本願の実施で使用されているいくつかの用語は、単に、本願の具体的な実施形態を説明するために使用されているにすぎず、本願を制限する意図はない。
本願の実施形態は、様々なタイプの通信システムに適用されてよい。図1は、本願の実施形態に従う適用シナリオの概略図である。図1に示される通信システムは、主に、ネットワークデバイス11及び端末12を含む。
(1)ネットワークデバイス11は、ネットワーク側デバイス、例えば、ワイヤレス・フィデリティ(Wireless-Fidelity,Wi-Fi)のアクセスポイントAP、又はgNB、スモールセル、ミクロ基地局、若しくは5GにおけるTRPのような、次世代通信における基地局であってよく、あるいは、中継局、アクセスポイント、車載型デバイス、ウェアラブルデバイス、などであってもよい。実施形態において、異なる通信標準の通信システムは、異なる基地局を含む。区別を簡単にするために、4G通信システムにおける基地局は、LTE eNBと呼ばれ、5G通信システムにおける基地局は、NR gNBと呼ばれ、4G通信システム及び5G通信システムの両方をサポートする基地局は、eLTE eNBと呼ばれる。これらの名称は、単に区別の便宜上であって、限定の意味を有さない。
(2)ユーザ装置(User Equipment,UE)とも呼ばれる端末12は、ユーザにボイス及び/又はデータコネクティビティを提供するデバイス、例えば、無線接続機能を備えている手持ち式デバイス又は車載型デバイスである。一般的な端末には、例えば、携帯電話機、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device,MID)、及びスマートウォッチ、スマートバンド、又はペドメータのようなウェアラブルデバイスがある。
(3)「複数の~」は2つ以上を意味し、他の数量詞はこれに類する。「及び/又は」との語は、関連するオブジェクト間の対応を示し、3つの関係が存在する可能性があることを表す。例えば、A及び/又はBは、次の3つの場合、すなわち、Aのみが存在、A及びBの両方が存在、及びBのみが存在、を表し得る。文字「/」は、関連するオブジェクト間の“論理和”関係を一般に示す。
図1に示される通信システムに含まれる端末12の数量及びタイプは、例にすぎず、本願の実施形態は、それに限られない、ことが留意されるべきである。例えば、通信システムは、ネットワークデバイス11と通信する、より多くの端末12を更に含んでもよい。簡潔な記載のために、端末12は、添付の図面で1つずつ示されていない。更には、ネットワークデバイス11及び端末12は図1に示される通信システムにおいて示されているが、通信システムは、ネットワークデバイス11及び端末12を含むことに制限され得ない。例えば、通信システムは、コアネットワークノード又は、仮想化されたネットワーク機能を担持するよう構成されたデバイスを更に含んでもよい。これは当業者に明らかであり、詳細はここで記載されない。
その上、本願の実施形態は、次世代無線通信システム、すなわち、5G通信システムに適用されるだけでなく、次世代Wi-Fi及び車両の5Gインターネットのような、将来出現する可能性がある他のシステムにも適用されてよい。
一般に、端末がアイドル状態(idle state)にあるとき、端末とネットワークデバイスとの間の無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)接続は切り離され、端末とネットワークデバイスとの間に連続的なデータ伝送は存在しない。アイドル状態と同様に、端末が非アクティブ状態(inactive state)にあるとき、端末とネットワークデバイスとの間のRRC接続はやはり切り離され、連続的なデータ伝送は存在しない。非アクティブ状態は無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)状態であり、RRC非アクティブ状態とも呼ばれる。非アクティブ状態とアイドル状態との間の相違は、端末が非アクティブ状態にあるときには、端末及びアクセスネットワークデバイスが端末のコンテキストを記憶し、アクセスネットワークデバイスが無線アクセスネットワーク通知エリア(RAN Notification Area,RNA)に関する情報を端末へ送ることにある。一般に、非アクティブ状態に入るよう端末を設定し、端末のコンテキストを記憶するアクセスネットワークデバイスは、ソースネットワークデバイス又はアンカー(anchor)ネットワークデバイスである。
端末が無線アクセスネットワーク通知エリア(RAN Notification Area,RNA)に関する情報をソースネットワークデバイスから受け取り、非アクティブ状態に入った後、端末は、長期間RNAに位置している可能性があり、あるいは、RNAから出る可能性がある。一般に、端末がセル再選択を実行し、RNA内の他のセルを選択し直す場合に、端末は、サービングセルの変更についてソースネットワークデバイスへ無線アクセスネットワーク通知エリア更新(RNA Update,RNAU)通知メッセージを送信しない。しかし、端末がRNAから出る場合には、端末は、端末が現在位置しているサービングセルのネットワークデバイスへRNAU通知メッセージを送信して、ネットワークデバイスに、端末が元々設定されていたRNAから出ることを知らせる。従って、ネットワークデバイス又はコアネットワークノードは、ソース基地局によって端末に割り当てられたRNAから端末が出ることをタイムリーに決定する。ネットワークデバイス又はコアネットワークノードが端末をページングする必要がある場合に、ページングエリアは、より良く決定可能であり、それによって、シグナリングオーバーヘッドを削減する。いくつかのシナリオにおいて、ソースネットワークデバイスは、非アクティブ状態に入る端末へコンフィグレーション情報を送り、コンフィグレーション情報は、RNAU通知メッセージを周期的に送信するよう端末に指示するために使用される情報を含み、それにより、端末がRNA内で移動する場合に、端末は、RNAU通知メッセージをソースネットワークデバイスへ周期的に送信し得る。周期的なRNAU通知メッセージは、ソースネットワークデバイスによって記録されている端末の状態が端末の実際の状態と一致することを確かにし得る。
RNAに関する、ソースネットワークデバイスによって端末へ送られる情報は、次のいくつかの可能な形式を含む。
可能な形式において、RNAに関する情報は、セル情報である。セル情報は、少なくとも1つのセルの識別情報を含み、少なくとも1つのセルの識別情報は、セルリストを構成する。任意に、セルの識別情報は、具体的に、セルのセルグローバル識別子(Cell Global Identifier,CGI)、物理セル識別子(Physical Cell Identifier,PCI)、及びセル識別子(cell Identifier)のうちの少なくとも1つを含んでよい。
他の可能な形式において、RNAに関する情報は、RANエリア情報である。RANエリア情報は、少なくとも1つの無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)エリア(area)アイデンティティ(Identity,ID)を含み、少なくとも1つのRANエリアIDは、RANエリアIDリストを構成する。任意に、RANエリアIDは、追跡エリアアイデンティティ(Tracking Area Identity,TAI)及びRANエリアコード(RAN Area Code,RANAC)を含んでよく、あるいは、RANエリアIDは、RANACしか含まない。RANACによって識別されるエリアは、1つ以上のセルを含む。任意に、RANACは、TAI範囲内で一意である。
更なる他の可能な形式において、RNAに関する情報は、追跡エリア情報である。追跡エリア情報は、少なくとも1つの追跡エリアアイデンティティ(Tracking Area Identity,TAI)を含み、少なくとも1つのTAIは、TAIリストを構成する。任意に、TAIは、PLMN識別子及び追跡エリアコード(Tracking Area Code,TAC)を含んでよく、あるいは、TAIは、追跡エリアコードしか含まない。
RANエリアID及びTAIは両方とも、セルのエリア識別情報である。相違は、RANエリアIDがアクセスネットワークによって認識され、TANがコアネットワークによって認識される点にある。追跡エリアは、1つ以上のセルを含み、RANエリアも、1つ以上のセルを含んでよい。任意に、RANエリアの範囲は、追跡エリアTAのそれよりも狭い。
この実施形態で、RNAに関する、ソースネットワークデバイスによって端末へ送られる情報は、少なくとも1つのRANエリアID又は少なくとも1つのTAIを含んでよい。例えば、RNAに関する情報は、少なくとも1つのRANエリアIDを含む。図2に示されるように、追跡エリアTA20は、複数のセル、例えば、セル0、セル1、セル2、セル3、セル4、セル5、セル6、セル7、及びセル8を含む。セル0は、ソース基地局のセル、すなわち、ソース基地局に対応するセルである。ソース基地局は、RNAに関する情報を端末へ送信してよく、このとき、RNAに関する情報は、少なくとも1つのRANエリアIDを含み、少なくとも1つのRANエリアIDは、RANエリアIDリストを構成してよい。図2に示されるように、セル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5は、ソース基地局のセルの隣接セルであり、セル6、セル7、及びセル8は、ソース基地局のセルの非隣接セルである。任意に、ソース基地局とセル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5に対応する基地局との間には、Xnインターフェースのような直接インターフェースがあってもよい。ソース基地局とセル6、セル7、及びセル8に対応する基地局との間には直接インターフェースはない。セル1、セル2、セル3、及びセル4に夫々対応するRANエリアIDは10であり、セル5に対応するRANエリアIDは4であり、セル6及びセル7に夫々対応するRANエリアIDは10であり、セル8に対応するRANエリアIDは4であり、ソース基地局のセルに対応するRANエリアIDは10である。ソース基地局と隣接セルの基地局との間には直接Xnインターフェースがあり、ソース基地局は、Xnインターフェースを通じて、隣接セルに対応するRANエリアIDを取得してよい。任意に、隣接セルに対応するRANエリアIDに基づいてソース基地局によって端末へ送られる、RNAに関する情報は、RANエリアID10及びRANエリアID4を含み、RANエリアID10及びRANエリアID4は、RANエリアIDリストを構成する。
しかし、端末が図2において実線エリア22で示される範囲へ移動する場合に、実線エリア22で示される範囲内のセル6、セル7、及びセル8に夫々対応するRANエリアIDはソース基地局によって端末へ送られたRANエリアIDリストに含まれているので、端末は、端末がソース基地局によって端末に割り当てられたRNAから出ていないと見なし、そのため、端末は、端末が現在位置しているサービングセルの基地局へRNAU通知メッセージを送信しない。
