ加工領域26は、円錐形であってもよい。この実施形態では、係止孔22は、係止締結具30を受容するように構成されたテクスチャ加工された固定角度円錐孔である。テクスチャ加工孔22は、締結具ヘッド32が孔22のテクスチャ加工部分26と干渉するとき変形することができ、これによって、締結具30とプレート10との間に確実な係止を提供する。
組み合わせ開口部20の第2の孔部分24は、細長い動的圧縮孔であり得る。動的圧縮孔24は、その幅より大きな長さを有するように細長くされてもよい。孔24は、プレート10の長手方向軸Aに沿って細長くされてもよい。代替的には、孔24は、孔24が締結具40の多軸運動のみを許容するように、略円筒形であってもよい。孔24の内面は、非係止締結具40が細長い孔24に沿って自由に旋回及び/または摺動することができるように、実質的に平滑であり得る。これは、少なくとも2つの圧縮力の方向(例えば、長手方向軸Aに沿う方向及び長手方向軸Aに垂直な方向)を提供する。非係止締結具40のヘッド部分42は、その外面の周りで実質的に平滑であり得る。ヘッド部分42は、組み合わせ開口部20の孔部分24に係合し、また孔部分24内に保持されるように、サイズ調整かつ構成される。孔24は、固定角度または可変角度締結具40を受容するように構成され得る。一実施形態では、孔24は、これがプレート10の上面16の近傍でより広く、またプレート10の底面18に向かって狭くなるように、略円錐形であり、及び/またはテーパ状であり得る。この実施形態では、孔24は、非係止締結具40を受容するように構成された、平滑で可変角度円錐形の孔である。孔24は、例えば多軸方式で、及び/または孔22の長さに沿って締結具40の移動を可能にする締結具ヘッド42を受容することができ、これによって骨の動的圧縮を提供する。
プレート10は、1つ以上の追加の特徴部を有してもよい。例えば、プレート10は、プレート10を通して延在する1つ以上の貫通孔50を含んでもよい。例えば、孔50は、プレート10の上面16から底面18まで延在することができる。これらの孔50は、kワイヤ(図示せず)を受容するように構成されてもよい。図示した実施形態では、1つ以上のkワイヤを受容するために、6つの孔50がプレート10の長手方向中心軸Aに沿って提供される。とはいえ、孔50の任意の個数及び位置がkワイヤを受容するために設けられてもよいことを理解されたい。プレート10はまた、プレート10の骨との接触を最小にして、解剖学的構造を保存するための1つ以上のレリーフを含んでもよい。例えば、レリーフは、プレート10の底面18に沿った1つ以上の円錐形カット52の形態であってもよい。円錐形カット52は、kワイヤ孔50のどちらかの側に位置付けられ、プレート10の側面に向かって外側に延在することができる。各円錐形カット52は、(例えば、プレート10の長手方向中心軸Aに沿った)kワイヤ孔50に近接する狭窄部と、外側面に近接する拡幅部を含み得る。6つのkワイヤ孔50の周りに12個の円錐形カット52が提供されているが、円錐形カット52は、当業者によって認識されるような任意の適切な位置及び個数で提供されてもよいことが想定される。プレート10は、解剖学的構造保存尺度としての骨との不必要な接触を低減するために、プレート10の底面18の周りに延在する1つ以上の周囲レリーフ54を更に含んでもよい。図示するように、周囲レリーフ54は、プレート10の外周の周りに延在するプレート10の底面18の切り抜きである。周囲レリーフ54は、円錐形カット52のそれぞれによって中断される。周囲レリーフ54は、概ね、円錐形カット52と、レリーフ54に対して隆起した底面の中心部分とによって中断されている場合を除いて、(例えば、プレート10の側部と第1及び第2の端部12、14の周りの)外縁面を残す。レリーフ54の幅及び深さは、解剖学的構造を保存するために不必要な接触を最小限に抑えながら、プレート10と骨との間の適切な接触をもたらすために任意の適切な寸法のものとすることができる。
ここで図10~18を参照すると、係止及び/または非係止の動的圧縮を提供する、代替型の開口部20A~20Gが提供される。これらの図では孔のみが例示されているが、プレート10は、平板固定の用途に応じて、任意の適切な大きさ、形状、及び寸法のものであり得ることが理解されよう。これらの開口部の特徴の多くは既に図1~図9について記載した組み合わせ開口部20と同様であるので、異なる特徴のみを更に説明することとする。
図10A~10Cを参照すると、動的圧縮孔24Aが、係止孔22Aと同一の一般直径を有することを除いて、組み合わせ開口部20Aは組み合わせ開口部20と同様であり、係止孔22Aは異なる種類のテクスチャ加工部分26Aを含む。この実施形態では、係止孔22Aは第1の直径D1を有し、動的圧縮孔24Aは第2の直径D2を有する。前述した細長い孔24とは異なり、動的圧縮孔24Aは、係止孔22Aと実質的に同じ直径である。したがって、第1及び第2の直径D1、D2は実質的に同じである。孔24Aは、どちらかの側にテーパまたはランプを有する円の中心にあるプレート10から球体をミル切削または穿孔することによって形成され得る。孔24Aは、細長いものではなく、略円形であり、ヘッド部分42及び/またはシャフト(例えば、骨ねじ)の直径は、プレート10の孔24Aのサイズよりも小さくなるであろうことから、非係止締結具40は孔24A内で平行移動することが可能であるだろう。孔22Aに関して、孔22Aのテクスチャ加工部分26Aは、テーパねじの形態であり得る。このテーパねじは、係止締結具30上の同様のテーパねじに概ね相当する。この孔22Aもまたテーパ部分を含まず、テクスチャ加工部分26Aはプレート10の上面16との交差部で始まる。この代替的な開口部20Aは、骨を動的に圧縮し、及び/またはプレート10を骨に係止することができる係止及び非係止締結具30、40の両方の使用も提供する。
ここで図11A~11Cを参照すると、組み合わせ開口部20Bは、係止孔22Bが異なる種類のテクスチャ加工部分26Bを含むことを除いて、他の組み合わせ開口部と同様である。テクスチャ加工部分26Bは、孔22Bの中央部分の周りに一連の交互の凹部及び凸部を含む。凹部は、孔22Bの内周の周りに延在する交互の切り抜きの波の形態であり得る。テクスチャ加工部分26Bは、締結具30を摩擦嵌めで係止されてもよく、または締結具30の挿入中にその場で係止を形成するように修正されてもよい。この実施形態では、係止孔は、多軸係止を可能にし得る。プレート10及び係止締結具30は、異なる硬度値を有する異なる材料から作製され得る。例えば、締結具30は、比較的低い硬度値を有する材料で形成され得るプレート10に対してより高い硬度(例えば、ロックウェルスケールに関する)を有し得る。硬度の増加により、締結具30が孔22Bに挿入される(すなわち、ねじ込まれる)と、係止締結具30のヘッド部分32がプレート10内にねじ山を形成することができ、これによって締結具30をプレート10に係止する。
図12A~12Cを参照すると、開口部20Cは、より開放した構成を備えた、係止孔22Cと動的圧縮孔24Cとを含む。係止部分22Cは、テーパねじの形態のテクスチャ加工部分26Cを有する。このテーパねじは、係止締結具30上の同様のテーパねじに概ね相当する。開口部20Cの反対側部分24Cは、動的圧縮を可能にするために、プレート10の上面16にミル切削されたランプ25Cを備えた楕円形である。図12Cで最もよく分かるように、ランプは部分的に球面形状であり、プレート10の上面16から延在し、テクスチャ加工部分26Cに接続する。図12Bで上から見るとき、ランプ25Cは、テーパねじ係止孔22Cに伸びる正方形に似た、鍵穴の形の、及び/または非孔形状を作成する。この代替的な開口部20Cもまた、骨を動的に圧縮し、及び/またはプレート10を骨に係止することができる係止及び非係止締結具30、40の両方の使用を提供する。
