JP7248314B2 - 通信システム、固定端末、方法及びプログラム - Google Patents

通信システム、固定端末、方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、固定端末、方法及びプログラムに関する。
移動体端末間の距離を算出するには、それぞれの端末の位置情報を利用することが一般的である。その場合、移動体端末には位置情報を特定するためのGPS(Global Positioning System)機能及びその情報を無線通信で吸い上げる仕組みが必要となる。移動体端末にこのような機能を持たせた場合、端末価格が比較的高額になってしまうことやバッテリー消耗が早くなることなどのデメリットがある。
例えば、特許文献1は、端末間の距離の算出に、GPS機能ではなく、端末間の電界強度を用いる方法を開示している。具体的には、特許文献1は、基地局に接続する位置推定装置を開示している。位置推定装置は、距離及び電界強度に基づいた理論式を、複数の基地局で計測された基地局と当該基地局と通信する無線端末との間の距離及び電界強度の実測値に基づいて補正し、補正された理論式を用いて基地局と無線端末との間の距離を算出する。
国際公開第2016/199254号
しかしながら、特許文献1に係る技術では、距離を推定するためには複数の基地局などの通信装置を必要とする。そのため、通信装置の設置などコストがかかるという問題点があった。
本開示では、そのような課題を解決することによって、コストを削減しつつ通信装置と無線端末との間の距離を推定することができる通信システム、固定端末、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の通信システムは、ルート端末と、前記ルート端末と通信する固定端末と、を備え、前記固定端末は、予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成し、通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の距離を算出する通信システム。
本開示の固定端末は、ルート端末と通信する固定端末であって、予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成する補正部と、通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の距離を算出する算出部と、を備える。
本開示の方法は、ルート端末と通信する固定端末を制御する方法であって、予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成することと、通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の第2の距離を算出することと、を含む。
本開示のプログラムは、ルート端末と通信する固定端末に実行させるプログラムであって、予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成する処理と、通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の第2の距離を算出する処理と、を前記固定端末に実行させる。
本開示により、コストを削減しつつ通信装置と無線端末との間の距離を推定することができる通信システム、固定端末、方法及びプログラムを提供することができる。
第1の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 第2の実施形態に係る移動体端末30cがネットワークに新規接続する動作を示す図である。 第2の実施形態に係る移動体端末30cがネットワークに接続した後に実行する動作を示す図である。 第2の実施形態に係る通信システムにおけるルート端末のソフトウェア構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信システムにおける固定端末のソフトウェア構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信システムにおける移動体端末のソフトウェア構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信システムにおけるルート端末10と固定端末20aとの接続時の動作の概要の一例を説明する。 第2の実施形態に係る通信システムにおけるルート端末10と固定端末20aとの接続時の動作を詳細に示すシークエンス図である。 第2の実施形態に係る固定端末20aが基準関数を補正する動作の具体例を示す図である。 第2の実施形態に係る通信システムにおける移動体端末30aと固定端末20aとの接続時の動作の概要の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る通信システムにおける固定端末20aと移動体端末30aとの接続時の動作を詳細に示すシークエンス図である。 第2の実施形態に係る固定端末20aが受信電界強度と補正関数とから移動体端末30aとの間の距離を算出する動作の具体例を示す図である。 第2の実施形態に係る通信システムにおける固定端末20aと移動体端末30aとの接続時の動作を詳細に示すシークエンス図である。 第2の実施形態に係る通信システムにおける移動体端末30aと移動体端末30cとの接続時の動作を示す図である。 第2の実施形態に係る通信システムにおける移動体端末30cが親端末を変更しない場合のルート端末10と移動体端末30cとの間の距離の更新の動作を示す図である。 第2の実施形態に係る通信システム2における移動体端末30cが親端末を変更する場合のルート端末10と移動体端末30cとの間の距離の更新の動作を示す図である。 処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下では、本開示を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
(第1の実施形態)
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る通信システム1の構成を説明する。
通信システム1は、ルート端末10、固定端末20a及び移動体端末30a(第1の移動体端末)を備える。以下、固定端末20a、固定端末20b、・・・、固定端末20nを総称して固定端末20とする。移動体端末30a、移動体端末30b、・・・、移動体端末30nを移動体端末30と総称する。
図1に示すように、通信システム1は、マルチホップ方式による通信を用いる。マルチホップ方式による通信では例えばツリー型のネットワーク(以下、ツリーネットワーク)が構築される。ツリーネットワークでは、ネットワークを管理する最上位端末と複数の子端末と中継端末とが、最上位端末をルート(root)とするネットワークで構成される。例えば、通信システム1では、ルート端末10が、ツリーネットワークの最上位端末である。
ツリーネットワークにおけるマルチホップ方式のルーティングプロトコルには、いくつかの方式が存在する。通信システム1にはツリー型マルチホップ方式のルーティングプロトコル全般が適用可能であるが、本実施形態では、RFC6550で規定されるRPL(IPv6 Routing Protocol for Low-Power and Lossy Networks)に適用した場合を説明する。RPLは、LLN(Low-Power and Lossy Networks:低消費電力、高パケット損失ネットワーク)環境で用いられるIPv6ルーティングプロトコルである。RPLは、ルート端末をルートとしたツリーネットワークを構築する。
通信システム1で使用するRPLメッセージを以下に示す。
・DIS(DODAG Information Solicitation:DODAG情報要請)
・DIO(DODAG Information Object:DODAG情報オブジェクト)
・DAO(Destination Advertisement Object:宛先広告オブジェクト)
以下、ツリーネットワークにおいて、所定の端末がネットワークの接続する端末であって、ネットワーク上位側(ルート端末側)に位置する端末を「親端末」、ネットワーク下位側(ルート端末と逆側)に位置する端末を「子端末」と称する。例えば、図1に示すように、固定端末20aの親端末は、ルート端末10である。また、固定端末20aの子端末は、移動体端末30aである。
ルート端末10は、ツリーネットワークの最上位端末であり、固定端末20aと接続する。固定端末20aは、固定設置型の無線通信端末でありルート端末10と接続する。ここで、固定端末20aとルート端末10との間の距離は予め定められている。移動体端末(第1の移動体端末)30aは、例えばスマートフォンやタブレットなど移動型の無線通信端末である。
続いて、図2を用いて、第1の実施形態に係る通信システム1の動作を説明する。
