JP7255431B2 - 表示装置 - Google Patents

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本発明は、表示装置に関する。
近年、表示装置の分野では、各種映像を表示する表示部を様々な部材、例えば、建造物の窓や自動車等の車両の窓といった透明部材等に搭載された表示装置が提案されている。また、この種の表示装置では、高機能化や意匠性向上などの観点から、映像表示に加えて、他の機能が付与された構成とされることが要求されることがある。このような表示装置としては、例えば特許文献1に記載のものが挙げられる。
特許文献1に記載の表示装置は、透光性の基板上に制御電極、光透過調整層、共用電極、発光層および対向電極がこの順で積層されてなる。この表示装置は、制御電極、光透過調整層および共用電極が電圧印加により光透過性または光反射性のある状態とされる調光シートとして機能し、共用電極、発光層および対向電極が発光素子として機能する。すなわち、この表示装置は、発光素子による映像表示の機能に加え、光の透過または反射を制御する調光機能を備えた構成となっている。
特開2019-91640号公報
さて、例えば自動車等の車両のサイドウィンドウ等のように開閉動作を行う部材に表示部が搭載された場合、すなわち表示部が搭載された部材が所定の動作を行う場合には、このような表示装置には、映像表示に加えて、上記とは異なる機能が求められる。
具体的には、この場合、表示部は、自身が搭載された被搭載部材の開閉動作に伴い、その一部または全部が被搭載部材と共に収容部材に収容された状態となる。表示部のうち収容部材に収容された部分は、外部から見えない状態となるため、消費電力の低減の観点から、映像を表示しないように制御されることが好ましい。言い換えると、この表示装置は、表示部のうち外部から視認できる部分の情報を取得し、当該情報に応じて、映像を表示する領域を制御可能な構成とされることが求められる。
本発明は、上記の点に鑑み、収容部材に収容される可動部材に表示部が搭載されてなり、表示部のうち視認できる部分に応じて、映像の表示領域を変更し、消費電力の低減が可能な表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の表示装置は、開閉動作を行う開閉部(1)と、開閉部を収容可能な収容部(2)と、開閉部に搭載され、各種映像を表示する表示部(3)と、収容部に対する開閉部の位置を検出し、位置に応じた信号を出力する位置検出部(4)と、位置検出部からの出力信号に基づいて、表示部における映像の表示領域を変更する制御を行う制御部(5)と、を備え、開閉部の一部が収容部に収容された状態を半開状態とし、開閉部の全部が収容部に収容された状態を全開状態として、制御部は、半開状態または全開状態の場合には、表示部のうち開閉部が収容部に収容されることにより外部から視認できない領域である収容領域(32)の映像表示をオフ状態とする制御を行収容部には、収容部における複数個の位置情報が記録された標識部(6)が配置されており、標識部は、収容部において位置検出部と向き合うと共に、収容部の内部にのみ配置されており、位置検出部は、標識部に記録された複数個の位置情報のうち一部の位置情報を読み取る読取装置であり、開閉部は、車両のサイドウィンドウであり、収容部は、車両のドアであり、表示部は、透明ディスプレイである
これにより、開閉部に表示部が搭載され、開閉部を収容可能な収容部を有する表示装置において、位置検出部および制御部を備えることにより、開閉部の開閉動作に伴う、収容部に対する開閉部の位置情報を取得できる構成となる。また、位置検出部からの出力信号に応じて、制御部が表示部のうち外部から視認できない収容領域を算出し、収容領域における映像表示をオフ状態とすることで、表示部における映像の表示領域を変更し、消費電力の低減が可能な構成となる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態の表示装置の構成を示すブロック図である。 図1の表示装置の一例であって、開閉部が全閉状態の様子を示す図である。 図1の表示装置の一例であって、開閉部が半開状態の様子を示す図である。 図2のIV-IV間の断面を示す断面図である。 図3のV-V間の断面を示すものであって、表示部のうち視認できる領域の算出方法の一例を説明するための説明図である。 図1の表示装置の開閉部が全閉状態から半開状態となった場合における表示部での映像表示の制御の一例を示す図である。 開閉部が全閉状態における位置検出部と標識部との他の配置例を示す図である。 図7に示す配置例において、開閉部が作動したときの位置検出部と標識部との相対位置が変化した後の様子を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(実施形態)
