JP7251048B2 - 渋滞予測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、渋滞予測装置、渋滞予測方法、渋滞予測プログラム、及び事象予測装置に関する。
従来より、道路の渋滞を予測する種々の方法が提案されている。例えば、特許文献1に記載の渋滞予測装置では、地図上に一定の区画に区切られた領域(以下、「メッシュ領域」という)を設定して、道路を走行中の車両からアップロードされる位置情報、時刻情報、走行速度等のデータに基づいて、メッシュ領域毎に現在走行中の車両の流動性を算出している。これにより、ユーザーが目的地を設定することなく、簡便で精度の高いメッシュ領域毎の渋滞予測情報の提供を可能としている。
特開2017-126123号公報
しかしながら、渋滞の予測には改善の余地があり、さらに精度が高い渋滞の予測が要望されていた。ところで、渋滞の予測は、ごく近い未来の予測であるため、渋滞の予測以外にも、近い未来に生じうる事象の予測は、渋滞の予測と同様のアプローチで解決できると考えられる。特に、近い未来に生じうる事象の予測は、それが正しいか否かが所定時間経過後に分かるため、その予測が正しいか否かを逐次検証すれば、予測の精度を向上できると考えられる。
本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、予測の検証を行うことで、予測精度を高めることができる、渋滞予測装置、渋滞予測方法、渋滞予測プログラム、及び予測装置を提供することを目的とする。
本開示に係る渋滞予測装置は、少なくとも一つの地区の道路において、道路の進行方向に沿って所定間隔をおいて配置される複数のセンサから時刻t及び時刻t+nにおいてそれぞれ取得されたデータを受け取り、前記各データに基いて車両の通過台数に関する前記時刻tにおける第1情報、及び前記時刻t+nにおける第2情報を算出する道路情報算出部と、前記第1情報から、前記時刻t+nに予想される前記車両の通過台数に関連する予測情報を、算出するための学習を行った学習済みの第1学習器と、時刻t+nにおいて、前記第2情報と、前記予測情報とを比較し、所定の基準に適合しているか否かを判定する判定部と、前記判定部が、前記所定の基準に適合していると判定した場合には、所定の条件下で、前記第1情報と前記第2情報とを追加学習データとして、前記第1学習器を学習するための学習データに加えて、前記第1学習器の再学習を行う、再学習部と、を備え、前記第1学習器は、第1時刻の前記複数のセンサからのデータに基づく前記通過台数に関する情報と、前記第1時刻よりも未来の第2時刻の前記複数のセンサからのデータに基づく前記通過台数に関する情報と、を含む学習データにより学習されている。
この構成によれば、予測情報が、所定時間経過後に正しかったかどうか確認できるため、予測が正しかった場合には、予測に用いた第1情報及び実際の結果である第2情報を用いて第1学習器を再学習するようにしている。したがって、第1学習器の学習を効率的に行うことができる。
上記渋滞予測装置において、前記再学習部は、前記追加学習データが加えられた前記学習データにより前記第1学習器と同一構成の学習器を学習した、仮学習器を生成し、前記第1学習器と前記仮学習器との比較を行った結果、前記仮学習器が前記第1学習器よりも所定の基準に基づく精度が高い場合には、前記仮学習器により前記第1学習器を更新することができる。
この構成によれば、次の効果を得ることができる。上記のような予測が正しかった場合の第1情報及び第2情報を用いても、第1学習器の精度が高くならない場合もある。これに対応するために、予測が正しかった場合の情報を加えた学習データで学習させた仮学習器と、現在の第1学習器とを対比し、仮学習器の方が精度が高い場合にのみ、第1学習器の更新を行うようにしている。したがって、学習器の精度を確実に高めることができる。
上記渋滞予測装置においては、所定の時期ごとに作成された学習データによって学習された複数の前記第1学習器を備えており、前記各第1学習器は、それぞれ、生成された前記学習データの時期に用いられるように構成することができる。
この構成によれば、第1学習器を学習する学習データが、所定の時期ごと、例えば、平日、休日、朝昼等の時間帯、月、季節等ごとに作成され、各学習データごとに学習された複数の第1学習器を有し、各第1学習器が対応する所定の時期に用いられる。渋滞の発生は、上記のような時期ごとに異なる傾向にあるため、時期ごとの学習データで学習された第1学習器を用いれば、渋滞の予測の精度を高めることができる。
上記渋滞予測装置においては、前記追加学習データを入力とし、当該追加学習データを用いて学習された前記仮学習器が、前記更新に用いられたか否かを出力とする学習データにより、学習を行い、前記追加学習データを入力したとき、当該追加学習データを用いて学習された前記仮学習器が、前記更新に用いられたか否かを出力する、学習済みの第2学習器をさらに備えることができ、前記再学習部は、前記判定部により前記所定の基準に適合していると判定した前記第1情報と前記第2情報が、前記追加学習データとして適合しているか否かを前記第2学習器に判断させ、当該第2学習器が適合と判断した前記追加学習データを用いた学習データにより、前記仮学習器を生成するように構成することができる。
この構成によれば、予測が正しかったすべての追加学習データで再学習を行うのではなく、再学習に適した追加学習データであるか否かを第2学習器で判断し、再学習に適した追加学習データのみを用いて第1学習器の再学習するようにしている。したがって、再学習の回数を減らすとともに、効率的な再学習を行うことができる。よって、学習の負荷を低減することができる。
上記渋滞予測装置においては、所定の時期ごとに作成された学習データによって学習された複数の前記第2学習器を備えており、前記各第2学習器は、それぞれ、生成された前記学習データの時期に用いられるように構成することができる。
上記渋滞予測装置においては、前記第2情報に基づいて、前記各センサが配置された道路での渋滞の発生状況を算出する渋滞情報算出部をさらに備えることができる。
上記渋滞予測装置において、前記各学習器は、例えば、ニューラルネットワークによって構成することができる。
本開示に係る渋滞予測方法は、少なくとも一つの地区の道路において、道路の進行方向に沿って所定間隔をおいて配置される複数のセンサから時刻tにおいて取得されたデータを受け取り、前記データに基いて車両の通過台数に関する第1情報を算出するステップと、時刻tにおいて、前記第1情報から、時刻t+nに予想される前記車両の通過台数に関する予測情報を算出するための学習を行った学習済みの第1学習器を準備するステップと、前記複数のセンサから時刻t+nにおいて取得されたデータを受け取り、前記データに基いて車両の通過台数に関する第2情報を算出するステップと、前記第2情報と、前記予測情報とを比較し、所定の基準に適合しているか否かを判定するステップと、前記所定の基準に適合していると判定した場合には、所定の条件下で、前記第1情報と前記第2情報とを前記第1学習器を再学習するための学習データに加える、ステップと、を備えている。
