JP7247705B2 - 画像処理装置、画像読取装置、画像処理装置の制御方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像読取装置、画像処理装置の制御方法および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、自動原稿送り装置を用いて原稿を移動させながら該原稿の片面を読み取る画像読取装置により生成された画像データを処理する画像処理装置などに関する。
原稿の片面に記載されている画像を読み取る機能を備えた画像読取装置(以降、「片面読取装置」と記載する)が存在する。片面読取装置を用いて、1枚の原稿の表裏に記載がなされている両面原稿の読取を行う場合、表面および裏面をそれぞれ読み取った後、これらを関連付ける必要がある。従来、この関連付けはユーザ自身がパーソナルコンピュータなどの情報処理装置を用いて行う必要があり、ユーザにとって手間がかかるものであった。
これに対し、特許文献1には、読み取った名刺や葉書の表面と裏面とを自動的に関連付ける技術が開示されている。
特開2007-206939号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術については、以下のような問題点がある。すなわち、汎用的な読取装置を用いる場合、ユーザが常に両面原稿の読取を行うとは限らない。例えば、複数枚の原稿の読取を行う場合において、該原稿に、両面原稿と片面原稿とが混在していることも考えられる。これに対し特許文献1の技術は、2回の連続する読取を両面原稿の読取とすることを前提としている。換言すれば、特許文献1には、2回の連続する原稿の読取を両面原稿の読取とするか、2回の片面原稿の読取とするかを装置が特定する方法について何ら開示されていない。
仮に、特許文献1に記載のシステムにおいて、該方法が、両面原稿の読取のモードと、片面原稿の読取のモードとを、ユーザの操作によって変更するという方法である場合、ユーザは読取ごとにモードの変更操作を行う必要があり、手間がかかる。換言すれば、特許文献1に記載の技術は、連続して生成された2つの画像データを関連付けるモードと関連付けないモードとの切り替えに、ユーザが煩わしさを感じる可能性がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、複数原稿の読取における、連続して生成された2つの画像データを関連付けるモードと関連付けないモードとの切り替えの煩わしさを解消することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像処理装置は、自動原稿送り装置を用いて原稿を移動させながら該原稿の片面を読み取る画像読取装置により生成された画像データを処理する画像処理装置であって、前記片面を読み取る画像読取部に対する、画像読取時の前記原稿の位置を示す読取位置情報であって、前記画像データに対応付けられている前記読取位置情報を、該画像データとともに取得する取得部と、連続して生成された2つの前記画像データの各々に対応付けられた前記読取位置情報に少なくとも基づく所定の条件が成立した場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力する一方、前記所定の条件が成立していない場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力しない出力部と、を備える。
前記構成によれば、連続して生成された2つの画像データの各々に対応付けられている読取位置情報に基づく所定の条件が成立する場合、2つの画像データを関連付けて出力し、所定の条件が成立しない場合、2つの画像データを関連付けて出力しない。つまり、画像処理装置は、2つの画像データを関連付けるか否かを自動的に判断する。これにより、原稿を画像読取装置に読み取らせる前に、ユーザが、2つの画像データを関連付けるモードについて、ON/OFFの設定操作を行なう必要が無くなる。結果として、複数原稿の読取における、連続して生成された2つの画像データを関連付けるモードと関連付けないモードとの切り替えの煩わしさを解消することができる。また、画像データが生成された後にユーザが2つの画像データを関連付ける操作を行なう必要もなくなる。
また、前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像処理装置の制御方法は、自動原稿送り装置を用いて原稿を移動させながら該原稿の片面を読み取る画像読取装置により生成された画像データを処理する画像処理装置の制御方法であって、前記片面を読み取る画像読取部に対する、画像読取時の前記原稿の位置を示す読取位置情報であって、前記画像データに対応付けられている前記読取位置情報を、該画像データとともに取得する取得ステップと、連続して生成された2つの前記画像データの各々に対応付けられた前記読取位置情報に少なくとも基づく所定の条件が成立した場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力する一方、前記所定の条件が成立していない場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力しない出力ステップと、を含む。
前記構成によれば、本発明の一態様に係る画像処理装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の一態様によれば、複数原稿の読取における、連続して生成された2つの画像データを関連付けるモードと関連付けないモードとの切り替えの煩わしさを解消することができる。
本発明の一実施形態に係るPCおよびスキャナの構成を示すブロック図である。 両面原稿の読み取り方法の一具体例を示す図である。 両面原稿の読み取り方法の別の具体例を示す図である。 図1に示すPCが実行する関連付け処理の流れの一例を示すフローチャートの一部である。 関連付け処理におけるファイル出力のパターンの具体例を示す図である。 関連付け処理におけるファイル出力のパターンの別の具体例を示す図である。 図4に示す関連付け処理の続きを示すフローチャートである。 白紙除去設定がONの場合の関連付け処理の流れの一例を示すフローチャートである。 或る変形例におけるPCの表示部に表示される画面の一具体例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るPC(パーソナルコンピュータ)100およびスキャナ200の構成を示すブロック図である。スキャナ200は、画像読取装置の一例としての装置である。