ここで図13A~13Cを参照すると、開口部20Dは、係止孔22Dと動的圧縮孔24Dとを含む。これらの孔22D、24Dは接続され、すぐ近くにあるが、重なり合ってはいない。孔22D、24Dは、孔22D、24Dの下部に近接する(例えば、プレート10の底面18で、孔22D、24Dの間に部分的に延在する)プレート材料の小部分または小片によって分離されている。係止部分22Dは、テーパねじの形態のテクスチャ加工部分26Dを有する。テクスチャ加工部分26Dは、孔24Dに接続したところを除いては、孔22Dのほぼ外周全体の周りに延在する。動的圧縮孔24Dは細長くされ、締結具40を受容するために、孔24Dの反対側に傾斜部分25Dを有する。この構成は、孔22D、24Dにおいて構造安定性を与えつつ、プレート10上の孔22D、24Dの非常に近接した集合体を可能にする。
図14A~14Cを参照すると、係止孔22E及び動的圧縮孔24Eは隣接しているが、互いに離間している。孔22E、24Eは、プレート材料の壁56によって互いに完全に離間している。係止部分22Eは、孔22Eの外周全体の周りに延在するテーパねじの形態のテクスチャ加工部分26Eを有する。動的圧縮孔24Eは細長くされ、孔24Eの反対側に傾斜部分25Eを有する。この構成もまた、係止及び/または動的圧縮の両方への選択肢を与えつつ、プレート10上の孔22E、24Eの非常に近接した集合体を可能にする。
図15A~15C及び16A~16Cは、プレート10上の係止孔22E及び動的圧縮孔24Eの代替的配置を示す。図15A~15Cに示すように、係止及び非係止孔22E、24Eは、プレート10の長さにわたって千鳥状にされている。第1の一連の係止孔22Eは、プレート10の長さに沿って第1の線で配置され、第2の一連の非係止孔24Eは、プレート10の長さに沿って第2の線で配置されている。孔22Eの第1の線は、1つおきの孔が非係止または係止であるように、孔24Eの第2の線に対してオフセットされている。直線で描写されているが、孔22E、24Eは、必ずしも直線で配置されなくともよいことが企図される。図16A~16Cでは、係止及び非係止孔22E、24Eは、各孔が係止孔22Eと非係止孔24Eとの間で交互に並ぶように、プレート10の長さに沿って千鳥状になっている。孔22E、24Eは、プレート10の長手方向中心軸に沿って概ね整列されているが、孔は、プレート10に沿って任意の適切な個数及び構成でオフセットまたは整列されてもよいことを理解されたい。
ここで図17A~17Dを参照すると、開口部20Fの代替変更例が提供されている。この実施形態では、孔構成物20Fは、プレート10内の少なくとも3つの重なり合う円錐形ねじ付き孔から構成される。開口部20Fは、プレート10の長手方向軸に沿って配置された第1の係止孔22F、第2の孔24F、及び第3の孔23Fを含む。第3の孔23Fは、第1の係止孔22Fに対する孔24Fの鏡像である。円錐形ねじ付き孔22F、23F、24Fは、平行軸を有してもよく、または有しなくともよい。各孔22F、23F、24Fは、例えば、1つ以上のねじ付き部分の形態のテクスチャ加工部分26Fを含み得る。したがって、係止締結具30は、孔22F、23F、24Fのうちのいずれかに係止することができる。孔22F、23F、24Fのそれぞれは、テクスチャ加工部分26Fを伴うように示されているが、孔22F、23F、24Fのうちの1つ以上は、テクスチャ加工部分26Fの代わりに実質的に平滑な内側部分を有してもよいことを理解されたい。孔20Fの第1及び第2の端部における孔構成物の上部は、それぞれ、プレート10の動的圧縮を可能にするために、傾斜特徴部25F(例えば、孔23F及び24Fに隣接して)を有する。加えて、傾斜特徴部25Fは、3つ以上の円錐形孔22F、23F、24Fにわたってもよい(例えば、開口部20Fの全外周の周りで)。
非係止圧縮締結具40は、締結具40が重なり合う孔22F、24F、23Fの間を干渉されることなく平行移動が可能であるように骨ねじの大径を有し得る。図17Dで最もよく分かるように、係止締結具30は、孔22F、23F、24Fのうちのいずれかのテクスチャ加工部分26Fに係合するように構成された、例えば、ねじ山の形態のテクスチャ加工領域36を含み得る。開口部20Fの孔形状は、動的圧縮を達成することができる固定角度及び/もしくは可変角度係止ねじ30ならびに/または多軸非係止ねじ40のいずれかを利用するために、骨プレート10に適用され得る。このことは、外科医が、好み、解剖学的構造、及び骨折の位置に基づいて、より柔軟にねじを配置することを可能にする。
ここで図18A~18Bを参照すると、開口部20Gの別の実施形態が提供されている。この開口部20Gは、プレート10の上面16から底面18まで延在する1つの細長い孔またはスロットから構成され得る。開口部20Gの係止部分22Gは、平行機械ねじ山を有するテクスチャ加工部分26Gを含み得る。これらのねじ山は、係止締結具30を保持するために、180度を超えて延びることができる。開口部20Gの非係止部分24Gは、開口部20Gを完成させるために、係止部分22Gの反対側に位置付けられ得る。開口部20Gの上部は、プレート10の動的圧縮を可能にするために、1つ以上の傾斜特徴部25Gを有してもよい。ランプ25Gは、細長いスロット20Gの上方外周全体またはその一部にわたることができる。圧縮ねじ40は、ねじ40が干渉されることなく、開口部20Gに沿って平行移動できるように、骨ねじ大径を有し得る。
図19A~19Eを参照すると、係止締結具30の代替実施形態は、任意のプレート10と共に使用されてもよい。締結具30のヘッド部分32は、締結具30をプレート10に係止するために、例えばねじ山の形態のテクスチャ加工領域36を含み得る。締結具30及び/またはプレート10もまた、締結具30のプレート10からの後退を防止するために、1つ以上の機構を含んでもよい。図19Aにおいて、ヘッド部分32は、プレート10と干渉するねじ付き部分36A(例えば、平行ねじ山を有する)を含み、ヘッドの上部は、ねじ山よりも大きく広がる。ヘッド部分32は、締結具30が完全に挿入されるときに底に達して、締結具30内に予荷重を作成し、結果として締結具30を回転して係止する。図19Bにおいて、ヘッド部分32は、ねじ付き部分36Bを含む。ヘッド部分32は、小径がテーパ状であると同時に一定の大径を有する。ねじ山の高さは、ねじ30のヘッド部分32の上部でゼロになり得る。最初のわずかなねじの回転は円滑に挿入するが、雄ねじのテーパ状部分がプレート10に係合すると、干渉が生じて、ねじ30を噛み込み妨害(jamming)及び/または係止し、後退を防止する。図19Cにおいて、ヘッド部分32上のねじ山36Cは、ヘッド部分32の大径がねじ30の上部に向かって大きくなりながら、ねじ30の小径が一定のままであること以外は、図19Bの設計と同様である。同様な噛み込み妨害及び係止機構は、プレート10におけるねじ30の引き締めをもたらす。図19Dにおいて、ねじ付き部分36Dは、異なるピッチの領域を有する。特に、ねじ30のヘッド部分32上の平行ねじ山は、ねじ30のヘッド部分32の底部におけるプレート10のものと同様なピッチを有する。次いでピッチは、ヘッド部分32の上部に向かって増加または減少し、その結果、ねじ山の噛み込み妨害をもたらし、ねじ30の不必要な後退を防止する。図19Eに示す図19Dの概念の代替変更例において、プレート10の開口部には、ねじ付き部分36Dのピッチが一定のままでありながら、異なるピッチの領域が設けられる。例えば、ヘッド部分32は、一定のピッチを有する平行ねじ山を含んでもよい。プレート10の上面は、ねじ10のものと同様のねじ山のピッチを含むが、プレート10の底面に向かって、ねじ山のピッチは、増大するか、または低下し、ねじ30をプレート10に係止するであろう。