まず、固定端末20aは、予め定められた距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成する(ステップS1)。次に、固定端末20aは、通信圏内に存在する移動体端末30aとの間の通信品質に基づいて複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択する(ステップS2)。次に、固定端末20aは、選択された基準関数と移動体端末30aとの間の受信電界強度に基づいて移動体端末30aとの間の距離を算出する(ステップS3)。
第1の実施形態に係る通信システム1では、固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離を算出する。そして、ルート端末10と固定端末20aとの間の距離は予め定められているため、通信システム1では、固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離とルート端末10と固定端末20aとの間の距離とを加算することでルート端末10と移動体端末30aとの間の距離を算出することができる。また、固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離の算出には、ルート端末10、固定端末20a及び移動体端末30a以外の通信装置を必要としない。そのため、距離の算出に必要な装置コストを削減することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る通信システム2は、第1の実施形態に係る通信システム1を具体化したシステムである。
まず、図3を用いて、第2の実施形態に係る通信システム2の構成を説明する。図3に示すように、通信システム2は、ルート端末10、固定端末20(固定端末20a、固定端末20b、・・・、固定端末20n)、移動体端末30(移動体端末30a、移動体端末30b、・・・、移動体端末30n)を備える。ルート端末10は、通信システム2におけるネットワークの最上位端末である。固定端末20a及び固定端末20bは、ルート端末10に接続している。移動体端末30a及び移動体端末30bは、それぞれ固定端末20a、固定端末20bと接続する。固定端末20a及び固定端末20bは、ルート端末10から1hop圏内(点線)にそれぞれ位置する。移動体端末30a及び移動体端末30bは、ルート端末10から2hop圏内(点線)にそれぞれ位置する。
ルート端末10には、少なくとも1台の固定端末20が接続できる。また、固定端末20には、少なくとも1台の移動体端末30が接続できる。また、移動体端末30には、少なくとも1台の移動体端末30が接続できる。複数の移動体端末30が直列に接続することができる。
続いて、図4を用いて、第2の実施形態に係る移動体端末30cがネットワークに新規接続する動作を説明する。まず、移動体端末30cは、ネットワークに参加するために、自身の無線到達範囲Rに位置する移動体端末30a及び移動体端末30bにDISメッセージを送信する(ステップS11)。次に、移動体端末30cは、移動体端末30a及び移動体端末30bからDIOメッセージを受信する(ステップS12)。
続いて、図5を用いて、第2の実施形態に係る移動体端末30cがネットワークに接続した後に実行する動作を説明する。例えば、移動体端末30cは、DIOメッセージに含まれる移動体端末30aの情報により親端末として移動体端末30aを選択し、選択された移動体端末30aと接続する。そうすると、移動体端末30cは、移動体端末30a経由でルート端末10にDAOメッセージを送信する(ステップS13)。例えば、移動体端末30cは、移動体端末30cと移動体端末30aとの間の距離を含んだDAOメッセージをルート端末10に送信する。ここで、移動体端末30cは、ルート端末10から3hop圏内(点線)に位置する。
続いて、図6A、図6B及び図6Cを用いて、第2の実施形態に係る通信システム2のソフトウェア構成を説明する。
まず、図6Aを用いて、ルート端末10の構成について説明する。ルート端末10は、ルート端末10を最上位端末とするネットワークに接続する端末(以下、配下端末)とルート端末10との間の距離を配下端末ごとに算出する(配下距離算出時処理)。ここで、配下端末は、固定端末20及び移動体端末30を含む。また、ルート端末10は、固定端末20の接続時に、固定端末20にルート端末10と固定端末20との間の距離情報を送信する(子端末接続時処理)。ルート端末10は、受信部11、距離情報取得部12、配下距離算出部13、送信部14、全端末情報DB15及び子端末情報DB16を備える。
<配下距離算出時処理>
受信部11は、固定端末20からメッセージを受信する。具体的には、受信部11は、所定の移動体端末30から固定端末20を介してDAOメッセージを受信する。DAOメッセージは、DAOメッセージを送信した移動体端末30と当該移動体端末30の親端末との間の距離情報を含む。
距離情報取得部12は、DAOメッセージから距離情報を取得する。
配下距離算出部13は、取得された距離情報に基づいて、DAOメッセージを送信した配下端末とルート端末10との間の距離を算出する。そして、配下距離算出部13は、算出された距離情報を全端末情報DB15に記憶する。
<子端末接続時処理>
受信部11は、固定端末20からDISメッセージを受信する。
送信部14は、子端末情報DB16からルート端末10と固定端末20との間の距離情報を取得し、取得された距離情報を含んだDIOメッセージを固定端末20に送信する。
全端末情報DB15は、配下端末とルート端末10との間の距離情報を配下端末ごとに記憶する。子端末情報DB16は、ルート端末10と固定端末20との間の距離情報を予め記憶する。なお、配下端末である移動体端末30は移動する。そのため、端末情報DB15は、配下端末との間の距離情報の履歴を残し、距離情報を時系列的に把握できるようにしてもよい。
続いて、図6Bを用いて、固定端末20の構成を説明する。ここで、図3-図5に示す固定端末20aを固定端末20の一例として説明する。
固定端末20aは、ルート端末10へ接続時に、親端末(ルート端末10)と自端末(固定端末20a)との間の距離情報を取得し、子端末(移動体端末30a)と自端末との間の距離を算出するための基準関数を補正する(親端末接続時処理)。ここで、補正された基準関数を補正関数とする。また、固定端末20aは、子端末が自端末に接続した場合、補正関数を用いて子端末と自端末との間の距離を算出する(子端末接続時処理)。また、固定端末20は、ルート端末10における配下距離算出動作のためにネットワークの下位に位置する端末が送信するメッセージを中継する(中継時処理)。固定端末20は、受信部21、通信品質取得部22、受信強度取得部23、距離情報取得部24、補正部25、距離算出部26、送信部27、親端末情報DB28及び子端末情報DB29を備える。
固定端末20aは、距離と受信電界強度とを対応づけた複数の基準関数を記憶している。基準関数は、通信品質に紐づけられている。固定端末20aは、予め当該基準関数を記憶していてもよいし、例えばルート端末10など他の装置から取得してもよい。
<親端末接続時処理>
送信部27は、ルート端末10に所定の周期でDISメッセージを送信する。DISメッセージは、固定端末20がDISメッセージを送信した回数(以下、DIS送信数)の情報を含む。
受信部21は、ルート端末10からメッセージを受信する。具体的には、受信部21は、ルート端末10からDIOメッセージを受信する。DIOメッセージは、ルート端末10と固定端末20との間の距離情報及びルート端末10がDIOメッセージを送信した回数(以下、DIO送信数)の情報を含む。
通信品質取得部22は、DIOメッセージからDIO送信数を取得する。また、通信品質取得部22は、受信部21から受信部21がDIOメッセージを受信した回数(以下、DIO受信数)を取得する。通信品質取得部22は、DIO送信数とDIO受信数とに基づいて、ルート端末10との間の通信品質が良いか(OK)悪いか(NG)を判定する。例えば、通信品質取得部22は、DIO送信数とDIO受信数との差が所定の閾値以下であれば通信品質が良いと判定する。一方、通信品質取得部22は、DIO送信数とDIO受信数との差が所定の閾値以下でなければ通信品質が良悪いと判定する。そして、通信品質取得部22は、当該判定結果を通信品質情報として取得し、取得された通信品質情報を親端末情報DB28に記憶する。
受信強度取得部23は、受信部21からルート端末10との間の受信電界強度を受信電界強度情報として取得し、取得された受信電界強度情報を親端末情報DB28に記憶する。
距離情報取得部24は、DIOメッセージから距離情報を取得し、取得された距離情報を親端末情報DB28に記憶する。
補正部25は、通信品質情報に基づいて基準関数を選択し、選択された基準関数を距離情報と受信電界強度情報とに基づいて補正する。補正部25は、補正された補正関数を記憶手段に記憶する。ここで、基準関数及び補正関数は、距離と受信電界強度とに基づく2次関数である。
