JP7245523B2 - 一体化した微小電極、及びそれを製造する方法 - Google Patents
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Description
本出願は、米国を指定国とし、かつ米国特許法第120条に基づき出願した国際特許であり、2017年4月12日出願の米国特許仮出願第62/484,500号に対する優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、NASAとの共同契約の下で、CASISによって付与されるGA-2016-238の下で政府支援によりなされた。米国政府は、本発明に一定の権利を有している。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
インサートであって、
(i)上面及び底面を備える、透過性固体支持体であって、前記上面が、前記インサートの前記底面が置かれる表面に対して水平または実質的に水平であり、前記上面が、前記上面から垂直に延在する1つ以上の突起によって内側部と外側部に分けられ、前記上面の前記内側部の少なくとも1つの領域が、容器の底面を画定し、前記1つ以上の突起が、前記容器の1つ以上の連続する側壁を画定する、前記透過性固体支持体と、
(ii)前記透過性固体支持体の前記上面に物理的に取り付けられて、前記容器内に配置される、1つ以上の電極と、
(iii)前記上面の前記外側部の少なくとも1つの領域上に配置される、1つ以上の接触パッドと、
を含む、前記インサート。
(項目2)
前記1つ以上の電極が上面及び底面を有する形状の平面であり、
前記1つ以上の電極の前記底面が、前記容器の前記底面と隣接してまたは実質的に隣接して配置される、項目1に記載のインサート。
(項目3)
前記透過性固体支持体の曲げ弾性率が、約0.2~約20ギガパスカル(GP)である、項目1に記載のインサート。
(項目4)
前記インサートが第1電極及び第2電極を含み、前記第1電極及び前記第2電極が長手方向軸に対して平行に整列配置されるが、前記側壁の逆の対向面に近接して配置される、項目1~3のいずれか一項に記載のインサート。
(項目5)
前記インサートが、前記上面上に約1ミリメートル~約10ミリメートルの高さを有する前記容器の前記側壁を画定する、その端の前記上面に物理的に取り付けられた円形または実質的に円形の第1突起部を備える、項目1~4のいずれか一項に記載のインサート。
(項目6)
前記透過性固体支持体が、円形または実質的に円形、半円形の形状であり、前記1つ以上の電極が平坦また実質的に平坦であり、前記上面に隣接して配置され、長手方向軸が前記透過性固体支持体の前記上面と平行であり、
前記インサートが、前記透過性固体支持体の前記外側部周辺に配置される、少なくとも2、3または4つの接触パッドを含む、項目1~5のいずれか一項に記載のインサート。
(項目7)
前記インサートが、前記透過性固体支持体に固着した円形または半円形の環を更に含み、前記透過性固体支持体及び前記環が、約0.5~約15ミリメートルの高さを有する、円筒状または実質的に円筒状の容器を画定する、項目1~6のいずれか一項に記載のインサート。
(項目8)
前記インサートが、前記容器の前記底面全体に配置されるヒドロゲルマトリックス層を更に含み、
前記電極の少なくとも一部が、前記ヒドロゲルマトリックス層の上面下に配置される、または前記ヒドロゲルマトリックス層の表層の真上に突出している、項目1~7のいずれか一項に記載のインサート。
(項目9)
前記ヒドロゲルマトリックスが、高さ約5~約500マイクロメートルの高さの層を形成し、
前記ヒドロゲルマトリックスが、深さ約5~約500マイクロメートルの空隙を含み、
前記空隙の底領域が、約500~約5000平方マイクロメートルの表面積を有する、項目8に記載のインサート。
(項目10)
1つ以上の単離されたシュワン細胞と、
1つ以上の後根神経節(DRG)またはDRG片と、
を更に含む、項目1~9のいずれか一項に記載のインサート。
(項目11)
第1ヒドロゲルマトリックスが前記上面全体で層状になり、少なくとも第1の空隙を含み、前記空隙が隣接する横領域及び底領域を含み、
前記電極のうちの少なくとも一部が、前記底領域下に配置される、または前記底領域上方に最小限に突出しており、
前記1つ以上の単離されたシュワン細胞及び/または前記1つ以上のDRGもしくはDRG片が、前記空隙の前記底領域上に配置され、前記シュワン細胞、前記DRGまたは前記DRG片が、前記1つ以上の電極上に配置される、またはそれと接触している、
項目10に記載のインサート。
(項目12)
前記1つ以上の電極が、チタン、金、ステンレス鋼、白金、イリジウム、タングステン、カーボンファイバ、銀、または塩化銀のうちの1つ以上を含む、項目1~11のいずれか一項に記載のインサート。
(項目13)
前記1つ以上の電極が微小電極である、項目1~12のいずれか一項に記載のインサート。
(項目14)
前記ヒドロゲルマトリックスが、成長及び/または細胞遊走を防ぐのに十分な堅さを備える第1ポリマーのヒドロゲルと、軸索成長及び/または細胞遊走を可能にするのに十分な堅さを備える第2ポリマーのヒドロゲルと、を含む、項目8~13のいずれか一項に記載のインサート。
(項目15)
前記ヒドロゲルマトリックスが、約15%以下のPEGと約0.05%~約5.0%のRAD16-I、RAD16-II、EAK16-I、EAK16-II及びdEAK16から選択される自己組織化ペプチドのうちの1つまたはその組み合わせとを含む第1ポリマー、及びメタクリル酸ゼラチンを含む、項目8~14のいずれか一項に記載のインサート。
(項目16)
前記透過性固体支持体が直径約0.1μm~約3μmの複数の孔を含む、項目1~15のいずれか一項に記載のインサート。
(項目17)
前記透過性固体支持体が、ポリエステルまたはポリビニルポリマーを含む、項目1~16のいずれか一項に記載のインサート。
(項目18)
前記ヒドロゲルマトリックスが、ポリエチレングリコール(PEG)、Puramatrix、メタクリル化ヒアルロン酸、アガロース、メタクリル化ヘパリン、ピロール(Py)、酸化ポリピロール(Ppy)、及びメタクリル化デキストランから選択される、化合物のうちの1つまたはその組み合わせを含む、項目8~16のいずれか一項に記載のインサート。
(項目19)
前記ヒドロゲルマトリックスが、前記溶液の体積に対する重量(w/v)の約20%以下の濃度でポリエチレングリコール(PEG)を含む、項目8~18のいずれか一項に記載のインサート。
(項目20)