ここで図20A及び20Bを参照すると、プレート10は、追加の後退防止特徴部を含む。この実施形態では、プレート10は、圧縮締結具40または係止締結具30のいずれかを受け取るように構成された、円筒孔または開口部20Hを含む。各開口部20Hは、圧縮締結具40による動的圧縮を可能にするために、開口部20Hの外周の一部または全体の周りに延在する傾斜部部分25Hを含み得る。各開口部20Hは、係止締結具30による角安定性を提供するために、円筒形特徴部を含み得る。開口部20Hはまた、係止締結具30と円筒開口部20Hとの間で圧縮引き締めを引き起こすために、角度をなすテーパ28を含んでもよい。各開口部20Hは、締結具30、40が後退することを遮断するように作動され得る付随する遮断用ねじ46を有する。遮断用ねじ46は、プレート10の上面16における第1の端部から、底面18における第2の端部まで延在することができる。遮断用ねじ46の第1の端部は、遮断用ねじ46を非遮断位置から遮断位置まで回転させるために、器具を受容するようにサイズ調整された凹部を含んでもよい。遮断位置は、締結具40のヘッド部分42の一部を覆う遮断用ねじ46の一部を含むことができ、これによって、締結具40のプレート10からの後退を更に防止する。
更に別の実施形態によれば、プレート10は、締結具30をプレート10に係止するために、プレート材料の変位によって作動する自己形成ねじを有する係止締結具30を受容するように構成された1つ以上の開口部20を含み得る。ここで図21~26を参照すると、係止締結具30及びプレート10の開口部20の代替実施形態が示されている。これらの実施形態では、内固定プレート10に対する締結具30の係止機構(例えば、骨ねじ)は、可変角度ねじ挿入を可能にし得る。締結具30は、角度をなす円錐内に挿入されることが可能であり、ここでは、締結具30のヘッド部分32を移動させるのに要する力は、締結具30がプレート10に対して垂直に挿入されるときに要する力と実質的に等しい。プレート10の孔または開口部20は、締結具30が異なる角度で挿入され得るように形作ることができる。開口部20の形状は、ねじ山を締結具30のヘッド部分32上で捕らえ、またねじの形成を開始するのに必要な軸力を低減させる助けとなる。
係止機構は、プレート材料を変位させる自己形成ねじを備えたヘッド部分32を有する締結具30を含む。プレート10は、変位を容易にするために、締結具30よりもより軟質の材料から作製され得る。例えば、プレート10は、チタン、合金、ポリマー、またはより低い材料硬度(例えば、ロックウェル硬度)を有する他の材料から構成されてもよい。締結具30は、例えば、コバルトクロム、タングステン、合金、またはより高い硬度を有する他の材料から構成される、比較的硬質の材料から作製され得る。好ましくは、締結具30は、ねじ形成工程を容易にする強靭で、堅く、かつ高い表面硬度を有する材料から構成される。形成機構は、プレート10の材料の除去よりはむしろ材料の変位によって作動し、これによって、タッピングから生じる断片物またはチップを最小化する。
図21A~21Bでは、係止締結具30は、ヘッド部分32と骨に係合するように構成されたシャフト部分34とを含む。図示されていないが、シャフト部分34は、締結具30が骨に螺入され得るようにねじ付けされてもよい。ヘッド部分32は、プレート10の開口部20内の嵌合部が、締結具30が骨に向かって進められると引き締まるように、テーパ状であってもよい(例えば、約20°の角度で)。係止締結具30のヘッド部分32は、その外面の周りに、プレート10の開口部20に係合するようにサイズ調整かつ構成されたテクスチャ加工領域36を含む。テクスチャ加工領域36は、ねじ山、リッジ、バンプ、ディンプル、鋸歯状部、または他の種類のテクスチャ加工領域を含んでもよい。図示するように、テクスチャ加工領域36は、好ましくは、ヘッド部分32の上部からシャフト部分34に近接するヘッド部分32の底部まで実質的に延在するねじ付き部分を含む。ねじ山36は、ヘッド部分32の円錐形表面に略垂直に広がる。ねじ付き部分36は、プレート材料を変位させ、かつプレート10の開口部20内にねじ山を作成するように構成された自己形成ねじの形態である。ねじ付き部分は、プレート材料の切断または形成を容易にするために、誇張的に鋭いねじ山頂部を有する。
ここで図22A~25Bを参照すると、締結具30によってタッピングされる前の開口部20の代替変更例が示されている。締結具30が挿入されると、これらの開口部20は、自己形成ねじに基づいて改変される。開口部20の形状は、ねじ山36を捕らえることを助け、ねじ形成を開始するのに必要な軸力を低下させるように設計される。孔20の上部は、偏角挿入中の締結具30のヘッド部分32の空隙用に、例えば、プレート10の頂部面16を通って切断された円錐形のストレートテーパ状面を備えて、テーパ状28であってもよい。孔20の下部は、偏角挿入中のシャフト部分34の空隙用に、プレート10の底部面18を通って切断された円錐形のストレートテーパ状面を備えて、更にテーパ状29であってもよい。上部テーパ状部分28は、例えば、下部テーパ状部分29よりも大きな程度のテーパを有して、より大きくてもよい。例えば、上部テーパ状部分28は、約60~90°、70~80°、または72~78°の範囲の、好ましくは約70°、75°、または80°のテーパを有し得るが、一方、下部テーパ状部分29は、約50~70°、55~65°、または57~63°の範囲の、好ましくは約55°、60°、または65°のテーパを有し得る。上部及び/または下部テーパ状部分28、29は、実質的に円錐状であってもよく(例えば、図22B、23B、24B)、または異なる直径またはテーパの程度を有する2つの別個の円錐断面などの複数の断面でセグメント化されてもよい(例えば、図25A及び25B)。
上部テーパ状部分28と下部テーパ状部分29との交差部において、狭くなった中央部分は、テクスチャ加工部分26を有してもよい。上述したように、テクスチャ加工部分26は、ねじ山、リッジ、バンプ、ディンプル、鋸歯状部、または他の種類のテクスチャ加工領域を含んでもよい。図22A~22Bに示した実施形態では、テクスチャ加工部分26は、各カットが次のものに重なり合っている複数の浅いカットから構成されるウインドスイープカット設計を含む。例えば、ウインドスイープ設計は、複数のねじに似た螺旋状カットスイープを含んでもよい。各カットは、孔20の内径への(例えば、上部及び下部テーパ状部分28、29への)円滑な移行を有する。ウインドスイープカットは、自己形成ねじが切り込むための確実な表面を提供し、これによって、プレート10内に新たに形成されたねじ山の剥離を防止する助けとなる。
