JP2017183770A - ネットワークシステムおよびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部共通アドレスを追加しなくても制御プレーンの処理能力の強化を可能にする技術を提供する。【解決手段】ネットワークシステムは、負荷分散して制御信号を処理する複数の制御プレーン装置と、制御信号を複数の制御プレーン装置に振り分けるフロントエンド装置と、を有している。複数の制御プレーン装置は、処理を担当する制御信号に記載される識別情報が予め互いに分離されている。フロントエンド装置は、制御信号を受信すると、その制御信号に記載された識別情報を参照し、その識別情報に基づいて定まる制御プレーン装置に制御信号を転送する。【選択図】 図1

Description

本発明は移動通信ネットワークに関する。
移動通信システムは世代により構成や動作が異なる。例えば、3.9G(Generation)のLTE(Long Term Evolution)システムは、基幹をなすコアネットワークと、ユーザ装置(UE:User Equipment)を収容するアクセスネットワークとを含む。別の見方をすると、LTEシステムは、ユーザデータを転送する機能を果たすUプレーン(User Plane)と、各種制御に関する情報を送受信する機能を果たすCプレーン(Control Plane)とを含む。
コアネットワークとしてEPC(Evolved Packet Core)がある。EPCには、MME(Mobility Management Entity)、SGW(Serving GateWay)およびPGW(Packet Data Network GateWay)が含まれる。
MMEは、UEの位置登録および移動を管理する装置であり、それに関連するCプレーンの制御を行う。SGWは、移動するUEのアンカーポイントとなる装置であり、それに関連するCプレーンおよびUプレーンの制御を行う。PGWは、LTEシステムを外部ネットワークに接続するゲートウェイであり、それに関連するCプレーンおよびUプレーンの制御を行う。
近年、様々な用途に汎用的に利用されるサーバ装置(汎用サーバ)の性能向上や仮想化技術の進展がみられる。それらを背景として、移動通信の分野でも各通信事業者(キャリア)においてキャリア網に汎用サーバを適用する実証実験が行われている。具体的には、EPCを構成する装置(EPC装置)として汎用サーバを用いる試みがなされている。
汎用サーバを用いた場合、専用ハードウェアを用いるよりも機器コストの低減、機器調達ルートの拡大、ハードウェアの統一が可能となる。通信ネットワークの分野ではこれまでも急速な大容量化が進んできたが、IoT時代にはCプレーンおよびUプレーンの通信量の爆発的な拡大が予想され、それに対応するブレイクスルーとして汎用サーバの活用に期待が寄せられている。
特許文献1には、Cプレーンの通信量の拡大への対応に関連する技術が開示されている。特許文献1に「The present invention concerns load balancing for control plane traffic of a network element comprising multiple CPU nodes assigned to a common external IP address in a packet data enabled telecommunication network.」という記載がある。
欧州特許出願公開1512073号
特許文献1に記載された技術においては、負荷分散される機能がCPUノードと密結合となり、外部共通IPアドレスがCPUノードに括り付けとなる。そのため、負荷分散処理の性能が不足し、性能を増加させるためにスケールアウトでCPUノードを増やす場合、外部共通IPアドレスを増やさなければならず、それをEPCシステムへ設定するためのコストが増大する可能性がある。
本発明の目的は、外部共通アドレスを追加しなくても制御プレーンの処理能力の強化を可能にする技術を提供することである。
上記課題を解決するため本発明の一態様によるネットワークシステムは、負荷分散して制御信号を処理する複数の制御プレーン装置と、制御信号を複数の制御プレーン装置に振り分けるフロントエンド装置と、を有している。複数の制御プレーン装置は、処理を担当する制御信号に記載される識別情報が予め互いに分離されている。フロントエンド装置は、制御信号を受信すると、その制御信号に記載された識別情報を参照し、その識別情報に基づいて定まる制御プレーン装置に制御信号を転送する。
本発明によれば、複数の制御プレーン装置はそれぞれ担当する制御信号の識別情報が分離されており、フロントエンド装置がその識別情報によって制御信号を振り分けるので、各制御プレーン装置にそれぞれ外部共通アドレスを付与する必要が無く、外部共通アドレスを増やさなくても制御プレーン装置を増設し、処理能力を強化させることができる。
本実施形態によるLTEシステムの構成を示すブロック図である。 MME105の構成例を示す図である。 SGW102の構成例を示す図である。 PGW103構成例を示す図である。 本実施形態におけるInitial Attachのシーケンス例を示す図である。 本実施形態におけるInitial Attachのシーケンス例を示す図である。 本実施形態におけるInitial Attachのシーケンス例を示す図である。 本実施形態におけるInitial Attachのシーケンス例を示す図である。 MME105の構成例を示すブロック図である。 SGW102の構成例を示すブロック図である。 PGW103の構成例を示すブロック図である。 S1AP/NASパケット受信時のFEMME51のMME−C選択510の処理例を示すフローチャートである。 GTP−Cパケット受信時のFEMME51のMME−C選択5102の処理例を示すフローチャートである。 GTP−Cパケット受信時のFESGW21のSGW−C選択2102の処理を示すフローチャートである。 GTP−Cパケット受信時のFEPGW31によるPGW−C選択3102の処理を示すフローチャートである。 FEMME51によるパケット転送先の情報を管理するテーブルの一例を示す図である。 FESGW21によるパケット転送先の情報を管理するテーブルの一例を示す図である。 FEPGW31によるパケット転送先の情報を管理するテーブルの一例を示す図である。 MME−C52の起動時の動作シーケンスを示す図である。 SGW−C22の起動シーケンスを示す図である。 PGW−C32の起動シーケンスを示す図である。 SGW−C22が保持する、新規ベアラ選択のためのテーブルの一例を示す図である。 SGW−C22が保持する、既存ベアラ選択のためのテーブルの一例を示す図である。 PGW−C32が保持する、新規ベアラ選択のためのテーブルの一例を示す図である。 PGW−C32が保持する、既存ベアラ選択のためのテーブルの一例を示す図である。 Initial AttachにおいてSGW−Uを選択する処理のシーケンスを示す図である。 Initial AttachにおいてPGW−Uを選択シーケンスを示す図である。 SGW−U選択の処理を示すフローチャートである。 PGW−U選択の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。本実施形態では、3.9G(Generation)のLTE(Long Term Evolution)システムを例示する。
図1は、本実施形態によるLTEシステムの構成を示すブロック図である。図1において、ブロック間を結ぶ破線矢印はCプレーン信号(制御信号)の流れを示し、実線矢印は、Uプレーン信号(ユーザ信号)の流れを示す。ユーザ装置(UE:User Equipment)104は、ユーザが利用する移動通信の端末であり、例えばスマートフォンや携帯電話などである。eNB(evolved Node B)101は、ユーザ装置と無線で接続する基地局装置である。
