JP7249622B2 - 赤外線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、赤外線を用いた携帯機器及び赤外線通信システムに関する。
従来より、Wi-fi(登録商標)などの電波を用いて、携帯機器に対して遠隔で指示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-127334号公報
しかしながら、Wi-fiでは指向性がないため、指向性を利用した指示を遠隔で行いたい場合には利用できない。また、指向性を有するレーザを使うことも考えられるが、人が携帯する携帯機器に対してレーザを照射すると、誤って人に対してレーザを照射してしまうおそれがある。
本発明は、指向性を利用し、かつ安全性を確保して、出力データの出力を遠隔で解除することができる携帯機器及び赤外線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の携帯機器は、出力データ毎に、前記出力データを出力可能な状態に解除するための解除コードを格納した記憶部と、赤外線を受光するための受光部と、前記受光部によって受光した赤外線から、前記解除コードを含むデータを表すパルスコードが得られた場合に、前記解除コードが一致する出力データを出力可能な状態に解除する解除部と、前記出力可能な状態に解除された前記出力データを出力する出力部と、を含んで構成されている。
本発明の携帯機器によれば、受光部によって、赤外線を受光し、解除部によって、前記受光部によって受光した赤外線から、前記解除コードを含むデータを表すパルスコードが得られた場合に、前記解除コードが一致する出力データを出力可能な状態に解除する。
そして、出力部によって、前記出力可能な状態に解除された前記出力データを出力する。
このように、受光部によって受光した赤外線から、前記解除コードを含むデータを表すパルスコードが得られた場合に、前記解除コードが一致する出力データを出力可能な状態に解除することにより、指向性を利用して、出力データの出力を安全かつ遠隔で解除することができる。
本発明の赤外線通信システムは、上記の携帯機器と、前記解除コードを含むデータを表すパルスコードを含む赤外線を出力する赤外線出力機と、を含んで構成されている。
本発明に係る携帯機器及び赤外線通信システムは上記構成としたので、指向性を利用して、出力データの出力を安全かつ遠隔で解除することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る赤外線通信システムの構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る赤外線通信システムの携帯機器の構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る赤外線通信システムの携帯機器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る赤外線通信システムの携帯機器の制御部の構成を示すブロック図である。 解除コードテーブルの例を示す図である。 再生可能ファイルテーブルの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る赤外線通信システムの赤外線出力機の光学装置を示す要部の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る携帯機器のデータ解除処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る赤外線通信システムの構成を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係る赤外線通信システムの赤外線受光用携帯機器の構成を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係る赤外線通信システムの赤外線受光用携帯機器の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る赤外線受光用携帯機器のデータ解除処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 模型銃の構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態では、赤外線により携帯機器の音声ファイル又は音楽ファイルの再生を遠隔で解除する赤外線通信システムに本発明を適用した場合を例に説明する。
<赤外線通信システム100の構成>
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る赤外線通信システム100は、複数の操作者により操作される複数の赤外線出力機12と、複数の携帯者が携帯する複数の缶バッチ型の携帯機器80とを備えている。また、図1では、簡単のため、赤外線出力機12及び携帯機器80を、1つずつ示している。