図23A~23Bにおいて、テクスチャ加工部分26は、ローレット加工カット設計を含む。上部テーパ状部分28と下部テーパ状部分29(例えば、2つの円錐形カット)との間の丸みを帯びた移行は、ローレット加工工程を行うために実施可能な表面を、ならびにヘッド部分32が軸外係止中に転がることができる表面を提供する。ローレット加工設計は、各カットが次のものに重なり合っている、ダイヤモンドパターン(例えば、約45°)の複数の浅いローレット加工溝のセットを含み得る。ローレット加工溝は、自己形成ねじが材料により深く切り込み、ねじ形成工程を開始するために必要な軸力を低下させることを可能にする。図24A~24Bは、多角形状カット設計を描写している。この設計では、上部テーパ状部分28と下部テーパ状部分29との間の移行部にテクスチャ加工部分はない。その代わりに、狭くなった中央領域は、孔20が円筒形でも円錐形でもないように全体として多角形状を有する。多角形状は、材料の明確な直線部を有する多数の辺と、その周りでフォームカットが伸ばされる丸みを帯びた角部とを含む。例えば、多角形状は、実質的に六角形(6辺を有する)、七角形(7辺を有する)、八角形(8辺を有する)などであってもよい。孔20は、同じ形状を有する単一の同心円状の輪として、ローブカット無しで表されてもよい。
図25Aでは、上部テーパ状部分28は、偏角挿入中の締結具30のヘッド部分32の空隙用に、円錐形ストレートテーパ状面カットを含む。上部テーパ状部分28は、より狭い直径を有する下部テーパ状部分29への移行部に近接する下部領域と比べてより大きな面積を備えた上部領域を有するようにセグメント化される。ねじ形成工程が行われる、上部及び下部テーパ状部分28、29の間の中央領域は、材料除去及びねじ形成の逃げのために、その間に位置する溝27を備えた、材料の2つのピーク部または同心リング(例えば、表層リング60及び深層リング62)を含む。リング60、62の間の溝27は、例えば、約40~80°、約50~70°の範囲で、または約60°で角度をなしてもよい。表層リング60は、大部分の片持ち梁の荷重を支持することを担当するために、表層リング60は、深層リング62よりもわずかに小さな内径のものである。深層リング62は、偏角挿入中の追加の固定及び支持ならびに公称軌道挿入中の追加の支持を提供する。下部テーパ状部分29は、偏角で挿入されるとき、締結具30のシャフト34に空隙を提供するストレートテーパ状面を含む。
図25Bの開口部20の実施形態は、図25Aのものと同様であるが、上部テーパ状部分28と下部テーパ状部分29との間の移行部において複数の螺旋状スイープカットの形状のテクスチャ加工部分26を更に含む。浅い螺旋状カットまたはウインドスイープカットは、急勾配部において一連のカットを含むことができる。ウインドスイープカットは、例えば約50~70°、または約60°で角度をなしてもよい。同じ個数のカットが、時計方向または半時計方向の両方で作製されてもよい。これらのカットは、開口部20内に突出する材料のプラトーを作成し得る。得られた形状は、締結具30が切り込むための確実な表面を提供し、このことが、締結具30をプレート10に係止するのに必要な軸力を劇的に低下させ得る。したがって、機構は、締結具30のヘッド部分32のねじ山に係合するために、骨の把持に頼る必要はない。締結具30の挿入中に取り除かれた材料は、形成工程中にその多くが形成された材料を取り除き、締結具30とプレート10との間の摩擦を低減させることによって、自己形成ねじがより深く切り込むことを可能にする。
図26A~26Dは、ねじ-プレートアセンブリを描写している。図26Cのアセンブリは、プレート10の上面16に対して垂直以外の角度で配置された係止締結具30を示す。図26Dでは、非係止締結具40は、プレート10に対して略垂直に配置されている。係止締結具30及び非係止締結具40が、プレート10に対して任意の適切な角度で配向されてもよいことを理解されたい。図26Cの断面図は、プレート10の材料が締結具30のねじ山の周りで変位されているプレート10との螺合係合を示す。自己形成ねじを使用することによって、締結具30は、可変角度でプレート10内に挿入することができ、締結具30をプレート10に係止するための追加のステップを必要とすることなく、ワンステップの係止でプレート10に係合する。図26Dの断面図は、開口部20内にそれに螺合係止することなく受容された圧縮性の非係止ねじ40を示す。非係止ねじ40は、骨の動的圧縮を提供し得る。したがって、本明細書に記載される締結具及び開口部は、多種多様な選択肢を外科医に提供し、その結果、骨折及び骨の所望の治療に応じて、動的圧縮のための適切な係止及び/または非係止能力を提供する。
ここで、図27A~35Dを参照すると、例えば、骨幹部及び骨幹端部の骨の骨折及び断片物の固定のために構成された一連の外傷プレート10及び骨ねじ30、40が示されている。異なる骨プレート10及び締結具30、40は、様々な骨折の治療に使用することができる。
図27A~29Fは、様々な孔の選択肢及びパターンと共に様々な長さで提供され得る直線状プレート製品の実施形態を描写する。これらのプレート10上の追加の特徴部は、kワイヤ孔50、制限接触アンダーカット特徴部52、及び/またはテーパ状プレート端部12、14を含み得る。
図27A~27Eは、動的圧縮平板固定(DCP)スロットまたは細長い開口部20Iを有するプレート10の実施形態を示す。DCPスロット20Iは、骨2、6に対するプレート10の運動を可能にする。例えば、骨折部4は、骨を2つの骨片2、6にそれぞれ分離することができる。骨片2、6を互いに向かって移動させて骨折部4を最小化するために、プレート10を例えば非係止締結具40を用いて骨2に固定することができる。締結具40のシャフト部分44は、骨片部2内に押し込まれてもよい。図27A~27Cに描写されるように、非係止締結具40を骨2内に押し込むことにより、プレート10は横方向に移動することができ、骨折部4の圧縮をもたらす。DCPスロット20Iは、プレート10の上面16にミル切削されたランプ25により細長くしてもよい。ランプ25は、細長いスロット20Iの上方外周全体にわたることができる。孔20Iの上部は、例えばランプ25またはその一部を形成するためにテーパ状にされていてもよく、孔20Iの下部は更にテーパ状29になっていてもよく、また上部テーパ部分28と下部テーパ部分29との間の交差部において、狭くなった中心部分は、非係止締結具40のヘッド部分42を受け取るように構成されてもよい。図示するように、締結具40が骨2に更に固定されると、締結具40のヘッド部分42がスロット20Iの中心に付勢されるように、狭くなった中心部分は下向きに湾曲してもよい。したがって、図27Cで最もよく分かるように、締結具40は、スロット20Iの中心にしっかりと着座し、それにより骨折部4の動的圧縮を結果としてもたらす。
図28A~28Eは、複数の代替的なねじ製品を受け取るように構成された積層孔20Jを有するプレート10の実施形態を描写する。積層孔20Jは、それぞれの孔位置において使用されように複数のねじ選択肢を可能にする。この実施形態では、孔20Jは、テクスチャ加工部分26の上部に、例えば円錐形のねじ穴の形態の円錐形の面取り部28から構成されてもよい。孔20Jの底部は、非係止ねじ40の可変軌道を可能にするために、追加の円錐形の面取り部29を含む。底部円錐形面取り部29は、上部円錐形面取り部28よりも直径が大きくてもよい。テクスチャ加工部分26、または円錐形のねじ穴は、例えば、底部円錐形面取り部29が上部円錐形面取り部28よりも大きな表面積を有するように、プレート10の上面16の近くに配置されてもよい。
