JP7241117B2 - 音響制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音源から出力される音源信号に基づいて、静音エリア内の音圧を、視聴エリア内の音圧よりも低くなるように複数のスピーカを制御する音響制御装置に関する。
下記特許文献1では、車室内を第1領域~第4領域に分け、第1領域に聴かせる第1音と、その他の領域に聴かせる第2音とを同時にスピーカから出力する音再生システムが開示されている。この音再生システムでは、第1領域に対してスピーカから出力される第1音の音圧よりもその他の領域に対してスピーカから出力される第1音の音圧が低くなる制御特性となるように第1制御フィルタが設定されている。また、音再生システムでは、第1領域に対してスピーカから出力される第2音の音圧よりもその他の領域に対してスピーカから出力される第2音の音圧高くなる制御特性となるように第2制御フィルタが設定されている。
特開2019-083408号公報
上記特許文献1では、制御フィルタが固定されているため、車室内の音場特性が変化した場合、適切な制御を行うことができないおそれがある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、車室内の音場特性が変化した場合であっても適切な制御を行うことができる音響制御装置を提供することを目的とする。
本発明の態様は、音源から出力される音源信号に基づいて、静音エリア内の音圧を、視聴エリア内の音圧よりも低くなるように複数のスピーカを制御する音響制御装置であって、前記視聴エリア及び前記静音エリアのそれぞれに少なくとも1つ設置され、設置されたエリア内の音を検出して検出音信号として出力する音検出器と、前記音源信号を、適応FIRフィルタである制御フィルタにより信号処理をして、前記スピーカを制御する制御信号を生成する制御信号生成部と、前記スピーカと前記音検出器との間の音場特性を音場フィルタとして学習する音場特性学習部と、前記音源信号を前記音場フィルタにより信号処理をして、参照信号を生成する参照信号生成部と、前記参照信号及び前記検出音信号に基づいて、前記視聴エリア内の音圧と前記静音エリア内の音圧との差が所定レベルとなるように前記制御フィルタを遂次適応更新する制御フィルタ更新部と、を有する。
本発明の音響制御装置は、車室内の音場特性が変化した場合であっても適切な制御を行うことができる。
音響制御装置において実行される音響制御の概要を説明する図である。 音響制御装置の制御ブロック図である。 図3A及び図3Bはマイクロフォンが検出した検出音信号の時間変化を示すグラフである。 図4A及び図4Bはマイクロフォンが検出した検出音信号の時間変化を示すグラフである。 視聴エリアの音圧と静音エリアの音圧との差の時間変化を示すグラフである。 音響制御装置の制御ブロック図である。 図7A及び図7Bは、車室内の音圧レベルの分布を示す図である。 音響制御装置の制御ブロック図である。 図9A及び図9Bは、等価音場特性について説明する図である。
〔第1実施形態〕
図1は、音響制御装置10において実行される音響制御の概要を説明する図である。
本実施形態の音響制御装置10は、車両12に設けられた複数のスピーカ14を制御することにより、車室16内に設定された静音エリアQ内の音圧を、車室16内に設定された視聴エリアV内の音圧よりも低くする。これにより、視聴エリアV内の乗員は音源18の音を明確に聞き取ることができ、静音エリアQ内の乗員には音源18の音がほとんど聞こえないようにできる。音源18は、例えば、音楽、ラジオ放送、テレビ放送、カーナビゲーションの音声案内等である。
図2は、音響制御装置10の制御ブロック図である。音響制御装置10は、N個のスピーカ14を制御する。以下では、N個のスピーカ14のそれぞれには1~Nのうち固有の番号が振られているものとする。特定の番号のスピーカ14について説明するときには、例えば、n番のスピーカ14と記載する。
音響制御装置10には、視聴エリアVに設置されたM個のマイクロフォン20のそれぞれから検出音信号p_Vが入力される。また、音響制御装置10には、静音エリアQに設置されたZ個のマイクロフォン20のそれぞれから検出音信号p_Qが入力される。マイクロフォン20は、本発明の音検出器に相当する。
