JP7249614B2 - トルク値の精度を維持するトルクレンチ - Google Patents

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Description

本発明はトルクレンチに関し、具体的にはトルク値の精度を維持し得るトルクレンチに関するものである。
トルクレンチは、トルクを設定できる機能を有し、且つレンチの加力が設定したトルク値に達したときに警告効果を発する警告機能を有している。機械式のトルクレンチは、トリップ機構を有し、トリップ機構は弾性部材によって押さえられ、レンチの後端には調整機構が設けられており、トリップ機構を加力する弾性部材の弾性力を変化させることができる。レンチには目盛りも設けられており、目盛りによってレンチの設定されたトルク値が表示される。使用においては、ボルト又はナットを回転させるレンチの加力が設定したトルク値を上回ったとき、トリップ機構がトリップ作用を発生させ、これにより振動と音が発生して、使用者にレンチの加力が設定値に達したことを知らせる。
トルクレンチは、長期間の使用を経ると構成部材に摩損が生じ、例えばトリップ機構に明らかな摩損が生じる、弾性部材に弾性疲労が起こるなどして、レンチの設定したトルク値が実際のトルク値と異なるようになってしまう。即ち、目盛りが表示する設定トルク値と実際のトルク値が一致せず、例えば使用者がレンチのトルク値を30Nmとしたのに、レンチのトリップ機構にトリップが発生したときの実際のトルク値は28Nmしかなく、ボルト又はナットが必要なトルク値で締め付けられず、機械装置又は建築物の安全性に影響をきたすことになる。
本発明の主な目的は、レンチがトルクを調整するのに便利な設計を有し、これによりレンチのトルク値の精度を維持し得るトルクレンチを提供することである。
本発明が提供するトルク値の精度を維持するトルクレンチは、
管体と、
管体の前端に枢設され、揺動可能であり、後端が管体内に位置する、杆体部材と、杆体部材の前端に設けられた、ヘッド部と、
杆体部材の後端に設けられた、トリップ機構と、
管体内に設けられ、トリップ機構に弾性力を作用する、弾性部材と、
グリップ及び移動部材を有し、グリップは管体の後端に回動可能に套設され、移動部材は管体内に設けられ、管体の長手方向に沿って移動することができ、移動部材の前端は弾性部材の後端を付勢しており、グリップが回転するとき、移動部材が駆動されて管体の長手方向に沿って移動させることができる、調整機構と、を含み、さらに、
移動部材の長手方向に沿って移動部材内に設けられた、螺合孔と、
移動部材の螺合孔内に螺合した調整ロッドと、を含み、調整ロッドを回転させると、調整ロッドを移動部材に対して移動させ、調整ロッドの前端が移動部材から突出して延び出し、弾性部材を付勢させることができる。
これにより、トルクレンチが構成部材の摩損によってトルク値に誤差が生じたとき、調整ロッドを回転させるだけで、調整ロッドにより弾性部材の弾性力を変化させて、摩損によって生じた誤差を補正し、レンチを正確なトルク値に戻すことができる。
審査官が本発明の目的、特徴及び達成される効果をより理解できるよう、以下では本発明の好ましい実施例を3つ挙げ、図面と合わせて詳しく説明する。
本発明の好ましい第1実施例におけるトルクレンチの正面長手方向断面図である。 本発明の好ましい第1実施例におけるトルクレンチの側面長手方向断面図である。 図1の部分拡大図である。 本発明の好ましい第1実施例におけるトルクレンチの作動図であり、トルクを調整している状態を示している。 本発明の好ましい第2実施例におけるトルクレンチの正面長手方向断面図である。 本発明の好ましい第2実施例におけるトルクレンチの側面長手方向断面図である。 図5の部分拡大図である。 本発明の好ましい第2実施例におけるトルクレンチの作動図であり、トルクを調整している状態を示している。 本発明の好ましい第3実施例におけるトルクレンチの部分長手方向断面図である。 図9の作動図であり、トルクレンチのトルクを調整している状態を示している。