図28A~28Cで最もよく分かるように、複数のねじ製品がこの孔20Jに適合している。例えば、非係止締結具40及び係止締結具30は、孔20Jで使用されてもよい。図28Aは、積層孔20Jにおける3.5mmの非係止ねじと、4.0mmの海綿骨ねじを示す。図28Bは、2.5mmの非係止ねじを示す。各非係止ねじのそれぞれは、図28A及び28Bにそれぞれ示されるように、孔の上部面取り部28と接合するように構成される。係止締結具30はまた、孔20Jの円錐形のねじと接合するように構成されている。図28Cに示すように、3.5mmの係止ねじは、積層孔20Jのねじ穴部分に係合する。言い換えれば、係止締結具30のヘッド部分32のねじ付き外側部分は、テクスチャ加工部分26の対応する円錐形のねじに螺合し、それにより締結具30をプレート10に係止するように構成される。
図29A~29Fは、骨幹部及び骨幹端部の骨における骨折及び断片物の固定に適したプレート製品の代替的な実施形態を描写する。例えば、図29Aは、DCPスロット20Iと積層孔20Jとの組み合わせを有する3.5mm直線状プレート10の一実施形態を描写する。図29Bは、DCPスロット20Iだけが、プレート10の長手方向中心軸Aに沿って位置付けられた状態の直線プレート10を描写する。図29Fは、プレート10のいずれかの端部に2つの中心DCPスロット20I及び積層孔20Jを有する直線状プレート10の実施形態を示す。プレート10は、長手方向中心軸Aに沿って第1の端部12から第2の端部14まで延在する本体を有してもよい。プレート10は、上面16と、隣接する骨と接触するように構成された反対側の底面18とを含む。上面及び底面16、18は、プレート10の第1の端部12から第2の端部14まで延在する対向する側面によって接合されている。プレート10は、略長手方向の本体を有するように示されているが、平板固定されるべき骨折の位置及び種類に応じて、プレート10の任意の適切な形状及び輪郭形成が提供されてもよいことを理解されたい。
プレート10は、任意の好適な構成で任意の適切な個数及び種類の開口部20I、20Jを備えてもよい。これらの開口部20I、20Jは、好み、解剖学的構造、及び骨折の位置に基づいて、外科医がより柔軟に締結具を配置することを可能にする。外科医は、非係止または係止ねじ30、40(またはその2つのいくつかの組み合わせ)を使用すべきかどうかに関して異なる意見を有し得る。更に、骨折の位置及び形状の複雑さは、締結具30、40のための可能な限り多くの場所を有することを必要とさせる。この設計は、外科医に、係止及び/または非係止ねじ30、40の配置においてより高い精度を達成する多様な方法を提示する。
プレート10は、1つ以上の追加の特徴部を有してもよい。例えば、プレート10は、プレート10を通して延在する1つ以上の貫通孔50を含んでもよい。例えば、孔50は、プレート10の上面16から底面18まで延在することができる。これらの孔50は、kワイヤ、例えば図29Fに示すkワイヤ51を受け取るように構成されてもよい。図示した実施形態では、対応の締結具開口部20I、20Jのそれぞれの間で交互になっているプレート10の長手方向中心軸Aに沿ってkワイヤ孔50が提供される。とはいえ、孔50の任意の個数及び位置がkワイヤを受容するために設けられてもよいことを理解されたい。kワイヤ孔50は、プレート10に対して追加の固定点を提供する。kワイヤ51をプレート10の適切な孔を通って押し込むことが、骨ねじ30、40が挿入されることを可能にしつつ、プレート10が骨に保持されることを可能にする。
プレート10はまた、プレート10の骨との接触を最小化して、解剖学的構造を保存するために、1つ以上のテーパまたはレリーフを含んでもよい。プレート10は、1つ以上のテーパ状端部12、14を含んでもよい。プレート10のテーパ状端部12、14は、低侵襲的処置中に筋下挿入を提供するように構成されてもよい。レリーフはまた、プレート10の底面18に沿った1つ以上の円錐形カット52の形態であってもよい。円錐形カット52は、kワイヤ孔50のどちらかの側に位置付けられ、プレート10の側面に向かって外側に延在することができる。各円錐形カット52は、(例えば、プレート10の長手方向中心軸Aに沿った)kワイヤ孔50に近接する狭窄部と、外側面に近接する拡幅部を含み得る。接触が制限されたアンダーカット52は、骨及び周囲の軟組織への血液供給を保つために骨の解剖学的構造とのプレート接触を最小化することができる。
ここで図30A~32Dを参照すると、3分の1管状プレート10の実施形態が示されている。3分の1管状プレート10は、シリンダの周径の実質的に3分の1の形状を有することができる。図31A~31Cに示すように、管状プレート10は、長手方向中心軸Aに沿って第1の端部12から第2の端部14まで延在する本体を有する。プレート10は、上面16と、隣接する骨と接触するように構成された反対側の底面18とを含む。上面16は、湾曲しているか、または外側に延在する実質的に凸面を有するように丸みを帯びていてもよく、底面18は、それに対応して、上面16の曲率に実質的に一致する、内側に湾曲しているかまたは中空になっている実質的に凹面を有するように丸みを帯びていてもよい。上面及び底面16、18は、プレート10の第1の端部12から第2の端部14まで延在する対向する側面によって接合されている。プレート10は、3分の1管状構成を有する概ね長手方向の本体を有するように示されているが、平板固定される骨折の位置及び種類に応じて、プレート10の任意の適切な形状及び輪郭削りが提供されてもよいことを理解されよう。3分の1管状プレート10は、様々な孔の選択肢と共に様々な長さで提供されてもよい。
図30Aは、図27Dに示したDCPスロット20Iと同様に、動的圧縮平板固定(DCP)スロットまたは細長い開口部20Iを有するプレート10の実施形態を示す。DCPスロット20Iは、骨に対するプレート10の運動を可能にする。DCPスロット20Iは、プレート10の上面16にミル切削されたリップまたはランプ25により細長くしてもよい。ランプ25は、細長いスロット20Iの上方外周全体にわたることができる。図示するように、リップまたはランプ25の狭い部分と、例えば開口20Iの中央領域に沿ったランプ25の拡大部分とが存在してもよい。開口部20Iは、非係止締結具40のヘッド部分42を受け取るように構成され、それにより、骨の動的圧縮を可能にする。
図30Bは、図28Dの積層孔20Jと同様に、積層孔20Jを有するプレート10の実施形態を描写する。積層孔20Jは、例えば、円錐形のねじ穴の形態で、テクスチャ加工部分26を含んでもよい。テーパ状部分28は、例えば、3分の1管状プレート10の厚さを低下させることにより、図28Dの積層孔20Jに比べて浅くなっていてもよい。複数のねじ製品は、例えば、非係止締結具40、海綿骨締結具40、及び/または係止締結具30を含むことにより、この孔20Jと互換性がある。
図30C及び図30Dは、プレート10の上面16から底面18まで延在するねじ付き部分64を有する係止孔20Kを描写する。係止孔20Kは、3.5mmの係止ねじなどの係止締結具30のねじヘッド部分32と接触する円錐形のねじ穴を含むことができる。これらの孔20Kは、角度安定性を提供し、ねじ30を一軸軌道で係止することができる。
図31A~31Cは、3分の1管状プレート10の代替的な実施形態を描写する。3分の1管状プレート10は、薄型プレートであり、例えば、1mmの厚さで提供することができる。プレート10はまた、プレート10の全外周に沿って完全な丸刃を有してもよい。図31Aは、複数の積層孔20Lを有する3分の1管状プレート10の一実施形態を描写する。図31Bは、DCPスロット20Iのみを有する3分の1管状プレート10を描写する。図31Cは、複数の係止孔20Kを有する3分の1管状プレート10の実施形態を示す。プレート10は、概ね長手方向の本体を有するように示されているが、平板固定される骨折の位置及び種類に応じて、プレート10の任意の適切な形状及び輪郭形成が提供されてもよいことを理解されたい。プレート10は、任意の好適な構成で任意の適切な個数の開口部20I、20J、20Kを備えてもよい。これらの開口部20I、20J、20Kは、好み、解剖学的構造、及び骨折の位置に基づいて、外科医がより柔軟に締結具を配置することを可能にする。これらの3分の1管状プレート10は、最小の軟組織被覆率を有する用途に理想的であり得る。
