JP7249140B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置および撮像方法に関するものである。
特許文献1および非特許文献1に記載された撮像装置は、入力光に対する出力光の強度比を画素毎に変調することができる光強度変調器としてデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD: Digital Micromirror Device)を用いるとともに、入力光の強度を検出する光検出器を用いて、対象物の像を得ることができる。ここで用いられる光検出器は、入力光の光束断面における強度分布を検出する必要はなく、単一の画素からなるポイントセンサであってよい。
これらの文献に記載された撮像装置では、対象物の像をDMDの変調面に形成し、設定された光強度変調パターンに基づいてDMDにより画素毎に光強度変調を行って、その変調後の光の強度を光検出器により検出する。複数種類の光強度変調パターンを順次にDMDに設定し、各々の光強度変調パターンの設定時に光検出器により光強度値を取得して、各光強度変調パターンおよび対応する光強度値を記憶部により記憶する。そして、記憶部に記憶された複数組の光強度変調パターンおよび光強度値を解析することにより、対象物の像を取得することができる。
このような撮像装置で用いられる光検出器は、入力光の強度分布を検出するために複数の画素が配列されたイメージセンサである必要はなく、ポイントセンサであってよい。したがって、イメージセンサの使用が適切でない波長域で対象物を撮像することが要求される場合、または、イメージセンサより低ノイズもしくは高性能で対象物を撮像することが要求される場合等に、ポイントセンサを用いた撮像装置による撮像が有効である。
米国特許出願公開第2006/0239336号明細書
Dharmpal Takhar, et al. "ANew Compressive Imaging Camera Architecture using Optical-Domain Compression,"Proc. IS&T/SPIE Computational Imaging IV, January 2006. Zhang, Zibang, et al."Single-pixel imaging by means of Fourier spectrum acquisition,"Nature communications 6 (2015): 6225. Rousset, Florian, et al."Adaptive basis scan by wavelet prediction for single-pixel imaging,"IEEE Transactions on Computational Imaging 3.1 (2017): 36-46.
特許文献1および非特許文献1に記載された従来の撮像装置は、光強度変調器としてDMDを用いている。DMDは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により作製され、基板上に複数の可動ミラーが配列されている。DMDの各可動ミラーは、反射面の方位に応じて、反射光を光検出器に入射させるか否かを選択することができる。すなわち、光強度変調器としてのDMDには二値の光強度変調パターンが設定される。
従来の撮像装置は、二値の光強度変調パターンが設定されるDMDを光強度変調器として用いることから、多くの光強度変調パターンを順次にDMDに設定して光検出器により光強度値を取得する必要がある。このことから、対象物の像を取得するために必要な多くのデータの取得に長時間を要し、また、対象物の像を取得するための解析は複雑になる。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、光強度変調器および光検出器を用いて容易に対象物の像を取得することができる撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、(1) 各々入力した光に対して光強度変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有し、設定された光強度変調パターンに基づいて変調面の複数の画素領域それぞれにおいて三値以上の光強度変調が可能であり、対象物から変調面に到達した光により変調面に形成された対象物の像に対して光強度変調パターンに基づいて光強度変調を行って当該変調後の光を出力する多値光強度変調器と、(2) 多値光強度変調器から出力された光を受光し、その光強度を検出して光強度値を出力する光検出器と、(3) 多値光強度変調器において設定された複数種類の光強度変調パターンそれぞれについて、各光強度変調パターンとこれに対応して光検出器から出力された光強度値とを組にして記憶して、これら記憶した複数組の光強度変調パターンおよび光強度値に基づいて対象物の像を求める解析部と、を備える。