<子端末接続時処理>
受信部21は、DISメッセージを移動体端末30から受信する。DISメッセージは、DIS送信数を含む。
通信品質取得部22は、DISメッセージからDIS送信数を取得する。また、通信品質取得部22は、受信部21から受信部21がDISメッセージを受信した回数(以下、DIS受信数)を取得する。通信品質取得部22は、DIS送信数とDIS受信数とに基づいて、移動体端末30との間の通信品質が良いか(OK)悪いか(NG)を判定し、当該判定結果を通信品質情報として取得し、取得された通信品質情報を子端末情報DB29に記憶する。
受信強度取得部23は、移動体端末30との間の受信電界強度を受信電界強度情報として取得し、取得された受信電界強度情報を子端末情報DB29に記憶する。
距離算出部26は、通信品質情報に基づいて補正関数を選択し、選択された補正関数と受信電界強度情報とに基づいて、固定端末20と移動体端末30との間の距離を算出する。距離算出部26は、算出された距離情報を子端末情報DB29に記憶する。
送信部27は、固定端末20と移動体端末30との間の距離情報を含んだDIOメッセージを移動体端末30に送信する。
<中継時処理>
受信部21は、移動体端末30からDAOメッセージを受信する。DAOメッセージは、DAOメッセージを送信した配下端末と当該配下端末の親端末との間の距離情報を含む。
送信部27は、受信されたDAOメッセージをルート端末10に送信する。
親端末情報DB28は、ネットワークにおける親端末の情報を記憶する。親端末情報DB28は、例えばルート端末10と固定端末20との間の距離情報を記憶する。子端末情報DB29は、ネットワークにおける子端末の情報を記憶する。子端末情報DB29は、固定端末20と移動体端末30との間の通信品質情報及び距離情報を記憶する。なお、親端末情報DB28及び子端末情報DB29は、距離情報の履歴を残し、距離情報を時系列的に把握できるようにしてもよい。
続いて、図6Cを用いて、移動体端末30の構成を説明する。ここで、図3-図5に示す移動体端末30aを移動体端末30の一例として説明する。
移動体端末30aは、親端末(固定端末20a)へ接続時に、親端末と自端末(移動体端末30a)との間の距離情報を取得し、子端末(移動体端末30c)と自端末との間の距離を算出するための基準関数を補正し、補正関数を算出する(親端末接続時処理)。また、移動体端末30aは、子端末が自端末に接続した場合、補正関数を用いて子端末と自端末との間の距離を算出する(子端末接続時処理)。また、移動体端末30aは、ルート端末10における配下距離算出動作のためにネットワーク下位側に位置する端末(移動体端末30n)が送信するメッセージを中継する(中継時処理)。移動体端末30aは、受信部31、通信品質取得部32、受信強度取得部33、距離情報取得部34、補正部35、距離算出部36、送信部37、親端末情報DB38及び子端末情報DB39を備える。
移動体端末30aは、距離と受信電界強度とを対応づけた複数の基準関数を記憶している。基準関数は、通信品質に紐づけられている。移動体端末30aは、予め当該基準関数を記憶していてもよいし、例えば固定端末20など他の装置から取得してもよい。
<親端末接続時処理>
送信部37は、親端末にDISメッセージを所定の周期で送信する。DISメッセージは、子端末がDISメッセージを送信した回数(以下、DIS送信数)の情報を含む。
受信部31は、親端末からDIOメッセージを受信する。DIOメッセージは、親端末と自端末との間の距離情報及び親端末がDIOメッセージを送信した回数(以下、DIO送信数)の情報を含む。
通信品質取得部32は、DIOメッセージからDIO送信数を取得する。また、通信品質取得部32は、受信部31から受信部31がDIOメッセージを受信した回数(以下、DIO受信数)を取得する。通信品質取得部32は、DIO送信数とDIO受信数とに基づいて、親端末との間の通信品質が良いか(OK)悪いか(NG)を判定し、当該判定結果を通信品質情報として取得し、取得された通信品質情報を親端末情報DB38に記憶する。
受信強度取得部33は、親端末との間の受信電界強度を受信電界強度情報として取得し、取得された受信電界強度情報を親端末情報DB38に記憶する。
距離情報取得部34は、DIOメッセージから親端末と自端末との間の距離情報を取得し、取得された距離情報を親端末情報DB38に記憶する。
補正部35は、通信品質情報に基づいて基準関数を選択し、選択された基準関数を取得された距離情報と受信電界強度情報とに基づいて補正する。補正部35は、補正された補正関数を記憶手段に記憶する。ここで、基準関数及び補正関数は、距離と受信電界強度とに基づく2次関数である。
<子端末接続時処理>
受信部31は、DISメッセージを子端末から受信する。DISメッセージは、DIS送信数を含む。
通信品質取得部32は、DISメッセージからDIS送信数を取得する。また、通信品質取得部32は、受信部31から受信部31がDISメッセージを受信した回数(以下、DIS受信数)を取得する。通信品質取得部32は、DIS送信数とDIS受信数とに基づいて、移動体端末30との間の通信品質が良いか(OK)悪いか(NG)を判定し、当該判定結果を通信品質情報として取得し、取得された通信品質情報を子端末情報DB39に記憶する。
受信強度取得部33は、子端末と自端末との間の受信電界強度を受信電界強度情報として取得し、取得された受信電界強度情報を子端末情報DB39に記憶する。
距離算出部36は、通信品質情報に基づいて補正関数を選択し、選択された補正関数と取得された受信電界強度情報とに基づいて、自端末と子端末との間の距離を算出する。距離算出部36は、算出された距離情報を子端末情報DB39に記憶する。
送信部37は、自端末と子端末との間の距離情報を含んだDIOメッセージを子端末に送信する。
<中継時処理>
受信部31は、子端末からDAOメッセージを受信する。DAOメッセージは、DAOメッセージを送信した配下端末と当該配下端末の親端末との間の距離情報を含む。
送信部37は、受信されたDAOメッセージを親端末に送信する。
親端末情報DB38は、ネットワークにおける親端末の情報を記憶する。親端末情報DB38は、例えば親端末と自端末との間の通信品質情報及び距離情報を記憶する。子端末情報DB39は、ネットワークにおける子端末の情報を記憶する。子端末情報DB39は、例えば自端末と親端末との間の通信品質情報及び距離情報を記憶する。なお、親端末情報DB38及び子端末情報DB39は、距離情報の履歴を残し、距離情報を時系列的に把握できるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、移動体端末30aの構成を移動体端末30の構成の一例として説明したが、他の移動体端末30b~移動体端末30nも同様に移動体端末30の構成を備える。具体的には、移動体端末30aの親端末は固定端末20a、子端末は移動体端末30cとして移動体端末30aの構成を説明した。しかしながら、移動体端末30cでは、親端末は移動体端末30a、子端末は移動体端末30cのネットワーク下位側に接続する移動体端末30nとなる。
続いて、図7を用いて、第2の実施形態に係る通信システム2におけるルート端末10と固定端末20aとの接続時の動作の概要の一例を説明する。
図7に示すように、システムパラメータT10は、ルート端末10が子端末情報DB16に記憶している情報を示したものである。システムパラメータT10はルート端末10の接続先端末と当該端末との間の距離情報を含む。例えば、システムパラメータT10は、接続先端末である固定端末20aとの間の距離80mの情報を含む。
また、接続端末情報T20a(T20a#1、T20a#2、・・・、T20a#n)は、固定端末20aが親端末情報DB28又は子端末情報DB29に記憶している情報を示したものである。接続端末情報T20aは、接続端末との間の受信電界強度情報、接続端末との間の距離情報、接続端末の端末名及び接続端末との間の通信品質情報を表す。ここで、接続端末情報T20aの接続端末情報に「(親)」と記載されているレコードは親端末情報DB28に記憶されている情報である。一方、接続端末情報T20aの接続端末情報に「(子)」と記載されているレコードは子端末情報DB29に記憶されている情報である。
まず、固定端末20aは、ツリーネットワークに接続するためにDISメッセージをルート端末10に送信する(ステップS101)。次に、ルート端末10は、DISメッセージを受信した後、固定端末20aに対してDIOメッセージを送信する(ステップS102)。具体的には、ルート端末10は、ルート端末10と固定端末20aとの間の距離情報(80m)及びDIO送信数を含んだDIOメッセージを送信する。ここで、距離情報は、ルート端末10のシステムパラメータT10に予め記憶された情報である。
