JP7247438B2 - ポリマーケーブル用の医療用固定装置 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
[関連出願の相互参照]
この出願は、2017年9月15日に出願された米国仮特許出願第62/558953号明細書と、2017年12月19日に出願された米国仮特許出願第62/607359号明細書とに対する優先権を主張する国際出願であり、上記出願の各々の内容全体が全体として参照により本明細書に援用される。
[分野]
本発明は、ケーブルと用いると有用な医療用固定装置と、固定装置及びポリマーケーブルを備える材料のキットと、骨折を固定する方法とに関する。
[背景]
多くの外科処置において、骨等の身体の一部を適所に固定するために、外科用ケーブルが使用される。既存のケーブルは、通常、金属製である。たとえば、骨折は、固定装置に鋼ケーブルを通すか又は固定装置の上に鋼ケーブルを巻き付け、ケーブルにおいて張力を維持するように鋼ケーブルを適所で圧着することにより、固定することができる。
ポリマーケーブルは、より柔軟であり、且つ概して取扱いがより容易であるため、鋼ケーブルより好まれる可能性がある。ポリマーケーブル用の固定装置は、Kinamed,Inc.に譲渡された米国特許第7207090号明細書に記載されている。この固定装置は、テーパになっている空所を有する本体と、空所内に挿入されるくさび状プラグとを利用する。プラグが本体に挿入されると、ケーブルを受け入れることができるテーパ状チャネルが画定される。
[概要]
超高分子量ポリエチレン(UHWMPE)ケーブル等のポリマーケーブルは、金属ケーブルと使用されるように設計された既存の固定装置での実施が困難であることが分かった。ポリマーケーブルは、既存の固定装置では、圧着した後、金属ケーブルと同程度まで張力を保持しないことが分かった。いくつかのポリマーケーブルは編み組まれており、それは、既存の装置において張力を維持するそれらの能力にさらに影響を与える可能性がある。
本明細書では、先行技術による固定装置より高い引抜き力でポリマーケーブルを保持することができ、より小さくすることができ、より軽量にすることができ、操作をより簡単にすることができ、より安価にすることができ、製造をより容易にすることができ、又は、既存の固定装置より他の意味でより有利であり得る、固定装置を開示する。
実施形態では、骨折を固定する固定装置は、本体と突刺要素とを備え、固定装置は、突刺要素を作動させることにより、本体内に配置されたポリマーケーブルを貫通するように構成されている。
図1は、ケーブル固定装置の第1実施形態の斜視図である。 図2は、ケーブル固定装置の第2実施形態の斜視図である。 図3は、ケーブル固定装置の第3実施形態の断面図である。 図4Aは、ケーブル固定装置の第4実施形態の側面図である。 図4Bは、ケーブル固定装置の第4実施形態の断面図である。 図5は、ケーブル固定装置の再緊張可能な(retensionable)実施形態の切取図を含む斜視図である。 図6は、ケーブル固定装置のさらなる再緊張可能な実施形態の斜視図である。 図7は、実施例1に関連する試験装置の側面図である。
[説明]
図1に、固定装置の実施形態を示す。装置は、本体1を備える。図示するように、本体は多面体である。本体は、球形、長円形、円柱又は環状体等、任意の好適な形状をとることができる。実施形態では、本体は金属製である。実施形態では、本体はプラスチック製である。本体は貫通穴2A及び2Bを有し、そこにケーブル3A及び3Bを通すことができる。実施形態では、本体は1つの貫通穴を有する。実施形態では、本体は2つの貫通穴を有する。実施形態では、本体は3つの貫通穴を有する。
図1に図示するように、貫通穴2A及び2Bは、直線状の貫通穴である。実施形態では、貫通穴は直線状である。実施形態では、貫通穴は湾曲している。
固定装置は、ボア5内に位置決めされて示されている突刺要素4を備える。ボアは、本体の外面で開始し、1つ又は複数の貫通穴を通って延在する。通って延在するとは、ボアが貫通穴に達しても止まらず、貫通穴を通過して貫通穴の他方の側の材料まで続くことを意味する。貫通穴にポリマーケーブルを通すと、本体は、ポリマーケーブルの長さに沿って移動可能であり、それにより、ポリマーケーブルの位置とポリマーケーブルにおける張力とを制御することができる。ケーブルを適所に固定するために望まれるように、所望の張力及び位置に達すると、突刺要素4を、方向6に沿って移動させることにより作動させる。作動すると、突刺要素は、貫通穴内に配置されたケーブルを突き刺すように構成されている。突刺要素及びボアは、本体内に配置された任意の数のケーブルを突き刺すように構成することができる。
