JP7252692B2 - 熱電デバイス、デバイスを冷却するための方法、および電気的エネルギーを発生させるための方法 - Google Patents

熱電デバイス、デバイスを冷却するための方法、および電気的エネルギーを発生させるための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7252692B2
JP7252692B2 JP2020509019A JP2020509019A JP7252692B2 JP 7252692 B2 JP7252692 B2 JP 7252692B2 JP 2020509019 A JP2020509019 A JP 2020509019A JP 2020509019 A JP2020509019 A JP 2020509019A JP 7252692 B2 JP7252692 B2 JP 7252692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoelectric
thermoelectric device
magnetized
weyl semimetal
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020509019A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020532108A (ja
Inventor
ガッツマン、バーンド
ゴート、ヨハネス
メンゲス、ファビアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JP2020532108A publication Critical patent/JP2020532108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7252692B2 publication Critical patent/JP7252692B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
    • H10N10/10Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects operating with only the Peltier or Seebeck effects
    • H10N10/17Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects operating with only the Peltier or Seebeck effects characterised by the structure or configuration of the cell or thermocouple forming the device
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
    • H10N10/80Constructional details
    • H10N10/85Thermoelectric active materials
    • H10N10/851Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
    • H10N10/80Constructional details
    • H10N10/85Thermoelectric active materials
    • H10N10/851Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions
    • H10N10/853Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions comprising arsenic, antimony or bismuth

