JP7246505B2 - バーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法、並びに、その装置、及び機器 - Google Patents

Description

本願は、通信分野に関し、特には、バーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法、装置、機器、及びシステムに関する。

本願は、２０１９年６月１７日に提出された、出願番号が２０１９１０５２３８２５．４であり、出願名称が「バーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法、装置、機器及びシステム」である中国特許出願について優先権を主張するものであり、その全ての内容は、参照により本願に組み込まれるものとする。

５Ｇシステムにイーサネット（Ｅｔｈｅｒｎｅｔ）通信が導入されている。

ニューラジオＮＲ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）システムのリリース１６（Ｒｅｌｅａｓｅ １６）に、ＩＰとイーサネットとの通信をサポートする５Ｇバーチャルネットワークグループ（５Ｇ Ｖｉｒｔｕａｌ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｇｒｏｕｐ、５Ｇ ＶＮ Ｇｒｏｕｐ）の定義が導入されている。また、ユーザプレーン機能ネットワークインターフェースをベースとして、５Ｇ ＶＮ Ｇｒｏｕｐにおいて一対一の通信を実現する方法が提供されている。

しかし、関連技術での５Ｇ ＶＮ Ｇｒｏｕｐは、１対多の通信の技術案を実現することができない。

本願の実施例は、ＵＰＦに少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースを提供することによって、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースを用いて、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信することで、バーチャルネットワークグループにおいて１対多の通信の技術案を実現し、バーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法、装置、機器、及びシステムを提供する。前記技術案は、以下のとおりである。

本願の１つの態様によれば、ユーザプレーン機能（Ｕｓｅｒ Ｐｌａｎｅ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＵＰＦ）が実行しているバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法が提供され、前記方法は、
前記バーチャルネットワークグループにおける１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信するステップであり、前記ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスがブロードキャストアドレスである、ステップと、
前記ブロードキャストデータパケットを少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信するステップと、を含む。

本願の他の態様によれば、セッション管理機能（Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＳＭＦ）が実行しているバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法が提供され、前記方法は、
パケット検出（Ｐａｃｋｅｔ Ｄｅｔｅｃｔｉｏｎ Ｒｕｌｅ、ＰＤＲ）ルール及び転送操作（Ｆｏｒｗａｒｄｉｎｇ Ａｃｔｉｏｎ Ｒｕｌｅ、ＦＡＲ）ルールを生成するステップと、
前記バーチャルネットワークグループのメンバーのそれぞれに対応するＵＰＦに対して、前記ＰＤＲルール及び前記ＦＡＲルールを配置するステップと、を含み、
前記ＰＤＲルール及び前記ＦＡＲルールは、前記ＵＰＦが前記バーチャルネットワークグループにおける１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信するためのものであり、前記ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスがブロードキャストアドレスであり、前記ブロードキャストデータパケットを少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信する。

本願の他の態様によれば、バーチャルネットワークグループのブロードキャスト装置が提供され、前記装置は、
前記バーチャルネットワークグループにおける１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信するための受信モジュールであり、前記ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスがブロードキャストアドレスである、受信モジュールと、
前記ブロードキャストデータパケットを少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信するための送信モジュールと、を含む。

本願の他の態様によれば、バーチャルネットワークグループのブロードキャスト装置が提供され、前記装置は、
ＰＤＲルール及びＦＡＲルールを生成する生成モジュールと、
前記バーチャルネットワークグループのメンバーのそれぞれに対応するＵＰＦに対して、前記ＰＤＲルール及び前記ＦＡＲルールを配置する配置モジュールと、を含み、
前記ＰＤＲルール及び前記ＦＡＲルールは、前記ＵＰＦが前記バーチャルネットワークグループにおける１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信するためのものであり、前記ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスがブロードキャストアドレスであり、前記ブロードキャストデータパケットを少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信する。

本願の他の態様によれば、コンピュータ機器が提供され、前記コンピュータ機器においてユーザプレーン機能が実行されており、前記コンピュータ機器は、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによりロードされて実行さると、以上の態様に記載のバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法を実現する。

本願の他の態様によれば、コンピュータ機器が提供され、前記コンピュータ機器においてセッション管理機能が実行されており、前記コンピュータ機器は、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによりロードされて実行されると、以上の態様に記載のバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法を実現する。

本願の他の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、前記記憶媒体には少なくとも１つの命令、少なくとも１つのプログラム、コードセット、又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも１つの命令、前記少なくとも１つのプログラム、前記コードセット、又は命令セットは、プロセッサによりロードされて実行されると、以上の態様に記載のバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法を実現する。

本願の実施例に係る技術案による有益な効果は、少なくとも以下を含む。

少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースを提供することによって、ＵＰＦは、バーチャルネットワークグループ内の１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信すると、ブロードキャストデータパケットを少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信し、宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信することで、バーチャルネットワークグループにおいて１対多のネットワーク通信を実現し、それにより、バーチャルネットワークグループにおいてブロードキャスト機能を実現する。

以下、本願の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、実施例の説明において必要な図面を用いて簡単に説明するが、当然ながら、以下に記載する図面は、単なる本願の一部の実施例であり、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面に想到し得る。
本願の１つの例示的な実施例に係る進化したコアネットワークアーキテクチャのブロック図である。 本願の１つの例示的な実施例に係るＮ３／Ｎ９に基づくブロードキャスト通信の模式図である。 本願の１つの例示的な実施例に係るＮ６に基づくブロードキャスト通信の模式図である。 本願の１つの例示的な実施例に係るＮ１９に基づくブロードキャスト通信の模式図である。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートである。 本願の１つの例示的な実施例に係る２つのブロードキャスト内部インターフェースのブロック図である。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートである。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループの模式図である。 本願の１つの例示的な実施例に係る２つのブロードキャスト内部インターフェースのルール配置の模式図である。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートである。 本願の１つの例示的な実施例に係る３つのブロードキャスト内部インターフェースのルール配置の模式図である。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートである。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートである。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートである。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートである。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートである。 ＵＥが要求するＰＤＵセッション確立のフローチャート（非ローミング及びローカルブレークアウトローミングシーン用）を示す。 ＵＥが要求するＰＤＵセッション確立のフローチャート（ホームルーティングローミングシーン用）を示す。 ＵＥ又はネットワークが要求するＰＤＵセッション変更のフローチャート（非ローミング及びローカルブレークアウトローミングシーン用）を示す。 ＵＥ又はネットワークが要求するＰＤＵセッション変更のフローチャート（ホームルーティングローミングシーン用）を示す。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートである。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト装置の構造模式図である。 本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト装置の構造模式図である。 本願の１つの例示的な実施例に係るコンピュータ機器のブロック図である。

以下、本願の目的、技術案及び利点をより明瞭にするために、図面を参照しながら、本願の実施形態についてさらに詳細に説明する。

図１は、本開示の１つの例示的な実施例に係る５Ｇ通信システムのブロック図を示す。該通信システムは、ＮＲに基づく５Ｇシステムであってもよく、進化したＵＭＴＳ地上無線アクセスネットワーク（Ｅｖｏｌｖｅｄ ＵＭＴＳ Ｔｅｒｒｅｓｔｒｉａｌ Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ｅＵＴＲＡＮ）に基づく５Ｇシステム、及び５Ｇシステムの後続進化システムも含む。ネットワークを構成する際、ネットワーク機能バーチャル化（ＮＦＶ）及びソフトウェア定義ネットワーク（ＳＤＮ）などの技術を使用できるように、該通信システムは、データ接続及びサービスをサポートするように定義されている。該通信システムは、主に、ネットワーク機能（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＮＦ）からなり、分散型の機能を用いて、実際のニーズに応じて構成されている。新しいネットワーク機能の追加及び削減は、全体ネットワークの機能に影響を与えない。該通信システムは、ユーザ機器（３ＧＰＰによる移動端末に対する命名）（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）、（無線）アクセスネットワーク（（Ｒ）ＡＮ）、ユーザプレーン機能（Ｕｓｅｒ Ｐｌａｎｅ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ ＵＰＦ）、データネットワーク（Ｄａｔａ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＤＮ）及び制御プレーン機能を含む。

制御プレーン機能は、アクセス及び移動管理機能（ＡＭＦ）と、セッション管理機能（ＳＭＦ）と、制御ポリシー機能（ＰＣＦ）と、統一データ管理（ＵＤＭ）とを含む。

ＵＥは、エアインターフェースを介して、ＲＡＮと通信する。ＲＡＮとＵＰＦとの間が第１の基準点Ｎ３を介して通信する。２つのＵＰＦの間が第２の基準点Ｎ９を介して通信する。ＰＳＡ ＵＰＦとＤＮとの間が第３の基準点Ｎ６を介して通信する。

上記ＵＥ、ＲＡＮ、ＵＰＦ、及びＤＮは、いずれも、複数であり得る。ＵＰＦが複数である場合、ＵＥのＰＤＵセッションアンカーユーザプレーン機能（ＰＳＡ ＵＰＦ）であるいくつかのＵＰＦが存在する。２つのＰＤＵセッションアンカーユーザプレーン機能（ＰＳＡ ＵＰＦ）の間が第４の基準点Ｎ１９を介して通信する（図１において示していない）。

ＵＥとＡＭＦとの間が第５の基準点Ｎ１を介して通信する。ＲＡＮとＡＭＦとの間が第６の基準点Ｎ２を介して通信する。ＵＰＦとＳＭＦとの間が第７の基準点Ｎ４通信を介して通信する。

図１に示されるネットワークアーキテクチャでは、以下の基準点を含む。

Ｎ１：ＵＥとＡＭＦとの間の基準点、
Ｎ２：（Ｒ）ＡＮとＡＭＦとの間の基準点、
Ｎ３：（Ｒ）ＡＮとＵＰＦとの間の基準点、
Ｎ４：ＳＭＦとＵＰＦとの間の基準点、
Ｎ６：ＰＳＡ ＵＰＦとデータネットワークとの間の基準点、
Ｎ９：２つのＵＰＦ間の基準点、
Ｎ１４：２つのＡＭＦ間の基準点、
Ｎ１９：５Ｇ ローカルネットワーク型サービスの２つのＰＳＡ ＵＰＦの間の基準点（図示しない）。

図１に示されるネットワークアーキテクチャでは、以下のサービス・ベースのインターフェースを含む。

Ｎａｍｆ：ＡＭＦにより示されたサービス・ベースのインターフェース、
Ｎｓｍｆ：ＳＭＦにより、示されたサービス・ベースのインターフェース、
Ｎ_ｐｃｆ：ＰＣＦにより示されたサービス・ベースのインターフェース、
Ｎ_ｕｄｍ：ＵＤＭにより示されたサービス・ベースのインターフェース。

バーチャルネットワークグループの通信は、１対１の通信と１対多の通信とを含む。１対１の通信は、バーチャルネットワークグループ内の２つのＵＥの間、又は、１つのＵＥとＤＮにおける１つの機器との間にユニキャスト通信を転送することをサポートする。１対多の通信は、ブロードキャストデータを１つのＵＥ（又はＤＮにおける機器）からバーチャルネットワークグループ内の全てのＵＥ及びＤＮにおける機器に転送し、又は、ブロードキャストデータを１つのＵＥ（又はＤＮにおける機器）からバーチャルネットワークグループ内の一部のＵＥ及びＤＮにおける機器に転送することをサポートする。

ブロードキャスト通信とは、バーチャルネットワークグループ内の１つのメンバー（ＵＥ又は機器）から送信されたブロードキャストデータであり、バーチャルネットワークグループ内の各メンバーに転送する必要がある。上記図１に示されるコアネットワークアーキテクチャをベースとして、本願の実施例は、ブロードキャスト通信の３種の通信方式をサポートする。

第１のローカル交換方式（第１の基準点Ｎ３又は第２の基準点Ｎ９に基づく）：
バーチャルネットワークグループのメンバーが同一のＰＳＡ ＵＰＦに接続された２つのＵＥを含む場合、ブロードキャストデータを第３の基準点Ｎ６の外に送信し、そして、外部ルータ又は交換台によりデータを戻すことがなく、２つのＵＥの間のブロードキャストデータをＰＳＡ ＵＰＦ内部において直接交換する。

図２を参照すると、ＵＥ１がＲＡＮ１と通信し、ＲＡＮ１が中間ＵＰＦ１と通信し、ＵＥ２がＲＡＮ２と通信し、ＲＡＮ２が中間ＵＰＦ２と通信する。ＵＥ１及びＵＥ２は、共に同一のＰＳＡ ＵＰＦに接続されており、ＵＥ１がブロードキャストデータパケットを送信するとき、ブロードキャストデータパケットを第３の基準点Ｎ６の外に送信することなく、直接ＰＳＡ ＵＰＦ内部においてブロードキャストデータパケットの交換を行い、それにより、ブロードキャストデータパケットをＵＥ２に送信する。

第２、第３の基準点Ｎ６に基づく方式：
バーチャルネットワークグループのブロードキャストグループメンバーが１つのＵＥとＤＮにおける１つの機器とを含む場合、ＵＥと機器との間のブロードキャストデータをＮ６を介して交換する必要がある。

図３を参照すると、ＵＥ１がＲＡＮ１と通信し、ＲＡＮ１がＵＰＦ１と通信し、ＰＳＡ ＵＰＦ１がＤＮと通信する。ＵＥ１がブロードキャストデータパケットを送信するとき、Ｎ６を介して、ブロードキャストデータパケットをＤＮにおける機器３に伝達する必要がある。