突刺は、たとえば、突刺要素がポリマーケーブルの直径より小さい断面を有し、且つポリマーケーブルを貫通する場合、ポリマーケーブルの一部が貫通されること、又は、突刺要素が、ポリマーケーブルの本体を、貫通することなく通過することができること、又はその2つの組合せを意味する。たとえば、突刺要素が、編組ケーブル又はヤーンのストランドを分離し、編組ケーブル又はヤーンのストランドの間を、ポリマーケーブルのストランドを貫通も切断もすることなく通過する場合、ポリマーケーブルは貫通される。好ましくは、突刺要素は、ポリマーケーブルのいかなる部分も切断しないが、本発明は、突刺要素を作動させているとき編組の1つ又は複数のストランドが切断される場合、依然として動作可能であり得る。突刺要素は、ポリマーファイバの編組等の内部ケーブルを包囲するケーブルのシースを切り込むか又は切断し、その後、編組のストランドの間を通過することができる。
突刺要素は、圧着工具、回転工具(ねじ回し等)、プライヤ又はハンマ等、任意の好適な手段を使用して、ケーブルを通して作動させることができる。突刺要素を作動させるとは、貫通穴内に存在するポリマーケーブル(こうしたポリマーケーブルが存在する場合)を突き刺すために突刺要素を十分移動させることを意味する。実施形態では、突刺要素は、釘又はスパイク等の平滑面を有する。実施形態では、突刺要素は釘である。実施形態では、突刺要素はねじ切られ、本体は相補的なねじボアを備える。突刺要素は、突刺要素を回転させ、それによりボアを通して突刺要素を前進させてケーブルを突き刺すことにより、作動する。
図1は、単一の突刺要素を図示する。ここで図2を参照すると、本体の両側に複数の突刺要素24A及び24Bが示されている。突刺要素は、ボア25内に配置されている。突刺要素24Aは、貫通穴内に配置されたケーブルを突き刺すように、方向26Aに移動させることができる。突刺要素24Bは、貫通穴内に配置されたケーブルを突き刺すように、方向26Bに移動させることができる。ボア25は、突刺要素24A及び24Bが同じボアを共有するように、本体の端から端まで完全に延在している。実施形態では、突刺要素は、図2におけるように、同軸上に配置されている。実施形態では、突刺要素は、2つ以上のボアが存在するように、同軸上に配置されていない。実施形態では、装置は、複数のボアとボア内に配置された突刺要素とを備え、ボアは同軸上に配置されていない。
実施形態では、装置は、貫通穴内に配置されたケーブルを複数の場所で突き刺すように構成されている。これは、1本のケーブルを複数の貫通穴に通して輪にすることにより、又は、複数の突刺要素及びボアを、貫通穴内のケーブルを複数の場所で突き刺すように配置することにより、行うことができる。実施形態では、装置は、本体を通って延在する複数のボアと、ボア内に配置された突刺要素とを備え、装置は、ケーブルが貫通穴内に配置されると、各突刺要素が異なる場所でケーブルを突き刺すように配置されている。
図3は、貫通穴が湾曲している実施形態の断面図を示す。本体31は、湾曲している貫通穴を備える。本体31がケーブル33に沿って移動可能であるように、湾曲した貫通穴に沿ってケーブル33を通すことができる。図3に図示するように、突刺要素34は作動し、2つの場所でケーブル33を突き刺している。実施形態では、固定装置は、複数のボアと関連する突刺要素とを備え、それにより、ケーブルを存在する突刺要素毎に少なくとも1つの場所で突き刺すことができる。
実施形態では、固定システムは、固定装置とポリマーケーブルとを備える。実施形態では、ポリマーケーブルは、ポリエチレンを含む。実施形態では、ポリマーケーブルはポリマーファイバを含む。ファイバは長い連続フィラメントである。実施形態では、ポリマーケーブルはポリマーファイバからなる。実施形態では、ポリマーケーブルは、個々のポリマーケーブル又はファイバの複数のストランドの編組を含む。実施形態では、ポリマーケーブルは、中空管状編組、中実円形編組、らせん状編組、平編組、コア-シース(カーンマントル又はコア-シェルと呼ばれることもある)編組、又は二重編組(braid-on-braid)を含む編組を含む。二重編組は、編組コアが別の編組構造によって覆われているコア-シェル構造である。実施形態では、ポリマーケーブルはヤーンを含む。ヤーンは、複数の、通常は撚られたファイバの連続ストランドである。実施形態では、ポリマーケーブルは、編組ケーブル、編ケーブル又は織ケーブルを含み、ポリマーケーブルはポリマーファイバを含む。実施形態では、ポリマーケーブルは、モノフィラメントヤーン又はマルチフィラメントヤーンを含む。ヤーンは、抗菌性若しくは抗炎症性作用、結紮性能又は視覚コントラスト等のいくつかの特別の機能的効果を提供する、他の成分又は添加剤をさらに含むことができる。実施形態では、ポリマーケーブルは放射線不透過性薬剤を含む。
実施形態では、固定装置は締結具をさらに備える。締結具により、固定装置を骨プレート又は骨に締結することができる。締結具は、骨の上の締結具位置に対して相補的とすることができ、それにより、固定装置上の締結具が骨の上の相補的な締結具に固定されるとき、固定装置は骨に固定される。実施形態では、締結具は、留め具、掛け金、釘又はねじである。
図4Aは、さらなる実施形態の側面図を示す。図4Bは、同じ実施形態の断面図を示す。図4A及び図4Bにおける固定装置は、2本のケーブルを受け入れることができる。図4Aにおいて、本体41は、2つの直線状の貫通穴42A及び42Bを備える。各貫通穴内に、再緊張(retensioning)部材47A及び47Bが、貫通穴内でそれぞれ少なくとも方向48A及び48Bに摺動可能であるように、貫通穴内に配置されて存在している。実施形態では、再緊張部材は、貫通穴内に圧入されている。実施形態では、再緊張部材は、貫通穴内のねじに対して相補的であるねじ山を有する。図4A及び図4Bに示すように、再緊張部材は、中空円柱の形状を備える。再緊張部材は、貫通穴の形状に対して相補的な任意の好適な形状であり得る。実施形態では、再緊張部材は、貫通穴から偶発的に抜け出さないように、ストッパを備える。