<携帯機器80の構成>
図2(A)に示すように、携帯機器80の表面には、赤外線受光部82と、発光部84とを備えている。
赤外線受光部82は、赤外線出力機12から送信された赤外線信号のオンオフを表すパルスコードを、後述する制御部94へ出力する。なお、赤外線受光部82は、赤外線出力機12から送信された赤外線信号を受光できるように、携帯機器80の筐体外側に配置されている。また、発光部84は、LEDにより発光する。
図2(B)に示すように、携帯機器80の裏面には、音声再生ボタン86A、音楽再生ボタン86B、送りボタン86C、音声出力部88、クリップ90A、安全ピン90B、及び電池ボックス92を備えている。また、図2(C)は、携帯機器80の側面を示す図である。
また、携帯機器80は、図3に示すように、音声再生ボタン86A、音楽再生ボタン86B、及び送りボタン86Cからなる操作部86と、赤外線受光部82と、発光部84と、音声出力部88とに接続された制御部94を備え、制御部94は、記憶部96と接続されている。
制御部94は、CPU、ROM、RAM、及びHDDを備えたコンピュータで構成されており、HDDには、後述するデータ解除処理ルーチンを含む各種プログラムが記憶されている。制御部94は、機能的には次に示すように構成されている。図4に示すように、制御部94は、解除部97、発光制御部98、及び再生制御部99を備えている。
記憶部96には、複数の音声ファイル及び複数の音楽ファイルが予め格納されている。また、記憶部96には、図5に示すように、音声ファイル毎に、連番、当該音声ファイルの発声者の名前と、音声内容と、ファイル名と、当該音声ファイルの再生可能な状態に解除するための解除コードとを格納した解除コードテーブル96Aが予め格納されている。また、音楽ファイルについても、再生可能ファイルテーブル96Bと同様のテーブルが、記憶部96に格納されている。
また、記憶部96には、図6に示すような、再生可能な状態に解除された音声ファイル毎に、連番、当該音声ファイルの発声者の名前と、音声内容と、ファイル名とを格納した再生可能ファイルテーブル96Bが格納されている。なお、初期状態では、再生可能ファイルテーブル96Bには何も格納されていないか、初期状態から再生可能に設定されている一部の音声ファイルに関する情報のみが格納されている。すなわち、初期状態では、全ての音声ファイルが再生不可能な状態となっているか、一部の音声ファイルのみが再生可能な状態となっている。また、音楽ファイルについても、再生可能ファイルテーブル96Bと同様のテーブルが、記憶部96に格納されている。
解除部97は、赤外線受光部82によって受光した赤外線のパルスコードが、解除コードを含むデータを表している場合に、解除コードを取得し、解除コードテーブル96Aを参照し、取得した解除コードと一致する音声ファイルまたは音楽ファイルを探索する。解除部97は、取得した解除コードと一致する音声ファイルまたは音楽ファイルがあった場合に、当該音声ファイルまたは音楽ファイルの情報を、再生可能ファイルテーブル96Bに格納することにより、当該音声ファイルまたは音楽ファイルを再生可能な状態に解除する。
発光制御部98は、解除部97において、取得した解除コードと一致する音声ファイルまたは音楽ファイルがあった場合に、発光部84を発光させるように制御する。このとき、音声ファイルまたは音楽ファイル毎に、発光色を定めておき、取得した解除コードと一致する音声ファイルまたは音楽ファイルに応じた色で発光部84を発光させるように制御してもよい。
再生制御部99は、操作部86である音声再生ボタン86A及び送りボタン86Cの操作に応じて、再生可能ファイルテーブル96Bを参照することにより、再生可能な状態に解除された音声ファイルを再生して、音声出力部88により出力するように制御する。また、再生制御部99は、操作部86である音楽再生ボタン86B及び送りボタン86Cの操作に応じて、再生可能ファイルテーブル96Bと同様のテーブルを参照することにより、再生可能な状態に解除された音楽ファイルを再生して、音声出力部88により出力するように制御する。なお、再生可能な状態に解除された音声ファイル及び音楽ファイルは、再生されても、再生可能ファイルテーブルから消去されない。従って、再生可能な状態に解除された音声ファイル及び音楽ファイルは再生可能ファイルテーブルに蓄積される。
<赤外線出力機12の構成>
図1右は、光学装置10(図7参照)を適用した赤外線出力機12を示す図であり、赤外線出力機12には、後述する光学装置10が設けられている。これにより、赤外線出力機12の操作部14を操作した際に、光学装置10が発する光線Bを出射できるように構成されている。光学装置10が発する光線Bは、予め設定された解除コードを含むデータを表すパルスコードを含む赤外線である。赤外線出力機12毎に異なる解除コードが設定されているものとする。また、1つの赤外線出力機12に、複数種類の解除コードが設定されており、光学装置10が発する光線Bの赤外線のパルスコードが表す解除コードが切り替え可能に構成されていてもよい。