例えば、端末はセル6へ移動する。セル6のRANエリアIDは10であるから、セル6のRANエリアIDは、ソース基地局によって端末へ送られたRANエリアIDリストに含まれている。同様に、端末がセル8へ移動する場合に、セル8のRANエリアIDは4であるから、セル8のRANエリアIDは、ソース基地局によって端末へ送られたRANエリアIDリストに含まれている。具体的に言えば、端末が実線エリア22で示される範囲へ移動する場合に、端末は、端末がソース基地局によって端末に割り当てられたRNAの外に出ないと見なし、そのため、端末はRNAU通知メッセージを送信しない。コアネットワークノードが、ソース基地局に対して、端末に対応するダウンリンクデータ又はシグナリングを送信する場合に、ソース基地局は、成功裏に端末をページングすることができない。結果として、端末は、正常にダウンリンクデータ又はシグナリングを受信することができない。この問題を解決すべく、本願は、端末をページングする成功率を改善するよう通信方法を提供する。以下は、具体的な適用シナリオを組み合わせて通信方法について記載する。
図3は、本願に従う通信方法の概略図である。図3に示されるように、この実施形態で記載される通信方法は、図2に示される適用シナリオに適用可能である。図3において、第1ネットワークデバイスは、非アクティブ状態に入るよう端末を設定するソース基地局であってよい。第2ネットワークデバイスは、具体的に、ソース基地局へのXnインターフェースのような直接インターフェースを備えている基地局であってよい。図2に示されるように、第2ネットワークデバイスは、具体的に、ソース基地局のセルに隣接しているセル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5の中の少なくとも1つに対応する基地局であってよい。第3ネットワークデバイスは、具体的に、ソース基地局への直接インターフェースを備えていない基地局であってよい。図2に示されるように、第3ネットワークデバイスは、ソース基地局のセルに隣接していないセル6、セル7、及びセル8の中の少なくとも1つに対応する基地局であってよい。通信方法は、具体的に、次のステップを含む。
ステップS301:第1ネットワークデバイスは、無線アクセスネットワーク通知エリアRNAに関する情報を端末へ送信し、このとき、RNAに関する情報は、RANエリアID10及びRANエリアID4を含む。
この実施形態では、図2に示されるように、非アクティブ状態での端末のために第1ネットワークデバイスによって設定されたRNAに関する情報が使用される。図2に
示されるシナリオでは、RANエリア情報は、例えば、RANエリアID10及びRANエリアID4を含んでよい。
ステップS302:端末は非アクティブ状態に入る。
第1ネットワークデバイスによって送られるRNAに関する情報を受信した後、端末は非アクティブ状態に入る。
ステップS303:第1ネットワークデバイスは、RNAに関する情報をコアネットワークノードへ送る。
この実施形態において、第1ネットワークデバイスは、非アクティブ状態での端末にRNAを割り当てた後に、RNAに関する情報をコアネットワークノードへ送信する。任意に、第1ネットワークデバイスはまた、非アクティブ状態にある端末がページングされ得ない場合に、RNAに関する情報をコアネットワークノードへ送信してもよい。
ここで、第1ネットワークデバイスが、非アクティブ状態での端末にRNAを割り当てた後に、RNAに関する情報をコアネットワークノードへ送信することが、例として使用される。RNAに関する情報を第1ネットワークデバイスから受信した後、コアネットワークノードは、RNAに関する情報に含まれているRANエリアID10に基づいて、RANエリアID10に対応する少なくとも1つのセルを決定し、RNAに関する情報に含まれているRANエリアID4に基づいて、RANエリアID4に対応する少なくとも1つのセルを決定する。
具体的に、コアネットワークノードは、セルの識別情報と、セルが属するRANエリアの識別情報とに基づいて、RANエリアID10に対応するセルのネットワークデバイス及びRANエリアID4に対応するセルのネットワークデバイスを決定し得る。例えば、コアネットワークノードは、次の表1に示される対応に基づいて、端末をページングするネットワークデバイスを決定する。コアネットワークノードは、端末をページングするネットワークとして、RANエリアID10及びRANエリアID4に対応するセルの全てのネットワークデバイスを決定してよく、あるいは、端末をページングするネットワークデバイスとして、RANエリアID10及びRANエリアID4に対応するセルのいくつかのネットワークデバイスを決定してもよい、ことが理解され得る。可能な様態では、いくつかのネットワークデバイスは、例えば、RANエリアID10及びRANエリアID4に対応するセルの全てのネットワークデバイスの中で、端末をページングすることができないネットワークデバイス以外のネットワークデバイスであってよい。
第1ネットワークデバイスは、コアネットワークノードに対して、端末をページングすることができないネットワークデバイスの識別情報を送信してもよく、それにより、コアネットワークノードは、端末をページングすることができないネットワークデバイスを知り、そして、ページングに失敗するネットワークデバイスが繰り返し端末をページングしないように、RANエリアに対応するセルに対応するネットワークデバイスの中で、端末をページングすることができないネットワークデバイス以外のネットワークデバイスに端末をページングするよう指示して、不必要なページングオーバーヘッドを減らしかつネットワーク資源を節約する。
可能な様態において、RNAに関する情報をコアネットワークノードへ送信する場合に、第1ネットワークデバイスは更に、コアネットワークノードに対して、端末をページングすることができないネットワークデバイスの識別情報を送信してもよい。
表1に示される対応は、セルの識別情報及びセルに対応するRANエリアID情報を使用することによって、コアネットワークノードによって決定され得る、ことが理解され得、このとき、セルの識別情報及びセルに対応するRANエリアID情報は、ネットワークデバイスから受信される。ネットワークデバイスは、第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイスに制限されず、ネットワークデバイスは、第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3以外の更なる他のネットワークデバイスであってもよい。
コアネットワークノードは、表1に示される対応に基づいて、RANエリアID10に対応するセルがセル0、セル1、セル2、セル3、セル4、セル6、及びセル7を含み、RANエリアID4に対応するセルがセル5及びセル8を含む、と決定する。ソース基地局とセル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5に対応する基地局との間には直接インターフェースがあり、セル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5に対応する基地局は、本実施形態では第2ネットワークデバイスと呼ばれ得る。ソース基地局とセル6、セル7、及びセル8に対応する基地局との間には直接インターフェースはなく、セル6、セル7、及びセル8に対応する基地局は、本実施形態では第3ネットワークデバイスと呼ばれ得る。コアネットワークノードは、端末をページングするよう第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイスの中の全てのネットワークデバイス又は一部のネットワークデバイスに指示してよい。端末をページングするよう第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイスに指示する方法については、ステップS304及びS305、S306及びS307、並びにS308及びS309を参照されたい。
ステップS304:コアネットワークノードは、指示情報を第1ネットワークデバイスへ送信する。
ステップS305:第1ネットワークデバイスは、端末をページングするページングメッセージを送信し、このとき、ページングメッセージは、端末の識別情報を含む。
ステップS306:コアネットワークノードは、指示情報を第2ネットワークデバイスへ送信する。
ステップS307:第2ネットワークデバイスは、端末をページングするページングメッセージを送信し、このとき、ページングメッセージは、端末の識別情報を含む。
ステップS308:コアネットワークノードは、指示情報を第3ネットワークデバイスへ送信する。
ステップS309:第3ネットワークデバイスは、端末をページングするページングメッセージを送信し、このとき、ページングメッセージは、端末の識別情報を含む。
上記のステップS304乃至S309で記載されるように、コアネットワークノードは、端末をページングするページングメッセージを送るよう第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイスに別々に指示するように、第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイスへ指示情報を別々に送信する。指示情報は、第1ページングメッセージ、例えば、RANによってトリガされるページングメッセージ(RANベースのページング)を送信するよう第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイスに指示するために使用されてよい。代替的に、指示情報はまた、第2ページングメッセージ、例えば、コアネットワーク(Core Network,CN)によってトリガされるページングメッセージ(CNベースのページング)を送信するよう第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイスに指示するために使用されてもよい。指示情報は、関数に基づいて記述され、指示情報は明示的な指示、暗黙的なメッセージ名、又は情報要素指示であってよい、ことが理解され得る。
コアネットワークノードから指示情報を受信した後、第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイスは、指示情報の指示に基づいて、対応するページングメッセージを送信する。ページングメッセージがRANベースのページングである場合に、RANベースのページングは、端末の第1識別情報を含む。第1識別情報は、RNAにおいて端末を一意に識別し得る。ページングメッセージがCNベースのページングである場合に、CNベースのページングは、端末の第2識別情報を含む。端末の第2識別情報は、端末に対応するシステムアーキテクチャエボリューション-一時モバイル加入者アイデンティティ(S-TMSI)、端末に対応する国際モバイル加入者アイデンティティ(International Mobile Subscriber Identity,IMSI)、又はS-TMSI若しくはIMSIに基づいて決定され、端末に対応する識別情報のうちのいずれか1つであってよい。
ステップS304、ステップS306、及びステップS308の実行順序は、本実施形態で制限されず、ステップS305、ステップS307、及びステップS309の実行順序は制限されない、ことが留意されるべきである。コアネットワークデバイスが、端末をページングするよういくつかネットワークデバイス(例えば、第3ネットワークデバイス)に指示する場合に、S304乃至S307は実行されなくてもよい、ことが理解され得る。
任意に、第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイスへ指示情報を別々に送信する場合に、コアネットワークノードは、端末の第2識別情報を指示情報に付加してよい。第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイスは夫々、指示情報に基づいて、端末をページングする第2ページングメッセージを送信する第2ページングメッセージは、端末の第2識別情報を含む。