本開示に係る渋滞予測プログラムは、コンピュータに、少なくとも一つの地区の道路において、道路の進行方向に沿って所定間隔をおいて配置される複数のセンサから時刻tにおいて取得されたデータを受け取り、前記データに基いて車両の通過台数に関する第1情報を算出するステップと、時刻tにおいて、前記第1情報から、時刻t+nに予想される前記車両の通過台数に関する予測情報を算出するための学習を行った学習済みの第1学習器を準備するステップと、前記複数のセンサから時刻t+nにおいて取得されたデータを受け取り、前記データに基いて車両の通過台数に関する第2情報を算出するステップと、前記第2情報と、前記予測情報とを比較し、所定の基準に適合しているか否かを判定するステップと、前記所定の基準に適合していると判定した場合には、所定の条件下で、前記第1情報と前記第2情報とを前記第1学習器を再学習するための学習データに加える、ステップと、を備えている。
本開示に係る予測装置は、所定の情報を取得する情報取得部を備え、前記事項に基づいて所定の事象が生じ得るシステムに用いられる、予測装置であって、時刻tにおいて、前記各情報取得部から取得される前記事項に関する第1情報から、時刻t+nにおいて、前記システムで生じ得る前記事象に関する予測情報を算出するための学習を行った学習済みの第1学習器と、時刻t+nにおいて、前記システムで生じた前記事象に関する第2情報と、前記予測情報とを比較し、所定の基準に適合しているか否かを判定する判定部と、前記判定部が、前記所定の基準に適合していると判定した場合には、所定の条件下で、前記第1情報と前記第2情報とを追加学習データとして、前記第1学習器を再学習するための学習データに加えて、前記第1学習器の再学習を行う、再学習部と、を備えている。
本発明によれば、予測の検証を行うことで、予測精度を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る渋滞予測装置の概要を示すブロック図である。 センサが配置された道路の概略図である。 各センサからの検知データにより生成された道路情報である。 車両占有率と通過台数から渋滞の発生を判断する方法の一例を示すグラフである。 図1の渋滞予測装置のハードウエア構成を示すブロック図である。 道路情報の予測を示す図である。 図1の渋滞予測装置で用いられるニューラルネットワークの一例を示す図である。 図1の渋滞予測装置の学習器の学習の一例を示す図である。 図1の渋滞予測装置における学習器の更新の処理手順の一例を例示するフローチャートである。 第2実施形態に係る渋滞予測装置の機能構成を示すブロック図である。 図10の渋滞予測装置の学習器の学習の一例を示す図である。 図10の渋滞予測装置における学習器の更新の処理手順の一例を例示するフローチャートである。 本発明の予測装置の概要を示すブロック図である。 図13の予測装置における学習器の更新の処理手順の一例を例示するフローチャートである。 本発明の券売機故障予測装置の概要を示すブロック図である。 図15の券売機故障予測装置の学習器の学習の一例を示す図である。 図15の券売機故障予測装置における学習器の更新の処理手順の一例を例示するフローチャートである。
<A.第1実施形態>
以下、本発明に係る渋滞予測装置、渋滞予測方法、及び渋滞予測プログラムの第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、本実施形態において登場するデータを自然言語により説明しているが、より具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメータ、マシン語等で指定される。
<1.適用例>
以下、本実施形態に係る渋滞予測装置について、説明する。この渋滞予測装置は、車両監視システムに設けられるものであり、図1に示すように、道路に設置される複数のセンサ1と、これらセンサ1と通信回線100を介して接続される渋滞予測装置2と、を備えている。まず、センサ1について説明する。センサ1は、高速道路などの道路に沿って所定間隔おきに設置される。例えば、図2に示すように、道路10の進行方向に沿って、所定間隔おき(例えば、500m毎)に複数のセンサ11~13が設置されている。これらのセンサ11~13は、通過する自動車の台数を検知する。その他、自動車の速度、自動車の高さ、車種などを検知するようにしてもよく、このような検知を車線ごとに行うこともできる。すなわち、道路を通行する自動車に関する種々のデータを取得する。以下、これらのセンサで直接検知されたデータを検知データと称することとする。そして、この検知データが、本発明における「センサで取得されたデータ」に相当する。
そして、このような検知データに基づいて、渋滞を予測するための情報を、渋滞予測装置2において作成する。そのような情報は、種々のものを挙げることができるが、本実施形態では、一例として、所定時間内の自動車の通過台数及び車両占有率を用いる。ここで、通過台数は、各センサ1で検知された、走行する自動車の台数を所定時間おきに求めたものである。一方、車両占有率とは、通過台数を元に算出することができ、所定時間における、自動車が通過した時間の割合である。例えば5分間において、あるセンサ11~13で検出された、自動車が通過している時間の合計が30秒である場合には、車両占有率は10%となる。これら車両の通過台数及び車両占有率が、本発明に係る第1情報または第2情報に相当する。そして、以下では、これらの情報を道路情報と称することとする。
したがって、ある道路に配置されているセンサ11~13からは、図3のような道路情報が取得される。図3の例では、所定間隔をおいた3つの地点A~Cにセンサ11~13が配置され、各センサ11~13から所定時間ごとに車両の通過台数及び車両占有率が出力される。また、図3の例では、出力された道路情報の一部が示されているが、現在時刻をtとし、それより5分前から1分ごとの情報が示されている。
そして、このような自動車の通過台数と車両占有率から渋滞の発生を判定する。渋滞の判定方法としては種々の方法があるが、例えば、図4に示すように、車両占有率が所定値S以上であり、且つ(A*車両占有率>通過台数)を充足すれば、そのセンサが設置されている地点で渋滞が発生していると判定する。S,Aはセンサの場所、道路の場所、日時、季節、などから適宜決定されるパラメータである。このように、各センサ1から得られる車両の通過台数及び車両占有率が分かれば、渋滞の発生を判定することができる。
なお、本実施形態で対象とするセンサ1は、一つの地区の道路だけではなく、同様の情報を取得可能なセンサ1が配置された複数の地区の道路も対象となる。
そして、図1に示すように、本実施形態に係る渋滞予測装置2は、センサ1で取得された検知データから道路情報を算出する道路情報算出部211と、この道路情報算出部211から出力された道路情報により、所定時間経過後の道路情報を予測する予測部212と、予測部212によって予測された道路情報から判定された渋滞情報を表示する表示装置26と、を備えている。また、予測部212は、予測のための学習を行う学習済み学習器213を備えている。
