JP7242404B2 - 粉粒体運搬車 - Google Patents

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Description

本発明は、タンクの内部に粉粒体を積載して運搬する粉粒体運搬車に関する。
従来、タンク内に粉粒体を積載して運搬する粉粒体運搬車が知られている。粉粒体運搬車には、タンク上部のマンホールから粉粒体を投入することで、タンクの内部に粉粒体を積載し、タンクの内部に圧縮空気を送り込むことで、排出管から粉粒体を排出するものがある。この種の粉粒体運搬車は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2019-19961号公報
ところで、粉粒体運搬車の排出管内では、粉粒体が空気とともに高速で流れるため、排出管の内面は、粉粒体との衝突によって摩耗し易い。摩耗が進行すると排出管に穴が開き、穴が開いた部分を補修したり、排出管を交換するといった修理が必要となる。修理中は、粉粒体運搬車を使用できなくなるため、粉粒体の運搬作業の効率が低下してしまう。
排出管に耐摩耗性に優れた材料を使用すれば、排出管の内面の摩耗を抑えることができる。しかし、耐摩耗性に優れた材料は高価であり、排出管の製造コストが高額になる。
そこで、本発明は、排出管の製造コストを抑えつつ、排出管の摩耗を抑えることができる粉粒体運搬車を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る粉粒体運搬車は、車台に搭載され、内部に粉粒体が積載されるタンクと、前記タンクの内部から前記タンクの外部に亘って設けられた排出管と、前記タンクの内部に積載された粉粒体が、前記排出管を通じて前記タンクの外部に排出されるように、前記タンクの内部に圧縮空気を送給する圧縮空気送給部と、を備える。前記排出管は、複数の管材が接続されることによって構成されている。前記複数の管材には、第1種の材料からなる第1種管材と、第1種の材料よりも耐摩耗性の高い第2種の材料からなる第2種管材とが含まれている。前記第2種管材は、前記排出管において粉粒体の流れ方向を変化させる管材に用いられている。
かかる構成を備える粉粒体運搬車によれば、管材に第1種の材料からなる第1種管材と、第1種の材料よりも耐摩耗性の高い第2種の材料からなる第2種管材とが含まれており、前記第2種管材が排出管において粉粒体の流れ方向を変化させる管材に用いられていることから、排出管の製造コストを抑えつつ、排出管の摩耗を抑えることができる。
前記構成を備える粉粒体運搬車において、前記排出管は、上から視て前記タンクの内部の所定位置から前記タンクの外部に亘って斜め後方に延びた導出管と、前記導出管の下流側に設けられて前記導出管から送られてくる粉粒体を後方に送給する後方送給管と、を有する、ことが望ましい。
前記構成を備える粉粒体運搬車において、前記排出管は、前記タンクの内部の各所定位置から前記タンクの外部に亘って延びた複数の導出管と、前記導出管の下流側に設けられて前記導出管から送られてくる粉粒体を後方に送給する後方送給管と、を有し、前記複数の導出管には、前記後方送給管の上流端部に接続されたものと、上から視て前記所定位置から斜め後方に延びて前記後方送給管の途中部に接続されたものとが含まれる、ものとしてもよい。
前記構成を備える粉粒体運搬車において、前記排出管は、前記タンクの内部の各所定位置から前記タンクの外部に亘って延びた複数の導出管と、前記導出管の下流側に設けられて前記導出管から送られてくる粉粒体を後方に送給する後方送給管と、を有し、前記複数の導出管のうち、最後位置に設けられた導出管は、上から視て前記所定位置から真横に延び、その他の導出管は、上から視て前記所定位置から斜め後方に延びている、ものとしてもよい。