以下では、視聴エリアVに設置されたM個のマイクロフォン20のそれぞれにはV1~VMのうち固有の番号が振られているものとする。特定の番号のマイクロフォン20について説明するときには、例えば、Vm番のマイクロフォン20と記載する。同様に、静音エリアQに設置されたZ個のマイクロフォン20のそれぞれにはQ1~QZのうち固有の番号が振られているものとする。特定の番号のマイクロフォン20について説明するときには、例えば、Qz番のマイクロフォン20と記載する。
以下では、それぞれのスピーカ14とそれぞれのマイクロフォン20との間の音場特性をGとする。例えば、n番のスピーカ14とVm番のマイクロフォン20との間の音場特性はG_n,Vmと表せる。同様に、n番のスピーカ14とQzのマイクロフォン20との間の音場特性はG_n,Qzと表せる。
音響制御装置10は、スピーカ14毎に、それぞれのスピーカ14を制御する制御信号u_1~u_Nを出力する信号処理部22を有している。それぞれの信号処理部22は、制御信号生成部24、参照信号生成部26、制御フィルタ更新部28、推定検出音信号生成部30、信号抽出部32、差分信号生成部34及び音場フィルタ更新部36を有している。推定検出音信号生成部30、信号抽出部32、差分信号生成部34及び音場フィルタ更新部36により、音場特性学習部37が構成されている。
制御信号生成部24は、音源18から入力された音源信号sを制御フィルタW_1~W_Nにより信号処理をして、制御信号u_1~u_Nを生成する。制御フィルタW_1~W_Nは、FIR(Finite Impulse Response)フィルタであり、例えば、制御フィルタW_nは次のベクトルにより表せる。Tは転置ベクトルを示す。
Figure 0007241117000001
音源信号sは次の時系列ベクトルにより表せる。tは離散時間を示す。
Figure 0007241117000002
参照信号生成部26は、音源18から入力された音源信号sを音場フィルタG_1^~G_N^により信号処理をして、参照信号r_1~r_Nを生成する。音場フィルタG_1^~G_N^は、FIRフィルタであり、音場フィルタG_n^は次のベクトルにより表せる。
Figure 0007241117000003
例えば、上記のベクトルの要素G_n,V1^は、n番のスピーカ14とV1番のマイクロフォン20との間の音場特性G_n,V1の同定値を示す。
制御フィルタ更新部28は、参照信号r_1~r_N、及び、各マイクロフォン20において検出された検出音信号p_V1~p_VM、p_Q1~p_QZに基づいて、制御フィルタW_1~W_Nを更新する。例えば、制御フィルタW_nは、次の評価関数Jが最小となるように更新される。
Figure 0007241117000004
評価関数Jが最小(J=0)となると、視聴エリアVの音圧の平均値と、静音エリアQの音圧の平均値との差があらかじめ決められた目標値Dとなる。
視聴エリアVのVm番のマイクロフォン20の検出音信号p_Vm、及び、静音エリアQのQz番目のマイクロフォン20の検出音信号p_Qzは、次の式で表せる。以下、式中の「*」は畳み込み演算を示す。
Figure 0007241117000005
評価関数Jが最小となるように制御フィルタW_1~W_Nを更新するには、制御フィルタW_1~W_Nに対する評価関数Jの変化勾配の負方向に沿って、制御フィルタW_1~W_Nを更新すればよい。例えば、制御フィルタW_nに対する評価関数Jの変化勾配∂J/∂W_nは、次の式で表せる。なお、式中のsgn(p_Vm)及びsgn(p_Qz)は符号関数である。
Figure 0007241117000006
音場特性G_n,Vmを音場フィルタG_n,Vm^で代用し、音場特性G_n,Qzを音場フィルタG_n,Qz^で代用すると制御フィルタW_nの更新式は、次の式により表せる。式中のμはステップサイズパラメータである。
Figure 0007241117000007
評価関数Jは次のように設定することもできる。
Figure 0007241117000008
評価関数Jが最小(J=0)となると、視聴エリアVの音響エネルギの平均値と、静音エリアQの音響エネルギの平均値との差があらかじめ決められた目標値Dとなる。この場合、制御フィルタW_nの更新式は、次の式により表せる。
Figure 0007241117000009
上記の2つの評価関数Jのそれぞれを最小にすることで、視聴エリアVの音圧の平均値と静音エリアQの音圧の平均値との差をあらかじめ決められた目標値Dに近づけることができる、又は、視聴エリアVの音響エネルギの平均値と静音エリアQの音響エネルギの平均値との差をあらかじめ決められた目標値Dに近づけることができる。しかし、視聴エリアV内の音圧自体を制限は行われない。
