JP7241243B2 - スマートホームデバイスを制御するための制御モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、スマートホームデバイスを制御するための制御モジュール、方法及びコンピュータプログラムプロダクト、並びに少なくとも1つのスマートホームデバイスと制御モジュールとを含むシステムに関する。
照明器具は、もはや住環境において単純な照明を提供することを果たすだけでなく、さまざまな用途のためのスマート機能性を備えたものが増えている。このようなスマート照明システムの例示的な用途としては、照明システムの光出力の適切な変調によって雰囲気を作り出すだけでなく、通知を提供すること、又は穏やかに人々を目覚めさせることが挙げられる。このようなスマート照明システムは、典型的には、ローカルアルゴリズムを実行する及び外部コマンドを受けることができる複数のライトモジュールを含む。
スマートホームは、スマート照明システムだけでなく、コーヒーマシンから洗濯機まで、さまざまな他のスマート家電も設置される。場合によっては、スマート家電は、実際には、家電のためのスマート制御要素と考えられてもよい、スマートプラグ及び/又はスマートスイッチの使用によってスマート化されるに過ぎない従来の家電である。スマートプラグは、典型的には、自身にプラグインされる家電を制御するために自身が解釈する外部コマンドを受けることが可能であり、スマートスイッチは、典型的には、従来のスイッチのように使用されることができるが、典型的には、家電に電気的に結合されることに制限されることなく、対応する制御コマンドを家電に送ることが可能である。したがって、例えば、従来のライトモジュールのシステムは、スマートプラグ又はスマートスイッチを用いてライトモジュールを制御することによりスマート化される場合がある。
ある状況下では、スマート照明システム、スマートプラグ又はスマートスイッチ等、スマートデバイスを新たな用途に用いることが望ましい場合がある。これは、スマートデバイスが当初当該用途を果たすように設計されていなかった事例があり得、その理由には、当該用途が考えられなかったか、又は考えられたが、コストを節約するために意図的にさらには考慮されなかったことがあり得る。スマートデバイスのシステムを新たな用途に用いるために、システムは、まず、新たな用途を容易にする新しい機能性を備えることが必要である場合がある。しかしながら、スマートデバイスのシステムは、自由に使える十分なリソースを持たない又はそれらを非効率的に使用するので、さらなる機能性を備えることができないか、又は既に存在する機能性に関する性能の低下を代償にしてしか備えることができない場合がある。それゆえ、スマートホームシステムが、とりわけそれらの構造的構成要素を変更することなく、及び既存の機能性に関するそれらの性能に顕著に又は悪影響することなく、さらなる機能性を備え得ることが望ましいであろう。
とりわけ、人の存在の検出が、該検出に基づいてスマートデバイスを制御するためにスマートハウスで好ましいため、存在検出機能が、既存のスマートデバイスにおいて、それらを構造的に変更することなく、及びシステムの全体的な性能に顕著に又は有害に影響することなく配備され得ることが特に望ましいであろう。
本発明の目的は、システムが、既存の機能、とりわけ、既存の好ましい機能に関する性能に影響することなくさらなる機能を実行することを可能にする制御モジュール、システム、方法及びコンピュータプログラムを提供することである。
第1の態様において、本発明は、スマートホームデバイスを制御するための制御モジュールであって、スマートホームデバイスは、スマートホームデバイスシステムの一部であり、制御モジュールは、a)スマートホームデバイスシステムに関する情報を提供するためのシステム情報提供ユニットと、b)提供されたスマートホームデバイスシステムに関する情報に基づいてスマートホームデバイスの機能のために技術的リソースの部分を割り当てるための割当ユニットと、c)スマートホームデバイスが機能を実行するために技術的リソースの割り当てられた部分のみを使用するようにスマートホームデバイスを制御するための制御ユニットとを含む、制御モジュールに関する。
システム情報提供ユニットは、スマートホームデバイスシステムに関する情報を提供するので、スマートホームデバイスシステムの状態及び構成に関する知識にアクセスすることができ、それゆえ、スマートホームデバイスシステムの既存の機能、とりわけ、好ましい既存の機能に対する性能の必要性に関する知識、及び必要とされる性能を達成するためにスマートホームデバイスシステムの構成要素によって担われる負荷を再分配する自由に関する知識にもアクセスすることができる。割当ユニットは、提供されたスマートホームデバイスシステムに関する情報に基づいてスマートホームデバイスの機能のために技術的リソースの部分を割り当て、制御ユニットは、スマートホームデバイスが機能を実行するために技術的リソースの割り当てられた部分のみを使用するようにスマートホームデバイスを制御するので、機能に対してスマートホームデバイスによって担われる技術的負荷が、スマートホームデバイスシステムの状態又は構成に関する知識に従って適応されることができ、スマートホームデバイスシステムは、スマートホームデバイスシステムの他の、とりわけ好ましい、機能に顕著に影響することなく機能を備えることができる。
スマートホームデバイスシステムは、1つ以上のスマートホームデバイスを含んでもよく、スマートホームデバイスの各々は、制御モジュール及びスマートホームデバイスシステムの他のスマートホームデバイスと通信するためのスマートホームデバイス通信ユニットを含む。
スマートホームデバイス通信ユニットは、ワイヤレス又は非ワイヤレス信号を受信及び送信するように構成される。ワイヤレス信号は、この文脈では、無線周波数(radiofrequency)信号等、人間の目で知覚できない電磁放射を指すと理解される。例えば、スマートホームデバイス通信ユニットは、ZigBee(登録商標)規格、又はIEEE 802.11規格、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Mesh、Z-Wave(登録商標)、Thread等のワイヤレス通信用の任意の他の規格に従ってワイヤレス信号を受信及び送信するためのスマートホームデバイストランシーバを含むことができる。
スマートデバイスは、一般に、主要なデバイス機能を実行するための手段の他に、他のスマートデバイスと通信するため及び/又はスマートデバイスとのアクティブなユーザインタラクションの必要性を低減するための通信ユニットを含む点で従来のデバイスとは異なるものとして定義されてもよい。とりわけ、スマートホームデバイスは、主要な機能が家庭での使用を果たし、この家庭での使用を超える通信手段を含むデバイスであって、通信手段は、他のスマートホームデバイスと通信するため及び/又はスマートホームデバイスとのアクティブなユーザインタラクションの必要性を低減するように構成される、デバイスと定義されてもよい。
スマートホームデバイスは、好ましくは、スマートプラグ、スマートスイッチ又はスマートライトモジュールであり、スマートライトモジュールは、スマートプラグを介して電源に接続される及び/又はスマートスイッチの使用によって制御される従来のライトモジュールであってもよい。スマートプラグは、別の電気デバイスが電源に接続され得、これにより、電気デバイスが追加の通信機能、とりけ、リモート制御及び/又はネットワーク通信機能を備える、スマートデバイスと定義されてもよい。スマートスイッチは、別のデバイスの近傍に、とりわけ、別のデバイスとワイヤレス接続で設けられ得るスマートデバイスであって、スイッチは、回す、押す等、スマートスイッチの機械的操作に応じて他のデバイスを制御するように構成され、好ましくは、スマートスイッチは、機械的操作をその唯一の電力源として使用するように構成される、スマートデバイスと定義されてもよい。
しかしながら、スマートホームデバイスは、コンピュータ又はスマートフォン等の汎用的な処理デバイスとは異なる他のデバイスであってもよい。とりわけ、スマートホームデバイスは、スマートプラグを介して電源に接続される及び/又はスマートスイッチの使用によって制御される従来の家電であってもよい。これらの特定の例の文脈において、スマートホームデバイス通信ユニットは、等価的に、スマートプラグ通信ユニット、スマートスイッチ通信ユニット又はスマートライトモジュール通信ユニット等と称することができる。
スマートライトモジュールは、好ましくは、各々、通信ユニットに加えて、ライトユニットを含む。スマートライトモジュールのライトユニットは、好ましくは、可視光、すなわち、人間の目によって知覚可能な電磁放射を発するための発光手段を含む。発光手段は、好ましくは、LEDを含むが、例えば、白熱電球又は蛍光灯を含むこともできる。スマートライトモジュールが、スマートプラグを介して電源に接続される及び/又はスマートスイッチの使用によって制御される従来のライトモジュールである場合、ライトユニットは、従来のライトモジュールのライトユニットであってもよい。
スマートライトモジュールは、スマートライトモジュール通信ユニットによって受信されるワイヤレス又は非ワイヤレス信号に基づいてライトユニットの光出力を制御するように構成され、光出力は、発せられる光の強度及び/又は波長に関して制御されてもよい。
制御モジュールは、スマートホームデバイスシステムの1つ以上のスマートホームデバイスを制御するように構成される。スマートホームデバイスシステムは、制御モジュール、及び、場合によっては、さらなる制御モジュールを含むことができる。スマートホームデバイスシステムの1つ以上の制御モジュールの各々は、好ましくは、スマートホームデバイスシステムのスマートホームデバイス、及び、場合によっては、他の制御モジュールと通信するための制御モジュール通信ユニットを含む。制御モジュール通信ユニットは、ワイヤレス又は非ワイヤレス信号を受信及び送信するように構成される。例えば、制御モジュール通信ユニットは、ZigBee規格、又はIEEE 802.11規格、Bluetooth、Bluetooth Mesh、Z-Wave、Thread等のワイヤレス通信用の任意の他の規格に従ってワイヤレス信号を受信及び送信するための制御モジュールトランシーバを含むことができる。制御モジュールとスマートホームデバイスとの間の通信は、好ましくは、制御モジュール通信ユニットとスマートホームデバイス通信ユニットとの間のワイヤレス又は非ワイヤレス信号の交換を含む。一部の実施形態において、1つ以上のスマートホームデバイスは、それらを制御する制御モジュールを含んでもよく、すなわち、例えば、各スマートホームデバイスは、スマートホームデバイスを制御する制御モジュールを含んでもよい。スマートホームデバイスがスマートホームデバイスを制御する制御モジュールを含む場合、スマートホームデバイス通信ユニット及び制御モジュール通信ユニットは、単一のユニットであってもよい。
また、制御モジュールは、例えば、1つ以上のサーバ等、クラウドに位置してもよい。この場合、制御モジュール通信ユニットは、スマートホームデバイスのユーザをクラウドに接続する手段、例えば、ユーザをインターネットに接続するルータを含んでもよい。
システム情報提供ユニットは、スマートホームデバイスシステムに関する情報を提供するように構成される。システム情報提供ユニットは、例えば、スマートホームデバイスシステムに関する情報を記憶する記憶ユニットであることができ、又は、スマートホームデバイスシステムに関する情報を記憶する記憶ユニットに接続されることができる。また、システム情報提供ユニットは、ユーザインターフェース等、入力提供ユニットに接続されることができ、入力提供ユニットを介して、ユーザがスマートホームデバイスシステムに関する情報を直接入力することも可能である。また、システム情報提供ユニットは、制御モジュール通信ユニットにアクセスしてもよく、制御モジュール通信ユニットによって受信される、及び、場合によっては、ユーザによって提供されるワイヤレス又は非ワイヤレス信号は、スマートホームデバイスシステムに関する情報を含んでもよく、システム情報提供ユニットは、制御モジュール通信ユニットにアクセスすることによりスマートホームデバイスシステムに関する情報を取得するように構成されてもよい。スマートホームデバイスシステムに関する情報は、スマートホームデバイスシステム全体及び/又はその構成要素、例えば、1つ以上のスマートプラグ、スマートスイッチ及び/又はスマートライトモジュールに関する情報であると理解される。システム情報は、スマートホームデバイスシステムの内部状態に関連してもよいが、スマートホームデバイスシステムがセットアップされる環境に関する構成にも関連してもよい。また、システム情報は、スマートホームデバイスシステムを構成するスマートホームデバイスモジュールの数及び/若しくはタイプ、ユーザコマンドに対する最大許容可能な反応速度等の所望の性能インジケータ、又はスマートホームデバイスシステムの1つ以上のスマートライトモジュールによって生成される光出力における許容可能なアーティファクト等、スマートホームデバイスシステムの他の特性に関連してもよい。スマートホームデバイスシステムに関する情報は、スマートホームデバイスシステム自体によって、すなわち、例えば、そのスマートホームデバイス間の通信を介して獲得されたものであってもよい。