プレート10は、靭帯結合テザーを対象とした、kワイヤ孔50と、骨ネジ孔カウンターボアとを含む1つ以上の追加の特徴部を有することができる。例えば、プレート10は、プレート10を通して延在する、例えばそれぞれがkワイヤを受け取るための1つ以上の貫通孔50を含んでもよい。図示した実施形態では、対応の締結具開口部20I、20J、20Kのそれぞれの間で交互になっているプレート10の長手方向中心軸Aに沿ってkワイヤ孔50が提供される。とはいえ、孔50の任意の個数及び位置がkワイヤを受容するために設けられてもよいことを理解されたい。
1つ以上の開口部20I、20J、20Kは、縫合ボタン66を受容するように構成されたカウンターボアを含んでもよい。カウンターボアは、ランプ部分25またはテーパ状部分28の一部、または、例えば、開口部20I、20J、20Kの外周の周りの別の挿入領域を含んでもよい。この凹部またはプレート16の上面16の挿入部は、縫合ボタン66がプレート10にしっかりと固定されることを可能にし、それによりテザー68で骨に固定されたときに、ボタン66の並進運動を最小化する。図31Aで最もよく分かるように、縫合ボタン66は、それを貫通して延在する複数の開口70を有する丸みを帯びた本体を有する。例えば、4つの開口70が図32Aに示されているが、開口70の好適な個数及び構成が考えられる。縫合ボタン66は、プレート10及び/または隣接する骨に固定されるように構成されてもよい。
1つ以上の縫合糸またはテザー68を、ボタン66の開口70を通して、3分の1管状プレート10の開口部20I、20J、20Kを通って骨に渡し、プレート10を骨に固定することができる。テザー68は、ボタン66をプレート10及び/または骨に固定するために、必要に応じて交差され、ループ形成され、または結び付けられてもよい。図32Dにおいて最もよく見ることができるように、第2のボタン66は骨の反対側に位置付けられ、テザー68に連結して縫合糸をしっかりと保持することができる。ボタン66は、本明細書で説明するプレート10と同様の材料から構成されてもよい。縫合糸またはテザー68は、ポリエチレン(例えば、超高分子量ポリエチレン)、ポリプロピレン、絹、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリル、シルクコットン、または他の適切な生体適合性縫合材料を含んでもよい。
ここで図33A~33Gを参照すると、再建用(リコン)プレート10は、様々な孔の選択肢と共に様々な長さで提供されてもよい。再建用プレート10は、プレート10が、例えば3次元で曲がることを可能にする、プレート10の長さに沿って複数の側部レリーフカット72を含む。側部レリーフカット72は、プレート10の側部に沿った拡幅部と、プレート10の中心に向かって狭くなった部分とを有する1つ以上の曲線の形態であってもよい。側部レリーフカット72は、一直線になって、例えば、kワイヤ孔50のそれぞれの両側に配置されてもよい。複数のレリーフカット72は、プレート10の側縁部に沿ってスカロップ状または波状に外形を形成してもよい。図33Cで最もよく分かるように、プレート10は、結果として多輪郭表面に形作られてもよい。図33E及び33Fは、図27Dに示したDCPスロット20Iと同様に、動的圧縮平板固定(DCP)スロットまたは細長い開口部20Iを有するプレート10の実施形態を示す。図33D及び33Gは、図28Dの積層孔20Jと同様に、積層孔20Jを有するプレート10の実施形態を描写する。
図34A~34Eは、様々な孔の選択肢と共に様々な長さで利用可能であり得るTプレート10の実施形態を提供する。Tプレート10は、実質的に「T」字形または「Y」字形の形状を有する本体を有する。Tプレート10は、本体の第1の端部12からプレート10の長手方向軸Aに沿って延在する細長い部分と、本体の第2の端部14における横断面部とを有する。横断面部は、プレート10の細長い部分から延在する1つ以上の翼部または延長部80を含むことができる。延長部80は、それぞれ、プレート10の長手方向軸Aに対して角度をなしてもよい。「T」字形の外形は、関節周囲の表面近くに最も頻繁に位置する骨折を捕捉するように構成される。
図34Aは、プレート10の細長い部分上の積層孔20Jによって、どちらかの側に配置されたDCPスロット20Iを有するTプレート10を描写する。交差部もまた、互いにオフセットされた積層孔20Jを含む。第1の積層孔20Jは、プレートの長手方向軸Aと一直線であってもよい。第2の積層孔20Jは、第1の延長部80内に位置してもよく、第3の積層孔20Jは、第2の延長部80内に位置してもよい。図34Bは、積層孔20Jの各々に代えて非係止孔20Lを有する図34Aと同じ構成を有するTプレート10の別の実施形態を描写する。図34D~34Eは、2.5mmと、3.5mmの非係止ねじと、4.0mmの海綿骨ねじとを含む、非係止締結具40に適合するように構成された上部面取り部28を有する円筒形の孔の形態の非係止孔20Lを示す。面取り部分またはテーパ状部分28は、孔20Lの底部に向かって狭くなる。これらの非係止孔20Lは、プレート10内の他のスロットまたは孔20I、20Jのうちのいずれかに置き換えられてもよい。
図35A~35Dは、クローバーの葉形のプレート10に関する。クローバーの葉形のプレート10は、三つ又のプレートのヘッド外形を有する。クローバーの葉形の10は、本体の第1の端部12からプレート10の長手方向軸Aに沿って延在する細長い部分と、プレート10の細長い部分から延在する1つ以上の翼部または延長部80とを有する。図示するように、翼部または延長部80は、3つの延長部80、すなわち、プレート10の長手方向軸Aに沿って延在する第1の延長部80と、プレート10の長手方向軸線Aに対して第1の角度で延在する第2の延長部80と、プレート10の長手方向軸線Aに対して、第1の角度と非常によく似ている第2の角度で延在する第3の延長部80とを含むことができる。これらのプレート10もまた、様々な孔の選択肢と共に様々な長さで提供されてもよい。クローバーの葉形のプレート10は、三つ叉のプレートのヘッド外形で構成され、関節周囲の表面近くに最も頻繁に位置する骨折を捕捉することができる。
図35Aは、プレート10の細長い部分に沿って位置付けられた複数の積層孔20Jを有するクローバー葉形のプレート10を描写する。図示するように、プレート10の細長い部分は、例えばプレート10の残りの部分よりも大きな厚さを有する隆起部分82を含んでもよい。言い換えると、延長部80は、プレート10の隆起部分82と比較して、より狭くなった、または薄い厚さを有してもよい。第1の延長部80は、プレート10の長手方向軸Aに沿ってDCPスロット20I及び2つの積層孔20Jを含んでもよい。2つの追加の積層孔20Jは、第2の延長部80内に位置してもよく、2つの追加の積層孔20Jは、第3の延長部80内に位置してもよい。図35Bは、図35Aと同じ構成を有するが、積層孔20Jのそれぞれに代えて非係止孔20Lを有する、クローバーの葉形のプレート10の別の実施形態を描写する。クローバー葉形のプレート10は、様々な解剖学的領域における多様な骨折パターンを治療するために、合理化された製品を含む。プレートの形状は、一軸軌道での係止ねじならびに非係止ねじを受容する係止ねじ穴を提供することにより単純化されている。