そのため、視聴エリアV内の音圧が過大とならないように、制御フィルタW_1~W_Nの大きさを制限するようにしてもよい。例えば、制御フィルタW_n大きさを次のようにして制限する。式中のηは減衰係数であり、0<η<1である。
Figure 0007241117000010
推定検出音信号生成部30は、制御信号u_1~u_Nを音場フィルタG_1^~G_N^により信号処理をして、推定検出音信号y_1^~y_N^を生成する。
信号抽出部32は、各マイクロフォン20において検出された検出音信号p_V1~p_VM、p_Q1~p_QZから、各スピーカ14から出力された再生音による成分を抽出して対象検出音信号h_1~h_Nとして出力する。
例えば、Vm番のマイクロフォン20で検出される検出音信号p_Vmは、1番からN番のスピーカ14から出力された再生音がVm番のマイクロフォン20の位置で合成された合成音に応じて生成される。そのため、例えば、検出音信号p_Vmのうち、n番のスピーカ14から出力された再生音の成分p_Vm,nは、次の式により求めることができる。
Figure 0007241117000011
ここで、音場関数G_n,Vmを、音場フィルタG_n,Vm^で代用すると、成分p_Vm,nは、次の式により求めることができる。
Figure 0007241117000012
対象検出音信号h_1~h_Nはベクトルにより表せ、例えば、h_nは次のように表せる。
Figure 0007241117000013
差分信号生成部34は、推定検出音信号y_1^~y_N^、及び、対象検出音信号h_1~h_Nに基づいて、差分信号d_1~d_Nを生成する。
差分信号生成部34は、反転増幅器34a及び加算器34bを有している。反転増幅器34aにおいて極性が反転された推定検出音信号-y_1^~-y_N^と、対象検出音信号h_1~h_Nとが加算器34bにおいて加算されて、差分信号d_1~d_Nが生成される。
音場フィルタ更新部36は、制御信号u_1~u_N、及び、差分信号d_1~d_Nに基づいて、音場フィルタG_1^~G_N^を更新する。例えば、音場フィルタG_n,Vm^は、次の評価関数Iが最小となるように更新される。
Figure 0007241117000014
評価関数Iが最小となるように音場フィルタG_1^~G_N^を更新するには、音場フィルタG_1^~G_N^に対する評価関数Iの変化勾配の負方向に沿って、音場フィルタG_1^~G_N^を適応更新すればよい。例えば、音場フィルタG_n,Vm^の更新式は、次の式で表せる。式中のμはステップサイズパラメータである。
Figure 0007241117000015
[作用効果]
図3A及び図3Bは、本実施形態の音響制御がオフのときに視聴エリアVに設置されたマイクロフォン20と静音エリアQに設置されたマイクロフォン20が検出した検出音信号の時間変化を示すグラフである。図3Aは、視聴エリアVに設置されたマイクロフォン20が検出した検出音信号の時間変化を示す。図3Bは、静音エリアQに設置されたマイクロフォン20が検出した検出音信号の時間変化を示す。
図4A及び図4Bは、本実施形態の音響制御がオンのときに視聴エリアVに設置されたマイクロフォン20と静音エリアQに設置されたマイクロフォン20が検出した検出音信号の時間変化を示すグラフである。図4Aは、視聴エリアVに設置されたマイクロフォン20が検出した検出音信号の時間変化を示す。図4Bは、静音エリアQに設置されたマイクロフォン20が検出した検出音信号の時間変化を示す。
図3A及び図3Bに示すように、音響制御がオフであるときには、視聴エリアVに設置されたマイクロフォン20が検出した検出音信号の振幅と、静音エリアQに設置されたマイクロフォン20が検出した検出音信号の振幅との差は小さい。一方、図4A及び図4Bに示すように、音響制御がオンであるときには、視聴エリアVに設置されたマイクロフォン20が検出した検出音信号の振幅と、静音エリアQに設置されたマイクロフォン20が検出した検出音信号の振幅との差が大きくなっている。
図5は、視聴エリアVの音圧と静音エリアQの音圧との差の時間変化を示すグラフである。図5に示すように、音響制御がオフであるときには、時間が経過しても視聴エリアVの音圧と静音エリアQの音圧との差の変化は小さい。一方、音響制御がオンであるときには、時間の経過とともに視聴エリアVの音圧と静音エリアQの音圧との差が大きくなる。