前記構成を備える粉粒体運搬車において、前記排出管は、全ての管材が前記第1種管材を用いて構成された第1の排出管パーツと、一部又は全ての管材が前記第2種管材を用いて構成された第2の排出管パーツと、を含んでおり、前記第1の排出管パーツと、前記第2の排出管パーツとが互いに分割可能に接続されている、ことが望ましい。
本発明に係る粉粒体運搬車によれば、排出管の製造コストを抑えつつ、排出管の摩耗を抑えることができる。
粉粒体運搬車の左側面図である。 粉粒体運搬車の背面図である。 タンク、圧縮空気送給部および排出管を示す配管図である。 タンクを断面化して排出管の全体を図示した概略平面図である。 タンクと排出管の一部を示す概略左側面図である。 疑似曲管の製造手順を説明する図である。(a)は直管を側方から視た図である。(b)は疑似曲管を側方から視た図である。 排出管の平面図である。第2種管材の部分は灰色に塗り潰している。 排出管の左側面図である。第2種管材の部分は灰色に塗り潰している。なお、開閉弁より上流側は図示省略している。 1槽式のタンクを断面化して排出管の全体を図示した概略平面図である。 1槽式のタンクを採用した場合の排出管の平面図である。第2種管材の部分は灰色に塗り潰している。
以下、本発明の実施の形態に係る粉粒体運搬車について、図面を参照しつつ説明する。図1および図2に示すように、本実施形態に係る粉粒体運搬車1は、走行可能な車台2と運転室3とを有する。車台2上には、サブフレーム4が設けられている。サブフレーム4上には、タンク5、排出管6、排出ホース7等が設けられている。
タンク5内には、粉粒体が積載される。タンク5の上面には、粉粒体をタンク5内に投入するためのマンホールが設けられ、さらに、マンホールを開閉するマンホール蓋8が設けられている。粉粒体として、セメント、フライアッシュ、アルミナ、クレー、タルク、炭酸カルシウム、各種石灰、微粉炭、コークス粉およびけい砂等を例示することができる。
図3に示すように、タンク5内には、複数(本実施形態では3つ)の槽5A~5C(以下「第1槽5A」、「第2槽5B」および「第3槽5C」ともいう。)が設けられている。各槽5A~5Cの底部には、粉粒体を流動化させるためのエアアジテーション部9が設けられている。エアアジテーション部9は、各槽5A~5Cの略中央底面に形成された凹部5aと、キャンバス12とで構成されている。キャンバス12は、凹部5aとの間にエアチャンバー11を形成するように凹部5a上に設けられている。エアチャンバー11には、後述する圧縮空気送給部16によって圧縮空気が供給される。各槽5A~5Cのキャンバス12の周囲には、傾斜5bが設けられる。この傾斜5bによって、粉粒体が重力落下する際に、キャンバス12上および排出管6の上流端部6aの近傍に集積するようになっている。
排出管6は、タンク5の内部の各槽5A~5Cに積載された粉粒体をタンク5の外部に排出するために、タンク5の内部の各槽5A~5Cの中央底部からタンク5の外部の車両左側後部に至るまで設けられている。図4および図5に示すように、排出管6は、導出管6Aと後方送給管6Bとを備えている。
導出管6Aは、タンク5の内部に配された上流端部6aからタンク5の外部に配設された後方送給管6B又は後方送給管6Bに溶接接続された疑似曲管6C,6Ea(疑似曲管については後に詳述する。)に接続されるまで設けられいる。本実施形態では、導出管6Aとして、第1槽5Aから粉粒体を導出する第1導出管6A1、第2槽5Bから粉粒体を導出する第2導出管6A2、および第3槽5Cから粉粒体を導出する第3導出管6A3が設けられている。何れの導出管6A1~6A3も、図4および図5に示すように、上流側に曲管6Aaが用いられ、曲管6Aaの下流側に直管6Abがフランジ接続されている。第1導出管6A1は、さらに、直管6Abの下流側に開閉弁14を介して接続された比較的短い直管6Acを含んでいる。また、第2導出管6A2は、さらに、直管6Abの下流側に開閉弁14を介して接続された比較的短い直管6Adを含んでいる。なお、上記開閉弁14には、レバー開閉式のバタフライ弁が用いられている。