或いは、本発明の撮像装置は、(1) 各々入力した光に対して光強度変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有し、設定された光強度変調パターンに基づいて変調面の複数の画素領域それぞれにおいて三値以上の光強度変調が可能であり、変調面に到達した光に対して光強度変調パターンに基づいて変調面において光強度変調を行って当該変調後の光を出力する多値光強度変調器と、(2) 多値光強度変調器から到達した光により多値光強度変調器の変調面の像が形成される位置に配置された対象物から出力された光を受光し、その光強度を検出して光強度値を出力する光検出器と、(3) 多値光強度変調器において設定された複数種類の光強度変調パターンそれぞれについて、各光強度変調パターンとこれに対応して光検出器から出力された光強度値とを組にして記憶して、これら記憶した複数組の光強度変調パターンおよび光強度値に基づいて対象物の像を求める解析部と、を備える。
本発明の撮像方法は、(1) 各々入力した光に対して光強度変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有し、設定された光強度変調パターンに基づいて変調面の複数の画素領域それぞれにおいて三値以上の光強度変調が可能である多値光強度変調器を用いて、対象物から変調面に到達した光により変調面に形成された対象物の像に対して光強度変調パターンに基づいて光強度変調を行って当該変調後の光を出力する光強度変調ステップと、(2) 多値光強度変調器から出力された光を受光する光検出器を用いて、その光強度を検出して光強度値を出力する光検出ステップと、(3) 多値光強度変調器において設定された複数種類の光強度変調パターンそれぞれについて、各光強度変調パターンとこれに対応して光検出器から出力された光強度値とを組にして記憶する記憶ステップと、(4) これら記憶した複数組の光強度変調パターンおよび光強度値に基づいて対象物の像を求める解析ステップと、を備える。
或いは、本発明の撮像方法は、(1) 各々入力した光に対して光強度変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有し、設定された光強度変調パターンに基づいて変調面の複数の画素領域それぞれにおいて三値以上の光強度変調が可能である多値光強度変調器を用いて、変調面に到達した光に対して光強度変調パターンに基づいて変調面において光強度変調を行って当該変調後の光を出力する光強度変調ステップと、(2) 多値光強度変調器から到達した光により多値光強度変調器の変調面の像が形成される位置に配置された対象物から出力された光を受光する光検出器を用いて、その光強度を検出して光強度値を出力する光検出ステップと、(3) 多値光強度変調器において設定された複数種類の光強度変調パターンそれぞれについて、各光強度変調パターンとこれに対応して光検出器から出力された光強度値とを組にして記憶する記憶ステップと、(4) これら記憶した複数組の光強度変調パターンおよび光強度値に基づいて対象物の像を求める解析ステップと、を備える。
本発明の撮像装置または撮像方法において、多値光強度変調器は、(a) 各々入力した光の偏光方位によって異なる変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有する光変調器と、(b) 特定方位の直線偏光の光を光変調器へ入力させる第1偏光子と、(c) 光変調器から出力された光のうち特定方位と異なる方位の直線偏光の光を出力する第2偏光子と、を含む構成としてもよい。
本発明の撮像装置または撮像方法において、複数の多値光強度変調器を用いる構成としてもよい。この場合、複数の多値光強度変調器それぞれの変調面は、対象物の像が形成される位置、または、他の多値光強度変調器の変調面の像が形成される位置、に配置される。
本発明の撮像装置または撮像方法において、二値光強度変調器を更に用いる構成としてもよい。二値光強度変調器は、各々入力した光に対して光強度変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有し、設定された光強度変調パターンに基づいて複数の画素領域それぞれにおいて二値の光強度変調が可能であり、光強度変調パターンに基づいて変調面において光強度変調を行って当該変調後の光を出力する。この場合、二値光強度変調器の変調面は、対象物の像が形成される位置、または、多値光強度変調器の変調面の像が形成される位置、に配置される。
本発明によれば、光強度変調器および光検出器を用いて容易に対象物の像を取得することができる。