音響制御が開始されてから、制御フィルタW_1~W_Nが収束するまで時間がかかるため、図5に示すように、音響制御開始直後の視聴エリアVの音圧と静音エリアQの音圧との差は小さい。これは、制御フィルタW_1~W_Nの初期値を設定することで改善することができる。
スピーカ14の数をN個、視聴エリアVのマイクロフォン20の数をM個、静音エリアQのマイクロフォン20の数をZ個とすると、本実施形態の音響制御装置10では、制御フィルタW_1~W_NはN個必要であり、音場フィルタG_1^~G_N^はN×(M+Z)個必要となる。
本実施形態の音響制御装置10では、音場フィルタ更新部36により、音場特性G_1~G_Nを音場フィルタG_1^~G_N^として学習するため、音場特性G_1~G_Nが変化した場合でも音場フィルタG_1^~G_N^を追従させることができる。そのため、音場特性G_1~G_Nが変化した場合でも、音響制御の性能を維持することができる。
また、本実施形態の音響制御装置10では、制御フィルタ更新部28は、視聴エリアVに設置された複数のマイクロフォン20が検出した検出音信号p_V1~p_VMの大きさ(音圧)の平均と、静音エリアQに設置された複数のマイクロフォン20が検出した検出音信号p_Q1~p_QZの大きさ(音圧)の平均との差が目標値Dとなるように制御フィルタW_1~W_Nを遂次適応更新する。これにより、静音エリアQの音圧を、視聴エリアVの音圧よりも小さくすることができる。
また、本実施形態の音響制御装置10の音場特性学習部37は、信号抽出部32を有している。信号抽出部32は、各マイクロフォン20において検出された検出音信号p_V1~p_VM、p_Q1~p_QZから、各スピーカ14から出力された再生音による成分を抽出して対象検出音信号h_1~h_Nとして出力する。これにより、音場特性学習部37は、各スピーカ14から出力された再生音による成分(対象検出音信号h_1~h_N)に基づき、音場特性の学習を行い音場フィルタG_1^~G_N^を生成することができるため、音場特性の学習精度を高めることができる。
〔第2実施形態〕
図6は、音響制御装置10の制御ブロック図である。本実施形態の音響制御装置10は補正音源信号生成部38を有する点で、第1実施形態の音響制御装置10と異なる。
本実施形態では、Mv個の視聴エリアVが設定され、各視聴エリアVには1個のマイクロフォン20が設置されているものとする。また、Zq個の静音エリアQが設定され、各静音エリアQには1個のマイクロフォン20が設置されているものとする。
補正音源信号生成部38は、音源信号sを固定フィルタF_1~F_Nにより信号処理をして、補正音源信号s’_1~s’_Nを生成する。
固定フィルタF_1~F_Nは、それぞれのスピーカ14と視聴エリアVに設定されたグリッド点との間の音場特性G_V、及び、それぞれのスピーカ14と静音エリアQに設定されたグリッド点との間の音場特性G_Qに応じて設定される。
車室16内の音響制御の対象エリアを格子状に分けて、M個のグリッド点が設定されているとすると音場特性Gは次の行列で表せる。
Figure 0007241117000016
この音場特性Gから、視聴エリアV内のグリッド点に対応する要素を抽出して行列G_Vを設定し、静音エリアQ内のグリッド点に対応する要素を抽出して行列G_Qを設定する。
視聴エリアVにおける周波数ωの音響エネルギEω_Vは次の式で表せる。式中のHは共役転置を示す。
Figure 0007241117000017
すなわち、音響エネルギEω_Vは、音圧二乗の総和を示す行列形式で表せる。静音エリアQにおける周波数ωの音響エネルギEω_Qも同様に表せる。
周波数ωにおける周波数特性Fωは、次の評価関数Kが最大になるように設定される。
Figure 0007241117000018
周波数特性Fωは、行列Gω_VGω_V[Gω_QGω_Q]-1の最大固有値に対応する固有ベクトルとなる。制御対象の全周波数に対して周波数特性Fωを求め、これを逆高速フーリエ変換することにより固定フィルタF_1~F_Nを求める。
制御フィルタ更新部28において更新される制御フィルタW_nの更新式は、次の式により表せる。式中のμはステップサイズパラメータである。
Figure 0007241117000019
なお、上記の式中のej(t)は、次の式で示される。