疑似曲管6C,6Eaは、図6(a)に示すように、直管Aを中心線Cに対して斜めにカットして得られる複数の部材X,Y,Z(本実施形態では3つの部材)を、図6(b)に示すように、互いに溶接接続して略曲管状(本実施形態では45°エルボ状)にしたものである。疑似曲管6C,6Eaの代わりに一般的な曲管(45°エルボ)を採用することも可能である。なお、後述する疑似曲管6Dも同様である。
後方送給管6Bは、図4に示すように、3つの導出管6A1~6A3の下流側に接続されている。後方送給管6Bは、車両の前後方向に延在しており、導出管6Aから空気とともに流れ込む粉粒体を後方へ送給する。本実施形態では、後方送給管6Bは、図7に示すように、5つの直管(第1直管63、第2直管64、第3直管65、第4直管66、第5直管67)で構成されている。第1直管63の下流側には、第2直管64がフランジ接続されている。第2直管64の下流側には、第3直管65がフランジ接続されている。第3直管65の下流側には、第4直管66がフランジ接続されている。第4直管66の下流側には、第5直管67がフランジ接続されている。
後方送給管6Bの上流端部には、第1導出管6A1の下流端部が疑似曲管6Cを介して接続されている。疑似曲管6Cは、第1導出管6A1の下流端部および後方送給管6Bの上流端部に溶接接続されている。また、後方送給管6Bの途中部には、第2導出管6A2の下流端部が溶接接続されている。さらに、後方送給管6Bの下流側(第2導出管6A2が接続されている部分より下流側)には、疑似曲管6Eaおよび直管6Ebを介して第3導出管6A3の下流端部が接続されている。詳細には、第3導出管6A3の下流端部に開閉弁14を介して疑似曲管6Eaの上流端部がフランジ接続され、疑似曲管6Eaの下流端部に直管6Ebが溶接接続され、直管6Ebの下流端部が後方送給管6B(第5直管67)に溶接接続されている。なお、後方送給管6Bの下流端部には、疑似曲管6Dが溶接接続されている。
疑似曲管6Dの下流側には、可撓性の排出ホース7が接続されている。粉粒体は、排出ホース7を通じて所望の場所に排出される。
粉粒体運搬車1には、圧縮空気送給部16が設けられている(図3参照)。この圧縮空気送給部16は、タンク5の内部に積載された粉粒体が、排出管6および排出ホース7を通じてタンク5の外部に排出されるように、タンク5の内部および排出管6に圧縮空気を送給する。圧縮空気送給部16は、エアコンプレッサ17、主配管18、排出管用配管19等で構成されている。
エアコンプレッサ17は、図示しない走行用エンジンによりPTOを介して駆動される。エアコンプレッサ17の吐出口には、主配管18が接続され、主配管18から分岐した複数の分岐管21が、それぞれタンク5内の各槽5A~5Cのエアチャンバー11に圧縮空気を送給するように接続されている。各分岐管21の途中にはエア開閉弁22が設けれ、各エア開閉弁22の下流側に逆止弁23が設けられている。また、主配管18には安全弁24が設けられている。なお、エア開閉弁22には、例えばボール弁が使用される。
排出管用配管19は、図3に示すように、上記した3つの分岐管21の分岐位置よりも上流側で主配管18から分岐している。排出管用配管19の下流側は、排出管6の後方送給管6Bに設けられた接続口6c(図4参照)を介して後方送給管6Bの上流側に接続されている。なお、図3に示すように、排出管用配管19の途中にも、エア開閉弁22が設けられ、その下流側に逆止弁23が設けられている。
次に、排出管6について、図7および図8を参照しながら詳しく説明する。