(PC100の構成)
PC100は、図1に示すように、コントローラ10を備える。コントローラ10は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD(Hard Disc Drive)14とを備える。なお、図1中のコントローラ10は、CPU11など、PC100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって、実際にPC100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ROM12には、PC100の起動時にCPU11が行う起動処理のプログラムなどを記憶する。該プログラムは、一例として、BIOS(basic input-output system)である。RAM13は、CPU11が各種処理を行う際に一時的な記憶領域として利用される。HDD14は、各種プログラムやデータを記憶する。
CPU11は、画像処理装置の一例としての装置である。CPU11は、ROM12およびHDD14から読み出した制御プログラムと、入力される信号とに従って、その処理結果をRAM13に記憶させながら、PC100の各構成要素を制御する。この結果、CPU11は、画像処理装置の取得部および出力部として機能する。
また、PC100は、キーボードやタッチパネルなどからなる入力部20と、液晶ディスプレイなどからなる表示部30と、USB(Universal Serial Bus)インターフェース(USB I/F)41と、ネットワークインターフェース42とを備える。これらは、コントローラ10によって制御される。
USBインターフェース41は、他の装置との通信を可能にするハードウェアである。USBインターフェース41には、一例として、スキャナ200が接続される。これにより、PC100とスキャナ200との通信が実現される。USBインターフェース41の接続先は、スキャナ200に限定されない。例えば、該接続先は、フラッシュメモリなどの記憶装置、マウスやキーボードなどの入力装置、ディスプレイなどの表示装置であってもよい。
ネットワークインターフェース42も、USBインターフェース41と同様に、他の装置との通信を可能にするハードウェアである。PC100は、一例として、ネットワークインターフェース42を介して、スキャナ200と通信してもよい。また、PC100は、ネットワークインターフェース42を介して、図示しないクラウドサーバなどの、USBインターフェース41を介して接続できない装置と通信することができる。PC100は、一例として、USBインターフェース41またはネットワークインターフェース42を介して、スキャナ200から画像データを受信する。
(スキャナ200の構成)
スキャナ200は、PC100のCPU11の処理対象となる画像データを生成する。スキャナ200は、図1に示すように、コントローラ50を備える。コントローラ50は、図1に示すように、CPU51と、ROM52と、RAM53と、NVRAM(Non Volatile RAM)54と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)55とを備える。なお、図1中のコントローラ50は、CPU51など、スキャナ200の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって、実際にスキャナ200に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ROM52には、スキャナ200を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定、初期値などが記憶されている。RAM53およびNVRAM54は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは、画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU51およびASIC55は、ROM52から読み出した制御プログラムおよび入力される信号に従って、その処理結果をRAM53やNVRAM54に記憶させながら、スキャナ200の各構成要素を制御する。なお、本実施形態では、スキャナ200の各構成要素の制御をCPU51が行うものとして説明するが、該制御はASIC55が行ってもよいし、CPU51およびASIC55が、それぞれ、制御の一部を行う構成でもよい。
また、スキャナ200は、ADF(Automatic Document Feeder)60と、イメージセンサ70と、USBインターフェース81と、ネットワークインターフェース82とを備える。
ADF60は、自動原稿送り装置の一例としての装置である。ADF60は、一例として、図示しない原稿載置トレイ、搬送路およびローラからなり、原稿載置トレイ上に載置された原稿、すなわち、読み取り対象の原稿を、イメージセンサ70が配された方向へ移動させる。
イメージセンサ70は、画像読取部の一例としてのハードウェアである。イメージセンサ70は、複数の光学素子で構成され、原稿からの反射光を電気信号に変換して出力する。イメージセンサ70は、一例として、搬送路の途中に、原稿の移動方向に対して直角に光学素子を一列に並べることにより実現される。イメージセンサ70としては、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)が適用可能である。
イメージセンサ70は、原稿の一方の面からの反射光のみを受光するように配置される。換言すれば、スキャナ200は、ADF60を用いて原稿を移動させながら、イメージセンサ70により該原稿の片面を読み取り、該片面の画像データを生成する。よって、両面に記載がなされている両面原稿の読み取りをスキャナ200に行わせる場合、ユーザは、一方の面を読み取らせた後、原稿を裏返し、他方の面を読み取らせる必要がある。