LTEシステムは、その基幹をなすコアネットワークと、ユーザ装置を収容しコアネットワークに接続するアクセスネットワークとを含む。機能面で見ると、LTEシステムは、ユーザデータを転送する機能を果たすUプレーン(User Plane)と、各種制御に関する情報を送受信する機能を果たすCプレーン(Control Plane)とを含む。
LTEシステムのコアネットワークはEPC(Evolved Packet Core)である。EPCには、MME105、SGW102およびPGW103が含まれる。
MME105は、UE104の位置登録および移動を管理する装置であり、それに関連するCプレーンの制御を行う。外部ネットワークは一例としてPDN(Packet Data Network)106である。
SGW102は、UE104が移動する際のアンカーポイントとなる装置であり、それに関連するCプレーンおよびUプレーンの制御を行う。PGW103は、LTEシステムを外部ネットワークに接続するゲートウェイであり、それに関連するCプレーンおよびUプレーンの制御を行う。
UE104、eNB101、SGW102、PGW103、PDN106はUプレーンのデータ転送を行うことができる。UE104、MME105、SGW102、PGW103はCプレーンの制御信号の送受信を行うことができる。
SGW102は、FESGW(Frontend SGW)21、SGW−C22、およびSGW−U23という要素で構成されている。また、PGW103はFEPGW(Frontend PGW)31、PGW−C32、およびPGW−U33という要素で構成されている。また、MME105はFEMME(Frontend MME)51およびMME−C52という要素で構成されている。
なお、図1には、SGW102、PGW103およびMME105がそれぞれ1つずつある例を示しているが、それぞれの個数は限定されない。また、図1には、SGW102、PGW103およびMME105の内部の構成要素がそれぞれ3つずつある例を示しているが、これに限定されることもない。構成要素はそれぞれ1つ以上あればよく、それら構成要素の個数が揃っている必要もない。
Uプレーンは、UE104、eNB101、SGW−U23、PGW−U33およびPDN106により制御される。SGW−U23およびPGW−U33はそれぞれ単一または複数の装置で構成される。なお、SGW−U23およびPGW−U33の個数を揃える必要も無い。
Cプレーンは、UE104、eNB101、パケット分散転送装置107、FEMME51、MME−C52、FESGW21、SGW−C22、FEPGW31およびPGW−C32により制御される。
ここでは、FEMME51、FESGW21、FEPGW31がそれぞれ複数個存在しているものとする。パケット分散転送装置107は、受信したパケットを複数のFEMME51、複数のFESGW21、複数のFEPGW31へ分散して転送する。分散は例えばラウンドロビン等のECMP(Equal Cost Multi Path)で分散させればよい。
パケット分散転送装置107は、eNB101から受信したS1AP(S1 Application Protocol)/NAS(Non Access Stratum)パケットをFEMME51へ転送する。また、パケット分散転送装置107は、SGW−C22から受信したGTP−C(GPRS(General Packet Radio Service) Tunnelling Protocol for Control plane)パケットをFEMME51またはFEPGW31へ転送する。また、パケット分散転送装置107はMME−C52およびPGW−C32から受信したGTP−CパケットをFESGW21へ転送する。MME−C52からeNB101へS1AP/NASパケットを送る場合は、パケット分散転送装置107を経由せずにMME−C52からeNB101へ直接送信される。
図2Aは、MME105の構成例を示す図である。
MME105はFEMME51およびMME−C52を備える。FEMME51は、ハードウェア構成として、メモリ511、CPU512、およびインタフェース(I/F:Interface)513を備える。CPU512はメモリ511内に展開されたソフトウェアプログラムを順次読み出して実行する。I/F513は装置外部および装置内部と接続されており、装置外部とのパケットの送受信および装置内部の他の構成要素と信号の送受信を行う。MME−C52もハードウェア的にはFEMME51と同様の構成である。のあ、I/Fを装置外部用と装置内部用に分けたり、それぞれを複数個とすることも可能である。また、FEMME51とMME−C52に同一のメモリあるいは同一のCPUを使用することも可能であり、更に、FEMME51やMME−C52を仮想化することも可能である。
図2Bは、SGW102の構成例を示す図である。
SGW−C102は、FESGW21、SGW−C22およびSGW−U23を備える。FESGW21は、ハードウェア構成として、メモリ211、CPU212、およびインタフェース(I/F:Interface)213を備える。CPU212はメモリ211内に展開されたソフトウェアプログラムを順次読み出して実行する。I/F213は装置外部および装置内部と接続されており、装置外部とのパケットの送受信および装置内部の他の要素との信号送受信を行う。SGW−C22およびSGW−U23もハードウェア的にはFESGW21と同様の構成である。I/Fは装置外部用と装置内部用に分けることも可能であり、またそれぞれを複数とすることも可能である。なお、FESGW21、SGW−C22およびSGW−U23はそれぞれ同一のメモリや同一のCPUを使用する構成も可能であり、さらに、FESGW21、SGW−C22およびSGW−U23を仮想化することも可能である。
図2Cは、PGW103構成例を示す図である。
PGW103はFEPGW31、PGW−C32およびPGW−U33を備える。FEPGW31はハードウェア構成として、メモリ311、CPU312、インタフェース(I/F:Interface)313を備える。CPU312はメモリ311内に展開されたソフトウェアプログラムを順次読み出して実行する。I/F313は装置外部および装置内部と接続されており、装置外部とのパケットの送受信および装置内部の他の要素と信号の送受信を行う。PGW−C32およびPGW−U33もFEPGW31と同様の構成である。I/Fは装置外部用と装置内部用に分けることも可能であり、またそれぞれを複数とすることも可能である。FEPGW31、PGW−C32およびPGW−U33にはそれぞれ同一のメモリや同一CPUを使用することも可能であり、更に、FEPGW31、PGW−C32およびPGW−U33を仮想化することも可能である。
以上の説明から、本実施形態では、MME105がFEMME51およびMME−C52で構成されている。また、SGW102がFESGW21、SGW−C22、およびSGW−U23で構成されている。また、PGW103がFEPGW31、PGW−C32、およびPGW−U33で構成されている。FEMME51、FESGW21およびFEPGW31は、それぞれ外部のMME、SGW、PGW等の装置に対して、Cプレーン制御用IPアドレスが1つのIPアドレスとする。
次に、本実施形態におけるInitial Attachの一例について図3、4、5、6を用いて説明する。図3、図4、図5、図6は、本実施形態におけるInitial Attachのシーケンス例を示す図である。
図3において、UE104からeNB101へAttach Request1001が送信されると、それを受信したeNB101は、パケット分散転送装置107へAttach Request1002のパケットを送信する。そのパケットを受信したパケット分散転送装置107はFEMME選択1003の処理を実行し、その処理で選択したFEMME51へ転送する(1004)。