排出管6は、複数の管材が接続されることによって構成されている。本実施形態では、管材同士は、溶接によって接続され、又はフランジ15を介して接続されている。排出管6には、第1種の材料からなる第1種管材61と、第2種の材料からなる第2種管材62(図7および図8において灰色に塗り潰した部分)とが用いられている。但し、第2種の材料は、第1種の材料よりも耐摩耗性が高い材料である。第2種管材62は、排出管6において粉粒体の流れ方向を変化させる管材(導出管6Aの曲管6Aaを除く)に用いられ、第1種の管材61は、その他の管材に用いられる。なお、粉粒体の流れ方向を変化させる管材に第2種管材62を用いることは、必須ではなく、粉粒体の流れ方向を変化させる管材であっても、何らかの事情があれば、第2種管材62ではなく第1種管材61を用いる場合もある。
本実施形態では、第1種の材料として、SGP(配管用炭素鋼鋼管)が使用される。第2種の材料として、スウェーデンスティール株式会社製の耐摩耗鋼板であるHARDOX(登録商標)400~600が使用される。また、フランジ15の材料として、第1種および第2種の何れとも異なる材料(SS400)が使用される。なお、第1種の材料および第2種の材料は上記に限定されず、第2種の材料が第1種の材料よりも耐摩耗性が高いものであればよい。
上記「粉粒体の流れ方向を変化させる管材」として、(1)中心線が湾曲ないし屈曲している管材、(2)上流側の管材に対して、互いの中心線が角度を有するように(平行ではなく斜めに)接続された下流側の管材を例示することができる。本実施形態では、疑似曲管6C,6D,6Ea、第1直管63、第3直管65、第5直管67および直管6Ebが上記(2)の管材に該当し、これらの管材に第2管材62が用いられている。なお、導出管6Aの曲管6Aaは、上記(1)の管材に該当するが、本実施形態では、曲管6Aaには、第1種管材61を用いている。もちろん、曲管6Aaは、「粉粒体の流れ方向を変化させる管材」に該当するため、曲管6Aaに第2種管材62を用いることも可能である。
また、排出管6は、全ての管材が第1種管材61を用いて構成された第1の排出管パーツ70と、一部又は全ての管材が第2種管材62を用いて構成された第2の排出管パーツ80とで構成されており、第1の排出管パーツ70と、第2の排出管パーツ80とは互いに分割可能にフランジ15にて接続されている。図7および図8に示す例では、以下のように、第2の排出管パーツ80が、第1の排出管パース70に対して分割可能にフランジ15にて接続されている。
直管6Ac、疑似曲管6Cおよび第1直管63を用いて構成された第2の排出管パーツ80は、第1導出管6A1の直管6Abを用いて構成された第1の排出管パーツ70に対して分割可能にフランジ15にて接続され、第2直管64を用いて構成された第1の排出管パーツ70に対しても分割可能にフランジ15にて接続されている。
第3直管65および直管6Adを用いて構成された第2の排出管パーツ80は、第2直管64を用いて構成された第1の排出管パース70に対して分割可能にフランジ15にて接続され、第2導出管6A2の直管6Abを用いて構成された第1の排出管パーツ70に対しても分割可能にフランジ15にて接続され、第4直管66を用いて構成された第1の排出管パーツ70に対しても分割可能にフランジ15にて接続されている。
第5直管67、疑似曲管6Ea,6Dおよび直管6Ebを用いて構成された第2の排出管パーツ80は、第4直管66を用いて構成された第1の排出管パーツ70に対して分割可能にフランジ15にて接続され、第3導出管6A3の直管6Abを用いて構成された第1の排出管パーツ70に対しても分割可能にフランジ15にて接続されている。
以上のように構成された粉粒体運搬車1において、タンク5内に積載された粉粒体を排出する場合は、先ず、エアコンプレッサ17が停止し、かつ、全ての開閉弁14およびエア開閉弁22が閉鎖した初期状態から、エアコンプレッサ17を駆動し、排出すべき槽に繋がった分岐管21に設けられたエア開閉弁22を開放する。これにより、圧縮空気が当該槽のエアアジテーション部9に供給され、当該槽において、粉粒体が流動化するとともに、タンク5内の圧力が上昇する。タンク5内の圧力が所定圧力まで上昇した後、排出すべき槽に繋がった導出管6Aに設けられた開閉弁14を開放する。そうすると、当該槽において、流動化した粉粒体が排出管6および排出ホース7を通じて外部に排出される。なお、高い場所に粉粒体を排出する場合などのように、粉粒体をスムーズに排出させることが難しい場合は、排出管用配管19に設けられたエア開閉弁22も開放する。そうすることで圧縮空気が排出管6内にも直接供給され、排出管6内で排出方向への流れが促進され、粉粒体がスムーズに排出される。