第３、第４の基準点Ｎ１９に基づく方式：
バーチャルネットワークグループのブロードキャストグループメンバーが異なるＰＳＡ ＵＰＦに接続された２つのＵＥを含む場合、２つのＵＥの間のブロードキャストデータを第４の基準点Ｎ１９を介して交換する必要があり、２つのＰＳＡ ＵＰＦの間にＮ１９トンネルが確立されている。

図４を参照すると、ＵＥ１がＲＡＮ１と通信し、ＲＡＮ１が中間ＵＰＦ１と通信し、ＵＥ４がＲＡＮ２と通信し、ＲＡＮ２が中間ＵＰＦ２と通信する。ＵＥ１及びＵＥ４は、それぞれ異なるＰＳＡ ＵＰＦ（ＰＳＡ ＵＰＦ１及びＰＳＡ ＵＰＦ２）に接続されており、２つのＰＳＡ ＵＰＦの間にＮ１９トンネルが確立されており、ＵＥ１がブロードキャストデータパケットを送信するとき、２つのＰＳＡ ＵＰＦの間のＮ１９トンネルを介してブロードキャストデータパケットの交換を行う必要があり、それにより、ブロードキャストデータパケットをＵＥ４に送信する。

図５は、本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートを示す。該方法は、ＵＰＦにより実行されてもよい。該方法は、ステップ５０１～ステップ５０３を含む。

ステップ５０１においては、ＵＰＦが、バーチャルネットワークグループにおける１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信し、ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスは、ブロードキャストアドレスである。

ブロードキャストデータパケットは、宛先ＩＰアドレス又は宛先ＭＡＣアドレスにより決定される。例示的には、ブロードキャストデータパケットにおける宛先ＩＰ／ＭＡＣアドレスは、ブロードキャストアドレス（例えば、ＩＰｖ４ブロードキャストアドレスが２５５．２５５．２５５．２５５又は１９２．１６８．１．２５５であり、ブロードキャストＭＡＣアドレスがＦＦ：ＦＦ：ＦＦ：ＦＦ：ＦＦ：ＦＦである）であり、同一のバーチャルネットワークグループのブロードキャストアドレスは、複数（例えば、３つ又は５つ）存在してもよく、複数のブロードキャストアドレスは、１つのブロードキャストアドレスリストを構成することができる。１つのブロードキャストデータパケットにおける宛先アドレスは、ブロードキャストアドレスリスト中の１つのブロードキャストアドレスであればよい。

ステップ５０２においては、ＵＰＦが、ブロードキャストデータパケットを少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

ＰＳＡ ＵＰＦには、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースが提供されている。図６を参照すると、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースは、第１のブロードキャスト内部インターフェースと、第２のブロードキャスト内部インターフェースとを含む。

第１のブロードキャスト内部インターフェースは、ローカルメンバーによってＮ３／Ｎ９を介して送信されたブロードキャストデータパケットを受信し、Ｎ３／Ｎ９、Ｎ６、Ｎ１９を介してバーチャルネットワークグループにおける全ての他のメンバー（オプションとしては、送信したメンバー自体を含む）に送信するためのものである。５Ｇシステムを例とすると、第１のブロードキャスト内部インターフェースは、５Ｇ ＶＮ ＢＣ ｉｎｔｅｒｎａｌ Ｒ、又は、他の名称として呼ばれてもよい。

第２のブロードキャスト内部インターフェースは、非ローカルメンバーによってＮ６／Ｎ１９を介して送信されたブロードキャストデータパケットを受信し、Ｎ３／Ｎ９を介してバーチャルネットワークグループのＰＳＡ ＵＰＦにおける全てのローカルメンバーに送信するためのものである。５Ｇシステムを例とすると、第２のブロードキャスト内部インターフェースは、５Ｇ ＶＮ ＢＣ ｉｎｔｅｒｎａｌ Ｃ、又は、他の名称として呼ばれてもよい。

任意選択で、ローカルメンバーは、該バーチャルネットワークグループ内の、現在のＵＰＦをＰＤＵセッションアンカーポイントとしたＵＥを含む。

ステップ５０３においては、ＵＰＦが、宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信する。

以上のように、本実施例に係る方法は、ＵＰＦに少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースを提供することによって、あるメンバーのブロードキャストデータパケットを受信すると、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信してから、宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介してバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信することで、バーチャルネットワークグループ内のブロードキャスト通信を実現することができる。

バーチャルネットワークグループ内の各ＰＳＡ ＵＰＦに対して、ＰＳＡ ＵＰＦの少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースには、少なくとも以下の第１の実施形態～第３の実施形態が存在する。

第１の実施形態：２つのブロードキャスト内部インターフェース、
第１のブロードキャスト内部インターフェース及び第２のブロードキャスト内部インターフェース、
第２の実施形態：３つのブロードキャスト内部インターフェース、
第１のブロードキャスト内部インターフェース、第２のブロードキャスト内部インターフェース及び第３のブロードキャスト内部インターフェース、
第３の実施形態：複数のブロードキャスト内部インターフェース、
１つの第１のブロードキャスト内部インターフェース及びｎ個の第２のブロードキャスト内部インターフェース（第２のブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれが１つのブロードキャストアドレスに対応し、ｎがブロードキャストアドレスの数である）、
又は、１つの第１のブロードキャスト内部インターフェース、ｎ個の第２のブロードキャスト内部インターフェース、及びｎ個の第３のブロードキャスト内部インターフェース（第２のブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれが１つのブロードキャストアドレスに対応し、第３のブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれが１つのブロードキャストアドレスに対応し、ｎがブロードキャストアドレスの数である）、
又は、ｎ個の第１のブロードキャスト内部インターフェース、及びｎ個の第２のブロードキャスト内部インターフェース（第１のブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれが１つのブロードキャストアドレスに対応し、第２のブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれが１つのブロードキャストアドレスに対応し、ｎがブロードキャストアドレスの数である）、
又は、ｎ個の第１のブロードキャスト内部インターフェース、ｎ個の第２のブロードキャスト内部インターフェース、及びｎ個の第３のブロードキャスト内部インターフェース（第１のブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれが１つのブロードキャストアドレスに対応し、第２のブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれが１つのブロードキャストアドレスに対応し、第３のブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれが１つのブロードキャストアドレスに対応し、ｎがブロードキャストアドレスの数である）。

以下の実施例では、単一のＰＳＡ ＵＰＦを用いる角度から、上記ブロードキャスト内部インターフェースについて説明するが、ブロードキャストデータパケットの伝達全プロセスは、複数のＰＳＡ ＵＰＦに関わる可能性があり、各ＰＳＡ ＵＰＦの処理プロセスが同一又は類似し、複数のＰＳＡ ＵＰＦの伝達によって、バーチャルネットワークグループ全体内のブロードキャスト通信を実現する。本明細書では、各ＰＳＡ ＵＰＦについて１つずつ説明しない。

上記第１の実施形態に対して：
図７を参照すると、本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートが示されている。該方法は、ＵＰＦにより実行されてもよく、該方法は、ステップ７０１～ステップ７０５を含む。

ステップ７０１においては、ＵＰＦが、バーチャルネットワークグループにおける１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信し、ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスは、ブロードキャストアドレスである。

ブロードキャストデータパケットを送信したメンバーを、バーチャルネットワークグループ内のいずれかのメンバーであってもよいメンバーＡとする。バーチャルネットワークグループに複数のブロードキャストアドレスが存在する場合、ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスは、複数のブロードキャストアドレスのうちの１つのブロードキャストアドレスである。

ＵＰＦは、メンバーＡがＵＰＦのローカルメンバーである場合、Ｎ３又はＮ９を介してメンバーＡのブロードキャストデータパケットを受信し、メンバーＡがＵＰＦの非ローカルメンバーである場合、Ｎ６を介して又はＮ１９メンバーＡのブロードキャストデータパケットを受信する。

ステップ７０２においては、ブロードキャストデータパケットが、第１の基準点又は第２の基準点からのブロードキャストデータである場合、ＵＰＦがブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

ＵＰＦは、ローカルメンバーによってＮ３又はＮ９を介して送信されたブロードキャストデータパケットを受信すると、該ブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

ステップ７０３においては、ＵＰＦが、第１のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループ内の各メンバーのそれぞれに対応する第１の基準点、又は第２の基準点、又は第３の基準点、又は第４の基準点から、バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信する。

図８に示すように、メンバーＡがブロードキャストデータパケットを送信し、第１のブロードキャスト内部インターフェースは、メンバーＢとメンバーＡとが同一のＰＳＡ ＵＰＦに接続されたメンバーである場合、ブロードキャストデータパケットをメンバーＢに対応するＮ３又はＮ９を介してメンバーＢに送信し、メンバーＣがＤＮにおける機器である場合、ブロードキャストデータパケットをメンバーＣに対応するＮ６を介してメンバーＣに送信し、メンバーＤとメンバーＡとが異なるＰＳＡ ＵＰＦに接続されたメンバーである場合、ブロードキャストデータパケットをメンバーＤに対応するＮ１９を介してメンバーＤに送信する。

なお、本ステップでの「全てのメンバー」は、該ブロードキャストデータパケットを送信したメンバーを含んでもよいし、該ブロードキャストデータパケットを送信したメンバーを含まなくてもよい。

ステップ７０４において、ブロードキャストデータパケットが第３の基準点又は第４の基準点からのブロードキャストデータである場合、ＵＰＦが、ブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

ＵＰＦは、非ローカルメンバーによってＮ６又はＮ１９を介して送信されたブロードキャストデータパケットを受信すると、該ブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

ステップ７０５において、ＵＰＦが、第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点又は第２の基準点から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信する。

図８に与えられる１つの例のように、メンバーＣがブロードキャストデータパケットを送信する場合、ＰＳＡ ＵＰＦ１は、Ｎ６からのブロードキャストデータパケットを受信し、ＰＳＡ ＵＰＦ１の第２のブロードキャスト内部インターフェースに入れ、次に、ブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースにより、メンバーＡに対応するＮ９を介してメンバーＡに送信し、メンバーＢに対応するＮ９を介してメンバーＢに送信する。ＰＳＡ ＵＰＦ２も、同様に、Ｎ６からのブロードキャストデータパケットを受信し、ＰＳＡ ＵＰＦ２の第２のブロードキャスト内部インターフェースに入れ、次に、そのブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースにより、メンバーＤに対応するＮ３を介してメンバーＤに送信する。このようにして、メンバーＣによって送信されたブロードキャストデータパケットを全てのメンバーに送信する。

図８に与えられる他の例のように、メンバーＡがブロードキャストデータパケットを送信する場合、ＰＳＡ ＵＰＦ１は、Ｎ９からのブロードキャストデータパケットを受信し、ＰＳＡ ＵＰＦ１の第１のブロードキャスト内部インターフェースに入れ、第１のブロードキャスト内部インターフェースにより、ブロードキャストデータパケットをメンバーＢに対応するＮ９インターフェースからメンバーＢに送信し（ＰＳＡ ＵＰＦ１は、ネットワーク配置に基づいて、該ブロードキャストデータパケットをＮ９インターフェースからメンバーＡ自体に送信してもよい）、Ｎ６インターフェースからＤＮのメンバーＣに送信し、Ｎ１９インターフェースからＰＳＡ ＵＰＦ２に送信する。ＰＳＡ ＵＰＦ２は、Ｎ１９からのブロードキャストデータパケットを受信し、ＰＳＡ ＵＰＦ２の第２のブロードキャスト内部インターフェースに入れ、次に、第２のブロードキャスト内部インターフェースにより、このブロードキャストデータパケットをＮ３インターフェースを介してローカルメンバーＤに送信する。このようにして、メンバーＡから送信されたブロードキャストデータパケットを全てのメンバーに送信する。

以上のように、本実施例に係る方法は、ＵＰＦに第１のブロードキャスト内部インターフェースを提供することによって、ローカルメンバーのブロードキャストデータパケットを受信すると、ローカルメンバーのブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信してから、第１のブロードキャスト内部インターフェースを介してバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信する（現在のＵＰＦ以外のルートにおいて、バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信するには、続いて、別のＵＰＦの第２の又は第３のブロードキャスト内部インターフェースを介する必要があり得る）ことで、バーチャルネットワークグループ内のブロードキャスト通信を実現することができる。

本実施例に係る方法は、ＵＰＦに第２のブロードキャスト内部インターフェースを提供することによって、非ローカルメンバーのブロードキャストデータパケットを受信すると、非ローカルメンバーのブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信してから、第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ＵＰＦに接続された全てのローカルメンバーに送信することで、バーチャルネットワークグループ内のブロードキャスト通信を実現することができるとともに、さらに、不必要なトラフィック転送ことを回避し、ネットワーク伝送リソースを節約することができる。

図７に基づく選択的な実施例では、バーチャルネットワークグループ内のブロードキャストトラフィック転送の実現プロセスは、バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦに対して、ＵＰＦ内の少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースを用いることである。各ＵＰＦのブロードキャスト内部インターフェースの間で行なわれたブロードキャストデータパケットの転送を２つのステップにより検出する。

第１のステップでは、ＵＰＦにインストールされたＰＤＲルールは、任意のバーチャルネットワークグループ内のメンバーから（Ｎ３、又はＮ９、又はＮ６、又はＮ１９を介して）受信したブロードキャストデータパケットを検出し、ＵＰＦにおけるＦＡＲルールを用いて、ブロードキャストデータパケットをＵＰＦのブロードキャスト内部インターフェース、すなわち、ブロードキャスト内部インターフェースに対して設けられた宛先インターフェースに転送する。