本発明は、詳細に、また特定の実施形態を参照して説明されてきたが、様々な変更及び改変が本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなくなされ得ることが、当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、改変及び変更を、それらが添付の特許請求の範囲及びその同等物に含まれるという条件で、包含することが意図されている。例えば、本文書に広範に記載される全ての範囲が、より広い範囲内に入る全てのより狭い範囲をそれらの範囲内に含むことが明示的に意図される。上記で開示された様々な装置の構成要素が、任意の好適な構成で組み合わされ、または改変されてもよいことも意図される。
一実施形態による骨幹部の骨プレートの上面斜視図を描写する。 図1のプレートの底面斜視図を描写する。 一実施形態による組み合わせ孔の大写し図である。 組み合わせ孔の一部に係合された締結具のヘッドを示す。 2つの組み合わせ孔に係合された2つの締結具の上面斜視図である。 組み合わせ孔のテクスチャ加工部分に係合する前の締結具ヘッドの大写し斜視図である。 別の実施形態による、組み合わせ孔の代替変更例の大写し図である。 図7の組み合わせ孔を通って挿入された締結具の斜視図である。 図7の組み合わせ孔を通って挿入された2つの締結具の斜視図である。 組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 締結具を受容するための孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 締結具を受容するための孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 締結具を受容するための孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 組み合わせ孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 別個の係止及び非係止孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 別個の係止及び非係止孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 別個の係止及び非係止孔の別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 別個の係止及び非係止孔を含むプレートの一実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 別個の係止及び非係止孔を含むプレートの一実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 別個の係止及び非係止孔を含むプレートの一実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 別個の係止及び非係止孔を含むプレートの別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 別個の係止及び非係止孔を含むプレートの別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 別個の係止及び非係止孔を含むプレートの別の実施形態の、斜視図、上面図、及び断面図をそれぞれ示す。 3つの重なり合う係止及び非係止孔を含むプレートの別の実施形態による、係止締結具を備えた斜視図、上面図、断面図、及び斜視図をそれぞれ示す。 3つの重なり合う係止及び非係止孔を含むプレートの別の実施形態による、係止締結具を備えた斜視図、上面図、断面図、及び斜視図をそれぞれ示す。 3つの重なり合う係止及び非係止孔を含むプレートの別の実施形態による、係止締結具を備えた斜視図、上面図、断面図、及び斜視図をそれぞれ示す。 3つの重なり合う係止及び非係止孔を含むプレートの別の実施形態による、係止締結具を備えた斜視図、上面図、断面図、及び斜視図をそれぞれ示す。 係止及び非係止機能性を備えた別の実施形態による、プレートの斜視図を示す。 係止及び非係止機能性を備えた別の実施形態による、プレートの斜視図を示す。 更に別の実施形態による、プレートにおける代替的な係止ねじ及び開口部を示す。 更に別の実施形態による、プレートにおける代替的な係止ねじ及び開口部を示す。 更に別の実施形態による、プレートにおける代替的な係止ねじ及び開口部を示す。 更に別の実施形態による、プレートにおける代替的な係止ねじ及び開口部を示す。 更に別の実施形態による、プレートにおける代替的な係止ねじ及び開口部を示す。 遮断用ねじを備えたプレートの代替変更例の斜視図及び断面図を描写する。 遮断用ねじを備えたプレートの代替変更例の斜視図及び断面図を描写する。 プレートの開口部内にねじ山を形成するように構成された自己形成ねじを有する別の実施形態による締結具を描写する。 プレートの開口部内にねじ山を形成するように構成された自己形成ねじを有する別の実施形態による締結具を描写する。 図21A~21Bの締結具の自己形成ねじを受容するように構成されたウインドスイープカット(windswept cut)を有する一実施形態によるプレートの開口部を描写する。 図21A~21Bの締結具の自己形成ねじを受容するように構成されたウインドスイープカット(windswept cut)を有する一実施形態によるプレートの開口部を描写する。 図21A~21Bの締結具の自己形成ねじ付きを受容するように構成されたローレット加工されたカットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描写する。 図21A~21Bの締結具の自己形成ねじ付きを受容するように構成されたローレット加工されたカットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描写する。 図21A~21Bの締結具の自己形成ねじを受容するように構成された多角形カットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描写する。 図21A~21Bの締結具の自己形成ねじを受容するように構成された多角形カットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描写する。 別の実施形態によるプレートの代替的な開口部を描写する。 更に別の実施形態によるプレートの別の代替的な開口部を描写する。 係止または非係止締結具がプレートに対してある角度でまたは垂直に位置付けられ得る一実施形態によるプレートアセンブリを描写する。 係止または非係止締結具がプレートに対してある角度でまたは垂直に位置付けられ得る一実施形態によるプレートアセンブリを描写する。 係止または非係止締結具がプレートに対してある角度でまたは垂直に位置付けられ得る一実施形態によるプレートアセンブリを描写する。 係止または非係止締結具がプレートに対してある角度でまたは垂直に位置付けられ得る一実施形態によるプレートアセンブリを描写する。 一実施形態によるプレート内に動的圧縮スロットを有する非係止締結具を描写する。 