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

本発明の態様は、全体として熱電素子、モジュールおよびデバイスに関する。さらなる態様は、熱電素子によりデバイスを冷却するための方法ならびに熱電素子により電気的エネルギーを発生させるための方法に関する。
冷却用の熱電デバイスは、例えば、電子デバイスから余分な熱を移動させるために使用される。多くの電子デバイスは低パワー消失であるので、追加の冷却手段が望まれる。熱電冷却は、ジョン・チャールス・ペルチェ(John Charles Peltier)により最初に発見された。ペルチェは、n型半導体またはp型半導体などの異なる導電体同士の間の接合を通り流れる電流が、接合を通り流れる電流に応じて発熱または冷却を誘起できることを観察した。この効果は、ペルチェ効果または熱電効果と呼ばれる。温度は、接合を通る電流方向に応じて高くなることも低くなることもある。
熱電デバイスは、熱源とヒート・シンクとの間に設置されたヒート・ポンプとしてしばしば使用される。熱源は電気部品であってもよく、そしてヒート・シンクは時には表面プレートまたは対流ヒート・シンクである。従来型の熱電冷却デバイスは、対象物を段階的に冷却するためまたは熱源から熱を逃がすために多数の段階を使用する。このような多段モジュールは、互いに積み重ねられた別々の熱電モジュールから主に構成される。このことが、含まれる複数の熱電部品およびその複雑さのためにさらなるスペースの必要性および経費の増加につながる。
固体デバイスにおいて高い冷却能を実現することは、量子コンピューティング、検知およびチップ上の熱管理などの様々な用途にとって難題のままである。
熱電デバイスの他の用途は、例えば、デバイスの自給自足電源のために、環境温度の差から電気的エネルギーを発生させることを含む。
Shuang Jia, Su-Yang Xu and M.Zahid Hasan Weyl;"Weyl semimetals, Fermi arcs and chiral anomalies", 1140 NATURE MATERIALS, VOL15, NOVEMBER 2016
これゆえ、熱電デバイスの効率を高めることが一般に望ましい。
第1の態様によれば、発明は、熱電素子を備える熱電デバイスとして具現化される。熱電素子は、ワイル半金属および複数の磁化された素子を備える。複数の磁化された素子は、ワイル半金属に管理された磁場をかけるように構成される。
このような具現化された熱電デバイスは、熱電デバイスの冷却用途またはエネルギー取入れ用途に関する効率を高めることを提供することができる。特に、磁化された素子との組み合わせでのワイル半金属の使用は、テルル化ビスマス、PeTe、シリサイド、スクッテルド鉱または半ホイスラ合金などの従来の熱電材料と比較して性能指数としての増加したZT値を有する熱電デバイスを提供することができる。ZT値は、熱源(冷却しようとするデバイス/部品の高温側)の絶対温度TとZとの積であり、ここでは
Z=σS/k、
であり、ここでσが使用した材料の導電率であり、Sがゼーベック係数であり、そしてkが使用した材料の熱伝導率である。
ワイル半金属についての現在の研究の概要は、文書“Weyl semimetals, Fermi arcs and chiral anomalies”, 1140 NATUREMATERIALS, VOL15, NOVEMBER 2016でShuang Jia、Su-Yang XuおよびM.Zahid Hasan Weylにより与えられている。この文書によれば「ワイル半金属は、その準粒子励起がワイル・フェルミオン、量子場理論では重要な役割を演じたが真空中では基本粒子として観測されていない粒子である、半金属または金属である。ワイル・フェルミオンは、左手または右手のいずれかの確定的なキラリティを有する。ワイル半金属では、キラリティを、位相幾何学的に保護されたキラル電荷として理解することができる。反対のキラリティのワイル・ノードは、運動量空間では切り離されており、エキゾチック非閉表面状態、フェルミ・アークにより結晶境界を介してのみ接続される。ワイル・フェルミオンは、電流を運び、非常に高い移動度を生じさせながら強固である。そのスピンは、運動量空間磁気単極子構成(momentum-space magnetic monopole configuration)のその特性のために、その運動量方向に固定されている。キラル異常のために、平行な電場および磁場の存在は、キラル電荷の見掛け上の保存を中断することができ、通常の非磁性金属とは違い、大きくなる磁場でワイル金属をさらに導電性にすることができる。」
ある実施形態によれば、ワイル半金属は、熱ヒート・フラックス(thermal heat flux)および電流を案内するように構成される。さらにその上、管理された磁場が、電流に平行な方向に向けられる。これゆえ、磁化された素子により流される電流およびかけられる磁場は、互いに平行である。このような具現化された熱電デバイスは、キラル異常により生じたキラル電荷の保存を中断することができる。結果として、発明の実施形態による熱電素子の導電率を、管理された磁場をかけることにより大きくすることができる。このことは順に、ZT値の増加をもたらす。
ある実施形態によれば、磁化された素子は、熱ヒート・フラックスおよび電流がワイル半金属を通って主に流れるような方法で配置される。
このような実施形態は、磁化された素子の導電率および熱伝導率が、ワイル半金属の導電率および熱伝導率よりも多くの場合に高くなることがあるという発見に基づいている。これゆえ、電流ならびに熱ヒート・フラックスは、ワイル半金属をバイパスすることがあり、代わりに磁化された素子を通って流れることがある。この実施形態によれば、磁化された素子は、このようなバイパスすることが回避されるまたは減少され、そして熱ヒート・フラックスおよび電流がワイル半金属を通って「主に」流れるような方法で配置される。
実施形態によれば、「主に」という用語は、それぞれ全電流および全ヒート・フラックスの50%超がワイル半金属だけを通って流れること、そしてこれゆえ全電流および全ヒート・フラックスの50%未満を磁化された素子のうちの1つを通ってバイパスさせることを意味するであろう。他の実施形態によれば、「主に」という用語は、それぞれ全電流および全ヒート・フラックスの60%超、70%超、80%超または90%超がワイル半金属だけを通って流れることを意味するであろう。磁化された素子を、特にこれらが電流の方向および熱ヒートの方向に予め決められた最大コンタクト長を有するように設計することができる。このような予め決められた最大長は、それぞれ電流および熱ヒート流にとってワイル半金属をバイパスすることを「魅力のないもの」にさせる。実施形態によれば、最大長を有するワイル半金属の熱抵抗がワイル半金属と磁化された素子との間の熱界面抵抗の2倍未満であるように、最大長を選択する。