第２のステップでは、ＵＰＦにインストールされたブロードキャスト内部インターフェースにおけるＰＤＲルールは、ブロードキャストデータパケットを検出し、ブロードキャストデータパケットがＰＤＲルールとマッチングすると、ブロードキャスト内部インターフェースにおける対応するＦＡＲルールを用いて、Ｎ３又はＮ６、又は、Ｎ９又はＮ１９を介して、ブロードキャストデータパケットを対応するバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに転送する。

従って、バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦに対して、Ｎ４ルール（すなわち、ＰＤＲルール及びＦＡＲルール）が配置されており、ＰＤＲルール及びＦＡＲルールの例示的な配置は、以下のとおりである。

第１のＰＤＲルール及び第１のＦＡＲルール
ＵＰＦが該ＵＥから受信したブロードキャストデータパケットを処理するように、バーチャルネットワークグループの各メンバーのＮ４セッション（すなわち、各メンバーのＰＤＵセッションに対応するＮ４セッション）に対して、ＳＭＦによって、第１のＰＤＲルール及び第１のＦＡＲルールが提供されている。

バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦに対して、ＵＰＦには、各ローカルメンバーに対応する第１のＰＤＲルール及び第１のＦＡＲルールが設定されている。図９に示すように、ＵＰＦは、第１のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第１の基準点Ｎ３又は第２の基準点Ｎ９からのブロードキャストデータであることを検出した場合、第１のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

トラフィックを検出するために、第１のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがアクセス側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報がＰＤＵセッションの第１の基準点又は第２の基準点のトンネルヘッダー（Ｎ３又はＮ９インターフェースに対応するアップリンクＩＰアドレス及びアップリンクＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤ情報を含む）として設定され、ＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤがＧＰＲＳトンネリングプロトコル端点識別子（ＧＰＲＳ Ｔｕｎｎｅｌｌｉｎｇ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｔｕｎｎｅｌ Ｅｎｄｐｏｉｎｔ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）の略であることを含む。

トラフィックを転送するために、第１のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含む。

第２のＰＤＲルール及び第２のＦＡＲルール
ＵＰＦがＮ６を介して受信したブロードキャストデータパケットを処理するように、ＵＰＦに対して、ＳＭＦによって、グループレベルセッションに対応する第２のＰＤＲルール及び第２のＦＡＲルールが配置されている。グループレベルセッションは、バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、グループレベルセッションは、ＵＰＦ及びＳＭＦとの間のセッション、すなわち、グループレベルＮ４セッションである。

バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦ（又は、ニーズがあるＵＰＦ）に対して、ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第２のＰＤＲルール及び第２のＦＡＲルールが設定されている。図９に示すように、前記第２のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第３の基準点Ｎ６からのブロードキャストデータであることを検出した場合、第２のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

トラフィックを検出するために、第２のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定されることを含む。

トラフィックを転送するために、第２のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含む。

第３のＰＤＲルール及び第３のＦＡＲルール
ＵＰＦがＮ１９を介して受信したブロードキャストデータパケットを処理するように、ＵＰＦに対して、ＳＭＦによって、グループレベルセッションに対応する第３のＰＤＲルール及び第３のＦＡＲルールが配置されている。

バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦ（又は、ニーズがあるＵＰＦ）に対して、ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第３のＰＤＲルール及び第３のＦＡＲルールが設定されている。図９に示すように、第３のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第４の基準点Ｎ１９からのブロードキャストデータであることを検出した場合、第３のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを第３のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

トラフィックを検出するために、第３のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスが前記ブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダー（Ｎ１９インターフェースに対応する受信ＩＰアドレス及び受信ＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤ情報を含む）として設定されることを含む。

トラフィックを転送するために、第３のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含む。

第４のＰＤＲルール及び第４のＦＡＲルール
ＵＰＦが該ＵＥから受信したブロードキャストデータパケットを処理するように、バーチャルネットワークグループの各メンバーのＮ４セッション（すなわち、各メンバーのＰＤＵセッションに対応するＮ４セッション）に対して、ＳＭＦによって、第４のＰＤＲルール及び第４のＦＡＲルールが提供されている。

バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦに対して、ＵＰＦには、各ローカルメンバーに対応する第４のＰＤＲルール及び第４のＦＡＲルールが設定されている。図９に示すように、ＵＰＦは、第４のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第１のブロードキャスト内部インターフェースからのブロードキャストデータであることを検出した場合、第４のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループの各メンバーのそれぞれに対応する第１の基準点、又は第２の基準点、又は第３の基準点、又は第４の基準点から、バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信する。

トラフィックを検出するために、第４のＰＤＲルールは、送信元ポートが第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含む。

トラフィックを転送するために、第４のＦＡＲルールは、ローカルメンバーに対応して、外部ヘッダーが第１の基準点Ｎ３又は第２の基準点Ｎ９を指示するトンネル情報（Ｎ３又はＮ９インターフェースに対応するダウンリンクＩＰアドレス及びダウンリンクＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤ情報を含む）を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、又は、ＤＮにおける機器に対応して、外部ヘッダーが第３の基準点Ｎ６を指示する情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、又は、Ｎ１９トンネルに接続されたメンバーに対応して、外部ヘッダーが第４の基準点Ｎ１９を指示するトンネル情報（Ｎ１９インターフェースに対応する相手先ＰＳＡ ＵＰＦのＩＰアドレス及びＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤ情報を含む）を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含む。

第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルール
ＵＰＦがＮ６又はＮ１９から受信されたブロードキャストデータパケットを処理するように、ＵＰＦに対して、ＳＭＦによって、グループレベルセッションに対応する第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルールが配置されている。

ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルールが設定されている。図９に示すように、ＵＰＦは、第５のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第２のブロードキャスト内部インターフェースのブロードキャストデータであることを検出した場合、第５のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを、ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点Ｎ３又は第２の基準点Ｎ９から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信する。

トラフィックを検出するために、第５のＰＤＲルールは、送信元ポートが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含む。

トラフィックを転送するために、第５のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点Ｎ３又は第２の基準点Ｎ９を指示するトンネル情報（Ｎ３又はＮ９インターフェースに対応するダウンリンクＩＰアドレス及びダウンリンクＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤ情報を含む）を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含む。

上記第２の実施形態に対して：
図１０を参照すると、本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートが示されている。該方法は、ＵＰＦにより実行されてもよく、該方法は、ステップ１００１～ステップ１００７を含む。

ステップ１００１においては、ＵＰＦが、バーチャルネットワークグループにおける１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信し、ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスは、ブロードキャストアドレスである。

ブロードキャストデータパケットを送信したメンバーを、バーチャルネットワークグループ内のいずれかのメンバーであってもよいメンバーＡとする。バーチャルネットワークグループに複数のブロードキャストアドレスが存在する場合、ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスは、複数のブロードキャストアドレスのうちの１つのブロードキャストアドレスである。

ＵＰＦは、メンバーＡがＵＰＦのローカルメンバーである場合、Ｎ３又はＮ９を介してメンバーＡのブロードキャストデータパケットを受信し、メンバーＡがＵＰＦの非ローカルメンバーである場合、Ｎ６を介して又はＮ１９メンバーＡのブロードキャストデータパケットを受信する。

ステップ１００２においては、ブロードキャストデータパケットが第１の基準点又は第２の基準点からのブロードキャストデータである場合、ＵＰＦが、ブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

ＵＰＦは、ローカルメンバーによってＮ３又はＮ９を介して送信されたブロードキャストデータパケットを受信すると、該ブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

ステップ１００３においては、ＵＰＦが、第１のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループ内の各メンバーのそれぞれに対応する第１の基準点、又は第２の基準点、又は第３の基準点、又は第４の基準点から、バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信する。

図８に示すように、メンバーＡがブロードキャストデータパケットを送信し、メンバーＢとメンバーＡとが同一のＰＳＡ ＵＰＦに接続されたメンバーである場合、第１のブロードキャスト内部インターフェースは、ブロードキャストデータパケットをメンバーＢに対応するＮ３又はＮ９を介してメンバーＢに送信し、メンバーＣがＤＮにおける機器である場合、第１のブロードキャスト内部インターフェースは、ブロードキャストデータパケットをメンバーＣに対応するＮ６を介してメンバーＣに送信し、メンバーＤとメンバーＡとが異なるＰＳＡ ＵＰＦに接続されたメンバーである場合、第１のブロードキャスト内部インターフェースは、ブロードキャストデータパケットをメンバーＤに対応するＮ１９を介して、メンバーＤが接続されたＰＳＡ ＵＰＦ２に送信し、このＰＳＡ ＵＰＦ２は、該ブロードキャストデータパケットをＰＳＡ ＵＰＦ２の第３のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、次に、その第３のブロードキャスト内部インターフェースを介してＮ３又はＮ９インターフェースをメンバーＤに送信する。

なお、本ステップでの「全てのメンバー」は、該ブロードキャストデータパケットを送信したメンバーを含んでもよいし、該ブロードキャストデータパケットを送信したメンバーを含まなくてもよい。

ステップ１００４においては、ブロードキャストデータパケットが第３の基準点からのブロードキャストデータである場合、ＵＰＦが、ブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

ＵＰＦは、非ローカルメンバーによってＮ６を介して送信されたブロードキャストデータパケットを受信すると、該ブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

ステップ１００５において、ＵＰＦが、第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点又は第２の基準点から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信する。

図８に与えられる１つの例のように、メンバーＣがブロードキャストデータパケットを送信する場合、ＰＳＡ ＵＰＦ１は、Ｎ６からのブロードキャストデータパケットを受信し、ＰＳＡ ＵＰＦ１自体の第２のブロードキャスト内部インターフェースに入れ、次に、第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをメンバーＡに対応するＮ９を介してメンバーＡに送信し、メンバーＢに対応するＮ９を介してメンバーＢに送信する。ＰＳＡ ＵＰＦ２も、同様に、Ｎ６からのブロードキャストデータパケットを受信すると、ＰＳＡ ＵＰＦ２の第２のブロードキャスト内部インターフェースに入れ、次に、ＰＳＡ ＵＰＦ２自体の第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをメンバーＤに対応するＮ３を介してメンバーＤに送信する。このようにして、メンバーＣから送信されたブロードキャストデータパケットを全てのメンバーに送信する。

ステップ１００６においては、ブロードキャストデータパケットが第４の基準点からのブロードキャストデータである場合、ＵＰＦが、ブロードキャストデータパケットを第３のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

ＵＰＦは、非ローカルメンバーによってＮ１９を介して送信されたブロードキャストデータパケットを受信すると、該ブロードキャストデータパケットを第３のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

ステップ１００７においては、ＵＰＦが、第３のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点又は第２の基準点から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信する。

図８に与えられる他の例のように、メンバーＡがブロードキャストデータパケットを送信する場合、ＰＳＡ ＵＰＦ１は、Ｎ９からのブロードキャストデータパケットを受信し、ＰＳＡ ＵＰＦ１自体の第１のブロードキャスト内部インターフェースに入れ、第１のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをメンバーＢに対応するＮ９インターフェースからメンバーＢに送信し（ＰＳＡ ＵＰＦ１は、ネットワーク配置に基づいて、このブロードキャストデータパケットをＮ９インターフェースからメンバーＡ自体に送信してもよい）、Ｎ６インターフェースからＤＮのメンバーＣに送信し、Ｎ１９インターフェースからＰＳＡ ＵＰＦ２に送信する。ＰＳＡ ＵＰＦ２は、Ｎ１９からのブロードキャストデータパケットを受信し、ＰＳＡ ＵＰＦ２自体の第３のブロードキャスト内部インターフェースに入れ、次に第３のブロードキャスト内部インターフェースにより、このブロードキャストデータパケットを、Ｎ３インターフェースを介してローカルメンバーＤに送信する。このようにして、メンバーＡから送信されたブロードキャストデータパケットを全てのメンバーに送信する。

以上のように、本実施例に係る方法は、ＵＰＦに第１のブロードキャスト内部インターフェースを提供することによって、ローカルメンバーのブロードキャストデータパケットを受信すると、ローカルメンバーのブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信してから、第１のブロードキャスト内部インターフェースをバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信することで、バーチャルネットワークグループ内のブロードキャスト通信を実現することができる。

本実施例に係る方法は、ＵＰＦに第２のブロードキャスト内部インターフェースを提供することによって、Ｎ６からの非ローカルメンバーのブロードキャストデータパケットを受信すると、非ローカルメンバーのブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信してから、第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ＵＰＦに接続された全てのローカルメンバーに送信することで、バーチャルネットワークグループ内のブロードキャスト通信を実現することができるとともに、さらに不必要なトラフィック転送ことを回避し、ネットワーク伝送リソースを節約することができる。

本実施例に係る方法は、ＵＰＦに第３のブロードキャスト内部インターフェースを提供することによって、Ｎ１９からの非ローカルメンバーのブロードキャストデータパケットを受信すると、非ローカルメンバーのブロードキャストデータパケットを第３のブロードキャスト内部インターフェースに送信してから、第３のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ＵＰＦに接続された全てのローカルメンバーに送信することで、バーチャルネットワークグループ内のブロードキャスト通信を実現することができるとともに、さらに不必要なトラフィック転送ことを回避し、ネットワーク伝送リソースを節約することができる。

図１０に基づく選択的な実施例では、バーチャルネットワークグループ内のブロードキャストトラフィック転送の実現プロセスは、バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦに対して、ＵＰＦ内の少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースを用いることである。各ＵＰＦのブロードキャスト内部インターフェース間で行なわれたブロードキャストデータパケットの転送を２つのステップにより検出する。

第１のステップでは、ＵＰＦにインストールされたＰＤＲルールは、任意のバーチャルネットワークグループ内のメンバーから（Ｎ３又はＮ９、又は、Ｎ６又はＮ１９を介して）受信したブロードキャストデータパケットを検出し、ブロードキャストデータパケットがＰＤＲルールとマッチングすると、ＵＰＦにおけるＦＡＲルールを用いて、ブロードキャストデータパケットをＵＰＦのブロードキャスト内部インターフェース、すなわち、ブロードキャスト内部インターフェースに対して設けられた宛先インターフェースに転送する。