2つの貫通穴と2つの再緊張部材とを備える、すなわち、貫通穴毎に1つの再緊張部材があるように示すが、実施形態では、単一の貫通穴が2つの再緊張部材を各端部に1つ有する。
実施形態では、貫通穴はねじ切られており、再緊張部材は、貫通穴に対して相補的なねじ山を有し、それにより、ねじ山に沿って再緊張部材を前進させることにより、再緊張を達成することができる。こうした装置では、図4及び図5に開示する圧入装置の場合より再緊張に対して加える必要がある手動力を小さくすることができる。各再緊張部材47A及び47Bは、ボアと、ボア内に配置されたそれぞれ突刺要素44A及び44Bとを備える。突刺要素44A及び44Bは、再緊張部材内に配置されたケーブルを突き刺すように、それぞれ方向46A及び46Bに移動させることができる。ボアは、再緊張部材を完全に貫通することができ、又は、一方の側のみを貫通することができる。図4A及び図4Bに示すように、ボアは、再緊張部材の一方の側のみを貫通する。
図4Bは、動作中の図4の固定装置を示す。ケーブル43A及び43Bが貫通穴42A及び42B並びに再緊張部材47A及び47Bに通されている。ケーブルには張力がかけられ、突刺要素44A及び44Bは作動し、したがって、ケーブル43A及び43Bをそれぞれ突き刺しており、ケーブルを張力がかけられた状態で保持している。ケーブルに再度張力をかけるために、再緊張部材47A及び47Bは、それぞれ方向48A及び48Bに沿って摺動し、それにより、ポリマーケーブルにおける張力を増大させる。再緊張部材は、プライヤ又は圧着工具等の好適な手工具を使用して摺動させることができる。
図5A及び図5Bは、ボアが再緊張部材を完全に貫通するさらなる実施形態を示す。下部ケーブルは切り取られて示されている。突刺要素が作動している。図5に示す実施形態では、突刺要素は、作動すると、本体の外面と少なくとも同一平面上になる。このように、再緊張部材は、図5Bに示すように、突刺要素の場所を越えて本体内に摺動することができる。
図6に、さらなる固定装置の実施形態を示す。図6において、固定装置は本体61を備える。本体61は、本体を貫通する2つの貫通穴62A及び62Bを備える。貫通穴62Aは、スロット63Aと交差する。スロット63Aは、本体61の外面から本体の内面に進む。貫通穴62Bと交差しスロット63Aとは反対側であるスロット63Bが、実施形態では存在するが、図6の図では不可視である。実施形態では、スロットは、本体を通って端から端までは延在しておらず、それにより、本体の両側の突刺要素は互いを妨げない。スロット63A及び63Bは、突刺要素64A及び64Bを受け入れるように構成されている。突刺要素64A及び64Bは、それぞれ再緊張部材67A及び67Bを通過するポリマーケーブルを突き刺すように作動させることができる。再緊張部材67A及び67Bは、突刺要素64A及び64Bをそれぞれ受け入れるように構成された、それぞれ貫通穴68A及び68Bを含む。再緊張部材67A及び67Bは、それぞれナット69A及び69Bに対して相補的にねじ切られている。
動作時、再緊張部材67Aは、貫通穴62A内に位置決めされ、貫通穴68Aはスロット63Aと位置合わせされる。ナット68Aは、再緊張部材67Aの上にねじ込まれ、それにより、貫通穴68Aは、スロット63A内で完全に可視であり、スロット63Aに位置合わせされ、ねじ切り方向及び所望の再緊張方向に応じて、ナット69Aに対して最も遠い又は最も近い位置にある。ポリマーケーブル(図示せず)は、貫通穴62A、再緊張部材67A及びナット69Aを通して位置決めすることができる。ポリマーケーブルは、突刺要素64Aをスロット63A及び貫通穴68A内に挿入することにより、張力をかけ且つ突き刺すことができ、それにより、ポリマーケーブルが適所に固定される。貫通穴62B、スロット63B、突刺要素64B、再緊張部材67B、貫通穴68B及びナット69Bを含む反対側で、プロセスを繰り返すことができる。再緊張が必要であれば、ナット69A又は69Bを回転させることができ、それにより、再緊張部材67A又は67Bがそれぞれ前進し、ポリマーケーブルにおける張力が増大する。
[実施例]
図2に示すような固定装置(実施例1)と、Stryker Dall-Miles(登録商標)2.0mm Beaded SS Cable Sleeve Set部品番号3704-0-050からのステンレス鋼圧着スリーブ(実施例2)とを、ポリマーケーブルとともに試験する。実施例1の固定装置はポリマーケーブルを突き刺し、実施例2のステンレス鋼圧着スリーブはポリマーケーブルを圧着する。ポリマーケーブルは直径が2.0mmであり、Dyneema Purity(登録商標)RP 135dtex TS100 UHWMPEファイバの176本のストランドから作製された編組からなる。較正のために、キットに含まれる2.0mmステンレス鋼ケーブルとともにDall-Miles(登録商標)ステンレス鋼圧着スリーブ(実施例3)に対するデータも含まれる。