実施形態によれば、磁化された素子は、別々の個別素子として具現化される。
実施形態によれば、磁化された素子は、ワイル半金属に隣接して、特に相互間で予め決められた間隔に直列方式で配置される。このことが、ワイル半金属に高い磁場を効率的にかけることを可能にする。ワイル半金属に磁化された素子を取り付けることを、例えば、グルーイング、マスクを通した金属堆積、リソグラフィ・プロセス、および自己組み立てプロセスなどの、当業者には知られた製造方法を用いて実行することができる。
他の実施形態によれば、磁化された素子は、ワイル半金属に埋め込まれる。このことが、ワイル半金属に高い磁場を効率的にかけることを可能にする。埋め込まれ磁化された素子を有するこのようなワイル半金属を、例えば、ワイル半金属の結晶成長中における磁性元素でのドーピング、磁気ナノ粒子の取込みなどの当業者には知られた製造方法を用いて製造することができる。
いくつかの実施形態によれば、埋め込まれ磁化された素子は、μmの範囲内の寸法を有するマイクロ素子である。他の実施形態によれば、埋め込まれ磁化された素子は、原子である。
実施形態によれば、ワイル半金属を、特に、TaAs、NbPまたはTaPとすることができる。
他の実施形態によれば、ワイル半金属は、ディラック金属であってもよい。ディラック金属は、特にCdAsまたはNaBiであってもよい。このようなディラック金属は、磁場Bをかけることによりワイル半金属へと転じる。
他の実施形態によれば、ワイル半金属は、RPtBiまたはGdPtBiであってもよい。これらの材料は、磁場Bをかけることによりワイル半金属へと転じる。
実施形態によれば、磁化された素子は、希土類磁石として具現化されることがある。
実施形態によれば、磁化された素子は、ネオジム-鉄-ホウ素、マンガン・アルミニウム、サマリウム・コバルトまたはアルミニウム・ニッケル・コバルトなどの材料を含むことができる。
実施形態によれば、熱電デバイスは、冷却デバイスである。発明の実施形態は、冷却能の増加およびZT値の増加の結果として熱源とヒート・シンクとの間の温度差の増加を提供することができる。
実施形態によれば、熱電デバイスは、熱電デバイスのコンタクト電極同士の間の温度差を電気的エネルギーへと変換するように構成された電気的エネルギー源である。このような具現化されたデバイスは、例えば、電気を発生させるために太陽光エネルギーを使用することができる。このような具現化されたデバイスを、例えば、モノのインターネット(IoT)デバイス用の自給自足電源として使用することができる。
実施形態によれば、熱電デバイスは、温度センサである。
実施形態によれば、磁化された素子は、ワイル半金属に少なくとも1テスラの磁場をかけるように構成される。このような高い磁場は、熱電素子のZT値を増加させる。
本発明のもう1つの態様によれば、デバイスを冷却するための方法が提供される。本方法は、熱電素子を備える熱電デバイスを用意するステップを含む。熱電素子は、第1の態様の実施形態にしたがったワイル半金属および複数の磁化された素子を備える。さらなるステップは、熱電デバイスにより、熱電素子に電流を流すことを含む。さらなるステップは、複数の磁化された素子により、電流の方向に平行にワイル半金属に管理された磁場をかけることを含む。さらなるステップは、電流に応じて熱電素子を通るヒート・フラックスを発生させることを含む。
このような方法は、従来の熱電材料を使用する冷却方法と比較して性能指数としての冷却効率を高めることおよびZT値の増加を提供することができる。
本発明のもう1つの態様によれば、電気的エネルギーを発生させるための方法が提供される。本方法は、熱電素子を備える熱電デバイスを用意するステップを含む。熱電素子は、第1の態様の実施形態にしたがったワイル半金属および複数の磁化された素子を備える。さらなるステップは、熱電デバイスに熱ヒート・フラックス、例えば、太陽光ヒート・フラックスを流すことを含む。さらなるステップは、複数の磁化された素子により、熱ヒート・フラックスに平行にワイル半金属に管理された磁場をかけることを含む。さらなるステップは、ヒート・フラックスに応じて熱電素子を通る電流を発生させることを含む。
このような方法は、従来の熱電材料を使用する方法と比較して性能指数としての効率を高めることおよびZT値の増加を提供することができる。
本発明の実施形態を、添付の図面を参照して、例示的であり非限定的な例として下記により詳細に説明しよう。
ワイル半金属に隣接した磁化された素子を有する本発明の実施形態による熱電デバイスの模式的断面図である。 ワイル半金属に埋め込まれた磁化されたマイクロ素子を有する本発明の実施形態による熱電デバイスの模式的断面図である。 ワイル半金属に埋め込まれた磁化された原子を有する本発明の実施形態による熱電デバイスの模式的断面図である。 本発明の実施形態による熱電冷却デバイスの図である。 電気的エネルギー源として具現化された熱電デバイスの図である。 温度センサとして具現化された熱電デバイスの図である。 デバイスを冷却するための方法の方法ステップのフロー・チャートである。 電気的エネルギーを発生させるための方法の方法ステップのフロー・チャートである。
図1は、本発明の実施形態による熱電デバイス100の模式的断面図を示している。熱電デバイス100は、熱電素子110を備える。熱電素子110は、ワイル半金属120および複数の磁化された素子130を熱電材料として備える。磁化された素子130の各々は、ワイル半金属120に管理された磁場Bをかける。磁化された素子130を、ワイル半金属120に隣接して配置する。とりわけ、磁化された素子130を、相互間で予め決められた間隔dに長手方向xに沿って直列方式で配置する。
熱電デバイス100は、熱電素子110に電流Iを流すための電流源140をさらに備える。電流Iを、電気的コンタクト電極150を介して熱電素子110に流す。熱電デバイス100は、例えば、セラミック板として具現化することができる熱コンタクト160および165をさらに備える。熱コンタクト160を熱源170にそして熱コンタクト165をヒート・シンク175に結合することができる。熱源170を、素子、物体、モジュールまたはデバイスとすることができ、そこから余分な熱がヒート・シンク175へ熱電素子110を通り移動するだろう。ワイル半金属120は、熱ヒート・フラックスHを熱源170からヒート・シンク175へ電流Iと平行に案内するように構成される。管理された磁場Bを、電流Iおよび熱ヒート・フラックスHに平行な方向に向ける。
ヒート・シンク175を、熱を散逸させるまたは取り込むことができる素子、モジュール、物体またはデバイスとすることができる。一般に、熱源170は、熱電デバイス100を介して冷却され、そしてヒート・シンク175は加熱される。熱電デバイス100を、熱源170からヒート・シンク175へ熱を移動させるためのヒート・ポンプとして考えることができる。