USBインターフェース81およびネットワークインターフェース82は、他の装置との通信を可能にするハードウェアである。一例として、スキャナ200は、USBインターフェース81を介してPC100と接続し、PC100との通信を実現する。別の例として、スキャナ200は、ネットワークインターフェース82を介してPC100との通信を実現する。スキャナ200は、一例として、生成した画像データを、USBインターフェース81またはネットワークインターフェース82を介してPC100へ送信する。
<関連付け処理の概要>
PC100は、イメージセンサ70に対する、画像読取時の原稿の位置を示す読取位置情報を取得する。該読取位置情報は、画像データに対応付けられてスキャナ200からPC100へ送信される。
そして、PC100は、連続して生成された2つの画像データの各々に対応付けられた読取位置情報に少なくとも基づく所定の条件が成立した場合、該2つの画像データを関連付けて出力する。「2つの画像データを関連付けて出力する」とは、例えば、2つの画像データの一方を両面原稿の表面の画像データ、他方を裏面の画像データとしてファイルへ出力することであり、本実施形態ではこの例を説明する。なお、「ファイルへ出力する」とは、画像データを所定のファイル形式で、HDD14と、PC100が通信可能な記憶装置との少なくともいずれかに記憶することである。
<両面原稿の読み取り方法>
図2および図3は、両面原稿の読み取り方法の一具体例を示す図である。図2および図3に示す読み取り方法は、両面原稿を読み取ることにより生成される2つの画像データを、PC100にて関連付けて出力するための読み取り方法である。
ユーザはまず、両面原稿300の表面をスキャナ200に読み取らせる。このとき、ユーザは、両面原稿300の左端部を原稿載置トレイの左端に接触させ、両面原稿300を原稿載置トレイに載置する。以下、この載置を「左寄せ」と称する。左寄せで両面原稿300を載置することにより、両面原稿300は、その左端部が搬送路の左端部に接触しながら移動する。そして、両面原稿300の左端部は、図2に示すように、イメージセンサ70の左端部に沿って移動する。なお、図2および図3では、イメージセンサ70を矩形で示しているが、これは、両面原稿の読み取り方法について理解し易いように説明するためのものであり、図2および図3に示す矩形は、イメージセンサ70の正確な形状を示すものではない。
CPU51は、イメージセンサ70に対する、画像読取時の両面原稿300の位置を示す読取位置情報を生成する。CPU51は、一例として、両面原稿300の左端部および右端部の、イメージセンサ70に対する位置を特定する。CPU51は、例えば、イメージセンサ70の左端部を原点とし、原稿の移動方向に対して直角なX軸を仮想的に設定しておく。また、CPU51は、イメージセンサ70の右端部が、原点から何画素の位置にあるか、すなわち、該右端部のx座標を予め特定しておく。図2の例では、該x座標はxである。そして、CPU51は、生成した画像データにおいて、左端部および右端部が、原点から何画素の位置にあるかを特定する。換言すれば、CPU51は、画像データの左端部および右端部のx座標を特定する。画像データの左端部および右端部は、それぞれ、原稿の左端部および右端部に相当するので、このような処理を行うことで、CPU51は、イメージセンサ70に対する、画像読取時の両面原稿300の位置を特定することができる。
図2の例、すなわち左寄せの場合、CPU51は、画像データの左端部のx座標を0と特定する。また、CPU51は、画像データの右端部のx座標をxと特定する。CPU51は、特定した座標「0、x」を、読取位置情報として、画像データに対応付けてPC100へ送信する。
両面原稿300の表面をスキャナ200に読み取らせた後、ユーザは、両面原稿300の裏面をスキャナ200に読み取らせる。このとき、ユーザは、両面原稿300の右端部を原稿載置トレイの右端に接触させ、両面原稿300を原稿載置トレイに載置する。以下、この載置を「右寄せ」と称する。右寄せで両面原稿300を載置することにより、両面原稿300は、その右端部が搬送路の右端部に接触しながら移動する。そして、両面原稿300の右端部は、図3に示すように、イメージセンサ70の右端部に沿って移動する。
上述したとおり、CPU51は、画像データの左端部および右端部のx座標を特定する。図3の例、すなわち右寄せの場合、CPU51は、画像データの左端部のx座標をxと特定する。また、CPU51は、画像データの右端部のx座標をxと特定する。CPU51は、特定した座標「x、x」を、読取位置情報として、画像データに対応付けてPC100へ送信する。
また、CPU51は、画像データに、該画像データの基となる原稿のサイズ、すなわちスキャンサイズを示すサイズ情報をさらに対応付けてPC100へ送信する。つまり、CPU51は、読取位置情報およびサイズ情報が対応付けられた画像データをPC100へ送信する。サイズ情報は、例えば、原稿の用紙サイズ、すなわち、A4、B4などである。
<関連付け処理の詳細>
図4は、PC100のCPU11が実行する関連付け処理の流れの一例を示すフローチャートの一部である。関連付け処理は、画像処理装置の制御方法の一例である。なお、関連付け処理の流れを説明するにあたり、直近に生成され、PC100へ送信された画像データを「スキャンデータ」と称する。
CPU11は、スキャンデータの受信を待機している(ステップS101)。スキャンデータを受信した場合(ステップS101でYES)、CPU11は、自動判定モードがONになっているか否かを判定する(ステップS102)。ここで、自動判定モードとは、所定の条件が成立した場合に、連続して生成された2つの画像データを両面原稿の画像データとしてファイルへ出力するモードである。なお、上述したとおり、スキャンデータには読取位置情報が対応付けられているため、ステップS101においてスキャンデータを受信することは、画像処理装置の制御方法における取得ステップの一例である。
自動判定モードがONであると判定した場合(ステップS102でYES)、CPU11は、待機データ(関連付け待機データ)があるか否かを判定する(ステップS103)。ここで、待機データとは、スキャンデータの直前に生成され、PC100へ送信された画像データである。すなわち、PC100は、待機データを一時的に記憶することができる。例えば、CPU11は、RAM13に待機データを一時的に記憶する。