前記ヒドロゲルマトリックスが、前記溶液の体積に対する重量(w/v)の約0.1%~約3.0%の濃度で、少なくとも1つの細胞透過性ポリマーを含む、項目8~19のいずれか一項に記載のインサート。
(項目21)
前記1つ以上の電極が、前記透過性固体支持体の前記上面の実質的に水平方向にある、項目1~20のいずれか一項に記載のインサート。
(項目22)
前記1つ以上の電極が、少なくとも1つの刺激電極、少なくとも1つの記録電極、及び少なくとも1つの接地電極を含む、項目1~21のいずれか一項に記載のインサート。
(項目23)
前記少なくとも1つの刺激電極及び前記少なくとも1つの記録電極が、約1μm~約1cm間隔で離れている、項目22に記載のインサート。
(項目24)
前記刺激電極及び前記記録電極が、互いに対して実質的に平行に配向されて、互いから離間配置される、項目22または23に記載のインサート。
(項目25)
前記接地電極が、前記刺激電極に実質的に平行に配向されて、それから離間配置される第1部分を含み、前記接地電極が、前記刺激電極に対して実質的に垂直に配向される第2部分を含む、項目22~24のいずれか一項に記載のインサート。
(項目26)
互いに実質的に平行に配向されて前記透過性固体支持体の一方の面に配置される第1刺激電極及び第1記録電極と、互いに実質的に平行に配向されて前記透過性固体支持体の反対面に配置される第2刺激電極及び第2記録電極と、前記第1刺激電極と前記第2刺激電極との間に配置された接地電極と、を含む、項目22~25のいずれか一項に記載のインサート。
(項目27)
前記第1刺激電極及び前記第1記録電極の接触パッドが、前記第2刺激電極及び前記第2記録電極の接触パッドから離れて配向される、項目22~26のいずれか一項に記載のインサート。
(項目28)
前記第1刺激電極及び前記第1記録電極の前記接触パッドが、前記第2刺激電極及び前記第2記録電極の前記接触パッドから約180度離れて配向される、項目22~27のいずれか一項に記載のインサート。
(項目29)
前記接地電極の接触パッドが、前記第1刺激電極及び前記第1記録電極ならびに前記第2刺激電極及び前記第2記録電極の前記接触パッドから90度離れて配向される、項目22~28のいずれか一項に記載のインサート。
(項目30)
前記1つ以上の接触パッドが、前記1つ以上の電極に電気的に接続している、項目1~29のいずれか一項に記載のインサート。
(項目31)
1つ以上の細胞を更に含む、項目1~30のいずれか一項に記載のインサート。
(項目32)
前記1つ以上の細胞が、膠細胞、胚細胞、間葉系幹細胞、人工多能性幹細胞に由来する細胞、交感神経細胞、副交感神経細胞、脊髄運動神経細胞、中枢神経系神経細胞、末梢神経系神経細胞、腸神経系神経細胞、運動神経細胞、感覚神経細胞、コリン作動性神経細胞、GABA作動性神経細胞、グルタミン酸作動性神経細胞、ドーパミン作動性神経細胞、セロトニン性神経細胞、介在神経細胞、アドレナリン作動性神経細胞、三叉神経節、星状膠細胞、乏突起膠細胞、シュワン細胞、小膠細胞、上衣細胞、放射状膠細胞、衛星細胞、消化器官膠細胞、下垂体細胞、免疫細胞、後根神経節、及びこれらの組み合わせから選択される、細胞及び/または組織のうちの1つまたはその組み合わせを含む、項目31に記載のインサート。
(項目33)
培養培地を更に含む、項目1~32のいずれか一項に記載のインサート。
(項目34)
アダプタであって、
(i)上面及び底面を有する、実質的に平坦かつ平面構造を画定する本体と、
(ii)前記本体の前記上面の1つ以上の平坦電極と、
(iii)絶縁体層と、
(iv)前記本体を通って形成される中央開口部周囲のその縁に配置されて、前記本体を通って延在する円形または実質的に円筒状のカラーと、を含む、前記アダプタ。
(項目35)
前記本体がポリマー樹脂を含む、項目34に記載のアダプタ。
(項目36)
前記本体が第1側縁及び第2側縁を含み、それぞれが約49mmの大きさに設定される、項目34または35に記載のアダプタ。
(項目37)
前記本体が約1mmの寸法の高さを含む、項目34~36のいずれか一項に記載のアダプタ。
(項目38)
中央開口部が、前記本体を通って形成され、延在する、項目34~37のいずれか一項に記載のアダプタ。
(項目39)
前記中央開口部周囲に放射状に配置されて、前記本体を通って延在する、接続ピンパターンを含み、
前記接続ピンのそれぞれが、前記平坦電極のうちの少なくとも1つに電気的に接続している、項目34~38のいずれか一項に記載のアダプタ。
(項目40)
前記1つ以上の平坦電極が、前記本体の周辺部から離間配置される、実質的に正方形パターンで前記本体の前記上面に配置される、項目34~39のいずれか一項に記載のアダプタ。
(項目41)
前記1つ以上の平坦電極の前記パターンが前記中央開口部を囲む、項目34~40のいずれか一項に記載のアダプタ。
(項目42)
前記1つ以上の平坦電極が、プランジャプレートの接点に取り付けられるように構成されており、前記1つ以上の平坦電極が、前記プランジャプレートの前記接点を介して増幅器及び電流供給源に操作可能かつ電気的に接続される、項目34~41のいずれか一項に記載のアダプタ。
(項目43)
前記1つ以上の平坦電極が、前記本体の前記上面に沿って連続する電気接続周辺部を形成する、項目34~42のいずれか一項に記載のアダプタ。
(項目44)
システムであって、
(i)前記中央開口部内に配置された、項目1~33のいずれか一項に記載の前記インサートと、
(ii)項目34~43のいずれか一項に記載の前記アダプタと、
(iii)電流ジェネレータを含む増幅器と、
(iv)電圧計及び/または電流計と、を含み、
前記増幅器、前記電圧計及び/または前記電流計ならびに前記電極が、回路を介して互いに電気的に接続されている、前記システム。
(項目45)
コントローラ、記録装置、コンピュータ記録装置及びスクリーンのうちの1つまたはその組み合わせを更に含み、
前記スクリーンが前記電圧計及び/または前記電流計に接続され、前記1つ以上の電極からの記録測定値を示すことができる、項目44に記載のシステム。
(項目46)
システムであって、
(i)項目1~33のいずれか一項に記載の前記インサートと、
(ii)前記インサートを受容するように構成され、必要な大きさに設定される組織培養支持体と、
を含む、前記システム。
(項目47)
前記組織培養支持体が、1つのウェルを含み、
前記インサートが、前記1つのウェル内に少なくとも部分的に導入されるように構成され、必要な大きさに設定される、項目46に記載のシステム。
(項目48)