このように粉粒体を排出しているとき、粉粒体は、排出管6の内面と衝突しながら排出管6内を高速で流れる。特に、粉粒体は、その流れ方向を変化させる管材に対して強く衝突するが、排出管6においては、粉粒体の流れ方向を変化させる管材に、耐摩耗性の高い第2種管材62が使用されている。このため、粉粒体の流れ方向を変化させる管材は摩耗し難くなっている。一方、粉粒体の流れ方向を変化させない管材に、耐摩耗性の低い第1種管材61が使用されているが、粉粒体は、その流れ方向を変化させない管材に対して強く衝突しないため、粉粒体の流れ方向を変化させない管材も摩耗し難くなっている。
要するに、本実施形態に係る排出管6は、粉粒体との衝突による摩耗が生じ難いものとなっている。しかも、本実施形態に係る排出管6は、排出管の全体に第2種管材62を使用した場合と比較して製造コストが安価なものとなる。
また、図4に示すように、本実施形態に係る排出管6は、上から視て、第2導出管6A2が上流側から下流側に向かって斜め後方45°に延びて後方送給管6Bの途中部に接続されている。このため、第1槽5Aの粉粒体を排出しているときに、第1導出管6A1を介して後方送給管6Bを流れる粉粒体が、第2導出管6A2と後方送給管6Bとの接続部Jから第2導出管6A2内に流れ込み難くなっている。仮に、接続部Jから第2導出管6A2内に粉粒体が逆流すると、第2導出管6A2の下流端部を成す直管6Adに粉粒体が衝突し易くなるため、その直管6Adに第1種管材61ではなく、第2種管材62を用いることが必要となる。しかし、本実施形態に駆る排出管6では、接続部Jから第2導出管6A2内に粉粒体が流れ込み難くなっているため、直管6Adに比較的安価な第1種管材61を用いることができる。
また、本実施形態に係る排出管6は、上から視て、第1導出管6A1も上流側から下流側に向かって斜め後方45°に延びて後方送給管6Bに接続されている。このため、第1導出管6A1を真横に延ばして後方送給管6Bと直角に接続する場合と比較して、第1導出管6A1の管長と後方送給管6Bの管長の合計長を短くすることができ、排出管6の重量を軽くすることができる。よって、排出管6の軽量化分だけ、粉粒体の積載重量を稼ぐことができる。
また、本実施形態に係る排出管6では、全ての管材が第1種管材61を用いて構成された第1の排出管パーツ70と、一部又は全ての管材が前記第2種管材62を用いて構成された第2の排出管パーツ80とが互いに分割可能にフランジ接続されている。このため、第2の排出管パーツ80が摩耗して修理が必要になった場合に、当該第2の排出管パーツ80のみを取り外して修理したり、新しいものに取り換えることができる。これにより、修理に掛かる時間とコストを低減することができる。
また、本実施形態に係る排出管6では、最後位置に設けられた導出管6A3が、上から視て、斜め後方ではなく、真横に延びている。このため、後方送給管6Bの後端をなるべく車両の前方に位置させることができ、図1に示すように格納された状態の排出ホース7の後端位置をなるべく前方にすることができる。その結果、粉粒体運搬車1の全長をなるべく短くすることができる。
<他の実施形態>
本実施形態に係る粉粒体運搬車1は、3槽式のタンク5を搭載しているが、1槽式、2槽式、4槽式等の3槽式以外のタンクを搭載した粉粒体運搬車にも本発明を適用することができる。