次に、固定端末20aは、DIOメッセージをルート端末10から受信する。ここで、固定端末20aは、接続端末情報T20a#1を有している。次に、固定端末20aは、ルート端末10との間の受信電界強度(例:-70dbm)を取得し、取得された受信電界強度を記憶する。また、固定端末20aは、DIOメッセージからルート端末10との間の距離情報(例:80m)を取得し、取得された距離情報を記憶する。また、固定端末20aは、DIOメッセージに含まれるDIO送信数とDIO受信数とに基づいてルート端末10との間の通信品質情報(例:OK)を取得し、取得された通信品質情報を記憶する。ここで、固定端末20aは、受信電界強度情報、距離情報、端末名及び通信品質情報に、それぞれ、-70dbm、80m、ルート端末10、OKを含む接続端末情報T20a#2を記憶している。
次に、固定端末20aは、取得された受信電界強度情報及び距離情報に基づいて基準関数を補正する。ここで、固定端末20aは、通信品質情報に対応する基準関数#1(通信品質OKと対応)、基準関数#2(通信品質NGと対応)を記憶している。固定端末20aは、通信品質情報と対応する基準関数(例:基準関数#1)を選択し、選択された基準関数を取得された距離情報及び受信電界強度情報に基づいて補正する。
続いて、図8を用いて、第2の実施形態に係る通信システム2におけるルート端末10と固定端末20aとの接続時の動作を詳細に説明する。
図8に示すように、まず、固定端末20aの送信部21は、ネットワークに接続するためにDISメッセージをルート端末10に送信する(ステップS101)。
次に、ルート端末10の受信部11がDISメッセージを受信した後、送信部14は、固定端末20aに対してDIOメッセージを送信する(ステップS102)。具体的には、送信部14は、ルート端末10と固定端末20aとの間の距離情報及びDIO送信数を含んだDIOメッセージを送信する。
次に、固定端末20aの受信部21は、DIOメッセージをルート端末10から受信する。そして、受信強度取得部23は、ルート端末10との間の受信電界強度を取得する(ステップS103)。そして、受信強度取得部23は、取得された受信電界強度を親端末情報DB28に記憶する。次に、距離情報取得部24は、受信されたDIOメッセージから距離情報を取得する。そして、距離情報取得部24は、取得された距離情報を親端末情報DB28に記憶する。
次に、通信品質取得部22は、受信されたDIOメッセージからDIO送信数を取得する(ステップS105)。通信品質取得部22は、受信部11からDIO受信数を取得する(ステップS106)。次に、通信品質取得部22は、DIO送信数からDIO受信数を減算した数(DIO送信数-DIO受信数)が予め設定された閾値以下であるか否か判定する(ステップS107)。
DIO送信数-DIO受信数が閾値以下である場合(ステップS107 YES)、通信品質取得部22は、通信品質が良い(OK)と判定する(ステップS108)。そして、通信品質取得部22は、判定結果、すなわち通信品質が良いことを通信品質情報として親端末情報DB28に記憶する。次に、補正部25は、距離情報と受信電界強度に基づいて基準関数#1を補正する(ステップS109)。補正部25が基準関数#1を補正する具体的な動作は、以下の図9で後述する。
一方、DIO送信数-DIO受信数が閾値より大きい場合(ステップS107 NO)、通信品質取得部22は、通信品質が悪い(NG)と判定する(ステップS110)。そして、通信品質取得部22は、判定結果、すなわち通信品質が悪いことを通信品質情報として親端末情報DB28に記憶する。次に、補正部25は、距離情報と受信電界強度に基づいて基準関数#2を補正する(ステップS111)。補正部25が基準関数#2を補正する具体的な動作は、以下の図9で後述する。
なお、固定端末20aの設置時、関数補正のためにルート端末10との間の通信品質が良いケースと悪いケースの両パターンで接続確認を実施してもよい。他の固定端末20でも同様である。
続いて、図9を用いて、第2の実施形態に係る固定端末20aが基準関数#1又は基準関数#2を補正する動作の具体例を説明する。図9に示すように、基準関数#1及び基準関数#2は、横軸に距離(m)、縦軸に受信電界強度(dbm)とした2次関数である。
図8のステップS109に示すように、通信品質が良い場合、補正部25は、距離情報と受信電界強度に基づいて基準関数#1を補正する。具体的には、図9に示すように、補正部25は、ルート端末10との間の距離及び受信電界強度が、それぞれ80m、-70dbm(以下、実測値)である場合、基準関数#1の傾きを変えずに、基準関数#1が実測値を含むように基準関数#1を補正し、補正関数#1を算出する。
また、図8のステップS111に示すように、通信品質が悪い場合、補正部25は、距離情報と受信電界強度に基づいて基準関数#2を補正する。具体的には、図9に示すように、補正部25は、ルート端末10との間の距離及び受信電界強度が、それぞれ80m、-88dbmである場合、基準関数#2の傾きを変えずに、基準関数#2が実測値を含むように基準関数#2を補正し、補正関数#2を算出する。
続いて、図10を用いて、第2の実施形態に係る通信システム2における移動体端末30aと固定端末20aとの接続時の動作の概要の一例を説明する。
図10に示すように、全配下端末情報TS#1(TS#1、TS#2、・・・、TS#n)、ルート端末10が全端末情報DB15に記憶している情報を示したものである。配下端末とは、ルート端末10を頂点とするツリーネットワークに接続する端末である。全配下端末情報TS#1は、配下端末情報及び配下端末との間の距離情報を含む。配下端末との間の距離情報とは、ルート端末10と該当する配下端末との間の距離の情報である。
接続端末情報T30a(T30a#1、T30a#2、・・・、T30a#n)は、移動体端末30aが親端末情報DB38又は子端末情報DB39に記憶している情報を示したものである。接続端末情報T30aは、接続端末との間の受信電界強度情報、接続端末との間の距離情報、接続端末の端末名及び接続端末との間の通信品質情報を含む。ここで、接続端末情報T30aの接続端末情報に「(親)」と記載されているレコードは親端末情報DB38に記憶されている情報である。一方、接続端末情報T30aの接続端末情報に「(子)」と記載されているレコードは子端末情報DB39に記憶されている情報である。
まず、移動体端末30aは、ネットワークに接続するためにDISメッセージを固定端末20aに送信する(ステップS201)。ここで、移動体端末30aは、DIS送信数を含んだDISメッセージを送信する。
固定端末20aは、DISメッセージを移動体端末30aから受信する。そして、固定端末20aは、移動体端末30aとの間の受信電界強度(例:-80dbm)を取得し、取得された受信電界強度を記憶する。固定端末20aは、DIS送信数とDIS受信数とに基づいて通信品質情報(例:OK)を取得し、取得された通信品質情報を記憶する。固定端末20aは、通信品質情報を用いて補正関数を選択し(例:補正関数#1)、選択された補正関数と受信電界強度とに基づいて、固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離(例:150m)を算出し、算出された距離情報を記憶する。ここで、固定端末20aは、受信電界強度情報、距離情報、端末名及び通信品質情報に、それぞれ、-80dbm、150m、移動体端末30a、OKを含む接続端末情報T20a#3を有している。次に、固定端末20aは、算出された距離情報(例:150m)及びDIO送信数を含んだDIOメッセージを移動体端末30aに送信する(ステップS210)。
次に、移動体端末30aは、DIOメッセージを固定端末20aから受信する。移動体端末30aは、移動体端末30aと固定端末20aとの間の受信電界強度(例:-82dbm)を取得し、取得された受信電界強度を記憶する。また、移動体端末30aは、DIOメッセージから移動体端末30aと固定端末20aとの間の距離情報(例:150m)を取得し、取得された距離情報を記憶する。また、移動体端末30aは、DIOメッセージに含まれるDIO送信数とDIO受信数とに基づいて移動体端末30aと固定端末20aとの間の通信品質情報(例:OK)を取得し、取得された通信品質情報を記憶する。ここで、移動体端末30aは、接続端末情報T30a#1を有している。接続端末情報T30a#1は、例えば受信電界強度情報、距離情報、接続端末情報及び通信品質情報に、それぞれ、-82dbm、150m、固定端末20a、OKを含んでいる。そして、移動体端末30aは、取得された通信品質情報、受信電界強度情報及び距離情報に基づいて基準関数を補正し、補正関数を算出する。
次に、移動体端末30aは、固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離情報を含んだDAOメッセージを、固定端末20aを介して、ルート端末10に送信する(ステップS220)。