可能な様態において、本願のこの実施形態でのステップS304乃至ステップS309の記載は、第1ネットワークデバイスがRNAに関する情報をコアネットワークノードへ送信し、コアネットワークノードが他のネットワーク要素から端末に対応するダウンリンクデータ又はシグナリングを受信するプロシージャの後の可能なプロシージャであってよい。
他の可能な様態において、本願のこの実施形態でのステップS303乃至ステップS309の記載は、第1ネットワークデバイスがRNAを非アクティブ状態での端末に割り当てた後に、第1ネットワークデバイスがコアネットワークノードから端末に対応するダウンリンクデータ又はシグナリングを受信し、端末にページングし損なうプロシージャの後の可能なプロシージャであってよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
更には、この実施形態は、ソース基地局によって端末へ送られる、RNAに関する情報が、RANエリア情報である例を使用することによって、記載される。この実施形態は更に、RNAに関する情報が追跡エリア情報であるシナリオ、又はRNAに関する情報が他のコンフィギュレーションであるシナリオに適用可能である。具体的な実施は、図3に示される実施形態の実施に類似しており、詳細はここで再び記載されない。
この実施形態において、第1ネットワークデバイスは、コアネットワークノードに対して、第1ネットワークデバイスによって非アクティブ状態での端末に割り当てられたRNAに関する情報を送信し、このとき、RNAに関する情報は、少なくとも1つの無線アクセスネットワークRANエリアIDを含み得る。コアネットワークノードは、RANエリアIDに対応するセルを決定し、そして、非アクティブ状態にある端末がその端末のために第1ネットワークデバイスによって設定されたRNAから出るときに端末がページングされ得ない場合を回避するために、端末をページングするよう対応するセルのネットワークデバイスに指示し、それにより、端末のダウンリンクシグナリング又はデータはタイムリーに端末へ送信可能であって、端末のサービス経験を改善する。
上記の実施形態に基づいて、第1ネットワークデバイスは更に、端末の識別情報をコアネットワークノードへ送信してよく、端末の識別情報は、第1識別情報又は第2識別情報であってよい。第1識別情報及び第2識別情報は、上記の実施形態で具体的に記載されており、詳細はここで再び記載されない。
図3は、一例として使用される。ステップS303で、第1ネットワークデバイスは、RNAに関する情報及び端末の第1識別情報をコアネットワークノードへ送信してよい。ステップS304で、コアネットワークノードによって第1ネットワークデバイスへ送信される指示情報は、端末をページングするための、RANベースのページングのような第1ページングメッセージを送るよう第1ネットワークデバイスに指示するために使用される。ステップS305で、第1ネットワークデバイスによって送信されるページングメッセージは、具体的に、RANベースのページングであり、RANベースのページングは、端末の第1識別情報を含む。ステップS306乃至S309は、これと類似しており、詳細はここで再び記載されない。
代替的に、ステップS303で、第1ネットワークデバイスは、RNAに関する情報及び端末の第2識別情報をコアネットワークノードへ送信してよい。ステップS304で、コアネットワークノードによって第1ネットワークデバイスへ送信される指示情報は、端末をページングするための、CNベースのページングのような第2ページングメッセージを送るよう第1ネットワークデバイスに指示するために使用される。ステップS305で、第1ネットワークデバイスによって送信されるページングメッセージは、具体的に、CNベースのページングであり、CNベースのページングは、端末の第2識別情報を含む。ステップS306乃至S309は、これと類似しており、詳細はここで再び記載されない。
この実施形態において、第1ネットワークデバイスは、端末の第1識別情報又は第2識別情報をコアネットワークノードへ送信し、コアネットワークノードは、端末をページングする第1ページングメッセージ又は第2ページングメッセージを送るようネットワークデバイスに指示してよく、それによって、ネットワークデバイスによって端末をページングする柔軟性を改善する。
その上、上記の実施形態に基づいて、第1ネットワークデバイスは更に、コアネットワークノードに対して、端末が第1ページングメッセージをリッスンする周期又は第1ページングメッセージの送信周期を送ってもよい。
図3は、一例として使用される。ステップS303で、第1ネットワークデバイスは、RNAに関する情報、端末の第1識別情報、及びページングコンフィグレーション情報をコアネットワークノードへ送信してよい。ステップS306及びステップS308で、コアネットワークノードによって第2ネットワークデバイス及び第3ネットワークデバイスへ送信される指示情報は、具体的に、第1指示情報であり、第1指示情報は、端末の第1識別情報及びページングコンフィグレーション情報を含む。ステップS307及びステップS309で、第2ネットワークデバイス及び第3ネットワークデバイスは、ページングコンフィグレーション情報に基づいて、端末が第1ページングメッセージをリッスンする周期内で第1ページングメッセージを端末へ送信してよく、それにより、端末は、第1ページングメッセージを正常に受信可能であり、それによって、端末をページングする成功率を改善する。
図3に基づいて、コアネットワークノードが第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイスの中の全て又は一部のネットワークデバイスに端末をページングするよう指示し、指示された全てのネットワークデバイスが端末をページングし損ねた後、コアネットワークノードは、コアネットワークノードによって端末に割り当てられた追跡エリア内のネットワークデバイスへ第2指示情報を更に送信してよく、第2指示情報は、コアネットワークノードによって端末に割り当てられた追跡エリア内のネットワークデバイスに、端末をページングする第2ページングメッセージを送るよう指示するために使用される。コアネットワークノードによって端末に割り当てられた追跡エリアは、ソース基地局によって端末に割り当てられたRNAよりも広いので、コアネットワークノードが追跡エリアTA内の基地局に端末をページングするよう指示する場合に、基地局は、より広い範囲において端末をページングすることができ、それによって、端末をページングする成功率を更に改善する。
上記の実施形態におけるステップ又は動作のいくつか又は全ては例にすぎない、ことが理解され得る。他の動作又は様々な動作の変形が、本願の実施形態において実行されてよい。更には、ステップは、上記の実施形態で示されているものとは異なる順序で実行されてもよく、上記の実施形態における全ての動作が必ず実行されるわけではない。
他の可能な実施形態において、以下は、コアネットワークノードによってセルの識別子とセルが属するRANエリアのアイデンティティとの間の対応を確立する方法について記載する。方法は、次のいくつかの実現可能な実施を含む。
実現可能な実施において、図4に示されるように、基地局は、RANエリアID及びセルの識別情報をコアネットワークノードへ送信する。RANエリアIDは、基地局に対応するセルが属するRANエリアのアイデンティティである。コアネットワークノードは、セルの識別子とRANエリアIDとの間の対応を、基地局に対応するセルに基づいて確立する。
任意に、基地局は、1つのセルに対応しており、基地局は、コアネットワークノードに対して、セルに対応するRANエリアIDを送信する。
任意に、基地局は、複数のセルに対応しており、複数のセルの全てが属するRANエリアは同じアイデンティティを有し、つまり、複数のセルは、同じRANエリアIDに対応しており、基地局は、コアネットワークノードに対して、複数のセルに対応するRANエリアIDを送信する。コアネットワークノードは、RANエリアIDと複数のセルの夫々の識別子との間の対応を確立する。
他の実現可能な実施では、図4に示されるように、基地局は、コアネットワークノードに対して、セルの識別情報及びセルが属するRANエリアの識別情報を送信する。
任意に、基地局は、複数のセルに対応してよく、複数のセルの全てが属するRANエリアは異なるアイデンティティを有し、つまり、複数のセルは異なるRANエリアIDに対応している。例えば、基地局は、セル1及びセル2に対応しており、セル1に対応しているRANエリアIDは1であり、セル2に対応しているRANエリアIDは2である。基地局は、セル1の識別情報及びRANエリアID1並びにセル2の識別情報及びRANエリアID2をコアネットワークノードへ送信する。基地局に対応している複数のセルは、同じRANエリアに属してもよいことが理解され得る。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
任意に、基地局は、1つのセル1に対応してよい。セルは異なるRANエリアに属してよく、つまり、セルは複数の異なるRANエリアIDに対応している。例えば、セルはRANエリアID1及びRANエリアID2に対応しており、基地局は、セルの識別情報1、RANエリアID1、及びRANエリアID2をコアネットワークノードへ送信する。代替的に、基地局は、セルの識別情報1及びRANエリアID1並びにセルの識別情報1及びRANエリアID2をコアネットワークノードへ送信する。
この実施形態における基地局は、上記の実施形態における第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、又は第3ネットワークデバイスであってよく、あるいは、他のネットワークデバイスであってもよい、ことが理解され得る。これは、この実施形態で特に制限されない。
この実施形態は、ソース基地局によって端末へ送られる、RNAに関する情報がRANエリア情報である例を使用することによって記載される点が留意されるべきである。この実施形態は更に、RNAに関する情報が追跡エリア情報であるシナリオ、及びRNAに関する情報が他のコンフィギュレーションであるシナリオに適用可能である。
任意に、基地局は、コアネットワークノードへ送信されるインターフェース確立要求メッセージ又は基地局コンフィギュレーション更新メッセージに次の情報、すなわち、RANエリアID、セルの識別情報、セルが属するRANエリアの識別情報、追跡エリアID、セルの識別情報、及びセルの追跡エリアの識別情報、のいずれか1つを付加してよい。
上記の実施形態において、コアネットワークノードによって、セルの識別子とセルが属するRANエリアのアイデンティティとの間の対応を確立する方法は、図3に示される方法実施形態に適用可能であり、あるいは、図3に示される方法実施形態とは無関係であってよく、対応が適用され得る他のシナリオに適用可能である、ことが理解され得る。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
図5は、本願に従う他の通信方法の概略図である。図5に示されるように、通信方法は、次のステップを含んでよい。
ステップS501:ソース基地局は、RNAに関する情報及び少なくとも1つのセルの識別情報を端末へ送信する。