割当ユニットは、提供されたスマートホームデバイスシステムに関する情報に基づいてスマートホームデバイスの機能のために技術的リソースの部分を割り当てるように構成される。技術的リソースの部分を割り当てることは、スマートホームデバイスの所定の構成要素のみによるアクセスのため及び/又は所定の用途のみのために技術的リソースの部分をリザーブすることを指す。どの部分が割り当てられるか、とりわけ、当該部分のサイズは、割当ユニットによって、所定の規則を適用することによって、又は記憶されたテーブルにアクセスすることによって決定されてよく、規則又はテーブルは、スマートホームデバイスシステムに関する情報と割り当てられるべき技術的リソースの部分とを関連付けてもよい。
技術的リソースは、スマートホームデバイスの技術的リソース、すなわち、スマートホームデバイスの任意の限定されたハードウェア又はソフトウェア構成要素であってもよい。典型的には、技術的リソースは、スマートホームデバイスの複数の他の構成要素によって、及び/又は複数の機能を実行するためにアクセスされる。技術的リソースの例は、例えば制御コマンドを処理するための、スマートホームデバイスの処理速度、電力消費、すなわち、スマートホームデバイスの電源によって提供される電力の消費、スマートホームデバイス通信ユニットの通信速度、例えば、そのスマートホームデバイストランシーバの帯域幅、又はこれらの任意の組合せである。
また、技術的リソースは、スマートホームデバイスの機能が実行されるべきときを示してもよい、利用可能なアイドル時間及び/又はビジー時間等、時間量であってもよく、アイドル時間は、スマートホームデバイスがその機能の1つを実行していない又はその機能の全部を実行していない時間を指してもよい。とりわけ、アイドル時間は、技術的リソースの部分が割り当てられるべき機能と技術的リソースを共有する機能に対して決定されることができる。例えば、アイドル時間は、スマートホームデバイスが他のスマートホームデバイスとの通信のためにそのトランシーバの帯域幅を使用していない時間であることができ、このようなアイドル時間の間、帯域幅は他の機能のために使用されることができる。
ある機能のために技術的リソースの部分を割り当てることは、技術的リソースの他の部分が他の機能を実行するために用いられることができるをことを意味してもよい。とりわけ、機能のために割り当てられる技術的リソースの部分をある量低減することによって、この量の技術的リソースが他の機能のために使用されてもよい。この意味で、割当ユニットは、このリソースを使用するスマートホームデバイスの各機能のために技術的リソースの部分を割り当て、これによって、異なる機能に関する負荷のバランス、好ましくは、最適なバランスを割り当てるように構成されてもよい。ここで、バランスは、スマートライトモジュール又は全体的な照明システムがその機能の全てに関して十分な性能を発揮する場合に最適であると理解され、十分な性能は、スマートホームデバイスのユーザが気づかない程度で最大性能から逸脱し、依然として所望の機能性を満たすことができる性能と定義される。例えば、技術的リソースは、スマートホームデバイス通信ユニット及びスマートホームデバイスのさらなるユニットによってアクセスされ、スマートホームデバイス通信ユニットは、好ましくは、制御信号を受信するために技術的リソースにアクセスし、さらなるユニットは、好ましくは、スマートホームデバイス通信ユニットの通信機能を超える機能のために技術的リソースにアクセスする。別個のユニットによって実行される代わりに、さらなる機能もまた、スマートホームデバイス通信ユニットによって実行されてもよい。この場合、スマートホームデバイス通信ユニットは、2つの機能を実行するために技術的リソースにアクセスする。
スマートホームデバイスの機能のために割り当てられる技術的リソースの部分は、基準値より小さく又は大きくてもよく、基準値は、スマートホームデバイスの機能のために以前に割り当てられた技術的リソースの部分、スマートホームデバイスの1つ以上の他の機能のために割り当てられる技術的リソースの部分、スマートホームデバイスの1つ以上の他の機能のために割り当てられるべきである技術的リソースの部分、1つ以上の他のスマートホームデバイスの機能のために割り当てられる技術的リソースの部分(1つ以上の他のスマートホームデバイスの機能は、技術的リソースの部分が割り当てられるべきであるスマートホームデバイスの機能であってもよく、又は該機能に相当してもよい)、1つ以上の他のスマートホームデバイスの機能のために割り当てられるべきである技術的リソースの部分(1つ以上の他のスマートホームデバイスの機能は、技術的リソースの部分が割り当てられるべきであるスマートホームデバイスの機能であってもよく、又は該機能に相当してもよい)のうちのいずれかであってもよい。スマートホームデバイスの技術的リソースの部分は、相対的に、すなわち、それぞれの技術的リソースに対して相対的に、又は絶対的に測定及び比較されてもよい。「相対的に」は、パーセント値を含んでもよく、「絶対的に」は、情報量、時間当たりの情報量、時間の量若しくは間隔、電流、エネルギ又は電力等、物理的な大きさを含んでもよい。本明細書において、「より小さい」又は「より大きい」のような用語に言及するときは、特に別のことを述べていない限り、上記の定義のいずれかを適用することができる。
制御ユニットは、スマートホームデバイスが機能を実行するために技術的リソースの割り当てられた部分のみを使用するようにスマートホームデバイスを制御するように構成される。例えば、制御ユニットは、スマートホームデバイス通信ユニットによって受信可能なワイヤレス又は非ワイヤレス制御信号を送信するために制御モジュール通信ユニットにアクセスするように構成されてもよく、制御信号は、制御信号の受信以降、技術的リソースの割り当てられた部分のみが機能を実行するためにアクセスされるべきであることをスマートホームデバイスに示してもよい。制御ユニットは、場合によっては、制御モジュール通信ユニットの一部であってもよい。したがって、制御モジュールが、該制御モジュールが制御するスマートホームデバイスに組み込まれる場合、制御ユニットは、スマートホームデバイス通信ユニットの一部であってもよく、制御モジュール通信ユニットは、省略されることができる。また、制御信号は、場合によっては、通信信号の一部であってもよい。とりわけ、ワイヤレス制御信号は、例えば、ZigBee規格、又はIEEE 802.11規格、Bluetooth、Bluetooth Mesh、Z-Wave、Thread等のワイヤレス通信用の任意の他の規格に従って送信されてもよい。技術的リソースの部分が割り当てられる機能は、スマートホームデバイスによって、自律的に又はスマートホームデバイスシステムのコンテキスト(context)で実行される任意の機能であってもよい。スマートホームデバイスによって実行可能な機能としては、ローカルアルゴリズムを実行すること、スマートホームデバイスシステムによって実行されるグローバルアルゴリズムの一部を実行すること、スマートホームデバイスシステムの環境における動きを検出すること、及び/又は、スマートホームデバイスシステムが1つ以上のスマートライトモジュールを含むスマート照明システムである場合、照明システムによって生成されるべき光効果、例えば、ピクセル化照明器具若しくは3D照明システムにおける動的な光効果へ寄与することが挙げられる。好ましくは、技術的リソースの部分が割り当てられる機能は、スマートホームデバイスシステムが達成することが知られている及び/又はスマートホームデバイスシステムが良好に行うことが知られている用途を超えるスマートホームデバイスシステムの用途に寄与する機能である。また、好ましくは、機能は、標準的な用途を超えるスマートホームデバイスシステムの用途に寄与する機能であってもよい。スマート照明システムの場合、標準的な用途は、例えば、ライトをオン及びオフすること、光を調光すること及び/若しくは光の色を変えること等を含んでもよく、技術的リソースの部分が割り当てられる機能は、これらの標準的な用途に寄与する標準的な通信及び/又は光制御機能でないことが好ましい。しかしながら、ある機能のために技術的リソースの部分を割り当てることが、残りの部分が他の機能のために割り当てられることを意味し得るという上記の意味において、技術的リソースの部分が割り当てられる機能は、スマートホームデバイスシステムが達成することが知られている及び/又はスマートホームデバイスシステムが良好に行うことが知られている用途に寄与する機能であってもよい。スマート照明システムが達成することが知られている及び/又はスマート照明システムが良好に行うことが知られている用途は、例えば、ユーザコマンドに従って所定の光出力を生成することを含んでもよい。斯かる既知の用途を超える用途は、例えば、より複雑な、場合によっては動的な、及び/又は非所定の(non-predetermined)光効果を生成することを含んでもよい。
一実施形態において、スマートホームデバイスシステムは、スマート照明システムであり、技術的リソースの部分が割り当てられる機能は、システムの集合的光効果(collective light effect)、好ましくは、時間的に変化する集合的光効果に寄与することを含む。この場合、技術的リソースの部分が割り当てられる機能は、光効果機能と称することができる。光効果機能のために割り当てられる技術的リソースは、処理速度、消費電力、利用可能なアイドル及び/若しくはビジー時間又はスマートライトモジュール通信ユニットの通信速度、例えば、そのスマートライトモジュールトランシーバの帯域幅、又はこれらの任意の組合せの1つ以上であってもよい。
好ましい実施形態において、技術的リソースの部分が割り当てられる機能は、検出機能であり、検出機能は、スマートホームデバイスシステムの環境における存在検出を含む。この場合、技術的リソースの部分が割り当てられる機能は、検出機能と称することができる。検出機能のために割り当てられる技術的リソースは、処理速度、消費電力、利用可能なアイドル及び/若しくはビジー時間又はスマートホームデバイスの通信速度、例えば、そのスマートライトモジュールトランシーバの帯域幅、又はこれらの任意の組合せの1つ以上であってもよい。スマートホームデバイスシステムの環境は、検出信号によって貫通される(penetrated)空間内の領域であってもよい。検出機能による存在検出は、好ましくは、人間の存在及び/又は動きを検出することを含むが、存在及び/又は動きは、動物又は無生物の存在及び/又は動きであってもよい。
スマートホームデバイスがスマートライトモジュールである場合、存在及び/又は動きを検出することに反応してその光出力を変えるように構成されることが好ましい。この場合、検出機能は、スマート照明システムが制御されるために必要な手動インタラクションが少なくて済むという利点を有する。例えば、建物の部屋等、スマート照明システムの環境に入る人は、スマート照明システムのスマートライトモジュールによって検出されてもよく、そのとき、スマートライトモジュールは、当該人が、スマート照明システムとアクティブに又は手動でインタラクトさせることなく、環境内で自身の位置を目に見えて知ることができるように環境を照らしてもよい。人が環境、すなわち、建物の部屋から出ると、例えば、スマートライトモジュールは、手動インタラクションの必要なく、光の生成に必要とされるエネルギが節約されるように、環境の照明を終了してもよい。また、検出機能は、セキュリティアプリケーションにおける使用のために用いられてもよい。この場合も、技術的リソースは、処理速度、消費電力、利用可能なアイドル及び/若しくはビジー時間又はスマートホームデバイス、すなわち、この場合はスマートライトモジュールの通信速度、例えば、そのスマートライトモジュールトランシーバの帯域幅、又はこれらの任意の組合せの1つ以上であってもよい。