ルート端末10は、DAOメッセージを受信した後、固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離情報(例:150m)と、ルート端末10と固定端末20aとの間の距離情報(例:80m)とから、ルート端末10と移動体端末30aとの間の距離情報(例:230m)を算出する。ここで、全配下端末情報TS#1は、配下端末情報及び距離情報にそれぞれ移動体端末30a、230m(150m+80m)を含む。前述の150mは、固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離を示す。また、80mは、ルート端末10と固定端末20aとの間の距離を示す。
続いて、図11-図13を用いて、第2の実施形態に係る通信システム2における固定端末20aと移動体端末30aとの接続時の動作を詳細に説明する。
図11に示すように、まず、移動体端末30aの送信部37は、ネットワークに接続するためにDISメッセージを固定端末20aに送信する(ステップS201)。ここで、送信部37は、DIS送信数を含んだDISメッセージを送信する。
次に、固定端末20aの受信部21は、DISメッセージを移動体端末30aから受信する。そして、受信強度取得部23は、受信部21から固定端末20aと移動体端末30aとの間の受信電界強度を取得する(ステップS202)。ここで、受信強度取得部23は、取得された受信電界強度情報を子端末情報DB29に記憶する。
次に、通信品質取得部22は、受信されたDISメッセージからDIS送信数を取得する(ステップS203)。通信品質取得部22は、受信部11からDIS受信数を取得する(ステップS204)。次に、通信品質取得部22は、DIS送信数からDIS受信数を減算した数(DIS送信数-DIS受信数)が予め設定された閾値以下であるか否か判定する(ステップS205)。
DIS送信数-DIS受信数が閾値以下である場合(ステップS205 YES)、通信品質取得部22は、固定端末20aと移動体端末30aとの間の通信品質が良い(OK)と判定する(ステップS206)。そして、通信品質取得部22は、判定結果、すなわち通信品質が良いことを通信品質情報として子端末情報DB29に記憶する。次に、距離算出部26は、受信電界強度情報と補正関数#1とから固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離を算出する(ステップS207)。距離算出部26は、算出された距離を距離情報として扱う。そして、距離算出部26は、距離情報を子端末情報DB29に記憶する。
一方、DIS送信数-DIS受信数が閾値より大きい場合(ステップS205 NO)、通信品質取得部22は、固定端末20aと移動体端末30aとの間の通信品質が悪い(NG)と判定する(ステップS208)。そして、通信品質取得部22は、判定結果、すなわち通信品質が悪いことを通信品質情報として子端末情報DB29に記憶する。次に、距離算出部26は、受信電界強度情報と補正関数#2とから固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離を算出する(ステップS209)。距離算出部26は、算出された距離を距離情報として扱う。そして、距離算出部26は、距離情報を子端末情報DB29に記憶する。
次に、送信部27は、DIOメッセージを移動体端末30aに送信する(ステップS210)。ここで、送信部27は、算出された距離情報及びDIO送信数を含んだDIOメッセージを移動体端末30aに送信する。
続いて、図12を用いて、第2の実施形態に係る固定端末20aが受信電界強度と補正関数#1又は補正関数#2とから移動体端末30aとの間の距離を算出する動作の具体例を説明する。図12に示すように補正関数#1及び補正関数#2は、横軸に距離(m)、縦軸に受信電界強度(dbm)とした2次関数である。
通信品質が良い場合、図11のステップS207に示すように、距離算出部26は、受信電界強度情報と補正関数#1とから固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離を算出する。具体的には、図12に示すように、移動体端末30aとの間の受信電界強度が-80dbmである場合、補正関数#1に受信電界強度-80dbmが代入されることによって距離150mが算出される。
一方、通信品質が悪い場合、図11のステップS209に示すように、距離算出部26は、受信電界強度情報と補正関数#2とから固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離を算出する。具体的には、図12に示すように、移動体端末30aとの間の受信電界強度が-82dbmである場合、補正関数#2に受信電界強度-82dbmが代入されることによって距離30mが算出される。
続いて、図13に示すように、移動体端末30aの受信部31は、DIOメッセージを固定端末20aから受信する。そして、移動体端末30aは、ステップS211-ステップS219の動作を行う。移動体端末30aが行うステップS211-ステップS219の動作は、固定端末20aが行う図8に示すステップS103-ステップS111の動作と対応する。なお、移動体端末30aは、関数補正のために固定端末20との間の通信品質が良いケースと悪いケースの両パターンで接続確認を実施してもよい。
次に、移動体端末30aの送信部37は、DAOメッセージを、固定端末20aを介して、ルート端末10に送信する(ステップS220)。ここで、送信部37は、固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離情報を含んだDAOメッセージをルート端末10に送信する。なお、送信部37は、本実施形態で示したタイミングに限られず、所定の周期でDAOメッセージをルート端末10に送信する。
次に、ルート端末10の受信部11は、DAOメッセージを、固定端末20aを介して、移動体端末30aから受信する。そして、距離情報取得部12は、受信されたDAOメッセージから固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離情報を取得する。そして、配下距離算出部13は、ルート端末10と移動体端末30aとの間の距離を算出する(ステップS221)。具体的には、配下距離算出部13は、ルート端末10と固定端末20aとの間の距離に固定端末20aと移動体端末30aとの間の距離を加えることによって、ルート端末10と移動体端末30aとの間の距離を算出する。
続いて、図14を用いて、第2の実施形態に係る通信システム2における移動体端末30aと移動体端末30cとの接続時の動作を説明する。
図10に示すように、移動体端末30aが固定端末20aに接続することによってルート端末10を頂点とするツリーネットワークに接続した場合、ルート端末10は、ルート端末10と移動体端末30aとの間の距離を算出する。そして、図14に示すように、移動体端末30cが移動体端末30aに接続することによってルート端末10を頂点とするツリーネットワークに接続した場合、ルート端末10は、ルート端末10と移動体端末30cとの間の距離を算出する。
図14に示すように、まず、移動体端末30cは、ネットワークに接続するために、DIS送信数を含んだDISメッセージを移動体端末30aに送信する(ステップS301)。
移動体端末30aは、DISメッセージを移動体端末30aから受信する。そして、移動体端末30aは、移動体端末30aと移動体端末30cとの間の受信電界強度(例:-83dbm)を取得し、取得された受信電界強度を記憶する。移動体端末30aは、DIS送信数とDIS受信数とに基づいて通信品質情報(例:NG)を取得し、取得された通信品質情報を記憶する。移動体端末30aは、通信品質情報を用いて補正関数(例:補正関数#2)を選択し、選択された補正関数と受信電界強度とに基づいて、移動体端末30aと移動体端末30cとの間の距離(例:40m)を算出し、算出された距離情報を記憶する。ここで、移動体端末30aは、受信電界強度情報、距離情報、端末名及び通信品質情報に、それぞれ、-83dbm、40m、移動体端末30c、NGを含む接続端末情報T30a#2を有している。次に、移動体端末30aは、算出された距離情報(例:40m)及びDIO送信数を含んだDIOメッセージを移動体端末30cに送信する(ステップS302)。
次に、移動体端末30cは、DIOメッセージを移動体端末30aから受信する。移動体端末30cは、移動体端末30cと移動体端末30aとの間の受信電界強度(例:-84dbm)を取得し、取得された受信電界強度を記憶する。また、移動体端末30cは、DIOメッセージから移動体端末30cと移動体端末30aとの間の距離情報(例:40m)を取得し、取得された距離情報を記憶する。また、移動体端末30cは、DIOメッセージに含まれるDIO送信数とDIO受信数とに基づいて移動体端末30cと移動体端末30aとの間の通信品質情報(例:NG)を取得し、取得された通信品質情報を記憶する。ここで、移動体端末30cは、受信電界強度情報、距離情報、端末名情報及び通信品質情報に、それぞれ、-84dbm、40m、移動体端末30a、NGを含む接続端末情報T30c#1を記憶している。そして、移動体端末30aは、取得された通信品質情報、受信電界強度情報及び距離情報に基づいて基準関数(例:基準関数#2)を補正し、補正関数(例:補正関数#2)を算出する。