この実施形態では、ソース基地局によって端末へ送られる、RNAに関する情報がRANエリア情報である例が、使用されている。RANエリア情報は、RANエリアID10及びRANエリアID4を含む。更には、ソース基地局は更に、少なくとも1つのセルの識別情報を端末へ送信し、少なくとも1つのセルの夫々が属する無線アクセスネットワークエリアの識別情報は、RNAに関する情報に含まれる、少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報に属する。任意に、少なくとも1つのセルの夫々のPLMNアイデンティティは、RNA内の少なくとも1つのセルのPLMNアイデンティティに属する。例えば、ソース基地局によって端末へ送られる、少なくとも1つのセルの識別情報は、図2に示されるセル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5の識別情報である。セル1、セル2、セル3、及びセル4に対応するRANエリアIDは10であり、RANエリアID10は、ソース基地局によって端末へ送られる、RNAに関する情報に含まれているRANエリアID10及びRANエリアID4に属する。セル5に対応するRANエリアID4も、ソース基地局によって端末へ送られる、RNAに関する情報に含まれているRANエリアID10及びRANエリアID4に属する。任意に、この実施形態において、セル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5の識別情報を含むリストは、ホワイトリストと呼ばれる。可能な様態において、ホワイトリスト内のセルは、ソース基地局に対応するセルの隣接セルであってよい。代替的に、他の可能な様態では、ホワイトリスト内のセルに対応する基地局は、ソース基地局に対する、Xnインターフェースのような直接インターフェースを備えている。
代替的に、ソース基地局によって端末へ送られる、少なくとも1つのセルの識別情報は、図2に示されるセル6、セル7、及びセル8の識別情報である。セル6及びセル7に対応するRANエリアIDは10であり、RANエリアID10は、ソース基地局によって端末へ送られる、RNAに関する情報に含まれているRANエリアID10及びRANエリアID4に属する。セル8に対応するRANエリアID4も、ソース基地局によって端末へ送られる、RNAに関する情報に含まれているRANエリアID10及びRANエリアID4に属する。任意に、この実施形態において、セル6、セル7、及びセル8の識別情報を含むリストは、ブラックリストと呼ばれる。可能な様態において、ブラックリスト内のセルは、ソース基地局に対応するセルの非隣接セルである。代替的に、他の可能な様態では、ブラックリスト内のセルに対応する基地局は、ソース基地局に対する、Xnインターフェースのような直接インターフェースを備えていない。
この実施形態において、セルの識別情報は、セルグローバル識別子(Cell Global Identifier,CGI)であってよく、CGIは、セルを一意に識別するために使用される。代替的に、セルの識別情報は、セル識別子であってよく、セル識別子は、PLMNにおいてセルを一意に識別するために使用される。代替的に、セルの識別情報は、物理セル識別子(Physical Cell Identifier,PCI)及び周波数チャネル番号であってよい。セルがセル識別子又はPCI及び周波数チャネル番号を使用することによって識別される場合に、セルは、セルに対応するRANエリアIDを参照して一意に識別され得、つまり、セルは、PCI、周波数チャネル番号、及びRANエリアIDを使用することによって一意に識別される。
ステップS502:端末は非アクティブ状態に入る。
RNAに関する情報及び少なくとも1つのセルの識別情報をソース基地局から受信した後、端末は非アクティブ状態に入る。
ステップS503:端末は、端末の現在のセルの識別情報及び少なくとも1つのセルの識別情報に基づいて、RNAU通知メッセージを送るべきかどうかを決定する。
非アクティブ状態にある端末は、RANエリアID10及びRANエリアID4に対応するセル内で移動してよく、あるいは、RANエリアID10及びRANエリアID4に対応するセルの外に出ることもある。
本願のこの実施形態では、端末の現在のセルが属する無線アクセスネットワークエリアの識別情報が、ソース基地局によって端末へ送られるRNAに関する情報に含まれている少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報に属するシナリオにおいて、例えば、端末の現在のセルが属する無線アクセスネットワークエリアの識別情報は、RANエリアID10であり、RANエリアIDは、ソース基地局によって端末へ送られるRNAに関する情報に含まれている少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報に属する。代替的に、端末の現在のセルが属する無線アクセスネットワークエリアの識別情報は、RANエリアID10であり、RANエリアID10は、ソース基地局によって端末のために設定されたRNAに関する情報内のRANエリアID10と同じである。図2に示されるように、現在のセルは、セル1、セル2、セル3、セル4、セル5、セル6、及びセル7であってよい。端末の現在のセルが属する無線アクセスネットワークエリアの識別情報がRANエリアID4である場合には、現在のセルは、セル5又はセル8であってよい。
端末が、端末の現在のセルの識別情報及び少なくとも1つのセルの識別情報に基づいて、RNAU通知メッセージを送るべきかどうかを決定することは、次のいくつかの可能な場合を含む。
可能な場合に、少なくとも1つのセルの識別情報は、端末に、その少なくとも1つのセルの識別情報に対応するセルのいずれか1つにキャンプオンし、そして、端末が現在キャンプオンしているセルの基地局へRNAU通知メッセージを送るよう指示するために使用される。例えば、可能な様態において、少なくとも1つのセルは、ソース基地局に対応するセルの非隣接セルである。例えば、ソース基地局によって端末へ送られる少なくとも1つのセルの識別情報は、セル6、セル7、及びセル8の識別情報である。任意に、セル6、セル7、及びセル8は、ソース基地局に対応するセルの非隣接セルである。代替的に、ソース基地局は、この場合にブラックリストを端末へ送信する、と理解され得る。この場合に、端末が現在キャンプオンしているセルの識別情報が、ブラックリスト内のセルの識別情報と同じである場合に、端末は、端末が現在キャンプオンしているセルの基地局はRNAU通知メッセージを送る。
例えば、端末はセル6にキャンプオンし、セル6に対応するRANエリアIDは10であり、RANエリアID10は、ソース基地局によって端末へ送られるRNAに関する情報に含まれている少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報に属する。代替的に、セル6に対応するRANエリアID10は、ソース基地局によって端末のために設定されたRNAに関する情報内のRANエリアID10と同じである。この場合に、端末によって受信される少なくとも1つのセルの識別情報はセル6、セル7、及びセル8の識別情報であり、つまり、セル6の識別情報はブラックリスト内にある。従って、端末は、セル6に対応する基地局へRNAU通知メッセージを送信し、それにより、ネットワークデバイス又はコアネットワークノードは、端末の位置情報を決定する。
可能な場合に、少なくとも1つのセルの識別情報は、端末に、その少なくとも1つのセルの識別情報に対応するセル以外のいずれかのセルにキャンプオンし、そして、端末が現在キャンプオンしているセルの基地局へRNAU通知メッセージを送るよう指示するために使用される。例えば、可能な様態において、少なくとも1つのセルは、ソース基地局に対応するセルの隣接セルである。例えば、ソース基地局によって端末へ送られる少なくとも1つのセルの識別情報は、セル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5の識別情報である。任意に、セル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5は、ソース基地局に対応するセルの隣接セルである。代替的に、ソース基地局は、この場合にホワイトリストを端末へ送信する、と理解され得る。この場合に、端末が現在キャンプオンしているセルの識別情報が、ホワイトリスト内の各セルの識別情報とは異なる場合に、端末は、端末が現在キャンプオンしているセルの基地局はRNAU通知メッセージを送る。
例えば、端末はセル6にキャンプオンし、セル6に対応するRANエリアIDは10であり、RANエリアID10は、ソース基地局によって端末へ送られるRNAに関する情報に含まれている少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報に属する。代替的に、セル6に対応するRANエリアID10は、ソース基地局によって端末のために設定されたRNAに関する情報内のRANエリアID10と同じである。この場合に、端末によって受信される少なくとも1つのセルの識別情報はセル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5の識別情報であり、つまり、セル6の識別情報はホワイトリスト内にない。従って、端末は、セル6に対応する基地局へRNAU通知メッセージを送信し、それにより、ネットワークデバイス又はコアネットワークノードは、端末の位置情報を決定する。
端末の現在のセルが属する無線アクセスネットワークエリアの識別情報が、ソース基地局によって端末へ送られるRNAに関する情報に含まれている少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報に属さないシナリオにおいて、端末は、現在のセルのネットワークデバイスへRNAU通知メッセージを送る、ことが理解され得る。
可能な様態において、ソース基地局によって端末へ送られる少なくとも1つのセルの識別情報がホワイトリスト又はブラックリストであるかどうかは、通信プロトコルを使用することによって前もって合意されてよい。
その上、他の実施では、ソース基地局は更に、ソース基地局によって端末へ送られる少なくとも1つのセルの識別情報がホワイトリスト又はブラックリストであるかどうかを示すために使用される指示情報を端末へ送信してもよい。ソース基地局は、指示情報及び少なくとも1つのセルの識別情報を同時に端末へ送ってよく、あるいは、指示情報及び少なくとも1つのセルの識別情報を順に端末へ送ってもよい。
この実施形態は、ソース基地局によって端末へ送られるRNAに関する情報がRANエリア情報である例を使用することによって記載される、ことが理解され得る。この実施形態は更に、RNAに関する情報が追跡エリア情報であるシナリオ、又はRNAに関する情報が他のコンフィギュレーションであるシナリオに適用可能である。具体的な実施は、図5に示される実施形態の実施と類似しており、詳細はここで再び記載されない。
この実施形態において、ソース基地局は、RNAに関する情報及び少なくとも1つのセルの識別情報を端末へ送信する。少なくとも1つのセルの識別情報は、ホワイトリスト又はブラックリストを構成してよい。端末がブラックリスト内のセルに入るか、あるいは、ホワイトリスト内のセルから出るとき、端末は、現在のセル内の基地局へRNAU通知メッセージを送信し、それにより、ネットワークデバイス又はコアネットワークノードは、端末の位置情報を決定し、そして、ダウンリンクデータ又はシグナリングが到着すると、ネットワークデバイス又はコアネットワークノードは、成功裏に端末をページングすることができる。