熱ヒート・フラックスHおよび電流Iがワイル半金属120を通りそして磁化された素子130を通らずに主に流れるような方法で、磁化された素子130を配置する。このことを特に、磁化された素子130同士の間に十分な間隔dを設けることによりそしてさらに予め決められた最大長Lを有する磁化された素子を設けることにより実現する。磁化された素子130の導電率および熱伝導率がワイル半金属120の導電率および熱伝導率よりもしばしば高いことがあるので、磁化された素子130は、電流Iおよび熱ヒート・フラックスHにとっての並列経路またはバイパス185を一般に与えることがある。この実施形態によれば、このようなバイパスすることは、磁化された素子130同士の間に適切な間隔dを設けることによりそして予め決められた最大長Lを有する磁化された素子を設けることにより回避されるまたは減少される。このような予め決められた最大長Lは、特に、ワイル半金属120と磁化された素子130との間の熱界面抵抗のために、バイパス185の全熱抵抗が直接熱経路180の熱抵抗よりも高くなることを確実にすることができる。結果として、熱ヒート・フラックスHおよび電流Iは、ワイル半金属120を主に通って流れる。
熱電デバイス100は、ペルチェ効果または時にはゼーベック効果とも呼ばれる熱電効果を利用する。熱電デバイス100をまた、ペルチェ冷却器とも表すことができる。
一般に、ペルチェ冷却器により得ることができる最大温度差ΔTは:
ΔT=0.5ZT
により与えられ、ここで、Tが熱源170(高温側)の絶対温度であり、そしてZは
Z=σS/k
であり、ここで、σが使用する材料の導電率であり、Sがゼーベック係数であり、そしてkが使用する材料の熱伝導率である。
典型的には、1付近のZTの値が、先行技術によるデバイスでは使用されている。
磁化された素子130によりかけられる磁場Bと組み合わせてワイル半金属120は、1よりも大きい性能指数としてのZT値を実施形態にしたがって与える。好ましい実施形態によれば、ZT値は2よりも大きい。さらに好ましい実施形態によれば、ZT値は、3よりも大きい。
いくつかの実施形態によれば、ワイル半金属120は、TaAs、NbPまたはTaPを含むことができる。
他の実施形態によれば、ワイル半金属は、ディラック金属であってもよい。このようなディラック金属は、磁場Bをかけることによりワイル半金属へと転じる。このようなディラック金属は、例えば、CdAsまたはNaBiであってもよい。
他の実施形態によれば、ワイル半金属120は、RPtBiまたはGdPtBiを含むことができる。これらの材料もまた、磁場Bをかけることによりワイル半金属へと転じる。
実施形態によれば、磁化された素子130は、希土類磁石を含むことができる。他の実施形態によれば、磁化された素子130は、ネオジム-鉄-ホウ素、マンガン・アルミニウム、サマリウム・コバルトまたはアルミニウム・ニッケル・コバルトを含むことができる。
熱電素子110は、特に、棒の形態を有することができる。棒は、ある実施形態によれば、y方向に0.1μmと10μmとの間の範囲内の幅wを有することができる。磁気素子130は、y方向に0.1μmと10μmとの間の範囲内の幅wを有することができる。磁気素子130は、x方向に0.1μmと10μmとの間の範囲内の長さLを有することができる。さらにその上、磁気素子130を、x方向に0.1μmと10μmとの間の範囲内の相互間の間隔dで配置する。好ましくは、幅w、幅w、間隔dおよび長さLは、同じ大きさまたは類似の大きさを有する。好ましくは、幅w、幅w、間隔dおよび長さLの大きさは、20%の範囲内である。
このような寸法は、熱ヒート・フラックスおよび電流が主にワイル半金属120を通り流れることを確実にすることができる。
図2は、本発明のもう1つの実施形態による熱電デバイス200の模式的断面図を示している。熱電デバイス200は、熱電素子210を備える。熱電素子210は、ワイル半金属220および複数の磁化された素子230を熱電材料として備える。磁化された素子230の各々は、ワイル半金属220に管理された磁場Bをかける。磁化された素子230を、ワイル半金属220に埋め込む。とりわけ、磁化された素子230は、マイクロ素子である。マイクロ素子230を、分散された方式でワイル半金属内に配置する。マイクロ素子は、複数の原子または分子あるいはその両方を含み、そしてワイル半金属220に埋め込まれ磁化されたクラスタを形成する。熱電デバイス200は、熱電素子210に電流Iを流すための電流源240をさらに備える。電流Iを、電気的コンタクト電極250を介して熱電素子210に流す。熱電デバイス200は、例えば、セラミック板として具現化することができる熱コンタクト260および265をさらに備える。熱コンタクト260を熱源270にそして熱コンタクト265をヒート・シンク275に結合することができる。
ワイル半金属220は、熱ヒート・フラックスHを熱源270からヒート・シンク275へ電流Iと平行に案内するように構成される。管理された磁場Bを、電流Iおよび熱ヒート・フラックスHに平行な方向に向ける。
熱ヒート・フラックスHおよび電流Iが主にワイル半金属220を通って流れそして埋め込まれ磁化された素子230を通らないような方法で、埋め込まれ磁化された素子230をやはり配置する。このことは、磁化された素子230同士の間に十分な間隔dを設けることによりそして特に磁化された素子230の予め決められた最大長Lを与えることにより実現される。埋め込まれ磁化された素子230(破線により示された例示的な経路285)を通る熱ヒート・フラックスHに関する全熱抵抗が埋め込まれ磁化された素子230の周りの(やはり破線により示された)熱経路280の熱抵抗よりも高いことを、予め決められた最大長Lは確実にできる。このことは、特に、ワイル半金属220と磁化された素子230との間の熱界面抵抗に起因する。結果として、熱ヒート・フラックスHおよび電流Iは、ワイル半金属220を主に通って流れる。
図3は、本発明のさらにもう1つの実施形態による熱電デバイス300の模式的断面図を示している。熱電デバイス300は、熱電素子310を備える。熱電素子310は、ワイル半金属320および複数の磁化された素子330を熱電材料として備える。磁化された素子330の各々は、ワイル半金属320に管理された磁場Bをかける。磁化された素子330は、ワイル半金属320に埋め込まれる。とりわけ、磁化された素子330は、原子である。原子を、分散された方式でワイル半金属内に配置する。熱電デバイス300は、熱電素子310に電流Iを流すための電流源340をさらに備える。電流Iを、電気的コンタクト電極350を介して熱電素子310に流す。熱電デバイス300は、例えば、セラミック板として具現化することができる熱コンタクト360および365をさらに備える。熱コンタクト360を熱源370にそして熱コンタクト365をヒート・シンク375に結合することができる。