この赤外線出力機12では、弾道距離の設定が比較的短い50mとされており、50m先での光線Bの照射範囲の直径が、5mmとなるように設定されている。
なお、照射範囲の外周部には、収差によって広がった領域が形成されており、この広がった領域を含めた直径は、約150mmである。
図7は、赤外線出力機12で使用される光学装置10を示す図であり、光学装置10は、基端側を構成する第一鏡胴30と、前端側を構成する第二鏡胴32とを備えている。
第一鏡胴30は、円筒状に形成されている。第一鏡胴30の先端面30Aには、先端へ向けて突出する凸部34が一体形成されており、凸部34は、当該第一鏡胴30の中心線Cを中心とした円柱状とされている。凸部34の外周面には、雄ネジ34Aが全長に渡って形成されている。
第一鏡胴30の基端面30Bには、基板装着穴36が形成されており、基板装着穴36は、当該第一鏡胴30の中心線Cを中心とした円形とされている。基板装着穴36には、基板38が装着されており、この基板38は、周縁部が基板装着穴36の奥壁36Aに面接触した状態で固定されている。
基板装着穴36の奥壁36Aには、基板装着穴36より小径の光源収容穴40が形成されており、光源収容穴40は、当該第一鏡胴30の中心線Cを中心とした円形とされている。この光源収容穴40には、基板38に実装された発光ダイオード42が収容されており、発光ダイオード42としては、一例として赤外線LEDが用いられている。
発光ダイオード42は、半球状の発光面42Aが光源収容穴40の奥壁40A側へ向けて配置されている。発光ダイオード42は、発光面42Aから赤外線を発光し、その広がり角αは、30度とされている。
なお、本実施形態では、赤外線を発光する赤外線LEDを使用する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、波長が、800~2500nmの近赤外線を発光するLEDを用いてもよい。
光源収容穴40の奥壁40Aには、光源収容穴40より小径の個体差調整穴44が形成されており、個体差調整穴44は、当該第一鏡胴30の中心線Cを中心とした円形とされている。
個体差調整穴44の内径は、5mmとされており、光源収容穴40側の端から個体差調整穴44の奥壁44Aまでの長さ寸法は、11mmとされている。これにより、広がり角αをもって広がる発光ダイオード42からの光線Bは、奥壁44Aに達する前に、照射範囲の外周縁が個体差調整穴44の内周面に達するように構成されている。
この個体差調整穴44の奥壁44Aには、個体差調整穴44より小径の絞り穴46が形成されており、絞り穴46は、当該第一鏡胴30の中心線Cを中心とした円形とされている。
絞り穴46は、凸部34を貫通しており、絞り穴46は、第一鏡胴30の先端に開口する。絞り穴46は、発光ダイオード42からの光線Bを絞って照射範囲を調整するアパーチャーであり、絞り穴46の直径は、用途に応じて1mm~3mmの範囲で定められる。
この絞り穴46によって第一鏡胴30の先端部には、絞り部48が形成されており、発光ダイオード42が発する光線Bは、その中心部分の光のみが絞り穴46を通過するように構成されている。
第二鏡胴32の基端面32Aには、ネジ穴50が形成されており、ネジ穴50は、当該第二鏡胴32の中心線Cを中心とした円形とされている。ネジ穴50の奥壁50Aには、調整穴52が形成されており、調整穴52は、当該第二鏡胴32の中心線Cを中心とした円形とされている。
調整穴52の奥側には、調整穴52より大径のレンズ固定穴54が形成されており、レンズ固定穴54は、当該第二鏡胴32の中心線Cを中心とした円形とされている。
このレンズ固定穴54は、調整穴52に連通しており、レンズ固定穴54は、第二鏡胴32の先端面32Bに開口する。レンズ固定穴54には、円形の平凸レンズ56が設けられており、平凸レンズ56を用いることで、球面収差を小さくする。
平凸レンズ56は、先端側が中心に向かうに従って先端側へ突出する凸面56Aとされており、基端側は、平面56Bとされている。この平凸レンズ56は、平面56Bの周縁部がレンズ固定穴54の壁面54Aに面接触した状態で固定されている。
平凸レンズ56は、直径寸法が、5mm、凸面56Aの最も突出した位置から平面56Bまでの厚み寸法は、1.5mmとされている。また、凸面56Aは、Rが、6.6mmとされており、平面56Bは、Rが、∞とされている。
平凸レンズ56は、ガラスで形成されており、波長が720nmにおいて、屈折率が1.5168とされたレンズを用いている(例えば、株式会社ノーベルアームズの品番:BSC7若しくはBK7)。平凸レンズ56は、絞り部48側の焦点距離が、11mm~14mmとされている。