上記実施形態においてソース基地局によって端末へ送られるRNAに関する情報に含まれている少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報を、続く実施形態においてコアネットワークノードによってソース基地局へ送られる少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報と区別するために、上記実施形態においてソース基地局によって端末へ送られるRNAに関する情報に含まれている少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報は、少なくとも1つの第1無線アクセスネットワークエリアの識別情報と呼ばれ、続く実施形態においてコアネットワークノードによってソース基地局へ送られる少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報は、少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの識別情報と呼ばれる。同様に、上記実施形態においてソース基地局によって端末へ送られるRNAに関する情報に含まれている少なくとも1つの追跡エリアの識別情報は、少なくとも1つの第1追跡エリアの識別情報と呼ばれ、続く実施形態においてコアネットワークノードによってソース基地局へ送られる少なくとも1つの追跡エリアの識別情報は、少なくとも1つの第2追跡エリアの識別情報と呼ばれる。
可能な実施形態において、ソース基地局は、次のいくつかの実現可能な実施を使用することによって、端末へ送られる少なくとも1つのセルの識別情報を決定し得る。
実現可能な実施において、ソース基地局は、コアネットワークノードから、少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの識別情報と、少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの夫々の識別情報に対応するセルの識別情報とを受け取り、コアネットワークノードから、少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの識別情報と、少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの夫々の識別情報に対応するセルの識別情報とに基づいて、少なくとも1つのセルの識別情報を決定する。
任意に、コアネットワークノードは更に、ソース基地局に対して、各第2無線アクセスネットワークエリアに対応するセルの基地局の識別情報を送信してよい。ソース基地局は、基地局の識別情報に基づいて、ソース基地局とその基地局との間に直接インターフェースがあるかどうかを決定し得る。直接インターフェースは、元のインターフェースであってよく、あるいは、基地局の識別情報に基づいてソース基地局によって新たに確立されたインターフェースであってもよい。
この実施形態において、第2無線アクセスネットワークエリアの識別情報は、第1無線アクセスネットワークエリアの識別情報と同じであっても、又は異なってもよい。例えば、コアネットワークノードは、図4に示される方法で、基地局に対応するセルの識別子と、セルが属するRANエリアの識別情報とを受信する。基地局は、セル0、セル1、セル2、セル3、セル4、又はセル5に対応する基地局であってよく、あるいは、セル6、セル7、又はセル8に対応する基地局であってよい。コアネットワークノードは、セル0、セル1、セル2、セル3、セル4、セル6、及びセル7に夫々対応するセル識別子と、セル0、セル1、セル2、セル3、セル4、セル6、及びセル7に夫々対応するRANエリアIDとに基づいて、RANエリアID10と、RANエリアID10に対応するセルの識別情報とを決定し得る。同様に、コアネットワークノードは、セル0、RANエリアID4と、RANエリアID4に対応するセルの識別情報とを決定し得る。更には、図4に示されるように、基地局は更に、他のセルの基地局であってもよく、他のセルに対応するRANエリアIDは、例えば、3である。コアネットワークノードは更に、RANエリアID3と、RANエリアID3に対応するセルの識別情報とを決定し得る。
例えば、コアネットワークノードは、ソース基地局に対して、RANエリアID10と、RANエリアID10に対応するセルの識別情報と、RANエリアID4と、RANエリアID4に対応するセルの識別情報とを送る。例えば、コアネットワークノードは、{RANエリアID10;セル1,セル2,セル3,セル4,セル6,及びセル7}と、{RANエリアID4;セル5及びセル8}とをソース基地局へ送る。ソース基地局は、RANエリアID10と、RANエリアID10に対応するセルの識別情報と、RANエリアID4と、RANエリアID4に対応するセルの識別情報とに基づいて、ソース基地局とセル6、セル7、及びセル8に対応する基地局との間に直接インターフェースがないと決定し、そして、ソース基地局は、セル6、セル7、及びセル8をブラックリストとして使用し得る。代替的に、ソース基地局は、セル0、セル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5をホワイトリストとして使用する。
任意に、コアネットワークノードは更に、上記のセルに対応する基地局の識別情報をソース基地局へ送ってもよい。実施において、各基地局はただ1つのセルに対応しており、基地局の識別情報はセルの識別情報に対応している、と仮定される。例えば、ソース基地局の識別情報は0であり、ソース基地局に対応するセル0の識別情報は0である。コアネットワークノードは、{RANエリアID10;(基地局1,セル1),(基地局2,セル2),(基地局3,セル3),(基地局4,セル4),(基地局6,セル6),(基地局7,セル7)}と、{RANエリアID4;(基地局5,セル5)及び(基地局8,セル8)}とをソース基地局へ送る。ソース基地局は、コアネットワークノードから受け取られるRANエリアID、セルの識別情報、及び基地局の識別情報に基づいて、ソース基地局と基地局6、基地局7、及び基地局8との間に直接インターフェースがないと決定し、ソース基地局は、セル6、セル7、及びセル8をブラックリストとして使用し得る。代替的に、ソース基地局は、セル0、セル1、セル2、セル3、セル4、及びセル5をホワイトリストとして使用する。
任意に、RANエリアIDと、RANエリアIDに対応するセルの識別情報とをソース基地局へ送る前に、コアネットワークノードは、基地局によって送信されたRANエリアID情報を受信してもよい。基地局の要求に基づいて、コアネットワークノードは、対応するRANエリアID及びRANエリアIDに対応するセルの識別情報を選択的に送信し、それによって、基地局とコアネットワークノードとの間のシグナリングオーバーヘッドを減らす。例えば、この実施形態において、ソース基地局がRANエリアID10をコアネットワークノードへ送る場合に、コアネットワークノードは、RANエリアID10及びRANエリアID10に対応するセルの識別情報のみをソース基地局へ送る。
任意に、コアネットワークノードによってソース基地局へ送られる少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの識別情報及び少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの夫々の識別情報に対応するセルの識別情報は、少なくとも1つのタイプのシグナリング、すなわち、初期コンテキストセットアップ要求(INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST)、端末コンテキスト変更要求(UE CONTEXT MODIFICATION REQUEST)、及びパス交換要求応答(PATH SWITCH REQUEST ACKNOWLEDGE)、に含まれてよい。更には、シグナリングは、上記のシグナリングに制限されない。
この実施形態は、ソース基地局が、コアネットワークノードから、少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの識別情報及び少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの夫々の識別情報に対応するセルの識別情報を受信する例を使用することによって記載される、ことが理解され得る。その上、この実施形態は更に、ソース基地局が、コアネットワークノードから、少なくとも1つの第2追跡エリアの識別情報及び少なくとも1つの第2追跡エリアの夫々に対応するセルの識別情報を受信し、少なくとも1つの第2追跡エリアの識別情報及び少なくとも1つの第2追跡エリアの夫々に対応するセルの識別情報に基づいて少なくとも1つのセルの識別情報を決定するシナリオに適用可能である。具体的な実施は、この実施形態の実施と類似しており、詳細はここで再び記載されない。
他の実現可能な実施では、ソース基地局は、第2ネットワークデバイスから、第2ネットワークデバイスに対応するセルの識別情報と、セルが属する無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアの識別情報とを受け取る。任意に、ソース基地局は、第2ネットワークデバイスから、第2ネットワークデバイスの識別情報を更に受け取ってよく、かつ/あるいは、ソース基地局は、第2ネットワークデバイスから、第3ネットワークデバイスに対応するセルの識別情報と、そのセルが属する無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアの識別情報とを受け取る。任意に、ソース基地局は更に、第3ネットワークデバイスの識別情報を受け取ってもよい。第3ネットワークデバイスの識別情報及び第3ネットワークデバイスに対応するセルが属する無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアの識別情報は、第2ネットワークデバイスによって第3ネットワークデバイスから直接受け取られてよく、あるいは、他のネットワークデバイスから間接的に取得されてもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
図6に示されるように、ソース基地局1と基地局2のような第2ネットワークデバイスとの間には直接Xnインターフェースがあり、ソース基地局1と基地局3のような第3ネットワークデバイスとの間には直接Xnインターフェースがなく、基地局2と基地局3との間には直接Xnインターフェースがある。ソース基地局1及び基地局2は、Xnインターフェースを通じて、ソース基地局1及び基地局2に対応するセルが属するRANエリア又はTAの識別情報を交換してよい。例えば、ソース基地局1は、基地局2に対してXnインターフェースを通じて、ソース基地局1に対応するセルが属するRANエリア又はTAの識別情報を送信してよく、基地局2は、ソース基地局1に対してXnインターフェースを通じて、基地局2に対応するセルが属するRANエリア又はTAの識別情報を送信してよい。基地局2及び基地局3は、Xnインターフェースを通じて、基地局2及び基地局3に対応するセルが属するRANエリア又はTAの識別情報を交換してよい。基地局2は更に、ソース基地局1に対して、基地局3に対応するセルが属するRANエリア又はTAの識別情報を送信してよい。代替的に、基地局2は更に、基地局3に対して、基地局1に対応するセルが属するRANエリア又はTAの識別情報を送信してよい。例えば、ソース基地局1に対応するセル1が属するRANエリアの識別情報は、RANエリアID10であり、ソース基地局1は、基地局2に対応するセルが属するRANエリアの識別情報がRANエリアID10であることと、基地局3に対応するセルが属するRANエリアの識別情報がRANエリアID10であることとを決定する。任意に、ソース基地局1は、基地局3の識別情報に基づいて、ソース基地局1と基地局3との間に直接Xnインターフェースがないことを決定する。ソース基地局1によって端末へ送られるRNAに関する情報がRANエリアID10を含む場合に、基地局3に対応するセルの識別情報は、ブラックリストとして使用されてよく、あるいは、基地局2に対応するセルの識別情報は、ホワイトリストとして使用されてよい。