10kNロードセルが備えられたZwick Z010引張試験機を用いて、固定装置を試験する。図7を参照されたい。ケーブル71を、引張試験機の上に取り付けられた2つの半分にされたブロックグリップ73及び74の周囲に巻き付けて、固定装置72によって固定する。試験の前に装備全体に張力をかけるために、2Nのプレテンションを加える。指示された方向に、50mm/分の試験速度を適用する。これにより、ケーブル及び固定装置に対する増大する垂直荷重が発生する。故障モードは、ケーブル滑脱又は破断のいずれかに起因する張力の喪失として定義され、それはまた試験の終了も決定する。各装備に対して、最大力(Fmax)を記録する。表1に結果を示す。
Figure 0007247438000001
[例示的な実施形態のさらなる説明]
1.本体と突刺要素とを備える、骨折を固定する固定装置であって、突刺要素を作動させることにより、本体内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されている固定装置。
2.骨折を固定する固定装置であって、
a.本体と、
b.本体を貫通する貫通穴と、
c.本体の外面から進み、且つ突刺要素を受け入れるように配置されたボアと、
d.ボア内の突刺要素と、
を備え、
突刺要素を作動させることにより、貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されている固定装置。
3.骨折を固定する固定装置であって、
a.本体と、
b.本体を貫通する貫通穴と、
c.貫通穴内に位置決めされ、貫通穴と同軸上に配置され、且つ本体の外周部を越えて延在する再緊張部材と、
d.再緊張部材の外面から進み、且つ突刺要素を受け入れるように配置されたボアと、
e.ボア内の突刺要素と、
を備え、
突刺要素を作動させることにより、貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されている固定装置。
4.骨折を固定する固定装置であって、
a.本体と、
b.本体を貫通する貫通穴と、
c.貫通穴内に位置決めされた再緊張部材であって、貫通穴と同軸上に配置され、且つ本体の外周部を越えて延在する再緊張部材と、
d.再緊張部材の外面から進み、且つ突刺要素を受け入れるように配置されたボアと、
e.ボア内に存在する突刺要素と、
f.本体の外側から貫通穴を通って進み、且つ突刺要素を少なくとも1つの方向において制約するように構成されたスロットと、
を備え、
突刺要素を作動させることにより、貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されている固定装置。
5.骨折を固定する固定装置であって、
a.本体と、
b.本体を貫通する貫通穴と、
c.貫通穴内に位置決めされ且つナットが係合するように構成された再緊張部材であって、貫通穴と同軸上に配置され、且つ本体の外周部を越えて延在する再緊張部材と、
d.再緊張部材の外面から進み、且つ突刺要素を受け入れるように配置されたボアと、
e.ボア内に存在する突刺要素と、
f.本体の外側から貫通穴を通って進み、且つ突刺要素を少なくとも1つの方向において制約するように構成されたスロットと、
を備え、
突刺要素を作動させることにより、貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されており、再緊張部材と係合したナットを前進させることにより、突刺要素がスロット内で移動する、固定装置。
6.骨折を固定する方法であって、
a.先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つによる固定装置を提供するステップと、
b.ポリマーケーブルを提供するステップと、
c.ポリマーケーブルによる安定化を必要としてヒト又は動物の身体の一部を安定させるステップと、
d.突刺要素を作動させ、それにより、ポリマーケーブルを突き刺し、ポリマーケーブルを固定装置に対して適所に固定するステップと、
を含む方法。
7.本体にポリマーケーブルを通すステップをさらに含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つによる、骨折を固定する方法。
8.貫通穴にポリマーケーブルを通し、突刺要素を作動させ、それにより、ポリマーケーブルを突き刺し、ポリマーケーブルを貫通穴内で適所に固定するステップをさらに含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つによる、骨折を固定する方法。
9.貫通穴及び再緊張部材にポリマーケーブルを通し、突刺要素を作動させ、それにより、ポリマーケーブルを突き刺し、ポリマーケーブルを貫通穴内で適所に固定するステップをさらに含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つによる、骨折を固定する方法。