以下に、1槽式のタンク5を採用した場合の一例を図9および図10に基づいて簡単に説明する。なお、既述した実施形態と同様の構成については、図9および図10において図4および図7と同じ符号を用い、その説明を省略する。
図9に示すように、導出管6Aは、上から視て、上流側から下流側に向かって斜め後方45°に延びて後方送給管6Bに溶接接続された疑似曲管6Cに溶接接続されている。導出管6Aは、上流側に曲管6Aaが用いられ、曲管6Aaの下流側に直管6Abがフランジ接続されている。導出管6Aは、さらに、直管6Abの下流側にフランジ接続された比較的短い直管6Acを含んでいる。
後方送給管6Bは、図10に示すように、3つの直管(第1直管91、第2直管92、第3直管93)で構成されている。第1直管91の下流側には、第2直管92がフランジ接続されている。第2直管92の下流側には、第3直管93が開閉弁14を介してフランジ接続されている。なお、後方送給管6B内に圧縮空気を導入するための接続口6cは、第3直管93に設けられている。但し、接続口6cを第1直管91または第2直管92に設けることも可能である。
後方送給管6Bの下流端部には、疑似曲管6Dが溶接接続されている。疑似曲管6Dの下流側には、排出ホース7が接続される。なお、疑似曲管6Dを省略し、後方送給管6Bの下流端部に排出ホース7を接続するようにしてもよい。
図9および図10に示す例では、疑似曲管6C,6Dおよび第1直管91に第2管材62(図10において灰色に塗り潰した部分)が用いられ、その他の管材に第1管材61が用いられている。なお、導出管6Aの曲管6Aaには、第1管材61が用いられているが、既述した実施形態と同様に、曲管6Aaに第2種管材62を用いてもよい。
また、既述した実施形態と同様に、図9および図10に示す例でも、全ての管材が第1種管材61を用いて構成された第1の排出管パーツ70と、一部又は全ての管材が前記第2種管材62を用いて構成された第2の排出管パーツ80とが互いに分割可能にフランジ接続されている。
1 粉粒体運搬車
2 車台
5 タンク
6 排出管
6A 導出管
6A1 第1導出管
6A2 第2導出管
6A3 第3導出管
6B 後方送給管
15 フランジ
16 圧縮空気送給部
61 第1種管材
62 第2種管材
70 第1の排出管パーツ
80 第2の排出管パーツ

Claims (4)

  1. 車台に搭載され、内部に粉粒体が積載されるタンクと、
    前記タンクの内部から前記タンクの外部に亘って設けられた排出管と、
    前記タンクの内部に積載された粉粒体が、前記排出管を通じて前記タンクの外部に排出されるように、前記タンクの内部に圧縮空気を送給する圧縮空気送給部と、
    を備える粉粒体運搬車であって、
    前記排出管は、複数の管材が接続されることによって構成されるとともに、前記タンクの内部の所定位置から前記タンクの側方部を介して前記タンクの外部に亘って延びた導出管と、前記導出管の下流側に設けられて前記導出管から送られてくる粉粒体を前記タンクの側方で後方に送給する後方送給管と、を有し
    前記タンクの内部において前記導出管の上流側部分に粉粒体の流れ方向を変化させる管材である曲管が用いられ
    前記タンクの外部において前記導出管と前記後方送給管とが粉粒体の流れ方向を変化させる管材である曲管または疑似曲管を用いて接続され、
    前記タンクの外部における前記曲管または疑似曲管を用いた接続部位には、前記導出管を前記後方送給管に対して車両後方側に傾斜した方向に接続する前部接続部位が含まれており、
    前記複数の管材には、第1種の材料からなる第1種管材と、第1種の材料よりも耐摩耗性の高い第2種の材料からなる第2種管材とが含まれ、
    前記第1種管材は、前記排出管において前記タンクの内部にある前記曲管に用いられ、
    前記第2種管材は、前記排出管において前記タンクの外部にあって粉粒体の流れ方向を変化させる前記前部接続部位に用いられている、
    ことを特徴とする粉粒体運搬車。