ところで、この渋滞予測装置2では、所定時間経過後の未来を予測するため、その予測が正しかったか、誤っていたかは、所定時間経過後に判明する。したがって、本実施形態に係る渋滞予測装置2は、所定時間経過後に、予測が正しかったと判明した場合に、その情報を用いて、予測部212の学習器213の再学習を行う。そのため、この渋滞予測装置2は、予測された道路情報(予測情報)が正しかったか否かを判定する判定部214と、この判定部214により正しいと判定された道路情報を用いて学習器213を再学習するための再学習部215とを、さらに備えている。
再学習部215は、正しい予測が行われたときの道路情報、例えば、時刻tにおいて各センサ1で検知された検知データから算出された現実の道路情報を入力値とし、時刻t+nにおいて各センサ1で検知された検知データから算出された現実の道路情報を出力値としたデータを追加データとして学習データに追加し、現学習器213と同一構成の学習器(換言すると、現学習器213のコピー)を学習させる。こうして学習された学習済み学習器213を仮学習器216とする。なお、誤った予測が行われた場合には、仮学習器は生成しない。
そして、再学習部215では、仮学習器216と現学習器213とを比較し、仮学習器216の方が、現学習器213よりも精度が高いものであると判断した場合には、現学習器213の学習結果データを仮学習器の学習結果データに置き換える。すなわち、学習器213の更新を行う。現学習器213と仮学習器216の精度の判断は、種々の方法で行うことができるが、例えば、適当な入力値と出力値を有するサンプルデータを用いて予測を行わせることができる。サンプルデータとは、例えば、過去に収集したデータに基づく道路情報である入力値と、その後(時間n経過後)に実際に測定されたデータに基づく道路情報である出力値を有するものとすることができる。そして、サンプルデータの入力値を各学習器213,216に入力し、いずれが精度の高い予測、つまりサンプルデータの出力値に近い出力を行うかで判断することができる。
すなわち、本実施形態の渋滞予測装置においては、過去の道路情報から未来の道路情報を予測するために学習された学習器を用い、現在の道路情報から予測した未来の道路情報が正解であったことが確認された場合には、現在の道路情報と、予測が正しかった未来の道路情報(実際の未来の道路情報)とを追加学習データとして準備する。そして、現在の学習器と同一構成の学習器を、追加学習データを用いて学習させた仮学習器を生成し、この仮学習器が、現在の学習器の精度を上回れば、現在の学習器を仮学習器に置き換えるように構成されている。また、このような学習器の学習は、時間の経過とともに変化するデータに適用することができる。この点は、後述する。
<2.構成例>
<2-1.ハードウエア構成>
次に、本実施形態に係る渋滞予測装置、及びこれが含まれる車両監視システムのハードウエア構成について説明する。
<2-1-1.センサ>
センサ1は、特には限定されないが、上述した検知データを取得できるものであればよく、赤外線センサなど各種のセンサを用いることができる。
<2-1-2.渋滞予測装置>
図5は、本実施形態に係る渋滞予測装置を示す機能ブロック図である。図5に示すように、本実施形態に係る渋滞予測装置2は、制御部21、記憶部22、通信インタフェース23、入力装置24、出力装置25、表示装置26、外部インタフェース27、及びドライブ28が電気的に接続されたコンピュータである。なお、図1では、通信インタフェース及び外部インタフェースをそれぞれ、「通信I/F」及び「外部I/F」と記載している。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含み、情報処理に応じて各構成要素の制御を行う。記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置であり、制御部21で実行される渋滞予測プログラム221、センサ1から送信される検知データ222、検知データから算出された道路情報223、学習済みの学習器に関する情報を示す学習結果データ224、学習器を学習させるための学習データ225等を記憶する。また、予測された道路情報、渋滞予測なども記憶部22に記憶することができる。
渋滞予測プログラム221は、センサ1から得られる検知データ222を元に、各センサ1が配置されている地点での渋滞の予測を行うものである。また、学習結果データ224は、学習済みの学習器の設定を行うためのデータである。詳細は後述する。
通信インタフェース23は、例えば、有線LAN(Local Area Network)モジュール、無線LANモジュール等であり、ネットワークを介した有線又は無線通信を行うためのインタフェースである。例えば、センサ1と接続したり、あるいは渋滞の状況や渋滞の予測を外部に送信するために用いられる。入力装置14は、例えば、マウス、キーボード等の入力を行うための装置である。出力装置15は、例えば、スピーカ等の出力を行うための装置である。表示装置26は、ディスプレイ等で構成することができ、例えば、渋滞の状況、渋滞の予測結果などを表示することができる。外部インタフェース27は、USB(Universal Serial Bus)ポート等であり、外部装置と接続するためのインタフェースである。
ドライブ28は、例えば、CD(Compact Disk)ドライブ、DVD(Digital Versatile Disk)ドライブ等であり、記憶媒体91に記憶されたプログラムを読み込むための装置である。ドライブ17の種類は、記憶媒体91の種類に応じて適宜選択されてよい。上記記憶部22に記憶される各種のデータ221~225の少なくとも一つは、この記憶媒体91に記憶されていてもよい。また、検知データ222、道路情報223は、制御部21のRAMに記憶させることもできる。
記憶媒体91は、コンピュータその他装置、機械等が記録されたプログラム等の情報を読み取り可能なように、このプログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的又は化学的作用によって蓄積する媒体である。渋滞予測装置2は、この記憶媒体91から、上記各種のデータ221~225を取得してもよい。
ここで、図5では、記憶媒体91の一例として、CD、DVD等のディスク型の記憶媒体を例示している。しかしながら、記憶媒体91の種類は、ディスク型に限定される訳ではなく、ディスク型以外であってもよい。ディスク型以外の記憶媒体として、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリを挙げることができる。
なお、渋滞予測装置2の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換及び追加が可能である。例えば、制御部21は、複数のプロセッサを含んでもよい。渋滞予測装置2は、複数台の情報処理装置で構成されてもよい。また、渋滞予測装置2は、提供されるサービス専用に設計された情報処理装置の他、汎用のデスクトップPC(Personal Computer)、タブレットPC等が用いられてもよい。