第２のステップでは、ＵＰＦにインストールされたブロードキャスト内部インターフェースのＰＤＲルールは、ブロードキャストデータパケットを検出し、ブロードキャストデータパケットがＰＤＲルールとマッチングすると、ブロードキャスト内部インターフェースにおける対応するＦＡＲルールを用いて、Ｎ３又はＮ６、又は、Ｎ９又はＮ１９を介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに転送する。

従って、バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦに対して、Ｎ４ルール（すなわち、ＰＤＲルール及びＦＡＲルール）が配置されている。ＰＤＲルール及びＦＡＲルールの例示的な配置は、以下のとおりである。

第１のＰＤＲルール及び第１のＦＡＲルール
ＵＰＦが該ＵＥから受信したブロードキャストデータパケットを処理するように、バーチャルネットワークグループの各メンバーのＮ４セッション（すなわち、各メンバーのＰＤＵセッションに対応するＮ４セッション）に対して、ＳＭＦによって、第１のＰＤＲルール及び第１のＦＡＲルールが提供されている。

バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦに対して、ＵＰＦには、各ローカルメンバーに対応する第１のＰＤＲルール及び第１のＦＡＲルールが設定されている。図１１に示すように、ＵＰＦは、第１のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第１の基準点Ｎ３又は第２の基準点Ｎ９からのブロードキャストデータであることを検出した場合、第１のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

トラフィックを検出するために、第１のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがアクセス側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報がＰＤＵセッションの第１の基準点又は第２の基準点のトンネルヘッダー（Ｎ３又はＮ９インターフェースに対応するアップリンクＩＰアドレス及びアップリンクＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤ情報を含む）として設定されることを含む。

トラフィックを転送するために、第１のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含む。

第２のＰＤＲルール及び第２のＦＡＲルール
ＵＰＦがＮ６を介して受信したブロードキャストデータパケットを処理するように、ＵＰＦに対して、ＳＭＦによって、グループレベルセッションに対応する第２のＰＤＲルール及び第２のＦＡＲルールが配置されている。グループレベルセッションは、バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、グループレベルセッションは、ＵＰＦ及びＳＭＦとの間のセッション、すなわち、グループレベルＮ４セッションである。

バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦ（又は、ニーズがあるＵＰＦ）に対して、ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第２のＰＤＲルール及び第２のＦＡＲルールが設定されている。図１１に示すように、前記第２のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第３の基準点Ｎ６からのブロードキャストデータであることを検出した場合、第２のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

トラフィックを検出するために、第２のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定されることを含む。

トラフィックを転送するために、第２のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含む。

第６のＰＤＲルール及び第６のＦＡＲルール
ＵＰＦがＮ１９を介して受信したブロードキャストデータパケットを処理するように、ＵＰＦに対して、ＳＭＦによって、グループレベルセッションに対応する第６のＰＤＲルール及び第６のＦＡＲルールが配置されている。

バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦ（又は、ニーズがあるＵＰＦ）に対して、ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第６のＰＤＲルール及び第６のＦＡＲルールが設定されている。図１１に示すように、第６のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第４の基準点Ｎ１９からのブロードキャストデータであることを検出した場合、第６のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを第３のブロードキャスト内部インターフェースに送信する。

トラフィックを検出するために、第６のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスが前記ブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダー（Ｎ１９インターフェースに対応するＩＰアドレス及びＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤ情報を含む）として設定されることを含む。

トラフィックを転送するために、第６のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含む。

第４のＰＤＲルール及び第４のＦＡＲルール
ＵＰＦが該ＵＥから受信したブロードキャストデータパケットを処理するように、バーチャルネットワークグループの各メンバーのＮ４セッション（すなわち、各メンバーのＰＤＵセッションに対応するＮ４セッション）に対して、ＳＭＦによって、第４のＰＤＲルール及び第４のＦＡＲルールが提供されている。

バーチャルネットワークグループ内の各ＵＰＦに対して、ＵＰＦには、各ローカルメンバーに対応する第４のＰＤＲルール及び第４のＦＡＲルールが設定されている。ＵＰＦは、第４のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第１のブロードキャスト内部インターフェースからのブロードキャストデータであることを検出した場合、第４のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループの各メンバーのそれぞれに対応する第１の基準点、又は第２の基準点、又は第３の基準点、又は第４の基準点から、バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信する。

トラフィックを検出するために、第４のＰＤＲルールは、送信元ポートが第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含む。

トラフィックを転送するために、第４のＦＡＲルールは、ローカルメンバーに対応して、外部ヘッダーが第１の基準点Ｎ３又は第２の基準点Ｎ９を指示するトンネル情報（Ｎ３又はＮ９インターフェースに対応するダウンリンクＩＰアドレス及びダウンリンクＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤ情報を含む）を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、又は、ＤＮにおける機器に対応して、外部ヘッダーが第３の基準点Ｎ６を指示する情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、又は、Ｎ１９トンネルに接続されたメンバーに対応して、外部ヘッダーが第４の基準点Ｎ１９を指示するトンネル情報（Ｎ１９インターフェースに対応するＩＰアドレス及びＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤ情報を含む）を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含む。

第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルール
ＵＰＦがＮ６から受信したブロードキャストデータパケットを処理するように、ＵＰＦに対して、ＳＭＦによって、グループレベルセッションに対応する第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルールが配置されている。

ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルールが設定されている。ＵＰＦは、第５のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第２のブロードキャスト内部インターフェースのブロードキャストデータであることを検出した場合、第５のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを、ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点Ｎ３又は第２の基準点Ｎ９から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信する。

トラフィックを検出するために、第５のＰＤＲルールは、送信元ポートが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含む。

トラフィックを転送するために、第５のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点Ｎ３又は第２の基準点Ｎ９を指示するトンネル情報（Ｎ３又はＮ９インターフェースに対応するダウンリンクＩＰアドレス及びダウンリンクＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤ情報を含む）を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含む。

第７のＰＤＲルール及び第７のＦＡＲルール
ＵＰＦがＮ１９から受信したブロードキャストデータパケットを処理するように、ＵＰＦに対して、ＳＭＦによって、グループレベルセッションに対応する第７のＰＤＲルール及び第７のＦＡＲルールが配置されている。

ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第７のＰＤＲルール及び第７のＦＡＲルールが設定されている。ＵＰＦが第７のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第３のブロードキャスト内部インターフェースのブロードキャストデータであることを検出した場合、第７のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを、ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点Ｎ３又は第２の基準点Ｎ９から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信する。

トラフィックを検出するために、第７のＰＤＲルールは、送信元ポートが第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含む。

トラフィックを転送するために、第７のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点Ｎ３又は第２の基準点Ｎ９を指示するトンネル情報（Ｎ３又はＮ９インターフェースに対応するダウンリンクＩＰアドレス及びダウンリンクＧＴＰ－Ｕ ＴＥＩＤ情報を含む）を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含む。

第３の実施形態に対して
上記ＰＤＲルール及び上記ＦＡＲルールのブロードキャストアドレスリストは、複数のブロードキャストアドレス、例えば、３つのブロードキャストアドレス又は５つのブロードキャストアドレスを含む。

ブロードキャストアドレスリスト中のブロードキャストアドレスがｍ個である場合、上記第１のブロードキャスト内部インターフェース、第２のブロードキャスト内部インターフェース、第３のブロードキャスト内部インターフェースのうちの少なくとも１つのインターフェースは、ｍ個のブロードキャスト内部インターフェースとして実現されてもよく、ブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれが１つのブロードキャストアドレスに対応する。ただし、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

第１のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個の第１のブロードキャスト内部インターフェースとして実現される場合、ｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスである。

第１のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがアクセス側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報がＰＤＵセッションの第１の基準点又は第２の基準点のトンネルヘッダーとして設定されることを含み、第１のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含む。

第４のＰＤＲルールは、送信元ポートがｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、又は、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第３の基準点を指示する情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、又は、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第４の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含む。

第２のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして実現される場合、ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスである。

第２のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定されることを含み、第２のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含む。

第３のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、第３のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

第５のＰＤＲルールは、送信元ポートがｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、第５のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含む。

第３のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個の第３のブロードキャスト内部インターフェースとして実現される場合、ｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスである。

第６のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、第６のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含む。

第７のＰＤＲルールは、送信元ポートがｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、第７のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含む。

少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースが第１のブロードキャスト内部インターフェースと、ｍ個の第２のブロードキャスト内部インターフェースとを含むことを例とすると、第２のブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれが１つのブロードキャストアドレスに対応し、ｍはブロードキャストアドレスの数である。

ブロードキャストデータパケットが第１の基準点又は第２の基準点からのブロードキャストデータである場合、ＵＰＦは、ブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、第１のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループ内の各メンバーのそれぞれに対応する第１の基準点、又は第２の基準点、又は第３の基準点、又は第４の基準点から、バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信する。

ブロードキャストデータパケットが第３の基準点又は第４の基準点からのブロードキャストデータであり、且つ、ブロードキャストデータパケットのブロードキャストアドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスである場合、ＵＰＦがブロードキャストデータパケットをｉ番目のブロードキャストアドレスに対応する第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、ｉ番目のブロードキャストアドレスに対応する第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点又は第２の基準点から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信する。

ｍ個の第１のブロードキャスト内部インターフェースの実施例、又は、ｍ個の第３のブロードキャスト内部インターフェースの実施例は、当業者が上記実施例に基づいて想到しやすい内容であるため、１つ１つ説明しない。

なお、上記異なるブロードキャスト内部インターフェースに対応するブロードキャストアドレスは、同じであってもよいし、異なってもよいが、これについて限定しない。

ＰＤＲルール及びＦＡＲルールの配置プロセス
上記ＰＤＲルール及びＦＡＲルールは、ＳＭＦによって、対応するＵＰＦに対して配置されている。図１２は、本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートを示す。該方法は、ＳＭＦによって、実行されてもよく、該方法は、ステップ１２０２及びステップ１２０４を含む。

ステップ１２０２においては、ＳＭＦが、ＰＤＲルール及びＦＡＲルールを生成する。

ＰＤＲルール及びＦＡＲルールは、ブロードキャストルール又はＮ４ルールとも呼ばれる。本実施例では、ＰＤＲルール及びＦＡＲルールの命名について限定しない。

ステップ１２０４においては、ＳＭＦが、バーチャルネットワークグループのメンバーのそれぞれに対応するＵＰＦに対してＰＤＲルール及びＦＡＲルールを配置する。

ＰＤＲルール及びＦＡＲルールは、ＵＰＦがバーチャルネットワークグループにおける１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信するためのものであり、ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスがブロードキャストアドレスであり、ブロードキャストデータパケットを少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信し、宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信する。

上記実施例に基づいて分かるように、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースには、複数の実施形態が存在する。

図１３に示すように、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースが第１のブロードキャスト内部インターフェースを含む場合、上記ステップ１２０２及びステップ１２０４は、ステップ１２０２ａ及びステップ１２０４ａとして実現されてもよい。

ステップ１２０２ａにおいては、ＳＭＦが、第１のＰＤＲルールと第１のＦＡＲルール、及び第４のＰＤＲルールと第４のＦＡＲルールを生成する。

「第１のＰＤＲルール及び第１のＦＡＲルール」、「第４のＰＤＲルール及び第４のＦＡＲルール」についての説明は、上記実施例での説明を参照することができ、本実施例では繰り返し説明しない。

ステップ１２０４ａにおいては、バーチャルネットワークグループ内の各メンバーがＰＤＵセッションを確立するプロセスにおいて、ＳＭＦが、メンバーに対応するＵＰＦに対して、メンバーに対応する第１のＰＤＲルールと第１のＦＡＲルール、及び第４のＰＤＲルールと第４のＦＡＲルールを配置する。

図１４に示すように、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースを含む場合、上記ステップ１２０２及びステップ１２０４は、ステップ１２０２ｂ及びステップ１２０４ｂとして実現されてもよい。

ステップ１２０２ｂにおいては、ＳＭＦが、第２のＰＤＲルール及び第２のＦＡＲルール、及び第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルールを生成する。

「第２のＰＤＲルール及び第２のＦＡＲルール」、「第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルール」についての説明は、上記実施例での説明を参照することができ、本実施例では繰り返し説明しない

ステップ１２０４ｂにおいては、ＵＰＦが、バーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択されたＵＰＦである場合、ＳＭＦがＵＰＦに対して第２のＰＤＲルールと第２のＦＡＲルール、及び第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置する。

任意選択で、ＵＰＦがバーチャルネットワークグループ内のメンバーにより１番目に選択されたＵＰＦである場合、１番目に選択されたＵＰＦのそれぞれに対して、グループレベルのＮ６インターフェースに関連する第２のＰＤＲルールと第２のＦＡＲルール、及び第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置する。

なお、バーチャルネットワークグループ内のメンバーが複数である可能性があるため、選択されたＵＰＦも複数である可能性があり、各ＵＰＦとＤＮとの間がＮ６インターフェースで接続される。

図１５に示すように、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースを含む場合、上記ステップ１２０２及びステップ１２０４は、ステップ１２０２ｃ、及び、ステップ１２０４ｃ１～ステップ１２０４ｃ３として実現されてもよい。

ステップ１２０２ｃにおいては、ＳＭＦが、第３のＰＤＲルールと第３のＦＡＲルール、及び第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを生成する。

「第３のＰＤＲルール及び第３のＦＡＲルール」、「第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルール」についての説明は、上記実施例での説明を参照することができ、本実施例では繰り返し説明しない