次に、移動体端末30cは、移動体端末30cと移動体端末30aとの間の距離情報(例:40m)を含んだDAOメッセージを、移動体端末30aと固定端末20aとを介して、ルート端末10に送信する(ステップS303)。
ルート端末10は、DAOメッセージを受信した後、移動体端末30cと移動体端末30aとの間の距離情報(例:40m)と、ルート端末10と移動体端末30aとの間の距離情報(例:230m)とから、ルート端末10と移動体端末30cとの間の距離情報(例:270m)を算出する。ここで、全配下端末情報TS#1は、配下端末名及び距離情報にそれぞれ移動体端末30c、270m(230m+40m)を含む。前述の230mは、ルート端末10と移動体端末30aとの間の距離を示す。また、40mは、移動体端末30cと移動体端末30aとの間の距離を示す。
続いて、図14-図16を用いて、第2の実施形態に係る通信システム2におけるルート端末10と移動体端末30cとの間の距離の更新の動作を説明する。
まず、図14、図15を用いて、第2の実施形態に係る通信システム2における移動体端末30cが親端末を変更しない場合のルート端末10と移動体端末30cとの間の距離の更新の動作を説明する。
図14に示すように、移動体端末30cが移動体端末30aに接続することによってルート端末10を頂点とするツリーネットワークに接続した場合、ルート端末10は、ルート端末10と移動体端末30cとの間の距離を算出する。ここで、図15に示すように、移動体端末30cは、DISメッセージを所定の周期で移動体端末30aに送信する。また、移動体端末30cは、DAOメッセージを所定の周期でルート端末10に送信する。よって、ルート端末10は、ルート端末10と移動体端末30cとの間の距離を所定の周期で更新する。
図15に示すように、まず、移動体端末30cは、DIS送信数を含んだDISメッセージを移動体端末30aに送信する(ステップS301)。
移動体端末30aは、DISメッセージを移動体端末30aから受信する。そして、移動体端末30aは、移動体端末30aと移動体端末30cとの間の受信電界強度(例:-84dbm)を取得し、取得された受信電界強度を記憶する。移動体端末30aは、DIS送信数とDIS受信数とに基づいて通信品質情報(例:OK)を取得し、取得された通信品質情報を記憶する。移動体端末30aは、通信品質情報を用いて補正関数(例:補正関数#1)を選択し、選択された補正関数と受信電界強度とに基づいて、移動体端末30aと移動体端末30cとの間の距離(例:400m)を算出し、算出された距離情報を記憶する。ここで、移動体端末30aは、受信電界強度情報、距離情報、端末名及び通信品質情報に、それぞれ、-84dbm、400m、移動体端末30c、OKを含む接続端末情報T30a#3を有している。次に、移動体端末30aは、算出された距離情報(例:400m)及びDIO送信数を含んだDIOメッセージを移動体端末30cに送信する(ステップS302)。
次に、移動体端末30cは、DIOメッセージを移動体端末30aから受信する。移動体端末30cは、移動体端末30cと移動体端末30aとの間の受信電界強度(例:-82dbm)を取得し、取得された受信電界強度を記憶する。また、移動体端末30cは、DIOメッセージから移動体端末30cと移動体端末30aとの間の距離情報(例:400m)を取得し、取得された距離情報を記憶する。また、移動体端末30cは、DIOメッセージに含まれるDIO送信数とDIO受信数とに基づいて移動体端末30cと移動体端末30aとの間の通信品質情報(例:OK)を取得し、取得された通信品質情報を記憶する。ここで、移動体端末30cは、受信電界強度情報、距離情報、端末名情報及び通信品質情報に、それぞれ、-82dbm、400m、移動体端末30a、OKを含む接続端末情報T30c#2を有している。そして、移動体端末30aは、取得された通信品質情報、受信電界強度情報及び距離情報に基づいて基準関数(例:基準関数#1)を補正し、補正関数(例:補正関数#1)を算出する。
次に、移動体端末30cは、移動体端末30cと移動体端末30aとの間の距離情報(例:400m)を含んだDAOメッセージを、移動体端末30aと固定端末20aとを介して、ルート端末10に送信する(ステップS303)。
ルート端末10は、DAOメッセージを受信した後、移動体端末30cと移動体端末30aとの間の距離情報(例:400m)と、ルート端末10と移動体端末30aとの間の距離情報(例:230m)とから、ルート端末10と移動体端末30cとの間の距離情報(例:630m)を算出する。ここで、全配下端末情報TS#1は、配下端末名及び距離情報にそれぞれ移動体端末30c、630m(230m+400m)を含む。前述の230mは、ルート端末10と移動体端末30aとの間の距離を示す。また、400mは、移動体端末30cと移動体端末30aとの間の距離を示す。
続いて、図14、図16を用いて、第2の実施形態に係る通信システム2における移動体端末30cが親端末を変更する場合のルート端末10と移動体端末30cとの間の距離の更新の動作を説明する。
図14に示すように、移動体端末30cが移動体端末30aに接続することによってルート端末10を頂点とするツリーネットワークに接続した場合、ルート端末10は、固定端末20aと移動体端末30aを経由した経路を用いて、ルート端末10と移動体端末30cとの間の距離を算出する。一方、図16に示すように、移動体端末30cが移動体端末30bに接続先を変更することによってルート端末10を頂点とするツリーネットワークに接続した場合、ルート端末10は、固定端末20bと移動体端末30bとを経由した経路を用いて、ルート端末10と移動体端末30cとの間の距離を算出する。ここで、移動体端末30cは、マルチホップ通信におけるランク値に基づいて接続先の移動体端末30を変更できる。
図16に示すように、まず、移動体端末30cは、DIS送信数を含んだDISメッセージを移動体端末30bに送信する(ステップS401)。移動体端末30bは、DISメッセージを移動体端末30cから受信する。そして、移動体端末30bは、移動体端末30bと移動体端末30cとの間の受信電界強度(例:-77dbm)を取得し、取得された受信電界強度を記憶する。移動体端末30bは、DIS送信数とDIS受信数とに基づいて通信品質情報(例:OK)を取得し、取得された通信品質情報を記憶する。移動体端末30bは、通信品質情報を用いて補正関数(例:補正関数#1)を選択し、選択された補正関数と受信電界強度とに基づいて、移動体端末30bと移動体端末30cとの間の距離(例:100m)を算出し、算出された距離情報を記憶する。ここで、移動体端末30bは、受信電界強度情報、距離情報、端末名及び通信品質情報に、それぞれ、-77dbm、100m、移動体端末30c、OKを含む接続端末情報T30b#1を有している。次に、移動体端末30bは、算出された距離情報(例:100m)及びDIO送信数を含んだDIOメッセージを移動体端末30cに送信する(ステップS402)。
次に、移動体端末30cは、DIOメッセージを移動体端末30bから受信する。移動体端末30cは、移動体端末30cと移動体端末30bとの間の受信電界強度(例:-73dbm)を取得し、取得された受信電界強度を記憶する。また、移動体端末30cは、DIOメッセージから移動体端末30cと移動体端末30bとの間の距離情報(例:100m)を取得し、取得された距離情報を記憶する。また、移動体端末30cは、DIOメッセージに含まれるDIO送信数とDIO受信数とに基づいて移動体端末30cと移動体端末30bとの間の通信品質情報(例:OK)を取得し、取得された通信品質情報を記憶する。ここで、移動体端末30cは、受信電界強度情報、距離情報、端末名情報及び通信品質情報に、それぞれ、-73dbm、100m、移動体端末30b、OKを含む接続端末情報T30c#3を有している。そして、移動体端末30aは、取得された通信品質情報、受信電界強度情報及び距離情報に基づいて基準関数(例:基準関数#1)を補正し、補正関数(例:補正関数#1)を算出する。
次に、移動体端末30cは、移動体端末30cと移動体端末30aとの間の距離情報(例:100m)を含んだDAOメッセージを、移動体端末30bと固定端末20bとを介して、ルート端末10に送信する(ステップS403)。ルート端末10は、DAOメッセージを受信した後、移動体端末30cと移動体端末30bとの間の距離情報(例:100m)と、ルート端末10と移動体端末30bとの間の距離情報(例:280m)とから、ルート端末10と移動体端末30cとの間の距離情報(例:380m)を算出する。ここで、全配下端末情報TS#1は、配下端末名及び距離情報にそれぞれ移動体端末30c、380m(280m+100m)を含む。前述の280mは、ルート端末10と移動体端末30bとの間の距離を示す。また、100mは、移動体端末30cと移動体端末30bとの間の距離を示す。