<2-2.渋滞予測装置の機能的構成>
次に、図1及び図5を参照しつつ、本実施形態に係る渋滞予測装置2の機能構成の一例を説明する。
<2-2-1.概略構成>
図5に示すように、渋滞予測装置2の制御部21は、記憶部22に記憶された渋滞予測プログラム221をRAMに展開する。そして、制御部21は、RAMに展開された渋滞予測プログラム221をCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これによって、図1に示すように、本実施形態に係る渋滞予測装置2は、道路情報算出部211、予測部212、判定部214、及び再学習部215を備えるコンピュータとして機能する。
<2-2-2.道路情報算出部>
道路情報算出部211は、センサ1で検知された検知データ222を取得し、上述した通過台数及び車両占有率等の道路情報を算出する。また、これら道路情報から上述した渋滞状況を算出する。すなわち、図3に示すように、通過台数及び車両占有率から、各センサ1が配置されている地点に渋滞が発生しているか否かを算出し、表示装置26に表示したり、通信I/F23を介して外部に送信したりする。
<2-2-3.予測部>
予測部212では、所定時間経過後の道路情報を予測するために学習した学習器213を備えており、その学習器213の入力として、各センサ1における道路情報を入力とする。そして、学習器213の演算処理により、当該学習器213から、所定時間経過後の各センサ1における予測の道路情報を出力として得る。入力及び出力は、例えば、図6のようにすることができる。図6に示すように、この例では、現在時刻tとして、時刻t、その1分前の時刻t-1、2分前の時刻t-2での複数地点A~Cのセンサ1における道路情報を入力とし、現在時刻からn分後の時刻t+nでの複数地点A~Cのセンサ1における道路情報を出力とする。そして、予測部212では、出力された道路情報を道路情報算出部211に送り、各センサ1が配置されている各地点に渋滞が発生しているか否かを算出する。その結果は、上述したように表示装置219に表示したり、外部に送信したりする。
このような予測を行う学習器213は、ニューラルネットワークで構成されている。具体的には、図7に示すような、いわゆる深層学習に用いられる多層構造のニューラルネットワークであり、入力から順に、入力層71、中間層(隠れ層)72、及び出力層73を備えている。
図7では、ニューラルネットワーク7は1層の中間層72を備えており、入力層71の出力が中間層72の入力となり、中間層72の出力が出力層73の入力となっている。ただし、中間層72の数は1層に限られなくてもよく、ニューラルネットワーク7は、中間層72を2層以上備えてもよい。
各層71~73は、1又は複数のニューロンを備えている。例えば、入力層71のニューロンの数は、各道路情報の数に応じて設定することができる。中間層72のニューロンの数は実施の形態に応じて適宜設定することができる。また、出力層73も、出力する道路情報に応じて設定することができる。
隣接する層のニューロン同士は適宜結合され、各結合には重み(結合荷重)が設定されている。図7の例では、各ニューロンは、隣接する層の全てのニューロンと結合されているが、ニューロンの結合は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜設定されてよい。
各ニューロンには閾値が設定されており、基本的には、各入力と各重みとの積の和が閾値を超えているか否かによって各ニューロンの出力が決定される。渋滞予測装置2は、このようなニューラルネットワーク7の入力層71に上記道路情報を入力することで、出力層73から所定時間経過後の道路情報を得る。
なお、このようなニューラルネットワーク7の構成(例えば、ニューラルネットワーク7の層数、各層におけるニューロンの個数、ニューロン同士の結合関係、各ニューロンの伝達関数)、各ニューロン間の結合の重み、及び各ニューロンの閾値を示す情報は、学習結果データ224に含まれている。渋滞予測装置2は、学習結果データ224を参照して、学習済みの学習器の設定を行う。また、この学習器213は、例えば、ある時刻(第1時刻)の道路情報を入力とし、それよりも未来の時刻(第2時刻)の道路情報を出力とする学習データ225によって、誤差逆伝播法などによって、学習されている。
また、この学習器213では、各地点の現在時刻、及び2つの過去の時刻での道路情報を入力とし、未来の1つの時刻における道路情報を出力としている。しかし、これは一例であり、入力に使うセンサの数及び時刻の数は、特には限定されず、適宜設定が可能である。同様に、予測する道路情報の時刻の数、センサの数についても、適宜設定が可能である。すなわち、複数の未来の時刻において道路情報を予測することもできる。また、一つの道路の道路情報の予測だけではなく、複数の地区の道路の道路情報をまとめて予測するようにしてもよい。
<2-2-4.判定部>
判定部214は、予測部212で行われた予測が正しいか否かを判定する。予測された道路情報は、時間の経過により正しかったか否かが分かる。そこで、判定部214では、道路情報算出部211から逐次、実際の道路情報を受け取り、予測部212で予測された道路情報が正しいか否かを判定する。そして、予測部212での予測が正しい場合には、その予測を行ったときの入力、及び実際の出力は、学習器213のさらなる学習のための追加学習データとして利用価値があると判断する。一方、予測が外れた場合には、その予測を行ったときの入力、及び実際の出力は、使用しない。なお、予測が正しかったか否かの判定については、所定の基準を適宜、設定しておくことができる。例えば、すべての地点での通過台数と車両占有率の完全一致を基準とすることもできるし、完全一致から多少の誤差範囲内であることを基準とすることもできる。
<2-2-5.再学習部>
判定部214で、予測が正しいと判断されたとき、その予測を行ったときの入力、及び実際の出力は、追加学習データとして、再学習部215に送られる。図8に示すように、再学習部215では、追加学習データ2251を現在の学習データ225に加えて、学習器213と同じ学習結果データ224で構成された学習器(換言すると、学習器213のコピー)の学習を行い、仮学習器216を生成する。この仮学習器216の生成によって得られた学習結果データを仮学習結果データ2241と称することとする。そして、再学習部215は、この仮学習器216と現在の学習器(現学習器)213とのいずれの精度が高いかを判断する。
判断の方法は特には限定されないが、例えば、上述したようなサンプルデータを用い、そのサンプルデータの入力値に対してよりサンプルデータの出力値に近い出力を行った学習器を新たな学習器として採用する。例えば、仮学習器216の方が高い精度であった場合には、仮学習結果データを予測部212に送り、現在の学習結果データ224を更新する。現在の学習器213の方が高い精度であった場合には、学習結果データ224の更新は行わない。
<2-3.渋滞予測装置の動作>