好ましい実施形態において、技術的リソースは、スマートホームデバイストランシーバのトランシービングレート(transceiving rate)であり、スマートホームデバイストランシーバは、スマートホームデバイスのトランシーバであり、スマートホームデバイスは、スマートホームデバイストランシーバを介して通信信号及び検出信号を受信及び送信するように構成され、通信信号は、制御信号を含み、検出信号は、検出機能を実行するために受信及び送信される。スマートホームデバイスがスマートプラグ又はスマートスイッチである場合、制御信号は、それぞれ、スマートプラグが接続される及び/又はスマートスイッチが制御するように構成される家電の主要機能に影響する。スマートホームデバイスがスマートライトモジュールである場合、制御信号は、スマートライトモジュールの光出力に影響する。検出信号は、検出機能を実行する働きをする。スマートホームデバイス、とりわけ、スマートライトモジュールは、代替的に、通信信号を送信しないように構成されてもよく、すなわち、通信信号を受信しかせず、検出信号を受信及び送信するように構成されてもよい。一部の実施形態において、通信信号及び検出信号は、全体的なネットワークトラフィックの一部を共同で形成する。スマートホームデバイストランシービングレートは、スマートホームデバイストランシーバが所与の時間量においてトランシーブする(transceive)信号の総量の尺度(measure)である。すなわち、スマートホームデバイストランシービングレートは、所与の時間量におけるスマートホームデバイストランシーバによって送信される信号の数とスマートホームデバイストランシーバによって受信される信号の数との合計である。したがって、トランシービング(transceiving)は、本明細書では、受信及び送信のアクティビティとして理解され、好ましい実施形態では、任意の時点で、受信されるのみ又は送信されるのみであり、トランシーバは、実質的に同時送信及び受信とみなされることができるように送信及び受信をスケジュールするように構成されることができる。他の実施形態において、トランシーバは、同時に送信及び受信するように構成されることができる。スマートホームデバイストランシーバは、例えば、互いに異なってもよい、スマートホームデバイスの最大受信レートとスマートホームデバイスの最大送信レートとの合計によって与えられる、最大スマートホームデバイストランシービングレートを有する。言い換えれば、スマートホームデバイストランシーバは、所与の時間量において任意に大量の信号をトランシーブすることができない。最大スマートホームデバイストランシービングレートは、スマートホームデバイストランシーバの帯域幅、すなわち、物理的な帯域幅(physical bandwidth)であってもよい。しかしながら、最大スマートホームデバイストランシービングレートは、スマートホームデバイストランシーバの制限された帯域幅、すなわち、物理的な帯域幅よりも小さい帯域幅であってもよく、制限された帯域幅は、制御モジュールによってスマートホームデバイストランシーバに割り当てられていてもよい。この場合、スマートホームデバイスの機能のために割り当てられる技術的リソースの部分は、当該機能のための部分帯域幅(partial bandwidth)と称してもよい。例えば、部分帯域幅は検出機能のために割り当てられ、通信のために全体の帯域幅の残りを残してもよい。例えば、2分の1の部分帯域幅、すなわち、スマートホームデバイストランシーバの最大スマートホームデバイストランシービングレートの2分の1は、スマートホームデバイストランシーバを介して受信及び送信されるすべての信号の半分のみが検出信号であることを示し、ゼロの部分帯域幅は、スマートホームデバイストランシーバが検出信号を受信も送信もしないことを示すであろう。一部の実施形態において、スマートホームデバイストランシーバは、レシーバ及びトランスミッタを含み、レシーバは、上述したスマートホームデバイストランシーバのように信号を受信し、トランスミッタは、上述したスマートホームデバイストランシーバのように信号を送信する。
スマートホームデバイストランシーバによって受信される信号は、好ましくは、ワイヤレス信号であり、スマートホームデバイストランシーバは、信号を非ワイヤレス信号に変換するように構成されてもよく、変換された非ワイヤレス信号は、ビットによって表されてもよい。同様に、スマートホームデバイストランシーバは、ビットによって表されていてもよい非ワイヤレス信号からスマートホームデバイストランシーバによって予め変換されているワイヤレス信号を送信するように構成されてもよい。通信信号は、好ましくは、被受信制御信号(received control signal)を含み、被受信制御信号は、好ましくは、スマートホームデバイスを制御するためのスマートホームデバイスシステムの制御モジュールによって生成される。例えば、スマートライトモジュールは、スマートライトモジュールトランシーバを介して受信される制御信号に符号化されている情報に従ってスマートライトモジュールのライトユニットによって生成される光出力を制御するように構成されてもよい。スマート照明システムにおいて、送信される制御信号は、好ましくは、スマート照明システム内の別のスマートライトモジュールの光出力に影響する。検出信号は、好ましくは、ワイヤレス信号である。例えば、通信信号及び検出信号の両方は、ラジオ信号(radio signal)、すなわち、無線周波数を有する電磁放射である。好ましくは、送信される検出信号は、スマート照明システムの別のスマートホームデバイスのスマートホームデバイストランシーバを介して受信され、他のスマートホームデバイス又はスマートホームデバイスシステムの制御モジュールは、スマートホームデバイスによって送信され他のスマートホームデバイスによって受信される検出信号に基づいてスマートホームデバイスと他のスマートホームデバイスとの間の動きを検出するように構成されてもよい。また、スマートホームデバイスは、自身が発信した検出信号がスマートホームデバイスシステムの環境内の物体で反射された後に該検出信号を受信するように構成されてもよい。この場合、スマートホームデバイス又はスマートホームデバイスシステムの制御モジュールは、スマートホームデバイス自身によって送信された検出信号に基づいてスマートホームデバイスシステムの環境における存在及び/又は動きを検出するように構成されてもよい。
好ましい実施形態において、制御モジュールはさらに、スマートホームデバイスが検出機能を実行すべきタイムスケジュールを決定するためのスケジューリングユニットを含み、制御ユニットは、タイムスケジュールに従って検出機能を実行するようにスマートホームデバイスを制御するように構成される。好ましくは、スケジューリングユニットは、スマートホームデバイスシステムの他のスマートホームデバイスが検出機能を実行するタイムスケジュールにさらに従ってタイムスケジュールを決定するように構成される。例えば、スマートホームデバイスシステムの2つのスマートホームデバイスのタイムスケジュールは、検出信号が2つのスマートホームデバイスによってインターリーブ方式で送信されるように、すなわち、任意の時間に、2つのスマートホームデバイスの一方のみが検出信号を受信又は送信し、他方は検出信号以外の信号のみを受信若しくは送信し、又は何の信号も受信若しくは送信しないように決定されてもよい。とりわけ、2つのスマートホームデバイスのタイムスケジュールは、検出信号が一方のスマートホームデバイスから他方のスマートホームデバイスに伝播するために必要とする伝播時間に対して補正されてもよい。タイムスケジュールは検出ウィンドウを提供することも可能であり、ウィンドウは、一方又は他方のスマートホームデバイスのみが検出信号を受信及び送信する所定の時間間隔を指し、単一のタイムウィンドウにおいてトランシーブされる検出信号は、複数の検出信号であってもよい。
一実施形態において、スケジューリングユニットは、照明システムの任意の数のスマートホームデバイスが検出機能を実行すべきタイムスケジュールを決定するように構成され、制御ユニットは、タイムスケジュールに従って検出機能を実行するようにこれらのスマートホームデバイスを制御するように構成される。タイムスケジュールは、この場合、スマートホームデバイスの各々に対する単一のグローバルタイムスケジュールであってもよく、又は実際には、ローカルタイムスケジュールのセットであってもよく、各ローカルタイムスケジュールは、スマートホームデバイスのうちの1つの動作を決定し、この場合、異なるローカルタイムスケジュールは、少なくとも部分的に互いに依存すると理解されてもよい。スマートホームデバイスはグループに分割されてもよく、タイムスケジュールは、検出信号が各グループ内でインターリーブ方式で送信されるように、すなわち、任意の時間に、グループの1つのスマートホームデバイスのみが検出信号を受信又は送信し、他のスマートホームデバイスは検出信号以外の信号のみを受信若しくは送信し、又は何の信号も受信若しくは送信しないようなものであってもよい。スマートホームデバイスの複数のグループの場合、タイムスケジュールは、それゆえ、異なるグループのスマートホームデバイスによる検出信号の同時送信を可能にしてもよい。
好ましい実施形態において、制御モジュールはさらに、スマートホームデバイスによって受信される検出信号における相対又は絶対分散を決定するように構成される分散決定ユニットを含み、スマートホームデバイスシステムに関する情報は、この相対又は絶対分散を含み、割当ユニットは、決定された相対又は絶対分散に基づいて技術的リソースの部分を割り当てるように構成される。
相対分散(relative variance)は、スマートホームデバイスによって受信される検出信号とスマートホームデバイスシステムの別のスマートホームデバイスによって受信される検出信号との間の経時的な分散である。例えば、相対分散が小さい場合、スマートホームデバイスと他のスマートホームデバイスとの間の距離が小さいと判断されてもよく、すなわち、2つのスマートホームデバイス間の距離が先の実施形態で参照される所定の閾値以下であると仮定されてもよい。例えば、2つのスマートホームデバイスによって受信される検出信号が過去24時間にわたり5%を超えて強度が異なることがなかった場合、これらの仮定された近接性に起因して、割当ユニットは、検出機能のために一方のスマートホームデバイスのスマートホームデバイストランシーバの部分帯域幅をゼロに割り当てる一方、検出機能のために割り当てられる他方のスマートホームデバイスのスマートホームデバイストランシーバの部分帯域幅は、変更されないままであってもよい。実際には、2つのスマートホームデバイスによって受信される検出信号の相対分散が小さいことに基づいて2つのスマートホームデバイス間の距離が所定の閾値以下であると仮定又は判断することは省略されてもよい。この場合、例えば、2つのスマートホームデバイスによって受信される検出信号が過去24時間にわたり5%を超えて強度が異なることがなかった場合、割当ユニットは、検出機能のために一方のスマートホームデバイスのスマートホームデバイストランシーバの部分帯域幅をゼロに割り当る一方、検出機能のために割り当てられる他方のスマートホームデバイスのスマートホームデバイストランシーバの部分帯域幅は変更されないままであってもよく、この割当の選択は、2つのスマートホームデバイス間の相対距離と無関係であってもよい。
絶対分散(absolute variance)は、スマートホームデバイス単独によって受信される検出信号の経時的な分散である。例えば、絶対分散が小さい場合、当該スマートホームデバイスは、とりわけ、絶対分散が小さいと判断されている時間中に他のスマートホームデバイスによって動きが検出されている場合、一般的に検出機能を実行するのに適していないと判断されてもよい。このようにして、検出機能を実行するのに適さないスマートホームデバイスは、検出機能の性能が低下するリスクを冒すことなく、他の機能のために技術的リソースのより大きな部分が付与される。例えば、スマートホームデバイスによって受信される検出信号の強度が過去24時間にわたって変化していない一方、別のスマートホームデバイスによって受信される検出信号の強度が変化している場合、割当ユニットは、検出機能のために当該スマートホームデバイスのスマートホームデバイストランシーバの部分帯域幅をゼロに割り当ててもよい。