実施形態に係る表示装置S1について、図1~図6を参照して説明する。表示装置S1は、開閉動作を行う可動部材である後述する開閉部1に表示部3が搭載され、収容部材である収容部2に開閉部1および表示部3が収容される構成の表示媒体である。本実施形態では、表示装置S1が自動車のサイドウィンドウに映像を表示する車載用表示装置として適用された例を代表例として説明するが、表示装置S1は、車載用途に限定されるものではない。
図2~図6では、後述する収容部2の一部を省略している。図3、図6では、後述する開閉部1の一部が収容部2に収容された状態において、表示部3のうち外部からは視認できない部分の外郭を破線で示している。図6では、断面を示すものではないが、見易くするため、後述する映像P1、P2にハッチングを施すと共に、図3と同様に、表示部3のうち外部からは視認できない部分の外郭を破線で示している。図4、図5では、構成を分かり易くするため、デフォルメして各構成要素の厚みや寸法を誇張したものを示すと共に、開閉部1を開閉動作させるための任意の駆動装置を省略している。
(構成)
表示装置S1は、図1に示すように、開閉部1と、収容部2と、表示部3と、位置検出部4と、制御部5と、標識部6とを有してなる。表示装置S1は、例えば、制御部5が外部からの映像信号に応じた電気信号を開閉部1に搭載された表示部3に出力し、各種映像を表示部3に表示する。表示装置S1は、開閉部1が開閉動作により収容部2に一部または全部が収容されると共に、位置検出部4が収容部2に配置された標識部6の位置に応じた信号を制御部5に出力する。表示装置S1は、制御部5が、位置検出部4からの出力信号に基づき、開閉部1の位置および表示部3のうち外部から視認可能な領域を算出し、当該算出結果に応じた表示部3の表示制御を実行する構成とされている。
開閉部1は、図示しない任意の駆動装置により開閉動作を行う可動部材であり、例えば、自動車等の車両のサイドウィンドウとされる。任意の駆動装置としては、例えば、公知のパワーウィンドウ装置で用いられるサイドウィンドウの駆動装置が用いられる。開閉部1は、収容部2と対をなす部材であり、例えば図2に示すように、表示部3が搭載されている。
なお、ここでいう「開閉動作」とは、収容部2から露出した開閉部1が収容部2に収容されるための動作、および収容部2に一部または全部が収容された開閉部1が収容部2から露出するための動作を総称したものである。例えば、開閉部1がサイドウィンドウの場合には、開閉動作のうち収容部2から開閉部1を露出するための動作が上昇動作となり、開閉部1が収容部2に収容されるための動作が下降動作となる。
以下、説明の便宜上、図2に示すように、開閉部1のうち鉛直方向における上端が収容部2の一部に接しており、開閉部1のうち外部から視認できる領域を視認可能部として、開閉部1の全体に対する視認可能部の割合が最大となる状態を「全閉状態」と称する。また、開閉部1がすべて収容部2に収容され、外部から開閉部1を視認できない状態を「全開状態」と称する。さらに、図3に示すように、開閉部1の一部が収容部2に収容され、表示部3の一部が外部から視認できる状態、すなわち全閉状態と全開状態との中間の状態を「半開状態」と称する。
収容部2は、開閉部1を収容する収容部材であり、例えば、開閉部1がサイドウィンドウである場合には、自動車のドアとされる。収容部2は、図4に示すように、溝部21が形成されており、開閉部1を収容可能な収容空間22を有してなる。収容部2は、収容空間22に開閉部1のほか、位置検出部4および開閉部1に接続された制御部5が収容され得る構成とされると共に、開閉部1の図示しない駆動装置が搭載されている。