待機データがあると判定した場合(ステップS103でYES)、CPU11は、スキャンデータに対応付けられている読取位置情報を特定する。具体的には、CPU11は、読取位置情報が「左寄せ」を示す情報であるか、または、「右寄せ」を示す情報であるかを特定する。つまり、CPU11は、画像処理装置の位置特定部として機能する。そしてCPU11は、スキャンデータに対応付けられている読取位置情報と、待機データに対応付けられている読取位置情報とが一致するか否かを判定する(ステップS104)。換言すれば、CPU11は、スキャンデータおよび待機データが、(1)両方とも左寄せで読み取られた、(2)両方とも右寄せで読み取られた、(3)一方が左寄せ、他方が右寄せで読み取られた、のいずれであるかを判定する。(1)はすなわち、スキャンデータおよび待機データの左端部のx座標がいずれも「0」である場合に相当する。(2)はすなわち、スキャンデータおよび待機データの右端部のx座標がいずれも「x」である場合に相当する。(3)はすなわち、スキャンデータおよび待機データのいずれか一方の左端部が「0」であり、他方の右端部が「x」である場合に相当する。
読取位置情報が一致しないと判定した場合(ステップS104でNO)、すなわち、上記(1)~(3)のうちの(3)であると判定した場合、CPU11は、スキャンデータおよび待機データのスキャンサイズが一致するか否かを判定する(ステップS105)。つまり、CPU11は、画像処理装置のサイズ判定部として機能する。一致すると判定した場合(ステップS105でYES)、CPU11は、待機データとスキャンデータとを関連付けてファイルへ出力する(S106)。換言すれば、CPU11は、待機データとスキャンデータとを、両面原稿の表裏のファイルとする。ステップS105の処理は、画像処理装置の制御方法における出力ステップの一例である。そして、CPU11は、タイマをリセットする(S107)。このタイマについての詳細は後述する。そして、関連付け処理はステップS101へ戻る。CPU11は、関連付け処理をCPU11に実行させるアプリケーションが、ユーザの操作に基づいて終了するか、または、PC100がユーザの操作に基づいてシャットダウンするまで、関連付け処理を繰り返す。
ステップS104にて、読取位置情報が一致すると判定した場合(ステップS104でYES)、すなわち、上記(1)~(3)のうちの(1)または(2)であると判定した場合、CPU11は、待機データのみをファイルへ出力する(ステップS109)。換言すれば、CPU11は、待機データとスキャンデータとが、両面原稿の表裏のファイルでないとして、これらを関連付けず、待機データのみをファイルへ出力する。また、ステップS105にて、スキャンサイズが一致しないと判定した場合(ステップS105でNO)も、CPU11は、待機データのみをファイルへ出力する(ステップS109)。ステップS109の処理は、画像処理装置の制御方法における出力ステップの一例である。そして、CPU11は、タイマをリセットする(S110)。
続いてCPU11は、スキャンデータを待機データとして保持する(ステップS111)。そして、CPU11は、タイマによるカウントを開始する(ステップS112)。つまり、CPU11は、待機データを保持してからの経過時間を計測する。そして、上述したとおり、待機データがファイルへ出力されると経過時間の計測を終了する。なお、画像データは、スキャナ200で生成されると、自動的にPC100へ送信される。PC100が画像データ、すなわちスキャンデータを受信すると、自動的に関連付け処理が開始される。そして、スキャンデータがスキャナ200で生成されてから、該スキャンデータおよび待機データの少なくとも一方がファイルへ出力されるまでの処理は短時間で実行される。よって、CPU11が計測する経過時間は、待機データが生成されてからの経過時間と表現することができ、また、CPU11は、画像処理装置の計測部として機能すると表現することができる。なお、ステップS112以降の処理については後述する。
ステップS102において、自動判定モードがONでない(ステップS102でNO)、すなわちOFFであると判定した場合、CPU11は、スキャンデータをファイルへ出力する(ステップS108)。
ステップS103において、待機データが無いと判定した場合(ステップS103でNO)、関連付け処理はステップS111へ進む。すなわち、CPU11は、受信したスキャンデータを待機データとして保持し、タイマによるカウントを開始する。
(ファイル出力のパターン分け)
図5および図6は、関連付け処理におけるファイル出力のパターンの具体例を示す図である。図5の(A)に示すとおり、CPU11が、左寄せで読み取られ、スキャンサイズがA4の待機データ400Aを保持している状況で、右寄せで読み取られ、スキャンサイズがA4のスキャンデータ400Bを取得したとする。この場合、CPU11は、待機データ400Aとスキャンデータ400Bとを関連付けてファイルへ出力する。この例は、図4に示す関連付け処理において、ステップS104でNO、ステップ105でYESの場合に相当する。
一方、図5の(B)の例では、待機データ400Aは、図5の(A)の例と同様に、左寄せで読み取られ、スキャンサイズがA4である。これに対し、スキャンデータ400Bは、スキャンサイズはA4であるものの、左寄せで読み取られている。すなわち、待機データ400Aとスキャンデータ400Bとは共に左寄せで読み取られている。この場合、CPU11は、待機データ400Aのみをファイルへ出力し、スキャンデータ400Bは待機データとして保持する。この例は、図4に示す関連付け処理において、ステップS104でYESの場合に相当する。
また、図6の例では、待機データ400Aは、図5の(A)の例と同様に、左寄せで読み取られ、スキャンサイズがA4である。これに対し、スキャンデータ400Bは、右寄せで読み取られているものの、スキャンサイズはB4である。この場合、CPU11は、待機データ400Aのみをファイルへ出力し、スキャンデータ400Bは待機データとして保持する。この例は、図4に示す関連付け処理において、ステップS104でNO、ステップ105でNOの場合に相当する。