そのパケットを受信したFEMME51はMME−C選択1005の処理を実行し、その処理で選択したMME−C52へ、IME−Cへ転送1006の処理によりパケットを送信する。
そのパケットを受信したMME−C52は、パケット分散転送装置107へCreate Session Requestのパケットを送信する(1007)。そのパケットを受信したパケット分散転送装置107はFESGW選択1008の処理を実行し、その処理で選択したFESGW21へ、FESGWへ転送1009の処理により、そのパケットを送信する。
そのパケットを受信したFESGW21はSGW−C選択1010の処理を実行し、その処理で選択したSGW−C22へ、SGW−Cへ転送1011の処理により、パケットを送信する。そのパケットを受信したSGW−C22は、パケット分散転送装置107へCreate Session Request1012のパケットを送信する。そのパケットを受信したパケット分散転送装置107は、FEPGW選択1013の処理を実行し、その処理で選択したFEPGW31へ、FEPGWへ転送1014の処理により送信する。このFEPGWへ転送1014以降の処理は図4に示されている。
そのパケットを受信したFEPGW31は、PGW−C選択1015の処理を実行し、その処理で選択したPGW−C32へ、PGW−Cへ転送1016の処理により転送する。パケットを受信したPGW−C32は、パケット分散転送装置107へCreate Session Response1017のパケットを送信する。
そのパケットを受信したパケット分散転送装置107はFEPGW選択1018の処理を実行し、その処理で選択したFESGW21へ、FESGWへ転送1019の処理により、パケットを送信する。そのパケットを受信したFESGW21は、SGW−C選択1020の処理を実行し、その処理で選択したSGW−C22へ、SGW−Cへ転送1021の処理により、パケットを送信する。
そのパケットを受信したSGW−C22はパケット分散転送装置107へCreate Session Response1022のパケットを送信する。そのパケットを受信したパケット分散転送装置107は、FEMME選択1023の処理を実行し、その処理で選択したFEMME51へ、FEMMEへ転送1024の処理により、そのパケットを送信する。
そのパケットを受信したFEMME51はMME−C選択1025の処理を実行し、選択したMME−C52へ、MME−Cへ転送1026の処理により、パケットを送信する。
パケットを受信したMME−C52は、eNB101へ、Initial Context Setup Request/Attach Accept1027のパケットを送信する。このInitial Context Setup Request/Attach Accept1027以降の処理は図5に示す。
そのパケットを受信したeNB101はUE104へRRC Connection Reconfiguration1028のパケットを送信する。そのパケットを受信したMME−C52は、eNB101へ、Initial Context Setup Request/Attach Accept1027を送信し、受信した前記eNB101はUE104へRRC Connection Reconfiguration1028のパケットを送信する。
そのパケットを受信したUE104はeNB101へRRC Connection Reconfiguration Complete1029のパケットを送信する。そのパケットを受信したeNB101は、パケット分散転送装置107へInitial Context Setup Response1030のパケットを送信する。そのパケットを受信したパケット分散転送装置107は、FEMME選択1031の処理を実行し、選択したFEMME51へ、FEMMEへ転送1032の処理により、パケットを送信する。
そのパケットを受信したFEMME51はMME−C選択1033の処理を実行し、その処理で選択したMME−C52へ、MME−Cへ転送1034の処理により、そのパケットを送信する。
UE104はeNB101へDirect Transfer1035のパケットを送信する。そのパケットを受信したeNB101はパケット分散転送装置107へAttach Complete1036のパケットを送信する。
そのパケットを受信したパケット分散転送装置107は、FEMME選択1037の処理を実行する。その処理で選択したFEMME51へ、FEMMEへ転送1038の処理によりパケットを送信する。
そのパケットを受信したFEMME51はMME−C選択1039の処理を実行し、その処理で選択したMME−C52へ、MME−Cへ転送1040の処理により、パケットを送信する。そのパケットを受信したMME−C52はパケット分散転送装置107へModify Session Request1041のパケットを送信する。そのパケットを受信したパケット分散転送装置107はFESGW選択1042の処理を実行し、その処理で選択したFESGW21へ、FESGWへ転送1043の処理により、パケットを送信する。
そのパケットを受信したFESGW21はSGW−C選択1044の処理を実行し、その処理で選択したSGW−C22へ、SGW−Cへ転送1045の処理により、パケットを送信する。そのパケットを受信したSGW−C22は、パケット分散転送装置107へModify Bearer Response1046のパケットを送信する。そのパケットを受信したパケット分散転送装置107はFEMME選択1047の処理を実行し、その処理で選択したFEMME51へ、FEMMEへ転送1048の処理により、パケットを送信する。
そのパケットを受信したFEMME51は、MME−C選択1049の処理を実行し、その処理で選択したMME−C52へ、MME−Cへ転送1050の処理により、パケットを送信する。
以上のように本実施形態のInitial Attachは行われる。MME−C52がCプレーンパケットを受信する時はFEMME51を経由すること、SGW−C22がCプレーンパケットを受信する時はFESGW21を経由すること、PGW−C32がCプレーンパケットを受信する時はFEPGW31を経由することを特徴とする。
次に、図7、図8、図9を用いて、MME105、SGW102およびPGW103の機能的な構成について説明する。ここで登場するTEID(Tunnel Endpoint Identifier)およびはMME−UE−S1AP−IDは32bitでトンネル単位にユニークな値となる。
図7は、MME105の構成例を示すブロック図である。MME105はFEMME51およびMME−C52を有する。FEMME51はTEID−C値域割当部5101、MME−C選択部5102、GTPパケット転送部5103、MME−C監視部5104、MME−C転送先IPアドレス割当部5105、MME−UE−S1AP−ID値域割当部5106およびS1AP/NASパケット転送部5107を備える。MME−C52はCプレーン制御5201を備える。
図8は、SGW102の構成例を示すブロック図である。SGW102は、FESGW21、SGW−C22およびSGW−U23を有している。FESGW21はTEID−C値域割当部2101、SGW−C選択部2102、SGW−C監視部2104、SGW−C転送先IPアドレス割当部2105およびSGW−UIPアドレス割当部2106を有している。SGW−C22はCプレーン制御部2201およびSGW−U選択部2202を有する。SGW−U23はUプレーン制御部2301を有する。