好ましい実施形態において、スマートホームデバイスシステムに関する情報は、スマートホームデバイスシステムの空間的配置に関する情報を含み、割当ユニットは、空間的配置に関する情報に基づいて技術的リソースの部分を割り当てるように構成される。空間的配置は、1つ以上の他のスマートホームデバイスに対するスマートホームデバイスのロケーション、スマートホームデバイスシステムの他のスマートホームデバイスに対する1つ以上の他のスマートホームデバイスのロケーション、スマートホームデバイスと1つ以上の他のスマートホームデバイスとの間の距離、及び/又は1つ以上の他のスマートホームデバイス間の距離を含んでもよい。好ましくは、スマートホームデバイスと他のスマートホームデバイスとの間の距離は、2つのスマートホームデバイスのスマートホームデバイストランシーバ間の空間的距離である。
一実施形態において、スマートホームデバイスシステムに関する情報は、割り当て情報を含み、割当ユニットは、割り当て情報に基づいて技術的リソースの部分を割り当てるように構成され、割り当て情報は、スマートホームデバイスの技術的リソースの部分が割り当てられる機能のためのスマートホームデバイスシステムの別のスマートホームデバイスに割り当てられる同一又は別の技術的リソースの部分を示す。好ましくは、スマートホームデバイスシステムに関する情報は、割り当て情報及びスマートホームデバイスとスマートホームデバイスシステムの他のスマートホームデバイスとの間の距離を含む。この場合、距離が所定の閾値以下である場合、制御モジュールは、スマートホームデバイスの機能のために割り当てられる技術的リソースの、該機能のために他のスマートホームデバイスにより割り当てられる同じ又は対応する技術的リソースの部分よりサイズが小さい、部分を選択するように構成されてもよい。より一般的には、距離が所定の閾値以下である場合、制御モジュールは、スマートホームデバイスの機能のために割り当てられる技術的リソースの、該機能のために他のスマートホームデバイスに割り当てられる技術的リソースの部分にサイズが逆に関係する、すなわち、他のスマートホームデバイスのために割り当てられる部分が大きいほど小さく、他のスマートホームデバイスのために割り当てられる部分が小さいほど大きい、部分を選択するように構成されてもよい。例えば、逆関係は加法的であってもよく、すなわち、2つのスマートホームデバイスのために割り当てられる技術的リソースの部分のサイズを合計すると固定値になってもよい。固定値は、2つのスマートホームデバイスが共同で最適に、すなわち、例えば、十分な性能を有して機能を実行するようなものであってもよい。とりわけ、2つのスマートホームデバイスが互いに近い範囲内にある場合、すなわち、2つのスマートホームデバイス間の距離が所定の閾値以下である場合、制御モジュールは、機能のためにスマートホームデバイスに割り当てられる技術的リソースの部分を、他のスマートホームデバイスに割り当てられる対応する部分が機能を実行するのに十分である場合、ゼロに設定するように構成されてもよい。これは、技術的リソースの部分が割り当てられる機能が検出機能であり、2つのスマートホームデバイスが存在及び/又は動きを検出するように構成される環境の領域が実質的に同じである場合にとりわけ有利である。なぜなら、2つのスマートホームデバイスの検出結果は実質的に同じになるので、一方のスマートホームデバイスのみに検出機能を実行させることによって、他方のスマートホームデバイスは、検出機能の性能に有害に、又は顕著に、影響することなく、他の目的のために技術的リソースの追加の部分を付与されるからである。さらに、比較的近い2つのスマートホームデバイスで検出機能を実行させると、スマートホームデバイスシステムの全体的な検出機能が、例えば、信号衝突及び遅延に起因して、不必要に性能低下を生じることになる。
好ましい実施形態において、スマートホームデバイスシステムに関する情報は、スマートホームデバイスのために提供される制御信号とスマートホームデバイスによる対応する応答との間の遅延に関する情報を含み、割当ユニットは、遅延に関する情報に基づいて技術的リソースの部分を割り当てるように構成される。スマートホームデバイスのために提供される制御信号とスマートホームデバイスによる対応する応答との間の遅延は、スマートホームデバイスのために提供される信号の全体量が、スマートホームデバイスがそれらのすべてをリアルタイムで処理するために技術的リソースが十分でないような場合に生じ得る。例えば、スマートホームデバイスのトランシーバの帯域幅が、スマートホームデバイスのために提供されるすべての信号をリアルタイムで処理するのに十分大きくない可能性がある。また、遅延は、信号の部分的な量が、当該種類の信号のために割り当てられる技術的リソースの部分が、信号の部分的な量をリアルタイムで処理するのに十分でないような場合にも生じ得る。例えば、通信のために割り当てられるスマートホームデバイスのトランシーバの部分帯域幅が、スマートホームデバイスのために提供されるすべての通信信号、とりわけ、制御信号をリアルタイムで処理するのに十分大きくない可能性がある。
遅延に関する情報は、遅延の推定値又は測定値を含んでもよく、推定又は測定は、事前知識に基づいて実行されてもよく、及び/又は制御モジュールによってリアルタイムで実行されてもよい。この目的のために、制御モジュールは、スマートホームデバイスのために提供される制御信号とスマートホームデバイスによる対応する応答との間の遅延の値を推定及び/又は測定するように構成される遅延決定ユニットを含んでもよい。対応する応答は、制御信号によって送られるコマンドに従ったスマートホームデバイスの反応であると理解される。例えば、制御信号がスマートライトモジュールに対して提供され、スマートライトモジュールのライトユニットがその光出力を変えるべきであることを示す場合、対応する反応は、この光出力の変化ということになる。光出力の変化は、光出力なしから制御信号によって示される強度を有する光出力への変化、又は制御信号によって示される光出力色の変化であってもよい。好ましくは、この場合、遅延の値は、制御モジュールにおける制御信号の生成と、光出力の変化が完了する時点との間の時間間隔の長さである。この長さは、遅延決定ユニットにより、例えば、第1及び第2のクロック信号によって示される時間を減算することによって推定されてもよく、第1のクロック信号は、スマートライトモジュールの光出力の変化を指令する制御信号であってもよく、第2のクロック信号は、スマートライトモジュールがコマンドに応答すべきであることを示すためにスマートライトモジュールによって送信されてもよい応答信号であってもよい。より一般的には、遅延の値は、スマートホームデバイスが遅延される傾向(tendency)に関する事前知識に基づいて推定されてもよい。例えば、所与のスマートホームデバイスが過去に頻繁に遅延されていた場合、割当ユニットは、スマートホームデバイスが以前に遅延されたことがない又は稀にしか遅延されなかった場合に比べて、検出機能のためにスマートホームデバイストランシーバのより小さい部分帯域幅を割り当ててもよい。遅延の測定も、遅延決定ユニットにより、例えば、第1及び第2のクロック信号によって示される時間を減算することによって行われてもよく、推定と同様、第1のクロック信号は、スマートライトモジュールの光出力の変化を指令する制御信号であってもよいが、第2のクロック信号は、遅延測定のために、光の強度及び色を検出するように構成される光検出器によって、制御信号によって指令されるように光出力が変化したことを光検出器が検出する場合に生成されてもよい。光の色は、本明細書では、スペクトルパワー分布上での積分、正規化スペクトルパワー分布、又は色温度等、光のスペクトル特性として理解される。
好ましい実施形態において、スマートホームデバイスシステムに関する情報は、スマートホームデバイスシステムの他のスマートホームデバイスのために提供される制御信号と他のスマートホームデバイスによる対応する応答との間の遅延に関する情報を含み、制御ユニットは、他のスマートホームデバイスの遅延に関する情報に基づいて他のスマートホームデバイスのために提供される制御信号に応答するようにスマートホームデバイスを制御するように構成され、該応答は、スマートホームデバイスシステムの光出力に対する他のスマートホームデバイスの遅延の影響を減らすようなものである。この実施形態において、少なくとも遅延スマートホームデバイス(delayed smart home device)は、好ましくは、スマートライトモジュールである。スマートホームデバイスシステムのすべてのスマートホームデバイスの遅延は、同様に計算されてもよい。すなわち、スマートホームデバイスシステムの他の、又は任意の、スマートホームデバイスの遅延に関する情報は、遅延の推定値又は測定値を含んでもよく、推定又は測定は、事前知識に基づいて実行されてもよく、及び/又は制御モジュールによってリアルタイムで実行されてもよい。この目的のために、制御モジュールは、スマートホームデバイスシステムの他の、又は任意の、スマートホームデバイスのために提供される制御信号と、それぞれのスマートホームデバイスによる対応する応答との間の遅延の値を推定及び/又は測定するように構成される遅延決定ユニットを含んでもよく、対応する応答は、スマートホームデバイスがスマートライトモジュールである場合について上述したような光出力の変化等、制御信号によって送られるコマンドに従ったそれぞれのスマートホームデバイスの反応であると理解される。好ましくは、この場合も、スマート照明システムの他の、又は任意の、スマートライトモジュールの遅延の値は、制御モジュールにおけるそれぞれのスマートライトモジュールのための制御信号の生成と、それぞれのスマートライトモジュールの光出力の変化が完了する時点との間の時間間隔の長さであり、この場合も、スマート照明システムの他の、又は任意の、スマートライトモジュールの遅延の値の推定及び/又は測定は、上述したように行われてもよい。
スマート照明システムの光出力は、好ましくは、スマート照明システムのすべてのスマートライトモジュールの光出力の合計を示す。したがって、この実施形態によれば、制御モジュールが、所与のスマートライトモジュールが、遅延される、すなわち、この遅延スマートライトモジュールのために制御モジュールによって生成される制御信号に応答して所与の遅延時間後にしか光出力変化をもたらさないと判断する場合、制御モジュールは、遅延スマートライトモジュールの変化される光出力がスマート照明システムの光出力に対して有していたであろう効果を模倣するように別のスマートライトモジュールを制御してもよい。制御モジュールが、遅延スマートライトモジュールがもはや遅延されないと判断すると、制御モジュールは、模倣しているスマートライトモジュールがもはや当該効果を模倣しないように制御してもよい。このようにして、検出機能等、さらなる機能のために技術的リソースをより少なく割り当てることなく、それゆえ、検出結果に悪影響することなく、光出力性能は維持され得る。
好ましい実施形態において、スマートホームデバイスシステムに関する情報は、スマートホームデバイスシステム内のスマートホームデバイスの機能に関する情報を含み、割当ユニットは、機能に関する情報に基づいて技術的リソースの部分を割り当てるように構成される。スマートホームデバイスがスマート照明システムのスマート照明モジュールである場合、機能は、照明機能であってもよく、スマート照明システム内のスマートライトモジュールの機能に関する情報は、スマートライトモジュールの光出力の特性を含んでもよい。光出力の特性は、光強度、光色、又は光出力の指向性の程度(degree of directedness)であってもよい。指向性の程度は、小さくシャープな光スポットを有するスポット光等、高いもの(high)から、顕著な焦点を有さない拡散光等、低いもの(low)の範囲であってもよい。スマート照明システムのスマートライトモジュールは、スマート照明システムの特定の所望の光出力に寄与するために、特定の光色、特定の光強度及び/又は特定の指向性の程度を有する光出力を生成するように構成されてもよく、この場合、特定の光色、光強度及び/又は指向性の程度は、スマート照明システム内のスマートライトモジュールの照明機能に関する情報を構成することになる。照明システム内のスマートライトモジュールの照明機能に関する情報は、よりハイレベルであってもよく、すなわち、例えば、「メイン(main)」、「アンビエンス(ambience)」、「スポット(spot)」、「ダイナミック(dynamic)」等の照明機能の言語的記述を含んでもよい。例えば、スマートライトモジュールは、アンビエント光(ambient light)、すなわち、顕著な指向性の程度を持たない光を生成してもよく、この場合、スマートライトモジュールのために制御モジュールによって提供され、光強度のゆっくりとした変調等、アンビエント光の変化に向けられる制御信号は、スマートライトモジュールによっていくらかの遅延をもって応答されることが許容されてもよい。この場合、制御モジュールは、遅延が許容されない場合に割り当てる場合よりも、検出機能のために技術的リソースのより大きな部分を割り当てるように構成されてもよい。例えば、スマートライトモジュールが、アンビエンス光の生成を担わないが、例えば、部屋のメイン光又はスポット光の生成を担う光出力を生成するように構成される場合、遅延は許容されなくてもよい。
