JP7240276B2 - スピーカシステム - Google Patents
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Description
すなわち、本発明に係るスピーカシステムは、
互いに離間する方向へと音波を放出するように指向される2つのパッシブラジエータと、それら2つのパッシブラジエータを空気振動を介して駆動する1つ以上のアクティブラジエータとを共通のエンクロージャに内包させてなり、
前記2つのパッシブラジエータのそれぞれは、振動体と、前記振動体をその振動を許容しつつ支持する支持体とを有し、かつ
前記2つのパッシブラジエータは、前記支持体同士が一体化するように結合されている。
を隔てて背中合わせに結合一体化された特注品の採用を前提とするのであれば、このような問題は生じないことは言うまでもない。
前記2つのパッシブラジエータのそれぞれは、振動体のほかに、ボイスコイルと磁気回路とを有するダイナミック型スピーカユニットにより構成され、かつ
前記2つのダイナミック型スピーカユニットは、後端部同士を互いに結合することにより一体化されている、ものであってもよい。
前記2つダイナミック型スピーカユニットのボイスコイルのそれぞれの両端は、短絡され、抵抗素子を介して電気的に接続され、又はフィルタ回路を介して電気的に接続されている、ものであってもよい。
前記2つのパッシブ側のダイナミック型スピーカユニットの後端部同士は、所定厚さの板状導磁部材を挟んで結合されている、ものであってもよい。
前記板状導磁部材が、前記アクティブラジエータの磁気回路構成部材へと接触する延長部を有する、ものであってもよい。
このような構成によれば、板状導磁部材が、前記アクティブラジエータの磁気回路構成部材へと接触した状態においては、板状導磁部材の延長部の存在に起因して、いままでボイスコイルと鎖交せずに空間に漏れ出していた漏れ磁束が減少することで、ボイスコイルと鎖交する磁束密度が増加し、ボイスコイルの誘起電圧も上昇して、振動体駆動力が増すことで、音響出力が増強される。またアクティブラジエータの支持体が板状導磁部材とパッシブ側のダイナミック型スピーカユニットに結合、エンクロージャ全体とも一体化するため、振動系の動作の反動等でのパネルの不要振動等の影響を受けにくくなり、より高出力かつ歪みの少ない高音質再生楽しむことができる。
前記2つのパッシブ側のダイナミック型スピーカユニットの後端部同士は、所定厚さの板状伝熱部材を挟んで結合されかつ、この伝熱部材が前記アクティブラジエータの磁気回路構成部材へと接触する延長部を有する、ものであってもよい。
本発明に係るスピーカシステムは、2つのパッシブラジエータとそれらのパッシブラジエータを空気振動を介して駆動するアクティブラジエータとを共通のエンクロージャに内包させた構造を有する。それら2つのパッシブラジエータは、互いに離間する方向へと音波を放出するように、換言すれば、互いに背中合わせとなるように、指向されている。
本発明に係るスピーカシステムのより具体的な第1実施形態が、図1~図4、及び図8に示されている。図1に示されるように、このスピーカシステム1は、デスクに載置可能な程度のコンパクトなサイズを有する直方体状のエンクロージャ10を有する。図1及び図2に示されるように、エンクロージャ10は、前面パネル11、左側面パネル13及び右側面パネル14をコ字状に組み付けてなる本体部と、上面パネル15、底面パネル16及び背面パネル12をコ字状に組み付けてなる覆い部とから構成されている。なお、符号17は、前面パネル11と背面パネル12との間に掛け渡されて、それらのパネル12,13の振動を抑制するための制振パネルである。
本発明に係るスピーカシステムの第2実施形態が、図5~図8に示されている。なお、それらの図において、第1実施形態と同一構成部分については、同符号を付すことにより説明は省略する。
なお、以上の第1、第2の実施形態において、基本的な構造はそのままで、フロントのダイナミック型スピーカのマルチウェイ化も可能であるし、全体的に大型化してフロアタイプのスピーカシステムとして、超ワイドレンジシステム等を構成することもできる。
2 左側面のパッシブラジエータ
3 右側面のパッシブラジエータ
4 前面のアクティブラジエータ
10 エンクロージャ
11 前面パネル
11a 円形開口部
12 背面パネル
13 左側面パネル
13a 円形開口部
14 右側面パネル
14a 円形開口部
15 上面パネル
16 底面パネル
17 制震パネル
17a U字状開口部
20 左側面のコーンスピーカユニット
21 カップ状フレーム(支持体)
21a 周縁部
22 リング状磁石
23 第1の継鉄
24 第2の継鉄
24a 直棒部
24b 円板部
25 ボイスコイル
26 ボビン
27 コーン(振動体)
27a 開口縁部
27b センタキャップ
28 ダンパ
30 右側面のコーンスピーカユニット
31 フレーム
31a 周縁部
32 リング状磁石
33 第1の継鉄
34 第2の継鉄
34a 棒状部
34b 円板状部
35 ボイスコイル
36 ボビン
37 コーン(振動体)
37a 開口縁部
37b センタキャップ
38 ダンパ
40 前面のコーンスピーカユニット
41 フレーム
41a 周縁部
42 リング状磁石
43 第1の継鉄
44 第2の継鉄
44a 棒状部
44b 円形板状部