前記組織培養支持体が、6、12、24または48つのウェルを含む、マルチウェルプレートを含む、項目46または47に記載のシステム。
(項目49)
容器中の1つ以上の細胞の3次元培養を作成する方法であって、
(i)1つ以上の細胞を項目1~33のいずれか一項に記載の前記インサートの前記透過性固体支持体に接触させることと、
(ii)前記インサートの前記容器に、1つ以上の単離した細胞または細胞を含む組織外植片を播種することと、
(iii)前記細胞を覆うのに十分な細胞培地の体積を有する前記容器に、細胞培地を加えることと、
を含む、前記方法。
(項目50)
1つ以上の細胞を試験する方法であって、
前記1つ以上の細胞を項目1~33のいずれか一項に記載の前記インサートの前記透過性固体支持体に配置することと、
入力電流または電圧を前記インサートの前記1つ以上の電極に印加することと、
前記1つ以上の細胞に関連する出力特性を記録することと、
を含む、前記方法。
(項目51)
前記出力特性は、抵抗または出力電流のうちの少なくとも1つを含む、項目50に記載の方法。
(項目52)
前記入力電流または電圧を、前記出力特性と比較することを含む、項目50または51に記載の方法。
(項目53)
1つ以上の細胞を試験する方法であって、
前記1つ以上の細胞を項目34~43のいずれか一項に記載の前記アダプタの前記上面に配置することと、
入力電流を前記アダプタの前記1つ以上の平坦電極に印加することと、
前記1つ以上の細胞に関連する出力特性を記録することと、
を含む、前記方法。
(項目54)
システムであって、
項目1~33のいずれか一項に記載の前記インサートを受容するように構成される試験装置であって、ハウジングを備える本体と、前記ハウジングを通って延在する内側通路と、を含む、前記試験装置と、
前記内側通路内に移動可能に配置されて、前記インサートから離間配置された隆起位置または前記インサートに対向して配置された下降位置に配置されるように構成される、プランジャと、
を含む、前記システム。
(項目55)
前記試験装置が、そこから延在する2つのアライナを備える基部を含み、
前記アライナが、前記インサートを受容して、その配向を維持するように構成される、項目54に記載のシステム。
(項目56)
前記基部が、それを通って延在するスロットを含み、
前記試験装置が、前記基部の前記スロット内に配置されるように構成されるスライドを含む、項目54または55に記載のシステム。
(項目57)
前記試験装置が、前記プランジャと前記ハウジングの間に配置されたばねを含み、
前記ばねが、前記プランジャを前記インサートの方向に圧接する、項目54~56のいずれか一項に記載のシステム。
(項目58)
前記プランジャが、前記隆起位置と前記下降位置との間の垂直軸に沿って移動するように構成される、項目54~57のいずれか一項に記載のシステム。
(項目59)
前記プランジャが、プレートを備える底端部と、前記底端部から垂直に延在する棒と、を含む、項目54~58のいずれか一項に記載のシステム。
(項目60)
前記プランジャの前記プレートが、前記インサートの前記電極と電気接触して配置されるように構成される、電気接点を備える回路基板を含む、項目54~59のいずれか一項に記載のシステム。
(項目61)
記録装置、増幅器、電源、コントローラ、ユーザーインターフェース、電圧計、及び前記試験装置に電気的に接続されている電流計のうちの少なくとも1つまたはその組み合わせを更に含む、項目54~60のいずれか一項に記載のシステム。
(項目62)
システムであって、
(i)項目1~33のいずれか一項に記載の前記インサートと、
(ii)項目34~43のいずれか一項に記載の前記アダプタと、
(iii)電流ジェネレータを含む増幅器、電圧計または電流計のうちの少なくとも1つと、を含み、
前記インサートの前記電極が前記アダプタの前記電極に電気的に接続されており、
前記アダプタの前記電極が、回路、及び前記増幅器、前記電圧計または前記電流計の少なくとも1つに操作可能に連結されている、前記システム。
(項目63)
1つ以上の細胞からの反応を評価する方法であって、
(a)1つ以上の細胞を項目1~33のいずれか一項に記載の前記インサートの前記透過性固体支持体で成長させることと、
(b)項目34~43のいずれか一項に記載の前記アダプタ内に前記インサートを配置することと、
(c)項目54~60または項目62のいずれか一項に記載の前記システムに前記アダプタを設置することと、
(d)前記1つ以上の細胞へ1つ以上の刺激を加えることと、
(e)前記1つ以上の細胞からの前記1つ以上の刺激への1つ以上の反応を測定することと、
を含む、前記方法。
(項目64)
薬剤の毒性を評価する方法であって、
(a)項目1~33のいずれか一項に記載の前記インサートの前記透過性固体支持体上の1つ以上の細胞及び/または1つ以上の組織外植片を培養することと、
(b)少なくとも1つの薬剤を、前記1つ以上の細胞及び/または前記1つ以上の組織外植片に曝露することと、
(c)前記1つ以上の細胞及び/または前記1つ以上の組織外植片の1つ以上の形態的変化を測定及び/または観察することと、
(d)前記形態的変化が減少した細胞の生存可能性を示す場合、前記薬剤が有毒として特徴付けられ、前記形態的変化が無変化のまたは増加した細胞の生存可能性を示す場合、前記薬剤は無毒として特徴付けられるように、前記1つ以上の細胞及び/または前記1つ以上の組織外植片の前記1つ以上の形態的変化を、前記薬剤の前記毒性に相関させることと、
を含む、前記方法。
(項目65)
1つ以上の神経細胞及び/または1つ以上の組織外植片の1つ以上の軸索の髄鞘形成または脱髄を測定する方法であって、
(a)少なくとも1つの軸索を成長させるのに十分な時間及び条件下で、項目1~33のいずれか一項に記載の前記インサートの前記透過性固体支持体上の前記1つ以上の神経細胞及び/または前記1つ以上の組織外植片を培養することと、
(b)前記1つ以上の神経細胞及び/または前記1つ以上の組織外植片の前記1つ以上の軸索の髄鞘形成の量を検出することと、
を含む、前記方法。
(項目66)
1つ以上の神経細胞及び/または1つ以上の組織外植片の1つ以上の軸索の髄鞘形成または脱髄を測定する方法であって、
(a)少なくとも1つの軸索を成長させるのに十分な時間及び条件下で、項目1~33のいずれか一項に記載の前記インサートの前記透過性固体支持体上の前記1つ以上の神経細胞及び/または前記1つ以上の組織外植片を培養することと、
(b)項目34~43のいずれか一項に記載の前記アダプタ内に前記インサートを配置することと、