つまり、CPU11は、以下の2つの条件が共に成立した場合、待機データおよびスキャンデータを関連付けてファイルへ出力する。(1)待機データおよびスキャンデータの一方が左寄せで読み取られ、他方が右寄せで読み取られる、(2)待機データおよびスキャンデータのスキャンサイズが一致すると判定される。
(1)に関し、ユーザは、2つの画像データを関連付けたい場合、1回目の読取では原稿を左(または右)に寄せてスキャナ200に読み取らせ、2回目の読取では、原稿を1回目と異なる側に寄せてスキャナ200に読み取らせばよい。結果として、ユーザは、原稿の読取位置を変えるだけで、2つの画像データの関連付けを、PC100に行わせることができる。
また、(2)に関し、PC100は、スキャンサイズが異なる、すなわち、元々別の原稿である2つの画像データは関連付けて出力しない。このため、複数の原稿の読取において、サイズの異なる原稿が混在していたとしても、ユーザの意図通りに画像データが関連付けられる可能性を向上させることができる。
例えば、複数の原稿の読取が両面原稿を片面ずつ読み取ることと、該両面原稿と異なるサイズの原稿を読み取ることとを含んでいる場合、両面原稿の片面の画像データと、異なるサイズの原稿の画像データとが関連付けられることを防ぐことができる。
(関連付け処理:経過時間のカウント)
図7は、図4に示す関連付け処理の続きを示すフローチャートである。CPU11は、ステップS112で経過時間のカウントを開始すると、タイムアップとなること(ステップS201)と、スキャンデータの受信とを待機する(ステップS204)。なお、タイムアップとは、すなわち、経過時間が所定の閾値に到達することである。所定の閾値は、ユーザがスキャンを実行してから、次のスキャンを実行するまでにかかると予想される時間に基づいて決定されればよい。例えば、所定の閾値は、10秒であってもよいし、30秒であってもよい。タイムアップとなった場合(ステップS201でYES)、CPU11は、待機データをファイルへ出力する(ステップS202)。そして、関連付け処理はステップS107へ進む。すなわち、CPU11はタイマをリセットし、関連付けステップはステップS101へ戻る。
経過時間が所定の閾値に到達する前(ステップS201でNO)に、スキャンデータを受信した場合(ステップS203でYES)、関連付け処理はステップS104へ進む。
このように、CPU11は、経過時間が所定の閾値に到達する前にスキャンデータが生成され、該スキャンデータを受信した場合、上記2つの条件の判定に進む。換言すれば、待機データおよびスキャンデータを関連付けてファイルへ出力するための条件は、「待機データが生成されてからの経過時間が所定の閾値に到達する前にスキャンデータが生成される」を含む。
この構成によれば、先の原稿の読取から充分な時間が経過した後に行われた原稿の読み取りにて生成された画像データは、先の原稿の読み取りにて生成された画像データと関連付けられることはない。これにより、ある原稿群の読み取りの最後の画像データと、ある原稿群の読み取りから充分な時間が経過した後に行われる可能性が高い別の原稿群の読み取りの最初の画像データとが、ユーザの意図に反して関連付けられることを防ぐことができる。
(関連付け処理:原稿詰まりの発生)
スキャナ200において原稿詰まりが発生した場合、スキャナ200はその旨をPC100へ通知する。なお、原稿詰まりは「ジャム」とも称する。また、スキャナ200は、発生した原稿詰まりが解消した場合、その旨をPC100へ通知する。つまり、PC100のCPU11は、スキャナ200から受信した通知を参照することにより、原稿の移動中に原稿詰まりが発生したか否か、および、発生した原稿詰まりがが解消したか否かを判定することができる。換言すれば、CPU11は、画像処理装置の原稿送り判定部として機能する。
再び図7を参照し、関連付け処理の説明に戻る。CPU11は、タイムアップとなることと、スキャンデータの受信とに加え、原稿詰まりが発生した旨の通知の受信を待機している(ステップS204)。タイムアップとなる前(ステップS201でNO)、かつスキャンデータを受信する前(ステップS203でNO)に、原稿詰まりが発生した旨の通知を受信した場合(ステップS204でYES)、CPU11は、タイマをリセットする(ステップS205)。そして、CPU11は、発生した原稿詰まりが解消した旨の通知の受信を待機する(ステップS206)。該通知を受信した場合(ステップS206でYES)、関連付け処理はステップS112へ進む。すなわち、CPU11は、タイマによるカウントをゼロから再開する。
以上の構成によれば、原稿詰まりが発生した場合に計測した経過時間をリセットするので、「原稿詰まりにユーザが対応している間に経過時間が所定の閾値に到達し、関連付けられるべき2つの画像データが関連付けられない」という状況を防ぐことができる。
(関連付け処理:白紙除去設定)
CPU11は、白紙原稿から生成された白紙画像データについて、画像データをファイルに出力する前に削除する白紙除去設定を、ユーザの操作に応じてONにすることができる。換言すれば、CPU11は、白紙除去設定のONとOFFとを、ユーザの操作に応じて切り換えることができる。白紙除去設定のONとOFFとは、それぞれ、白紙画像データを出力前に削除する第1モード、白紙画像データを出力前に削除しない第2モードと表現することもできる。以上のように、CPU11は、画像処理装置のモード切替部として機能する。
図8は、白紙除去設定がONの場合の関連付け処理の流れの一例を示すフローチャートである。換言すれば、本項より前に説明した関連付け処理は、白紙除去設定がOFFの場合の関連付け処理と表現することもできる。
CPU11は、スキャンデータの受信を待機している(ステップS301)。スキャンデータを受信した場合(ステップS301でYES)、CPU11は、スキャンデータが白紙であるか否かを判定する(ステップS302)。スキャンデータが白紙である場合(ステップS302でYES)、CPU11は、スキャンデータを削除する(ステップS304)。
続いて、CPU11は、待機データがあるか否かを判定する(ステップS305)。待機データがある場合(ステップS305でYES)、CPU11は、待機データをファイルへ出力し(ステップS306)、タイマをリセットする(ステップS307)。そして、関連付け処理は、ステップS301へ戻る。一方、待機データが無い場合(ステップS305でNO)、CPU11は、ステップS306、S307の処理を実行しない。そして、関連付け処理は、ステップS301へ戻る。