ステップ１２０４ｃ１においては、ＵＰＦが選択されており、且つ、ＵＰＦがバーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択されたＮ（Ｎは２以上の整数）番目のＵＰＦである場合、バーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択された１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦのうちのＵＰＦのそれぞれとＮ番目のＵＰＦとの間で、バーチャルネットワークグループに対応するグループレベルの第４の基準点を確立する。

任意選択で、ＵＰＦが１番目に選択されており、且つ、ＵＰＦがバーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択されたＮ番目のＵＰＦである場合、バーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択された１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦのうちのＵＰＦのそれぞれとＮ番目のＵＰＦとの間で、バーチャルネットワークグループに対応するグループレベルの第４の基準点Ｎ１９トンネルを確立する。

例示的に図８を参照すると、ＰＳＡ ＵＰＦ２がメンバーＤにより１番目に選択されたＵＰＦであり、且つ、ＰＳＡ ＵＰＦ２がバーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択された２番目のＵＰＦである（バーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択された１番目のＵＰＦであるＰＳＡ ＵＰＦ１が存在している）場合、ＰＳＡ ＵＰＦ２とＰＳＡ ＵＰＦ１とがＮ１９ ＧＴＰ－Ｕトンネルを確立する。

ステップ１２０４ｃ２においては、ＳＭＦが、１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦのうちのＵＰＦのそれぞれに対して、Ｎ番目のＵＰＦとの間の第４の基準点に関連する第３のＰＤＲルールと第３のＦＡＲルール、及び第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置する。

ステップ１２０４ｃ３においては、ＳＭＦが、Ｎ番目のＵＰＦに対して、１番目のＵＰＦと（Ｎ－１）番目のＵＰＦとの間の第４の基準点に関連する第３のＰＤＲルールと第３のＦＡＲルール、及び第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置する。

図１６に示すように、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースが第３のブロードキャスト内部インターフェースを含む場合、上記ステップ１２０２及びステップ１２０４は、ステップ１２０２ｄ、及び、ステップ１２０４ｄ１～ステップ１２０４ｄ３として実現されてもよい。

ステップ１２０２ｄにおいては、ＳＭＦが、第６のＰＤＲルールと第６のＦＡＲルール、及び第７のＰＤＲルールと第７のＦＡＲルールを生成する。

「第６のＰＤＲルール及び第６のＦＡＲルール」、「第７のＰＤＲルール及び第７のＦＡＲルール」についての説明は、上記実施例での説明を参照することができ、本実施例では繰り返し説明しない

ステップ１２０４ｄ１においては、ＵＰＦが選択されており、且つ、ＵＰＦがバーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択されたＮ（Ｎは２以上の整数）番目のＵＰＦである場合、バーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択された１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦのうちのＵＰＦのそれぞれとＮ番目のＵＰＦとの間で、バーチャルネットワークグループに対応するグループレベルの第４の基準点を確立する。

任意選択で、ＵＰＦが１番目に選択されており、且つ、ＵＰＦがバーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択されたＮ番目のＵＰＦである場合、バーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択された１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦのうちのＵＰＦのそれぞれとＮ番目のＵＰＦとの間で、バーチャルネットワークグループに対応するグループレベルの第４の基準点Ｎ１９トンネルを確立する。

例示的に図８を参照すると、ＰＳＡ ＵＰＦ２がメンバーＤにより１番目に選択されたＵＰＦであり、且つ、ＰＳＡ ＵＰＦ２がバーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択された２番目のＵＰＦである（バーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択された１番目のＵＰＦであるＰＳＡ ＵＰＦ１が存在している）場合、ＰＳＡ ＵＰＦ２とＰＳＡ ＵＰＦ１とがＮ１９ ＧＴＰ－Ｕトンネルを確立する。

ステップ１２０４ｄ２においては、ＳＭＦが、１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦのうちのＵＰＦのそれぞれに対して、Ｎ番目のＵＰＦとの間の第４の基準点に関連する第６のＰＤＲルールと第６のＦＡＲルール、及び、第７のＰＤＲルールと第７のＦＡＲルールを配置する。

ステップ１２０４ｄ３においては、ＳＭＦが、Ｎ番目のＵＰＦに対して、１番目のＵＰＦと（Ｎ－１）番目のＵＰＦとの間の第４の基準点に関連する第６のＰＤＲルールと第６のＦＡＲルール、及び、第７のＰＤＲルールと第７のＦＡＲルールを配置する。

なお、Ｎ６、Ｎ１９によって受信されたブロードキャストデータパケットをブロードキャスト内部インターフェースに送信し、ブロードキャスト内部インターフェースから送信されたデータをＮ６、Ｎ１９に転送するためのＰＤＲ、ＦＡＲは、バーチャルネットワークグループの用いたグループレベルの４つのＮ４セッションであり、すなわち、各ＵＥと独立したＮ４セッションであり（１つのＵＥが１つのＰＤＵセッションを確立すると、１つのＰＤＵセッションレベルのＮ４セッションが生じる）、つまり、この４つのＮ４セッションは、全てのバーチャルネットワークグループのメンバーが共有するＮ４セッションである（機能は、この４つのセッションがバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーにより用いられることに相当するが、各メンバーに対して個別に定義する必要がない）。

１つの例示的な例では、図１７は、ＵＥが要求するＰＤＵセッション確立のフローチャート（非ローミング及びローカルブレークアウトローミングシーン用）を示す。この図面についての詳細な説明は、３ＧＰＰにおける規格２３．５０２での図面４．３．２．２．２の説明を参照することができ、本明細書では繰り返し説明しない。

図１３に示す配置プロセスに対して、バーチャルネットワークグループ内の各ＵＥがいずれも１つのＰＤＵセッションを確立する必要がある。バーチャルネットワークグループ内の各ＵＥに対して、ＳＭＦは、ステップ１０ａのＮ４セッションプロセスにおいて「すなわち、ＳＭＦによりＵＰＦに送信されたＮ４セッションの確立／変更要求において」、第１のＰＤＲルール、第１のＦＡＲルール、第４のＰＤＲルール、及び第４のＦＡＲルールをＵＰＦに配置することができる。

図１４に示す配置プロセスに対して、ＵＰＦがバーチャルネットワークグループ内のメンバーにより１番目に選択されたＵＰＦである場合、ＳＭＦは、ステップ８の「ＵＰＦ選択プロセス」において、各ＵＥにより１番目に選択されたＵＰＦで、バーチャルネットワークグループに対応するグループレベルのＮ６インターフェースに関連する第２のＰＤＲルール、第２のＦＡＲルール、第５のＰＤＲルール、及び第５のＦＡＲルールを該ＵＰＦに配信することができる。

図１５に示す配置プロセスに対して、ＵＰＦが１番目に選択されており、且つ、バーチャルネットワークグループのメンバーによりＮ（Ｎ≧２）番目に用いられたＵＰＦである場合、ＳＭＦは、ステップ８の「ＵＰＦ選択プロセス」において、１番目～（Ｎ－１）番目に選択された各ＵＰＦで、バーチャルネットワークグループに対応するグループレベルの、Ｎ番目のＵＰＦとのＮ１９インターフェースを確立し、Ｎ番目のＵＰＦとの間のＮ１９インターフェースに関連する第３のＰＤＲルール、第３のＦＡＲルール、第５のＰＤＲルール、及び第５のＦＡＲルールを作成し、この１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦに配信することができる。

また、ＳＭＦは、Ｎ番目に選択されたＵＰＦにおいて、１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦとの間のＮ１９インターフェースに関連する第３のＰＤＲルール、第３のＦＡＲルール、第５のＰＤＲルール、及び第５のＦＡＲルールを作成し、このＮ番目のＵＰＦに配信する。

図１６に示す配置プロセスに対して、ＵＰＦが１番目に選択されており、且つ、バーチャルネットワークグループのメンバーによりＮ（Ｎ≧２）番目に用いられたＵＰＦである場合、ＳＭＦは、ステップ８の「ＵＰＦ選択プロセス」において、１番目～（Ｎ－１）番目に選択された各ＵＰＦで、バーチャルネットワークグループに対応するグループレベルの、Ｎ番目のＵＰＦとのＮ１９インターフェースを確立し、Ｎ番目のＵＰＦとの間のＮ１９インターフェースに関連する第６のＰＤＲルール、第６のＦＡＲルール、第７のＰＤＲルール、及び第７のＦＡＲルールを作成し、この１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦに配信する。

さらに、ＳＭＦは、Ｎ番目に選択されたＵＰＦで、１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦとの間のＮ１９インターフェースに関連する第６のＰＤＲルール、第６のＦＡＲルール、第７のＰＤＲルール、及び第７のＦＡＲルールを作成し、このＮ番目のＵＰＦに配信する。

「第１のＰＤＲルール及び第１のＦＡＲルール」、「第２のＰＤＲルール及び第２のＦＡＲルール」、「第３のＰＤＲルール及び第３のＦＡＲルール」、「第４のＰＤＲルール及び第４のＦＡＲルール」、「第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルール」、「第６のＰＤＲルール及び第６のＦＡＲルール」、「第７のＰＤＲルール及び第７のＦＡＲルール」についての説明は、上記実施例での説明を参照することができ、本実施例では繰り返し説明しない。

１つの例示的な例では、図１８は、ＵＥが要求するＰＤＵセッション確立のフローチャート（ホームルーティングローミングシーン用）を示す。図１３、又は図１４、又は図１５、又は図１６に示す配置プロセスは、ステップ４の「ＵＰＦ選択プロセス」及びステップ５ａの「Ｎ４セッション作成要求」において実行されるものではなく、図１８におけるステップ１０の「ＵＰＦ選択プロセス」及びステップ１２ａの「Ｎ４セッション作成要求」において実行されるものである。この図１８についての詳細な説明は、３ＧＰＰにおける規格２３．５０２での図面４．３．２．２．２～１の説明を参照することができ、本明細書では繰り返し説明しない。

上記第１の実施形態及び第２の実施形態では、ＰＤＲルール及びＦＡＲルールは、ブロードキャストアドレスリストを含む。ブロードキャストアドレスリストが変わった（増加されたり、変更されたり、又は、削除されたりした）場合、全てのＰＤＲルール及び全てのＦＡＲルールを変更する必要がある。

１つのバーチャルネットワークグループ内のメンバーが多く、１つのブロードキャストアドレスのみを変更すれば、ＳＭＦが全てのメンバーのＵＰＦに対してシグナリング変更を行う必要があるため、非常に大きいシグナリングオーバーヘッドを引き起こしてしまう。このブロードキャストアドレスリストが全てのルールに存在しているためである。

従って、以上のＰＤＲルール及びＦＡＲルールを最適化し、全てのメンバーとグループレベルのルールとが同一のブロードキャストアドレスリストを共有することができる。従って、本願は、１）バーチャルネットワークグループのメンバーと、グループレベルのＰＤＲルール及びＦＡＲルールとは、ＵＰＦのそれぞれが同一のブロードキャストアドレスリストを共有する。２）共有されたこのブロードキャストアドレスリストが変わった（増加されたり、変更されたり、又は、削除されたりした）場合、バーチャルネットワークグループにおける全てのＵＰＦに対して、この共有されたブロードキャストアドレスリストを変更すればよい。このブロードキャストアドレスリストが変わった（増加されたり、変更されたり、又は、削除されたりした）場合、全てのグループメンバーの全てのルールの変更を実現し、それにより、シグナリングを大幅に節約することを提供する。

すなわち、該方法は、
ブロードキャストアドレスリスト中のブロードキャストアドレスの追加を必要とする場合、ＳＭＦが共有アドレスリストにブロードキャストアドレスを追加するように、異なるＵＰＦのうちのいずれかに指示するステップ、又は、ブロードキャストアドレスリスト中のブロードキャストアドレスの変更を必要とする場合、ＳＭＦが共有アドレスリストに対してブロードキャストアドレスを変更するように、異なるＵＰＦのうちのいずれかに指示するステップ、又は、ブロードキャストアドレスリスト中のブロードキャストアドレスの削除を必要とする場合、ＳＭＦが共有アドレスリストからブロードキャストアドレスを削除するように、異なるＵＰＦのうちのいずれかに指示するステップ、をさらに含む。

図１９は、ＵＥ又はネットワークが要求するＰＤＵセッション変更のフローチャート（非ローミング及びローカルブレークアウトローミングシーン用）を示す。ＳＭＦがブロードキャストアドレスリストを変更するプロセスは、ステップ２ａ、ステップ８ａ、及びステップ１２ａのうちのいずれかのステップにおいて実行されてもよい。図１９についての詳細な説明は、３ＧＰＰにおける規格２３．５０２での図面４．３．２．２．２の説明を参照することができ、本明細書では繰り返し説明しない。

図２０は、ＵＥ又はネットワークが要求するＰＤＵセッション変更のフローチャート（ホームルーティングローミングシーン用）を示す。ＳＭＦがブロードキャストアドレスリストを変更するプロセスは、Ｈ－ＳＭＦとＨ－ＵＰＦとの間のステップ又は１６ａにおいて実行されてもよい。図２０についての詳細な説明は、３ＧＰＰにおける規格２３．５０２での図面４．３．２．２．２～１の説明を参照することができ、本明細書では繰り返し説明しない。

ＵＥが１つのＵＰＦから別のＵＰＦに移動するシーンに対して、
図２１は、本願の他の例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法のフローチャートを示す。該方法は、ＳＭＦによって実行されてもよく、該方法は、ステップ２１０１～ステップ２１０４を含む。