この実施形態は、ソース基地局によって端末へ送られるRNAに関する情報がRANエリア情報である例を使用することによって、ことが理解され得る。この実施形態は更に、RNAに関する情報が追跡エリア情報であるシナリオ、又はRNAに関する情報が他のコンフィギュレーションであるシナリオに適用可能である。具体的な実施は、図6に示される実施形態の実施と一致し、詳細はここで再び記載されない。
本願のこの実施形態において、1つの基地局(基地局A)がRANエリアID又はTAの識別情報を他の基地局(基地局B)へ送信する工程で、基地局Aは、基地局Aの識別情報も基地局Bへ送信する、と理解され得る。例えば、図6に示されるように、基地局2は、ソース基地局1に対してXnインターフェースを通じて、基地局2に対応するセルが属するRANエリア又はTAの識別情報を送るだけでなく、基地局2の識別情報もソース基地局1へ送ってよい。
この実施形態において、ソース基地局は、RNAに関する情報及び少なくとも1つのセルの識別情報を端末へ送り、RNAU通知メッセージは、端末の現在の位置に基づいてタイムリーにネットワークデバイス又はコアネットワークノードへ送信及び通知され、それにより、ネットワークデバイス又はコアネットワークノードは、ダウンリンクデータ又はシグナリングが到着するときに端末を見つけることができる。
上記の実施形態におけるステップ又は動作のいくつか又は全ては例にすぎない、ことが理解され得る。他の動作又は様々な動作の変形が、本願の実施形態において実行されてよい。更には、ステップは、上記の実施形態で示されているものとは異なる順序で実行されてもよく、上記の実施形態における全ての動作が必ず実行されるわけではない。
上記の実施形態で、端末によって実施される動作又はステップは、端末のために使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は回路)によっても実施されてよく、コアネットワークノードによって実施される動作又はステップは、コアネットワークノードのために使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は回路)によっても実施されてよく、ネットワークデバイス(例えば、第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、及び第3ネットワークデバイス)によって実施される動作又はステップは、ネットワークデバイスのために使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は回路)によっても実施されてよい、と理解され得る。
図7は、通信装置の略構造図である。通信装置は、上記の方法の実施形態におけるネットワークデバイス(例えば、第1ネットワークデバイス、第2ネットワークデバイス、又は第3ネットワークデバイス)に対応する方法、端末に対応する方法、あるいは、コアネットワークノードに対応する方法を実装するよう構成されてよい。例えば、上記の方法の実施形態の記載を参照されたい。
通信装置70は、1つ以上のプロセッサ71を含んでよい。プロセッサ71は、処理ユニットと呼ばれることもあり、具体的な制御機能を実装可能である。プロセッサ71は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、などであってよい。
任意の設計で、プロセッサ71はまた、命令73を記憶してもよく、命令は、プロセッサによって実行されてよく、それにより、通信装置70は、端末、ネットワークデバイス、又はコアネットワークノードに対応する、上記の方法の実施形態で記載されている方法を実行する。
他の可能な設計では、通信装置70は、回路を含んでよい。回路は、上記の方法の実施形態における送信機能、受信機能、又は通信機能を実装するために使用されてよい。
任意に、通信装置70は、1つ以上のメモリ72を含んでよい。メモリ72は、命令74又は中間データを記憶する。命令74はプロセッサによって実行されてよく、それにより、通信装置70は、上記の方法の実施形態で記載されている方法を実行する。任意に、メモリは更に、他の関連データを記憶してもよい。任意に、プロセッサはまた、命令及び/又はデータを記憶してもよい。プロセッサ及びメモリは、別々に配置されてよく、あるいは、一体化されてもよい。
任意に、通信装置70は、トランシーバ75を更に含んでよい。
プロセッサ71は、処理ユニットと呼ばれることがある。トランシーバ75は、トランシーバユニット、トランシーバ、トランシーバ回路、トランシーバ、などと呼ばれることがあり、通信装置の送信及び受信機能を実装するよう構成される。
通信装置が図3に示される実施形態におけるコアネットワークノードに対応する動作を実装するよう構成される場合に、例えば、トランシーバは、第1ネットワークデバイスから、第1ネットワークデバイスによって端末へ送られる、無線アクセスネットワーク通知エリアRNAに関する情報を受信し、識別情報によって識別される無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアに対応するセルのネットワークデバイスに、端末をページングするよう指示してよい。トランシーバは更に、他の対応する通信機能を完了してよい。プロセッサは、対応する決定又は制御動作を完了するよう構成されてよい。任意に、対応する命令が更にメモリに記憶されてよい。コンポーネントの具体的な処理様態については、上記の実施形態の関連する記載を参照されたい。
通信装置が図3の第1ネットワークデバイスに対応する動作を実装するよう構成される場合に、例えば、第1ネットワークデバイスのトランシーバは、無線アクセスネットワーク通知エリアRNAに関する情報を端末へ送信し、かつ、RNAに関する情報をコアネットワークノードへ送信してよい。トランシーバは更に、他の対応する通信機能を完了してよい。プロセッサは、対応する決定又は制御動作を完了するよう構成されてよい。任意に、対応する命令が更にメモリに記憶されてよい。コンポーネントの具体的な処理様態については、上記の実施形態の関連する記載を参照されたい。
通信装置が、図5に示される実施形態における第1ネットワークデバイスに対応する動作を実装するよう構成される場合に、プロセッサは、無線アクセスネットワーク通知エリアRNAに関する、端末へ送信されるべき情報を決定するよう構成され、トランシーバは、RNAに関する情報及び少なくとも1つのセルの識別情報を端末へ送信するよう構成される。任意に、トランシーバは更に、他の関連する通信動作を完了するよう構成されてよく、プロセッサは更に、他の対応する決定又は制御動作、例えば、少なくとも1つのセルに関する情報を決定すること、を完了するよう構成されてよい。任意に、対応する命令が更にメモリに記憶されてよい。コンポーネントの具体的な処理様態については、上記の実施形態の関連する記載を参照されたい。
通信装置が、図5に示される実施形態における端末に対応する動作を実装するよう構成される場合に、トランシーバは、無線アクセスネットワーク通知エリアRNAに関する情報及び少なくとも1つのセルの識別情報を受信するよう構成され、プロセッサは、端末の現在のセルの識別情報及び少なくとも1つのセルの識別情報に基づいて、無線アクセスネットワーク通知エリア更新RNAU通知メッセージを送るべきかどうかを決定するよう構成される。任意に、トランシーバは更に、他の関連する通信動作を完了するよう構成されてよく、プロセッサは更に、他の対応する決定又は制御動作を完了するよう構成されてよい。任意に、対応する命令が更にメモリに記憶されてよい。コンポーネントの具体的な処理様態については、上記の実施形態の関連する記載を参照されたい。
本願で記載されるプロセッサ及びトランシーバは、集積回路(integrated circuit,IC)、アナログIC、無線周波数集積回路RFIC、混合信号IC、特定用途向け集積回路(ASIC)、印刷回路基板(printed circuit board,PCB)、電子デバイス、などで実装されてよい。プロセッサ及びトランシーバは、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)、Nチャネル金属酸化膜半導体(NMOS)、pチャネル金属酸化膜半導体(PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(Bipolar Junction Transistor,BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、及びガリウムヒ素(GaAs)のような様々なICプロセス技術を使用することによって製造されてよい。
任意に、通信装置は、独立したデバイスであってよく、あるいは、より大きいデバイスの部分であってよい。例えば、デバイスは、
(1)独立した集積回路IC、チップ、チップシステム、若しくはサブシステム、
(2)1つ以上のICのセットであって、任意に、ICセットは、データ及び/又は命令を記憶する記憶コンポーネントを更に含んでもよい、前記1つ以上のICのセット、
(3)モデム(MSM)のようなASIC、
(4)他のデバイスに組み込まれ得るモジュール、
(5)受信器、端末、携帯電話機、無線デバイス、ハンドセット、モバイルユニット、ネットワークデバイス、など、又は
(6)他のデバイス、など
であってよい。
図8は、本願の実施形態に従う通信装置の略構造図である。図8に示されるように、通信装置80は、受信モジュール801及び指示モジュール802を含む。受信モジュール801は、第1ネットワークデバイスから、無線アクセスネットワーク通知エリアRNAに関する、第1ネットワークデバイスによって端末へ送られる情報を受信するよう構成される。指示モジュール802は、識別情報によって示される無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアに対応するセルのネットワークデバイスに、端末をページングするよう指示するよう構成される。
図8で、更に、受信モジュール801は、第1ネットワークデバイスから、少なくとも1つの第2ネットワークデバイスの識別情報を受信するよう構成されてよく、第2ネットワークデバイスは、端末をページングすることができないネットワークデバイスである。指示モジュール802は、少なくとも1つの第2ネットワークデバイス以外の、識別情報によって示される無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアに対応するセルのネットワークデバイスに、端末をページングするよう指示するよう特に構成される。
可能な様態で、受信モジュール801は、第1ネットワークデバイスから、端末の第1識別情報を受信するよう更に構成されてよく、第1識別情報は、RNAにおいて端末を一意に識別するために使用される。指示モジュール802は、識別情報によって示される無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアに対応するセルのネットワークデバイスに、第1識別情報を含む第1ページングメッセージを送るよう指示するよう構成されてよい。