Figure 0007241117000020
Dは、あらかじめ決められた、視聴エリアVの音圧の平均値と、静音エリアQの音圧の平均値との差の目標値である。
音場フィルタ更新部36において更新される音場フィルタG_n,Vm^の更新式は、次の式で表せる。式中のμはステップサイズパラメータである。
Figure 0007241117000021
なお、上記の式中のei(t)は、次の式で示される。
Figure 0007241117000022
[作用効果]
図7A及び図7Bは、車室16内の音圧レベルの分布を示す図である。濃い色ほど音圧レベルが高いことを示している。図7Aは、本実施形態の音響制御がオフのときの車室16内の音圧レベルの分布を示す。図7Bは、本実施形態の音響制御がオンのときの車室16内の音圧レベルの分布を示す。
図7Aに示すように、本実施形態の音響制御がオフのときには、視聴エリアV及び静音エリアQにおける音圧レベルが高い。一方、図7Bに示すように、本実施形態の音響制御がオンのときには、視聴エリアVの音圧レベルは高いものの、静音エリアQにおける音圧レベルは低くなっている。
スピーカ14の数をN個、視聴エリアVの数をMv個、静音エリアQの数をZq個、視聴エリアV及び静音エリアQのそれぞれに1個のマイクロフォン20が設置されているとすると、本実施形態の音響制御装置10では、制御フィルタW_1~W_NはN個必要であり、音場フィルタG_1^~G_N^はN×(Mv+Zq)個必要となる。
これにより、1つの視聴エリアV及び静音エリアQ当たりのマイクロフォン20の数を減らすことができ、音響制御装置10の構成を簡略化することができる。また、マイクロフォン20の1本当たりの音響制御の範囲を広げることができる。
〔第3実施形態〕
図8は、音響制御装置10の制御ブロック図である。本実施形態では、N個のスピーカ14に対して、共通の信号処理部22が設けられている。この信号処理部22の制御信号生成部24は、共通信号生成部25及び制御信号補正部40を有している。
共通信号生成部25は、N個のスピーカ14に対して1つ設けられている。共通信号生成部25は、音源信号sを制御フィルタWにより信号処理をして共通制御信号vを生成する。
制御信号補正部40は、N個のスピーカ14のそれぞれに対して1つ設けられている。制御信号補正部40は、共通制御信号vを固定フィルタF_1~F_Nにより信号処理をして、制御信号u_1~u_Nを生成する。固定フィルタF_1~F_Nの求め方は、第2実施形態と同じである。
本実施形態では、Mv個の視聴エリアVが設定され、各視聴エリアVには1個のマイクロフォン20が設置されているものとする。また、Zq個の静音エリアQが設定され、各静音エリアQには1個のマイクロフォン20が設置されているものとする。
制御フィルタ更新部28において更新される制御フィルタWの更新式は以下のように表せる。
Figure 0007241117000023
なお、上記の式中のej(t)は、次の式で示される。
Figure 0007241117000024
Dは、あらかじめ決められた、視聴エリアVの音圧の平均値と、静音エリアQの音圧の平均値との差の目標値である。
音場フィルタ更新部36において更新される音場フィルタG^の更新式は以下のように表せる。
Figure 0007241117000025
なお、上記の式中のei(t)は、次の式で示される。
Figure 0007241117000026
この式に基づき音場フィルタG^を更新することにより、音場フィルタG^は等価音場特性Geqに収束する。
図9A及び図9Bは、等価音場特性Geqについて説明する図である。図9Aに示すように、それぞれのスピーカ14とVm番のマイクロフォン20との間の音の伝達経路は、音場特性G_1,Vm~G_N,Vmを有する。図9Bに示すように、固定フィルタF_1~F_N及びN個のスピーカ14を統合したものを1つの仮想スピーカ42として設定すると、仮想スピーカ42とVm番のマイクロフォン20との間の伝達経路の音場特性は、等価音場特性Geqで示すことができる。
[作用効果]
本実施形態の音響制御装置10では、複数のスピーカ14に対して、共通の信号処理部22が設けられている。この信号処理部22において共通制御信号vを生成し、それぞれのスピーカ14に対応して設けられた制御信号補正部40において、共通制御信号vを固定フィルタF_1~F_Nにより信号処理をして制御信号u_1~u_Nを生成する。これにより、信号処理部22内で用いられる制御フィルタW及び音場フィルタG^は、それぞれ1つとすることができる。すなわち、本実施形態の音響制御装置10では、更新が必要な制御フィルタW及び音場フィルタG^の数を減らすことができるため、音響制御における計算量を削減できる。