好ましい実施形態において、スマートホームデバイスシステムに関する情報は、スマートホームデバイスシステムの環境に対するスマートホームデバイスシステムのスマートホームデバイスのロケーションを含み、割当ユニットは、スマートホームデバイスシステムの環境に対するスマートホームデバイスのロケーションに基づいて技術的リソースの部分を割り当てるように構成される。例えば、スマートホームデバイスがユーザの直接の視野(immediate field of view)の外側に位置するスマートライトモジュールである場合、スマートライトモジュールの遅延は、ある程度許容されてもよい。ユーザの視野は、ユーザが装着可能な測定デバイスを用いて経時的に記録される又は瞬間的に測定されるようなユーザの実際の又は典型的な視野であってもよい。又は、ユーザ入力によって提供される、予め記憶されている、又はスマートホームデバイスシステムに関する他の情報から制御モジュールが推測する、ユーザの予想される視野であってもよい。また、スマートホームデバイスが、その外側で通行人が頻繁に通り過ぎる部屋のドアに近いことに起因する等、検出機能が望ましくない結果をもたらす高い確率があるように位置する場合、制御モジュールは、スマートホームデバイスがドアから遠い等誤検出の高い確率のない場所に位置する場合よりも、スマートホームデバイスの検出機能のために技術的リソースのより小さな部分を割り当ててもよい。別の例では、制御モジュールは、ポータブルスマートホームデバイスが所定のロケーションにある場合にのみ、検出のためにポータブルスマートホームデバイスのトランシーバの部分帯域幅を割り当てるように構成されてもよい。代替的に、ポータブルスマートライト又はポータブルスマートスイッチ等、ポータブルスマートホームデバイスは、完全に検出機能を実行することから除外されてもよい。
好ましい実施形態において、スマートホームデバイスシステムに関する情報は、スマートホームデバイスシステムのスマートホームデバイスのプリセット特性を含み、割当ユニットは、プリセット特性に基づいて技術的リソースの部分を割り当てるように構成される。例えば、スマートホームデバイスのプリセット特性は、スマートホームデバイスのロケーション又はスマートホームデバイスからスマートホームデバイスシステムの他のスマートホームデバイスまでの距離等、他のシステム情報を示してもよい。スマートホームデバイスの例示的なプリセット特性は、スマートホームデバイスの命名規則及び場合によっては関連する情報又は技術仕様を含む。
一実施形態において、スマートホームデバイスシステムに関する情報は、ユーザによって入力されることができ、及び/又は、自動分析のためのスマートホームデバイスシステムの撮影された写真、若しくはパーソナライズされた名前等、異なるスマートホームデバイスに対する手動インディケーション(manual indication)を含んでもよく、割当ユニットは、ユーザによる入力及び/又は異なるスマートホームデバイスに対する手動インディケーションに基づいてスマートホームデバイスの機能のために技術的リソースの部分を割り当てるように構成されてもよい。
一実施形態において、システム情報提供ユニットは、スマートホームデバイスシステムに関する情報として、ユーザによって撮影されたスマートホームデバイスシステムの画像から抽出される情報を提供するように構成され、割当ユニットは、抽出された情報に基づいて技術的リソースの部分を割り当てるように構成される。とりわけ、抽出された情報は、スマートホームデバイス間の距離であってもよい。
好ましい実施形態において、システム情報は、所定の時間内にスマートホームデバイスのために提供される制御信号の数を含み、割当ユニットは、提供された制御信号の数に基づいて技術的リソースの部分を割り当てるように構成される。所定の時間内にスマートホームデバイスのために提供される制御信号の数は、どのくらい集中的に(intensively)スマートホームデバイスが使用されるかを示すので、及び、集中的に使用されるスマートホームデバイスに対して遅延はあまり好ましくない可能性があるので、これは、スマートホームデバイスシステムにおける好ましくない遅延を回避することを可能にする。
本発明の第2の態様では、技術的リソースを使用して機能を実行するように構成される少なくとも1つのスマートホームデバイスと、スマートホームデバイスシステムの少なくとも1つのスマートホームデバイスを制御するための前の態様による制御モジュールとを含む、システムが提供される。
第3の態様において、本発明は、スマートホームデバイスシステムのスマートホームデバイスを制御する方法であって、当該方法は、a)スマートホームデバイスシステムに関する情報を提供するステップと、b)提供されたスマートホームデバイスシステムに関する情報に基づいてスマートホームデバイスの機能のために技術的リソースの部分を割り当てるステップと、c)スマートホームデバイスが機能を実行するために技術的リソースの割り当てられた部分のみを使用するようにスマートホームデバイスを制御するステップとを含む、方法に関する。
第4の態様において、本発明は、第2の態様によるスマートホームデバイスシステムの一部であるスマートホームデバイスを制御するためのコンピュータプログラムプロダクトであって、当該コンピュータプログラムプロダクトは、第1の態様による制御モジュールに、制御モジュールが第1の態様のスマートホームデバイスを制御している場合に第3の態様による方法を実行させるプログラムコード手段を含む、コンピュータプログラムプロダクトに関する。
請求項1の制御モジュール、請求項13のシステム、請求項14の方法、及び請求項15のコンピュータプログラムプロダクトは、同様及び/又は同一の好適な実施形態、とりわけ、従属請求項に記載されるような実施形態を有することを理解されたい。
本発明の好ましい実施形態は、従属請求項又は上記の実施形態とそれぞれの独立請求項との任意の組み合わせであり得ることも理解されたい。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に述べられる実施形態を参照して明らかになり、解明されるであろう。
本発明によるスマートホームデバイスシステムのスマートホームデバイスを制御する制御モジュールを概略的且つ例示的に示す。 住宅環境に設置される本発明によるスマートホームデバイスシステムを概略的且つ例示的に示す。 本発明によるスマートホームデバイスシステムのスマートホームデバイスを制御する方法を概略的に示すフローチャートを示す。
図1は、システム情報提供ユニット101、割当ユニット102及び制御ユニット103を含む例示的な制御モジュール100を概略的に示している。また、図1は、この場合、6つのスマートライトモジュール201~206を有するスマート照明システムである、スマートホームデバイスシステム200の概略的な例を示している。
図1に示される特定の実施形態において、制御モジュール100は、システム情報提供ユニット101を介して、スマート照明システム200に関する情報を含む無線周波数110を受信する。無線周波数信号110は、ユーザ250による入力時にユーザデバイス240によって生成されていてもよい。
制御モジュール100は、この実施形態では、無線周波数信号110を受信する、これらを電子形態に変換する、制御モジュール100内でさらに処理するためにこれらを提供する、及びスマート照明システム200を制御するための制御信号120を送信するために制御モジュールトランシーバを有する制御モジュール通信ユニットを含む。制御モジュールトランシーバは、図1には示されていない。
システム情報提供ユニット101は、この実施形態では、制御モジュールトランシーバからスマート照明システム200に関する情報を受け、制御モジュール100におけるさらなる処理のための情報を提供する。
別の実施形態において、スマート照明システム200に関する情報は、無線周波数信号110を介して提供されず、ユーザインタラクションなしにシステム情報提供ユニット101によって提供される。例えば、システム情報提供ユニット101は、スマート照明システム200に関する情報を記憶する記憶ユニットであってもよい。
割当ユニット102は、この実施形態では、スマート照明システム200に関する情報を受け、これに基づいて、検出機能のためにスマートライトモジュール201~206のうちの1つ以上のスマートライトモジュールトランシーバの部分帯域幅を割り当てる。制御ユニット103は、この実施形態では、照明システム200のスマートライトモジュール201が、検出機能を実行するためにそのスマートライトモジュールトランシーバの割り当てられた部分帯域幅のみを使用するように照明システム200のスマートライトモジュール201を制御するためのワイヤレス制御信号120を送信するために制御モジュールトランシーバにアクセスする。制御信号120は、スマートライトモジュールトランシーバによって、電子形態から無線周波数を有する放射(radiation)に変換されてもよい。
一部の実施形態において、割当ユニット102は、提供されたスマート照明システム200に関する情報に基づいて内部割当変数(internal allocation variable)を設定し、設定された内部割当変数を制御ユニット103に提供するように構成される処理ユニットであり、制御ユニット103によって送信される制御信号120は、割当変数が設定されている1つ以上のスマートライトモジュールに対して、これらスマートライトモジュールは、検出機能を実行するために、割当変数によって示されるそれぞれのスマートライトモジュールトランシーバの部分帯域幅のみを使用すべきであることを示す割当信号を含む。一部の実施形態において、制御モジュールトランシーバは、実際には、レシーバ及びトランスミッタを含んでもよい。
スマートライトモジュール201~206は各々、制御信号120を受信する、並びに、通信信号210及び検出信号211を受信及び送信するための、スマートライトモジュールトランシーバ、又はレシーバ及びトランスミッタを有するスマートライトモジュール通信ユニットと、光出力220を生成するためのライトユニットとを含む。スマートライトモジュール201~206は各々、制御信号120に応答するように構成される。しかしながら、制御信号120は、特定のスマートライトモジュール201のみが制御信号120に応答するように指示してもよい。例えば、割当ユニット102が、スマート照明システム200に関する情報に基づいて、スマートライトモジュール201のスマートライトモジュールトランシーバの帯域幅のみが再割り当てされるべきであることを決定する場合、制御信号120は、スマートライトモジュール201のみが実際に応答しそのトランシーバの帯域幅を相応に再割り当てするように、受信及び処理時にスマートライトモジュール201~206によって解釈可能な対応するインディケーションを含んでもよい。
また、図1には、ユーザの入力時にユーザデバイス240によって生成されるユーザ制御コマンドを含む、ユーザ制御信号111が示されている。ユーザ制御コマンドは、照明システム200全体の又はそのスマートライトモジュール201~206のうちの1つ以上の光出力における所望の変化を示す。ユーザ制御信号111は、制御モジュール100のトランシーバによって及びスマートライトモジュール201~206のトランシーバによって受信されてもよく、制御モジュール100又はスマートライトモジュール200のいずれかのみが、ユーザ制御信号111に含まれるユーザ制御コマンドを処理してもよい。すなわち、ユーザ制御コマンドは、制御モジュール100によって処理され、この場合、制御モジュール100は、制御モジュール100によって送られる制御信号120にユーザ制御コマンドを統合することによって光出力220の所望の変化をもたらすように構成されるか、又はユーザ制御コマンドは、ライトユニットによって生成される光出力220の所望の変化をもたらすためにスマートライトモジュールによって直接処理される。この場合も、ユーザ制御信号111、又はユーザ制御コマンドが統合された制御信号120は、特定のスマートライトモジュール201のみがユーザ制御コマンドに応答すべきであること、すなわち、光出力220の所望の変化がスマートライトモジュール201のライトユニットのみによる光出力220の変化であることを示してもよい。この場合、指示されたスマートライトモジュール201のみが応答する、すなわち、その光出力220を変化させることになる。例えば、ユーザが、ユーザデバイス240を介して、スマートライトモジュール201がその色をスカイブルーからネイビーブルーに変更すべきであることのみを指示した場合、スマートライトモジュール201のみが、それぞれ対応するユーザ制御信号111又は制御信号110を受信することに応答してそのようにすることになる。