表示部3は、各種映像を表示する表示体であり、例えば、OLED(有機発光ダイオード)フィルム等の透明ディスプレイとされる。表示部3は、例えば図4に示すように、開閉部1を構成する2枚のガラス基材11の間に、図示しないポリビニルブチラール樹脂等の透明接着剤を介して挟まれるように配置され得る。
なお、OLEDフィルムとされた表示部3は、「有機ELディスプレイ」と称され得る。OLEDは、例えば、一対の電極間に、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層などが順次積層されてなり、電圧を印加することで発光する構成とされる。有機ELディスプレイは、OLEDで構成された、例えば赤色、緑色および青色の発光色の異なる3つの副画素を有してなる主画素が、平面視にてある一方向および当該一方向に直交する直交方向に沿って繰り返し配列されてなる。TFTは、ゲート電極、ゲート絶縁層、半導体層、ソース電極およびドレイン電極を備え、ゲート電極の電圧調整により電流のオンオフを制御可能な素子であり、OLEDの駆動制御などに用いられる。OLEDやTFT並びにOLEDフィルムの構成やこれらの材料などについては、公知であるため、本明細書ではそれらの詳細の説明を省略する。また、OLEDの構成については上記した例に限られず、任意の構成が採用され得る。
表示部3は、開閉部1の開閉動作に伴って、開閉部1と連動して移動する。表示部3は、開閉部1が半開状態または全開状態の場合には、開閉部1と共に収容部2にその一部または全部が収容される。
以下、説明の簡略化のため、例えば図3に示すように、表示部3のうち外部から視認可能な状態とされた領域を「露出領域31」と称し、収容部2に収容されることで外部から視認できない状態とされた領域を「収容領域32」と称する。
表示部3は、例えば図4に示すように、FPC等のフレキシブル配線7を介して制御部5に接続されている。表示部3は、位置検出部4からの出力信号に基づく制御部5からの信号入力により、表示部3の露出領域31の面積に応じた映像の表示制御が行われる。この詳細については後述する。
位置検出部4は、収容部2に対する開閉部1の位置、すなわち開閉部1と収容部2との相対位置を検出し、当該位置に応じた信号を出力するものであり、例えば図4に示すように、制御部5を構成する基板等に搭載される。位置検出部4は、例えば、収容部2に配置された標識部6の一部を読み込むと共に、標識部6における読込位置に応じた信号を制御部5に出力する構成とされている。例えば、標識部6がQRコード(登録商標)等の二次元コードとされた場合、位置検出部4は、二次元コードに記録された情報を読み取り、読み込んだ情報に応じた信号を出力する読取装置とされる。なお、読取装置としては、例えば、限定するものではないが、カメラモジュールなどの任意の撮像装置とされる。
制御部5は、図示しないCPU、ROM、RAMやI/O等を有してなる電子制御ユニットである。制御部5は、例えば、図示しない他の車載装置に接続されており、他の車載装置から映像信号が入力される。制御部5は、入力された映像信号に応じた電気信号を表示部3に出力し、表示部3に各種映像を表示させる制御、および表示部3のうち外部から視認できる領域の変化に応じて映像の表示を変更する制御を実行する。制御部5は、表示部3の一部または全部が収容部2に収容されている状態、すなわち半開状態または全開状態の場合には、位置検出部4からの出力信号に基づき、表示部3における映像の表示領域を露出領域31に限定する表示制御を実行する。言い換えると、制御部5は、半開状態または全開状態において、表示部3のうち外部から視認できない収容領域32の表示をオフ状態とする制御を実行する。制御部5による表示制御の詳細については、後述する。
なお、制御部5の記憶媒体には、表示制御などの各種プログラム等が格納されており、図示しないCPUは、必要に応じて、記憶媒体に格納された各種プログラム等を読み込んで実行する。また、他の車載装置としては、例えば、車載カメラやナビゲーション装置等が挙げられるが、これらに限定されない。