〔実施形態から得られる技術的思想〕
上記実施形態から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
音源(18)から出力される音源信号に基づいて、静音エリア(Q)内の音圧を、視聴エリア(V)内の音圧よりも低くなるように複数のスピーカ(14)を制御する音響制御装置(10)であって、前記視聴エリア及び前記静音エリアのそれぞれに少なくとも1つ設置され、設置されたエリア内の音を検出して検出音信号として出力する音検出器(20)と、前記音源信号を、適応FIRフィルタである制御フィルタにより信号処理をして、前記スピーカを制御する制御信号を生成する制御信号生成部(24)と、前記スピーカと前記音検出器との間の音場特性を音場フィルタとして学習する音場特性学習部(37)と、前記音源信号を前記音場フィルタにより信号処理をして、参照信号を生成する参照信号生成部(26)と、前記参照信号及び前記検出音信号に基づいて、前記視聴エリア内の音圧と前記静音エリア内の音圧との差が所定レベルとなるように前記制御フィルタを遂次適応更新する制御フィルタ更新部(28)と、を有する。
上記の音響制御装置であって、前記音検出器は、前記視聴エリア及び前記静音エリアのそれぞれに複数設置され、前記制御フィルタ更新部は、前記視聴エリアに設置された複数の前記音検出器が検出した前記検出音信号の大きさの平均と、前記静音エリアに設置された複数の前記音検出器が検出した前記検出音信号の大きさの平均との差が所定レベルとなるように前記制御フィルタを遂次適応更新してもよい。
上記の音響制御装置であって、前記音場特性学習部は、それぞれの前記スピーカに対応する前記制御信号を、それぞれの前記スピーカとそれぞれの前記音検出器とに対応する前記音場フィルタにより信号処理をして、それぞれの前記音検出器におけるそれぞれの前記スピーカに対応する推定検出音信号を生成する推定検出音信号生成部(30)と、それぞれの前記音検出器が検出した前記検出音信号から、それぞれの前記スピーカが出力した音に対応する前記検出音信号を抽出して対象検出音信号として出力する信号抽出部(32)と、それぞれの前記音検出器におけるそれぞれの前記スピーカに対応する前記対象検出音信号、及び、それぞれの前記音検出器におけるそれぞれの前記スピーカに対応する前記推定検出音信号から、それぞれの前記音検出器におけるそれぞれの前記スピーカに対応する差分信号を生成する差分信号生成部(34)と、それぞれの前記スピーカに対応する前記制御信号、及び、それぞれの前記音検出器におけるそれぞれの前記スピーカに対応する前記差分信号に基づいて、前記差分信号が最小となるように、それぞれの前記スピーカとそれぞれの前記音検出器とに対応する前記音場フィルタを遂次適応更新する音場フィルタ更新部(36)と、を有してもよい。
上記の音響制御装置であって、前記検出音信号を、それぞれの前記スピーカと前記視聴エリアに設定されたグリッド点との間の音場特性、及び、それぞれの前記スピーカと前記静音エリアに設定されたグリッド点との間の音場特性に応じてあらかじめ設定された固定フィルタにより信号処理をして、補正音源信号を生成する補正音源信号生成部(38)を有し、前記制御信号生成部は、前記補正音源信号を前記制御フィルタにより信号処理をして、制御信号を生成し、前記参照信号生成部は、前記補正音源信号を前記音場フィルタにより信号処理をして、参照信号を生成してもよい。
上記の音響制御装置であって、前記制御信号生成部は、複数の前記スピーカに対応して共通に設けられた共通信号生成部(25)と、それぞれの前記スピーカに対して設けられた制御信号補正部(40)とを有し、前記共通信号生成部は、前記音源信号を前記制御フィルタにより信号処理をして共通制御信号を生成し、前記制御信号補正部は、前記共通制御信号を、音場特性に応じてあらかじめ設定された固定フィルタにより信号処理をしてそれぞれの前記スピーカに対応する前記制御信号を生成してもよい。
10…音響制御装置 14…スピーカ
20…マイクロフォン(音検出器) 24…制御信号生成部
25…共通信号生成部 26…参照信号生成部
28…制御フィルタ更新部 30…推定検出音信号生成部