10.再緊張部材を移動させ、それによりポリマーケーブルにおける張力を増大させるステップをさらに含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つによる方法。
11.再緊張部材を本体に向かって移動させ、それによりポリマーケーブルにおける張力を増大させるステップをさらに含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つによる方法。
12.再緊張部材を本体から離れる方向に移動させ、それによりポリマーケーブルにおける張力を増大させるステップをさらに含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つによる方法。
13.骨折を固定するキットであって、
a.先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つによる固定装置と、
b.骨折を固定することができるポリマーケーブルと、
を備えるキット。
14.貫通穴が直線状である、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
15.貫通穴が湾曲している、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
16.突刺要素、ボア及び貫通穴が、突刺要素が貫通穴内に位置決めされたケーブルを1つの場所で突き刺すように配置されている、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
17.突刺要素、ボア及び貫通穴が、突刺要素が貫通穴内に位置決めされたケーブルを複数の場所で突き刺すように配置されている、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
18.突刺要素がロッドである、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
19.突刺要素がスパイクである、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
20.突刺要素がねじである、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
21.ボア内に突刺要素と同軸上に配置された第2突刺要素をさらに備える、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
22.ボアが貫通穴を通って延在している、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
23.ボアが再緊張部材を通って延在している、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
24.スロットが貫通穴を通って延在している、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
25.再緊張部材が、貫通穴内において摺動可能に位置決めされている、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
26.再緊張部材の反対側の端部における貫通穴内に配置された第2再緊張部材をさらに備える、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
27.固定装置が、第2突刺要素をさらに備え、固定装置が、第2突刺要素を作動させることにより、本体内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されている、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
28.第2ボアと第2ボア内に配置された第2突刺要素とをさらに備える、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
29.固定装置が、
e.本体を貫通する第2貫通穴と、
f.本体の外面から進み、且つ第2突刺要素を受け入れるように配置された第2ボアと、
g.ボア内の第2突刺要素と、
をさらに備え、
固定装置が、第2突刺要素を作動させることにより、第2貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されている、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
30.固定装置が、
f.第2貫通穴と、
g.第2貫通穴内に位置決めされ、第2貫通穴と同軸上に配置され、且つ本体の外周部を越えて延在する第2再緊張部材と、
h.第2再緊張部材の外面から進み、且つ第2突刺要素を受け入れるように配置された第2ボアと、
i.第2ボア内の第2突刺要素と、
をさらに備え、
固定装置が、第2突刺要素を作動させることにより、第2貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されている、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