ワイル半金属320は、熱ヒート・フラックスHを熱源370からヒート・シンク375へ電流Iと平行に案内するように構成される。管理された磁場Bを、電流Iおよび熱ヒート・フラックスHに平行な方向に向ける。
図4は、冷却デバイスとして具現化された熱電デバイス400を示している。熱電デバイス400は、4個の熱電素子410、411、412および413を備え、これらはそれぞれワイル半金属および複数の磁化された素子430を熱電材料として備える。磁化された素子430の各々は、ワイル半金属に管理された磁場B(図示せず)をかける。熱電素子410および熱電素子412は、pにドープ(p-doped)され、それゆえp型ワイル半金属として具現化される。熱電素子411および熱電素子413は、nにドープ(n-doped)され、それゆえn型ワイル半金属として具現化される。4個の熱電素子410、411、412および413を、直列に電気的に結合する。コンタクト電極450は、熱電素子410に接触し、コンタクト電極451は、熱電素子410および411を接続し、コンタクト電極452は、熱電素子411および412を接続し、コンタクト電極453は、熱電素子412および413を接続し、そしてコンタクト電極454は、熱電素子413に接触する。
熱電デバイス400は、熱電素子410~413を直列に通る電流Iを流すための電流源440をさらに備える。
熱電デバイス400は、例えば、セラミック板として具現化することができる熱コンタクト460および465をさらに備える。熱コンタクト460を熱源(図示せず)にそして熱コンタクト465をヒート・シンク(図示せず)に結合することができる。
図5は、電気的エネルギー源として具現化された熱電デバイス500を示している。熱電デバイス500は、温度Tを有するデバイス500の高温側と温度Tを有するデバイスの低温側との間の温度差を電気的エネルギーへと変換する。
とりわけ、熱電デバイス500は、4個の熱電素子510、511、512および513を備え、これらはそれぞれワイル半金属および複数の磁化された素子530を熱電材料として備える。磁化された素子530の各々は、ワイル半金属に管理された磁場B(図示せず)をかける。熱電素子510および熱電素子512は、pにドープされ、それゆえp型ワイル半金属として具現化される。熱電素子511および熱電素子513は、nにドープされ、それゆえn型ワイル半金属として具現化される。4個の熱電素子510、511、512および513を、直列に電気的に結合する。コンタクト電極550は、熱電素子510に接触し、コンタクト電極551は、熱電素子510および511を接続し、コンタクト電極552は、熱電素子511および512を接続し、コンタクト電極553は、熱電素子512および513を接続し、そしてコンタクト電極554は、熱電素子513に接触する。コンタクト電極550および554を、負荷抵抗Rに電気的に接続する。
熱電デバイス500は、例えば、セラミック板として具現化することができる熱コンタクト560および565をさらに備える。熱コンタクト560は、熱、例えば、太陽熱ヒートを受けるように構成され、そしてデバイス500は、この熱ヒートを電流Iへと変換し、これゆえ負荷抵抗Rにおいて電気的エネルギーへと変換する。
図6は、温度センサとして具現化された熱電デバイス600を示している。
とりわけ、熱電デバイス600は、2個の熱電素子610および611を備え、これらはそれぞれワイル半金属および複数の磁化された素子630を熱電材料として備える。磁化された素子630の各々は、ワイル半金属に管理された磁場B(図示せず)をかける。熱電素子610は、pにドープされ、それゆえp型ワイル半金属として具現化される。熱電素子611は、nにドープされ、それゆえn型ワイル半金属として具現化される。2個の熱電素子610および611を、直列に電気的に結合する。コンタクト電極650は、熱電素子610に接触し、コンタクト電極651は、熱電素子610および611を接続し、コンタクト電極652は、熱電素子611に接触する。コンタクト電極650および652を、電圧計680に電気的に接続する。
熱電デバイス600は、例えば、セラミック板として具現化することができる熱コンタクト660および665をさらに備える。熱コンタクト665を、固定の基準温度TRefで動作させ、一方で、デバイス600は、熱コンタクト660の側における温度Tを測定するように構成される。とりわけ、電圧計680において測定した電圧を、基準温度TRefに対する温度差へと変換する。
図7は、デバイスを冷却するための方法700の方法ステップを図示している。
ステップ710のところでは、熱電素子を備える熱電デバイスを用意する。熱電素子は、ワイル半金属および複数の磁化された素子を備え、上に説明したように具現化されることがある。
ステップ720のところでは、熱電デバイスは、電流源により熱電素子に電流を流す。
ステップ730のところでは、複数の磁化された素子は、電流の方向に平行にワイル半金属に管理された磁場をかける。
ステップ740のところでは、熱電デバイスが、電流に応じて熱電素子を通るヒート・フラックスを発生させる。
方法700は、管理された磁場をかけることと組み合わせて熱電材料としてワイル半金属を使用することにより冷却効率の点で利点を与える。
図8は、電気的エネルギーを発生させるための方法800の方法ステップを図示している。
ステップ810のところでは、熱電素子を備える熱電デバイスを用意する。熱電素子は、ワイル半金属および複数の磁化された素子を備え、上に説明したように具現化されることがある。
ステップ820のところでは、熱ヒート・フラックスを、例えば、太陽熱の形態で熱電デバイスに提供する。
ステップ830のところでは、複数の磁化された素子は、熱ヒート・フラックスに平行にワイル半金属に管理された磁場をかける。
ステップ840のところでは、熱電デバイスは、ヒート・フラックスに応じて熱電素子を通る電流を発生させる。
方法800は、管理された磁場をかけることと組み合わせて熱電材料としてワイル半金属を使用することにより効率的なエネルギー取入れの点で利点を与える。
本発明の様々な実施形態の説明は、例証の目的で提示されてきているが、網羅的なものでも開示した実施形態に限定するものでもない。多くの修正形態および変更形態が、説明した実施形態の範囲および思想から逸脱することなく当業者には明らかであろう。本明細書において使用した用語法は、実施形態の原理、市場において見出される技術よりも実際的な応用または技術的改善を最も良く説明するために、または他の当業者が本明細書において開示した実施形態を理解することを可能にするために選択された。