(c)前記1つ以上の神経細胞及び/または前記1つ以上の組織外植片の複合活動電位を誘導することと、
(d)前記複合活動電位を測定することと、
(e)前記複合活動電位に基づいて、前記1つ以上の神経細胞の髄鞘形成のレベルを定量化することと、
を含む、前記方法。
合成ポリマー
ポリエチレングリコール(ポリエチレンオキシド)、ポリビニルアルコール、ポリ-2-ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリアクリルアミド、シリコーン、それらの組み合わせ、及びそれらの誘導体など。
多糖類(合成または天然源から誘導される)
ヒアルロン酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン、デキストラン、アガロース、キトサン、アルギニン酸塩、それらの組み合わせ、及びそれらの誘導体など。
天然タンパク質または糖タンパク質
コラーゲン、ゼラチン、エラスチン、タイチン、ラミニン、フィブロネクチン、フィブリン、ケラチン、シルクフィブロイン、それらの組み合わせ、及びそれらの誘導体など。
ポリペプチド(合成または天然源)
ポリリジン、ならびにRAD及びEAKペプチドなど。
いくつかの実施形態で、開示するインサート及び/またはシステムは、ヒドロゲルマトリックス中の覆われた表面を含み、ヒドロゲルマトリックスは、細胞透過性及び細胞不透過性ポリマー、ペプチドネットワーク、糖、セルロースマトリックスまたはそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態で、細胞不透過性ヒドロゲルは、細胞透過層の型または基部として機能する。いくつかの実施形態で、細胞不透過性ヒドロゲルは、約20w/v%(8%または10%を使用)のPEGジアクリレート、またはメタクリル酸ゼラチン、メタクリル酸デキストラン、メタクリル化ヒアルロン酸、アガロース、アクリルアミドなどを含む。いくつかの実施形態で、細胞透過性ヒドロゲルは、溶液の体積に対する重量(w/v)の約0.1%~約5.0%で、上述の細胞不透過性ヒドロゲルのいずれかを含む。いくつかの実施形態で、細胞透過性ヒドロゲルは、約1%時において、4w/v%のメタクリル酸ゼラチン及び/または約1%のMatrigelを含む。
一実施形態で、デジタルマイクロミラー装置(DMD)を使用する投影フォトリソグラフィを使用して、ポリエチレングリコールジメタクリレート及びPuramatrixヒドロゲルの組み合わせをマイクロパターン化する。この方法は、透過性固体支持体またはインサート上に直接、1つ以上のヒドロゲルを急速にマイクロパターン化することを可能にする。フォトマスクがゲル材料と接触することはないため、複数のヒドロゲルは、連続して急速に硬化することができ、大量のゲル構築物を、自動化なしに1時間以内で成型加工できるようにする。この方法は、神経突起成長を生物模倣型の成長助成ゲル内に制約するように、ポリエチレングリコール(PEG)、機械的に頑強な細胞成長制限ゲルの使用を可能にする。いくつかの実施形態で、この成長助成ゲルは、Puramatrix、アガロース、またはメタクリレート化デキストランでもよい。胚後根神経節(DRG)外植片が、この制約された3次元環境内で成長するとき、軸索は、高密度及び束状化を有する神経節から成長する。軸索の大部分は、小径の髄鞘形成されていない繊維として出現し、2~4週間で約1μmの長さまで成長する。神経節から延びる密集した、高度に平行な3次元神経繊維路を有するこの培養モデルの構造は、末梢神経構造に概ね類似する。その形態は、神経形態計測を使用して評価されてもよく、伝統的な細胞アッセイには使用不可能な臨床的に類似する評価を可能にする。
ヒドロゲルまたはヒドロゲルなしで、直接透過性固体支持体の内部領域のいずれかで、インサートの内部領域に播種すると、任意の公的な細胞または回転楕円体の生理的反応は、本開示の方法で決定され、評価され、測定され及び/または確認され得る。いくつかの実施形態で、細胞または回転楕円体の1、2、3、4つ以上の生理的反応(複数可)は、本開示の方法で決定され、評価され、測定され及び/または確認され得る。いくつかの実施形態で、細胞または回転楕円体の生理的反応は、細胞または回転楕円体の形態の変化でもよい。該方法は、細胞または回転楕円体の形態の変化を決定することを含むことができ、それは、回転楕円体を薬剤(例えば、化学及び/または生物化合物)に接触させる前に、少なくとも1つの形態パラメータを推定することと、細胞または回転楕円体と薬剤に接触させる後に、少なくとも1つの形態パラメータを推定することと、回転楕円体を薬剤に接触させる前及びその後の少なくとも1つの形態パラメータの間の差を算出して、回転楕円体の形態の変化を提供することと、を含むことができる。いくつかの実施形態で、細胞または回転楕円体の生理的反応は、薬剤との接触に応答して収縮している、または膨張している細胞または回転楕円体でもよい。細胞または回転楕円体の形態は、当業者に周知の任意の方法(例えば、限定的ではないが、偏心距離及び/または断面積を定量化すること)を使用して決定されることができる。
細胞培養インサート及び設計因子
2つの設計因子が、本研究のカスタムMEAプラットフォームの開発を導いた。第1は、我々の神経突起構造物の培養のために我々の研究室で使用する、細胞培養インサートの設計だった。これらの細胞培養インサートは、Corning Transwell(登録商標)-クリアインサートであり、それぞれは、0.4μmの細孔を備える、下側基板として直径24mmのポリエステル膜を有する[41]。これらの細孔は、膜を通して細胞培地または他の溶液の拡散のために必要であり、それは、過剰な加熱に応じて閉じることができる。
物理蒸着(PVD)とは、材料源から原子または分子に気化して、基板上へ凝縮する、多くの工程を指す[44]。これらの工程は、フィルム及びコーティング、またはそれらの多層複合体を作成するために使用する。真空蒸着PVD工程を適合させて、電気生理学に適用できる可撓性電極を作製することが可能であり[45]、そうしてその技術が、カスタムMEA生産のための本研究で適用されることが示された。
積層製造は、多くの材料から始めて、品物から物質を除去すること(それは除去製造と一致する)とは対照的に、材料を追加することにより何かが製造されて、製品を形成する工程を指す。しばしば、積層製造は3Dプリント(デジタル的に作成された部分の現実モデルを作製する技術セット)を意味し、それは1984年以降、積極的な開発が行われてきた[46]。デジタルモデルから対象物に直接に進むことができることによって、3Dプリントはプロトタイプ装置の生産を非常に容易にする。