図9は、PGW103の構成例を示すブロック図である。PGW103は、FEPGW31、PGW−C32およびPGW−U33を有している。FEPGW31はTEID−C値域割当部3101、PGW−C選択部3102、PGW−C監視部3104、PGW−C転送先IPアドレス割当部3105およびPGW−UIPアドレス割当部3106を有する。PGW−C32はCプレーン制御部3201およびPGW−U選択部3202を有する。PGW−U33はUプレーン制御部3301を有する。
以上が本実施形態のLTEシステムの各装置の構成である。
次に、図7〜9のブロック図に登場した各部の処理例について説明する。
図10は、S1AP/NASパケット受信時のFEMME51のMME−C選択510の処理例を示すフローチャートである。
FEMME51はS1AP/NASパケットを受信し(ステップ51021)、受信したS1AP/NASパケットにMME−UE−S1AP−IDが存在するか否k判定する(ステップ51022)。判定結果がNOの場合、FEMME51はラウンドロビン方式でMME−Cを選択し(ステップ51023)、その処理で選択したMME−Cへ、S1AP/NASパケットを転送する(ステップ51025)。
S1AP/NASパケットにMME−UE−S1AP−IDが存在するか否かの判定処理(ステップ51022)において、判定結果がYESの場合、FEMME51は、そのMME−UE−S1AP−IDを取得し、取得したMME−UE−S1AP−IDから特定のMME−Cを選択し(ステップ51024)、その処理で選択したMME−C52へ、S1AP/NASパケットを転送する(ステップ51025)。
図14は、FEMME51によるパケット転送における転送先に関する情報を管理するテーブルの一例を示す図である。
FEMME51は、図14に例示されたテーブルを用いて、S1AP/NASパケットの転送をする。FEMME51は、例えば、MME−UE−S1AP−IDが0x00001234のGTP−Cパケットを受信すると、図14のテーブルを参照し、MME−C番号5111が0で転送先IPアドレス5113が10.10.10.0のMME−C52を転送先として選択する。この転送先のパケット転送フラグ5112がONつまり転送可能であるため、FEMME51はGTP−Cパケットを転送先のMME−C51へパケットを転送する。
図11は、GTP−Cパケット受信時のFEMME51のMME−C選択5102の処理例を示すフローチャートである。
FEMME51はGTP−Cパケットを受信し(ステップ51026)、その処理で受信したGTPパケットのTEID−Cが0か否か判定する(ステップ51027)。判定結果がYESの場合、FEMME51はラウンドロビン方式でMME−Cを選択し(ステップ51028)、その処理で選択したMME−Cへ、GTP−Cパケットを転送する(ステップ51020)。
一方、受信したGTP−CパケットのTEID−Cが0か否かの判定処理(ステップ51027)の判定結果がNOの場合、FEMME51は、受信したTEID−Cから特定のMME−Cを選択し(ステップ51029)、その処理で選択したMME−C52へ、GTP−Cパケットを転送する(ステップ51020)。
FEMME51は、MME−C52のリソースを管理し、最もリソースの空きがあるMME−C52へ、TEID−Cが0のGTP−Cパケットを転送することができる。
このときFEMME51は、図14に例示されたテーブルを用いて、GTP−Cパケットを転送をする。FEMME51は、TEIDが0x00001234のGTP−Cパケットを受信すると、図14のテーブルを参照し、MME−C番号5111が0で転送先IPアドレス5113が10.10.10.0のMME−C52を転送先として選択する。そのMME−C51はパケット転送フラグ5112がONのため、FEMME51はGTP−Cパケットを転送する。
図12は、GTP−Cパケット受信時のFESGW21のSGW−C選択2102の処理を示すフローチャートである。
FESGW21はGTP−Cパケットを受信し(ステップ201)、その処理で受信したGTPパケットのTEID−Cが0か否か判定する(ステップ202)。判定結果がYESの場合、FESGW21はラウンドロビン方式でSGW−Cを選択し(ステップ205)、その処理で択したSGW−Cへ、GTP−Cパケットを転送する(ステップ207)。
一方、受信したGTPパケットのTEID−Cが0か否かの判定処理(ステップ202)の判定結果がNOの場合、FESGW21は、受信したTEID−Cから特定のSGW−Cを選択し(ステップ206)、その処理で選択したSGW−Cへ、GTP−Cパケットを転送する(ステップ207)。
FESGW21はSGW−C22のリソースを管理し、最もリソースの空きがあるSGW−C22へ、TEID−Cが0のGTP−Cパケットを転送する。
図15は、FESGW21によるパケット転送における転送先に関する情報を管理するテーブルの一例を示す図である。
FESGW21は、図15に例示したテーブルを用いて、GTP−Cパケットを転送をする。例えば、FESGW21は、TEIDが0x00001234のGTP−Cパケットを受信すると、図15に例示されたテーブルを参照し、SGW−C番号2111が0で転送先IPアドレス2113が10.20.20.0のSGW−C22を転送先として選択する。パケット転送フラグ2112がONのため、FESGW21は転送先として選択したSGW−C22へGTP−Cパケットを転送する。
この設定の場合、SGW−C番号2111が0のSGW−C22は、S11/S4−SGW−TEID−CとS5−SGW−TEID−Cの両方ともTEID値域2114が0x00000001〜0x00FFFFFFの範囲でTEIDを割当てるので、MMEから受信したGTP−CパケットとPGWから受信したGTP−Cパケットとで同じSGW−C22を転送先として選択することになる。
図13は、GTP−Cパケット受信時のFEPGW31によるPGW−C選択3102の処理を示すフローチャートである。FEPGW31は、GTP−Cパケットを受信し(ステップ301)、その処理で受信したGTPパケットのTEID−Cが0か否か判定する(ステップ302)。判定結果がYESの場合、FEPGW31は、ラウンドロビン方式でPGW−Cを選択し(ステップ305)、その処理で選択したPGW−Cへ、GTP−Cパケットを転送する(ステップ307)。
その受信したGTPパケットのTEID−Cが0か否かの判定処理(ステップ302)の判定結果がNOの場合、FEPGW31は、受信したTEID−Cから特定のPGW−Cを選択し(ステップ306)、その処理で選択したPGW−CへGTP−Cパケットを転送する(ステップ307)。
図16は、FEPGW31によるパケット転送における転送先に関する情報を管理するテーブルの一例を示す図である。
FEPGW31はPGW−C32のリソースを管理し、最もリソースの空きがあるPGW−C32へTEID−Cが0のGTP−Cパケットを転送することができる。このときFEPGW31は図16に例示したテーブルを用いて選択した転送先にGTP−Cパケットを転送する。
FEPGW31は、例えば、TEIDが0x00001234であるGTP−Cパケットを受信すると、図16に例示されたテーブルを参照し、転送先IPアドレス3113の10.20.30.0のPGW−C番号3111が0のPGW−C32を選択し、パケット転送フラグ3112がONのため、GTP−Cパケットを転送する。
本実施形態のMME−C選択5102、SGW−C選択2102およびPGW−C選択3102の処理例はそれぞれのMME−C52、SGW−C22、PGW−C32が識別子を割当てることと、その識別子の一元管理を必要としないことによりシステムの可用性が高くなることと、FEMME51、FESGW21およびFEPGW31を複数構成にしたときにそれぞれ同じ設定にした場合にそれぞれのFEMME51、FESGW21およびFEPGW31の間で情報同期をしなくても同じセッション情報を持つMME−C52、SGW−C22、PGW−C32が選択されることと、各ノードの数を増加させるとCプレーン処理性能が高くなることと、情報同期をしていないため各ノードの数を増加させるとシステムの可用性が高くなることを特徴とする。