ステップ２１０１においては、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動した場合、ＳＭＦが、メンバーに対応する第１のＰＤＲルールと第１のＦＡＲルール、及び第４のＰＤＲルールと第４のＦＡＲルールを、新しく確立又はリダイレクトされたＰＤＵセッションにおいて実行する。

少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースが第１のブロードキャスト内部インターフェースを含む場合、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動すると、ＳＭＦは、該メンバーに対応する第１のＰＤＲルールと第１のＦＡＲルール、及び、第４のＰＤＲルールと第４のＦＡＲルールを、新しく確立又はリダイレクトされたＰＤＵセッションにおいて実行する。

古いＵＰＦにおける該メンバーのコンテキストが全て削除されたため、古いＵＰＦは、さらに、該メンバーの第１のＰＤＲルールと第１のＦＡＲルール、及び、第４のＰＤＲルールと第４のＦＡＲルールを全て削除する。

ステップ２１０２においては、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動しており、且つ、別のＵＰＦが選択されている場合、ＳＭＦが、別のＵＰＦに対して第２のＰＤＲルールと第２のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置する。

少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースを含む場合、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動すると、ＳＭＦは、別のＵＰＦに対してグループレベルの第２のＰＤＲルールと第２のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置する。

古いＵＰＦにおける該メンバーのコンテキストが全て削除されたため、ＵＥが古いＵＰＦにおける最後の１つのバーチャルネットワークグループのメンバーであると、古いＵＰＦにおけるグループレベルの第２のＰＤＲルールと第２のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールが削除される。

ステップ２１０３においては、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動しており、且つ、別のＵＰＦが選択されている場合、ＳＭＦが、別のＵＰＦに対して第３のＰＤＲルールと第３のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置する。

少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースを含む場合、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動すると、ＳＭＦは、別のＵＰＦに対してグループレベルの第３のＰＤＲルールと第３のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置する。

１つの例では、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動しており、且つ、別のＵＰＦが１番目に選択されている場合、ＳＭＦは、別のＵＰＦに対してグループレベルの第３のＰＤＲルールと第３のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置する。

古いＵＰＦにおける該メンバーのコンテキストが全て削除されたため、ＵＥが古いＵＰＦにおける最後１つのバーチャルネットワークグループのメンバーであると、古いＵＰＦにおけるグループレベルの第３のＰＤＲルールと第３のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールが削除される。

ステップ２１０４においては、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動しており、且つ、別のＵＰＦが選択されている場合、ＳＭＦが、別のＵＰＦに対して第６のＰＤＲルールと第６のＦＡＲルール、及び第７のＰＤＲルールと第７のＦＡＲルールを配置する。

少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースが第３のブロードキャスト内部インターフェースを含む場合、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動すると、ＳＭＦは、別のＵＰＦに対してグループレベルの第６のＰＤＲルールと第６のＦＡＲルール、及び、第７のＰＤＲルールと第７のＦＡＲルールを配置する。

１つの例では、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動しており、且つ、別のＵＰＦが１番目に選択されている場合、ＳＭＦは、別のＵＰＦに対してグループレベルの第６のＰＤＲルールと第６のＦＡＲルール、及び、第７のＰＤＲルールと第７のＦＡＲルールを配置する。

古いＵＰＦにおける該メンバーのコンテキストが全て削除されたため、ＵＥが古いＵＰＦにおける最後１つのバーチャルネットワークグループのメンバーであると、古いＵＰＦにおけるグループレベルの第６のＰＤＲルールと第６のＦＡＲルール、及び、第７のＰＤＲルールと第７のＦＡＲルールが削除される。

上記４つのステップの実行順序について限定せず、各ステップを互いに独立して実行することができるが、本願の実施例では、このことについて限定しない。

「第１のＰＤＲルール及び第１のＦＡＲルール」、「第２のＰＤＲルール及び第２のＦＡＲルール」、「第３のＰＤＲルール及び第３のＦＡＲルール」、「第４のＰＤＲルール及び第４のＦＡＲルール」、「第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルール」、「第６のＰＤＲルール及び第６のＦＡＲルール」、「第７のＰＤＲルール及び第７のＦＡＲルール」についての説明は、上記実施例での説明を参照することができ、本実施例では繰り返し説明しない。

以下、本願の実施例の装置の実施例であり、装置の実施例で詳しく説明されていない詳細については、上記方法の実施例を参照することができる。

図２２は、本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト装置のブロック図を示す。該装置は、ＵＰＦの一部として実現されてもよい。該装置は、
バーチャルネットワークグループにおける１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信する受信モジュール２２２０であって、ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスは、ブロードキャストアドレスである、受信モジュール２２２０と、
ブロードキャストデータパケットを少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信し、宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信する送信モジュール２２４０と、を含む。

１つの選択的な実施例では、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースは、第１のブロードキャスト内部インターフェースと、第２のブロードキャスト内部インターフェースとを含み、
送信モジュール２２４０は、ブロードキャストデータパケットが第１の基準点又は第２の基準点からのブロードキャストデータである場合、ブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、第１のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループ内の各メンバーのそれぞれに対応する第１の基準点、又は第２の基準点、又は第３の基準点、又は第４の基準点から、バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信するためのものである。

送信モジュール２２４０は、ブロードキャストデータパケットが第３の基準点又は第４の基準点からのブロードキャストデータである場合、ブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点又は第２の基準点から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信するためのものである。

第１の基準点は、アクセスネットワークとＵＰＦとの間の基準点であり、第２の基準点は、ＵＰＦと別のＵＰＦとの間の基準点であり、第３の基準点は、ＵＰＦとデータネットワークとの間の基準点であり、第４の基準点は、ＵＰＦと他のＰＳＡ ＵＰＦとの間の基準点である。

１つの選択的な実施例では、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースは、第１のブロードキャスト内部インターフェースと、第２のブロードキャスト内部インターフェースと、第３のブロードキャスト内部インターフェースとを含み、
送信モジュール２２４０は、ブロードキャストデータパケットが第１の基準点又は第２の基準点からのブロードキャストデータである場合、ブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、第１のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループ内の各メンバーのそれぞれに対応する第１の基準点、又は第２の基準点、又は第３の基準点、又は第４の基準点から、バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信するためのものである。

送信モジュール２２４０は、ブロードキャストデータパケットが第３の基準点からのブロードキャストデータである場合、ブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点又は第２の基準点から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信するためのものである。

送信モジュール２２４０は、ブロードキャストデータパケットが第４の基準点からのブロードキャストデータである場合、ブロードキャストデータパケットを第３のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、第３のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループ中在ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点又は第２の基準点から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信するためのものである。

第１の基準点は、アクセスネットワークとＵＰＦとの間の基準点であり、第２の基準点は、ＵＰＦと別のＵＰＦとの間の基準点であり、第３の基準点は、ＵＰＦとデータネットワークとの間の基準点であり、第４の基準点は、ＵＰＦと他のＰＳＡ ＵＰＦとの間の基準点である。

１つの選択的な実施例では、ＵＰＦには、ローカルメンバーに対応する第１のＰＤＲルール及び第１のＦＡＲルールが設定されており、
送信モジュール２２４０は、第１のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第１の基準点又は第２の基準点からのブロードキャストデータであることを検出した場合、第１のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信するためのものである。

１つの選択的な実施例では、第１のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、第１のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがアクセス側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報がＰＤＵセッションの第１の基準点又は第２の基準点のトンネルヘッダーとして設定されることを含み、第１のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、又は、第１のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであることを含み、第１のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがアクセス側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報がＰＤＵセッションの第１の基準点又は第２の基準点のトンネルヘッダーとして設定されることを含み、第１のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

１つの選択的な実施例では、ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第２のＰＤＲルール及び第２のＦＡＲルールが設定されており、グループレベルセッションは、バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、グループレベルセッションは、ＵＰＦ及びＳＭＦとの間のセッションであり、
送信モジュール２２４０は、第２のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第３の基準点からのブロードキャストデータであることを検出した場合、第２のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信するためのものである。

１つの選択的な実施例では、第２のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、第２のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定されることを含み、第２のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、又は、第２のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであることを含み、第２のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定されることを含み、第２のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

１つの選択的な実施例では、ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第３のＰＤＲルール及び第３のＦＡＲルールが設定されており、グループレベルセッションは、バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、グループレベルセッションは、ＵＰＦ及びＳＭＦとの間のセッションであり、
送信モジュール２２４０は、第３のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第４の基準点からのブロードキャストデータであることを検出した場合、第３のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信するためのものである。

１つの選択的な実施例では、第２のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、第３のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、第３のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、又は、第２のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであることを含み、第３のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、第３のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

１つの選択的な実施例では、ＵＰＦには、バーチャルネットワークグループ内のメンバーに対応する第４のＰＤＲルール及び第４のＦＡＲルールが設定されており、
送信モジュール２２４０は、第４のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第１のブロードキャスト内部インターフェースからのブロードキャストデータであることを検出した場合、第４のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループの各メンバーのそれぞれに対応する第１の基準点、又は第２の基準点、又は第３の基準、点又は第４の基準点から、バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信するためのものである。

１つの選択的な実施例では、第１のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、第４のＰＤＲルールは、送信元ポートが第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含み、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、又は、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第３の基準点を指示する情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、又は、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第４の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であり、又は、第１のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであることをさらに含み、第４のＰＤＲルールは、送信元ポートがｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、又は、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第３の基準点を指示する情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、又は、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第４の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、
ただし、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

１つの選択的な実施例では、ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第５のＰＤＲルール及び第５のＦＡＲルールが設定されており、グループレベルセッションは、バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、グループレベルセッションは、ＵＰＦ及びＳＭＦとの間のセッションであり、
送信モジュール２２４０は、第５のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第２のブロードキャスト内部インターフェースのブロードキャストデータであることを検出した場合、第５のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを、ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点又は第２の基準点から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信するためのものである。

１つの選択的な実施例では、第２のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、第５のＰＤＲルールは、送信元ポートが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含み、第５のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であり、又は、第２のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであることを含み、第５のＰＤＲルールは、送信元ポートがｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、第５のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

１つの選択的な実施例では、ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第６のＰＤＲルール及び第６のＦＡＲルールが設定されており、グループレベルセッションは、バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、グループレベルセッションは、ＵＰＦ及びＳＭＦとの間のセッションであり、
送信モジュール２２４０は、第６のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを検出しが第４の基準点からのブロードキャストデータである場合、第６のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを第３のブロードキャスト内部インターフェースに送信するためのものである。

１つの選択的な実施例では、第３のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、第６のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、第６のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、又は、第３のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであることを含み、第６のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、第６のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

１つの選択的な実施例では、ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第７のＰＤＲルール及び第７のＦＡＲルールが設定されており、グループレベルセッションは、バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、グループレベルセッションは、ＵＰＦ及びＳＭＦとの間のセッションであり、
送信モジュール２２４０は、第７のＰＤＲルールによって、ブロードキャストデータパケットが第３のブロードキャスト内部インターフェースのブロードキャストデータであることを検出した場合、第７のＦＡＲルールによって、ブロードキャストデータパケットを、バーチャルネットワークグループ内の、ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点又は第２の基準点から、バーチャルネットワークグループの対応メンバーに送信するためのものである。

１つの選択的な実施例では、第３のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、第７のＰＤＲルールは、送信元ポートが第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含み、第７のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であり、又は、第３のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであることを含み、第７のＰＤＲルールは、送信元ポートがｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、第７のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

１つの選択的な実施例では、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースは、第１のブロードキャスト内部インターフェースと、ｍ個の第２のブロードキャスト内部インターフェースとを含み、第２のブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれは、１つのブロードキャストアドレスに対応し、ｍはブロードキャストアドレスの数である。

送信モジュール２２４０は、ブロードキャストデータパケットが第１の基準点又は第２の基準点からのブロードキャストデータである場合、ブロードキャストデータパケットを第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、第１のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループ内の各メンバーのそれぞれに対応する第１の基準点、又は第２の基準点、又は第３の基準点、又は第４の基準点から、バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信するためのものである。

送信モジュール２２４０は、ブロードキャストデータパケットが第３の基準点又は第４の基準点からのブロードキャストデータであり、且つ、ブロードキャストデータパケットのブロードキャストアドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスである場合、ブロードキャストデータパケットをｉ番目のブロードキャストアドレスに対応する第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、ｉ番目のブロードキャストアドレスに対応する第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する第１の基準点又は第２の基準点から、ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信するためのものである。

第１の基準点は、アクセスネットワークとＵＰＦとの間の基準点であり、第２の基準点は、ＵＰＦと別のＵＰＦとの間の基準点であり、第３の基準点は、ＵＰＦとデータネットワークとの間の基準点であり、第４の基準点は、ＵＰＦと他のＰＳＡ ＵＰＦとの間の基準点であり、ｎ及びｉはともに正の整数であり、且つ、ｉはｍ以下である。

図２３は、本願の１つの例示的な実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト装置のブロック図を示す。該装置は、ＳＭＦの一部として実現されてもよい。

該装置は、
ＰＤＲルール及びＦＡＲルールを生成する生成モジュール２３２０と、
バーチャルネットワークグループのメンバーのそれぞれに対応するＵＰＦに対してＰＤＲルール及びＦＡＲルールを配置する配置モジュール２３４０と、を含み、
ＰＤＲルール及びＦＡＲルールは、ＵＰＦが、バーチャルネットワークグループにおける１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信するためのものであり、ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスがブロードキャストアドレスであり、ブロードキャストデータパケットを少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信し、宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、ブロードキャストデータパケットをバーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信する。