「除去製造」とは、対象物から材料を除去して、所望部品を生産する工程を意味する。ミリングは、除去製造のための一般的な方法であり、そこで、旋削工具は、原材料の切削及び穿孔動作を実行する。ミリングは通常、3Dプリンタの押出機のように、3つの軸により移動するツールヘッドを有する機械により行われる。最新のミリング工程は多くの場合、コンピュータ数値制御(CNC)技術を含み、工程が電動式軸によって自動化されるのを可能にする[49]。この制御レベルは、所望の部品寸法に非常に正確な機械加工した部品をもたらす。
我々の研究室の以前の研究は、周辺感覚神経組織を調査するための強力なプラットフォーム、我々のヒドロゲル神経突起構造物を開発した。このプラットフォームは、in vitro神経モデルのコスト及び相対的な単純さに利点をもたらし、その一方で、特性がin vivo神経組織により類似していることを維持する。電気生理学は、神経組織の薬学的または病理学的効果を研究するためのプラットフォームとしてこれらの構造物を使用するための重要な方法である。しかし、電気生理学を行うことの本技術(電極によるフィールド電位記録)は不整合であり、自動化するのが困難で、将来大規模な研究にプラットフォームを適用するのを制限する。
二点EIS試験装置は、帯鋸及びボール盤を使用して、高密度ポリエチレンプラスチック、銅棒及びナイロン締結具から製作された。各試験装置の2つの銅棒は、161mm2の平行な表面を有するように整列配置されて、平均0.771mmで分離され、インピーダンス(約2pF)に超低容量寄与を有するように測定された。
電気化学的インピーダンス分光法(EIS)のためのヒドロゲル試料は、それらを使用するヒドロゲル構造物中に形成されるゲルにあり得る組成物と類似しているようにするために調製された。PEG溶液は1.00gの1000MW PEG、0.050gのIrgacure(登録商標)2959(BASF)、及び10.0mLのリン酸緩衝溶液(PBS)で調製した。8%のHP溶液は、0.040gの32%メタクリレート化HP(Me-HP)、0.010gのIrgacure(登録商標)2959、28.8μLのn-ビニルピロリドン(NVP)及び0.471mLのPBSで調製した。4%のHA溶液は、Me-HPの代わりに0.020gの32%メタクリレート化HA(Me-HA)により同様に調製した。過硫酸アンモニウム(APS)溶液は、0.100gのAPS及び1.00mLのPBSで調製されて、ピロール(Py)溶液は、0.100mLのPy及び1.00mLのPBSで調製した。すべての溶液は、使用前にボルテックスミキサーを完全に混合した。
すべてのゲル種(HA、HA-Ppy、HP、HP-Ppy及びPEG)のために、スライドガラスは、70%のEtOHで洗浄し、続いてRain-Xを適用して調製した。9.70mmの内径を有するステンレス鋼ワッシャは、洗浄して、スライドガラスと同じ方法でコーティングした後に、スライドガラス上に配置した。それから、150μLのゲル溶液、HA、HPまたはPEGを、ワッシャの中心に加えて、円形パターンは、HA及びHP用に60秒及びPEG用に38秒のUV光アプリケーションを備えるDMDを使用して、ゲル化した。UV光は、DMDの移動に応じて、そして基板に、375~409nmの範囲の波長、及び85mW/cm2の表面出力密度を有する[50]。それから、過剰な流体は、KimWipe(登録商標)(Kimberly-Clark)により除去された。HA-Ppy及びHP-Ppy試料のために、150μLのAPS溶液が、60秒間ワッシャ(内部にHPゲルを有する)内に加えられて、その後、除去された。次に150μLのPBSが、10秒間適用されて、除去され、それから150μLのPy溶液を加えて、全体の色が黒に変化して、約60秒間観察されるまで、放置した。それから、過剰なPy溶液を除去して、3×10秒間の150μLのPBS洗浄を実施した。
EIS試験装置の銅の接点は、金属研磨紙で研磨されて、試料は、それらが形成されたスライドガラスからかみそりの刃との1つの接点へ移された。次に、他の接点が試料の上に配置されて、試験装置は、工程中に定位置に試料を固定するナイロン締結具と共にきつくねじ込められた。それから、試験装置は、Agilent4294A精密インピーダンス分析器(Agilent Technologies)に接続して、500mV(100Hz-1MHz対数掃引速度)を受けた。インピーダンス及び位相情報は、試験した周波数ごとに得られた。
カスタムMEAを製造することの早い時期の試みは、スパッタ堆積法を使用した。この技術は、挿入膜の透過性が堆積処置を受けた後に損なわれて、挿入膜の上に流体を塗布することと、長期間の後に流体が浸透するのを見ないことと、により確認されて、非理想的だとわかった。この処理がインサート膜をはるかに少ない熱にさらしたので、この発見は、真空蒸着PVDの選択につながった。電子ビーム真空蒸発装置を使用する、早い時期の結果は、スパッタ堆積法によるものであったように、厳格な処理による影響を受けないことを示した。これは、技術を受けた膜を通して観察された流体透過性により確認されて、SEM画像はその膜孔が存在したままであることを確認した。
電子ビームを使用して、細胞培養インサート膜上の所望のパターン内に金属を堆積させるために、マスクは、金属が要求されなかった膜の領域に到達するのを防ぐために開発された。それらが細胞培養インサートの溶液アクセス穴内にカチリとはまった120度で配向した3つの軸を有するように、これらの「スナップ式」マスクは設計された。これによって、インサートの配向に関係なくマスクが適所にとどまること可能になり、電子ビームが上方に向けられるので、内部に付加されるとき、インサートがさかさまに配向される必要性があった。スナップ式軸は、底のマスクパターンが溶液アクセス穴に対して常に同じ配向にあることも確実にした。
最終設計の6つのスナップ式マスクを作成した。軸構成要素は、STLファイルとしてエクスポートされて、Cura LulzBot(登録商標)Edition(Aleph Objects,Inc.)内にインポートされ、Ultimaker2の標準設定を使用して(支持材料またはベッド固着なし)スライスされて、GCODEファイルをエクスポートして、印刷用セキュアデジタル(SD)カードへコピーした。軸構成要素は、ABS用のデフォルト設定により、Ultimaker2(Ultimaker B.V.)FFF 3DプリンタのグレイABSから、個別に印刷した。ベッド固着は、印刷を開始する前に、ガラスプラテン上へABS-アセトン混合物の薄層をブラッシングして、それを乾燥させることによって行った。完成した構成要素は、かみそりの刃でプラテンから取り外されて、過剰なプラスチックはポケットナイフで除去された。底部構成要素に接続するための軸構成要素の穴は、底部構成要素のペグが適合するのを確実にするために、携帯ドリルを使用して1mmドリルビットでドリルアウトした。