一実施形態によるプレート内に動的圧縮スロットを有する非係止締結具を描写する。 一実施形態によるプレート内に動的圧縮スロットを有する非係止締結具を描写する。 一実施形態によるプレート内に動的圧縮スロットを有する非係止締結具を描写する。 一実施形態によるプレート内に動的圧縮スロットを有する非係止締結具を描写する。 別の実施形態による代替的な締結具の種類及び積層孔構成を示す。 別の実施形態による代替的な締結具の種類及び積層孔構成を示す。 別の実施形態による代替的な締結具の種類及び積層孔構成を示す。 別の実施形態による代替的な締結具の種類及び積層孔構成を示す。 別の実施形態による代替的な締結具の種類及び積層孔構成を示す。 直線状プレート及び動的圧縮スロットならびに/または積層孔を含む代替的な孔の構成の実施形態示す。 直線状プレート及び動的圧縮スロットならびに/または積層孔を含む代替的な孔の構成の実施形態示す。 直線状プレート及び動的圧縮スロットならびに/または積層孔を含む代替的な孔の構成の実施形態示す。 直線状プレート及び動的圧縮スロットならびに/または積層孔を含む代替的な孔の構成の実施形態示す。 直線状プレート及び動的圧縮スロットならびに/または積層孔を含む代替的な孔の構成の実施形態示す。 直線状プレート及び動的圧縮スロットならびに/または積層孔を含む代替的な孔の構成の実施形態示す。 3分の1管状プレートのための代替的な種類の圧縮孔、積層孔、及び係止孔を描写する。 3分の1管状プレートのための代替的な種類の圧縮孔、積層孔、及び係止孔を描写する。 3分の1管状プレートのための代替的な種類の圧縮孔、積層孔、及び係止孔を描写する。 3分の1管状プレートのための代替的な種類の圧縮孔、積層孔、及び係止孔を描写する。 代替的な孔パターンを有する3分の1管状プレートの実施形態を示す。 代替的な孔パターンを有する3分の1管状プレートの実施形態を示す。 代替的な孔パターンを有する3分の1管状プレートの実施形態を示す。 一実施形態による3分の1管状プレートと共に使用される縫合ボタンを示す。 一実施形態による3分の1管状プレートと共に使用される縫合ボタンを示す。 一実施形態による3分の1管状プレートと共に使用される縫合ボタンを示す。 一実施形態による3分の1管状プレートと共に使用される縫合ボタンを示す。 代替的な孔パターンを有する再構成プレートの代替的な実施形態を描写する。 代替的な孔パターンを有する再構成プレートの代替的な実施形態を描写する。 代替的な孔パターンを有する再構成プレートの代替的な実施形態を描写する。 代替的な孔パターンを有する再構成プレートの代替的な実施形態を描写する。 代替的な孔パターンを有する再構成プレートの代替的な実施形態を描写する。 代替的な孔パターンを有する再構成プレートの代替的な実施形態を描写する。 代替的な孔パターンを有する再構成プレートの代替的な実施形態を描写する。 代替的な孔の配置を有するT-プレートの実施形態を示す。 代替的な孔の配置を有するT-プレートの実施形態を示す。 代替的な孔の配置を有するT-プレートの実施形態を示す。 代替的な孔の配置を有するT-プレートの実施形態を示す。 代替的な孔の配置を有するT-プレートの実施形態を示す。 代替的な孔の構成を有するクローバーの葉形のプレートに関する。 代替的な孔の構成を有するクローバーの葉形のプレートに関する。 代替的な孔の構成を有するクローバーの葉形のプレートに関する。 代替的な孔の構成を有するクローバーの葉形のプレートに関する。

Claims (16)

  1. 上面と下面とを有する骨プレートであって、前記下面が、第1の骨片と接触して位置付けられる骨プレートと、
    前記骨プレート内の細長いスロットを通して、前記第1の骨片中に挿入する非係止締結具であって、前記細長いスロットが、前記上面から前記下面まで延在する非係止締結具と、を備える安定化システムであって、
    前記非係止締結具は、締め付けられるように構成され、
    前記細長いスロットは、前記非係止締結具が締付けられた場合に、常に前記非係止締結具を前記細長いスロットの外端から前記細長いスロットの中心まで移動させて、前記第1の骨片の第2の骨片に向かう移動をもたらし、前記骨の動的圧縮を提供するように、前記非係止締結具に接触するように適合する湾曲したランプによって構成される、システム。
  2. 前記細長いスロットが、前記プレートの前記上面から延在する上部テーパ状表面と、前記プレートの前記下面から延在する下部テーパ状表面と、狭くなった中心部分を形成する、前記上部テーパ状表面と前記下部テーパ状表面との間の交差部と、を含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記狭くなった中心部分が、前記締結具が前記第1の骨片内に更に固定されると、前記非係止締結具のヘッド部分が前記スロットの中心に付勢されるように下向きに湾曲している、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記非係止締結具が、その外面の周りで実質的に平滑であるヘッド部分を有する、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記骨プレートが、長手方向中心軸に沿って第1の端部から第2の端部まで延在する細長い本体を有する、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記骨プレートが、前記プレートの前記長手方向中心軸に沿って配置された複数の細長いスロットを含む、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記骨プレートが、前記上面から延在し、円錐形のねじ穴で終端する円錐形面取り部を備える積層孔を更に含む、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記積層孔が、前記非係止締結具の可変軌道を可能にするために、前記下面から延在する第2の円錐形面取り部を含む、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記骨プレートが、前記上面から前記下面まで延在し、それぞれがkワイヤを受容するように構成された複数のkワイヤ孔を更に含む、請求項5に記載のシステム。
  10. 前記複数のkワイヤ孔が、前記プレートの前記長手方向中心軸に沿って提供され、前記kワイヤ孔が、前記細長いスロットのそれぞれの間で交互になっている、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記骨プレートが、前記プレートの前記下面に沿って複数の円錐形カットを更に含む、請求項9に記載のシステム。
  12. 前記円錐形カットが、前記kワイヤ孔のどちらかの側に位置付けられ、前記プレートの前記側面に向かって外側に延在する、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記骨プレートが、実質的に直線状のプレートである、請求項5に記載のシステム。
  14. 前記骨プレートが、3分の1管状プレートである、請求項5に記載のシステム。
  15. 前記骨プレートが、Tプレートまたはクローバーの葉形のプレートである、請求項5に記載のシステム。
  16. 前記骨プレートが、前記プレートの前記上面内に挿入部分を有する追加の開口部を更に含む、請求項1に記載のシステム。
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