標識部6は、例えば図4に示すように、収容部2の溝部21の表面に位置検出部4と向き合うように配置される。標識部6は、例えば、長方形状とされると共に、溝部21の深さ方向、すなわち開閉部1の開閉動作に沿った方向に長手方向を揃えた配置とされる。標識部6は、例えば、溝部21の深さ方向における位置に応じた情報が記録された二次元コードが、当該深さ方向に沿って複数個配列されてなる。標識部6は、車載用途の場合、例えば、ドア部品とは別体とされ、ドア部品に別途取り付けられてもよいし、ドア部品の構成要素とされ、当該構成要素に二次元コードが印字されたものとされてもよい。後者の場合、ドア部品の構成要素としては、例えば、インナーパネル、アウターパネルやインナーパネルよりも車室側に配置されるフィルムカバーなどが挙げられるが、二次元コードが収容空間22において露出すればよく、これらに限定されない。
なお、標識部6と位置検出部4は、収容部2に対する開閉部1の位置情報が記録されたものと当該位置情報の読み取りが可能な読取装置であればよく、二次元コードおよびその読取装置に限定されるものではない。
以上が、表示装置S1の基本的な構成である。つまり、表示装置S1は、位置検出部4が収容部2に対する開閉部1の位置情報に応じた信号を出力し、制御部5がその信号に基づいて表示部3の露出領域31を算出すると共に、露出領域31の面積に応じた表示制御を実行する構成となっている。
(開閉動作に伴う表示制御)
次に、収容部2に対する開閉部1の位置の情報取得および当該情報に基づく表示部3における表示制御について、図4~図6を参照して説明する。
まず、位置検出部4による開閉部1の位置情報の取得の一例について説明する。位置検出部4は、例えば図4に示すように、収容部2のうち溝部21の表面に配置された標識部6のうち位置検出部4と向き合う部分に記録された位置情報を読み込む。この標識部6は、例えば、溝部21の深さ方向における位置に対応した位置情報が記録された複数個の二次元コードが配置されると共に、この二次元コードが当該深さ方向に沿って配列されてなる。
標識部6に記録された複数の位置情報は、それぞれ開閉部1の収容部2に対する位置もしくは表示部3の露出高さに関連付けされている。ここでいう「表示部3の露出高さ」とは、収容部2のうち溝部21の開口部分に位置する面を上面2aとし、図4および図5の紙面上下方向を縦方向として、収容部2の上面2aを基準とする表示部3の上端の縦方向における高さを指す。例えば、図4に示すように、標識部6のうち全閉状態において位置検出部4と向き合う部分に記録された位置情報は、表示部3の露出高さh0に関連付けされている。
以下、説明の便宜上、標識部6のうち全閉状態において位置検出部4と向き合う部分を「基準位置」と称し、標識部6のうち任意の状態において位置検出部4と向き合う部分を「現在位置」と称する。
位置検出部4は、開閉部1と連動して開閉動作を行い、例えば図5に示すように、停止した時点で標識部6のうち現在位置における位置情報を読み込むと共に、当該位置情報に対応する信号を制御部5に出力する。
なお、図5の例では、現在位置が基準位置から縦方向において距離Xだけ離れているとすると、標識部6のうち現在位置には、表示部3の露出高さh1に関連付けられている。このとき、h1は、h0からXを引いた高さに相当する。
この位置検出部4による出力信号に基づき、制御部5は、表示部3の露出高さの情報を取得する。上記では、標識部6に記録された情報を表示部3の露出高さに関連付けた場合について説明したが、当該情報を開閉部1の収容部2に対する位置に関連付けた場合には、制御部5は、位置検出部4により開閉部1の位置情報を取得できる。
続いて、表示部3の露出領域31の算出の一例について説明する。
制御部5は、位置検出部4から取得した表示部3の露出高さに基づき、露出領域31の算出を行う。具体的には、例えば、表示部3を構成する図示しない複数の主画素の座標データを表示部3の露出高さに関連付けした上で、制御部5の記憶媒体に予め格納しておく。なお、表示部3を構成する複数の主画素は、全閉状態においては、そのすべてが露出領域31に位置する状態となる。
そして、制御部5は、位置検出部4から取得した表示部3の露出高さに基づき、複数の主画素のうち表示部3の上端から露出高さの距離だけ離れた範囲に位置する画素群を露出領域31に位置するものとして算出する。このようにして算出した露出領域31に位置する画素群を「露出画素群」として、制御部5は、露出画素群に映像を表示させ、他の画素群、すなわち収容領域32に位置する画素群の映像表示をオフにする制御を行う。