6つの細胞培養インサートのセットを素早くかつ繰り返し電子ビーム内に配置するために、取り付けプレートのカスタムセットが、電子ビームの既存の基板取り付けプレートに取り付けるようにSolidWorksに設計された。それらが既存の取り付けプレートの中心の軸周囲に放射状に配置されるように、これらの取り付けプレートは、インサートの底部を配向するように設計された。カスタム底部プレートは、インサートを配置した後、最初に既存のプレートに、2番目に上部プレートに固着するように設計された。厚さ0.125インチのオープンセル型裏面粘着式ポリウレタン発泡体の直径24mmの小片は、レーザー切断されて、底部プレート上の挿入位置のそれぞれに加えられた。これらの発泡体片は、スナップ式マスク底部に対して挿入膜を押し上げるために加えられて、いかなる潜在的空隙も除去し、そうして電子ビーム堆積から得られるより鋭利な電極を提供した。
各電子ビーム電極製造は、直径24mmの細胞培養インサートの1つの新規なセットで行われて、各セットは、6つの対応する細胞培養インサートを備える、1つの6ウェルプレートからなる。無菌プロトコルは、カスタム多電極アレイの作成中、可能な限り維持された。未開封のインサートのセットを、70%エタノールで消毒し、無菌フード内に入れた。6つのスナップ式マスクの各構成要素は、1つのFisherbrand(商標)と同様に、消毒されて、入れられて、乾燥させた。それからスナップ式マスクは、整列配置されて、軸構成要素の対応する穴内に下部構成要素のペグを挿入することによって、組み立てられた。インサートのセットを開封して、各スナップ式マスクをインサートに適用した。それからスナップ式マスクを備えたインサートのプレートは、最初の無菌包装に戻されて、包装はテープを使用して再び閉じた。
この研究で設計したカスタム電気生理学装置は、カスタム電気生理学プラットフォームの第2の半分を形成し、第1はカスタム多電極アレイである。パターン形成した電極を備える細胞培養インサートが、神経突起構造物と直接接触している電極の両端と刺激及び記録電気生理学装置の間に形成される連続電気接続を非常に素早く備えることができるように、装置は設計された。10つ以上の設計を繰り返して、この目的を達成した装置設計が確定した。最終的な装置設計は、6つの構成要素(3つの3D印刷した本体構成要素、2つの回路基板及びばね)からなった(図5)。
3つの3D印刷した構成要素は、上述の同じ手順に従って、LulzBot TAZ5プリンタで個別に印刷した。2つの回路基板構成要素は、上述と類似の手順に従って、1つのNCファイルにより個別に作成された各基板を除いて、厚さ0.0625インチの銅被覆garolite原料薄板(McMaster-Carr)からミリングされた。すべての処理は、直径0.040インチのスクエアエンド2枚刃エンドミルで実施されて、潤滑はされなかった。
ヒドロゲルの紫外線(UV)による微小パターン化重合に関するCurleyらによる以前の研究は、二重ヒドロゲル構造物を得るために使用する方法の基礎を形成する[6]。カスタムMEAを有するインサートは、インキュベータから取り出されて、洗浄溶液が吸引された。インサートの壁は、メニスカス形成を防ぐために、殺菌フィルタ処理したRain-Xで底部周囲を綿棒で拭いた。それからインサートは、殺菌フィルタ処理したPEG溶液500μLを充填して、上述と同じ成分割合で調製した。次にPEG溶液を有するインサートは、付加した成長制限パターンを有するDMDプラットフォーム上の低強度白色光に位置合わせされて、その結果、パターンは、図2の重なる描写で示されるように、電極パターンに対して配向された。2つの成長制限ゲルのそれぞれは、UV光の40回の適用で次々に架橋された。
髄鞘形成のための後根神経節(DRG)組織培養
使用するDRG組織培養方法は、我々の研究室によりPeles研究室プロトコルから変更して作られて、我々のDRG構造物の髄鞘形成を誘発した[28]。組織移植の前に、構造物を有するMEAインサートは、吸引した洗浄溶液を含み、2mLのneuralbasal培養溶液(NB)(48mLのneuralbasal培養液、1mLのB-27(登録商標)補助剤(Gibco)、0.5mLのGlutaMAX(登録商標)(Gibco)、10μLの100μg/mLの神経成長因子(NGF)及び0.5mLのanti-antiで調製)と置き換えた。インサートは、NB培養液が構造物内に分散するのを可能にするために、少なくとも3時間インキュベータに放置された。
能動的灌流はカスタム電気生理学装置の設計に含まれておらず、したがって、ACSFが準備されて、能動的灌流設定(例えば、以前のフィールド電位記録)にできるだけ近づくように適用された。ACSF溶液は、10×原溶液(1Lの脱イオン水、72.5gのNaCl、3.73gのKCl、21.84gのNaHCO3、及び1.72gのNaH2PO4からなる)から調製した。この原溶液を使用して、1×ACSFを作成し、45mLの脱イオン水で希釈した5mLの10×ACSFを使用して、200μLの1M MgSO4、100μlの1M CaCl2を加えた。それから、この溶液を、95%のO2、5%のCO2で約1時間泡立てて、容器を泡立て終了時にすぐに密閉した。
3週間後、成長の2日目、電気生理学を、カスタムMEAインサートで培養した神経突起構造物に行った。神経生理学試験の直前、各インサートの両方の構造物の画像を得て、神経突起の成長の量及び健康状態を確認して、更に構造物が組織を含んでいるまたは含んでいないことを確実にした。
分析したヒドロゲルについて、抵抗率は、低周波領域(100Hz)及び高周波領域(1MHz)で得られて、分析された(図8)。位相角は、低周波領域で得られて、分析された(図9)。PEGでn=10、HPでn=4、HP-Ppyでn=6、HAでn=4、及びHA-Ppyでn=2だった。一元ANOVAは、抵抗率の低周波数領域及び高周波領域のそれぞれ(両方ともp<0.0001)、ならびに位相角の低周波領域(p=0.0001)の有意性を示した。ボンフェローニ事後試験は、Ppy添加が、低周波数領域及び高周波数領域のHPの抵抗率(両方ともp<0.001)を確実に低下させたが、HAではそうではなく、ゲルはPEGより低い抵抗率を得られなかったことを示した。