また、ステップS302において、スキャンデータが白紙でない場合(ステップS302でNO)、関連付け処理はステップS102へ進む。
このように、白紙除去設定がONである場合、スキャンデータが白紙であると、待機データとスキャンデータとが関連付けられて出力されない。つまり、待機データおよびスキャンデータを関連付けてファイルへ出力するための条件は、「該2つの画像データのうちの少なくとも一方が白紙画像データである場合に、白紙除去設定がOFFであること」を含む。
そして、以上の構成によれば、複数の原稿の読み取りにおいて、白紙に相当する画像データが生成された場合であっても、ユーザの意図、すなわちモードの設定に応じた画像データの関連付けを行うことができる。
例えば、複数の原稿の読み取りにおいて、該複数の原稿に、両面原稿と片面原稿とが含まれている場合に、白紙除去設定をONとしておく。これにより、ユーザは、所定の方法で原稿を読み取らせることを繰り返すだけで、両面原稿は表面の画像データと裏面の画像データとが関連付けられて出力され、片面原稿は記載がある面の画像データのみが出力される。所定の方法とは、例えば、原稿の表面の読み取りの場合、左寄せで読み取らせ、裏面の読取の場合、右寄せで読み取らせることである、結果として、片面原稿の白紙面の画像データを除去しつつ、両面原稿は画像データを正しく関連付けることができる。
〔変形例〕
図9は、或る変形例におけるPC100の表示部30に表示される画面の一具体例を示す図である。
CPU11は、待機データおよびスキャンデータを関連付けてファイルへ出力するための条件が成立した場合、該2つの画像データ関連付けることの是非を、選択肢としてユーザに提示してもよい。つまり、CPU11は、画像処理装置の提示部として機能してもよい。
提示手段の一例として、CPU11は、該2つの画像データ関連付けることの是非を選択肢として示す画像を、表示部30に表示させてもよい。例えば、CPU11は、図9に示す画像500を表示部30に表示させてもよい。画像500は、選択肢として、ユーザインターフェース501および502を含む。ユーザインターフェース501は、2つの画像データを関連付けるための入力を受け付ける画像である。ユーザインターフェース502は、2つの画像データを関連付けないための入力を受け付ける画像である。ユーザは、入力部20またはUSBインターフェース41を介して入力された入力装置への入力操作によって、カーソル503を、ユーザインターフェース501または502に重畳するように移動させる。そして、カーソル503がユーザインターフェース501または502に重畳した状態で所定の入力操作、例えば、マウスの左クリックを入力することにより、2つの画像データ関連付けることの是非を選択する。
CPU11は、ユーザが、2つの画像データを関連付けることを選択した場合、待機データとスキャンデータとを関連付けてファイルへ出力する。一方、ユーザが、2つの画像データを関連付けないことを選択した場合、CPU11は、待機データのみをファイルへ出力する。そして、CPU11は、スキャンデータを待機データとして保持する。なお、「ユーザが、2つの画像データを関連付けることを選択した場合」とは、カーソル503がユーザインターフェース501に重畳した状態で、ユーザが所定の入力操作を行った場合に相当する。また、「ユーザが、2つの画像データを関連付けないことを選択した場合」とは、カーソル503がユーザインターフェース502に重畳した状態で、ユーザが所定の入力操作を行った場合に相当する。
以上の構成によれば、2つの画像データが関連付けられる前に、ユーザが、該2つの画像データを関連付けるべきか否かを確認することができるため、ユーザの意図通りに画像データが関連付けられる可能性を向上させることができる。
なお、画像500を表示部30に表示させる条件は、「待機データおよびスキャンデータを関連付けてファイルへ出力するための条件が成立した場合」に限定されない。例えば、該条件は、「待機データが左寄せまたは右寄せで読み取られている場合において、スキャンデータがイメージセンサ70の中央付近で読み取られている場合」であってもよい。すなわち、CPU11は、この条件が成立した場合に、画像500を表示部30に表示させてもよい。「イメージセンサ70の中央付近で読み取られている場合」とは、例えば、スキャンデータの左端部のx座標が「0」でなく、かつ、右端部のx座標が「x」でない場合である。
また、上述した実施形態では、両面原稿300の左端部を原稿載置トレイの左端に接触させて載置した場合を「左寄せ」、両面原稿300の右端部を原稿載置トレイの右端に接触させて載置した場合を「右寄せ」と定義していた。一方で、左寄せおよび右寄せの定義はこの例に限定されない。具体的には、原稿の中心線が原稿載置トレイの中心線より左側にある場合を「左寄せ」と定義してもよい。また、原稿の中心線が原稿載置トレイの中心線より右側にある場合を「右寄せ」と定義してもよい。原稿の中心線とは、原稿の移動方向に平行な線であり、原稿を等分する線である。原稿載置トレイの中心線とは、原稿の移動方向に平行な線であり、原稿載置トレイを等分する線である。
換言すれば、上述した実施形態では、画像データの左端部のx座標が「0」である場合を「左寄せ」、画像データの右端部のx座標が「x」である場合を「右寄せ」と定義していた。これに対し、画像データの左端部のx座標が、0からxまでの範囲にある場合を「左寄せ」と定義し、画像データの右端部のx座標が、xからxまでの範囲にある場合を「右寄せ」と定義してもよい。「x」とは、0からxまでの間にある座標であって、xより0、すなわち原点に近い座標である。また、「x」とは、0からxまでの間にある座標であって、0よりxに近い座標である。
また、上述した実施形態では、「2つの画像データを関連付けて出力する」を、2つの画像データの一方を両面原稿の表面の画像データ、他方を裏面の画像データとしてファイルへ出力することと定義していた。これに対し、「2つの画像データを関連付けて出力する」の定義は、この例に限定されない。例えば、「2つの画像データを関連付けて出力する」とは、「2つの原稿の各々を読み取ることで生成された2つの画像データを関連付けてファイルへ出力すること」を含んでもよい。この例においてユーザは、2つの原稿の幅が、原稿載置トレイを上述の中心線で等分した領域の幅以下である場合、一方の原稿の読み取り中に、他方の原稿の読み取りを開始することもできる。