１つの選択的な実施例では、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースは、第１のブロードキャスト内部インターフェースを含み、配置モジュール２３４０は、バーチャルネットワークグループ内の各メンバーがＰＤＵセッションを確立するプロセスにおいて、メンバーに対応するＵＰＦに対して、メンバーに対応する第１のＰＤＲルールと第１のＦＡＲルール、及び、第４のＰＤＲルールと第４のＦＡＲルールを配置するためのものである。

１つの選択的な実施例では、第１のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、第１のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがアクセス側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報がＰＤＵセッションの第１の基準点又は第２の基準点のトンネルヘッダーとして設定されることを含み、第１のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、第４のＰＤＲルールは、送信元ポートが第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含み、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、又は、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第３の基準点を指示する情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、又は、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第４の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であり、又は、第１のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであることをさらに含み、第１のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがアクセス側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報がＰＤＵセッションの第１の基準点又は第２の基準点のトンネルヘッダーとして設定されることを含み、第１のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数であり、第４のＰＤＲルールは、送信元ポートがｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、又は、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第３の基準点を指示する情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、又は、第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第４の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、
第１の基準点は、アクセスネットワークとＵＰＦとの間の基準点であり、第２の基準点は、ＵＰＦと別のＵＰＦとの間の基準点であり、第３の基準点は、ＵＰＦとデータネットワークとの間の基準点であり、第４の基準点は、ＵＰＦと他のＰＳＡ ＵＰＦとの間の基準点である。

１つの選択的な実施例では、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースは、第２のブロードキャスト内部インターフェースを含み、
配置モジュール２３４０は、ＵＰＦがバーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択されたＵＰＦである場合、ＵＰＦに対して第２のＰＤＲルールと第２のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置するためのものである。

１つの選択的な実施例では、第２のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、第２のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定されることを含み、第２のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、第５のＰＤＲルールは、送信元ポートが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含み、第５のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であり、又は、第２のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであることを含み、第２のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定されることを含み、第２のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであることを含み、第５のＰＤＲルールは、送信元ポートがｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、第５のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

第１の基準点は、アクセスネットワークとＵＰＦとの間の基準点であり、第２の基準点は、ＵＰＦと別のＵＰＦとの間の基準点である。

１つの選択的な実施例では、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースは、第２のブロードキャスト内部インターフェースを含み、
配置モジュール２３４０は、ＵＰＦが選択されており、且つ、ＵＰＦがバーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択されたＮ（Ｎは２以上の整数）番目のＵＰＦである場合、バーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択された１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦのうちのＵＰＦのそれぞれとＮ番目のＵＰＦとの間で、バーチャルネットワークグループに対応するグループレベルの第４の基準点を確立し、
１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦのうちのＵＰＦのそれぞれに対して、Ｎ番目のＵＰＦの間の第４の基準点に関連する第３のＰＤＲルールと第３のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置し、
Ｎ番目のＵＰＦに対して、１番目のＵＰＦと（Ｎ－１）番目のＵＰＦとの間の第４の基準点に関連する第３のＰＤＲルールと第３のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置するためのものである。

１つの選択的な実施例では、第２のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、第３のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、第３のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、第５のＰＤＲルールは、送信元ポートが第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含み、第５のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であり、又は、第２のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであることを含み、第３のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、第３のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、第５のＰＤＲルールは、送信元ポートがｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、第５のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

第１の基準点は、アクセスネットワークとＵＰＦとの間の基準点であり、第２の基準点は、ＵＰＦと別のＵＰＦとの間の基準点である。

１つの選択的な実施例では、少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースは、第３のブロードキャスト内部インターフェースを含み、
配置モジュール２３４０は、ＵＰＦが選択されており、且つ、ＵＰＦがバーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択されたＮ（Ｎは２以上の整数）番目のＵＰＦである場合、バーチャルネットワークグループ内のメンバーにより選択された１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦのうちのＵＰＦのそれぞれとＮ番目のＵＰＦとの間で、バーチャルネットワークグループに対応するグループレベルの第４の基準点を確立し、
１番目～（Ｎ－１）番目のＵＰＦのうちのＵＰＦのそれぞれに対して、Ｎ番目のＵＰＦとの間の第４の基準点に関連する第６のＰＤＲルールと第６のＦＡＲルール、及び第７のＰＤＲルールと第７のＦＡＲルールを配置し、
Ｎ番目のＵＰＦに対して、１番目のＵＰＦと（Ｎ－１）番目のＵＰＦとの間の第４の基準点に関連する第６のＰＤＲルールと第６のＦＡＲルール、及び、第７のＰＤＲルールと第７のＦＡＲルールを配置するためのものである。

１つの選択的な実施例では、第３のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、第６のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、第６のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、第７のＰＤＲルールは、送信元ポートが第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含み、第７のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、
又は、
第３のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、ｉ番目のブロードキャストアドレスがブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであり、第６のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、第６のＦＡＲルールは、宛先インターフェースがｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、第７のＰＤＲルールは、送信元ポートがｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、第７のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが第１の基準点又は第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である。

第１の基準点は、アクセスネットワークとＵＰＦとの間の基準点であり、第２の基準点は、ＵＰＦと別のＵＰＦとの間の基準点である。

１つの選択的な実施例では、異なるＵＰＦにおけるＰＤＲルール及びＦＡＲルールのブロードキャストアドレスリストは、共有アドレスリストである。

配置モジュール２３４０は、ブロードキャストアドレスリスト中のブロードキャストアドレスの追加を必要とする場合、共有アドレスリストにブロードキャストアドレスを追加するように、異なるＵＰＦのうちのいずれかに指示するためのものである。

又は、配置モジュール２３４０は、ブロードキャストアドレスリスト中のブロードキャストアドレスの変更を必要とする場合、共有アドレスリストに対してブロードキャストアドレスを変更するように、異なるＵＰＦのうちのいずれかに指示するためのものである。

又は、配置モジュール２３４０は、ブロードキャストアドレスリスト中のブロードキャストアドレスの削除を必要とする場合、共有アドレスリストからブロードキャストアドレスを削除するように、異なるＵＰＦのうちのいずれかに指示するためのものである。

１つの選択的な実施例では、配置モジュール２３４０は、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動した場合、メンバーに対応する第１のＰＤＲルールと第１のＦＡＲルール、及び、第４のＰＤＲルールと第４のＦＡＲルールを、新しく確立又はリダイレクトされたＰＤＵセッションにおいて実行するためのものである。

１つの選択的な実施例では、配置モジュール２３４０は、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動しており、且つ、別のＵＰＦが選択されている場合、別のＵＰＦに対して第２のＰＤＲルールと第２のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置するためのものである。

１つの選択的な実施例では、配置モジュール２３４０は、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動しており、且つ、別のＵＰＦが選択されている場合、別のＵＰＦに対して第３のＰＤＲルールと第３のＦＡＲルール、及び、第５のＰＤＲルールと第５のＦＡＲルールを配置するためのものである。

１つの選択的な実施例では、配置モジュール２３４０は、１つのメンバーがＵＰＦから別のＵＰＦに移動しており、且つ、別のＵＰＦが選択されている場合、別のＵＰＦに対して第６のＰＤＲルールと第６のＦＡＲルール、及び、第７のＰＤＲルールと第７のＦＡＲルールを配置するためのものである。

図２４は、本願の１つの例示的な実施例に係るコンピュータ機器のブロック図を示す。具体的には、前記コンピュータ機器２４００は、中央処理ユニット（ＣＰＵ）２４０１と、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）２４０２及び読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）２４０３を含むシステムメモリ２４０４と、システムメモリ２４０４と中央処理ユニット２４０１とを接続するシステムバス２４０５と、を含む。前記コンピュータ機器２４００は、コンピュータ内の各機器同士で情報を伝送することに寄与する基本入出力システム（Ｉ／Ｏシステム）２４０６と、オペレーティングシステム２４１３、アプリケーションプログラム２４１４、及び他のプログラムモジュール２４１５を記憶するマスストレージデバイス２４０７と、をさらに含む。

前記基本入出力システム２４０６は、情報を表示するディスプレイ２４０８と、マウス、キーボードなど、ユーザが情報を入力する入力機器２４０９と、を含む。前記ディスプレイ２４０８及び入力機器２４０９は、いずれもシステムバス２４０５に接続された入出力コントローラ２４１０を介して、中央処理ユニット２４０１に接続されている。前記基本入出力システム２４０６は、キーボード、マウス、又は電子タッチペンなどの複数の他の機器からの入力を受信及び処理する入出力コントローラ２４１０をさらに含むことができる。同様に、入出力コントローラ２４１０は、ディスプレイスクリーン、印刷機、又は他の種類の機器に出力する出力機器をさらに提供する。

前記マスストレージデバイス２４０７は、システムバス２４０５に接続されたマスストレージコントローラー（図示せず）を介して中央処理ユニット２４０１に接続されている。前記マスストレージデバイス２４０７及びそれに関連するコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ機器２４００に不揮発性記憶機能を提供する。つまり、前記マスストレージデバイス２４０７は、ハードディスク又はＣＤ－ＲＯＭドライバなどのコンピュータ読み取り可能な媒体（図示せず）を含むことができる。

一般性を失うことなく、前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含んでもよい。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は、他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法や技術で実現される揮発性及び不揮発性、移動可能な媒体及び移動不可能な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリ、又は、他のソリッドステートストレージ技術、ＣＤ－ＲＯＭ、ＤＶＤ、又は、他の光学ストレージ、カートリッジ、テープ、磁気ディスクストレージ、又は、他の磁性ストレージデバイスを含む。ただし、当業者であれば、前記コンピュータ記憶媒体が上記の数種に限られないことが分かる。上記のシステムメモリ２４０４及びマスストレージデバイス２４０７は、まとめてメモリと称することができる。

メモリには１つ又は複数のプログラムが記憶されており、１つ又は複数のプログラムは、１つ又は複数の中央処理ユニット２４０１によって実行するように配置され、１つ又は複数のプログラムは、上記バーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法を実現するための命令を含み、中央処理ユニット２４０１は、該１つ又は複数のプログラムを実行して上記各方法の実施例に係るバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法を実現する。

本願の各実施例によれば、前記コンピュータ機器２４００は、さらに、インターネットなどのネットワークを介して、ネットワーク上のリモートコンピュータに接続されて実行することができる。すなわち、コンピュータ機器２４００は、前記システムバス２４０５に接続されたネットワークインタフェースユニット２４１１を介してネットワーク２４１２に接続されてもよく、又は、ネットワークインタフェースユニット２４１１で他の種類のネットワーク又はリモートコンピュータシステム（図示せず）に接続されてもよい。

１つの例では、前記コンピュータ機器においてユーザプレーン機能が実行されており、前記コンピュータ機器は、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによりロードされて実行されて、以上の態様に記載のバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法を実現する。

１つの例では、前記コンピュータ機器にはセッション管理機能が実行されており、前記コンピュータ機器は、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによりロードされ、実行されて、以上の態様に記載のバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法を実現する。

本願の他の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、少なくとも１つの命令、少なくとも一部のプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも１つの命令、前記少なくとも一部のプログラム、前記コードセット又は命令セットがプロセッサによりロードされて実行されて、以上の態様に記載のバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法を実現する。

本願の他の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供され、前記コンピュータプログラム製品には、少なくとも１つの命令、少なくとも一部のプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも１つの命令、前記少なくとも一部のプログラム、前記コードセット又は命令セットがプロセッサによりロードされ、実行されて、以上の態様に記載のバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法を実現する。

本明細書に記載された「複数」とは、２つ又は２つ以上である。「及び／又は」は、関連オブジェクトを説明する関連関係に過ぎず、３つの関係が存在してもよいことを示し、例えば、「Ａ及び／又はＢ」は、「Ａが独立して存在する」、「Ａ及びＢが同時に存在する」、「Ｂが独立して存在する」の３つの状況を示し得るものと理解すべきである。符号「／」は、一般的に前後の関連オブジェクトが「又は」関係であることを示す。

上記本願の実施例の番号は、単に記載用のものであり、実施例の優劣を代表しない。

当業者であれば、上記実施例の全部又は一部のステップが、ハードウェアによって完了されてもよく、プログラムによって関連するハードウェアに命令して完了させてもよく、前記プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、以上に記載された記憶媒体は、読み出し専用メモリ、フロッピーディスクやディスクなどであってもよいことが分かる。

以上は、本願の好ましい実施例に過ぎず、本願を限定するためのものではなく、本願の趣旨及び原則内で行われる任意の補正、均等置換や改良などは、いずれも本願の保護範囲に含まれるべきである。

Claims (19)