これにより、平凸レンズ56は、絞り部48を通過した光線Bを平行光に近づけて出射できるように設計されており、絞り部48を通過した光線Bの広がり角βを、発光ダイオード42からの光線Bの広がり角αより抑えて出射する。
第二鏡胴32の基端側に設けられたネジ穴50の内周面には、雌ネジ50Bが形成されており、当該ネジ穴50に第一鏡胴30の凸部34を捩じ込むことで、第一鏡胴30の雄ネジ34Aと第二鏡胴32の雌ネジ50Bとが螺合するように構成されている。
そして、第二鏡胴32のネジ穴50への第一鏡胴30の凸部34を捩じ込み量に応じて、絞り部48から平凸レンズ56までの離間距離LKを、絞り部48からの光線Bの光軸B1に沿って可変することができる。これにより、第二鏡胴32のネジ穴50と第一鏡胴30の凸部34とによって、焦点距離を調整する調整構造62が構成されている。
なお、本実施形態では、発光ダイオード42からの光線Bの光軸と、第一鏡胴30の中心線Cと、絞り部48からの光線Bの光軸B1と、第二鏡胴32の中心線Cとが一致する場合を例に挙げて図示した。
両鏡胴30、32の内周面は、赤外線を吸収する光吸収面64とされ、発光ダイオード42からの光線Bを吸収する光吸収構造とされている。その具体例としては、各鏡胴30、32を、赤外線を吸収する黒色の合成樹脂で形成したり、各鏡胴30、32の内周面に赤外線を吸収する黒色に塗装したりする方法が挙げられる。
第一鏡胴30に設けられた基板38には、基板38に設けられた発光ダイオード42に電力を供給して発光させるドライバ66が接続されており、ドライバ66は、制御部68からの信号に基づいて発光ダイオード42を発光させる。制御部68には、各赤外線出力機12の操作部14に連動してオン作動するスイッチ70と記憶部72とが接続されており、記憶部72には、予め設定された解除コードを含むデータが読み出し可能に記憶されている。
制御部68は、ROMやRAMを内蔵したマイコンで構成されており、マイコンは、ROMに記憶されたプログラムに従って動作するように構成されている。
これにより、制御部68は、操作部14の操作に伴ってスイッチ70がオン作動した際に、記憶部72に記憶された、解除コードを含むデータを読み出し、このデータに基づくパルスコードをドライバ66に出力する。すると、ドライバ66は、パルスコードに基づいて、発光ダイオード42への出力を制御し、発光ダイオード42からの光線Bをオンオフ制御して変調する。
<赤外線通信システム100の作用>
次に、本発明の実施の形態に係る赤外線通信システム100の作用について説明する。
まず、操作者による赤外線出力機12の操作部14の操作により、光学装置10の発光ダイオード42から、予め設定された解除コードを含むデータを表すパルスコードを含む赤外線である光線Bが発せられる。
そして、携帯機器80の赤外線受光部82が、光線Bを受光すると、携帯機器80は、図8に示すデータ解除処理ルーチンを実行する。
まず、ステップS100において、解除部97は、赤外線受光部82によって受光した赤外線のパルスコードから、解除コードを取得する。
そして、ステップS102において、解除部97は、解除コードテーブル96Aを参照し、取得した解除コードと一致する音声ファイルまたは音楽ファイルを探索する。
ステップS104では、解除部97は、取得した解除コードと一致する音声ファイルまたは音楽ファイルがあったか否かを判定する。取得した解除コードと一致する音声ファイルまたは音楽ファイルがあった場合には、ステップS106へ移行し、一方、取得した解除コードと一致する音声ファイルまたは音楽ファイルがなかった場合には、データ解除処理ルーチンを終了する。
ステップS106では、発光制御部98は、発光部84を発光させるように制御する。
ステップS108では、解除部97は、取得した解除コードと一致する音声ファイルまたは音楽ファイルの情報を、再生可能ファイルテーブル96Bに格納することにより、当該音声ファイルまたは音楽ファイルを再生可能な状態に解除し、データ解除処理ルーチンを終了する。
そして、音声再生ボタン86A及び送りボタン86Cの操作があった場合には、再生制御部99は、再生可能ファイルテーブル96Bを参照することにより、再生可能な状態に解除された音声ファイルを再生して、音声出力部88により出力するように制御する。また、音楽再生ボタン86B及び送りボタン86Cの操作があった場合には、再生制御部99は、再生可能ファイルテーブル96Bと同様のテーブルを参照することにより、再生可能な状態に解除された音楽ファイルを再生して、音声出力部88により出力するように制御する。なお、再生可能ファイルテーブル96Bに複数の音声ファイルの情報が格納されている場合には、再生制御部99は、当該複数の音声ファイルを順次再生するように制御する。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る赤外線通信システムによれば、携帯機器の赤外線受光部によって受光した赤外線から、解除コードを含むデータを表すパルスコードが得られた場合に、解除コードが一致する音声ファイルまたは音楽ファイルを再生可能な状態に解除することにより、指向性を利用して、音声ファイルまたは音楽ファイルの再生を安全かつ遠隔で解除することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る赤外線通信システムについて説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、解除コードで解除されるデータが、携帯情報端末における特定のアプリケーションに関するコマンドであって、携帯機器は、解除されたコマンドを、携帯情報端末へ送信するようにしている点が、第1の実施の形態と異なっている。