また、待機データおよびスキャンデータを関連付けてファイルへ出力するための条件は、上述した実施形態で説明した条件のうち、「待機データおよびスキャンデータの一方が左寄せで読み取られ、他方が右寄せで読み取られる」を少なくとも含んでいればよい。
また、待機データおよびスキャンデータを関連付けてファイルへ出力するための条件は、上述した実施形態で説明した条件以外の条件を含んでいてもよい。例えば、「スキャンデータの取得前に設定が変更されていない」との条件を含んでいてもよい。換言すれば、CPU11は、スキャンデータの取得前に設定が変更された場合、待機データのみをファイルへ出力してもよい。ここで設定の変更とは、例えば、ファイルタイプの変更、解像度の変更、カラー設定の変更などであるが、これに限定されない。ファイルタイプとは、出力される画像データのファイル形式であり、例えば、PDF(Portable Document Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Tagged Image File Format)などが挙げられる。また、カラー設定の変更とは、例えば、カラーの画像データとするか、または、白黒の画像データとするかの変更である。
また、上述した実施形態では、待機データおよびスキャンデータを関連付けてファイルへ出力するための条件が成立しなかった場合、待機データのみをファイルへ出力していた。これに対し、該条件が成立しなかった場合にCPU11が実行する処理は、この例に限定されない。例えば、CPU11は、該条件が成立しなかった場合、待機データとスキャンデータとを、関連付けずにファイルへ出力してもよい。該条件が成立しなかった場合にCPU11が実行する処理は、2つの画像データを関連付けて出力しない処理であれば、どのような処理であってもよい。
また、上述した実施形態では、PC100のCPU11が、画像処理装置の一例である例を説明した。これに対し、スキャナ200のCPU51およびASIC55の少なくとも一方が、画像処理装置の一例であってもよい。換言すれば、関連付け処理をスキャナ200が実行してもよい。この例においても、CPU11が、画像処理装置の一例である例と同様の作用効果を奏する。
また、この場合、CPU51およびASIC55の少なくとも一方は、画像データをファイルへ出力する場合に、該ファイルを、USBインターフェース81を介してフラッシュメモリ(USBメモリ)などの記憶装置に記憶してもよい。また、スキャナ200は、SDカードを接続するためのインターフェースを備え、画像データをファイルへ出力する場合に、該ファイルを、該インターフェースに接続されたSDメモリカードに記憶してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
PC100およびスキャナ200の制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、PC100およびスキャナ200は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラム(画像処理プログラム)の命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
11 CPU(画像処理装置、取得部、出力部、位置特定部、提示部、サイズ判定部、モード切替部、計測部、原稿送り判定部)
60 ADF(自動原稿送り装置)
70 イメージセンサ(画像読取部)
200 スキャナ(画像読取装置)

Claims (10)

  1. 自動原稿送り装置を用いて原稿を移動させながら該原稿の片面を読み取る画像読取装置により生成された画像データを処理する画像処理装置であって、
    前記片面を読み取る画像読取部に対する、画像読取時の前記原稿の位置を示す読取位置情報であって、前記画像データに対応付けられている前記読取位置情報を、該画像データとともに取得する取得部と、
    連続して生成された2つの前記画像データの各々に対応付けられた前記読取位置情報に少なくとも基づく所定の条件が成立した場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力する一方、前記所定の条件が成立していない場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力しない出力部と、
    前記読取位置情報が示す前記原稿の位置が、前記画像読取部の右端部より左端部に近い左寄り位置であるか、または、前記左端部より前記右端部に近い右寄り位置であるかを特定する位置特定部と、を備え
    前記所定の条件は、前記2つの前記画像データにおいて、一方の前記画像データに対応付けられた前記読取位置情報が前記左寄り位置を示し、他方の前記画像データに対応付けられた前記読取位置情報が前記右寄り位置を示すことを含む、画像処理装置。
  2. 自動原稿送り装置を用いて原稿を移動させながら該原稿の片面を読み取る画像読取装置により生成された画像データを処理する画像処理装置であって、
    前記片面を読み取る画像読取部に対する、画像読取時の前記原稿の位置を示す読取位置情報であって、前記画像データに対応付けられている前記読取位置情報を、該画像データとともに取得する取得部と、
    連続して生成された2つの前記画像データの各々に対応付けられた前記読取位置情報に少なくとも基づく所定の条件が成立した場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力する一方、前記所定の条件が成立していない場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力しない出力部と、を備え
    前記取得部は、前記画像データに対応付けられている、該画像データの基となる前記原稿のサイズを示すサイズ情報をさらに取得し、
    前記2つの前記画像データにおいて、各々に対応付けられた前記サイズ情報が一致するか否かを判定するサイズ判定部をさらに備え、
    前記所定の条件は、前記サイズ判定部が、前記2つの前記画像データの前記サイズ情報が一致すると判定することを含み、