1. ユーザプレーン機能（ＵＰＦ）が実行するバーチャルネットワークグループのブロードキャスト方法であって、
   前記バーチャルネットワークグループにおける１つのメンバーによって送信されたブロードキャストデータパケットを受信するステップであり、前記ブロードキャストデータパケットの宛先アドレスは、ブロードキャストアドレスである、ステップと、
   前記ブロードキャストデータパケットを少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信するステップと、
   前記宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信するステップと、を含み、
   前記少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースは、第１のブロードキャスト内部インターフェースと、第２のブロードキャスト内部インターフェースとを含み、
   前記宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信する前記ステップは、
   前記ブロードキャストデータパケットが第１の基準点又は第２の基準点からのブロードキャストデータである場合、前記ブロードキャストデータパケットを前記第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記第１のブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループ内の各メンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点又は前記第２の基準点又は第３の基準点又は第４の基準点から、前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信するステップと、
   前記ブロードキャストデータパケットが前記第３の基準点又は前記第４の基準点からのブロードキャストデータである場合、前記ブロードキャストデータパケットを前記第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点又は前記第２の基準点から、前記ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信するステップと、を含み、
   前記第１の基準点は、アクセスネットワークと前記ＵＰＦとの間の基準点であり、前記第２の基準点は、前記ＵＰＦと別のＵＰＦとの間の基準点であり、前記第３の基準点は、前記ＵＰＦとデータネットワークとの間の基準点であり、前記第４の基準点は、前記ＵＰＦと他のプロトコルデータユニットセッションアンカーユーザプレーン機能ＰＳＡ ＵＰＦとの間の基準点である、
   ことを特徴とする、方法。
2. 前記少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースは、第１のブロードキャスト内部インターフェースと、第２のブロードキャスト内部インターフェースと、第３のブロードキャスト内部インターフェースとを含み、
   前記宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信する前記ステップは、
   前記ブロードキャストデータパケットが第１の基準点又は第２の基準点からのブロードキャストデータである場合、前記ブロードキャストデータパケットを前記第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記第１のブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを、前記バーチャルネットワークグループ内の各メンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点、又は前記第２の基準点、又は第３の基準点、又は第４の基準点から、前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信するステップと、
   前記ブロードキャストデータパケットが前記第３の基準点からのブロードキャストデータである場合、前記ブロードキャストデータパケットを、前記第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点、又は前記第２の基準点から、前記ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信するステップと、
   前記ブロードキャストデータパケットが前記第４の基準点からのブロードキャストデータである場合、前記ブロードキャストデータパケットを、前記第３のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記第３のブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループ内の、前記ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点、又は前記第２の基準点から、前記ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信するステップと、を含み、
   前記第１の基準点は、アクセスネットワークと前記ＵＰＦとの間の基準点であり、前記第２の基準点は、前記ＵＰＦと別のＵＰＦとの間の基準点であり、前記第３の基準点は、前記ＵＰＦとデータネットワークとの間の基準点であり、前記第４の基準点は、前記ＵＰＦと他のプロトコルデータユニットユーザプレーン機能ＰＳＡ ＵＰＦとの間の基準点である、
   ことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. 前記ＵＰＦには、前記ローカルメンバーに対応する第１のパケット検出（ＰＤＲ）ルール及び第１の転送操作（ＦＡＲ）ルールが設定されており、
   前記ブロードキャストデータパケットが第１の基準点又は第２の基準点からのブロードキャストデータである場合、前記ブロードキャストデータパケットを前記第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信する前記ステップは、
   前記第１のＰＤＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットが前記第１の基準点又は前記第２の基準点からのブロードキャストデータであることを検出した場合、前記第１のＦＡＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットを前記第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信するステップを、含む、
   ことを特徴とする、請求項１又は２に記載の方法。
4. 前記第１のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、前記第１のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがアクセス側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報がプロトコルデータユニットＰＤＵセッションの第１の基準点又は第２の基準点のトンネルヘッダーとして設定されることを含み、前記第１のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが前記第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、
   又は、
   前記第１のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、前記ｉ番目のブロードキャストアドレスが前記ブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであり、前記第１のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがアクセス側として設定され、宛先アドレスが前記ｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報がＰＤＵセッションの前記第１の基準点又は前記第２の基準点のトンネルヘッダーとして設定されることを含み、前記第１のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが前記ｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である、
   ことを特徴とする、請求項３に記載の方法。
5. 前記ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第２のパケット検出（ＰＤＲ）ルール及び第２の転送操作（ＦＡＲ）ルールが設定されており、前記グループレベルセッションは、前記バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、前記グループレベルセッションは、前記ＵＰＦとセッション管理機能ＳＭＦとの間のセッションであり、
   前記ブロードキャストデータパケットが前記第３の基準点からのブロードキャストデータである場合、前記ブロードキャストデータパケットを前記第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信するステップは、
   前記第２のＰＤＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットが前記第３の基準点からのブロードキャストデータであることを検出した場合、前記第２のＦＡＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットを前記第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信するステップを、含む、
   ことを特徴とする、請求項１又は２に記載の方法。
6. 前記第２のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、前記第２のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定されることを含み、前記第２のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが前記第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、
   又は、
   前記第２のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、前記ｉ番目のブロードキャストアドレスが前記ブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであり、前記第２のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスが前記ｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定されることを含み、前記第２のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが前記ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である、
   ことを特徴とする、請求項５に記載の方法。
7. 前記ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第３のパケット検出（ＰＤＲ）ルール及び第３の転送操作（ＦＡＲ）ルールが設定されており、前記グループレベルセッションは、前記バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、前記グループレベルセッションは、前記ＵＰＦとセッション管理機能ＳＭＦとの間のセッションであり、
   前記ブロードキャストデータパケットが前記第４の基準点からのブロードキャストデータである場合、前記ブロードキャストデータパケットを前記第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信するステップは、
   前記第３のＰＤＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットが前記第４の基準点からのブロードキャストデータであることを検出した場合、前記第３のＦＡＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットを前記第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信するステップを、含む、
   ことを特徴とする、請求項５に記載の方法。
8. 前記第２のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、前記第３のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、前記第３のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが前記第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、
   又は、
   前記第２のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、前記ｉ番目のブロードキャストアドレスが前記ブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであり、前記第３のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスが前記ｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、前記第３のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが前記ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である、
   ことを特徴とする、請求項７に記載の方法。
9. 前記ＵＰＦには、前記バーチャルネットワークグループ内のメンバーに対応する第４のパケット検出（ＰＤＲ）ルール及び第４の転送操作（ＦＡＲ）ルールが設定されており、
   前記第１のブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループ内の各メンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点、又は前記第２の基準点、又は第３の基準点、又は第４の基準点から、前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信する前記ステップは、
   前記第４のＰＤＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットが前記第１のブロードキャスト内部インターフェースからのブロードキャストデータであることを検出した場合、前記第４のＦＡＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループの各メンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点、又は前記第２の基準点、又は前記第３の基準点、又は前記第４の基準点から、前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信するステップを、含む、
   ことを特徴とする、請求項１又は２に記載の方法。
10. 前記第１のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、前記第４のＰＤＲルールは、送信元ポートが前記第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含み、前記第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが前記第１の基準点又は前記第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、又は、前記第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが前記第３の基準点を指示する情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、又は、前記第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが前記第４の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、
    又は、
    前記第１のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、前記ｉ番目のブロードキャストアドレスが前記ブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであり、前記第４のＰＤＲルールは、送信元ポートが前記ｉ番目の第１のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスが前記ｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、前記第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが前記第１の基準点又は前記第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、又は、前記第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが前記第３の基準点を指示する情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、又は、前記第４のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが前記第４の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがコア側であることをさらに含み、
    ただし、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である、
    ことを特徴とする、請求項９に記載の方法。
11. 前記ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第５のパケット検出（ＰＤＲ）ルール及び第５の転送操作（ＦＡＲ）ルールが設定されており、前記グループレベルセッションは、前記バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、前記グループレベルセッションは、前記ＵＰＦとセッション管理機能ＳＭＦとの間のセッションであり、
    前記第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点又は前記第２の基準点から、前記ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信する前記ステップは、
    前記第５のＰＤＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットが前記第２のブロードキャスト内部インターフェースのブロードキャストデータであることを検出した場合、前記第５のＦＡＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットを前記ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点又は前記第２の基準点から、前記ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信するステップを、含む、
    ことを特徴とする、請求項１又は２に記載の方法。
12. 前記第２のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、前記第５のＰＤＲルールは、送信元ポートが前記第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含み、前記第５のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが前記第１の基準点又は前記第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、
    又は、
    前記第２のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、前記ｉ番目のブロードキャストアドレスが前記ブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであり、前記第５のＰＤＲルールは、送信元ポートが前記ｉ番目の第２のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスが前記ｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、前記第５のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが前記第１の基準点又は前記第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である、
    ことを特徴とする、請求項１１に記載の方法。
13. 前記ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第６のパケット検出（ＰＤＲ）ルール及び第６の転送操作（ＦＡＲ）ルールが設定されており、前記グループレベルセッションは、前記バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、前記グループレベルセッションは、前記ＵＰＦ及びＳＭＦとの間のセッションであり、
    前記ブロードキャストデータパケットが前記第４の基準点からのブロードキャストデータである場合、前記ブロードキャストデータパケットを前記第３のブロードキャスト内部インターフェースに送信する前記ステップは、
    前記第６のＰＤＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットが前記第４の基準点からのブロードキャストデータであることを検出した場合、前記第６のＦＡＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットを前記第３のブロードキャスト内部インターフェースに送信するステップを、含む、
    ことを特徴とする請求項２に記載の方法。
14. 前記第３のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、前記第６のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、前記第６のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが前記第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、
    又は、
    前記第３のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、前記ｉ番目のブロードキャストアドレスが前記ブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであり、前記第６のＰＤＲルールは、送信元インターフェースがコア側として設定され、宛先アドレスが前記ｉ番目のブロードキャストアドレスとして設定され、コアネットワークトンネル情報が第４の基準点トンネルヘッダーとして設定されることを含み、前記第６のＦＡＲルールは、宛先インターフェースが前記ｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定されることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である、
    ことを特徴とする、請求項１３に記載の方法。
15. 前記ＵＰＦには、グループレベルセッションに対応する第７のパケット検出（ＰＤＲ）ルール及び第７の転送操作（ＦＡＲ）ルールが設定されており、前記グループレベルセッションは、前記バーチャルネットワークグループ内の各メンバーが共有するセッションであり、前記グループレベルセッションは、前記ＵＰＦとセッション管理機能ＳＭＦとの間のセッションであり、
    前記第３のブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループ内の、前記ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点又は前記第２の基準点から、前記バーチャルネットワークグループの対応メンバーに送信する前記ステップは、
    前記第７のＰＤＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットが前記第３のブロードキャスト内部インターフェースのブロードキャストデータであることを検出した場合、前記第７のＦＡＲルールによって、前記ブロードキャストデータパケットを、前記バーチャルネットワークグループ内の、前記ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点又は前記第２の基準点から、前記バーチャルネットワークグループの対応メンバーに送信するステップを、含む、
    ことを特徴とする、請求項２に記載の方法。
16. 前記第３のブロードキャスト内部インターフェースが１つであり、前記第７のＰＤＲルールは、送信元ポートが前記第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスがブロードキャストアドレスリストであることを含み、前記第７のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが前記第１の基準点又は前記第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、
    又は、
    前記第３のブロードキャスト内部インターフェースがｍ個であり、ｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースがｉ番目のブロードキャストアドレスに対応し、前記ｉ番目のブロードキャストアドレスが前記ブロードキャストデータパケットにおけるブロードキャストアドレスであり、前記第７のＰＤＲルールは、送信元ポートが前記ｉ番目の第３のブロードキャスト内部インターフェースとして設定され、宛先アドレスが前記ｉ番目のブロードキャストアドレスであることを含み、前記第７のＦＡＲルールは、外部ヘッダーが前記第１の基準点又は前記第２の基準点を指示するトンネル情報を作成し、宛先インターフェースがアクセス側であることを含み、ｍは正の整数であり、ｉはｍ以下の整数である、
    ことを特徴とする、請求項１５に記載の方法。
17. 前記少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースは、第１のブロードキャスト内部インターフェースと、ｍ個の第２のブロードキャスト内部インターフェースとを含み、前記第２のブロードキャスト内部インターフェースのそれぞれは、１つのブロードキャストアドレスに対応し、ｍはブロードキャストアドレスの数であり、
    前記ブロードキャストデータパケットを少なくとも２つのブロードキャスト内部インターフェースのうちの宛先ブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記宛先ブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバー又は全てのローカルメンバーに送信する前記ステップは、
    前記ブロードキャストデータパケットが第１の基準点又は第２の基準点からのブロードキャストデータである場合、前記ブロードキャストデータパケットを前記第１のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記第１のブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記バーチャルネットワークグループ内の各メンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点、又は前記第２の基準点、又は第３の基準点、又は第４の基準点から、前記バーチャルネットワークグループにおける全てのメンバーに送信するステップと、
    前記ブロードキャストデータパケットが前記第３の基準点又は前記第４の基準点からのブロードキャストデータであり、且つ、前記ブロードキャストデータパケットのブロードキャストアドレスがｉ番目のブロードキャストアドレスである場合、前記ブロードキャストデータパケットを前記ｉ番目のブロードキャストアドレスに対応する第２のブロードキャスト内部インターフェースに送信し、前記ｉ番目のブロードキャストアドレスに対応する第２のブロードキャスト内部インターフェースを介して、前記ブロードキャストデータパケットを前記ＵＰＦの各ローカルメンバーのそれぞれに対応する前記第１の基準点又は前記第２の基準点から、前記ＵＰＦの全てのローカルメンバーに送信するステップと、を含み、
    前記第１の基準点は、アクセスネットワークと前記ＵＰＦとの間の基準点であり、前記第２の基準点は、前記ＵＰＦと別のＵＰＦとの間の基準点であり、前記第３の基準点は、前記ＵＰＦとデータネットワークとの間の基準点であり、前記第４の基準点は、前記ＵＰＦと他のプロトコルデータユニットセッションアンカーユーザプレーン機能ＰＳＡ ＵＰＦとの間の基準点であり、ｍ及びｉはともに正の整数であり、且つ、ｉはｍ以下である、
    ことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
18. ユーザプレーン機能が実行されており、
    プロセッサとメモリと、を含み、
    前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによりロードされ、実行されて、請求項１乃至１７のいずれか一項に記載の方法を実現する、
    ことを特徴とする、コンピュータ機器。
19. 記憶媒体には少なくとも１つの命令、少なくとも１つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、
    前記少なくとも１つの命令、前記少なくとも１つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、プロセッサによりロードされ、実行されて、請求項１乃至１７のいずれか一項に記載の方法を実現する、
    ことを特徴とする、コンピュータ機器。
    

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