図9に示すように、第2の実施の形態に係る赤外線通信システム200は、複数の赤外線出力機12と、複数の携帯者が携帯する複数の赤外線受光用携帯機器280と、複数の赤外線受光用携帯機器280の各々と無線通信可能な複数の携帯情報端末270とを備えている。なお、図9では、簡単のため、赤外線出力機12、赤外線受光用携帯機器280、及び携帯情報端末270を、1つずつ示している。
<赤外線受光用携帯機器280の構成>
赤外線受光用携帯機器280は、図10に示すように、設定操作を受け付けるための操作部286と、赤外線受光部82と、表示部284と、無線通信部288と、制御部294と、記憶部296とを備えている。
制御部294は、CPU、ROM、RAM、及びHDDを備えたコンピュータで構成されており、HDDには、後述するデータ解除処理ルーチンを含む各種プログラムが記憶されている。制御部294は、機能的には次に示すように構成されている。図11に示すように、制御部294は、解除部97、表示制御部298、及び通信制御部299を備えている。
記憶部296には、携帯情報端末270における特定のアプリケーションに関する複数のコマンドが予め格納されている。また、記憶部296には、特定のアプリケーションに関するコマンド毎に、当該コマンドを送信可能な状態に解除するための解除コードを格納した解除コードテーブルが予め格納されている。また、記憶部296には、送信可能な状態に解除されたコマンドを格納する送信コマンドリストが記憶されている。
解除部97は、赤外線受光部82によって受光した赤外線のパルスコードが、解除コードを含むデータを表している場合に、解除コードを取得し、解除コードテーブルを参照し、取得した解除コードと一致するコマンドを探索する。解除部97は、取得した解除コードと一致するコマンドがあった場合に、当該コマンドを、送信コマンドリストに格納することにより、当該コマンドを送信可能な状態に解除する。
表示制御部298は、解除部97において、取得した解除コードと一致するコマンドがあった場合に、当該コマンドに対応するメッセージを表示部284に表示させる。
通信制御部299は、送信可能な状態に解除されたコマンドを、無線通信可能に接続されている携帯情報端末270に対して送信するように無線通信部288を制御する。具体的には、Bluetooth(登録商標)を用いた携帯情報端末270との通信を確立した上で、送信可能な状態に解除されたコマンドを、無線通信可能に接続されている携帯情報端末270に対して送信する。また、通信制御部299は、コマンドを送信後、当該コマンドを、送信コマンドリストから消去する。
<携帯情報端末270の構成>
携帯情報端末270は、例えば、スマートフォンであり、携帯情報端末270が備えているHDDには、Webサーバ(図示省略)が提供するサイトからダウンロードし、かつ、インストールした、アプリケーションソフトが記憶されている。なお、インストールしたアプリケーションソフトは、後述する特定のアプリケーションを含んでいる。
また、携帯情報端末270は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信機能を備えており、赤外線受光用携帯機器280との間で通信を確立した上で、特定のアプリケーションに関するコマンドを受信することが可能となるように構成されている。
<赤外線通信システム200の作用>
次に、第2の実施の形態に係る赤外線通信システム200の作用について説明する。
まず、操作者による赤外線出力機12の操作部14の操作により、光学装置10の発光ダイオード42から、予め設定された解除コードを含むデータを表すパルスコードを含む赤外線である光線Bが発せられる。
そして、赤外線受光用携帯機器280の赤外線受光部82が、光線Bを受光すると、赤外線受光用携帯機器280は、図12に示すデータ解除処理ルーチンを実行する。
まず、ステップS100において、解除部97は、赤外線受光部82によって受光した赤外線のパルスコードから、解除コードを取得する。
そして、ステップS202において、解除部97は、解除コードテーブルを参照し、取得した解除コードと一致するコマンドを探索する。