ユーザデバイス240を介してユーザによって提供される単一の制御コマンドは、制御モジュール100又は実際には別のスマートホームデバイスによって送出される制御信号120の連続的なストリームを開始してもよい。例えば、ユーザが、ユーザデバイス240を介して、スマートライトモジュール220の光出力がメディアデバイスの出力信号のストリームに基づくべきであることを指示する場合、これらの出力信号は、スマートライトモジュール220によって制御信号として解釈されてもよい。言い換えれば、ユーザ入力に応答して、スマートライトモジュールは、音楽又はスクリーンコンテンツ等、メディア出力をリッスンし、その光出力を当該メディア出力に基づかせてもよい。例えば、スマートライトモジュールは、その光出力を時間及び/又は色の点でメディア出力と同期させてもよい。
制御モジュール100が、例えば、1つ以上のサーバ等、クラウドに位置する場合、間接的にのみ、すなわち、例えば、スマート照明システムの環境にセットアップされ、インターネットに接続されるルータを介して、ユーザ制御信号111を受信してもよい。
図2は、例示的なスマートホームデバイスシステム、すなわち、建物の部屋に設置されるスマート照明システム200を概略的に示している。この場合、照明システム200は、2つの電気的に結合されたスマートライトモジュール201、202を含むテーブルランプ、テーブルの下のスマートライトモジュール203、窓の上の部屋の壁に取り付けられるスマートライトモジュール204、テーブルの上の部屋の天井から垂れ下がるシャンデリアのスマートライトモジュール205、206を含む。さらに、スマート照明システム200は、部屋の壁に取り付けられる制御モジュール100を含む。制御モジュールがクラウドに位置する実施形態において、参照数字100は、代替的に、ローカルネットワークをインターネットに、したがってクラウドに接続するルータを指してもよい。スマートライトモジュール201~206の各々は、通信信号210を受信及び送信する、並びに検出信号211を受信及び送信するためのスマートライトモジュールトランシーバを含む。例えば、スマートライトモジュールトランシーバの各々は、所定の強度で検出信号211を室内に送信することができ、自身及びスマート照明システム200の他のスマートライトモジュールのスマートライトモジュールトランシーバによって送信される検出信号211を受信することができる。室内の存在及び/又は動きは、スマートライトモジュールにおける被受信検出信号(received detection signal)211の強度の変動をもたらし、ゆえに、被受信検出信号211は、室内の存在及び/又は動きのインジケータとしての機能を果たすことができる。被受信検出信号211の分析、例えばそれらの強度に関する分析は、例えば、各スマートライトモジュールでローカルに、又は制御モジュール100によってグローバルに実行されることができる。このために、既知のアルゴリズム、例えば、B. Mrazovacらによる文献「Smart radio technology for advanced home automation: A solution for the surveillance」、21st Telecommunications Forum Telfor (TELFOR)、 420~423頁 (2013)に開示されているアルゴリズム等が用いられてもよい。
スマート照明システム200における検出機能の実行は、例えば、ユーザ入力デバイス240を介してユーザ250によって入力され、スマートライトモジュール201~206のうちの1つ以上による、又はスマート照明システム200全体の光出力220の変化に向けられるユーザコマンドに対する反応速度に関して、スマート照明システム200の性能にかなりの影響を及ぼす可能性がある。したがって、制御モジュール100のシステム情報提供ユニット101が、スマート照明システム200のスマートライトモジュール201~206のいずれかの技術的リソースの次善の(sub-optimal)、すなわち、例えば、冗長な、割り当てを示すスマート照明システム200に関する情報を提供する場合、割当ユニット102は、スマートライトモジュール201~206によって実行される機能のために技術的リソースの部分を再割り当てしてもよく、制御ユニット103は、この再割当に従って機能を実行するようにスマートライトモジュール201~206を制御することになる。
例えば、図2に示される実施形態において、照明システム200に関する情報は、スマートライトモジュール201、202間の距離を含んでもよく、スマートライトモジュール201、202は単一のデスクランプに含まれるので、この距離は、所定の閾値以下であり得る。それゆえ、スマートライトモジュール201、202によって送信される被受信検出信号211は、スマートライトモジュール201、202の近接性に起因して互いに実質的に異ならないので、スマートライトモジュール201、202の一方が検出信号を送信しなくても、スマートライトモジュールのいずれかで受信される検出信号211の強度は実質的に変わらないであろう。また、同じ理由で、スマートライトモジュール201によって受信される検出信号211の強度は、一般的にスマートライトモジュール202によって受信される検出信号211の強度と同様、ましては同一であろう。したがって、検出機能以外のために技術的リソースを節約するために、制御モジュール100は、検出機能のために、すなわち、検出信号211を受信及び送信するために、例えば、スマートライトモジュール202のスマートライトモジュールトランシーバの帯域幅の、スマートライトモジュール201のトランシーバの帯域幅のそうする部分より小さな部分を割り当ててもよく、ましてはまったく部分を割り当てなくてもよい。このようにして、スマートライトモジュール202のスマートライトモジュールトランシーバのより多くの帯域幅、すなわち、その技術的リソースのより大きな部分が、通信信号210を受信及び送信することにより通信するために、とりわけ、制御モジュール200又はユーザデバイス240からの制御信号を受信するために残されることになる。
より一般的には、一部の実施形態において、照明システム200に関する情報は、スマートライトモジュール201から別のスマートライトモジュール202までの距離を含み、距離が所定の閾値以下である場合、割当ユニット102は、検出機能のためにスマートライトモジュール201、202の一方のスマートライトモジュールトランシーバの帯域幅の部分を割り当てず、制御ユニット103は、検出機能を実行するためにそのスマートライトモジュールトランシーバの帯域幅の部分を使用しないようスマートライトモジュール201、202の当該一方を制御する。
また、制御モジュール100の割当ユニット102は、スマートライトモジュールのある機能のために割り当てられる技術的リソースの部分、すなわち、この場合、検出信号を送信するために割り当てられるスマートライトモジュール202のスマートライトモジュールトランシーバの部分帯域幅をわずかに減少させるだけ、又はまったく減少させないことも可能である。実際には、制御モジュール100は、スマートライトモジュールの他の機能のために技術的リソースの増加した部分、すなわち、この場合、例えば、通信信号を受信及び送信するためにスマートライトモジュール201のスマートライトモジュールトランシーバの増加した部分帯域幅を割り当ててもよい。とりわけ、制御モジュール100の制御ユニット103は、制御モジュールのシステム情報提供ユニットがスマートライトモジュール202の遅延に関する情報を提供している場合、スマートライトモジュール202のために提供される制御信号に応答するようにスマートライトモジュール201を制御してもよい。好ましくは、この場合、スマートライトモジュール201は、スマートライトモジュール202の遅延の影響を減らすように、すなわち、例えば、スマートライトモジュール202が遅延されなかった場合に生成していたであろう光出力220の変化を模倣することにより、制御モジュール100によってスマートライトモジュール202のために提供される制御信号、又はユーザデバイス240によって提供されるユーザ制御信号111に応答する。このような光出力220の変化は、例えば、光色、光強度、色相又は彩度明度の変化に向けられてもよく、又は遷移時間及び/又はフェーディング時間を含む動的効果に向けられてもよい。
また、制御モジュール100は、スマートライトモジュール201、202が検出信号211を送信するタイムスケジュールを決定するためのスケジューリングユニットを含んでもよい。このようにして、検出信号211の送信は、2つのスマートライトモジュール201、202の間でより均等に分配されてもよい。例えば、2つのスマートライトモジュール201、202の各々は、制御ユニット103によって、スマートライトモジュール201、202によって合計でトランシーブされるすべての検出信号の半分をトランシーブするように制御されてもよい。これは、制御モジュール100のスケジューリングユニットによって決定されるタイムスケジュールによるタイミングで行われてもよい。例えば、スマートライトモジュール201、202は、検出信号211を交互に、すなわち、「1、2、1、2、1、2、1、2」のタイプのパターン、又は「111、222、111、222」のタイプのパターンに従ってトランシーブしてもよく、「1」は、スマートライトモジュール201のスマートライトモジュールトランシーバが検出信号211を受信又は送信し、スマートライトモジュール202のスマートライトモジュールトランシーバは、例えば、通信信号210を受信又は送信することが自由であり、「2」は、スマートライトモジュール202のスマートライトモジュールトランシーバが検出信号211を受信又は送信し、スマートライトモジュール201のスマートライトモジュールトランシーバは、例えば、通信信号210を受信又は送信することが自由である。任意の他のパターンが、任意の望ましい負荷分布、すなわち、例えば、10~90%、20~80%、30~70%等に従って実施されることができる。
制御モジュール100の割当ユニット102が、1つ以上のスマートライトモジュールのスマートライトモジュールトランシーバの部分帯域幅等、技術的リソースの部分を割り当てる基となるスマート照明システム200に関する情報は、例えば、照明システム200内のスマート照明システム200の1つ以上のスマートライトモジュールの照明機能に関する情報を含んでもよい。照明システム内の照明機能に関する情報は、スマート照明システムにおいて果たされる1つ以上のスマートライトモジュールの目的を識別するためにとりわけ有用である。例えば、スマートライトモジュールは、アンビアンス光を作成するために使用されてもよく、この場合、スマート照明システムにおけるその機能は、「アンビアンス」と称されてもよい。その光出力特性は、部屋の主照明を提供する等、より実用的な目的を主に果たすスマートライトモジュールとは異なる。室内の主照明を提供するスマートライトモジュールのスマート照明機能は、「メイン」と称されてもよい。部屋の主照明を提供するスマートライトモジュールにおける遅延は、典型的には、アンビエント光を提供するスマートライトモジュールにおける遅延よりも許容されない。図2に示される実施形態において、スマートライトモジュール204は、部屋の主照明を提供し、スマートライトモジュール203は、アンビエント光を提供する。それゆえ、制御モジュール100の割当ユニット102は、検出機能のために、スマートライトモジュール204の技術的リソースの部分、すなわち、そのスマートライトモジュールトランシーバの部分帯域幅を、検出機能のために、スマートライトモジュール203の技術的リソースの自身が割り当てる部分、すなわち、そのスマートライトモジュールトランシーバのより大きな部分帯域幅よりも小さく割り当ててもよい。これは、この実施形態では、スマートライトモジュール203は、テーブルの下に位置することに起因して、いずれにせよほとんどの時間ユーザ250の直接の視野の外に位置するので、スマートライトモジュール203が遅延されたとしても、ユーザ250によって気づかれない可能性があるので、とりわけ好ましい。例えば、スマートライトモジュール203のスマートライトモジュールトランシーバの最大帯域幅の70%が、検出機能のために割り当てられてもよく、スマートライトモジュール204のスマートライトモジュールトランシーバの最大帯域幅の30%のみが、検出機能のために割り当てられてもよい。このタイプの割り当ては、ユーザ250に気づかれるユーザ制御コマンドに対する反応の遅延なしに、照明システム200の検出機能に関して性能が低下されないことを可能にする。