第2の実施形態に係る通信システム2では、ルート端末10は、移動体端末30aがルート端末10と直接通信しない場合でも、移動体端末30aとの間の距離を推定できる。また、ルート端末10は、移動体端末30cがルート端末10と直接通信しない場合でも、移動体端末30cとの間の距離を推定できる。すなわち、通信システム2では、推定可能な無線端末の距離を向上することができる。
また、通信システム2では、端末間で定期的に交換されるDIS-DIOメッセージによって通信品質を判断し、通信品質の良し悪しを考慮して端末間で距離を算出する。したがって、ルート端末10は、固定端末20aと直接通信しない移動体端末30cとの間の距離を精度よく推定できる。
また、通信システム2では、ルート端末10はツリーネットワークに接続する各移動体端末30との間の距離を時系列的に記憶する。したがって、ルート端末10は各移動体端末30の行動履歴を把握することができる。
また、通信システム2では、ルート端末10は、ルート端末10と移動体端末30cとの間の距離を所定の周期で更新できる。図15に示すように、移動体端末30cが移動し、接続先を移動体端末30aから変えない場合でも、ルート端末10は、ルート端末10と移動体端末30cとの間の距離を更新できる。図16に示すように、移動体端末30cが移動し、接続先を移動体端末30aから移動体端末30bに変える場合でも、ルート端末10は、ルート端末10と移動体端末30cとの間の距離を更新できる。つまり、ルート端末10は、ツリーネットワークに接続する配下端末が移動した場合でも、ルート端末10と当該配下端末との間の距離を把握し続けることができる。
また、通信システム2では、特小無線(920MHz帯通信)などの無線通信方式を用いることができる。特小無線は、電波到達距離が見通し1km、通信速度が100kbpsの無線通信である。特小無線の特徴は、回り込み特性が高いこと、免許不要であることが挙げられる。特小無線などの無線通信方式では、マルチホップ方式によるネットワークを利用することで、ネットワーク規模の拡大や、冗長性が可能になる。
また、通信システム2は、屋外レジャー等のイベントにおいて迷子の参加者を救助するための補助アイテムとして利用できる。通信システム2に係る移動体端末30を参加者が所持していれば、移動体端末30とルート端末10との間の距離から迷子の参加者の位置が推定できる。
<ハードウェア構成>
続いて、図17を用いて、ルート端末10、固定端末20、移動体端末30に係る処理装置のハードウェア構成例を説明する。図17において処理装置は、プロセッサ1001と、メモリ1002とを有している。プロセッサ1001は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ1001は、複数のプロセッサを含んでもよい。メモリ1002は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1002は、プロセッサ1001から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1001は、図示されていないI/Oインターフェースを介してメモリ1002にアクセスしてもよい。
上述の実施形態における各構成は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。各装置の機能(処理)を、CPUやメモリ等を有するコンピュータにより実現してもよい。例えば、記憶装置に実施形態における方法を行うためのプログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納されたプログラムをCPUで実行することにより実現してもよい。
これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random Access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
ルート端末と、
前記ルート端末と通信する固定端末と、を備え、
前記固定端末は、
予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成し、
通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の距離を算出する
通信システム。
(付記2)
前記固定端末は、
前記ルート端末との間の通信品質に基づいて、前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記ルート端末との間の距離と前記ルート端末との間の受信電界強度とを含むように前記選択された基準関数を補正する
付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記固定端末は、
前記ルート端末が前記固定端末に送信したメッセージの回数と前記固定端末が前記ルート端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記ルート端末との間の通信品質を判定し、
前記第1の移動体端末が前記固定端末に送信したメッセージの回数と前記固定端末が前記第1の移動体端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記第1の移動体端末との間の通信品質を判定する
付記1又は2に記載の通信システム。
(付記4)
前記第1の移動体端末は、
予め定められた距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成し、
通信圏内に存在する第2の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第2の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第2の移動体端末との間の距離を算出する
付記1乃至3のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記5)
前記第1の移動体端末は、
前記固定端末との間の通信品質に基づいて、前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記固定端末との間の距離と受信電界強度とに基づいて、前記選択された基準関数を補正する
付記4に記載の通信システム。
(付記6)
前記第1の移動体端末は、
前記固定端末が前記第1の移動体端末に送信したメッセージの回数と前記第1の移動体端末が前記固定端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記固定端末との間の通信品質を判定し、
前記第2の移動体端末が前記第1の移動体端末に送信したメッセージの回数と前記第1の移動体端末が前記第2の移動体端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記第2の移動体端末との間の通信品質を判定する
付記4又は5に記載の通信システム。
(付記7)
前記第1の移動体端末は、異なる位置でメッセージを前記固定端末に送信し、
前記固定端末は、通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と、前記第1の移動体端末との間の受信電界強度とに基づいて、前記異なる位置に存在する前記第1の移動体端末との間の距離を算出する
付記1乃至6のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記8)
ルート端末と通信する固定端末であって、
予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成する補正部と、
通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の距離を算出する算出部と、を備える
固定端末。
(付記9)
前記補正部は、前記ルート端末との間の通信品質に基づいて、前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記ルート端末との間の距離と前記ルート端末との間の受信電界強度とに基づいて前記選択された基準関数を補正する
付記8に記載の固定端末。
(付記10)
ルート端末と通信する固定端末を制御する方法であって、
予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成することと、
通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の第2の距離を算出することと、を含む
方法。