他の可能な様態で、受信モジュール801は、第1ネットワークデバイスから、端末の第2識別情報を受信するよう更に構成されてよく、第2識別情報は、システムアーキテクチャエボリューション-一時モバイル加入者アイデンティティS-TMSI、国際モバイル加入者アイデンティティIMSI、又はS-TMSI若しくはIMSIに基づき決定された識別情報のいずれか1つを含む。指示モジュール802は、識別情報によって示される無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアに対応するセルのネットワークデバイスに、第2識別情報を含む第2ページングメッセージを送るよう指示するよう構成されてよい。
任意に、受信モジュール801は、第1ネットワークデバイスから、端末が第1ページングメッセージをリッスンする周期又は第1ページングメッセージの送信周期を受け取るよう更に構成されてよい。
任意に、通信装置は、指示された全てのネットワークデバイスが端末をページングすることができない場合に、通信装置によって端末に割り当てられた追跡エリア内のネットワークデバイスへ第2指示情報を送信するよう構成された送信モジュールを更に含んでもよく、第2指示情報は、通信装置によって端末に割り当てられた追跡エリア内のネットワークデバイスに、端末をページングする第2ページングメッセージを送るよう指示するために使用される。
任意に、受信モジュール801は、複数のネットワークデバイスから、各ネットワークデバイスに対応するセルが属する無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアの識別情報を受信するよう更に構成されてよい。
図8に示される実施形態における通信装置は、上記の方法の実施形態における技術的解決法を実行するよう構成されてよい。通信装置の実施原理及び技術的効果については、方法の実施形態の関連する記載を参照されたい。任意に、通信装置は、コアネットワークノードであってよく、あるいは、コアネットワークノードのコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってよい。
図9は、本願に従う他の通信装置の略構造図である。図9に示されるように、通信装置90は、第1送信モジュール901及び第2送信モジュール902を含む。第1送信モジュール901は、無線アクセスネットワーク通知エリアRNAに関する情報を端末へ送信するよう構成され、RNAに関する情報は、少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報又は少なくとも1つの追跡エリアの識別情報を含む。第2送信モジュール902は、RNAに関する情報をコアネットワークノードへ送信するよう構成される。第2送信モジュール902は、コアネットワークノードへ少なくとも1つの第2ネットワークデバイスの識別情報を送信するよう更に構成され、第2ネットワークデバイスは、端末をページングすることができないネットワークデバイスである。
図9で、第2送信モジュール902は、端末の第1識別情報をコアネットワークノードへ送信するよう更に構成され、第1識別情報は、RNAにおいて端末を一意に識別するために使用される。
他の可能な様態で、第2送信モジュール902は、端末の第2識別情報をコアネットワークノードへ送信するよう更に構成され、第2識別情報は、システムアーキテクチャエボリューション-一時モバイル加入者アイデンティティS-TMSI、国際モバイル加入者アイデンティティIMSI、又はS-TMSI若しくはIMSIに基づき決定された識別情報のいずれか1つを含む。
任意に、第2送信モジュール902は、コアネットワークノードに対して、端末が第1ページングメッセージをリッスンする周期又は第1ページングメッセージの送信周期を送ることよう更に構成されてよい。
任意に、第2送信モジュール902は、コアネットワークノードに対して、通信装置に対応するセルが属する無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアの識別情報を送るよう更に構成されてよい。
任意に、第2送信モジュール902は、コアネットワークノードに対して、通信装置に対応するセルの識別子及びそのセルが属する無線アクセスネットワークエリアの識別情報を送信するか、あるいは、コアネットワークノードに対して、通信装置に対応するセルの識別子及びそのセルが属する追跡エリアの識別情報を送信するよう更に構成される。
図9に示される実施形態における通信装置は、上記の方法の実施形態における技術的解決法を実行するよう構成されてよい。通信装置の実施原理及び技術的効果については、方法の実施形態の関連する記載を参照されたい。任意に、通信装置は、基地局であってよく、あるいは、基地局のコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってよい。
図10は、本願の実施形態に従う他の通信装置の略構造図である。図10に示されるように、通信装置100は、決定モジュール1001及び送信モジュール1002を含む。決定モジュール1001は、無線アクセスネットワーク通知エリアRNAに関する、端末へ送られるべき情報を決定するよう構成され、RNAに関する情報は、少なくとも1つの第1無線アクセスネットワークエリアの識別情報又は少なくとも1つの第1追跡エリアの識別情報を含む。送信モジュール1002は、RNAに関する情報及び少なくとも1つのセルの識別情報を端末へ送信するよう構成される。
図10で、更に、少なくとも1つのセルの夫々が属する無線アクセスネットワークエリアの識別情報は、RNAに関する情報に含まれる少なくとも1つの第1無線アクセスネットワークエリアの識別情報に属するか、あるいは、少なくとも1つのセルの夫々が属する追跡エリアの識別情報は、RNAに関する情報に含まれる少なくとも1つの第1追跡エリアの識別情報に属する。
可能な様態で、通信装置100は、受信モジュール1003を更に含んでもよい。受信モジュール1003は、第2ネットワークデバイスから、第2ネットワークデバイスに対応するセルが属する無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアの識別情報を受信し、かつ/あるいは、第2ネットワークデバイスから、第3ネットワークデバイスに対応するセルが属する無線アクセスネットワークエリア又は追跡エリアの識別情報を受信するよう構成される。
上記の実施形態において、少なくとも1つのセルは、第2ネットワークデバイスに対応するセル及び/又は第3ネットワークデバイスに対応するセルに基づいて決定されてよい。
他の可能な様態で、受信モジュール1003は、コアネットワークノードから、少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの識別情報及び少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの夫々に対応するセルの識別情報を受信するか、あるいは、コアネットワークノードから、少なくとも1つの第2追跡エリアの識別情報及び少なくとも1つの第2追跡エリアの夫々に対応するセルの識別情報を受信するよう更に構成される。
上記の実施形態において、少なくとも1つのセルは、少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの識別情報及び少なくとも1つの第2無線アクセスネットワークエリアの夫々に対応するセルの識別情報に基づいて決定されるか、あるいは、少なくとも1つのセルは、少なくとも1つの第2追跡エリアの識別情報及び少なくとも1つの第2追跡エリアの夫々に対応するセルの識別情報に基づいて決定される。
図10に示される実施形態における通信装置は、上記の方法の実施形態における技術的解決法を実行するよう構成されてよい。通信装置の実施原理及び技術的効果については、方法の実施形態の関連する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。任意に、通信装置は、基地局であってよく、あるいは、基地局のコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってよい。
図11は、本願の実施形態に従う他の通信装置の略構造図である。図11に示されるように、通信装置110は、受信モジュール1101及び決定モジュール1102を含む。受信モジュール1101は、無線アクセスネットワーク通知エリアRNAに関する情報及び少なくとも1つのセルの識別情報を受信するよう構成され、RNAに関する情報は、少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報又は少なくとも1つの追跡エリアの識別情報を含む。決定モジュール1102は、端末の現在のセルの識別情報及び少なくとも1つのセルの識別情報に基づいて、無線アクセスネットワーク通知エリア更新RNAU通知メッセージを送るべきかどうかを決定するよう構成される。現在のセルが属する無線アクセスネットワークエリアの識別情報は、RNAに関する情報に含まれる、少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報に属するか、あるいは、現在のセルが属する追跡エリアの識別情報は、RNAに関する情報に含まれる、少なくとも1つの追跡エリアの識別情報に属する。
図11で、更に、少なくとも1つのセルの夫々が属する無線アクセスネットワークエリアの識別情報は、RNAに関する情報に含まれる、少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報に属するか、あるいは、少なくとも1つのセルの夫々が属する追跡エリアの識別情報は、RNAに関する情報に含まれる、少なくとも1つの追跡エリアの識別情報に属する。
可能な様態で、決定モジュール1102は、現在のセルの識別情報が少なくとも1つのセルのうちのいずれか1つの識別情報と同じであるときに、RNAU通知メッセージをネットワークデバイスへ送ると決定するよう構成されてよく、少なくとも1つのセルの識別情報は、端末に、少なくとも1つの識別情報に対応するセルのいずれか1つにキャンプオンし、そして、端末が現在キャンプオンしているセルのネットワークデバイスへRNAU通知メッセージを送るよう指示するために使用される。
他の可能な様態で、決定モジュール1102は、現在のセルの識別情報が少なくとも1つのセルの夫々の識別情報とは異なるときに、RNAU通知メッセージをネットワークデバイスへ送ると決定するよう構成されてよく、少なくとも1つのセルの識別情報は、端末に、少なくとも1つのセルの識別情報に対応するセル以外のいずれかのセルにキャンプオンし、そして、端末が現在キャンプオンしているセルの基地局へRNAU通知メッセージを送るよう指示するために使用される。
図11に示される実施形態における通信装置は、上記の方法の実施形態における技術的解決法を実行するよう構成されてよい。通信装置の実施原理及び技術的効果は、方法の実施形態のそれらと類似している。詳細はここで再び記載されない。任意に、通信装置は、端末であってよく、あるいは、端末のコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってよい。