次に、MME−C52、SGW−C22およびPGW−C32の起動時の動作例について説明する。
図17は、MME−C52の起動時の動作シーケンスを示す図である。MME−C52は、起動開始5000で起動すると、MME−C転送先IPアドレス要求5001のパケットをFEMME51へ送信する。そのパケットを受信したFEMME51はMME−C転送先IPアドレス割当5002のパケットをMME−C52に送信する。
FEMME51は、MME−C転送先IPアドレス割当5002のパケットを送信した後に更にTEID−C値域割当5003のパケットをMME−C52に送信する。MME−C52は、割り当てられたTEID−Cを使用する。FEMME51はTEID−C値域割当5003のパケットを送信した後に更に、MME−UE−S1AP−ID値域割当5004のパケットを送信する。
そのパケットを受信したMME−C52は、割り当てられたMME−UE−S1AP−IDを使用する。MME−C52は起動通知5005のパケットをFEMME51へ送信する。そのパケットを受信したFEMME51は、図14に示したテーブルのパケット転送フラグ5112をONにする。
図18は、SGW−C22の起動シーケンスを示す図である。SGW−C22は起動すると、まずSGW−C転送先IPアドレス要求2001のパケットをFESGW21へ送信する。そのパケットを受信したFESGW21はSGW−C転送先IPアドレス割当2002を送信する。FESGW21はSGW−C転送先IPアドレス割当2002のパケットを送信した後にTEID−C値域割当2003のパケットを送信する。
それらのパケットを受信したSGW−C22はパケットにて割り当てられたTEID−Cを使用する。そして、SGW−C22はSGW−UIPアドレス取得要求2004のパケットをFESGW21へ送信する。
そのパケットを受信したFESGW21はSGW−UIPアドレス通知2005のパケットをSGW−Cへ送信する。そのパケット受信したSGW−C22は起動通知2006のパケットをFESGW21へ送信する。そのパケットを受信したFESGW21は、図15のテーブルにおけるパケット転送フラグ2112をONにする。
図19は、PGW−C32の起動シーケンスを示す図である。PGW−C32は起動するとPGW−C転送先IPアドレス要求3001のパケットをFEPGW31へ送信する。そのパケットを受信したFEPGW31はPGW−C転送先IPアドレス割当3002のパケットをPGW−C32へ送信する。
FEPGW31はPGW−C転送先IPアドレス割当3002を送信した後に更にTEID−C値域割当3003のパケットを送信する。それらのパケットを受信したPGW−C32は、パケットにより割り当てられたTEID−Cを使用する。そして、PGW−C32はPGW−UIPアドレス取得要求3004のパケットをFEPGW31へ送信する。そのパケットを受信したFEPGW31はPGW−UIPアドレス通知3005のパケットをPGW−Cへ送信する。
そのパケットを受信したPGW−C32は起動通知3006のパケットをFEPGW31へ送信する。そのパケットを受信したFEPGW31は図16に示したテーブルの他パケット転送フラグ3112をONにする。
以上が本実施形態の起動時の動作例である。
MME−C52、SGW−C22およびPGW−C32の起動からCプレーン制御で外部共通IPアドレスを増加させることなく、FEMME51、FESGW21、FEPGW31、MME−C52、SGW−C22およびPGW−C32を増加させてCプレーン容量を増加することができる。また、MME−C52、SGW−C22およびPGW−C32を起動したときに、FEMME51、FESGW21およびFEPGW31が自動でMME−C52、SGW−C22およびPGW−C32を設定することと、FEMME51、FESGW21およびFEPGW31がMME−C52、SGW−C22およびPGW−C32へ識別子の値域を割当てるので、識別子の一元管理をする必要が無いことが特徴である。
本実施形態に従うとシステムの可用性の向上、MME−C52、SGW−C22およびPGW−C32を増加させた場合に手動で設定を追加する必要が無いため、運用および保守のコスト低減、ヒューマンエラーによる事故の低減が可能である。
次に、本実施形態における、SGW−C22によるSGW−U23の選択と、PGW−C32によるPGW−U33の選択について説明する。
本実施形態の背景技術に該当するものとして特開2015−50772号公報に記載された技術がある。特開2015−50772号公報には、Uプレーンの通信量の拡大への対応に関連する技術が開示されている。具体的には「PGW−OがPGW−Cエンティティからベアラ作成/更新要求パケットを受信した後に、以下のサブステップが実行される。第1に、このベアラからのUプレーンデータパケットを処理するために、PPUを選択して、S5/S8 TEIDを割り当てる、PPU選択機能が実行される。」という記載がある。PGW−OはPGWオーケストレータである。PGW−CはPGW Cプレーンである。PPUはパケット処理ユニットである。
特開2015−50772号公報に記載された技術においては、各ベアラを処理するUプレーン処理部を選択する機能を提供するPGW−Oが故障すると、その故障後に生成あるいは更新されるベアラを処理するUプレーン処理部が選択できなくなり、そのUプレーンの制御を行うことができなくなるという問題があった。本実施形態では以下に説明するように、この問題が解決されている。
まず、図20A、図20B、図22、および図24を用いてSGW−U選択の機能について説明する。
図20Aは、SGW−C22が保持する、新規ベアラ選択のためのテーブルの一例を示す図である。図20Bは、SGW−C22が保持する、既存ベアラ選択のためのテーブルの一例を示す図である。
図20Aを参照すると、新規ベアラ選択のためのテーブルには、SGW−U番号2211、S1−SGW−UIP2212、S5−SGW−UIP2213、ベアラ確立数2214、GBR(Guaranteed Bit Rate)−UL(Upload)2215(Mbps)、最大UL帯域2216(Mbps)、GBR−DL(Download)2217(Mbps)および最大DL帯域2218(Mbps)が対応付けて記録されている。
図20Bを参照すると、既存ベアラ選択のためのテーブルには、S11/S4−SGW−TEID−C2219、S5−SGW−TEID−C2220、S1−SGW−UIPアドレス2221およびS5−SGW−UIPアドレス2222が対応づけて記録されている。
図22は、Initial AttachにおいてSGW−Uを選択する処理のシーケンスを示す図である。
まず、新規ベアラに対するSGW−Uの選択の処理について説明する。
図4に示したシステム全体のシーケンスにおけるSGW−Cへ転送1021が、図22におけるCreate Session Response1021に相当する。FESGW21がCreate Session Response1021のパケットを送信し、そのパケットを受信したSGW−C22がSGW−U選択2202の処理を実行する。
SGW−U選択2202の処理の後に、SGW−C22は、SGW−U選択2202で選択したSGW−U23へ転送パス情報通知2011のパケットを送信する。そのパケットを受信したSGW−U23は、通知された転送パス情報を新規に作成し、作成が完了すると、SGW−C22へ転送パス情報通知応答2012のパケットを送信する。そのパケットを受信したSGW−C22は、Create Session Response1022のパケットをMME−C52に送信する。