次に、図9を参照しつつ、渋滞予測装置2の動作例を説明する。図9は、渋滞予測装置2における学習器の更新の処理手順の一例を例示するフローチャートである。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
まず、センサ1で検知された検知データ222は、逐次、渋滞予測装置2の道路情報算出部211に入力され、ここで道路情報が算出される(ステップS101)。算出された道路情報は、表示装置219で表示されるとともに、予測部212に入力され、ここで所定時間後の道路情報を予測する(ステップS102)。また、予測された道路情報も表示装置で表示される。そして、判定部214では、所定時間経過後に実際の道路情報と比較し、予測された道路情報が正しかった否かの判断が行われる(ステップS103)。このとき、予測が誤っていた場合には、再学習は行わない(ステップS103のNO)。一方、予測が正しい場合には(ステップS103のYES)、再学習を行う。すなわち、正しい予測を行った入力と実際の出力とを追加学習データ2251とし、現在の学習データ225に追加して学習器213と同じ学習結果データで構成された学習器を学習し、仮学習器216を生成する(ステップS104)。そして、この仮学習器216と現在の学習器213とを比較し(ステップS105)、仮学習器216の方が精度が高い場合には(ステップS105のYES)、仮学習器216の仮学習結果データ2241を、新たな学習結果データ224として、学習器213の更新を行う(ステップS106)。一方、現在の学習器213の方が精度が高ければ(ステップS105のNO)、仮学習器216を廃棄し、学習器の更新は行わない。
<3.特徴>
以上のように、本実施形態によれば、予測の対象となる道路情報が、所定時間経過後に予測が正しかったかどうか確認できる事項であるため、予測が正しかった場合には、その道路情報を用いて学習器213を再学習するようにしている。したがって、学習器213の学習を効率的に行うことができる。但し、そのような道路情報を用いても学習器213の精度が高くならない場合もあるので、予測が正しかった道路情報を加えた学習データで学習させた仮学習器216の精度が、現在の学習器213よりも高いかどうかを判断し、仮学習器216の方が精度が高い場合にのみ、学習器213の更新を行っている。したがって、学習器213の精度を確実に高めることができる。
<B.第2実施形態>
上記第1実施形態では、判定部214によって予測部212の予測が正しいと判定された道路情報は、すべて再学習部215で検討が行われているが、これに限定されるものではなく、予測が正しいとされたすべての道路情報を用いて再学習部215で検討しなくてもよい。本実施形態では、この点について説明する。但し、本実施形態と第1実施形態とで、構成が同じ部分については説明を省略し、相違点を中心に説明を行う。
図10は、第2実施形態に係る渋滞予測装置2のブロック図である。この渋滞予測装置2では、第1実施形態の機能構成に加え、判定部214で予測が正しいと判断された道路情報、つまり追加学習データ2251を受け取る学習データ選別部217が設けられている。この学習データ選別部217は、ニューラルネットワークで構成された学習器218を有している。ここでは、予測部212の学習器213と区別するため、予測部212の学習器を第1学習器213、学習データ選別部217の学習器を第2学習器218と称することとする。そして、この学習データ選別部217では、予測が正しいと判断された追加学習データ2251が、適切なものであるか、つまり第1学習器213の更新に寄与するものであるかが判断される。
学習データ選別部217の第2学習器218は、再学習部215に送られた予測の正しかった追加学習データ2251を入力とし、その追加学習データ2251が第1学習器213の更新に用いるべきであるか否かを出力とする。そのために、図11に示すように、第2学習器218の学習が行われる。同図に示すように、第2学習器218の学習データ2281は、上記実施形態で説明した再学習用の追加学習データ、つまり予測が正しかった追加学習データ2251を入力とし、その追加学習データ2251が第1学習器213の更新に用いられたか否か(例えば、用いられた場合を1とし、用いられなかった場合を0とする)を出力とするものである。したがって、仮学習器216の生成が行われ、その精度の確認が行われるたびに、その確認結果が、追加学習データ2281として第2学習器218の学習データに加えられ、第2学習器218の学習が行われる。
次に、図12を参照しつつ、本渋滞予測装置2の動作例を説明する。図12は、この渋滞予測装置における第1学習器の更新の処理手順の一例を例示するフローチャートである。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
まず、センサ1で検知された検知データ222は、逐次、渋滞予測装置2の道路情報算出部211に入力され、ここで道路情報が算出される(ステップS201)。算出された道路情報は、表示装置219で表示されるとともに、予測部212に入力され、ここで所定時間後の道路情報を予測する(ステップS202)。また、予測された道路情報も表示装置219で表示される。そして、判定部214では、所定時間経過後に実際の道路情報と比較し、予測された道路情報が正しかった否かの判断が行われる(ステップS203)。このとき、予測が誤っていた場合には、再学習は行わない(ステップS203のNO)。一方、予測が正しい場合には(ステップS203のYES)、正しい予測を行った入力と実際の出力とを追加学習データとし、この追加学習データを第1学習器213の再学習用に使用するか否かを学習データ選別部217によって判断する(ステップS204)。
そして、学習データ選別部217が、追加学習データとして使用しないと判断した場合には(ステップS204のYES)、再学習は行わない(ステップS204のNO)。一方、追加学習データとして使用すると判断した場合には(ステップS204のYES)、再学習を行う。すなわち、現在の学習データ225に追加学習データを加えて第1学習器213を学習し、仮学習器216を生成する(ステップS205)。そして、この仮学習器216と現在の学習器213とを比較し(ステップS206)、仮学習器216の方が精度が高い場合には(ステップS206のYES)、その結果を用いて、第2学習器218を学習させる(ステップS207)。
すなわち、図11で説明したとおり、追加学習データ2251を入力、第1学習器213の更新に用いられた否かを出力とする、第2学習器218用の追加学習データ2281を作成し、これを第2学習器218用の学習データに加えて、第2学習器218の学習を行う。これと並行して、仮学習器216の仮学習結果データ2241を、新たな学習結果データ224として、第1学習器213の更新を行う(ステップS208)。一方、現在の学習器213の方が精度が高ければ(ステップS206のNO)、ステップS207と同様に、第2学習器218の学習を行う(ステップS209)。また、仮学習器216を廃棄し、第1学習器213の更新は行わない。