31.固定装置が、
g.本体を貫通する第2貫通穴と、
h.第2貫通穴内に位置決めされた第2再緊張部材であって、第2貫通穴と同軸上に配置され、且つ本体の外周部を越えて延在する第2再緊張部材と、
i.第2再緊張部材の外面から進み、且つ第2突刺要素を受け入れるように配置された第2ボアと、
j.第2ボア内に存在する第2突刺要素と、
k.本体の外側から第2貫通穴を通って進み、且つ第2突刺要素を少なくとも1つの方向において制約するように構成された第2スロットと、
をさらに備え、
固定装置が、第2突刺要素を作動させることにより、第2貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されている、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
32.固定装置が、
g.本体を貫通する第2貫通穴と、
h.第2貫通穴内に位置決めされ且つ第2ナットが係合するように構成された第2再緊張部材であって、第2貫通穴と同軸上に配置され、且つ本体の外周部を越えて延在する第2再緊張部材と、
i.第2再緊張部材の外面から進み、且つ第2突刺要素を受け入れるように配置された第2ボアと、
j.第2ボア内に存在する第2突刺要素と、
k.本体の外側から第2貫通穴を通って進み、且つ第2突刺要素を少なくとも1つの方向において制約するように構成された第2スロットと、
をさらに備え、
固定装置が、第2突刺要素を作動させることにより、第2貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されており、第2再緊張部材と係合した第2ナットを前進させることにより、第2突刺要素がスロット内で移動する、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
33.第1突刺要素及び第2突刺要素が、本体の両側に配置されている、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
34.第1再緊張部材及び第2再緊張部材が、本体の両側に配置されている、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
35.貫通穴がねじ切り面を備える、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
36.再緊張部材がねじ切り面を備える、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
37.再緊張部材の外面全体がねじ切り面を備える、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
38.貫通穴がねじ切り面を備え、再緊張部材が相補的なねじ山を備える、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
39.固定装置が、固定装置を骨プレート又は骨に締結するように配置された、本体上の締結具をさらに備える、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
40.突刺要素が、貫通穴が本体内に入り且つ/又は本体から出る方向に対して垂直である方向に沿って移動可能である、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
41.再緊張部材が、中空円柱の形状を備える、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
42.再緊張部材が、貫通穴が本体に入り且つ/又は本体から出る方向に対して平行である方向に摺動可能である、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
43.再緊張部材が、貫通穴が本体に入り且つ/又は本体から出る方向に対して垂直である方向に摺動可能である、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
44.再緊張部材が、再緊張部材を貫通穴内で保持するように配置されたストッパをさらに備える、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
45.再緊張部材が、貫通穴内に圧入されている、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
46.スロットが、突刺要素が貫通穴の軸と同じ方向に移動することができるように構成されている、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
47.スロットが、突刺要素が貫通穴の軸と同じ方向に移動することができるように構成され、突刺要素を他の方向において実質的に制約する、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置、キット又は方法。
48.