  2. 車台に搭載され、内部に粉粒体が積載されるタンクと、
    前記タンクの内部から前記タンクの外部に亘って設けられた排出管と、
    前記タンクの内部に積載された粉粒体が、前記排出管を通じて前記タンクの外部に排出されるように、前記タンクの内部に圧縮空気を送給する圧縮空気送給部と、
    を備える粉粒体運搬車であって、
    前記排出管は、複数の管材が接続されることによって構成されるとともに、前記タンクの内部の所定位置から前記タンクの側方部を介して前記タンクの外部に亘って延びた導出管と、前記導出管の下流側に設けられて前記導出管から送られてくる粉粒体を前記タンクの側方で後方に送給する後方送給管と、を有し、
    前記タンクの内部において前記導出管の上流側部分に粉粒体の流れ方向を変化させる管材である曲管が用いられ、
    前記タンクの外部において前記導出管と前記後方送給管とが粉粒体の流れ方向を変化させる管材である曲管または疑似曲管を用いて車両前後方向に沿って複数箇所で接続され、
    前記タンクの外部における前記曲管または疑似曲管を用いた前記複数箇所の接続部位のうちの車両前後方向の最後部の接続部位は、前記導出管が前記後方送給管に対して車両幅方向に交差する位置に設けられたもの(以下「後部交差部位」という。)であり、
    前記複数の管材には、第1種の材料からなる第1種管材と、第1種の材料よりも耐摩耗性の高い第2種の材料からなる第2種管材とが含まれ、
    前記第1種管材は、前記排出管において前記タンクの内部にある前記曲管に用いられ、
    前記第2種管材は、前記排出管において前記タンクの外部にあって粉粒体の流れ方向を変化させる前記後部交差部位に用いられている、
    ことを特徴とする粉粒体運搬車。
  3. 請求項2に記載の粉粒体運搬車において、
    前記複数箇所の接続部位のうち車両前後方向の最前部の接続部位は、前記導出管が前記後方送給管に対して車両後方側に傾斜した方向に接続する前部接続部位である
    ことを特徴とする粉粒体運搬車。
  4. 車台に搭載され、内部に粉粒体が積載されるタンクと、
    前記タンクの内部から前記タンクの外部に亘って設けられた排出管と、
    前記タンクの内部に積載された粉粒体が、前記排出管を通じて前記タンクの外部に排出されるように、前記タンクの内部に圧縮空気を送給する圧縮空気送給部と、
    を備える粉粒体運搬車であって、
    前記排出管は、複数の管材が接続されることによって構成されるとともに、前記タンクの内部の所定位置から前記タンクの側方部を介して前記タンクの外部に亘って延びた導出管と、前記導出管の下流側に設けられて前記導出管から送られてくる粉粒体を前記タンクの側方で後方に送給する後方送給管と、を有し、
    前記タンクの内部において前記導出管の上流側部分に粉粒体の流れ方向を変化させる管材である曲管が用いられ、
    前記タンクの外部において前記導出管と前記後方送給管とが車両前後方向に沿って複数箇所で接続され、
    前記タンクの外部における前記複数箇所の接続部位のうちの車両前後方向の最前部および最後部を除いた接続部位には、前記導出管が前記後方送給管に対して車両後方側に傾斜した方向に交差することにより形成された接続部位(以下「傾斜交差部位」という。)が含まれており、
    前記複数の管材には、第1種の材料からなる第1種管材と、第1種の材料よりも耐摩耗性の高い第2種の材料からなる第2種管材とが含まれ、
    前記第1種管材は、前記排出管において前記タンクの内部にある前記曲管に用いられ、
    前記第2種管材は、前記排出管において前記タンクの外部にあって前記傾斜交差部位の直後において粉粒体の流れ方向を変化させる管材に用いられている、
    ことを特徴とする粉粒体運搬車。
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