図1は、第1実施形態の撮像装置1の構成を示す図である。 図2は、撮像装置1の変形例の構成を示す図である。 図3は、第2実施形態の撮像装置2の構成を示す図である。 図4は、多値光強度変調器20の変調面に設定される光強度変調パターンを説明する図である。 図5は、第3実施形態の撮像装置3の構成を示す図である。 図6は、第4実施形態の撮像装置4の構成を示す図である。 図7は、第4実施形態における光強度変調パターンの例を説明する図である。図7(a)は、多値光強度変調器20の光強度変調パターンAを示す。図7(b),(c)は、全体の光強度変調パターンCを示す。 図8は、第5実施形態の撮像装置5の構成を示す図である。 図9は、第6実施形態の撮像装置6の構成を示す図である。 図10は、第7実施形態の撮像装置7の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、第1実施形態の撮像装置1の構成を示す図である。この図に示される撮像装置1は、光源10、多値光強度変調器20、光検出器30、解析部40および光学系60を備える。撮像装置1は、光源10と多値光強度変調器20との間の光路上に配置された対象物90の像を取得する。
光源10は、対象物90へ照射すべき光を出力する。光源10が出力する光は、単色光であってもよいし、或る帯域を有する光であってもよい。光源10が出力する光は、パルス光であってもよいし、連続発振光であってもよい。光源10が出力する光は、多値光強度変調器20による光強度変調が可能であって、光検出器30が感度を有する波長であればよい。
光源10から出力された光が対象物90に照射されたことにより該対象物90で生じた光は、多値光強度変調器20の変調面に到達する。対象物90で生じる光は、照射光波長と同じ波長の光(透過光または反射光)であってもよいし、照射光波長と異なる波長の光(例えば蛍光またはラマン散乱光)であってもよい。後者の場合、対象物90と多値光強度変調器20との間の光路上には、照射光波長と異なる波長の光を選択的に通過させる光フィルタが設けられる。
多値光強度変調器20は、複数の画素領域が1次元状または2次元状に配列された変調面を有する。変調面の各画素領域は、入力した光に対して光強度変調を行って、当該変調後の光を出力する。多値光強度変調器20は、設定された光強度変調パターンに基づいて変調面の複数の画素領域それぞれにおいて三値以上の光強度変調が可能である。なお、本発明では、多値とは三値以上を意味する。多値光強度変調器20は、対象物90から変調面に到達した光により変調面に形成された対象物90の像に対して、光強度変調パターンに基づいて光強度変調を行い、当該変調後の光を出力する。
多値光強度変調器20は、透過型または反射型の空間光変調器を含む構成とすることができる。空間光変調器は、強度変調型および位相変調型の何れであってもよい。多値光強度変調器20は、位相変調型の空間光変調器を含む場合であっても、更に偏光子をも含む構成とすることで、全体として光強度変調を行うことができる。
対象物90と多値光強度変調器20との間に、多値光強度変調器20の変調面に対象物90の像を結像するための結像光学系が設けられてもよい。対象物90から多値光強度変調器20の変調面に到達する光が像を維持したまま伝搬するのであれば結像光学系は不要である。
光学系60は、多値光強度変調器20から出力された光を光検出器30の受光領域に集光する。光学系60は凸レンズまたは凹面鏡を含む。光検出器30は、多値光強度変調器20から出力された光を受光し、その光強度を検出して光強度値を出力する。光検出器30は、イメージセンサである必要はなく、ポイントセンサであってよい。多値光強度変調器20から光検出器30へ到達する光の光束径が光検出器30の受光領域の大きさより小さければ、光学系60は不要である。
解析部40は、多値光強度変調器20において設定された複数種類の光強度変調パターンそれぞれについて、各光強度変調パターンとこれに対応して光検出器30から出力された光強度値とを組にして記憶する。そして、解析部40は、これら記憶した複数組の光強度変調パターンおよび光強度値に基づいて解析を行うことで対象物90の像を求める。
撮像装置1は以下のように動作する。光源10から出力された光は対象物90に照射さる。この光照射により対象物90で生じた光は多値光強度変調器20の変調面に到達して、多値光強度変調器20の変調面に対象物90の像が形成される。多値光強度変調器20により、変調面に形成された対象物90の像に対して光強度変調パターンに基づいて光強度変調が施され、当該変調後の光が出力される(光強度変調ステップ)。光検出器30により、多値光強度変調器20から出力された光が受光され、その受光された光強度値が出力される(光検出ステップ)。解析部40により、多値光強度変調器20において設定された複数種類の光強度変調パターンそれぞれについて、各光強度変調パターンとこれに対応して光検出器30から出力された光強度値とが組にして記憶される(記憶ステップ)。そして、解析部40により、これら記憶した複数組の光強度変調パターンおよび光強度値に基づいて解析が行われて、対象物90の像が求められる(解析ステップ)。解析の内容については後述する。