例えば、図6に示すように、表示部3が全閉状態において映像P1を表示していたとする。この状態から開閉部1の一部を収容部2に収容し、開閉部1の残部が収容部2から露出した状態で開閉部1の動作を停止させた場合において、仮に何ら制御を行わないときには、映像P1の一部が収容部2に隠れて見えなくなってしまう。このような状態は、映像の視認性および消費電力の低減の観点から好ましくない。
そこで、このような場合、制御部5は、位置検出部4からの出力信号に応じた信号を表示部3に出力し、映像P1を映像P2に補正する制御を行う。例えば、制御部5は、露出画素群を算出した後、映像P1全体を露出画素群で表示できる程度にまで縮小した映像P2を、表示部3のうち露出画素群に表示させる。つまり、制御部5は、開閉部1の作動直前に表示部3に表示されている第1の映像を、開閉部1の作動後における露出領域31の露出高さに応じて拡大または縮小した第2の映像に補正し、露出領域に表示させる制御を行う。
これにより、表示部3に表示されていた映像P1は、開閉部1の下降動作後に、映像P2に縮小され、露出領域31に表示されることとなる。一方で、制御部5により収容領域32の映像表示がオフの状態とされるため、露出領域31での映像表示により映像の視認性を確保しつつも、消費電力を低減することが可能となる。
なお、表示部3に表示する映像の拡大または縮小の補正においては、視認性の観点から、補正前後における映像のアスペクト比を維持することが好ましい。また、上記では、全閉状態から半開状態とされた場合を代表例として説明したが、半開状態のままであって、露出領域31の露出高さが変化する場合であっても、制御部5は、同様に映像の補正処理を実行する。さらに、露出領域31の露出高さが減少した場合に映像を縮小する補正の例について説明したが、制御部5は、逆に当該露出高さが増加する場合であっても同様に、露出高さに応じて映像を拡大する処理を実行する。また、制御部5は、全開状態では、表示部3の露出高さがゼロ、すなわち露出画素群がゼロであるとして、表示部3の全域の表示をオフにする制御を行う。
本実施形態によれば、開閉部1に搭載された表示部3が開閉部1に連動して開閉動作を行った結果、表示部3の一部または全部が外部から視認できない収容領域32となった場合であっても、収容領域32での映像表示をオフ状態とする表示装置S1となる。また、表示装置S1は、表示部3のうち露出領域31の露出高さが変化した場合には、制御部5によりその露出高さの変化前に表示されていた映像を、変化後の露出高さに合わせて拡大または縮小した映像に補正する構成とされている。そのため、表示装置S1では、開閉部1および表示部3の開閉動作がなされても、消費電力の低減と映像の視認性とを両立可能である。
(他の実施形態)
本発明は、実施例に準拠して記述されたが、本発明は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本発明は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらの一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本発明の範疇や思想範囲に入るものである。
(1)本開示に記載の制御部5及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部5及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部5及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
(2)上記実施形態では、開閉部1がサイドウィンドウとされた場合に、表示部3が透明OLEDディスプレイとされた例について説明した。しかしながら、この場合、表示部3は、安全性の観点から、透明な構成のディスプレイとされていればよく、OLEDディスプレイに限定されず、透明液晶ディスプレイや透明無機ELディスプレイ等の任意の透明ディスプレイであってもよい。
(3)開閉部1は、開閉動作を行うものであればよく、透明部材に限定されない。開閉部1が光を透過しない非透明部材の場合には、表示部3は、透明ディスプレイでなくてもよく、非透明な構成とされた液晶ディスプレイやELディスプレイであってもよい。なお、開閉部1が透明部材であっても、表示部3が透明な構成である必要がない場合には、表示部3は、非透明な構成のディスプレイとされてもよい。