(付記11)
ルート端末と通信する固定端末に実行させるプログラムであって、
予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成する処理と、
通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の第2の距離を算出する処理と、を前記固定端末に実行させる
プログラム。
1 通信システム
2 通信システム
10 ルート端末
11 受信部
12 距離情報取得部
13 配下距離算出部
14 送信部
15 全端末情報DB
16 子端末情報DB
20 固定端末
21 受信部
22 通信品質取得部
23 受信強度取得部
24 距離情報取得部
25 補正部
26 距離算出部
27 送信部
28 親端末情報DB
29 子端末情報DB
30 移動体端末
31 受信部
32 通信品質取得部
33 受信強度取得部
34 距離情報取得部
35 補正部
36 距離算出部
37 送信部
38 親端末情報DB
39 子端末情報DB
1001 プロセッサ
1002 メモリ

Claims (10)

  1. ルート端末と、
    前記ルート端末と通信する固定端末と、を備え、
    前記固定端末は、
    予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成し、
    通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の距離を算出し、
    前記固定端末は、さらに、
    前記ルート端末が前記固定端末に送信したメッセージの回数と前記固定端末が前記ルート端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記ルート端末との間の通信品質を判定し、前記第1の移動体端末が前記固定端末に送信したメッセージの回数と前記固定端末が前記第1の移動体端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記第1の移動体端末との間の通信品質を判定する
    通信システム。
  2. 前記固定端末は、
    前記ルート端末との間の通信品質に基づいて、前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記ルート端末との間の距離と前記ルート端末との間の受信電界強度とを含むように前記選択された基準関数を補正する
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1の移動体端末は、
    予め定められた距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成し、
    通信圏内に存在する第2の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第2の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第2の移動体端末との間の距離を算出する
    請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. ルート端末と、
    前記ルート端末と通信する固定端末と、を備え、
    前記固定端末は、
    予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成し、
    通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の距離を算出し、
    前記第1の移動体端末は、
    予め定められた距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成し、
    通信圏内に存在する第2の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第2の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第2の移動体端末との間の距離を算出する
    通信システム。
  5. 前記第1の移動体端末は、
    前記固定端末との間の通信品質に基づいて、前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記固定端末との間の距離と受信電界強度とに基づいて、前記選択された基準関数を補正する
    請求項3又は4に記載の通信システム。
  6. 前記第1の移動体端末は、
    前記固定端末が前記第1の移動体端末に送信したメッセージの回数と前記第1の移動体端末が前記固定端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記固定端末との間の通信品質を判定し、
    前記第2の移動体端末が前記第1の移動体端末に送信したメッセージの回数と前記第1の移動体端末が前記第2の移動体端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記第2の移動体端末との間の通信品質を判定する
    請求項3乃至5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 前記第1の移動体端末は、異なる位置でメッセージを前記固定端末に送信し、
    前記固定端末は、通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と、前記第1の移動体端末との間の受信電界強度とに基づいて、前記異なる位置に存在する前記第1の移動体端末との間の距離を算出する
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. ルート端末と通信する固定端末であって、
    予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成する補正部と、
    通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の距離を算出する算出部と、を備え
    前記ルート端末が前記固定端末に送信したメッセージの回数と前記固定端末が前記ルート端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記ルート端末との間の通信品質を判定し、前記第1の移動体端末が前記固定端末に送信したメッセージの回数と前記固定端末が前記第1の移動体端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記第1の移動体端末との間の通信品質を判定する通信品質取得部をさらに備える
    固定端末。
  9. ルート端末と通信する固定端末を制御する方法であって、
    予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成することと、
    通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の第2の距離を算出することと、を含み、
    前記ルート端末が前記固定端末に送信したメッセージの回数と前記固定端末が前記ルート端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記ルート端末との間の通信品質を判定し、前記第1の移動体端末が前記固定端末に送信したメッセージの回数と前記固定端末が前記第1の移動体端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記第1の移動体端末との間の通信品質を判定することをさらに含む
    方法。
  10. ルート端末と通信する固定端末に実行させるプログラムであって、
    予め定められた通信装置間の距離と受信電界強度とを対応付ける複数の基準関数を生成する処理と、
    通信圏内に存在する第1の移動体端末との間の通信品質に基づいて前記複数の基準関数の中から1つの基準関数を選択し、前記選択された基準関数と前記第1の移動体端末との間の受信電界強度に基づいて前記第1の移動体端末との間の第2の距離を算出する処理と、を前記固定端末に実行させ
    前記ルート端末が前記固定端末に送信したメッセージの回数と前記固定端末が前記ルート端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記ルート端末との間の通信品質を判定し、前記第1の移動体端末が前記固定端末に送信したメッセージの回数と前記固定端末が前記第1の移動体端末から受信したメッセージの回数とに基づいて前記第1の移動体端末との間の通信品質を判定する処理をさらに前記固定端末に実行させる
    プログラム。
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