以上のように、本実施形態によれば、予測が正しかったすべての追加学習データ2251で再学習を行うのではなく、再学習に適した追加学習データ2251であるか否かを学習データ選別部217で判断し、再学習に適した追加学習データ2281のみを用いて再学習するようにしている。したがって、再学習の回数を減らすとともに、効率的な再学習を行うことができる。よって、学習の負荷を低減することができる。
なお、上記第1及び第2実施形態では、渋滞予測装置2内に道路情報算出部211を設け、センサ1から送信された検知データを元に道路情報を算出しているが、これに限定されない。すなわち、センサ1に付随する装置、または他の外部装置で道路情報を算出し、これを渋滞予測装置2の予測部212に入力することができる。
上記各実施形態において、予測部212の入力は、道路情報であったが、これに限定されるものではない。すなわち、センサ1の検知データを入力としたり、検知データを元に算出した上記道路情報以外の各種のデータとすることもできる。これらのデータは、すべて車両の台数に関連するものとして、本発明の第1情報となり得る。
同様に、予測部212の出力も上記のように道路情報とするのでなく、渋滞の発生状況とすることもできる。これらの出力は、渋滞の発生状況も含め、車両の台数に関連するものとして、本発明の予測情報となり得る。本発明の第2情報も同様である。
また、第2学習器218も同様であり、最終的に、予測が正しかった追加学習データが、再学習に適しているか否かが出力されればよいため、必ずしも追加学習データ2251でなくてもよく、種々の入力が可能である。例えば、追加学習データ2251のうちの予測に用いられた道路情報のみでもよい。同様に、出力も、再学習に適しているか否かが分かればよいため、これを示す他の指標等でもよい。
第1学習器213の学習データ、学習結果データは1種類ではなく、予測を行う時期によって、複数設けることもできる。例えば、通勤時間などの特別な時間、休日、祝日、連休などの特別な日については別途学習器を準備しておくことができる。すなわち、時間帯ごと、日ごと、月ごと、季節ごとなどの時期ごとに第1学習器213をそれぞれ準備し、その時期ごとに第1学習器213を入れ替えて用いることができる。この点は、第2学習器218についても同様である。この場合、追加学習データもこれに合わせて準備することができる。
その一方で、第1学習器213の精度を高めるため、できるだけバリエーションを有する学習データや追加学習データを準備することもできる。例えば、上記のような通勤時間の違うデータ、曜日の異なるデータ、季節の異なるデータなど、種々のデータを混在させておくこともできる。
また、予測が正しくないことが続く場合には、入力すべき道路情報を変えることができる。例えば、入力すべき道路情報の量を増やす(対象となるセンサの数、時刻の数を増やす)などの方策を採ることができる。これに伴い、追加学習データも変更することができる。
一方、予測が当たっている場合が続いていても、入力すべき道路情報や追加学習データを適宜変更したり、追加の数を増すなどすることもできる。
<C.変形例>
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
<1>
上記実施形態では、渋滞予測装置2について説明したが、渋滞の予測は、ごく近い未来の予測であるため、渋滞の予測以外にも、近い未来に生じうる事象の予測は、渋滞の予測と同様のアプローチで解決できると考えられる。すなわち、近い未来に生じうる事象の予測は、それが正しいか否かは所定時間経過後に分かるため、その予測が正しいか否かの結果を用いて学習器を再学習させれば、予測の精度を向上できると考えられる。なお、近い将来がどの程度近いものであるかについては、適用されるアプリケーションの出力タイミング、つまりどの程度早く出力しなければならないか、などによって設定され得る。
以下、上記渋滞予測装置と同様の機能構成を有する汎用的な予測装置について説明する。図13には、予測装置の機能構成を示すブロック図が示されている。図13に示す予測装置3と、上記実施形態に係る渋滞予測装置2との相違点は、道路情報算出部211のように予測部の入力用の情報の生成を行う機能構成を有していない点である。但し、予測の種類によっては、そのような機能構成を有してもよいし、それを外部に設けてもよい。また、ハードウエア構成も、渋滞予測装置2と概ね同じであり、主たる相違点は、記憶部22に記憶されるプログラムや学習データ等である。したがって、機能構成とハードウエア構成の詳細な説明は省略する。
この予測装置3においては、予測部311の学習器315の入力として、外部の情報取得部8から情報を取得する。情報取得部8は、各種センサや、情報を記憶する記憶部などで構成され、各種センサで取得される情報、情報取得部8が設けられた装置で生じる事項、その装置の状態などの基礎情報を取得する。記憶部は、例えば、情報取得部8が設けられた装置の状態を示す稼働ログなどを記憶するHDD,SSDなどの記憶装置である。そして、このような基礎情報に基づいて、各情報取得部8自体に生じ得る未来の事象、各情報取得部8が設けられたシステムに生じ得る未来の事象、各情報取得部8を利用している外部のシステムに生じ得る未来の事象などを予測する。なお、予測するのは、事象の内容、生じた時期などである。
次に、この予測装置3の処理について、図14も参照しつつ説明する。図14に示すように、まず、各情報取得部8よって取得された情報を通信回線100を通じて、予測装置3の予測部311に入力し、所定の未来の事象を予測する(ステップS301)。予測された事象は、表示装置316に表示したり、外部に送信してもよい。情報取得部8は、取得された情報のほか、生じた事象に関する事象情報も予測装置3に送信する。このとき、事象情報を送信するのは、基礎情報を送信する情報取得部8と同じでもよいし、それとは別の事象情報を専用で取得する情報取得部8や他の構成であってもよい。
そして、判定部312は、所定時間経過後に情報取得部8から得た事象情報と、予測部311によって予測された事象とを比較し、予測部311の予測が正しいか否かを判定する(ステップS302)。そして、予測部311の予測が所定基準で正しいと判断された場合には(ステップS302のYES)、予測のために用いられた基礎情報と、実際に生じた事象情報とを追加学習データとして、再学習部313に送信する。一方、予測された事象が正しくない場合には、再学習は行われない(ステップS302のNO)。そして、再学習部313では、上記実施形態と同様に、追加学習データを加えた学習データにより学習された仮学習器314を生成する(ステップS303)。続いて、仮学習器314と現学習器315の精度の比較を行い、仮学習器314の精度が高ければ(ステップS304のYES)、学習器315の更新を行う(ステップS305)。一方、現学習器315の精度が高ければ(ステップS304のYES)、学習器315の更新は行わない。
このような予測装置3も、上記渋滞予測装置2と同様のアプローチで学習器の再学習を行うため、精度の高い予測が可能となる。なお、上記第2実施形態のように、学習データ選別部を設け、学習の効率化を図ることもできる。
<2>