Claims (25)

  1. 熱電素子を備える熱電デバイスであって、前記熱電素子がワイル半金属および複数の磁化された素子を備え、前記複数の磁化された素子が前記ワイル半金属に管理された磁場をかけるように構成され、熱ヒート・フラックスと電流とが互いに平行な方向を向くように構成された、熱電デバイス。
  2. 前記ワイル半金属が、前記熱ヒート・フラックスおよび前記電流を案内するように構成され、
    前記管理された磁場が、前記電流に平行な方向に向けられる、
    請求項1に記載の熱電デバイス。
  3. 前記磁化された素子は、前記熱ヒート・フラックスおよび前記電流が前記ワイル半金属を通って主に流れるような方法で配置される、
    請求項2に記載の熱電デバイス。
  4. 前記磁化された素子が、前記ワイル半金属に隣接して配置される、請求項1に記載の熱電デバイス。
  5. 前記磁化された素子が、相互間で予め決められた間隔に直列方式で配置される、請求項4に記載の熱電デバイス。
  6. 前記磁化された素子が、前記ワイル半金属に埋め込まれる、請求項1に記載の熱電デバイス。
  7. 前記磁化された素子が、マイクロ素子である、請求項6に記載の熱電デバイス。
  8. 前記磁化された素子が、原子である、請求項6に記載の熱電デバイス。
  9. 前記ワイル半金属が、TaAs、NbPおよびTaPからなる群から選択される、請求項1に記載の熱電デバイス。
  10. 前記ワイル半金属が、ディラック金属である、請求項1に記載の熱電デバイス。
  11. 前記ディラック金属が、CdAsおよびNaBiからなる群から選択される、請求項10に記載の熱電デバイス。
  12. 前記ワイル半金属が、GdPtBiである、請求項1に記載の熱電デバイス。
  13. 前記磁化された素子が、希土類磁石を含む、請求項1に記載の熱電デバイス。
  14. 前記磁化された素子が、ネオジム-鉄-ホウ素、マンガン・アルミニウム、サマリウム・コバルトまたはアルミニウム・ニッケル・コバルトからなる群から選択される、請求項1に記載の熱電デバイス。
  15. 前記熱電デバイスが、冷却デバイスである、請求項1に記載の熱電デバイス。
  16. 前記熱電デバイスが、前記熱電デバイスのコンタクト電極同士の間の温度差を電気的エネルギーへと変換するように構成された電気的エネルギー源である、請求項1に記載の熱電デバイス。
  17. 前記熱電デバイスが、温度センサである、請求項1に記載の熱電デバイス。
  18. 前記磁化された素子が、前記ワイル半金属に少なくとも1テスラの磁場をかけるように構成される、請求項1に記載の熱電デバイス。
  19. 前記熱電素子が、コンタクト電極同士の間に配置され、
    前記熱電素子が、前記コンタクト電極同士の間に電流を導くように構成される、
    請求項1に記載の熱電デバイス。
  20. 前記熱電素子が、棒の形態を有し、
    前記棒が、0.1μmと10μmとの間の範囲内の幅を有し、
    前記磁化された素子が、0.1μmと10μmとの間の範囲内の幅を有し、
    前記磁化された素子が、0.1μmと10μmとの間の範囲内の長さを有し、
    前記磁化された素子が、相互間の間隔dで配置され、前記間隔dが0.1μmと10μmとの間の範囲内である、
    請求項1に記載の熱電デバイス。
  21. デバイスを冷却するための方法であって、
    熱電素子を備える熱電デバイスを用意することであり、前記熱電素子がワイル半金属および複数の磁化された素子を備える、前記用意することと、
    前記熱電デバイスにより、前記熱電素子に電流を流すことと、
    前記複数の磁化された素子により、前記ワイル半金属に管理された磁場をかけることであり、前記管理された磁場が前記電流の方向に平行にかけられる、前記かけることと、
    前記電流に応じて前記熱電素子を通る、前記電流の方向と平行な方向を向くヒート・フラックスを発生させることと
    を含む、方法。
  22. 前記磁化された素子が、前記ワイル半金属に隣接して配置される、請求項21に記載の方法。
  23. 前記磁化された素子が、前記ワイル半金属に埋め込まれる、請求項21に記載の方法。
  24. 電気的エネルギーを発生させるための方法であって、
    熱電素子を備える熱電デバイスを用意することであり、前記熱電素子がワイル半金属および複数の磁化された素子を備える、前記用意することと、
    前記熱電デバイスに熱ヒート・フラックスを流すことと、
    前記複数の磁化された素子により、前記ワイル半金属に管理された磁場をかけることであり、前記管理された磁場が前記熱ヒート・フラックスに平行にかけられる、前記かけることと、
    前記ヒート・フラックスに応じて前記熱電素子を通る、前記熱ヒート・フラックスの方向と平行な方向を向く電流を発生させることと
    を含む、方法。
  25. 前記磁化された素子が、前記ワイル半金属に隣接して配置されるまたは前記ワイル半金属に埋め込まれる、請求項24に記載の方法。
JP2020509019A 2017-08-25 2018-08-13 熱電デバイス、デバイスを冷却するための方法、および電気的エネルギーを発生させるための方法 Active JP7252692B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/686,377 US10256391B2 (en) 2017-08-25 2017-08-25 Thermoelectric device
US15/686,377 2017-08-25
PCT/IB2018/056075 WO2019038628A1 (en) 2017-08-25 2018-08-13 THERMOELECTRIC DEVICE