いくつかのスマートライトモジュールが同じ照明器具の一部を形成する場合、それらのすべてが照明器具のために提供される制御信号に同時に、すなわち、同じ遅延で、及び好ましくは、全く気づかれることのない遅延で応答することが望ましい場合がある。したがって、割当ユニット102は、例えば、スマートライトモジュールのセットの各々の機能のために技術的リソースを、スマートライトモジュールのこのセットが、シャンデリア等、同じ照明器具の一部であるという情報に基づいて割り当てるように構成されてもよく、この情報は、システム情報提供ユニット101によって提供されてもよい。例えば、通信機能のために割り当てられる、同じ照明器具に属するスマートライトモジュールのセットの各々のスマートライトモジュールトランシーバの部分帯域幅は、制御信号が常にこれらのスマートライトモジュールによって遅延なく又は実質的に遅延なく応答できるように十分に大きくなるように選択されてもよい。
また、制御モジュール100の割当ユニット102は、現在の光シーン及び室内の他のスマートライトモジュールの状態に基づいてスマートライトモジュール201~206のうちの1つ以上の機能のための技術的リソースの部分を割り当てるように構成されてもよい。例えば、スマートライトモジュール204の遅延は、窓のすぐ近くにあり、窓を介して部屋に入る昼光によるユーザ250へのブラインド効果(blinding effect)に起因して、昼間ではユーザ250にそれほど気づかれない可能性があるのに対し、夜間では、スマートライトモジュール204は室内の主要な光源となり、ユーザ制御コマンドに対する遅延された反応がすぐに気づかれることになる可能性がある。したがって、例えば、スマートライトモジュール204のスマートライトモジュールトランシーバにおける検出機能のために割り当てられる部分帯域幅は、日中よりも夜間に小さく選択されてもよい。
状況によっては、制御モジュール100のシステム情報提供ユニット101によって提供されるシステム情報は、直ちに知られない場合があり、ユーザ250によって提供される、又はスマート照明システム200自身によって獲得される必要がある。また、ユーザ250による提供又はスマート照明システム200による獲得は、システム情報が更新される必要がある場合に必要となる場合がある。これは、例えば、シャンデリア等のモジュラー照明器具において、そのソケット各々に標準的なスマートライトバルブが取り付けられることができる場合である。シャンデリアの任意の2つのスマートライトバルブ205、206の間の距離は、最初は知られておらず、システムによって学習される必要がある。1つの可能性は、ユーザ250が、ユーザ入力デバイス240を介して、シャンデリアのスマートライトバルブの各々について、スマートライトバルブ205については「シャンデリア1」、スマートライトバルブ206については「シャンデリア2」等の名前を伝えることを示したことであり、この場合、制御モジュール100は、スマートライトバルブ205、206が同じ照明器具、すなわち、シャンデリアの一部であり、したがって、少なくともシャンデリアのソケット間の最大距離以上互いに離れていないと推論してもよい。また、ユーザ250は、スマートライトモジュールのグルーピングに関する明確な情報を提供するように求められてもよい。これは、シャンデリア等、スマート照明システム200のパーツの写真を単に提供する可能性を提供することによって簡略化されてもよく、写真は、任意の2つのスマートライトモジュール205、206間の距離が所定の閾値以下であるかどうかを識別するために制御モジュール100によって自動的に分析され、この場合、2つのスマートライトモジュール205、206は、機能的にグループ化され、テーブル上のランプのスマートライトモジュール201、202と同様に扱われることができる。また、制御モジュール100によって、例えば2つのスマートライトモジュール205、206で受信される検出信号211間に分散がわずかしかないと判断されてもよく、この場合、これら2つのスマートライトモジュールは、所定の閾値以下の距離で離れている、すなわち、これらのスマートライトモジュールは、機能的にグループ化され、テーブル上のランプのスマートライトモジュール201、202と同様に扱われることができると判断されてもよい。
また、システム情報は、スマートライトモジュールのプリセット特性を含んでもよい。シャンデリアの場合、このようなプリセット特性は、スマートライトモジュールの光出力ケイパビリティ(light output capability)を含んでもよい。例えば、キャンドルをインスパイアしたスマートライトは、典型的には、A19バルブをインスパイアしたスマートライトより低い光出力を有するので、キャンドルをインスパイアしたスマートライトについての遅延は、A19バルブをインスパイアしたスマートライトにおける遅延よりユーザ250に気づかれない可能性がある。したがって、制御モジュール100の割当ユニットは、典型的に低い出力を有するスマートライトモジュールのスマートライトモジュールトランシーバに対して、検出機能のために、典型的に高い光出力を有するスマートライトモジュールのスマートライトモジュールトランシーバに対して割り当てるよりも大きな部分帯域幅を割り当てるように構成されてもよい。また、スマートライトモジュール206は、典型的には、シャンデリアの中心に近い位置に起因してスマートライトモジュール205よりもユーザ250にそれほど見えない可能性があるので、制御モジュール100の割当ユニットは、スマートライトモジュール206のスマートライトモジュールトランシーバに対して、検出機能のために、スマートライトモジュール205に対して割り当てるよりも大きな部分帯域幅を割り当ててもよい。このようにして、スマートライトモジュール206のより高い負荷が、検出機能のためのその使用に起因して、スマートライトモジュール206からの光出力の遅延をもたらすとしても、これらの遅延は、ユーザにとって気づかれない、又は少なくともスマートライトモジュール205の場合ほど気づかれない可能性がある。検出機能をより多く実行すべきであるスマートライトモジュールの同様の選択は、パネルベースの照明器具にも適用可能であり、検出機能をより多く実行するために、パネルの中央のスマートライトモジュールではなく境界上のスマートライトモジュールを選ぶことが有利であり得る。
また、プリセット特性は、スマートライトモジュールの光出力のスペクトル特性を含んでもよい。例えば、スマートライトモジュールが白色光しか発せない場合、発せられる光色を変えることができるスマートライトモジュールよりもユーザ制御コマンドの対象となる可能性は低いであろう。したがって、シャンデリアのキャンドルをインスパイアしたスマートライトは、キャンドルが白色のみであるのに対し、色が変えられることができる、シャンデリアのA19バルブをインスパイアしたスマートライトと比較して、検出機能を実行するために有利でもあり得る。この例は、プリセット特性が、ユーザデバイス240等、外部システムとのスマートライトモジュールのインタラクションの可能性についてのインジケータとなり得ることを示す。しかしながら、他の例も可能である。例えば、システム情報は、スマートライトモジュールとの過去のユーザインタラクションに関する統計を含んでもよい。
また、システム情報は、図2に図示される部屋等、照明システムの環境に対するスマートライトモジュールのうちの1つ以上のロケーションを含んでもよい。例えば、システム情報は、この場合、スマートライトモジュール204が、他のすべてのスマートライトモジュール205、206、201、202及び203よりもドアから遠くに位置することを示してもよい。それゆえ、制御モジュールの割当ユニットは、他のスマートライトモジュールのいずれかに対して割り当てるよりも、検出機能のために、スマートライトモジュール204のスマートライトモジュールトランシーバのより大きな部分帯域幅を割り当てるように構成されてもよい。誤検出のリスク、すなわち、他の人々230が部屋の外でドアのそばを通り過ぎる等、検出を引き起こすことを意図していない動きの検出に応答する可能性は、ドアに近いスマートライトモジュールほど高いので、この割り当ての態様は、より安定した検出機能につながる。さらに、窓は、典型的には、部屋のドアから遠くに位置するので、上述したように、窓に対するスマートライトモジュールの近接性は、遅延の許容性に起因して、検出機能を実行するためにさらに有利となる。この割り当ての態様は、複数のスマートライトモジュールが、テーブルの一方のヘッドが会議室の入口に近く、他方のヘッドが窓に近いように方向付けされる会議室のテーブルの上に直線的に配置されるシナリオ(図2には示されていない)にも適用可能であり得る。この場合、スマートライトモジュールのスマートライトモジュールトランシーバは、スマートライトモジュールが窓に近いほど、検出機能のために割り当てられる部分帯域幅が増加するようにしてもよい。
一実施形態において、制御モジュールは、スマートホームデバイスの機能のためにスマートホームデバイスの技術的リソースの部分を割り当てることがスマートホームデバイス又はスマートホームデバイスシステムの性能に及ぼす影響を推定するように構成され、性能が所定の又は顕著な量低下されることになる影響である場合、通知がユーザに提供される。例えば、推定された効果は、機能自体に基づいてもよく、通知は、ユーザがスマートホームデバイスシステムを制御しているユーザデバイスに提供されてもよい。通知は、機能が実行されるべきであることを確認するようユーザに促すこと及び/又はスマートホームデバイスシステムのどの他の機能が性能に影響を受けるかに関する情報を含んでもよい。また、ユーザは、時間依存であってもよい、スマートホームデバイスシステムの機能のプライオリティを示すプライオリティリストを設定することを許可されてもよい。例えば、エンターテイメント目的等、動的な光効果を含む使用に寄与する照明機能及び検出機能を実行するように構成されるスマートホームデバイスについて、プライオリティリストは、検出機能が、平日は午後8時以降に照明機能よりも低く優先付けられ、週末は午後8時以前に照明機能よりも高く優先付けられることを決定してもよい。制御モジュールは、より低く優先付けられた機能を実行することが他の機能に関してスマートホームデバイス又はスマートホームデバイスシステムの性能に悪影響を及ぼすと制御モジュールが推定する場合、スマートホームデバイスが、他の機能より低く優先付けられる機能を実行することを許可しないように構成されてもよい。
図3は、本発明によるスマートホームデバイスシステムのスマートホームデバイスを制御する方法を概略的に示している。「システム情報を提供する」と略されてもよい、第1のステップ301において、スマートホームデバイスシステムに関する情報が提供される。スマートホームデバイスシステム200に関する情報は、上述したような種類のものであってもよい。「リソースを割り当てる」と略されてもよい、方法300の第2のステップ302において、技術的リソースの部分が、提供された照明システム200に関する情報に基づいて割り当てられる。「相応に制御する」と略されてもよい、第3のステップ303において、スマートライトモジュール201は、スマートライトモジュール201が機能を実行するために技術的リソースの割り当てられた部分のみを使用するように制御される。
本発明は、技術的リソースが限られている場合に、照明システムの全体的な性能が顕著に低下されないように、すなわち、例えば、雰囲気(ambiance)が保持されるように、シャンデリア等のクラスタ化ライト、マルチソース照明器具及びランプのグループ等、スマートホームデバイスシステムのスマートホームデバイスのセット間で機能を効果的に、及び場合によっては一時的に、分配する様々なやり方に言及している。これらの分配ストラテジは、低レイテンシ及び高精度要件が、高付加ネットワークトラフィック又はCPU使用率等、技術的リソースの高い負荷を意味する、無線(radio)検出機能にとりわけ関連する。