このCreate Session Response1022のパケットは、図4に示したシステム全体のシーケンスにおける、Create Session Response1022のパケットと、それを転送するFEMMEへ転送1024およびMME−Cへ転送1026に相当する。
次に、既存ベアラに対するSGW−Uの選択の処理について説明する。
図6に示したシステム全体のシーケンスにおけるSGW−Cへ転送1045が図22におけるModify Bearer Request1045に相当する。
FESGW21がModify Bearer Request1045のパケットをSGW−C22に送信する。そのパケットを受信したSGW−C22がSGW−U選択2202の処理を実行する。
SGW−U選択2202の処理の後にSGW−C22は、GW−U選択2202で選択したSGW−U23へ転送パス情報通知2013のパケットを送信する。そのパケットを受信したSGW−U23は、転送パス情報を更新し、更新が完了すると、SGW−C22へ転送パス情報通知応答2014のパケットを送信する。そのパケットを受信したSGW−C22は、Modify Bearer Response1046をMME−C52に送信する。このModify Bearer Response1046は、図6に示したシステム全体のシーケンスにおけるModify Bearer Response1046と、それを転送するFEMMEへ転送1046およびMME−Cへ転送1050に相当する。
なお、SGW−U23は、転送パス情報通知を受信し、その内容に従って転送パスの新規作成および更新をする他、削除もすることもできる。
図24はSGW−U選択の処理を示すフローチャートである。
SGW−C22は、TEIDが0以外のGTP−Cパケットを受信すると(ステップ22021)、その処理で受信したGTP−CパケットのTypeを判定する(ステップ22022)。
ステップ22022の処理で、TypeがCreate Session ResponseまたはCreate Bearer Responseであった場合、SGW−C22は、GBR、最大帯域、およびベアラ数に基づいて、作成されるベアラに対するSGW−U23を選択する(ステップ22024)。次に、SGW−C22は、当該ベアラが使用するSGW−U23のIPアドレスを、図20Bに例示した既存ベアラ選択のためのテーブルへ反映する(ステップ22025)。さらに、SGW−C22は、選択したSGW−U23へ転送パス情報を通知する(ステップ22026)。
上記ステップ22024において、GBR、最大帯域、ベアラ数からSGW−U23を選択する処理の一例について説明する。ここでは既に保証した上り帯域(GBR−UL)に基づいてSGW−Uを選択する例を示す。SGW−C22は、最大UL帯域(Mbps)2216とGBR−UL(Mbps)2215の差分を計算する。個の差分が上り帯域の空き容量である。そして、SGW−C22は、この差分が一番大きいSGW−U23を選択する。
図20Aを参照すると、SGW−U番号が0〜2のSGW−U23は最大UL帯域(Mbps)2216が10000である。そして、SGW−U番号2211が0のSGW−U23はGBR−UL(Mbps)2215の値が10である。SGW−U番号2211が1のSGW−U23はGBR−UL(Mbps)2215の値が100である。SGW−U番号2211が2のSGW−U23はGBR−UL(Mbps)2215の値が10000である。したがって、この例では、SGW−U番号2211が0のSGW−U23を選択することになる。
次に、図21A、図21B、図23、および図25を用いてPGW−U選択の機能について説明する。
図21Aは、PGW−C32が保持する、新規ベアラ選択のためのテーブルの一例を示す図である。図21Bは、PGW−C32が保持する、既存ベアラ選択のためのテーブルの一例を示す図である。
図21Aを参照すると、新規ベアラ選択のためのテーブルには、PGW−U番号3211、S5−PGW−UIP3212、ベアラ確立数3213、GBR−UL(Mbps)3214、最大UL帯域(Mbps)3215、GBR−DL(Mbps)3216および最大DL帯域(Mbps)3217が対応づけて記録されている。
図21Bを参照すると、既存ベアラ選択のためのテーブルには、S5−PGW−TEID−C3218およびS5−PGW−UIPアドレス3219が対応付けて記録されている。
図23は、Initial AttachにおいてPGW−Uを選択シーケンスを示す図である。
図4に示したシステム全体のシーケンスにおけるPGW−Cへ転送1016が、図23のCreate Session Request1016に相当する。FEPGW31がCreate Session Request1016のパケットを送信し、そのパケットを受信したPGW−C32がPGW−U選択3202の処理を実行する。
PGW−U選択3202の処理の後に、PGW−C32は、PGW−U選択202で選択したPGW−U33へ転送パス情報通知3011のパケットを送信する。そのパケットを受信したPGW−U33は、通知された転送パス情報を新規に作成し、作成が完了すると、PGW−C32へ転送パス情報通知応答3012のパケットを送信する。そのパケットを受信したPGW−C32は、Create Session Response1017のパケットをSGW−C22に送信する。
このCreate Session Response1017のパケットは、図4に示したシステム全体のシーケンスにおける、Create Session Response1017と、それを転送するFESGWへ転送1019およびSGW−Cへ転送1021に相当する。
なお、PGW−U33は、転送パス情報通知を受信し、その内容に従って転送パスの新規作成の他、更新および削除をすることもできる。
図25はPGW−U選択の処理を示すフローチャートである。
PGW−C32は、TEIDが0以外のGTP−Cパケットを受信すると(ステップ32021)、受信したGTP−CパケットのTypeを判定する(ステップ32022)。パケットのTypeがCreate Session RequestまたはCreate Bearer Responseだった場合、PGW−C32は、GBR、最大帯域、ベアラ数に基づいてPGW−Uを選択する(ステップ32024)。次に、PGW−C32は、当該ベアラが使用するPGW−U33のIPアドレスを、図21Bに例示した既存ベアラ選択のためのテーブルへ反映し(ステップ32025)、選択したPGW−U33へ転送パス情報を通知する(ステップ32026)。
GBR、最大帯域、ベアラ数に基づいて、PGW−Uを選択する処理(ステップ)32024)の一例について説明する。PGW−C32におけるPGW−U選択方法をGBR−ULから選択する方法に設定した場合、選択処理実行時に最大UL帯域(Mbps)3215とGBR−UL(Mbps)3214の差分が最も大きいPGW−U33を選択する。
図21Aに示すように、PGW−U番号が0〜2のPGW−Uの最大UL帯域(Mbps)はいずれも10000である。そして、PGW−U番号3211が0のPGW−U33はGBR−UL(Mbps)3214の値が10である。PGW−U番号3211が1のPGW−U33はGBR−UL(Mbps)3214の値が100である。PGW−U番号3211が2のPGW−U33はGBR−UL(Mbps)3214の値が10000である。このときにはPGW−U番号3211が0のPGW−U32が選択される。