実施例1
図1~2を参照して、本発明が提供するトルクレンチ10の好ましい実施例では、レンチ10は機械式構造のトルクレンチである。本発明の設計目的は、レンチ10の独特な調整ロッド47を利用して、機械的構造のトルクの精度を維持することである。
以下、本発明の好ましい第1実施例におけるトルクレンチ10の構造を説明する。図3を参照して、レンチ10は、以下を有する。
管体20、杆体部材25及び杆体部材25の前端に設けられたヘッド部22。ヘッド部22は、オープンレンチ、ソケットレンチ又はラチェットレンチなどの構造形式でよく、本実施例の構造に限定されない。レンチ10は、ヘッド部22によって螺合部材(ボルト又はナット)又はソケットを回転させる。杆体部材25は、回転軸251によって管体20の前端に枢設され、回転軸251を回動支点にして揺動することができる。杆体部材25の後端は管体20内に位置し、ヘッド部22は管体20外に位置する。
押圧部材30、弾性部材(圧縮ばねである)32及びシム33が、前から後ろへ順に管体20内に設けられている。押圧部材30は、杆体部材25の後方に位置しており、管体20内を摺動することができる。弾性部材32は、押圧部材30とシム33の間に位置しており、その前・後の両端はそれぞれ押圧部材30とシム33に弾性的に当接している。シム33も管体20内を摺動することができ、弾性部材32と調整機構40の間に設けられ、調整機構40が弾性部材32に加える力を伝達するのに用いられる。
調整機構40は、グリップ42及び移動部材を有し、移動部材は管体20に設けられ、管体20の長手方向に沿って移動することができ、その前端はシム33に接触/当接しており、グリップ42が回転するとき、移動部材を駆動して管体内を移動させることができる。本実施例中、移動部材はねじ軸44と、管体20内に固定接続され、ねじ孔411を有する固定部材41であり、ねじ軸44は固定部材41のねじ孔411に螺設され、これにより、ねじ軸44が回転するとき、管体20内を移動することができる。ねじ軸44の前端は弾性部材32と直接接触可能である。本実施例では、ねじ軸44の前端がシム33を介して弾性部材32に接触している。グリップ42は、管体20後端の外周面に回動可能に套設されている。ねじ軸44の後端は、グリップ42と直接接続されるか、又は他の部材によってグリップ42と間接的に接続されるが、本実施例では、グリップ42の後端が接続部材45を介してねじ軸44の後端に接続されている。グリップ42が回転するとき、ねじ軸44が連動して一緒に回転し、ねじ軸44とシム33が駆動されて管体20の長手方向に沿って異なる位置へ移動することにより、押圧部材30を付勢する弾性部材32の弾性力を変化させることができる。
トリップ機構50は、杆体部材25の後端と押圧部材30の間に設けられ、レンチ10の加力が設定されたトルク値を上回ったとき、トリップ機構50がトリップ作用を発生させる。トリップ機構50は様々な形態が可能であり、本実施例が開示する形態のトリップ機構に限定されない。トリップ機構50は、杆体部材25の後端に設けられた第1凹部52、押圧部材30の前端に設けられた第2凹部54、及び矩形体又は立方体を呈する押し上げブロック55を含み、押し上げブロック55は2つの凹部52、54と接触している。押圧部材30が弾性部材32の弾性力を受けるため、押し上げブロック55は押圧部材30と杆体部材25に弾性的に挟持される。トリップ機構50が通常状態にあるとき、2つの凹部52、54は正対しており、押し上げブロック55の前・後2つの端面はそれぞれ2つの凹部と接触している。