a.先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置と、
b.貫通穴内に配置されたポリマーケーブルと、
を備える固定システム。
49.
a.先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定装置と、
b.本体内に配置されたポリマーケーブルと、
を備える固定システム。
50.ポリマーケーブルがポリエチレンを含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定システム、キット又は方法。
51.ポリマーケーブルがポリマーファイバを含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定システム、キット又は方法。
52.ポリマーケーブルがポリマーファイバからなる、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定システム、キット又は方法。
53.ポリマーケーブルが編組又はヤーンを含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定システム、キット又は方法。
54.ポリマーケーブルがポリマーファイバの編組を含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定システム、キット又は方法。
55.ポリマーケーブルがポリエチレンファイバの編組を含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定システム、キット又は方法。
56.ポリマーケーブルがポリマーケーブルの編組を含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定システム、キット又は方法。
57.ポリマーケーブルが、中空管状編組、中実円形編組、らせん状編組、平編組、コア-シース編組又は二重編組を含む編組を含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意のものの固定システム、キット又は方法。
58.ポリマーケーブルがヤーンを含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定システム、キット又は方法。
59.ポリマーケーブルが、編組ケーブル、編ケーブル又は織ケーブルを含み、ケーブルがポリマーファイバを含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定システム、キット又は方法。
60.ポリマーケーブルがモノフィラメントヤーン又はマルチフィラメントヤーンを含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定システム、キット又は方法。
61.ポリマーケーブルが放射線不透過性薬剤を含む、先行する例示的な実施形態のうちの任意の1つの固定システム、キット又は方法。
本発明について説明する文脈における(特に、以下の特許請求の範囲の文脈における)「1つの(a、an)」及び「その(the)」という用語並びに同様の指示物の使用は、本明細書において別段の指示がなく、文脈に明確に矛盾しない限り、単数及び複数の両方を包含するように解釈されるべきである。「備える」、「有する」、「含む」及び「包含する」という用語は、別段の言及がない限り、非限定的な(open-ended)用語(すなわち、「含むが限定されない」を意味する)として解釈されるべきである。本明細書における値の範囲の記載は、本明細書において別段の指示がない限り、単に、その範囲内にある各別個の値を個々に言及する省略表現方法としての役割を果たすように意図されており、各別個の値は、本明細書において個々に記載されているかのように本明細書に組み込まれる。本明細書で提供するありとあらゆる例又は例示的な文言(たとえば、「等」)の使用は、単に、本発明をより適切に明らかにするように意図されており、別段の請求がない限り、本発明の範囲に対して限定を与えるものではない。本明細書におけるいかなる文言も、いかなる非請求要素を本発明の実施に対して本質的であるように示すものとして解釈されるべきではない。
本明細書では、本発明を遂行するために本発明者らに既知である最良の形態を含む、本発明の好ましい実施形態について記載している。それらの好ましい実施形態の変形は、上述した説明を読むことで、当業者には明らかとなり得る。本発明者らは、当業者が、こうした変形を適切に採用することを期待し、本発明者らは、本発明が、本明細書に具体的に記載されているもの以外の方法で実施されることを意図する。したがって、本発明は、適用可能な法律によって許容されるように、本明細書に添付の特許請求の範囲に記載されている主題のすべての変更形態及び均等物を含む。本発明の実施形態としていくつかの任意選択的な特徴を記載しているが、その記載は、別段特別な指示がなく物理的に不可能でない限り、これらの実施形態のすべての組合せを包含し、且つ具体的に開示するように意図されている。

Claims (19)

  1. 骨折を固定する固定装置であって、
    a.本体と、
    b.前記本体を貫通する貫通穴と、