上述した実施形態において、スマートホームデバイスはスマートライトモジュールであったが、通信機能及び検出機能に関する限り、スマートホームデバイスは、スマートプラグ、スマートスイッチ又は他のスマートホームデバイスであっても等しくあり得る。実際には、述べられるスマートライトモジュールは、スマートプラグに接続される又はスマートスイッチによって制御される従来のライトモジュールであってもよい。本発明によるスマートホームデバイスシステムは、混合タイプのもの、すなわち、スマートライトモジュールそれ自体、従来のモジュール及びスマートプラグ又はスマートスイッチによって形成されるスマートライトモジュール、及び本明細書で開示されるような通信機能を有する任意の家電等、さらなるスマートホームデバイスを含むものであってもよい。
上述した実施形態において、制御モジュールは、スマートホームデバイスシステムの複数のスマートホームデバイスを制御するスマートホームデバイスシステムの別個のモジュールであるが、本発明の他の実施形態において、制御モジュールは、スマートホームデバイスシステムのスマートホームデバイスのうちの1つに組み込まれてもよく、及び/又は、例えば、自身が組み込まれているスマートホームデバイス等、スマートホームデバイスシステムの1つのスマートホームデバイスのみを制御してもよい。
上述した実施形態において、1つの制御モジュールがスマートホームデバイスシステムのスマートホームデバイスを制御するように構成されるが、本発明の他の実施形態において、例えば、スマートホームデバイスごとに1つの制御モジュール等、複数の制御モジュールが、スマートホームデバイスシステムのスマートホームデバイスを制御するために使用されてもよく、制御モジュールは、スマートホームデバイスに組み込まれても、組み込まれなくてもよい。
上述した実施形態において、技術的リソースは、スマートホームデバイスのトランシーバのトランシービングレートであるが、制御モジュールの割当ユニットによる割り当ての対象となる他の技術的リソースとして、より一般的に、スマートホームデバイスの通信速度、スマートホームデバイスの処理速度、スマートホームデバイスの電力消費、スマートホームデバイスの利用可能なアイドル時間及び/若しくはビジー時間、スマートホームデバイスシステムの全体のネットワークトラフィック、又はこれらの任意の組合せが挙げられる。
上述した実施形態において、割当ユニットによって技術的リソースの部分が割り当てられている機能は検出機能であるが、この機能に関する他の選択肢として、例えば、付加的な光出力効果、とりわけ、スマートライトモジュールの場合には動的効果に関係する制御モジュールとスマートホームデバイスとの間の付加的な通信が挙げられる。スマートライトモジュールのこのような光効果機能のために割り当てられる技術的リソースは、上述したもののうちいずれかであってもよい。
開示された実施形態に対する一部の変形例において、制御モジュール及び/又はスマートホームデバイスシステムのいずれかのスマートホームデバイスは、それぞれのトランシーバを介して、1つ以上の通信規格に従って、すなわち、例えば、開示された通信規格の1つ以上に従って、通信信号、検出信号及び/又は任意の他の信号を選択的に送信するように構成されてもよい。例えば、開示されている検出機能は、ZigBee規格を用いて実行されてもよいが、ビーコンを読み取ることができるポータブルデバイスのロケーションを検出するために短いビーコンを送信する別の通信規格が使用されてもよい。
開示された実施形態に対する一部の変形例において、制御モジュールの割当ユニット又はスケジューリングユニットは、スマートホームデバイスの通信機能、検出機能及び/又は任意の他の機能に対してインターリーブ時間を設定するように構成されてもよく、インターリーブ時間は、それぞれの機能がスマートホームデバイスによって実行されない、周期的に繰り返す休止時間を示してもよい。例えば、インターリーブ時間は、スマートホームデバイスの測定された温度に基づいて設定され、この場合、設定されたインターリーブ時間は、測定された温度とともに増加する。このようにして、スマートホームデバイスが過熱することが防止されてもよい。スマートライトモジュールの場合、インターリーブ時間は、照明機能に対して設定され、スマートライトモジュールの光出力の休止を示してもよく、インターリーブ時間は、スマートライトモジュールの光センサが、スマートホームデバイスシステムの環境における他のスマート又は従来のライトモジュールの光出力を測定するために十分であるように設定されてもよい。
図面、本開示、及び添付の請求項の検討によって、開示される実施形態に対する他の変形形態が、当業者により理解されることができ、また、特許請求される発明を実施する際に実行されることができる。
請求項では、単語「含む」は、他の構成要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、複数を排除するものではない。
単一のユニット又はデバイスが、請求項において列挙される、いくつかの項目の機能を果たしてもよい。特定の手段が、互いに異なる従属請求項内に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが、有利に使用され得ないことを示すものではない。
1つ又はいくつかのユニット又はデバイスによって実行される、スマートホームデバイスシステムに関する情報の提供、技術的リソースの部分の割り当て、スマートホームデバイスが機能を実行するために技術的リソースの割り当てられた部分のみを使用するようなスマートホームデバイスの制御等のプロシージャは、任意の他の数のユニット又はデバイスによって実行されることができる。これらのプロシージャは、コンピュータプログラムのプログラムコード手段として、及び/又は専用ハードウェアとして実装されることができる。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に、又は他のハードウェアの一部として供給される、光学記憶媒体又は固体媒体等の、好適な媒体において記憶/頒布されてもよいが、インターネット、又は他の有線若しくは無線の電気通信システム等を介して、他の形態で頒布されてもよい。
請求項中のいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
本発明は、スマートホームデバイスを制御するための制御モジュールであって、スマートホームデバイスは、スマートホームデバイスシステムの一部である、制御モジュールに関する。制御モジュールは、スマートホームデバイスシステムに関する情報を提供するためのシステム情報提供ユニットと、提供されたスマートホームデバイスシステムに関する情報に基づいてスマートホームデバイスの機能のために技術的リソースの部分を割り当てるための割当ユニットと、スマートホームデバイスが機能を実行するために技術的リソースの割り当てられた部分のみを使用するようにスマートホームデバイスを制御するための制御ユニットとを含む。斯くして、スマートホームデバイスシステムは、スマートホームデバイスシステムの他の、とりわけ好ましい、機能に顕著に影響することなく機能を備えることができる。

Claims (8)

  1. トランシーバを含むスマートホームデバイスを制御するための制御モジュールであって、前記スマートホームデバイスは、前記トランシーバを介して通信信号及び検出信号を受信及び送信するように構成され、前記通信信号は、制御信号を含み、前記検出信号は、スマートホームデバイスシステムの環境における存在検出を含む、存在検出機能を実行するために受信及び送信され、前記スマートホームデバイスは、前記スマートホームデバイスシステムの一部であり、当該制御モジュールは、
    前記スマートホームデバイスシステムに関する情報を提供するためのシステム情報提供ユニットと、
    提供された前記スマートホームデバイスシステムに関する情報に基づいて前記スマートホームデバイスの存在検出機能のために前記トランシーバのトランシービングレートの部分を割り当てるための割当ユニットと、
    前記スマートホームデバイスが存在検出機能を実行するために前記トランシービングレートの割り当てられた前記部分のみを使用するように前記スマートホームデバイスを制御するための制御ユニットと、
    を含み、
    前記スマートホームデバイスシステムに関する情報は、前記スマートホームデバイスシステムの空間的配置に関する情報を含み、前記割当ユニットは、前記空間的配置に関する情報に基づいて前記トランシービングレートの前記部分を割り当てるように構成される、制御モジュール。
  2. 当該制御モジュールは、前記スマートホームデバイスが存在検出機能を実行すべきタイムスケジュールを決定するためのスケジューリングユニットを含み、前記制御ユニットは、前記タイムスケジュールに従って存在検出機能を実行するように前記スマートホームデバイスを制御するように構成される、請求項1に記載の制御モジュール。
  3. 当該制御モジュールは、スマートホームデバイスによって受信される前記検出信号における相対又は絶対分散を決定するように構成される分散決定ユニットを含み、前記スマートホームデバイスシステムに関する情報は、この相対又は絶対分散を含み、前記割当ユニットは、決定された前記相対又は絶対分散に基づいて前記トランシービングレートの前記部分を割り当てるように構成される、請求項1又は2に記載の制御モジュール。
  4. 前記スマートホームデバイスシステムに関する情報は、前記スマートホームデバイスのために提供される制御信号と前記スマートホームデバイスによる対応する応答との間の遅延に関する情報を含み、前記割当ユニットは、前記遅延に関する情報に基づいて前記トランシービングレートの前記部分を割り当てるように構成される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御モジュール。
  5. 前記スマートホームデバイスシステムに関する情報は、前記スマートホームデバイスシステムの他のスマートホームデバイスのために提供される制御信号と前記他のスマートホームデバイスによる対応する応答との間の遅延に関する情報を含み、前記制御ユニットは、前記他のスマートホームデバイスの前記遅延に関する情報に基づいて前記他のスマートホームデバイスのために提供される制御信号に応答するように前記スマートホームデバイスを制御するように構成され、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御モジュール。
  6. トランシーバを含む少なくとも1つのスマートホームデバイスであって、前記スマートホームデバイスは、前記トランシーバを介して通信信号及び検出信号を受信及び送信するように構成され、前記通信信号は、制御信号を含み、前記検出信号は、存在検出機能を実行するために受信及び送信される、スマートホームデバイスと、
    スマートホームデバイスシステムの少なくとも1つのスマートホームデバイスを制御するための請求項1に記載の制御モジュールと、
    を含む、システム。
  7. トランシーバを含むスマートホームデバイスを制御する方法であって、前記スマートホームデバイスは、前記トランシーバを介して通信信号及び検出信号を受信及び送信するように構成され、前記通信信号は、制御信号を含み、前記検出信号は、スマートホームデバイスシステムの環境における存在検出を含む、存在検出機能を実行するために受信及び送信され、前記スマートホームデバイスは、前記スマートホームデバイスシステムの一部であり、当該方法は、
    前記スマートホームデバイスシステムに関する情報を提供するステップと、
    提供された前記スマートホームデバイスシステムに関する情報に基づいて前記スマートホームデバイスの存在検出機能のために前記トランシーバのトランシービングレートの部分を割り当てるステップと、
    前記スマートホームデバイスが存在検出機能を実行するために前記トランシービングレートの割り当てられた前記部分のみを使用するように前記スマートホームデバイスを制御するステップと、
    を含み、
    前記スマートホームデバイスシステムに関する情報は、前記スマートホームデバイスシステムの空間的配置に関する情報を含み、前記割り当てるステップは、前記空間的配置に関する情報に基づいて前記トランシービングレートの前記部分を割り当てることを含む、方法。
  8. 請求項に記載のスマートホームデバイスシステムの一部であるスマートホームデバイスを制御するためのコンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムは、請求項1に記載の制御モジュールに、前記制御モジュールが前記スマートホームデバイスを制御している場合に請求項に記載の方法を実行させるプログラムコード手段を含む、コンピュータプログラム。
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