本発明のトルクレンチにはさらに、螺合孔48及び調整ロッド47が設けられている。螺合孔48は、ねじ軸44の長手方向に沿ってねじ軸44中に設けられ、ねじ軸44を貫通している。調整ロッド47の外周面はねじ山を有し、その長さはねじ軸44よりも長く、調整ロッド47はねじ軸44の螺合孔48中に螺設されるが、説明すべき点として、螺合孔48の孔壁及び調整ロッド47の周面すべてにねじ山を備える必要はない。調整ロッド47の後端は、ねじ軸44の後端から露出しており、調整ロッド47の後端に操作部が設けられ、操作部から調整ロッド47を回転させることができる。本実施例において、操作部は2種類の形態を有し、その1つは非円形の周面であり、例えば外周面が多角形(六角形など)を呈する外周部471であり、工具を外周部471に被せて調整ロッド47を回転させるのに用いられる。操作部は非円形の凹穴472でもよく、例えば多角形(六角形)の凹穴472であり、工具(六角レンチ)で調整ロッド47を回転させるのに用いることができる。調整ロッド47を回転させるとき、調整ロッド47をねじ軸44の螺合孔48中で回転させることができ、調整ロッド47とねじ軸44の間に相対的な変位が生じて、調整ロッド47が単独で弾性部材32を押圧することにより、弾性部材32の弾性力が調整される。
本発明のトルクレンチ10を使用するとき、使用者は調整機構40を介してレンチ10のトルク値を設定することができ、グリップ42を回転させるとねじ軸44が連動して管体20の長手方向で移動し、これにより弾性部材32の弾性エネルギーを変化させることができ、弾性部材32に押圧部材30を大きな弾性力で押圧させる場合には、レンチ10のトルク値を高く設定し、トリップ機構50が大きな作用力を受けたときのみトリップ作用を発生するようにさせる。反対に、弾性部材32に押圧部材30を小さな弾性力で押圧させる場合には、レンチ10のトルク値を小さく設定する。グリップ42を回転させてレンチ10のトルク値を調整するとき、調整ロッド47はねじ軸44と一緒に移動する。
レンチ10が螺合部材又はソケットを回転させる力が設定したトルクに達すると、トリップ機構50にスリップ/トリップ作用が発生し、杆体部材25の後端と押圧部材30がそれぞれ両側に偏揺れし、2つの凹部52、54は位置がずれて非正対状態が形成される。トリップ機構50がトリップ現象を発生するとき、振動が生じ、音を発するため、使用者はその振動と音によってレンチ10の加力が設定のトルク値に達したことを容易且つ迅速に判断することができる。
レンチ10をある程度の期間使用すると、トリップ機構50が摩損を生じたり、弾性部材32の弾性が弱まったりするなど、レンチの部材に摩損を生じることがあり、如何なる部材の摩耗であっても押圧部材30を付勢する弾性部材32の弾性力を低減させて、レンチ10のトルク値に誤差を生じさせてしまう。レンチのトルク値に誤差がある場合、本発明の構造はレンチを正確なトルク値に容易に戻すことができる。図4を参照して、トルクをテストする計器を用いてレンチ10の実際のトルク値を読み取り、操作部から調整ロッド47を回転させて、調整ロッド47をねじ軸44中で管体20の長手方向に沿って移動させるが、このとき、グリップ42は回転せず、ねじ軸44が回転させられずに静止を保持して移動せず、調整ロッド47の前端がねじ軸44を突き出て、シム33を介して弾性部材32を圧縮することにより、レンチ10を正確なトルク値に戻すことができ、このようにしてレンチの部材が摩損した状態によって生じたトルク値の誤差を補正し、レンチの実際のトルク値とレンチのトルク値の示度(例えば管体20の目盛りが示すトルク値)を一致させることができる。
その後、使用者がトルクレンチ10を異なるトルク値に設定したい場合には、グリップ42を回転させてねじ軸44が連動して移動するようにし、ねじ軸44及び調整ロッド47は、図4の状態を保持して一緒に移動し、弾性部材32を圧縮するか又は緩める。ある程度の期間の使用を経て、トルクレンチのトルク値に再び誤差が生じた場合には、もう一度調整ロッド47の操作部を回転させることによりレンチ10を正確なトルク値に戻すことができる。