    c.前記貫通穴内に位置決めされ、前記貫通穴と同軸上に配置され、且つ前記本体の外周部を越えて延在する再緊張部材と、
    d.前記再緊張部材の外面から進み、且つ突刺要素を受け入れるように配置されたボアと、
    e.前記ボア内の突刺要素と、
    を備え、
    前記突刺要素を作動させることにより、前記貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されており、
    前記再緊張部材が、ポリマーケーブルに最初に張力をかけた後に前記再緊張部材を前記貫通穴内で移動させることにより、前記ポリマーケーブルにおける張力を増大させるように構成されている、固定装置。
  2. 前記ボアが、前記再緊張部材を通って延在している、請求項1に記載の固定装置。
  3. 第2突刺要素をさらに備え、前記第2突刺要素を作動させることにより、前記本体内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されている、請求項1又は2に記載の固定装置。
  4. 前記固定装置を骨プレート又は骨に締結するように構成された、前記本体上の締結具をさらに備える、請求項1~のいずれか一項に記載の固定装置。
  5. 前記再緊張部材が、中空円柱の形状を備える、請求項のいずれか一項に記載の固定装置。
  6. 前記再緊張部材が、前記貫通穴が前記本体に入り且つ/又は前記本体から出る方向に対して平行である方向に摺動可能である、請求項のいずれか一項に記載の固定装置。
  7. 前記貫通穴がねじ山を有し、前記再緊張部材が、前記貫通穴のねじ山と相補的な、ねじ切りされた外面を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の固定装置。
  8. .前記本体の外側から前記貫通穴を通って進むスロットであって、前記突刺要素を少なくとも1つの方向において制約するように構成されたスロットをさらに備え、
    前記スロット及び前記ボアを通して前記突刺要素を作動させることにより、前記貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されている、請求項1~のいずれか一項に記載の固定装置。
  9. 前記再緊張部材が、ナットが係合するように構成され、前記再緊張部材と係合した前記ナットを前進させることにより、前記突刺要素が前記スロット内で移動する、請求項に記載の固定装置。
  10. 前記スロットが前記貫通穴を通って延在し、前記ボアが前記再緊張部材を通って延在しており、前記固定装置が、前記スロット及び前記ボアを通して前記突刺要素を作動させることにより、前記貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されている、請求項8又は9に記載の固定装置。
  11. g.前記本体を貫通する第2貫通穴と、
    h.前記第2貫通穴内に位置決めされた第2再緊張部材であって、前記第2貫通穴と同軸上に配置され、且つ前記本体の外周部を越えて延在する第2再緊張部材と、
    i.前記第2再緊張部材の外面から進み、且つ第2突刺要素を受け入れるように配置された第2ボアと、
    j.前記第2ボア内に存在する第2突刺要素と、
    k.前記本体の外側から前記第2貫通穴を通って進み、且つ前記第2突刺要素を少なくとも1つの方向において制約するように構成された第2スロットと、
    をさらに備え、
    前記第2突刺要素を作動させることにより、前記第2貫通穴内に配置されたポリマーケーブルを突き刺すように構成されており、
    前記第2再緊張部材が、ポリマーケーブルに最初に張力をかけた後に前記第2再緊張部材を前記第2貫通穴内で移動させることにより、前記ポリマーケーブルにおける張力を増大させるように構成されている、請求項10のいずれか一項に記載の固定装置。
  12. 記再緊張部材及び前記第2再緊張部材が、前記本体の両側に配置されている、請求項11に記載の固定装置。
  13. 前記スロットが、前記突刺要素が前記貫通穴の軸と同じ方向に移動することができるように構成され、且つ、前記突刺要素を他の方向において実質的に制約する、請求項12のいずれか一項に記載の固定装置。
  14. 骨折を固定するキットであって、
    a.請求項1~13のいずれか一項に記載の固定装置と、
    b.骨折を固定することができるポリマーケーブルと、
    を備えるキット。
  15. a.請求項1~13のいずれか一項に記載の固定装置と、
    b.前記本体内に配置されたポリマーケーブルと、
    を備える固定システム。
  16. 前記ポリマーケーブルがポリマーファイバを含む、請求項14に記載のキト。
  17. 前記ポリマーケーブルがポリマーファイバを含む、請求項15に記載の固定システム。
  18. 前記ポリマーケーブルが、ポリマーファイバの編組又はポリマーファイバのヤーンを含む、請求項14に記載のキト。
  19. 前記ポリマーケーブルが、ポリマーファイバの編組又はポリマーファイバのヤーンを含む、請求項15に記載の固定システム。
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