6つのインサートの4つのセットは、カスタムMEA、構造物及びDRG組織により作成された。これらのうちで、3つのセットは、最終的な電子ビーム技術を使用して作成された。インサートの第1セットは残留する金属粒状物を緩和するためにとられる手段(インサートの露出領域をテープで巻くこと、及び堆積後の洗浄溶液に浸漬させること)を有さなかった。このセットは、培養1週目の後、明らかに不健康で、停止した。
EISの結果は、ヒドロゲルまたは複合型導電性ヒドロゲルがPEGより低い抵抗率を有しないことを示した。PEGより1桁低い抵抗率は、複合型ゲルにとって好適な結果と考えられるが、それでも、ゲルは、PEGの導電率を超えることができなかった。
この研究で開発した迅速な電気生理学プラットフォームは、ヒドロゲル神経突起構造物からの生体信号を速やかに記録することが可能なことを示した。最終的な洗浄手順を使用して試験した構造物のうち、3つは、TTXによる反応を弱めるため、生体起源の反応を提供するために確認された。見られた生体応答は、以前に見たものをはるかに超えており、我々の研究室による以前の研究は、5~10ミリ秒のCAP反応を示した[13]が、この研究で見られた反応は約100ミリ秒だった。以前のフィールド電位記録電極が微細な接点だったので、これは予想されていたが、本研究の記録電極は500μmであった。これは、記録が多くの軸索の大きな長さの合計になることをもたらし、更に経過した軸索反応は、記録信号に含まれることを意味する。
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76
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Claims (20)
- インサートであって、
(i)上面及び底面を備える、透過性固体支持体であって、前記上面が、前記インサートの前記底面が置かれる表面に対して水平または実質的に水平であり、前記上面が、前記上面から垂直に延在する1つ以上の突起によって内側部と外側部に分けられ、前記上面の前記内側部の少なくとも1つの領域が、容器の底面を画定し、前記1つ以上の突起の少なくとも1つの側面が、前記容器の1つ以上の連続する側壁を画定する、前記透過性固体支持体と、
(ii)前記透過性固体支持体の前記上面に物理的に取り付けられて、前記容器内に配置される、1つ以上の電極と、
(iii)前記上面の前記外側部の少なくとも1つの領域上に配置される、1つ以上の接触パッドであって、前記接触パッドが前記1つ以上の電極に操作可能に接続される、接触パッドと、
を含む、インサート。 - 前記1つ以上の電極が、
(i)上面及び底面を有する形状の平面であり、前記1つ以上の電極の前記底面が、前記容器の前記底面と隣接してまたは実質的に隣接して配置される、かつ/または
(ii)前記透過性固体支持体の上面の実質的に水平方向にある、
請求項1に記載のインサート。 - 前記1つ以上の電極が、少なくとも1つの刺激電極、少なくとも1つの記録電極、及び少なくとも1つの接地電極を含む、請求項1または2に記載のインサート。
- (i)前記少なくとも1つの刺激電極及び前記少なくとも1つの記録電極が、約1μm~約1cm間隔で離れている、
(ii)前記少なくとも1つの刺激電極及び前記少なくとも1つの記録電極が、互いに対して実質的に平行に配向されて、互いから離間配置される、かつ/または
(iii)前記少なくとも1つの接地電極が、前記刺激電極に実質的に平行に配向されて、それから離間配置される第1部分を含み、前記接地電極が、前記刺激電極に対して実質的に垂直に配向される第2部分を含む、
請求項3に記載のインサート。 - 前記1つ以上の電極が、
(i)互いに実質的に平行に配向されて前記透過性固体支持体の一方の面に配置される第1刺激電極及び第1記録電極、第2刺激電極と、
(ii)互いに実質的に平行に配向されて前記透過性固体支持体の反対面に配置される第2刺激電極と、前記第1刺激電極と前記第2刺激電極との間に配置された接地電極と、
を含む、請求項1~4のいずれかに記載のインサート。 - (i)前記第1刺激及び記録電極の接触パッドが、前記第2刺激及び記録電極の接触パッドから離れて配向される、
(ii)前記第1刺激及び記録電極の接触パッドが、前記第2刺激及び記録電極の接触パッドから約180度離れて配向される、かつ/または
(iii)前記接地電極の接触パッドが、前記第1及び第2刺激及び記録電極の前記接触パッドから90度離れて配向される、
請求項5に記載のインサート。 - 前記透過性固体支持体が、
(i)約0.2~約20ギガパスカル(GP)の曲げ弾性率を含む、
(ii)平坦また実質的に平坦である1つ以上の電極を含み、前記固体支持体の前記上面に隣接して配置され、長手方向軸が前記透過性固体支持体の前記上面と平行であり、前記インサートが、前記透過性固体支持体の前記外側部周辺に配置される、少なくとも2、3または4つの接触パッドを含む、かつ/または
(iii)直径約0.1μm~約3μmの複数の孔を含む、
請求項1~6のいずれかに記載のインサート。 - 前記固体支持体が、円形または半円形であり、前記インサートが、
(i)前記透過性固体支持体に固着した円形または半円形の環であって、前記透過性固体支持体及び前記環が、約0.5~約15ミリメートルの高さを有する、円筒状または実質的に円筒状の容器を画定する、円形または半円形の環、及び/または
(ii)前記容器の前記底面全体に配置されるヒドロゲルマトリックス層であって、前記電極の少なくとも一部が、前記ヒドロゲルマトリックス層の上面下に配置される、または前記ヒドロゲルマトリックス層の表層の真上に突出している、ヒドロゲルマトリックス層を更に含む、請求項1~7のいずれかに記載のインサート。 - 前記ヒドロゲルマトリックスが、
(i)高さ約5~約500マイクロメートルの高さの層を形成し、前記ヒドロゲルマトリックスが、深さ約5~約500マイクロメートルの空隙を含み、前記空隙の底領域が、約500~約5000平方マイクロメートルの表面積を有する、かつ/または
(ii)成長及び/または細胞遊走を防ぐのに十分な堅さを備える第1ポリマーのヒドロゲルと、軸索成長及び/または細胞遊走を可能にするのに十分な堅さを備える第2ポリマーのヒドロゲルと、を含む、
請求項8に記載のインサート。 - 前記第1ポリマーが、約15%以下のPEG及び約0.05%~約5.0%のRAD16-I、RAD16-II、EAK16-I、EAK16-II及びdEAK16から選択される自己組織化ペプチドのうちの1つまたはその組み合わせ、並びにメタクリル酸ゼラチンを含む、請求項9に記載のインサート。