レンチ10を校正し、正確なトルク値に戻す際には、調整ロッド47を調整するだけでよく、レンチ10の分解・組立を必要としないため、要する費用や時間を大幅に節約することができる。
実施例2
図5~図7は本発明のレンチ10'の好ましい第2実施例であり、それは同様に、管体20、杆体部材25、ヘッド部22、押圧部材30、弾性部材32、シム33、調整機構40、移動部材、調整ロッド47及びトリップ機構50を含み、同じ部材は同じ部材符号で示しており、部材の構造特徴は好ましい第1実施例における説明を参照できるため、ここでは説明を省略する。
本実施例中、移動部材はねじ軸44及び管形状のスライド部材46を含み、ねじ軸44の前端はスライド部材46後端のねじ孔461中に螺合し、ねじ軸44内には貫通孔441が設けられており、貫通孔441はねじ軸44の長手方向に沿ってねじ軸44を貫通しており、螺合孔48は、スライド部材46の長手方向に沿ってスライド部材46中に設けられている。管体20の管壁には、長手方向に沿って長手方向の溝49が設けられており、溝49の位置はスライド部材46に対応しており、スライド部材46の周面には制限要素491(例えば小ねじ又はピン)が固定されており、制限要素491の一端は溝49内に嵌め込まれ、スライド部材46が管体20内をスライド可能且つ回転できないようにさせている。ねじ軸44後端の外周面には環状溝43が凹設されており、少なくとも1つのリミットピン431が管体20に固定接続され、且つその一端が環状溝43の凹部内に嵌め込まれ、ねじ軸44を管体20内でのみ回転可能且つ移動できないようにさせている。グリップ42は、接続部材45によりねじ軸44後端に固定接続され、グリップ42が回転するとき、ねじ軸44がグリップ42と一緒に回転し、ねじ軸44がスライド部材46を駆動して管体20の長手方向に沿って前後にスライドさせ、スライド部材46の前端に弾性部材32を圧縮又は解放させて、押圧部材30を付勢する弾性部材32の弾性力を変化させる。
調整ロッド47の長さは移動部材よりも長く、ねじ軸44の貫通孔441を穿伸しており、且つスライド部材46の螺合孔48に螺合している。外周部471又は凹穴472から調整ロッド47を回転させると、調整ロッド47をスライド部材46に対して移動させることができ、これにより弾性部材32を押し上げて、弾性部材32の弾性力を調整する。ねじ軸44及び調整ロッド47の全ての長さにねじ山を備える必要はなく、例えばねじ軸44の前端及び調整ロッド47の前端にねじ山を設けるだけでもよい。
トルクレンチ10'のトルク値に誤差がある場合、本実施例の構造はレンチを正確なトルク値に簡単に戻すことができる。図8を参照して、操作部(外周部471又は凹穴472)から調整ロッド47を回転させて、調整ロッド47をねじ軸44及びスライド部材46中で管体20の長手方向に沿って移動させるが、このとき、グリップ42は回転させられていないため、ねじ軸44とスライド部材46が静止を保持して移動しない。調整ロッド47の前端がスライド部材46から突出して延び出し、これにより弾性部材32を圧縮し、レンチ10を正確なトルク値に戻して、レンチの実際のトルク値とレンチのトルク値の示度を一致させる。
同様に、使用者がトルクレンチ10'を異なるトルク値に設定するため、グリップ42を回転させて、移動部材が連動して移動したとき、調整ロッド47及びスライド部材46は、図8の状態を保持して一緒に移動し、弾性部材32を圧縮するか又は緩める。トルク値に再び誤差が生じた場合には、もう一度調整ロッド47の操作部を回転させることによりレンチ10'を正確なトルク値に戻すことができる。
実施例3