上記の予測装置は汎用性があり、近い未来に生じうる事象を予測するものには適宜適用することができる。一例として、この予測装置3を券売機故障予測装置に適用した例について、図15~図17を参照しつつ説明する。
この券売機故障予測装置4は、券売機の故障を予測するものである。駅などに設置されている券売機は、機械部品、電子部品が数多く組み込まれ、これが日々繰り返し使用されるため、メンテナンスが不可欠である。ところが、メンテナンスを定期的に行っていたとしても、故障することもあり、その場合には、緊急の対応が必要となるため、作業員を常時待機させておく必要がある。これに対して、券売機の故障の時期を予測できれば、作業員の配置を予め行うことができ、急な故障にもスムーズに対応することができる。
この券売機故障予測装置4は、複数の券売機9の稼働ログやエラーログと、実際に発生した故障の記録とを学習データとして学習器を学習させ、故障の予測を行うものである。図15は、この券売機故障予測装置の機能構成を示すブロック図である。図15に示すように、この券売機故障予測装置4の機能構成は、図1に示す渋滞予測装置2と概ね同じである。相違点は、上記予測装置2で説明したのと同じである。また、ハードウエア構成についても同様である。
図15に示すように、この券売機故障予測装置4は、各券売機9と通信回線を通じて接続されており、各券売機9から稼働ログやエラーログを受信する。この稼働ログ及びエラーログは、各券売機9のセンサで取得されたり、各券売機9の記憶部で記憶されるものであり、以下、券売機情報と称することとする。なお、券売機情報は、稼働ログやエラーログに限定されるものではなく、故障の予測に利用可能な各種のデータとすることができる。
予測部411は、これらの券売機情報から、各券売機9で、いつ故障が生じるかを予測する。この予測のため、予測部411の学習器415は、図16に示すように学習される。すなわち、券売機情報が入力となり、各券売機9の故障の時期が出力となる学習データ425により、学習を行い、学習結果データ4241を生成する。そして、学習器415は、この学習結果データ4241に基づいて、各券売機9の故障時期の予測を行う。
次に、この券売機故障予測装置4の処理について、図17も参照しつつ説明する。図17に示すように、まず、各券売機9よって取得された券売機情報を通信回線100を通じて、券売機故障予測装置4の予測部411に入力し、各券売機9の故障の時期を予測する(ステップS401)。予測された故障の時期は、表示装置316に表示したり、外部に送信してもよい。各券売機9は、券売機情報のほか、実際に故障が生じた場合にも予測装置4に送信する。そして、判定部412は、いずれかの券売機9において故障が生じた場合には、その時期と、予測部411で予測された時期とを対比し、予測が所定基準(例えば、完全一致、あるいは所定の誤差範囲内を許容)で正しいか否かを判定する(ステップS402)。そして、予測部411の予測が所定基準で正しいと判断された場合には(ステップS402のYES)、予測のために用いられた券売機情報と、実際に生じた故障の時期に関する情報とを追加学習データ4151として、再学習部413に送信する。一方、予測された故障の時期が正しくない場合には、再学習は行われない(ステップS402のNO)。そして、再学習部413では、上記実施形態と同様に、追加学習データ4151を加えた学習データにより学習された仮学習器414を生成する(ステップS403)。続いて、仮学習器414と現学習器415の精度の比較を行い、仮学習器314の精度が高ければ(ステップS404のYES)、学習器415の更新を行う(ステップS405)。一方、現学習器415の精度が高ければ(ステップS404のYES)、学習器415の更新は行わない。
このような券売機故障予測装置4も、上記渋滞予測装置と同様のアプローチで学習器の再学習を行うため、精度の高い予測が可能となる。なお、上記第2実施形態のように、学習データ選別部を設け、学習の効率化を図ることもできる。
<3>
上記の各例では、ニューラルネットワーク7として、多層構造を有する一般的な順伝播型ニューラルネットワークを用いている。しかしながら、各ニューラルネットワーク7の種類は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、各ニューラルネットワーク7は、入力層71及び中間層72を畳み込み層及びプーリング層として利用する畳み込みニューラルネットワークであってもよい。また、例えば、各ニューラルネットワーク7は、中間層72から入力層71等のように出力側から入力側に再帰する結合を有する再帰型ニューラルネットワークであってもよい。なお、各ニューラルネットワーク7の層数、各層におけるニューロンの個数、ニューロン同士の結合関係、及び各ニューロンの伝達関数は、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。
<4>
上記各学習器の種類は、特には限定されず、ニューラルネットワーク以外に、例えば、サポートベクターマシン、自己組織化マップ、又は強化学習により学習を行う学習器とすることができる。
211 道路情報算出部(渋滞情報算出部)
214 判定部
213 第1学習器
215 再学習部
218 第2学習器

Claims (9)

  1. 少なくとも一つの地区の道路において、道路の進行方向に沿って所定間隔をおいて配置される複数のセンサから時刻t及び時刻t+nにおいてそれぞれ取得されたデータを受け取り、前記各データに基いて車両の通過台数及び所定時間における車両が通過した時間の割合である車両占有率を含む道路情報に関する前記時刻tにおける第1情報、及び前記時刻t+nにおける第2情報を算出する道路情報算出部と、
    前記第1情報から、前記時刻t+nに予想される前記道路情報に関する予測情報を、算出するための学習を行った学習済みの第1学習器と、
    時刻t+nにおいて、前記第2情報と、前記予測情報とを比較し、所定の基準に適合しているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記所定の基準に適合し前記予測情報が正しいと判定した場合には、所定の条件下で、前記第1情報と前記第2情報とを追加学習データとして、前記第1学習器を学習するための学習データに加えて、前記第1学習器の再学習を行う、再学習部と、
    を備え、
    前記第1学習器は、第1時刻の前記複数のセンサからのデータに基づく前記通過台数に関する情報と、前記第1時刻よりも未来の第2時刻の前記複数のセンサからのデータに基づく前記通過台数に関する情報と、を含む学習データにより学習されており
    前記再学習部は、
    前記追加学習データが加えられた前記学習データにより前記第1学習器と同一構成の学習器を学習した、仮学習器を生成し、
    前記第1学習器と前記仮学習器との比較を行った結果、前記仮学習器が前記第1学習器よりも所定の基準に基づく精度が高い場合には、前記仮学習器により前記第1学習器を更新する、
    渋滞予測装置。