図8乃至図11の通信装置内のモジュールの分割は、単に、論理的な機能分割にすぎない、ことが理解されるべきである。実際の実施では、モジュールの全て又は一部は、1つの物理エンティティに組み込まれてよく、あるいは、モジュールは、物理的に分離されていてもよい。その上、モジュールは、全て、処理要素を使用することによって呼び出されるソフトウェアの形で全て実装されてよく、又はハードウェアの形で実装されてよく、あるいは、いくつかモジュールは、処理要素を使用することによって呼び出されるソフトウェアの形で実装され、いくつかのモジュールは、ハードウェアの形で実装されてもよい。例えば、決定モジュールは、別々に配置されている処理要素であってよく、あるいは、通信装置に組み込まれてもよく、例えば、端末のチップにおいて実装されてよい。更には、決定モジュールは、プログラムの形で通信装置のメモリに記憶され、通信装置の処理要素によって、決定モジュールの機能を実行するよう呼び出されてよい。他のモジュールの実施は、これと類似する。更には、モジュールの全て又は一部は、一体化されてよく、あるいは、別々に実装されてよい。ここでの処理要素は、集積回路であってよく、信号処理機能を備えている。実施プロセスにおいて、上記の方法又は上記のモジュールのステップは、処理要素内のハードウェアの集積ロジックを使用することによって、又はソフトウェアの形を取る命令を使用することによって、実装可能である。
例えば、上記のモジュールは、上記の方法を実行する1つ以上の集積回路、例えば、1つ以上の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、1つ以上のマイクロプロセッサ(DSP)、又は1つ以上のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)として構成されてよい。他の例として、モジュールの1つが処理要素によって呼び出されるプログラムの形で実装されるとき、処理要素は、汎用プロセッサ、例えば、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)又はプログラムを呼び出し可能な他のプロセッサであってよい。他の例として、モジュールは、システム・オン・ア・チップ(system-on-a-chip,SOC)の形で一体化されて実装されてもよい。
図12は、本願の実施形態に従う更なる他の通信装置の略構造図である。通信装置は、具体的に、基地局であってよい。図12に示されるように、基地局は、アンテナ121、無線周波数装置122、及びベースバンド装置123を含む。アンテナ121は、無線周波数装置122へ接続されている。アップリンク方向で、無線周波数装置122は、アンテナ121を使用することによって、端末によって送信された情報を受信し、ベースバンド装置123に対して処理のために、端末によって送信された情報を送る。ダウンリンク方向で、ベースバンド装置123は、端末の情報を処理し、情報を無線周波数装置122へ送る。無線周波数装置122は、端末の情報を処理し、情報を、アンテナ121を使用することによって端末へ送る。
上記の通信装置は、ベースバンド装置123に位置してよい。実施において、上記のモジュールは、処理要素によって呼び出されるプログラムの形で実装される。例えば、ベースバンド装置123は、処理要素及び記憶要素を含み、処理要素1231は、記憶要素1232に記憶されているプログラムを呼び出して、上記の方法の実施形態における方法を実行する。その上、ベースバンド装置123は、無線周波数装置122と情報を交換するよう構成されたインターフェース1233を更に含んでよい。インターフェースは、例えば、共通公衆無線インターフェース(common public radio interface,CPRI)である。
他の実施では、上記のモジュールは、上記の方法を実装する1つ以上の処理要素として構成されてよい。これらの処理要素は、ベースバンド装置123に配置される。ここでの処理要素は、集積回路、例えば、1つ以上のASIC、1つ以上のDSP、又は1つ以上のFPGAであってよい。集積回路は、チップを形成するよう一体化されてよい。
例えば、上記のモジュールは、システム・オン・ア・チップ(system-on-a-chip,SOC)の形で一体化されて実装されてもよい。例えば、ベースバンド装置123は、SOCチップを含み、SOCチップは、上記の方法を実装するよう構成される。処理要素1231及び記憶要素1232は、チップに集積されてよく、処理要素1231は、記憶要素1232に記憶されているプログラムを呼び出して、上記の方法又は上記のモジュールの機能を実装する。代替的に、少なくとも1つの集積回路は、上記の方法又は上記のモジュールの機能を実装するようチップにまとめられてもよい。代替的に、上記の実施は、組み合わされてよく、いくつかのモジュールの機能は、プログラムを呼び出すことによって処理要素によって実装され、いくつかのモジュールの機能は、集積回路を使用することによって実装される。
使用される様態に関わらず、通信装置は、少なくとも1つの処理要素と、記憶要素と、通信インターフェースとを含み、少なくとも1つの処理要素は、上記の方法の実施形態で提供される方法を実行するよう構成される。処理要素は、記憶要素に記憶されているプログラムを実行する第1様態で、又は命令を参照して処理要素内のハードウェアの集積論理回路を使用する第2様態で、上記の方法の実施形態における方法の一部又は全部を実行してよい。確かに、上記の方法の実施形態で提供される方法は、代替的に、第1様態を第2様態と組み合わせることによって実行されてもよい。
上記の記載と同様に、ここでの処理要素は、汎用プロセッサ、例えば、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)であってよく、あるいは、上記の方法を実行する1つ以上の集積回路、例えば、1つ以上の特定用途向け集積回路(Application Specific integrated Circuit,ASIC)、1つ以上のマイクロプロセッサ(digital signal processor,DSP)、又は1つ以上のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)として構成されてよい。記憶要素は、メモリであってよく、あるいは、複数の記憶要素のための一般名称であってよい。
図13は、本願の実施形態に従う更なる他の通信装置の略構造図である。図13に示されるように、通信装置130は、プロセッサ132及びトランシーバ装置133を含む。トランシーバ装置133は、ネットワークデバイスから、無線アクセスネットワーク通知エリアRNAに関する情報及び少なくとも1つのセルの識別情報を受信するよう構成され、RNAに関する情報は、少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報又は少なくとも1つの追跡エリアの識別情報を含む。プロセッサ132は、端末の現在のセルの識別情報及び少なくとも1つのセルの識別情報に基づいて、無線アクセスネットワーク通知エリア更新RNAU通知メッセージを送るべきかどうかを決定するよう構成される。現在のセルが属する無線アクセスネットワークエリアの識別情報は、RNAに関する情報に含まれている少なくとも1つの無線アクセスネットワークエリアの識別情報に属するか、あるいは、現在のセルが属する追跡エリアの識別情報は、RNAに関する情報に含まれている少なくとも1つの追跡エリアの識別情報に属する。更に、通信装置130は、コンピュータプログラム又は命令を記憶するよう構成されたメモリ131を更に含む。プロセッサ132は、プログラム又は命令を呼び出すよう構成される。
図13に示される実施形態における通信装置は、上記の方法の実施形態における技術的解決法を実行するよう構成されてよい。通信装置の実施原理及び技術的効果については、方法の実施形態の関連する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。任意に、通信装置は、端末であってよく、あるいは、端末のコンポーネント(例えば、チップ又は回路)であってよい。
図13で、トランシーバ装置133は、アンテナへ接続されてよい。ダウンリンク方向で、トランシーバ装置133は、アンテナを使用することによって、基地局によって送信された情報を受信し、情報を処理のためにプロセッサ132へ送る。アップリンク方向で、プロセッサ132は、端末のデータを処理し、データを、トランシーバ装置133を使用することによって基地局へ送る。
任意に、プロセッサ132は、図11に示される通信装置内の決定モジュール1102の対応する機能を実装するよう構成されてよく、トランシーバ装置は、図11に示される通信装置内の受信モジュール1101の対応する機能を実装するよう構成されてよい。代替的に、ジョプキノモジュールの一部又は全ては、端末のチップに埋め込まれている集積回路を使用することによって実装されてよい。その上、モジュールは、別々に実装されてよく、あるいは、一体化されてよい。言い換えれば、上記のモジュールは、上記の方法を実行する1つ以上の集積回路、例えば、1つ以上の特定用途向け集積回路(Application Specific integrated Circuit,ASIC)、1つ以上のマイクロプロセッサ(digital signal processor,DSP)、又は1つ以上のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)として構成されてよい。
本願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶している。コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、上記の実施形態における通信方法を実行することを可能にされる。
その上、本願の実施形態は、コンピュータプログラム製品を更に提供し、コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、上記の実施形態における通信方法を実行することを可能にされる。
上記の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを通じて実装されてよい。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用される場合に、実施形態は、全て又は部分的に、コンピュータプログラム製品の形を取ってよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータでロード及び実行される場合に、本願に従うプロシージャ又は機能は、全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、若しくはデジタル加入者回線)又は無線(例えば、赤外線、電波、若しくはマイクロ波)で伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を含むサーバ若しくはデータセンターのようなデータ記憶デバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、固体状態ディスクSolid State Disk)、などであってよい。
本願は、2018年4月4日付けで「COMMUNICATION METHOD AND COMMUNICTIONS APPRATUS」と題されて中国の国家知識産権局に出願された中国特許出願第201810300559.4号の優先権を主張する。なお、先の中国特許出願は、その全文を参照により本願に援用される。