図2は、撮像装置1の変形例の構成を示す図である。この図2に示される撮像装置1Aの多値光強度変調器20は、図1に示された撮像装置1の多値光強度変調器20の具体的な一構成例を示している。撮像装置1Aの多値光強度変調器20は、光変調器21、第1偏光子22、第2偏光子23およびビームスプリッタ24を含む。
光変調器21は、各々入力した光の偏光方位によって異なる変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有する空間光変調器(SLM: Spatial Light Modulator)である。光変調器21は、例えば反射型電気アドレス空間光位相変調器であるLCOS-SLM(Liquid Crystal on Silicon SLM)である。LCOS-SLMは、アドレス部にCMOS技術を応用して直接液晶を電圧制御することで、高精度かつ高速応答の位相変調を行うことができる。
第1偏光子22は、特定方位(例えば光変調器21における液晶の配向方向に対して45度の方位)の直線偏光の光を光変調器21へ入力させる。第2偏光子23は、光変調器21から出力された光のうち前記特定方位と異なる方位(例えば光変調器21における液晶の配向方向に対して135度の方位)の直線偏光の光を出力する。ビームスプリッタ24は、第1偏光子22から出力された光を光変調器21へ透過させ、光変調器21から出力された光を第2偏光子23へ反射させる。LCOS-SLMは位相変調型のものであるが、このような構成とすることで多値光強度変調器20は強度変調型のものとなる。
図3は、第2実施形態の撮像装置2の構成を示す図である。この図3に示される撮像装置2は、光源10、多値光強度変調器20、光検出器30、解析部40および光学系60を備える点では、図1に示された撮像装置1の構成と同じである。図1に示された撮像装置1は、光源10と多値光強度変調器20との間の光路上に配置された対象物90の像を取得するのに対して、図3に示される撮像装置2は、多値光強度変調器20と光検出器30との間の光路上に配置された対象物90の像を取得する。
対象物90は、多値光強度変調器20から到達した光により多値光強度変調器20の変調面の像が形成される位置に配置されている。多値光強度変調器20と対象物90との間に、対象物90の位置に多値光強度変調器20の変調面の像を結像するための結像光学系が設けられてもよい。多値光強度変調器20の変調面から対象物90に到達する光が像を維持したまま伝搬するのであれば結像光学系は不要である。
撮像装置2は以下のように動作する。光源10から出力された光は多値光強度変調器20の変調面に到達する。多値光強度変調器20により、変調面に到達した光に対して光強度変調パターンに基づいて変調面において光強度変調が施され、当該変調後の光が出力される(光強度変調ステップ)。多値光強度変調器20から出力された光は対象物90に照射され、この光照射により対象物90から光が出力される。光検出器30により、対象物90から出力された光が受光され、その受光された光強度値が出力される(光検出ステップ)。解析部40により、多値光強度変調器20において設定された複数種類の光強度変調パターンそれぞれについて、各光強度変調パターンとこれに対応して光検出器30から出力された光強度値とが組にして記憶される(記憶ステップ)。そして、解析部40により、これら記憶した複数組の光強度変調パターンおよび光強度値に基づいて解析が行われて、対象物90の像が求められる(解析ステップ)。
次に、解析部40による解析の内容について説明する。図4は、多値光強度変調器20の変調面に設定される光強度変調パターンを説明する図である。ここでは、説明の簡便化のために、多値光強度変調器20の変調面において4×4個の画素領域が配列されているものとする。複数の光強度変調パターンのうちの第iの光強度変調パターンにおいて、変調面の4×4個の画素領域のうちの第m行第n列に位置する画素領域の変調度をai,j とする。j=4(m-1)+(n-1) である。各ai,j は、第m行第n列に位置する画素領域への入力光強度に対する出力光強度の比を表すものであり、0以上1以下の値を有する。各ai,j がとり得る値は三値以上である。