以上が本実施形態におけるSGW−U23の選択例およびPGW−U33の選択例である。なお、SGW−C22、PGW−C32の選択方法は任意に設定することができ、その設定によりSGW−U23、PGW−U33の選択ロジックを変更することができる。また、SGW−C22がSGW−U23を管理したり、PGW−C32がPGW−U33を管理したりする。更に、複数のSGW−C22、PGW−C32が、処理を担当する識別情報が互いに分離されているので、それぞれ別のSGW−U23、PGW−U33を管理することとなる。
本実施形態によるSGW−U23の選択方法、PGW−U33の選択方法によれば、リソースに余裕のあるSGW−U23およびPGW−U33へUプレーンの制御を割り当てることができ、リソースを有効活用することができる。
以上説明した本実施形態のLTEシステムの構成および動作を以下のように整理する。ここではMME、SGW、およびPGWの各機能の制御プレーンを実現する装置に共通する事項については機能を特定せず、単に制御プレーン装置などとして説明する。同様に、ここではSGWおよびPGWの各機能のユーザプレーンを実現する装置に共通する事項については機能を特定せず、単にユーザプレーン装置などとして説明する。
本実施形態によるネットワークシステム(LTEシステム)は、負荷分散して制御信号を処理する複数の制御プレーン装置と、制御信号を複数の制御プレーン装置に振り分けるフロントエンド装置と、を有している。複数の制御プレーン装置は、処理を担当する制御信号に記載される識別情報が予め互いに分離されている。フロントエンド装置は、制御信号を受信すると、その制御信号に記載された識別情報を参照し、その識別情報に基づいて定まる制御プレーン装置にその制御信号を転送する。
これにより、複数の制御プレーン装置はそれぞれ担当する制御信号の識別情報が分離されており、フロントエンド装置がその識別情報によって制御信号を振り分けるので、各制御プレーン装置にそれぞれ外部共通アドレスを付与する必要が無く、外部共通アドレスを増やさなくても制御プレーン装置を増設することができる。
また、フロントエンド装置は、制御プレーン装置が起動したとき、その制御プレーン装置に、処理すべき制御信号に記載される識別情報の割り当てを通知する。
これにより、予め定めた識別情報の割り当てをフロントエンド装置に持たせておき、起動した制御プレーン装置にフロントエンド装置から割り当てを通知するので、システムの管理が容易である。
また、フロントエンド装置は、制御プレーン装置が起動したとき、制御プレーン装置のそれぞれに、フロントエンド装置が転送する制御信号に宛先として付与するアドレスを割り当てる。
これにより、フロントエンド装置から転送する制御信号に付与するアドレスを予め定めてフロントエンド装置に持たせておき、起動した制御プレーン装置にフロントエンド装置からそのアドレスを通知するので、システムの管理が容易である。
また、フロントエンド装置は外部に向けた1つの外部共通アドレスを有し、外部共通アドレスが記載された制御信号を受信し、その制御信号の宛先となる制御プレーン装置に割り当てたアドレスを記載して転送する。
これにより、制御プレーン装置が増減しても外部から見えるのは外部共通アドレスだけなので、制御プレーン装置の増減設に伴う処理が容易である。
このネットワークシステムはLTEシステムであり、LTEシステムのコアネットワークには、ユーザ装置の位置登録および移動を管理するMMEと、移動するユーザ装置のアンカーポイントとなるSGWと、外部のネットワークに接続するゲートウェイとなるPGWとが含まれる。MMEの制御プレーン装置がMME−Cであり、SGWの制御プレーン装置がSGW−Cであり、PGWの制御プレーン装置がPGW−Cである。それぞれ複数のMME−C、SGW−C、PGW−Cが、制御信号であるS1AP/NASパケットに記載される識別情報であるMME−UE−S1AP−IDと、制御信号であるGTP−Cパケットに記載される識別情報であるTEIDで分離されている。また、MMEのフロントエンド装置がFEMMEであり、SGWのフロントエンド装置がFESGWであり、PGWのフロントエンド装置がFEPGWである。FEMME、FESGW、FEPGWは、S1AP/NASパケットを受信すると、そのS1AP/NASパケットに記載されたMME−UE−S1AP−IDを参照し、そのMME−UE−S1AP−IDを転送するMME−C、SGW−C、PGW−Cを決定し、GTP−Cパケットを受信すると、そのGTP−Cパケットに記載されたTEIDを参照し、そのGTP−Cパケットを転送するMME−C、SGW−C、PGW−Cを決定する。
このように、LTEシステムにおいて、複数の制御プレーン装置のそれぞれを識別情報により分離し、負荷分散を実現することができる。
また、ネットワークシステムは、制御信号を受信し、フロントエンド装置に転送する分散転送装置を更に有している。フロントエンド装置が複数あり、複数のフロントエンド装置は負荷分散して処理を実行するための共通の設定がされている。分散転送装置は、受信する制御信号を、複数のフロントエンド装置に分散させるように転送する。
これにより、複数のフロントエンド装置に共通設定をしておき分散転送装置がそれら複数のフロントエンド装置に制御信号を分散させるので、複数のフロントエンド装置に容易に負荷分散して処理を実行させることができる。
また、分散転送装置は、ECMP(Equal Cost Multi Path)により、複数のフロントエンド装置に制御信号を分散させる。
これにより、ECMPで制御信号を分散させることにより、容易に複数の制御プレーン装置に負荷を分散させることができる。
また、ネットワークシステムは、制御プレーン装置からの制御に従って、ベアラ上のユーザ信号を送受信する複数のユーザプレーン装置を更に有している。フロントエンド装置は、どのベアラにどのユーザプレーン装置を使用するかの選択を制御プレーン装置に通知する。制御プレーン装置は、フロントエンド装置からの通知に従って、どのベアラにどのユーザプレーン装置を使用するかを選択する。
これにより、制御プレーン装置はベアラに対してどのユーザプレーン装置を使用するかを、フロントエンド装置からの通知に従って選択するので、いずれかの制御プレーン装置が障害となってもフロントエンド装置からの通知で他の制御プレーン装置によりベアラを制御し、ベアラの制御を継続させることができる。
また、フロントエンド装置は、新たにベアラを追加するとき、最大帯域幅と割当済帯域幅の差分が最も大きなユーザプレーン装置を前記ベアラに使用することを決定する。
これにより、簡単な処理でユーザプレーン装置の負荷を適切に分散させることが可能である。
また、その場合、ネットワークシステムはLTEシステムであり、そのLTEシステムのコアネットワークには、ユーザ装置の位置登録および移動を管理するMMEと、移動するユーザ装置のアンカーポイントとなるSGWと、外部のネットワークに接続するゲートウェイとなるPGWとが含まれている。MMEの制御プレーン装置がMME−Cであり、SGWの制御プレーン装置がSGW−Cであり、PGWの制御プレーン装置がPGW−Cである。SGWのユーザプレーン装置がSGW−Uであり、PGWのユーザプレーン装置がPGW−Uである。MMEのフロントエンド装置がFEMMEであり、SGWのフロントエンド装置がFESGWであり、PGWのフロントエンド装置がFEPGWである。FESGW、FEPGWは、どのベアラにどのSGW−U、PGW−Uを使用するかの選択をSGW−C、PGW−Cに通知する。SGW−C、PGW−Cは、FESGW、FEPGWからの通知に従って、どのベアラにどのSGW−U、PGW−Uを使用するかを選択する。
これにより、LTEシステムにおいて、制御プレーン装置はベアラに対してどのユーザプレーン装置を使用するかを、フロントエンド装置からの通知に従って選択するので、いずれかの制御プレーン装置が障害となってもフロントエンド装置からの通知で他の制御プレーン装置によりベアラを制御し、ベアラの制御を継続させることができる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