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020532108A JP2020532108A (ja) 2020-11-05
JP7252692B2 true JP7252692B2 (ja) 2023-04-05

Family

ID=65435528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020509019A Active JP7252692B2 (ja) 2017-08-25 2018-08-13 熱電デバイス、デバイスを冷却するための方法、および電気的エネルギーを発生させるための方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10256391B2 (ja)
JP (1) JP7252692B2 (ja)
CN (1) CN111052423B (ja)
DE (1) DE112018003232B4 (ja)
GB (1) GB2579327B (ja)
WO (1) WO2019038628A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11011692B2 (en) * 2017-10-11 2021-05-18 Ohio State Innovation Foundation Thermoelectric device utilizing non-zero berry curvature
KR102662594B1 (ko) * 2018-02-14 2024-05-03 막스-플랑크-게젤샤프트 츄어 푀르더룽 데어 비쎈샤프텐 에.파우. 자기장에 의한 바일 반금속의 광촉매 물 분해 효율 향상
US10679942B2 (en) * 2018-03-15 2020-06-09 International Business Machines Corporation Electrical junction for facilitating an integration of electrical crossing
CN110580995B (zh) * 2018-06-07 2020-11-13 清华大学 铁磁材料及其制备方法、传感器
CN110426135B (zh) * 2019-08-13 2021-01-15 深圳市科敏传感器有限公司 一种基于外尔半金属光探测的温度传感器
US11749602B2 (en) * 2020-11-17 2023-09-05 International Business Machines Corporation Topological semi-metal interconnects
DE102022116847A1 (de) 2022-07-06 2024-01-11 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Thermoelektrisches System und Verfahren zum Betreiben eines thermoelektrischen Systems
WO2024076440A1 (en) * 2022-10-04 2024-04-11 Kriisa United Llc Semiconductor heat management

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002118295A (ja) 2000-10-11 2002-04-19 Sumitomo Special Metals Co Ltd 熱電変換材料とその製造方法並びに熱電変換素子
JP2002353523A (ja) 2001-03-22 2002-12-06 Ricoh Co Ltd 熱電変換材料、熱電変換素子およびその製造方法
JP2006049494A (ja) 2004-08-03 2006-02-16 Ricoh Co Ltd 熱電変換材料及び熱電変換装置
US20110088739A1 (en) 2009-10-20 2011-04-21 Lockheed Martin Corporation High efficiency thermoelectric converter
WO2012108276A1 (ja) 2011-02-09 2012-08-16 日本電気株式会社 熱電変換素子、熱電変換素子の製造方法および熱電変換方法
JP2017508270A (ja) 2013-12-05 2017-03-23 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 熱電エネルギー変換のための材料
US20170138844A1 (en) 2015-11-16 2017-05-18 Trustees Of Princeton University Method for production and identification of weyl semimetal
JP2017084854A (ja) 2015-10-23 2017-05-18 国立大学法人 東京大学 熱電変換デバイス
WO2019009308A1 (ja) 2017-07-03 2019-01-10 国立大学法人東京大学 熱電変換素子及び熱電変換デバイス