対象物90の像のうち、多値光強度変調器20の変調面の第m行第n列に位置する画素領域に対応する領域における光強度値をxとする。多値光強度変調器20の変調面に第iの光強度変調パターンが設定されたときに、光検出器30から出力された光強度値をyとする。そして、ai,j を要素とする二次元の観測行列Aを下記(1)式で表し、xを要素とする縦ベクトルを下記(2)式で表し、yを要素とする縦ベクトルを下記(3)式で表す。これらの間には下記(4)式の関係がある。対象物90の像の光強度分布xは、下記(5)式を解くことにより推定することができる。
Figure 0007249140000001
Figure 0007249140000002
Figure 0007249140000003
Figure 0007249140000004
Figure 0007249140000005
解がスパース性を有している場合は、圧縮センシングの枠組みを用いることで、計測回数を減らすことができる。なお、多値光強度変調器20の変調面に設定される光強度変調パターンとしてフーリエ基底の実部を用いることで、S/Nが低くても高い像質が得られる(非特許文献2参照)。また、多値光強度変調器20の変調面に設定される光強度変調パターンとしてウェーブレット基底を用いることもできる(非特許文献3参照)。
観測行列Aの各要素は、従来技術では二値に限られていたのに対して、本実施形態では三値以上である。従来技術と比べて、本実施形態では、観測行例Aの設計の自由度が高い。このことから、本実施形態では、多値光強度変調器20の変調面に設定する光強度変調パターンの個数を少なくして計測回数を減らしても、S/Nが良好な対象物の像を取得することができる。したがって、本実施形態では、計測に要する時間を短縮することができ、対象物の像を取得するための解析の負荷を低減することができる。本実施形態では、多値光強度変調器および光検出器(ポイントセンサ)を用いて容易に対象物の像を取得することができる。
次に、他の実施形態の撮像装置の構成について説明する。図5は、第3実施形態の撮像装置3の構成を示す図である。この図5に示される撮像装置3は、図1に示された撮像装置1の構成において多値光強度変調器20に替えて、2つの多値光強度変調器20A,20Bを備える。多値光強度変調器20A,20Bは、多値光強度変調器20と同様のものである。
多値光強度変調器20Aの変調面は、対象物90の像が形成される位置に配置されている。多値光強度変調器20Bの変調面は、多値光強度変調器20Aから出力された光により多値光強度変調器20Aの変調面の像が形成される位置(すなわち、対象物90の像が形成される位置)に配置されている。光学系60は、多値光強度変調器20Bから出力された光を光検出器30の受光領域に集光する。
対象物90と多値光強度変調器20Aとの間に結像光学系が設けられてもよい。多値光強度変調器20Aと多値光強度変調器20Bとの間に結像光学系が設けられてもよい。対象物90から多値光強度変調器20Aを経て多値光強度変調器20Bの変調面に到達する光が像を維持したまま伝搬するのであれば結像光学系は不要である。
第3実施形態では、多値光強度変調器20Aの光強度変調パターンをA={ai,j}とし、多値光強度変調器20Bの光強度変調パターンをB={bi,j}とすると、全体の観測行列はC={ai,ji,j}で表される。第3実施形態では、全体の観測行例Cの設計の自由度が更に高い。例えば、ai,jおよびbi,jそれぞれがとり得る値が0.0、0.5、1.0であるとすると、ci,jがとり得る値は0.0、0.25、0.5、1.0となる。
この実施形態の構成では2個の多値光強度変調器を用いたが、3個以上の多値光強度変調器を用いてもよい。多値光強度変調器の個数が多いほど、全体の観測行列の各要素がとり得る値の個数が多くなる。
図6は、第4実施形態の撮像装置4の構成を示す図である。この図6に示される撮像装置4は、図1に示された撮像装置1の構成に加えて二値光強度変調器50を更に備える。
二値光強度変調器50は、複数の画素領域が1次元状または2次元状に配列された変調面を有する。変調面の各画素領域は、入力した光に対して光強度変調を行って、当該変調後の光を出力する。二値光強度変調器50は、設定された光強度変調パターンに基づいて変調面の複数の画素領域それぞれにおいて二値の光強度変調が可能である。二値とは、例えば、入力した光を次段の多値光強度変調器20へ出力するか否かである。二値光強度変調器50は、例えばDMDである。
二値光強度変調器50の変調面は、対象物90の像が形成される位置に配置されている。多値光強度変調器20の変調面は、二値光強度変調器50から出力された光により二値光強度変調器50の変調面の像が形成される位置(すなわち、対象物90の像が形成される位置)に配置されている。光学系60は、多値光強度変調器20から出力された光を光検出器30の受光領域に集光する。
対象物90と二値光強度変調器50との間に結像光学系が設けられてもよい。二値光強度変調器50と多値光強度変調器20との間に結像光学系が設けられてもよい。対象物90から二値光強度変調器50を経て多値光強度変調器20の変調面に到達する光が像を維持したまま伝搬するのであれば結像光学系は不要である。