(4)上記実施形態では、表示部3が開閉部1の内部に配置された例について説明したが、これに限定されるものではなく、表示部3は、図示しない接着剤等より開閉部1の外表面に配置されてもよい。
(5)上記実施形態では、開閉部1がサイドウィンドウとされた例について説明した。しかしながら、開閉部1は、開閉動作を行い、対となる収容部2に一部または全部が収容されるものであればよく、この例に限定されず、例えば、引き出し方式の扉などの他の部材であってもよい。
(6)上記実施形態では、位置検出部4が制御部5に配置され、開閉部1に連動して動く構成とされ、標識部6が収容部2に配置された例について説明したが、その配置関係が逆であってもよい。つまり、位置検出部4が収容部2に配置され、標識部6が開閉部1の下端側、フレキシブル配線7や制御部5などに取り付けられてもよい。
具体的には、車載用途の場合、例えば図7に示すように、自動車用ドアである収容部2にカメラモジュールとされた位置検出部4が配置され、標識部6は、制御部5に取り付けられてもよい。この場合、位置検出部4は、図示しない他のフレキシブル配線により制御部5や外部電源などに接続されることで給電され得る。また、標識部6は、図8に示すように、サイドウィンドウである開閉部1が収容部2に収容された際に、開閉部1と連動して動き、開閉部1の位置に応じて異なる部分が位置検出部4に面することとなる。
なお、標識部6は、開閉部1側の端部を一端とし、一端とは反対側の端部を他端として、例えば図8に示すように、開閉部1が半開もしくは全開状態とされた際に、収容部2の底部に当接して他端側が曲げられる構成とされてもよい。また、標識部6は、他端側が図示しない巻き取り機構に接続され、開閉部1が半開もしくは全開状態とされた際に、他端側がロール状に巻き取られる構成とされてもよい。
(7)上記実施形態では、制御部5が開閉部1と連動して上昇または下降の動作を行うように配置された例について説明したが、制御部5は、収容部2に配置されてもよいし、上記実施形態の場合には、車体に配置されてもよい。
1 開閉部
2 収容部
2a 上面
22 収容空間
3 表示部
31 露出領域
32 収容領域
4 位置検出部
5 制御部

Claims (2)

  1. 開閉動作を行う開閉部(1)と、
    前記開閉部を収容可能な収容部(2)と、
    前記開閉部に搭載され、各種映像を表示する表示部(3)と、
    前記収容部に対する前記開閉部の位置を検出し、前記開閉部の位置に応じた信号を出力する位置検出部(4)と、
    前記位置検出部からの出力信号に基づいて、前記表示部における映像の表示領域を変更する制御を行う制御部(5)と、を備え、
    前記開閉部の一部が前記収容部に収容された状態を半開状態とし、前記開閉部の全部が前記収容部に収容された状態を全開状態として、
    前記制御部は、前記半開状態または前記全開状態の場合には、前記表示部のうち前記開閉部が前記収容部に収容されることにより外部から視認できない領域である収容領域(32)の映像表示をオフ状態とする制御を行
    前記収容部には、前記収容部における複数個の位置情報が記録された標識部(6)が配置されており、
    前記標識部は、前記収容部において前記位置検出部と向き合うと共に、前記収容部の内部にのみ配置されており、
    前記位置検出部は、前記標識部に記録された複数個の前記位置情報のうち一部の前記位置情報を読み取る読取装置であり、
    前記開閉部は、車両のサイドウィンドウであり、
    前記収容部は、車両のドアであり、
    前記表示部は、透明ディスプレイである、表示装置。
  2. 前記表示部のうち前記開閉部の少なくとも一部が前記収容部から露出することにより、外部から視認できる領域を露出領域(31)とし、前記収容部のうち前記開閉部を収容する収容空間(22)の開口部に位置する面を上面(2a)として、
    前記開閉部の作動に伴って前記表示部の前記上面からの露出高さに変化が生じた場合には、前記制御部は、前記開閉部の作動直前に前記露出領域に表示されていた第1の映像を、変化後の前記露出高さに応じて拡大または縮小した第2の映像に補正する制御を行う、請求項1に記載の表示装置。
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