  2. 所定の時期ごとに作成された学習データによって学習された複数の前記第1学習器を備えており、前記各第1学習器は、それぞれ、生成された前記学習データの時期に用いられるように構成されている、請求項1に記載の渋滞予測装置。
  3. 前記追加学習データを入力とし、当該追加学習データを用いて学習された前記仮学習器が、前記更新に用いられたか否かを出力とする学習データにより、学習を行い、前記追加学習データを入力したとき、当該追加学習データを用いて学習された前記仮学習器が、前記更新に用いられたか否かを出力する、学習済みの第2学習器をさらに備え、
    前記再学習部は、前記判定部により前記所定の基準に適合していると判定した前記第1情報と前記第2情報が、前記追加学習データとして適合しているか否かを前記第2学習器に判断させ、当該第2学習器が適合と判断した前記追加学習データを用いた学習データにより、前記仮学習器を生成する、請求項1または2に記載の渋滞予測装置。
  4. 所定の時期ごとに作成された学習データによって学習された複数の前記第2学習器を備えており、前記各第2学習器は、それぞれ、生成された前記学習データの時期に用いられるように構成されている、請求項に記載の渋滞予測装置。
  5. 前記予測情報に基づいて、前記各センサが配置された道路での渋滞の発生状況を算出する渋滞情報算出部をさらに備えている、請求項1からのいずれかに記載の渋滞予測装置。
  6. 前記各学習器は、ニューラルネットワークによって構成される、請求項1からのいずれかに記載の渋滞予測装置。
  7. コンピュータにより、少なくとも一つの地区の道路において、道路の進行方向に沿って所定間隔をおいて配置される複数のセンサから時刻tにおいて取得されたデータを受け取り、前記データに基いて車両の通過台数及び所定時間における車両が通過した時間の割合である車両占有率を含む道路情報に関する第1情報を算出するステップと、
    前記コンピュータにより、時刻tにおいて、前記第1情報から、時刻t+nに予想される前記道路情報に関する予測情報を算出するための学習を行った学習済みの第1学習器を準備するステップと、
    前記コンピュータにより、前記複数のセンサから時刻t+nにおいて取得されたデータを受け取り、前記データに基いて前記道路情報に関する第2情報を算出するステップと、
    前記コンピュータにより、前記第2情報と、前記予測情報とを比較し、所定の基準に適合しているか否かを判定するステップと、
    前記コンピュータにより、前記所定の基準に適合し前記予測情報が正しいと判定した場合には、所定の条件下で、前記第1情報と前記第2情報とを追加学習データとして、前記第1学習器を学習するための学習データに加える、ステップと、
    前記コンピュータにより、前記追加学習データが加えられた前記学習データを用いて、前記第1学習器の再学習を行うステップと、
    を備え、
    前記第1学習器は、第1時刻の前記複数のセンサからのデータに基づく前記通過台数に関する情報と、前記第1時刻よりも未来の第2時刻の前記複数のセンサからのデータに基づく前記通過台数に関する情報と、を含む学習データにより学習されており、
    前記再学習を行うステップにおいて前記コンピュータは、
    前記追加学習データが加えられた前記学習データにより前記第1学習器と同一構成の学習器を学習した、仮学習器を生成し、
    前記第1学習器と前記仮学習器との比較を行った結果、前記仮学習器が前記第1学習器よりも所定の基準に基づく精度が高い場合には、前記仮学習器により前記第1学習器を更新する、
    渋滞予測方法。
  8. コンピュータに、
    少なくとも一つの地区の道路において、道路の進行方向に沿って所定間隔をおいて配置される複数のセンサから時刻tにおいて取得されたデータを受け取り、前記データに基いて車両の通過台数及び所定時間における車両が通過した時間の割合である車両占有率を含む道路情報に関する第1情報を算出するステップと、
    時刻tにおいて、前記第1情報から、時刻t+nに予想される前記車両の通過台数に関する予測情報を算出するための学習を行った学習済みの第1学習器を準備するステップと、
    前記複数のセンサから時刻t+nにおいて取得されたデータを受け取り、前記データに基いて前記道路情報に関する第2情報を算出するステップと、
    前記第2情報と、前記予測情報とを比較し、所定の基準に適合しているか否かを判定するステップと、
    前記所定の基準に適合し前記予測情報が正しいと判定した場合には、所定の条件下で、前記第1情報と前記第2情報とを追加学習データとして、前記第1学習器を学習するための学習データに加える、ステップと、
    前記追加学習データが加えられた前記学習データを用いて、前記第1学習器の再学習を行うステップと、
    を実行させ、
    前記第1学習器は、第1時刻の前記複数のセンサからのデータに基づく前記通過台数に関する情報と、前記第1時刻よりも未来の第2時刻の前記複数のセンサからのデータに基づく前記通過台数に関する情報と、を含む学習データにより学習されており、
    前記再学習を行うステップにおいて前記コンピュータに、
    前記追加学習データが加えられた前記学習データにより前記第1学習器と同一構成の学習器を学習した、仮学習器を生成させ、
    前記第1学習器と前記仮学習器との比較を行った結果、前記仮学習器が前記第1学習器よりも所定の基準に基づく精度が高い場合には、前記仮学習器により前記第1学習器を更新させる、
    渋滞予測プログラム。
  9. 所定の情報を取得する情報取得部を備え、所定の事項に基づいて所定の事象が生じ得るシステムに用いられる、予測装置であって、
    時刻tにおいて、前記情報取得部から取得される前記事項に関する第1情報から、時刻t+nにおいて、前記システムで生じ得る前記事象に関する予測情報を算出するための学習を行った学習済みの第1学習器と、
    時刻t+nにおいて、前記システムで生じた前記事象に関する第2情報と、前記予測情報とを比較し、所定の基準に適合しているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記所定の基準に適合し前記予測情報が正しいと判定した場合には、所定の条件下で、前記第1情報と前記第2情報とを追加学習データとして、前記第1学習器を学習するための学習データに加えて、前記第1学習器の再学習を行う、再学習部と、
    を備え、
    前記第1学習器は、第1時刻の前記所定の情報に基づく前記事項に関する情報と、前記第1時刻よりも未来の第2時刻の前記所定の情報に基づく前記事項に関する情報と、を含む学習データにより学習されており、
    前記再学習部は、
    前記追加学習データが加えられた前記学習データにより前記第1学習器と同一構成の学習器を学習した、仮学習器を生成し、
    前記第1学習器と前記仮学習器との比較を行った結果、前記仮学習器が前記第1学習器よりも所定の基準に基づく精度が高い場合には、前記仮学習器により前記第1学習器を更新する、
    予測装置。
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