- (i)1つ以上の単離されたシュワン細胞と、
(ii)1つ以上の後根神経節(DRG)またはDRG片と、
を更に含む、請求項1~10のいずれかに記載のインサートであって、
前記インサートは、前記上面全体で層状になり、少なくとも第1の空隙を含む第1ヒドロゲルマトリックスを含み、前記空隙が隣接する横領域及び底領域を含み、
前記電極のうちの少なくとも一部が、前記底領域下に配置される、または前記底領域上方に最小限に突出しており、前記1つ以上の単離されたシュワン細胞及び/または前記1つ以上のDRGもしくはDRG片が、前記空隙の前記底領域上に配置され、前記シュワン細胞、DRGまたはDRG片が、前記1つ以上の電極上に配置される、またはそれと接触している、
インサート。 - 1つ以上の細胞および培養培地を更に含む、請求項1~11のいずれかに記載のインサートであって、前記1つ以上の細胞が、膠細胞、胚細胞、間葉系幹細胞、人工多能性幹細胞に由来する細胞、交感神経細胞、副交感神経細胞、脊髄運動神経細胞、中枢神経系神経細胞、末梢神経系神経細胞、腸神経系神経細胞、運動神経細胞、感覚神経細胞、コリン作動性神経細胞、GABA作動性神経細胞、グルタミン酸作動性神経細胞、ドーパミン作動性神経細胞、セロトニン性神経細胞、介在神経細胞、アドレナリン作動性神経細胞、三叉神経節、星状膠細胞、乏突起膠細胞、シュワン細胞、小膠細胞、上衣細胞、放射状膠細胞、衛星細胞、消化器官膠細胞、下垂体細胞、免疫細胞、後根神経節、及びこれらの組み合わせから選択される、細胞及び/または組織のうちの1つまたはその組み合わせを含む、インサート。
- システムであって、
(i)請求項1~12のいずれかに記載の前記インサートと、
(ii)アダプタであって、
(a)上面及び底面を有する、実質的に平坦かつ平面構造を画定する本体と、
(b)前記本体の前記上面の1つ以上の平坦電極と、
(c)絶縁体層と、
(d)前記本体を通って形成される中央開口部周囲のその縁に配置されて、前記本体を通って延在する円形または実質的に円筒状のカラーと、を含む、アダプタと
を含み、
前記アダプタは、前記中央開口部周囲に放射状に配置されて、前記本体を通って延在する、接続ピンパターンを含み、前記接続ピンのそれぞれが、前記平坦電極のうちの少なくとも1つに電気的に接続している、システム。 - (i)前記アダプタの前記本体が、第1側縁及び第2側縁を含み、前記第1側縁及び前記第2側縁のそれぞれが約49mmの寸法の長さ、及び約1mmの寸法の高さを有し、
(ii)前記1つ以上の平坦電極が、
(a)前記本体の周辺部から離間配置される、実質的に正方形パターンで前記本体の前記上面に配置される、
(b)前記中央開口部を囲む、
(c)プレートの接点に取り付けられるように構成されており、前記プレートがプランジャの底端部に位置し、前記1つ以上の平坦電極が、前記プレートの前記接点を介して増幅器及び電流供給源に操作可能かつ電気的に接続される、かつ/または
(d)前記本体の前記上面に沿って連続する電気接続周辺部を形成する、
請求項13に記載のシステム。 - (i)電流ジェネレータを含む増幅器と、
(ii)電圧計及び/または電流計と、
(iii)コントローラ、記録装置、コンピュータ記録装置及びスクリーンのうちの1つまたはその組み合わせと、
をさらに含む、請求項13または14に記載のシステムであって、
前記スクリーンが前記電圧計及び/または電流計に接続されると、前記1つ以上の電極からの記録測定値を示すことができ、
前記増幅器、電圧計及び/または電流計が、回路を介して互いに電気的に接続された電極を含み、請求項1~12のいずれかに記載の前記インサートは前記アダプタの前記中央開口部内に配置されている、
システム。 - 請求項13~15のいずれかに記載のシステムであって、
(i)請求項1~12のいずれかに記載の前記インサートと、
(ii)前記インサートを受容するように構成され、必要な大きさに設定される組織培養支持体と、
を含み、前記組織培養支持体が、1、6、12、24または48つのウェルを含み、前記インサートが、1つのウェル内に少なくとも部分的に導入されるように構成され、必要な大きさに設定される、
システム。 - 電流ジェネレータを含む増幅器、電圧計または電流計のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項13~16のいずれかに記載のシステムであって、
前記インサートの前記電極が前記アダプタの前記電極に電気的に接続されており、
前記アダプタの前記電極が、回路、及び前記増幅器、前記電圧計または前記電流計の少なくとも1つに操作可能に連結されている、
システム。 - 1つ以上の細胞からの反応を評価する方法であって、
(a)1つ以上の細胞を請求項13~17のいずれかに記載の前記システムの前記インサートの前記透過性固体支持体で成長させることと、
(b)前記アダプタ内に前記インサートを配置することと、
(c)ステップ(a)及び/または(b)の後に前記1つ以上の細胞へ1つ以上の刺激を加えることと、
(d)前記1つ以上の細胞からの前記1つ以上の刺激への1つ以上の反応を測定することと、
を含む、方法。 - (i)前記1つ以上の細胞を成長させる前記ステップが、少なくとも1つの軸索を成長させるのに十分な時間及び条件下で、請求項1~12のいずれかに記載の前記インサートの前記透過性固体支持体上の1つ以上の神経細胞及び/または1つ以上の組織外植片を培養することを含み、
(ii)1つ以上の反応を測定する前記ステップが、前記1つ以上の神経細胞及び/または1つ以上の組織外植片の1つ以上の軸索の髄鞘形成の量を検出することを含む、
請求項18に記載の方法。 - 薬剤の毒性を評価する方法であって、
(a)請求項1~12のいずれかに記載の前記インサートの前記透過性固体支持体上の1つ以上の細胞及び/または1つ以上の組織外植片を培養することと、
(b)少なくとも1つの薬剤を、前記1つ以上の細胞及び/または1つ以上の組織外植片に曝露することと、
(c)前記1つ以上の細胞及び/または1つ以上の組織外植片の1つ以上の形態的変化を測定及び/または観察することと、
(d)前記形態的変化が減少した細胞の生存可能性を示す場合、前記薬剤が有毒として特徴付けられ、前記形態的変化が無変化のまたは増加した細胞の生存可能性を示す場合、前記薬剤は無毒として特徴付けられるように、前記1つ以上の細胞及び/または1つ以上の組織外植片の1つ以上の形態的変化を、前記薬剤の前記毒性に相関させることと、
を含む、方法。
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