45 ボイスコイル
46 ボビン
47 コーン(振動体)
47a 開口縁部
47b センタキャップ
48 ダンパ
50 第1の接合板(導磁部材)
51 第2の接合板(導磁部材または伝熱部材)
51a 円板部
51b 矩形板部
51c 棒状部
T01,T02 ボイスコイル45の端子
T11,T12 ボイスコイル25の端子
T21,T22 ボイスコイル35の端子
C1 制動回路
C2 制動回路
Φ 漏れ磁束
Claims (5)
- 互いに離間する方向へと音波を放出するように指向される2つのパッシブラジエータと、それら2つのパッシブラジエータを空気振動を介して駆動する1つ以上のアクティブラジエータとを共通のエンクロージャに内包させてなり、
前記2つのパッシブラジエータのそれぞれは、振動体と、前記振動体をその振動を許容しつつ支持する支持体と、ボイスコイルと、磁気回路とを有するダイナミック型スピーカユニットにより構成され、かつ
前記2つのパッシブ側のダイナミック型スピーカユニットの後端部同士は、所定厚さの板状導磁部材を挟んで結合されている、スピーカシステム。 - 前記板状導磁部材が、前記アクティブラジエータの磁気回路構成部材へと接触する延長部を有する、請求項1に記載のスピーカシステム。
- 前記2つパッシブ側のダイナミック型スピーカユニットのボイスコイルのそれぞれの両端は、短絡され、抵抗素子を介して短絡され、又はフィルタ回路を介して短絡されている、請求項1に記載のスピーカシステム。
- 互いに離間する方向へと音波を放出するように指向される2つのパッシブラジエータと、それら2つのパッシブラジエータを空気振動を介して駆動する1つ以上のアクティブラジエータとを共通のエンクロージャに内包させてなり、
前記2つのパッシブラジエータのそれぞれは、振動体と、前記振動体をその振動を許容しつつ支持する支持体と、ボイスコイルと、磁気回路とを有するダイナミック型スピーカユニットにより構成され、かつ
前記2つのパッシブ側のダイナミック型スピーカユニットの後端部同士は、所定厚さの板状伝熱部材を挟んで結合されかつ、この伝熱部材が前記アクティブラジエータの磁気回路構成部材へと接触する延長部を有する、スピーカシステム。 - 前記2つパッシブ側のダイナミック型スピーカユニットのボイスコイルのそれぞれの両端は、短絡され、抵抗素子を介して短絡され、又はフィルタ回路を介して短絡されている、請求項4に記載のスピーカシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019130575A JP7240276B2 (ja) | 2019-07-12 | 2019-07-12 | スピーカシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019130575A JP7240276B2 (ja) | 2019-07-12 | 2019-07-12 | スピーカシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021016112A JP2021016112A (ja) | 2021-02-12 |
JP7240276B2 true JP7240276B2 (ja) | 2023-03-15 |
Family
ID=74531895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019130575A Active JP7240276B2 (ja) | 2019-07-12 | 2019-07-12 | スピーカシステム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP7240276B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060078136A1 (en) | 2004-10-07 | 2006-04-13 | Stiles Enrique M | Chamber-loaded augmented passive radiator |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH044495U (ja) * | 1990-04-26 | 1992-01-16 | ||
JP3144230B2 (ja) * | 1994-09-01 | 2001-03-12 | 松下電器産業株式会社 | 低音再生スピーカ |
JPH08317489A (ja) * | 1995-05-19 | 1996-11-29 | Sony Corp | スピーカ装置 |
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2019
- 2019-07-12 JP JP2019130575A patent/JP7240276B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20060078136A1 (en) | 2004-10-07 | 2006-04-13 | Stiles Enrique M | Chamber-loaded augmented passive radiator |
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