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07202277A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Yuninetsuto:Kk ネルンスト素子材料
US10439123B2 (en) * 2017-06-19 2019-10-08 Massachusetts Institute Of Technology Apparatus, systems, and methods for generating thermopower

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002118295A (ja) 2000-10-11 2002-04-19 Sumitomo Special Metals Co Ltd 熱電変換材料とその製造方法並びに熱電変換素子
JP2002353523A (ja) 2001-03-22 2002-12-06 Ricoh Co Ltd 熱電変換材料、熱電変換素子およびその製造方法
JP2006049494A (ja) 2004-08-03 2006-02-16 Ricoh Co Ltd 熱電変換材料及び熱電変換装置
US20110088739A1 (en) 2009-10-20 2011-04-21 Lockheed Martin Corporation High efficiency thermoelectric converter
WO2012108276A1 (ja) 2011-02-09 2012-08-16 日本電気株式会社 熱電変換素子、熱電変換素子の製造方法および熱電変換方法
JP2017508270A (ja) 2013-12-05 2017-03-23 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 熱電エネルギー変換のための材料
JP2017084854A (ja) 2015-10-23 2017-05-18 国立大学法人 東京大学 熱電変換デバイス
US20170138844A1 (en) 2015-11-16 2017-05-18 Trustees Of Princeton University Method for production and identification of weyl semimetal
WO2019009308A1 (ja) 2017-07-03 2019-01-10 国立大学法人東京大学 熱電変換素子及び熱電変換デバイス

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Binghai Yan,外1名,Topological Materials: Weyl Semimetals,Annual Review of Condensed Matter Physics,米国,Annual Reviews,2017年01月11日,Vol. 8,p. 337-354

Also Published As

Publication number Publication date
GB2579327A (en) 2020-06-17
US20190067547A1 (en) 2019-02-28
GB2579327B (en) 2020-09-30
JP2020532108A (ja) 2020-11-05
CN111052423B (zh) 2023-08-08
CN111052423A (zh) 2020-04-21
DE112018003232T5 (de) 2020-03-12
WO2019038628A1 (en) 2019-02-28
DE112018003232B4 (de) 2021-02-18
GB202003247D0 (en) 2020-04-22
US10256391B2 (en) 2019-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7252692B2 (ja) 熱電デバイス、デバイスを冷却するための方法、および電気的エネルギーを発生させるための方法
Bulman et al. Superlattice-based thin-film thermoelectric modules with high cooling fluxes
Boukai et al. Silicon nanowires as efficient thermoelectric materials
Ebling et al. Multiphysics simulation of thermoelectric systems for comparison with experimental device performance
Pan et al. Ultrahigh transverse thermoelectric power factor in flexible Weyl semimetal WTe2
WO2009014985A2 (en) Methods and devices for controlling thermal conductivity and thermoelectric power of semiconductor nanowires
Tan et al. Oriented growth of A2Te3 (A= Sb, Bi) films and their devices with enhanced thermoelectric performance
Tan et al. Improved thermoelectric performance of a film device induced by densely columnar Cu electrode
Aliabad et al. Thermoelectricity and superconductivity in pure and doped Bi2Te3 with Se
Schmidl et al. 3D spacer fabrics for thermoelectric textile cooling and energy generation based on aluminum doped zinc oxide
Alvarez-Quintana Impact of the substrate on the efficiency of thin film thermoelectric technology
Bourgault et al. Thermoelectrical devices based on bismuth-telluride thin films deposited by direct current magnetron sputtering process
Cai et al. Effective Seebeck coefficient for semiconductors
Mahfuz et al. Designing a bileg silicon-nanowire thermoelectric generator with cavity-free structure
US20210273150A1 (en) Thermoelectric device utilizing non-zero berry curvature
Yamashita Effect of temperature dependence of electrical resistivity on the cooling performance of a single thermoelectric element
Gobpant et al. High-performance flexible thermoelectric generator based on silicone rubber and cover with graphite sheet
Xu et al. n-Si–p-Si1− xGex nanowire arrays for thermoelectric power generation
JP6785402B2 (ja) 熱電変換素子およびその製造方法
US20210091305A1 (en) Thermoelectric Cooling and Power Generation based on the Quantum Hall Effect
GB2521353A (en) Thermoelectric device
Kadhim et al. Chalcogen-based thermoelectric power generation device using p-type Bi0. 4Sb1. 6Se2. 4Te0. 6 and n-type Bi2Se0. 6Te2. 4 prepared by solid-state microwave synthesis
US20060016248A1 (en) Thermoelectric Circuits Utilizing Series Isothermal Heterojunctions
US20150316298A1 (en) Thermoelectric Device And Method For Fabrication Thereof
US20170005251A1 (en) Thermoelectric device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220328

RD12 Notification of acceptance of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7432

Effective date: 20220328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20220328

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20220502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230307

RD14 Notification of resignation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434

Effective date: 20230307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7252692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150