    前記出力部は、前記サイズ判定部が、前記2つの前記画像データの前記サイズ情報が一致しないと判定した場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力しない、画像処理装置。
  3. 前記所定の条件が成立した場合、前記2つの前記画像データを関連付けることの是非を、選択肢としてユーザに提示する提示部をさらに備え、
    前記出力部は、前記ユーザが、提示された前記選択肢に対して、該2つの前記画像データを関連付けることを示す入力を行った場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力する一方、前記ユーザが、提示された前記選択肢に対して、該2つの前記画像データを関連付けないことを示す入力を行った場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力しない、請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 白紙原稿から生成された白紙画像データの処理に関するモードについて、前記白紙画像データを、画像データの出力前に削除する第1モードと、前記白紙画像データを、画像データの出力前に削除しない第2モードとをユーザの操作に応じて切り替えるモード切替部をさらに備え、
    前記所定の条件は、前記2つの前記画像データのうちの少なくとも一方が前記白紙画像データである場合に前記白紙画像データの処理に関するモードが前記第2モードであることを含む、請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記2つの前記画像データのうち、先に生成された前記画像データである関連付け待機データが生成されてからの経過時間を計測する計測部をさらに備え、
    前記所定の条件は、前記経過時間が所定の閾値に到達する前に、前記関連付け待機データの次の前記画像データが生成されることを含み、
    前記出力部は、前記関連付け待機データの次の前記画像データが生成されることなく前記経過時間が所定の閾値に到達した場合、前記関連付け待機データを出力する、請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記原稿の移動中に原稿詰まりが発生したか否か、および、発生した前記原稿詰まりがが解消したか否かを判定する原稿送り判定部をさらに備え、
    前記計測部は、
    前記原稿送り判定部が、前記原稿詰まりが発生したと判定した場合、計測した前記経過時間をリセットし、
    前記原稿送り判定部が、発生した前記原稿詰まりが解消したと判定した場合、前記経過時間の計測を再開する、請求項に記載の画像処理装置。
  7. 読み取り対象の原稿を移動させる自動原稿送り装置と、
    請求項1~のいずれか1項に記載の画像処理装置と、を備え、
    前記自動原稿送り装置により原稿を移動させながら該原稿の片面を読み取り、前記画像処理装置の処理対象となる画像データを生成する、画像読取装置。
  8. 自動原稿送り装置を用いて原稿を移動させながら該原稿の片面を読み取る画像読取装置により生成された画像データを処理する画像処理装置の制御方法であって、
    前記片面を読み取る画像読取部に対する、画像読取時の前記原稿の位置を示す読取位置情報であって、前記画像データに対応付けられている前記読取位置情報を、該画像データとともに取得する取得ステップと、
    連続して生成された2つの前記画像データの各々に対応付けられた前記読取位置情報に少なくとも基づく所定の条件が成立した場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力する一方、前記所定の条件が成立していない場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力しない出力ステップと、
    前記読取位置情報が示す前記原稿の位置が、前記画像読取部の右端部より左端部に近い左寄り位置であるか、または、前記左端部より前記右端部に近い右寄り位置であるかを特定する位置特定ステップと、を含み、
    前記所定の条件は、前記2つの前記画像データにおいて、一方の前記画像データに対応付けられた前記読取位置情報が前記左寄り位置を示し、他方の前記画像データに対応付けられた前記読取位置情報が前記右寄り位置を示すことを含む、画像処理装置の制御方法。
  9. 自動原稿送り装置を用いて原稿を移動させながら該原稿の片面を読み取る画像読取装置により生成された画像データを処理する画像処理装置の制御方法であって、
    前記片面を読み取る画像読取部に対する、画像読取時の前記原稿の位置を示す読取位置情報であって、前記画像データに対応付けられている前記読取位置情報を、該画像データとともに取得する取得ステップと、
    連続して生成された2つの前記画像データの各々に対応付けられた前記読取位置情報に少なくとも基づく所定の条件が成立した場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力する一方、前記所定の条件が成立していない場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力しない出力ステップと、を含み、
    前記取得ステップでは、前記画像データに対応付けられている、該画像データの基となる前記原稿のサイズを示すサイズ情報をさらに取得し、
    前記2つの前記画像データにおいて、各々に対応付けられた前記サイズ情報が一致するか否かを判定するサイズ判定ステップをさらに含み、
    前記所定の条件は、前記サイズ判定ステップにて、前記2つの前記画像データの前記サイズ情報が一致すると判定することを含み、
    前記出力ステップでは、前記サイズ判定ステップにて、前記2つの前記画像データの前記サイズ情報が一致しないと判定した場合、該2つの前記画像データを関連付けて出力しない、画像処理装置の制御方法。
  10. 請求項1または2に記載の画像処理装置としてコンピュータを機能させるための画像処理プログラムであって、前記取得部および前記出力部としてコンピュータを機能させるための画像処理プログラム。
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