ステップS204では、解除部97は、取得した解除コードと一致するコマンドがあったか否かを判定する。取得した解除コードと一致するコマンドがあった場合には、ステップS206へ移行し、一方、取得した解除コードと一致するコマンドがなかった場合には、データ解除処理ルーチンを終了する。
ステップS206では、表示制御部298は、当該コマンドに対応するメッセージを表示部284に表示させるように制御する。
ステップS208では、解除部97は、取得した解除コードと一致するコマンドを、送信コマンドリストに格納することにより、当該コマンドを送信可能な状態に解除する。そして、通信制御部299は、送信可能な状態に解除されたコマンドを、無線通信可能に接続されている携帯情報端末270に対して送信するように無線通信部288を制御し、データ解除処理ルーチンを終了する。
そして、携帯情報端末270は、赤外線受光用携帯機器280から、特定のアプリケーションに関するコマンドを受信すると、特定のアプリケーションにおいて、当該コマンドに応じた処理を行う。
以上説明したように、第2の実施の形態に係る赤外線通信システムによれば、赤外線受光用携帯機器の赤外線受光部によって受光した赤外線から、解除コードを含むデータを表すパルスコードが得られた場合に、解除コードが一致するコマンドを送信可能な状態に解除することにより、指向性を利用して、特定のアプリケーションにおけるコマンドの送信を安全かつ遠隔で解除することができる。
なお、上記の第2の実施の形態では、当該コマンドを送信可能な状態に解除すると、すぐに、当該コマンドを、無線通信可能に接続されている携帯情報端末に対して送信する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、操作者による操作を待って、送信可能な状態に解除されたコマンドを、無線通信可能に接続されている携帯情報端末に対して送信するようにしてもよい。
また、赤外線のパルスコードから得られる解除コードにより出力可能な状態に解除されるデータが、音声ファイル、音楽ファイル、アプリケーションのコマンドである場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、他の出力データを、出力可能な状態に解除するようにしてもよい。例えば、画像ファイルを、表示可能な状態に解除するようにしてもよい。
また、赤外線出力機として図13に示すような模型銃312を用いてもよい。この場合には、模型銃312のインナーバレルに、光学装置10を設け、模型銃312の引き金314を引いた際に、光学装置10が発する光線Bを銃口318から出射できるように構成すればよい。
10 光学装置
12 赤外線出力機
42 発光ダイオード
80 携帯機器
82 赤外線受光部
84 発光部
86、286 操作部
86A 音声再生ボタン
86B 音楽再生ボタン
86C 送りボタン
88 音声出力部
94、294 制御部
96、296 記憶部
96A 解除コードテーブル
96B 再生可能ファイルテーブル
97 解除部
98 発光制御部
99 再生制御部
100、200 赤外線通信システム
270 携帯情報端末
280 赤外線受光用携帯機器
284 表示部
288 無線通信部
298 表示制御部
299 通信制御部

Claims (4)

  1. 携帯機器と、
    出力データを出力可能な状態に解除するための解除コードを含むデータを表すパルスコードを含む赤外線を出力する複数の赤外線出力機と、
    を含む赤外線通信システムであって、
    前記携帯機器は、
    出力データ毎に、前記解除コードを格納した記憶部と、
    赤外線を受光するための受光部と、
    前記受光部によって受光した赤外線から、前記解除コードを含むデータを表すパルスコードが得られた場合に、前記解除コードが一致する出力データを出力可能ファイルテーブルに蓄積することにより、前記出力データを出力可能な状態に解除する解除部と、
    ユーザによる操作部の操作に応じて、前記出力可能ファイルテーブルを参照することにより、前記出力可能な状態に解除された前記出力データを出力する出力部と、
    を含み、
    前記赤外線出力機毎に異なる解除コードが設定されている
    赤外線通信システム。
  2. 前記出力データは、音声ファイル又は音楽ファイルであって、
    前記出力部は、ユーザによる操作部の操作に応じて、前記出力可能な状態に解除された前記出力データである音声ファイル又は音楽ファイルを再生する請求項1記載の赤外線通信システム
  3. 前記出力データは、携帯情報端末における特定のアプリケーションに関するデータであって、
    前記出力部は、前記出力可能な状態に解除された前記出力データを、無線通信により接続された前記携帯情報端末へ送信する請求項1記載の赤外線通信システム
  4. 缶バッチ型の携帯機器である請求項1~請求項3の何れか1項記載の赤外線通信システム
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