図9は本発明のレンチ10''の好ましい第3実施例であり、それは同様に、管体20、杆体部材25、ヘッド部、押圧部材30、弾性部材32、シム33、調整機構40、移動部材、調整ロッド47及びトリップ機構50を含み、同じ部材は同じ部材符号で示しており、同じ部材については好ましい第2実施例における説明を参照できるため、ここでは説明を省略する。
本実施例の移動部材は、同様にねじ軸44及び管形状のスライド部材46を含み、ねじ軸44は原位置でのみ回転可能であり、移動はできず、その前端はスライド部材46と螺合しており、スライド部材46は制限要素491と長手方向の溝49による制限を受けて、管体20に沿って移動することしかできず、回転はできない。ねじ軸44がグリップ42により回転させられるとき、ねじ軸44がスライド部材46を駆動して管体20の長手方向に沿って移動させ、これにより弾性部材32の弾性エネルギーを変化させて、レンチ10''のトルク値を調整する。
調整ロッド47はねじ軸44の貫通孔441内に貫設されており、調整ロッド47の前端はねじ軸44の前端を突き出て、スライド部材46の内周面に設けられた螺合孔48に螺合している。ねじ軸44がスライド部材46を駆動して移動させるとき、調整ロッド47がスライド部材46と一緒に移動する。
好ましい本実施例中、調整ロッド47の前端は、ねじ軸44の前端において露出し且つスライド部材46の螺合孔48に螺合している大径部474を有する。ねじ軸44の前端は、スライド部材46のねじ孔461に螺合している。上述の螺合孔48及びねじ孔461はいずれもスライド部材の内周面に形成し、スライド部材46の同一の孔H中に形成することができ、言い換えれば、螺合孔48とねじ孔461は同一の孔Hでよく、螺合孔48のねじ山及びねじ孔461のねじ山はスライド部材46の前後に設けられており、螺合孔48のねじ山は前にあり、ねじ孔461のねじ山は後にある。
螺合孔48とねじ孔461のねじ山は、同じピッチでも異なるピッチでもよい。
好ましい本実施例のトルクレンチ10''のトルク値に誤差がある場合、図10を参照して、操作部(外周部471又は凹穴472)から調整ロッド47を回転させて、調整ロッド47の前端がスライド部材46の前端から突出して延び出すようにさせることで(ねじ軸44とスライド部材46は静止を保持して移動しない)、弾性部材32が圧縮され、レンチ10を正確なトルク値に戻すことができる。
好ましい本実施例及び好ましい第2実施例における螺合孔48のねじ山のピッチはねじ孔461のねじ山のピッチよりも小さいため、調整ロッド47によりトルクレンチのトルク値を調整するとき、微調整作用を有する。
本発明の構造を使用することで、調整ロッドを回転させるだけでトルクレンチを正確なトルク値に戻すことができ、レンチの分解・組立を必要とせず、トルクレンチの校正及び調整がより便利且つ迅速になる。
上述の実施例は本発明を説明するものであり、限定するものではなく、例えばそのトリップ機構やレンチの調整構造は本発明が示したものに限らない。まとめると、本発明は同類物品に未開の構造であり、且つより多くの実用的機能を備えたものであり、法に則りここに申請を提出する。
10、10'、10'' レンチ
20 管体
22 ヘッド部
25 杆体部材
251 回転軸
30 押圧部材
32 弾性部材
33 シム
40 調整機構
41 固定部材
411 ねじ孔
42 グリップ
43 環状溝
431 リミットピン
44 ねじ軸
441 貫通孔
45 接続部材
46 スライド部材
461 ねじ孔
47 調整ロッド
471 外周部
472 凹穴
474 大径部
48 螺合孔
49 溝
491 制限要素
50 トリップ機構
52 第1凹部
54 第2凹部
55 押し上げブロック

Claims (12)

  1. 管体と、
    前記管体の前端に枢設され、揺動可能であり、後端が前記管体内に位置する、杆体部材と、前記杆体部材の前端に設けられた、ヘッド部と、
    前記杆体部材の後端に設けられた、トリップ機構と、