多値光強度変調器20と二値光強度変調器50とは逆に配置されていてもよい。この場合、二値光強度変調器50の変調面は、多値光強度変調器20から出力された光により多値光強度変調器20の変調面の像が形成される位置(すなわち、対象物90の像が形成される位置)に配置されている。
第4実施形態では、多値光強度変調器20の光強度変調パターンをA={ai,j}とし、二値光強度変調器50の光強度変調パターンをB={bi,j}とすると、全体の観測行列はC={ai,ji,j}で表される。二値光強度変調器50としてDMDを用いた場合、bi,j の値を0または1とすることができ、ci,j の値を0にすることもできる。第4実施形態では、全体の観測行例Cの設計の自由度が更に高い。全体の観測行例Cは、DMDをバイナリモードで駆動したときと同程度の速度で、バイナリを超えた表現が可能となる。DMDをグレイスケールモードで駆動した場合も同様である。DMDをグレイスケールモードで駆動した場合、bi,j の値はデューティ比となる。
図7は、第4実施形態における光強度変調パターンの例を説明する図である。図7(a)は、多値光強度変調器20の光強度変調パターンAを示す。図7(b)は、多値光強度変調器20の光強度変調パターンAと二値光強度変調器50の光強度変調パターンBとによる全体の光強度変調パターンCを示す。図7(c)は、多値光強度変調器20の光強度変調パターンAと二値光強度変調器50の他の光強度変調パターンBとによる全体の光強度変調パターンCを示す。これらの図において、色が濃いほど、ai,j またはci,j の値が0に近いことを表す。
この実施形態の構成では1個の多値光強度変調器および1個の二値光強度変調器を用いたが、2個以上の多値光強度変調器または2個以上の二値光強度変調器を用いてもよい。多値光強度変調器の個数が多いほど、また、二値光強度変調器の個数が多いほど、全体の観測行列の各要素がとり得る値の個数が多くなる。
図8は、第5実施形態の撮像装置5の構成を示す図である。この図8に示される撮像装置5は、図2に示された撮像装置1Aの構成に加えて、対象物90と多値光強度変調器20との間の光路上に設けられた光学系70を更に備える。光学系70は、レンズ71およびレンズ72を含み、これら二つのレンズ71,72それぞれの焦点距離の比に応じた拡大縮小率を有する。光学系70の拡大縮小率は、対象物90の大きさと多値光強度変調器20の撮像面の大きさとの比に応じて適切に設定される。
図9は、第6実施形態の撮像装置6の構成を示す図である。この図9に示される撮像装置6は、図2に示された撮像装置1Aの構成において、光源10を取り除いた上で、対象物90と多値光強度変調器20との間の光路上に設けられた光学系80を更に備える。対象物90が自発光(例えば化学発光)する場合には、光源は不要である。光学系80は、対象物90で生じた光を多値光強度変調器20の変調面に結像する結像光学系である。
図10は、第7実施形態の撮像装置7の構成を示す図である。この図10に示される撮像装置7は、図2に示された撮像装置1Aの構成に加えて、対象物90と多値光強度変調器20との間の光路上に設けられた光学系80およびミラー81を更に備える。第1~第5の各実施形態の撮像装置は対象物90の透過光像を取得するものであったが、この第7実施形態の撮像装置7は対象物90の反射光像を取得する。光源10から出力された光が対象物90に照射されて生じた反射光は、ミラー81により反射され、光学系80により多値光強度変調器20の変調面に結像される。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。本実施形態の撮像装置よび撮像方法は、三値以上の光強度変調が可能な多値光強度変調器および光検出器(ポイントセンサ)を用いる。これにより、本実施形態では、多値光強度変調器の変調面に設定する光強度変調パターンの個数を少なくして計測回数を減らしても、S/Nが良好な対象物の像を取得することができる。したがって、本実施形態では、計測に要する時間を短縮することができ、対象物の像を取得するための解析の負荷を低減することができる。本実施形態では、容易に対象物の像を取得することができる。
1,1A,2~7…撮像装置、10…光源、20,20A,20B…多値光強度変調器、21…光変調器、22…第1偏光子、23…第2偏光子、24…ビームスプリッタ、30…光検出器、40…解析部、50…二値光強度変調器、90…対象物。

Claims (6)