32…信号抽出部 34…差分信号生成部
36…音場フィルタ更新部 37…音場特性学習部
40…制御信号補正部

Claims (5)

  1. 音源から出力される音源信号に基づいて、静音エリア内の音圧を、視聴エリア内の音圧よりも低くなるように複数のスピーカを制御する音響制御装置であって、
    前記視聴エリア及び前記静音エリアのそれぞれに少なくとも1つ設置され、設置されたエリア内の音を検出して検出音信号として出力する音検出器と、
    前記音源信号を、適応FIRフィルタである制御フィルタにより信号処理をして、前記スピーカを制御する制御信号を生成する制御信号生成部と、
    前記スピーカと前記音検出器との間の音場特性を音場フィルタとして学習する音場特性学習部と、
    前記音源信号を前記音場フィルタにより信号処理をして、参照信号を生成する参照信号生成部と、
    前記参照信号及び前記検出音信号に基づいて、前記視聴エリア内の音圧と前記静音エリア内の音圧との差が所定レベルとなるように前記制御フィルタを遂次適応更新する制御フィルタ更新部と、
    を有する、音響制御装置。
  2. 請求項1に記載の音響制御装置であって、
    前記音検出器は、前記視聴エリア及び前記静音エリアのそれぞれに複数設置され、
    前記制御フィルタ更新部は、前記視聴エリアに設置された複数の前記音検出器が検出した前記検出音信号の大きさの平均と、前記静音エリアに設置された複数の前記音検出器が検出した前記検出音信号の大きさの平均との差が所定レベルとなるように前記制御フィルタを遂次適応更新する、音響制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の音響制御装置であって、
    前記音場特性学習部は、
    それぞれの前記スピーカに対応する前記制御信号を、それぞれの前記スピーカとそれぞれの前記音検出器とに対応する前記音場フィルタにより信号処理をして、それぞれの前記音検出器におけるそれぞれの前記スピーカに対応する推定検出音信号を生成する推定検出音信号生成部と、
    それぞれの前記音検出器が検出した前記検出音信号から、それぞれの前記スピーカが出力した音に対応する前記検出音信号を抽出して対象検出音信号として出力する信号抽出部と、
    それぞれの前記音検出器におけるそれぞれの前記スピーカに対応する前記対象検出音信号、及び、それぞれの前記音検出器におけるそれぞれの前記スピーカに対応する前記推定検出音信号から、それぞれの前記音検出器におけるそれぞれの前記スピーカに対応する差分信号を生成する差分信号生成部と、
    それぞれの前記スピーカに対応する前記制御信号、及び、それぞれの前記音検出器におけるそれぞれの前記スピーカに対応する前記差分信号に基づいて、前記差分信号が最小となるように、それぞれの前記スピーカとそれぞれの前記音検出器とに対応する前記音場フィルタを遂次適応更新する音場フィルタ更新部と、
    を有する、音響制御装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の音響制御装置であって、
    前記音源信号を、それぞれの前記スピーカと前記視聴エリアに設定されたグリッド点との間の音場特性、及び、それぞれの前記スピーカと前記静音エリアに設定されたグリッド点との間の音場特性に応じてあらかじめ設定された固定フィルタにより信号処理をして、補正音源信号を生成する補正音源信号生成部を有し、
    前記制御信号生成部は、前記補正音源信号を前記制御フィルタにより信号処理をして、前記制御信号を生成し、
    前記参照信号生成部は、前記補正音源信号を前記音場フィルタにより信号処理をして、前記参照信号を生成する、音響制御装置。
  5. 請求項1~3のいずれか1項に記載の音響制御装置であって、
    前記制御信号生成部は、複数の前記スピーカに対応して共通に設けられた共通信号生成部と、それぞれの前記スピーカに対して設けられた制御信号補正部とを有し、
    前記共通信号生成部は、前記音源信号を前記制御フィルタにより信号処理をして共通制御信号を生成し、
    前記制御信号補正部は、前記共通制御信号を、音場特性に応じてあらかじめ設定された固定フィルタにより信号処理をしてそれぞれの前記スピーカに対応する前記制御信号を生成する、音響制御装置。
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