    前記管体内に設けられ、前記トリップ機構の後方に位置し、押圧部材を介して前記トリップ機構に弾性力を作用する、弾性部材と、
    グリップ及び移動部材を有し、前記グリップは前記管体の後端に回動可能に外嵌され、前記移動部材は前記管体内に設けられ、前記管体の長手方向に沿って移動することができ、前記移動部材の前端は前記弾性部材の後端を付勢しており、前記グリップが回転するとき、前記移動部材が駆動されて前記管体の長手方向に沿って移動させることができる、調整機構と、を含み、さらに、
    前記移動部材の長手方向に沿って前記移動部材内に設けられた、螺合孔と、
    前記移動部材の螺合孔内に螺合した調整ロッドと、を含み、前記調整ロッドを回転させると、前記調整ロッドを前記移動部材に対して移動させ、前記調整ロッドの前端が前記移動部材から突出して延び出し、前記弾性部材を付勢させることができ、
    前記トリップ機構は、前記杆体部材の後端に設けられる第1凹部と、前記押圧部材の前端に設けられる第2凹部と、押し上げブロックとを含み、前記押し上げブロックが前記第1凹部と前記第2凹部と接触し、トリップ作用により、振動と音が発生し、使用者にレンチのトルクが設定値に達したことを知らせ、
    前記調整機構は、設定トルク値の較正を行い、トルク値の精度を維持する、トルクレンチ。
  2. 前記調整ロッドを回転させるのに用いられる操作部が前記調整ロッドの後端に設けられた、請求項1に記載のトルクレンチ。
  3. 前記調整ロッドの後端は非円形の外周面を有し、前記操作部を形成している、請求項2に記載のトルクレンチ。
  4. 前記調整ロッドの後端に非円形の凹穴が設けられており、前記操作部を形成している、請求項2に記載のトルクレンチ。
  5. 前記調整ロッドの後端は前記移動部材の後端から露出している、請求項1に記載のトルクレンチ。
  6. 前記調整ロッドの長さは前記移動部材よりも大きい、請求項1に記載のトルクレンチ。
  7. 前記弾性部材と前記調整機構の間に設けられたシムをさらに含む、請求項1に記載のトルクレンチ。
  8. 前記移動部材はねじ軸であり、前記ねじ軸は回転するときに前記管体の長手方向に沿って移動し、前記螺合孔は前記ねじ軸中に設けられ、前記調整ロッドは前記ねじ軸の前記螺合孔に螺設され、前記調整ロッドは回転すると、前記調整ロッドの前端が前記ねじ軸から突出して延び出す、請求項1に記載のトルクレンチ。
  9. 前記移動部材は、ねじ軸及び管形状のスライド部材を含み、前記ねじ軸には前記ねじ軸を長手方向に貫通した貫通孔が設けられており、前記ねじ軸の前端は前記スライド部材の後端と互いに螺合しており、前記グリップが回転するとき、前記ねじ軸が連動して回転し、前記ねじ軸が回転するとき、前記スライド部材を駆動して前記管体の長手方向に沿って移動させ、前記スライド部材の前端が前記弾性部材を付勢し、前記螺合孔は前記スライド部材中に設けられており、前記調整ロッドは前記ねじ軸の貫通孔に貫設され、且つ前記スライド部材の螺合孔に螺合しており、前記調整ロッドは回転すると、前記調整ロッドの前端が前記スライド部材から突出して延び出す、請求項1に記載のトルクレンチ。
  10. 前記スライド部材中、前記螺合孔の後方の位置にねじ孔が設けられ、前記ねじ軸は前記スライド部材のねじ孔と螺合しており、前記調整ロッドの前端は前記螺合孔と螺合している、請求項9に記載のトルクレンチ。
  11. 前記調整ロッドの前端に大径部が形成され、前記調整ロッドは前記大径部により前記螺合孔と螺合している、請求項10に記載のトルクレンチ。
  12. 前記螺合孔及び前記ねじ孔は前記スライド部材中に形成され、前記螺合孔のピッチと前記ねじ孔のピッチは同じか又は異なる、請求項10に記載のトルクレンチ。
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