101…eNB、102…SGW、103…PGW、104…UE、105…MME、106…PDN、107…パケット分散転送装置、21…FESGW、2101…C値域割当部、2102…C選択部、2104…C監視部、2105…C転送先IPアドレス割当部、2106…UIPアドレス割当部、211…メモリ、2111…C番号、2112…パケット転送フラグ、2113…転送先IPアドレス、2114…TEID値域、212…CPU、2201…Cプレーン制御部、2202…SGW−U選択部、2301…Uプレーン制御部、3101…TEID−C値域割当部、3102…PGW−C選択部、3104…PGW−C監視部、3105…PGW−C転送先IPアドレス割当部、3106…PGW−UIPアドレス割当部、311…メモリ、312…CPU、3201…Cプレーン制御部、3202…PGW−U選択部、33…PGW−U、51…FEMME、5101…TEID−C値域割当部、5102…MME−C選択部、5103…GTPパケット転送部、5104…MME−C監視部、5105…MME−C転送先IPアドレス割当部、5106…MME−UE−S1AP−ID値域割当部、5107…S1AP/NASパケット転送部、511…メモリ、5201…Cプレーン制御

Claims (11)

  1. 負荷分散して制御信号を処理する複数の制御プレーン装置と、
    前記制御信号を前記複数の制御プレーン装置に振り分けるフロントエンド装置と、を有し、
    前記複数の制御プレーン装置は、処理を担当する制御信号に記載される識別情報が予め互いに分離されており、
    前記フロントエンド装置は、前記制御信号を受信すると、該制御信号に記載された前記識別情報を参照し、該識別情報に基づいて定まる制御プレーン装置に該制御信号を転送する
    ネットワークシステム。
  2. 前記フロントエンド装置は、前記制御プレーン装置が起動したとき、該制御プレーン装置に、処理すべき制御信号に記載される識別情報の割り当てを通知する、請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記フロントエンド装置は、前記制御プレーン装置が起動したとき、前記制御プレーン装置のそれぞれに、前記フロントエンド装置が転送する前記制御信号に宛先として付与するアドレスを割り当てる、請求項2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記フロントエンド装置は外部に向けた1つの外部共通アドレスを有し、前記外部共通アドレスが記載された制御信号を受信し、該制御信号の宛先となる制御プレーン装置に割り当てたアドレスを記載して転送する、請求項3に記載のネットワークシステム。
  5. 前記ネットワークシステムはLTEシステムであり、該LTEシステムのコアネットワークには、ユーザ装置の位置登録および移動を管理するMMEと、移動するユーザ装置のアンカーポイントとなるSGWと、外部のネットワークに接続するゲートウェイとなるPGWとが含まれ、
    前記MMEの制御プレーン装置がMME−Cであり、前記SGWの制御プレーン装置がSGW−Cであり、前記PGWの制御プレーン装置がPGW−Cであり、
    それぞれ複数の前記MME−C、前記SGW−C、前記PGW−Cが、前記制御信号であるS1AP/NASパケットに記載される前記識別情報であるMME−UE−S1AP−IDと、前記制御信号であるGTP−Cパケットに記載される前記識別情報であるTEIDで分離されており、
    前記MMEのフロントエンド装置がFEMMEであり、前記SGWのフロントエンド装置がFESGWであり、前記PGWのフロントエンド装置がFEPGWであり、
    前記FEMME、前記FESGW、前記FEPGWは、
    前記S1AP/NASパケットを受信すると、該S1AP/NASパケットに記載されたMME−UE−S1AP−IDを参照し、該MME−UE−S1AP−IDを転送する前記MME−C、前記SGW−C、前記PGW−Cを決定し、
    前記GTP−Cパケットを受信すると、該GTP−Cパケットに記載されたTEIDを参照し、該GTP−Cパケットを転送する前記MME−C、前記SGW−C、前記PGW−Cを決定する、
    請求項1に記載のネットワークシステム。
  6. 制御信号を受信し、前記フロントエンド装置に転送する分散転送装置を更に有し、
    前記フロントエンド装置が複数あり、前記複数のフロントエンド装置は負荷分散して処理を実行するための共通の設定がされており、
    前記分散転送装置は、受信する制御信号を、前記複数のフロントエンド装置に分散させるように転送する、
    請求項1に記載のネットワークシステム。
  7. 前記分散転送装置は、ECMP(Equal Cost Multi Path)により、前記複数のフロントエンド装置に前記制御信号を分散させる、
    請求項6に記載のネットワークシステム。
  8. 前記制御プレーン装置からの制御に従って、ベアラ上のユーザ信号を送受信する複数のユーザプレーン装置を更に有し、
    前記フロントエンド装置は、どのベアラにどのユーザプレーン装置を使用するかの選択を前記制御プレーン装置に通知し、
    前記制御プレーン装置は、前記フロントエンド装置からの通知に従って、どのベアラにどのユーザプレーン装置を使用するかを選択する、
    請求項1に記載のネットワークシステム。
  9. 前記フロントエンド装置は、新たにベアラを追加するとき、最大帯域幅と割当済帯域幅の差分が最も大きなユーザプレーン装置を前記ベアラに使用することを決定する、
    請求項8に記載のネットワークシステム。
  10. 前記ネットワークシステムはLTEシステムであり、該LTEシステムのコアネットワークには、ユーザ装置の位置登録および移動を管理するMMEと、移動するユーザ装置のアンカーポイントとなるSGWと、外部のネットワークに接続するゲートウェイとなるPGWとが含まれ、
    前記MMEの制御プレーン装置がMME−Cであり、前記SGWの制御プレーン装置がSGW−Cであり、前記PGWの制御プレーン装置がPGW−Cであり、
    前記SGWのユーザプレーン装置がSGW−Uであり、前記PGWのユーザプレーン装置がPGW−Uであり、
    前記MMEのフロントエンド装置がFEMMEであり、前記SGWのフロントエンド装置がFESGWであり、前記PGWのフロントエンド装置がFEPGWであり、
    前記FESGW、前記FEPGWは、どのベアラにどのSGW−U、PGW−Uを使用するかの選択を前記SGW−C、前記PGW−Cに通知し、
    前記SGW−C、前記PGW−Cは、前記FESGW、前記FEPGWからの通知に従って、どのベアラにどの前記SGW−U、前記PGW−Uを使用するかを選択する、
    請求項8に記載のネットワークシステム。
  11. 負荷分散して制御信号を処理する複数の制御プレーン装置と、前記制御信号を前記複数の制御プレーン装置に振り分けるフロントエンド装置と、を有するネットワークシステムによる制御方法であって、
    前記複数の制御プレーン装置が、処理を担当する制御信号に記載される識別情報を予め互いに分離し、
    前記フロントエンド装置は、
    前記制御信号を受信すると、該制御信号に記載された前記識別情報を参照し、
    該識別情報に基づいて定まる制御プレーン装置に該制御信号を転送する、
    ネットワークシステムの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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