  1. 各々入力した光に対して光強度変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有し、設定された光強度変調パターンに基づいて前記変調面の前記複数の画素領域それぞれにおいて三値以上の光強度変調が可能であり、対象物から前記変調面に到達した光により前記変調面に形成された前記対象物の像に対して前記光強度変調パターンに基づいて光強度変調を行って当該変調後の光を出力する多値光強度変調器と、
    前記多値光強度変調器から出力された光を受光し、その光強度を検出して光強度値を出力する光検出器と、
    前記多値光強度変調器において設定された複数種類の光強度変調パターンそれぞれについて、各光強度変調パターンとこれに対応して前記光検出器から出力された前記光強度値とを組にして記憶して、これら記憶した複数組の光強度変調パターンおよび光強度値に基づいて前記対象物の像を求める解析部と、
    を備え、
    複数の前記多値光強度変調器が設けられ、
    前記複数の多値光強度変調器それぞれの変調面は、前記対象物の像が形成される位置、または、他の多値光強度変調器の変調面の像が形成される位置、に配置されている、
    撮像装置。
  2. 前記複数の多値光強度変調器のうちの何れかは、
    各々入力した光の偏光方位によって異なる変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有する光変調器と、
    特定方位の直線偏光の光を前記光変調器へ入力させる第1偏光子と、
    前記光変調器から出力された光のうち前記特定方位と異なる方位の直線偏光の光を出力する第2偏光子と、
    を含む、
    請求項に記載の撮像装置。
  3. 各々入力した光に対して光強度変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有し、設定された光強度変調パターンに基づいて前記複数の画素領域それぞれにおいて二値の光強度変調が可能であり、前記光強度変調パターンに基づいて前記変調面において光強度変調を行って当該変調後の光を出力する二値光強度変調器を更に備え、
    前記二値光強度変調器の変調面は、前記対象物の像が形成される位置、または、前記多値光強度変調器の変調面の像が形成される位置、に配置されている、
    請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 各々入力した光に対して光強度変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有し、設定された光強度変調パターンに基づいて前記変調面の前記複数の画素領域それぞれにおいて三値以上の光強度変調が可能である多値光強度変調器を用いて、対象物から前記変調面に到達した光により前記変調面に形成された前記対象物の像に対して前記光強度変調パターンに基づいて光強度変調を行って当該変調後の光を出力する光強度変調ステップと、
    前記多値光強度変調器から出力された光を受光する光検出器を用いて、その光強度を検出して光強度値を出力する光検出ステップと、
    前記多値光強度変調器において設定された複数種類の光強度変調パターンそれぞれについて、各光強度変調パターンとこれに対応して前記光検出器から出力された前記光強度値とを組にして記憶する記憶ステップと、
    これら記憶した複数組の光強度変調パターンおよび光強度値に基づいて前記対象物の像を求める解析ステップと、
    を備え、
    複数の前記多値光強度変調器を用い、
    前記複数の多値光強度変調器それぞれの変調面は、前記対象物の像が形成される位置、または、他の多値光強度変調器の変調面の像が形成される位置、に配置されている、
    撮像方法。
  5. 前記複数の多値光強度変調器のうちの何れかは、
    各々入力した光の偏光方位によって異なる変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有する光変調器と、
    特定方位の直線偏光の光を前記光変調器へ入力させる第1偏光子と、
    前記光変調器から出力された光のうち前記特定方位と異なる方位の直線偏光の光を出力する第2偏光子と、
    を含む、
    請求項に記載の撮像方法。
  6. 各々入力した光に対して光強度変調を行って光を出力する複数の画素領域が配列された変調面を有し、設定された光強度変調パターンに基づいて前記複数の画素領域それぞれにおいて二値の光強度変調が可能であり、前記光強度変調パターンに基づいて前記変調面において光強度変調を行って当該変調後の光を出力する二値光強度変調器を更に用い、
    前記二値光強度変調器の変調面は、前記対象物の像が形成される位置、または、前記多値光強度変調器の変調面の像が形成される位置、に配置されている、
    請求項4または5に記載の撮像方法。
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